JP2016203771A - 車両用シートロック装置 - Google Patents

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大志 矢口
和也 岩佐
Kazuya Iwasa
和也 岩佐
剛 神谷
Takeshi Kamiya
剛 神谷
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Abstract

【課題】付勢部材が少ない車両用シートロック装置を提供する。【解決手段】車両用シートロック装置は、ベース溝部32を有するベース部材31と、突出部53を有しベース部材31に回転可能に取り付けられるカムポール50と、ストライカが係脱するラッチ溝部45とカムポール50の突出部53が当接する当接部43とを有してベース部材31に回転可能に取り付けられるラッチ40と、ラッチ40とカムポール50とを付勢する付勢部材60とを備える。付勢部材60は、ラッチ40の当接部43とカムポール50の突出部53とが互いに接近するように付勢する。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用シートロック装置に関する。
車両用シートを車体に係脱可能に固定するための車両用シートロック装置が知られている。車両用シートロック装置は、車体に固定されたストライカを拘束する。
例えば、特許文献1に記載の車両用シートロック装置は、溝部を有するベース部材と、ベース部材に対して回転可能に取り付けられるラッチ(歯止め)と、ラッチと係合するクランプ部材と、ロック解除要素とを備える。クランプ部材とロック解除要素とは、第1のばねにより付勢される。ラッチは、別のばねによって、ベース部材の溝部を開口するように付勢されている。
特表2014−508680号公報
ところで、特許文献1に記載の車両用シートロック装置では、少なくとも2つの付勢部材、すなわち、ラッチを付勢するばね(付勢部材)と、クランプ部材を付勢するばね(付勢部材)とを備える。このため、車両用シートロック装置の小型化に制約がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、付勢部材の少ない車両用シートロック装置を提供することにある。
(1)上記課題を解決する車両用シートロック装置は、固定部材及び可動部材のいずれか一方に固定されるストライカが挿入可能なベース溝部を有して前記固定部材及び前記可動部材のいずれか他方に固定されるベース部材と、突出部を有し前記ベース部材に回転可能に取り付けられるカムポールと、前記ストライカが係脱するラッチ溝部と、前記カムポールの前記突出部が当接する当接部とを有し、前記ベース部材に回転可能に取り付けられるラッチと、前記ラッチと前記カムポールとを付勢する付勢部材とを備え、前記ラッチは、前記ラッチ溝部と前記ベース溝部とにより前記ストライカを拘束するロック位置と前記ストライカを前記ベース溝部から解放するアンロック位置との間で回転し、前記カムポールは、前記ラッチが前記ロック位置に配置されるときに前記ラッチの前記当接部に前記突出部を当接させることにより前記ラッチの回転を止め、前記付勢部材は、前記ラッチの前記当接部と前記カムポールの前記突出部とが互いに接近するように付勢する。
この構成では、1つの付勢部材でラッチとカムポールとを付勢する。このため、ラッチとカムポールとをそれぞれ別個の付勢部材で付勢する従来の車両用シートロック装置に比べて、付勢部材の個数が少ない。
(2)上記車両用シートロック装置において、前記付勢部材は、ねじりばねであり、コイル部と、前記コイル部の一方の端から延びる第1延長部と、前記コイル部の他方の端から延びる第2延長部とを有し、前記第1延長部の端部は前記カムポールに係止し、前記第2延長部の端部は前記ラッチに係止する。
この構成によれば、カムポール及びラッチの一方の回転に伴うコイル部の捻れの応力を、カムポール及びラッチの他方の付勢力として利用することができる。これにより、カムポール及びラッチの一方が回転するとき、他方を大きい力(高トルク)で回転させることができる。
(3)上記車両用シートロック装置において、前記付勢部材の前記第2延長部は弾性を有しかつ湾曲する。
付勢部材の第2延長部の端部はラッチに係止するため、ラッチが回転するとき第2延長部に応力が加わる。第2延長部が直線状に延びる場合、第2延長部が円滑に撓まないことまたは予定の方向に撓まないことがあるため、ラッチが円滑に回転しなくなるおそれがある。この点、上記構成では、第2延長部は弾性を有しかつ湾曲するため、第2延長部が円滑に撓むようになり、ラッチが円滑に回転する。
(4)上記車両用シートロック装置において、前記付勢部材の前記コイル部は、前記カムポールの支軸で支持される。
この構成によれば、カムポールの支軸とは別の支軸により付勢部材が支持されているものに比べて、車両用シートロック装置を小型にすることができる。
(5)上記車両用シートロック装置において、前記ラッチは、前記付勢部材の前記第2延長部の端部が係止する係止部位を有し、前記ラッチが前記ロック位置に配置されているときの前記ラッチの前記係止部位の位置と、前記ラッチが前記アンロック位置に配置されているときの前記ラッチの前記係止部位の位置とは、前記ラッチの中心軸と前記カムポールの中心軸とを結ぶ線を間に挟むように配置される。この構成によれば、ラッチの回転に伴って生じる第2延長部の撓みを小さくすることができる。これにより、付勢部材の劣化を抑制することができる。
