JP2016200915A - レセプトチェック装置、レセプトチェック方法およびプログラム - Google Patents

レセプトチェック装置、レセプトチェック方法およびプログラム Download PDF

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紀昭 有住
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Abstract

【課題】担当者の負担を増大することなく、保険者提出用に作成された所定のフォーマットの歯科用電子レセプトの正確性を、縦覧点検も含めて、各医療機関に最適な判定レベルでチェックし、保険制度上の電子レセプトの誤りを低減した歯科用電子レセプトの生成を支援する技術を提供する。
【解決手段】保険者提出用に作成された所定のフォーマットの歯科用電子レセプトに対し、予め定義されたマスタデータを用いて各診療行為の対象部位を、例えば歯番で特定する。そして、対象部位が特定された診療行為データを用い、縦覧点検も含め、電子レセプトの正確性をチェックする。正確性を判定するにあたり、複数の異なる判定レベルを用意し、ユーザが選択可能とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、レセプトチェック技術に関し、特に、歯科用レセプト電算データチェック技術に関する。
病院、診療所等の医療機関は、患者に対して医療行為を行うと、レセプトと呼ばれる診療報酬明細書を作成し、支払基金や国保連合会といった審査機関に提出する。レセプトの提出を受けた審査機関では、レセプトの内容をチェックし、レセプト内に保険制度上の誤りがなければ、該当する保険者にレセプトを提出する。それを受け、保険者は医療機関に診療報酬を支払う。
レセプトは、電子化され(電子レセプト)、記録媒体に記録されて提出される。あるいは、電子データで送信される。この電子レセプトは、患者毎に、保険請求期間単位で、診療記録をまとめ、対応のレセコン(レセプト作成用のソフトが搭載されたコンピュータ)で所定のフォーマット(レセ電ファイル:UKEファイル)に作成される。
誤った電子レセプトが審査機関に送られるのを防ぐため、医療機関では、審査機関に送信前に電子レセプトをチェックする。この際の負担を低減するため、傷病名に応じて定められた診療行為の回数の標準値が登録されるチェック用マスタデータを用いて自動的にチェックする技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特許第4903981号公報
ところが、歯科では、電子レセプトの正確性をチェックするために診療行為が対象とする部位(例えば、歯番)が必要である。しかしながら、厚生労働省から提供されているデータと、UKEファイル化後の電子レセプトとからでは、各診療行為が対象とする歯番を特定できないため、チェック用マスタデータを用いたとしても、精度の高いチェックが行えない。このため、精度の高いチェックを行うためには、チェック担当者が月単位でまとめられた電子レセプトから、経験に基づいて診療行為の歯番を特定し、チェックを行わざるをえない。
特に、平成24年3月より、審査機関では、同一保険医療機関、同一患者に係る当月請求分のレセプトと、過去複数月のレセプトとを合わせて点検する縦覧点検も行われている。この縦覧点検に対応するチェックを手作業で行うのは、困難を極める。
このような状況では、精度の高いチェックを行うためには、担当者の負担が大きく、チェックに時間がかかる。また、チェックの精度が担当者の経験に左右される。一方、チェックがなされない状態で審査機関に電子レセプトが提出されると、審査機関のチェック負担が大きくなる。さらに、返戻が発生したり、誤った電子レセプトが発見されなかったりし、医療機関に正当な報酬が迅速に支払われない。
さらに、医療機関によって、電子レセプトチェックの精度に対する要望は異なる。医療機関に応じた適正なレベルで電子レセプトのチェックがなされないと、審査機関に提出前に再点検作業が増えたり、不適切なチェック状態で審査機関に提出されたりする。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、担当者の負担を増大することなく、保険者提出用に作成された所定のフォーマットの歯科用電子レセプトの正確性を、縦覧点検も含めて、各医療機関に最適な判定レベルでチェックし、保険制度上の電子レセプトの誤りを低減した歯科用電子レセプトの生成を支援する技術を提供することを目的とする。
本発明は、保険者提出用に作成された所定のフォーマットの歯科用電子レセプトに対し、予め定義されたマスタデータを用いて各診療行為の対象部位を、例えば歯番で特定する。そして、対象部位が特定された診療行為データを用い、縦覧点検も含め、電子レセプトの正確性をチェックする。正確性を判定するにあたり、複数の異なる判定レベルを用意し、ユーザが選択可能とする。
具体的には、予め定めたフォーマットで予め定めた単位期間毎に、患者毎に作成された電子レセプトデータである患者単位レセプトから、診療行為と部位とを対応づけた部位データを生成する対象部位特定部と、前記生成した部位データを用いて、前記患者単位レセプトの正確性をチェックするチェック部と、前記チェック部によるチェック結果を表示装置に表示する表示処理部と、を備え、前記チェック部は、前記部位データ内の部位が、同一部位であるか否かを判定する際の判定レベルを決定する判定レベル決定部を備え、前記決定した判定レベルに従って、前記患者単位レセプトの正確性をチェックすることを特徴とするレセプトチェック装置を提供する。
また、予め定めたフォーマットで予め定めた単位期間毎に、患者毎に作成された電子レセプトデータである患者単位レセプトから、診療行為と部位とを対応づけた部位データを生成する対象部位特定ステップと、前記生成した部位データを用いて、前記患者単位レセプトの正確性をチェックするチェックステップと、前記チェック結果を表示装置に表示する表示ステップと、を備え、前記チェックステップでは、予め定めた判定レベルに従って、前記部位データ内の部位が同一部位であるか否かを判定し、前記患者単位レセプトの正確性をチェックすることを特徴とするレセプトチェック方法を提供する。
さらに、コンピュータを、予め定めたフォーマットで予め定めた単位期間毎に、患者毎に作成された電子レセプトデータである患者単位レセプトから、診療行為と部位とを対応づけた部位データを生成する対象部位特定手段、前記生成した部位データを用いて、前記患者単位レセプトの正確性を、予め定めた判定レベルに従ってチェックするチェック手段、前記チェック部によるチェック結果を表示装置に表示する表示処理手段、として機能させ、前記チェック手段は、予め定めた判定レベルに従って、前記部位データ内の部位が同一部位であるか否かを判定し、前記患者単位レセプトの正確性をチェックすることを特徴とするプログラムを提供する。
本発明によれば、保険者提出用に作成された所定のフォーマットの歯科用電子レセプトを縦覧点検も含めて、各医療機関に最適な判定レベルでチェックし、保険制度上の電子レセプトの誤りをできる限り低減した歯科用電子レセプトの生成を支援できる。
