JP2016201052A - 車両誘導装置及び車両誘導方法 - Google Patents

車両誘導装置及び車両誘導方法 Download PDF

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【課題】信号機を停止せずに通過できる後続の車両の数を増やす。【解決手段】所定速度通過可能エリア算出部14は、車両2が走行する道路の信号機が青信号である間に所定速度で信号機を通過できる所定速度通過可能エリアを算出する。通過可能エリア算出部15は、信号機が青信号である間に、現在速度で信号機を通過できる通過可能エリア及びその後方の判定エリアを算出する。通過希望車両抽出部16は、通過可能エリアを走行する車両の現在速度より速い希望速度を有し、且つ判定エリアを走行する車両を通過希望車両として抽出する。スペース判断部17は、通過可能エリア内に車両が入るスペースが有るか否かを判断する。誘導車両選択部18は、通過希望車両が抽出され、且つ、スペースが有ると判断された場合、スペースに誘導すべき通過可能エリアの車両である誘導車両を選択する。車両誘導部19は、誘導車両をスペースに誘導する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両誘導装置及び車両誘導方法に関する。
従来においては、車両が停止せずに信号機を通過できるか否かを判定し、通過できない場合は、急加速、急減速を発生させないように車両の速度を制御する技術が開示されている。
この技術では、制御対象の車両の速度よりも後続の車両の速度が高く、接近している場合は、ハザードランプを点滅させ、接近を回避する。この際、制御対象の車両の速度は維持される。
特開2012−133450号公報
上記技術では、制御対象の車両の前方にスペースがある場合でも、車両の速度は維持され、スペースへの誘導は行われない。そのため、後続の車両が信号機を停止せずに通過できる可能性が低くなる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、信号機を停止せずに通過できる後続の車両の数を増やせる車両誘導装置及び車両誘導方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係わる車両誘導装置は、信号機が青信号である間に所定速度で信号機を通過できる所定速度通過可能エリアを算出し、現在速度で信号機を通過できる通過可能エリア及び所定速度通過可能エリアにおける通過可能エリアより後方の判定エリアを算出する。車両誘導装置は、通過可能エリアを走行する車両の現在速度より速い希望速度を有し、且つ判定エリアを走行する車両を通過希望車両として抽出する。車両誘導装置は、さらに、通過可能エリア内に車両が入るスペースが有ると判断された場合、通過可能エリアの車両である誘導車両を選択し、スペースに誘導する。
本発明によれば、通過希望車両は、誘導車両の誘導により通過可能エリアに生じる新規スペースに移動でき、信号機を停止せずに通過できる後続の車両の数を増やすことができる。
図1は、本実施の形態に係わる車両誘導装置の利用形態の一例を示す図である。 図2は、車両誘導装置1の動作の流れを示すフローチャートである。 図3は、所定速度通過可能エリア5、通過可能エリア6及び判定エリア7の説明図である。 図4は、車線Bの車両の現在速度が、スペース8のある車線Aの車両の現在速度より総じて速く、通過希望車両と判定された車両Xが、スペース8のない車線Bを走行している場合の車両の誘導の一例を示す図である。 図5は、車線Bの車両の現在速度が、スペース8のある車線Aの車両の現在速度より総じて速く、通過希望車両と判定された車両Xが、スペース8のある車線Aを走行している場合の車両の誘導の一例を示す図である。 図6は、スペース8のある車線Bの車両の現在速度が車線Aの車両の現在速度より総じて速く、通過希望車両と判定された車両Xが、スペース8のある車線Bを走行している場合の車両の誘導の一例を示す図である。 図7は、スペース8のある車線Bの車両の現在速度が車線Aの車両の現在速度より総じて速く、通過希望車両と判定された車両Xが、スペース8のない車線Aを走行している場合の車両の誘導の一例を示す図である。 図8は、車線Aの車両の現在速度と車線Bの車両の現在速度と同等で、通過希望車両と判定された車両Xが、スペース8のない車線Bを走行している場合の車両の誘導の一例を示す図である。 図9は、車線Aの車両の現在速度と車線Bの車両の現在速度と同等で、通過希望車両と判定された車両Xが、スペース8のない車線Aを走行している場合の車両の誘導の一例を示す図である。 図10は、車線Aの車両の現在速度と車線Bの車両の現在速度と同等で、通過希望車両と判定された車両Xが、スペース8のある車線Bを走行している場合の車両の誘導の一例を示す図である。 図11は、車線Aの車両の現在速度と車線Bの車両の現在速度と同等で、通過希望車両と判定された車両Xが、スペース8のある車線Aを走行している場合の車両の誘導の一例を示す図である。 図12は、車線Bの車両の現在速度が、スペース8のある車線Aの車両の現在速度より総じて速く、通過希望車両と判定された車両Xが、スペース8のない車線Bを走行し、通過可能エリア6における車線Bを走行する車両X3の現在速度が希望速度より遅い場合の車両の誘導の一例を示す図である。 図13は、車線Aの車両の現在速度と車線Bの車両の現在速度と同等で、通過希望車両と判定された車両XA、XBがそれぞれ、スペース8のない車線B、スペース8のある車線Aを走行している場合の車両の誘導の一例を示す図である。 図14は、車線Aの車両の現在速度と車線Bの車両の現在速度と同等で、通過希望車両と判定された車両XA、XBがそれぞれ、スペース8のある車線B、スペース8のない車線Aを走行している場合の車両の誘導の一例を示す図である。 図15は、車線Aの車両の現在速度と車線Bの車両の現在速度と同等で、車線A、Bにスペース8があり、通過希望車両と判定された車両XA、XBがそれぞれ、車線B、車線Aを走行する場合の車両の誘導の一例を示す図である。 図16は、車線Bの車両の現在速度が、車線Aの車両の現在速度より総じて速く、車線Cの車両の現在速度が、車線Bの車両の現在速度より総じて速く、通過希望車両である車両XA、XBが車線A、Cを走行する場合の車両の誘導の一例を示す図である。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。説明において、同一のものには同一符号を付して重複説明を省略する。
