JP2016200278A - 揺動セグメント - Google Patents

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Abstract

【課題】揺動セグメントを提供する。【解決手段】揺動セグメントがころがり軸受の転動体(23)に載るためのころがり軸受面を有し、このころがり軸受面(30)とは反対の側が歯軸受面(28)を有し、この歯軸受面上に歯(7)が枢着的に軸承可能であり、前記歯軸受面(28)がそれぞれ少なくとも1個の歯(7)のための少なくとも1つの円形の面部分を有し、円形の面部分の半径の中心がころがり軸受面(30)と少なくともほぼ一致している、セグメント化された軸受リングのための揺動セグメント(24)。【選択図】図2

Description

本発明は、伝動装置、揺動セグメントおよび伝動装置を運転するための方法に関する。
従来技術から、半径方向に摺動可能に歯支持体内に軸承された歯を備えた伝動装置が知られている。歯を駆動するために、例えばカムディスクのような、成形部を有する駆動要素が使用される。歯が歯状部にかみ合うので、歯を有する歯支持体と歯状部とが相対運動することになる。その際、歯状部と歯の間の相対運動は、成形部を有する駆動要素の運動よりも少なくとも一桁だけ小さい。これにより、大きな変速が達成可能であり、このような伝動装置の一例が特許文献1に開示されている。
この伝動装置の重要な点は、カムディスク上での歯の軸承である。ころがり軸受を揺動セグメントと組み合わせて使用することが知られている。この揺動セグメントはころがり軸受上に軸承され、歯を支持しているかまたは半径方向に支え、そしてカムディスクの隆起部がころがり軸受と揺動セグメントを半径方向に駆動する場合に、揺動セグメントは歯を歯状部の方へ押しやる。その際、ころがり軸受に熱が発生する。発生した熱は伝動装置の損失を増大し、そして搬出しなければならない。両方とも運転中不所望である。
独国特許出願公開第102007011175A1号明細書
本発明の課題は、従来技術から知られている伝動装置と比べて改良され、ころがり軸受の熱の発生が少なくなる伝動装置を提供することである。本発明の課題はさらに、このような伝動装置を運転するための方法を提供することである。
課題は、請求項1記載の伝動装置、他の独立請求項記載の揺動セグメントおよび伝動装置を運転するための方法によって解決される。有利な発展形態および実施形は従属請求項とこの明細書から明らかである。
本発明の一側面は、歯状部と、歯支持体とを具備し、この歯支持体内に、歯状部とかみ合うための多数の歯が収容され、この歯が歯支持体と相対的に半径方向に摺動可能に支持され、さらに、半径方向に摺動可能に支持された歯を半径方向に駆動するための成形部を有する駆動要素と、成形部上に周方向に配置されたころがり軸受と、揺動セグメントとを具備し、この揺動セグメントがそれぞれころがり軸受面によってころがり軸受に載り、ころがり軸受面とは反対側にそれぞれ歯軸受面を有し、この歯軸受面上に歯が枢着的に軸承され、歯軸受面によって形成された歯軸受の回転軸線がそれぞれころがり軸受面と少なくともほぼ一致している、伝動装置、特に同軸伝動装置または直線伝動装置に関する。
本発明の他の側面は、揺動セグメントがころがり軸受の転動体に載るためのころがり軸受面を有し、このころがり軸受面とは反対の側が歯軸受面を有し、この歯軸受面上に歯が枢着的に軸承可能であり、歯軸受面がそれぞれ少なくとも1個の歯のための少なくとも1つの円形の面部分を有し、円形の面部分の半径の中心または回転軸線がころがり軸受面と少なくともほぼ一致している、セグメント化された軸受リングのための揺動セグメントに関する。
本発明の他の側面は、代表的な実施形の一つの伝動装置の使用に関する。
揺動セグメントがころがり軸受面の後ろまたはころがり軸受面上に配置された回転点を有する歯軸受を備えていることにより、ころがり軸受上での揺動セグメントの不要な前進後退運動が回避される。この前進後退運動は、揺動セグメントがカムディスク回りに回転する際に、歯が揺動セグメントと相対的に回転することによって生じ、本来の回転運動と重なる。それによって、損失を低減することができる。
本発明の実施形は特に同軸伝動装置に関する。本発明の伝動装置は一般的に、駆動要素としての成形部を有する内側配置のカムディスクと、内側配置の歯状部を有する中空輪を備えているかあるいは内部の成形部を有する外側配置の駆動要素と、内側配置の歯車または内側配置のラックを備えている。このラックは外側配置の駆動要素の場合のために歯状部を提供する。実施形の変形は回転を直線運動に変換するための直線伝動装置に関する。
