JP2016200863A - 電子機器、オーダー管理システム、制御方法及びプログラム - Google Patents

電子機器、オーダー管理システム、制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】客の識別情報を容易に取得することができ、取得した客の識別情報に、当該客の注文したメニュー情報を簡単に関連付けることができるオーダー管理システムを提供する。【解決手段】電子機器は、テーブル番号判定部713と、人数判定部714と、客層判定部715と、を備える。テーブル番号判定部は、撮影した映像に基づいてテーブル番号を特定する。人数判定部は、撮影した映像に基づいて客の人数を特定する。客層判定部は、撮影した映像に基づいて客層を特定する。【選択図】図4

Description

本発明は、電子機器、オーダー管理システム、制御方法及びプログラムに関する。
レストラン、居酒屋、カラオケ店などの店舗では、注文内容をハンディターミナルに入力し、入力された注文をハンディターミナルから注文管理装置に送信するオーダー管理システムが使用されている。オーダー管理システムにおいて、オーダー入力時に、注文内容とは別に、顧客を識別するために、テーブル番号、人数、客層、オーダーを入力した従業員の識別番号などの情報を入力する必要がある。
特許文献1には、関連する技術として、オーダー時に呼び出し装置から受信した呼出識別情報に対応するテーブル番号に基づいてオーダー入力画面を生成し、オーダー入力画面を介して入力されたオーダー内容に呼出識別情報のテーブル番号を関連付けてコントローラ装置に送信することで、テーブル番号の入力誤りを低減させることのできる技術が記載されている。
特許文献2には、関連する技術として、顧客特徴データと商品データと座席データとを入力し、関連付け操作により関連付けて記憶し表示することで、顧客と顧客が注文した商品との関連を接客係にひとめでわかるようにすることのできる技術が記載されている。
特開2011−113389号公報 特開2011−65457号公報
ところで、オーダー管理システムにおいて、オーダー入力時に入力するテーブル番号、人数、客層、オーダーを入力した従業員の識別番号などの情報は、比較的入力ミスを起こしやすい。そして、入力ミスがあった場合、それらの情報は客の識別情報であるため、料理などの商品提供時のオペレーションやデータ分析等に、不都合が生じることになる。しかしながら、客の識別情報の入力ミスは、入力したタイミングでは気づくのが意外に難しい。
また、近年、1組の客からオーダーを受け付ける際に、その中の誰(どのような客層の人)がどのメニューを注文したかについての情報を取得し、取得した情報に基づいて客の嗜好性の分析が行われている。しかしながら、オーダー入力時にそのような情報を取得するためには、注文を受けた一つ一つのメニューに対して1組の客の中の誰が注文したのかを入力するための、メニューと客層の関連づけの操作を行う必要がある。そのため、ハンディターミナルの操作手順が複雑になり、オーダー入力を行う従業員の負担が大きくなっている。
そこで、この発明は、客の識別情報を容易に取得することができる電子機器、オーダー管理システム、制御方法及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、電子機器は、撮影した映像に基づいてテーブル番号を特定するテーブル番号判定部と、撮影した映像に基づいて客の人数を特定する人数判定部と、撮影した映像に基づいて客層を特定する客層判定部と、を備える。
本発明の第2の態様によれば、上述の電子機器は、撮影した映像に基づいてオーダー入力を行う従業員を特定する従業員判定部、を備える。
本発明の第3の態様によれば、上述の電子機器は、撮影した映像に基づいてオーダー入力が新規であるか追加であるかを特定する新規/追加オーダー判定部、を備える。
本発明の第4の態様によれば、上述の電子機器は、撮影した映像に基づいてメニューを注文した注文者を特定する注文者判定部、を備える。
本発明の第5の態様によれば、上述の電子機器は、前記撮影した映像を表示する表示部と、オーダー入力時に客が注文したメニューを特定するメニュー入力部と、メニュー情報を作成し、記憶部に記録するオーダー入力部と、を備え、前記メニュー入力部は、前記撮影した映像において前記注文者判定部により特定された注文者の映像を前記表示部が識別可能に表示させた状態で、客が注文したメニューの特定を行い、前記オーダー入力部は、特定された前記メニューと前記注文者を識別する情報とを含むメニュー情報を作成し、記憶部に記憶する。
本発明の第6の態様によれば、上述の電子機器は、前記表示部は、前記撮影した映像における前記注文者の映像を選択可能に表示させ、前記注文者判定部は、前記メニューの特定に伴い、前記表示部において前記注文者の映像が選択された場合、当該選択された映像に基づき前記メニューの注文者を特定する。
本発明の第7の態様によれば、オーダー管理システムは、電子機器とオーダー管理装置とを備えるオーダー管理システムであって、前記電子機器は、撮影した映像に基づいてテーブル番号を特定するテーブル番号判定部と、撮影した映像に基づいて客の人数を特定する人数判定部と、撮影した映像に基づいて客層を特定する客層判定部と、を備え、前記オーダー管理装置は、前記電子機器が特定した、前記テーブル番号、前記客の人数、及び前記客層を管理する。
本発明の第8の態様によれば、制御方法において、テーブル番号判定部は、撮影した映像に基づいてテーブル番号を特定し、人数判定部は、撮影した映像に基づいて客の人数を特定し、客層判定部は、撮影した映像に基づいて客層を特定する。
本発明の第9の態様によれば、制御方法は、オーダー管理システムの制御方法であって、電子機器は、テーブル番号判定部は、撮影した映像に基づいてテーブル番号を特定し、人数判定部は、撮影した映像に基づいて客の人数を特定し、客層判定部は、撮影した映像に基づいて客層を特定し、オーダー管理装置は、前記電子機器が特定した前記テーブル番号、前記客の人数、及び前記客層を管理する。
本発明の第10の態様によれば、プログラムは、コンピュータを、撮影した映像に基づいてテーブル番号を特定するテーブル番号判定手段、撮影した映像に基づいて客の人数を特定する人数判定手段、撮影した映像に基づいて客層を特定する客層判定手段、として機能させる。
本発明の実施形態による電子機器によれば、客の識別情報を容易に取得することができ、取得した客の識別情報に、当該客の注文したメニュー情報を簡単に関連付けることができる。
本発明の第一の実施形態によるオーダー管理システムの構成を示す図である。 本実施形態によるハンティターミナルの外観を示す第1の図である。 本実施形態によるハンティターミナルの外観を示す第2の図である。 本実施形態によるハンディターミナルの構成を示す図である。 本実施形態によるカメラが撮影する映像を示す図である。 本実施形態による記憶部が記憶するデータテーブルを示す第1の図である。 本実施形態による記憶部が記憶するデータテーブルを示す第2の図である。 本実施形態によるハンディターミナルの処理フローを示す第1の図である。 本実施形態によるハンディターミナルによるヘッダー入力画面のイメージを示す図である。 本実施形態におけるヘッダー情報を示す図である。 本実施形態によるハンディターミナルの処理フローを示す第2の図である。 本実施形態によるハンディターミナルの注文者特定時の表示画面を示す図である。 本実施形態によるハンディターミナルの注文者修正時の表示画面を示す図である。 本実施形態におけるメニュー情報を示す図である。 本実施形態によるハンディターミナルのオーダー入力画面を示す図である。 本実施形態によるハンディターミナルの処理フローを示す第3の図である。 本実施形態によるハンディターミナルの処理フローを示す第4の図である。 本実施形態によるハンディターミナルの処理フローを示す第5の図である。 本実施形態によるハンディターミナルの処理フローを示す第6の図である。 本実施形態によるハンディターミナルの処理フローを示す第7の図である。 本実施形態によるハンディターミナルの処理フローを示す第8の図である。 本実施形態によるハンディターミナルの従業員の笑顔評価時の表示画面を示す図である。
