JP2016189885A - 呼気判定器、呼気判定ユニットおよび呼気判定方法 - Google Patents

呼気判定器、呼気判定ユニットおよび呼気判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 使用者の必要呼気力を定量的に測定して客観的な測定結果を表示する呼気判定器を提供する。
【解決手段】 使用者が口にくわえて呼気を吹き込む口吹部25と、使用者の呼気の圧力を測定して使用者に適した吹き戻しを判定する判定器本体部21と、を備えた呼気判定器2は、使用者により呼気が吹き込まれて筒状で変形自在な伸縮体31を備えた吹き戻し3に取り付けられて使用される。呼気が吹きこまれると、使用者の呼気の圧力に応じたレベルが判定され、判定器本体部21に設けられた表示部27に判定結果が表示される。これにより、使用者の必要呼気力を定量的に測定し、客観的な測定結果を表示することを可能にする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、健康促進や治療等に適した呼吸訓練を行うための吹き戻しに取り付けられる呼気判定器、呼気判定ユニット及びこの吹き戻しを使用する呼気判定方法に関する。
吹き戻しは、古くから吹き戻し玩具として知られている。この吹き戻しは、筒状の伸縮体(袋状部)の長手方向に沿って線状のバネ材が配設され、伸縮体の一端部から空気を吹き込むと伸縮体が伸び、空気を吹き込まない状態では、バネ材の弾性力によって伸縮体が渦巻状に巻かれるものである。
このような吹き戻しは、従来、主に子供の玩具として使用されていたが、健康促進や治療等の目的で呼吸訓練を行うために利用可能な吹き戻しが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この吹き戻しは、抗菌性の柔軟材料から形成されたマウスピースを、吹き込み部に着脱自在に備えることで、長期間の繰り返し使用によっても衛生状態を良好に保ち得るものである。
この呼吸訓練は、例えば、医療分野においては、小児ぜんそくの予防や、肺がん患者、外科手術を受ける患者で術前術後の麻酔により呼吸機能が低下した患者、PM2.5等の環境汚染による慢性閉塞性肺疾患(COPD)等の呼吸機能障害患者等に対する呼吸訓練のために行われるものである。また、介護分野においては、高齢者や障害者による食事中の誤嚥防止または摂食嚥下リハビリテーションのために行われる。美容分野においては、頬の筋肉を鍛えることによりほうれい線の発生を防止するために行われる。音楽分野においては、声楽家による呼吸法、発声法の訓練のために行われる。スポーツ分野においては、スポーツ吹き矢等、息を吹く力を上昇するために行われるものである。
実用新案登録第3137944号公報
ところで、健康促進や治療等の目的に利用可能な吹き戻しは、伸縮体を伸ばすのに要する吹く力(必要呼気力)に応じて複数段階(例えば、3段階)のものが市販されている。例えば、呼吸器疾患の患者が治療のために吹き戻しを使用する場合は、その症状に応じて適した吹き戻しを使用する必要がある。
しかし、このような吹き戻しのみでは必要呼気力を定量的に測定できないため、呼吸器疾患の患者や治療に当たる医師にとって、その症状に適した吹き戻しを判定することは容易ではない。また、呼吸器疾患の治療のために吹き戻しを定期的に使用し、それにより症状が改善すると、治療当初使用していた吹き戻しを他のものに変更する必要が生じるが、患者の治療に当たる医師にとって、客観的な測定結果が得られないとその判定が困難となる。
そこでこの発明は、使用者の必要呼気力を定量的に測定して客観的な測定結果を表示し、使用者の必要呼気力に適した吹き戻しを容易に判定することが可能な呼気判定器、呼気判定ユニットおよび呼気判定方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、使用者が呼気を吹き込むことにより筒状で変形自在に形成された伸縮体が伸び、前記呼気が吹き込まれない状態では前記伸縮体が渦巻状に巻かれる吹き戻しに取り付けられる呼気判定器であって、前記使用者が口にくわえて前記呼気を吹き込む口吹部と、前記使用者が前記口吹部に吹き込んだ前記呼気の圧力を測定し、その測定結果から前記呼気の圧力に対応する複数段階の前記吹き戻しの中から前記使用者の前記呼気の圧力に適した前記吹き戻しを判定する判定器本体部と、を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の呼