JP2016191402A - ティルティングパッド軸受装置 - Google Patents

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純 葛西
真 辺見
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Abstract

【課題】給油ノズルがパッドの傾動を拘束しない構造、かつ給油圧力に耐えることができ、組立性にも優れたティルティングパッド軸受装置を提供する。【解決手段】本発明は回転軸を支えるティルティングパッド軸受装置であって、前記軸受装置は、前記回転軸を支える複数個のパッドと、前記複数個のパッドを支えるハウジングとを備え、前記ハウジングには、円周方向に延伸する第一給油路および、前記複数個のパッドに対応する位置において前記第一給油路および前記ハウジングの内周面を連通する第二給油路を備え、前記パッドには、内周面の上流側に給油溝を備え、前記給油溝と前記パッドの背面とを連通する第三給油路を備え、前記第二給油路と前記第三給油路を接続する給油ノズルを備えており、前記給油ノズルは蛇腹構造部を有し、一端にはシールリングを備えたことを特徴とするティルティングパッド軸受装置。【選択図】 図3

Description

本発明は、回転軸を支持する複数のパッドを有するティルティングパッド軸受装置に係り、特に、直接潤滑方式のティルティングパッド軸受装置に関する。
本技術分野の背景技術として、特許文献1がある。この公報には、「オイル送給管の両端にOリングシールを収容するボール型部分を有し、該Oリングシールが整列リング及びシューと共働してそれらと密封接触する」と記載されている。また、特許文献2がある。この公報には、ティルティングパッドの内部には、円周方向の一端側に形成された入口から、他端側の両サイドに形成された各出口にかけて冷却流路が設けられ、これら冷却流路の各入口には冷却用潤滑油を供給する可撓配管がそれぞれ接続されている」、「可撓配管は蛇腹配管などの可撓性を有する配管であり、潤滑油供給流路に送る潤滑油の供給圧に耐えられる肉厚を有し、なおかつパッドの揺動(ティルト動作)を妨げることない、柔軟性を有するものとなっている」と記載されている。
特開昭61−65904号公報 特開2003−113834号公報
ティルティングパッド軸受装置は、回転軸を支持する複数のパッドを有しており、回転軸と摺動するパッドの摺動面に潤滑油を注入して潤滑するものである。ティルティングパッド軸受装置の特徴は、連成力を無視できる程度に低減でき、自励振動を抑制できることである。ティルティングパッド軸受装置は、潤滑油の給油方式によって2種類に分けられる。一つは、ティルティングパッド軸受装置の軸受箱の中に潤滑油を供給して満たし、軸受パッドの摺動面を潤滑油で浸漬すると共に、摺動に使用された潤滑油を排出することにより、摺動面に潤滑油を浸漬循環させるようにした油浴方式のティルティングパッド軸受装置である。もう一つは、軸受パッドの摺動面に潤滑油膜を形成して、この潤滑油膜により摺動面を潤滑する直接潤滑方式のティルティングパッド軸受装置である。油浴方式のティルティングパッド軸受装置が、一般的に広く用いられている一方、直接潤滑方式のティルティングパッド軸受装置は、供給油量低減、損失低減、温度低減などの点で有利なため、回転機械の高効率化や小型化等のために高速化する場合において、適用が拡大している。直接潤滑方式においては、摺動面へ直接潤滑油を供給するため、外部の給油装置からハウジングを通しパッド摺動面まで連通する給油路が必要である。特にハウジングとパッドを連通するための給油ノズルが、パッドの揺動を拘束しない構造が望まれる。それは、前述の自励振動抑制や楔効果による回転軸の支持において、パッドの揺動の難易がそれらの難易に直接影響するからである。特許文献1には、給油ノズルの両端にOリングシールを設けてハウジングとパッドに設けた給油路に挿入し、パッドの揺動の際にはOリングが共働してパッドの揺動を拘束しない構造が記載されている。しかし、特許文献1の給油ノズル構造は、給油ノズルの可動範囲を超えた場合にパッドが揺動できなくなることが懸念される。このような給油ノズルでは、例えば、油膜せん断力により、回り止めの許容範囲内でパッドが円周方向にずれた場合など、パッドと給油ノズルの相対位置が大きく離れ、給油ノズルの可動範囲を超え、給油ノズルが共働不可能になり、パッドの揺動を拘束する懸念がある。また、特許文献2には、給油ノズルを可撓性の有する配管と記載されている。しかし、具体的な構造や組付方法等が記載されていない。
そこで、本発明は、パッドの揺動を拘束せず、かつ給油圧力に耐えることができ、組立性にも優れた給油ノズル構造を提供する。例えば、給油ノズルに蛇腹構造もしくは軟質材料を用い、給油ノズルの一端にはシールリングを設け、かつ給油圧力に耐える肉厚や締結構造で、取付けが容易な構造を提供する。
上記課題を解決するために、本発明は回転軸を支えるティルティングパッド軸受装置であって、前記回転軸を支える複数個のパッドと、前記複数個のパッドを支えるハウジングと、前記ハウジングには、円周方向に延伸する第一給油路および、前記複数個のパッドに対応する位置において前記第一給油路および前記ハウジングの内周面を連通する第二給油路を備え、前記パッドには、内周面の上流側に給油溝を備え、前記給油溝と前記パッドの背面とを連通する第三給油路を備え、前記第二給油路と前記第三給油路を接続する給油ノズルを備え、前記給油ノズルは蛇腹構造部を有し、前記給油ノズルの一端にはシールリングを備えたことを特徴とするものである。
更に、本発明はティルティングパッド軸受装置であって、前記給油ノズルは給油ノズル締結体を備え、第二給油路には給油ノズルを固定する穴が設けられ、前記給油ノズル締結体が締結されることを特徴とするものである。
更に、本発明はティルティングパッド軸受装置であって、前記給油ノズルは給油ノズル締結体を備え、第二給油路には前記給油ノズルのシールリングが取り付けられた一端が挿入され、第三給油路には給油ノズルを固定する穴が設けられ、前記給油ノズル締結体が締結されることを特徴とするものである。
更に、本発明はティルティングパッド軸受装置であって、前記給油ノズル締結体と前記ハウジングの間に、径方向にばねが設置されることを特徴とするものである。
