JP2016198715A - 弧状スクリーンおよび固液分離装置 - Google Patents

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奥田 隆昭
Takaaki Okuda
隆昭 奥田
博 前角
Hiroshi Maesumi
博 前角
正輝 松岡
Masaki Matsuoka
正輝 松岡
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【課題】良好な固液分離効率を発揮することができ、かつ、微小な固体を液体から分離することができ、かつ、安価な弧状スクリーンおよび固液分離装置を提供する。【解決手段】固体と液体とを分離するための弧状スクリーンは、側方から見て弧状に湾曲したスクリーン本体20を備える。スクリーン本体20は、複数の第1スリット21Bが形成されたスクリーン基体21と、複数の第2スリット22Bが形成されたスクリーン素子22とにより構成されている。スクリーン素子22は、スクリーン基体21に設けられて、スクリーン本体20の上部20Uの少なくとも一部を構成し、スクリーン素子22の開孔率R2が、スクリーン基体21の開孔率R1よりも大きい。【選択図】図3

Description

本発明は、固体と液体とを分離するための弧状スクリーンと、これを備えた固液分離装置に関するものである。
固体と液体とを分離するためのスクリーンとして、例えば特許文献1に記載されるように、湾曲した弧状スクリーンが知られている。弧状スクリーンは、特許文献1に記載される用途に使用されるだけでなく、例えば石炭の選炭工程やコーンスターチの製造工程等において広く使用されている。
図5を参照して従来例について説明する。図5(A)は、従来の弧状スクリーンの概略側面図であり、図5(B)は、図5(A)の弧状スクリーンの部分拡大縦断面図である。
図5に示すように、弧状スクリーン102は、左右方向に延びる複数のウェッジワイヤー121により構成されたスクリーン本体120を備える。ウェッジワイヤー121が湾曲方向Cに沿って一定の間隔を空けて並べられることによって、スクリーン本体120は、側方から見て弧状に湾曲しており、スクリーン本体120には、複数のスリット120Bが互いに間隔を空けて形成されている。スクリーン本体120は、上方を向く一次側弧状面120Aを有している。スクリーン本体120は、例えば、スリット120Bの幅Δwが50μmとなり、かつ、スリット120B間の距離wが500μmとなるように構成されている。粒子を含む水を一次側弧状面120A上に供給すると、スリット120Bの幅Δwに比べて大きい粒子は一次側弧状面120A上に留まり、スリット120Bの幅Δwより小さい粒子および水はスリット120Bを通り抜ける。弧状スクリーン102による固液分離効率(液体の除去率)は、スクリーン本体120の開孔率rが指標となる。スクリーン本体120の開孔率rは、「開孔率r=幅Δw×(距離w+幅Δw)−1×100」の式で表される。例えば、スリット120Bの幅Δwが50μmであり、スリット120B間の距離wが500μmであるとき、開孔率rは約9.1%である。
特開昭51−18363号公報
ところで、近年、微小な固体を液体から分離する必要性が高まっており、スリットの幅を小さくすることが求められている。しかし、ウェッジワイヤー121の幅(スリット120B間の距離w)を変えずにスリット120Bの幅Δwを小さくすると、開孔率rが低下して、固液分離効率が低下する問題が生じる。例えば、スリット120Bの幅Δwを20μmとし、スリット120B間の距離wを500μmとした場合には、開孔率rは約3.8%であり、スリット120Bの幅Δwが50μmである場合に比べて、弧状スクリーン102の固液分離効率は大幅に低下する。
スリット120Bの幅Δwを小さくするとともに、スリット120B間の距離wを小さくすれば、開孔率rの低下を防ぐことができ、かつ、微小な固体を液体から分離することができる。例えば、スリット120Bの幅Δwを20μmとし、スリット120B間の距離wを200μmとした場合には、開孔率rを約9.1%とすることができ、20μm以上の固体を液体から分離することができる。