JP2016189821A - 外装シート及び外装シートの製造方法 - Google Patents

外装シート及び外装シートの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016189821A
JP2016189821A JP2015070285A JP2015070285A JP2016189821A JP 2016189821 A JP2016189821 A JP 2016189821A JP 2015070285 A JP2015070285 A JP 2015070285A JP 2015070285 A JP2015070285 A JP 2015070285A JP 2016189821 A JP2016189821 A JP 2016189821A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
width direction
elastic
interval
binding site
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015070285A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6048944B2 (ja
Inventor
昌代 小幡
Masayo Obata
昌代 小幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daio Paper Corp
Original Assignee
Daio Paper Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2015070285A priority Critical patent/JP6048944B2/ja
Application filed by Daio Paper Corp filed Critical Daio Paper Corp
Priority to CN201620237917.8U priority patent/CN205515199U/zh
Priority to PCT/JP2016/059617 priority patent/WO2016158746A1/ja
Priority to RU2017133465A priority patent/RU2706413C2/ru
Priority to BR112017020650-1A priority patent/BR112017020650B1/pt
Priority to EP16772627.2A priority patent/EP3275413B1/en
Priority to CN201610176717.0A priority patent/CN105997350B/zh
Priority to KR1020177026263A priority patent/KR102523874B1/ko
Priority to US15/555,854 priority patent/US10751228B2/en
Publication of JP2016189821A publication Critical patent/JP2016189821A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6048944B2 publication Critical patent/JP6048944B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】弾性伸縮部材の収縮時にシートの外面に形成される襞の頂部の曲率半径が大きい外装体およびその製造方法を提供する。【解決手段】弾性伸縮部材の幅方向の両側部を、2枚のシートの両側部にそれぞれ固定し、2枚のシートを、上下方向に隣接する弾性伸縮部材の一側の弾性伸縮部材の上側に形成した幅方向に延在する第1結合部と、一側の弾性伸縮部材の下側に形成した幅方向に延在する第2結合部にて固定し、第1結合部を、第1間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第1結合部位で形成し、第2結合部を、第2間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第2結合部位で形成し、幅方向に直交する側面視において、第1間欠間隔に第2結合部位を位置させ、第2間欠間隔に第1結合部位を位置させ、第1結合部位と第2結合部位を幅方向に連続して形成することにより解決される。【選択図】図7

Description

本発明は、外装体及び外装体の製造方法に関するものであり、特に、使い捨ておむつに使用される外装体及び外装体の製造方法に関するものである。
従来、パンツタイプ使い捨ておむつの吸収体を有する内装体を支持する外装体には、装着者の肌に接触することから柔軟性があり触感性能が高い外装体が求められている。
柔軟性があり触感性能が高い外装体としては、2枚のシートの間に複数の弾性伸縮部材を配置して、2枚のシートの幅方向の両側部において弾性伸縮部材を固定すると共に、2枚のシートと弾性伸縮部材を幅方向に所定の間隔を隔てて設けられた接合で固定した外装体が提案されている。(特許文献1,2)
特開2005−080859号公報 特開2007−14802号公報
しかし、特許文献1に開示された外装体においては、シート材に剛軟度が高いSMS不織布、SMMS不織布を使用した場合に、弾性伸縮部材の収縮時にシートの外面に形成される襞の頂部の曲率半径が小さく、装着者の肌を傷つける恐れがある。
そこで、本発明の主たる課題は、弾性伸縮部材の収縮時にシートの外面に形成される襞の頂部の曲率半径が大きい外装体およびその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
請求項1に係る発明は、2枚のシートと、前記2枚のシートの間に上下方向に所定の間隔を隔てて複数の弾性伸縮部材を幅方向に延在して設けた外装シートであって、
前記弾性伸縮部材の幅方向の両側部を、前記2枚のシートの両側部にそれぞれ固定し、
前記2枚のシートを、上下方向に隣接する弾性伸縮部材の一側の弾性伸縮部材の上側に形成した幅方向に延在する第1結合部と、前記一側の弾性伸縮部材の下側に形成した幅方向に延在する第2結合部にて固定し、
前記第1結合部を、第1間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第1結合部位で形成し、
前記第2結合部を、第2間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第2結合部位で形成し、
幅方向に直交する側面視において、前記第1間欠間隔に第2結合部位を位置させ、前記第2間欠間隔に第1結合部位を位置させ、前記第1結合部位と第2結合部位を幅方向に連続して形成したことを特徴とする外装シートである。
請求項2に係る発明は、幅方向において、前記第1間欠間隔と第1結合部位の第1長さを同一長さに形成し、前記第2間欠間隔と第2結合部位の第2長さを同一長さに形成し、前記第1長さと第2長さを同一長さに形成した請求項1記載の外装シートである。
請求項3に係る発明は、前記第1長さと第2長さを3〜10mmに設定した請求項1又は2記載の外装シートである。
請求項4に係る発明は、前記一側の弾性伸縮部材と第1結合部の間隔、及び前記一側の弾性伸縮部材と第2結合部の間隔を、上下方向に隣接する弾性伸縮部材の間隔の1/2間隔に設定した請求項1〜3のいずれか1項に記載の外装シートである。
請求項5に係る発明は、前記2枚のシートを、SMS不織布又はSMMS不織布で形成した請求項1〜4のいずれか1項に記載された外装シートである。
請求項6に係る発明は、2枚のシートと、前記2枚のシートの間に上下方向に所定の間隔を隔てて複数の弾性伸縮部材を幅方向に延在して設けた外装シートであって、
前記弾性伸縮部材の幅方向の両側部を、前記2枚のシートの両側部にそれぞれ固定し、 前記2枚のシートを、上下方向に隣接する弾性伸縮部材の一側の弾性伸縮部材の上側に形成した幅方向に延在する第1結合部と、前記一側の弾性伸縮部材の下側に形成した幅方向に延在する第2結合部と、前記上下方向に隣接する弾性伸縮部材の他側の弾性伸縮部材の下側に形成した幅方向に延在する第3結合部にて固定し、前記第1結合部を、第1間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第1結合部位で形成し、前記第2結合部を、第2間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第2結合部位で形成し、前記第3結合部を、第3間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第3結合部位で形成し、幅方向に直交する側面視において、前記第1間欠間隔に第2結合部位と第3結合部位を位置させ、前記第2間欠間隔に第1結合部位と第3結合部位を位置させ、前記第3間欠間隔に第1結合部位と第2結合部位を位置させ、前記第1結合部位と第2結合部位と第3結合部位を幅方向に連続して形成したことを特徴とする外装シートである。
請求項7に係る発明は、幅方向において、前記第1間欠間隔を第1結合部位の第1長さの2倍長さに形成し、前記第2間欠間隔を第2結合部位の第2長さの2倍長さに形成し、前記第3間欠間隔を第3結合部位の第3長さの2倍長さに形成し、前記第1長さと第2長さと第3長さを同一長さに形成した請求項6記載の外装シートである。
請求項8に係る発明は、前記第1長さと第2長さと第3長さを3〜10mmに設定した請求項6又は7記載の外装シートである。
請求項9に係る発明は、前記一側の弾性伸縮部材と第1結合部の間隔、前記一側の弾性伸縮部材と第2結合部の間隔、及び前記他側の弾性伸縮部材と第3結合部の間隔を、上下方向に隣接する弾性伸縮部材の間隔の1/2間隔に設定した請求項6〜8のいずれか1項に記載の外装シートである。
請求項10に係る発明は、前記2枚のシートを、SMS不織布又はSMMS不織布で形成した請求項6〜9のいずれか1項に記載された外装シートである。
請求項11に係る発明は、2枚のシートと、前記2枚のシートの間に上下方向に所定の間隔を隔てて複数の弾性伸縮部材を幅方向に延在して設けた外装シートの製造方法であって、
前記2枚のシートの一側のシートの内面に上下方向に所定の間隔を隔てて複数の弾性伸縮部材を幅方向に延在して設け、前記2枚のシートの他側のシートの外面を、前記一側のシートの内面に上載せて、前記一側のシートと、前記他側のシートと、前記弾性伸縮部材の両側部をシール手段により固定し、前記2枚のシートにおける上下方向に隣接する前記弾性伸縮部材の一側の弾性伸縮部材の上側と下側に位置する部位に、シール手段によりそれぞれ第1結合部と第2結合部を形成し、前記第1結合部を、第1間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第1結合部位で形成し、前記第2結合部を、第2間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第2結合部位で形成し、幅方向に直交する側面視において、前記第1間欠間隔に第2結合部位を位置させ、前記第2間欠間隔に第1結合部位を位置させ、前記第1結合部位と第2結合部位を幅方向に連続して形成することを特徴とする外装シートの製造方法である。
請求項12に係る発明は、2枚のシートと、前記2枚のシートの間に上下方向に所定の間隔を隔てて複数の弾性伸縮部材を幅方向に延在して設けた外装シートの製造方法であって、
前記2枚のシートの一側のシートの内面に上下方向に所定の間隔を隔てて複数の弾性伸縮部材を幅方向に延在して設け、前記2枚のシートの他側のシートの外面を、前記一側のシートの内面に上載せて、前記一側のシートと、前記他側のシートと、前記弾性伸縮部材の両側部をシール手段により固定し、前記2枚のシートにおける上下方向に隣接する前記弾性伸縮部材の一側の弾性伸縮部材の上側と下側に位置する部位と、前記上下方向に隣接する前記弾性伸縮部材の他側の弾性伸縮部材の下側に位置する部位に、シール手段によりそれぞれ第1結合部と第2結合部と第3結合部を形成して前記2枚のシートを固定し、 前記第1結合部を、第1間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第1結合部位で形成し、前記第2結合部を、第2間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第2結合部位で形成し、前記第3結合部を、第3間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第3結合部位で形成し、幅方向に直交する側面視において、前記第1間欠間隔に第2結合部位と第3結合部位を位置させ、前記第2間欠間隔に第1結合部位と第3結合部位を位置させ、前記第3間欠間隔に第1結合部位と第2結合部位を位置させ、前記第1結合部位と第2結合部位と第3結合部位を幅方向に連続して形成することを特徴とする外装シートの製造方法である。
請求項1記載の発明によれば、弾性伸縮部材の幅方向の両側部を、2枚のシートの両側部にそれぞれ固定し、2枚のシートを、上下方向に隣接する弾性伸縮部材の一側の弾性伸縮部材の上側に形成した幅方向に延在する第1結合部と、一側の弾性伸縮部材の下側に形成した幅方向に延在する第2結合部にて固定し、第1結合部を、第1間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第1結合部位で形成し、第2結合部を、第2間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第2結合部位で形成し、幅方向に直交する側面視において、第1間欠間隔に第2結合部位を位置させ、第2間欠間隔に第1結合部位を位置させ、第1結合部位と第2結合部位を幅方向に連続して形成しているので、弾性伸縮部材の収縮力によって、一側のシートの外面には、平面視(外装体の側面視に対応)において略ひし形形状の襞が形成され、他側のシートの内面には、平面視において略ひし形形状の襞が形成されて触感性能を高めることができ、また、略ひし形形状の襞が幅方向と上下方向に整列するために外観性能も高めることができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、幅方向において、第1間欠間隔と第1結合部位の第1長さを同一長さに形成し、第2間欠間隔と第2結合部位の第2長さを同一長さに形成し、第1長さと第2長さを同一長さに形成しているので、2枚のシートの上下方向、幅方向の剛性を均等にすることができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明による効果に加えて、第1長さと第2長さを3〜10mmに設定しているので、第1結合部と第2結合部に起因する異物感を抑制することができ、襞の頂部の曲率半径を大きく形成することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、一側の弾性伸縮部材と第1結合部の間隔、及び一側の弾性伸縮部材と第2結合部の間隔を、上下方向に隣接する弾性伸縮部材の間隔の1/2間隔に設定しているので、均一な襞を形成することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、2枚のシートを、SMS不織布又はSMMS不織布で形成しているので、弾性伸縮部材の収縮力によって、より大きな襞を形成することができる。
