JP2016201969A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】三相の電気機器を三角配置した場合でも、ユニット長の縮小化が可能な相分離型のガス絶縁開閉装置を提供すること。
【解決手段】ガス絶縁開閉装置1は、第1の方向に配列された三相の遮断器である遮断器2a〜2cと、遮断器2a〜2cにそれぞれ接続された三相の電気機器である計器用変圧器12a〜12cと、計器用変圧器12a〜12cに共通して1個設けられ、計器用変圧器12a〜12cからそれぞれリード線を引き出すために用いられる端子箱13と、を備える。計器用変圧器12a,12cは、第1の方向に配列される。計器用変圧器12bは、上面視で、計器用変圧器12a,12cに対して第1の方向と直交する水平方向である第2の方向にずらして配置される。端子箱13は、計器用変圧器12aと計器用変圧器12cとの間に配置される。
【選択図】図4
【解決手段】ガス絶縁開閉装置1は、第1の方向に配列された三相の遮断器である遮断器2a〜2cと、遮断器2a〜2cにそれぞれ接続された三相の電気機器である計器用変圧器12a〜12cと、計器用変圧器12a〜12cに共通して1個設けられ、計器用変圧器12a〜12cからそれぞれリード線を引き出すために用いられる端子箱13と、を備える。計器用変圧器12a,12cは、第1の方向に配列される。計器用変圧器12bは、上面視で、計器用変圧器12a,12cに対して第1の方向と直交する水平方向である第2の方向にずらして配置される。端子箱13は、計器用変圧器12aと計器用変圧器12cとの間に配置される。
【選択図】図4
Description
本発明は、相分離された三相の遮断器と、各相の遮断器にそれぞれ接続された保護計測機器とを備えたガス絶縁開閉装置に関するものである。
変電所または発電所で使用されるガス絶縁開閉装置は、遮断器、断路器および保護計測機器を含む複数の電気機器を組み合わせて構成される。ここで、保護計測装置は、避雷器のような保護機器、または計器用変流器もしくは計器用変圧器のような計測機器の総称である。ガス絶縁開閉装置は、限られたスペース内で複数の電気機器を組み合わせて構成されることから、機器全体の寸法の縮小化が課題となっている。
ガス絶縁開閉装置は、三相の遮断器が一括して同一の遮断器タンク内に配置される三相一括型のものと、三相の遮断器がそれぞれ異なる遮断器タンク内に配置される相分離型のものが知られている。
相分離型のガス絶縁開閉装置では、三相の遮断器は各々の遮断器タンクを互いに平行にして一方向に配列され、三相の遮断器の配列方向は各相の遮断器タンクの長手方向と直交する方向である。
従来、このような相分離型のガス絶縁開閉装置では、三相の保護計測装置は、三相の遮断器の配列方向に直線的に配列される構成が一般的である。しかしながら、このような構成では、相間距離が三相の保護計測機器の機器体格で制約されるので、相間距離の縮小化が困難となる。
そこで、従来、三相の保護計測機器の相間距離を縮小化するために、三相の保護計測機器を三角配置する構成が知られている。例えば特許文献1では、三相の計器用変流器について、三相の遮断器の配列方向と直交する方向であるユニット方向において、隣り合う計器用変流器同士の位置を互いにずらすことにより、三相の計器用変流器を三角配置している。このような三角配置により、機器体格の制約を受けることなく、相間距離を縮小化することが可能になる。
ところで、保護計測機器は、リード線を外部に引き出すための端子箱を備えている。例えば、計器用変流器では、2次側のリード線を引き出すための端子箱が計器用変流器タンクの側面に設けられる。
従来、このような端子箱は、三相ともに保護計測機器の同じ位置に配置されている。特に、相間距離を増大させないためには、三相いずれの端子箱も相間には配置されず、ユニット方向における保護計測機器タンクの側面に配置される。
しかしながら、保護計測機器の端子箱をユニット方向における保護計測機器タンクの側面に配置した場合は、一般に、ガス絶縁開閉装置のユニット長が増大する。特に、保護計測機器がユニットの端部に配置される場合には、三相の保護計測機器を三角配置したときは、中相の端子箱がユニット方向においてより外側に配置されることとなり、ユニット長は三相の保護計測機器を直線的に配列した場合よりも増大してしまう。