車両用シートロック装置によれば、従来構造の車両用シートロック装置に比べて、付勢部材の個数が少ない。
後部シートの斜視図。 車両用シートロック装置の分解斜視図。 車両用シートロック装置の内部構造を示す平面図。 付勢部材の平面図。 ラッチがロック位置にあるときの係止部位の配置と、ラッチがアンロック位置にあるときの係止部位の配置との関係を示す図。 実施形態に係る係止部位の配置と、比較形態に係る係止部位の配置とを示す図。 ロック状態にある車両用シートロック装置の模式図。 ロック状態が解除されたときの車両用シートロック装置の模式図。 ロック状態が解除されたときの車両用シートロック装置の模式図。 アンロック状態にある車両用シートロック装置の模式図。 ロック状態においてストライカが強い力で溝部から脱出するときの車両用シートロック装置の模式図。
図1〜図11を参照して、実施形態に係る車両用シートロック装置について説明する。
車両用シートロック装置は、車体(固定部材)に対して移動する後部シート10(可動部材)を所定位置に拘束する。
図1は、車両用シートロック装置(以降、シートロック装置20と称する。)が取り付けられた後部シート10を示す。
後部シート10は、シートクッション11とシートバック12とを有する。シートバック12は、シートクッション11に対して回転可能である。図1における二点鎖線で示されるシートバック12は、前方に倒された状態を示す。
車体(固定部材)には、シートロック装置20と係合するストライカ100が固定されている。ストライカ100は、シートバック12が起立したときにシートロック装置20が配置される位置に設置されている。
シートロック装置20は、例えば、シートバック12の側面に取り付けられる。シートロック装置20は、シートバック12が前倒姿勢から起立姿勢に移行するとき溝部37(図3参照。)にストライカ100が挿通するように、シートバック12に取り付けられる。シートロック装置20には、操作用のレバー21が取り付けられている。
シートバック12が起立したとき、シートロック装置20は、溝部37に入ったストライカ100を拘束する。これにより、シートバック12は起立姿勢で固定される。なお、以降の説明では、ストライカ100を拘束したシートロック装置20の状態を「ロック状態」と称し、ストライカ100を解放したシートロック装置20の状態を「アンロック状態」と称す。
シートロック装置20は、レバー21の操作によりロック状態からアンロック状態に移行する。シートロック装置20がアンロック状態に移行することにより、シートロック装置20とストライカ100とは互いに離反可能になる。このとき、シートバック12を起立姿勢から前倒姿勢へと移行させることが可能になる。
図2及び図3を参照して、シートロック装置20の構成について説明する。
図2に示すように、シートロック装置20は、ケース30(図1参照)と、ラッチ40と、カムポール50と、ラッチ40の支軸であるラッチ軸41、カムポール50の支軸であるカムポール軸51と、ラッチ40とカムポール50とを互いに反対方向に回転するように付勢する付勢部材60とを備える。
ケース30は、ラッチ40、カムポール50及び付勢部材60を収容する。
ケース30は、ベース部材31と、サブベース部材35とにより構成される。ベース部材31は、シートバック12に締結部材で固定される。サブベース部材35は、ラッチ40、カムポール50及び付勢部材60を覆う。
ベース部材31には、ラッチ軸41が挿通する第1挿通孔31aと、カムポール軸51が挿通する第2挿通孔31bとが設けられている。また、ベース部材31にはベース溝部32が設けられている。ベース溝部32は、ベース部材31を構成する板材の切欠きとして構成される。ベース溝部32は、第1挿通孔31aと第2挿通孔31bとの間の部分に向かって延びる。ベース部材31には、ラッチ軸41を介してラッチ40が回転可能に取り付けられ、カムポール軸51を介してカムポール50が回転可能に取り付けられる。
サブベース部材35には、ラッチ軸41が挿通する第1挿通孔35aと、カムポール軸51が挿通する第2挿通孔35bとが設けられている。また、サブベース部材35には、サブベース溝部36が設けられている。ベース溝部32とサブベース溝部36とは、軸方向(ラッチ40の中心軸CAに沿う方向)から見て重なるように配置され、一つの溝部37を構成する。溝部37には、ストライカ100が挿通する。
図3を参照して、ラッチ40について説明する。
ラッチ40は、ラッチ軸41を介してベース部材31に対して回転可能に取り付けられている。ラッチ40は、軸受部42と、軸受部42から突出する当接部43と、ラッチ溝部45とを有する。ラッチ40において少なくともラッチ溝部45は、緩衝材70により覆われている。これは、ストライカ100がラッチ溝部45に挿通してストライカ100がラッチ溝部45の第1溝面45aに衝突するときの衝撃力を緩和するためである。緩衝材70は、例えば樹脂により形成される。緩衝材70には、付勢部材60の第2端部63aが係止される係止部位47が設けられている。