気判定器において、前記判定器本体部は、前記呼気の圧力を測定する圧力センサを備えた、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2のいずれか1項に記載の呼気判定器において、前記判定器本体部は、前記使用者に適した前記吹き戻しを表示する表示部を備えた、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の呼気判定器において、前記表示部は、前記複数段階の吹き戻しの中から前記使用者に適した前記吹き戻しの段階を表示する発光素子を備えた、ことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の呼気判定器において、前記複数段階の吹き戻しは、第1の吹き戻しと、第2の吹き戻しと、第3の吹き戻しとの3段階あり、前記第1の吹き戻しは、前記呼気の圧力が略1170Pa以下の場合に適した前記吹き戻しであり、前記第2の吹き戻しは、前記呼気の圧力が略2940Pa以下の場合に適した前記吹き戻しであり、前記第3の吹き戻しは、前記呼気の圧力が略4300Pa以下の場合に適した前記吹き戻しであり、前記判定器本体部は、前記使用者に適した前記吹き戻しが前記第1の吹き戻し、前記第2の吹き戻し、または前記第3の吹き戻しのいずれか1つであると判定する、ことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の呼気判定器と、前記吹き戻しと、を有することを特徴とする呼気判定ユニットである。
請求項7の発明は、使用者が呼気を吹き込むことにより筒状で変形自在に形成された伸縮体が伸び、前記呼気が吹き込まれない状態では前記伸縮体が渦巻状に巻かれる吹き戻しを使用する呼気判定方法であって、前記使用者における前記呼気の圧力を測定し、その測定結果から前記呼気の圧力に対応する複数段階の前記吹き戻しの中から前記使用者の前記呼気の圧力に適した前記吹き戻しを判定する、ことを特徴とする。
請求項1、請求項6及び請求項7の発明によれば、使用者が口吹部に吹き込んだ呼気の圧力を測定し、その測定結果から前記呼気の圧力に対応する複数段階の吹き戻しの中から使用者に適した吹き戻しを判定するため、使用者の必要呼気力を定量的に測定して客観的な測定結果を提供し、使用者の必要呼気力に適した吹き戻しを容易に判定することが可能になる。
請求項2の発明によれば、判定器本体部は、呼気の圧力を測定する圧力センサを備えたため、使用者の必要呼気力を定量的に測定することが可能になる。
請求項3及び請求項4の発明によれば、判定器本体部は、使用者に適した吹き戻しを表示する表示部を備えたため、使用者の必要呼気力を客観的に判定することが可能になる。
請求項5の発明によれば、判定器本体部は、呼気の圧力に応じて第1の吹き戻し、第2の吹き戻し、または第3の吹き戻しのいずれか1つであると判定するため、使用者の必要呼気力を客観的に判定することが可能になる。
この発明の実施の形態に係る呼気判定ユニットの概略を示す平面図である。 図1の判定器本体部の背面を示す拡大平面図である。 図1の判定器本体部の正面カバーが外された状態を示す拡大斜視図である。 図1の判定器本体部の左側面を示す拡大斜視図である。 図3の基板の回路構成を示す回路図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1は、この実施の形態に係る呼気判定ユニット1を示す正面図である。この呼気判定ユニット1は、特に、健康促進や治療等の目的に利用可能な吹き戻しにおいて、口から息を吹く力(必要呼気力)に応じて市販されている複数段階の吹き戻しの中から使用者に適した吹き戻しを判定するために使用されるものであり、主として、呼気判定器2と、吹き戻し3とを備えている。
呼気判定器2は、必要呼気力に応じて使用者に適した吹き戻しを判定する装置であり、吹き戻し3に取り付けられて使用される装置である。この呼気判定器2は、判定器本体部21と、吹き戻し側管部22と、接続部23と、使用者側管部24と、口吹部25と、マウスピース26とを備えている。
判定器本体部21は、呼気判定器2の本体部であり、使用者の呼気の圧力を測定し、呼気の圧力に応じて使用者に適した吹き戻しを判定するものである。この判定器本体部21は、例えば、筐体がプラスチック樹脂等により形成され、判定結果を表示する表示部27が設けられている。表示部27は、例えば、判定器本体部21の上面に半透明プラスチック樹脂等により設けられた3つの表示板を有し、その内部にそれぞれLED(発光ダイオード)等の発光素子が設けられている。3つの表示板には、それぞれ「0」、「1」、「2」と印字されている。
