JP2016189506A - 基地局装置、端末装置、通信方法および通信システム - Google Patents

基地局装置、端末装置、通信方法および通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】非直交多重された下りデータに対する上り制御情報の無線リソースの競合を回避すること。【解決手段】基地局装置10は、複数の端末に対するそれぞれの下り制御情報を同一の下り制御チャネル領域を用いて送信する制御情報送信部122と、前記複数の端末に対するそれぞれの下りデータを非直交多重して送信するデータ送信部124と、前記データ送信部によって送信された下りデータに対する上り制御情報が送信されるべき上り制御チャネル領域を決定するための情報を前記下り制御情報に含める制御部14とを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、無線通信システムの制御技術に関する。
2015年現在のLTE(Long term evolution)システムでは、下りリンクデータに対して端末から送信されるHARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)−ACKは、PUCCH(Physical uplink control channel)領域でフィードバックされるように割り当てられる。このHARQ−ACKに用いられるPUCCH上のリソースは、下りリンクデータのスケジューリング情報を伝送するPDCCH(Physical downlink control channel)のCCE(Control Channel Element)インデックスから一意に決定される(たとえば、非特許文献1参照)。
一方、非特許文献2に示されるように、3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、LTEの多元接続方式として、同一のRB上に複数のユーザの信号を多重して、同時に送信する非直交多元接続方式(NOMA:Non−Orthogonal Multiple Access)が現在の方式の拡張として提案されている。
非直交多元接続で複数のユーザ宛のパケットを同一リソースブロック上にスケジューリングする際、非直交多重される複数のユーザへのスケジューリング情報を、端末個別のPDCCHで伝送するか、1つスケジューリング情報に集約してPDCCHで伝送するかの2通りの手法が考えられる。
前者の場合、端末個別のPDCCHが割り当てられるため、HARQ−ACKをフィードバックするPUCCH上のリソースは、スケジューリング情報を伝送するPDCCHのCCEインデックスに紐づくように決定すれば、HARQ−ACK用リソースの重複は発生しない。一方、後者の場合は、複数の端末に1つPDCCHが割り当てられるため、従来のようにスケジューリング情報を乗せたPDCCHのCCEインデックスに紐づくようにPUCCH上のリソースを決定すると、HARQ−ACK用リソースの重複が発生してしまう。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、非直交多重された下りデータに対する上り制御情報の無線リソースの競合を回避できる基地局装置、端末装置、通信方法および通信システムを提供することにある。
本発明のある態様は、基地局装置に関する。この基地局装置は、複数の端末に対するそれぞれの下り制御情報を同一の下り制御チャネル領域を用いて送信する制御情報送信部と、前記複数の端末に対するそれぞれの下りデータを非直交多重して送信するデータ送信部と、前記データ送信部によって送信された下りデータに対する上り制御情報が送信されるべき上り制御チャネル領域を決定するための情報を前記下り制御情報に含める制御部とを備える。
このような態様によると、例えば、非直交多元接続を適用する際に、複数のユーザへのスケジューリング情報を1つに集約してPDCCHに載せる場合でも、下りデータ送信に対するHARQ−ACKフィードバックを無線リソースの競合無しに行うことが可能になる。
また、本発明の別の態様は、端末装置に関する。この端末装置は、同一の下り制御チャネル領域を用いて送信された下り制御情報を受信する制御情報受信部と、非直交多重された下りデータを受信するデータ受信部と、前記データ受信部によって受信された下りデータに対する上り制御情報が送信されるべき上り制御チャネル領域を決定するための情報を前記下り制御情報から取得する制御部と、前記制御部によって取得された情報と、前記制御情報受信部によって受信した下り制御情報が割り当てられた下り制御チャネル領域に関する情報と、を少なくとも用いて前記上り制御チャネル領域を決定する上りリソース決定部とを備える。