ラッチ溝部45は、軸受部42から突出する第1突出部44Aと、軸受部42から突出する第2突出部44Bとの間の溝として構成される。第2突出部44Bは、第1突出部44Aよりもカムポール50側に配置される。
第1突出部44Aのラッチ溝部45側の側面は、ラッチ溝部45の一方の側面(以下、「第1溝面45a」という。)を構成する。第2突出部44Bのラッチ溝部45側の側面は、ラッチ溝部45の他方の側面(以下、「第2溝面45b」という)を構成する。第1突出部44Aと第2突出部44Bとの間の溝幅(第1溝面45aと第2溝面45bとの間の距離)は、ストライカ100が挿通し得る幅長に設定されている。
ラッチ溝部45は次のように構成される。ラッチ40が回転するときの、ラッチ溝部45の移動軌跡はベース溝部32に重なる。すなわち、図7〜図11に示されるように、軸方向(ラッチ40の中心軸CAに沿う方向)から見て、ラッチ40の回転範囲の全範囲において、ラッチ溝部45の少なくとも一部がベース部材31のベース溝部32に重なるように構成されている。具体的には、ラッチ40がアンロック位置(図10参照。)に配置されるとき、ラッチ溝部45の開口部がベース溝部32の開口部と重なり、ラッチ40がロック位置(図7参照。)に配置されるとき、ラッチ溝部45の延長方向とベース溝部32の延長方向とが交差しかつ第1突出部44Aがベース溝部32の開口部を封鎖するように、構成されている。
ラッチ40の当接部43は、カムポール50の突出部53が当接する部位である。
当接部43は、側面48と、外方(径方向において外方)に向く端面49とを有する。側面48には、カムポール50の端面54が接触し得る。端面49には、カムポール50の側面56が接触し得る。
ラッチ40は、ロック位置からアンロック位置までの範囲にわたって回転する。ロック位置(図7参照)とは、ラッチ溝部45及びベース溝部32内にストライカ100を拘束するラッチ40の位置を示す。アンロック位置(図10参照)とは、ベース溝部32からストライカ100を解放するラッチ40の位置を示す。ラッチ40は、付勢部材60により、ロック位置からアンロック位置に向かう回転方向(以下、「第1回転方向R1」と称する。)に付勢されている。
ラッチ40は次のように動作する。
ラッチ溝部45にストライカ100が挿入され、ストライカ100がラッチ40のラッチ溝部45の側面(第2溝面45b)を押すと、ラッチ40は、付勢部材60の付勢力に抗して第2回転方向R2(第1回転方向R1と反対方向)に回転する。ラッチ溝部45からストライカ100が脱出するときは、付勢部材60の付勢力によりラッチ40は第1回転方向R1に回転する。
次に、カムポール50について説明する。
カムポール50は、ベース部材31においてラッチ40と同じ面側に配置され、カムポール軸51を介してベース部材31に対して回転可能にベース部材31に取り付けられている。ラッチ40とカムポール50とは、いずれか一方または両方の回転動作により、ラッチ40の当接部43とカムポール50の突出部53とが接触し得るように、配置されている。
カムポール50は、軸受部52と、軸受部52から突出する突出部53と、レバー21が接続されるアーム部55とを有する。
突出部53には、側面56と、外方(径方向において外方)に向く端面54とを有する。側面56には、ラッチ40の端面49が接触し得る。端面54には、カム面54aと規制面54bとが連続して設けられている。
規制面54bは、カム面54aよりも内側(ラッチ40側寄り)に配置される。また、例えば、規制面54bは、カムポール50の中心軸CB(回転中心軸)を中心とした円弧面に沿うように形成されている。従って、規制面54bの法線Vは、カムポール50の中心軸CBの中心に向く。または、規制面54bは、第3回転方向R3(後述参照)に向かうに従って、カムポール50の中心軸CB(回転中心軸)からの距離が漸次増大するように形成されている。
カム面54aは、径方向において、規制面54bよりもカムポール軸51から径方向外方へ離れたところに配置されている。また、カム面54aは、第4回転方向R4(後述参照。)に向かうに従って、カムポール50の中心軸CB(回転中心軸)からの距離が漸次増大するように形成されている。
カムポール50は、係止位置から許容位置までの範囲にわたって回転する。係止位置とは、ロック位置にあるラッチ40にカムポール50が係合するときの、カムポール50の位置を示す(図7参照)。許容位置とは、ロック位置とアンロック位置との間でのラッチ40の回転を許容するカムポール50の位置を示す(図8参照)。カムポール50は、付勢部材60により、許容位置から係止位置に向かう回転方向(以下、「第3回転方向R3」と称する。)に付勢されている。
図4を参照して、付勢部材60について説明する。
付勢部材60は、ラッチ40の当接部43とカムポール50の突出部53とが互いに接近するようにかつラッチ40とカムポール50とのそれぞれを反対方向に回転させる。例えば、付勢部材60は、ねじりばねにより構成され得る。
