JP2016192699A - 通信システム、基地局及び遅延管理装置 - Google Patents
通信システム、基地局及び遅延管理装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】基地局装置は、他の基地局と時刻同期し、ケーブルを介した基地局装置とアンテナとの間の伝送遅延時間を少なくとも含む遅延情報を取得し、通信網を介して遅延管理装置へ遅延情報を送信し遅延管理装置からデータの同期送信の送信設定時刻に加算されるオフセット値を受信し、送信設定時刻にオフセット値を加算した送信時刻に通信端末装置に対するデータの同期送信を開始する。遅延管理装置は、通信網を介して複数の基地局それぞれから遅延情報を受信し、遅延情報と予め設定された基準遅延時間とに基づいて、複数の基地局それぞれについてオフセット値を計算し、通信網を介して複数の基地局それぞれへオフセット値を送信する。
【選択図】図5
Description
また、前記各態様の通信システムにおいて、前記基地局は、前記基地局装置と前記アンテナとの間に中継器を備え、前記遅延情報は、前記中継器内の機器遅延を含んでもよい。
また、前記各態様の通信システムにおいて、前記複数の基地局が、互いにセルが隣接する第1の基地局及び第2の基地局である場合、前記遅延情報は、第1の基地局のアンテナ及び第2の基地局のアンテナそれぞれからセル境界までの伝搬遅延時間を含んでもよい。
また、前記各態様の通信システムにおいて、前記複数の基地局が、階層セル構造の上位に位置する第1の基地局及び下位に位置する第2の基地局である場合、前記遅延情報は、第1の基地局のアンテナから第2の基地局のセル境界までの伝搬遅延時間と、第2の基地局のアンテナから第2の基地局のセル境界までの伝搬遅延時間とを含んでもよい。
まず、本発明を適用可能な移動通信システムの全体構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態(以下「実施形態1」という。)に係る複数の基地局が配置された移動通信システムの概略構成を示す説明図である。図1において、本実施形態の移動通信システムは、LTE(Long Term Evolution)/LTE−Advancedの標準仕様に準拠したセルラー方式の通信システムであり、第1の基地局BS1の無線通信エリアである第1のセルA1と、第2の基地局BS2の第2のセルA2とが互いに隣接している例である。
(1)予め設定された基準遅延時間τなどの定数情報を記憶する手段(定数情報記憶部)。
(2)複数の基地局BSそれぞれのケーブルを介した基地局装置11とアンテナ12との間の伝送遅延時間又はその伝送遅延時間の計算に用いられるケーブル16の長さ(以下、適宜「ケーブル長」と略す。)Lfを少なくとも含む遅延情報を記憶する手段(遅延情報記憶部)。
(3)複数の基地局BSそれぞれについてオフセット値Δtを計算する手段(オフセット値計算部)。
(4)パケットネットワーク60を介して複数の基地局BSそれぞれにオフセット値Δtを送信する手段(オフセット値送信部)
(5)パケットネットワーク60を介して複数の基地局BSそれぞれから遅延情報を受信する手段(遅延情報受信部)。
(6)外部装置との通信やオペレータ操作などにより定数情報を取得する手段(定数情報取得部)。
図1においてセルA1及びセルA2で同一周波数帯域が使用される場合、セル境界のエリアにおいて干渉が生じるため、その適用効果を最大化するためには干渉を制御することが必要となる。この干渉制御方法としては、LTE−Advanced標準のeICIC(enhanced Inter-Cell Interference Coordination)技術が有効である。
(1)各基地局BSの基地局装置は時刻同期している。そして、各基地局BSの基地局装置が送信処理を開始する送信設定時刻tから、信号がアンテナに到達するまでの時間を基準遅延時間τとして決定する。
(2)基準遅延時間τと、同期送信を行う複数の基地局BSそれぞれのケーブル16を介した基地局装置11とアンテナ12との間の遅延情報より得られる遅延時間ΔTとに基づいて、各基地局BSの基地局装置において送信設定時刻tに加算されるオフセット値Δtを計算する。なお、遅延情報は、基地局装置11とアンテナ12との間に設置されるケーブルの長さや、基地局装置11とアンテナ12との間に設置される機器の機器遅延の少なくとも1つを含んでいる。