請求項6記載の発明によれば、弾性伸縮部材の幅方向の両側部を、前記2枚のシートの両側部にそれぞれ固定し、2枚のシートを、上下方向に隣接する弾性伸縮部材の一側の弾性伸縮部材の上側に形成した幅方向に延在する第1結合部と、一側の弾性伸縮部材の下側に形成した幅方向に延在する第2結合部と、上下方向に隣接する弾性伸縮部材の他側の弾性伸縮部材の下側に形成した幅方向に延在する第3結合部にて固定し、第1結合部を、第1間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第1結合部位で形成し、第2結合部を、第2間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第2結合部位で形成し、第3結合部を、第3間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第3結合部位で形成し、幅方向に直交する側面視において、第1間欠間隔に第2結合部位と第3結合部位を位置させ、第2間欠間隔に第1結合部位と第3結合部位を位置させ、第3間欠間隔に第1結合部位と第2結合部位を位置させ、第1結合部位と第2結合部位と第3結合部位を幅方向に連続して形成しているので、一側のシートの外面には、平面視(外装体の側面視に対応)において略平行四辺形形状の襞が形成され、他側のシートの内面には、平面視において略平行四辺形形状の大きく当接時に変形が容易な襞が形成されて触感性能を高めることができ、また、略平行四辺形形状の襞が幅方向と上下方向に整列するために外観性能も高めることができる。
請求項7記載の発明によれば、請求項6記載の発明による効果に加えて、幅方向において、第1間欠間隔を第1結合部位の第1長さの2倍長さに形成し、第2間欠間隔を第2結合部位の第2長さの2倍長さに形成し、第3間欠間隔を第3結合部位の第3長さの2倍長さに形成し、第1長さと第2長さと第3長さを同一長さに形成しているので、2枚のシートの上下方向、幅方向の剛性を均等にすることができる。
請求項8記載の発明によれば、請求項6又は7記載の発明による効果に加えて、第1長さと第2長さと第3長さを3〜10mmに設定しているので、第1結合部と第2結合部と第3結合部に起因する異物感を抑制することができ、襞の頂部の曲率半径を大きく形成することができる。
請求項9記載の発明によれば、請求項6〜8のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、一側の弾性伸縮部材と第1結合部の間隔、一側の弾性伸縮部材と第2結合部の間隔、及び他側の弾性伸縮部材と第3結合部の間隔を、上下方向に隣接する弾性伸縮部材の間隔の1/2間隔に設定しているので、均一な襞を形成することができる。
請求項10記載の発明によれば、請求項6〜9のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、2枚のシートを、SMS不織布又はSMMS不織布で形成しているので、より大きな襞を形成することができる。
請求項11記載の発明によれば、2枚のシートの一側のシートの内面に上下方向に所定の間隔を隔てて複数の弾性伸縮部材を幅方向に延在して設け、2枚のシートの他側のシートの外面を、一側のシートの内面に上載せて、一側のシートと、他側のシートと、弾性伸縮部材の両側部をシール手段により固定し、2枚のシートにおける上下方向に隣接する弾性伸縮部材の一側の弾性伸縮部材の上側と下側に位置する部位に、シール手段によりそれぞれ第1結合部と第2結合部を形成し、第1結合部を、第1間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第1結合部位で形成し、第2結合部を、第2間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第2結合部位で形成し、幅方向に直交する側面視において、第1間欠間隔に第2結合部位を位置させ、第2間欠間隔に第1結合部位を位置させ、第1結合部位と第2結合部位を幅方向に連続して形成するので、弾性伸縮部材の収縮力によって、一側のシートの外面には、断面形状において略山形形状の襞が形成され、他側のシートの内面には、断面形状において略逆山形形状の襞が形成されて触感性能が高い外装シートを効率よく製造することができる。
請求項12記載の発明によれば、2枚のシートの一側のシートの内面に上下方向に所定の間隔を隔てて複数の弾性伸縮部材を幅方向に延在して設け、2枚のシートの他側のシートの外面を、一側のシートの内面に上載せて、一側のシートと、他側のシートと、弾性伸縮部材の両側部をシール手段により固定し、2枚のシートにおける上下方向に隣接する弾性伸縮部材の一側の弾性伸縮部材の上側と下側に位置する部位と、上下方向に隣接する弾性伸縮部材の他側の弾性伸縮部材の下側に位置する部位に、シール手段によりそれぞれ第1結合部と第2結合部と第3結合部を形成して2枚のシートを固定し、第1結合部を、第1間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第1結合部位で形成し、第2結合部を、第2間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第2結合部位で形成し、第3結合部を、第3間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第3結合部位で形成し、幅方向に直交する側面視において、第1間欠間隔に第2結合部位と第3結合部位を位置させ、第2間欠間隔に第1結合部位と第3結合部位を位置させ、第3間欠間隔に第1結合部位と第2結合部位を位置させ、第1結合部位と第2結合部位と第3結合部位を幅方向に連続して形成するので、弾性伸縮部材の収縮力によって、一側のシートの外面には、断面形状において略山形形状の大きく当接時に変形が容易な襞が形成され、他側のシートの内面には、断面形状において略逆山形形状の大きく当接時に変形が容易な襞が形成されて触感性能が高い外装シートを効率よく製造することができる。
パンツタイプ使い捨ておむつの斜視図である。 パンツタイプ使い捨ておむつを展開した内面平面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつを展開した外面平面図である。 図2のX1−X1断面図である。 図2のX2−X2断面図である。 図2のX3−X3断面図である。 外装体の第1製造方法の説明図である。 外装体の内面平面図である。 図8のX1−X1断面図である。 外装体の第1製造方法の変形例の説明図である。 外装体の第2製造方法の説明図である。 第2製造方法で製造された外装体の内面平面図である。 図12のX1−X1断面図である。 外装体の第2製造方法の変形例の説明図である。
<パンツタイプ使い捨ておむつ>
本発明の外装体12の理解を容易にするために、先ずパンツタイプ使い捨ておむつ100について添付図面を参照して詳説する。
図1に示すように、パンツタイプ使い捨ておむつ100は、製品の外面をなす外装体12と、外装体12の内面に貼り付けられた内装体200とから形成されている。
(内装体)
図2に示すように、内装体200は、平面視において長方形に形成されているが、任意の形状にすることもできる。なお、本明細書において「前後方向」とは、腹側と背側を結ぶ方向を言い、「幅方向」とは、前後方向と直交する方向を言い、「上下方向」とは、パンツタイプ使い捨ておむつ100の装着状態において胴回り方向と直交する方向を言うものとする。
図4に示すように、内装体200は、身体側となる表面シート30と、液不透過性シート11と、これらの間に介在された吸収要素50とを備えている。また、表面シート30を透過した液を速やかに吸収要素50へ移行させるために、表面シート30と吸収要素50との間には、中間シート40が設けられ、内装体200の両脇に排泄物が漏れるのを防止するために、内装体200の両側は、身体側に起立する立体ギャザー60が設けられている。なお、図4等の点模様部分は各構成部材を接合する接合部分を示しており、ホットメルト接着剤などのベタ、ビード、カーテン、サミットまたはスパイラル塗布などにより形成されるものである。
(表面シート)
表面シート30は、液を透過する性質を有するものであり、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを例示することができる。また、このうち不織布は、その原料繊維が何であるかは、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンボンド法、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、エアスルー法、ポイントボンド法、サーマルボンド法が、好ましい加工方法である。
(中間シート)
中間シート40は、表面シート30と同様の素材や、スパンレース、スパンボンド、SMS、パルプ不織布、パルプとレーヨンとの混合シート、ポイントボンド又はクレープ紙を例示できる。特にエアスルー不織布が嵩高であるため好ましい。エアスルー不織布には芯鞘構造の複合繊維を用いるのが好ましく、この場合芯に用いる樹脂はポリプロピレン(PP)でも良いが剛性の高いポリエステル(PET)が好ましい。目付けは20〜80g/m2が好ましく、25〜60g/m2がより好ましい。不織布の原料繊維の太さは2.2〜10dtexであるのが好ましい。不織布を嵩高にするために、原料繊維の全部又は一部の混合繊維として、芯が中央にない偏芯の繊維や中空の繊維、偏芯且つ中空の繊維を用いるのも好ましい。なお、目付けとは、次のようにして測定されるものである。試料又は試験片を予備乾燥した後、標準状態(試験場所は、温度20±5℃、相対湿度65%以下)の試験室又は装置内に放置し、恒量になった状態にする。予備乾燥は、試料又は試験片を相対湿度10〜25%、温度50℃を超えない環境で恒量にすることをいう。なお、公定水分率が0.0%の繊維については、予備乾燥を行わなくてもよい。恒量になった状態の試験片から米坪板(200mm×250mm、±2mm)を使用し、200mm×250mm(±2mm)の寸法の試料を切り取る。試料の重量を測定し、20倍して1平米あたりの重さを算出し、目付けとする。
(液不透過性シート)
液不透過性シート11は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂等からなるプラスチックフィルムや、不織布の表面にプラスチックフィルムを設けたラミネート不織布、プラスチックフィルムに不織布等を重ねて接合した積層シートなどを例示することができる。液不透過性シート11には、近年、ムレ防止の観点から好まれて使用されている不透液性かつ透湿性を有する素材を用いることが好ましい。透湿性を有するプラスチックフィルムとしては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性プラスチックフィルムが広く用いられている。このほかにも、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂または疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、プラスチックフィルムを用いずに液不透過性としたシートも、液不透過性シート11として用いることができる。
(立体ギャザー)
立体ギャザー60は、内装体200の前後方向長さに等しい長さを有する帯状のギャザーシート62を幅方向に折り返して二つに折り重ねるとともに、折り返し部分及びその近傍のシート間に、細長状弾性伸縮部材63を長手方向に沿って伸長状態で、幅方向に間隔をあけて複数本固定してなるものである。立体ギャザー60のうち幅方向において折り返し部分と反対側の端部は内装体200の側縁部の裏面に固定された取付部分65とされ、この取付部分65以外の部分は取付部分65から突出する突出部分66とされている。
ギャザーシート62は、スパンボンド不織布(SS、SSS等)やSMS不織布(SMS、SSMMS等)、メルトブロー不織布等の柔軟で均一性・隠蔽性に優れた不織布に、必要に応じてシリコンなどにより撥水処理を施したものを好適に用いることができ、繊維目付けは10〜30g/m2程度とするのが好ましい。細長状弾性伸縮部材63としては糸ゴム等を用いることができる。スパンデックス糸ゴムを用いる場合は、太さは470〜1240dtexが好ましく、620〜940dtexがより好ましい。固定時の伸長率は、150〜350%が好ましく、200〜300%がより好ましい。なお、用語「伸長率」は自然長を100%としたときの値を意味する。
立体ギャザー60の自由部分に設けられる細長状弾性伸縮部材63の本数は2〜6本が好ましく、3〜5本がより好ましい。配置間隔は3〜10mmが適当である。このように構成すると、細長状弾性伸縮部材63を配置した範囲で肌に対して面で当たりやすくなる。先端側だけでなく付け根側にも細長状弾性伸縮部材63を配置しても良い。
(吸収要素)
吸収要素50は、吸収体56と、吸収体56を包む包装シート58とから形成されている。
(吸収体)
吸収体56は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100〜300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30〜120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、1インチ当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いる場合が多い。吸収体56中には高吸収性ポリマー粒子を分散保持させるのが好ましい。
図2に示すように、吸収体56は、平面視において長方形に形成されているが、任意の形状にすることもできる。例えば、前端部、後端部及びこれらの間に位置し、前端部及び後端部と比べて幅が狭い括れ部とを有する砂時計形状を成していると、吸収体56自体と立体ギャザー60の、脚回りへのフィット性が向上するため好ましい。平面視において長方形に形成されているが、任意の形状にすることもできる。
(高吸収性ポリマー粒子)
吸収体56には、その一部又は全部に高吸収性ポリマー粒子を含有させることができる。高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子の粒径は、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用でき、1000μm以下、特に150〜400μmのものが望ましい。高吸収性ポリマー粒子の材料としては、特に限定無く用いることができるが、吸水量が40g/g以上のものが好適である。高吸収性ポリマー粒子としては、でんぷん系、セルロース系や合成ポリマー系などのものがあり、でんぷん−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、でんぷん−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物やアクリル酸(塩)重合体などのものを用いることができる。高吸収性ポリマー粒子の形状としては、通常用いられる粉粒体状のものが好適であるが、他の形状のものも用いることができる。
高吸収性ポリマー粒子としては、吸水速度が40秒以下のものが好適に用いられる。吸水速度が40秒を超えると、吸収体56内に供給された液が吸収体56外に戻り出てしまう所謂逆戻りを発生し易くなる。