また、上記課題を解決するために、本発明は回転軸を支えるティルティングパッド軸受装置であって、前記回転軸を支える複数個のパッドと、前記複数個のパッドを支えるハウジングと、前記ハウジングには、円周方向に延伸する第一給油路および、前記複数個のパッドに対応する位置において前記第一給油路および前記ハウジングの内周面を連通する第二給油路を備え、前記パッドには、内周面の上流側に給油溝を備え、前記給油溝と前記パッドの背面とを連通する第三給油路を備え、前記第二給油路と前記第三給油路を接続する給油ノズルを備え、前記給油ノズルは軟質材料部を有し、前記給油ノズルの一端にはシールリングを備えたことを特徴とするものである。
更に、本発明はティルティングパッド軸受装置であって、前記給油ノズルは給油ノズル締結体を備え、第二給油路には給油ノズルを固定する穴が設けられ、前記給油ノズル締結体が締結されることを特徴とするものである。
更に、本発明はティルティングパッド軸受装置であって、前記給油ノズルは給油ノズル締結体を備え、第二給油路には前記給油ノズルのシールリングが取り付けられた一端が挿入され、第三給油路には給油ノズルを固定する穴が設けられ、前記給油ノズル締結体が締結されることを特徴とするものである。
更に、本発明はティルティングパッド軸受装置であって、前記給油ノズル締結体と前記ハウジングの間に、径方向にばねが設置されることを特徴とするものである。
本発明によれば、給油ノズルによりパッドを容易に揺動させることができるため、ティルティングパッド軸受装置による振動安定性を確保し、かつ直接潤滑方式による供給油量低減、損失低減、温度低減の効果を発現できる。また、容易に組み立てることができる。
直接潤滑方式のティルティングパッド軸受装置の構成を示す回転軸の径方向の断面図の例である。 直接潤滑方式のティルティングパッド軸受装置の構成を示す回転軸の軸方向の断面図の例である。 本発明によるティルティングパッド軸受装置の給油ノズルの例の構成を示す回転軸の径方向の断面図の例である。(実施例1) 本発明によるティルティングパッド軸受装置の給油ノズルの変形例の構成を示す回転軸の径方向の断面図の例である。(実施例2) 本発明によるティルティングパッド軸受装置の給油ノズルの変形例の構成を示す回転軸の径方向の断面図の例である。(実施例3) 本発明によるティルティングパッド軸受装置の給油ノズルの変形例の構成を示す回転軸の径方向の断面図の例である。(実施例4) 本発明によるティルティングパッド軸受装置の給油ノズルの変形例の構成を示す回転軸の径方向の断面図の例である。(実施例5) 本発明によるティルティングパッド軸受装置の給油ノズルの変形例の構成を示す回転軸の径方向の断面図の例である。(実施例6) 本発明によるティルティングパッド軸受装置の給油ノズルの変形例の構成を示す回転軸の径方向の断面図の例である。(実施例7) 本発明によるティルティングパッド軸受装置の給油ノズルの変形例の構成を示す回転軸の径方向の断面図の例である。(実施例8)
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
本実施例1では、パッドの揺動を拘束しない給油ノズルの例を説明する。
図1は、直接潤滑方式のティルティングパッド軸受装置の構成を示す回転軸の径方向の断面図の例である。図2は、直接潤滑方式のティルティングパッド軸受装置の構成を示す回転軸の軸方向の断面図の例であり、図1のA−A線で切った断面図の例である。図3は、本発明によるティルティングパッド軸受装置の給油ノズルの例(実施例1)の構成を示す回転軸の径方向の断面図の例である。直接潤滑方式のティルティングパッド軸受装置001は、ハウジング300、給油口400、第一給油路500、第二給油路601、602、603、604、605、ピボット701、702、703、704、705、パッド801、802、803、804、805、回転軸900、第三給油路111、112、113、114、115、給油溝121、122、123、124、125、給油ノズル131、132、133、134、135、蛇腹構造部141、シールリング151を有す。また、潤滑油の流れ200、回転軸の回転100の方向を示す。なお、本実施形態では、ロード・オン・パッド(Load On Pad)タイプのティルティングパッド軸受装置を例として説明するが、本発明は、他のティルティングパッド軸受装置、例えばロード・ビトゥイーン・パッド(Load between Pad)タイプのティルティングパッド軸受装置などにも適用できる。
本実施例1のティルティングパッド軸受装置001は、図1と図2に示すように、ハウジング300には、支持する回転軸900に対応する円弧状に5つのパッド801、802、803、804、805が配設される。それぞれのパッド801、802、803、804、805の外側面の中央付近に、ピボット701、702、703、704、705が締結され、ハウジング内径面301に接している。ピボット701、702、703、704、705のハウジング内径面301との接触部は、半球状や回転軸方向へ伸びる半円筒状などの形状であり、これらの接触部を支点として揺動可能な状態に取り付けられる。給油口200は、ハウジング300の最外周部と、ハウジング300の周囲に環状に形成される第一給油路500を連通する。各パッド801、802、803、804、805に対応して設けられた第二給油路601、602、603、604、605は、第一給油路500と、ハウジング内径面301を連通する。パッド801、802、803、804、805の上流側内周面には、回転軸方向へ伸びる給油溝121、122、123、124、125が形成され、これらの給油溝121、122、123、124、125と各パッド801、802、803、804、805の外周側とを連通する第三給油路111、112、113、114、115が設けられている。第二給油路601、602、603、604、605と第三給油路111、112、113、114、115は、給油ノズル131、132、133、134、135により連通する。
