JP2016205851A - 光走査型の対象物検出装置 - Google Patents

光走査型の対象物検出装置 Download PDF

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Hiroya Suzuki
宏哉 鈴木
光 長澤
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光 長澤
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Abstract

【課題】簡素な構成でありながら、窓部の結露を抑制して十分な対象物検知性能を確保できる光走査型の対象物検出装置を提供する。【解決手段】透明板TRと投光系LPSの間に放熱部材EHを配置することで、放熱部材EHの下面EHbから熱を吸収し、更に吸収した熱を放熱部材EHの上面EHcから放熱することで、これに対向する透明板TRの内側面全体を加温することが出来、それにより結露の発生を抑制できる。【選択図】図5

Description

本発明は、レーザー光等を走査投光して物体を検出する光走査型の対象物検出装置に関する。
近年、自動車や飛行体などの分野で、進行方向前方に存在する障害物の検知を行うために、レーザー光を走査しつつ出射し、対象物に当たって反射した反射光を受光して、出射と受光との時間関係に基づいて、障害物の情報を取得するレーザー走査型測定機が開発され、実用化されている。
一般的なレーザー走査型測定機においては、投光系がレーザーダイオードとコリメーターから構成され、受光系が受光レンズ(またはミラー)とフォトダイオードなどの光検出素子から構成され、更には投光系と受光系との間に反射面を備えた反射ミラーが配置されている。このようなレーザー走査型測定機においては、反射ミラーの回転によって、投光系から出射された光を走査投光することにより、1点での測定ではなく2次元的に対象物を広範囲に測定できるというメリットがある。
レーザー走査型測定機は、上述した移動体の障害物検知の他にも、建物の軒下などに設けて不審者を検知する防犯用途、或いはヘリコプターや航空機などに搭載して上空から地形情報を取得する地形調査用途などにも適用でき、また大気中のガス濃度を測定するガス検知用途にも適用可能である。しかるに、上述した用途の多くにおいては、レーザー走査型測定機の屋外使用が前提となるので、使用に当たっては外部環境から投光系や受光系などの各素子を保護する筐体を設けると共に、外部に出射するレーザー光を妨げないように透明な窓部を筐体に設けることが望ましい。ところが、例えば外気温が低い時に各素子の発熱で筐体内の温度が上昇し、筐体の内外の温度差が大きくなると、レーザー光が透過する窓部の内側に結露が発生することがあり、かかる結露による窓部の曇りや付着した水滴により、透過するレーザー光の光量の減衰や、光束の指向性が劣化して検知性能が低下してしまうという課題がある。よって、レーザー光が透過する窓部での結露の発生を防止する工夫が必要である。
特許第3209667号明細書 特許第4869427号明細書
特許文献1には、レーザー光量が減衰し対象物検知性能の低下を招く窓部(透過パネル)の結露を抑制するために、2枚重ねて配置した透過パネル間に空気層を作り、断熱効果を確保する技術が開示されている。しかしながら、かかる従来技術では、透過パネルを2枚使用するため、レーザー光が投光と受光で計4回透過パネルを通過することを余儀なくされ、それによりパネルの光透過率に応じてレーザー光量が大きく減衰してしまい光の利用効率が低下するという問題がある。例えば透過パネル1枚の透過率を90%とすると、透過パネルが1枚の構成では、受光系に到達時の光の利用効率は81%であるのに対し、透過パネルが2枚の構成ではその光の利用効率が66%に低下することとなる。加えて透過パネルを2枚固定しなければならないため、構造が重く複雑になってしまうという問題もある。
一方、特許文献2には、上空からの映像を撮像する為に、密閉型の筐体と、筐体内に収容されたカメラを含むカメラスタビライザにおいて、回路排熱を含む空気(熱風)をファンにより強制的に送ることで窓部を加温して、結露を抑制する技術が開示されている。この従来技術の場合、窓部まで熱風を送るための専用ファンおよび熱風を送るための流路の確保が必要であり、構造が複雑になってしまい、またファンの電力などが必要で省エネが図れないという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、簡素な構成でありながら、窓部の結露を抑制して十分な対象物検知性能を確保できる光走査型の対象物検出装置を提供することを目的とする。