吹き戻し3は、使用者の呼気の圧力に応じて、複数段階、例えば3段階(レベル)に分けられており、「レベル0」、「レベル1」、「レベル2」の吹き戻し3がある。3つの表示板に印字された「0」、「1」、「2」は、このレベルに対応し、それぞれ「レベル0」、「レベル1」、「レベル2」を示している。「レベル0」は、呼気の圧力が約1170Pa以上であり、例えば、ティッシュペーパー1枚を吹いて揺らすことができる程度の圧力以上であることを示し、このときに表示板「0」が点灯する。「レベル1」は、呼気の圧力が約2940Pa以上であり、例えば、日常会話をしっかり話すことができる程度の圧力以上であることを示し、このときに表示板「0」及び「1」が点灯する。「レベル2」は、呼気の圧力が約4300Pa以上であり、ろうそくの火を吹いて消すことができる程度の圧力以上であることを示し、このときに表示板「0」、「1」及び「2」が点灯する。
吹き戻し側管部22は、判定器本体部21を通過した使用者の呼気を吹き戻し3に送るための管であり、判定器本体部21における吹き戻し3との接続側に円筒状に、例えば、プラスチック樹脂等により形成されている。接続部23は、呼気判定器2と吹き戻し3とを接続するための円筒状部材であり、一端に吹き戻し側管部22が挿入され、他端には後述する吹き戻し3の口吹部34が挿入されるものである。この接続部23は、例えば、半透明の柔軟材料(例えば、シリコン)により形成されている。
使用者側管部24は、使用者の呼気を判定器本体部21に送るための管であり、判定器本体部21における使用者側に円筒状に、例えば、プラスチック樹脂等により形成されている。この使用者側管部24の内径と長さは、使用者が容易に持つことができ、かつ、口吹体25から判定器本体部21に空気を吹き込みやすいように設定されている。
口吹部25は、使用者が口にくわえて呼気を吹き込むためのものであり、使用者側管部24から延設されて円筒状に、例えば、プラスチック樹脂等により形成されている。マウスピース26は、口吹部25を覆うことで口吹部25を清潔に保つための部材であり、円筒状に、抗菌加工が施された柔軟材料(例えば、シリコーン)により形成されている。このマウスピース26は、円筒内に口吹部25が挿入されて使用者側管部24側に圧入されることで、着脱自在に装着されている。そして、このようなマウスピース26を装着することで、使用者のくわえ心地が良好になるとともに、長期間繰り返し使用しても衛生状態を良好に維持することが可能になる。
吹き戻し3は、健康促進や治療、美容などの目的に利用可能な吹き戻しであり、主として、伸縮体31と、線状体32と、専管体33と、口吹体34と、を備えている。
伸縮体31は、使用者により呼気が吹き込まれて膨らませるための部材であり、筒状で変形自在な袋状部であり、所定の厚み、強度、密度、耐久性などの材質を有する紙材で形成されている。この伸縮体31は、呼気が吹き込まれて膨らんだ状態において断面が略円形となり、呼気が吹きこまれない状態において渦巻状に巻かれるように形成されている。伸縮体31の長さ(専管体33が挿入された部分を除く長さ)は、健康促進や治療、美容などの目的(吹き戻し3の使用目的)や、使用者の口腔機能状態などに応じて設定されている。すなわち、伸縮体31を全て伸ばすのに要する空気量が、使用目的などに応じて予め設定された適正空気量になるように設定されている。
線状体32は、伸縮体31を渦巻状に巻くための部材であり、弾性を有し伸縮体31の長手方向に沿って真っ直ぐに配設され、例えば、ステンレス製の針金で形成された線材である。この線状体32は、外力が加えられない状態(伸縮体31に空気が吹き込まれない状態)では、渦巻状・コイル状に巻かれ、外力が加えられた状態(伸縮体31に空気が吹き込まれた状態)では、真っ直ぐに伸ばされ、外力が加えられた状態から外力を解除すると、渦巻状に戻ろうとする弾性力が作用するものであり、その弾性力(弾性係数)は、所定の値に設定されている。すなわち、伸縮体31を伸ばすのに要する必要呼気力が、使用目的などに応じて設定された適正値(あるいは、その周辺値)になるように、換言すると、口吹部34から空気を吹き込む力(呼気圧)が所定置以上でないと、伸縮体31が伸びないように、弾性力が所定値に設定されている。