本発明の実施形態のレセプトチェック装置のハードウェア構成図である。 本発明の実施形態のレセプトチェック装置の機能ブロック図である。 (a)は、本発明の実施形態の電子レセプトデータを、(b)は、同保険機関毎の電子レセプトデータを、(c)は、同患者単位レセプトを、それぞれ説明するための説明図である。 (a)は、本発明の実施形態の患者識別情報(RE)レコードを、(b)は、同傷病名部位(HS)レコードを、(c)は、同診療行為(SS)レコードを、それぞれ説明するための説明図である。 本発明の実施形態の処置病名マスタを説明するための説明図である。 (a)は、本発明の実施形態の算定要件マスタを、(b)は、同縦覧チェックマスタを、それぞれ説明するための説明図である。 本発明の実施形態の部位データを説明するための説明図である。 (a)は、本発明の実施形態の判定レベル受付画面例を説明するための説明図であり、(b)は、同判定手法を説明するための説明図である。 本発明の実施形態のチェック処理のフローチャートである。 本発明の実施形態の対象部位特定処理のフローチャートである。 (a)および(b)は、本発明の実施形態の部位候補データを説明するための説明図である。 本発明の実施形態のチェック処理のフローチャートである。
以下、本発明を適用する第一の実施形態について説明する。以下、本発明の実施形態を説明するための全図において、基本的に、同一機能を有するものは同一符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
[ハードウェア構成]
図1は、本実施形態のレセプトチェック装置100のハードウェア構成を説明するための図である。レセプトチェック装置100は、CPU(Central Processing Unit)102と、主メモリ103と、記憶装置104と、表示メモリ105と、コントローラ107と、ネットワークアダプタ110と、これらを信号送受信可能に接続するシステムバス111とを備える。
入出力インタフェースとして、コントローラ107には、表示装置106およびマウス108が接続され、システムバス111には、キーボード109が接続される。
レセプトチェック装置100は、ネットワーク120を介して他の情報処理装置130やデータベース140と信号送受可能に接続される。ここで、「信号送受可能に」とは、電気的、光学的に有線、無線を問わずに、相互にあるいは一方から他方へ信号送受可能な状態を示す。
CPU102は、各構成要素の動作を制御する。制御は、予め定められたプログラムに従って行われる。CPU102は、記憶装置104に格納されるプログラムやプログラム実行に必要なデータを主メモリ103にロードして実行する。
主メモリ103は、CPU102が実行するプログラムや演算処理の途中経過を記憶する。
表示メモリ105は、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)等の表示装置106に表示するための表示データを一時格納する。
記憶装置104は、処理に必要な各種のデータ、処理途中に生成されるデータ、処理により生成されるデータを格納する装置であり、具体的にはハードディスク等である。また、記憶装置104は、フレシキブルディスク、光(磁気)ディスク、ZIPメモリ、USBメモリ等の可搬性記録媒体とデータの受け渡しをする装置であっても良い。
本実施形態では、後述するように、歯科レセプト電算データ(電子レセプトデータ)の正確性をチェックする。このチェック対象の電子レセプトデータも記憶装置104に格納される。なお、チェック対象の電子レセプトデータは、LAN(Local Area Network)等のネットワーク120を介してレセプトチェック装置100に接続される他の情報処理装置130やデータベース140などに保存され、そこから取得されてもよい。
マウス108やキーボード109は、操作者がレセプトチェック装置100に対して操作指示を行う操作デバイスである。マウス108はトラックパッドやトラックボールなどの他のポインティングデバイスであっても良い。
コントローラ107は、マウス108の状態を検出して、表示装置106上のマウスポインタの位置を取得し、取得した位置情報等をCPU102へ出力する。
ネットワークアダプタ110は、レセプトチェック装置100をLAN、電話回線、インターネット等のネットワーク120に接続するためのインタフェースである。
[機能構成]
上述のように、本実施形態のレセプトチェック装置100は、歯科レセプト電算データ(電子レセプトデータ)に保険制度上の誤りがないか、その正確性をチェックする。これを実現するため、本実施形態のレセプトチェック装置100は、図2に示すように、電子レセプトデータ300や処理に用いるデータ群を保持するデータベース部210と、電子レセプトデータから、診療行為と部位とを対応づけた部位データ510を生成する対象部位特定部220と、部位データ510を用いて当該電子レセプトデータ300の正確性を所望のレベルでチェックするチェック部230と、チェック部230の処理結果(チェック結果リスト530)から表示データを生成し、表示装置106に表示する表示処理部240と、を備える。
対象部位特定部220、チェック部230および表示処理部240は、上述のように、記憶装置104に格納されたプログラムを、CPU102が主メモリ103にロードして実行することにより実現される。また、データベース部210は、例えば、記憶装置104に構築される。
データベース部210には、対象部位特定部220、チェック部230の各処理で用いるデータ群として、例えば、電子レセプトデータ300、部位候補データ540、部位データ510、口腔情報ファイル520、処置病名マスタ410、算定要件マスタ420、歯科電子点数表430、基本チェックマスタ440、縦覧チェックマスタ450などが記憶される。
[電子レセプトデータ]
電子レセプトデータ300は、患者毎の所定の期間の診療の記録(カルテ)を集約した診療報酬明細書の電子データの集合であり、予め定められたフォーマットで作成され、予め定めた保存期間分、保存される。
予め定めたフォーマットには、例えば、厚生労働省で定めたUKEフォーマットなどが用いられる。所定の期間は、保険請求先に提出する間隔であり、例えば、1か月などである。また、予め定めた保存期間は、縦覧点検(縦覧チェック)に対応可能な期間であり、例えば、歯科では24か月とする。以下、本明細書では、所定の期間を1月とする場合を例に挙げて説明する。
以下、本実施形態では、保険請求先に提出する期間(単位期間)を単位として作成された、一人の患者の、電子レセプトデータを、患者単位レセプト310と呼ぶ。保険請求先に提出する間隔で作成された、患者単位レセプト310の集合を、単位期間レセプト350と呼ぶ。単位期間レセプト350は、図3(a)に示すように、患者単位レセプト310の集合である。また、電子レセプトデータ300は、図3(a)に示すように、単位期間レセプト350の集合である。
なお、単位期間レセプト350は、図3(b)に示すように、患者が加入している保険機関単位、例えば、国民健康保険、社会保険など、に作成してもよい。すなわち、単位期間レセプト350は、国民健康保険に加入している患者の、患者単位レセプト310の集合である国保単位期間レセプト350aと、社会保険に加入している患者の、患者単位レセプト310の集合であり、社保単位期間レセプト350bと、を備える構成であってもよい。
患者単位レセプト310は、図3(c)に示すように、本実施形態のチェック処理に係るデータとして、患者識別情報レコード(REレコード)340と、傷病名部位レコード(HSレコード)320と、歯科診療行為レコード(SSレコード)330とを備える。
REレコード340は、患者を識別する情報、当該患者の診療期間を特定する情報などを記録するレコード部である。縦覧チェック時に、単位期間レセプト350をまたいで、同じ患者の患者単位レセプト310を抽出するために用いられる。例えば、図4(a)に示すように、REレコード340には、患者を特定可能な情報として、例えば、氏名341、性別342、生年月日343、および、診療期間を特定可能な情報として、例えば、診療開始日345、診療年月日346などが記録される。患者を特定可能な情報として、患者ID、カルテ番号などを登録するよう構成してもよい。
