JP2016206744A - サーバ、水没監視システムおよび水没監視方法 - Google Patents

サーバ、水没監視システムおよび水没監視方法 Download PDF

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誠二 白石
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渉 後藤
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Abstract

【課題】被観察者が水没していないか監視する。【解決手段】サーバ10は、湿度検知手段21を有しかつ被観察者に装着された携帯端末20から、湿度検知手段21で検出された湿度を示す情報を受信する受信手段11と、受信手段11により受信された情報に基づいて、被観察者が水没をしているか判断する判断手段12と、判断手段12における判断結果に応じた通知を観察者に行う通知手段13とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、被観察者が水没していないか監視する技術に関する。
例えば子供の行動監視のため、ウェアラブルデバイスを用いた行動監視システムが知られている(例えば、非特許文献1および2)。これらの文献には、子供に装着したデバイスにおいて検知した情報を用いて、子供が危険な状態にいないか監視する技術が記載されている。また、特許文献1には、温度計および湿度計を用いて季節性ウイルスおよび熱中症の危険度を遠隔地から認識する技術が記載されている。
特開2014−81903号公報
"ウェアラブルセンサを用いた子供の行動識別"、[online]、平成26年、[2014年9月11日検索]、インターネット<URL:http://kodomo.iit.tsukuba.ac.jp/common/image/miura_1ZD\6.pdf> "子供の危険状態検出システムの構築に向けたウェアラブルデバイスの実装"、[online]、平成26年、[2014年9月11日検索]、インターネット<http://kodomo.iit.tsukuba.ac.jp/common/image/Usami_3ZD_8.pdf>
非特許文献1および2並びに特許文献1に記載の技術によっては、被観察者が水没していないか監視することができなかった。
これに対し本発明は、被観察者が水没していないか監視する技術を提供する。
本発明は、湿度センサを有しかつ被観察者に装着された端末から、当該湿度センサで検出された湿度を示す情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された情報に基づいて、前記被観察者が水没をしているか判断する判断手段と、前記判断手段における判断結果に応じた通知を観察者に行う通知手段とを有するサーバを提供する。
前記判断手段は、湿度の時間変化に基づいて前記水没を判断してもよい。
前記判断手段は、湿度の時間変化率に基づいて前記水没を判断してもよい。
前記判断手段は、湿度が基準値以上である状態が継続された時間長に基づいて前記水没を判断してもよい。
このサーバは、前記被観察者の状況に関する付加情報を取得する取得手段を有し、前記判断手段は、湿度に加えて前記付加情報を用いて前記水没を判断してもよい。
前記判断手段は、前記受信手段により受信された情報から得られるパラメーターとしきい値との対比結果に応じて前記水没を判断し、このサーバは、前記付加情報に応じて前記しきい値を変更する変更手段をさらに有してもよい。
前記付加情報は、前記被観察者の位置を含む所定の地理的範囲に在圏する他の端末から送信された情報を含んでもよい。
前記付加情報は、前記被観察者の位置を含む所定の地理的範囲において過去に検知された状態を示す情報を含んでもよい。
また、本発明は、湿度を検知する検知手段と、前記検知手段により検知された湿度を示す情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された情報に基づいて、被観察者が水没をしているか判断する判断手段と、前記判断手段における判断結果に応じた通知を観察者に行う通知手段とを有する水没監視システムを提供する。
さらに、本発明は、湿度センサを有し、被観察者に装着された端末から当該湿度センサで検出された湿度を示す情報を受信するステップと、前記受信された情報に基づいて、前記被観察者が水没をしているか判断するステップと、前記判断の結果に応じた通知を観察者に行うステップとを有する水没監視方法を提供する。
本発明によれば、被観察者が水没していないか監視することができる。