専管体33は、呼気判定器2を通過した使用者の呼気を伸縮体31に送るための管であり、伸縮体31から呼気判定器2側に円筒状に、例えば、プラスチック樹脂等により設けられ、その一端が伸縮体33の一端に挿入されて、テープや接着剤等で接続されている。この専管体33の内径と長さは、使用者が容易に持つことができ、かつ、口吹体34から伸縮体31に空気を吹き込みやすいように設定されている。
口吹体34は、使用者が口にくわえて呼気を吹き込むためのものであり、使用者側管部24から延設されて円筒状に、例えば、プラスチック樹脂等により形成されている。吹き戻し3は、本来、単体で使用者が呼気を吹き込むために利用されるので、口吹体34が設けられているが、この実施の形態では吹き戻し3を単体では使用しない。そのため、口吹体34は、使用者が口にくわえて呼気を吹き込むためには使用されず、呼気判定器2の接続部23に挿入され、呼気判定器2から送られてきた使用者の呼気を吹き戻し3に送るために使用される。
図1の判定器本体部21の背面の拡大平面図を図2に示す。判定器本体部21の筐体は、背面側に基部21aが設けられ、この基部21aを正面カバーにより覆われるように構成されている。基部21aの背面側には、図2に示すように、正面カバーを固定するためのネジを螺合するためのネジ穴21bが設けられ、このネジ穴21bからネジを外して正面カバーを開くと、図3に示すような状態になる。
図1の判定器本体部21の正面カバーが外された状態の拡大斜視図を図3に示す。判定器本体部21の内部には、基板21cと、電池ホルダ21dとが設けられている。基板21cには、使用者の呼気の圧力を測定する圧力センサや表示部27を発光させるLED等の各種部品が接続されている回路が構成され、判定器本体部21の内部における吹き戻し側管部22及び使用者側管部24の正面側に載置されている。電池ホルダ21dは、呼気判定器2を駆動させるための電力を供給する電池4を保持するための部品であり、基板21cの背面側に、例えば2つの電池4を保持するように設けられている。2つの電池4は、電池ホルダ21dに挿入されて保持され、呼気判定器2に、例えばそれぞれ3Vの電力を供給するボタン型の電池である。
図4は、図1の判定器本体部21の左側面を示す拡大斜視図である。判定器本体部21の左側面における使用者側管部24の上部には、呼気判定器2の電源をオン/オフするための突起状のスイッチSWが設けられている。スイッチSWは、この突起状のスイッチが図4に示すように左側に位置している状態が電源オフの状態であり、右側に位置している状態が電源オンの状態である。
図5は、図3の基板21c上に形成された回路構成を示す回路図である。この回路は、2つの電池4及びスイッチSWと、LDO(LowDropOut)レギュレータU1と、オペアンプU2と、圧力センサU3と、計装アンプU4と、コンパレータU5,U6,U7と、発光素子LED1,LED2,LED3と、ダイオードD1と、コンデンサC1〜C8と、抵抗R1〜R12とから構成されている。
LDOレギュレータU1は、電池4から電力が供給されて一定の駆動電圧VCCを供給するための電源回路である。このLDOレギュレータU1の入力側には、In端子にスイッチSWを介して電池4が接続され、さらにIn端子とGND端子及びEN端子との間には、コンデンサC1が接続されている。出力側には、Bypass端子にコンデンサC2が接続され、Out端子にコンデンサC3、オペアンプU2、及びコンパレータU5,U6,U7が接続されている。また、電池4及びコンデンサC1〜C3の他端は、接地されている。
オペアンプU2は、一定の電流を供給するための定電流回路である。このオペアンプU2には、駆動電圧VCCが印加され、非反転入力端子にLDOレギュレータU1のOut端子が接続され、出力端子には圧力センサU3が接続されている。さらに、反転入力端子に圧力センサU3がフィードバック接続されている。また、駆動電圧VCCには、オペアンプU2と並列にコンデンサC4が接続され、コンデンサC4の他端は、接地されている。
圧力センサU3は、気圧(この実施の形態では、使用者の呼気の圧力)を測定して検出信号を出力するセンサである。この圧力センサU3には、Icc端子及びN−sub端子にオペアンプU2の出力端子が接続され、GND端子にオペアンプU2の反転入力端子が接続され、Vout(+)端子及びVout(−)端子には計装アンプU4が接続されている。さらに、GND端子及びオペアンプU2の反転入力端子には、抵抗R1が接続され、抵抗R1の他端は、接地されている。
