JP2016195304A - 管理プログラム、会議管理方法、及び会議管理サーバ装置 - Google Patents

管理プログラム、会議管理方法、及び会議管理サーバ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】会議データの秘匿性を低下させることなく、端末装置に発生した障害に対処できる管理プログラム、会議管理方法、及び会議管理サーバ装置を提供する。
【解決手段】会議管理サーバ装置のCPUは、障害端末からサポート依頼通知を受信すると、サポート従事者の端末装置に対してサポート参加要請を実行する(S24)。CPUは、サポート従事者の端末装置から、サポート応答通知を受信する(S25)。CPUは、サポート従事者の端末装置の役割情報をサポート者として記憶部の会議テーブルに登録し(S26)、サポート端末と障害端末とのサポートセッションを確立する(S32)。サポートセッションが確立されている場合、CPUは第一送受信処理によって会議データの送信先を決定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ネットワークを介して複数の端末装置の相互間を送受信される会議データによって実行される遠隔会議を管理するための管理プログラム、会議管理方法、及び会議管理サーバ装置に関する。
従来、複数の端末装置のそれぞれが、会議管理サーバ装置を介して他の端末装置と通信を行うことによって、遠隔会議を実現可能とするシステムが知られている。特許文献1に開示される会議システムの会議サーバは、いずれかの会議端末(制御端末)から他の会議端末(非制御端末)のマイク感度調整指示を受け付けた場合、非制御端末のマイクの情報を制御端末に表示して、個々のマイクの感度調整操作を受け付ける。また、特許文献2に開示される遠隔操作方法は、通信相手である通信端末を遠隔操作元端末とし、通信端末を遠隔操作元端末により遠隔操作させる被遠隔操作端末として機能させる。
特開2010−273244号公報 特開2007−134843号公報
端末装置に接続している機器設定(マイクの感度レベル設定、カメラ等のデバイス設定等)が原因で、他の端末装置からの音声が聞こえない、自分の端末装置の映像が他の端末装置に届かない等の障害が発生し、ユーザが遠隔会議に適切に参加できないことがある。ユーザが端末装置の操作に不慣れな場合、ユーザは、発生した障害の原因を特定できない場合がある。特許文献1が開示するように、遠隔会議に参加している他の端末装置のユーザが、障害が発生したユーザの端末装置の機器設定を変更する操作を行うことで、発生していた障害を解消できる場合がある。しかし、他の端末装置のユーザは、遠隔会議中に障害解消のための操作を行うことで、遠隔会議への参加が疎かになる可能性があるという問題がある。
特許文献2が開示するように、障害が発生している端末装置のユーザが、遠隔会議に参加していない他の端末装置に対して遠隔会議への参加を要求することが考えられる。この場合、本来の遠隔会議の参加者でない者が遠隔会議に参加することとなる。遠隔会議では、各端末装置間において会議データが送受信されるので、会議データが本来の遠隔会議の参加者でない者に漏洩することとなり、会議データの秘匿性が低下する可能性があるという問題がある。
本発明は、会議データの秘匿性を低下させることなく、端末装置に発生した障害に対処できる管理プログラム、会議管理方法、及び会議管理サーバ装置を提供することを目的とする。
本発明の第一態様に係る管理プログラムは、ネットワークを介して複数の端末装置の相互間で画像データ又は音データを含む会議データが送受信されることによって実行される遠隔会議を管理する会議管理サーバ装置のコンピュータに、前記遠隔会議に参加している第一端末装置から、前記第一端末装置を識別する第一識別情報、及び前記第一端末装置において前記遠隔会議への参加に障害が生じている状態であること示す状態情報を含む第一情報を受信する第一受信ステップと、前記第一情報を伴う第一要求を、予め定められた端末装置であって、前記遠隔会議に参加していない第二端末装置に送信する第一送信ステップと、前記第二端末装置から前記第一要求に応じる第一応答を受信する第二受信ステップと、前記第一応答の受信に応じて前記第二端末装置を前記遠隔会議への参加が登録された登録第二端末装置に設定する設定ステップと、前記登録第二端末装置が設定されたことに応じて、前記第一端末装置から受信した第一会議データを前記登録第二端末装置に送信し、前記登録第二端末装置から受信した第二会議データを前記第一端末装置に送信し、前記遠隔会議に参加している第三端末装置から受信した第三会議データを前記登録第二端末装置に送信しない第一送受信処理を開始する開始ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明の第一態様に係る管理プログラムによれば、コンピュータは、第一端末装置から第一情報を受信すると、遠隔会議に参加していない第二端末装置に第一情報を伴う第一要求を送信する。コンピュータは、第二端末装置から第一要求に応じる旨の第一応答を受信すると、第二端末装置を遠隔会議に参加させる。コンピュータは、第二端末装置を遠隔会議に参加させたことに応じて第一送受信処理を開始する。第一送受信処理では、第一端末装置と第二端末装置とは会議データの送受信を互いに行うことができるが、遠隔会議に参加している第三端末装置からの第三会議データは第二端末装置に送信されない。したがって、本発明の第一態様に係る管理プログラムは、会議データの秘匿性を低下させることなく、端末装置に発生した障害に対処できる。
本発明の第二態様に係る会議管理方法は、ネットワークを介して複数の端末装置の相互間で画像データ又は音データを含む会議データが送受信されるによって実行される遠隔会議の会議管理方法であって、前記遠隔会議に参加している第一端末装置から、前記第一端末装置を識別する第一識別情報、及び前記第一端末装置における前記遠隔会議への参加状態を示す状態情報を含む第一情報を受信する第一受信ステップと、前記第一情報を伴う第一要求を、予め定められた端末装置であって、前記遠隔会議に参加していない第二端末装置に送信する第一送信ステップと、前記第二端末装置から前記第一要求に応じる第一応答を受信する第二受信ステップと、前記第一応答の受信に応じて前記第二端末装置を前記遠隔会議への参加が登録された登録第二端末装置に設定する設定ステップと、前記登録第二端末装置が設定されたことに応じて、前記会議データを受信する会議データ受信ステップと、前記会議データ受信ステップにおいて受信された前記会議データに含まれる情報に基づいて、前記会議データの送信先を特定する送信先特定ステップであって、前記会議データに前記第一識別情報が含まれる場合、前記第二端末装置を前記送信先に特定し、前記会議データに前記第二端末装置を識別する第二識別情報が含まれる場合、前記第一端末装置を前記送信先に特定し、前記会議データに前記遠隔会議に参加している第三端末装置を識別する第三識別情報が含まれる場合、前記第二端末装置を除く前記複数の端末装置のうち少なくとも一部を前記送信先に特定する送信先特定ステップと、前記送信先特定ステップにおいて特定された前記送信先に前記会議データを送信する会議データ送信ステップとを備えたことを特徴とする。
本発明の第二態様に係る会議管理方法に倣って、遠隔会議の会議データが管理されることで、第一態様と同様の効果を奏することができる。
本発明の第三態様に係る会議管理サーバ装置は、ネットワークを介して複数の端末装置の相互間で画像データ又は音データを含む会議データが送受信されるによって実行される遠隔会議を管理する会議管理サーバ装置であって、前記遠隔会議に参加している第一端末装置から、前記第一端末装置を識別する第一識別情報、及び前記第一端末装置における前記遠隔会議への参加状態を示す状態情報を含む第一情報を受信する第一受信手段と、前記第一情報を伴う第一要求を、予め定められた端末装置であって、前記遠隔会議に参加していない第二端末装置に送信する第一送信手段と、前記第二端末装置から前記第一要求に応じる第一応答を受信する第二受信手段と、前記第一応答の受信に応じて前記第二端末装置を前記遠隔会議への参加が登録された登録第二端末装置に設定する設定手段と、前記登録第二端末装置が設定されたことに応じて、前記第一端末装置から受信した第一会議データを前記登録第二端末装置に送信し、前記登録第二端末装置から受信した第二会議データを前記第一端末装置に送信し、前記遠隔会議に参加している第三端末装置から受信した第三会議データを前記第二端末装置に送信しない第一送受信処理を開始する開始手段とを備える。
本発明の第三態様に係る会議管理サーバ装置が遠隔会議の会議データを管理することで、第一態様と同様の効果を奏することができる。
遠隔会議システム1の概要と、会議管理サーバ装置11及び端末装置12の電気的構成とを示す図である。 会議テーブル40を示す図である。 サポート処理のフローチャートである。 サポート開始処理のフローチャートである。 サポート設定処理のフローチャートである。 障害特定処理のフローチャートである。 第一送受信処理のフローチャートである。 第二送受信処理のフローチャートである。 サポート終了処理のフローチャートである。 障害アンケート画面50を示す図である。 メインウィンドウ20A及びポップアップ表示60を示す図である。 メインウィンドウ20Bを示す図である。 メインウィンドウ20Cを示す図である。
図1を参照して、遠隔会議システム1について説明する。遠隔会議システム1は、会議管理サーバ装置11、及び端末装置12A,12B,12Cを備える。なお、端末装置12A,12B,12Cのそれぞれを区別しない場合、又は総称する場合、単に「端末装置12」という。会議管理サーバ装置11、及び端末装置12は、インターネット、LAN、その他の専用回線等を含むネットワーク14を介して通信可能に接続する。遠隔会議システム1は、端末装置12のそれぞれの使用者に対し、仮想の会議室を提供することによって、それぞれの使用者間で遠隔会議を実現させるためのシステムである。