また、高吸収性ポリマー粒子としては、ゲル強度が1000Pa以上のものが好適に用いられる。これにより、嵩高な吸収体56とした場合であっても、液吸収後のべとつき感を効果的に抑制できる。なお、ゲル強度とは、次のようにして測定されるものである。人工尿(尿素:20wt%、食塩:8wt%、塩化カルシウム二水和物:0.3wt%、酸化マグネシウム七水和物:0.8wt%、純水:70.01wt%)49.0gに、高吸収性ポリマーを1.0g加え、スターラーで攪拌させる。生成したゲルを40℃×60%RHの恒温恒湿槽内に3時間放置したあと常温にもどし、カードメーター(I.techno Engineering社製:Curdmeter−MAX ME−500)でゲル強度を測定する。
高吸収性ポリマー粒子の目付け量は、当該吸収体56の用途で要求される吸収量に応じて適宜定めることができる。したがって一概には言えないが、50〜350g/m2とすることができる。ポリマーの目付け量が50g/m2未満では、吸収量を確保し難くなる。350g/m2を超えると、効果が飽和する。
(包装シート)
包装シート58は、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMS不織布(SMS、SSMMS等)が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレン複合材などを使用できる。目付けは、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2のものが望ましい。
(外装体)
図3に示すように、外装体12は、装着者の後身頃を覆うに略長方形状の背側シート20と、装着者の前身頃を覆う略長方形状の腹側シート21から形成されている。背側シート20の両側部20A,20Aと腹側シート21の両側部21A,21Aをヒートシール、超音波シール等によって接合することのよって、図1に示すように、装着者の胴を通すためのウエスト開口部WOと、脚を通すための左右一対の脚開口部LOが形成される。
装着者のお尻を覆う背側シート20の上下方向の長さは、腹側シート21の上下方向の長さよりも長く形成されている。また、背側シート20の両側部20A,20Aの下部には、幅方向の中心部に向かって円弧状に形成された切欠き部22,22が形成されている。これにより、装着者が装着したパンツタイプ使い捨ておむつ100の脚開口部LOの近傍部位のゴアゴア感を取り除き、パンツタイプ使い捨ておむつ100の見栄えを高めることができる。
切欠き部22は、背側シート20の側部20の下部に位置する切欠き部22の起点から幅方向中心部に向かって略円弧状に切欠かれた後、腹側方向に向かって直線状に切欠かれている。これにより、内装体200が切欠かれるのを防止することができる。なお、切欠き部22の形状には、特に制限はなく、背側シート20の側部20の下部に位置する切欠き部22の起点から幅方向中心部に向かって直線状に切欠くこともできる。
図5,6に示すように、背側シート20は、二枚の第1シート(請求項における「シート」)20Bと第2シート(請求項における「シート」)20Cを接合して形成されている。内側に位置する第1シート20Bはウエスト開口部WOの縁までしか延在していないが、外側に位置する第2シート20Cは第1シート20Bのウエスト側の縁を回り込んでその内側に折り返されている。また、第1シート20Bと第2シート20Cの間には、ウエスト縁部Wに配置されるウエスト縁部弾性伸縮部材(請求項における「弾性伸縮部材」)17と、ウエスト下部Uに配置されるウエスト下部弾性伸縮部材(請求項における「弾性伸縮部材」)15と、切欠き部22が形成された部位に配置される中間部弾性伸縮部材(請求項における「弾性伸縮部材」)16が固定されている。
第1シート20Bは、ポリピロピレン製の不織布によって形成されたスパンボンド製の不織布と、ポリピロピレン製の極細繊維不織布によって形成されたマイクロウエッブ不織布を積層した厚さが約0.16mm、目付け量が約13g/m2、MD方向の剛軟度が約42mm、CDの方向の剛軟度が約32mmのSMS不織布、SMMS不織布で形成するのが好適である。これにより、第1シート20Bの内面にウエスト縁部弾性伸縮部材17等の収縮力によって襞28が形成され、触感性能を高めることができる。なお、剛軟度は、カンチレバー試験機によって計測した測定値である。
同様に、第2シート20Cも厚さが約0.16mm、目付け量が約13g/m2、MD方向の剛軟度が約42mm、CDの方向の剛軟度が約32mmのSMS不織布、SMMS不織布で形成するのが好適である。これにより、第2シート20Cの外面にウエスト縁部弾性伸縮部材17等の収縮力によって襞28が形成され、触感性能を高めることができる。
腹側シート21は、二枚の第1シート(請求項における「シート」)21Bと第2シート(請求項における「シート」)21Cを接合して形成されている。内側に位置する第1シート21Bはウエスト開口部WOの縁までしか延在していないが、外側に位置する第2シート21Cは第1シート21Bのウエスト側の縁を回り込んでその内側に折り返されている。また、第1シート21Bと第2シート21Cの間には、ウエスト縁部Wに配置されるウエスト縁部弾性伸縮部材17と、ウエスト下部Uに配置されるウエスト下部弾性伸縮部材15が固定されている。
第1シート21Bは、厚さが約0.16mm、目付け量が約13g/m2、MD方向の剛軟度が約42mm、CDの方向の剛軟度が約32mmのSMS不織布、SMMS不織布で形成するのが好適である。これにより、第1シート21Bの内面にウエスト縁部弾性伸縮部材17等の収縮力によって襞28が形成され、触感性能を高めることができる。
同様に、第2シート21Cも厚さが約0.16mm、目付け量が約13g/m2、MD方向の剛軟度が約42mm、CDの方向の剛軟度が約32mmのSMS不織布、SMMS不織布で形成するのが好適である。これにより、第2シート21Cの外面にウエスト縁部弾性伸縮部材17等の収縮力によって襞28が形成され、触感性能を高めることができる。
ウエスト縁部弾性伸縮部材17は、ウエスト開口部WOの近傍部位に、幅方向全体にわたり連続するように、上下方向に所定の間隔を隔てて、かつ所定の伸長率で幅方向に沿って伸長された状態で固定されている。ウエスト縁部弾性伸縮部材17は、太さ155〜1880dtex、特に470〜1240dtex程度(合成ゴムの場合。天然ゴムの場合には断面積0.05〜1.5mm2、特に0.1〜1.0mm2程度)の糸ゴムを、4〜12mmの間隔で3〜22本程度、それぞれ伸長率150〜400%、特に220〜320%程度で固定するのが好ましい。なお、ウエスト縁部弾性伸縮部材17における内装体200側に配置された数本のウエスト縁部弾性伸縮部材17を内装体200と重ねて配置することもできる。
ウエスト下部弾性伸縮部材15は、内装体200と重なる幅方向中央部を除いて、幅方向両側の各部位に、幅方向全体にわたり連続するように、上下方向に所定の間隔を隔てて、かつ所定の伸長率で幅方向に沿って伸長された状態で固定されている。また、ウエスト下部弾性伸縮部材15としては、太さ155〜1880dtex、特に470〜1240dtex程度(合成ゴムの場合。天然ゴムの場合には断面積0.05〜1.5mm2、特に0.1〜1.0mm2程度)の糸ゴムを、1〜15mm、特に3〜8mmの間隔で5〜30本程度、それぞれ伸長率200〜350%、特に240〜300%程度で固定するのが好ましい。
中間部弾性伸縮部材16は、内装体200と重なる幅方向中央部を除いて、その幅方向両側の各部位に、幅方向全体にわたり連続するように、上下方向に所定の間隔を隔てて、かつ所定の伸長率で幅方向に沿って伸長された状態で固定されている。また、中間部弾性伸縮部材16としては、太さ155〜1880dtex、特に470〜1240dtex程度(合成ゴムの場合。天然ゴムの場合には断面積0.05〜1.5mm2、特に0.1〜1.0mm2程度)の糸ゴムを、5〜40mm、特に5〜20mmの間隔で2〜10本程度、それぞれ伸長率150〜300%、特に180〜260%で固定するのが好ましい。
<外装体の製造方法>
(第1製造方法)
次に、第1製造方法について説明する。なお、外装体12を形成する背側シート20の製造方法と腹側シート21の製造方法は、同一製造方法であるので、以下では、背側シート20の製造方法を例にとって説明し、腹側シート21の製造方法の説明は省略する。
図7に示すように、背側シート20の第1シート20Bの外面と第2シート20Cの内面の間には、上下方向に所定の間隔Aを隔てて左右方向に延在する複数のウエスト縁部弾性伸縮部材17が挟持されている。ウエスト縁部弾性伸縮部材17の左右方向の両側部は、第1シート20Bと第2シート20Cの両側部をヒートシール等で接合する接合部25に固定されている。一方、ウエスト縁部弾性伸縮部材17の中間部、すなわち、両側部を除く部位は、第1シート20Bの外面と第2シート20Cの内面に固定されておらず、自由に左右方向に伸縮することができる。
第1シート20Bの外面と第2シート20Cの内面は、上下方向に隣接するウエスト縁部弾性伸縮部材17,17の一側のウエスト縁部弾性伸縮部材17の上側に、熱融着や超音波シールによって形成された左右方向に所定の間隔を隔てて設けられた第1結合部26と、上下方向に隣接するウエスト縁部弾性伸縮部材17,17の一側のウエスト縁部弾性伸縮部材17の下側に、熱融着や超音波シールによって形成された左右方向に所定の間隔Bを隔てて設けられた第2結合部27によって固定されている。なお、図7の左右方向が上述した幅方向に一致し、上下方向が上述した前後方向に一致する。
これにより、図8に示すように、上下方向に所定の間隔を隔てて設けられたウエスト縁部弾性伸縮部材17の収縮力によって、第1シート20Bの内側に、平面視において略ひし形形状の襞28が形成され、同様に第2シート20Cの外面には、平面視において略ひし形形状の襞28が形成されて装着時における触感性能、外観性能を高めることができる。また、図9に示すように、第1シート20Bの内面に形成される断面形状において略山形形状の襞28は、隣接する結合部26A等の間に対向する部位が頂部28Aを形成し、結合部26Aに対向する部位が基部28Bを形成する。なお、本明細書においてひし形形状とは、上下方向の対角線が左右方向の対角線よりも長く、上下方向に位置する角が左右方向において同一位置にある形状を言う。
上下方向に隣接するウエスト縁部弾性伸縮部材17,17の間隔Aは、5〜10mmに設定するのが好適である。間隔Aが5mm未満の場合は、ウエスト縁部弾性伸縮部材17の収縮力によって形成される襞28の大きさが小さく、襞28で区画される空間28Cの容積が小さくクッション性能が小さく装着性能が低下する恐れがあり、また、ウエスト縁部弾性伸縮部材17の両側部を接合部25で固定する効率が低下する恐れがある。一方、間隔Aが10mm超の場合には、ウエスト縁部弾性伸縮部材17の収縮力によって形成される襞28が、つぶれて外観性能を低下させる恐れがある。また、本実施形態にあっては、間隔Aを9mmに設けて製造している。
第1結合部26は、一側のウエスト縁部弾性伸縮部材17の上側に、上下方向に隣接するウエスト縁部弾性伸縮部材17,17の間隔Aの1/2の間隔Bを隔てて設けられている。また、第1結合部26は、左右方向に所定の第1間欠間隔C1を隔てて設けられた左右方向に直線状に延在する複数の第1結合部位26Aから形成され、第1間欠間隔C1は、第1結合部位26Aの左右方向の第1長さD1と同一長さに設定されている。
第1結合部位26Aの左右方向の第1長さD1は、3〜10mmに設定するのが好適である。第1長さD1が3mm未満の場合は、左右方向において第1結合部位26Aが密集して装着者が異物感を持つ恐れがある。一方、第1長さD1が10mm超の場合には、第1シート20Bの内面に形成される略山形形状の襞28と第2シート20Cの外面に形成される略逆山形形状の襞28の頂部28Aの曲率半径が小さくなり、特に、第1シート20Bの内面に形成される略山形形状の襞28の頂部28Aと接触する装着者の皮膚が傷付く恐れがある。
第1結合部位26Aの上下方向の第1長さE1は、0.5〜1.5mmに設定するのが好適である。上下方向幅Bが0.5mm未満の場合は、襞28の立ち上がり起点としなる基部28Bを確実に固定できなく恐れがある。一方、上下方向幅Bが1.5mm超の場合には、第1結合部26の異物感が増加して触感性能が低下する恐れがある。
第2結合部27は、一側のウエスト縁部弾性伸縮部材17の下側に、上下方向に隣接するウエスト縁部弾性伸縮部材17,17の間隔Aの1/2の間隔Bを隔てて設けられている。また、第1結合部26と同様に、第2結合部27は、左右方向に所定の第2間欠間隔C2を隔てて設けられた左右方向に直線状に延在する複数の第2結合部位27Aから形成され、第2間欠間隔C2は、第2結合部位27Aの左右方向の第2長さD2と同一長さに設定されている。
第1結合部位26Aと同様に、第2結合部位27Aの左右方向の第2長さD2は、3〜10mmに設定するのが好適であり、第2結合部位27Aの上下方向の第2長さE2は、0.5〜1.5mmに設定するのが好適である。また、本実施形態にあっては、第1結合部26の第1結合部位26Aの第1長さD1と第1間欠間隔C1をそれぞれ5mmに、第2結合部27の第2結合部位27Aの第2長さD2と第2間欠間隔C2をそれぞれ5mmに設定している。これにより、第1シート20Bの外面と第2シート20Cの内面を上下方向、左右方向に均等に固定でき、第1シート20Bと第2シート20Cの上下方向、左右方向の剛性を均等にすることができる。さらに、本実施形態にあっては、第1結合部位26Aの第1長さE1と第2結合部位27Aの第2長さE2をそれぞれ1.25mmに設け、間隔Aに対して約14%に設定している。なお、間隔Aに対して第1長さE1,E2は10〜15%にするのが好適である。これにより、図8,9に示すように、上下方向に所定の間隔を隔てて設けられたウエスト縁部弾性伸縮部材17に収縮力によって、第1シート20Bの内面には、断面形状において略山形形状の襞28が形成され、第2シート20Cの外面には、断面形状において略逆山形形状の襞28が形成されて触感性能を高めることができ、また、略ひし形形状の襞が幅方向と上下方向に整列するために外観性能にも優れる背側シート20を製造することができる。
第1結合部26を形成する複数の第1結合部位26Aと、第2結合部27を形成する複数の第2結合部位27Aは、左右方向に直交する側面視において、連続的に形成されている。すなわち、左右方向に直交する側面視において、左右方向に隣接する第1結合部位26A,26Aを隔てる第1間欠間隔C1に、第2結合部位27Aが位置し、左右方向に隣接する第2結合部位27A,27Aを隔てる第2間欠間隔C2に、第1結合部位26Aが位置して連続的な直線を形成している。これにより、図8,9に示すように、上下方向に所定の間隔を隔てて設けられたウエスト縁部弾性伸縮部材17の収縮力によって、第1シート20Bの内面には、断面形状において略山形形状の襞28が形成され、第2シート20Cの外面には、断面形状において略逆山形形状の襞28が形成されて触感性能を高めることができ、また、略ひし形形状の襞が幅方向と上下方向に整列するために外観性能にも優れる背側シート20を製造することができる。また、図10に示すように、第1結合部位26Aの左右方向の中心部に、左右方向の長さが0.5〜3mmの第1間欠部F1を設け、第2結合部位27Aの左右方向の中心部に、左右方向の長さが0.5〜3mmの第2間欠部F2を設けることもできる。これにより、第1結合部26と第2結合部27による異物感をより低減することができる。