図1を参照して、本実施の形態に係わる車両誘導装置の利用形態の一例を説明する。
車両誘導装置1は、車両2を誘導する装置であり、車両2と通信可能になっている。図1の車両2は、複数の車両の1つを代表として示したものである。また、車両誘導装置1は、交通管理センタ3のサーバ装置とも通信可能となっている。
車両2の走行状態記録部20は、CPU、ROM、RAM、インタフェース回路等を含むブロックである。
走行状態記録部20は、車両2の重心位置に取り付けられた加速度センサ21によって検出される車両の加速度、ステアリング22のセンサで検出されるステアリング角等を運転履歴として記憶する。運転履歴は、また、アクセルペダル23のセンサで検出されるアクセルストローク角、ブレーキペダル24のセンサで検出されるブレーキストローク角等を含む。
また、走行状態記録部20は、車両2の車速計25から現在速度を取得し、記憶する。
また、走行状態記録部20は、GPS電波受信部26がGPS衛星から受信する電波により車両2の現在位置を算出し、記憶する。
車両2は、車両の希望車速を取得する希望車速取得部27を備える。希望車速取得部27は、運転者が希望する車速を直接入力する装置を備え、この車速を希望車速として取得する。または、希望車速取得部27は、走行状態記録部20を参照し、現在走行している道路の周辺において頻度の高い車速を希望車速として算出してもよい。
走行状態記録部20は、希望車速取得部27から希望車速を取得し、記憶する。
通信部28は、これらの加速度、ステアリング角、アクセルストローク角、ブレーキストローク角、現在速度、現在位置、希望車速を走行状態記録部20から取得し、それらを車両情報として車両誘導装置1に送信する。
また、通信部28は、例えば、車両誘導装置1から受信する制御信号により、車両制御部29を制御する。これにより、車両制御部29は、ステアリング22、アクセルペダル23、ブレーキペダル24などを制御することで、車両2の位置を制御する。
車両誘導装置1は、交通管理センタ3のサーバ装置から受信するセンタ情報を記憶するセンタ情報記憶部11と、車両2から受信する車両情報を記憶する車両情報記憶部12と、車両2が走行する地域の地図データを記憶する地図データ記憶部13とを備える。車両誘導装置1は、また、所定速度通過可能エリア算出部14、通過可能エリア算出部15、通過希望車両抽出部16、スペース判断部17、誘導車両選択部18及び車両誘導部19を備える。
所定速度通過可能エリア算出部14は、車両2が走行する道路で決められた所定速度と道路の信号機が青信号である時間に基づいて、信号機が青信号である間に所定速度で信号機を通過できる所定速度通過可能エリアを算出する。所定速度とは、例えば、法定速度である。以降の所定速度についても同様である。
通過可能エリア算出部15は、信号機が青信号である間に、現在速度で信号機を通過できる通過可能エリア及び所定速度通過可能エリアにおける通過可能エリアより後方の判定エリアを算出する。通過希望車両抽出部16は、通過可能エリアを走行する車両の現在速度より速い希望速度を有し、且つ判定エリアを走行する車両を通過希望車両として抽出する。スペース判断部17は、通過可能エリア内に車両が入るスペースが有るか否かを判断する。
誘導車両選択部18は、通過希望車両が抽出され、且つ、スペースが有ると判断された場合、スペースに誘導すべき通過可能エリアの車両である誘導車両を選択する。車両誘導部19は、誘導車両をスペースに誘導する。車両誘導装置1は、このように、車両誘導方法を実行する。
実施形態において、車両の誘導には、ステアリング操作及びペダル操作を含む当該車両の運転動作を直接、車両誘導装置1が制御する自動運転が含まれる。その他、車両の誘導には、乗員の視覚、聴覚或いは触覚を通じて、運転動作を命令、指示、示唆、或いは暗示する運転支援も含まれる。
地図データは、道路の位置と信号機の位置と道路の所定速度を含む。センタ情報は、例えば、信号機が青信号である時間の長さ、信号機が赤信号である時間の長さ、現在の天候の情報、道路が渋滞する時間帯の情報、道路の渋滞がないときの車両の速度などを含む。
次に、図2を参照して、車両誘導装置1の動作の流れを説明する。図2のフローチャートの処理は、例えば、10ミリ秒のような一定の時間毎に繰り返し実行される。
S1:所定速度通過可能エリア算出部14は、地図データ記憶部13の地図データから、青信号の状態の信号機が設けられた片側1車線以上の道路の所定速度を取得する。また、所定速度通過可能エリア算出部14は、センタ情報記憶部11のセンタ情報と地図データから、道路に設けられた青信号の信号機を特定し、センタ情報から信号機が青信号である時間の長さを取得する。
S3:次に、所定速度通過可能エリア算出部14は、所定速度と青信号の時間の長さに基づいて、信号機が青信号である間に所定速度で信号機を通過できるエリアである所定速度通過可能エリアを算出する。