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
<第一の実施形態>
まず、本発明の第一の実施形態によるオーダー管理システムの概要について説明する。
本発明の第一の実施形態によるオーダー管理システム1は、図1に示すように、ハンディターミナル10(電子機器の1つ)と、オーダー管理装置20と、出力装置30と、を備える。
オーダー管理システム1において、オーダー入力時に、従業員は、ハンディターミナル10を用いて客を撮影したり客の音声を録音する。すると、ハンディターミナル10は、客を撮影したカメラ撮影情報や客の音声を録音した音声情報などの客の特徴を示す情報に基づいて、マニュアル入力なしにヘッダー情報を取得する。また、このとき、従業員は、ハンディターミナル10を用いて自身の顔を撮影し、ヘッダー情報を取得する。なお、ヘッダー情報とは、新規オーダーであるか追加オーダーであるかを示すオーダー種別、テーブル番号、人数、客層、従業員コードなどの情報である。
ハンディターミナル10は、取得したヘッダー情報を表示する。従業員は、ハンディターミナル10に表示されたヘッダー情報を確認し、誤りがない場合にはそのままのヘッダー情報とし、また、誤りがある場合には、ヘッダー情報を修正する。
ハンディターミナル10は、ヘッダー情報が確定すると、従業員の入力操作に基づいて、客の注文メニューを示すメニュー情報を特定する。ハンディターミナル10は、ヘッダー情報とメニュー情報とを含むオーダー情報をオーダー管理装置20に送信する。
オーダー管理装置20は、ハンディターミナル10からオーダー情報を受信すると、受信したオーダー情報に基づいて、各テーブルにおけるそれぞれのメニューの注文がどのような客層によって行われたかを管理する。
次に、ハンディターミナル10の外観について説明する。
ハンディターミナル10は、開閉可能な構造を有する。ハンディターミナル10が開状態では、例えば図2に示すように、内側の左面上部にカメラ102とマイク200とが配置されている。
また、ハンディターミナル10が開状態では、例えば、内側の左全面にタッチパネル301と表示部500とが重なるように配置されている。また、また、ハンディターミナル10が開状態では、例えば、内側の右全面に固定キー部302が配置されている。
また、ハンディターミナル10が閉状態では、内側の左右の面同士が対面している。ハンディターミナル10の外側の面には、図3に示すように、カメラ101が配置されている。
次に、本発明の第一の実施形態によるハンディターミナル10の構成について説明する。
ハンディターミナル10は、図4に示すように、カメラ機能部100と、マイク200と、データ入力部300と、通信部400と、表示部500と、記憶部600と、オーダー入力部700と、を備える。
カメラ機能部100は、2つのカメラ101、102を備える。
カメラ101は、図3で示したように、ハンディターミナル10の外側に備えられたカメラである。例えば、カメラ101は、オーダー入力時に、図5に示すような、客の顔a、テーブル番号b、客の容姿c、料理d、椅子e、壁紙fなどを含むテーブル周辺を撮影する。カメラ101は、複数の客の顔を検出した場合、それぞれの顔に対して客識別フラグA、B、C、・・・を付与する。
カメラ101は、撮影した映像データをオーダー入力部700に出力する。オーダー入力部700は、入力した映像データを記憶部600が備えるオーダー映像記憶部602に記録する。なお、本発明の実施形態において、映像は一コマの映像、すなわち静止画像を含む。
なお、カメラ101は、魚眼レンズを備えるものであってよい。カメラ101は、魚眼レンズを備える場合、従業員が客に接近した場合であっても対象となるテーブルのすべての客の顔映像を撮影することができる。
カメラ102は、図2で示したように、ハンディターミナル10を開いた場合に、ハンディターミナル10の内側、すなわち、データ入力部300の存在する側に備えられたカメラである。例えば、カメラ102は、従業員の顔を撮影する。
カメラ102は、撮影した情報をオーダー入力部700に出力する。
マイク200は、周囲の音を取得する。例えば、マイク200は、客がオーダーをするときの音声を取得する。
マイク200は、取得した音情報をオーダー入力部700に出力する。
データ入力部300は、タッチパネル301と、固定キー部302と、を備える。
タッチパネル301は、自身へのタッチ入力操作を検出し、その検出に応じた入力操作信号をオーダー入力部700に出力する。
固定キー部302は、自身への押下入力操作を検出し、その検出に応じた入力操作信号をオーダー入力部700に出力する。
通信部400は、オーダー管理装置20と通信を行う。
表示部500は、ハンディターミナル10の処理に必要な種々の情報を表示する。例えば、表示部500は、撮影した映像を表示する。また、例えば、表示部500は、撮影した映像における注文者の映像を選択可能に表示する。
記憶部600は、ハンディターミナル10が行う処理に必要な種々の情報を記憶する。記憶部600は、オーダーデータ記憶部601と、オーダー映像記憶部602と、従業員映像データ記憶部603と、メニューマスターデータ記憶部604と、テーブル映像データ記憶部605と、を備える。
オーダーデータ記憶部601は、通信部400を介してオーダー管理装置20に送信したオーダー情報を記憶する。
オーダー映像記憶部602は、オーダー入力時にカメラ機能部100が撮影した映像を記憶する。例えば、オーダー映像記憶部602は、図6に示すような、データテーブルTBL1を記憶する。例えば、データテーブルTBL1は、テーブル番号、伝票、人数、映像データ、客識別フラグに関する情報を含んでおり、それぞれのテーブル番号に伝票、人数、映像データ、客識別フラグのそれぞれが関連付けられてオーダー映像記憶部602に記憶されている。また、伝票における伝票番号は、ハンディターミナル10がオーダーをオーダー管理装置20に送信し、オーダー管理装置20が採番し、採番した番号をハンディターミナル10に送信したのちに記憶される。また、映像データは、テーブル番号に対応する領域におけるそれぞれの客の顔映像に客識別フラグが関連付けられている。
従業員映像データ記憶部603は、各従業員に対して、従業員の顔映像とその授業員の従業員コードとを関連付けて記憶する従業員データベースDB1である。例えば、従業員データベースDB1は、図7に示す、データテーブルTBL2を記憶している。例えば、データテーブルTBL2は、従業員コード、従業員コードに対応する顔映像、担当者名、特徴点を示す分析属性で構成されており、従業員コードに顔映像、担当者名、分析属性のそれぞれが関連付けられて従業員映像データ記憶部603に記憶されている。
メニューマスターデータ記憶部604は、各メニューの商品名、商品単価、商品説明、商品映像などを記憶するメニューデータベースDB2である。また、メニューマスターデータ記憶部604は、商品名を発声したときの音声データ及び商品名を発声したときの口の動きのデータを記憶するメニューデータベースDB2であってよい。
テーブル映像データ記憶部605は、各テーブルの形状、色、テーブルの背景の壁紙、座席の形状、座席数などの情報を含むテーブル映像データと、各テーブルに対応するテーブル番号とを関連付けて記憶するテーブルマスターデータベースDB3である。
オーダー入力部700は、メニュー情報を作成し、記憶部600に記録する。オーダー入力部700は、特定されたメニューと注文者を識別する情報とを含むメニュー情報を作成し、記憶部600に記憶する。オーダー入力部700は、ヘッダー入力部701と、明細入力部702と、を備える。
ヘッダー入力部701は、従業員判定部711と、新規/追加オーダー判定部712と、テーブル番号判定部713と、人数判定部714と、客層判定部715と、を備える。
明細入力部702は、メニュー入力部721と、注文者判定部722と、を備える。
従業員判定部711は、撮影した映像に基づいてオーダー入力を行う従業員を特定する。例えば、従業員判定部711は、オーダー入力時にカメラ102が撮影した従業員の顔映像と、従業員データベースDB1におけるそれぞれの従業員の顔映像とを比較する。従業員判定部711は、従業員データベースDB1における従業員の顔映像のうち一致した顔映像に関連付けられている従業員コードの従業員をオーダー入力を行う従業員と特定する。なお、従業員判定部711がオーダー入力を行う従業員を特定する方法は、上述の方法に限定するものではない。従業員判定部711がオーダー入力を行う従業員を特定する方法は、別の方法であってもよいし、複数の方法を組み合わせて総合的に判断するものであってもよい。