(第2製造方法)
次に、第2製造方法について説明する。第2製造方法は、第1製造方法によって形成される襞28をより大きく形成する製造方法である。図11に示すように、第1シート20Bの外面と第2シート20Cの内面は、上下方向に隣接するウエスト縁部弾性伸縮部材17,17の一側のウエスト縁部弾性伸縮部材17の上側に、熱融着や超音波シールによって形成された左右方向に所定の間隔を隔てて設けられた第1結合部26と、上下方向に隣接するウエスト縁部弾性伸縮部材17,17の一側のウエスト縁部弾性伸縮部材17の下側に、熱融着や超音波シールによって形成された左右方向に所定の間隔Bを隔てて設けられた第2結合部27と、上下方向に隣接するウエスト縁部弾性伸縮部材17,17の他側のウエスト縁部弾性伸縮部材17の下側に、熱融着や超音波シールによって形成された左右方向に所定の間隔を隔てて設けられた第3結合部29によって固定されている。なお、第1製造方法と同一部材には、同一符号を付して説明を簡略する。
これにより、図12に示すように、上下方向に所定の間隔を隔てて設けられたウエスト縁部弾性伸縮部材17の収縮力によって、第1シート20Bの内側に、平面視において略平行四辺形形状の襞28が形成され、同様に第2シート20Cの外面には、平面視において略平行四辺形形状の襞28が形成されて装着時における触感性能、外観性能を高めることができる。また、図13に示すように、第1シート20Bの内面に、断面形状において第1製造方法において形成される断面形状において略山形形状の襞28に対比して約1,5倍の高さを有する略山形形状の襞28が形成され、同様に第2シート20Cの外面には、断面形状において第1製造方法において形成される襞28に対比して約1,5倍の高さを有する略逆山形形状の襞28が形成されて装着時における触感性能、外観性能をより高めることができる。なお、本明細書において平行四辺形とは、各対辺が平行であり、上下方向に位置する角が左右方向において左右方向にずれた位置にある形状を言う。
上下方向に隣接するウエスト縁部弾性伸縮部材17,17の間隔Aは、5〜10mmに設定するのが好適である。また、本実施形態にあっては、間隔Aを9mmに設けて製造している。
第1結合部26は、一側のウエスト縁部弾性伸縮部材17の上側に、上下方向に隣接するウエスト縁部弾性伸縮部材17,17の間隔Aの1/2の間隔Bを隔てて設けられている。また、第1結合部26は、左右方向に所定の第1間欠間隔C1を隔てて設けられた左右方向に直線状に延在する複数の第1結合部位26Aから形成され、第1間欠間隔C1は、第1結合部位26Aの左右方向の第1長さD1の2倍の長さに設定されている。
第1結合部位26Aの左右方向の第1長さD1は、3〜10mmに設定するのが好適であり、第1結合部位26Aの上下方向の第1長さE1は、0.5〜1.5mmに設定するのが好適である。
第2結合部27は、一側のウエスト縁部弾性伸縮部材17の下側に、上下方向に隣接するウエスト縁部弾性伸縮部材17,17の間隔Aの1/2の間隔Bを隔てて設けられている。また、第1結合部26と同様に、第2結合部27は、左右方向に所定の第2間欠間隔C2を隔てて設けられた左右方向に直線状に延在する複数の第2結合部位27Aから形成され、第2間欠間隔C2は、第2結合部位27Aの左右方向の第2長さD2と同一長さに設定されている。
第1結合部位26Aと同様に、第2結合部位27Aの左右方向の第2長さD2は、3〜10mmに設定するのが好適であり、第2結合部位27Aの上下方向の第2長さE2は、0.5〜1.5mmに設定するのが好適である。
第3結合部29は、他側のウエスト縁部弾性伸縮部材17の下側に、上下方向に隣接するウエスト縁部弾性伸縮部材17,17の間隔Aの1/2の間隔Bを隔てて設けられている。また、第3結合部29は、左右方向に所定の第3間欠間隔C3を隔てて設けられた左右方向に直線状に延在する複数の第3結合部位29Aから形成され、第3間欠間隔C3は、第3結合部位29Aの左右方向の第3長さD3の2倍の長さに設定されている。
第1結合部位26Aと同様に、第3結合部位29Aの左右方向の第3長さD3は、3〜10mmに設定するのが好適であり、第3結合部位29Aの上下方向の第3長さE3は、0.5〜1.5mmに設定するのが好適である。また、本実施形態にあっては、第1結合部26の第1結合部位26Aの第1長さD1を5mm、第1間欠間隔C1を10mmに、第2結合部27の第2結合部位27Aの第2長さD2を5mm、第2間欠間隔C2を10mmに、第3結合部29の第3結合部位29Aの第3長さD3を5mm、第3間欠間隔C3を10mmに設定している。これにより、第1シート20Bの外面と第2シート20Cの内面を上下方向、左右方向に均等に固定でき、第1シート20Bと第2シート20Cの上下方向、左右方向の剛性を均等にすることができる。さらに、本実施形態にあっては、第1結合部位26Aの第1長さE1、第2結合部位27Aの第2長さE2と第3結合部位29Aの第3長さE3をそれぞれ1.25mmに設け、間隔Aに対して約14%に設定している。なお、間隔Aに対して第1長さE1〜E3は10〜15%にするのが好適である。これにより、図8,9に示すように、上下方向に所定の間隔を隔てて設けられたウエスト縁部弾性伸縮部材17に収縮力によって、第1シート20Bの内面には、断面形状において略山形形状の襞28が形成され、第2シート20Cの外面には、断面形状において略逆山形形状の襞28が形成されて触感性能を高めることができ、また、略平行四辺形形状の襞が幅方向と上下方向に外観性能にも優れる背側シート20を製造することができる。
第1結合部26を形成する複数の第1結合部位26Aと、第2結合部27を形成する複数の第2結合部位27Aと、第3結合部29を形成する複数の第3結合部位29Aは、左右方向に直交する側面視において、連続的に形成されている。すなわち、左右方向に直交する側面視において、左右方向に隣接する第1結合部位26A,26Aを隔てる第1間欠間隔C1に、第2結合部位27Aと第3結合部位29Aが位置し、左右方向に隣接する第2結合部位27A,27Aを隔てる第2間欠間隔C2に、第1結合部位26Aと第3結合部位29Aが位置し、左右方向に隣接する第3結合部位29A,29Aを隔てる第3間欠間隔C3に、第1結合部位26Aと第2結合部位27Aが位置して連続的な直線を形成している。これにより、図12、13に示すように、上下方向に所定の間隔を隔てて設けられたウエスト縁部弾性伸縮部材17に収縮力によって、第1シート20Bの内面には、断面形状において第1製造方法において形成される襞28に対比して約1,5倍の高さを有する略山形形状の襞28が形成され、第2シート20Cの外面には、断面形状において第1製造方法において形成される襞28に対比して約1,5倍の高さを有する略逆山形形状の襞28が形成されてより触感性能を高めることができ、また、略平行四辺形形状の襞が幅方向と上下方向に整列するために外観性能にも優れる背側シート20を製造することができる。また、図14に示すように、第1結合部位26Aの左右方向の中心部に、左右方向の長さが0.5〜3mmの第1間欠部F1を設け、第2結合部位27Aの左右方向の中心部に、左右方向の長さが0.5〜3mmの第2間欠部F2を設け、第3結合部位29Aの左右方向の中心部に、左右方向の長さが0.5〜3mmの第3間欠部F3を設けることもできる。これにより、第1結合部26、第2結合部27及び第3結合部29による異物感をより低減することができる。
<明細書中の用語の説明>
・「伸長率」は、自然長を100%としたときの値を意味する。
・「ゲル強度」は次のようにして測定されるものである。人工尿(尿素:20wt%、食塩:8wt%、塩化カルシウム二水和物:0.3wt%、酸化マグネシウム七水和物:0.8wt%、純水:70.01wt%)49.0gに、高吸収性ポリマーを1.0g加え、スターラーで攪拌させる。生成したゲルを40℃×60%RHの恒温恒湿槽内に3時間放置したあと常温にもどし、カードメーター(I.techno Engineering社製:Curdmeter−MAX ME−500)でゲル強度を測定する。
・「目付け」は次のようにして測定されるものである。試料又は試験片を予備乾燥した後、標準状態(試験場所は、温度20±5℃、相対湿度65%以下)の試験室又は装置内に放置し、恒量になった状態にする。予備乾燥は、試料又は試験片を相対湿度10〜25%、温度50℃を超えない環境で恒量にすることをいう。なお、公定水分率が0.0%の繊維については、予備乾燥を行わなくてもよい。恒量になった状態の試験片から米坪板(200mm×250mm、±2mm)を使用し、200mm×250mm(±2mm)の寸法の試料を切り取る。試料の重量を測定し、20倍して1平米あたりの重さを算出し、目付けとする。
・「吸水量」は、JIS K7223−1996「高吸水性樹脂の吸水量試験方法」によって測定する。
・「吸水速度」は、2gの高吸収性ポリマー及び50gの生理食塩水を使用して、JIS K7224‐1996「高吸水性樹脂の吸水速度試験法」を行ったときの「終点までの時間」とする。
本発明の外装体の製造方法は、パンツタイプ使い捨ておむつ、テープタイプ使い捨ておむつの外装体の製造方法に使用できる。
15 ウエスト下部弾性伸縮部材(弾性伸縮部材)
16 中間部弾性伸縮部材(弾性伸縮部材)
17 ウエスト縁部弾性伸縮部材(弾性伸縮部材)
20B 第1シート(シート)
20C 第2シート(シート)
21B 第1シート(シート)
21C 第2シート(シート)
26 第1結合部
26A 第1結合部位
27 第2結合部
27A 第2結合部位
29 第3結合部
29A 第3結合部位
A 間隔
B 間隔
C1 第1間欠間隔
C2 第2間欠間隔
C3 第3間欠間隔
D1 第1長さ
D2 第2長さ
D3 第3長さ
本発明は、外装シート及び外装シートの製造方法に関するものであり、特に、使い捨ておむつに使用される外装シート及び外装シートの製造方法に関するものである。
従来、パンツタイプ使い捨ておむつの吸収体を有する内装体を支持する外装体には、装着者の肌に接触することから柔軟性があり触感性能が高い外装体が求められている。
柔軟性があり触感性能が高い外装体としては、2枚のシートの間に複数の弾性伸縮部材を配置して、2枚のシートの幅方向の両側部において弾性伸縮部材を固定すると共に、2枚のシートと弾性伸縮部材を幅方向に所定の間隔を隔てて設けられた接合で固定した外装体が提案されている。(特許文献1,2)
特開2005−080859号公報 特開2007−14802号公報
しかし、特許文献1に開示された外装体においては、シート材に剛軟度が高いSMS不織布、SMMS不織布を使用した場合に、弾性伸縮部材の収縮時にシートの外面に形成される襞の頂部の曲率半径が小さく、装着者の肌を傷つける恐れがある。
そこで、本発明の主たる課題は、弾性伸縮部材の収縮時にシートの外面に形成される襞の頂部の曲率半径が大きい外装体およびその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
請求項1に係る発明は、2枚のシートと、前記2枚のシートの間に上下方向に所定の間隔を隔てて複数の弾性伸縮部材を幅方向に延在して設けた外装シートであって、
前記弾性伸縮部材の幅方向の両側部を、前記2枚のシートの両側部にそれぞれ固定し、
前記2枚のシートを、上下方向に隣接する弾性伸縮部材の一側の弾性伸縮部材の上側に、該弾性伸縮部材の外径よりも大きな間隔を隔てて形成した幅方向に延在する第1結合部と、前記一側の弾性伸縮部材の下側に、該弾性伸縮部材の外径よりも大きな間隔を隔てて形成した幅方向に延在する第2結合部にて固定し、
前記第1結合部を、第1間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第1結合部位で形成し、
前記第2結合部を、第2間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第2結合部位で形成し、
幅方向に直交する側面視において、前記第1間欠間隔に第2結合部位を位置させ、前記第2間欠間隔に第1結合部位を位置させ、前記第1結合部位と第2結合部位を幅方向に連続して形成し
幅方向において、前記第1間欠間隔と第1結合部位の第1長さを同一長さに形成し、前記第2間欠間隔と第2結合部位の第2長さを同一長さに形成し、前記第1長さと第2長さを同一長さに形成したことを特徴とする外装シートである。
請求項に係る発明は、前記第1長さと第2長さを3〜10mmに設定した請求項記載の外装シートである。
請求項に係る発明は、前記一側の弾性伸縮部材と第1結合部の間隔、及び前記一側の弾性伸縮部材と第2結合部の間隔を、上下方向に隣接する弾性伸縮部材の間隔の1/2間隔に設定した請求項1又は2記載の外装シートである。
請求項に係る発明は、前記2枚のシートを、SMS不織布又はSMMS不織布で形成した請求項1〜3のいずれか1項に記載された外装シートである。
請求項に係る発明は、2枚のシートと、前記2枚のシートの間に上下方向に所定の間隔を隔てて複数の弾性伸縮部材を幅方向に延在して設けた外装シートであって、
前記弾性伸縮部材の幅方向の両側部を、前記2枚のシートの両側部にそれぞれ固定し、
前記2枚のシートを、上下方向に隣接する弾性伸縮部材の一側の弾性伸縮部材の上側に、該弾性伸縮部材の外径よりも大きな間隔を隔てて形成した幅方向に延在する第1結合部と、前記一側の弾性伸縮部材の下側に、該弾性伸縮部材の外径よりも大きな間隔を隔てて形成した幅方向に延在する第2結合部と、前記上下方向に隣接する弾性伸縮部材の他側の弾性伸縮部材の下側に、該弾性伸縮部材の外径よりも大きな間隔を隔てて形成した幅方向に延在する第3結合部にて固定し、
前記第1結合部を、第1間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第1結合部位で形成し、
前記第2結合部を、第2間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第2結合部位で形成し、
前記第3結合部を、第3間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第3結合部位で形成し、
幅方向に直交する側面視において、前記第1間欠間隔に第2結合部位と第3結合部位を位置させ、前記第2間欠間隔に第1結合部位と第3結合部位を位置させ、前記第3間欠間隔に第1結合部位と第2結合部位を位置させ、前記第1結合部位と第2結合部位と第3結合部位を幅方向に連続して形成したことを特徴とする外装シートである。
請求項に係る発明は、幅方向において、前記第1間欠間隔を第1結合部位の第1長さの2倍長さに形成し、前記第2間欠間隔を第2結合部位の第2長さの2倍長さに形成し、前記第3間欠間隔を第3結合部位の第3長さの2倍長さに形成し、前記第1長さと第2長さと第3長さを同一長さに形成した請求項記載の外装シートである。
請求項に係る発明は、前記第1長さと第2長さと第3長さを3〜10mmに設定した請求項記載の外装シートである。
請求項に係る発明は、前記一側の弾性伸縮部材と第1結合部の間隔、前記一側の弾性伸縮部材と第2結合部の間隔、及び前記他側の弾性伸縮部材と第3結合部の間隔を、上下方向に隣接する弾性伸縮部材の間隔の1/2間隔に設定した請求項5〜7のいずれか1項に記載の外装シートである。
請求項に係る発明は、前記2枚のシートを、SMS不織布又はSMMS不織布で形成した請求項5〜8のいずれか1項に記載された外装シートである。
請求項10に係る発明は、2枚のシートと、前記2枚のシートの間に上下方向に所定の間隔を隔てて複数の弾性伸縮部材を幅方向に延在して設けた外装シートの製造方法であって、