しかし、この場合には、スリット120B間の距離wを小さくして大型の弧状スクリーン102を製造するために極めて高度な製造技術が必要となり、弧状スクリーン102の製造コストが非常に高くなる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、良好な固液分離効率を発揮することができ、かつ、微小な固体を液体から分離することができ、かつ、安価な弧状スクリーンおよび固液分離装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明は、側方から見て弧状に湾曲したスクリーン本体を備え、固体と液体とを分離するための弧状スクリーンであって、前記スクリーン本体は、複数の第1開孔が形成されたスクリーン基体と、複数の第2開孔が形成されたスクリーン素子とにより構成され、前記スクリーン素子は、前記スクリーン基体に設けられて、前記スクリーン本体の上部の少なくとも一部を構成し、前記スクリーン素子の開孔率が、前記スクリーン基体の開孔率よりも大きいことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の弧状スクリーンにおいて、複数の前記第1開孔は、互いに間隔を空けて平行に形成された複数の第1スリットであり、複数の前記第2開孔は、互いに間隔を空けて平行に形成された複数の第2スリットであることを特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載の弧状スクリーンにおいて、前記スクリーン基体は、前記第1スリットが形成されるように並べて配置された複数のウェッジワイヤーにより構成され、前記スクリーン素子は、前記第2スリットが形成された薄板により構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の本発明は、請求項2または3に記載の弧状スクリーンにおいて、前記第2スリット間の距離が、前記第1スリット間の距離よりも小さいことを特徴とする。
請求項5に記載の本発明は、請求項4に記載の弧状スクリーンにおいて、前記第2スリットの幅が、前記第1スリットの幅と同じであることを特徴とする。
請求項6に記載の本発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の弧状スクリーンにおいて、前記スクリーン本体は、前記スクリーン素子を複数備え、複数の前記スクリーン素子は、左右方向に互いに間隔を空けて設けられていることを特徴とする。
請求項7に記載の本発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の弧状スクリーンと、固体および液体が噴出するノズルとを備え、前記ノズルは、前記スクリーン素子に向けて設けられていることを特徴とする。
請求項8に記載の本発明は、請求項7に記載の固液分離装置において、前記ノズルが複数設けられ、前記スクリーン基体には、前記スクリーン素子が複数設けられ、前記スクリーン素子の各々に対して、少なくとも1つの前記ノズルが向けられていることを特徴とする。
本発明によれば、良好な固液分離効率を発揮することができ、かつ、微小な固体を液体から分離することができ、かつ、安価な弧状スクリーンおよび固液分離装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る弧状スクリーンを備えた固液分離装置の簡略図である。 同実施形態に係る弧状スクリーンの斜視図である。 (A)は、同実施形態に係る弧状スクリーンの概略断面図であり、(B)および(C)は、同実施形態に係る弧状スクリーンの部分拡大縦断面図である。 (A)および(B)は、変形例に係る弧状スクリーンの斜視図である。 (A)は、従来例に係る弧状スクリーンの概略側面図であり、(B)は、従来例に係る弧状スクリーンの部分拡大縦断面図である。
図面を参照しながら、本発明の一実施形態を説明する。なお、図中の矢印Xで示す前後方向Xと、図中の矢印Yで示す左右方向Yと、図中の矢印Zで示す上下方向Zとは、互いに直交する方向である。
図1に示すように、固液分離装置Sは、筐体1と、固体と液体とを分離するための弧状スクリーン2と、固体および液体が噴出する複数のノズル3と、固体回収部4とを備えている。固液分離装置Sは、筐体1内において、固体および液体をノズル3から弧状スクリーン2に噴きつけることによって、固体と液体とを分離する。
筐体1には、受水部11と、スクリーン支持部12,13と、原液供給部14とが設けられている。受水部11は、弧状スクリーン2を通過して流れ落ちる固体および液体を受ける。スクリーン支持部12は、弧状スクリーン2の上端部を支持し、スクリーン支持部13は、弧状スクリーン2の下端部を支持する。原液供給部14は、ノズル3が弧状スクリーン2を向くようにノズル3を支持し、ノズル3に原液を供給する。
弧状スクリーン2は、筐体1に対して着脱可能に構成されることによって、固液分離装置Sのメンテナンスのために交換可能に設けられている。弧状スクリーン2は、スクリーン本体20と、複数の支持体31と備えている。