(3)各基地局BSの基地局装置は時刻同期した送信設定時刻tからオフセット値Δtだけ遅れて信号を送信する。そして、この信号はさらに遅延時間ΔTだけ遅れてアンテナ12に到達する。各基地局BSで基準遅延時間τ=Δt+ΔTが一定となるようにオフセット値Δtを設定したため、全基地局で信号は同時にアンテナ12に到達し、同時にアンテナ12から信号が送信される。
図12において、各基地局BSiの基地局装置11は、時刻同期部131によりGPSアンテナ15で受信したGPS信号に基づいて基地局間の時刻同期処理を実施し(S301)、送信処理を開始する送信設定時刻tの情報を取得して送信時刻記憶部133に記憶する(S302)。次に、オフセット値記憶部142が記憶しているオフセット値Δtiに基づいて送信設定時刻tを補正した送信補正時刻ti’(=t+Δti)を決定し(S303)、送信時刻記憶部133に記憶させる。基地局装置11は、時刻同期されたクロックの出力に基づいて、本来の送信処理を開始する送信設定時刻tからΔtiだけ送信時刻を遅らせた送信補正時刻ti’が到来したタイミングで実際の送信処理を開始する(S304、S305)。
特に実施形態1では、各基地局のオフセット値を遅延管理装置で計算して管理しているので、各基地局の基地局装置における負荷を抑えることができる。
次に、本発明の第2の実施形態(以下「実施形態2」という。)について説明する。
図13は、本実施形態2に係る移動通信システムにおける基地局BS1,BS2間の同期送信タイミングの調整を行う方法の一例を示す説明図である。本実施形態1の移動通信システムでは、各基地局からセル境界までの距離が等しい場合を想定しており、各基地局のアンテナ12における送信時刻が同期していれば、各基地局から送信された信号がセル境界の通信端末装置に到達する時刻のずれを許容範囲以下にすることは容易であった。本実施形態2の移動通信システムでは、各基地局からセル境界までの距離が異なる場合を想定しており、各基地局BSの基地局装置が送信処理を開始する送信設定時刻tから、信号がユーザ端末装置UEに到達するまでの時間を基準遅延時間τとして、実施形態1における機器遅延Δτi及び伝送遅延時間Lfi/Cfに加えて、アンテナ12からユーザ端末装置UEが位置するセル境界までの3次元的な距離の伝搬遅延時間をさらに考慮して、各基地局から送信された信号がセル境界の通信端末装置に到達する時刻のずれを許容範囲以下にする調整を行っている。
なお、本実施形態2では、上記実施形態1と相違する部分について説明し、実施形態1と共通する部分については説明を省略する。また、本実施形態2における同期送信タイミングの調整方法は上記実施形態1の通信システムだけでなく後述の実施形態4〜6にも同様に適用できる。
次に、本発明の第3の実施形態(以下「実施形態3」という。)について説明する。
図16は、本実施形態3に係る移動通信システムにおける基地局BS1,BS2間の同期送信タイミングの調整を行う方法の一例を示す説明図である。なお、図16において、上記実施形態2の図13と共通する部分については同じ符号を付している。また、本実施形態3における同期送信タイミングの調整方法は上記実施形態1の通信システムだけでなく後述の実施形態4〜6にも同様に適用できる。
次に、本発明の第4の実施形態(以下「実施形態4」という。)について説明する。
図17及び図18はそれぞれ、本実施形態4に係る移動通信システムにおける基地局BSi及び遅延管理装置50の一例を示す機能ブロック図である。本実施形態4では、基地局BSiの機器遅延、ケーブル長、伝送遅延時間、伝搬距離等の遅延情報を、その基地局BSiの基地局装置11内に記憶するとともに、その基地局装置11でオフセット値を計算している。なお、図17及び図18において、上記実施形態1の図8、図9と共通する部分については同じ符号を付し、それらの説明を省略する。