次に、図3を用いて給油ノズル131の周辺の構造を説明する。図3に示すように、給油ノズル131は、シールリング151と、蛇腹構造部141で構成されている。シールリング151は、シールリング151用に設けられた溝に取り付けられ、蛇腹構造部141と一体となる。第二給油路601上には、給油ノズル131を固定する穴が設けられ、給油ノズル131のシールリング151が取り付けられていない一端が、給油圧力に耐えることができる締結方法で締結される。例えば、ねじ締結などを用いて締結する。第三給油路111上には、給油ノズル131を摺接かつ密接する状態で取り付ける穴が設けられ、給油ノズル131のシールリング151が取り付けられた一端が挿入される。給油ノズル131の蛇腹構造部141は、潤滑油の給油圧力に耐えることができる肉厚を有し、かつ曲げ変形や伸縮変形が可能な構造である。給油ノズル132、133、134、135の周辺の構造の説明は、第二給油路602、603、604、605、ピボット702、703、704、705、パッド802、803、804、805、第三給油路112、113、114、115、給油溝122、123、124、125、給油ノズル132、133、134、135、蛇腹構造部141、シールリング151の構造が、給油ノズル131の周辺と同様となっている。
以上の説明の構成を有する本実施例1のティルティングパッド軸受装置001の動作について説明する。回転軸の回転100方向に回転する場合、給油口200から流入する潤滑油が、図1に示す潤滑油の流れ200方向に沿って、各パッド801、802、803、804、805の給油溝121、122、123、124、125へ流れ、回転軸900との摺動面に流入し、油膜を形成する。各パッド801、802、803、804、805は、各ピボット701、702、703、704、705とハウジング内径部301との接触点を支点に揺動する。そのため、回転軸900と各パッド801、802、803、804、805の間には、楔形状のすき間が形成される。この楔形状すき間に流入した潤滑油は、先細りする隙間を進行するため、すき間に流入できない潤滑油は軸方向に排出される。潤滑油は粘性を有するため、外へ逃げる際に抵抗が生じ、この抵抗により発生する圧力により、回転軸900を浮上させる力が発生し、回転軸900を支持することができる。パッド801、802、803、804、805が揺動可能なため、各パッド801、802、803、804、805の油膜反力は、各パッド801、802、803、804、805のピボット701、702、703、704、705から回転軸900中心へ向かう半径方向成分しか持たない。揺動が妨げられると円周方向成分を持つが、これは自励振動の原因となるため、避けなければならない。給油圧力に耐える締結方法によりハウジング300と締結された給油ノズル131、132、133、134、135は、給油圧力に耐えることができる肉厚を有する蛇腹構造部141を有しており、給油圧力に耐えるとともに、パッド801、802、803、804、805の揺動や周方向への移動などの際には、給油ノズル131、132、133、134、135がパッド801、802、803、804、805の挙動に追従して、滑らかな揺動や周方向への移動を可能とする。さらに、シールリング151を設けることで、一端を固定せずに挿入するだけで第二給油路601、602、603、604、605と第三給油路111、112、113、114、115を連通することができ、容易に組み立てることが可能である。また、蛇腹構造部141は給油圧力に耐える肉厚を有する必要があるために肉厚が厚い場合や、伸縮限界に至った場合などと、伸縮が困難になる場合が想定されるが、シールリング151を設けることで、蛇腹構造部141の伸縮の代わりにシールリング151部の移動により、補うことができる。さらに、シールリング151により、第三給油路111、112、113、114、115上には、給油ノズル131、132、133、134、135に設けられた穴と密接し、潤滑油の漏れを防止することができる。
本実施例2では、パッドの揺動を拘束しない給油ノズルの例を説明する。
本実施例2は、実施例1で説明した図1と図2に示す構造と同様構造であり、同一の符号の部材は同様の構成を備えることから、説明が重複することを避けるため、本実施例2では説明を省略する。以下、図4を用いて説明する。
図4は、本発明によるティルティングパッド軸受装置の給油ノズルの変形例(実施例2)の構成を示す回転軸の径方向の断面図の例である。給油ノズル131の周辺は、ハウジング300、ハウジング内径面301、第一給油路500、第二給油路601ピボット701、パッド801、第三給油路111、給油溝121、給油ノズル131、軟質材料部142、シールリング151を有す。給油ノズル132、133、134、135の周辺は、第二給油路602、603、604、605、ピボット702、703、704、705、パッド802、803、804、805、第三給油路112、113、114、115、給油溝122、123、124、125、給油ノズル132、133、134、135、軟質材料部142、シールリング151の構造は、給油ノズル131の周辺と同様構造であり、説明が重複することを避けるため、本実施例2では省略する。なお、本実施形態では、ロード・オン・パッド(Load On Pad)タイプのティルティングパッド軸受装置を例として説明するが、本発明は、他のティルティングパッド軸受装置、例えばロード・ビトゥイーン・パッド(Load between Pad)タイプのティルティングパッド軸受装置などにも適用できる。
次に、図4を用いて給油ノズル131の周辺の構造を説明する。図4に示すように給油ノズル131は、シールリング151と、軟質材料部142で構成されている。シールリング151は、シールリング151用に設けられた溝に取り付けられ、軟質材料部142と一体となる。第二給油路601上には、給油ノズル131を固定する穴が設けられ給油ノズル131のシールリング151が取り付けられていない一端が、給油圧力に耐えることができる締結方法で締結される。例えば、ねじ締結などを用いて締結する。第三給油路111上には、給油ノズル131を摺接かつ密接する状態で取り付ける穴が設けられ、給油ノズル131のシールリング151が取り付けられた一端が挿入される。軟質材料部142は、潤滑油の給油圧力に耐えることができる肉厚かつ締結方法で締結され、曲げ変形や伸縮変形が可能な構造である。