ステップS3では、図3に示す所定速度通過可能エリア5を算出する。例えば、信号機Sにおける青信号の時間が60[秒]、所定速度が60[km/h]の場合、信号機Sから所定速度通過可能エリア5の後端までの距離Lは、1000[m](=(60×1000)/(360×60))となる。
図2に戻り、説明を続ける。
S5:次に、通過可能エリア算出部15は、車両情報記憶部12から、道路を走行する車両の現在位置、現在速度を取得し、地図データ記憶部13の地図データから、信号機の位置を取得し、センタ情報記憶部11のセンタ情報または所定速度通過可能エリア算出部14から、青信号の時間の長さを取得する。通過可能エリア算出部15は、車両の現在位置、現在速度、信号機の位置及び青信号の時間の長さに基づいて、信号機が青信号である間に現在速度で信号機を通過できる車両を検出し、その全ての車両を包含するエリアである通過可能エリアを算出する。
S7:また、通過可能エリア算出部15は、所定速度通過可能エリアにおける通過可能エリアより後方の判定エリアを算出する。
ステップS5、S7では、図3に示す通過可能エリア6、判定エリア7を算出する。所定速度通過可能エリア5が距離Lで規定されるのに対し、通過可能エリア6は、各車線の最後尾の車両の位置で規定される。
また、ステップS5で通過可能エリア算出部15は、信号機Sが青信号である間に車両が現在速度で信号機を通過できるか否かを車両毎に判定する。
ここで、青信号の時間が所定の閾値より長い場合は、信号機Sから最も遠い車両から判定を始め、信号機Sに近い方の車両の判定を行っていく。図3では最も右の車両から判定を始め、左方向に判定を行っていく。車両が現在速度で信号機Sを通過できないなら、次の車両の判定を行う。一方、車両が現在速度で信号機Sを通過できるなら、以降の車両は現在速度で信号機Sを通過できるとみなせばよい。よって、判定回数を少なくでき、処理の負荷を低減できる。
一方、青信号の時間が閾値未満の場合は、信号機Sに最も近い車両から判定を始め、信号機Sから遠い方の車両の判定を行っていく。図3では最も左の車両から判定を始め、右方向に判定を行っていく。車両が現在速度で信号機Sを通過できるなら、次の車両の判定を行う。一方、車両が現在速度で信号機Sを通過できないなら、以降の車両は現在速度で信号機Sを通過できないとみなせばよい。よって、判定回数を少なくでき、処理の負荷を低減できる。
図3では、車線A、Bの各車両の現在速度は所定速度より遅い。よって、通過可能エリア6における各車線A、Bの後端は、所定速度通過可能エリア5の後端よりも前方に位置する。すなわち、前者は後者よりも信号機Sに近い。
また、車線Bの各車両の現在速度は、車線Aの各車両の現在速度に比べ、総じて速いこととする。この場合、通過可能エリア6における車線Aの後端は、通過可能エリア6における車線Aの後端より前方に位置する。すなわち、前者は後者よりも信号機Sに近い。
図2に戻り、S9:次に、通過希望車両抽出部16は、車両情報記憶部12から、通過可能エリアの車両の現在速度と判定エリアの車両の希望速度を取得する。通過希望車両抽出部16は、現在速度と希望速度に基づいて、通過可能エリアを走行する車両の現在速度より速い希望速度を有し、且つ判定エリアを走行する車両(通過希望車両)が判定エリアに存在するか否かを判定する。通過希望車両が存在しない場合は(S9:NO)、図2のフローチャートの制御を終了し、存在する場合は(S9:YES)、ステップS11に進む。
図3において、判定エリア7の車両Xの希望速度が、通過可能エリア6の全車両の現在速度より速い場合、車両Xは通過希望車両として抽出される(S9)。
例えば、通過可能エリア6の車両Yの希望速度が前方の車両Zの現在速度より速い場合であっても、車両Zは車両Yの前方を走っているので、車両Yの現在速度が車両Zの現在速度より速くなることはない。このように通過可能エリア6の車両の現在速度が希望速度より遅い場合であっても、通過希望車両は、通過可能エリア6の車両の現在速度に基づいて抽出される。
前述のように、運転者が車両に入力する希望車速は、運転履歴により算出する希望車速より正確性が高い。よって、通過希望車両を抽出する際の精度を高めることができる。
または、通過希望車両抽出部16は、地図データ記憶部13の地図データから、制御対象の道路の所定速度と同じ所定速度が設定された周囲の別の道路を検索し、センタ情報記憶部11のセンタ情報から、その道路の渋滞がないときの車両の速度を取得し、この速度を希望車速とする。
これにより、運転者による希望車速の入力を不要にでき、自動的に通過希望車両として抽出されることができる。
図2に戻り、説明を続ける。
S11:スペース判断部17は、車両情報記憶部12から車両の現在位置を取得し、現在位置に基づいて、通過可能エリア6内に車両が少なくとも1台の入れるスペースがあるか否かを判定する。スペースがない場合は(S11:NO)、図2のフローチャートの制御を終了し、スペースがある場合は(S11:YES)、ステップS13に進む。
ステップS11では、図3に示すスペース8のようなスペースがあるか否かを判定する。
S13:スペース判断部17は、車両の現在位置に基づいて、スペースの位置、大きさを算出し、ステップS15に進む。
S15:スペース判断部17は、スペースが所定の時間内に消滅するか否かを判定し、所定の時間内に消滅する場合は(S15:YES)、図2のフローチャートの制御を終了し、消滅しない場合は(S15:NO)、ステップS17に進む。
ステップS15でスペース判断部17は、例えば、図3において、スペース8の前方の車両Wの現在速度よりもスペース8の後方の車両Zの現在速度が速く、かつ、速度差が所定の範囲内であれば、所定の時間内にスペース8が消滅すると判定する。なぜならば、現在速度の違いにより、後方の車両Zはスペースの前方の車両Wの近づき、所定の時間内にスペース8が消滅すると考えられるからである。