この発明は、上記に鑑みてなされたもので、三相の電気機器を三角配置した場合でも、ユニット長の縮小化が可能な相分離型のガス絶縁開閉装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るガス絶縁開閉装置は、第1の方向に配列された三相の遮断器である第1から第3の遮断器と、前記第1から第3の遮断器にそれぞれ接続された三相の線路側断路器である第1から第3の線路側断路器と、前記第1から第3の線路側断路器にそれぞれ接続された三相の電気機器である第1から第3の電気機器と、前記第1から第3の電気機器に共通して1個設けられ、前記第1から第3の電気機器からそれぞれリード線を引き出すために用いられる端子箱と、を備え、前記第1および第3の電気機器は、前記第1の方向に配列され、前記第2の電気機器は、上面視で、前記第1および第3の電気機器に対して前記第1の方向と直交する水平方向である第2の方向にずらして配置され、前記端子箱は、前記第1の電気機器と前記第3の電気機器との間に配置されていることを特徴とする。
この発明によれば、三相の電気器機器を三角配置した場合でも、ユニット長の縮小化が可能になる、という効果を奏する。
以下に、本発明に係るガス絶縁開閉装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置1のU相の側面図、図2は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置1のV相の側面図、図3は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置1のW相の側面図、図4は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置1の上面図である。詳細には、図1は、図4におけるY1−Y1側面図、図2は、図4におけるY2−Y2側面図、図3は、図4におけるY3−Y3側面図、図4は、図1におけるX−X平面図である。以下、図1から図4を参照して、ガス絶縁開閉装置1の構成について説明する。ガス絶縁開閉装置1は、ガス絶縁開閉装置1を構成する複数の機器の各々のタンク内に絶縁ガスが封入されて絶縁性能が維持されている。
図1は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置1のU相の側面図、図2は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置1のV相の側面図、図3は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置1のW相の側面図、図4は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置1の上面図である。詳細には、図1は、図4におけるY1−Y1側面図、図2は、図4におけるY2−Y2側面図、図3は、図4におけるY3−Y3側面図、図4は、図1におけるX−X平面図である。以下、図1から図4を参照して、ガス絶縁開閉装置1の構成について説明する。ガス絶縁開閉装置1は、ガス絶縁開閉装置1を構成する複数の機器の各々のタンク内に絶縁ガスが封入されて絶縁性能が維持されている。
主母線6は、例えば三相一括の主母線であり、同一の主母線タンク内に通電部となる図示しない三相の導体が延設されている。以下では、主母線6の延伸方向を第1の方向という。主母線6は、架台51上に設置されている。また、架台51は、設置面50上に配置されている。なお、本実施の形態では、主母線6は、三相一括の主母線としているが、相分離型の主母線としてもよい。
三相の遮断器2a〜2cは、第1の方向に配列されている。詳細には、三相の遮断器2a〜2cは、それぞれいわゆる横型の遮断器であり、三相の遮断器2a〜2cの各遮断器タンクは長手方向を水平かつ第1の方向と直交する方向にして配置されている。以下では、第1の方向と直交する水平方向を第2の方向という。なお、三相の遮断器2a〜2cの各遮断器タンクは、円筒形状であり、長手方向は円筒の軸線方向である。また、第2の方向は、ユニット方向である。