本発明は、
光束を出射する光源と、
回転軸回りに回転するミラー面を備えた回転ミラー体と、
光束を受光する受光部と、
光透過性を備えた窓部が設けられると共に、前記光源と、前記回転ミラー体と、前記受光部とを内包した筐体と、を有し、
前記光源から出射された光束は、回転する前記ミラー面で反射され、前記窓部を介して前記筐体の外部へ走査投光され、
前記走査投光された光束のうち対象物で反射した光束の一部は、前記窓部を介して前記筐体の内部の前記ミラー面で反射した後、前記受光部で受光されるよう構成された光走査型の対象物検出装置であって、
前記回転軸を含む断面で見たとき、前記光源及び前記受光部のうち少なくとも一方と前記窓部の間に放熱部材を有し、
前記窓部を前記回転軸の方向に投影したときに、前記窓部の投影領域に前記放熱部材の少なくとも一部が重なっているものである。
本発明によれば、簡素な構成でありながら、窓部の結露を抑制して十分な対象物検知性能を確保できる光走査型の対象物検出装置を提供することができる。
本実施の形態にかかる光走査型の対象物検出装置としてのレーザーレーダーを車両に搭載した状態を示す概略図である。 第1の実施の形態にかかるレーザーレーダーLRの外観斜視図である。 レーザーレーダーLRの窓部を取り外した状態で示す斜視図である。 レーザーレーダーLRの筐体及び放熱部材を除く主要部を示す斜視図である。 レーザーレーダーを、回転軸ROを含む面で切断して示す断面図である。 ミラーユニットMUの回転に応じて、出射するレーザースポット光SB(ハッチングで示す)で、レーザーレーダーLRの検出範囲G上を走査する状態を示す図である。 本発明者らが行ったシミュレーション結果を示す温度分布図である。 第2の実施の形態にかかるレーザーレーダーLRの、図3と同様な斜視図である。 第3の実施の形態にかかるレーザーレーダーLRの、回転軸ROを含む面で切断して示す断面図である。 第4の実施の形態にかかるレーザーレーダーLRの、回転軸ROを含む面で切断して示す断面図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。図1は、本実施の形態にかかる光走査型の対象物検出装置としてのレーザーレーダーを車両に搭載した状態を示す概略図である。本実施の形態のレーザーレーダーLRは、車両1のフロントグリル1bの背後に設けられているが、それ以外の車外(フロントウィンドウ1aの上端など)に配置されていても良い。
(第1の実施の形態)
図2は、第1の実施の形態にかかるレーザーレーダーLRの外観斜視図であり、図3は、レーザーレーダーLRの窓部を取り外した状態で示す斜視図である。図4は、レーザーレーダーLRの筐体及び放熱部材を除く主要部を示す斜視図であるが、構成要素の形状や長さ等、実際と異なる場合がある。
レーザーレーダーLRは、例えば、レーザー光束を出射するパルス式の半導体レーザー(光源)LDと、半導体レーザーLDからの発散光を平行光に変換するコリメートレンズCLと、コリメートレンズCLで平行とされたレーザー光を、回転するミラー面により対象物OBJ側(図1)に向かって走査投光すると共に、走査投光された対象物OBJからの反射光を反射させるミラーユニット(回転ミラー体)MUと、ミラーユニットMUで反射された対象物OBJからの反射光を集光するレンズLSと、レンズLSにより集光された光を受光するフォトダイオード(受光部)PDとを有する。
ミラーユニットMUは、2つの四角錐を逆向きに接合して一体化した形状を有し、すなわち対になって向き合う方向に傾いたミラー面M1、M2を4対有している。ミラー面M1、M2は、ミラーユニットの形状をした樹脂素材(例えばPC)の表面に、反射膜を蒸着することにより形成されていると好ましい。ミラーユニットMUは中空であっても良い。
半導体レーザーLDと、コリメートレンズCLとで投光系LPSを構成し、レンズLSと、フォトダイオードPDとで受光系RPSを構成する。投光系LPS、受光系RPSの光軸は、ミラーユニットMUの回転軸ROに対して直交している。
図5は、レーザーレーダーを、ミラーユニットMUの回転軸ROを含む面で切断して示す断面図である。ボックス状の筐体CSは、樹脂製であって、上壁CSaと、これに対向する下壁CSbと、上壁CSaと下壁CSbとを連結する側壁CScとを有する。概ね180度の走査範囲で、ミラーユニットMUから出射されるレーザー光を外部に出射できるように、側壁CScの一部に開口CSdが形成されている。開口CSdには、円錐面の一部を切り出したごとき形状の窓部としての透明板TRが取り付けられている。アクリル、ガラス、PCなどから形成されていると好ましい透明板TRは、一方の面が筐体CSの内部に接し、他方の面が筐体CSの外部に接している。開口CSdの開口角度範囲は、回転軸ROを中心に水平方向において180度である。