歯状部は通常は、回転する歯状部である。歯状部には、歯または歯の歯先がかみ合う。歯は通常は、歯支持体と相対的に半径方向に直線的に摺動可能に軸承されている。その際、「半径方向に直線的に」は通常のごとく、半径方向の歯の運動だけを許容する半径方向の案内が存在することを意味する。通常は案内によって、歯セグメントが正確に一方向に直線的に摺動可能であり、これは例えば、歯が摺動方向において所定の距離にわたって不変の横断面を有することによって達成可能である。この場合、歯支持体は同様に、不変の横断面を有する歯セグメントのための穴を有する。一般的に、歯は歯支持体内でそれぞれ正確に一方向に摺動可能に軸承され、通常は歯の縦軸線の方向に摺動可能に軸承されている。さらに、代表的な実施形では、伝動装置の縦軸線回りの、歯支持体と相対的な歯の回転自由度がなくなっている。これは例えば歯支持体内での半径方向の歯の直線的案内によって達成可能である。これにより、歯は歯支持体と共に伝動装置の縦軸線回りに回転し、歯支持体と相対的に回転しない。
本発明に係る伝動装置の代表的な実施形では、歯の少なくとも一部が曲げ剛性を有するように形成されている。用語「曲げ剛性を有する」は一般的に、歯の材料の剛性に基づく歯の曲げが伝動装置の運動にとって実質的に重要ではないほど小さいことであると技術的に理解すべきである。曲げ剛性を有する歯は特に、金属合金、特に鋼またはチタン合金、ニッケル合金または他の合金から作られた歯を含んでいる。さらに、特に合成樹脂からなる曲げ剛性を有する歯を設けることができる。これは特に、部品、すなわち中空輪または歯車の歯状部、歯支持体および駆動要素の少なくとも一つが同様に合成樹脂から作られている伝動装置の場合である。本発明の代表的な実施形では、歯支持体と歯が金属合金から作られているかあるいはさらに歯状部あるいはさらに駆動要素が金属合金から作られている。このような伝動装置は、ねじり剛性が高く、大きな負荷に耐えられるという利点を有する。合成樹脂からなる伝動装置は、軽量であるという利点を有する。用語「曲げ剛性を有する」は特に歯セグメントの横軸線回りの曲げ強度を意味する。これは特に、歯セグメントを歯元から歯先までバーとして見た場合、歯元と歯先の間の曲げ変形を実質的に不可能にする曲げ強度が存在することを意味する。曲げ強度によって、伝動装置のきわめて高い耐負荷能力とねじり剛性が達成される。
代表的な実施形では、歯と成形部の間に揺動セグメントが配置され、この揺動セグメントは成形部に載るころがり軸受上に軸承されている。有利な実施形は、成形部を有する駆動要素とその都度少なくとも1個の歯の間に配置された揺動セグメントを備えている。揺動セグメントは、成形部と相対的なあるいは揺動セグメントと相対的な歯の傾動を可能にする。一般的には、揺動セグメント上に少なくとも2個の歯が軸承されている。揺動セグメント上に軸承された多数の歯は一般的に一列をなして軸方向に並べて配置されている。
一般的に、歯セグメントは揺動セグメントにゆるく連結されている。その際、「ゆるい連結」は好ましくは、歯セグメントが揺動セグメント上に立てて置かれ、通常は直接立てて置かれていることを意味する。有利な揺動セグメントは、揺動セグメントからの歯の滑り落ちまたは少なくとも一方向への揺動セグメントの滑りを防止する断面形状を有する。これにより、半径方向に直線的に案内された歯によって、歯支持体と相対的な周方向の揺動セグメントの位置が保持されることを考慮すべきである。このような断面形状は例えば、凹部に係合する隆起部である。これにより、歯セグメントが揺動セグメントを介して案内されないことが保証される。それによって、揺動セグメントは歯の位置に固定され、歯セグメントと揺動セグメントの間の周方向の相対運動が不可能になる。その際好ましくは、周方向の摺動が阻止されるように、断面形状が設けられている。それによって、周方向への滑り落ちが回避される。他の実施形では、歯と相対的な揺動セグメントの滑りを防止する球冠状、球状または他の隆起部を設けることができる。
代表的な揺動セグメントはセグメント化された軸受を可能にする。代表的な実施形の場合、揺動セグメントまたは板のような他の軸受セグメントがセグメント化された軸受を形成している。セグメント化された軸受は駆動要素の成形部に適合し、半径方向における確実な力伝達を可能にするという利点がある。
揺動セグメントは好ましくは隆起部と凹部を有する、例えば波形またはジグザグ形の互いに向き合ったエッジを備えている。これは、揺動セグメントの間隔が大きい場合にも、揺動セグメントの下方に配置されたニードルローラが揺動セグメントと駆動要素の間の空間内に確実に保持されるという利点がある。