具体的には、付勢部材60は、コイル部61と、コイル部61の一方の端から延びる第1延長部62と、コイル部61の他方の端から延びる第2延長部63とを有する。このような付勢部材60は、弾性を有する線材により形成される。コイル部61は、カムポール50のカムポール軸51で回転可能に支持される。
第1延長部62の端部(以下、「第1端部62a」という。)は、カムポール50の係止部位57に係止する。第2延長部63の端部(以下、「第2端部63a」という。)は、ラッチ40の係止部位47に係止する。
第2延長部63は、ラッチ軸41を回るように湾曲する。これにより、付勢部材60とラッチ軸41との干渉が抑制される。また、第2延長部63が湾曲するという構成には次の作用がある。仮に第2延長部63が湾曲せず直線状であると、ラッチ40及びカムポール50の回転に伴って付勢部材60の第2端部63aとカムポール50の中心軸CBとの間の距離LX(図6参照)が短くなるとき、撓む部分が規定されていないため第2延長部63が延長方向に圧縮されることがあり第2延長部63が円滑に撓まないことがある。この点、付勢部材60が湾曲していると、ラッチ40及びカムポール50の回転に伴って付勢部材60の第2端部63aとカムポール50の中心軸CBとの距離LXが短くなるとき、主として湾曲部分において第2延長部63の曲率が変化するようになるため、付勢部材60が円滑に撓むようになる。
また、付勢部材60は次のように構成される。
第1端部62aとカムポール50の中心軸CBとの間の距離を「L1」とし、第2端部63aとカムポール50の中心軸CBとの間の距離を「L2」とし、第2端部63aとラッチ40の中心軸CAとの間の距離を「L3」とする。付勢部材60の上述の「L1」、「L2」及び弾性係数等(以下、「付勢部材60のパラメータ」)は、次の条件が満たされるように構成される。すなわち、ラッチ40がロック位置に配置されてラッチ40の当接部43にカムポール50の突出部53が当接するとき、ラッチ40とカムポール50との係合によりカムポール50の回転が止まるように、付勢部材60のパラメータが設定される。ラッチ40とカムポール50との係合によりカムポール50の回転が止まるとは、ラッチ40のトルクTr2の基づく摩擦力(カムポール50の端面54に作用する摩擦力)によってカムポール50の回転が止まるようになることを示す。また、ラッチ40がロック位置に配置されてラッチ40の当接部43の側面48にカムポール50の突出部53のカム面54aが接触するときは、ラッチ40のトルクTr2の基づく摩擦力に抗してカムポール50が回転し得るように付勢部材60のパラメータが設定される。
なお、第1端部62aがカムポール50に加える力を「F1」で示し、第2端部63aがラッチ40に加える力を「F2」で示すと、次の関係が成立する。カムポール50のトルクTr1は、Tr1=L1×F1…(1)である。付勢部材60において、L1×F1=L2×F2…(2)が成立する。ラッチ40のトルクTr2は、Tr2=L3×F2…(3)である。したがって、ラッチ40のトルクTr2は、「F1」、「L1」、「L2」、「L3」によって求められ得る。
図5及び図6を参照して、係止部位47の配置構造について説明する。
ラッチ40において第2端部63aが係止される係止部位47は、次の構成を満たすように配置されることが好ましい。
図5に示されるように、ラッチ40がロック位置に配置されているときの係止部位47の位置(「第1位置P1」という。)と、ラッチ40がアンロック位置に配置されているときの係止部位47の位置(「第2位置P2」という。)とは、ラッチ40の中心軸CAとカムポール50の中心軸CBを結ぶ線(以下、「中心間線LC」)を間に挟むように、係止部位47がラッチ40に配置される。以下、このような、係止部位47の配置を「実施形態の配置」という。
第1位置P1とラッチ40の中心軸CAとを結ぶ線LDと中心間線LCとの間のなす角度θ1と、第2位置P2とラッチ40の中心軸CAとを結ぶ線LEと中心間線LCとの間のなす角度θ2とは等しいか、またはその比が1に近い値(例えば、0.5<「θ1/θ2」<2)になるように構成される。
図6を参照して、係止部位47のこのような配置(実施形態の配置)が好ましい理由を以下に説明する。
ラッチ40及びカムポール50が回転するとき、ラッチ40の係止部位47は、ラッチ40の中心軸CAを中心とする円周上の軌道(以下、「第1軌道TA」という。)に沿って移動する。移動の制限がなければ、付勢部材60の第2端部63aは、カムポール50の中心軸CBを中心とする円周上の軌道(以下、「第2軌道TB」という。)に沿って移動する。しかし、上述したように、付勢部材60の第2端部63aは、ラッチ40の係止部位47に係合するため、第2端部63aの移動が制限されて、ラッチ40の係止部位47の第1軌道TAに沿って移動する。すなわち、付勢部材60の第2端部63aは、付勢部材60の第2端部63aとカムポール50の中心軸CBとの距離LXを変化させながら、移動するようになる。そうすると、第2端部63aの移動に伴って、付勢部材60の第2延長部63の曲り(曲率)が変化するようになる。このような曲りの変化は、付勢部材60の劣化を齎す原因となるため、曲りの変化が小さいことが好ましい。