会議管理サーバ装置11は、周知のサーバ又はMulti-point Control Unit(MCU)に対して、後述するサポート処理(図3参照)及び障害特定処理(図6参照)を実行するためのアプリケーションをインストールことで構成される。端末装置12は、周知の汎用Personal Computer(PC)、周知の汎用携帯端末、又は周知の汎用タブレット端末によって構成される。本実施形態における遠隔会議システム1では、端末装置12として、Windows(登録商標)OSのPC、MacOSのPC、iOS(登録商標)で動作する携帯端末及びタブレット端末を用いることができる。なお、会議管理サーバ装置11は、汎用のサーバに対してアプリケーションをインストールことで構成されてもよい。端末装置12の少なくとも1つは、遠隔会議用の専用端末に対してアプリケーションをインストールすることで構成されてもよい。
会議管理サーバ装置11の電気的構成について説明する。図1に示すように、会議管理サーバ装置11は、会議管理サーバ装置11の制御を司るCPU111を備える。CPU111は、ROM112、RAM113、記憶部114、通信インタフェース(I/F)115、及びドライブ装置116と電気的に接続する。ROM112は、ブートプログラム、BIOS等を記憶する。RAM113は、CPU111による演算処理で得られた演算結果等、各種のデータを一時的に記憶する。記憶部114は、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記憶媒体、たとえは、ハードディスク等で構成される。記憶部114は、CPU111に処理を実行させるためのアプリケーションプログラム(以下、単に「プログラム」という。)、及びOSを記憶する。又、記憶部114には、後述する会議テーブル40(図2参照)が記憶される。なお、記憶部114は、例えば、フラッシュメモリ及び/又はROM等の、他の非一時的な記憶媒体で構成されてもよい。非一時的な記憶媒体は、情報を記憶する期間に関わらず、情報を記憶可能な記憶媒体であればよい。非一時的な記憶媒体は、一時的な記憶媒体(例えば、伝送される信号)を含まなくてもよい。
通信I/F115は、会議管理サーバ装置11がネットワーク14に接続するためのインタフェース素子である。通信I/F115は、会議管理サーバ装置11がネットワーク14に接続するためのインタフェース素子(例えば、LANカードなど)、又は、会議管理サーバ装置11がネットワーク14に接続した図示しないアクセスポイントと接続して無線通信を行うためのインタフェース素子(例えば、Wi−Fi通信モデムなど)である。CPU111は、通信I/F115を介して、ネットワーク14に接続する他の機器とデータの送受信を行う。ドライブ装置116は、記憶媒体116Aに記憶された情報を読み出すことができる。CPU111は、記憶媒体116Aに記憶されたプログラムをドライブ装置116によって読み出し、記憶部114に記憶できる。記憶媒体116Aは、例えば、光学メディア等の非一時的な記憶媒体である。
端末装置12の電気的構成について説明する。図1に示すように、端末装置12は、端末装置12の制御を司るCPU121を備える。CPU121は、ROM122、RAM123、記憶部124、カメラ125、表示部126、通信I/F127、入力部128、マイク129、スピーカ130、及び、ドライブ装置131と電気的に接続する。
ROM122は、ブートプログラム、BIOS等を記憶する。RAM123は、CPU121による演算処理で得られた演算結果等、各種のデータを一時的に記憶する。記憶部124は、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記憶媒体、たとえは、ハードディスク等で構成される。記憶部124には、CPU121に処理を実行させるためのプログラム、及びOSが記憶される。但し、記憶部124は、例えば、フラッシュメモリ及び/又はROM等の、他の非一時的な記憶媒体で構成されてもよい。非一時的な記憶媒体は、情報を記憶する期間に関わらず、情報を記憶可能な記憶媒体であればよい。非一時的な記憶媒体は、一時的な記憶媒体(例えば、伝送される信号)を含まなくてもよい。
表示部126はLiquid Crystal Display(LCD)である。通信I/F127は、端末装置12がネットワーク14に接続するためのインタフェース素子(例えば、LANカードなど)、又は、端末装置12がネットワーク14に接続した図示外のアクセスポイントと接続して無線通信を行うためのインタフェース素子(例えば、Wi−Fi通信モデムなど)である。CPU121は、通信I/F127を介して、ネットワーク14に接続する他の機器とデータの送受信を行う。入力部128は、例えば、ボタン、キーボード、マウス等を含む。ドライブ装置131は、半導体メモリ等のコンピュータが読み取り可能な記憶媒体131Aに記憶された情報を読み出すことができる。CPU121は、記憶媒体131Aに記憶されたプログラムをドライブ装置131によって読み出し、記憶部124に記憶できる。
なお、会議管理サーバ装置11のCPU111、及び、端末装置12の121として、汎用的なプロセッサーが用いられてもよい。CPU111、121によって実行される処理の一部は、他の電子部品(例えば、ASIC)によって実行されてもよい。CPU111、121によって実行される処理は、複数の電子機器(つまり、複数のCPU)によって分散処理されてもよい。会議管理サーバ装置11のCPU111によって実行される処理は、例えば、ネットワーク14に接続した他のサーバで実行されてもよいし、端末装置12のCPU121によって実行されてもよい。プログラムは、例えば、ネットワーク14に接続された別のサーバからダウンロードされて(即ち、伝送信号として送信され)、会議管理サーバ装置11の記憶部114、及び、端末装置12の記憶部124に記憶されてもよい。この場合、プログラムは、別のサーバに備えられたHDDなどの非一時的な記憶媒体に保存されていることとなる。
端末装置12の使用者13が、会議管理サーバ装置11によって提供される仮想会議室(以下、単に「会議室」という。)を利用する場合の手順について、具体例を挙げて説明する。まず、端末装置12Aの使用者13Aは、使用者13AのユーザID及びパスワードを入力し、遠隔会議システム1にログインする。次に、使用者13Aは、使用者13Aの主催する会議室に使用者13B、13Cを招待するために、使用者13B、13Cによって使用される端末装置12B、12Cの電子メールアドレス宛てに、電子メールを送信する。この電子メールは、使用者13B、13Cが会議室に参加するために必要なURL(Uniform Resource Locator)を含む。URLは、会議室を識別する識別情報である会議室IDを含む。
次に、使用者13Aは、端末装置12Aを操作して会議アプリケーションを起動する。使用者13Aは、使用者13Aの主催する会議室に入室する入力操作を行う。端末装置12AのCPU121は、入力操作を検出した場合、使用者13Aの主催する会議室の会議室IDを、会議管理サーバ装置11に対して送信する。端末装置12Aは、会議管理サーバ装置11と通信を行い、周知の会議接続の処理を実行する。会議管理サーバ装置11のCPU111は、会議接続の処理により、会議室IDで示される会議室のセッションを端末装置12Aとの間で確立する。
一方、端末装置12BのCPU121は、端末装置12Aから送信された電子メールを受信し、URLを表示部126に表示させる。使用者13Bは、URLを選択する入力操作を行う。端末装置12BのCPU121は、入力操作を検出した場合、会議アプリケーションを起動させる。端末装置12BのCPU121は、URLに含まれる会議室IDを、会議管理サーバ装置11に対して送信する。端末装置12Bは、会議管理サーバ装置11と通信を行い、会議接続の処理を実行する。会議管理サーバ装置11のCPU111は、会議接続の処理により、会議室IDで示される会議室のセッションを端末装置12Bとの間で確立させる。端末装置12Cとの間でも同様の操作が行われる。
以上によって、会議管理サーバ装置11と端末装置12とは会議接続され、使用者13Aによって主催された会議室に、使用者13A〜13Cが参加した状態になる。端末装置12のCPU121によって会議アプリケーションが実行されることによって、図1に示す会議アプリケーションのメインウィンドウ(以下、「メインウィンドウ」という。)20が表示部126に表示される。メインウィンドウ20は、資料ウィンドウ21及び映像ウィンドウ22A,22B,22Cを含む。以下、映像ウィンドウ22A,22B,22Cを総称する場合、「映像ウィンドウ22」という。メインウィンドウ20のうち右側に資料ウィンドウ21が配置され、左側に映像ウィンドウ22が配置される。資料ウィンドウ21には、会議室で共有される資料21Aが表示される。
映像ウィンドウ22A,22B,22Cは、縦方向に並ぶ。映像ウィンドウ22A,22B,22Cに表示される映像は、それぞれ、会議室に参加する端末装置12A,12B,12Cのカメラ125によって撮影された映像に対応する。図1の場合、端末装置12Aの使用者13Aの映像が映像ウィンドウ22Aに表示され、端末装置12Bの使用者13Bの映像が映像ウィンドウ22Bに表示され、端末装置12Cの使用者13Cの映像が映像ウィンドウ22Cに表示されている。