以上の説明の構成を有する本実施例2のティルティングパッド軸受装置001の動作について説明する。給油圧力に耐える締結方法によりハウジング300と締結された給油ノズル131は、給油圧力に耐えることができる肉厚を有する軟質材料部142を有しており、給油圧力に耐えるとともに、パッド801の揺動や周方向への移動などの際には、給油ノズル131がパッド801の挙動に追従して、滑らかな揺動や周方向への移動を可能とする。さらに、シールリング151を設けることで、一端を固定せずに挿入するだけで第二給油路601と第三給油路111を連通することができ、容易に組み立てることが可能である。また、軟質材料部142は給油圧力に耐える肉厚を有する必要があるために肉厚が厚い場合や、伸縮限界に至った場合などと、伸縮が困難になる場合が想定されるが、シールリング151を設けることで、軟質材料部142の伸縮の代わりにシールリング151部の移動により、補うことができる。さらに、シールリング151により、第三給油路111上には、給油ノズル131に設けられた穴と密接し、潤滑油の漏れを防止することができる。
本実施例3では、パッドの揺動を拘束しない、かつ組立性に優れた給油ノズルの例を説明する。
本実施例3は、実施例1で説明した図1と図2に示す構造と同様構造であり、同一の符号の部材は同様の構成を備えることから、説明が重複することを避けるため、本実施例3では説明を省略する。以下、図5を用いて説明する。
図5は、本発明によるティルティングパッド軸受装置の給油ノズルの変形例(実施例3)の構成を示す回転軸の径方向の断面図の例である。給油ノズル131の周辺は、ハウジング300、ハウジング内径面301、第一給油路500、第二給油路601ピボット701、パッド801、第三給油路111、給油溝121、給油ノズル131、蛇腹構造部141、シールリング151、給油ノズル締結体161を有す。給油ノズル132、133、134、135の周辺は、第二給油路602、603、604、605、ピボット702、703、704、705、パッド802、803、804、805、第三給油路112、113、114、115、給油溝122、123、124、125、給油ノズル132、133、134、135、蛇腹構造部141、シールリング151、給油ノズル締結体161の構造は、給油ノズル131の周辺と同様構造であり、説明が重複することを避けるため、本実施例3では省略する。なお、本実施形態では、ロード・オン・パッド(Load On Pad)タイプのティルティングパッド軸受装置を例として説明するが、本発明は、他のティルティングパッド軸受装置、例えばロード・ビトゥイーン・パッド(Load between Pad)タイプのティルティングパッド軸受装置などにも適用できる。
次に、図5を用いて給油ノズル131の周辺の構造を説明する。図5に示すように給油ノズル131は、シールリング151と、蛇腹構造部141、給油ノズル締結体161で構成されている。シールリング151は、シールリング151用に設けられた溝に取り付けられ、蛇腹構造部141と一体となる。第二給油路601上には、給油ノズル131を固定する穴が設けられ、給油ノズル131の給油ノズル締結体161により締結される。給油ノズル締結体161に雄ねじ、第二給油路601の内周面に雌ねじを設ける締結方法や、ハウジング300にねじ穴、給油ノズル締結体161に貫通穴を設け、ねじ止めする方法などにより締結する。第三給油路111上には、給油ノズル131を摺接かつ密接する状態で取り付ける穴が設けられ、給油ノズル131のシールリング151が取り付けられた一端が挿入される。蛇腹構造部141は、潤滑油の給油圧力に耐えることができる肉厚かつ締結方法で締結され、曲げ変形や伸縮変形が可能な構造である。
以上の説明の構成を有する本実施例3のティルティングパッド軸受装置001の動作について説明する。給油圧力に耐える締結方法によりハウジング300と締結された給油ノズル131は、給油圧力に耐えることができる肉厚を有する蛇腹構造部141を有しており、給油圧力に耐えるとともに、パッド801の揺動や周方向への移動などの際には、給油ノズル131がパッド801の挙動に追従して、滑らかな揺動や周方向への移動を可能とする。また、シールリング151を設けることで、一端を固定せずに挿入するだけで第二給油路601と第三給油路111を連通することができ、かつハウジング300外周部から取り付けることが可能なため、パッド801の設置の有無によらず組み立てることができる。蛇腹構造部141は給油圧力に耐える肉厚を有する必要があるために肉厚が厚い場合や、伸縮限界に至った場合などと、伸縮が困難になる場合が想定されるが、シールリング151を設けることで、蛇腹構造部141の伸縮の代わりにシールリング151部の移動により、補うことができる。さらに、第三給油路111上には、給油ノズル131を挿入するための穴が設けられ、シールリング151により密接し、潤滑油の漏れを防止することができる。また、組み立てる際に、給油ノズル131が曲げ変形し、組立性が悪くなる場合が想定されるが、その場合は、給油ノズル131が曲げ変形を起こさないように、給油ノズル131の内径より細い、剛性の高い棒を給油ノズル131内に挿入し、給油ノズル131を第三給油路111上の穴へ導くことで、容易に組み立てることができる。
本実施例4では、パッドの揺動を拘束しない、かつ組立性に優れた給油ノズルの例を説明する。
本実施例4は、実施例1で説明した図1と図2に示す構造と同様構造であり、同一の符号の部材は同様の構成を備えることから、説明が重複することを避けるため、本実施例4では説明を省略する。以下、図6を用いて説明する。
図6は、本発明によるティルティングパッド軸受装置の給油ノズルの変形例(実施例4)の構成を示す回転軸の径方向の断面図の例である。給油ノズル131の周辺は、ハウジング300、ハウジング内径面301、第一給油路500、第二給油路601ピボット701、パッド801、第三給油路111、給油溝121、給油ノズル131、軟質材料部142、シールリング151、給油ノズル締結体161を有す。給油ノズル132、133、134、135の周辺は、第二給油路602、603、604、605、ピボット702、703、704、705、パッド802、803、804、805、第三給油路112、113、114、115、給油溝122、123、124、125、給油ノズル132、133、134、135、軟質材料部142、シールリング151、給油ノズル締結体161の構造は、給油ノズル131の周辺と同様構造であり、説明が重複することを避けるため、本実施例4では省略する。なお、本実施形態では、ロード・オン・パッド(Load On Pad)タイプのティルティングパッド軸受装置を例として説明するが、本発明は、他のティルティングパッド軸受装置、例えばロード・ビトゥイーン・パッド(Load between Pad)タイプのティルティングパッド軸受装置などにも適用できる。