S17:誘導車両選択部18は、車両情報記憶部12から車両の現在位置を取得し、現在位置に基づいて、算出されたスペースに誘導すべき通過可能エリアの車両を誘導車両として選択し、ステップS19に進む。
S19:車両誘導部19は、選択された誘導車両をスペースに誘導する。車両誘導部19は、または更に、誘導車両の誘導により通過可能エリアに生じる新たなスペース(以下、「新規スペース」という)に通過希望車両を誘導する。ステップS19の後、制御はステップS9に戻る。
ステップS19では、車両誘導部19は、例えば、誘導車両や通過希望車両に対し、制御信号を送信し、制御信号を受信した車両が自動で現在位置を変更する。
なお、例えば、車両に設けられた地図画面が制御信号に基づいて変更後の位置を示し、これにより、運転者が車両を変更後の位置に移動させるようにしてもよい。また、音声などで移動を案内してもよい。また、このように直接的な制御や指示でなく、移動の示唆を行うことにより車両を移動させてもよい。また、案内や示唆を行ったにも関わらず、車両が位置を変えなくても、車両を誘導したことには変わりがない。
次に、本実施の形態における車両の誘導について、具体例を用いて説明する。
図4においては、車線Bを走る車両の現在速度が車線Aを走る車両の現在速度より総じて速いこととする。
通過希望車両と判定された車両Xが判定エリア7の車線Bを走行している。
通過可能エリア6の車線Aにはスペース8が存在する。通過可能エリア6の車線Aにおいて、スペース8の後方を車両X1が走行している。通過可能エリア6の車線Bにおいて、スペース8の側方を車両X2が走行している。
この場合、誘導車両選択部18は、誘導車両として、速い方の現在速度の車両が走行する車線Bの車両X2を選択する。車両X2は誘導され、スペース8に移動する。
仮に車両X1を選択し、車両X1がスペース8に移動する場合、加速が必要となり、運転者に違和感を与える可能性が高い。また、スペース8に誘導車両を迅速に移動させることが困難である。
これに対し、実際には誘導車両として車両X2が選択され、車両X2はスペース8に移動する。この場合、加速が不要であり、運転者に違和感を与える可能性は低い。よって、加速を防ぎ、運転者に違和感を与えることを防ぐことができる。また、スペース8に誘導車両を迅速に移動させることが容易である。
車両X2がスペース8に移動すると、例えば、後方の車両X3が前進する。車両X3は、例えば、スペース8における車両X2の後方に誘導され、移動する。
車両X3がスペース8に移動すると、例えば、後方の車両が前進する。これにより、通過可能エリア6の後端に、車両Xの移動先となりえる新規スペースができる。例えば、車両Xは、新規スペースができたので、運転者の意志で、新規スペースに移動する。または、車両Xは、通過希望車両なので、誘導により、新規スペースに移動する。
したがって、誘導車両の誘導により通過可能エリアに新規スペースが生じ、通過希望車両である車両Xは新規スペースに移動できるので、信号機Sが青信号である間に信号機Sを通過できる。つまり、信号機を停止せずに通過できる後続の車両の数を増やすことができる。
また、さらに通過希望車両を新規スペースに誘導することで通過可能エリアに含ませることができ、信号機を停止せずに通過できる後続の車両の数を増やすことができる。
図5においては、図4の場合と同様に、車線Bを走る車両の現在速度が車線Aを走る車両の現在速度より総じて速いこととする。
通過希望車両と判定された車両Xが、図5では判定エリア7の車線Aを走行している。
図4の場合と同様に、通過可能エリア6の車線Aにおいて、スペース8の後方を車両X1が走行している。通過可能エリア6の車線Bにおいて、スペース8の側方を車両X2が走行している。
図4の場合と同様に、誘導車両として選択された車両X2は誘導され、スペース8に移動する。また、後方の車両X3も同様に誘導され、スペース8に移動する。
これにより、車両X3の移動前の位置に、車両Xの移動先になりえる新規スペースができる。例えば、車両Xは、新規スペースができたので、運転者の意志で、新規スペースに移動する。または、車両Xは、通過希望車両なので、誘導により、新規スペースに移動する。
したがって、誘導車両の誘導により通過可能エリアに新規スペースが生じ、通過希望車両である車両Xは新規スペースに移動できるので、信号機Sが青信号である間に信号機Sを通過できる。つまり、信号機を停止せずに通過できる後続の車両の数を増やすことができる。
また、さらに通過希望車両を新規スペースに誘導することで通過可能エリアに含ませることができ、信号機を停止せずに通過できる後続の車両の数を増やすことができる。
図6においては、図4、図5の場合と同様に、車線Bを走る車両の現在速度が車線Aを走る車両の現在速度より総じて速いこととする。
通過希望車両と判定された車両Xが、図6では判定エリア7の車線Bを走行している。
通過可能エリア6の車線Bにはスペース8が存在する。通過可能エリア6の車線Bにおいて、スペース8の後方を車両X1が走行している。通過可能エリア6の車線Aにおいて、スペース8の斜め後方を車両X2が走行している。
この場合、誘導車両選択部18は、誘導車両として、速い方の現在速度の車両が走行する車線Bの車両X1を選択する。車両X1は誘導され、スペース8に移動する。
仮に車両X2を選択し、車両X2がスペース8に移動する場合、加速及び車線変更が必要となり、運転者に違和感を与える可能性が高い。また、スペース8に誘導車両を迅速に移動させることが困難である。
これに対し、実際には誘導車両として車両X1が選択され、車両X1はスペース8に移動する。この場合、加速及び車線変更が不要であり、運転者に違和感を与える可能性は低い。よって、加速及び車線変更を防ぎ、運転者に違和感を与えることを防ぐことができる。また、スペース8に誘導車両を迅速に移動させることが容易である。