第2端部63aの移動に伴う、付勢部材60の第2延長部63の曲りの変化を抑制するために、上述のように、ラッチ40において係止部位47の配置が規定されている。このような配置にすると、第1軌道TAと第2軌道TBとの間の軌道差が小さいところで、付勢部材60の第2端部63aが移動するようになる。このため、第2端部63aの移動に伴う、付勢部材60の第2延長部63の曲りの変化が小さくなる。
一方、ラッチ40において係止部位47の配置が、例えば、ラッチ40がロック位置に配置されているときの係止部位47の位置(以下、「第1位置P1x」)と、ラッチ40がアンロック位置に配置されているときの係止部位47の位置(以下、「第2位置P2x」)とが、ラッチ40の中心軸CAとカムポール50の中心軸CBを結ぶ線(中心間線LC)の一方側に配置されていると(以下、「比較配置」という。)、次のようになる。すなわち、第1軌道TAと第2軌道TBとの間の軌道差が大きいところで、付勢部材60の第2端部63aが移動するようになり、第2端部63aが移動するとき、付勢部材60の第2端部63aとカムポール50の中心軸CBとの距離LXの変化が大きくなる。このため、第2端部63aの移動に伴う、付勢部材60の第2延長部63の曲りの変化が大きくなる。
このようなことから、実施形態の配置によれば、比較配置に比べて、ラッチ40及びカムポール50が回転するときの、付勢部材60の第2延長部63の曲りの変化が小さくなる。これにより、付勢部材60の劣化が抑制される。
図7〜図10を参照して、本実施形態のシートロック装置20の動作を説明する。
図7は、ロック状態にあるときのシートロック装置20を示す。このとき、カムポール50は係止位置にあり、カムポール50の突出部53の端面54がラッチ40の当接部43の側面48に接触する。付勢部材60により、カムポール50の突出部53とラッチ40の当接部43とが押圧し合う。
図8は、ストライカ100を離脱させる方向(以下、「ロック解除操作方向」と称する。)にレバー21(図1参照)が操作されたときのシートロック装置20を示す。
レバー21がロック解除操作方向に操作されることによって、カムポール50は付勢部材60の付勢力に抗して第4回転方向R4に回転する。このとき、付勢部材60はカムポール50の回転により、ロック状態におけるコイル部61の捻れ状態から、コイル径が収縮するように更に捻れるため(以下、この捻れにより形成される力を「回転派生付勢力」という。)、第2端部63aとコイル部61との間の張力が増大し、ラッチ40に加わる付勢力が大きくなる。
カムポール50の突出部53がラッチ40の当接部43と接触しない位置まで移動したとき、ラッチ40の第1回転方向R1への回転規制が解除される。このようにして、シートロック装置20がストライカ100を拘束するロック状態が解除される。そうすると、ラッチ40は、付勢部材60の付勢力(当初の付勢力に回転派生付勢力が加わった付勢力)により第1回転方向R1に回転し、ストライカ100を押し出す。また、シートバック12の前倒しによってシートロック装置20がストライカ100から離れる方向に移動すると、ストライカ100がラッチ40のラッチ溝部45の第1溝面45aに当接するため、ストライカ100は、ラッチ40を第1回転方向R1に回転させる。このようにして、ストライカ100が溝部37から円滑に脱出する。
ラッチ40が第1回転方向R1に回転すると、ラッチ40の回転に伴って付勢部材60の第2端部63aが移動するため(図8及び図9参照)、付勢部材60の回転派生付勢力(上述参照)が解消される。なお、この状態においても、ラッチ40には、付勢部材60により付勢力が加えられているため、ラッチ40はアンロック位置に維持される。
ロック解除操作方向へのレバー21の操作がなされなくなると、カムポール50は付勢部材60の付勢力により第3回転方向R3に回転する。そして、カムポール50が所定位置まで回転すると、図10に示されるように、カムポール50の突出部53の側面56とラッチ40の端面49が接触する。付勢部材60による付勢力により、カムポール50の側面56とラッチ40の当接部43の端面49とが互いに押圧し合うため、シートロック装置20はアンロック状態で安定する。
シートロック装置20がアンロック状態に維持されているとき、ラッチ溝部45の開口部がベース溝部32の開口部側に位置し、また、ラッチ40の第2突出部44Bがベース溝部32に交差する。このような配置により、シートロック装置20がストライカ100に接近するときに、ストライカ100がベース部材31のベース溝部32及びラッチ40のラッチ溝部45の両溝に円滑に進入することが実現される。すなわち、ストライカ100がベース溝部32に進入したときには必然的にストライカ100が第2突出部44Bに当接し、これによって、ラッチ40が第2回転方向R2に回転し、ストライカ100がベース溝部32の奥へと案内される。
次に、図7〜図11を参照して、シートロック装置20にストライカ100が進入するときのシートロック装置20の動作を説明する。
アンロック状態にあるシートロック装置20において、図9に示されるように、ベース部材31のベース溝部32にストライカ100が進入すると、ストライカ100はラッチ40の第2突出部44Bの第2溝面45bに当接する。このため、第2突出部44Bがストライカ100に押圧されることによって、付勢部材60の付勢力に抗してラッチ40が第2回転方向R2に回転する。