次に、図6を用いて給油ノズル131の周辺の構造を説明する。図6に示すように給油ノズル131は、シールリング151と、軟質材料部142、給油ノズル締結体161で構成されている。シールリング151は、シールリング151用に設けられた溝に取り付けられ、軟質材料部142と一体となる。第二給油路601上には、給油ノズル131を固定する穴が設けられ、給油ノズル131の給油ノズル締結体161により締結される。給油ノズル締結体161に雄ねじ、第二給油路601の内周面に雌ねじを設ける締結方法や、ハウジング300にねじ穴、給油ノズル締結体161に貫通穴を設け、ねじ止めする方法などにより締結する。第三給油路111上には、給油ノズル131を摺接かつ密接する状態で取り付ける穴が設けられ、給油ノズル131のシールリング151が取り付けられた一端が挿入される。軟質材料部142は、潤滑油の給油圧力に耐えることができる肉厚かつ締結方法で締結され、曲げ変形や伸縮変形が可能な構造である。
以上の説明の構成を有する本実施例4のティルティングパッド軸受装置001の動作について説明する。給油圧力に耐える締結方法によりハウジング300と締結された給油ノズル131は、給油圧力に耐えることができる肉厚を有する軟質材料部142を有しており、給油圧力に耐えるとともに、パッド801の揺動や周方向への移動などの際には、給油ノズル131がパッド801の挙動に追従して、滑らかな揺動や周方向への移動を可能とする。また、シールリング151を設けることで、一端を固定せずに挿入するだけで第二給油路601と第三給油路111を連通することができ、かつハウジング300外周部から取り付けることが可能なため、パッド801の設置の有無によらず組み立てることができる。軟質材料部142は給油圧力に耐える肉厚を有する必要があるために肉厚が厚い場合や、伸縮限界に至った場合などと、伸縮が困難になる場合が想定されるが、シールリング151を設けることで、軟質材料部142の伸縮の代わりにシールリング151部の移動により、補うことができる。さらに、第三給油路111上には、給油ノズル131を挿入するための穴が設けられ、シールリング151により密接し、潤滑油の漏れを防止することができる。また、組み立てる際に、給油ノズル131が曲げ変形し、組立性が悪くなる場合が想定されるが、その場合は、給油ノズル131が曲げ変形を起こさないように、給油ノズル131の内径より細い、剛性の高い棒を給油ノズル131内に挿入し、給油ノズル131を第三給油路111上の穴へ導くことで、容易に組み立てることができる。
本実施例5では、パッドの揺動を拘束しない、かつ組立性に優れた給油ノズルの例を説明する。
本実施例5は、実施例1で説明した図1と図2に示す構造と同様構造であり、同一の符号の部材は同様の構成を備えることから、説明が重複することを避けるため、本実施例5では説明を省略する。以下、図7を用いて説明する。
図7は、本発明によるティルティングパッド軸受装置の給油ノズルの変形例(実施例5)の構成を示す回転軸の径方向の断面図の例である。給油ノズル131の周辺は、ハウジング300、ハウジング内径面301、第一給油路500、第二給油路601ピボット701、パッド801、第三給油路111、給油溝121、給油ノズル131、蛇腹構造部141、シールリング152、給油ノズル締結体162を有す。給油ノズル132、133、134、135の周辺は、第二給油路602、603、604、605、ピボット702、703、704、705、パッド802、803、804、805、第三給油路112、113、114、115、給油溝122、123、124、125、給油ノズル132、133、134、135、蛇腹構造部141、シールリング152、給油ノズル締結体162の構造は、給油ノズル131の周辺と同様構造であり、説明が重複することを避けるため、本実施例5では省略する。なお、本実施形態では、ロード・オン・パッド(Load On Pad)タイプのティルティングパッド軸受装置を例として説明するが、本発明は、他のティルティングパッド軸受装置、例えばロード・ビトゥイーン・パッド(Load between Pad)タイプのティルティングパッド軸受装置などにも適用できる。
次に、図7を用いて給油ノズル131の周辺の構造を説明する。図7に示すように給油ノズル131は、シールリング152と、蛇腹構造部141、給油ノズル締結体162で構成されている。シールリング152は、シールリング152用に設けられた溝に取り付けられ、蛇腹構造部141と一体となる。第二給油路601上には、給油ノズル131を摺接かつ密接する状態で取り付ける穴が設けられ、給油ノズル131のシールリング152が取り付けられた一端が挿入される。第三給油路111上には、給油ノズル131を固定する穴が設けられ、給油ノズル131の給油ノズル締結体162により締結される。給油ノズル締結体162に雄ねじ、第三給油路111の内周面に雌ねじを設ける締結方法や、パッド801にねじ穴、給油ノズル締結体162に貫通穴を設け、ねじ止めする方法などにより締結する。蛇腹構造部141は、潤滑油の給油圧力に耐えることができる肉厚かつ締結方法で締結され、曲げ変形や伸縮変形が可能な構造である。