図19において、遅延管理装置50の基準遅延時間取得部506により新たな基準遅延時間τが取得される(S501)と、基準遅延時間記憶部507に記憶されている基準遅延時間τが新たな基準遅延時間τに更新される(S502)。次に、基準遅延時間送信部508により、パケットネットワーク60を介して全基地局に、基準遅延時間記憶部507に記憶されている新たな基準遅延時間τが送信される(S503)。基地局BSiの基地局装置11は、遅延管理装置50から送信された基準遅延時間τを基準遅延時間受信部146で受信し(S504)、基準遅延時間記憶部147に記憶させる。次に、オフセット値計算部150により、基準遅延時間記憶部147に記憶されている基準遅延情報τと、遅延情報記憶部144に記憶されている当該基地局BSiの遅延情報と、定数情報記憶部149に記憶されている定数情報とに基づいて、当該基地局BSiのオフセット値Δtiを計算する(S505)。新たに計算された基地局BSiのオフセット値Δtiは、オフセット値記憶部151に上書きされて更新される(S506)。
特に実施形態4では、各基地局において、基地局の遅延情報をその基地局装置内に保持し、その遅延情報を用いてオフセット値を計算しているので、遅延情報の送受信が不要になり通信負荷を抑えることができる。
次に、本発明の第5の実施形態(以下「実施形態5」という。)について説明する。
図21及び図22はそれぞれ、本実施形態5に係る移動通信システムにおける基地局BSi及び遅延管理装置50の一例を示す機能ブロック図である。本実施形態4では、各基地局BSiの機器遅延、ケーブル長、伝送遅延時間、伝搬距離等の遅延情報が遅延管理装置50で管理され、各基地局BSiのオフセット値Δtiは遅延管理装置50で算出されて各基地局BSiに通知される。なお、図21及び図22において、上記実施形態1の図8及び図9並びに上記実施形態4の図17及び図18と共通する部分については同じ符号を付し、それらの説明を省略する。
特に実施形態5では、遅延管理装置において、各基地局の遅延情報を取得して管理し、その遅延情報を用いてオフセット値を計算しているので、遅延情報の取得・管理処理及びオフセット値の計算処理に起因した各基地局における負荷を抑えることができる。
次に、本発明の第6の実施形態(以下「実施形態6」という。)について説明する。
図24及び図25はそれぞれ、本実施形態6に係る移動通信システムにおける基地局BSi及び遅延管理装置50の一例を示す機能ブロック図である。本実施形態6では、各基地局BSiの機器遅延、ケーブル長、伝送遅延時間、伝搬距離等の遅延情報が遅延管理装置50で管理され各基地局BSiに通知される。各基地局BSiのオフセット値Δtiは遅延管理装置50から受信した遅延情報と基準遅延時間τとに基づいて各基地局BSiで計算される。なお、図24及び図25において、上記実施形態1の図8及び図9、上記実施形態4の図17及び図18並びに上記実施形態5の図21及び図23と共通する部分については同じ符号を付し、それらの説明を省略する。
特に実施形態6では、遅延管理装置において各基地局の遅延情報を取得して管理しているので、遅延情報の取得・管理処理に起因した各基地局における負荷を抑えることができる。
A(A1,A2) セル
UE ユーザ端末装置(移動機、移動局)
11 基地局装置
12 アンテナ
13 基地局装置本体
14 送信タイミング調整部
15 GPSアンテナ
16 ケーブル
17 中継器
50 遅延管理装置
60 パケットネットワーク
131 時刻同期部
132 同期送信部
133 送信時刻記憶部
141 オフセット値受信部
142 オフセット値記憶部
143 遅延情報取得部
144 遅延情報記憶部
145 遅延情報送信部
146 基準遅延時間受信部
147 基準遅延時間記憶部
148 定数情報取得部
149 定数情報記憶部
150 オフセット値計算部
151 オフセット値記憶部
152 遅延情報受信部
500 定数情報取得部
501 遅延情報受信部
502 定収情報記憶部
503 遅延情報データベース(DB)部
504 オフセット値計算部
505 オフセット値送信部
506 基準遅延時間取得部
507 基準遅延時間記憶部
508 基準遅延時間送信部
509 情報取得部
510 遅延情報送信部
Claims (18)
- タイミングを合わせて通信端末装置にデータを同期送信する複数の基地局を備える通信システムであって、
遅延管理装置と、前記複数の基地局と前記遅延管理装置とが通信するための通信網と、を更に備え、
前記複数の基地局はそれぞれ、基地局装置と、アンテナと、前記基地局装置と前記アンテナとを接続するケーブルと、を備え、
前記基地局装置は、
他の基地局と時刻同期をするための時刻同期部と、
前記ケーブルを介した当該基地局装置と前記アンテナとの間の伝送遅延時間又はその伝送遅延時間の計算に用いる前記ケーブルの長さを少なくとも含む遅延情報を取得する遅延情報取得部と、