HSレコード320は、当該患者に対し行った処置に対する、傷病名と部位とを記録するレコード部である。図4(b)に示すように、HSレコード320は、傷病名321を特定する傷病名コード(傷病名CD)322毎に、診療を行った部位323が記録される。傷病名コード322は、傷病名321毎に予め定められる。部位323は、当該傷病に関して処置を行った箇所を、歯番形式で登録する。なお、その他、傷病名321毎に、傷病名の略称が登録されてもよい。
図4(b)の例では、傷病名321「う蝕」に対し、部位323「[右上]7、4」が、傷病名321「歯髄炎」に対し、部位323「[左下]1」が登録される。
SSレコード330は、当該患者に対して行った、診療行為とその点数および回数とを記録するレコード部である。図4(c)に示すように、診療行為名331を特定する診療行為コード(診療行為CD)332毎に、当該診療行為の、加算コード(加算CD)333と、点数334と、回数335とが記録される。診療行為コード332は、診療行為毎に、予め定められる。
なお、SSレコード330は、日付に関する情報(日付データ)を保持する。本実施形態では、SSレコード330は、算定単位を同一とする診療行為群(同一算定単位データ)を含む。加算コード333は、同一算定単位データ内の各診療行為の親子関係を示すものである。ただし、本実施形態では、同一算定単位データを、予め算定日単位に分割しておく。すなわち、同一算定単位データとなる診療行為群であっても、算定日が異なるものは、同一算定単位としない。
図4(c)の例では、診療行為名331「初診」に対し、点数334「218」および回数335「1」が、同「抜髄(単根管)」に「228」および「1」がそれぞれ登録される。また、診療行為名331「金属歯冠修復(インレー単純)」と「(材)金パラ(大臼歯)」とは親子関係にあり、同一の算定単位(同一算定単位データ)となる。従って、点数334として「316」および回数335として「1」が登録される。同じく、「金属歯冠修復(インレー単純)」と「(材)金パラ(小臼歯・前歯)」とは親子関係にあり、点数334に「276」が、回数335に「1」が登録される。
なお、患者単位レセプト310は、医薬品レコード(IYレコード)、特定器材レコード(TOレコード)、症状詳記レコード(SJレコード)、コメントレコード(COレコード)、医科診療行為レコード(SIレコード)をさらに備えていてもよい。
これらのレコードの中で、TOレコードはSSレコード330と同様の構造を有する。また、SIレコードおよびIYレコードは、SSレコード330から加算コード333を除いた構造を有する。一方、COレコードには、コード、部位、内容が記録される。また、SJレコードには、コードと内容とが記録される。
[対象部位特定部]
対象部位特定部220は、SSレコード330に記録される各診療行為について、当該診療行為の対象となる部位を特定して対応づけ、部位データ510を生成する。部位は、HSレコード320に記録される部位の中から選択される。部位の特定には、処置病名マスタ410と、算定要件マスタ420といった予め用意されたマスタデータを用いる。処置病名マスタ410および算定要件マスタ420は、予めデータベース部210に登録される。
本実施形態の対象部位特定部220は、また、生成した部位データ510から口腔情報ファイル520を生成する口腔情報生成部221を備える。
処置病名マスタ410は、診療行為と傷病名とを対応づけたデータベースで、図5に示すように、診療行為毎に、当該診療行為を行う可能性のある傷病名が登録される。具体的には、診療行為名411を特定する診療行為コード(診療行為CD)412毎に、傷病名414を特定する傷病名コード(傷病名CD)413と、が登録される。その他、傷病名の略称が登録されてもよい。
算定要件マスタ420は、診療行為と算定要件とを対応づけたデータベースであり、図6(a)に示すように、診療行為名421に対応づけた診療行為コード422毎に、算定要件424が登録される。算定要件424は、当該診療行為の対象となる歯の種類が登録される。算定要件マスタ420には、さらに、各診療行為の加算コード(加算CD)423と、算定単位425と、その算定単位内で診療が可能な上限の回数(上限回数)426とが登録されていてもよい。
対象部位特定部220が対応づけた結果として得る部位データ510は、SSレコード330の各診療行為名331に、対象部位を対応づけたものである。図7に示すように、部位データ510は、SSレコード330と同様に、診療行為名511を特定する診療行為コード(診療行為CD)512毎に、点数513と、回数514とが記録され、さらに、対象部位515、が記録される。
口腔情報生成部221は、部位データ510を用いて、欠損歯の情報を作成する。作成する欠損歯の情報は、口腔情報ファイル520として、データベース部210に登録される。例えば、抜歯等の診療行為名511に対応づけられた部位(歯番)515は、欠損歯とする。
[チェック部]
チェック部230は、上述のように、生成した部位データを用いて、電子レセプトデータ300の正確性を所望のレベルでチェックする。患者単位レセプト310の正確性のチェックに先立ち、チェック部230は、チェック対象の患者単位レセプト310の、シンタックスチェック、事務点検チェックを行うプリチェックを行う。従って、チェック部230は、このプリチェックを行う、プリチェック部231を備える。
チェック部が行うプリチェック以外のチェックには、例えば、部位データ510を用いて、患者単位レセプト310の点数および回数の適性性を判断する点数回数チェック、患者単位レセプト310の診療行為の妥当性を判断する妥当性チェック、直近の複数の単位期間レセプト350内の、チェック対象の患者単位レセプト310と同一患者の患者単位レセプト310を用い、チェック対象(当月)の患者単位レセプト310の正確性(妥当性)をチェックする縦覧チェックなどがある。
上述のチェック部230が行うチェックには、対象とする部位に応じて適否を判断するものがある。また、対象部位特定部220が、各診療行為の対象部位を、完全に一つの部位に特定できないことがある。本実施形態のチェック部230は、このような場合に、チェック対象の複数の部位データ510間の部位を同一と判定するか否かのレベルを、選択可能とする。
これを実現するため、本実施形態のチェック部230は、チェック部230が行う各種のチェックにおいて、診療行為の対象部位が同一部位であるか否かを判定する際のレベルを決定する判定レベル決定部237と、をさらに備え、判定レベル決定部237が決定した判定レベルに従って、患者単位レセプトの正確性をチェックする。
[判定レベル決定部]
本実施形態では、部位データ510を用いて行う、点数回数チェック、妥当性チェック、縦覧チェックにおいて、部位が同一であるか否かを判定する際、複数の異なる判定レベルを予め用意する。そして、判定レベル決定部237は、予め用意した判定レベルをユーザに提示し、ユーザからの指示に従って、チェック部230が行う各種のチェックにおいて、診療行為の対象部位が同一部位であるか否かを判定する際のレベルを決定する。
本実施形態の判定レベル決定部237は、予め、ユーザから、判定レベルの選択を受け付ける。判定レベル決定部237は、図8(a)に示す、判定レベル受付画面800を表示装置106に表示し、当該判定レベル受付画面800を介して、判定レベルの選択をユーザから受け付ける。判定レベル受付画面800に係るデータは、予め記憶装置104等に保持される。
判定レベル受付画面800は、同一部位判定レベル設定領域810を備える。ユーザは、この同一部位判定レベル設定領域810を介して、判定レベルを設定する。同一部位判定レベル設定領域810は、例えば、プルダウンメニュー等により、ユーザに選択可能な判定レベルを提示する。ユーザは、提示された判定レベルの中から、所望の判定レベルを選択する。