一実施形態に係る水没監視システム1の機能構成を例示する図 サーバ10のハードウェア構成を例示する図 携帯端末20のハードウェア構成を例示する図 携帯端末30のハードウェア構成を例示する図 水没監視システム1の動作を示すシーケンスチャート データベースに記録されているデータを例示する図 水没の判断を例示する図 携帯端末30における危険の通知画面を例示する図 水没監視システム1の変形例に係る機能構成を示す図
1.構成
図1は、一実施形態に係る水没監視システム1の機能構成を例示する図である。水没監視システム1は、被観察者が水没していないか監視するサービス(以下「監視サービス」という)を提供するためのシステムである。水没監視システム1は、サーバ10、携帯端末20、および携帯端末30を有する。サーバ10は、監視サービスを提供するためのサーバである。携帯端末20は、被観察者(例えば子供)に装着される端末である。携帯端末30は、観察者(例えば親)に携帯される端末である。サーバ10は、携帯端末20および携帯端末30とネットワーク40を介して通信する。ネットワーク40は、例えば移動通信網およびインターネットを含む。水没監視システム1において、携帯端末20は、被観察者の状態を検知する。サーバ10は、携帯端末20により検知された情報に基づいて被観察者が水没したか判断する。サーバ10は、この判断の結果を、観察者の携帯端末30に通知する。
携帯端末20は、湿度検知手段21および送信手段22を有する。湿度検知手段21は、湿度を検知する。送信手段22は、湿度検知手段21により検知された湿度を示す情報を、サーバ10に送信する。
サーバ10は、受信手段11、判断手段12、通知手段13、取得手段14、および変更手段15を有する。受信手段11は、携帯端末20から湿度を示す情報を受信する。判断手段12は、受信手段11により受信された情報に基づいて、被観察者が水没をしているか判断する。通知手段13は、判断手段12における判断結果に応じた通知を観察者に対して行う。観察者への通知は、例えば、携帯端末30への通知である。
取得手段14は、被観察者の状況に関する付加情報を取得する。この例で、判断手段12は、受信手段11により受信された情報から得られるパラメーターとしきい値との対比結果に応じて前記水没を判断する。変更手段15は、付加情報に応じてこのしきい値を動的に変更する。
携帯端末30は、受信手段31および表示手段32を有する。受信手段31は、サーバ10から判断結果に応じた情報を受信する。表示手段32は、受信手段31により受信された情報を用いた表示を行う。
図2は、サーバ10のハードウェア構成を例示する図である。サーバ10は、CPU100、ROM101、RAM102、ストレージ103、および通信IF104を有するコンピュータ装置である。CPU100は、プログラムを実行することにより、各種の演算を行う。ROM101は、サーバ10の動作に用いられるプログラムやデータを記憶した不揮発性の記憶装置である。RAM102は、CPU100がプログラムを実行する際のワークエリアとして機能する揮発性の記憶装置である。ストレージ103は、各種のデータやプログラムを記憶する不揮発性の記憶装置である。通信IF104は、ネットワーク40を介した通信を行うためのインターフェースである。この例で、通信IF104は、無線通信を介して移動通信網と通信を行うためのインターフェースを含む。
この例で、ストレージ103は、コンピュータ装置を水没監視システムにおけるサーバとして機能させるためのプログラム(以下「サーバプログラム」という)を記憶している。サーバプログラムを実行しているCPU100は、判断手段12、通知手段13、および変更手段15の一例である。サーバプログラムを実行しているCPU100に制御されている通信IF104は、受信手段11および取得手段14の一例である。
図3は、携帯端末20のハードウェア構成を例示する図である。携帯端末20はいわゆるウェアラブル端末であり、被観察者の身体に装着するための形状を有している。例えば、携帯端末20は、リストバンド型または腕時計型の形状を有する。携帯端末20は、CPU200、湿度センサ201、温度センサ202、GPS(Global Positioning System)受信機203、通信IF204、RTC(Real Time Clock)205、およびメモリ206を有する。湿度センサ201は、湿度(具体的には相対湿度)を検知する。湿度センサ201としては、例えば抵抗式センサまたは静電容量式センサを含むセンサが用いられる。温度センサ202は、温度を検知する。温度センサ202としては、例えば、測温抵抗体、リニア抵抗器、またはサーミスタを含むセンサが用いられる。GPS受信機203は、GPS衛星からGPS信号を受信し、受信したGPS信号を用いて地理上の現在位置を特定する。GPS受信機203は、特定した位置を示す情報を出力する。通信IF204は、ネットワーク40を介した通信を行うためのインターフェースである。