この他、端末装置12のCPU121によって会議アプリケーションが実行されることによって、他の端末装置12のマイク129によって集音された音声等の音がスピーカ130から出力される。このように、遠隔会議システム1において、端末装置12は、端末装置12で取得された音から生成された音データ、及び端末装置12で取得された映像から生成された映像データを、会議管理サーバ装置11へ送信する。会議管理サーバ装置11は、端末装置12から送信された音データ及び映像データを、他の端末装置12へ配信する。このため、使用者13は、会議室に参加する他の使用者13の映像及び音を確認しながら、他の使用者13との間で遠隔会議を実行できる。本実施形態において、上記の音データ及び映像データを含む、会議室のセッションにおいて会議管理サーバ装置11と端末装置12との間を送受信される各種のデータを、「会議データ」という。会議データは、例えば、送信元の端末装置12がいずれの端末装置12であるかを特定する情報(例えば、後述のユーザID又は端末装置ID)と、データの種類を特定する情報とを、そのヘッダ領域に含む。
会議室の主催者である使用者13、及び会議の主催者によって会議室に招待された使用者13には、「議長」「発表者」「参加者」の何れかの役割が付与される。役割とは、会議室に対するそれぞれの使用者13の参加態様を示す。「議長」は、会議室の主催者を示す。「発表者」は、会議室に参加する他の使用者13に対して、資料データ等を用いて説明を行う者を示す。「参加者」は、会議室に参加する使用者13のうち、「議長」及び「発表者」以外を示す。
上記の会議アプリケーションは、会議室における複数の機能を使用者13に提供可能である。複数の機能は、例えば、「音声」「映像」「資料共有」「チャット」「ファイル転送」「録画」「デスクトップ共有」「資料印刷」「ホワイトボード」「リモートデスクトップ」「他拠点が会議参加時に音声で通知」「他拠点が会議参加時にポップアップ表示」である。複数の機能のそれぞれの具体的な内容は、次の通りである。
「音声」は、他の端末装置12のマイク129によって集音された音を、スピーカ130から出力させる機能である。「映像」は、他の端末装置12のカメラ125によって撮影された映像を表示させる機能である。「資料共有」は、他の端末装置12との間で共有する資料データを会議管理サーバ装置11へ送信することで、他の端末装置12と資料データの共有を開始する機能である。「チャット」は、チャット機能である。「ファイル転送」は、他の端末装置12との間でファイル転送を行う機能である。「録画」は、会議の映像、音、共有資料を録画する機能である。「デスクトップ共有」は、他の端末装置12との間でデスクトップを共有する機能である。「資料印刷」は、「資料共有」の機能によって共有された資料を印刷する機能である。「ホワイトボード」は、他の端末装置12との間で、仮想のホワイトボードを共有する機能である。「リモートデスクトップ」は、他の端末装置12のデスクトップを遠隔操作する機能である。「他拠点が会議参加時に音声で通知」は、端末装置12の使用者13が途中で会議室に参加したときに、会議室に参加する別の使用者13に音で通知する機能である。「他拠点が会議参加時にポップアップ表示」は、端末装置12の使用者13が途中で会議室に参加したときに、会議室に参加する別の使用者13に映像で通知する機能である。
「議長」には、これらの会議室において実行可能な機能が、会議室への参加者のうち、最も多く設定されている。本実施形態では、「議長」は、上記の全ての機能を利用できる。又、例えば「発表者」は、上記の機能のうち「資料印刷」「ホワイトボード」を除く機能を利用できる。例えば、「参加者」は、上記の機能のうち、「ファイル転送」「録画」「デスクトップ共有」「資料印刷」「ホワイトボード」を除く機能を利用できる。なお、会議室において参加者が利用可能な機能の数は、「議長」が最も多く、「発表者」「参加者」の順に少なくなる。遠隔会議システム1は、「議長」に、会議室のセッションを円滑に主催させるため、会議室の参加者のうち、このような最上位の特定の権限を「議長」に付与している。また、端末装置12がWindows(登録商標)OSのPC、MacOSのPCの場合に、役割別に利用可能な機能は上記のようになる。端末装置12がiOS(登録商標)で動作する携帯端末及びタブレット端末である場合は、使用者13は、「資料共有」「デスクトップ共有」「ホワイトボード」の機能を利用できない。なお、利用可能な複数の機能、及び、それぞれの役割の使用者が利用可能な機能については、上記の例に限定されない。
ここで、本実施形態の遠隔会議システム1におけるトラブル支援の方法を説明する。会議室のセッションにおいて、端末装置12に接続しているカメラ125、マイク129、スピーカ130等の機器設定が原因で、他の端末装置12からの音が聞こえなかったり、自分の端末装置12からの映像が他の端末装置12に届かなかったりすることがある。このような場合、端末装置12の使用者13は、会議室で行われている会議の情報を適切に得ることができないことがある。例えば、端末装置12の使用者13が端末装置12の操作に不慣れである場合、発生している機器トラブルの原因を特定できなかったり、機器設定の調整をうまく進められなかったりすることがある。遠隔会議システム1は、このような場合に、機器トラブルの発生している端末装置12から、トラブルの解決のためのサポートの依頼を受け付ける。以下、機器トラブルの生じている端末装置12を、「障害端末」という。
障害端末のCPU121は、障害端末の使用者13によって遠隔会議システム1にトラブルの解決のためのサポートを依頼するための入力操作を、入力部128を介して受け付けたことに応じて、サポート依頼通知を作成する。サポート依頼通知は、遠隔会議システム1にトラブルの解決のためのサポートを依頼するためのコマンドである。障害端末のCPU121は、会議管理サーバに対してサポート依頼通知を送信する。会議室のセッションにおいて障害端末からサポート依頼通知を受信した会議管理サーバ装置11は、サポート従事者に障害端末のトラブル解決のために会議室へ参加することを要請する。サポート従事者とは、例えば、遠隔会議システム1の運営企業においてサポート依頼通知に対応するために待機しているIT技術者である。サポート従事者の端末装置12は、遠隔会議システム1において予め定められた端末装置12であり、且つ、会議室に参加していない端末装置12である。サポート参加要請を受けたサポート従事者の端末装置12のCPU121は、参加要請通知に応じることを示すコマンドであるサポート応答通知を作成する。サポート従事者の端末装置12のCPU121は、会議管理サーバ装置11に対して、サポート応答通知を送信する。サポート応答通知を受信したCPU111は、サポート従事者に「サポート者」の役割を付与して会議室に参加させる。以下、サポート者の役割が付与されたサポート従事者の端末装置12を、「サポート端末」という。
会議室で行われる会議の内容には、機密事項等、会議室に参加する使用者13だけで共有したい秘匿性を有する情報が含まれることがある。会議管理サーバ装置11からの通知に応じて会議室に参加したサポート者は、議長及び議長によって会議室に招待された発表者、参加者とは異なり、本来の会議室の参加者でないといえる。仮に、サポート端末を他の端末装置12と同じ参加態様で会議室に会議接続すると、サポート端末を介して会議データの内容がサポート者に知られることによって、会議データの秘匿性が十分に保護されない不具合が生ずる可能性がある。本実施形態において、遠隔会議システム1は、サポート者の役割を障害端末の機器トラブル解消に限定し、本来の会議室の参加者によって送受信される会議データをサポート端末へ送信させないことで、会議情報の秘匿性の保護を図っている。本実施形態のトラブル支援の方法を実行することで、遠隔会議システム1は、端末装置12に機器トラブルが生じても、会議室に参加する使用者13が安心して会議に臨むことのできる会議環境を提供できる。
図2を参照し、会議テーブル40について説明する。会議テーブル40には、会議室毎に設定された会議情報が登録される。会議テーブル40において、「会議室ID」に、「ユーザID」「端末装置ID」、及び「役割情報」の項目が対応付けられている。前述したように、「会議室ID」は、会議室を識別する識別情報である。「ユーザID」は、会議室IDによって識別される会議室に参加する使用者13を識別する識別情報である。「端末装置ID」は、対応するユーザIDによって識別される使用者13によって使用される端末装置12を識別する識別情報である。「役割情報」は、対応するユーザIDによって識別されるそれぞれの使用者13の会議室に対する役割を示す。「役割情報」は、「議長」「発表者」「参加者」、及び「サポート者」を含む。
会議管理サーバ装置11のCPU111は、会議室IDによって識別される会議室への参加を要求する使用者13の端末装置12の端末装置IDと、会議テーブル40に登録されている端末装置IDとを照合して認証する。そして、CPU111は、認証が成功した使用者13の端末装置12と通信を行い、会議接続の処理を実行する。CPU111は、会議接続の処理により、会議室IDで示される会議室のセッションを、端末装置12との間で確立させる。図示しないが、会議テーブル40は、会議室への参加認証判定のためのパスワードの項目等を含んでもよい。
図3を参照して、会議管理サーバ装置11のCPU111によって実行される処理について説明する。CPU111は、会議室のセッションが確立された場合に、記憶部114に記憶されたプログラムを実行することによって、サポート処理(図3参照)を開始する。以下では、端末装置12Aを議長端末、端末装置12Bを障害端末、端末装置12Cをサポート従事者の端末装置或いはサポート端末として、具体的に説明する。なお、議長端末とは、会議室のセッションにおいて議長の役割が付与されている端末装置12である。