ユーザが選択可能な判定レベルには、例えば、同一部位の可能性がある場合、同一と判断する、第一のレベル、および、同一部位でない可能性がある場合、同一部位としない、第二のレベルなどがある。第一のレベルでは、同一部位の可能性がある場合以外は、同一部位と判断しない。また、第二のレベルでは、同一部位でない可能性がある場合以外は、同一部位と判断する。判定レベルは、予め用意され、記憶装置104等に保持される。もちろん、選択可能な判定レベルはこれに限定されない。
例えば、図8(b)に示すように、部位が[右上]74で回数が1という部位データが2つある場合、考えられる組み合わせは、(7,7)、(7,4)、(4,7)、(4,4)の4つである。
第一のレベルと決定された場合、(7,7)、(4,4)といった同一部位の可能性があるため、この2つの部位データは、同一部位と判定され、その後のチェックが行われる。
一方、第二のレベルと決定された場合、(7,4)、(4,7)おいった、同一部位でない可能性があるため、この2つの部位データは、同一部位でないと判定され、その後のチェックが行われる。
判定レベル決定部237による判定レベルの決定は、各種のチェックより前に行われる。なお、判定レベルは、チェック毎に異なる判定レベルとしてもよい。この場合、同一部位判定レベル設定領域810は、チェック毎に設けられ、チェック毎にユーザからの指定を受け付ける。
なお、プリチェック部231は、処理対象の患者単位レセプト310に記録が義務付けられる必須項目が記録されているか否かのチェック、各項目の項目長、モード、コード、項目間の整合性のチェックなど、を行う。チェック結果は、例えば、不備のあった箇所および不備の内容を示すメッセージ等の形式で、チェック結果リスト530に記録される。このチェック結果リスト530は、患者単位レセプト310毎に生成される。
また、チェック部230による点数回数チェック処理では、各診療行為の対象部位が特定された部位データ510を用いて、患者単位レセプト310の妥当性を点数面からチェックする点数回数チェック処理を行う。チェックには、診療行為毎に、算定単位および上限回数が登録される算定回数マスタを含む、厚生労働省が提供する歯科電子点数表430、および、口腔情報ファイル520を用いる。チェック結果は、プリチェック処理時のチェック結果同様、チェック結果リスト530に記録される。
なお、上記の算定要件マスタ420が、診療行為421毎に、算定単位425および上限回数426を備える場合、算定回数マスタとして、この算定要件マスタ420を用いてもよい。
点数回数チェック処理では、例えば、以下の各項目について、適否のチェックを行う。
1 :診療行為の入院・外来チェック
2 :診療行為の後期高齢者医療チェック
3 :診療行為の病院・診療所チェック
4 :診療行為の病床数チェック
5 :診療行為と届出チェック
6 :診療行為と未来院チェック
7 :診療行為と特記事項チェック
8 :診療行為の施設基準チェック
9 :診療行為の未届出減算チェック
10:医科診療行為の歯科算定チェック
11:通則加算チェック
12:基本加算チェック
13:注加算チェック
14:材料加算チェック
15:きざみ数量チェック
16:年齢制限チェック
17:実日数関連チェック
18:包括・被包括(同日)チェック
19:包括・被包括(同月)チェック
20:包括・被包括(同一部位)チェック
21:背反関連(同日)チェック
22:反関連(同月)チェック
23:背反関連(同一部位)チェック
24:算定回数チェック
この中で、チェック部230は、「24:算定回数チェック」として、患者単位レセプト310の、歯科診療行為の算定要件(歯種など)および算定単位(歯、日など)毎の算定回数が適切であるかをチェックする。例えば、算定回数マスタを参照し、患者単位レセプト310のSSレコード330の各診療行為名331の回数335が、上限回数以下であるかをチェックする。
例えば、歯科診療の中には、「抜髄(単根管)」など、同一の部位に対して1回しか行うことができない診療行為がある。このような診療行為が、同一の部位に対して複数回なされていないかなどをチェックする。このとき、チェック部230は、チェック対象とする部位データ510において、部位が1つに絞り切れていない場合、判定レベル決定部237により決定された判定レベルを用い、同一部位であるか否かを判定し、上記チェックを行う。
また、口腔情報ファイル520を用い、当該ファイルに欠損歯として登録される歯に対し、診療行為がなされていないかなどをチェックする。
また、チェック部230は、妥当性チェック処理として、各診療行為の対象部位が特定された部位データ510を用いて、患者単位レセプト310に登録された診療行為の妥当性をチェックする妥当性チェック処理を行う。チェックには、基本チェックマスタ440、口腔情報ファイル520が用いられる。基本チェックマスタ440は、歯科算定上の解釈をチェック用にデータ化したもので、電子カルテ作成システムが一般的に有するチェック項目、チェック条件等が登録される。チェック結果は、プリチェック処理時のチェック結果同様、チェック結果リスト530に記録される。
チェック部230は、妥当性チェックとして、例えば、以下の項目について、妥当性のチェックを行う。
1 :診療行為 傷病名の整合性チェック
2 :診療行為 1/3額算定回数チェック
3 :診療行為 歯牙状態算定チェック(月跨り含む)
4 :診療行為 歯数範囲チェック
5 :診療行為 指定歯番チェック
6 :臼歯片側人工歯チェック
7 :診療行為算定漏れチェック
8 :欠損部位異病名チェック
9 :指導料算定漏れチェック
10:保険診療ブリッジチェック
11:項目検索チェック
12:診療行為と診療行為の算定不可チェック(月跨り)
13:薬剤投与量チェック
例えば、「3:診療行為 歯牙状態算定チェック(月跨り含む)」において行われる歯牙状態算定チェックのマスタデータは、診療行為毎の算定可能な歯の種類が登録される。例えば、このマスタデータの、診療行為「金属歯冠修復(インレー単純)」に対し、算定可能な歯の種類として「大臼歯」「智歯」のみが設定されているとする。一方、部位データ510として、診療行為名331「金属歯冠修復(インレー単純)」に対し、対象部位515 [右上]4[左下]1が登録されるとする。歯番4は小臼歯、1は前歯であるため、得られた部位データ510は、この歯牙算定チェックでは、算定不可となりチェック対象となる。このようなチェックは、診療行為に、歯番で特定される部位が対応づけられた部位データ510を有することにより、可能となる。
なお、妥当性チェック時も、チェック部230は、チェック対象とする部位データ510において、部位が1つに絞り切れていない場合、判定レベル決定部237により決定された判定レベルを用い、同一部位であるか否かを判定し、上記チェックを行う。
また、チェック部230は、縦覧チェックとして、上述のように、同一患者について、当月の患者単位レセプト310と、過去の複数月の患者単位レセプト310とを照合し、当月分の患者単位レセプト310の妥当性をチェックする、縦覧チェック処理を行う。
縦覧チェックでは、患者単位レセプト310に算定されている傷病名321に対し、予め定めた期間内に算定可能な診療行為に過不足がないか、あるいは、患者単位レセプト310から生成した部位データ510に挙げられている各診療行為511が、予め定めた期間内に算定可能な回数内であるか、予め定めた期間内に、併存してはいけない診療行為が算定されていないか、等がチェックされる。
縦覧チェックにおいても、チェック部230は、チェック対象とする部位データ510において、部位が1つに絞り切れていない場合、判定レベル決定部237により決定された判定レベルを用い、同一部位であるか否かを判定し、上記チェックを行う。
縦覧チェックには、算定要件マスタ420と、縦覧チェックマスタ450とを用いる。ここで、縦覧チェックマスタ450を説明する。