そして、ラッチ40が回転すると、ラッチ40の当接部43の先端角部(第1回転方向R1側の角部)がカムポール50の突出部53の側面56の端部(側面56における径方向外方端部)に到達する(図8参照)。
このようなシートロック装置20の状態から更にラッチ40が第2回転方向R2に回転すると、ラッチ40の当接部43がカムポール50の突出部53の外側(径方向外側)に配置されるようになり、カムポール50の第3回転方向R3への回転が許容される。このため、カムポール50は第3回転方向R3に回転する。そうすると、カムポール50の突出部53の先端部がラッチ40の当接部43の側面48に接触するようになる(図11参照)。このとき、カムポール50の突出部53の規制面54bがラッチ40の当接部43の側面48に接触する。これにより、ラッチ40の第1回転方向R1への回転が規制されるようになる。すなわち、シートロック装置20のロック状態が形成される。
更に、ストライカ100がベース溝部32の奥に進入することによりラッチ40が第2回転方向R2に回転すると、ラッチ40の当接部43とカムポール50の突出部53との間(すなわち、側面48と規制面54bとの間)に隙間が生じるようになるため、付勢部材60の付勢力によりカムポール50が更に第3回転方向R3に回転する。
そうすると、図7に示すように、カムポール50の突出部53のカム面54aがラッチ40の当接部43の側面48に接触するようになる。
また、更に、ストライカ100がベース溝部32の奥に進入すると、ラッチ40が第2回転方向R2に回転するため、ラッチ40の当接部43とカムポール50の突出部53との間に隙間が拡大する。そうすると、カムポール50が更に第3回転方向R3に回転する。カムポール50のカム面54aは、第4回転方向R4に向かってカムポール50の中心軸CAからの距離が漸次増大するように形成されているため、カムポール50の第3回転方向R3への回転により、ラッチ40の当接部43とカムポール50の突出部53との間に形成される隙間が埋められるようになる。また、カムポール50は付勢部材60により第3回転方向R3に回転するように付勢されているため、ラッチ40は、カムポール50の第3回転方向R3の回転に基づく押圧力(当接部43を押す力)により第2回転方向R2に押圧される。このようにして、ストライカ100がベース溝部32の奥に進入することによりラッチ40が回転したとしても、ラッチ40の当接部43とカムポール50の突出部53との接触が維持される。すなわち、ラッチ40の当接部43とカムポール50の突出部53との係合状態が維持され、シートロック装置20のロック状態が維持される。
更に、ストライカ100がベース溝部32の奥へと進入すると、ストライカ100が、ベース溝部32の溝底部33に接触する。ラッチ40は、カムポール50の第3回転方向R3の回転により第2回転方向R2に付勢されるようになるため、ラッチ40の第1突出部44Aがストライカ100をベース溝部32の奥へと押圧するようになる。すなわち、ストライカ100は、ベース部材31のベース溝部32の溝底部33とラッチ40の第1突出部44Aとにより挟持される。このようにして、ストライカ100は、シートロック装置20によってがたつきなく拘束される。
以上のように、シートロック装置20のロック状態は、ストライカ100の移動に関わらず維持される。具体的には、カムポール50の突出部53の規制面54bがラッチ40の当接部43の側面48に接触する状態(図11参照)から、カムポール50の突出部53のカム面54aがラッチ40の当接部43の側面48に接触する状態(図7参照)までの範囲にわたって、シートロック装置20のロック状態が維持される。
図7及び図11を参照して、シートロック装置20がストライカ100を拘束する状態において、ベース溝部32とストライカ100とが互いに離反するときの、シートロック装置20の動作について説明する。
シートロック装置20がストライカ100を拘束する状態(図7参照)において、シートロック装置20がストライカ100から離れる方向に移動することがある。例えば、シートバック12が後方から押されると、シートロック装置20がストライカ100から離れる方向に移動する。このとき、ストライカ100がラッチ40の第1突出部44Aを押圧するため、ラッチ40を第1回転方向R1に回転させる力が当該ラッチ40に加わる。一方、ラッチ40は、ラッチ40の側面48とカムポール50の突出部53との係合によって、第1回転方向R1に回転することが規制されている。このため、第1回転方向R1に回転させる力がラッチ40に加わったとしても、その力が過大でない限りはラッチ40の回転が規制され、ストライカ100の拘束状態が維持される。
ラッチ40を第1回転方向R1に回転させる力が過大になるときがある。例えば、車両が急停車すると、後部シート10に着座していた人が慣性で前方に押し出されるとともにシートベルトを介してシートバック12には当該シートバック12を前倒する力が加わる。このとき、シートロック装置20がストライカ100から離れる方向に移動して、ストライカ100がラッチ40の第1突出部44Aを大荷重で押圧する。このため、第1回転方向R1に回転させる大荷重がラッチ40に加わる。