計装アンプU4は、圧力センサU3の検出信号を増幅する部品である。この計装アンプU4には、+IN端子に圧力センサU3のVout(+)端子が接続され、−IN端子に圧力センサU3のVout(−)端子が接続され、2つのRG端子の間に抵抗R2が接続されている。さらに、+VS端子に駆動電圧VCCが印加され、−VS端子に接地線が接続され、REF端子に抵抗R3を介して駆動電圧VCCが印加され、VOUT端子にはコンパレータU5,U6,U7が接続されている。また、REF端子に接続されている駆動電圧VCCは、コンデンサC5が接続され、REF端子は、コンデンサC6及びダイオードD1が接続されている。+VS端子に接続されている駆動電圧VCCは、コンデンサC7が接続されている。コンデンサC5,C6,C7及びダイオードD1は、他端が接地されている。
コンパレータU5は、圧力センサU3の検出結果から、表示部27の「2」の表示板を点灯させるための部品である。このコンパレータU5には、駆動電圧VCCが印加され、非反転入力端子に抵抗R4を介して計装アンプU4のVOUT端子が接続され、反転入力端子にLDOレギュレータU1のOut端子が接続され、出力端子に発光素子LED1が接続されている。非反転入力端子は、さらに、抵抗R5及び抵抗R6を介して接地されている。発光素子LED1には、抵抗R13を介して駆動電圧VCCが印加されている。また、コンパレータU5に接続された駆動電圧VCCには、コンデンサC8が接続され、コンデンサC8の他端は接地されている。
コンパレータU6は、圧力センサU3の検出結果から、表示部27の「1」の表示板を点灯させるための部品である。このコンパレータU6には、駆動電圧VCCが印加され、非反転入力端子に抵抗R7を介して計装アンプU4のVOUT端子が接続され、反転入力端子にLDOレギュレータU1のOut端子が接続され、出力端子に発光素子LED2が接続されている。非反転入力端子は、さらに、抵抗R8を介して接地されている。発光素子LED2には、抵抗R14を介して駆動電圧VCCが印加されている。
コンパレータU7は、圧力センサU3の検出結果から、表示部27の「0」の表示板を点灯させるための部品である。このコンパレータU7には、駆動電圧VCCが印加され、非反転入力端子に抵抗R9を介して計装アンプU4のVOUT端子が接続され、反転入力端子に抵抗R10を介してLDOレギュレータU1のOut端子が接続され、出力端子に発光素子LED3が接続されている。反転入力端子は、さらに、抵抗R12を介して接地されている。非反転入力端子は、さらに、抵抗R11を介して接地されている。発光素子LED3には、抵抗R15を介して駆動電圧VCCが印加されている。
コンパレータU5,U6,U7が比較する計装アンプU4のVOUT端子及びLDOレギュレータU1のOut端子からの出力電圧は、抵抗R4〜R12の抵抗値により、LED1〜LED3が点灯する所定の条件、すなわち、「レベル0」、「レベル1」、及び「レベル2」の呼気の圧力に調整される。
このような構成の呼気判定ユニット1を使用した呼気判定方法は、以下のようにして行われる。使用者が図4の判定器本体部21のスイッチSWを電源オンにすると、図5のLDOレギュレータU1によりこの回路全体に一定の駆動電圧VCCが供給される。この状態で使用者が図1の口吹体25(マウスピース26)から呼気を吹き込むと、呼気が使用者側管部24を経由して判定器本体部21に送られる。このとき、オペアンプU2から一定の電流が供給され、圧力センサU3により使用者の呼気の圧力が測定され、そのときの検出信号がVout(+)端子及びVout(−)端子から出力される。この検出信号が計装アンプU4により増幅され、増幅された検出信号とLDOレギュレータU1から出力された電圧とがコンパレータU5,U6,U7により比較される。
コンパレータU7において、計装アンプU4からの増幅された検出信号が高い場合、すなわち使用者の呼気の圧力が約1170Pa以上である場合、LED3が点灯し、表示部27の「0」の表示板が点灯する。コンパレータU6において、計装アンプU4からの増幅された検出信号が高い場合、すなわち使用者の呼気の圧力が約2940Pa以上である場合、LED2が点灯し、表示部27の「1」の表示板が点灯する。コンパレータU5において、計装アンプU4からの増幅された検出信号が高い場合、すなわち使用者の呼気の圧力が約4300Pa以上である場合、LED1が点灯し、表示部27の「2」の表示板が点灯する。
その後、使用者の呼気は吹き戻し3に送られ、口吹部34から専管体33を経由して、伸縮体31に送られる。そして、使用者の呼気の圧力がこの吹き戻し3にて決められた所定値以上の場合、伸縮体31が筒状に伸びる。このように、呼気判定ユニット1を使用した呼気の判定が行われる。
