JP2016196347A - 複数群回転体を有する設備の軸異常温度警報装置 - Google Patents

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【課題】回転体としてのローラのシャフトの異常温度を検出する。【解決手段】シャフト2と、このシャフトの外側に前記シャフトを回転中心として軸承した回転体1とからなり、前後に複数群並設した回転設備において、上記シャフトの端部に軸承部分の異常な昇温にともないONになる熱感知スイッチBを設け、また上記シャフトに上記熱感知スイッチのONにともない電源Cから通電して発信する発信器Dを設け、さらに上記複数群並列回転設備のヘッドからテール迄間の複数列を順次グループ毎に分け、この各グループ毎の上記回転体の発信器を機側壁に接続し、この各機側壁を中央制御盤に接続した構成を採用する。【選択図】図2

Description

この発明は、常時においては複数列の回転体の軸温度を監視し、異常温度を検出した場合は警報を発する装置に関するものである。
ここでは、ベルトコンベヤのように複数列設置されている場合を例にする。
ベルトコンベヤには、ベルトを支承する多数本のローラが使用されている。
このローラは、周知のように、筒状のローラ本体と、このローラ本体の中心を貫通するシャフトと、上記ローラ本体の両端内に組み込んで上記シャフトの端部を軸承する軸受とで構成されている(例えば、特許文献1参照)。
また、上記ローラの異常(例えば昇温)を検知する装置が既に知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−150003号公報 特許第3798494号公報
ところで、近時のベルトコンベヤによる火災事故があった場合、その要因は、ベルトコンベヤの部品であるローラも原因の一つであるかのような疑念を持たれることがあり、大きな問題は、ベルトコンベヤの運転中にローラが突然回転しなくなることと推察される。
その原因は、特許文献1に示すローラの軸受に組み込んであるベアリング内部に異物が浸入することにあり、その結果、回転部がロックされ、ロックにともない発熱又は破損する。
他に、リターンローラ部では、ベアリング部に異常がなくても、堆積物等によってローラ本来の回転が妨げられ破損することがある。
また、過負荷状態が続いたり無理な運転状態の偏り荷重でローラの許容荷重値以上の負荷が続く場合もベアリング部に無理がかかって回転しなくなることで破損し、発熱を招くことがあり、それ以外にも、ローラのシャフトが発熱によって異常に温度上昇することが原因で、直接間接的に火災事故につながる可能性も指摘されている。
特に、化学工場や製紙会社、主に可燃性材料を扱うリサイクル工場や粉塵爆発を伴う材料を扱う工場のベルトコンベヤにおいては、あってはならない大事故を起こす原因になるので、常時制御室等のモニター等で全体を監視できるシステムの要望があった。
通常、このようなベルトコンベヤ用ローラの異常を発見し、或いは対処するには、日常点検で目視又は直接接触して或いは取り外して点検し対処している。
しかしながら、運転中のコンベヤのローラを目視以外で点検することは、非常に危険な行為で現実的ではない。
また、長距離コンベヤではトンネル内に敷設されたコンベヤ用ローラの保守管理作業は、困難を極めるが故に、全体のローラ管理が隅々まで行き渡らないことが多く、取り替えのタイミングを失することが現実的にあり、多くのトラブルを招いていた。
すなわち、場所柄故に、全体のローラ管理が隅々まで行き渡らないことが多いことによる。そこで、ベルトコンベヤが運転中でも安全にローラの異常を発見する方法がある。
例えば、ローラのシャフト端部やローラ本体の側面に熱に反応して変色する塗料を塗布する、或いは着色したマーカを貼り付けることでローラの回転不良を目視で確認する方法、或いはベアリング部からの異音から間接的に推測する方法である。
しかしながら、塗料や着色を用いる方法では、剥がれたり色あせたりして、長期間の使用に耐えられないし、異音を聞く方法も多くのローラの中から見極めるのは容易ではないのが現状であり、それ以外にも、たくさん並ぶローラの中から回転中の異常を一目で見極めることも容易ではない。