前記通信網を介して前記遅延管理装置へ前記遅延情報を送信する遅延情報送信部と、
前記通信網を介して前記遅延管理装置から、前記データの同期送信の送信設定時刻に加算されるオフセット値を受信するオフセット値受信部と、
前記遅延情報と前記オフセット値とを記憶する記憶部と、
前記送信設定時刻に前記オフセット値を加算した送信時刻に通信端末装置に対するデータの同期送信を開始する同期送信部と、を備え、
前記遅延管理装置は、
前記通信網を介して前記複数の基地局それぞれから前記遅延情報を受信する遅延情報受信部と、
前記遅延情報と予め設定された基準遅延時間とに基づいて、前記複数の基地局それぞれについて前記オフセット値を計算するオフセット値計算部と、
前記遅延情報と前記基準遅延時間とを記憶する記憶部と、
前記通信網を介して前記複数の基地局それぞれへ前記オフセット値を送信するオフセット値送信部と、を備えることを特徴とする通信システム。 - タイミングを合わせて通信端末装置にデータを同期送信する複数の基地局を備える通信システムであって、
遅延管理装置と、前記複数の基地局と前記遅延管理装置とが通信するための通信網と、を更に備え、
前記複数の基地局はそれぞれ、基地局装置と、アンテナと、前記基地局装置と前記アンテナとを接続するケーブルと、を備え、
前記基地局装置は、
他の基地局と時刻同期をするための時刻同期部と、
前記ケーブルを介した当該基地局装置と前記アンテナとの間の伝送遅延時間又はその伝送遅延時間の計算に用いる前記ケーブルの長さを少なくとも含む遅延情報を取得する遅延情報取得部と、
前記通信網を介して前記遅延管理装置から、予め設定された基準遅延時間を受信する基準遅延時間受信部と、
前記遅延情報と前記基準遅延時間とに基づいて、前記データの同期送信の送信設定時刻に加算されるオフセット値を計算するオフセット値計算部と、
前記遅延情報と前記基準遅延時間と前記オフセット値とを記憶する記憶部と、
前記送信設定時刻に前記オフセット値を加算した送信時刻に通信端末装置に対するデータの同期送信を開始する同期送信部と、を備え、
前記遅延管理装置は、
前記基準遅延時間を記憶する記憶部と、
前記通信網を介して前記複数の基地局それぞれへ前記基準遅延時間を送信する基準遅延時間送信部と、を備えることを特徴とする通信システム。 - タイミングを合わせて通信端末装置にデータを同期送信する複数の基地局を備える通信システムであって、
遅延管理装置と、前記複数の基地局と前記遅延管理装置とが通信するための通信網と、を更に備え、
前記複数の基地局はそれぞれ、基地局装置と、アンテナと、前記基地局装置と前記アンテナとを接続するケーブルと、を備え、
前記基地局装置は、
他の基地局と時刻同期をするための時刻同期部と、
前記通信網を介して前記遅延管理装置から、前記データの同期送信の送信設定時刻に加算されるオフセット値を受信するオフセット値受信部と、
前記オフセット値を記憶する記憶部と、
前記送信設定時刻に前記オフセット値を加算した送信時刻に通信端末装置に対するデータの同期送信を開始する同期送信部と、を備え、
前記遅延管理装置は、
前記複数の基地局それぞれについて、前記ケーブルを介した当該基地局装置と前記アンテナとの間の伝送遅延時間又はその伝送遅延時間の計算に用いる前記ケーブルの長さを少なくとも含む遅延情報を取得する遅延情報取得部と、
前記複数の基地局それぞれについて、前記遅延情報と予め設定された基準遅延時間とに基づいて前記オフセット値を計算するオフセット値計算部と、
前記遅延情報と前記基準遅延時間とを記憶する記憶部と、
前記通信網を介して前記複数の基地局それぞれへ前記オフセット値を送信するオフセット値送信部と、を備えることを特徴とする通信システム。 - タイミングを合わせて通信端末装置にデータを同期送信する複数の基地局を備える通信システムであって、
遅延管理装置と、前記複数の基地局と前記遅延管理装置とが通信するための通信網と、を更に備え、
前記複数の基地局はそれぞれ、基地局装置と、アンテナと、前記基地局装置と前記アンテナとを接続するケーブルと、を備え、
前記基地局装置は、
他の基地局と時刻同期をするための時刻同期部と、
前記ケーブルを介した当該基地局装置と前記アンテナとの間の伝送遅延時間又はその伝送遅延時間の計算に用いる前記ケーブルの長さを少なくとも含む遅延情報を、前記通信網を介して前記遅延管理装置から受信する遅延情報受信部と、