前記2枚のシートの一側のシートの内面に上下方向に所定の間隔を隔てて複数の弾性伸縮部材を幅方向に延在して設け、
前記2枚のシートの他側のシートの外面を、前記一側のシートの内面に上載せて、前記一側のシートと、前記他側のシートと、前記弾性伸縮部材の両側部をシール手段により固定し、
前記2枚のシートにおける上下方向に隣接する前記弾性伸縮部材の一側の弾性伸縮部材の上側と下側に、それぞれ該弾性伸縮部材の外径よりも大きな間隔を隔てて位置する部位に、シール手段によりそれぞれ第1結合部と第2結合部を形成し、
前記第1結合部を、第1間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第1結合部位で形成し、
前記第2結合部を、第2間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第2結合部位で形成し、
幅方向に直交する側面視において、前記第1間欠間隔に第2結合部位を位置させ、前記第2間欠間隔に第1結合部位を位置させ、前記第1結合部位と第2結合部位を幅方向に連続して形成し、
幅方向において、前記第1間欠間隔と第1結合部位の第1長さを同一長さに形成し、前記第2間欠間隔と第2結合部位の第2長さを同一長さに形成し、前記第1長さと第2長さを同一長さに形成することを特徴とする外装シートの製造方法である。
請求項11に係る発明は、2枚のシートと、前記2枚のシートの間に上下方向に所定の間隔を隔てて複数の弾性伸縮部材を幅方向に延在して設けた外装シートの製造方法であって、
前記2枚のシートの一側のシートの内面に上下方向に所定の間隔を隔てて複数の弾性伸縮部材を幅方向に延在して設け、
前記2枚のシートの他側のシートの外面を、前記一側のシートの内面に上載せて、前記一側のシートと、前記他側のシートと、前記弾性伸縮部材の両側部をシール手段により固定し、
前記2枚のシートにおける上下方向に隣接する前記弾性伸縮部材の一側の弾性伸縮部材の上側と下側に、それぞれ該弾性伸縮部材の外径よりも大きな間隔を隔てて位置する部位と、前記上下方向に隣接する前記弾性伸縮部材の他側の弾性伸縮部材の下側に、該弾性伸縮部材の外径よりも大きな間隔を隔てて位置する部位に、シール手段によりそれぞれ第1結合部と第2結合部と第3結合部を形成して前記2枚のシートを固定し、
前記第1結合部を、第1間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第1結合部位で形成し、
前記第2結合部を、第2間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第2結合部位で形成し、
前記第3結合部を、第3間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第3結合部位で形成し、
幅方向に直交する側面視において、前記第1間欠間隔に第2結合部位と第3結合部位を位置させ、前記第2間欠間隔に第1結合部位と第3結合部位を位置させ、前記第3間欠間隔に第1結合部位と第2結合部位を位置させ、前記第1結合部位と第2結合部位と第3結合部位を幅方向に連続して形成することを特徴とする外装シートの製造方法である。
請求項1記載の発明によれば、弾性伸縮部材の幅方向の両側部を、2枚のシートの両側部にそれぞれ固定し、2枚のシートを、上下方向に隣接する弾性伸縮部材の一側の弾性伸縮部材の上側に、弾性伸縮部材の外径よりも大きな間隔を隔てて形成した幅方向に延在する第1結合部と、一側の弾性伸縮部材の下側に、弾性伸縮部材の外径よりも大きな間隔を隔てて形成した幅方向に延在する第2結合部にて固定し、第1結合部を、第1間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第1結合部位で形成し、第2結合部を、第2間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第2結合部位で形成し、幅方向に直交する側面視において、第1間欠間隔に第2結合部位を位置させ、第2間欠間隔に第1結合部位を位置させ、第1結合部位と第2結合部位を幅方向に連続して形成し、幅方向において、第1間欠間隔と第1結合部位の第1長さを同一長さに形成し、第2間欠間隔と第2結合部位の第2長さを同一長さに形成し、第1長さと第2長さを同一長さに形成したので、弾性伸縮部材の収縮力によって、一側のシートの外面には、平面視(外装体の側面視に対応)において略ひし形形状の襞が形成され、他側のシートの内面には、平面視において略ひし形形状の襞が形成されて触感性能を高めることができ、また、略ひし形形状の襞が幅方向と上下方向に整列するために外観性能も高めることができる。
さらに、2枚のシートの上下方向、幅方向の剛性を均等にすることができる。
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明による効果に加えて、第1長さと第2長さを3〜10mmに設定しているので、第1結合部と第2結合部に起因する異物感を抑制することができ、襞の頂部の曲率半径を大きく形成することができる。
請求項記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明による効果に加えて、一側の弾性伸縮部材と第1結合部の間隔、及び一側の弾性伸縮部材と第2結合部の間隔を、上下方向に隣接する弾性伸縮部材の間隔の1/2間隔に設定しているので、均一な襞を形成することができる。
請求項記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、2枚のシートを、SMS不織布又はSMMS不織布で形成しているので、弾性伸縮部材の収縮力によって、より大きな襞を形成することができる。
請求項記載の発明によれば、弾性伸縮部材の幅方向の両側部を、2枚のシートの両側部にそれぞれ固定し、2枚のシートを、上下方向に隣接する弾性伸縮部材の一側の弾性伸縮部材の上側に、弾性伸縮部材の外径よりも大きな間隔を隔てて形成した幅方向に延在する第1結合部と、一側の弾性伸縮部材の下側に、弾性伸縮部材の外径よりも大きな間隔を隔てて形成した幅方向に延在する第2結合部と、上下方向に隣接する弾性伸縮部材の他側の弾性伸縮部材の下側に、弾性伸縮部材の外径よりも大きな間隔を隔てて形成した幅方向に延在する第3結合部にて固定し、第1結合部を、第1間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第1結合部位で形成し、第2結合部を、第2間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第2結合部位で形成し、第3結合部を、第3間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第3結合部位で形成し、幅方向に直交する側面視において、第1間欠間隔に第2結合部位と第3結合部位を位置させ、第2間欠間隔に第1結合部位と第3結合部位を位置させ、第3間欠間隔に第1結合部位と第2結合部位を位置させ、第1結合部位と第2結合部位と第3結合部位を幅方向に連続して形成しているので、一側のシートの外面には、平面視(外装体の側面視に対応)において略平行四辺形形状の襞が形成され、他側のシートの内面には、平面視において略平行四辺形形状の大きく当接時に変形が容易な襞が形成されて触感性能を高めることができ、また、略平行四辺形形状の襞が幅方向と上下方向に整列するために外観性能も高めることができる。
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明による効果に加えて、幅方向において、第1間欠間隔を第1結合部位の第1長さの2倍長さに形成し、第2間欠間隔を第2結合部位の第2長さの2倍長さに形成し、第3間欠間隔を第3結合部位の第3長さの2倍長さに形成し、第1長さと第2長さと第3長さを同一長さに形成しているので、2枚のシートの上下方向、幅方向の剛性を均等にすることができる。
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明による効果に加えて、第1長さと第2長さと第3長さを3〜10mmに設定しているので、第1結合部と第2結合部と第3結合部に起因する異物感を抑制することができ、襞の頂部の曲率半径を大きく形成することができる。
請求項記載の発明によれば、請求項5〜7のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、一側の弾性伸縮部材と第1結合部の間隔、一側の弾性伸縮部材と第2結合部の間隔、及び他側の弾性伸縮部材と第3結合部の間隔を、上下方向に隣接する弾性伸縮部材の間隔の1/2間隔に設定しているので、均一な襞を形成することができる。
請求項記載の発明によれば、請求項5〜8のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、2枚のシートを、SMS不織布又はSMMS不織布で形成しているので、より大きな襞を形成することができる。
請求項10記載の発明によれば、2枚のシートの一側のシートの内面に上下方向に所定の間隔を隔てて複数の弾性伸縮部材を幅方向に延在して設け、2枚のシートの他側のシートの外面を、一側のシートの内面に上載せて、一側のシートと、他側のシートと、弾性伸縮部材の両側部をシール手段により固定し、2枚のシートにおける上下方向に隣接する弾性伸縮部材の一側の弾性伸縮部材の上側と下側に、それぞれ弾性伸縮部材の外径よりも大きな間隔を隔てて位置する部位に、シール手段によりそれぞれ第1結合部と第2結合部を形成し、第1結合部を、第1間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第1結合部位で形成し、第2結合部を、第2間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第2結合部位で形成し、幅方向に直交する側面視において、第1間欠間隔に第2結合部位を位置させ、第2間欠間隔に第1結合部位を位置させ、第1結合部位と第2結合部位を幅方向に連続して形成し、幅方向において、第1間欠間隔と第1結合部位の第1長さを同一長さに形成し、第2間欠間隔と第2結合部位の第2長さを同一長さに形成し、第1長さと第2長さを同一長さに形成するので、弾性伸縮部材の収縮力によって、一側のシートの外面には、断面形状において略山形形状の襞が形成され、他側のシートの内面には、断面形状において略逆山形形状の襞が形成されて触感性能が高い外装シートを効率よく製造することができる。また、2枚のシートの上下方向、幅方向の剛性を均等に製造することができる。
請求項11記載の発明によれば、2枚のシートの一側のシートの内面に上下方向に所定の間隔を隔てて複数の弾性伸縮部材を幅方向に延在して設け、2枚のシートの他側のシートの外面を、一側のシートの内面に上載せて、一側のシートと、他側のシートと、弾性伸縮部材の両側部をシール手段により固定し、2枚のシートにおける上下方向に隣接する弾性伸縮部材の一側の弾性伸縮部材の上側と下側に、それぞれ弾性伸縮部材の外径よりも大きな間隔を隔てて位置する部位と、上下方向に隣接する弾性伸縮部材の他側の弾性伸縮部材の下側に、弾性伸縮部材の外径よりも大きな間隔を隔てて位置する部位に、シール手段によりそれぞれ第1結合部と第2結合部と第3結合部を形成して2枚のシートを固定し、第1結合部を、第1間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第1結合部位で形成し、第2結合部を、第2間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第2結合部位で形成し、第3結合部を、第3間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第3結合部位で形成し、幅方向に直交する側面視において、第1間欠間隔に第2結合部位と第3結合部位を位置させ、第2間欠間隔に第1結合部位と第3結合部位を位置させ、第3間欠間隔に第1結合部位と第2結合部位を位置させ、第1結合部位と第2結合部位と第3結合部位を幅方向に連続して形成するので、弾性伸縮部材の収縮力によって、一側のシートの外面には、断面形状において略山形形状の大きく当接時に変形が容易な襞が形成され、他側のシートの内面には、断面形状において略逆山形形状の大きく当接時に変形が容易な襞が形成されて触感性能が高い外装シートを効率よく製造することができる。
パンツタイプ使い捨ておむつの斜視図である。 パンツタイプ使い捨ておむつを展開した内面平面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつを展開した外面平面図である。 図2のX1−X1断面図である。 図2のX2−X2断面図である。 図2のX3−X3断面図である。 外装体の第1製造方法の説明図である。 外装体の内面平面図である。 図8のX1−X1断面図である。 外装体の第1製造方法の変形例の説明図である。 外装体の第2製造方法の説明図である。 第2製造方法で製造された外装体の内面平面図である。 図12のX1−X1断面図である。 外装体の第2製造方法の変形例の説明図である。
<パンツタイプ使い捨ておむつ>
本発明の外装体12の理解を容易にするために、先ずパンツタイプ使い捨ておむつ100について添付図面を参照して詳説する。
図1に示すように、パンツタイプ使い捨ておむつ100は、製品の外面をなす外装体12と、外装体12の内面に貼り付けられた内装体200とから形成されている。
(内装体)
図2に示すように、内装体200は、平面視において長方形に形成されているが、任意の形状にすることもできる。なお、本明細書において「前後方向」とは、腹側と背側を結ぶ方向を言い、「幅方向」とは、前後方向と直交する方向を言い、「上下方向」とは、パンツタイプ使い捨ておむつ100の装着状態において胴回り方向と直交する方向を言うものとする。
図4に示すように、内装体200は、身体側となる表面シート30と、液不透過性シート11と、これらの間に介在された吸収要素50とを備えている。また、表面シート30を透過した液を速やかに吸収要素50へ移行させるために、表面シート30と吸収要素50との間には、中間シート40が設けられ、内装体200の両脇に排泄物が漏れるのを防止するために、内装体200の両側は、身体側に起立する立体ギャザー60が設けられている。なお、図4等の点模様部分は各構成部材を接合する接合部分を示しており、ホットメルト接着剤などのベタ、ビード、カーテン、サミットまたはスパイラル塗布などにより形成されるものである。
(表面シート)
表面シート30は、液を透過する性質を有するものであり、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを例示することができる。また、このうち不織布は、その原料繊維が何であるかは、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンボンド法、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、エアスルー法、ポイントボンド法、サーマルボンド法が、好ましい加工方法である。
(中間シート)
