JP2016190304A - 切断機 - Google Patents

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祐一 豊嶋
Yuichi Toyoshima
祐一 豊嶋
隆一 今村
Ryuichi Imamura
隆一 今村
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Abstract

【課題】切断刃とベースの支持面との間に形成される角度を変更する場合に、作業性の低下を抑制できる切断機を提供する。
【解決手段】支持面21を備えたベース11と、支持面24Aを備えたターンテーブル12と、第1支持軸29を支点として動作可能なホルダ13と、第2支持軸を支点として揺動可能なハウジング16と、ハウジング16に支持されて第3支持軸を中心として回転可能な切断刃18と、ベース11に設けた第1固定壁44と、第1固定壁44に設けた第1可動壁46と、を備え、ホルダ13が第1支持軸29を支点として動作すると、切断刃18と支持面21,24Aとの間に形成される角度が変化する切断機10であって、第1固定壁44に取り付けられた当て板64と、第1可動壁46に取り付けられた当て板73と、を備え、第1可動壁46は、第1方向E1にスライド可能であり、かつ、第2方向E2へ移動可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ベースで支持した加工材を切断する切断機に関する。
従来、ベースで支持した加工材を切断する切断機が知られており、その切断機が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された切断機は、加工材を支持する支持面を備えたベースと、ベースに間隔をおいて配置された第1固定壁及び第2固定壁と、第1固定壁に取り付けた第1可動壁と、第2固定壁に取り付けた第2可動壁と、を有する。第1可動壁は、第1固定壁に対して第1回動軸を中心として移動可能である。また、第2可動壁は、第2固定壁に対して第2回動軸を中心として移動可能である。
ベースにホルダが設けられ、ホルダは第1支持軸を中心として動作可能である。ホルダにハウジングが取り付けられ、ハウジングは、第2支持軸を支点として揺動可能である。さらに、ハウジングに電動モータが設けられている。ハウジングは切断刃を支持し、切断刃は、第3支持軸を中心として回転可能である。ハウジングに動力伝達機構が設けられ、動力伝達機構は、電動モータの回転力を切断刃に伝達する。
ハウジングが第2支持軸を支点として動作して、切断刃がベースに接近すると、切断刃は加工材を切断する。また、ホルダが第1支持軸を支点として動作すると、切断刃と支持面との間に形成される角度が変化する。さらに、作業者は、ホルダをベースに対して固定し、切断刃と支持面との間に形成される角度を設定できる。特許文献1に記載された切断機は、切断刃と支持面との間に形成される角度を、例えば、15度、30度、45度、90度の何れかに設定できる。
作業者は、切断刃と支持面との間に形成される角度を90度に設定する場合、第1可動壁を第1固定壁に載せた位置で停止し、第2可動壁を第2固定壁に載せた位置で停止する。作業者は、切断刃と支持面との間に形成される左側の角度を、90度未満にする場合、第1回動軸を支点として第1可動壁を移動し、第1可動壁を第1固定壁の側方で停止する。また、作業者は、切断刃と支持面との間に形成される右側の角度を、90度未満にする場合、第2支持軸を支点として第2可動壁を移動し、第2可動壁を2固定壁の側方で停止する。
特開2006−327089号公報
しかし、上述の特許文献1に記載された切断機は、切断刃と支持面との間に形成される角度を、90度から90度未満に変更する場合、可動壁を固定壁の側方まで移動させなければならず、作業性が低下していた。
本発明の目的は、切断刃とベースの支持面との間に形成される角度を変更する場合に、作業性の低下を抑制できる切断機を提供することにある。
一実施形態の切断機は、加工材を支持する支持面を備えたベースと、前記支持面と平行に延びる第1支持軸と、前記第1支持軸を支点として動作可能なホルダと、前記ホルダに設けられ、かつ、前記支持面の平面視で前記第1支持軸と直交する方向に延びる第2支持軸と、前記第2支持軸を支点として揺動可能なハウジングと、前記ハウジングに支持され、前記第2支持軸と平行な第3支持軸を中心として回転可能な切断刃と、前記ベースに設けた固定壁と、前記固定壁に取り付けられる可動壁と、を備え、前記ハウジングが前記第2支持軸を支点として揺動すると、前記切断刃は前記ベースに対して接近または離間し、前記ホルダが前記第1支持軸を支点として動作すると、前記切断刃と前記支持面との間に形成される角度が変化する、切断機であって、前記固定壁に取り付けられて前記加工材を位置決めする第1位置決め部材と、前記可動壁に取り付けられて前記加工材を位置決めする第2位置決め部材と、を備え、前記可動壁は、前記支持面に沿った第1方向にスライド可能であり、かつ、前記第1方向に対して交差する第2方向へ移動可能である。
他の実施形態の切断機は、加工材を支持する支持面を備えたベースと、前記ベースに設けられ、前記加工材を支持する固定壁と、前記加工材を切断する切断刃を支持するハウジングと、前記切断刃が前記ベースに対して接近及び離間するように、前記ハウジングを揺動可能に支持するホルダと、を備え、前記切断刃の側面と前記支持面とが形成する角度を変更するように、前記ホルダが前記ベースに動作可能に支持されている切断機であって、前記固定壁に取り付けられて前記支持面に沿った方向にスライド可能な可動壁が設けられ、前記可動壁は、前記加工材に接触する位置決め部材を前記固定壁へ取り付けた際に、スライド方向における所定の位置でスライドが規制される。