図3に示すように、サポート処理が開始されると、CPU111は、障害端末からサポート依頼通知を受信したか否かを判断する(S11)。障害端末からサポート依頼通知を受信していない場合、或いは会議室のセッションに障害端末が存在しない場合(S11:NO)、CPU111は、処理をS13の判断へ移行する。障害端末からサポート依頼通知を受信している場合(S11:YES)、CPU111は、図4に示すサポート開始処理を実行して(S12)、処理をS13の判断へ移行する。
図4を参照して、サポート開始処理(S12、図3参照)について説明する。サポート開始処理は、サポート従事者の端末装置12Cを会議室のセッションに会議接続するとともに、サポート端末に障害端末のトラブル解決に従事させるための各種の設定を行うための処理である。図4に示すように、サポート開始処理が開始されると、CPU111は、後述する障害特定処理(図6参照)の実行を開始する(S21)。
本実施形態において、会議アプリケーションは、障害端末がサポート依頼通知を送信する場合、障害端末の端末装置ID及び障害端末の機器情報を合わせて送信するように構成されている。即ち、サポート依頼通知には、障害端末の端末装置ID及び機器情報が含められている。なお、機器情報は、障害端末OSの種別(Windows(登録商標)OSのPCであるか、MacOSのPCであるか、iOS(登録商標)で動作する携帯端末又はタブレット端末であるか)等を特定可能な情報である。機器情報は、この他、カメラ125、マイク129、スピーカ130等、障害端末に接続している機器についての情報を含んでもよい。CPU111は、サポート依頼通知に含まれている障害端末の端末装置ID及び機器情報を取得する(S22)。CPU111は、取得した障害端末の端末装置ID及び機器情報を、RAM113に記憶する。
CPU111は、サポート依頼受信通知を議長端末へ送信する(S23)。サポート依頼受信通知は、障害端末からサポート依頼通知を受信したことを議長端末に通知するためのコマンドである。図11に示すように、本実施形態において、議長端末が所定のコマンドを受信した場合、会議アプリケーションは、議長端末の表示部126におけるメインウィンドウ20Aに、所定のポップアップ表示60を表示させる。議長端末のCPU121がサポート依頼受信通知を受信した場合、ポップアップ表示60として、図11(A)に示すサポート依頼受信通知表示61が表示される。議長端末の使用者13Aである議長は、サポート依頼受信通知表示61を視認することで、会議室のセッションにおいて障害端末から遠隔会議システム1に対してサポート依頼がされたことを把握できる。議長は、会議室のセッションに障害端末が存在することを把握しつつ、会議を円滑に進めることができる。
CPU111は、サポート従事者の端末装置12Cに対してサポート参加要請を実行する(S24)。CPU111によるサポート従事者の端末装置12Cへのサポート参加要請は、障害端末が会議接続している会議室IDを含むURLを含む電子メールを、サポート従事者の端末装置12Cの電子メールアドレス宛てに送信することによって行われる。サポート従事者の端末装置12Cへ送信される電子メールは、S22において取得された障害端末の端末装置ID及び機器情報を含む。このため、端末装置12Cを介して電子メールを確認したサポート従事者は、障害端末がいずれの端末装置12であるか、及び障害端末の機器情報を把握できる。
CPU111は、サポート従事者の端末装置12Cから、サポート応答通知を受信する(S25)。CPU111は、サポート従事者の端末装置12CのユーザID、端末装置ID、及び「サポート者」の役割情報を、対応する会議室IDに対応付けて、記憶部114の会議テーブル40に登録する(S26)。本実施形態において、サポート従事者の端末装置12Cは、遠隔会議システム1において予め定められている。CPU111は、予め定められているサポート従事者の端末装置12CのユーザID、端末装置ID、及び役割情報を記憶部114の会議テーブル40に登録する。CPU111は、サポート応答通知を送信したサポート従事者の端末装置12Cの端末装置IDと、会議テーブル40に登録されている端末装置IDとを照合して認証し、認証が成功したサポート従事者の端末装置12Cと通信を行い会議接続の処理を実行する(S28)。CPU111は、会議接続の処理により、会議室IDで示される会議室のセッションをサポート従事者の端末装置12Cとの間で確立させる。これによって、サポート従事者の端末装置12Cは、サポート端末として会議室に会議接続する。
CPU111は、サポート者登録通知を議長端末へ送信する(S29)。サポート者登録通知は、サポート従事者の端末装置12Cからサポート応答通知を受信したこと、及び端末装置12Cをサポート者として会議テーブル40に登録し、サポート端末として会議室に会議接続したことを議長端末に通知するためのコマンドである。議長端末のCPU121がサポート者登録通知を受信した場合、ポップアップ表示60として、図11(B)に示すサポート者登録通知表示62が表示される。議長端末の使用者13Aである議長は、サポート者登録通知表示62を視認することで、会議室のセッションにサポート端末が会議接続したことを把握できる。議長は、会議室のセッションにサポート端末が参加したことを把握しつつ、会議を円滑に進めることができる。
CPU111は、サポート設定処理を実行する(S31)。サポート設定処理は、サポート端末が、障害端末に生じている機器トラブルに対して円滑に対処できるようにするための通信設定を行うための処理である。
図5を参照して、サポート設定処理(S31、図4参照)について説明する。サポート設定処理が開始されると、CPU111は、S22(図4参照)の処理においてRAM113に記憶した障害端末の機器情報を参照する(S41)。前述したように、会議室において端末装置12が利用可能な機能は、PCであるか、iOS(登録商標)で動作する携帯端末及びタブレット端末であるかに応じて異なる。遠隔会議システム1は、サポート端末に、障害端末の機器トラブルに適切に対処させるには、障害端末の機器情報に応じた機能を用いてサポート端末と障害端末とを通信させる必要がある。
CPU111は、S41で参照した機器情報に基づいて、障害端末がWindows(登録商標)OS又はMacOSのPCであるか否かを判断する(S42)。障害端末がPCの場合(S42:YES)、CPU111は、音声、映像、チャット、録画、リモートデスクトップの各機能を用いて、障害端末とサポート端末とが互いに通信できるように各種の通信設定を行う(S43)。CPU111は、処理をS45の判断へ移行する。一方、障害端末が携帯端末及びタブレット端末の場合(S42:NO)、CPU111は、音声、映像、チャット、録画の各機能を用いて障害端末とサポート端末とが互いに通信できるように各種の通信設定を行う(S44)。CPU111は、処理をS45の判断へ移行する。
CPU111は、後述する障害アンケート回答を受信しているか否かを判断する(S45)。障害アンケート回答を受信していない場合(S45:NO)、CPU111は、障害アンケートを受信するまでS45の判断を繰り返す。
障害アンケート回答を受信した場合(S45:YES)、後述する障害特定処理(図6参照)S53の処理においてRAM113に記憶されている障害アンケート回答を参照して、障害アンケート回答に応じた通信設定を行う(S47)。例えば、障害アンケート回答が、障害端末の機器トラブルがマイク129又はスピーカ130のトラブルに起因することを特定する場合、CPU111は、音声以外の機能を用いて障害端末とサポート端末とが互いに通信できるように各種の通信設定を行う。障害アンケート回答が、障害端末の機器トラブルがカメラ125のトラブルに起因することを特定する場合、CPU111は、映像及び録画以外の機能を用いて障害端末とサポート端末とが互いに通信できるように各種の通信設定を行う。CPU111は、このような障害端末とサポート端末との間における通信設定を行うことで、サポート端末が障害端末の機器トラブル解消をサポートするためのサポートセッションを、障害端末とサポート端末との間で確立させる。CPU111は、S43、S44及びS47における設定内容をRAM113に記憶して、サポート設定処理を終了する。CPU111は、処理をサポート開始処理(図4参照)へ戻す。
図4の説明に戻る。CPU111は、サポートセッションフラグを「ON」にする(S32)。サポートセッションフラグは、障害端末とサポート端末との間にサポートセッションが確立していることを示すフラグである。サポートセッションフラグは、RAM113に記憶される。サポートセッションフラグは、サポートセッションが確立している場合に「1」が記憶された「ON」となり、サポートセッションが確立していない場合に「0」が記憶されて「OFF」となる。
CPU111は、会議データの記録を開始する(S33)。具体的には、CPU111は、以降に会議管理サーバ装置11と端末装置12との間を送受信される会議データを、記憶部114に記憶させる。サポートセッションの確立後、障害端末とサポート端末との間において、障害端末の機器トラブル解消のための各種通信が行われる。障害端末は、会議室のセッションに会議接続しているものの、障害端末の使用者13Bは、サポート端末との通信、機器トラブル解消のための各種操作に追われ、会議の内容への対応が疎かになる場合がある。CPU111は、サポートセッションの確立後の会議データを記録するので、障害端末の使用者13Bは、例えば会議室のセッションの終了後等に、記憶部114に記憶された会議データの記録にアクセスすることで、会議データの内容を把握できる。CPU111は、サポート開始処理を終了し、処理をサポート処理(図3参照)へ戻す。
図6を参照して、障害特定処理について説明する。障害特定処理は、障害端末において生じている機器トラブルの種類を特定するため、サポート処理に並行して実行される処理である。図4のS21において障害特定処理が開始されると、図6に示すように、CPU111は、障害端末へ障害アンケート画面表示指示を送信する(S51)。障害アンケート画面表示指示は、障害端末の表示部126に、図10に示す障害アンケート画面50を表示させるためのコマンドである。