図3、5を参照して、筐体CS内における開口CSdの下端近傍(ミラー面M1、M2の交差部付近)において、回転軸ROに略直交するように、放熱部材EHが取り付けられている。放熱部材EHは、例えば、全体的に黒アルマイト処理を施された黒色のアルミニウム製の半円板状であって、ミラーユニットMUに対向して半円形の切欠EHaを有している。放熱部材EHの下面EHbが吸熱面を構成し、放熱部材EHの上面EHcが放熱面を構成する。尚、放熱部材EHの素材はアルミニウムに限られず、鉄、黄銅、ステンレス等であってもよい。また、表面処理としては黒い塗料を塗布しても良いし、黒いシートを貼り付けても良い。また、放熱部材EHの表面に複数のフィンを形成しても良い。放熱部材EHが筐体CSの一部であっても良い。
図5に示すように、放熱部材EHの窓部に対向していない面側には、投光系LPSが近接して配置されている。透明板TRと放熱部材EHとの間、及び放熱部材EHと投光系LPSとの間には、空気のみが介在するようにして、他の部材が存在しないことが望ましい。又、透明部材TRを、回転軸ROの方向に投光系LPS及び受光系RPSの側に投影したとき、その投影領域に放熱部材EHの少なくとも一部が重なっている。放熱部材EHの上面EHcの面積は、透明部材TRを回転軸RO方向に投影したときの面積の50%以上であると、後述する加温効果を発揮できるので好ましく、より好ましくは70%以上であり、投影領域の全てが、放熱部材EHの上面EHc内に含まれるようになっている、すなわち100%以上であると更に好ましい。
ミラーユニットMUの下面は、モータMTの軸MTaに連結され、回転駆動されるようになっている。筐体CSは、ミラーユニットMU、投光系LPS、受光系RPS、その他図示しない回路基板などを収容しており、更にモータMTを内包していても良い。
次に、レーザーレーダーLRの対象物検出動作について説明する。図4、5において、半導体レーザーLDからパルス状に間欠的に出射された発散光は、コリメートレンズCLで平行光束に変換され、回転する第1ミラー面M1に入射し、ここで反射され、放熱部材EHの切欠EHa(図5)を通過し、更に第2ミラー面M2で反射した後、透明板TRを透過して外部の対象物OBJ側に例えば縦長の矩形断面を持つレーザースポット光として走査投光される。
図6は、ミラーユニットMUの回転に応じて、出射するレーザースポット光SB(ハッチングで示す)で、レーザーレーダーLRの検出範囲G内を走査する状態を示す図である。ミラーユニットMUの第1ミラー面M1と第2ミラー面M2の組み合わせにおいて、それぞれ交差角が異なっている。レーザー光は、回転移動する第1ミラー面M1と第2ミラー面M2にて、順次反射される。まず1番対の第1ミラー面M1と第2ミラー面M2にて反射したレーザー光は、ミラーユニットMUの回転に応じて、検出範囲Gの一番上の領域Ln1を水平方向に左から右へと走査される。次に、2番対の第1ミラー面M1と第2ミラー面M2で反射したレーザー光は、ミラーユニットMUの回転に応じて、検出範囲Gの上から二番目の領域Ln2を水平方向に左から右へと走査される。次に、3番対の第1ミラー面M1と第2ミラー面M2で反射したレーザー光は、ミラーユニットMUの回転に応じて、検出範囲Gの上から三番目の領域Ln3を水平方向に左から右へと走査される。次に、4番対の第1ミラー面M1と第2ミラー面で反射したレーザー光は、ミラーユニットMUの回転に応じて、検出範囲Gの最も下の領域Ln4を水平方向に左から右へと走査される。これにより検出範囲G全体の1回の走査が完了する。そして、ミラーユニットMUが1回転した後、1番対の第1ミラー面M1と第2ミラー面M2が戻ってくれば、再び検出範囲Gの一番上の領域Ln1から最も下の領域Ln4までの走査を繰り返す。
図4、5において、走査投光された光束のうち対象物OBJに当たって反射したレーザー光の一部は、再び透明板TRを透過して筐体CS内のミラーユニットMUの第2ミラー面M2に入射し、ここで反射され、このとき放熱部材EHの切欠EHa(図5)を通過し、更に第1ミラー面M1で反射されて、レンズLSにより集光され、それぞれフォトダイオードPDの受光面で検知されることとなる。これにより検出範囲G内の全領域で、対象物OBJの検出を行える。図5に示すように、放熱部材EHは、対象物OBJからの反射光が透明板TRを介して第2ミラー面M2へ向かう光束と、第1ミラー面から受光系RPSへ向かう光束との間に配置することが好ましく、これにより、外部より入射した不要光や筐体内部での不要な反射光を、放熱部材EHによって遮ることができ、フォトダイオードPDへの入射を防止できので、測定に与える不要光の影響を回避できる。