中間シート40は、表面シート30と同様の素材や、スパンレース、スパンボンド、SMS、パルプ不織布、パルプとレーヨンとの混合シート、ポイントボンド又はクレープ紙を例示できる。特にエアスルー不織布が嵩高であるため好ましい。エアスルー不織布には芯鞘構造の複合繊維を用いるのが好ましく、この場合芯に用いる樹脂はポリプロピレン(PP)でも良いが剛性の高いポリエステル(PET)が好ましい。目付けは20〜80g/m2が好ましく、25〜60g/m2がより好ましい。不織布の原料繊維の太さは2.2〜10dtexであるのが好ましい。不織布を嵩高にするために、原料繊維の全部又は一部の混合繊維として、芯が中央にない偏芯の繊維や中空の繊維、偏芯且つ中空の繊維を用いるのも好ましい。なお、目付けとは、次のようにして測定されるものである。試料又は試験片を予備乾燥した後、標準状態(試験場所は、温度20±5℃、相対湿度65%以下)の試験室又は装置内に放置し、恒量になった状態にする。予備乾燥は、試料又は試験片を相対湿度10〜25%、温度50℃を超えない環境で恒量にすることをいう。なお、公定水分率が0.0%の繊維については、予備乾燥を行わなくてもよい。恒量になった状態の試験片から米坪板(200mm×250mm、±2mm)を使用し、200mm×250mm(±2mm)の寸法の試料を切り取る。試料の重量を測定し、20倍して1平米あたりの重さを算出し、目付けとする。
(液不透過性シート)
液不透過性シート11は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂等からなるプラスチックフィルムや、不織布の表面にプラスチックフィルムを設けたラミネート不織布、プラスチックフィルムに不織布等を重ねて接合した積層シートなどを例示することができる。液不透過性シート11には、近年、ムレ防止の観点から好まれて使用されている不透液性かつ透湿性を有する素材を用いることが好ましい。透湿性を有するプラスチックフィルムとしては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性プラスチックフィルムが広く用いられている。このほかにも、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂または疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、プラスチックフィルムを用いずに液不透過性としたシートも、液不透過性シート11として用いることができる。
(立体ギャザー)
立体ギャザー60は、内装体200の前後方向長さに等しい長さを有する帯状のギャザーシート62を幅方向に折り返して二つに折り重ねるとともに、折り返し部分及びその近傍のシート間に、細長状弾性伸縮部材63を長手方向に沿って伸長状態で、幅方向に間隔をあけて複数本固定してなるものである。立体ギャザー60のうち幅方向において折り返し部分と反対側の端部は内装体200の側縁部の裏面に固定された取付部分65とされ、この取付部分65以外の部分は取付部分65から突出する突出部分66とされている。
ギャザーシート62は、スパンボンド不織布(SS、SSS等)やSMS不織布(SMS、SSMMS等)、メルトブロー不織布等の柔軟で均一性・隠蔽性に優れた不織布に、必要に応じてシリコンなどにより撥水処理を施したものを好適に用いることができ、繊維目付けは10〜30g/m2程度とするのが好ましい。細長状弾性伸縮部材63としては糸ゴム等を用いることができる。スパンデックス糸ゴムを用いる場合は、太さは470〜1240dtexが好ましく、620〜940dtexがより好ましい。固定時の伸長率は、150〜350%が好ましく、200〜300%がより好ましい。なお、用語「伸長率」は自然長を100%としたときの値を意味する。
立体ギャザー60の自由部分に設けられる細長状弾性伸縮部材63の本数は2〜6本が好ましく、3〜5本がより好ましい。配置間隔は3〜10mmが適当である。このように構成すると、細長状弾性伸縮部材63を配置した範囲で肌に対して面で当たりやすくなる。先端側だけでなく付け根側にも細長状弾性伸縮部材63を配置しても良い。
(吸収要素)
吸収要素50は、吸収体56と、吸収体56を包む包装シート58とから形成されている。
(吸収体)
吸収体56は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100〜300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30〜120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、1インチ当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いる場合が多い。吸収体56中には高吸収性ポリマー粒子を分散保持させるのが好ましい。
図2に示すように、吸収体56は、平面視において長方形に形成されているが、任意の形状にすることもできる。例えば、前端部、後端部及びこれらの間に位置し、前端部及び後端部と比べて幅が狭い括れ部とを有する砂時計形状を成していると、吸収体56自体と立体ギャザー60の、脚回りへのフィット性が向上するため好ましい。平面視において長方形に形成されているが、任意の形状にすることもできる。
(高吸収性ポリマー粒子)
吸収体56には、その一部又は全部に高吸収性ポリマー粒子を含有させることができる。高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子の粒径は、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用でき、1000μm以下、特に150〜400μmのものが望ましい。高吸収性ポリマー粒子の材料としては、特に限定無く用いることができるが、吸水量が40g/g以上のものが好適である。高吸収性ポリマー粒子としては、でんぷん系、セルロース系や合成ポリマー系などのものがあり、でんぷん−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、でんぷん−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物やアクリル酸(塩)重合体などのものを用いることができる。高吸収性ポリマー粒子の形状としては、通常用いられる粉粒体状のものが好適であるが、他の形状のものも用いることができる。
高吸収性ポリマー粒子としては、吸水速度が40秒以下のものが好適に用いられる。吸水速度が40秒を超えると、吸収体56内に供給された液が吸収体56外に戻り出てしまう所謂逆戻りを発生し易くなる。
また、高吸収性ポリマー粒子としては、ゲル強度が1000Pa以上のものが好適に用いられる。これにより、嵩高な吸収体56とした場合であっても、液吸収後のべとつき感を効果的に抑制できる。なお、ゲル強度とは、次のようにして測定されるものである。人工尿49.0gに、高吸収性ポリマーを1.0g加え、スターラーで攪拌させる。生成したゲルを40℃×60%RHの恒温恒湿槽内に3時間放置したあと常温にもどし、カードメーター(I.techno Engineering社製:Curdmeter−MAX ME−500)でゲル強度を測定する。
高吸収性ポリマー粒子の目付け量は、当該吸収体56の用途で要求される吸収量に応じて適宜定めることができる。したがって一概には言えないが、50〜350g/m2とすることができる。ポリマーの目付け量が50g/m2未満では、吸収量を確保し難くなる。350g/m2を超えると、効果が飽和する。
(包装シート)
包装シート58は、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMS不織布(SMS、SSMMS等)が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレン複合材などを使用できる。目付けは、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2のものが望ましい。
(外装体)
図3に示すように、外装体12は、装着者の後身頃を覆うに略長方形状の背側シート20と、装着者の前身頃を覆う略長方形状の腹側シート21から形成されている。背側シート20の両側部20A,20Aと腹側シート21の両側部21A,21Aをヒートシール、超音波シール等によって接合することのよって、図1に示すように、装着者の胴を通すためのウエスト開口部WOと、脚を通すための左右一対の脚開口部LOが形成される。
装着者のお尻を覆う背側シート20の上下方向の長さは、腹側シート21の上下方向の長さよりも長く形成されている。また、背側シート20の両側部20A,20Aの下部には、幅方向の中心部に向かって円弧状に形成された切欠き部22,22が形成されている。これにより、装着者が装着したパンツタイプ使い捨ておむつ100の脚開口部LOの近傍部位のゴアゴア感を取り除き、パンツタイプ使い捨ておむつ100の見栄えを高めることができる。
切欠き部22は、背側シート20の側部20の下部に位置する切欠き部22の起点から幅方向中心部に向かって略円弧状に切欠かれた後、腹側方向に向かって直線状に切欠かれている。これにより、内装体200が切欠かれるのを防止することができる。なお、切欠き部22の形状には、特に制限はなく、背側シート20の側部20の下部に位置する切欠き部22の起点から幅方向中心部に向かって直線状に切欠くこともできる。
図5,6に示すように、背側シート20は、二枚の第1シート(請求項における「シート」)20Bと第2シート(請求項における「シート」)20Cを接合して形成されている。内側に位置する第1シート20Bはウエスト開口部WOの縁までしか延在していないが、外側に位置する第2シート20Cは第1シート20Bのウエスト側の縁を回り込んでその内側に折り返されている。また、第1シート20Bと第2シート20Cの間には、ウエスト縁部Wに配置されるウエスト縁部弾性伸縮部材(請求項における「弾性伸縮部材」)17と、ウエスト下部Uに配置されるウエスト下部弾性伸縮部材(請求項における「弾性伸縮部材」)15と、切欠き部22が形成された部位に配置される中間部弾性伸縮部材(請求項における「弾性伸縮部材」)16が固定されている。
第1シート20Bは、ポリピロピレン製の不織布によって形成されたスパンボンド製の不織布と、ポリピロピレン製の極細繊維不織布によって形成されたマイクロウエッブ不織布を積層した厚さが約0.16mm、目付け量が約13g/m2、MD方向の剛軟度が約42mm、CDの方向の剛軟度が約32mmのSMS不織布、SMMS不織布で形成するのが好適である。これにより、第1シート20Bの内面にウエスト縁部弾性伸縮部材17等の収縮力によって襞28が形成され、触感性能を高めることができる。なお、剛軟度は、カンチレバー試験機によって計測した測定値である。
同様に、第2シート20Cも厚さが約0.16mm、目付け量が約13g/m2、MD方向の剛軟度が約42mm、CDの方向の剛軟度が約32mmのSMS不織布、SMMS不織布で形成するのが好適である。これにより、第2シート20Cの外面にウエスト縁部弾性伸縮部材17等の収縮力によって襞28が形成され、触感性能を高めることができる。
腹側シート21は、二枚の第1シート(請求項における「シート」)21Bと第2シート(請求項における「シート」)21Cを接合して形成されている。内側に位置する第1シート21Bはウエスト開口部WOの縁までしか延在していないが、外側に位置する第2シート21Cは第1シート21Bのウエスト側の縁を回り込んでその内側に折り返されている。また、第1シート21Bと第2シート21Cの間には、ウエスト縁部Wに配置されるウエスト縁部弾性伸縮部材17と、ウエスト下部Uに配置されるウエスト下部弾性伸縮部材15が固定されている。
第1シート21Bは、厚さが約0.16mm、目付け量が約13g/m2、MD方向の剛軟度が約42mm、CDの方向の剛軟度が約32mmのSMS不織布、SMMS不織布で形成するのが好適である。これにより、第1シート21Bの内面にウエスト縁部弾性伸縮部材17等の収縮力によって襞28が形成され、触感性能を高めることができる。
同様に、第2シート21Cも厚さが約0.16mm、目付け量が約13g/m2、MD方向の剛軟度が約42mm、CDの方向の剛軟度が約32mmのSMS不織布、SMMS不織布で形成するのが好適である。これにより、第2シート21Cの外面にウエスト縁部弾性伸縮部材17等の収縮力によって襞28が形成され、触感性能を高めることができる。
ウエスト縁部弾性伸縮部材17は、ウエスト開口部WOの近傍部位に、幅方向全体にわたり連続するように、上下方向に所定の間隔を隔てて、かつ所定の伸長率で幅方向に沿って伸長された状態で固定されている。ウエスト縁部弾性伸縮部材17は、太さ155〜1880dtex、特に470〜1240dtex程度(合成ゴムの場合。天然ゴムの場合には断面積0.05〜1.5mm2、特に0.1〜1.0mm2程度)の糸ゴムを、4〜12mmの間隔で3〜22本程度、それぞれ伸長率150〜400%、特に220〜320%程度で固定するのが好ましい。なお、ウエスト縁部弾性伸縮部材17における内装体200側に配置された数本のウエスト縁部弾性伸縮部材17を内装体200と重ねて配置することもできる。
ウエスト下部弾性伸縮部材15は、内装体200と重なる幅方向中央部を除いて、幅方向両側の各部位に、幅方向全体にわたり連続するように、上下方向に所定の間隔を隔てて、かつ所定の伸長率で幅方向に沿って伸長された状態で固定されている。また、ウエスト下部弾性伸縮部材15としては、太さ155〜1880dtex、特に470〜1240dtex程度(合成ゴムの場合。天然ゴムの場合には断面積0.05〜1.5mm2、特に0.1〜1.0mm2程度)の糸ゴムを、1〜15mm、特に3〜8mmの間隔で5〜30本程度、それぞれ伸長率200〜350%、特に240〜300%程度で固定するのが好ましい。
中間部弾性伸縮部材16は、内装体200と重なる幅方向中央部を除いて、その幅方向両側の各部位に、幅方向全体にわたり連続するように、上下方向に所定の間隔を隔てて、かつ所定の伸長率で幅方向に沿って伸長された状態で固定されている。また、中間部弾性伸縮部材16としては、太さ155〜1880dtex、特に470〜1240dtex程度(合成ゴムの場合。天然ゴムの場合には断面積0.05〜1.5mm2、特に0.1〜1.0mm2程度)の糸ゴムを、5〜40mm、特に5〜20mmの間隔で2〜10本程度、それぞれ伸長率150〜300%、特に180〜260%で固定するのが好ましい。
<外装体の製造方法>
(第1製造方法)
次に、第1製造方法について説明する。なお、外装体12を形成する背側シート20の製造方法と腹側シート21の製造方法は、同一製造方法であるので、以下では、背側シート20の製造方法を例にとって説明し、腹側シート21の製造方法の説明は省略する。
図7に示すように、背側シート20の第1シート20Bの外面と第2シート20Cの内面の間には、上下方向に所定の間隔Aを隔てて左右方向に延在する複数のウエスト縁部弾性伸縮部材17が挟持されている。ウエスト縁部弾性伸縮部材17の左右方向の両側部は、第1シート20Bと第2シート20Cの両側部をヒートシール等で接合する接合部25に固定されている。一方、ウエスト縁部弾性伸縮部材17の中間部、すなわち、両側部を除く部位は、第1シート20Bの外面と第2シート20Cの内面に固定されておらず、自由に左右方向に伸縮することができる。
第1シート20Bの外面と第2シート20Cの内面は、上下方向に隣接するウエスト縁部弾性伸縮部材17,17の一側のウエスト縁部弾性伸縮部材17の上側に、熱融着や超音波シールによって形成された左右方向に所定の間隔を隔てて設けられた第1結合部26と、上下方向に隣接するウエスト縁部弾性伸縮部材17,17の一側のウエスト縁部弾性伸縮部材17の下側に、熱融着や超音波シールによって形成された左右方向に所定の間隔Bを隔てて設けられた第2結合部27によって固定されている。なお、図7の左右方向が上述した幅方向に一致し、上下方向が上述した前後方向に一致する。