一実施形態の切断機によれば、可動壁を第1方向及び第2方向へ移動でき、切断刃とベースの支持面との間に形成される角度を変更する場合に、作業性の低下を抑制できる。
本発明の切断機で垂直切断を行う例の正面図である。 本発明の切断機の側面図である。 本発明の切断機の部分的な側面図である。 本発明の切断機の部分的な側面図である。 本発明の切断機の部分的な背面図である。 本発明の切断機の部分的な側面図である。 本発明の切断機の部分的な背面図である。 本発明の切断機の部分的な正面図である。 図8のIX−IX線における平面断面図である。 本発明の切断機で傾斜切断を行う例の正面図である。 本発明の切断機で傾斜切断を行う例の正面図である。 本発明の切断機において、可動壁を固定壁に固定する構造を示す部分的な背面図である。 (A),(B)は、本発明の切断機において、可動壁を固定壁に固定する構造を示す部分的な側面図である。
以下、本発明における切断機の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1及び図2に示す切断機10は、ベース11と、ターンテーブル12と、ターンテーブル12に設けたホルダ13と、ホルダ13に設けたガイドレール14と、ガイドレール14に支持されたスライダ15と、スライダ15に取り付けられたハウジング16と、ハウジング16内に設けた電動モータ17と、ハウジング16により支持された切断刃18と、を備えている。切断刃18は円板形状である。
ベース11は、互いに間隔をおいて設けたマウント19,20を備え、マウント19は支持面21を有し、マウント20は支持面22を有する。支持面21,22は、共に平坦面であり、かつ、同じ高さにある。また、マウント19とマウント20との間に凹部23が設けられている。ベース11を平面視すると、凹部23の内面形状は円弧である。ターンテーブル12は、円板部24と、円板部24の外周面に連続する第1突出部25及び第2突出部26を備えている。円板部24に支持面24Aが設けられており、支持面24Aは、支持面21,22と同じ高さにある。円板部24は、凹部23に配置されており、ターンテーブル12は、円板部24を中心として、所定の角度範囲内で回転可能である。
第1突出部25にレバー27が設けられ、第2突出部26に支持壁28が設けられている。支持壁28は、支持面24Aに対して垂直な方向に突出している。ホルダ13は、第2突出部26に取り付けられている。ホルダ13は、第1支持軸29を支点として図1で時計回り及び反時計回りに動作可能である。また、第2突出部26に、ストッパ30,31が設けられている。ホルダ13は、図1で第1支持軸29を支点として動作すると、ホルダ13はストッパ30及びストッパ31に別々に接触し、ホルダ13は動作する範囲が制限される。
ホルダ13は、図3のようにストッパ48を有する。支持壁28にピン32が設けられている。ピン32は、作業者により操作されて支持壁28に対して移動可能である。ピン32の移動方向は、支持面24Aと平行である。ピン32がストッパ48に接触すると、ホルダ13はターンテーブル12に対して中立位置に位置決めされる。中立位置とは、円板状の切断刃18と、支持面21,22,24Aとの間に形成される角度が、図1で直角、つまり、90度となるホルダ13の位置を意味する。切断刃18と、支持面21,22,24Aとの間に形成される角度は、切断刃18の厚さ方向の中心線X1と、支持面21,22,24Aとの間に形成される角度を含む。この角度は、切断刃18の側面と、支持面21,22,24Aとの間に形成される角度と同じである。
支持壁28にクランプ33が設けられている。作業者はクランプ33を操作して、ホルダ13を第1支持軸29を支点とする動作範囲内で所定の位置に固定する。例えば、ホルダ13に孔が設けられており、クランプ33の軸部が孔に差し込まれると、ホルダ13は、第1支持軸29を支点として回動することなく固定される。ホルダ13が、第1支持軸29を支点として動作すると、切断刃18と支持面21,24Aとの間に形成される角度は変化する。この角度は、切断機10を正面視する図1において、切断刃18と支持面21,24Aとの間に形成される。
ガイドレール14は、ホルダ13に2本取り付けられている。2本のガイドレール14は、互いに平行であり、2本のガイドレール14の自由端をサポート部材34が連結している。サポート部材34は、ガイドレール14同士の間隔を保持する。2本のガイドレール14は、支持面22と平行である。スライダ15は、2本のガイドレール14に沿って移動可能である。スライダ15とハウジング16とを連結するヒンジ35が設けられている。
ヒンジ35は、第1構成片及び第2構成片と、第2支持軸36と、を備えている。第2支持軸36は、第1構成片と第2構成片とを、回動可能に連結する。第1構成片はスライダ15に固定され、第2構成片は、ハウジング16に固定されている。ハウジング16は、スライダ15に対して第2支持軸36を支点として揺動可能である。第2支持軸36は、支持面21と平行に配置されている。つまり、ハウジング16は、図2で時計回り及び反時計回りに動作可能である。ハウジング16が図2で時計回り及び反時計回りに動作する範囲を規制するストッパが設けられている。このストッパは、図示されていない。切断機10を平面視すると、第2支持軸36は第1支持軸29と直交して配置されている。
ハウジング16は、2つのグリップ37,38を有する。グリップ37にトリガ39が設けられ、グリップ38にトリガ40が設けられている。グリップ37,38は、作業者が手で握る。作業者がトリガ39またはトリガ40を操作すると、電源から電動モータ17に電力が供給されて、電動モータ17の出力軸が回転する。トリガ39,40が共に操作されていなければ、電動モータ17に電力が供給されず、電動モータ17の出力軸は停止する。電動モータ17に電力を供給する電源は、交流電源または直流電源の何れでもよい。