前記通信網を介して前記遅延管理装置から、予め設定された基準遅延時間を受信する基準遅延時間受信部と、
前記遅延情報と前記基準遅延時間とに基づいて、前記データの同期送信の送信設定時刻に加算されるオフセット値を計算するオフセット値計算部と、
前記遅延情報と前記基準遅延時間と前記オフセット値とを記憶する記憶部と、
前記送信設定時刻に前記オフセット値を加算した送信時刻に通信端末装置に対するデータの同期送信を開始する同期送信部と、を備え、
前記遅延管理装置は、
前記基準遅延時間と前記複数の基地局それぞれに対応する前記遅延情報とを記憶する記憶部と、
前記通信網を介して前記複数の基地局それぞれへ前記基準遅延時間を送信する基準遅延時間送信部と、
前記通信網を介して前記複数の基地局それぞれへ該基地局の前記遅延情報を送信する遅延情報送信部と、を備えることを特徴とする通信システム。 - 請求項1乃至4のいずれかの通信システムにおいて、
前記遅延情報は、前記基地局の基地局装置内の機器遅延を含むことを特徴とする通信システム。 - 請求項1乃至5のいずれかの通信システムにおいて、
前記基地局は、前記基地局装置と前記アンテナとの間に中継器を備え、
前記遅延情報は、前記中継器内の機器遅延を含むことを特徴とする通信システム。 - 請求項1乃至6のいずれかの通信システムにおいて、
前記複数の基地局は、互いにセルが隣接する第1の基地局及び第2の基地局であり、
前記遅延情報は、第1の基地局のアンテナ及び第2の基地局のアンテナそれぞれからセル境界までの伝搬遅延時間を含むことを特徴とする通信システム。 - 請求項1乃至6のいずれかの通信システムにおいて、
前記複数の基地局は、階層セル構造の上位に位置する第1の基地局及び下位に位置する第2の基地局であり、
前記遅延情報は、第1の基地局のアンテナから第2の基地局のセル境界までの伝搬遅延時間と、第2の基地局のアンテナから第2の基地局のセル境界までの伝搬遅延時間とを含むことを特徴とする通信システム。 - 請求項1乃至8のいずれかの通信システムにおいて、
前記基準遅延時間が変更されたとき、前記複数の基地局それぞれについて、前記変更後の基準遅延時間を用いて前記オフセット値を再計算することを特徴とする通信システム。 - 請求項1乃至9のいずれかの通信システムにおいて、
前記複数の基地局の少なくとも一つの基地局の遅延情報が変更されたとき、前記少なくとも一つの基地局について、前記変更後の遅延情報を用いて前記オフセット値を再計算することを特徴とする通信システム。 - タイミングを合わせて通信端末装置にデータを同期送信する複数の基地局それぞれと通信可能な遅延管理装置であって、
通信網を介して前記複数の基地局それぞれから、前記基地局のケーブルを介した基地局装置とアンテナとの間の伝送遅延時間又はその伝送遅延時間の計算に用いる前記ケーブルの長さを少なくとも含む遅延情報を受信する遅延情報受信部と、
前記遅延情報と予め設定された基準遅延時間とに基づいて、前記複数の基地局それぞれについて、前記データの同期送信の送信設定時刻に加算されるオフセット値を計算するオフセット値計算部と、
前記遅延情報と前記基準遅延時間とを記憶する記憶部と、
前記通信網を介して前記複数の基地局それぞれへ前記オフセット値を送信するオフセット値送信部と、を備えることを特徴とする遅延管理装置。 - 他の基地局とタイミングを合わせて通信端末装置にデータを同期送信する基地局であって、
基地局装置と、アンテナと、前記基地局装置と前記アンテナとを接続するケーブルと、を備え、
前記基地局装置は、
前記他の基地局と時刻同期をするための時刻同期部と、
前記ケーブルを介した当該基地局装置と前記アンテナとの間の伝送遅延時間又はその伝送遅延時間の計算に用いる前記ケーブルの長さを少なくとも含む遅延情報を取得する遅延情報取得部と、
通信網を介して遅延管理装置へ前記遅延情報を送信する遅延情報送信部と、
前記通信網を介して前記遅延管理装置から、前記データの同期送信の送信設定時刻に加算されるオフセット値を受信するオフセット値受信部と、
前記遅延情報と前記オフセット値とを記憶する記憶部と、
前記送信設定時刻に前記オフセット値を加算した送信時刻に通信端末装置に対するデータの同期送信を開始する同期送信部と、を備えることを特徴とする基地局。 - タイミングを合わせて通信端末装置にデータを同期送信する複数の基地局それぞれと通信可能な遅延管理装置であって、