このような態様によると、端末側では、非直交多重された下りデータを受信した場合は、下り制御情報が割り当てられた下り制御チャネル領域に関する情報(例えば、PDCCHのCCEインデックス)と、下りデータに対する上り制御情報が送信されるべき上り制御チャネル領域を決定するための情報(例えば、非直交多重された下りデータの復号の順番)とをもとに、上り制御情報を送信するリソースを決定することができる。したがって、例えば、複数のユーザのスケジューリング情報を1つに集約してPDCCHに載せる場合でも、下りデータ送信に対するHARQ−ACKフィードバックを無線リソースの競合無しに行うことが可能になる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、非直交多重された下りデータに対する上り制御情報の無線リソースの競合を回避できる基地局装置、端末装置、通信方法および通信システムを提供できる。
本発明が適用される無線通信システムの構成例を示す図である。 非直交多元接続非適用時のHARQ−ACKリソースの決定方法の一例を示す図である。 非直交多元接続適用時のHARQ−ACKリソースを決定する例を示す図である。 非直交多元接続適用時の課題を説明するための図である。 本発明にかかる基地局装置の構成例を示す図である。 本発明にかかる端末装置の構成例を示す図である。 実施例1にかかるHARQ−ACKリソースの決定方法を示す図である。 実施例2にかかるHARQ−ACKリソースの決定方法を示す図である。
(本発明の概要)
本発明の実施例を説明する前に、まず、本発明の概要を述べる。本発明は、非直交多元接続方式(NOMA)を適用した場合の下りデータに対する上り制御情報が送信されるべき上り制御チャネル領域を決定する手法に関する。
まず、NOMAの基本原理について説明する。図1は、本発明が適用される無線通信システムの構成例を示す図である。図1に示すように、基地局10(「BS」とも表記する)に対して2つの端末20(「UE」とも表記する)が非直交多元接続される場合、基地局10は、端末#1および端末#2の信号を同一の無線リソース上に多重して送信する。非直交多重された複数の端末の信号のそれぞれに対して、総送信電力が規定され、伝搬損失が大きい遠方の端末の信号に対してより大きい電力が配分される。この電力配分の差を利用することで、端末#1は、端末#2の信号をシリアル干渉キャンセラ(SIC:Successive Interference Canceller)によりキャンセルした後に自分宛ての信号を復号し、端末#2は、SIC処理を行うことなく自分宛ての信号を復号することができる。すなわち、UE#2においては、BS10からの距離はUE#1よりも長い遠め、その到達信号の電力は距離による電力減衰によって、UE#1に配分された干渉とみなせる電力自体も減衰しているため、UE#2に配分された電力部分が支配的となり、もって、SIC処理が不要となる。
また、現在のLTEでは、図2に示すように、下りデータに対する上りHARQ−ACKをフィードバックするためのPUCCH上のリソースは、下りデータのスケジューリング情報を載せたPDCCHのCCEインデックスから一意に決定される。図2では、端末#1は、最小CCEインデックス“2”から導かれるPUCCHリソース“4”で上りHARQ−ACKを送信し、端末#2は、最小CCEインデックス“4”から導かれるPUCCHリソース“6”で上りHARQ−ACKを送信することができる。
ここで、図1のように非直交多元接続で複数のユーザ宛のパケットを同一リソースブロック上にスケジューリングする際、送信データが互いに非直交多重される複数のユーザへのそれぞれの下り制御情報を、端末個別のPDCCHで伝送するか、1つ下り制御情報に集約してPDCCHに載せるかの2通りの手法が考えられる。
前者の場合、図3に示すように、端末#1にはCCEインデックス“2”のPDCCHが割り当てられ、端末#2にはCCEインデックス“4,5”のPDCCHが割り当てられるため、HARQ−ACKをフィードバックするPUCCH上のリソースは、スケジューリング情報を載せた最小CCEインデックスに紐づくように決定すれば、HARQ−ACK用リソースの重複は発生しない。図3では、図2の場合と同様に、端末#1は、最小CCEインデックス“2”から導かれるPUCCHリソース“4”で上りHARQ−ACKを送信し、端末#2は、最小CCEインデックス“4”から導かれるPUCCHリソース“6”で上りHARQ−ACKを送信することができる。
一方、後者の場合は、図4に示すように、端末#1と端末#2に同じCCEインデックス“2,3”のPDCCHが割り当てられるため、従来のようにスケジューリング情報を載せた最小CCEインデックスに紐づくようにPUCCH上のリソースを決定すると、HARQ−ACK用リソースの重複が発生してしまう。図4では、端末#1と端末#2は、共に最小CCEインデックス“2”から導かれるPUCCHリソース“4”で上りHARQ−ACKを送信することになり、基地局でHARQ−ACKが正しく受信できなくなる。そこで、本発明では、非直交多重された下りデータに対する上りHARQ−ACKの無線リソースの競合を回避する手法を提案する。