切断刃18は、ハウジング16内で第3支持軸41により回転可能に支持されている。第3支持軸41は支持面21と平行である。動力伝達機構がハウジング16に設けられている。動力伝達機構は、図示されていない。動力伝達機構は、電動モータ17の出力軸の回転力を切断刃18に伝達する。動力伝達機構は、巻き掛け伝動機構または噛み合い伝動機構を含む。巻き掛け伝動機構は、プーリとベルトとの組み合わせ、スプロケットとチェーンとの組み合わせを含む。噛み合い伝動機構は、ギヤ列を含む。
ハウジング16は、切断刃18を覆う第1カバー42を備えている。第1カバー42は、ハウジング16に固定されているか、または、ハウジング16の一部を構成する。第1カバー42は、切断刃18の回転方向の半分を覆い、切断刃18は第1カバー42の外に露出している。第1カバー42は、第1縁部42A及び第2縁部42Bを有する。第1縁部42A及び第2縁部42Bは共に直線状であり、第1縁部42Aと第2縁部42Bとは、互いに平行である。第1縁部42Aは、第3支持軸41を中心とする切断刃18の径方向で、第2支持軸36と第2縁部42Bとの間に配置されている。切断刃18の先端18Aは、第1カバー42から露出している。切断刃18が第1カバー42から露出する箇所は、切断刃18の回転により切断刃18の回転方向に移動する。接線A1は、先端18Aを通る。第1縁部42Aから接線A1までの長さL1は、第2縁部42Bから接線A1までの長さL2よりも長い。
さらに、ハウジング16に第2カバー43が設けられている。第2カバー43は、切断刃18のうち、第1カバー42から露出する箇所を覆う。第2カバー43は、ハウジング16に対して、切断刃18の回転方向に移動可能である。作業者は、切断刃18の回転方向における第2カバー43の位置を変えると、切断刃18の回転方向で第1カバー42と第2カバー43との重なる範囲が変わる。つまり、作業者は、第2カバー43の位置を変えて、切断刃18が第2カバー43から露出する範囲を調整できる。
第1固定壁44がマウント19に設けられ、第2固定壁45がマウント20に設けられている。第1可動壁46が第1固定壁44に設けられ、第2可動壁47が第2固定壁45に設けられている。まず、第1固定壁44及び第1可動壁46の形状及び構造を、図4〜図9を参照して説明する。第1固定壁44は、支持面21及び支持面24Aに亘って配置されている。第1固定壁44は、マウント19の支持面21に固定されている。第1固定壁44は、支持面21に沿った方向に延びた棒形状であり、第1固定壁44は、底部49と、底部49に連続する2つのリブ50,51と、を備えている。リブ50とリブ51とは互いに平行であり、リブ50とリブ51との間に凹部52が設けられている。切断機10を側面視すると、第1固定壁44は、図2及び図4のようにコ字形である。
第1固定壁44をマウント19に固定するねじ部材85が複数設けられている。ねじ部材85は、頭部53及び軸部54を有する。軸部54の外周面に雄ねじが形成されている。底部49に軸孔55が設けられ、マウント19にねじ孔56が設けられている。ねじ部材85の軸部54は、軸孔55及びねじ孔56に挿入され、かつ、ねじ部材85が締め付けられている。第1固定壁44は、ねじ部材85によりマウント19に固定されている。頭部53は凹部52に配置されている。
図9のように第1固定壁44を平面視すると、凹部52は、幅が狭い箇所と、幅が広い箇所とを有する。凹部52の幅は、リブ50とリブ51との間隔である。第1固定壁44は、幅が狭い箇所と、幅が広い箇所との境界に設けた段部57を有する。また、リブ50からリブ51に向けて突出した抜け止め58が設けられている。抜け止め58は、凹部52に位置している。
さらに、リブ50を貫通する孔59が複数設けられ、リブ51を貫通する孔60が複数設けられている。孔59,60は、第1固定壁44の高さ方向で、抜け止め58と底部49との間に配置されている。孔59の数と、孔60の数とは同じであり、孔59が2つ設けられ、孔60が2つ設けられている。孔59,60は、第1固定壁44を幅方向に貫通している。第1固定壁44の幅方向は、第1固定壁44の平面視で、第1固定壁44の長手方向に対して直角な方向である。孔59同士の間隔は、孔60同士の間隔と同じであり、孔59と孔60とが、第1固定壁44の長手方向で同じ位置に配置されている。
また、第1固定壁44のうち、支持面24A上に配置されている箇所に傾斜面61が設けられている。傾斜面61は、第1固定壁44のうち、支持面24Aの反対側に形成されている。傾斜面61は、支持面21に近づくことに伴い、第1固定壁44が高さが増加する向きで傾斜している。第1固定壁44の高さは、支持面21に対して垂直な方向の寸法である。
当て板64が第1固定壁44に固定されている。当て板64の高さは、第1固定壁44の高さと同じである。当て板64を第1固定壁44へ固定するねじ部材62及びナット63が設けられている。ねじ部材62は、孔59,60へ挿入され、かつ、締め付けられている。ねじ部材62は、支持面21と平行に配置されており、ねじ部材62は、図4のように、第1固定壁44及び当て板64の高さ方向で中央に配置されている。本実施形態では、2本のねじ部材62により、当て板64が第1固定壁44に固定されている。当て板64は木製である。当て板64は、切断機10の平面視で、支持面21から支持面24Aに亘って配置されている。
当て板64は、切断機10の側面視で外周形状が四角形である。当て板64の形状は、正方形または長方形のいずれでもよい。当て板64の長さは、第1固定壁44の長さと同じである。当て板64は、傾斜面75を有する。傾斜面75は、当て板64のうち、支持面24Aに載せられている箇所に配置されている。傾斜面75は、傾斜面61と同じ向きに傾斜している。切断機10の正面視で、第1固定壁44の外周形状と、当て板64の外周形状とが同じである。