第1回転方向R1に回転させる大荷重がラッチ40に加わると、ラッチ40の当接部43がカムポール50のカム面54aを大荷重で押圧する。カム面54aは、第4回転方向R4に向かうに従ってカムポール50の中心軸CAからの距離が漸次増大するように形成されているため、カム面54aに加わる力の一部は、カムポール50を第4回転方向R4に回転させるように作用する。そして、この力が、カムポール50を第3回転方向R3に回転させる付勢力よりも大きくなる場合には、カムポール50が第4回転方向R4に回転する。このとき、カムポール50は、カム面54aをラッチ40の当接部43の側面48に摺接させながら第4回転方向R4に回転する。そして、カムポール50が第4回転方向R4に回転して、規制面54bがラッチ40の当接部43の側面48に接触するようになると(図11参照)、次に説明する現象により、ラッチ40が第4回転方向R4への回転が再び規制されるようになる。
カムポール50の規制面54bがラッチ40の当接部43の側面48に接触するようになると、ラッチ40の当接部43がカムポール50の規制面54bに加える力はカムポール軸51に向かうように作用する。これは、規制面54bの法線Vがカムポール軸51に向くためである(図3参照)。このため、カムポール50を第4回転方向R4に回転させる力が小さくなり、カムポール50が第4回転方向R4に回転することが抑制される。
このようにして、ストライカ100がベース溝部32から離脱するような強い力がシートロック装置20に作用する場合でも、シートロック装置20はストライカ100を拘束する。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、付勢部材60は、ラッチ40の当接部43とカムポール50の突出部53とが互いに接近するように付勢する。
この構成では、1つの付勢部材60でラッチ40とカムポール50とを付勢する。このため、ラッチ40とカムポール50とをそれぞれ別個の付勢部材で付勢する従来のシートロック装置に比べて、付勢部材60の個数が少ない。
(2)本実施形態では、付勢部材60は、ねじりばねであり、コイル部61と、コイル部61の一方の端から延びる第1延長部62と、コイル部61の他方の端から延びる第2延長部63とを有する。第1延長部62の第1端部62a(第1延長部の端部)はカムポール50に係止する。第2延長部63の第2端部63a(第2延長部の端部)はラッチ40に係止する。
この構成によれば、カムポール50及びラッチ40の一方の回転に伴うコイル部61の捻れの応力(上述の回転派生付勢力)を、カムポール50及びラッチ40の他方の付勢力として利用することができる。これにより、カムポール50及びラッチ40の一方が回転するとき、他方を大きい力(高トルク)で回転させることができる。
(3)本実施形態では、付勢部材60の第2延長部63は弾性を有しかつ湾曲する。
付勢部材60の第2延長部63の第2端部63aはラッチ40に係止するため、ラッチ40が回転するとき第2延長部63に応力が加わる。第2延長部63が直線状に延びる場合、第2延長部63が円滑に撓まないこと、または予定の方向(ラッチ40の回転を阻害しない方向)に撓まないことがあるため、ラッチ40が円滑に回転しなくなるおそれがある。この点、上記構成では、第2延長部63は弾性を有しかつ湾曲するため、第2延長部63が円滑に撓むようになり、ラッチ40が円滑に回転する。
(4)本実施形態では、付勢部材60のコイル部61は、カムポール50のカムポール軸51(カムポールの支軸)に取り付けられている。
この構成によれば、カムポール軸51とは別の支軸により付勢部材60が支持されているものに比べて、シートロック装置20を小型にすることができる。
(5)本実施形態では、ラッチ40は、付勢部材60の第2端部63aが係止する係止部位47を有する。ラッチ40がロック位置に配置されているときのラッチ40の係止部位47の位置と、ラッチ40がアンロック位置に配置されているときのラッチ40の係止部位47の位置とは、ラッチ40の中心軸CAとカムポール50の中心軸CBとを結ぶ線を間に挟むように配置される。この構成によれば、ラッチ40の回転に伴って生じる第2延長部63の撓みを小さくすることができる。これにより、付勢部材60の劣化を抑制することができる。
(その他の実施形態)
・上記実施形態に係る技術は、押圧し合う2つの部品によりストライカ100を拘束するシートロック装置20に適用され得る。シートロック装置20として、ラッチと、ラッチの第1の当接部に係合してラッチ40の回転を止める第1のポールと、ラッチの第2の当接部に係合してラッチの回転を止める第2のポールとを備えるものがある。このようなシートロック装置20のラッチと第1のポールとの両方を付勢する部材として本実施形態に示される付勢部材60が適用され得る。また、このようなシートロック装置20のラッチと第2のポールとの両方を付勢する部品として本実施形態に示される付勢部材60が適用され得る。