車両X1がスペース8に移動すると、例えば、後方の車両X3が前進する。車両X3は、例えば、スペース8における車両X2の後方に誘導され、移動する。
車両X3がスペース8に移動すると、例えば、後方の車両が前進する。これにより、通過可能エリア6に、車両Xの移動先となりえる新規スペースができる。例えば、車両Xは、新規スペースができたので、運転者の意志で、新規スペースに移動する。または、車両Xは、通過希望車両なので、誘導により、新規スペースに移動する。
したがって、誘導車両の誘導により通過可能エリアに新規スペースが生じ、通過希望車両である車両Xは新規スペースに移動できるので、信号機Sが青信号である間に信号機Sを通過できる。つまり、信号機を停止せずに通過できる後続の車両の数を増やすことができる。
また、さらに通過希望車両を新規スペースに誘導することで通過可能エリアに含ませることができ、信号機を停止せずに通過できる後続の車両の数を増やすことができる。
図7においては、図4、図5、図6の場合と同様に、車線Bを走る車両の現在速度が車線Aを走る車両の現在速度より総じて速いこととする。
通過希望車両と判定された車両Xが、図7では判定エリア7の車線Aを走行している。
図6の場合と同様に、通過可能エリア6の車線Bにおいて、スペース8の後方を車両X1が走行している。通過可能エリア6の車線Aにおいて、スペース8の斜め後方を車両X2が走行している。
図6の場合と同様に、誘導車両として選択された車両X1は誘導され、スペース8に移動する。また、後方の車両X3も同様に誘導され、スペース8に移動する。
これにより、車両X3の後方に、車両Xの移動先になりえる新規スペースができる。例えば、車両Xは、新規スペースができたので、運転者の意志で、新規スペースに移動する。または、車両Xは、通過希望車両なので、誘導により、新規スペースに移動する。
したがって、誘導車両の誘導により通過可能エリアに新規スペースが生じ、通過希望車両である車両Xは新規スペースに移動できるので、信号機Sが青信号である間に信号機Sを通過できる。つまり、信号機を停止せずに通過できる後続の車両の数を増やすことができる。
また、さらに通過希望車両を新規スペースに誘導することで通過可能エリアに含ませることができ、信号機を停止せずに通過できる後続の車両の数を増やすことができる。
図8においては、車線Aを走る車両の現在速度と車線Bを走る車両の現在速度は同等であることとする。
通過希望車両と判定された車両Xが判定エリア7の車線Bを走行している。
通過可能エリア6の車線Aにはスペース8が存在する。通過可能エリア6の車線Bにおいて、スペース8の側方を車両X1が走行している。通過可能エリア6の車線Aにおいて、スペース8の後方を車両X2が走行している。
この場合、誘導車両選択部18は、誘導車両として、通過希望車両である車両Xの走行する車線Bと同じ車線Bを走行する車両X1を選択する。車両X1は誘導され、スペース8に移動する。
また、後方の車両X3も同様に誘導され、スペース8に移動する。
車両X3がスペース8に移動すると、例えば、後方の車両が前進する。これにより、通過可能エリア6に、車両Xの移動先となりえる新規スペースができる。例えば、車両Xは、新規スペースができたので、運転者の意志で前進し、新規スペースに移動する。または、車両Xは、通過希望車両なので、誘導により前進し、新規スペースに移動する。
仮に車両X2を選択し、車両X2がスペース8に移動する場合、通過希望車両である車両Xの車線変更が必要となり、運転者に違和感を与える可能性が高い。また、新規スペースに通過希望車両を迅速に移動させることが困難である。
これに対し、実際には誘導車両として車両X1が選択され、通過希望車両である車両Xは前進し、通過可能エリア6に移動する。この場合、車線変更が不要であり、運転者に違和感を与える可能性を低くできる。よって、車線変更を防ぎ、運転者に違和感を与えることを防ぐことができる。また、新規スペースに通過希望車両を迅速に移動させることが容易である。
また、誘導車両の誘導により通過可能エリアに新規スペースが生じ、通過希望車両である車両Xは新規スペースに移動できるので、信号機Sが青信号である間に信号機Sを通過できる。つまり、信号機を停止せずに通過できる後続の車両の数を増やすことができる。
また、さらに通過希望車両を新規スペースに誘導することで通過可能エリアに含ませることができ、信号機を停止せずに通過できる後続の車両の数を増やすことができる。
図9においては、図8の場合と同様に、車線Aを走る車両の現在速度と車線Bを走る車両の現在速度は同等であることとする。
通過希望車両と判定された車両Xが、図9では判定エリア7の車線Aを走行している。
通過可能エリア6の車線Bにはスペース8が存在する。通過可能エリア6の車線Bにおいて、スペース8の後方を車両X1が走行している。通過可能エリア6の車線Aにおいて、スペース8の側方を車両X2が走行している。
この場合、誘導車両選択部18は、誘導車両として、車両Xの走行する車線Aと同じ車線Aを走行する車両X2を選択する。車両X2は誘導され、スペース8に移動する。
また、後方の車両X3も同様に誘導され、スペース8に移動する。
車両X3がスペース8に移動すると、例えば、後方の車両が前進する。これにより、通過可能エリア6に、車両Xの移動先となりえる新規スペースができる。例えば、車両Xは、新規スペースができたので、運転者の意志で前進し、新規スペースに移動する。または、車両Xは、通過希望車両なので、誘導により前進し、新規スペースに移動する。
図8の場合と同様に、通過希望車両である車両Xの車線変更が不要であり、車線変更を
防ぎ、運転者に違和感を与えることを防ぐことができる。また、新規スペースに通過希望車両を迅速に移動させることが容易である。