この例で、通信IF204は、無線通信を介して移動通信網と通信を行うためのインターフェースを含む。RTC205は、時刻を刻む装置である。CPU200は、RTC205により計測される時刻を基に、所定の周期で各種センサから測定値をサンプリングし、メモリ206に書き込む。また、CPU200は、メモリ206に記憶されているデータを所定の周期で、通信IF204を介してサーバ10に送信する。なお、各種センサから測定値をサンプリングする周期とサンプリングした測定値を示すデータをサーバに送信する周期とは一致していなくてもよい。例えば、携帯端末20は、湿度センサ201により検知された湿度を5秒毎にサンプリングしてメモリ206に記憶し、メモリ206に記憶されているデータを30秒毎にサーバ10に送信してもよい。
この例で、湿度センサ201は湿度検知手段21の一例である。通信IF204は送信手段22の一例である。
図4は、携帯端末30のハードウェア構成を例示する図である。携帯端末30は、例えばスマートフォン、タブレット端末、または携帯電話機等のコンピュータ装置である。携帯端末30は、CPU300、ROM301、RAM302,ストレージ303、GPS受信機304、表示部305、および通信IF306を有する。CPU300は、プログラムを実行することにより、各種の演算を行う。ROM301は、携帯端末30の動作に用いられるプログラムやデータを記憶した不揮発性の記憶装置である。RAM302は、CPU300がプログラムを実行する際のワークエリアとして機能する揮発性の記憶装置である。ストレージ303は、各種のデータやプログラムを記憶する不揮発性の記憶装置である。GPS受信機304は、GPS衛星からGPS信号を受信し、受信したGPS信号を用いて地理上の現在位置を特定する。GPS受信機304は、特定した位置を示す情報を出力する。表示部305は、情報を表示する。表示部305は、例えば液晶表示装置または有機EL表示装置を含む。通信IF306は、ネットワーク40を介した通信を行うためのインターフェースである。この例で、通信IF306は、少なくとも無線通信を介して移動通信網と通信を行うためのインターフェースを含む。通信IF306は、さらに、いわゆる無線LAN(Local Area Network)の規格やBluetooth(登録商標)の規格に従った近距離無線通信を行うためのインターフェースを含んでもよい。
この例で、ストレージ303は、コンピュータ装置を水没監視システムにおけるクライアントとして機能させるためのアプリケーションプログラム(以下「クライアントアプリ」という)を記憶している。クライアントアプリを実行しているCPU300により制御される通信IF306は、受信手段31の一例である。クライアントアプリを実行しているCPU300により制御される表示部305は、表示手段32の一例である。
2.動作
図5は、水没監視システム1の動作を示すシーケンスチャートである。図5のフローは、例えば、携帯端末30から水没監視の指示が入力されたことを契機として開始される。以下の例で被観察者は子供であり、観察者はその親である。携帯端末20は腕時計型の端末であり、被観察者はこれを自身の腕に装着している。
水没監視システム1において、観察者と被観察者の対応関係は事前にデータベースに登録されている。例えば観察者である親は、被観察者である子供の携帯端末20の識別子を携帯端末30により取得する。識別子の取得は、例えば携帯端末20と携帯端末30との無線通信を介して行われる。あるいは、携帯端末20に表示または印字された画像を携帯端末30のカメラ(図示略)で読み取ることにより、携帯端末20の識別子を取得してもよい。携帯端末30は、自機の識別子を観察者の識別子として、さらに取得した携帯端末20の識別子を被観察者の識別子として、サーバ10に送信する。サーバ10のCPU100は、観察者と被観察者の対応関係を、ストレージ103に記憶されているデータベースに登録する。
ステップS100において、携帯端末20は、各種センサにより検知された測定値を示すデータ(以下「検知データ」という)をサーバ10に送信する。検知データは、湿度センサ201により検知された湿度、温度センサ202により検知された温度、GPS受信機203により特定された位置、および携帯端末20の識別子(すなわち被観察者の識別子)を含む。携帯端末20からサーバ10への検知データの送信は、例えば所定の周期で周期的に繰り返し行われる。
ステップS110において、サーバ10のCPU100は、携帯端末20から受信した検知データに含まれる情報を、ストレージ103に記憶されているデータベースに記録する。データベースに記録する際、CPU100は、湿度データを受信した時刻を示すタイムスタンプを付加する。なお、検知データ自体に、携帯端末20のRTC205で計測された時刻を示す情報が含まれていてもよい。