縦覧チェックマスタ450は、縦覧チェックすべき項目(縦覧チェック項目)が登録されるマスタファイルであり、図6(b)に示すように、縦覧チェック項目として、傷病名あるいは診療行為名(診療行為1)451に対応づけて、患者単位レセプト310に不備があるか否かを判別する判別条件452と、チェック対象期間であるチェック期間453と、が登録される。なお、縦覧チェックマスタ450では、診療行為コードについては、省略する。
判別条件452には、たとえば、第二の診療行為(診療行為2)454と、チェック期間453内に、不備があると判定される、診療行為1_451に対する診療行為2_454の条件である不備条件455が登録される。
例えば、図6(b)の例では、当月の患者単位レセプト310の初診という診療行為に対し、過去の診療期間内の、同一患者の患者単位レセプト310に、病初診という診療行為が1回でも記載されている場合、チェックがかかる。また、歯周炎という診療行為(傷病名)に対し、過去2か月の患者単位レセプト310に、初診料と歯科疾患管理料との両方が記載されている場合、チェックがかかる。さらに、金属歯冠修復(インレー単純)という診療行為に対し、過去6か月の患者単位レセプト310に乳歯金属冠という診療行為が記載されている場合、チェックがかかる。なお、チェック結果は、チェック結果リスト530に登録される。
なお、上記実施形態では、縦覧チェックマスタ450には、1つの診療行為(診療行為1_451)に対し、1種の判別条件452(例えば、診療行為(診療行為2_454と不備条件455)を対応づけ、設定された条件を満たすか否かチェックしている。しかしながら、これに限定されない。例えば、さらに追加の判別条件を設定することができる。
この場合、チェック部230は、全ての判別条件をANDで満たす場合、不備があるものとして抽出し、チェック結果リスト530に登録する。なお、全ての判別条件をORで満たす場合、不備があるものとして抽出するよう構成してもよい。
また、不備条件455(または455a)として登録される内容は、不備データとして抽出すべき条件に限定されない。逆に、満足すべき条件を登録してもよい。この場合、チェック部230は、縦覧チェックマスタ450を参照し、部位データ510の各診療行為511について、チェック期間453の患者単位レセプト310内に、不備条件455を満足しないものがあれば、不備があるデータとして特定する。そして、例えば、当該診療行為と、不備の内容とを、チェック結果リスト530に登録する。
さらに、縦覧チェックマスタ450は、上記構成に限定されない。例えば、判別条件452として、診療行為1_451の、チェック期間453内の上限回数が登録されていてもよい。
また、縦覧チェックマスタ450は、例えば、判別条件452として、診療行為1_451に対し、所定の期間内に組み合わせ不可である診療行為が登録されていてもよい。
[表示処理部]
表示処理部240は、上述のように、チェック部230の処理結果であるチェック結果リスト530から表示データを生成し、表示装置106に表示する。具体的には、例えば、プリチェック処理によるチェック結果、点数回数チェック処理による各チェック項目のチェック結果、妥当性チェック処理による各チェック項目のチェック結果、および、縦覧チェック処理によるチェック結果を、それぞれ、表示する。さらに、対象部位特定部220が生成した部位データ510を表示するよう構成してもよい。また、口腔情報生成部221が生成した口腔情報ファイル520を表示するよう構成してもよい。
[チェック処理の流れ]
次に、本実施形態の対象部位特定部220およびチェック部230による、電子レセプトデータ300のチェック処理の流れを説明する。図9は、本実施形態のチェック処理の処理フローである。チェック処理は、電子レセプトデータ300を構成する患者単位レセプト310毎に行う。また、本処理は、ユーザから開始の指示を受け付けることにより、開始する。
まず、判定レベル決定部237は、上記手法で、判定レベルを受け付ける(ステップS1001)。なお、チェック種毎に、異なる判定レベルを受け付ける場合、チェック種に対応づけて、判定レベルを保持する。
チェック部230は、まず、チェック対象とする単位期間レセプト350全体を読み込む(ステップS1002)。次に、チェック処理の対象とする患者単位レセプト310の選択を受け付ける(ステップS1003)。例えば、読み込んだ毎単位期間レセプト350を構成する全ての患者単位レセプト310をリスト表示等し、その中から、処理対象とする1以上の患者単位レセプト310の選択を受け付ける。これは、例えば、歯科医が複数いる歯科医院などで、担当歯科医毎に処理を行う場合などを想定した処理である。このとき、選択された患者単位レセプト310を表示処理部240が表示するよう構成してもよい。
その後、ステップS1003で選択された患者単位レセプト310それぞれについて、チェック部230は、以下のステップS1004からステップS1008の処理を行う。
まず、プリチェック部231は、患者単位レセプト310に対し、プリチェックを行う(ステップS1004)。プリチェック結果は、チェック結果リスト530に、チェック対象の患者単位レセプト310に対応づけて登録される。
次に、対象部位特定部220は、プリチェック後の患者単位レセプト310に対し、対象部位特定処理を行い、部位データ510を生成する(ステップS1005)。上述のように、患者単位レセプト310のSSレコード330に登録される各診療行為名331に、HSレコード320に登録される部位323を対応づける。
口腔情報生成部221は、生成した部位データ510を用い、口腔情報ファイル520を生成する(ステップS1006)。
その後、チェック部230は、点数回数チェック、妥当性チェック、縦覧チェック等のチェックうち、少なくとも一つのチェックを、各種の正確性チェック処理を、ステップS1001で受け付けた判定レベルに従って行う(ステップS1007)。
具体的には、部位データ510、算定回数マスタを含む歯科電子点数表430および口腔情報ファイル520を用いて、点数回数チェック処理を行う。チェック結果は、当該患者単位レセプト310に対応づけられたチェック結果リスト530に追加登録される。
また、部位データ510、基本チェックマスタ440、および口腔情報ファイル520を用いて、妥当性チェック処理を行う。この場合も、チェック結果は、当該患者単位レセプト310に対応づけられたチェック結果リスト530に追加登録される。
また、縦覧チェックマスタ450を用いて、縦覧チェックを行う。縦覧チェック処理の流れの詳細は、後述する。チェック結果は、当該患者単位レセプト310に対応づけられたチェック結果リスト530に追加登録される。
ステップS1003で選択された全ての患者単位レセプト310に対して処理を終える(ステップS1008)と、表示処理部240は、患者単位レセプト310毎に作成されたチェック結果リスト530を表示データとし、表示装置106に表示する(ステップS1009)。
その後、チェック部230は、ユーザから終了の指示を受け付けるまで(ステップS1010)、ステップS1003へ戻り、ユーザによる、処理対象の患者単位レセプト310の選択を待つ。一方、終了の指示を受け付けると、処理を終了する。
[対象部位特定処理の流れ]
次に、対象部位特定部220による対象部位特定処理の流れを説明する。図10は、本実施形態の対象部位特定処理の処理フローである。ここでは、図4(b)に示すHSレコード320および図4(c)に示すSSレコード330からなる患者単位レセプト310に対して対称部位特定処理を行う場合を例にあげて説明する。また、使用する処置病名マスタ410は、図5に例示するもの、算定要件マスタ420は、図6(a)に例示するものとする。