また、誘導車両の誘導により通過可能エリアに新規スペースが生じ、通過希望車両である車両Xは新規スペースに移動できるので、信号機Sが青信号である間に信号機Sを通過できる。つまり、信号機を停止せずに通過できる後続の車両の数を増やすことができる。
また、さらに通過希望車両を新規スペースに誘導することで通過可能エリアに含ませることができ、信号機を停止せずに通過できる後続の車両の数を増やすことができる。
図10においては、図8、図9の場合と同様に、車線Aを走る車両の現在速度と車線Bを走る車両の現在速度は同等であることとする。
通過希望車両と判定された車両Xが判定エリア7の車線Bを走行している。
通過可能エリア6の車線Bにはスペース8が存在する。通過可能エリア6の車線Bにおいて、スペース8の後方を車両X1が走行している。通過可能エリア6の車線Aにおいて、スペース8の側方を車両X2が走行している。
この場合、誘導車両選択部18は、誘導車両として、車両Xの走行する車線Bと同じ車線Bを走行する車両X1を選択する。車両X1は誘導され、スペース8に移動する。
図10の場合、スペース8の側方の車両X2よりスペース8の後方の車両X1を優先して選択していることになる。
仮に車両X2を選択し、車両X2がスペース8に移動する場合、車線変更が必要となり、運転者に違和感を与える可能性が高い。また、スペース8に誘導車両を迅速に移動させることが困難である。
これに対し、実際には誘導車両として車両X1が選択され、車両X1はスペース8に移動する。この場合、車線変更が不要であり、運転者に違和感を与える可能性は低い。よって、車線変更を防ぎ、運転者に違和感を与えることを防ぐことができる。また、スペース8に誘導車両を迅速に移動させることが容易である。
車両X1と同様に、後方の車両X3も誘導され、スペース8に移動する。
車両X3がスペース8に移動すると、例えば、後方の車両が前進する。これにより、通過可能エリア6に、車両Xの移動先となりえる新規スペースができる。例えば、車両Xは、新規スペースができたので、運転者の意志で前進し、新規スペースに移動する。または、車両Xは、通過希望車両なので、誘導により前進し、新規スペースに移動する。
図8、図9の場合と同様に、通過希望車両である車両Xの車線変更が不要であり、車線変更を防ぎ、運転者に違和感を与えることを防ぐことができる。また、新規スペースに通過希望車両を迅速に移動させることが容易である。
また、誘導車両の誘導により通過可能エリアに新規スペースが生じ、通過希望車両である車両Xは新規スペースに移動できるので、信号機Sが青信号である間に信号機Sを通過できる。つまり、信号機を停止せずに通過できる後続の車両の数を増やすことができる。
また、さらに通過希望車両を新規スペースに誘導することで通過可能エリアに含ませることができ、信号機を停止せずに通過できる後続の車両の数を増やすことができる。
図11においては、図8、図9、図10の場合と同様に、車線Aを走る車両の現在速度と車線Bを走る車両の現在速度は同等であることとする。
通過希望車両と判定された車両Xが判定エリア7の車線Aを走行している。
通過可能エリア6の車線Aにはスペース8が存在する。通過可能エリア6の車線Bにおいて、スペース8の斜め後方を車両X1が走行している。通過可能エリア6の車線Aにおいて、スペース8の後方を車両X2が走行している。
この場合、誘導車両選択部18は、誘導車両として、車両Xの走行する車線Aと同じ車線Aを走行する車両X2を選択する。車両X2は誘導され、スペース8に移動する。
また、後方の車両X3も同様に誘導され、スペース8に移動する。
車両X3がスペース8に移動すると、例えば、後方の車両が前進する。これにより、通過可能エリア6に、車両Xの移動先となりえる新規スペースができる。例えば、車両Xは、新規スペースができたので、運転者の意志で前進し、新規スペースに移動する。または、車両Xは、通過希望車両なので、誘導により前進し、新規スペースに移動する。
図8、図9、図10の場合と同様に、通過希望車両である車両Xの車線変更が不要であり、車線変更を防ぎ、運転者に違和感を与えることを防ぐことができる。また、新規スペースに通過希望車両を迅速に移動させることが容易である。
また、誘導車両の誘導により通過可能エリアに新規スペースが生じ、通過希望車両である車両Xは新規スペースに移動できるので、信号機Sが青信号である間に信号機Sを通過できる。つまり、信号機を停止せずに通過できる後続の車両の数を増やすことができる。
また、さらに通過希望車両を新規スペースに誘導することで通過可能エリアに含ませることができ、信号機を停止せずに通過できる後続の車両の数を増やすことができる。
図12においては、車両X2の現在速度は、後方の車両X3の希望速度より遅いこととする。この場合、車両X3の現在速度は車両X2の現在速度と同等になるので、これも車両X3の希望速度より遅いこととなる。その他については、図4の場合と同様である。
図4の場合と同様に、誘導車両として選択された車両X2は誘導され、スペース8に移動する。
誘導車両選択部18は、誘導車両として、希望速度より遅い現在速度の車両X3を選択せず、例えば、後方の車両X4を選択する。車両X4は誘導され、スペース8に移動する。
一方、車両X3は、現在速度を希望速度に近づけるべく、加速し、車両X2の移動前の位置に移動する。
したがって、希望速度より遅い現在速度の車両を誘導車両としないことで、車両の現在
速度を希望速度に近づけることができる。
図13においては、図11の場合と同様に、車線Aを走る車両の現在速度と車線Bを走る車両の現在速度は同等であることとする。
図13においては、通過希望車両と判定された車両XAが判定エリア7の車線Bを走行し、通過希望車両と判定されたもう1台の車両XBが判定エリア7の車線Aを走行している。このように、通過希望車両と判定された車両が車線A、Bに含まれる。車両XBと通過可能エリア6の距離は、車両XAと通過可能エリア6の距離より短い。その他については、図11の場合と同様である。