これらの問題に対して、ローラの火災の原因となる昇温を検出する方法の一例としての特許文献2の方式は、ローラにおける固定軸にステーターを、ローラとしての円筒体内周面にローターを装着して発電機を構成し、この発電機に出力検出手段を接続すると共に、軸受の近傍に温度スイッチを設置し、この温度スイッチに温度異常警報器を接続し、この温度スイッチと温度異常警報器を、出力検出手段と並列に、発電機に接続してあるが、この方式では装置が煩雑で大幅なコストアップになる。
しかも、各コンベヤのローラ毎に異常検出を行うので、コンベヤ装置に大幅な出費をともなう問題があった。
そこで、この発明は、ベルトコンベヤにおける複数列設置されたローラのどの個所のローラの軸が異常温度になったかを検出して知らせるようにした温度警報装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、この発明は、シャフトと、このシャフトの外側に前記シャフトを回転中心として軸承した回転体とからなり、前後に複数群並設した回転設備において、上記シャフトの端部に軸承部分の異常な昇温にともないONになる熱感知スイッチを設け、また上記シャフトに上記熱感知スイッチのONにともない電源から通電して発信する発信器を設け、さらに上記複数群並列回転設備のヘッドからテール迄間の複数列を順次グループ毎に分け、この各グループ毎の上記回転体の発信器を機側盤に接続し、この各機側盤を中央制御盤に接続した構成を採用する。
また、シャフトの端に熱感知スイッチのONにともない発光する発光部を設けた構成を採用することもある。
以上のように、この発明の複数群回転体を有する設備の軸異常温度警報装置によれば、回転体のスムーズな回転を阻害する例えば焼き付きなどの影響により軸受が昇温し、その温度が異常に上昇すると、異常温度がシャフトに伝達する。
すると、シャフトの熱感知スイッチがONになって電源から発信器に通電し、発信器の信号をコンベヤの中央制御盤にシャフト温度の異常を発信する。
この発信は、並列回転体の複数列毎にグループ分けしてあるグループ機側盤によりグループ位置を知らせることになるので、中央制御室においてシャフト温度の異常な昇温(火災などの事故の原因となる)位置をグループ機側単位で察知することができる。
その結果、中央制御盤の管理人によって設備の運転を停止すると共に、掌握した異常位置に出向いて迅速に回転体の補修、取替、消火などの作業を行うことができ、特に長距離コンベヤにおいて異常位置の掌握による効果を発揮する。
また、感熱スイッチが異常温度によりONになると、電源から発光部に通電して前記発光部が点灯或いは点滅するので、グループ位置の中で不都合回転体の位置をすばやく知ることができる効果もある。
この発明の例題のローラを示す一部切欠正面図である。 同上の要部を示す縦断拡大平面図である。 回路図である。 同上のローラを用いた場合のベルトコンベヤの平面図である。 同上のローラをグループ毎に区分した平面図である。
次に、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
第1の実施形態の図1及び図2に示すRは、例えばベルトコンベヤに用いる回転体としてのローラである。
上記のローラRは、筒状のローラ本体1と、このローラ本体1の軸芯に貫通するシャフト2と、ローラ本体1の両端内に組み込んでシャフト2に対しローラ本体1がフリーに回転するように支承する軸受3とで構成されている。
上記の軸受3は、図示の場合、周知のようにローラ本体1の両端内に嵌入すると共に、ローラ本体1の端縁に外周縁を溶接などの手段で支持させたケース4と、このケース4に嵌入してケース4の内周面に外輪を、シャフト2の外周面に内輪をそれぞれ圧接保持させたベアリング5とで構成されている。
なお、周知のようにケース4の開放外端内に複数の屈曲筒状体6を迷路を形成するよう組み込んであり、ケース4の外端開放面は、防塵カバー7で閉鎖してある。
また、シャフト2には、軸受3の異常な昇温にともない熱の影響を受けてONになる熱感知スイッチBと、この熱感知スイッチBがONになると電源Cから通電されて信号を送る発信器Dとが設けてある。
上記の熱感知スイッチBは、図示の場合コイル状のバイメタルを用い、熱の影響によりバイメタルが伸長すると電源Cとしての電池から発信器Dに図3の回路Eをへて通電して信号を発信するようになっている。
なお、上記の熱感知スイッチBにバイメタルを用いたが、限定されず、その他の例として異常な昇温により溶融するヒューズ形式を採用することもできる。要するに異常な昇温でスイッチがONになるものであればよい。