本発明にかかる基地局装置は、複数の端末に対するそれぞれの下り制御情報を同一の下り制御チャネル領域を用いて送信し、複数の端末に対するそれぞれの下りデータを非直交多重して送信し、送信された下りデータに対する上り制御情報が送信されるべき上り制御チャネル領域を決定するための情報を下り制御情報に含める。
このようにすることで、例えば、非直交多元接続を適用する際に、複数のユーザへのスケジューリング情報を1つスケジューリング情報に集約してPDCCHに載せる場合でも、下りデータ送信に対するHARQ−ACKフィードバックを無線リソースの競合無しに行うことが可能になる。
以下に、本発明にかかる無線通信システムの実施形態について、各実施例にしたがって詳しく説明する。また、各実施例において、既出の構成、動作については、同じ符号を用いることによってその説明を簡略化する。以下、本明細書において同様である。
本発明の実施例1について、図5乃至図7を用いて説明する。実施例1では、非直交多元接続を適用する際に、複数の端末からフィードバックされる上りHARQ−ACKの無線リソースの競合を回避するために、LTEシステムで規定される通常のPUCCHとは別に、非直交多重される端末のHARQ ACKフィードバック用のPUCCH無線リソース(「非直交多元接続HARQ−ACK用PUCCHリソース」と称する)を割り当てる。
(基地局装置の構成例)
図5は、図1の基地局10として用いられる基地局装置の構成例を示す図である。基地局装置10は、通信部12と、制御部14と、記憶部16とを含み、互いにバスなどを通じて接続されている。なお、図5においては、無線通信を実施するために必要な他の構成を含むことは言うまでもない。
通信部12は、記憶部16に記憶された情報を制御部14が使用しながら、自局の通信エリアに属する複数の端末20と、所定のアクセス方式を用いて無線通信を実行する。本実施例では、通信部12は、非直交多元接続方式を適用して下りデータの送信を行う。通信部12は、制御情報送信部122と、データ送信部124と、制御情報受信部126と、データ受信部128とを含む。
制御情報送信部122は、端末に対して下り制御情報をPDCCHで送信する。非直交多元接続が適用される場合には、制御情報送信部122は、非直交多元接続HARQ−ACK用PUCCHリソースの集合を決定し、このリソースの集合に関する情報をブロードキャスト若しくはユニキャストで端末に事前に通知する。また、制御情報送信部122は、非直交多元接続適用時には、非直交多元接続される複数の端末に対する下り制御情報を集約して同一のPDCCHに載せて送信する。下り制御情報には、複数の端末に対する下りデータが非直交多重されるPDSCHの割り当て情報(DL assignment)や非直交多重送信された下りデータの復調の順番が含まれる。データ送信部124は、PDSCHの割り当て情報にしたがって、複数の端末に対するそれぞれの下りデータを非直交多重して送信する。例えば、図1に示すように、データ送信部124は、端末#1および端末#2の信号をPDSCH上の同一の無線リソース上に多重し、同時に送信する。制御情報受信部126は、端末からPUCCHに載せて送られてくる、下りデータに対するHARQ−ACK、チャネル品質情報、または、上りデータ伝送のためのスケジューリング要求などを含む上り制御情報を受信する。データ受信部128は、端末からPUSCHに載せて送られてくる上りデータを受信する。
制御部14は、データ送信部124によって送信された下りデータに対するHARQ−ACKが送信されるべき上り制御チャネル領域を決定するための情報を制御情報送信部122で送信する下り制御情報に含める。このHARQ−ACKが送信されるべき上り制御チャネル領域を決定するための情報は、例えば、非直交多重送信された下りデータの復調の順番としてもよいし、明示的にリソースの位置を示す情報としてもよい。復号の順番は、端末間で共通であり、図1の例では、1番目が端末#2、2番目が端末#1となる。これらの情報は、記憶部16に記憶される。
(端末装置の構成例)
図6は、図1の端末20として用いられる端末装置の構成例を示す図である。端末装置20は、通信部22と、制御部24と、記憶部26を含む。なお、図3においては、無線通信を実施するために必要な他の構成を含むことは言うまでもない。
通信部22は、記憶部26に記憶された情報を制御部24が使用しながら、所定のアクセス方式を用いて基地局10との間で無線により通信を行う。これらの通信処理は、公知の変復調技術、アンテナ技術が用いられてもよい。通信部22は、制御情報送信部222と、データ送信部224と、制御情報受信部226と、データ受信部228とを含む。