第1可動壁46は、ボス部65と、ボス部65に連続する支持部66と、を有する。ボス部65は、凹部52に配置され、支持部66は凹部52の外に配置される。ボス部65の両側面のうち、リブ50に近い側面に溝67が設けられている。溝67は、ボス部65の長手方向に沿って配置されている。抜け止め58は溝67に配置されている。第1固定壁44の高さ方向で、抜け止め58の厚さは、溝67の幅よりも小さい。
第1可動壁46を第1固定壁44に固定するねじ部材84が設けられている。ねじ部材84は、作業者が掴むノブ68と、ノブ68に固定された軸部69と、を備えている。軸部69の外周面に雄ねじが形成されている。リブ50に雌ねじ孔70が設けられ、軸部69は雌ねじ孔70へ挿入されている。軸部69の先端は溝67に配置されている。作業者が、ねじ部材84を締め付けると、軸部69がボス部65をリブ51へ押し付け、第1可動壁46を第1固定壁44へ固定する固定力が発生する。作業者がねじ部材84を緩めると、軸部69がボス部65から離れ、第1可動壁46を第1固定壁44へ固定する固定力が解除される。
ボス部65の長手方向における両端部のうち、支持面21上に位置する端部に幅広部86が設けられている。幅広部86における第3方向E3の幅は、他の箇所の幅よりも広い。ボス部65における底部49に最も近い箇所に、図5及び図7のように切り欠き71が設けられている。切り欠き71は、複数、例えば、2個設けられている。2個の切り欠き71は、ボス部65の長手方向で間隔をおいて配置されている。ボス部65の長手方向で切り欠き71同士の間隔は、2つの孔59の間隔と同じである。ボス部65の長手方向における切り欠き71の幅は、ねじ部材62の外径よりも大きい。
さらに、第1可動壁46の支持部66に傾斜縁72が設けられている。傾斜縁72は、第1可動壁46のうち、支持面24Aの上方に配置されている箇所に設けられている。傾斜縁72の傾斜方向は、傾斜面61の傾斜方向と同じである。
さらに、当て板73が第1可動壁46の支持部66に固定されている。当て板73は、切断機10の側面視で外周形状が四角形である。当て板73の形状は、正方形または長方形のいずれでもよい。当て板73は、当て板64の上方に配置されている。当て板73を支持部66へ固定するねじ部材87及びナット88が設けられている。当て板73は木製である。当て板73は、切断機10の平面視で、支持面21から支持面24Aに亘って配置されている。
当て板73に傾斜面74が設けられている。傾斜面74は、傾斜縁72と同じ向きに傾斜されている。当て板73は、切断機10の正面視で第1可動壁46と同じ形状である。図4のように、当て板73の厚さと、当て板64の厚さとは同じである。このため、当て板73の表面73Aと、当て板64の表面64Aとは、第3方向E3で同じ位置にある。当て板64,73は加工材W1に接触し、かつ、加工材W1を第3方向E3に位置決めする。
第2固定壁45の形状及び構造は、第1固定壁44の形状及び構造と同じである。第1固定壁44と第2固定壁45とは、図1で左右対称の形状及び構造である。当て板64は、第2固定壁45にも固定されている。第1固定壁44に固定される当て板64の形状及び構造は、第2固定壁45に固定される当て板64の形状及び構造とは、左右対称である。第2可動壁47の形状及び構造は、第1可動壁46の形状及び構造と同じである。なお、第2可動壁47は、傾斜縁72を備えていない。当て板73は、第2可動壁47にも固定されている。第2可動壁47に固定される当て板73は、傾斜面74を備えていない。
図1に示す切断機10の正面視で、第1固定壁44と第2固定壁45とは、第1支持軸29の左右方向に間隔をおいて配置されている。図1に示す切断機10の正面視で、第1可動壁46と第2可動壁47とは、第1支持軸29の左右方向に間隔をおいて配置されている。
作業者が、切断機10を使用して加工材W1を切断する作業を、図1及び図2を参照して説明する。第2方向E2は、切断機10の高さ方向を表す。切断機10の高さ方向は、図1及び図2の上下方向である。第1方向E1は、支持面21,24Aと平行である。第2方向E2と第1方向E1とは、切断機10を正面視する図1で直角である。第1方向E1は、切断機10の左右方向と定義することもできる。
図2に示す第3方向E3は、スライダ15がガイドレール14に沿って移動する方向と同じである。第3方向E3は、切断機10の前後方向と定義することもできる。第3方向E3は、支持面21,24Aと平行である。第2方向E2と第3方向E3とは、切断機10を側面視する図2で直角である。切断機10を平面視すると、第1方向E1と第3方向E3とが直角である。
作業者は、切断機10を用いて第1切断作業と第2切断作業とを行うことができる。第1切断作業では、図1に示すように、切断刃18を支持面24Aに対して垂直として加工材W1を切断する。第1切断作業は、垂直切断と定義することもできる。第2切断作業では、図10に示すように、切断刃18を支持面24Aに対して傾斜させて加工材W1を切断する。第2切断作業は、傾斜切断と定義することもできる。
第1切断作業または第2切断作業のいずれを行う場合も、第1固定壁44はマウント19に固定され、第2固定壁45はマウント20に固定されており、第1固定壁44と第2固定壁45とは、間隔をおいて配置される。また、第1固定壁44及び第2固定壁45に、当て板64がそれぞれ固定される。
作業者が第1切断作業を行う場合、ホルダ13は、ピン32をストッパ48に接触した状態でクランプ33により、中立位置に固定される。図1に示す切断機10の正面視で、切断刃18と支持面24Aとの間に形成される角度は、ホルダ13が中立位置に固定されていると90度である。加工材W1は、切断機10の正面視で四角形である。