図6は、データベースに記録されているデータを例示する図である。この例で、データベースにおいては、被観察者毎(すなわち携帯端末30毎)に、検知された測定値の経時変化が記録されている。この例で、測定値(湿度、温度、および位置情報)のサンプリングは5秒毎に行われている。例えば湿度について見ると、データベースには、湿度変化の履歴が記録されているといえる。
再び図5を参照する。ステップS120において、CPU100は、付加情報を取得する。付加情報とは、被観察者の状況に関する情報であって、被観察者が水没しているかの判断に用いられる情報をいう。後述するように付加情報には種々の具体例が考えられる。付加情報は、例えば、携帯端末20から受信した検知データに含まれる。あるいは、付加情報は、サーバ10以外の別のサーバ装置により提供される。付加情報の取得は、所定の周期で周期的に繰り返し行われる。なお、この周期は、ステップS100における検知データの送信周期とは独立に決められる。
ステップS130において、CPU100は、水没判断に用いられるしきい値を、付加情報に応じて決定(変更)する。水没判断のしきい値およびその決定(変更)の具体例については、水没判断について説明した後で再度説明する。
ステップS140において、CPU100は、被観察者が水没しているか判断する。この例で、被観察者が水没しているかの判断は、データベースに記録されている湿度の時間変化を用いて行われる。この例で、CPU100は、データベースに記録されている湿度の時間変化から湿度の変化率および高湿度の継続時間の2つのパラメーターを算出し、これらを用いて水没の判断を行う。湿度の変化率Rは、直近2回の湿度を用いて次式(1)から得られる。
R=(H1−H2)/ΔT …(1)
ここで、H1は最も直近に測定された湿度を、H2はその1回前に測定された湿度を、ΔTはこれら2回の測定の時間差を、それぞれ示す。また、高湿度の継続時間Dは、変化率Rが式(1)の条件を満たしたときを基点として、湿度Hが
H≧Hth …(2)
を継続して満たしている時間をいう。ここで、しきい値Hthは高湿度のしきい値であり、例えばHth=90%である。
水没の判断においては、湿度の変化率Rおよび高湿度の継続時間Dのそれぞれに対ししきい値が設定される。変化率Rに対するしきい値をRthといい、継続時間Dに対するしきい値をDthという。R≧Rthの場合、湿度が急激に上昇していることを意味し、D≧Dthの場合、高湿度の状態が長時間継続していることを意味する。
CPU100は、ある被観察者において次式(3)の条件が満たされた場合、その被観察者は水没の危険があると判断する。
D≧Dth …(3)
この条件が満たされているということは、被観察者が、湿度が急激に上昇し、その直後から高湿度の状態が長時間継続している環境に置かれていることを意味している。CPU100は、その被観察者について水没の危険(水に溺れている危険)があると判断する。
これに対し、次式(4)の条件が満たされている場合、CPU100は、水没の危険は少ないと判断する。
D<Dth …(4)
この条件が満たされているということは、被観察者が、湿度が急激に上昇したが高湿度の状態が長時間は継続していない環境に置かれていることを意味している。これは例えば、腕時計型の携帯端末20を装着したまま被観察者が手を洗っているような状況である。
また、次式(5)の条件が満たされている場合、CPU100は、水没の危険は少ないと判断する。
R<Rth…(5)
この条件が満たされているということは、被観察者が、湿度が緩やかに上昇する環境に置かれていることを意味している。例えば湿度Hがしきい値Hth以上でありそれが長時間継続していても、あくまで湿度の変化率は緩やかである。これは例えば、被観察者が屋外にいて雨が降っているような状況である。
図7は、水没の判断を例示する図である。時刻t0と時刻t1の間で湿度が急激に上昇しており、時刻t1において変化率Rがしきい値Rth以上となっている。湿度Hは、時刻t1から継続してしきい値Hth以上の状態が継続しており、時刻t2において継続時間Dがしきい値Dthを超えている。この場合、時刻t2において、サーバ10は、被観察者に水没の危険があると判断する。
ここで、ステップS130における水没判断のしきい値およびその決定(変更)の具体例について説明する。水没判断に用いられるしきい値とは、例えば、式(2)〜(5)で用いられたHth、Rth、およびDthである。これらのしきい値に対しては初期値があらかじめ決められている。ステップS130においては、これらのうち少なくとも1つの値が、付加情報に応じて初期値から変更される。