この場合、誘導車両選択部18は、誘導車両として、通過可能エリア6に近い車両XBが走行する車線Aと同じ車線Aを走行する車両X2を選択する。車両X2は誘導され、スペース8に移動する。
また、後方の車両X3も同様に誘導され、スペース8に移動する。
車両X3がスペース8に移動すると、例えば、後方の車両が前進する。これにより、通過可能エリア6に、車両XBの移動先となりえるスペースができる。例えば、車両XBは、運転者の意志で前進し、スペースに移動する。または、車両XBは、通過希望車両なので、誘導により前進し、スペースに移動する。
仮に車両X1をスペース8に誘導した場合、車線Bの後方にスペースが生じるが、車両XAにとっては、前方の車両が邪魔して、スペースへの移動が困難であり、一方、車両XBにとっては、車線変更が必要である。
これに対し、実際には誘導車両として車両X2、X3が選択されるので、車線Aの後方にスペースが生じ、車両XBにとっては、車線変更せずに、スペースに移動できる。
図14においては、図10の場合と同様に、車線Aを走る車両の現在速度と車線Bを走る車両の現在速度は同等であることとする。
図14においては、通過希望車両と判定された車両XAが判定エリア7の車線Bを走行し、通過希望車両と判定されたもう1台の車両XBが判定エリア7の車線Aを走行している。このように、通過希望車両と判定された車両が車線A、Bに含まれる。車両XAと通過可能エリア6の距離は、車両XBと通過可能エリア6の距離と同等である。その他については、図10の場合と同様である。
この場合、誘導車両選択部18は、誘導車両として、スペース8のある車線Bを走行する車両X1を選択する。車両X1は誘導され、スペース8に移動する。
また、後方の車両X3も同様に誘導され、スペース8に移動する。
車両X3がスペース8に移動すると、例えば、後方の車両が前進する。これにより、通過可能エリア6に、車両XAの移動先となりえるスペースができる。例えば、車両XAは、運転者の意志で前進し、スペースに移動する。または、車両XAは、通過希望車両なので、誘導により前進し、スペースに移動する。
したがって、車両XAの車線変更を防ぎ、運転者に違和感を与えることを防ぐことができる。
図15においては、図14の場合と同様に、車線Aを走る車両の現在速度と車線Bを走る車両の現在速度は同等であることとする。
図15においては、通過可能エリア6の各車線A、Bにスペース8が存在する。通過可能エリア6の車線Bにおいて、スペース8の後方を車両X1、X3が走行している。通過可能エリア6の車線Aにおいて、スペース8の後方を車両X2が走行している。その他については、図14の場合と同様である。
この場合、誘導車両選択部18は、誘導車両として、車線Aの車両X2と車線Bの車両X1の両方を選択する。車両X1、X2は誘導され、それぞれ前方のスペース8に移動する。
車両X3も同様に誘導され、スペース8に移動する。これにより、後方の車両が前進し、通過可能エリア6に、車両XAの移動先となりえるスペースができる。例えば、車両XAは、スペースができたので、運転者の意志で、スペースに移動する。または、車両XAは、通過希望車両なので、誘導により、スペースに移動する。
また、車両X2の後方の車両が前進し、通過可能エリア6に、車両XBの移動先となりえるスペースができる。例えば、車両XBは、スペースができたので、運転者の意志で、スペースに移動する。または、車両XBは、通過希望車両なので、誘導により、スペースに移動する。したがって、車両XA、XBの車線変更を防ぎ、運転者に違和感を与えることを防ぐことができる。
図16を参照して、3車線における車両の誘導の一例を説明する。
図16においては、車線Bを走る車両の現在速度が車線Aを走る車両の現在速度より総じて速く、車線Cを走る車両の現在速度が車線Bを走る車両の現在速度より総じて速いこととする。
通過希望車両と判定された車両XA、XBがそれぞれ、判定エリア7の車線A、車線Cを走行している。
通過可能エリア6の車線A、Bの両方にスペース8が存在し、車線Cにはスペースが存在しない。
通過可能エリア6の車線Cにおいて、車線Bのスペース8の側方を車両X1が走行している。通過可能エリア6の車線Bにおいて、車線Bのスペース8の後方を車両X2が走行している。通過可能エリア6の車線Aにおいて、車線Aのスペースの後方を車両X3が走行している。
この場合、誘導車両選択部18は、車線Bのスペース8に誘導する誘導車両としては、車線A、B、Cで最も速い現在速度の車両が走行する車線Cの車両X1を選択する。車両X2は誘導され、スペース8に移動する。また、後方の車両も誘導され、スペース8に移動する。
誘導車両選択部18は、車線Aのスペース8に誘導する誘導車両としては、車線A、Bで速い方の現在速度の車両が走行する車線Bの車両X2を選択する。車両X2は誘導され、スペース8に移動する。
これにより、車両X2の移動前の位置にスペースが生じるので、誘導車両選択部18は
、この新たに生じた車線Bのスペース8に誘導する誘導車両としては、車線A、B、Cで最も速い現在速度の車両が走行する車線Cの車両を選択する。車両は誘導され、スペース8に移動する。
これにより、後方の車両が前進し、通過可能エリア6に、車両XBの移動先となりえるスペースができる。例えば、車両XBは、スペースができたので、運転者の意志で、スペースに移動する。または、車両XBは、通過希望車両なので、誘導により、スペースに移動する。
車両XAは、例えば、運転者の意志で、車線Bの最後尾に移動する。または、車両XAは、通過希望車両なので、誘導により、車線Bの最後尾に移動する。