対象部位特定部220は、まず、処置病名マスタ410を参照し、当該レコードの診療行為名331毎に(ステップS1101)、部位候補を抽出する部位候補抽出処理を行い(ステップS1102)、部位候補データ540を生成する(ステップS1103)。
ここでは、SSレコード330の診療行為名331(診療行為コード332)と、処置病名マスタ410の診療行為名411(診療行為コード412)とを照合し、さらに、処置病名マスタ410の傷病名414(傷病名コード413)とHSレコード320の傷病名321(傷病名コード322)とを照合することにより、部位候補を抽出する。
具体的には、部位候補抽出処理では、対象部位特定部220は、SSレコード330から順にレコードを読み出し、登録されている診療行為名331に合致する診療行為名411が、処置病名マスタ410に登録されているか否かを判別する。判別には、SSレコード330の診療行為コード332と、処置病名マスタ410の診療行為コード412とを用いて行う。
登録されている場合は、その診療行為名411に対応づけて、処置病名マスタ410に登録されている傷病名414の中に、HSレコード320に登録されている傷病名321に一致するものがあるか判別する。判別は、処置病名マスタ410の傷病名コード413と、HSレコード320の傷病名コード322とを用いて行う。
そして、一致するものがあれば、HSレコード320部から、その傷病名321に対応づけられる部位323を抽出し、診療行為に対応づけて、対象部位候補として、部位候補データに記録する。複数一致する場合は、一致する全部位323の論理和(OR)を取ったものを対象部位候補として記録する。
一致するものがない場合、対象部位候補は無と、部位候補データ540に記録する。
また、診療行為名331に合致する診療行為名411が処置病名マスタ410に登録されていない場合は、当該診療行為名331については、HSレコード320に登録される全ての部位323を対象部位候補として部位候補データに記録する。登録されていない場合は、その診療行為は、病名とは関連しない診療行為だからである。例えば、部位候補データ540にコメント欄を設け、その旨記載するよう構成してもよい。
なお、HSレコード320部に、未コード化傷病名の部位がある場合、無条件に全診療行為について、対象部位候補として部位候補データ540に記録する。
対象部位特定部220の処理により作成される部位候補データ540の具体例を図11(a)に示す。本図に示すように、部位候補データ540は、診療行為名541を特定する診療行為コード542と、対象部位候補543と、コメント544とを備える。
本図に示すように、SSレコード330の診療行為名331「初診」については、処置病名マスタ410には、該当する診療行為名411の登録はない。従って、対象部位特定部220は、HSレコード320に登録される全ての部位323を、対象部位候補543として記録する。
SSレコード330の診療行為名331「抜髄(単根管)」については、処置病名マスタ410には、当該診療行為名411に対応づけて、「歯冠破折」、「全部性歯髄炎」、「歯髄炎」、「歯の脱臼」の4種の傷病名414が登録されている。このうち、HSレコード320に登録されている傷病名321に合致するのは、「歯髄炎」のみである。従って、対象部位特定部220は、HSレコード320に登録される部位323の内、傷病名321「歯髄炎」に対応づけて登録される部位323「[左下]1」を対象部位候補543として記録する。
診療行為名331「金属歯冠修復(インレー単純)」については、処置病名マスタ410には、当該診療行為名411に対応づけて、「歯冠破折」、「全部性歯髄炎」、「歯髄炎」、「歯の脱臼」、「う歯」の5種の傷病名414が登録されている。このうち、HSレコード320部に登録されている傷病名321に合致するのは、「歯髄炎」と「う歯」とである。従って、対象部位特定部220は、HSレコード320部に登録される部位323の内、傷病名321「歯髄炎」および「う歯」に対応づけて登録される部位323「[左下]1」および「[右上]74」を対象部位候補543として記録する。
診療行為名331「(材)金パラ(大臼歯)」、「(材)金パラ(小臼歯・前歯)」についても、同様に、対象部位特定部220は、それぞれ、部位323「[左下]1」および「[右上]74」、および、「[左下]1」および「[右上]74」を、対象部位候補543として記録する。
SSレコード330に登録されている全てのレコードに対して部位候補抽出処理を終える(ステップS1104)と、対象部位特定部220は、部位候補データ毎に(ステップS1005)、算定要件マスタ420を用いて対象部位候補絞込処理を行い(ステップS1106)、部位候補データを更新する。
ここでは、対象部位特定部220は、部位候補データ540の診療行為毎に、当該診療行為名541に合致する診療行為名421に対応づけて登録されている算定要件424を算定要件マスタ420から抽出する。抽出には、診療行為コード542と診療行為コード422とを用いる。
そして、対象部位候補543に合致する歯種に絞り、部位候補データ540を更新する。更新後の部位候補データ540の一例を図11(b)に示す。
例えば、算定要件マスタ420において、診療行為名421「(材)金パラ(大臼歯)」に対応づけて、として大臼歯が登録される。従って、図11(b)に示すように、部位候補データ540の診療行為名541「(材)金パラ(大臼歯)」に対応づけて登録される対象部位候補543「[左下]1」および「[右上]74」は、大臼歯に該当する「右上」7に絞り込まれる。同様に、算定要件マスタ420において、診療行為名421「(材)金パラ(小臼歯・前歯)」には、前歯・小臼歯が対応づけて登録される。従って、部位候補データ540の診療行為名541「(材)金パラ(小臼歯・前歯)」は、小臼歯に該当する[右上]4および[左下]1に絞り込まれる。
最後に、対象部位特定部220は、算定単位内の整合性を取る、算定単位内整合性処理を行う(ステップS1110)。算定単位内整合性処理では、部位候補データ540を、診療行為の点数および回数の算定を同一とする同一算定単位データ(親子データ)で集約し、図7に示す部位データ510を生成する。具体的には、算定単位を同一とする親子データ間の対象部位候補543の論理積(AND)を取る。
例えば、SSレコード330において、診療行為名331「金属歯冠修復(インレー単純)」と「(材)金パラ(大臼歯)」とは、同一算定単位となる親子データである。従って、部位候補データ540の、該当する診療行為名541の対象部位候補543[右上]74[左下]1と、[右上]7とのANDを取り、この算定単位の部位データ510の対象部位515を、[右上]7とする。
また、SSレコード330において、診療行為名331「金属歯冠修復(インレー単純)」と「(材)金パラ(小臼歯・前歯)」とは、同一算定単位となる親子データである。従って、部位候補データ540の、該当する診療行為名541の対象部位候補543[右上]74[左下]1と、[右上]4[左下]1とのANDを取り、この算定単位の部位データ510の対象部位515を、[右上]4[左下]1とする。
部位候補データ540において、同一算定単位データを備えない残りのデータについては、対象部位候補543に登録される部位を、そのまま、対象部位515とする。
以上のように、対象部位特定部220は、部位候補抽出処理、絞込処理、算定単位整合性処理により、SSレコード330の各診療行為に、HSレコード320の対象部位を対応づけた、部位データ510を生成する。なお、対象部位特定部220による、部位候補抽出処理、絞込処理、算定単位内整合性処理の処理順は問わない。また、上記例では、全レコードの部位候補データを生成後、対象部位候補絞込処理を行っているが、レコード毎に、対象部位抽出処理および絞込処理を連続して行ってもよい。