以上の説明の構成を有する本実施例5のティルティングパッド軸受装置001の動作について説明する。給油圧力に耐える締結方法によりパッド801と締結された給油ノズル131は、給油圧力に耐えることができる肉厚を有する蛇腹構造部141を有しており、給油圧力に耐えるとともに、パッド801の揺動や周方向への移動などの際には、給油ノズル131がパッド801の挙動に追従して、滑らかな揺動や周方向への移動を可能とする。また、シールリング152を設けることで、一端を固定せずに挿入するだけで第二給油路601と第三給油路111を連通することができ、給油ノズル131を、パッド801に取り付けた状態で取り付けることが可能なため、確実に組み立てることができる。蛇腹構造部141は給油圧力に耐える肉厚を有する必要があるために肉厚が厚い場合や、伸縮限界に至った場合などと、伸縮が困難になる場合が想定されるが、シールリング151を設けることで、蛇腹構造部141の伸縮の代わりにシールリング151部の移動により、補うことができる。さらに、第二給油路601上には、給油ノズル131を挿入するための穴が設けられ、シールリング151により密接し、潤滑油の漏れを防止することができる。また、組み立てる際に、給油ノズル131が曲げ変形し、組立性が悪くなる場合が想定されるが、その場合は、給油ノズル131が曲げ変形を起こさないように、給油ノズル131の内径より細い、剛性の高い棒を給油ノズル131内に挿入し、給油ノズル131を第二給油路601上の穴へ導くことで、容易に組み立てることができる。
本実施例6では、パッドの揺動を拘束しない、かつ組立性に優れた給油ノズルの例を説明する。
本実施例6は、実施例1で説明した図1と図2に示す構造と同様構造であり、同一の符号の部材は同様の構成を備えることから、説明が重複することを避けるため、本実施例6では説明を省略する。以下、図8を用いて説明する。
図8は、本発明によるティルティングパッド軸受装置の給油ノズルの変形例(実施例6)の構成を示す回転軸の径方向の断面図の例である。給油ノズル131の周辺は、ハウジング300、ハウジング内径面301、第一給油路500、第二給油路601ピボット701、パッド801、第三給油路111、給油溝121、給油ノズル131、軟質材料部142、シールリング152、給油ノズル締結体162を有す。給油ノズル132、133、134、135の周辺は、第二給油路602、603、604、605、ピボット702、703、704、705、パッド802、803、804、805、第三給油路112、113、114、115、給油溝122、123、124、125、給油ノズル132、133、134、135、軟質材料部142、シールリング152、給油ノズル締結体162の構造は、給油ノズル131の周辺と同様構造であり、説明が重複することを避けるため、本実施例2では省略する。なお、本実施形態では、ロード・オン・パッド(Load On Pad)タイプのティルティングパッド軸受装置を例として説明するが、本発明は、他のティルティングパッド軸受装置、例えばロード・ビトゥイーン・パッド(Load between Pad)タイプのティルティングパッド軸受装置などにも適用できる。
次に、図8を用いて給油ノズル131の周辺の構造を説明する。図8に示すように給油ノズル131は、シールリング152と、軟質材料部142、給油ノズル締結体162で構成されている。シールリング152は、シールリング152用に設けられた溝に取り付けられ、軟質材料部142と一体となる。第二給油路601上には、給油ノズル131を摺接かつ密接する状態で取り付ける穴が設けられ、給油ノズル131のシールリング152が取り付けられた一端が挿入される。第三給油路111上には、給油ノズル131を固定する穴が設けられ、給油ノズル131の給油ノズル締結体162により締結される。給油ノズル締結体162に雄ねじ、第三給油路111の内周面に雌ねじを設ける締結方法や、パッド801にねじ穴、給油ノズル締結体162に貫通穴を設け、ねじ止めする方法などにより締結する。軟質材料部142は、潤滑油の給油圧力に耐えることができる肉厚かつ締結方法で締結され、曲げ変形や伸縮変形が可能な構造である。
以上の説明の構成を有する本実施例6のティルティングパッド軸受装置001の動作について説明する。給油圧力に耐える締結方法によりパッド801と締結された給油ノズル131は、給油圧力に耐えることができる肉厚を有する軟質材料部142を有しており、給油圧力に耐えるとともに、パッド801の揺動や周方向への移動などの際には、給油ノズル131がパッド801の挙動に追従して、滑らかな揺動や周方向への移動を可能とする。また、シールリング152を設けることで、一端を固定せずに挿入するだけで第二給油路601と第三給油路111を連通することができ、給油ノズル131を、パッド801に取り付けた状態で取り付けることが可能なため、確実に組み立てることができる。軟質材料部142は給油圧力に耐える肉厚を有する必要があるために肉厚が厚い場合や、伸縮限界に至った場合などと、伸縮が困難になる場合が想定されるが、シールリング151を設けることで、軟質材料部142の伸縮の代わりにシールリング151部の移動により、補うことができる。さらに、第二給油路601上には、給油ノズル131を挿入するための穴が設けられ、シールリング151により密接し、潤滑油の漏れを防止することができる。また、組み立てる際に、給油ノズル131が曲げ変形し、組立性が悪くなる場合が想定されるが、その場合は、給油ノズル131が曲げ変形を起こさないように、給油ノズル131の内径より細い、剛性の高い棒を給油ノズル131内に挿入し、給油ノズル131を第二給油路601上の穴へ導くことで、容易に組み立てることができる。
本実施例7では、パッドの揺動を拘束しない、かつ組立性に優れた給油ノズルの例を説明する。
本実施例7は、実施例1で説明した図1と図2に示す構造と同様構造であり、同一の符号の部材は同様の構成を備えることから、説明が重複することを避けるため、本実施例7では説明を省略する。以下、図9を用いて説明する。
図9は、本発明によるティルティングパッド軸受装置の給油ノズルの変形例(実施例7)の構成を示す回転軸の径方向の断面図の例である。給油ノズル131の周辺は、ハウジング300、ハウジング内径面301、第一給油路500、第二給油路601ピボット701、パッド801、第三給油路111、給油溝121、給油ノズル131、蛇腹構造部141、シールリング151、給油ノズル締結体161、ばね171を有す。給油ノズル132、133、134、135の周辺は、第二給油路602、603、604、605、ピボット702、703、704、705、パッド802、803、804、805、第三給油路112、113、114、115、給油溝122、123、124、125、給油ノズル132、133、134、135、蛇腹構造部141、シールリング151、給油ノズル締結体161の構造は、給油ノズル131の周辺と同様構造であり、説明が重複することを避けるため、本実施例7では省略する。なお、本実施形態では、ロード・オン・パッド(Load On Pad)タイプのティルティングパッド軸受装置を例として説明するが、本発明は、他のティルティングパッド軸受装置、例えばロード・ビトゥイーン・パッド(Load between Pad)タイプのティルティングパッド軸受装置などにも適用できる。