なお、本実施の形態では、車両とは別に車両誘導装置1を設けたが、車両誘導装置1は、車両に含まれていてもよい。この場合、他の車両の車両情報は、その車両との通信によって取得すればよい。
上記のように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
1 車両誘導装置
2、X、X1、X2、X3、X4、XA、XB、Y、Z、W 車両
3 交通管理センタ
5 所定速度通過可能エリア
6 通過可能エリア
7 判定エリア
8 スペース
11 センタ情報記憶部
12 車両情報記憶部
13 地図データ記憶部
14 所定速度通過可能エリア算出部
15 通過可能エリア算出部
16 通過希望車両抽出部
17 スペース判断部
18 誘導車両選択部
19 車両誘導部
20 走行状態記録部
21 加速度センサ
22 ステアリング
23 アクセルペダル
24 ブレーキペダル
25 車速計
26 GPS電波受信部
27 希望車速取得部
28 通信部
29 車両制御部
A、B、C 車線
S 信号機

Claims (9)

  1. 道路で決められた所定速度と前記道路の信号機が青信号である時間に基づいて、前記信号機が青信号である間に、前記所定速度で前記信号機を通過できる所定速度通過可能エリアを算出する所定速度通過可能エリア算出部と、
    前記道路を走行する車両の現在速度と現在位置と前記信号機が青信号である時間に基づいて、前記信号機が青信号である間に、現在速度で前記信号機を通過できる通過可能エリア及び前記所定速度通過可能エリアにおける前記通過可能エリアより後方の判定エリアを算出する通過可能エリア算出部と、
    前記車両の現在速度と希望速度に基づいて、前記通過可能エリアを走行する車両の現在速度より速い希望速度を有し、且つ前記判定エリアを走行する車両を通過希望車両として抽出する通過希望車両抽出部と、
    前記通過可能エリア内に車両が入るスペースが有るか否かを判断するスペース判断部と、
    前記通過希望車両が抽出され、且つ、前記スペースが有ると判断された場合、前記スペースに誘導すべき前記通過可能エリアの車両である誘導車両を選択する誘導車両選択部と、
    前記誘導車両を前記スペースに誘導する車両誘導部と
    を備えることを特徴とする車両誘導装置。
  2. 前記通過可能エリア算出部は、
    前記信号機が青信号である間に、車両が現在速度で前記信号機を通過できるか否かを車両毎に判定するものであり、
    前記青信号である時間が所定の閾値より長い場合は、前記信号機から最も遠い車両から判定を始める一方、前記青信号である時間が前記閾値未満の場合は、前記信号機に最も近い車両から判定を始める
    ことを特徴とする請求項1記載の車両誘導装置。
  3. 前記車両誘導部は、
    前記誘導車両の誘導により前記通過可能エリアに生じる新規スペースに前記通過希望車両を誘導する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の車両誘導装置。
  4. 前記車両の希望速度は、当該車両の運転者により入力された速度である
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車両誘導装置。
  5. 前記通過希望車両抽出部は、
    前記所定速度と周囲の道路で決められた所定速度が同じである場合、前記周囲の道路の渋滞がないときの車両の速度を希望速度とする
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車両誘導装置。
  6. 前記誘導車両選択部は、
    隣り合う2つの車線の一方にスペースがあり、かつ、スペースの後方に車両があり、かつ、他方の車線における前記スペースの側方に車両がある場合、前記後方の車両を優先的に選択する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の車両誘導装置。
  7. 前記誘導車両選択部は、
    2つの車線の一方の車線を走行する車両の現在速度が他方の車線を走行する車両の現在速度より速い場合、当該速い現在速度の車両を優先的に選択する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の車両誘導装置。
  8. 前記誘導車両選択部は、
    前記通過希望車両と同じ車線を走行する車両を前記通過希望車両と異なる車線を走行する車両よりも優先的に選択する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の車両誘導装置。
  9. 道路で決められた所定速度と前記道路の信号機が青信号である時間に基づいて、前記信号機が青信号である間に、前記所定速度で前記信号機を通過できる所定速度通過可能エリアを算出し、
    前記道路を走行する車両の現在速度と現在位置と前記信号機が青信号である時間に基づいて、前記信号機が青信号である間に、現在速度で前記信号機を通過できる通過可能エリア及び前記所定速度通過可能エリアにおける前記通過可能エリアより後方の判定エリアを算出し、
    前記車両の現在速度と希望速度に基づいて、前記通過可能エリアを走行する車両の現在速度より速い希望速度を有し、且つ前記判定エリアを走行する車両を通過希望車両として抽出し、
    前記通過可能エリア内に車両が入るスペースが有るか否かを判断し、
    前記通過希望車両が抽出され、且つ、前記スペースが有ると判断された場合、前記スペースに誘導すべき前記通過可能エリアの車両である誘導車両を選択し、
    前記誘導車両を前記スペースに誘導する
    ことを特徴とする車両誘導方法。
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