図1では、三相のうちのU相の構成が示されている。第1の遮断器である遮断器2aは、架台52a上に配置されている。架台52aは設置面50上に配置されている。遮断器2aは、長手方向に離間して配置されると共に上方に向いた1対の分岐引出し口を遮断器タンクに備えている。遮断器2aの1対の分岐引出し口のうちの一方には第1の母線側計器用変流器である計器用変流器3aを介して接地開閉器4aが接続されている。接地開閉器4aは、第1の母線側接地開閉器であり、計器用変流器3aの上部に配置されている。また、接地開閉器4aは、主母線6と同じ高さに配置される。接地開閉器4aは、第1の母線側断路器である断路器5aを介して主母線6と接続されている。断路器5aは主母線6の内部のU相の導体と接続される。
遮断器2aの1対の分岐引出し口のうちの他方には第1の線路側計器用変流器である計器用変流器7aを介して接地開閉器8aが接続されている。接地開閉器8aは、第1の線路側接地開閉器であり、計器用変流器7aの上部に配置されている。また、接地開閉器8aは、主母線6と同じ高さに配置される。接地開閉器8aは、第1の線路側断路器である断路器9aに接続される。断路器9aは、主母線6側と反対側で接地開閉器8aに接続され、接地開閉器8aと同じ高さに配置されている。断路器9aの上部には、保護機器である避雷器10aが接続されている。断路器9aには、接地開閉器8a側とは反対側にT字型の接続母線11aが接続され、接続母線11aの上部には計測機器としての第1の電気機器である計器用変圧器12aが接続されている。また、接続母線11aには、断路器9a側とは反対側に接続母線14aが接続されている。接続母線14aは、図示しないU相の送電線に接続される。
図2では、三相のうちのV相の構成が示されている。第2の遮断器である遮断器2bは、架台52b上に配置されている。架台52bは設置面50上に配置されている。遮断器2bは、長手方向に離間して配置されると共に上方に向いた1対の分岐引出し口を遮断器タンクに備えている。遮断器2bの1対の分岐引出し口のうちの一方には第2の母線側計器用変流器である計器用変流器3bを介して接地開閉器4bが接続されている。接地開閉器4bは、第2の母線側接地開閉器であり、計器用変流器3bの上部に配置されている。また、接地開閉器4bは、主母線6と同じ高さに配置される。接地開閉器4bは、第2の母線側断路器である断路器5bを介して主母線6と接続されている。断路器5bは主母線6の内部のV相の導体と接続される。
遮断器2bの1対の分岐引出し口のうちの他方には第2の線路側計器用変流器である計器用変流器7bを介して接地開閉器8bが接続されている。接地開閉器8bは、第2の線路側接地開閉器であり、計器用変流器7bの上部に配置されている。また、接地開閉器8bは、主母線6と同じ高さに配置される。接地開閉器8bは、第2の線路側断路器である断路器9bに接続される。断路器9bは、主母線6側と反対側で接地開閉器8bに接続され、接地開閉器8bと同じ高さに配置されている。断路器9bの上部には、保護機器である避雷器10bが接続されている。断路器9bには、接地開閉器8b側とは反対側にT字型の接続母線11bが接続され、接続母線11bの上部には計測機器としての第2の電気機器である計器用変圧器12bが接続されている。なお、第2の方向における接続母線11bの寸法は、同方向における接続母線11aの寸法よりも長い。また、接続母線11bには、断路器9b側とは反対側に接続母線14bが接続されている。接続母線14bは、図示しないV相の送電線に接続される。
図3では、三相のうちのW相の構成が示されている。第3の遮断器である遮断器2cは、架台52c上に配置されている。架台52cは設置面50上に配置されている。遮断器2cは、長手方向に離間して配置されると共に上方に向いた1対の分岐引出し口を遮断器タンクに備えている。遮断器2cの1対の分岐引出し口のうちの一方には第3の母線側計器用変流器である計器用変流器3cを介して接地開閉器4cが接続されている。接地開閉器4cは、第3の母線側接地開閉器であり、計器用変流器3cの上部に配置されている。また、接地開閉器4cは、主母線6と同じ高さに配置される。接地開閉器4cは、第3の母線側断路器である断路器5cを介して主母線6と接続されている。断路器5cは主母線6の内部のW相の導体と接続される。