新規/追加オーダー判定部712は、撮影した映像に基づいてオーダー入力が新規であるか追加であるかを特定する。新規/追加オーダー判定部712は、オーダー入力時にそのオーダーが新規オーダーであるか、追加オーダーであるかを特定する。例えば、新規/追加オーダー判定部712は、最初のオーダー入力時に新規オーダーであると判定した時にカメラ101が撮影しオーダー管理装置20に記録された客の顔映像と、今回のオーダー入力時にカメラ101が撮影した客の顔映像とを比較する。新規/追加オーダー判定部712は、顔映像が一致すると判定した人物が存在しない場合、新規オーダーであると判定する。この場合、新規/追加オーダー判定部712は、オーダー情報に新規オーダーであることを示す識別フラグを付加する。また、新規/追加オーダー判定部712は、顔映像が一致すると判定した人物が存在する場合、追加オーダーであると判定する。この場合、新規/追加オーダー判定部712は、オーダー情報に追加オーダーであることを示す識別フラグを付加する。比較する客の顔映像は、当該テーブルの新規オーダーに限定してもよいし、また、当該テーブルにかかわらず、会計が完了していないすべての新規オーダーを対象としてもよい。なお、新規/追加オーダー判定部712がオーダー入力時にそのオーダーが新規オーダーであるか、追加オーダーであるかを特定する方法は、上述の方法に限定するものではない。新規/追加オーダー判定部712がオーダー入力時にそのオーダーが新規オーダーであるか、追加オーダーであるかを特定する方法は、別の方法であってもよいし、複数の方法を組み合わせて総合的に判断するものであってもよい。
なお、オーダー管理装置20に記録されている客の顔映像は、伝票番号で会計伝票にリンクしており、その会計伝票による会計が完了すると削除されるものであってよい。
テーブル番号判定部713は、撮影した映像に基づいてテーブル番号を特定する。テーブル番号判定部713は、オーダー入力時にオーダー入力の対象となるテーブルのテーブル番号を特定する。例えば、カメラ101は、オーダー入力時にテーブルに備え付けたプレートに記載されたテーブル番号を撮影する。テーブル番号判定部713は、カメラ101が撮影した映像を解析して映像内に含まれる数字を特定することによりテーブル番号を特定する。また、例えば、カメラ101は、オーダー入力時にテーブル、座席、背景の壁紙を含むテーブル映像を撮影する。テーブル番号判定部713は、カメラ101が撮影したテーブル映像のデータと、テーブルマスターデータベースDB3におけるそれぞれのテーブル映像データとを比較する。テーブル番号判定部713は、テーブルマスターデータベースDB3における一致したテーブル映像データに対応するテーブル番号をオーダー入力時にオーダー入力の対象となるテーブルのテーブル番号と特定する。なお、テーブル番号判定部713がオーダー入力時にオーダー入力する対象となるテーブルのテーブル番号を特定する方法は、上述の方法に限定するものではない。テーブル番号判定部713がオーダー入力時にオーダー入力する対象となるテーブルのテーブル番号を特定する方法は、別の方法であってもよいし、複数の方法を組み合わせて総合的に判断するものであってもよい。
人数判定部714は、撮影した映像に基づいて客の人数を特定する。人数判定部714は、オーダー入力時にオーダー入力の対象となるテーブルにおける客の人数を特定する。例えば、カメラ101は、オーダー入力時にオーダー入力の対象となるテーブルにおけるすべての客を同時に撮影する。人数判定部714は、カメラ101が撮影した映像を解析して映像内に含まれる顔を特定し、顔の数をカウントすることにより客の人数を特定する。なお、人数判定部714がオーダー入力時にオーダー入力の対象となるテーブルにおける客の人数を特定する方法は、上述の方法に限定するものではない。人数判定部714がオーダー入力時にオーダー入力の対象となるテーブルにおける客の人数を特定する方法は、別の方法であってもよいし、複数の方法を組み合わせて総合的に判断するものであってもよい。
客層判定部715は、撮影した映像に基づいて客層を特定する。客層判定部715は、それぞれの客の性別と年齢を推定する。例えば、客層判定部715は、オーダー入力時にカメラ101が撮影した客の顔映像における複数の特徴点(例えば、しわ、髪の長さ、顔における目の位置など)を抽出し、抽出した特徴点を所定のアルゴリズムに投入することにより性別と年齢を特定する。また、例えば、客層判定部715は、オーダー入力時にマイク200が取得した客の音声データを解析し、音声に含まれる声の成分がどのような性質であるかに基づいて性別や年齢を推定する。なお、客層判定部715がそれぞれの客の性別と年齢を推定する方法は、上述の方法に限定するものではない。客層判定部715がそれぞれの客の性別と年齢を推定する方法は、別の方法であってもよいし、複数の方法を組み合わせて総合的に判断するものであってもよい。
また、客層判定部715は、人数判定部714が特定した客の人数に応じて、推定した性別と年齢の結果に基づいて、それぞれの客の間柄を推定する。例えば、客層判定部715は、人数判定部714が特定した客の人数が1人である場合、性別と年齢を推定する。また、例えば、客層判定部715は、人数判定部714が特定した客の人数が2人である場合、それぞれの性別と年齢を推定する。そして、客層判定部715は、推定したそれぞれの性別と年齢に基づいて、親子、男性ペア、女性ペア、カップルの何れであるかを推定する。また、例えば、客層判定部715は、人数判定部714が特定した客の人数が3人以上である場合、それぞれの性別と年齢を推定する。そして、客層判定部715は、推定したそれぞれの性別と年齢に基づいて、親子、男性グループ、女性グループ、混合グループの何れであるかを推定する。
例えば、客層判定部715は、人数判定部714が特定した客の人数が1人である場合、性別と年齢を推定する。
また、例えば、客層判定部715は、人数判定部714が特定した客の人数が2人である場合、それぞれの性別と年齢を推定する。そして、客層判定部715は、推定したそれぞれの性別と年齢に基づいて、親子、男性ペア、女性ペア、カップルの何れであるかを推定する。客層判定部715は、例えば、2人の年齢差が20歳以上である場合に親子であると判定する。客層判定部715は、2人の年齢差が20歳未満であり、2人の性別が男性である場合に男性ペアであると判定する。客層判定部715は、2人の年齢差が20歳未満であり、2人の性別が女性である場合に女性ペアであると判定する。客層判定部715は、2人の年齢差が20歳未満であり、2人のうちの1人の性別が女性であり、もう1人の性別が男性である場合にカップルであると判定する。
また、例えば、客層判定部715は、人数判定部714が特定した客の人数が3人以上である場合、それぞれの性別と年齢を推定する。そして、客層判定部715は、推定したそれぞれの性別と年齢に基づいて、親子、男性グループ、女性グループ、混合グループの何れであるかを推定する。客層判定部715は、例えば、3人以上の客から2人の客を組み合わせるすべての組み合わせに対して年齢差が20歳以上であるか否かを判定する。そして、客層判定部715は、年齢差が20歳以上であるとなる組み合わせが1つまたは2つである場合、親子であると判定する。また、客層判定部715は、年齢差が20歳以上であるとなる組み合わせが3つ以上でかつその組み合わせにおける年上の人物が2人以下である場合、親子であると判定する。客層判定部715は、それ以外を親子ではないと判定する。客層判定部715は、親子ではないと判定した3人以上の客のグループのうち、客のすべての性別が男性であるグループを男性グループと判定する。客層判定部715は、親子ではないと判定した3人以上の客のグループのうち、客のすべての性別が女性であるグループを女性グループと判定する。客層判定部715は、それ以外を混合グループであると判定する。