図10に示すように、障害アンケート画面50は、項目欄51及び送信ボタン52を有する。項目欄51には、例えば、「他の端末からの音声が聞こえない」「マイクの入力が他の端末に届かない」「自分の端末の映像が映らない」の三つの項目が設けられている。障害端末の使用者13Bは、入力部128を操作することによって、項目欄51から障害端末において生じている事象に該当する項目を選択する。使用者13Bは、送信ボタン52を操作することで、障害アンケート回答を会議管理サーバ装置11へ送信できる。即ち、障害アンケート回答は、障害端末において発生している機器トラブルの種類を特定する情報を含む。本実施形態では、障害端末の使用者13Bは、自分の端末の映像が映らないトラブルを解消するためのサポートを、遠隔会議システム1に依頼しているとする。障害端末の使用者13Bは、図10に示すように、「自分の端末の映像が映らない」の項目を項目欄51から選択して、送信ボタン52を操作したとする。
CPU111は、障害端末から障害アンケート回答を受信しているか否かを判断する(S52)。障害端末から障害アンケート回答を受信していない場合(S52:NO)、CPU111は、障害アンケート回答を受信するまでS52の判断を繰り返す。障害端末から障害アンケートを受信した場合(S52:YES)、CPU111は、受信した障害アンケート回答を取得する(S53)。CPU111は、取得した障害アンケート回答をRAM113に記憶する。
ここで、障害アンケート回答において「他の端末からの音声が聞こえない」が選択されている場合、障害端末のスピーカ130にトラブルが生じていることが想定される。障害アンケート回答において「マイクの入力が他の端末に届かない」が選択されている場合、障害端末のマイク129にトラブルが生じていることが想定される。障害アンケート回答において「自分の端末の映像が映らない」が選択されている場合、障害端末のカメラ125にトラブルが生じていることが想定される。このようにして、障害端末の使用者13Bは、機器トラブルの種類を特定する障害アンケート回答を会議管理サーバ装置11に送信できる。会議管理サーバ装置11は、障害端末からアンケート形式で障害端末に生じている機器トラブルの種類を特定可能な障害アンケート回答を受信できる。また、サポート端末の使用者13Cは、障害アンケート回答に基づいて障害端末に生じている機器トラブルの原因を明確に特定できる。なお、障害アンケート画面50の例はこれに限られず、図10に示される三つの項目以外の項目が含まれてもよいし、機器トラブルの内容を自由に記入できる自由記入欄が含まれてもよい。
CPU111は、サポートセッションが確立されているか否かを判断する(S54)。CPU111は、サポートセッションフラグの状態を参照することで、サポートセッションが確立されているか否かを判断する。サポートセッションが確立されていない場合(S54:NO)、CPU111は、サポートセッションが確立されるまでS54の判断を繰り返す。サポートセッションが確立されている場合(S54:YES)、CPU111は、RAM113に記憶している障害アンケート回答をサポート端末へ送信して(S55)、障害特定処理を終了する。
図3の説明に戻る。CPU111は、サポートセッションが確立されているか否かを判断する(S13)。CPU111は、サポートセッションフラグの状態を参照することで、サポートセッションが確立されているか否かを判断する。サポートセッションが確立されている場合(S13:YES)、CPU111は、第一送受信処理を実行し(S14)、処理をS16の判断へ移行する。
図7を参照して、第一送受信処理(S14、図3参照)について説明する。第一送受信処理は、サポートセッションが確立されている場合において、会議データの送信元に応じて会議データの送信先を規定するための処理である。言い換えると、会議室のセッションにおいてサポートセッションが確立されている場合、CPU111は第一送受信処理によって会議データの送受信を行う。図7に示すように、第一送受信処理が開始されると、CPU111は、会議データを受信する(S61)。CPU111は、受信した会議データがサポート端末から送信されたものであるか否かを、会議データのヘッダ領域に含まれる送信元の端末装置12を特定する情報を基に判断する(S62)。
会議データがサポート端末から送信されたものである場合(S62:YES)、CPU111は、会議データを障害端末へ送信して(S63)、処理をサポート処理(図3参照)へ戻す。ここで、CPU111は、S63の処理において、サポート端末から受信した会議データを、少なくとも障害端末へ送信すればよい。CPU111は、S63の処理において、例えば、議長端末等の、障害端末以外の端末装置12へ、サポート端末から送信された会議データを送信してもよい。
一方、会議データがサポート端末から送信されたものでない場合(S62:NO)、CPU111は、会議データが障害端末から送信されたものであるか否かを、会議データのヘッダ領域に含まれる送信元の端末装置12を特定する情報を基に判断する(S64)。会議データが障害端末から送信されたものである場合(S64:YES)、CPU111は、会議データをサポート端末へ送信して(S65)、処理をサポート処理へ戻す。ここで、CPU111は、S65の処理において、障害端末から受信した会議データを、少なくともサポート端末へ送信すればよい。CPU111は、S65の処理において、例えば、議長端末等の、サポート端末以外の端末装置12へ、障害端末から送信された会議データを送信してもよい。
なお、S63及びS65において障害端末とサポート端末との間を送受信される会議データについて、CPU111は、前述のサポート設定処理(図5参照)のS43、S44、S47で設定された通信設定で送受信を行う。障害端末とサポート端末とは、S43、S44、S47における設定によって制限されていない範囲で、音声、映像、チャット、録画、リモートデスクトップの各機能を用いて、サポートセッションにおける会議データを相互に送受信できる。障害端末の使用者13Bとサポート端末の使用者13Cとは、これらの機能を用いて障害端末の機器トラブルの内容について直接にやり取りができる。特に、サポート端末と障害端末との相互間において「音声」の機能を用いることができる場合、障害端末の使用者13Bとサポート端末の使用者13Cとは意思の疎通を図りやすい。このことは、サポート端末の使用者13Cに、障害端末の機器トラブルの原因を究明させやすくできる。したがって、遠隔会議システム1は、障害端末の機器トラブルを迅速に解消できる。
一方、会議データが障害端末から送信されたものでない場合(S64:NO)、CPU111は、会議室の会議接続する端末装置12のうち、サポート端末以外の端末装置12へ会議データを送信する(S66)。CPU111は、処理をサポート処理へ戻す。サポート端末から送信されたものでも、障害端末から送信されたものでもない会議データは、議長端末をはじめとする本来の会議参加者の端末装置12から送信された会議データである。このような会議データには、サポート端末に送信すべきでない秘匿性を有する情報が含まれる可能性がある。CPU111は、このような秘匿性を有する会議データをサポート端末へ一切送信しないので、会議データの秘匿性を保護しつつ、サポート端末を障害端末の機器トラブルの解消に従事させることができる。また、障害端末とサポート端末との間にサポートセッションが確立されている間であっても、障害端末の使用者13Cが、会議室のセッションの会議データの示す会議内容に十分対応できることもある。このため、CPU111は、S66の処理において、会議データを障害端末に送信することとしている。なお、サポートセッション中の障害端末の使用者13Bは、サポート端末の使用者13Cとの通信に集中したい場合がある。また、サポートセッション中の障害端末に会議室のセッションにおける資料データが送信された場合、サポート端末の使用者13Cがリモートデスクトップの機能を利用すると、障害端末と他の端末装置12とが共有する資料データが、障害端末を介してサポート端末の使用者13Cに知られてしまう可能性がある。このような場合を鑑み、CPU111は、障害端末とサポート端末との間にサポートセッションが確立されている間に、会議室のセッションにおける会議データを障害端末へ送らないこととしてもよい。また、CPU111は、会議室のセッションにおける会議データのヘッダ領域に含まれるデータの種類を特定する情報に応じて、障害端末へ会議データを送信するか否かを決定してもよい。
図11を参照して、第一送受信処理が行われている場合の議長端末の表示部126におけるメインウィンドウ20Aの具体例について説明する。本実施形態においては、障害端末のカメラ125にトラブルが生じているとする。この場合、図11に示すように、S66(図7参照)の処理において議長端末から送信された会議データに対応する資料21Aは、メインウィンドウ20Aの資料ウィンドウ21に表示されている。また前述したように、CPU111は、S63の処理において、サポート端末から送信された会議データを、議長端末へ送信してもよい。図11では、メインウィンドウ20Aにおいて、映像ウィンドウ22Cに、サポート端末から送信されたサポート端末の使用者13Cの映像が表示されている様子が示されている。また、前述したように、CPU111は、S65の処理において、障害端末から送信された会議データを、議長端末へ送信してもよい。しかし、本実施形態においては、障害端末のカメラ125にトラブルが生じているので、本来であれば映像ウィンドウ22Bに表示される障害端末の使用者13Bの映像が、メインウィンドウ20Aにおいては表示されていない。なお、会議室のセッションにおける会議データの音データと、サポートセッションにおける音データとの両方が議長端末を含む他の参加者の端末装置12へ送信されると、議長端末において複数の音データが重畳することで、円滑な進行会議の妨げになることがある。このような場合を鑑み、CPU111は、サポートセッションにおける会議データのヘッダ領域に含まれるデータの種類を特定する情報に応じて、サポートセッションにおける会議データを、議長端末を含む他の参加者の端末装置12へ送信するか否かを決定してもよい。