遮断器2cの1対の分岐引出し口のうちの他方には第3の母線側計器用変流器である計器用変流器7cを介して接地開閉器8cが接続されている。接地開閉器8cは、第3の線路側接地開閉器であり、計器用変流器7cの上部に配置されている。また、接地開閉器8cは、主母線6と同じ高さに配置される。接地開閉器8cは、第3の線路側断路器である断路器9cに接続される。断路器9cは、主母線6側と反対側で接地開閉器8cに接続され、接地開閉器8cと同じ高さに配置されている。断路器9cの上部には、保護機器である避雷器10cが接続されている。断路器9cには、接地開閉器8c側とは反対側にT字型の接続母線11cが接続され、接続母線11cの上部には計測機器としての第3の電気機器である計器用変圧器12cが接続されている。なお、第2の方向における接続母線11cの寸法は、同方向における接続母線11aの寸法に等しい。また、接続母線11cには、断路器9c側とは反対側に接続母線14cが接続されている。接続母線14cは、図示しないW相の送電線に接続される。
次に、計器用変圧器12a〜12cに共通して1個設けられた端子箱13の配置を、避雷器10a〜10cにそれぞれ設けられた端子箱15a〜15cの配置と対比して説明する。避雷器10a〜10cのタンクはそれぞれ円筒状で、タンクは軸線を鉛直方向にして配置され、上面視で円形状である。同様に、計器用変圧器12a〜12cのタンクはそれぞれ円筒状で、タンクは軸線を鉛直方向にして配置され、上面視で円形状である。ただし、図示例では、計器用変圧器12a〜12cのタンクの外径は、避雷器10a〜10cのタンクの外径よりも大きい。従って、相間距離は計器用変圧器12a〜12cの機器体格によって支配される。
そこで、本実施の形態では、避雷器10a〜10cは、第1の方向に直線的に配列するのに対し、計器用変圧器12a〜12cは三角配置する。すなわち、計器用変圧器12a,12cは第1の方向に直線的に配列されるが、計器用変圧器12bは計器用変圧器12a,12cに対して第2の方向にずらして配置されている。具体的には、計器用変圧器12bは計器用変圧器12a,12cよりも主母線6側と反対側に配置されている。計器用変圧器12a〜12cは、上面視で二等辺三角形の頂点の位置に配置される。
また、避雷器10a〜10cの端子箱15a〜15cは、避雷器10a〜10cからそれぞれリード線を引き出すために設けられる。端子箱15a〜15cは、上面視で避雷器10a〜10cの主母線6側の側面に設けられ、第1の方向に直線的に配列されている。
図5は、計器用変圧器12a〜12cと端子箱13の配置を示した上面図である。計器用変圧器12a〜12cの端子箱13は、計器用変圧器12a〜12cに共通して1個設けられる。端子箱13は、計器用変圧器12a〜12cからそれぞれリード線14を引き出すために設けられる。端子箱13は、上面視で計器用変圧器12a,12c間に配置される。すなわち、計器用変圧器12a,12cと端子箱13が第1の方向に直線的に配列される。このように、計器用変圧器12bを第2の方向にずらし、これにより形成された空きスペースに3相共通で計器用変圧器12a〜12cの端子箱13を配置している。なお、図5では、計器用変圧器12a,12cは、計器用変圧器12bに対してより遮断器2a〜2c側に配置されているが、計器用変圧器12bを計器用変圧器12a、12cに対してより遮断器2a〜2c側に配置することも可能である。ただし、図示例の構成によれば、接続母線11a,11cの第2の方向の長さが接続母線11bの第2の方向の長さよりも短くなるので、接続母線11a〜11cのうちの2本を短寸化することができる。