メニュー入力部721は、オーダー入力時に客が注文したメニューを特定する。メニュー入力部721は、撮影した映像において注文者判定部722により特定された注文者の、映像を識別可能に表示部500が表示させた状態で、客が注文したメニューの特定を行う。また、メニュー入力部721は、オーダー入力時に客が注文したメニューの数量を特定する。
例えば、メニュー入力部721は、オーダー入力時に従業員が客の注文したメニューの入力操作をデータ入力部300に対して行ったときに出力する注文したメニューを示す情報を含む信号に基づいてメニューを特定する。
また、例えば、メニュー入力部721は、オーダー入力時にカメラ101が撮影した客の顔映像における口の動きを解析し、データ化する。メニュー入力部721は、データ化したオーダー入力時の客の口の動きのデータと、メニューデータベースDB2におけるそれぞれの口の動きのデータとを比較する。メニュー入力部721は、メニューデータベースDB2における口の動きのデータのうち一致した口の動きのデータに対応するメニューを客が注文したメニューと特定する。
また、例えば、メニュー入力部721は、オーダー入力時にマイク200が取得した客の音声を解析し、データ化する。メニュー入力部721は、データ化したオーダー入力時の客の音声データと、メニューデータベースDB2におけるそれぞれの音声データとを比較する。メニュー入力部721は、メニューデータベースDB2における音声データのうち一致した音声データに対応するメニューを客が注文したメニューと特定する。
なお、メニュー入力部721がオーダー入力時に客の注文したメニューを特定する方法は、上述の方法に限定するものではない。メニュー入力部721がオーダー入力時に客の注文したメニューを特定する方法は、別の方法であってもよいし、複数の方法を組み合わせて総合的に判断するものであってもよい。
注文者判定部722は、撮影した映像に基づいて、メニューを注文した注文者を特定する。注文者判定部722は、オーダー入力時に注文したメニューがどの客によるものであるかを特定する。例えば、注文者判定部722は、オーダー入力時にカメラ101が撮影した客の顔映像における口の動きを解析し、従業員がデータ入力部300を介してオーダー入力を行ったタイミングの直前に口が動いていた客をメニューを注文した客と特定する。
また、注文者判定部722は、メニューの特定に伴い、表示部500において注文者の映像が選択された場合、当該選択された映像に基づきメニューの注文者を特定する。
また、例えば、注文者判定部722は、オーダー入力時にカメラ101が撮影した客の顔映像における口の動きを解析し、データ化する。注文者判定部722は、データ化したオーダー入力時の客の口の動きのデータと、メニューデータベースDB2におけるそれぞれの口の動きのデータとを比較する。注文者判定部722は、メニューデータベースDB2における口の動きのデータのうち一致した口の動きのデータに対応するメニューを客が注文したと特定する。
また、例えば、注文者判定部722は、オーダー入力時にマイク200が取得した客の音声を解析し、データ化する。注文者判定部722は、データ化したオーダー入力時の客の音声データと、メニューデータベースDB2におけるそれぞれの音声データとを比較する。注文者判定部722は、メニューデータベースDB2における音声データのうち一致した音声データに対応するメニューを客が注文したと特定する。そして、注文者判定部722は、その音声データを解析し、音声に含まれる声の成分がどのような性質であるかに基づいて性別と年齢を推定する。また、注文者判定部722は、オーダー入力時にカメラ101が撮影した客の顔映像における複数の特徴点(例えば、しわ、髪の長さ、顔における目の位置など)を抽出し、抽出した特徴点を所定のアルゴリズムに投入することにより性別と年齢を特定する。または、客層判定部715が判定した性別と年齢を使用する。注文者判定部722は、音声データに基づいて推定した性別と年齢に一致する顔映像の客を、当該メニューの注文者であると特定する。
次に、ハンディターミナル10が行う処理について説明する。
まず、図8に示すハンディターミナル10が行うヘッダー情報を特定する処理フローについて説明する。
客が店舗に来店しテーブルに着くと、従業員はハンディターミナル10を携帯してオーダーをとりに客のテーブルまで移動する。従業員は、オーダー入力を開始する。従業員は、ヘッダー情報を取得するために、まず、ハンディターミナル10が備えるデータ入力部300に対して、テーブルや客を撮影する入力操作を行う。
データ入力部300は、従業員による入力操作に応じた撮影指示信号をオーダー入力部700に出力する。
オーダー入力部700は、データ入力部300から撮影指示信号を入力すると、入力した撮影指示信号に応じて、カメラ101による撮影を指示する撮影指示信号をカメラ機能部100に出力する。
カメラ機能部100が備えるカメラ101は、オーダー入力部700から撮影指示信号を入力すると、入力した撮影指示信号に応じて、テーブルと客を撮影する(ステップS1)。例えば、カメラ101は、図5で示したような客の顔、テーブル番号を含むテーブル周辺を撮影する。
カメラ101は、撮影した映像データをオーダー入力部700に出力する。
オーダー入力部700が備えるテーブル番号判定部713は、カメラ101から映像データを入力すると、入力した映像データに基づいて、オーダー入力の対象となるテーブルのテーブル番号を特定する(ステップS2)。例えば、テーブル番号判定部713は、カメラ101から入力した図5で示した映像の映像データを解析して、映像内に含まれる数字“12”を特定することによりテーブル番号をテーブル番号12と特定する。
新規/追加オーダー判定部712は、テーブル番号判定部713がテーブル番号を特定すると、オーダー入力が新規オーダーであるか、追加オーダーであるかを特定する(ステップS3)。例えば、新規/追加オーダー判定部712は、最初のオーダー入力時に新規オーダーであると判定した時にカメラ101が撮影した客の顔映像と、今回のオーダー入力時にカメラ101が撮影した客のテーブル番号から特定した顔映像とを比較する。
新規/追加オーダー判定部712は、対応するテーブル番号の映像が記憶されていない場合や顔映像が一致すると判定した人物が存在しない場合には、新規オーダーであると判定し(ステップS3、新規)、オーダー情報に新規オーダーであることを示す識別フラグを付加する。
また、新規/追加オーダー判定部712は、顔映像が一致すると判定した人物が存在する場合には、追加オーダーであると判定し(ステップS3、追加)、ステップS4〜ステップS10の処理を行わずに後述するステップS11の処理に進める。
なお、新規/追加オーダー判定部712が行う新規オーダーであるか追加オーダーであるかを特定する処理の詳細は、後述する。
人数判定部714は、オーダー入力が新規オーダーであるか追加オーダーであるかを新規/追加オーダー判定部712が特定すると、オーダー入力の対象となるテーブルにおける客の人数を特定する。例えば、人数判定部714は、オーダー入力時にカメラ101が撮影した映像を解析して映像内に含まれる顔の総数Sを特定する(ステップS4)。人数判定部714は、顔の数Nの初期値を0に設定する(ステップS5)。人数判定部714は、顔の数を1カウントするとNに1を加える(ステップS6)。人数判定部714は、ステップS6の処理によりカウントした顔に対して客識別フラグを付与する(ステップS7)。なお、客識別フラグは、顔の数Nが1増加する度にA、B、C、・・・とアルファベット順に変化する。
客層判定部715は、人数判定部714が顔の数を1カウントする(Nに1を加える)と、N番目の客の客層(性別と年齢)を特定する(ステップS8)。例えば、客層判定部715は、カメラ101が撮影した映像データに含まれるN番目の客の顔映像における複数の特徴点(例えば、しわ、髪の長さ、顔における目の位置など)を抽出し、抽出した特徴点を所定のアルゴリズムに投入することにより性別と年齢を特定する。
そして、客層判定部715は、人数判定部714がカウントした顔の数NがステップS4の処理により特定した顔の総数Sよりも小さいか否かを判定する(ステップS9)。
客層判定部715は、人数判定部714がカウントした顔の数Nが顔の総数Sよりも小さいと判定した場合(ステップS9、YES)、ステップS6の処理に戻す。