予め設定された基準遅延時間を記憶する記憶部と、
通信網を介して前記複数の基地局それぞれへ前記基準遅延時間を送信する基準遅延時間送信部と、を備えることを特徴とする遅延管理装置。 - 他の基地局とタイミングを合わせて通信端末装置に同期送信する基地局であって、
基地局装置と、アンテナと、前記基地局装置と前記アンテナとを接続するケーブルと、を備え、
前記基地局装置は、
前記他の基地局と時刻同期をするための時刻同期部と、
前記ケーブルを介した当該基地局装置と前記アンテナとの間の伝送遅延時間又はその伝送遅延時間の計算に用いる前記ケーブルの長さを少なくとも含む遅延情報を取得する遅延情報取得部と、
通信網を介して遅延管理装置から、予め設定された基準遅延時間を受信する基準遅延時間受信部と、
前記遅延情報と前記基準遅延時間とに基づいて、前記データの同期送信の送信設定時刻に加算されるオフセット値を計算するオフセット値計算部と、
前記遅延情報と前記基準遅延時間と前記オフセット値とを記憶する記憶部と、
前記送信設定時刻に前記オフセット値を加算した送信時刻に通信端末装置に対するデータの同期送信を開始する同期送信部と、を備えることを特徴とする基地局。 - タイミングを合わせて通信端末装置にデータを同期送信する複数の基地局それぞれと通信可能な遅延管理装置であって、
前記複数の基地局それぞれについて、前記基地局のケーブルを介した基地局装置とアンテナとの間の伝送遅延時間又はその伝送遅延時間の計算に用いる前記ケーブルの長さを少なくとも含む遅延情報を取得する遅延情報取得部と、
前記複数の基地局それぞれについて、前記遅延情報と予め設定された基準遅延時間とに基づいて、前記データの同期送信の送信設定時刻に加算されるオフセット値を計算するオフセット値計算部と、
前記遅延情報と前記基準遅延時間とを記憶する記憶部と、
前記通信網を介して前記複数の基地局それぞれへ前記オフセット値を送信するオフセット値送信部と、を備えることを特徴とする遅延管理装置。 - 他の基地局とタイミングを合わせて通信端末装置に同期送信する基地局であって、
基地局装置と、アンテナと、前記基地局装置と前記アンテナとを接続するケーブルと、を備え、
前記基地局装置は、
前記他の基地局と時刻同期をするための時刻同期部と、
通信網を介して遅延管理装置から、前記データの同期送信の送信設定時刻に加算されるオフセット値を受信するオフセット値受信部と、
前記オフセット値を記憶する記憶部と、
前記送信設定時刻に前記オフセット値を加算した送信時刻に通信端末装置に対するデータの同期送信を開始する同期送信部と、を備えることを特徴とする基地局。 - タイミングを合わせて通信端末装置にデータを同期送信する複数の基地局それぞれと通信可能な遅延管理装置であって、
前記ケーブルを介した当該基地局装置と前記アンテナとの間の伝送遅延時間又はその伝送遅延時間の計算に用いる前記ケーブルの長さを少なくとも含む遅延情報を取得する遅延情報取得部と、
予め設定された基準遅延時間と、前記遅延情報とを記憶する記憶部と、
通信網を介して前記複数の基地局それぞれへ前記基準遅延時間を送信する基準遅延時間送信部と、
通信網を介して前記複数の基地局それぞれへ該基地局の前記遅延情報を送信する遅延情報送信部と、を備えることを特徴とする遅延管理装置。 - 他の基地局とタイミングを合わせて通信端末装置に同期送信する基地局であって、
基地局装置と、アンテナと、前記基地局装置と前記アンテナとを接続するケーブルと、を備え、
前記基地局装置は、
前記他の基地局と時刻同期をするための時刻同期部と、
前記ケーブルを介した当該基地局装置と前記アンテナとの間の伝送遅延時間又はその伝送遅延時間の計算に用いる前記ケーブルの長さを少なくとも含む遅延情報を、通信網を介して遅延管理装置から受信する遅延情報受信部と、
前記通信網を介して前記遅延管理装置から、予め設定された基準遅延時間を受信する基準遅延時間受信部と、
前記遅延情報と前記基準遅延時間とに基づいて、前記データの同期送信の送信設定時刻に加算されるオフセット値を計算するオフセット値計算部と、
前記遅延情報と前記基準遅延時間と前記オフセット値とを記憶する記憶部と、
前記送信設定時刻に前記オフセット値を加算した送信時刻に通信端末装置に対するデータの同期送信を開始する同期送信部と、を備えることを特徴とする基地局。
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