スクリーン本体20は、側方から見て弧状に湾曲しており、内弧面を一次側(原液側)弧状面20Aとし、外弧面を二次側(濾液側)弧状面20Bとして構成されている。スクリーン本体20は、一次側弧状面20Aが上方を向くように、筐体1に対して取り付けられ、固体および液体を一次側弧状面20Aで受ける。スクリーン本体20は、スクリーン基体21と、スクリーン基体21に設けられたスクリーン素子22とにより構成されている。
支持体31は、左右方向Y(図2参照)において間隔を空けて設けられている。各支持体31は、湾曲方向Cに沿って延び、スクリーン本体20を下方から支持する。
ノズル3は、左右方向Y(図2参照)において間隔を空けて複数設けられている。ノズル3は、スクリーン素子22に向けて設けられ、固体および液体を一次側弧状面20A上に供給する。
固体回収部4は、スクリーン本体20の下側縁部の下方に設けられている。固体回収部4は、一次側弧状面20Aに沿って流れてきた固体を受ける。
図2および図3を参照して、弧状スクリーン2の詳細な構成を説明する。なお、スクリーン本体20に形成されたスリットの図示は一部省略されている。また、図3において、支持体31の図示は省略されている。
図2に示すように、スクリーン基体21は、左右方向Yに平行に延びる複数のウェッジワイヤー23により構成されている。ウェッジワイヤー23は、断面が楔形状のステンレス鋼線からなり、湾曲方向Cに沿って互いに一定の微小な間隔を空けて並べられている。これによって、スクリーン基体21が、一次側弧状面20Aを部分的に構成する第1内弧面21Aを有するとともに、左右方向Yに延びる複数の第1スリット21B(第1開孔)が、互いに一定の間隔を空けてスクリーン基体21に形成されている。また、開口部21Cが、スクリーン基体21に形成されるとともに、開口部21Cを覆うようにスクリーン素子22が、ウェッジワイヤー23に対して溶接されている。
スクリーン素子22は、本例では薄板24により構成されている。薄板24は、より具体的には、板厚が0.3mmのステンレス鋼からなり、レーザー加工でスリットが施されている。これによって、スクリーン素子22が、一次側弧状面20Aを部分的に構成する第2内弧面22Aを有するとともに、左右方向Yに延びる複数の第2スリット22B(第2開孔)が、互いに一定の間隔を空けてスクリーン素子22に形成されている。また、スクリーン素子22は、左右方向Yにおいて間隔を空けて複数設けられている。
支持体31は、サポートロッドにより構成されている。支持体31は、二次側弧状面20B側(図1参照)でウェッジワイヤー23に対して溶接されている。
図3(A)は、右方(側方)から見た弧状スクリーン2の概略断面図である。また、図3(B)は、スクリーン基体21の部分拡大縦断面図であり、図3(C)は、スクリーン素子22の部分拡大縦断面図である。なお、図3(B)および(C)は、図3(A)中の湾曲方向Cに平行な断面を拡大図示している。
図3(A)に示すように、スクリーン素子22は、スクリーン基体21の上部に設けられることによって、スクリーン本体20の上部20Uの一部を構成し、スクリーン基体21は、スクリーン本体20のその他の部分を構成している。具体的には、スクリーン基体21は、スクリーン本体20の下部20D全体を構成するとともに、スクリーン本体20の上部20Uの一部を構成する。
図3(B)に示すように、スクリーン基体21は、第1スリット21Bの幅ΔW1が20μmとなり、かつ、第1スリット21B間の距離W1が500μmとなるように構成されている。第1スリット21B間の距離W1は、ウェッジワイヤー23の幅である。第1スリット21Bの幅ΔW1および第1スリット21B間の距離W1は一定である。第1スリット21Bは、スクリーン基体21の開孔率R1を規定し、スクリーン基体21の開孔率R1は、「開孔率R1=幅ΔW1×(距離W1+幅ΔW1)−1×100」で表される。本実施形態のスクリーン基体21の開孔率R1は約3.8%である。
図3(C)に示すように、スクリーン素子22は、スクリーン素子22の開孔率R2がスクリーン基体21の開孔率R1に比べて大きくなるように構成されている。具体的には、スクリーン素子22は、第2スリット22Bの幅ΔW2が20μmとなり、かつ、第2スリット22B間の距離W2が180μmとなるように構成されている。すなわち、スクリーン素子22は、第2スリット22B間の距離W2が第1スリット21B間の距離W1よりも小さくなるとともに、第2スリット22Bの幅ΔW2が第1スリット21Bの幅ΔW1と同じになるように構成されている。第2スリット22Bの幅ΔW2および第2スリット22B間の距離W2は一定である。第2スリット22Bは、スクリーン素子22の開孔率R2を規定し、スクリーン素子22の開孔率R2は、「開孔率R2=幅ΔW2×(距離W2+幅ΔW2)−1×100」で表される。本実施形態のスクリーン素子22の開孔率R2は10%である。