また、客層判定部715は、人数判定部714がカウントした顔の数Nが顔の総数Sよりも小さくはないと判定した場合(ステップS9、NO)、つまり、写っているすべての人の性別と年齢を特定すると、顔の総数S、すなわち、客の総数に応じて、グループの客層(それぞれの客の間柄)を推定する(ステップS10)。
なお、客層判定部715が行うグループの客層を推定する処理の詳細は、後述する。
新規/追加オーダー判定部712がステップS3の処理によりオーダー入力が追加オーダーであると判定する、または、客層判定部715がステップS10の処理によりグループの客層を推定すると、オーダー入力部700は、カメラ102による撮影を指示する撮影指示信号をカメラ機能部100に出力する。
カメラ機能部100が備えるカメラ102は、オーダー入力部700から撮影指示信号を入力すると、入力した撮影指示信号に応じて、従業員を撮影する(ステップS11)。カメラ102は、撮影した映像データをオーダー入力部700に出力する。
オーダー入力部700が備える従業員判定部711は、カメラ102から映像データを入力すると、入力した映像データに基づいて、オーダー入力を行う従業員を特定する(ステップS12)。例えば、従業員判定部711は、カメラ102が撮影した従業員の顔映像と、従業員データベースDB1におけるそれぞれの従業員の顔映像とを比較する。従業員判定部711は、従業員データベースDB1における従業員の顔映像のうち一致した顔映像に関連付けられている従業員コードの従業員をオーダー入力を行う従業員と特定する。
なお、従業員判定部711が行うオーダー入力を行う従業員を特定する処理の詳細は、後述する。
上述のステップS1〜ステップS12の処理がハンディターミナル10がヘッダー情報を取得する処理である。
なお、ヘッダー入力画面のイメージは、図9に示す画面である。例えば、図9に示すヘッダー入力画面では、テーブル番号A10のテーブルにおいて、4人の客の顔映像を認識し、客Aは30歳代の女性、客Bは10歳未満の女性、客Cは10歳未満の男性、客Dは30歳代の男性であると特定する。また、客層は家族連れであり、オーダー入力を行った従業員は○山□子である。
従業員判定部711がステップS11の処理によりオーダー入力を行う従業員を特定すると、オーダー入力部700は、ステップS1〜ステップS12の処理により取得したヘッダー情報を表示部500に表示させる制御を行う。そして、オーダー入力部700は、ヘッダー情報の修正の有無を確認する表示を表示部500にさせる制御を行う。そして、オーダー入力部700は、従業員によるデータ入力部300に対する入力操作に基づいて、ヘッダー情報の修正があるか否かを判定する(ステップS13)。
従業員がヘッダー情報の修正があることを示す入力操作をデータ入力部300に対して行うと、データ入力部300は、その入力操作に応じてヘッダー情報の修正があることを示す信号をオーダー入力部700に出力する。
オーダー入力部700は、データ入力部300からヘッダー情報の修正があることを示す信号を入力すると、入力した信号に基づいて、ヘッダー情報の修正があると判定する(ステップS13、YES)。そして、オーダー入力部700は、表示部500が表示するヘッダー情報をデータ入力部300を介して修正可能な状態とする画面を表示させる制御を行う。
従業員がヘッダー情報の修正を示す入力操作をデータ入力部300に対して行うと、データ入力部300は、その入力操作に応じてヘッダー情報の修正を示す信号をオーダー入力部700に出力する。
オーダー入力部700は、データ入力部300からヘッダー情報の修正を示す信号を入力すると、入力した信号に基づいて、ヘッダー情報の修正を行う(ステップS14)。
また、オーダー入力部700は、データ入力部300からヘッダー情報の修正がないことを示す信号を入力すると、入力した信号に基づいて、ヘッダー情報の修正がないと判定する(ステップS13、NO)。そして、オーダー入力部700は、ステップS14の処理を行わずに、次に述べるステップS15の処理に進める。
オーダー入力部700は、ヘッダー情報を作成する。オーダー入力部700は、ヘッダー情報を記憶部600に記録する。例えば、ヘッダー情報は、図10に示すように、伝票番号、テーブル番号、オーダー種別、会計人数、客層、従業員コード、それぞれの客の客識別フラグ、性別、年齢を含む情報である。なお、オーダー種別は、例えば、0である場合に新規、1である場合に追加であるものと決めておく。
次に、図11に示すハンディターミナル10が行うメニュー情報を特定する処理フローについて説明する。
オーダー入力部700がステップS13の処理によりヘッダー情報の修正がないと判定すると、オーダー入力部700が備える注文者判定部722は、マイク200から客の音声データを取得でき、カメラ101から客の顔の映像データを取得できる状態となる。
従業員が客のオーダーを聞きそのオーダーを入力する入力操作をデータ入力部300に対して行うと、データ入力部300は、その入力操作に応じたメニューとその数量を示すメニュー信号をオーダー入力部700に出力する。
オーダー入力部700が備えるメニュー入力部721は、データ入力部300からメニュー信号を入力すると、入力したメニュー信号に基づいて、メニューとその数量を特定する(ステップS15)。
注文者判定部722は、従業員が客のオーダーを聞きステップS15の処理を行う際に、客の音声データと客の顔映像データを取得している。注文者判定部722は、メニュー入力部721がメニューを特定すると、取得した客の音声データと客の顔映像データに基づいて、メニュー入力部721が特定したメニューを注文した客を特定する(ステップS16)。例えば、注文者判定部722は、カメラ101が撮影した客の顔映像における口の動きを解析し、従業員がデータ入力部300を介してオーダー入力を行ったタイミングの直前に口が動いていた客をメニューを注文した客と特定する。
また、例えば、注文者判定部722は、ステップS15の処理を行う際にカメラ101が撮影した客の顔映像における口の動きを解析し、データ化する。注文者判定部722は、データ化したオーダー入力時の客の口の動きのデータと、メニューデータベースDB2におけるそれぞれの口の動きのデータとを比較する。注文者判定部722は、メニューデータベースDB2における口の動きのデータのうち一致した口の動きのデータに対応するメニューを客が注文したと特定する。
また、例えば、注文者判定部722は、ステップS15の処理を行う際にマイク200が取得した客の音声を解析し、データ化する。注文者判定部722は、データ化した客の音声データと、メニューデータベースDB2におけるそれぞれの音声データとを比較する。注文者判定部722は、メニューデータベースDB2における音声データのうち一致した音声データに対応するメニューを客が注文したと特定する。そして、注文者判定部722は、その音声データを解析し、音声に含まれる声の成分がどのような性質であるかに基づいて性別と年齢を推定する。また、注文者判定部722は、オーダー入力時にカメラ101が撮影した客の顔映像における複数の特徴点(例えば、しわ、髪の長さ、顔における目の位置など)を抽出し、抽出した特徴点を所定のアルゴリズムに投入することにより性別と年齢を特定する。または、客層判定部715が判定した性別と年齢を使用する。注文者判定部722は、音声データに基づいて推定した性別と年齢に一致する顔映像の客を特定する。
なお、注文者が特定された場合のハンディターミナル10の表示画面は、図12のような画面である。例えば、図12に示す表示画面では、顔認識のマークが強調されている客Dが注文者として検出されている。
ただし、注文者判定部722は、例えば、客が全員マスクをしているなどの理由により、口の動きを特定できなかったことを示すゼロ信号を生成する。
注文者判定部722は、客を特定できたか否かを判定する(ステップS17)。
注文者判定部722は、客を特定できなかったと判定した場合(ステップS17、NO)、客のオーダー時に取得した客の顔の映像データにおいて、映像の中央に最も近い客を注文した客として設定する(ステップS18)。
また、注文者判定部722は、客を特定できたと判定した場合(ステップS17、YES)、ステップS18の処理を行わずに、次に述べるステップS19の処理に進める。