歯セグメントと揺動セグメントの間のゆるい連結は、構造が簡単であるという利点がある。その際、「ゆるい連結」は特に、歯が揺動セグメントから持ち上げられて外れるのを防いでいることを意味する。この種類の伝動装置の場合、歯が揺動セグメントから持ち上げられて外れることは一般的に、歯が歯先で歯状部によって案内されていることにより防止されている。
本発明の代表的な実施形は、成形部を有する駆動要素を備えている。成形部は好ましくは非円形または非楕円形の弓形またはカーブを有する。非円形または非楕円形の弓形は、例えばいろいろな変速比を用いるために、任意の成形部を使用することができるという利点がある。本願では、偏心体は同様に円形または楕円形に含まれる。なぜなら、偏心体の場合、円形が存在するにもかかわらず、回転軸線が円形の中心軸線に一致していないからである。代表的な実施形の場合、歯支持体または歯状部は円形に形成されている。これは、歯支持体と歯状部の形状が簡単であるという利点がある。一般的に、伝動装置のゆっくりした側での力の伝達は歯状部と歯支持体の間で行われる。これは、力伝達のための距離がきわめて短いので、きわめて高い剛性が達成可能であるという利点がある。この条件を満たす実施形は最後ではない実施において、伝動装置が駆動装置としての内側配置のカムディスクと、歯状部を有する外側配置の中空輪を備え、歯支持体が中空輪とカムディスクの間に配置されていることと、外側配置のカムディスクが、半径方向に移動可能な歯を、歯車またはラックに配置された歯状部に向かって内側へ駆動するために、中空輪に内側配置の成形部を備えていることである。
歯状部と歯は一般的に、湾曲した側面を有する。側面の湾曲の例は、円筒形の湾曲または対数らせんの形をした湾曲である。対数らせんの形をした湾曲の考えられる実施形については、特許文献1が参照される。湾曲した表面は、係合する側面が面で接触し、線状または点状に接触しないという利点がある。これにより、歯状部と歯の間で力を伝達する際にきわめて大きな剛性が達成される。
実施形の場合一般的に、揺動セグメントは互いに相対的に周方向に動くことができる。これは歯と揺動セグメントの強制されない案内を可能にする。これにより、付勢力と関連して大きな強制力を回避することができる。この可動性を達成するために、揺動セグメントは例えばその間に所定の間隔を有することができる。
代表的な揺動セグメントはころがり軸受面を有し、ころがり軸受面とは反対の側は歯軸受面を有し、この歯軸受面上に、揺動セグメント毎に、1個、2個、3個または4個またはそれよりも多い歯が枢着的に軸承され、この歯は一般的に伝動装置の軸方向に並べて軸承されているかまたは特に揺動セグメントと同じ回転軸線回りに回転可能である。歯軸受面は軸承された歯の歯元の対応する溝と協働する隆起部を形成することができる。揺動セグメントは一般的に、1個の隆起部または1個の歯軸受面を有する。一般的に、歯軸受面、例えば歯軸受面の円形の面部分によって、回転軸線が形成される。歯軸受面によって形成された歯軸受の回転軸線は、揺動セグメント毎に、ころがり軸受面とほぼ一致している。
実施形の歯軸受は、揺動セグメントと相対的な歯の回転のための回転軸線を形成するために、それぞれ少なくとも1個の歯、一般的には最大で2個の歯のための円形の面部分を有する歯軸受面を備えている。代表的な実施形の場合、歯軸受面は、回転軸線がころがり軸受面とほぼ一致するように形成されている。その際、「ほぼ」は例えば、回転軸線が転動体の直径の最大で50%または最大で30%または最大で20%または最大で10%だけころがり軸受面の上方または下方にあることを意味する。他の実施形の場合、回転軸線は、軸方向における揺動セグメントの最大寸法の最大で20%、10%または5%だけころがり軸受面から離れている。これにより、揺動セグメントの前後移動が回転運動に加えて回避される。回転軸線がころがり軸受面から離れているときに、このような移動を生じることになる。上記の手段によって、周方向において揺動セグメントの相対的な移動を制限することができるので、揺動セグメントの間隔を縮小することができる。これは転動体の回転のスムーズさを高めることができる。