次に、図9を用いて給油ノズル131の周辺の構造を説明する。図9に示すように給油ノズル131は、シールリング151と、蛇腹構造部141、給油ノズル締結体161で構成されている。シールリング151は、シールリング151用に設けられた溝に取り付けられ、蛇腹構造部141と一体となる。第二給油路601上には、給油ノズル131を固定する穴が設けられ、給油ノズル131の給油ノズル締結体161により締結される。給油ノズル締結体161に雄ねじ、第二給油路601の内周面に雌ねじを設け、締結する。給油ノズル締結体161とハウジング300の間に、径方向にばね171が伸縮するように、ばね171が設置される。第三給油路111上には、給油ノズル131を摺接かつ密接する状態で取り付ける穴が設けられ、給油ノズル131のシールリング151が取り付けられた一端が挿入される。蛇腹構造部141は、潤滑油の給油圧力に耐えることができる肉厚かつ締結方法で締結され、曲げ変形や伸縮変形が可能な構造である。
以上の説明の構成を有する本実施例7のティルティングパッド軸受装置001の動作について説明する。給油圧力に耐える締結方法によりハウジング300と締結された給油ノズル131は、給油圧力に耐えることができる肉厚を有する蛇腹構造部141を有しており、給油圧力に耐えるとともに、パッド801の揺動や周方向への移動などの際には、給油ノズル131がパッド801の挙動に追従して、滑らかな揺動や周方向への移動を可能とする。シールリング151を設けることで、一端を固定せずに挿入するだけで第二給油路601と第三給油路111を連通することができ、かつハウジング300外周部から取り付けることが可能なため、パッド801の設置の有無によらず組み立てることができる。蛇腹構造部141は給油圧力に耐える肉厚を有する必要があるために肉厚が厚い場合や、伸縮限界に至った場合などと、伸縮が困難になる場合が想定されるが、シールリング151を設けることで、蛇腹構造部141の伸縮の代わりにシールリング151部の移動により、補うことができる。さらに、第三給油路111上には、給油ノズル131を挿入するための穴が設けられ、シールリング151により密接し、潤滑油の漏れを防止することができる。組み立てる際に、給油ノズル131が曲げ変形や伸縮変形し、組立性が悪くなる場合が想定されるが、その場合は、給油ノズル131が曲げ変形を起こさないように、給油ノズル131の内径より細い、剛性の高い棒を給油ノズル131内に挿入して曲げ変形を拘束する。また、給油ノズル締結体161を径方向に移動し、蛇腹構造部141の伸縮限界まで変形させて、伸縮を拘束し、給油ノズル131を第三給油路111上の穴へ導くことで、容易に組み立てることができる。給油ノズル131が第三給油路111上の穴に挿入された後、給油ノズル131のねじ固定部を緩め、蛇腹構造部141を伸縮可能な状態にする。このとき、ばね171の復元力によりねじ部同士を押し付け合わせることで緩み防止となり、給油ノズル131は締結される。
本実施例8では、パッドの揺動を拘束しない、かつ組立性に優れた給油ノズルの例を説明する。
本実施例8は、実施例1で説明した図1と図2に示す構造と同様構造であり、同一の符号の部材は同様の構成を備えることから、説明が重複することを避けるため、本実施例8では説明を省略する。以下、図10を用いて説明する。
図10は、本発明によるティルティングパッド軸受装置の給油ノズルの変形例(実施例8)の構成を示す回転軸の径方向の断面図の例である。給油ノズル131の周辺は、ハウジング300、ハウジング内径面301、第一給油路500、第二給油路601ピボット701、パッド801、第三給油路111、給油溝121、給油ノズル131、軟質材料部142、シールリング151、給油ノズル締結体161、ばね171を有す。給油ノズル132、133、134、135の周辺は、第二給油路602、603、604、605、ピボット702、703、704、705、パッド802、803、804、805、第三給油路112、113、114、115、給油溝122、123、124、125、給油ノズル132、133、134、135、軟質材料部142、シールリング151、給油ノズル締結体161の構造は、給油ノズル131の周辺と同様構造であり、説明が重複することを避けるため、本実施例8では省略する。なお、本実施形態では、ロード・オン・パッド(Load On Pad)タイプのティルティングパッド軸受装置を例として説明するが、本発明は、他のティルティングパッド軸受装置、例えばロード・ビトゥイーン・パッド(Load between Pad)タイプのティルティングパッド軸受装置などにも適用できる。
次に、図10を用いて給油ノズル131の周辺の構造を説明する。図10に示すように給油ノズル131は、シールリング151と、軟質材料部142、給油ノズル締結体161で構成されている。シールリング151は、シールリング151用に設けられた溝に取り付けられ、軟質材料部142と一体となる。第二給油路601上には、給油ノズル131を固定する穴が設けられ、給油ノズル131の給油ノズル締結体161により締結される。給油ノズル締結体161に雄ねじ、第二給油路601の内周面に雌ねじを設け、締結する。給油ノズル締結体161とハウジング300に間に、径方向にばね171が伸縮するように、ばね171が設置される。第三給油路111上には、給油ノズル131を摺接かつ密接する状態で取り付ける穴が設けられ、給油ノズル131のシールリング151が取り付けられた一端が挿入される。軟質材料部142は、潤滑油の給油圧力に耐えることができる肉厚かつ締結方法で締結され、曲げ変形や伸縮変形が可能な構造である。