[チェック処理]
次に、ステップS1007の、チェック部230による、チェック処理の流れを説明する。図12は、本実施形態のチェック処理の処理フローである。チェック処理においては、予め定めた複数のチェック項目について、チェックを行うが、ここでは、その中の1つのチェック項目についてのチェックを行う場合を取り上げて説明する。
チェック部230は、まず、チェック項目を読み込む(ステップS1301)。
チェック部230は、チェック内容が部位情報を必要とするか否かを判別し、部位情報を必要とする場合、決定された判定レベルに従って、正確性をチェックする。このため、チェック部230は、読み込んだチェック項目のチェックが、部位の同一性が関係するチェックであるか否かを判別する(ステップS1302)。例えば、点数回数チェック処理の「算定回数チェック」、妥当性チェック処理の「診療行為 指定歯番チェック」などの場合、部位が同一か否かにより、チェック結果が変わる。従って、部位の同一性が関係するチェックと判別される。
部位の同一性が関係するチェックでない場合、チェック部230は、部位データと予め定めたマスタデータとを用い、正確性をチェックし(ステップS1305)、チェック結果リスト530にチェック結果を登録し(ステップS1306)、処理を終了する。
一方、部位の同一性が関係するチェックである場合、チェック部230は、部位データ510において、チェック対象とする診療行為511に対応づけられた対象部位515が、一つに絞りこめていない場合、決定された判定レベルに従って、正確性をチェックする。このため、チェック部230は、チェック対象の患者単位レセプト310の部位データ510の診療行為511の対象部位515が、1つの部位に特定されているか、絞り切れていないかを判別する(ステップS1303)。例えば、図7に示す、部位データ510において、診療行為名511が抜髄(単根管)は、対象部位が[左下]1であり、特定されていると判別され、一方、診療行為名511の、金属歯冠修復(インレー単純)(材)金パラ(小臼歯・前歯)は、対象部位が[右上]4と[左下]1とされ、絞り切れていない。この場合、絞り切れていないと判別される。
特定されていると判別された場合、チェック部230は、ステップS1305へ移行し、正確性をチェックする。一方、絞りきれていないと判別された場合、チェック部230は、判定レベルに従って、チェック対象の診療行為名511間の対象部位515の同一性を判定し(ステップS1304)、ステップS1305へ移行し、同一性の判定結果に応じて、正確性をチェックする。
例えば、縦覧チェックにおいて、上記金属歯冠修復(インレー単純)(材)金パラ(小臼歯・前歯)という診療行為が、診療期間内に1回と設定されている場合であって、上述のような、対象部位が[右上]4と[左下]1といった、絞り切れていないデータが2つある場合のチェックを考える。
判定レベルとして、上記第一のレベル(同一部位の可能性がる場合、同一と判定する)が選択されている場合は、同一の部位と判定されるため、不備ありとのチェック結果が出力される。一方、第二のレベル(同一部位でない可能性がある場合は、同一部位としない)が選択されている場合は、同一の部位ではないと判定されるため、この項目については、不備無しとのチェック結果となる。
以上説明したように、本実施形態の電子レセプトチェック装置100は、予め定めたフォーマットで予め定めた単位期間毎に、患者毎に作成された電子レセプトデータである患者単位レセプト310から、診療行為と部位とを対応づけた部位データ510を生成する対象部位特定部220と、前記生成した部位データ510を用いて、前記患者単位レセプト310の正確性をチェックするチェック部230と、前記チェック部230によるチェック結果を表示装置106に表示する表示処理部240と、を備え、前記チェック部230は、前記部位データ510内の部位が、同一部位であるか否かを判定する際の判定レベルを決定する判定レベル決定部237を備え、前記決定した判定レベルに従って、前記患者単位レセプト310の正確性をチェックする。
このとき、前記判定レベル決定部237は、予め用意された複数の異なる判定レベルをユーザに提示し、ユーザから選択された判定レベルを、前記判定する際のレベルと決定してもよい。
このように、本実施形態によれば、保険者提出用に作成された所定のフォーマットの歯科用電子レセプトにおいて、予め定義されたマスタデータを用いて、各診療行為の対象部位を、例えば、歯番などにより特定する。そして、対象部位が特定された診療行為データを用い、電子レセプトの正確性を、所望の判定レベルで、チェックできる。
すなわち、本実施形態によれば、対象部位特定処理で、部位を絞り切れなかった診療行為の正確性をチェックするに当たり、所望の判定レベルで、同一性を判定できる。このため、必要に応じたレベルでチェックができる。
使用する医療機関によって、チェックのニーズは様々である。しかしながら、本実施形態によれば、可能性のあるものを全てリストアップする、確実なもののみをリストアップする、といった異なる判定レベルが用意されているため、医療機関毎に、必要に応じた、最適なレベルで電子レセプトをチェックできる。
例えば、同じ患者単位レセプト310に対してチェックを行ったとしても、同一部位の可能性がある場合、同一と判定するという判定レベルが設定されている場合、可能性のあるものが全てリストアップされるため、不備があるものとしてチェック結果リスト530に登録されるリストは多くなる。このため、その後の再チェックの作業は多くなるが、最終的に得られる電子レセプト300の精度は高くなる。
一方、同一部位でない可能性がある場合は、同一部位としない、という判定レベルが設定されている場合、確実なもののみリストアップされるため、不備があるものとしてチェック結果リスト530に登録されるリストは先の場合に比べて少なくなる。このため、その後の再チェック作業を減らすことができる。
このように、本実施形態によれば、複数の異なる判定レベルが用意されるため、判定レベルに関し、医療機関に応じた運用が可能となる。
従って、本実施形態によれば、診療行為が対象とする部位を必要とする歯科においても、電子レセプトの正確性をチェックするために担当者の負担を増大することなく、保険者提出用に作成された所定のフォーマットの歯科用電子レセプトを、縦覧チェックも含め、医療機関毎に適正なレベルでチェックし、保険制度上の電子レセプトの誤りをできる限り低減した歯科用電子レセプトを生成できる。
特に、医科と歯科とが併設されている医療機関では、歯科においても、医科レセプト請求システムを用いて、歯科のUKEファイルである電子レセプトを作成する。この医科レセプト請求システムでは、なされた診療行為と歯番との関連付け情報が不足しているため、事前のチェックが難しい。このような医療機関においても、既存のシステムの中で、担当者の負担を増大することなく、適正なレベルで事前チェックを行うことができる。
<変形例>
なお、上記チェック部230がチェック時に用いる各種のマスタデータは、ユーザが所望のものを作成可能なように構成してもよい。また、予め用意されたマスタデータの、各項目を、チェックに用いるか否か、選択可能なよう構成してもよい。さらに、予め用意されたマスタデータを用いるか、ユーザが作成するかを選択可能なように構成してもよい。
ユーザが作成する、あるいは、選択可能なように構成することで、医療期間あるいは、行政区分(例えば、都道府県)により、チェック対象が異なる場合であっても、柔軟に対応できる。
さらに、例えば、マスタデータを、レセプトチェック装置100のネットワークアダプタ110を介して、外部から取り込むよう構成してもよい。また、外部からの取り込みは、ネットワークアダプタ110に限らず、記録媒体等を介して、取り込むよう構成してもよい。この場合、レセプトチェック装置100は、記録媒体読み取り部(ドライバなど)を備える。