揺動セグメントの代表的な各歯軸受面はそれぞれ少なくとも1個の歯のための円形の面部分を有する。この場合、円形の面部分の半径の中心はころがり軸受面とほぼ一致している。これにより、回転軸線は歯のためのころがり軸受面の範囲に形成可能である。一般的に、すべての揺動セグメントはそれぞれ、1つのまたはきっちり1つの歯軸受面を有するかまたはきっちり1本の回転軸線を形成している。これは伝動装置のロスを最小限に抑えることができる。本発明の揺動セグメントの代表的な歯軸受面は少なくとも一部が円筒形である。
次に、添付の図に基づいて本発明を詳しく説明する。
本発明の第1実施の形態を略示する概略的な半断面図である。 図1の実施の形態の揺動セグメントを示す概略的な側面図である。 図1の実施の形態の図2の揺動セグメントを示す概略的な平面図である。
次に、本発明特有の実施の形態を図に基づいて説明する。この場合、本発明は実施の形態に限定されない。むしろ、本発明の範囲は特許請求の範囲によって決定される。実施の形態の説明では事情によっては、異なる図および異なる実施の形態において、説明を明快にするために、同じ部分または類似の部分には同じ参照符号が用いられている。しかしこれは、本発明の対応する部分が実施の形態で示した変形例に限定されることを意味しない。
図1には、実施の形態が概略的な半断面図で示されている。図1は、伝動装置1を概略的に半断面図で示している。この伝動装置は内側に位置する周方向の歯状部5を有する中空輪3を備えている。伝動装置1の第2半部は断面が図示断面と同様に形成されている。歯状部5には歯7がかみ合う。見やすくするために、参照符号7は図1の歯7のすべてには付けられてはいない。個々の歯7を有する軸方向に平行な2個のリングギアが設けられている。歯7は歯支持体11内に半径方向に摺動可能に軸承されている。そのために、歯支持体11は半径方向に向いた通路状の円形の穴またはスリット状の穴を有する。この穴は歯支持体11内での歯7の半径方向案内を保証する。穴内での半径方向の案内に基づいて、歯7はその縦軸線に沿った半径方向にのみ移動可能であり、特に歯支持体11と相対的な伝動装置1の縦軸線回りの回転は不可能である。
歯の縦軸線は一般的に歯元から歯先へ延びる軸線を示し一方、伝動装置の縦軸線は伝動装置の回転軸線の方向の軸線を示す。これは例えば出力部として使用可能な歯支持体の回転軸線であってもよいし、カムディスクの回転軸線であってもよい。
歯7は中空のカムディスク20として形成されたカムディスク20によって駆動される。カムディスク20は、歯7を半径方向に駆動するために、成形部22を備えている。この成形部22は周囲にわたって2個の隆起を有する延長部を備えているので、その都度向き合った歯7が歯状部5の歯溝内に最も深く挿入される。
図1に示した伝動装置1の場合、歯7はころがり軸受によって駆動要素の成形部上に配置されている。ころがり軸受は本実施の形態ではニードルローラとして形成された転動体23を備えている。
図1の実施の形態の場合、カムディスクが内側に配置され、歯状部が外側に配置されている。このような構造の場合、出力は歯状部を備えた中空輪または歯支持体から取り出される。この場合、その都度他の要素が固定されている。他の実施の形態の場合、駆動要素は外側に、すなわち歯支持体の外に配置され、歯状部が内側に配置されている。さらに、内側の歯状部または歯支持体から出力を取り出すことができる。歯支持体はその穴を歯ケージと呼ぶことができる。この歯ケージ内に、歯が半径方向に直線的に案内されて摺動可能に収容されている。
伝動装置1は歯7のためのセグメント化された軸受部を備えている。このセグメント化された軸受部は揺動セグメント24を備えている。この揺動セグメントはそれぞれ、歯7の方に向いた側に、円形の、特に部分的に円筒状の歯軸受面(図2参照)を備えている。この歯軸受面は隆起部を形成し、この隆起部上に、1個の歯7の歯元を配置することができるかあるいは代表的な実施の形態の場合には2個、3個または4個の歯を伝動装置1の軸方向に並べて配置することができる。隆起部は、それぞれの歯7の歯元の対応する凹部と共に、揺動セグメント24上での歯7の滑りを防止する。
隆起部によってそれぞれ歯7のための歯元ヒンジが形成されるので、歯7は、強制されない案内を保証するために、揺動セグメント24と相対的に傾動することができる。揺動セグメント24は互いに相対的に周方向に摺動可能であるので、揺動セグメント24間の間隔を変更することができる。これにより、揺動セグメント24の周方向の自由度がなくならない。これはカムディスク20の成形部22による、揺動セグメント24の十分に強制されない案内と十分に強制されない半径方向の駆動を可能にする。成形部22と揺動セグメント24の間の摩擦抵抗を最小限に抑えるために、ニードルローラとしての転動体23が設けられている。他の実施の形態では、揺動セグメントを軸受するために球または他の転がり軸受が設けられている。