第1可動壁46は、図1のように、第1方向E1で最も第2固定壁45に接近した基準位置で固定されている。第1可動壁46は、幅広部86が段部57に接触することで、第1方向E1で基準位置に位置決めされる。第2可動壁47は、図1のように、第1方向E1で最も第1固定壁44に接近した基準位置で固定されている。第2可動壁47は、幅広部86が段部57に接触することで、第1方向E1で基準位置に位置決めされる。加工材W1は、支持面21,24Aに置かれ、かつ、当て板64,73に接触する。つまり、加工材W1は、切断機10を側面視する図2において、当て板64,73により第3方向E3で位置決めされる。
作業者は、グリップ37またはグリップ38の何れかを手で握り、スライダ15をガイドレール14に沿って移動させ、第3方向E3におけるハウジング16の位置を調整する。作業者は、ハウジング16を図2で時計回りに動作させ、切断刃18を加工材W1に接近させる。作業者は、トリガ39または40を操作して電動モータ17の出力軸を回転させ、出力軸の回転力で切断刃18を回転させる。作業者は、さらに切断刃18を下降させ、切断刃18で加工材W1を切断する。
切断刃18は、図1で当て板73同士の間及び当て板64同士の間へ進入するため、切断刃18が、第1可動壁46及び第2可動壁47、第1固定壁44及び第2固定壁45、当て板73,64と干渉することを回避できる。また、作業者は、切断刃18で加工材W1を切断している状態で、スライダ15をガイドレール14に沿って移動することもできる。つまり、切断刃18は第3方向E3に移動する。
作業者は、加工材W1の切断を終了すると、トリガ39及びトリガ40の両方から指を離して電動モータ17を停止する。また、作業者はハウジング16を図2で反時計回りに動作させ、切断刃18をターンテーブル12から離間し、所定の位置でハウジング16を停止させる。
第1切断作業は、第1可動壁46が第1固定壁44に固定され、第2可動壁47が第2固定壁45に固定された状態で行われる。第1可動壁46は、軸部69により第1固定壁44へ押し付けられ、第1可動壁46は、第2方向E2で第1固定壁44に対して固定されている。第1可動壁46は、ねじ部材62とボス部65との係合力で、第1方向E1でスライドすることが規制される。
第2可動壁47は、軸部69により第2固定壁45へ押し付けられ、第2可動壁47は、第2方向E2で第2固定壁45に対して固定されている。第2可動壁47は、ねじ部材62とボス部65との係合力で、第2方向E2で第2固定壁45に対して固定されている。このため、加工材W1をベース11及びターンテーブル12に位置決めでき、切断刃18で加工材W1を切断する作業が安定する。
作業者は、第2切断作業を行う前に、次に述べる準備作業を行う。作業者は、ねじ部材84を緩めて、ねじ部材84から第1可動壁46に加えられている固定力を解除する。第1可動壁46は、ねじ部材84の固定力が解除されると、第2方向E2で移動可能となる。作業者は、第1可動壁46を第2方向E2に沿って移動させる。つまり、第1可動壁46は、図4及び図5で上に向けて移動し、ねじ部材62は、図6のように切り欠き71から出る。第1可動壁46は、ねじ部材62が切り欠き71から出ると、図7及び図8のように、第1方向E1に沿って移動可能である。作業者は、第1可動壁46を図7のように、支持壁28から離れる向きで移動させる。第1可動壁46が第1方向E1に沿って移動する動作を、スライドと呼ぶ。
作業者は、第1方向E1で切り欠き71とねじ部材62との位置を合わせ、第1可動壁46を第2方向E2で第1固定壁44へ向けて移動する。第1可動壁46は、ねじ部材62が切り欠き71に入ると停止する。作業者は、ねじ部材84を締め付ける。第1可動壁46は、図1に示す基準位置から、第1方向E1に沿って移動した図10の第1停止位置で、第2方向E2及び第1方向E1に固定される。第1可動壁46が第1停止位置で固定される原理は、第1可動壁46が基準位置で固定される原理と同じである。第1可動壁46が第1停止位置にある場合に、第1可動壁46と第2可動壁47との間隔は、第1可動壁46が基準位置にある場合に、第1可動壁46と第2可動壁47との間隔よりも広い。第1可動壁46と第2可動壁47との間隔は、第1方向E1における距離である。
作業者は、クランプ33を緩め、かつ、ピン32を操作して、ピン32をストッパ48から離す。作業者は、ホルダ13を図1の中立位置から、反時計回りに所定角度回動させ、図10の第1傾斜位置で停止させる。作業者は、クランプ33を締め付け、ホルダ13を固定する。ホルダ13が図10の第1傾斜位置で固定されると、切断刃18と支持面24Aとの間に形成される鋭角側の角度は、45度である。
作業者は、前述と同様の動作を行い、切断刃18で加工材W1を切断する。切断刃18を加工材W1に近づける際に、切断刃18及び第1カバー42が、第1可動壁46及び当て板73に接触することはない。
さらに、作業者は、ねじ部材84を緩め、かつ、第1停止位置にある第1可動壁46を、支持壁28からさらに離れる向きで第1方向E1へ移動させて図11に示す第2停止位置で停止させ、ねじ部材84を締め付けて第1可動壁46を固定することもできる。第1可動壁46が第2停止位置にある場合に、第1可動壁46と第2可動壁47との間隔は、第1可動壁46が第1停止位置にある場合に、第1可動壁46と第2可動壁47との間隔よりも広い。
また、作業者は、ホルダ13を図10の第1傾斜位置から、反時計回りに所定角度回動させ、図11の第2傾斜位置で停止させてホルダ13を固定する。ホルダ13が図11の第2傾斜位置で固定されると、切断刃18と支持面24Aとの間に形成される鋭角側の角度は、33.9度である。