そして、図2に示すようにケース11に熱感知スイッチB、電源C、発信器Dを組み込んで、シャフト2の端面から内方に向く凹入孔12にケース11を嵌入しながらネジ部13でシャフト2にケース11をセットできるユニット方式を採用することで、電池の交換や装置の安定した供給をはかることができると共に、保持点検の作業の簡素化をはかることができる。
勿論、前述の設置方式(内蔵方式)に限定されず、シャフト2の端部外周に設置することも(図示省略)できる。
また、図4及び図5に示すように、上記のローラRにベルトコンベヤXのベルトYのキャリヤ側のみ或いはキャリヤ側及びリターン側を支承するようにベルト全長の前後に所定の間隔を存して多数本並列状に配置する。
勿論、キャリヤ側にあっては、周知のように例えばセンタと両サイドとに三本トラフ状に並べ、リターン側にあっては、一本用いる。
そして、図4に示すように、ヘッドからテール迄の並列ローラRの複数列を一組となるように順次グループA、B、C、・・・Nに分ける。
このグループA、B、C、・・・Nに分けたグループ毎の各ローラ、R−1、R−2、、R−3、・・・R−nの各発信器Dをそれぞれ図5に示すように、機側盤A−1、A−2、A−3、・・・A−nに接続する。この接続は、有線又は無線で行う。
この各機側盤A−1、A−2、A−3、・・・A−nは、中央制御盤Hにそれぞれ接続する。この接続は、有線又は無線で行う。
なお、各ローラRの各機側盤A−1、A−2、A−3、・・・A−nに対する接続は、図5に示すように、ローラRの両端からそれぞれ回路Gをへて行っている。
上記のように構成すると、軸受3のベアリング5が何らかの原因で回らなくなった結果、異常な昇温となり、その昇温がシャフト2に伝達する。
すると、熱感知スイッチBがONになって電源Cから発信器Dに通電して、発信器Dの信号を機側盤A−1、A−2、A−3、・・・A−nから中央制御盤Hに伝達され、中央制御盤Hによってどの機側盤A−1、A−2、A−3、・・・A−nのローラRに異変が生じたかを察知できる。
この察知によってコンベヤXの運転を停止することができ、自動監視にともない大きな事故を未然に防ぐことができる。
この発明の第2の実施形態では、図2に示すように、シャフト2の端に第1の実施形態の熱感知スイッチBのONにともない電源Cから通電されて点灯或いは点滅する発光部Fが設けてある。
上記の発光部Fとして電球をシャフトの外端面からネジ込み方式により装着するようにしてあり、そして図示の場合シャフト2の片端のみに発光部Fを設けたが、限定されず、シャフト2の両端に発光部Fを設けてもよい。
すると、発光部Fの点灯や点滅によりローラAの異常な昇温を知ることができ、ただちにコンベヤXの運転を停止することで、第1の実施形態と同様の効果がある。
なお、上記実施例において、複数群回転体を有する設備として、ベルトコンベヤのローラを示したが、限定されず、その他の複数列(群)の回転体(ベルトコンベヤのローラ以外の設備であってもよい)の軸異常温度を検出するものであってもよい。要するに、シャフト2の外側で回転する筒状のローラ本体1にかえてフリーに回転する回転体を設けてもよい。
R ローラ
B 熱感知スイッチ
C 電源
D 発信器
E 回路
F 発光部
X コンベヤ
Y ベルト
1 ローラ本体
2 シャフト
3 軸受
4 ケース
5 ベアリング
6 筒状体
7 カバー
11 ケース
12 凹入孔
13 ネジ部
A−1、A−2、A−3、A−n 機側盤
H 中央制御盤
G 回路

Claims (2)

  1. シャフトと、このシャフトの外側に前記シャフトを回転中心として軸承した回転体とからなり、前後に複数群並設した回転設備において、上記シャフトの端部に軸承部分の異常な昇温にともないONになる熱感知スイッチを設け、また上記シャフトに上記熱感知スイッチのONにともない電源から通電して発信する発信器を設け、さらに上記複数群並列回転設備のヘッドからテール迄間の複数列を順次グループ毎に分け、この各グループ毎の上記回転体の発信器を機側盤に接続し、この各機側盤を中央制御盤に接続したことを特徴とする複数群回転体を有する設備の軸異常温度警報装置。
  2. 前記シャフトの端に熱感知スイッチのONにともない発光する発光部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の複数群回転体を有する設備の軸異常温度警報装置。
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