このように構成することにより、他の機関が作成したマスタデータを利用することができる。
また、上記実施形態では、1つの情報処理装置が、レセプトチェック装置100の全ての機能を実現する場合を例にあげて記載したが、これに限定されない。例えば、レセプトチェック装置100の各機能が、異なる情報処理装置であって、互いにデータを送受信可能な情報処理装置上で実現されてもよい。
また、医療機関等のユーザは、自己のサーバに導入されたウェブブラウザを介してレセプトチェック装置100が実現する機能を利用するよう構成されていてもよい。このウェブブラウザとしては、ウェブサイト閲覧用のアプリケーションとして利用され、HTML(Hyper Text Markup Language)やCGI(Common Gateway Interface)、XML(eXtensible Markup Language)、Java(登録商標)等の技術を利用可能な一般的なブラウザを利用することができる。
100:レセプトチェック装置、100:電子レセプトチェック装置、102:CPU、103:主メモリ、104:記憶装置、105:表示メモリ、106:表示装置、107:コントローラ、108:マウス、109:キーボード、110:ネットワークアダプタ、120:ネットワーク、130:情報処理装置、140:データベース、210:データベース部、220:対象部位特定部、221:口腔情報生成部、230:チェック部、231:プリチェック部、237:判定レベル決定部、240:表示処理部、300:電子レセプトデータ、310:患者単位レセプト、320:HSレコード、321:傷病名、322:傷病名コード、323:部位、330:SSレコード、331:診療行為名、332:診療行為コード、333:加算コード、334:点数、335:回数、340:REレコード、341:氏名、342:性別、343:生年月日、345:診療開始日、346:診療年月日、350:単位期間レセプト、350a:国保単位期間レセプト、350b:社保単位期間レセプト、410:処置病名マスタ、411:診療行為名、412:診療行為コード、413:傷病名コード、414:傷病名、420:算定要件マスタ、421:診療行為名、422:診療行為コード、423:加算コード、424:算定要件、425:算定単位、426:上限回数、430:歯科電子点数表、440:基本チェックマスタ、450:縦覧チェックマスタ、451:診療行為1、452:判別条件、453:チェック期間、454:診療行為2、455:不備条件、510:部位データ、511:診療行為、512:診療行為コード、513:点数、514:回数、515:対象部位、520:口腔情報ファイル、530:チェック結果リスト、540:部位候補データ、541:診療行為名、542:診療行為コード、543:対象部位候補、544:コメント、800:判定レベル受付画面、810:同一部位判定レベル設定領域

Claims (9)

  1. 予め定めたフォーマットで予め定めた単位期間毎に、患者毎に作成された電子レセプトデータである患者単位レセプトから、診療行為と部位とを対応づけた部位データを生成する対象部位特定部と、
    前記生成した部位データを用いて、前記患者単位レセプトの正確性をチェックするチェック部と、
    前記チェック部によるチェック結果を表示装置に表示する表示処理部と、を備え、
    前記チェック部は、前記部位データ内の部位が、同一部位であるか否かを判定する際の判定レベルを決定する判定レベル決定部を備え、前記決定した判定レベルに従って、前記患者単位レセプトの正確性をチェックすること
    を特徴とするレセプトチェック装置。
  2. 請求項1記載のレセプトチェック装置であって、
    前記判定レベル決定部は、予め用意された複数の異なる判定レベルをユーザに提示し、ユーザから選択された判定レベルを、前記判定する際のレベルと決定すること
    を特徴とするレセプトチェック装置。
  3. 請求項2記載のレセプトチェック装置であって、
    前記予め用意された複数の異なる判定レベルは、
    同一部位の可能性がある場合、同一部位と判定する第一のレベルと、
    同一部位でない可能性がある場合、同一部位でないと判定する第二のレベルとの少なくとも一方を含むこと
    を特徴とするレセプトチェック装置。
  4. 請求項1から3いずれか1項記載のレセプトチェック装置であって、
    前記チェック部は、チェック内容が、部位情報を必要とするか否かを判別し、部位情報を必要とする場合、前記決定された判定レベルに従って、前記患者単位レセプトの正確性をチェックすること
    を特徴とするレセプトチェック装置。
  5. 請求項4記載のレセプトチェック装置であって、
    前記チェック部は、前記部位データにおいて、チェック対象とする診療行為に対応づけられた部位が、一つに絞りこめていない場合、前記決定された判定レベルに従って、前記患者単位レセプトの正確性をチェックすること
    を特徴とするレセプトチェック装置。
  6. 請求項1から5いずれか1項記載のレセプトチェック装置であって、
    前記患者単位レセプトは、
    傷病名毎に診療を行った部位を記録する傷病名部位レコードと、
    診療行為毎に点数および回数を記録する診療行為レコードと、を含み、
    前記チェック部は、前記部位データと、予め定義された診療行為毎の算定単位および上限回数を登録する算定回数マスタを含む電子点数表と、を用い、前記患者単位レセプトの点数および前記診療行為の算定回数の適正性を判断する点数回数チェックと、前記部位データと、歯科算定上の解釈をチェック用にデータ化した基本チェックマスタとを用い、前記患者単位レセプトの前記診療行為の妥当性を判断する妥当性チェックと、直近の複数の前記単位期間分の、前記患者単位レセプトを用い、前記患者単位レセプトの正確性をチェックする縦覧チェックと、の少なくとも一つのチェックを行うこと
    を特徴とするレセプトチェック装置。
  7. 請求項1から6いずれか1項記載のレセプトチェック装置であって、
    前記電子レセプトデータは、歯科用であり、
    前記部位は、歯番で表されること
    を特徴とするレセプトチェック装置。
  8. 予め定めたフォーマットで予め定めた単位期間毎に、患者毎に作成された電子レセプトデータである患者単位レセプトから、診療行為と部位とを対応づけた部位データを生成する対象部位特定ステップと、
    前記生成した部位データを用いて、前記患者単位レセプトの正確性をチェックするチェックステップと、
    前記チェック結果を表示装置に表示する表示ステップと、を備え、
    前記チェックステップでは、予め定めた判定レベルに従って、前記部位データ内の部位が同一部位であるか否かを判定し、前記患者単位レセプトの正確性をチェックすること
    を特徴とするレセプトチェック方法。
  9. コンピュータを、
    予め定めたフォーマットで予め定めた単位期間毎に、患者毎に作成された電子レセプトデータである患者単位レセプトから、診療行為と部位とを対応づけた部位データを生成する対象部位特定手段、
    前記生成した部位データを用いて、前記患者単位レセプトの正確性を、予め定めた判定レベルに従ってチェックするチェック手段、
    前記チェック部によるチェック結果を表示装置に表示する表示処理手段、として機能させ、
    前記チェック手段は、予め定めた判定レベルに従って、前記部位データ内の部位が同一部位であるか否かを判定し、前記患者単位レセプトの正確性をチェックすること
    を特徴とするプログラム。
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