注文者判定部722は、上述のメニューデータベースDB2における音声データのうち一致した音声データに対応するメニューと、音声データに基づいて推定した性別と年齢に一致する顔映像の客の客識別フラグとを関連付ける(ステップS19)。そして、注文者判定部722は、関連付けた結果を表示部500に表示させる制御を行い、関連付けた結果が示す客が実際に注文した客であるか否かを確認する表示を表示部500にさせる制御を行う。そして、注文者判定部722は、従業員によるデータ入力部300に対する入力操作に基づいて、実際に注文した客であるか否かを判定する(ステップS20)。
従業員が実際に注文した客ではないことを示す入力操作をデータ入力部300に対して行うと、データ入力部300は、その入力操作に応じて実際に注文した客ではないことを示す信号を注文者判定部722に出力する。
注文者判定部722は、データ入力部300から実際に注文した客ではないことを示す信号を入力すると、入力した信号に基づいて、実際に注文した客ではないと判定する(ステップS20、NO)。そして、注文者判定部722は、表示部500が表示する注文した客をデータ入力部300を介して修正可能な状態とする画面を表示させる制御を行う。
従業員が注文した客の修正を示す入力操作をデータ入力部300に対して行うと、データ入力部300は、その入力操作に応じて注文した客の修正を示す信号を注文者判定部722に出力する。例えば、従業員は、表示部500が表示する図13のような画面に対してそれぞれの客に対応した領域を選択し、客を特定する修正を示す入力操作をデータ入力部300に対して行うと、データ入力部300は、その入力操作に応じて注文した客の修正を示す信号を注文者判定部722に出力する。
注文者判定部722は、データ入力部300から注文した客の修正を示す信号を入力すると、入力した信号に基づいて、注文した客の修正を行う(ステップS21)。
また、従業員が実際に注文した客であることを示す入力操作をデータ入力部300に対して行うと、データ入力部300は、その入力操作に応じて実際に注文した客であることを示す信号を注文者判定部722に出力する。
注文者判定部722は、データ入力部300から実際に注文した客であることを示す信号を入力すると、入力した信号に基づいて、実際に注文した客であると判定する(ステップS20、YES)。そして、注文者判定部722は、ステップS21の処理を行わずに、次に述べるステップS22の処理に進める。
オーダー入力部700は、オーダー入力が終了か否かを確認する表示を表示部500にさせる制御を行う。そして、オーダー入力部700は、従業員によるデータ入力部300に対する入力操作に基づいて、オーダー入力が終了か否かを判定する(ステップS22)。
従業員がオーダー入力が終了しないことを示す入力操作をデータ入力部300に対して行うと、データ入力部300は、その入力操作に応じてオーダー入力が終了しないことを示す信号をオーダー入力部700に出力する。
オーダー入力部700は、データ入力部300からオーダー入力が終了しないことを示す信号を入力すると、入力した信号に基づいて、オーダー入力が終了しないと判定する(ステップS22、NO)。そして、オーダー入力部700は、ステップS5の処理に戻す。
また、従業員がオーダー入力が終了することを示す入力操作をデータ入力部300に対して行うと、データ入力部300は、その入力操作に応じてオーダー入力が終了することを示す信号をオーダー入力部700に出力する。
オーダー入力部700は、データ入力部300からオーダー入力が終了することを示す信号を入力すると、入力した信号に基づいて、オーダー入力が終了すると判定する(ステップS22、YES)。ここで、オーダー入力部700は、メニュー情報を作成する。オーダー入力部700は、メニュー情報を記憶部600に記録する。例えば、メニュー情報は、図14に示すように、伝票番号、メニュー、当該メニューを注文したそれぞれの客の客識別フラグ、注文した数量を含む情報である。そして、オーダー入力部700は、ヘッダー情報とメニュー情報を表示部500にさせる制御を行い(ステップS23)、従業員にヘッダー情報とメニュー情報を確認させる。そして、オーダー入力部700は、従業員によるデータ入力部300に対する入力操作に基づいて、ヘッダー情報を修正するか否かを判定する(ステップS24)。
従業員がヘッダー情報を修正することを示す入力操作をデータ入力部300に対して行うと、データ入力部300は、その入力操作に応じてヘッダー情報を修正することを示す信号をオーダー入力部700に出力する。
オーダー入力部700は、データ入力部300からヘッダー情報を修正することを示す信号を入力すると、入力した信号に基づいて、ヘッダー情報を修正すると判定する(ステップS24、NO)。そして、オーダー入力部700は、ステップS13の処理に戻す。
また、従業員がヘッダー情報を修正しないことを示す入力操作をデータ入力部300に対して行うと、データ入力部300は、その入力操作に応じてヘッダー情報を修正しないことを示す信号をオーダー入力部700に出力する。
オーダー入力部700は、データ入力部300からヘッダー情報を修正しないことを示す信号を入力すると、入力した信号に基づいて、ヘッダー情報を修正しないと判定する(ステップS24、NO)。そして、オーダー入力部700は、従業員によるデータ入力部300に対する入力操作に基づいて、メニュー情報を修正するか否かを判定する(ステップS25)。
従業員がメニュー情報を修正することを示す入力操作をデータ入力部300に対して行うと、データ入力部300は、その入力操作に応じてメニュー情報を修正することを示す信号をオーダー入力部700に出力する。
オーダー入力部700は、データ入力部300からメニュー情報を修正することを示す信号を入力すると、入力した信号に基づいて、メニュー情報を修正すると判定する(ステップS24、NO)。そして、オーダー入力部700は、ステップS15の処理に戻す。
また、従業員がメニュー情報を修正しないことを示す入力操作をデータ入力部300に対して行うと、データ入力部300は、その入力操作に応じてメニュー情報を修正しないことを示す信号をオーダー入力部700に出力する。
オーダー入力部700は、データ入力部300からメニュー情報を修正しないことを示す信号を入力すると、入力した信号に基づいて、メニュー情報を修正しないと判定する(ステップS24、NO)。そして、オーダー入力部700は、ヘッダー情報とメニュー情報とを含むオーダー情報を通信部400を介して、オーダー管理装置20に送信する(ステップS26)。
なお、オーダー入力画面のイメージ図は、図15に示す表示画面である。例えば、図15に示す表示画面は、お子様セットが1つ注文され、セットとなる飲み物とデザートが未入力であることを示す画面である。
次に、新規/追加オーダー判定部712が行う今回のオーダーが新規オーダーであるか追加オーダーであるかを特定する処理の詳細を説明する。
ここでは、新規/追加オーダー判定部712が図8で示したステップS3の新規オーダーであるか追加オーダーであるかを特定する処理の詳細を図16に示す処理フローを用いて説明する。なお、ハンディターミナル10が過去の新規オーダー時に撮影したテーブル番号に対応する映像は、オーダー管理装置20に送信され、オーダー管理装置20の記憶部に記憶されているものとする。なお、ハンディターミナル10が複数ある場合には、オーダー管理装置20の記憶部は、すべてのハンディターミナル10が過去の新規オーダー時に撮影したテーブル番号に対応する映像を記憶しているものとする。
新規/追加オーダー判定部712は、テーブル番号判定部713がテーブル番号を特定すると、テーブル番号判定部713が特定したテーブル番号を通信部400を介してオーダー管理装置に送信する。
オーダー管理装置20は、ハンディターミナル10からテーブル番号を受信すると、受信したテーブル番号に対応する映像をオーダー管理装置20の記憶部において検索する(ステップS31)。
オーダー管理装置20は、テーブル番号に対応する映像を見つけた場合には、見つけたテーブル番号に対応する映像データをハンディターミナル10に送信する。
また、オーダー管理装置20は、テーブル番号に対応する映像を見つけられなかった場合には、ハンディターミナル10には当該テーブル番号に対応する映像データなしという信号を送信する。