図1、図2および図3は関連づけて説明される。この場合、すべての詳細を再度説明するとは限らず、そして同じ部分のために同一の参照符号が使用される。
図2には、図1の伝動装置1の揺動セグメント24が示してある。揺動セグメント24は、伝動装置1内で歯7の方に向いた揺動セグメント24の側に、歯軸受を備えている。揺動セグメント24の歯軸受は歯軸受面28を有し、この歯軸受面はその都度少なくとも1個の歯7のための丸い面部分を有する。その際、歯軸受面28の丸い面部分は円形に形成されている。円の中心は揺動セグメント24のころがり軸受面30と空間的に一致している。それによって、揺動セグメント24に軸承された歯7のために、その都度ころがり軸受面30と一致する回転軸線32が形成される。これにより、歯7はその都度揺動セグメントに枢着的に軸承されている。
その際、ころがり軸受面30は歯とは反対の揺動セグメント24の側、すなわち転動体23またはカムディスク20の方に向いた側である。ころがり軸受面30は転動体23が転動する面に相当する。
揺動セグメント24は回転方向前側のセグメントエッジ34と、回転方向後側のセグメントエッジ36を有する。その際、用語「前側」と「後側」は運動の方向を意味しないで、揺動セグメント24のこの2つの側を表す。典型的な伝動装置が2つの方向に運転可能であるので、運転の際前側のセグメントエッジは回転時の運動方向において後側になり得、後側のセグメントエッジは前側になり得る。
ころがり軸受面30から前側のセグメントエッジ34および後側のセグメントエッジ36への移行部には、それぞれ丸くした後退部または面取り部38が設けられている。この後退部または面取り部は転動体23の回転開始を容易にするので、それぞれの揺動セグメント24の回転のスムーズさを高めることができる。
他の実施の形態の場合には、セグメントエッジの範囲に、ころがり軸受面とセグメントエッジの側面との間の丸められた移行部が設けられている。この移行部は丸くした後退部とも呼ぶことができる。一般的に、面取り部または丸くした後退部は少なくとも突出部の範囲にあるいは突出部の範囲にのみ設けられている。
典型的な実施の形態の場合、揺動セグメントは軸方向に案内しないように形成されている。リムがニードルローラの案内を受け持つので、揺動セグメントの軸方向案内は必ずしも必要でないからである。典型的な実施の形態の場合、突出部は点対称に形成されている。他の実施の形態は軸対称に配置された突出部を備えている。
図2の揺動セグメント24は、図2の2本の破線の間にある中央帯状部40を備えている。この中央帯状部40は歯軸受面28の下方にある。回転方向において中央帯状部40の前側および後側にそれぞれ突出部が設けられている。この突出部については、図3に関連して詳しく説明する。
図3には、図2の実施の形態の揺動セグメント24が平面図で示されている。この場合、伝動装置1の詳細が付加的に示してある。図1と図2に関連して図3を説明する。というのは、図1と図2に示されていない詳細が図3に示さされてはいるが、それぞれ同じ部分が示されているからである。
図3の概略図は、上側から、すなわち歯軸受面28の側から揺動セグメント24を見た平面図である。揺動セグメント24はカムディスクの部分である右側リム42と左側リム44に載っている。リム42、44はその間にある軸受レース46を画成している。見やすくするために、転動体は図3には図示していない。本実施の形態ではニードルローラとして形成された転動体は、両リム42、44の間にあり、軸受レース46上で回転する。
リム42、44は軸受レース46に対して十分に高く形成されているので、転動体とほぼ同じ高さに達しているかまたは少しだけ低い高さ、すなわち例えば転動体直径の少なくとも0.1%だけおよび/または1%まで、5%までまたは10%まで低下した高さに達している。
ころがり軸受面30は図3では、揺動セグメント24の下におよびそれぞれリム42と44の間にある。揺動セグメント24はその下にあるリム42、44の範囲に配置され、リム42、44の方に向いた揺動セグメント24の面はリム軸受面52、54と呼ばれる。この場合、各リム42、44の上に、それぞれ1つの面52、54がある。リム軸受面52、54はそれぞれ少なくとも一部がリム42、44に載っており、従って揺動セグメント24の回転のスムーズさを高める。