ここでは、付加情報が現在の日付である例を用いて説明する。この例で、継続時間のしきい値Dthは、現在の日付に応じて決められる。例えば、CPU100は、現在が夏であればしきい値Dthが相対的に長くなり、現在が冬であればしきい値Dthが相対的に短くなるように、しきい値Dthを決定する。現在が夏でも冬でもない場合、しきい値Dthは相対的に中程度の値に決定される。例えば夏場は子供が水辺で遊ぶ機会が増えるので、高湿度の状態が1分継続しても、それは水遊びをしているだけという可能性がある。しかし、冬場に水遊びをする可能性は低いので、高湿度の状態が1分継続すればそれは何らかの異常が発生している可能性が高い。このように、付加情報を用いることによってより詳細な判断を行うことができる。
図5の動作説明に戻る。ステップS150において、CPU100は、判断の結果を観察者に通知する。この例では、被観察者において水没の危険があると判断された場合、その被観察者に対応する観察者に対し、水没の危険がある旨を通知する。
ステップS160において、携帯端末30のCPU300は、サーバ10からの通知に応じて、被観察者の水没の危険を観察者に通知する。観察者への危険の通知は、例えば、画像、音、および振動の少なくとも1つを用いて行われる。
図8は、携帯端末30における危険の通知画面を例示する図である。携帯端末30のCPU300は、表示部305にこの画面を表示するとともに、スピーカー(図示略)から音を出力し、さらにバイブレーター(図示略)を振動させる。
以上で説明したように本実施形態によれば、被観察者の水没の危険を予測し、観察者に通知することができる。なお、ステップS120〜S150の処理は、所定の周期で繰り返し実行される。
3.変形例
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。以下、変形例をいくつか説明する。以下の変形例のうち2つ以上のものが組み合わせて用いられてもよい。
3−1.変形例1
水没の判断において用いられる付加情報およびしきい値の決定(変更)方法は実施形態で例示したものに限定されない。付加情報としては、例えば以下で例示するもののうち少なくとも1つが用いられてもよい。また、付加情報は、水没の判断のしきい値の変更に用いられるものに限られず、例えば式(3)のような条件と付加情報に関する条件が併用され、水没の判断が行われてもよい。さらに、複数の付加情報が組み合わせて用いられてもよい。
(1)ユーザ属性
ユーザ属性とは、被観察者の属性をいい、例えば、年齢、性別、または居住地などをいう。サーバ10は、例えば、被観察者が子供である場合は相対的に水没と判断されやすく、被観察者が大人である場合は相対的に水没と判断されにくくなるように、しきい値を決定する。具体的には、年齢が低いほどしきい値Dthが短く、年齢が高いほどしきい値Dthが長くなるようにしきい値が決定される。なお、ユーザ属性は、あらかじめサーバ10のデータベースに登録される。
(2)位置情報
位置情報とは、携帯端末20の現在位置を示す情報である。サーバ10は、例えば、河川や海に近い場所では相対的に水没と判断されにくく、内陸の水が無い場所では相対的に水没と判断されやくなるように、しきい値を決定する。具体的には、河川や海の近辺ではしきい値Dthが長く、内陸ではしきい値Dthが短くなるようにしきい値が決定される。
(3)天気情報(または天気予報)
天気情報とは、携帯端末20の現在位置における現在の天気、または予想される天気を示す情報である。サーバ10は、例えば、天気が雨のときは高湿度のしきい値Hthが相対的に高く、天気が晴れのときはしきい値Hthが相対的に低くなるように、しきい値を決定する。
(4)加速度
この例で、携帯端末20は加速度センサを有しており、検知データには加速度の情報が含まれる。サーバ10は、加速度aがしきい値athを超えている場合に相対的に水没と判断されやすくなるように、しきい値を決定する。具体的には、加速度がしきい値を超えている場合には、超えていない場合と比較してしきい値Dthが短くなるようにしきい値が決定される。なお、加速度のしきい値athが他の付加情報に応じて変更されてもよい。
(5)近辺に位置する他端末の検知データ
この例では、ある被観察者の水没の判断に、その時点で地理的に近い範囲にいる他の携帯端末20から送信された検知データが用いられる。例えば、現在ある公園内に位置する複数の携帯端末20から送信された検知データがみな一様に湿度の上昇を示していた場合、公園において雨が降っていると考えられる。これに対し、これら複数の携帯端末20のうち一部の携帯端末においてのみ湿度の上昇が検知され、他の携帯端末20においては湿度の上昇が検知されていない場合、この一部の携帯端末20において異常事態が発生している(例えば1人だけ水に溺れている)可能性が高い。このような場合、より早く観察者に通知をするため、サーバ10は、相対的に水没と判断されやすくなるように、しきい値を決定する。
(6)近辺における過去の検知データ