以上のように、この呼気判定ユニット1によれば、口吹体25から呼気を吹き込むと、圧力センサU3により使用者の呼気の圧力が測定され、その圧力に応じて表示部27の「0」、「1」、「2」の表示板が点灯する。この表示により、使用者の呼気の圧力が、それぞれ「レベル0」、「レベル1」、「レベル2」であると判定される。これにより、使用者の必要呼気力を定量的に測定し、客観的に測定結果を表示させることができる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、この実施の形態では、使用者の呼気の圧力を3つのレベルに分け、表示部27に3つの表示板を設けたが、2つまたは4つ以上のレベルに分けても良い。
また、この発明の実施の形態では、健康促進や治療等の目的に利用可能な吹き戻しの判定に使用したが、ボイストレーニング等の目的に使用しても良い。その場合、例えば、呼気判定器2に取り付ける吹き戻し3を1つとしたが、使用者の呼気の圧力負荷を上げるため、複数の吹き戻し3が取り付けられる構成にしても良い。また、専管体33に複数の伸縮体31を設ける構成にしても良い。
1 呼気判定ユニット
2 呼気判定器
3 吹き戻し
21 判定器本体部
22 吹き戻し側管部
23 接続部
24 使用者側管部
25 口吹部
26 マウスピース
27 表示部
31 伸縮体
32 線状体
33 専管体
34 口吹体
U1 LDOレギュレータ
U2 オペアンプ
U3 圧力センサ
U4 計装アンプ
U5,U6,U7 コンパレータ
LED1,LED2,LED3 発光素子

Claims (7)

  1. 使用者が呼気を吹き込むことにより筒状で変形自在に形成された伸縮体が伸び、前記呼気が吹き込まれない状態では前記伸縮体が渦巻状に巻かれる吹き戻しに取り付けられる呼気判定器であって、
    前記使用者が口にくわえて前記呼気を吹き込む口吹部と、
    前記使用者が前記口吹部に吹き込んだ前記呼気の圧力を測定し、その測定結果から前記呼気の圧力に対応する複数段階の前記吹き戻しの中から前記使用者の前記呼気の圧力に適した前記吹き戻しを判定する判定器本体部と、
    を備えたことを特徴とする呼気判定器。
  2. 前記判定器本体部は、前記呼気の圧力を測定する圧力センサを備えた、
    ことを特徴とする請求項1に記載の呼気判定器。
  3. 前記判定器本体部は、前記使用者に適した前記吹き戻しを表示する表示部を備えた、
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の呼気判定器。
  4. 前記表示部は、前記複数段階の吹き戻しの中から前記使用者に適した前記吹き戻しの段階を表示する発光素子を備えた、
    ことを特徴とする請求項3に記載の呼気判定器。
  5. 前記複数段階の吹き戻しは、第1の吹き戻しと、第2の吹き戻しと、第3の吹き戻しとの3段階あり、
    前記第1の吹き戻しは、前記呼気の圧力が略1170Pa以上の場合に適した前記吹き戻しであり、
    前記第2の吹き戻しは、前記呼気の圧力が略2940Pa以上の場合に適した前記吹き戻しであり、
    前記第3の吹き戻しは、前記呼気の圧力が略4300Pa以上の場合に適した前記吹き戻しであり、
    前記判定器本体部は、前記使用者に適した前記吹き戻しが前記第1の吹き戻し、前記第2の吹き戻し、または前記第3の吹き戻しのいずれか1つであると判定する、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の呼気判定器。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の呼気判定器と、前記吹き戻しと、
    を有することを特徴とする呼気判定ユニット。
  7. 使用者が呼気を吹き込むことにより筒状で変形自在に形成された伸縮体が伸び、前記呼気が吹き込まれない状態では前記伸縮体が渦巻状に巻かれる吹き戻しを使用する呼気判定方法であって、
    前記使用者における前記呼気の圧力を測定し、その測定結果から前記呼気の圧力に対応する複数段階の前記吹き戻しの中から前記使用者の前記呼気の圧力に適した前記吹き戻しを判定する、
    ことを特徴とする呼気判定方法。
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