新規/追加オーダー判定部712は、オーダー管理装置20からテーブル番号に対応する映像データを受信したか否かに基づいて、テーブル番号に対応する映像があるかないかを判定する(ステップS32)。
新規/追加オーダー判定部712は、オーダー管理装置20から当該テーブル番号に対応する映像データなしを受信し、テーブル番号に対応する映像がないと判定した場合(ステップS32、なし)、オーダーが新規オーダーであると判定する(ステップS33)。そして、新規/追加オーダー判定部712は、新たな伝票番号を取得し付与する(ステップS34)。そして、新規/追加オーダー判定部712は、テーブル番号に対応する映像データと新規オーダーを行う客の映像データの登録や更新を行う(ステップS35)。
また、新規/追加オーダー判定部712は、所定時間内にオーダー管理装置20からテーブル番号に対応する映像データを受信し、テーブル番号に対応する映像があると判定した場合(ステップS32、あり)、そのテーブル番号に対応する新規オーダー時の客の顔映像と、今回のオーダー時の客の顔映像とを比較し、同一人物がいるか否かを判定する(ステップS36)。
新規/追加オーダー判定部712は、同一人物がいないと判定した場合(ステップS36、NO)、ステップS33の処理に進める。
また、新規/追加オーダー判定部712は、同一人物がいると判定した場合(ステップS36、YES)、現在のテーブル番号に対応する伝票番号を取り込み(ステップS38)、ステップS35の処理に進める。
なお、別の実施例として、新規オーダーで登録されているすべての客の映像データと、今回オーダー入力を行う客の映像データを比較し、同一人物がいるか否かで新規オーダーであるか追加オーダーであるかを判別してもよい。
この場合に新規/追加オーダー判定部712が新規オーダーであるか追加オーダーであるかを判別する処理フローは、図17となる。
この場合も、ハンディターミナル10が過去の新規オーダー時に撮影したテーブル番号に対応する映像は、オーダー管理装置20に送信され、オーダー管理装置20の記憶部に記憶されているものとする。なお、ハンディターミナル10が複数ある場合には、オーダー管理装置20の記憶部は、すべてのハンディターミナル10が過去の新規オーダー時に撮影したテーブル番号に対応する映像を記憶しているものとする。
オーダー管理装置20は、ハンディターミナル10から、テーブル番号の映像データを受信すると、オーダー管理装置20の記憶部にある新規オーダーで登録されているすべての客の映像データを検索し、今回オーダー入力を行う客の映像データと同一人物がいるか否かを判定する(ステップS391)。
オーダー管理装置20は、同一人物を見つけた場合には、同一人物がいるテーブル番号の映像データをハンディターミナル10に送信する。
また、オーダー管理装置20は、同一人物の映像を見つけられなかった場合には、ハンディターミナル10には同一人物の映像データなしという信号を送信する。
新規/追加オーダー判定部712は、オーダー管理装置20から、同一人物の映像データなしの信号を受信し、同一人物がいないと判断した場合は(ステップS391、NO)、オーダーが新規オーダーであると判定する(ステップS392)。そして、新規/追加オーダー判定部712は、新たな伝票番号を取得し付与する(ステップS393)。そして、新規/追加オーダー判定部712は、テーブル番号に対応する映像データと新規オーダーを行う客の映像データの登録や更新を行う(ステップS394)。
また、新規/追加オーダー判定部712は、オーダー管理装置20から、同一人物がいるテーブル映像データを受信し、同一人物がいると判定した場合(ステップS391、YES)、オーダーが追加オーダーであると判定する(ステップS395)。対応する伝票番号を取り込む(ステップS396)。次に、新規/追加オーダー判定部712は、テーブル番号が前回と同一であるかを判断する(ステップS397)。新規/追加オーダー判定部712は、テーブル番号が前回と同一である場合(ステップS397、YES)、テーブル番号をそのままにし、ステップS394の処理に進める。
また、新規/追加オーダー判定部712は、テーブル番号が前回と同一でない場合(ステップS397、NO)、客がテーブルを移動したと判断し、対応するテーブル番号を今回のオーダーで識別したテーブル番号に更新する(ステップS398)。そして、新規/追加オーダー判定部712は、ステップS394の処理に進める。
そして、新規/追加オーダー判定部712は、ステップS35の処理に進める。
以上のように、客層判定部715は、今回のオーダーが新規オーダーであるか追加オーダーであるかを特定する。
次に、客層判定部715が行うグループの客層を推定する処理の詳細を説明する。
ここでは、客層判定部715が図8で示したステップS10のグループの客層を推定する処理の詳細を図18〜20に示す処理フローを用いて説明する。
まず、図18に示すグループの人数を特定する処理フローについて説明する。
客層判定部715は、人数判定部714が特定した客の人数が1人であるか否かを判定する(ステップS41)。
客層判定部715は、人数判定部714が特定した客の人数が1人ではないと判定すると(ステップS41、NO)、人数判定部714が特定した客の人数が2人であるか否かを判定する(ステップS42)。
客層判定部715は、人数判定部714が特定した客の人数が2人ではないと判定すると(ステップS42、NO)、多人数のグループの客層を推定する(ステップS43)。
また、客層判定部715は、人数判定部714が特定した客の人数が2人であると判定すると(ステップS42、YES)、2人のグループの客層を推定する(ステップS44)。
次に、図19に示すステップS42の処理で2人のグループであると判定した場合に続けて行うステップS44のグループの客層を推定する処理の詳細について説明する。
客層判定部715は、2人の年齢差が20歳以上であるか否かを判定する(ステップS51)。
客層判定部715は、2人の年齢差が20歳以上であると判定した場合(ステップS51、YES)、2人は家族であると判定する(ステップS52)。
客層判定部715は、2人の年齢差が20歳以上ではないと判定する(ステップS51、NO)と、2人が同性であるか否かを判定する(ステップS53)。
客層判定部715は、2人が同性であると判定する(ステップS53、YES)と、2人は友人であると判定する(ステップS54)。
また、客層判定部715は、2人が異性であると判定する(ステップS53、NO)と、2人は恋人であると判定する(ステップS55)。
次に、図20に示すステップS42の処理で3人以上の複数人グループであると判定した場合に続けて行うステップS43のグループの客層を推定する処理の詳細について説明する。
客層判定部715は、複数人における最大年齢差が20歳以上であるか否かを判定する(ステップS61)。
客層判定部715は、複数人における最大年齢差が20歳以上であると判定した場合(ステップS61、YES)、複数人のグループは家族であると判定する(ステップS62)。
また、客層判定部715は、複数人における最大年齢差が20歳以上ではないと判定した場合(ステップS61、NO)、複数人のグループは友人であると判定する(ステップS63)。
以上のように、客層判定部715は、グループの客層を推定する。
次に、従業員判定部711がオーダー入力を行う従業員を特定する処理の詳細を説明する。
ここでは、従業員判定部711が図8で示したステップS12のオーダー入力を行う従業員を特定する処理の詳細を図21に示す処理フローを用いて説明する。
カメラ102は、従業員の顔を含む映像を撮影する(ステップS71)。従業員判定部711は、カメラ102が撮影した従業員の映像から顔を検出する(ステップS72)。従業員判定部711は、検出した顔映像から属性(特徴点)を検出する(ステップS73)。従業員判定部711は、検出した顔映像と属性(特徴点)を有する映像データを従業員データベースDB1から読み出す(ステップS74)。従業員判定部711は、従業員データベースDB1から読み出した映像データに対象の顔映像があるか否かを判定する(ステップS75)。
従業員判定部711は、対象の顔映像があると判定した場合(ステップS75、YES)、従業員コードを読みこむ(ステップS76)。