この例では、ある被観察者の水没の判断に、地理的に近い範囲において過去に検知された検知データが用いられる。例えば、過去の検知データから事故の起こりやすい場所(例えば式(3)の条件が満たされやすい場所)を特定することができる。このような場合、同様の事故が起こる危険性が高いので、より早く観察者に通知をするため、サーバ10は、相対的に水没と判断されやすくなるように、しきい値を決定する。
(7)温度
この例では、ある被観察者の水没の判断に、その被験者の携帯端末20において検知された温度が用いられる。例えば、気温が高い方が飽和水蒸気圧は高くなるので、気温の高い方がRthが大きく、気温の低い方がRthが小さくなるように、しきい値が決定される。
(8)湿度
例えば湿度の変化率Rのしきい値が30ポイントで固定されていたとすると、湿度が70%を超える環境では変化率Rがしきい値を超えることはできない。このような事態を回避するため、サーバ10は、平常時の(水没の危険が無い状態での)湿度が高いほどしきい値Rthが小さく、湿度が高いほどRthが大きくなるように、しきい値を決定する。
3−2.変形例2
付加情報の用途は、実施形態および変形例1で例示したような、しきい値を変化させる指標に限定されない。サーバ10は、湿度に関する条件と付加情報に関する条件とを併用して水没の判断を行ってもよい。例えば変形例1の(5)に関連して、サーバ10は、実施形態の式(3)の条件に加え、所定の地理的範囲に在圏する複数の携帯端末20から受信した検知データにより、対象となる被観察者の検知データが特異であるという条件が満たされた場合に、被観察者に水没の危険があると判断してもよい。別の例で、サーバ10は、実施形態の式(3)の条件に加え、温度が急激に低下したという条件が満たされた場合に、被観察者に水没の危険があると判断してもよい。
3−3.変形例3
被観察者に観察者の状況を通知する方法は、実施形態で例示したものに限定されない。例えば、携帯端末30は、携帯端末20との距離すなわち被観察者との距離が離れている場合にのみ、観察者に通知を行ってもよい。例えば、携帯端末30と携帯端末20とがBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信によってペアリングされている。携帯端末30と携帯端末20とがペアリングされている間(すなわち近距離無線通信の電波到達範囲にいる間)は、携帯端末30は、サーバ10から通知を受けても観察者に対して通知を行わない。これは、被観察者が観察者の目の届く範囲にいると考えられ、わざわざ通知をする必要性が低いためである。これに対し、携帯端末20とのペアリングが行われていないとき(すなわち近距離無線通信の電波到達範囲に携帯端末20がいないとき)は、携帯端末30は、サーバ10からの通知に応じて観察者に通知を行う。これは、被観察者が観察者の目の届く範囲にいないと考えられ、通知をする必要が高いためである。
なお、観察者への通知は、被観察者に水没の危険があるときに行われるものに限られない。被観察者に水没の危険がない(すなわち安全である)と判断されているときに継続的に観察者に対して通知が行われてもよい。観察者は、携帯端末30からの通知が無くなると、被観察者が危険な状態にあると判断することができる。
3−4.他の変形例
水没監視システム1に含まれる各装置のハードウェア構成は、図2〜4で例示したものに限定されない。要求される機能を実現できるものであれば、サーバ10、携帯端末20、および携帯端末30は、それぞれどのようなハードウェア構成を有していてもよい。図2〜4で例示した要素の一部が省略されてもよいし、これら以外の要素を有していてもよい。例えば、観察者の端末は携帯端末に限定されず、据え置き型のコンピュータ装置であってもよい。
水没監視システム1における機能の分担は、実施形態で説明したものに限定されない。例えば、水没の判断はサーバ10ではなくクライアント(携帯端末20)が行ってもよい。この場合、検知データは携帯端末20からサーバ10を介して携帯端末30に送信されてもよいし、携帯端末20から直接、携帯端末30に送信されてもよい。
図9は、水没監視システム1の一変形例に係る機能構成を示す図である。図9の例では、水没判断および観察者への通知の機能が携帯端末20に集約されている。具体的には、携帯端末20は。湿度検知手段21、取得手段922、取得手段914、変更手段915、判断手段912、および通知手段913を有する。サーバ10は、受信手段911および送信手段916を有する。携帯端末20において、取得手段922は、湿度検知手段21により検知された湿度を示す情報を取得する。取得手段914は、付加情報を取得する。変更手段915は、水没の判断において用いられるしきい値を変更する。変更手段915は、例えば取得手段914により取得された付加情報に応じてしきい値を変更する。判断手段912は、被観察者が水没しているか判断する。通知手段は、判断手段912の判断結果をサーバ10に通知する。サーバ10において、受信手段911は、携帯端末20から通知を受信する。送信手段916は、受信手段911が受信した通知を携帯端末30に送信する。なお、携帯端末20は、携帯端末30と通信可能な状態にあるとき(例えば近距離無線通信の電波到達範囲内にあるとき)は、サーバ10に代えて(または加えて)判断結果を携帯端末30に直接送信してもよい。