作業者は、前述と同様の動作を行い、切断刃18で加工材W1を切断する。切断刃18を加工材W1に近づける際に、切断刃18及び第1カバー42が、第1可動壁46及び当て板73に接触することはない。
上記例では、作業者がホルダ13を中立位置から第1傾斜位置へ移動させ、第1傾斜位置から第2傾斜位置へ移動する作業を説明している。作業者は、ホルダ13を中立位置から、第1傾斜位置へ停止することなく、第2傾斜位置へ直接移動してもよい。なお、作業者は、ホルダ13を第2傾斜位置または第1傾斜位置から中立位置へ移動する場合、ねじ部材84を緩めて、第1可動壁46を第1方向E1へ移動する。さらに、作業者は、ねじ部材84を締め付けて、第1可動壁46を第1停止位置または基準位置で固定する。
切断機10は、第1可動壁46を第1方向E1で移動可能である。また、第1可動壁46は、基準位置、第1停止位置、第2停止位置のいずれにおいても、第2方向E2及び第1方向E1で固定できる。このため、作業者がホルダ13を中立位置と第1傾斜位置と第2傾斜位置との間で相互に切り換える場合に、第1可動壁46を移動する作業性が低下することを抑制できる。また、当て板73を第1可動壁46から取り外すことなく、切断工程を実行できる。したがって、作業者が切断機10で加工材W1を切断する場合の作業性が低下することを抑制できる。
また、ねじ部材84を締め付けてボス部65をリブ51へ押し付け、ボス部65とリブ51との接触面の摩擦力で、第1可動壁46を第1固定壁44に対して第2方向E2で固定している。つまり、第1可動壁46の固定力は、ボス部65とリブ51との接触面積が広いほど、大きな固定力が得られる。
切断機10は、第1可動壁46を第1方向E1へ移動する場合、一旦、第2方向E2へ移動させてから、第1方向E1へ移動することにより、ねじ部材62が切り欠き71へ出入りする。このため、第2方向E2における第1可動壁46の高さを維持し、かつ、第1可動壁46は第1方向E1へ移動可能である。したがって、ボス部65とリブ51との接触面積が狭められず、第1可動壁46の固定力を確保できる。つまり、第1可動壁46の姿勢が不安定となることを抑制できる。
さらに、第1可動壁46を第1方向E1へ移動する場合に、ねじ部材62とボス部65との干渉を避けることを目的として、ねじ部材62を支持面21へなるべく近づける設計としなくてよい。このため、作業者がねじ部材62を締め付けたり緩めたりする場合に、ねじ部材を回転させる工具、例えばドライバがベース11に接触しにくい。したがって、ねじ部材62を締め付けたり緩めたりする作業を容易に行える。
また、切断機10は、ベース11及びターンテーブル12に対するホルダ13の回転角度に応じて、第1可動壁46の第1方向E1における移動量が異なる。具体的にはホルダ13の回動角度が大きくなることにともない、第1可動壁46の移動量も大きくなる。ここで、ホルダ13の回転角度は、移動前の位置から移動後の位置に至るまでの回転角度である。切断機10は、ホルダ13の傾斜角度に応じて、第1可動壁46の移動量を最小限に止めることができる。したがって、第1可動壁46を移動させる作業を容易に行える。
さらに、第1方向E1における切り欠き71の位置は、ホルダ13の傾斜角度に応じて設定すればよい。例えば、ホルダ13の傾斜角度は、利用頻度が高い33.9度または45度でホルダ13とする場合を想定して、切り欠き71の位置を設定する。ここで、切り欠き71の位置は、切断刃18及び第1カバー42が第1可動壁46及び当て板73に接触しないように、第1可動壁46を第1方向E1で停止できる位置とする。
さらに、ねじ部材84が緩められて、ボス部65をリブ51に押し付ける力が解除されると、第1可動壁46は、第1固定壁44に対して第2方向E2で移動可能となる。第1可動壁46が第2方向E2で移動する量は、抜け止め58と溝67の内面との間に形成される隙間量に応じた値となる。ねじ部材84が緩められると、抜け止め58はボス部65に係合することで、ボス部65が凹部52内から抜け出すことを防止する。つまり、第1可動壁46が、第1固定壁44に対して第1方向E1にスライドする場合に、第1可動壁46が第1固定壁44から外れることを防止できる。
さらに、ねじ部材62は、図4のように、当て板64の高さ方向で中央に配置されている。したがって、当て板64を第1固定壁44に固定する力が当て板64の高さ方向で全体に分散され、当て板64を確実に固定できる。また、作業者は、ねじ部材62を締め付けたり緩めたりする作業を容易に行える。さらに、第2方向E2で、当て板64とリブ51とを接触する面積をなるべく多く確保でき、ねじ部材62が当て板64を第1固定壁44に固定する力が安定する。
なお、第1可動壁46に設ける切り欠き71の個数は、2個に限定されない。切り欠き71は、図12のように第1可動壁46に3個以上設けてもよい。切り欠き71の個数が多くなる程、切断刃18と支持面21,24Aとの間に形成される角度を直角未満に設定するホルダ13の傾斜位置をなるべく多くできる。すなわち、切断刃18と支持面21,24Aとの間に形成される角度は、33.9度及び45度に限定されない。
さらに、図12に示す第1可動壁46は、ボス部65に切り欠き71の他に切り欠き76を有する。切り欠き76は、第1方向E1に沿って複数設けられている。切り欠き76は、抜け止め58が出入りする。ねじ部材62が切り欠き71に入る第1可動壁46の位置では、抜け止め58が切り欠き76に入る。第1可動壁46の位置は、第1方向E1における位置である。抜け止め58が切り欠きに入ると、第1可動壁46は、ボス部65と抜け止め58との係合力で、第1方向E1で固定決めされる。