図12を参照して、第一送受信処理が行われている場合の障害端末の表示部126におけるメインウィンドウ20Bの具体例について説明する。S63の処理においてサポート端末から送信された会議データは、障害端末へ送信される。このため、図12に示すように、メインウィンドウ20Bにおいて、映像ウィンドウ22Cに、サポート端末から送信されたサポート端末の使用者13Cの映像が表示されている。又、S66の処理において、サポート端末及び障害端末以外の端末装置12である議長端末から送信された会議データに対応する資料21Aは、メインウィンドウ20Bの資料ウィンドウ21に表示されている。また、議長端末から送信された議長端末の使用者13Aの映像が、映像ウィンドウ22Aに表示されている。これにより、障害端末の使用者は、障害端末に生じている機器トラブルの解消のための通信をサポート端末と行いつつ、会議室のセッションにおいて送受信される会議データにも対応できる。なお、本実施形態においては、障害端末のカメラ125にトラブルが生じているので、本来であれば映像ウィンドウ22Bに表示される障害端末の使用者13Bの映像が、メインウィンドウ20Bにおいては表示されていない。
図13を参照して、第一送受信処理が行われている場合のサポート端末の表示部126におけるメインウィンドウ20Cの具体例について説明する。図11に示すメインウィンドウ20A及び図12に示すメインウィンドウ20Bにおいては資料ウィンドウ21に表示されていた議長端末から送信された会議データに対応する資料21Aは、図13に示すように、メインウィンドウ20Cでは表示されない。これは、S66の処理において、サポート端末及び障害端末以外の端末装置12である議長端末から送信された会議データは、サポート端末へ送信されないように規制されているためである。同様に、議長端末から会議管理サーバ装置11に対して送信されている議長端末の使用者13Aの映像に対応する映像データも、サポート端末には送信されないので、映像ウィンドウ22Aに議長端末の使用者13Aの映像は表示されない。このように、会議室のセッションにおける会議データは、サポート端末に送信されないので、会議室のセッションにおける会議データの秘匿性は保護される。
図13に示すように、メインウィンドウ20Cの資料ウィンドウ21には、サポート端末の使用者13Cが、リモートデスクトップの機能を利用して、障害端末のデスクトップを遠隔操作している様子が表示されている。より具体的には、サポート端末の使用者13Cが、障害端末のデスクトップを遠隔操作して、障害端末に接続されているカメラ125の設定を調整している様子が、メインウィンドウ20Cの資料ウィンドウ21に表示されている。サポート端末の使用者13は、リモートデスクトップの機能の他、音声又はチャット等の機能を利用して、サポート端末に接続されているカメラ125の設定の調整を試みることができる。
図3の説明に戻る。サポートセッションが確立されていない場合(S13:NO)、CPU111は、第二送受信処理を実行し(S15)、処理をS16の判断へ移行する。図8を参照して、第二送受信処理(S15、図3参照)について説明する。図8に示すように、第二送受信処理が開始されると、CPU111は、会議データを受信する(S71)。CPU111は、受信した会議データを、会議データの送信元以外の端末装置12へ送信し(S72)、処理をサポート処理(図3参照)へ戻す。これにより、会議室のセッションに会議接続する端末装置12は、相互に会議データを送受信できる。
図3の説明に戻る。CPU111は、サポート端末からサポート終了通知を受信しているか否かを判断する(S16)。サポート終了通知は、サポートセッションを終了することを会議管理サーバ装置11へ通知するために、サポート端末において作成されるコマンドである。サポート端末は、障害端末に生じていた機器トラブルが解消したこと等により、サポートセッションを終了する場合に、サポート終了通知を作成する。サポート端末は、作成したサポート終了通知を会議管理サーバ装置11へ送信する。サポート終了通知を受信していない場合(S16:NO)、CPU111は、処理をS11の判断へ戻す。サポート終了通知を受信した場合(S16:YES)、CPU111は、サポート終了処理を実行して(S17)、処理をS11の判断へ戻す。
図9を参照して、サポート終了処理(S17、図3参照)について説明する。サポート終了処理は、サポート端末からサポート終了通知を受信したことに応じて、CPU111がサポートセッションを終了するための処理である。CPU111は、記憶部114の会議テーブル40に登録されていたサポート端末のユーザID、端末装置ID、及び役割情報を、会議テーブル40から消去する(S81)。CPU111は、RAM113に記憶していたS43、S44及びS47(図5参照)における設定内容を消去する(S82)。CPU111は、サポート者の役割が消去されたサポート従事者の端末装置12Cとの会議接続を終了する(S83)。CPU111は、以降の会議室のセッションをサポート従事者の端末装置12Cとの間で確立させず、又、以降のサポートセッションを障害端末との間で実行しない。
CPU111は、サポート終了受信通知を議長端末へ送信する(S84)。サポート終了受信通知は、サポート端末からサポート終了通知を受信したこと、及びサポート端末のユーザID等の登録情報を会議テーブル40から削除し、サポートセッションを終了することを議長端末に通知するためのコマンドである。議長端末のCPU121がサポート終了通知を受信した場合、ポップアップ表示60として、図11(C)に示すサポート終了受信通知表示63が表示される。議長端末の使用者13Aである議長は、サポート終了受信通知表示63を視認することで、会議室のセッションへのサポート端末の会議接続が終了したことを把握できる。議長は、会議室のセッションにおいてサポートセッションが終了したことを把握しつつ、会議を円滑に進めることができる。
CPU111は、サポートセッションフラグを「OFF」にする(S85)。CPU111は、会議データの記録を終了する(S86)。サポートセッションにおいて障害端末に生じていた機器トラブルが解消されていれば、障害端末は、以降の会議室のセッションにおける会議データへ対応可能になっている。したがって、CPU111は、会議室のセッションにおけるサポートセッションの終了に応じて、以降の会議データの記録を終了する。その後CPU111は、処理をサポート処理(図3参照)へ戻す。なお、S85の処理において、サポートセッションフラグが「OFF」とされるので、以降のサポート処理(図3参照)のS13において、サポートセッションが確立されていないと判断されて(S13:NO)、S15の第二送受信処理が実行される(図8参照)。したがって、サポートセッションの終了後、機器トラブルが解消した端末装置12Bを含む端末装置12の相互間で会議データが送受信される。
以上説明したように、CPU111は、障害端末からサポート依頼通知を受信すると(S11)、サポート従事者の端末装置12Cに対してサポート参加要請を実行する(S24)。サポート従事者の端末装置12Cは、予め定められた端末装置12であり、且つ、会議室に参加していない端末装置12である。CPU111は、予め定められているサポート従事者の端末装置12CのユーザID、端末装置ID、及び役割情報を記憶部114の会議テーブル40に登録する。CPU111は、サポート応答通知を送信したサポート従事者の端末装置12Cの端末装置IDと、会議テーブル40に登録されている端末装置IDとを照合して認証し、認証が成功したサポート端末と通信を行い会議接続の処理を実行する(S28)。CPU111は、障害端末とサポート端末との間にサポートセッションが確立していることを示すサポートセッションフラグを「ON」にする(S32)。サポートセッションが確立されていることに応じて(S13:YES)、CPU111は、第一送受信処理を実行する(S14)。第一送受信処理では、議長端末をはじめとした会議参加者の端末装置12から送信された会議データは、サポート端末へ送信されない。一方、CPU111は、第一送受信処理において、サポート端末と障害端末との相互通信を確保している(図7参照)。したがって、会議管理サーバ装置11は、サポート端末に送信すべきでない秘匿性を有する情報についてはサポート端末へ送信せず、且つ、サポート端末に障害端末の機器トラブルに適切に対処させることができる。
CPU111は、第一送受信処理において、サポート設定処理(図5参照)のS43、S44、S47で設定された通信設定で会議データの送受信を行う。障害端末とサポート端末とは、S43、S44、S47における設定によって制限されていない範囲で、音声、映像、チャット、録画、リモートデスクトップの各機能を用いて、サポートセッションにおける会議データを相互に送受信できる。特に、会議管理サーバ装置11は、サポート端末と障害端末との相互間通信において「音声」の機能を用いることができる場合、サポート端末の使用者13Cに対して、障害端末の機器トラブルに適切に対処させることができる。