さらに、計器用変圧器12a〜12cの三角配置により形成された空きスペースを利用して、計器用変圧器12a〜12cに共通のガス配管を配置することができる。図6は、計器用変圧器12a〜12cに共通のガス配管21の配置を示した上面図である。ガス配管21は、計器用変圧器12a〜12cの各々のタンク内に絶縁ガスを供給し、あるいは絶縁ガスを回収するために利用される配管である。ガス配管21の先端部は計器用変圧器12a〜12cの三角配置により形成された空きスペースに配置され、端子箱13の上方または下方に配置されている。ガス配管21の先端部は3本に分岐し、3本のうちの1本はバルブ20aを介して計器用変圧器12aのタンクに接続され、3本のうちの別の1本はバルブ20bを介して計器用変圧器12bのタンクに接続され、3本のうちの残りの1本はバルブ20cを介して計器用変圧器12cのタンクに接続される。
本実施の形態によれば、図4に示すように、計器用変圧器12a〜12cを三角配置したので、相間距離Bを縮小化することができる。すなわち、計器用変圧器12a〜12cは、第2の方向から見たときに、互いに一部が重複するように配置することができるので、計器用変圧器12a〜12cの機器体格の制約を受けることなく、相間距離Bを縮小化することができる。
さらに、本実施の形態によれば、計器用変圧器12a〜12cに共通の端子箱13を設け、計器用変圧器12a,12cと端子箱13を第1の方向に直線的に配列したので、計器用変圧器12a〜12cを三角配置したことによる空きスペースを有効活用することができ、ユニット長Aの増大を抑制することができる。
これに対し、計器用変圧器12a〜12cを三角配置し、かつ、計器用変圧器12a〜12cに個別に端子箱を設ける場合には、計器用変圧器12bの端子箱は主母線6側と反対側の計器用変圧器12bの側面に設けるのが一般的であるが、この場合は、計器用変圧器12bの端子箱が第2の方向においてより外側に配置されることとなり、ユニット長が図示例のAよりも増大してしまう。
以上に説明したように、本実施の形態によれば、三相の計器用変圧器12a〜12cを三角配置した場合でも、相間距離Bの縮小化を実現しつつ、ユニット長Aの縮小化が可能になる。
また、本実施の形態では、三相の計器用変圧器12a〜12cに一括の端子箱13を設けるようにしたので、機器を省力化することができる。
また、本実施の形態では、計器用変圧器12a〜12cに接続されるガス配管21を共通化し、ガス配管21の先端部を計器用変圧器12a〜12cを三角配置したことによる空きスペースに配置するようにしたので、機器の省略化、機器配置の効率化が可能となる。
なお、本実施の形態では、三相の計器用変圧器12a〜12cを三角配置し、三相に共通の端子箱13を三角配置で形成された空きスペースに配置するようにしたが、リード線の引き出しのための端子箱を要する他の計測機器または保護機器に対して同様の構成としてもよい。
例えば、図示例において、避雷器10a〜10cのタンクの外径が計器用変圧器12a〜12cのタンクの外径よりも大きい場合は、避雷器10a〜10cを計器用変圧器12a〜12cのように三角配置し、避雷器10a〜10cに共通の端子箱を設け、この共通の端子箱を三角配置で形成された空きスペースに配置することができる。この場合は、計器用変圧器12a〜12cは第1の方向に直線的に配置し、端子箱も個別に設けられる。
また、本実施の形態では、線路側の計器用変流器7a〜7cは遮断器2a〜2cの分岐引出し口に接続されているが、これらを計器用変圧器12a〜12cの位置に設けた場合には、これらに上記と同様の構成を適用することができる。
また、本実施の形態では、遮断器2a〜2cは横型の遮断器としたが、本実施の形態は三相の縦型の遮断器に対しても同様に適用することができる。ここで、縦型の遮断器とは、遮断器タンクの長手方向が設置面に対して垂直となるような遮断器をいう。
一般に、本実施の形態は、三相の遮断器にそれぞれ三相の線路側断路器を介して三相の電気機器が接続され、三相の電気機器には共通して1個の端子箱が設けられ、三相の電気機器は上面視で三角配置され、端子箱は三角配置された三相の電気機器の空きスペース、具体的には第1の方向における両端の電気機器間に配置されていればよい。このような構成により、上記した本実施の形態の効果を得ることができ、その他の構成機器の有無および機器配置については特に限定されない。
実施の形態2.