図13は、第1可動壁46を第1固定壁44に取り付ける構造を示す。図13(A)に示す取り付け構造は、第1固定壁44の凹部52へ、第1可動壁46のボス部65を配置するものである。図13(B)に示す構造は、第1固定壁44にボス部77が設けられており、ボス部77に雌ねじ孔78が設けられている。ねじ部材62は雌ねじ孔78へ挿入されて締め付けられ、当て板64が第1固定壁44に固定されている。第1可動壁46は、基部79と、基部79に連続するリブ80,81と、凹部82と、を有する。リブ80,81は第1方向E1に沿って間隔をおいて配置されている。凹部82は、リブ80とリブ81との間に形成されている。
ボス部77は凹部82に配置されている。リブ80,81のうち、第3方向E3で支持部66に近い位置に配置されたリブ81に、切り欠き83が設けられている。ねじ部材62は切り欠き83へ出入り可能である。切り欠き83は、第2方向E2に沿って複数設けられている。図13に示す第1可動壁46を第1固定壁44に固定するねじ部材が設けられている。このねじ部材は図示されていない。
図13(B)の取り付け機構は、ねじ部材を締め付けると、ボス部77がリブ81へ押し付けられて、第1可動壁46は第1固定壁44に対して第2方向E2で位置決めする固定力が発生する。ねじ部材を緩めると、第1可動壁46を第1固定壁44に対して第2方向E2に位置決めする固定力が解除される。図13(B)の第1可動壁46は、固定力が解除されると、第2方向E2に沿って移動可能である。
第1可動壁46は、ねじ部材62が切り欠き83へ入ると、ねじ部材62とボス部77との係合力により第1方向E1で固定される。第1可動壁46は、ねじ部材62が切り欠き83から出ると、ねじ部材62とボス部77との係合が解除され、第1方向E1でスライド可能である。図13(B)に示す取り付け機構を備えた切断機は、前述と同様の効果を得ることができる。また、図13(B)に示す取り付け機構は、第2可動壁47を第2固定壁45に取り付ける場合に用いることもできる。
実施の形態で説明した事項と、本発明の構成との対応関係は、以下の通りである。本発明のベースは、ベース11及びターンテーブル12を含み、本発明の支持面は、支持面21,22,24Aを含む。本発明の第1支持軸は、第1支持軸29を含み、本発明の第2支持軸は、第2支持軸36を含み、本発明の第3支持軸は、第3支持軸41を含む。本発明のホルダは、ホルダ13を含み、本発明のハウジングは、ハウジング16を含み、本発明の切断刃は、切断刃18を含む。
本発明の固定壁は、第1固定壁44及び第2固定壁45を含み、本発明の可動壁は、第1可動壁46及び第2可動壁47を含む。本発明の第1位置決め部材は、当て板64を含み、本発明の第2位置決め部材は、当て板73を含む。本発明の抜け止め機構は、第1可動壁46及び第2可動壁47、第1固定壁44及び第2固定壁45、溝67、抜け止め58を含む。本発明の第1固定部材は、ねじ部材84を含み、本発明の第2固定部材は、ねじ部材62を含む。本発明の切り欠きは、切り欠き71,83を含む。本発明の第1停止位置は、図10に示す第1可動壁46の第1停止位置を含む。
本発明の第1凹部は、凹部52を含み、本発明の第2凹部は、凹部82を含み、本発明のカバーは、第1カバー42を含む。本発明の第1縁部は、第1縁部42Aを含み、本発明の第2縁部は、第2縁部42Bを含む。本発明の「第2支持軸に対して交差する平面視」は、図2に示す切断機10の側面視に相当する。本発明における「切断刃の露出箇所」は、切断刃18のうち、第1カバー42から露出している箇所であり、本発明における切断刃の先端は、先端18Aである。本発明の第1距離は、第1距離L1であり、本発明の第2距離は、第2距離L2である。本発明における所定の位置は、図10における第1可動壁46の第1停止位置、図11における第1可動壁46の第2停止位置を含む。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。上記実施の形態では、図1に示すホルダ13を中立位置から反時計回りに傾斜する例を説明している。切断機10は、第2可動壁47を第1方向E1で支持壁28から離れる向きで移動させることもできる。切断機10は、ホルダ13を図1の中立位置から時計回りに傾斜することもできる。
切断機10は、第2可動壁47に傾斜面61を設け、当て板73に傾斜面75を設けることもできる。切断機10は、第2可動壁47のボス部65に切り欠き76を設けてもよい。第2可動壁47を第1方向E1に沿って移動させ、かつ、ホルダ13を傾斜させる場合の作業、及び効果は、第1可動壁46を第1方向E1に沿って移動させ、かつ、ホルダ13を傾斜させる場合の作業、及び効果と同じである。切断機10で切断される加工材W1は、木材を含む。加工材W1の外周形状は、四角形の他、円形を含む。本発明における切断機の使用場所は、卓上、作業台の上、床の上の何れでもよい。
10…切断機、11…ベース、12…ターンテーブル、13…ホルダ、14…ガイドレール、15…スライダ、16…ハウジング、17…電動モータ、18…切断刃、18A…先端、19,20…マウント、21,22,24A…支持面、23…凹部、24…円板部、25…第1突出部、26…第2突出部、27…レバー、28…支持壁、29…第1支持軸、30,31…ストッパ、32…ピン、33…クランプ、34…サポート部材、35…ヒンジ、36…第2支持軸、37,38…グリップ、39,40…トリガ、41…第3支持軸、42…第1カバー、42A…第1縁部、42B…第2縁部、43…第2カバー、44…第1固定壁、45…第2固定壁、46…第1可動壁、47…第2可動壁、48…ストッパ、49…底部、50,51,80,81…リブ、52,82…凹部、53…頭部、54…軸部、55軸孔、56…ねじ孔、57…段部、58…抜け止め孔、59,60…孔、61,74,75…傾斜面、62,84,85,87…ねじ部材、63,88…ナット、64,73…当て板、64A,73A…表面、65,77…ボス部、66…支持部、67…溝、68…ノブ、69…軸部、70,78…雌ねじ孔、71,76,83…切り欠き、72…傾斜縁、79…基部、86…幅広部、A1…接線、E1…第1方向、E2…第2方向、E3…第3方向、L1…第1距離、L2…第2距離、W1…加工材。