CPU111は、サポート端末からサポート終了通知を受信した場合(S16:YES)、サポート端末のユーザID、端末装置ID、及び役割情報の登録を、会議テーブル40から消去する(S81)。CPU111は、サポート者の役割が消去されたサポート従事者の端末装置12Cとの会議接続を終了する(S83)。CPU111は、サポートセッションフラグを「OFF」にする(S85)。これによって、以降のサポート処理のS13の判断処理において、サポートセッションが確立されていないと判断されて(S13:NO)、S15の第二送受信処理が実行される(図8参照)。したがって、会議管理サーバ装置11は、サポートセッションの終了後、機器トラブルが解消した端末装置12Bを含めて、端末装置12の相互間で会議データを送受信させることで、会議室のセッションを円滑に進行できる。
会議室のセッションにおいてサポートセッションが確立されている場合、障害端末の使用者13Bは、サポート端末の使用者13Cと、機器トラブル解消のための各種通信を行う。この場合、障害端末の使用者13Bは、会議室のセッションにおいて送受信される会議データへの対応が疎かになる可能性がある。CPU111は、サポートセッションの確立に応じて、会議データの記録を開始する(S33)。又、CPU111は、サポートセッションフラグを「OFF」にしたことに応じて(S85)、会議データの記録を終了する(S86)。したがって、障害端末の使用者13Bは、例えば会議室のセッションの終了後等に、記憶部114に記憶された会議データの記録にアクセスすることで、会議データの内容を把握できる。
CPU111は、サポート従事者の端末装置12Cからサポート応答通知を受信したことに応じて(S25)、サポート者登録通知を議長端末へ送信する(S29)。又、CPU111は、サポート従事者の端末装置12Cからサポート終了通知を受信したことに応じて(S16:YES)、サポート終了受信通知を議長端末へ送信する(S84)。議長端末のCPU121がサポート者登録通知を受信した場合、メインウィンドウ20Aにサポート者登録通知表示62(図11(B)参照)が表示される。議長端末のCPU121がサポート終了受信通知を受信した場合、メインウィンドウ20Aにサポート終了受信通知表示63(図11(C)参照)が表示される。議長端末の使用者13A(議長)は、サポート者登録通知表示62又はサポート終了受信通知表示63を視認することで、会議室のセッションにサポート端末が会議接続したこと、又はサポート端末によるサポートセッションが終了したことを把握できる。このようにして、会議管理サーバ装置11は、会議室のセッションにおいて実行可能な機能が参加者の中で最も多く設定されている、特定の権限を有する議長の使用する端末装置12Aにサポート端末によるサポートの進捗を把握させることができる。したがって、議長は、会議室のセッションを円滑に進行することができる。
本実施形態において、障害端末が会議管理サーバ装置11へ送信するサポート依頼通知には、障害端末の端末装置ID及び機器情報が含まれている。障害端末の端末装置IDは、障害端末を識別する識別情報である。障害端末の機器情報は、障害端末のOSの種別等を特定可能な情報である。CPU111は、サポート参加要請を実行することで、障害端末の端末装置ID及び機器情報を、サポート従事者の端末装置12Cへ送信する。又、CPU111は、障害端末から障害アンケート回答を受信する(S45)。障害アンケート回答は、障害端末において発生している機器トラブルの種類を特定する情報を含む。CPU111は、受信した障害アンケート回答をサポート端末へ送信する(S55)。サポート端末は、会議管理サーバ装置11から送信される障害端末に生じている機器トラブルに対処するために必要なこれらの情報を受信する。したがって、サポート端末の使用者13Cは、障害端末を端末装置12のうちから識別し、障害端末の機器情報を特定した上で、障害アンケート回答に基づいて、障害端末の機器トラブルに対処できる。
CPU111は、第一送受信処理における障害端末とサポート端末との間の通信を、サポート設定処理(図5参照)のS43、S44及びS47における設定内容に基づいて行う。このため、障害端末がPCであるか否かに応じて、又、障害端末において発生している機器トラブルの種類に応じて、障害端末とサポート端末とを通信させることができる。したがって、会議管理サーバ装置11は、遠隔会議システム1は、サポート端末に、障害端末に生じている機器トラブルに適切に対処させることができる。
上記実施形態において、ネットワーク14が、本発明の「ネットワーク」に相当する。会議管理サーバ装置11が、本発明の「会議管理サーバ装置」に相当する。障害端末(端末装置12B)が、本発明の「第一端末装置」に相当する。S11の処理において障害端末(端末装置12B)から送信されるサポート依頼通知が、本発明の「第一情報」に相当する。記憶部114が、本発明の「記憶装置」に相当する。S24の処理においてサポート従事者の端末装置12Cへ送信される電子メールが、本発明の「第一要求」に相当する。サポート従事者の端末装置12Cが、本発明の「第二端末装置」に相当する。サポート端末(端末装置12C)が、本発明の「登録第二端末装置」に相当する。議長端末(端末装置12A)が、本発明の「第三端末装置」「特定端末装置」に相当する。図7に示す第一送受信処理が、本発明の「第一送受信処理」に相当する。図8に示す第二送受信処理が、本発明の「第二送受信処理」に相当する。S11の処理が、本発明の「第一受信ステップ」に相当する。S24の処理が、本発明の「第一送信ステップ」に相当する。S25の処理が、本発明の「第二受信ステップ」に相当する。S26の処理が、本発明の「設定ステップ」に相当する。S32の処理が、本発明の「開始ステップ」に相当する。
S16の処理が、本発明の「第三受信ステップ」に相当する。S81の処理が、本発明の「消去ステップ」に相当する。S85の処理が、本発明の「変更ステップ」に相当する。S33の処理が、本発明の「記録開始ステップ」に相当する。S86の処理が、本発明の「記録終了ステップ」に相当する。S29及びS84の処理が、本発明の「通知ステップ」に相当する。S52の処理が、本発明の「第四受信ステップ」に相当する。S55の処理が、本発明の「第二送信ステップ」に相当する。S43、S44、S47の処理が、本発明の「決定ステップ」に相当する。S61の処理が、本発明の「会議データ受信ステップ」に相当する。S62及びS64の処理が、本発明の「送信先特定ステップ」に相当する。S63、S65及びS66の処理が、本発明の「会議データ送信ステップ」に相当する。
S11の処理を実行するCPU111が、本発明の「第一受信手段」として機能する。S24の処理を実行するCPU111が、本発明の「第一送信手段」として機能する。S25の処理を実行するCPU111が、本発明の「第二受信手段」として機能する。S26の処理を実行するCPU111が、本発明の「設定手段」として機能する。S32の処理を実行するCPU111が、本発明の「開始手段」として機能する。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。上記実施形態では、CPU111は、S26の処理において、サポート従事者の端末装置12CのユーザID、端末装置ID、及び「サポート者」の役割情報を、対応する会議室IDに対応付けて会議テーブル40に登録している。S26では、サポート従事者の端末装置12Cがサポート端末として会議室への参加が、遠隔会議システム1に許可されるための処理が行われればよい。したがって、サポート従事者の端末装置12CのユーザID、端末装置ID、及び役割情報が、必ずしも会議テーブル40に登録されなくてもよい。また、会議接続のための端末装置12の認証は、必ずしも会議テーブル40に基づいて行われなくてもよく、会議テーブル40自体が、遠隔会議システム1において存在しなくてもよい。
S81では、会議室のセッションに参加していたサポート端末の会議接続を解除して、サポート端末を会議室から退出させるための処理が行われれば良い。言い換えると、サポート端末が、サポート端末として会議接続する前と同様の、会議室に参加しておらず、且つ、会議室に参加していない端末装置12としての位置づけに戻される処理が行われれば良い。このため、サポート端末の会議接続を解除するための処理として、会議テーブル40に登録されていたサポート端末のユーザID、端末装置ID、及び役割情報を、会議テーブル40から消去する処理が必ずしも行われなくてもよい。
上記実施形態では、S11において障害端末からCPU111が受信するサポート依頼通知には、障害端末の端末装置ID及び機器情報が含められている。サポート依頼通知は、必ずしも障害端末の端末装置ID及び機器情報を含んでいなくてもよい。例えば、サポート依頼通知は、遠隔会議システム1にトラブルの解決のためのサポートを依頼することのみを、まず会議管理サーバ装置11へ通知してもよい。その後、サポート依頼通知とは異なるタイミングで障害端末の端末装置ID及び機器情報が障害端末から送信されて、送信された障害端末の端末装置ID及び機器情報をCPU111が受信する構成であってもよい。この場合、会議管理サーバ装置11は、上記実施形態における障害アンケート回答と同様のアンケート形式で、障害端末の端末装置ID及び機器情報を受信してもよい。
上記実施形態では、CPU111は、S11において障害端末からサポート依頼通知を受信し、S45及びS52において障害端末から障害アンケート回答を受信している。即ち、CPU111は、サポート依頼通知と、障害アンケート回答とを、異なるタイミングで障害端末から受信しているが、サポート依頼通知と障害アンケート回答とを同じタイミングで受信してもよい。例えば、S11において障害端末からCPU111が受信するサポート依頼通知に、障害アンケート回答が含められていてもよい。例えば、端末装置12がサポート依頼通知を作成する場合、障害アンケート画面50が表示部126に表示されて使用者13に所定の回答を要求するように会議アプリケーションが構成されていてもよい。そして、会議アプリケーションは、得られた障害アンケート回答を含めてサポート依頼通知を送信するように構成されていてもよい。