ここで、投光系LPS及び受光系RPS等が発熱することにより筐体CS内部が昇温しやすいのに対し、筐体CSの外部環境が低温であると、筐体CSの内部に結露が発生しやすくなる。本実施の形態では、透明板TRに結露が発生しないように放熱部材EHを設けているので、その効果について説明する。本発明者らは、筐体CS内で投光系LPS、受光系RPSを動作させ、且つミラーユニットMUを回転させた状態での、筐体内での熱の分布について検討した。図7は、本発明者らが行ったシミュレーション結果を示す温度分布図であり、線図の密度が高い位置が高熱部であり、線図の密度が低い位置が低熱部である。図7によれば、投光系LPS、受光系RPS付近が比較的温度が高い位置となって、発熱体を構成していることがわかる。しかし、放熱部材EHを設けない場合、投光系LPS及び受光系RPSが比較的小型であることから、窓部の一部のみを局所的に加温できたとしても全体の加温に至らず、結露が残る恐れがある。そこで、図5に示すように、透明板TRと、投光系LPS及び受光系RPSとの間の投光系LPSに近接して、放熱部材EHを配置したのである。すなわち、放熱部材EHの下面EHbから、投光系LPSと受光系RPSからの熱を吸収し、更に吸収した熱を比較的面積が大きな放熱部材EHの上面EHcからの輻射で放熱され、これに対向する透明板TRの内側面全体が加温されることより、別個に補助ヒーターを設けることなく結露の発生を抑制できる。放熱部材EHの表面は黒色であるので、優れた吸熱及び放熱効果を持つ。更に、レーザーレーダーLRが、放熱部材EHより透明板TRが重力加速度方向上方にあるように設置された場合、放熱部材EHの上面EHcに接して加温された空気は比重が軽くなるので、重力加速度方向上方に向かうため、より効果的に透明板TRを加温できる。
又、ミラーユニットMUの回転によって筐体CS内の側壁CScに沿って気流が生じるから、これにより透明板TR付近に湿度が高い空気が滞留することを抑制し、結露の防止に貢献する。
(第2の実施の形態)
図8は、第2の実施の形態にかかるレーザーレーダーLRの、図3と同様な斜視図であるが、ミラーユニットは省略している。本実施の形態においては、筐体CSが略直方体状のボックス形状であって、側面CScと上面CSaとにわたって傾斜した平面でそぎ落とすようにして、矩形の開口CSdを形成してなる。開口CSdには矩形板状の透明板TRが取り付けられる。透明板TRと投光系LPSとの間には、矩形板状の放熱部材EHが取り付けられている。本実施の形態においても、透明部材TRを、回転軸ROの方向に沿って投光系LPS及び受光系RPSの側に投影したときに、その投影領域の全てが、放熱部材EHの上面EHc内に含まれるようになっている。それ以外の構成は、上述した実施の形態と同様である。
(第3の実施の形態)
図9は、第3の実施の形態にかかるレーザーレーダーLRの、回転軸ROを含む面で切断して示す断面図である。第1の実施の形態に対し、異なる点のみを説明する。本実施の形態のミラーユニットMUは、上述した第1の実施の形態に対して下半部の四角錐を削除してなる単一の略四角錐形状からなり、その側面に4つのミラー面M2を形成している。4つのミラー面M2の傾斜角度をそれぞれ変えておくことで、図4に示すように検出範囲G内を2次元的に走査できる。
さらに、本実施の形態では、反射鏡MR1、MR2を設け、投光系LPSから出射された光束は、反射鏡MR1で反射され、回転軸ROに沿って進行し、回転するミラーユニットMUのミラー面M2で反射した後、透明板TRを透過して外部の検出範囲に走査投光される。一方、走査投光された光束のうち対象物OBJに当たって反射したレーザー光は、再び透明板TRを透過して筐体CS内のミラーユニットMUのミラー面M2で反射され、回転軸ROに沿って進行し、反射鏡MR2で反射され、受光系RPSで検知されるようになっている。
このような構成のレーザーレーダーLRにおいても、回転軸ROを含む断面で見たとき、回転軸ROに沿って上方から、透明板TR、放熱部材EH、投光系LPSの順に配置し、かつ対象物OBJからの反射光が透明板TRを介して第2ミラー面M2へ向かう光束と、反射鏡MR2から受光系RPSへ向かう光束との間に配置すれば、第1の実施の形態と同様に、透明板TRの内側面全体を加温することができ、さらに、放熱部材EHによって不要光を遮ることができる。