・上記実施形態では、付勢部材60は1つのコイル部61を備えるが、付勢部材60の構成はこれに限定されない。例えば、付勢部材60は、カムポール50のカムポール軸51に配置される第1のコイル部と、ラッチ40のラッチ軸41に配置される第2のコイル部とを有するものとして構成され得る。この構成の場合、上述の(1)の効果(付勢部材60の個数が少なくなるという効果)が得られる。なお、この場合は、付勢部材60自体は回転しなくなるため、上述の(2)の効果は得られない。
・上記実施形態では、付勢部材60のコイル部61は、カムポール軸51に取り付けられているが、コイル部61は、カムポール軸51以外の部分で支持され得る。例えば、コイル部61を支持する支軸によりコイル部61が支持され得る。
・上記実施形態では、ストライカ100が車体に取り付けられ、シートロック装置20がシートバック12に取り付けられているが、両者の関係はこの逆でもよい。すなわち、シートロック装置20が車体に取り付けられ、ストライカ100がシートバック12に取り付けられうる。
・上記実施形態では、ベース部材31にラッチ軸41が固定されているが、ラッチ40にラッチ軸41が固定されてもよい。また、同様に、ベース部材31にカムポール軸51が固定されているが、カムポール50にカムポール軸51が固定されてもよい。
・上記実施形態のシートロック装置20は、タンブルシート、スペースアップシート、着脱シート、ダイブダウンシート等、各種車両用シートの固定装置として適用されうる。
10…後部シート、11…シートクッション、12…シートバック、20…シートロック装置、21…レバー、30…ケース、31…ベース部材、31a…第1挿通孔、31b…第2挿通孔、32…ベース溝部、33…溝底部、35…サブベース部材、35a…第1挿通孔、35b…第2挿通孔、36…サブベース溝部、37…溝部、40…ラッチ、41…ラッチ軸、42…軸受部、43…当接部、44A…第1突出部、44B…第2突出部、45…ラッチ溝部、45a…第1溝面、45b…第2溝面、47…係止部位、48…側面、49…端面、50…カムポール、51…カムポール軸、52…軸受部、53…突出部、54…端面、54a…カム面、54b…規制面、55…アーム部、56…側面、57…係止部位、60…付勢部材、61…コイル部、62…第1延長部、62a…第1端部、63…第2延長部、63a…第2端部、70…緩衝材、100…ストライカ、CA…中心軸、CB…中心軸、LC…中心間線、LD…線、LE…線、LX…距離、P1…第1位置、P2…第2位置、P1x…第1位置、P2x…第2位置、R1…第1回転方向、R2…第2回転方向、R3…第3回転方向、R4…第4回転方向、TA…第1軌道、TB…第2軌道、V…法線、θ1…角度、θ2…角度。

Claims (5)

  1. 固定部材及び可動部材のいずれか一方に固定されるストライカが挿入可能なベース溝部を有して前記固定部材及び前記可動部材のいずれか他方に固定されるベース部材と、
    突出部を有し前記ベース部材に回転可能に取り付けられるカムポールと、
    前記ストライカが係脱するラッチ溝部と、前記カムポールの前記突出部が当接する当接部とを有し、前記ベース部材に回転可能に取り付けられるラッチと、
    前記ラッチと前記カムポールとを付勢する付勢部材とを備え、
    前記ラッチは、前記ラッチ溝部と前記ベース溝部とにより前記ストライカを拘束するロック位置と前記ストライカを前記ベース溝部から解放するアンロック位置との間で回転し、
    前記カムポールは、前記ラッチが前記ロック位置に配置されるときに前記ラッチの前記当接部に前記突出部を当接させることにより前記ラッチの回転を止め、
    前記付勢部材は、前記ラッチの前記当接部と前記カムポールの前記突出部とが互いに接近するように付勢する、車両用シートロック装置。
  2. 前記付勢部材は、ねじりばねであり、コイル部と、前記コイル部の一方の端から延びる第1延長部と、前記コイル部の他方の端から延びる第2延長部とを有し、前記第1延長部の端部は前記カムポールに係止し、前記第2延長部の端部は前記ラッチに係止する
    請求項1に記載の車両用シートロック装置。
  3. 前記付勢部材の前記第2延長部は弾性を有しかつ湾曲する
    請求項2に記載の車両用シートロック装置。
  4. 前記付勢部材の前記コイル部は、前記カムポールの支軸で支持される
    請求項2または請求項3に記載の車両用シートロック装置。
  5. 前記ラッチは、前記付勢部材の前記第2延長部の端部が係止する係止部位を有し、前記ラッチが前記ロック位置に配置されているときの前記ラッチの前記係止部位の位置と、前記ラッチが前記アンロック位置に配置されているときの前記ラッチの前記係止部位の位置とは、前記ラッチの中心軸と前記カムポールの中心軸とを結ぶ線を間に挟むように配置される
    請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の車両用シートロック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH066082U (ja) * 1992-06-30 1994-01-25 株式会社タチエス 自動車用シートのロック装置

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