これにより、図8に示すように、上下方向に所定の間隔を隔てて設けられたウエスト縁部弾性伸縮部材17の収縮力によって、第1シート20Bの内側に、平面視において略ひし形形状の襞28が形成され、同様に第2シート20Cの外面には、平面視において略ひし形形状の襞28が形成されて装着時における触感性能、外観性能を高めることができる。また、図9に示すように、第1シート20Bの内面に形成される断面形状において略山形形状の襞28は、隣接する結合部26A等の間に対向する部位が頂部28Aを形成し、結合部26Aに対向する部位が基部28Bを形成する。なお、本明細書においてひし形形状とは、上下方向の対角線が左右方向の対角線よりも長く、上下方向に位置する角が左右方向において同一位置にある形状を言う。
上下方向に隣接するウエスト縁部弾性伸縮部材17,17の間隔Aは、5〜10mmに設定するのが好適である。間隔Aが5mm未満の場合は、ウエスト縁部弾性伸縮部材17の収縮力によって形成される襞28の大きさが小さく、襞28で区画される空間28Cの容積が小さくクッション性能が小さく装着性能が低下する恐れがあり、また、ウエスト縁部弾性伸縮部材17の両側部を接合部25で固定する効率が低下する恐れがある。一方、間隔Aが10mm超の場合には、ウエスト縁部弾性伸縮部材17の収縮力によって形成される襞28が、つぶれて外観性能を低下させる恐れがある。また、本実施形態にあっては、間隔Aを9mmに設けて製造している。
第1結合部26は、一側のウエスト縁部弾性伸縮部材17の上側に、上下方向に隣接するウエスト縁部弾性伸縮部材17,17の間隔Aの1/2の間隔Bを隔てて設けられている。また、第1結合部26は、左右方向に所定の第1間欠間隔C1を隔てて設けられた左右方向に直線状に延在する複数の第1結合部位26Aから形成され、第1間欠間隔C1は、第1結合部位26Aの左右方向の第1長さD1と同一長さに設定されている。
第1結合部位26Aの左右方向の第1長さD1は、3〜10mmに設定するのが好適である。第1長さD1が3mm未満の場合は、左右方向において第1結合部位26Aが密集して装着者が異物感を持つ恐れがある。一方、第1長さD1が10mm超の場合には、第1シート20Bの内面に形成される略山形形状の襞28と第2シート20Cの外面に形成される略逆山形形状の襞28の頂部28Aの曲率半径が小さくなり、特に、第1シート20Bの内面に形成される略山形形状の襞28の頂部28Aと接触する装着者の皮膚が傷付く恐れがある。
第1結合部位26Aの上下方向の第1長さE1は、0.5〜1.5mmに設定するのが好適である。第1長さE1が0.5mm未満の場合は、襞28の立ち上がり起点としなる基部28Bを確実に固定できなく恐れがある。一方、上下方向幅Bが1.5mm超の場合には、第1結合部26の異物感が増加して触感性能が低下する恐れがある。
第2結合部27は、一側のウエスト縁部弾性伸縮部材17の下側に、上下方向に隣接するウエスト縁部弾性伸縮部材17,17の間隔Aの1/2の間隔Bを隔てて設けられている。また、第1結合部26と同様に、第2結合部27は、左右方向に所定の第2間欠間隔C2を隔てて設けられた左右方向に直線状に延在する複数の第2結合部位27Aから形成され、第2間欠間隔C2は、第2結合部位27Aの左右方向の第2長さD2と同一長さに設定されている。
第1結合部位26Aと同様に、第2結合部位27Aの左右方向の第2長さD2は、3〜10mmに設定するのが好適であり、第2結合部位27Aの上下方向の第2長さE2は、0.5〜1.5mmに設定するのが好適である。また、本実施形態にあっては、第1結合部26の第1結合部位26Aの第1長さD1と第1間欠間隔C1をそれぞれ5mmに、第2結合部27の第2結合部位27Aの第2長さD2と第2間欠間隔C2をそれぞれ5mmに設定している。これにより、第1シート20Bの外面と第2シート20Cの内面を上下方向、左右方向に均等に固定でき、第1シート20Bと第2シート20Cの上下方向、左右方向の剛性を均等にすることができる。さらに、本実施形態にあっては、第1結合部位26Aの第1長さE1と第2結合部位27Aの第2長さE2をそれぞれ1.25mmに設け、間隔Aに対して約14%に設定している。なお、間隔Aに対して第1長さE1,E2は10〜15%にするのが好適である。これにより、図8,9に示すように、上下方向に所定の間隔を隔てて設けられたウエスト縁部弾性伸縮部材17に収縮力によって、第1シート20Bの内面には、断面形状において略山形形状の襞28が形成され、第2シート20Cの外面には、断面形状において略逆山形形状の襞28が形成されて触感性能を高めることができ、また、略ひし形形状の襞が幅方向と上下方向に整列するために外観性能にも優れる背側シート20を製造することができる。
第1結合部26を形成する複数の第1結合部位26Aと、第2結合部27を形成する複数の第2結合部位27Aは、左右方向に直交する側面視において、連続的に形成されている。すなわち、左右方向に直交する側面視において、左右方向に隣接する第1結合部位26A,26Aを隔てる第1間欠間隔C1に、第2結合部位27Aが位置し、左右方向に隣接する第2結合部位27A,27Aを隔てる第2間欠間隔C2に、第1結合部位26Aが位置して連続的な直線を形成している。これにより、図8,9に示すように、上下方向に所定の間隔を隔てて設けられたウエスト縁部弾性伸縮部材17の収縮力によって、第1シート20Bの内面には、断面形状において略山形形状の襞28が形成され、第2シート20Cの外面には、断面形状において略逆山形形状の襞28が形成されて触感性能を高めることができ、また、略ひし形形状の襞が幅方向と上下方向に整列するために外観性能にも優れる背側シート20を製造することができる。また、図10に示すように、第1結合部位26Aの左右方向の中心部に、左右方向の長さが0.5〜3mmの第1間欠部F1を設け、第2結合部位27Aの左右方向の中心部に、左右方向の長さが0.5〜3mmの第2間欠部F2を設けることもできる。これにより、第1結合部26と第2結合部27による異物感をより低減することができる。
(第2製造方法)
次に、第2製造方法について説明する。第2製造方法は、第1製造方法によって形成される襞28をより大きく形成する製造方法である。図11に示すように、第1シート20Bの外面と第2シート20Cの内面は、上下方向に隣接するウエスト縁部弾性伸縮部材17,17の一側のウエスト縁部弾性伸縮部材17の上側に、熱融着や超音波シールによって形成された左右方向に所定の間隔を隔てて設けられた第1結合部26と、上下方向に隣接するウエスト縁部弾性伸縮部材17,17の一側のウエスト縁部弾性伸縮部材17の下側に、熱融着や超音波シールによって形成された左右方向に所定の間隔Bを隔てて設けられた第2結合部27と、上下方向に隣接するウエスト縁部弾性伸縮部材17,17の他側のウエスト縁部弾性伸縮部材17の下側に、熱融着や超音波シールによって形成された左右方向に所定の間隔を隔てて設けられた第3結合部29によって固定されている。なお、第1製造方法と同一部材には、同一符号を付して説明を簡略する。
これにより、図12に示すように、上下方向に所定の間隔を隔てて設けられたウエスト縁部弾性伸縮部材17の収縮力によって、第1シート20Bの内側に、平面視において略平行四辺形形状の襞28が形成され、同様に第2シート20Cの外面には、平面視において略平行四辺形形状の襞28が形成されて装着時における触感性能、外観性能を高めることができる。また、図13に示すように、第1シート20Bの内面に、断面形状において第1製造方法において形成される断面形状において略山形形状の襞28に対比して約1,5倍の高さを有する略山形形状の襞28が形成され、同様に第2シート20Cの外面には、断面形状において第1製造方法において形成される襞28に対比して約1,5倍の高さを有する略逆山形形状の襞28が形成されて装着時における触感性能、外観性能をより高めることができる。なお、本明細書において平行四辺形とは、各対辺が平行であり、上下方向に位置する角が左右方向において左右方向にずれた位置にある形状を言う。
上下方向に隣接するウエスト縁部弾性伸縮部材17,17の間隔Aは、5〜10mmに設定するのが好適である。また、本実施形態にあっては、間隔Aを9mmに設けて製造している。
第1結合部26は、一側のウエスト縁部弾性伸縮部材17の上側に、上下方向に隣接するウエスト縁部弾性伸縮部材17,17の間隔Aの1/2の間隔Bを隔てて設けられている。また、第1結合部26は、左右方向に所定の第1間欠間隔C1を隔てて設けられた左右方向に直線状に延在する複数の第1結合部位26Aから形成され、第1間欠間隔C1は、第1結合部位26Aの左右方向の第1長さD1の2倍の長さに設定されている。
第1結合部位26Aの左右方向の第1長さD1は、3〜10mmに設定するのが好適であり、第1結合部位26Aの上下方向の第1長さE1は、0.5〜1.5mmに設定するのが好適である。
第2結合部27は、一側のウエスト縁部弾性伸縮部材17の下側に、上下方向に隣接するウエスト縁部弾性伸縮部材17,17の間隔Aの1/2の間隔Bを隔てて設けられている。また、第1結合部26と同様に、第2結合部27は、左右方向に所定の第2間欠間隔C2を隔てて設けられた左右方向に直線状に延在する複数の第2結合部位27Aから形成され、第2間欠間隔C2は、第2結合部位27Aの左右方向の第2長さD2と同一長さに設定されている。
第1結合部位26Aと同様に、第2結合部位27Aの左右方向の第2長さD2は、3〜10mmに設定するのが好適であり、第2結合部位27Aの上下方向の第2長さE2は、0.5〜1.5mmに設定するのが好適である。
第3結合部29は、他側のウエスト縁部弾性伸縮部材17の下側に、上下方向に隣接するウエスト縁部弾性伸縮部材17,17の間隔Aの1/2の間隔Bを隔てて設けられている。また、第3結合部29は、左右方向に所定の第3間欠間隔C3を隔てて設けられた左右方向に直線状に延在する複数の第3結合部位29Aから形成され、第3間欠間隔C3は、第3結合部位29Aの左右方向の第3長さD3の2倍の長さに設定されている。
第1結合部位26Aと同様に、第3結合部位29Aの左右方向の第3長さD3は、3〜10mmに設定するのが好適であり、第3結合部位29Aの上下方向の第3長さE3は、0.5〜1.5mmに設定するのが好適である。また、本実施形態にあっては、第1結合部26の第1結合部位26Aの第1長さD1を5mm、第1間欠間隔C1を10mmに、第2結合部27の第2結合部位27Aの第2長さD2を5mm、第2間欠間隔C2を10mmに、第3結合部29の第3結合部位29Aの第3長さD3を5mm、第3間欠間隔C3を10mmに設定している。これにより、第1シート20Bの外面と第2シート20Cの内面を上下方向、左右方向に均等に固定でき、第1シート20Bと第2シート20Cの上下方向、左右方向の剛性を均等にすることができる。さらに、本実施形態にあっては、第1結合部位26Aの第1長さE1、第2結合部位27Aの第2長さE2と第3結合部位29Aの第3長さE3をそれぞれ1.25mmに設け、間隔Aに対して約14%に設定している。なお、間隔Aに対して第1長さE1〜E3は10〜15%にするのが好適である。これにより、図8,9に示すように、上下方向に所定の間隔を隔てて設けられたウエスト縁部弾性伸縮部材17に収縮力によって、第1シート20Bの内面には、断面形状において略山形形状の襞28が形成され、第2シート20Cの外面には、断面形状において略逆山形形状の襞28が形成されて触感性能を高めることができ、また、略平行四辺形形状の襞が幅方向と上下方向に外観性能にも優れる背側シート20を製造することができる。
第1結合部26を形成する複数の第1結合部位26Aと、第2結合部27を形成する複数の第2結合部位27Aと、第3結合部29を形成する複数の第3結合部位29Aは、左右方向に直交する側面視において、連続的に形成されている。すなわち、左右方向に直交する側面視において、左右方向に隣接する第1結合部位26A,26Aを隔てる第1間欠間隔C1に、第2結合部位27Aと第3結合部位29Aが位置し、左右方向に隣接する第2結合部位27A,27Aを隔てる第2間欠間隔C2に、第1結合部位26Aと第3結合部位29Aが位置し、左右方向に隣接する第3結合部位29A,29Aを隔てる第3間欠間隔C3に、第1結合部位26Aと第2結合部位27Aが位置して連続的な直線を形成している。これにより、図12、13に示すように、上下方向に所定の間隔を隔てて設けられたウエスト縁部弾性伸縮部材17に収縮力によって、第1シート20Bの内面には、断面形状において第1製造方法において形成される襞28に対比して約1,5倍の高さを有する略山形形状の襞28が形成され、第2シート20Cの外面には、断面形状において第1製造方法において形成される襞28に対比して約1,5倍の高さを有する略逆山形形状の襞28が形成されてより触感性能を高めることができ、また、略平行四辺形形状の襞が幅方向と上下方向に整列するために外観性能にも優れる背側シート20を製造することができる。また、図14に示すように、第1結合部位26Aの左右方向の中心部に、左右方向の長さが0.5〜3mmの第1間欠部F1を設け、第2結合部位27Aの左右方向の中心部に、左右方向の長さが0.5〜3mmの第2間欠部F2を設け、第3結合部位29Aの左右方向の中心部に、左右方向の長さが0.5〜3mmの第3間欠部F3を設けることもできる。これにより、第1結合部26、第2結合部27及び第3結合部29による異物感をより低減することができる。
<明細書中の用語の説明>
・「伸長率」は、自然長を100%としたときの値を意味する。
・「ゲル強度」は次のようにして測定されるものである。人工尿49.0gに、高吸収性ポリマーを1.0g加え、スターラーで攪拌させる。生成したゲルを40℃×60%RHの恒温恒湿槽内に3時間放置したあと常温にもどし、カードメーター(I.techno Engineering社製:Curdmeter−MAX ME−500)でゲル強度を測定する。
・「目付け」は次のようにして測定されるものである。試料又は試験片を予備乾燥した後、標準状態(試験場所は、温度20±5℃、相対湿度65%以下)の試験室又は装置内に放置し、恒量になった状態にする。予備乾燥は、試料又は試験片を相対湿度10〜25%、温度50℃を超えない環境で恒量にすることをいう。なお、公定水分率が0.0%の繊維については、予備乾燥を行わなくてもよい。恒量になった状態の試験片から米坪板(200mm×250mm、±2mm)を使用し、200mm×250mm(±2mm)の寸法の試料を切り取る。試料の重量を測定し、20倍して1平米あたりの重さを算出し、目付けとする。
・「吸水量」は、JIS K7223−1996「高吸水性樹脂の吸水量試験方法」によって測定する。
・「吸水速度」は、2gの高吸収性ポリマー及び50gの生理食塩水を使用して、JIS K7224‐1996「高吸水性樹脂の吸水速度試験法」を行ったときの「終点までの時間」とする。
本発明の外装体の製造方法は、パンツタイプ使い捨ておむつ、テープタイプ使い捨ておむつの外装体の製造方法に使用できる。
15 ウエスト下部弾性伸縮部材(弾性伸縮部材)
16 中間部弾性伸縮部材(弾性伸縮部材)
17 ウエスト縁部弾性伸縮部材(弾性伸縮部材)
20B 第1シート(シート)
20C 第2シート(シート)
21B 第1シート(シート)
21C 第2シート(シート)
26 第1結合部
26A 第1結合部位
27 第2結合部
27A 第2結合部位
29 第3結合部
29A 第3結合部位