図7は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置1の側面図、図8は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置1の上面図、図9は、計器用変圧器27a〜27cの側面図である。詳細には、図7は、図8におけるZ1−Z1側面図、図8は、図7におけるX−X平面図、図9は、図8におけるW−W側面図である。なお、図9では、他の構成機器の図示は省略している。
図7は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置1の側面図、図8は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置1の上面図、図9は、計器用変圧器27a〜27cの側面図である。詳細には、図7は、図8におけるZ1−Z1側面図、図8は、図7におけるX−X平面図、図9は、図8におけるW−W側面図である。なお、図9では、他の構成機器の図示は省略している。
主母線6および三相の遮断器2a〜2cについては実施の形態1と同様である。すなわち、三相の遮断器2a〜2cは主母線6の延伸方向である第1の方向に配列されている。
図7では、三相のうちのU相の構成が示されている。計器用変流器3a、接地開閉器4a、断路器5a、計器用変流器7a、接地開閉器8a、断路器9a、避雷器10aおよび端子箱15aについては、実施の形態1と同様なので、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
断路器9aには、接地開閉器8a側とは反対側にT字型の接続母線25aが接続され、接続母線25aの上部には接続母線26aが接続されている。接続母線26aは、図示しないU相の送電線に接続される。また、接続母線26aには計器用変圧器27aが接続されている。ここで、計器用変圧器27aは円筒状のタンクを備え、このタンクは軸線を第2の方向に向けて配置されている。なお、第2の方向は、実施の形態1と同様に、第1の方向と直交する水平方向である。
図7に対応するV相の構成の図示は省略しているが、図8では、計器用変流器3b、接地開閉器4b、断路器5b、計器用変流器7b、接地開閉器8b、断路器9b、避雷器10b、端子箱15b、接続母線25b、接続母線26bおよび計器用変圧器27bを示している。計器用変流器3b、接地開閉器4b、断路器5bおよび計器用変流器7bについては実施の形態1と同様である。接地開閉器8b、断路器9b、接続母線25bおよび計器用変圧器27bは、実施の形態1の対応機器よりも高い位置に配置される。すなわち、接地開閉器8b、断路器9b、接続母線25bおよび計器用変圧器27bは、接地開閉器8a、断路器9a、接続母線25aおよび計器用変圧器27aよりも高い位置に配置される。
また、断路器9bには、接地開閉器8b側とは反対側にT字型の接続母線25bが接続され、接続母線25bの上部には接続母線26bが接続されている。接続母線26bは、図示しないV相の送電線に接続される。また、接続母線26bには計器用変圧器27bが接続されている。ここで、計器用変圧器27bは円筒状のタンクを備え、このタンクは軸線を第2の方向に向けて配置されている。
図7に対応するW相の構成の図示は省略しているが、図8では、計器用変流器3c、接地開閉器4c、断路器5c、計器用変流器7c、接地開閉器8c、断路器9c、避雷器10c、端子箱15c、接続母線25c、接続母線26cおよび計器用変圧器27cを示している。これらの構成要素は、U相の構成要素と同様である。すなわち、計器用変流器3c、接地開閉器4c、断路器5c、計器用変流器7c、接地開閉器8c、断路器9c、避雷器10cおよび端子箱15cについては、実施の形態1の対応機器と同様である。また、接続母線25c、接続母線26cおよび計器用変圧器27cは、接続母線25a、接続母線26aおよび計器用変圧器27aと同様である。
また、断路器9cには、接地開閉器8c側とは反対側にT字型の接続母線25cが接続され、接続母線25cの上部には接続母線26cが接続されている。接続母線26cは、図示しないW相の送電線に接続される。また、接続母線26cには計器用変圧器27cが接続されている。ここで、計器用変圧器27cは円筒状のタンクを備え、このタンクは軸線を第2の方向に向けて配置されている。
図8に示すように、計器用変圧器27a〜27cは、上面視で、第1の方向に配列されている。他方、図9では、第2の方向から側面視したときの計器用変圧器27a〜27cの配置構成を示している。図9に示すように、計器用変圧器27a,27cは第1の方向に配列され、計器用変圧器27bは、計器用変圧器27a,27cに対して鉛直方向にずらして配置されている。具体的には、計器用変圧器27bは、計器用変圧器27a,27cよりも上方に配置されている。
また、端子箱28は、計器用変圧器27a〜27cからそれぞれ図示しないリード線を引き出すために設けられ、計器用変圧器27a〜27cに共通して1個設けられている。端子箱28は、計器用変圧器27a,27c間に配置される。計器用変圧器27a、端子箱28および計器用変圧器27cは第1の方向に直線的に配列される。
本実施の形態によれば、図9に示すように、計器用変圧器27a〜27cを三角配置したので、相間距離Bを縮小化することができる。すなわち、計器用変圧器27a〜27cは、上面視で、互いに一部が重複するように配置することができるので、計器用変圧器27a〜27cの機器体格の制約を受けることなく、相間距離Bを縮小化することができる。