以上の説明の構成を有する本実施例8のティルティングパッド軸受装置001の動作について説明する。給油圧力に耐える締結方法によりハウジング300と締結された給油ノズル131は、給油圧力に耐えることができる肉厚を有する軟質材料部142を有しており、給油圧力に耐えるとともに、パッド801の揺動や周方向への移動などの際には、給油ノズル131がパッド801の挙動に追従して、滑らかな揺動や周方向への移動を可能とする。シールリング151を設けることで、一端を固定せずに挿入するだけで第二給油路601と第三給油路111を連通することができ、かつハウジング300外周部から取り付けることが可能なため、パッド801の設置の有無によらず組み立てることができる。軟質材料部142は給油圧力に耐える肉厚を有する必要があるために肉厚が厚い場合や、伸縮限界に至った場合などと、伸縮が困難になる場合が想定されるが、シールリング151を設けることで、軟質材料部142の伸縮の代わりにシールリング151部の移動により、補うことができる。さらに、第三給油路111上には、給油ノズル131を挿入するための穴が設けられ、シールリング151により密接し、潤滑油の漏れを防止することができる。組み立てる際に、給油ノズル131が曲げ変形や伸縮変形し、組立性が悪くなる場合が想定されるが、その場合は、給油ノズル131が曲げ変形を起こさないように、給油ノズル131の内径より細い、剛性の高い棒を給油ノズル131内に挿入して曲げ変形を拘束する。また、給油ノズル締結体161を径方向に移動し、軟質材料部142の伸縮限界まで変形させて、伸縮を拘束し、給油ノズル131を第三給油路111上の穴へ導くことで、容易に組み立てることができる。給油ノズル131が第三給油路111上の穴に挿入された後、給油ノズル131のねじ固定部を緩め、軟質材料部142を伸縮可能な状態にする。このとき、ばね171の復元力によりねじ部同士を押し付け合わせることで緩み防止となり、給油ノズル131は締結される。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
001・・・直接潤滑方式ティルティングパッド軸受
100・・・回転軸の回転
200・・・潤滑油の流れ
300・・・ハウジング
301・・・ハウジング内周面
400・・・給油口
500・・・第一給油路
601〜605・・・第二給油路
701〜705・・・ピボット
801〜805・・・パッド
900・・・回転軸
111〜115・・・第三給油路
121〜125・・・給油溝
131・・・給油ノズル
141・・・蛇腹構造部
142・・・軟質材料部
151〜152・・・シールリング
161〜162・・・給油ノズル締結体
171・・・ばね

Claims (8)

  1. 回転軸を支えるティルティングパッド軸受装置であって、
    前記回転軸を支える複数個のパッドと、
    前記複数個のパッドを支えるハウジングと、
    前記ハウジングには、円周方向に延伸する第一給油路および、前記複数個のパッドに対応する位置において前記第一給油路および前記ハウジングの内周面を連通する第二給油路を備え、
    前記パッドには、内周面の上流側に給油溝を備え、前記給油溝と前記パッドの背面とを連通する第三給油路を備え、
    前記第二給油路と前記第三給油路を接続する給油ノズルを備え、前記給油ノズルは蛇腹構造部を有し、前記給油ノズルの一端にはシールリングを備えたことを特徴とするティルティングパッド軸受装置。
  2. 請求項1のティルティングパッド軸受装置であって、
    前記給油ノズルは給油ノズル締結体を備え、
    第二給油路には給油ノズルを固定する穴が設けられ、前記給油ノズル締結体が締結されることを特徴とするティルティングパッド軸受装置。
  3. 請求項1のティルティングパッド軸受装置であって、
    前記給油ノズルは給油ノズル締結体を備え、
    第二給油路には前記給油ノズルのシールリングが取り付けられた一端が挿入され、
    第三給油路には給油ノズルを固定する穴が設けられ、前記給油ノズル締結体が締結されることを特徴とするティルティングパッド軸受装置。
  4. 請求項2のティルティングパッド軸受装置であって、
    前記給油ノズル締結体と前記ハウジングの間に、径方向にばねが設置されることを特徴とするティルティングパッド軸受装置。
  5. 回転軸を支えるティルティングパッド軸受装置であって、
    前記回転軸を支える複数個のパッドと、
    前記複数個のパッドを支えるハウジングと、
    前記ハウジングには、円周方向に延伸する第一給油路および、前記複数個のパッドに対応する位置において前記第一給油路および前記ハウジングの内周面を連通する第二給油路を備え、
    前記パッドには、内周面の上流側に給油溝を備え、前記給油溝と前記パッドの背面とを連通する第三給油路を備え、
    前記第二給油路と前記第三給油路を接続する給油ノズルを備え、前記給油ノズルは軟質材料部を有し、
    前記給油ノズルの一端にはシールリングを備えたことを特徴とするティルティングパッド軸受装置。
  6. 請求項5のティルティングパッド軸受装置であって、
    前記給油ノズルは給油ノズル締結体を備え、
    第二給油路には給油ノズルを固定する穴が設けられ、前記給油ノズル締結体が締結されることを特徴とするティルティングパッド軸受装置。
  7. 請求項5のティルティングパッド軸受装置であって、
    前記給油ノズルは給油ノズル締結体を備え、
    第二給油路には前記給油ノズルのシールリングが取り付けられた一端が挿入され、
    第三給油路には給油ノズルを固定する穴が設けられ、前記給油ノズル締結体が締結されることを特徴とするティルティングパッド軸受装置。
  8. 請求項6のティルティングパッド軸受装置であって、
    前記給油ノズル締結体と前記ハウジングの間に、径方向にばねが設置されることを特徴とするティルティングパッド軸受装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112377518A (zh) * 2020-10-30 2021-02-19 沈睿 一种滑动轴承
DE102021124857A1 (de) 2021-09-27 2023-03-30 Voith Patent Gmbh Kippsegmentlager, insbesondere Radialkippsegmentgleitlager

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