微小な粒子を含む水をノズル3から噴出させると、固液分離装置Sは、粒子(固体)と水(液体)とを分離する。このときの、弧状スクリーン2の作用について説明する。
弧状スクリーン2が、スクリーン素子22の第2内弧面22Aで粒子を含む水を受け、ノズル3から噴出した水量の85%程度の水は、第2スリット22Bを通り抜けて受水部11に落下し、ノズル3から噴出した水量の15%程度の水は、第1スリット21Bを通り抜けて受水部11に落下する。すなわち、スクリーン素子22の開孔率R2が高く、かつ、ノズル3から噴出した水の動圧が作用するため、スクリーン素子22では固液分離機能が効果的に発揮される。また、ノズル3から噴出した水に含まれる粒子のうち、20μm超の粒子径を有する微小な粒子は、第2スリット22Bを通り抜けずに、重力の作用または第2スリット22Bを通り抜けなかった水の流れの作用により、湾曲方向Cに沿って弧状スクリーン2上を流れ、固体回収部4により回収される。
本実施形態においては以下の効果が得られる。
(1)スクリーン素子22が、スクリーン基体21に設けられて、スクリーン本体20の上部20Uの少なくとも一部を構成し、スクリーン素子22の開孔率R2が、スクリーン基体21の開孔率R1よりも大きい。このため、スクリーン素子22で粒子と多くの水とを分離することができる。また、開孔率が大きいスクリーン素子22は、ノズル3から噴出した水を受ける部分、すなわちスクリーン本体20の一部分に限定的に使用されるため、スクリーン本体20の全体の開孔率を大きくする構成に比べて、弧状スクリーン2の製造コストを抑制することができる。したがって、良好な固液分離効率を発揮することができ、かつ、微小な粒子を水から分離することができ、かつ、安価な弧状スクリーン2が得られる。
(2)複数のスクリーン素子22は、左右方向Yに互いに間隔を空けて設けられている。このため、弧状スクリーン2においてノズル3から噴出した液体を直接受ける部位に限定してスクリーン素子22を配置することで、弧状スクリーン2の製造コストを低減することが可能である。
(3)ノズル3は、弧状スクリーン2が備えるスクリーン素子22に向けて設けられているため、ノズル3から噴出した液体の動圧によって、第2スリット22Bを通過する水の流量を増やすことができ、スクリーン素子22における分離効率を向上させることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、上記構成を適宜変更することもできる。例えば、以下のように変更して実施することもでき、以下の変更を組み合わせて実施することもできる。
・図4(A)に示すように、左右方向Yに延びるスクリーン素子22をスクリーン基体21に設けることによって、スクリーン素子22が分割して配置されないようにすることもできる。すなわち、スクリーン基体21に設けられるスクリーン素子22の個数は、1つであってもよい。また、スクリーン基体21に設けられるスクリーン素子22の個数を、2つまたは4つ以上とすることもできる。
・図4(B)に示すように、スクリーン基体21の上端にスクリーン素子22を接続することによって、スクリーン基体21に開口部21C(図2参照)が形成されないようにすることもできる。すなわち、スクリーン素子22は、スクリーン本体20の上部20Uの少なくとも一部を構成していればよく、スクリーン本体20の上部20Uの全部を構成してもよい。
・ノズル3の個数を適宜変更してもよい。例えば、図4(A)および(B)に示す変形例において、ノズル3の個数を1つとすることもできる。また、例えば、ノズル3の個数を、2つまたは4つ以上とすることもできる。また、スクリーン基体21に複数のスクリーン素子22が設けられるとき、1つのスクリーン素子22に対して、複数のノズル3が向けられてもよい。
・第1スリット21Bの幅ΔW1と第2スリット22Bの幅ΔW2とが互いに異なるように構成してもよい。例えば、上記実施形態のスクリーン素子22を、第2スリット22Bの幅ΔW2が15μmとなり、かつ、第2スリット22B間の距離W2が180μmとなるように構成してもよい。この場合、開孔率R2は、約7.7%であって、上記実施形態の開孔率R1(約3.8%)に比べて大きい。