Claims (13)

  1. 加工材を支持する支持面を備えたベースと、
    前記支持面と平行に延びる第1支持軸と、
    前記第1支持軸を支点として動作可能なホルダと、
    前記ホルダに設けられ、かつ、前記支持面の平面視で前記第1支持軸と直交する方向に延びる第2支持軸と、
    前記第2支持軸を支点として揺動可能なハウジングと、
    前記ハウジングに支持され、前記第2支持軸と平行な第3支持軸を中心として回転可能な切断刃と、
    前記ベースに設けた固定壁と、
    前記固定壁に取り付けられる可動壁と、
    を備え、
    前記ハウジングが前記第2支持軸を支点として揺動すると、前記切断刃は前記ベースに対して接近または離間し、
    前記ホルダが前記第1支持軸を支点として動作すると、前記切断刃と前記支持面との間に形成される角度が変化する、切断機であって、
    前記固定壁に取り付けられて前記加工材を位置決めする第1位置決め部材と、
    前記可動壁に取り付けられて前記加工材を位置決めする第2位置決め部材と、
    を備え、
    前記可動壁は、前記支持面に沿った第1方向にスライド可能であり、かつ、前記第1方向に対して交差する第2方向へ移動可能である、切断機。
  2. 前記可動壁が前記第2方向に移動して、前記可動壁が前記固定壁から取り外されることを抑制する抜け止め機構を備える、請求項1記載の切断機。
  3. 前記固定壁に設けられて前記可動壁を前記固定壁に固定する第1固定部材と、
    前記第1位置決め部材を前記固定壁に固定する第2固定部材と、
    を更に備え、
    前記可動壁は、切り欠きを有し、
    前記固定壁に対して前記可動壁が前記第2方向に移動することで、前記第2固定部材が前記切り欠き内に出入りし、
    前記第2固定部材が前記切り欠き内に入り込むことで、前記可動壁の前記第1方向のスライドが規制される、請求項1または2記載の切断機。
  4. 前記固定壁は、前記第1方向に間隔をおいて2つ設けられ、
    前記可動壁は、前記第1方向に間隔をおいて2つ設けられている、請求項1〜3のいずれか1項記載の切断機。
  5. 前記可動壁は、前記切断刃と前記支持面との間に形成される角度が直角である際に、前記第1方向で前記切断刃に最も接近する基準位置に配置され、
    前記第2固定部材は、前記可動壁が前記基準位置に配置されていると前記切り欠き内に入り込む、請求項3記載の切断機。
  6. 前記可動壁は、前記切断刃と前記支持面との間に形成される角度が直角未満である際に、前記基準位置から前記第1方向にスライドした停止位置に配置され、
    前記第2固定部材は、前記角度が45度であり、かつ、前記可動壁が前記停止位置に配置されている際に前記切り欠き内に入り込むことにより、前記ハウジングが前記可動壁に接触しないように前記第1方向における前記可動壁のスライドを防止する、請求項5記載の切断機。
  7. 前記第2固定部材は、前記第1方向で互いに離間した位置に少なくとも2個設けられ、
    前記切り欠きは、前記第1方向で互いに離間した位置に少なくとも2個設けられている、請求項3、5、6のいずれか1項記載の切断機。
  8. 前記固定壁は、前記可動壁を配置する第1凹部を有し、
    前記第2固定部材は、前記第1凹部に配置される、請求項3、5、6、7のいずれか1項記載の切断機。
  9. 前記可動壁は、前記固定壁を配置する第2凹部を有し、
    前記第2固定部材は、前記第2凹部に配置される、請求項3、5、6、7のいずれか1項記載の切断機。
  10. 前記切断刃を覆うカバーが設けられ、
    前記カバーは、前記切断刃の径方向に沿って形成された第1縁部及び第2縁部を備え、
    前記第1縁部と前記第2縁部とが、前記第2支持軸に対して交差する平面視で互いに平行であり、
    前記第1縁部は、前記第2支持軸に対して交差する平面視で前記第2支持軸と前記第2縁部との間に配置され、
    前記第1縁部から前記切断刃の露出箇所の先端までの第1距離は、前記第2縁部から前記切断刃の露出箇所の先端までの第2距離よりも長い、請求項1〜9のいずれか1項記載の切断機。
  11. 前記角度は、前記第1方向及び前記第2方向を含む平面視で、前記切断刃と前記支持面との間に形成される、請求項1〜10のいずれか1項記載の切断機。
  12. 加工材を支持する支持面を備えたベースと、
    前記ベースに設けられ、前記加工材を支持する固定壁と、
    前記加工材を切断する切断刃を支持するハウジングと、
    前記切断刃が前記ベースに対して接近及び離間するように、前記ハウジングを揺動可能に支持するホルダと、
    を備え、
    前記切断刃の側面と前記支持面とが形成する角度を変更するように、前記ホルダが前記ベースに動作可能に支持されている切断機であって、
    前記固定壁に取り付けられて前記支持面に沿った方向にスライド可能な可動壁が設けられ、
    前記可動壁は、前記加工材に接触する位置決め部材を前記固定壁へ取り付けた際に、スライド方向における所定の位置でスライドが規制される、切断機。
  13. 前記所定の位置は、前記ホルダが前記ベースに対して動作された場合に、前記ハウジングが前記可動壁に接触することを回避できる位置である、請求項12に記載の切断機。
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