A 間隔
B 間隔
C1 第1間欠間隔
C2 第2間欠間隔
C3 第3間欠間隔
D1 第1長さ
D2 第2長さ
D3 第3長さ

Claims (12)

  1. 2枚のシートと、前記2枚のシートの間に上下方向に所定の間隔を隔てて複数の弾性伸縮部材を幅方向に延在して設けた外装シートであって、
    前記弾性伸縮部材の幅方向の両側部を、前記2枚のシートの両側部にそれぞれ固定し、
    前記2枚のシートを、上下方向に隣接する弾性伸縮部材の一側の弾性伸縮部材の上側に形成した幅方向に延在する第1結合部と、前記一側の弾性伸縮部材の下側に形成した幅方向に延在する第2結合部にて固定し、
    前記第1結合部を、第1間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第1結合部位で形成し、
    前記第2結合部を、第2間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第2結合部位で形成し、
    幅方向に直交する側面視において、前記第1間欠間隔に第2結合部位を位置させ、前記第2間欠間隔に第1結合部位を位置させ、前記第1結合部位と第2結合部位を幅方向に連続して形成したことを特徴とする外装シート。
  2. 幅方向において、前記第1間欠間隔と第1結合部位の第1長さを同一長さに形成し、前記第2間欠間隔と第2結合部位の第2長さを同一長さに形成し、前記第1長さと第2長さを同一長さに形成した請求項1記載の外装シート。
  3. 前記第1長さと第2長さを3〜10mmに設定した請求項1又は2記載の外装シート。
  4. 前記一側の弾性伸縮部材と第1結合部の間隔、及び前記一側の弾性伸縮部材と第2結合部の間隔を、上下方向に隣接する弾性伸縮部材の間隔の1/2間隔に設定した請求項1〜3のいずれか1項に記載の外装シート。
  5. 前記2枚のシートを、SMS不織布又はSMMS不織布で形成した請求項1〜4のいずれか1項に記載された外装シート。
  6. 2枚のシートと、前記2枚のシートの間に上下方向に所定の間隔を隔てて複数の弾性伸縮部材を幅方向に延在して設けた外装シートであって、
    前記弾性伸縮部材の幅方向の両側部を、前記2枚のシートの両側部にそれぞれ固定し、
    前記2枚のシートを、上下方向に隣接する弾性伸縮部材の一側の弾性伸縮部材の上側に形成した幅方向に延在する第1結合部と、前記一側の弾性伸縮部材の下側に形成した幅方向に延在する第2結合部と、前記上下方向に隣接する弾性伸縮部材の他側の弾性伸縮部材の下側に形成した幅方向に延在する第3結合部にて固定し、
    前記第1結合部を、第1間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第1結合部位で形成し、
    前記第2結合部を、第2間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第2結合部位で形成し、
    前記第3結合部を、第3間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第3結合部位で形成し、
    幅方向に直交する側面視において、前記第1間欠間隔に第2結合部位と第3結合部位を位置させ、前記第2間欠間隔に第1結合部位と第3結合部位を位置させ、前記第3間欠間隔に第1結合部位と第2結合部位を位置させ、前記第1結合部位と第2結合部位と第3結合部位を幅方向に連続して形成したことを特徴とする外装シート。
  7. 幅方向において、前記第1間欠間隔を第1結合部位の第1長さの2倍長さに形成し、前記第2間欠間隔を第2結合部位の第2長さの2倍長さに形成し、前記第3間欠間隔を第3結合部位の第3長さの2倍長さに形成し、前記第1長さと第2長さと第3長さを同一長さに形成した請求項6記載の外装シート。
  8. 前記第1長さと第2長さと第3長さを3〜10mmに設定した請求項6又は7記載の外装シート。
  9. 前記一側の弾性伸縮部材と第1結合部の間隔、前記一側の弾性伸縮部材と第2結合部の間隔、及び前記他側の弾性伸縮部材と第3結合部の間隔を、上下方向に隣接する弾性伸縮部材の間隔の1/2間隔に設定した請求項6〜8のいずれか1項に記載の外装シート。
  10. 前記2枚のシートを、SMS不織布又はSMMS不織布で形成した請求項6〜9のいずれか1項に記載された外装シート。
  11. 2枚のシートと、前記2枚のシートの間に上下方向に所定の間隔を隔てて複数の弾性伸縮部材を幅方向に延在して設けた外装シートの製造方法であって、
    前記2枚のシートの一側のシートの内面に上下方向に所定の間隔を隔てて複数の弾性伸縮部材を幅方向に延在して設け、
    前記2枚のシートの他側のシートの外面を、前記一側のシートの内面に上載せて、前記一側のシートと、前記他側のシートと、前記弾性伸縮部材の両側部をシール手段により固定し、
    前記2枚のシートにおける上下方向に隣接する前記弾性伸縮部材の一側の弾性伸縮部材の上側と下側に位置する部位に、シール手段によりそれぞれ第1結合部と第2結合部を形成し、
    前記第1結合部を、第1間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第1結合部位で形成し、
    前記第2結合部を、第2間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第2結合部位で形成し、
    幅方向に直交する側面視において、前記第1間欠間隔に第2結合部位を位置させ、前記第2間欠間隔に第1結合部位を位置させ、前記第1結合部位と第2結合部位を幅方向に連続して形成することを特徴とする外装シートの製造方法。
  12. 2枚のシートと、前記2枚のシートの間に上下方向に所定の間隔を隔てて複数の弾性伸縮部材を幅方向に延在して設けた外装シートの製造方法であって、
    前記2枚のシートの一側のシートの内面に上下方向に所定の間隔を隔てて複数の弾性伸縮部材を幅方向に延在して設け、
    前記2枚のシートの他側のシートの外面を、前記一側のシートの内面に上載せて、前記一側のシートと、前記他側のシートと、前記弾性伸縮部材の両側部をシール手段により固定し、
    前記2枚のシートにおける上下方向に隣接する前記弾性伸縮部材の一側の弾性伸縮部材の上側と下側に位置する部位と、前記上下方向に隣接する前記弾性伸縮部材の他側の弾性伸縮部材の下側に位置する部位に、シール手段によりそれぞれ第1結合部と第2結合部と第3結合部を形成して前記2枚のシートを固定し、
    前記第1結合部を、第1間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第1結合部位で形成し、
    前記第2結合部を、第2間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第2結合部位で形成し、
    前記第3結合部を、第3間欠間隔を隔てて幅方向に延在する第3結合部位で形成し、
    幅方向に直交する側面視において、前記第1間欠間隔に第2結合部位と第3結合部位を位置させ、前記第2間欠間隔に第1結合部位と第3結合部位を位置させ、前記第3間欠間隔に第1結合部位と第2結合部位を位置させ、前記第1結合部位と第2結合部位と第3結合部位を幅方向に連続して形成することを特徴とする外装シートの製造方法。
JP2015070285A 2015-03-27 2015-03-30 外装シート及び外装シートの製造方法 Active JP6048944B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015070285A JP6048944B2 (ja) 2015-03-30 2015-03-30 外装シート及び外装シートの製造方法
PCT/JP2016/059617 WO2016158746A1 (ja) 2015-03-27 2016-03-25 吸収性物品の伸縮構造、及びパンツタイプ使い捨ておむつ
RU2017133465A RU2706413C2 (ru) 2015-03-27 2016-03-25 Растягивающаяся структура для абсорбирующего изделия и одноразовый подгузник типа нижнего белья
BR112017020650-1A BR112017020650B1 (pt) 2015-03-27 2016-03-25 Estrutura extensível para artigo absorvente e fralda descartável
CN201620237917.8U CN205515199U (zh) 2015-03-27 2016-03-25 吸收性物品的伸缩结构和短裤型一次性尿布
EP16772627.2A EP3275413B1 (en) 2015-03-27 2016-03-25 Stretchable structure for absorbent article and disposable diaper pants
CN201610176717.0A CN105997350B (zh) 2015-03-27 2016-03-25 吸收性物品的伸缩结构和短裤型一次性尿布
KR1020177026263A KR102523874B1 (ko) 2015-03-27 2016-03-25 흡수성 물품의 신축 구조, 및 팬티 타입 일회용 기저귀
US15/555,854 US10751228B2 (en) 2015-03-27 2016-03-25 Stretchable structure for absorbent article and disposable diaper pants

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015070285A JP6048944B2 (ja) 2015-03-30 2015-03-30 外装シート及び外装シートの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016189821A true JP2016189821A (ja) 2016-11-10
JP6048944B2 JP6048944B2 (ja) 2016-12-21

Family

ID=57245947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015070285A Active JP6048944B2 (ja) 2015-03-27 2015-03-30 外装シート及び外装シートの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6048944B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005080859A (ja) * 2003-09-08 2005-03-31 Kao Corp 複合伸縮部材及びその製造方法
JP2007014802A (ja) * 2006-10-16 2007-01-25 Kao Corp 吸収性物品
JP2009106667A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Daio Paper Corp パンツ型使い捨ておむつ、及び使い捨て吸収性物品における伸縮部構造
JP2009153913A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Kao Corp パンツ型着用物品
JP2012011056A (ja) * 2010-07-01 2012-01-19 Unicharm Corp パンツ型の吸収性着用物品

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005080859A (ja) * 2003-09-08 2005-03-31 Kao Corp 複合伸縮部材及びその製造方法
JP2007014802A (ja) * 2006-10-16 2007-01-25 Kao Corp 吸収性物品
JP2009106667A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Daio Paper Corp パンツ型使い捨ておむつ、及び使い捨て吸収性物品における伸縮部構造
JP2009153913A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Kao Corp パンツ型着用物品
JP2012011056A (ja) * 2010-07-01 2012-01-19 Unicharm Corp パンツ型の吸収性着用物品

Also Published As

Publication number Publication date
JP6048944B2 (ja) 2016-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6065290B2 (ja) 吸収性物品の伸縮構造の形成方法、及び吸収性物品の伸縮構造
JP5992568B1 (ja) パンツタイプ使い捨ておむつ
EP3639799B1 (en) Pants-type disposable diaper
JP2018153389A (ja) 吸収性物品
JP6452123B2 (ja) 吸収性物品の伸縮構造
KR20170072896A (ko) 팬티 타입 일회용 기저귀
WO2019188562A1 (ja) 使い捨て着用物品の伸縮構造、及びこの伸縮構造を有するパンツタイプ使い捨て着用物品
JP6315337B2 (ja) パンツタイプ使い捨ておむつの製造方法
JP6495506B1 (ja) 使い捨て着用物品の伸縮構造、及びこの伸縮構造を有するパンツタイプ使い捨て着用物品
CN110691575B (zh) 短裤型一次性尿布
JP2014198181A (ja) パンツタイプ使い捨ておむつ
JP6942590B2 (ja) パンツタイプ使い捨て着用物品
JP6551841B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP7158836B2 (ja) パンツタイプ使い捨ておむつ
JP2018033748A (ja) パンツタイプ使い捨ておむつ
JP6048944B2 (ja) 外装シート及び外装シートの製造方法
JP6012029B1 (ja) 外装シート及び外装シートの製造方法
JP6478185B2 (ja) 外装体の製造方法
JP6576742B2 (ja) パンツタイプ使い捨ておむつ
JP2020018483A (ja) パンツタイプ使い捨て着用物品
JP2019170555A (ja) 使い捨て着用物品の伸縮構造、及びこの伸縮構造を有するパンツタイプ使い捨て着用物品
JP7290918B2 (ja) 使い捨て吸収性物品
JP2019054939A5 (ja)
WO2022244401A1 (ja) パンツタイプ使い捨て着用物品
JP6601794B2 (ja) 使い捨ておむつ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161028

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6048944

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250