・第2スリット22B間の距離W2と第1スリット21B間の距離W1とが同じになるように構成してもよい。この場合、第2スリット22Bの幅ΔW2を、第1スリット21Bの幅ΔW1に比べて大きくすることにより、開孔率R2を、開孔率R1に比べて大きくすることができる。例えば、上記実施形態のスクリーン素子22を、第2スリット22Bの幅ΔW2が40μmとなり、かつ、第2スリット22B間の距離W2が500μmとなるように構成してもよい。この場合、開孔率R2は、約7.4%であって、上記実施形態の開孔率R1(約3.8%)に比べて大きい。なお、この場合、40μm超の粒子径を有する粒子が水から分離され、湾曲方向Cに沿って弧状スクリーン2上を下方に流れる。
・スクリーン基体21の構成材料、スクリーン素子22の構成材料、第1スリット21Bの幅ΔW1、第1スリット21B間の距離W1(ウェッジワイヤー23の幅)、第2スリット22Bの幅ΔW2、第2スリット22B間の距離W2、および、薄板24の板厚等を適宜変更してもよい。
・スクリーン基体21およびスクリーン素子22に、スリット21B,22Bに代えて、丸孔または角孔を形成してもよい。すなわち、開孔率R1,R2を規定する開孔は、スリット21B,22Bでなくもよい。この場合、開孔率R1は、第1内弧面21Aの面積と第1開孔の面積との総和に対する、第1開孔の面積の割合によって表すことができる。また、開孔率R2は、第2内弧面22Aの面積と第2開孔の面積との総和に対する、第2開孔の面積の割合によって表すことができる。
S 固液分離装置
1 筐体
2 弧状スクリーン
3 ノズル
4 固体回収部
11 受水部
12,13 スクリーン支持部
14 原液供給部
20 スクリーン本体
20A 一次側弧状面
20B 二次側弧状面
20U 上部
20D 下部
21 スクリーン基体
21A 内弧面
21B 第1スリット(第1開孔)
21C 開口部
22 スクリーン素子
22A 内弧面
22B 第2スリット(第2開孔)
23 ウェッジワイヤー
24 薄板
31 支持体
C 湾曲方向
X 前後方向
Y 左右方向
Z 上下方向

Claims (8)

  1. 側方から見て弧状に湾曲したスクリーン本体を備え、固体と液体とを分離するための弧状スクリーンであって、
    前記スクリーン本体は、複数の第1開孔が形成されたスクリーン基体と、複数の第2開孔が形成されたスクリーン素子とにより構成され、
    前記スクリーン素子は、前記スクリーン基体に設けられて、前記スクリーン本体の上部の少なくとも一部を構成し、
    前記スクリーン素子の開孔率が、前記スクリーン基体の開孔率よりも大きい
    ことを特徴とする弧状スクリーン。
  2. 複数の前記第1開孔は、互いに間隔を空けて平行に形成された複数の第1スリットであり、複数の前記第2開孔は、互いに間隔を空けて平行に形成された複数の第2スリットである
    ことを特徴とする請求項1に記載の弧状スクリーン。
  3. 前記スクリーン基体は、前記第1スリットが形成されるように並べて配置された複数のウェッジワイヤーにより構成され、
    前記スクリーン素子は、前記第2スリットが形成された薄板により構成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の弧状スクリーン。
  4. 前記第2スリット間の距離が、前記第1スリット間の距離よりも小さい
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の弧状スクリーン。
  5. 前記第2スリットの幅が、前記第1スリットの幅と同じである
    ことを特徴とする請求項4に記載の弧状スクリーン。
  6. 前記スクリーン本体は、前記スクリーン素子を複数備え、
    複数の前記スクリーン素子は、左右方向に互いに間隔を空けて設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の弧状スクリーン。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の弧状スクリーンと、
    固体および液体が噴出するノズルとを備え、
    前記ノズルは、前記スクリーン素子に向けて設けられている
    ことを特徴とする固液分離装置。
  8. 前記ノズルが複数設けられ、
    前記スクリーン基体には、前記スクリーン素子が複数設けられ、
    前記スクリーン素子の各々に対して、少なくとも1つの前記ノズルが向けられている
    ことを特徴とする請求項7に記載の固液分離装置。
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