さらに、本実施の形態によれば、計器用変圧器27a〜27cに共通の端子箱28を設け、計器用変圧器27a,27cと端子箱28を第1の方向に直線的に配列したので、計器用変圧器27a〜27cを三角配置したことによる空きスペースを有効活用することができ、ユニット長Cの増大を抑制することができる。
以上に説明したように、本実施の形態によれば、三相の計器用変圧器27a〜27cを三角配置した場合でも、相間距離Bの縮小化を実現しつつ、ユニット長Cの縮小化が可能になる。
また、本実施の形態では、三相の計器用変圧器27a〜27cに一括の端子箱28を設けるようにしたので、機器を省力化することができる。
なお、図9に示すように、本実施の形態では、計器用変圧器27bは、計器用変圧器27a,27cよりも上方に配置されているが、計器用変圧器27bを計器用変圧器27a,27cよりも下方に配置することもできる。この場合は、接地開閉器8b、断路器9b、接続母線25bも計器用変圧器27bの高さに応じてより下方に配置される。
また、図示は省略するが、実施の形態1と同様に、計器用変圧器27a〜27cの三角配置により形成された空きスペースを利用して、計器用変圧器27a〜27cに共通のガス配管を配置することができる。すなわち、計器用変圧器27a〜27cに対して共通して使用されるガス配管の先端部を、端子箱28に対して第2の方向における主母線6側またはこれと反対側に配置することができる。
本実施の形態のその他の構成、作用効果は実施の形態1と同様である。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 ガス絶縁開閉装置、2a〜2c 遮断器、3a〜3c,7a〜7c 計器用変流器、4a〜4c,8a〜8c 接地開閉器、5a〜5c,9a〜9c 断路器、6 主母線、10a〜10c 避雷器、11a〜11c,14a〜14c,25a〜25c,26a〜26c 接続母線、12a〜12c,27a〜27c 計器用変圧器、13,15a〜15c,28 端子箱、14 リード線、20a〜20c バルブ、21 ガス配管、50 設置面、51,52a〜52c 架台。
Claims (4)
- 第1の方向に配列された三相の遮断器である第1から第3の遮断器と、
前記第1から第3の遮断器にそれぞれ接続された三相の線路側断路器である第1から第3の線路側断路器と、
前記第1から第3の線路側断路器にそれぞれ接続された三相の電気機器である第1から第3の電気機器と、
前記第1から第3の電気機器に共通して1個設けられ、前記第1から第3の電気機器からそれぞれリード線を引き出すために用いられる端子箱と、
を備え、
前記第1および第3の電気機器は、前記第1の方向に配列され、
前記第2の電気機器は、上面視で、前記第1および第3の電気機器に対して前記第1の方向と直交する水平方向である第2の方向にずらして配置され、
前記端子箱は、前記第1の電気機器と前記第3の電気機器との間に配置されていることを特徴とするガス絶縁開閉装置。 - 前記端子箱の上方または下方に、前記第1から第3の電気機器のタンクに接続されるガス配管の先端部が配置されることを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁開閉装置。
- 第1の方向に配列された三相の遮断器である第1から第3の遮断器と、
前記第1から第3の遮断器にそれぞれ接続された三相の線路側断路器である第1から第3の線路側断路器と、
前記第1から第3の線路側断路器にそれぞれ接続された三相の電気機器である第1から第3の電気機器と、
前記第1から第3の電気機器に共通して1個設けられ、前記第1から第3の電気機器からそれぞれリード線を引き出すために用いられる端子箱と、
を備え、
前記第1および第3の電気機器は、前記第1の方向に配列され、
前記第2の電気機器は、前記第1の方向と直交する水平方向である第2の方向からの側面視で、前記第1および第3の電気機器に対して鉛直方向にずらして配置され、
前記端子箱は、前記第1の電気機器と前記第3の電気機器との間に配置されている
ことを特徴とするガス絶縁開閉装置。 - 前記電気機器は、計器用変流器、計器用変圧器または避雷器であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のガス絶縁開閉装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2015082709A JP2016201969A (ja) | 2015-04-14 | 2015-04-14 | ガス絶縁開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016201969A true JP2016201969A (ja) | 2016-12-01 |
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Family Applications (1)
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JP2015082709A Pending JP2016201969A (ja) | 2015-04-14 | 2015-04-14 | ガス絶縁開閉装置 |
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JP (1) | JP2016201969A (ja) |
-
2015
- 2015-04-14 JP JP2015082709A patent/JP2016201969A/ja active Pending
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