(第4の実施の形態)
図10は、第4の実施の形態にかかるレーザーレーダーLRの、回転軸ROを含む面で切断して示す断面図である。第3の実施の形態に対し、異なる点のみを説明する。本実施の形態は、回転軸ROを含む断面で見たとき、回転軸ROに沿って上方から、透明板TR、投光系LPS、放熱部材EH、受光系RPSの順に配置され、光源である半導体レーザーLDが放熱部材EHに固着されているものである。この場合も、放熱部材EHは、対象物OBJからの反射光が透明板TRを介して第2ミラー面M2へ向かう光束と、反射鏡MR2から受光系RPSへ向かう光束との間に配置されている。このような構成でも、熱源の一つである半導体レーザーLDからの直接的な熱輻射と、半導体レーザーLDからの発熱を、固着された放熱部材EHに伝導させて放熱部材EHの上面からの輻射で放熱させることができ、第1の実施の形態と同様に、透明板TRの内側面全体を加温することができ、さらに、放熱部材EHによって不要光を遮ることができる。
本発明は、明細書に記載の実施例に限定されるものではなく、他の実施例・変形例を含むことは、本明細書に記載された実施例や思想から本分野の当業者にとって明らかである。明細書の記載及び実施例は、あくまでも例証を目的としており、本発明の範囲は後述するクレームによって示されている。例えば、図面を用いて説明した本発明の内容は、全て実施の形態に適用でき、ヘリコプターなどの飛行体への搭載や、建物に設置して不審者を検知する防犯センサなどにも適用できる。また、上述の実施の形態では、光源としてレーザーを用いたもので説明したが、これに限るものでなく、光源にLED等を用いたものであってもよいのは言うまでもない。
1 車両
1b フロントグリル
CL コリメートレンズ
CS 筐体
CSa 上壁
CSb 下壁
CSc 側壁
CSd 開口
EH 放熱部材
G 画面
LD 半導体レーザー
Ln1−Ln4 画面の領域
LPS 投光系
LR レーザーレーダー
LS レンズ
M1 第1ミラー面
M2 第2ミラー面
OBJ 対象物
PD フォトダイオード
MU ミラーユニット
RO 回転軸
RPS 受光系
TR 透明板

Claims (6)

  1. 光束を出射する光源と、
    回転軸回りに回転するミラー面を備えた回転ミラー体と、
    光束を受光する受光部と、
    光透過性を備えた窓部が設けられると共に、前記光源と、前記回転ミラー体と、前記受光部とを内包した筐体と、を有し、
    前記光源から出射された光束は、回転する前記ミラー面で反射され、前記窓部を介して前記筐体の外部へ走査投光され、
    前記走査投光された光束のうち対象物で反射した光束の一部は、前記窓部を介して前記筐体の内部の前記ミラー面で反射した後、前記受光部で受光されるよう構成された光走査型の対象物検出装置であって、
    前記回転軸を含む断面で見たとき、前記光源及び前記受光部のうち少なくとも一方と前記窓部の間に放熱部材を有し、
    前記窓部を前記回転軸の方向に投影したときに、前記窓部の投影領域に前記放熱部材の少なくとも一部が重なっている光走査型の対象物検出装置。
  2. 前記回転軸を含む断面で見たとき、前記回転軸の方向に沿って、前記窓部、前記放熱部材、前記光源の順に配置されている請求項1に記載の光走査型の対象物検出装置。
  3. 前記回転軸を含む断面で見たとき、前記回転軸の方向に沿って、前記窓部、前記光源、前記放熱部材の順に配置され、前記光源が前記放熱部材に固着されている請求項1に記載の光走査型の対象物検出装置。
  4. 前記対象物からの光束は、前記窓部を介して第2のミラー面により第1のミラー面へ向けて反射され、前記第1のミラー面の反射により前記受光部で受光されるよう構成され、
    前記放熱部材は、前記回転軸を含む断面で見たとき、前記窓部を介して前記第2のミラー面へ向かう光束と、前記第1のミラー面から前記受光部へ向かう光束の間に配置されている請求項1〜3のいずれかに記載の光走査型の対象物検出装置。
  5. 前記放熱部材の前記窓部側の面は黒色である請求項1〜4のいずれかに記載の光走査型の対象物検出装置。
  6. 前記放熱部材の面積は、前記窓部を前記回転軸の方向に投影したときの面積の50%以上である請求項1〜5のいずれかに記載の光走査型の対象物検出装置。
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