従業員判定部711は、対象の顔映像がないと判定した場合(ステップS75、NO)、従業員コードをクリアする(ステップS77)。
なお、本実施形態によるハンディターミナル10において、オーダー入力部700は、カメラ102が撮影する接客時の従業員の顔映像から笑顔の度合いを解析し、表示部500に解析結果を表示させるものであってよい。例えば、オーダー入力部700は、表情認証技術を用いて従業員の顔映像から笑顔の度合いを解析し、図22に示すような従業員の笑顔と笑顔に対する得点を表示部500に表示させる。従業員は、表示画面を見て笑顔が高得点になるように訓練し、接客時のサービス向上につなげるものであってよい。
以上のように、従業員判定部711は、オーダー入力を行う従業員を特定する。
以上、第一の実施形態によるオーダー管理システム1について説明した。
第一の実施形態によるオーダー管理システム1が備えるハンディターミナル10において、テーブル番号判定部713は、撮影した映像に基づいてテーブル番号を特定する。人数判定部714は、撮影した映像に基づいて客の人数を特定する。客層判定部715は、撮影した映像に基づいて客層を特定する。
こうすることで、客の識別情報を容易に取得することができ、取得した客の識別情報に、当該客の注文したメニュー情報を簡単に関連付けることができる。その結果、従業員は、メニューの入力に集中でき、客の注文を待たせることもなくなる。
また、従業員判定部711は、撮影した映像に基づいてオーダー入力を行う従業員を特定する。
こうすることで、オーダーの入力者(ハンディターミナル10の操作者)を確実に識別することができる。その結果、不正入力を防止につなげることができるとともに、個人別の売り上げ成績を把握することができ、売上成績優秀者の表彰等、従業員のモチベーションアップにつなげることができる。また、従業員食事オーダーについても、他人のコードを使っての入力ができなくなるため、従業員の給与の支給控除のトラブルやミスをなくすことができる。
また、新規/追加オーダー判定部712は、撮影した映像に基づいてオーダー入力が新規であるか追加であるかを特定する。
こうすることで、新たに客の識別情報の取得が必要であるか否かがわかり、ハンディターミナル10の操作を容易にすることができる。さらには、客が勝手に席を移動した場合であっても、混乱することなく、新規オーダーであるか追加オーダーであるかの判別が可能となる。
また、注文者判定部722は、撮影した映像に基づいてメニューを注文した注文者を特定する。
こうすることで、メニューごとに、特別な操作をすることなく、注文をした客の情報(性別、年代、時間帯)がわかり、メニューの詳細な分析に利用できる。また、調理・配膳において注文メニューや配膳先等で、不明点が発生した場合、オーダーを入力した担当者をわざわざ呼び出さなくとも、オーダーの内容を、配膳管理のディスプレイ装置や他のハンディターミナルで、確認することができる。
なお、本発明における記憶部600は、適切な情報の送受信が行われる範囲においてどこに備えられていてもよい。また、記憶部600は、適切な情報の送受信が行われる範囲において複数存在しデータを分散して記憶していてもよい。
なお、本発明の実施形態における処理フローは、適切な処理が行われる範囲において、処理の順番が入れ替わってもよい。
なお、本発明の実施形態について説明したが、上述のハンディターミナル10及びオーダー管理装置20のそれぞれは内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。また、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができるものである。
1・・・オーダー管理システム
2・・・第一部材
3・・・第二部材
10・・・ハンディターミナル
20・・・オーダー管理装置
30・・・出力装置
100・・・カメラ機能部
101、102・・・カメラ
200・・・マイク
300・・・データ入力部
301・・・タッチパネル
302・・・固定キー部
400・・・通信部
500・・・表示部
600・・・記憶部
601・・・オーダーデータ記憶部
602・・・オーダー映像記憶部
603・・・従業員映像データ記憶部
604・・・メニューマスターデータ記憶部
605・・・テーブル映像データ記憶部
700・・・オーダー入力部
701・・・ヘッダー入力部
702・・・明細入力部
711・・・従業員判定部
712・・・新規/追加オーダー判定部
713・・・テーブル番号判定部
714・・・人数判定部
715・・・客層判定部
721・・・メニュー入力部
722・・・注文者判定部
TBL1、TBL2・・・データテーブル

Claims (10)

  1. 撮影した映像に基づいてテーブル番号を特定するテーブル番号判定部と、
    撮影した映像に基づいて客の人数を特定する人数判定部と、
    撮影した映像に基づいて客層を特定する客層判定部と、
    を備える電子機器。
  2. 撮影した映像に基づいてオーダー入力を行う従業員を特定する従業員判定部、
    を備える請求項1に記載の電子機器。
  3. 撮影した映像に基づいてオーダー入力が新規であるか追加であるかを特定する新規/追加オーダー判定部、
    を備える請求項1または請求項2に記載の電子機器。
  4. 撮影した映像に基づいてメニューを注文した注文者を特定する注文者判定部、
    を備える請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記撮影した映像を表示する表示部と、
    オーダー入力時に客が注文したメニューを特定するメニュー入力部と、
    メニュー情報を作成し、記憶部に記録するオーダー入力部と、
    を備え、
    前記メニュー入力部は、前記撮影した映像において前記注文者判定部により特定された注文者の映像を前記表示部が識別可能に表示させた状態で、客が注文したメニューの特定を行い、
    前記オーダー入力部は、特定された前記メニューと前記注文者を識別する情報とを含むメニュー情報を作成し、記憶部に記憶する
    請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記表示部は、前記撮影した映像における前記注文者の映像を選択可能に表示させ、
    前記注文者判定部は、前記メニューの特定に伴い、前記表示部において前記注文者の映像が選択された場合、当該選択された映像に基づき前記メニューの注文者を特定する
    請求項5に記載の電子機器。
  7. 電子機器とオーダー管理装置とを備えるオーダー管理システムであって、
    前記電子機器は、
    撮影した映像に基づいてテーブル番号を特定するテーブル番号判定部と、
    撮影した映像に基づいて客の人数を特定する人数判定部と、
    撮影した映像に基づいて客層を特定する客層判定部と、
    を備え、
    前記オーダー管理装置は、
    前記電子機器が特定した、前記テーブル番号、前記客の人数、及び前記客層を管理する、
    オーダー管理システム。
  8. テーブル番号判定部は、撮影した映像に基づいてテーブル番号を特定し、
    人数判定部は、撮影した映像に基づいて客の人数を特定し、
    客層判定部は、撮影した映像に基づいて客層を特定する、制御方法。
  9. オーダー管理システムの制御方法であって、
    電子機器は、
    テーブル番号判定部は、撮影した映像に基づいてテーブル番号を特定し、
    人数判定部は、撮影した映像に基づいて客の人数を特定し、
    客層判定部は、撮影した映像に基づいて客層を特定し、
    オーダー管理装置は、前記電子機器が特定した前記テーブル番号、前記客の人数、及び前記客層を管理する、制御方法。
  10. コンピュータを、
    撮影した映像に基づいてテーブル番号を特定するテーブル番号判定手段、
    撮影した映像に基づいて客の人数を特定する人数判定手段、
    撮影した映像に基づいて客層を特定する客層判定手段、
    として機能させるプログラム。
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