上記実施形態では、CPU111は、S23においてサポート依頼受信通知を、S29においてサポート者登録通知を、S84においてサポート終了受信通知を、議長端末へそれぞれ送信している。これらの各通知の全てが議長端末へ送信される必要はなく、会議管理サーバ装置11は、これらの通知のうち、議長端末へ送信する通知を適宜選択してよい。上記実施形態では、会議室の参加者のうち、議長の使用する議長端末に対して上記の各通知が送信されているが、例えば、「発表者」等、議長以外の使用者13の使用する端末装置12へ上記の各通知が送信されてもよい。また、障害端末及びサポート端末を含む会議室の全ての参加者の使用する端末装置12へ、上記の各通知が送信されてもよい。
又、上記実施形態では、上記の各通知の受信に応じて、議長端末のメインウィンドウ20Aに、図11(A)〜(C)に示すサポート依頼受信通知表示61、サポート者登録通知表示62及びサポート終了受信通知表示63のいずれかが表示される。サポート依頼受信通知表示61、サポート者登録通知表示62及びサポート終了受信通知表示63に表示される情報は、図11の例に限られない。例えば、CPU111は、S23においてサポート依頼受信通知を議長端末へ送信する際に、障害端末の端末装置ID等を合わせて送信してもよい。この場合、議長端末のCPU121は、メインウィンドウ20Aに表示されるサポート依頼受信通知表示61に、障害端末の端末装置IDに基づく情報を付加することが可能となる。同様に、CPU111は、S29においてサポート者登録通知を議長端末へ送信する際に、障害端末の端末装置ID及びサポート端末の端末装置IDを合わせて送信してもよい。この場合、議長端末のCPU121は、メインウィンドウ20Aに表示されるサポート者登録通知表示62に、いずれの端末装置12がサポートセッションを開始したのかを表示させることが可能となる。
上記実施形態では、議長端末とは異なる端末装置12である障害端末に機器トラブルが生じた例について説明している。例えば、議長端末に機器トラブルが生じた場合には、議長端末とサポート端末との間にサポートセッションが確立されてよい。この場合、第一送受信処理(図7参照)において、サポート端末から送信された会議データは、議長端末へ送信される(S62:YES、S63)。又、議長端末から送信された会議データは、サポート端末へ送信される(S64:YES、S65)。又、議長端末及びサポート端末を除く他の参加者の端末装置12から送信された会議データは、サポート端末以外の端末装置12へ送信される(S66)。
1 遠隔会議システム
11 会議管理サーバ装置
12 端末装置
12A 端末装置(議長端末)
12B 端末装置(障害端末)
12C 端末装置(サポート端末)
111 CPU
114 記憶部

Claims (9)

  1. ネットワークを介して複数の端末装置の相互間で画像データ又は音データを含む会議データが送受信されることによって実行される遠隔会議を管理する会議管理サーバ装置のコンピュータに、
    前記遠隔会議に参加している第一端末装置から、前記第一端末装置を識別する第一識別情報、及び前記第一端末装置において前記遠隔会議への参加に障害が生じている状態であること示す状態情報を含む第一情報を受信する第一受信ステップと、
    前記第一情報を伴う第一要求を、予め定められた端末装置であって、前記遠隔会議に参加していない第二端末装置に送信する第一送信ステップと、
    前記第二端末装置から前記第一要求に応じる第一応答を受信する第二受信ステップと、
    前記第一応答の受信に応じて前記第二端末装置を前記遠隔会議への参加が登録された登録第二端末装置に設定する設定ステップと、
    前記登録第二端末装置が設定されたことに応じて、前記第一端末装置から受信した第一会議データを前記登録第二端末装置に送信し、前記登録第二端末装置から受信した第二会議データを前記第一端末装置に送信し、前記遠隔会議に参加している第三端末装置から受信した第三会議データを前記登録第二端末装置に送信しない第一送受信処理を開始する開始ステップと
    を実行させる管理プログラム。
  2. 前記開始ステップは、前記第一送受信処理において、前記第一会議データの音データである第一音データを前記登録第二端末装置に送信し、前記第二会議データの音データである第二音データを前記第一端末装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の管理プログラム。
  3. 前記登録第二端末装置から前記第一送受信処理の終了を要求する第二要求を受信する第三受信ステップと、
    前記第二要求の受信に応じて前記登録第二端末装置の前記遠隔会議への参加登録設定を消去する消去ステップと、
    前記登録第二端末装置の参加登録設定が消去されたことに応じて、前記第一送受信処理を、前記第一会議データを前記第三端末装置へ送信するとともに前記第三会議データを前記第一端末装置へ送信する第二送受信処理に変更する変更ステップとを実行させることを特徴とする請求項1又は2に記載の管理プログラム。
  4. 前記開始ステップにおいて前記第一送受信処理が開始されたことに応じて、記憶装置への前記第三会議データの記憶を開始する記録開始ステップと、
    前記変更ステップにおいて前記第一送受信処理が前記第二送受信処理に変更されたことに応じて、前記記憶装置への前記第三会議データの記憶を終了する記録終了ステップとを実行させることを特徴とする請求項3に記載の管理プログラム。
  5. 前記第二端末装置から前記第一応答を受信した場合、及び前記登録第二端末装置から前記第二要求を受信した場合、前記第三端末装置のうち前記遠隔会議において最上位の権限である特定の権限を有する特定端末装置に所定の通知を送信する通知ステップを実行させることを特徴とする請求項3又は4に記載の管理プログラム。
  6. 前記第一端末装置において発生している障害の内容を示す障害情報を受信する第四受信ステップと、
    前記障害情報を前記登録第二端末装置に送信する第二送信ステップとを実行させることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の管理プログラム。
  7. 前記第一識別情報は、前記第一端末装置の機器を特定する機器情報を含み、
    前記機器情報及び前記障害情報の少なくとも何れかに基づいて前記第一送受信処理における前記登録第二端末装置への前記第一会議データの送信態様及び前記第一端末装置への前記第二会議データの送信態様を決定する決定ステップを実行させ、
    前記開始ステップは、前記決定ステップで決定された送信態様に応じた前記第一送受信処理を開始することを特徴とする請求項6に記載の管理プログラム。
  8. ネットワークを介して複数の端末装置の相互間で画像データ又は音データを含む会議データが送受信されるによって実行される遠隔会議の会議管理方法であって、
    前記遠隔会議に参加している第一端末装置から、前記第一端末装置を識別する第一識別情報、及び前記第一端末装置における前記遠隔会議への参加状態を示す状態情報を含む第一情報を受信する第一受信ステップと、
    前記第一情報を伴う第一要求を、予め定められた端末装置であって、前記遠隔会議に参加していない第二端末装置に送信する第一送信ステップと、
    前記第二端末装置から前記第一要求に応じる第一応答を受信する第二受信ステップと、
    前記第一応答の受信に応じて前記第二端末装置を前記遠隔会議への参加が登録された登録第二端末装置に設定する設定ステップと、
    前記登録第二端末装置が設定されたことに応じて、前記会議データを受信する会議データ受信ステップと、
    前記会議データ受信ステップにおいて受信された前記会議データに含まれる情報に基づいて、前記会議データの送信先を特定する送信先特定ステップであって、
    前記会議データに前記第一識別情報が含まれる場合、前記第二端末装置を前記送信先に特定し、
    前記会議データに前記第二端末装置を識別する第二識別情報が含まれる場合、前記第一端末装置を前記送信先に特定し、
    前記会議データに前記遠隔会議に参加している第三端末装置を識別する第三識別情報が含まれる場合、前記第二端末装置を除く前記複数の端末装置のうち少なくとも一部を前記送信先に特定する送信先特定ステップと、
    前記送信先特定ステップにおいて特定された前記送信先に前記会議データを送信する会議データ送信ステップと
    を備えたことを特徴とする会議管理方法。
  9. ネットワークを介して複数の端末装置の相互間で画像データ又は音データを含む会議データが送受信されるによって実行される遠隔会議を管理する会議管理サーバ装置であって、
    前記遠隔会議に参加している第一端末装置から、前記第一端末装置を識別する第一識別情報、及び前記第一端末装置における前記遠隔会議への参加状態を示す状態情報を含む第一情報を受信する第一受信手段と、
    前記第一情報を伴う第一要求を、予め定められた端末装置であって、前記遠隔会議に参加していない第二端末装置に送信する第一送信手段と、
    前記第二端末装置から前記第一要求に応じる第一応答を受信する第二受信手段と、
    前記第一応答の受信に応じて前記第二端末装置を前記遠隔会議への参加が登録された登録第二端末装置に設定する設定手段と、
    前記登録第二端末装置が設定されたことに応じて、前記第一端末装置から受信した第一会議データを前記登録第二端末装置に送信し、前記登録第二端末装置から受信した第二会議データを前記第一端末装置に送信し、前記遠隔会議に参加している第三端末装置から受信した第三会議データを前記第二端末装置に送信しない第一送受信処理を開始する開始手段と
    を備えたことを特徴とする会議管理サーバ装置。
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