上述の実施形態においてCPU300等によって実行されるプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD、FD(Flexible Disk))など)、光記録媒体(光ディスク(CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk))など)、光磁気記録媒体、半導体メモリ(フラッシュROMなど)などのコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよい。また、このプログラムは、インターネットのようなネットワーク経由でダウンロードされてもよい。
1…水没監視システム、10…サーバ、11…受信手段、12…判断手段、13…通知手段、14…取得手段、15…変更手段、20…携帯端末、21…湿度検知手段、22…送信手段、30…携帯端末30、31…受信手段、32…表示手段、100…CPU、101…ROM101…RAM、103…ストレージ、104…通信IF、200…CPU、201…湿度センサ、202…温度センサ、203…GPS受信機、204…通信IF、205…RTC、206…メモリ、300…CPU、301…ROM、302…RAM,303…ストレージ、304…GPS受信機、305…表示部、306…通信IF

Claims (10)

  1. 湿度センサを有しかつ被観察者に装着された端末から、当該湿度センサで検出された湿度を示す情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された情報に基づいて、前記被観察者が水没をしているか判断する判断手段と、
    前記判断手段における判断結果に応じた通知を観察者に行う通知手段と
    を有するサーバ。
  2. 前記判断手段は、湿度の時間変化に基づいて前記水没を判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
  3. 前記判断手段は、湿度の時間変化率に基づいて前記水没を判断する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のサーバ。
  4. 前記判断手段は、湿度が基準値以上である状態が継続された時間長に基づいて前記水没を判断する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のサーバ。
  5. 前記被観察者の状況に関する付加情報を取得する取得手段を有し、
    前記判断手段は、湿度に加えて前記付加情報を用いて前記水没を判断する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載のサーバ。
  6. 前記判断手段は、前記受信手段により受信された情報から得られるパラメーターとしきい値との対比結果に応じて前記水没を判断し、
    前記付加情報に応じて前記しきい値を変更する変更手段をさらに有する
    請求項5に記載のサーバ。
  7. 前記付加情報は、前記被観察者の位置を含む所定の地理的範囲に在圏する他の端末から送信された情報を含む
    ことを特徴とする請求項5または6に記載のサーバ。
  8. 前記付加情報は、前記被観察者の位置を含む所定の地理的範囲において過去に検知された状態を示す情報を含む
    ことを特徴とする請求項5または6に記載のサーバ。
  9. 湿度を検知する検知手段と、
    前記検知手段により検知された湿度を示す情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された情報に基づいて、被観察者が水没をしているか判断する判断手段と、
    前記判断手段における判断結果に応じた通知を観察者に行う通知手段と
    を有する水没監視システム。
  10. 湿度センサを有し、被観察者に装着された端末から当該湿度センサで検出された湿度を示す情報を受信するステップと、
    前記受信された情報に基づいて、前記被観察者が水没をしているか判断するステップと
    前記判断の結果に応じた通知を観察者に行うステップと
    を有する水没監視方法。
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