揺動セグメント24は破線で示した中央帯状部40を有する。この中央帯状部の範囲には歯軸受面28が設けられ、この中央帯状部40から突出部61、63、65、67が突き出ている。中央の突出部63、65は完全にころがり軸受面30の範囲内にあり、その端部にそれぞれ丸くした後退部または面取り部38を備えている。この後退部または面取り部は揺動セグメント24の下への転動体の挿入を容易にする。
側方の突出部61、67は少なくとも一部がリム軸受面52、54の範囲内にある。それによって、側方の突出部61、67は、リム42、44上での支持による揺動セグメント24の傾動を防止するために適している。
図3の実施の形態の側方の突出部61、67は揺動セグメント24の回転方向に関して異なる方向に突き出ている。それによって、両方向への傾動が確実に阻止される。
リム軸受面の範囲における側方の突出部61、67の突き出しの長さまたは大きさは、中央の突出部63、65の突き出しの長さまたは大きさと全く同じである。これにより、安定した案内が保証される。
本発明は上述の実施の形態に限定されない。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲によって決定される。
1 伝動装置
5 歯状部
7 歯
11 歯支持体
22 成形部
24 揺動セグメント
28 歯軸受面
30 ころがり軸受面
32 回転軸線

Claims (9)

  1. 伝動装置(1)、特に同軸伝動装置または直線伝動装置であって、
    歯状部(5)と、
    歯支持体(11)とを具備し、この歯支持体内に、前記歯状部とかみ合うための多数の歯(7)が収容され、この歯(7)が前記歯支持体(11)と相対的に半径方向に摺動可能に支持され、
    さらに、半径方向に摺動可能に支持された前記歯(7)を半径方向に駆動するための成形部(22)を有する駆動要素と、
    前記成形部(22)上に周方向に配置されたころがり軸受と、
    揺動セグメント(24)とを具備し、この揺動セグメントがそれぞれころがり軸受面(30)によって前記ころがり軸受に載り、前記ころがり軸受面(30)とは反対側にそれぞれ歯軸受面(28)を有し、この歯軸受面上に前記歯(7)が枢着的に軸承され、
    前記歯軸受面(28)によって形成された歯軸受の回転軸線(32)がそれぞれ前記ころがり軸受面(30)と少なくともほぼ一致している、
    上記伝動装置(1)。
  2. 前記各歯軸受面(28)が、それぞれ少なくとも1個の歯(7)のための円形の面部分を有し、この円形の面部分の半径の中心が前記ころがり軸受面(30)と少なくともほぼ一致していることを特徴とする請求項1に記載の伝動装置(1)。
  3. 前記揺動セグメント(24)がそれぞれ歯軸受面(28)を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の伝動装置(1)。
  4. 前記歯(7)が前記歯支持体(11)内でそれぞれ半径方向におよび/または直線的に案内され、および/または前記歯支持体(11)と相対的な、前記伝動装置(1)の縦軸線回りの前記歯の回転自由度がなくなっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の伝動装置(1)。
  5. 前記駆動要素がカムディスク(20)を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の伝動装置(1)。
  6. 前記ころがり軸受がニードルローラとして形成された転動体(7)を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の伝動装置(1)。
  7. 前記歯軸受面(28)の少なくとも一部が円筒形であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の伝動装置(1)。
  8. 揺動セグメントがころがり軸受の転動体(23)に載るためのころがり軸受面を有し、このころがり軸受面(30)とは反対の側が歯軸受面(28)を有し、この歯軸受面上に歯(7)が枢着的に軸承可能であり、前記歯軸受面(28)がそれぞれ少なくとも1個の前記歯(7)のための少なくとも1つの円形の面部分を有し、円形の前記面部分の半径の中心が前記ころがり軸受面(30)と少なくともほぼ一致している、セグメント化された軸受リングのための揺動セグメント(24)。
  9. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の伝動装置(1)の使用。
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