制御情報送信部222は、基地局10に対し、上り制御情報をPUCCHで送信する。下りデータを受信した際には、制御情報送信部222は、下りデータに対する受信応答としてHARQ−ACKを送信する。データ送信部224は、基地局10に対して上りデータをPUSCHに載せて送信する。制御情報受信部226は、基地局10からPDCCHで送られてくる下り制御情報を受信する。制御情報受信部226は、基地局10からブロードキャスト若しくはユニキャストで通知される非直交多元接続HARQ−ACK用PUCCHリソースの集合を記憶部26に記憶する。また、非直交多元接続が適用される際には、制御情報受信部226は、同一のPDCCHを用いて送信された下り制御情報を受信する。下り制御情報には、複数の端末に対する下りデータが非直交多重されるPDSCHの割り当て情報(DL assignment)や非直交多重送信された下りデータの復調の順番を含むことができる。データ受信部228は、下り制御情報に基づいて非直交多重された下りデータを受信し、復調の順番に応じて他の端末の信号を干渉信号として除去する干渉キャンセラ処理を行い、当該端末宛ての信号を得る処理を行う。
制御部24は、例えば、CPUにより構成され、通信部22から受信された情報、または記憶部26に記憶された情報を用いて、各部を統括的に制御する。制御部24は、データ受信部228によって受信された下りデータに対するHARQ−ACKが送信されるべき上り制御チャネル領域を決定するための情報を下り制御情報から取得し、記憶部26に記憶する。この情報は、例えば、非直交多重送信された下りデータの復調の順番であってもよいし、明示的にリソースの位置を示す情報であってもよい。
さらに、制御部24は、上りリソース決定部242を含む。上りリソース決定部242は、上記下り制御情報から取得された情報と、制御情報受信部226によって受信した下り制御情報が割り当てられた下り制御チャネル領域に関する情報(例えば、PDCCHのCCEインデックス)とを少なくとも用いて、HARQ−ACKを送信する上り制御チャネル領域を決定する。
(動作)
次に、このように構成された実施例1にかかる無線通信システムの動作について説明する。図7は、実施例1にかかる上りHARQ−ACKリソースの決定方法を示す図である。
本実施例では、非直交多元接続を適用していない時のHARQ−ACK用PUCCHリソースのリソース量をn(PUCCHのCCEインデックスの総数)とする。また、非直交多元接続で同一リソースブロック上に多重されるユーザ数の最大数をmとし、n(m−1)個のPUCCHリソースインデックスを非直交多元接続HARQ−ACK用PUCCHリソースとして用意する。この非直交多元接続HARQ−ACK用PUCCHリソースは、非直交多元接続で下りリンクのスケジューリングが指示された(スケジューリング情報が送信された)端末が、HARQ−ACKをフィードバックするために使用する。この非直交多元接続HARQ−ACK用PUCCHリソースに関する情報は、基地局が事前に決定し、上位レイヤのシグナリングで端末にブロードキャスト若しくはユニキャストで通知してもよい。
実際にHARQ−ACKをフィードバックするPUCCHリソースの決め方は、スケジューリング情報が送信されたPDCCH上の最小CCE indexと、別途通知される自端末の復調の順番と、をキーにして式(1)によって求めてもよい。
Figure 2016189506
復調の順番は、NOMAにおける各端末が、自己宛の信号を取得するために必要な情報でもある。NOMAにおいて、各端末は、NOMAにより送信された信号のうち、最も多くの電力が配分されたデータを復調し、そのデータを除去した上で、次に多くの電力が配分されたデータを復調し、これを繰り返す。ここで、各端末は、復調順番により、このループを終了させるトリガーを得る。すなわち、復調順序が1番目の場合は、最も多くの電力が配分されたデータを復調した時点で終了し、復調したデータを自己宛のデータとして取得する。復調順序が2番目の場合は、最も多くの電力が配分されたデータを復調し、そのデータを除去した上で、次に多くの電力が配分されたデータを復調し、このデータを自己宛のデータとして取得すればよいこととなる。なお、この復調順序は、NOMA状態に端末間における基地局との間の相対的な距離順位を示している。言い換えると、上記のような復調順番ではなく、距離順位に関する情報を取得しても同様の効果を得ることができることとなる。
例えば、図1に示すように、基地局10に対し、端末#1および端末#2が非直交多元接続され、端末#1は基地局10の近傍に存在し、端末#2は基地局10のセルエッジに存在すると仮定する。この場合の復調の番号は、端末#1に2番目が通知され、端末#2に1番目が通知される(1番目には通知されない場合もある)ものとする。図7によれば、端末#1,#2は、DL Assignment内に当該端末宛てデータの復調の番号が有る場合には、復調の番号とDL Assignmentが載ったCCEインデックスの組合せでPUCCHリソースを決定し、HARQ−ACKを送信する。一方、DL Assignment内に復調の番号などの付加的情報が無い場合は、端末は、従来どおりDL Assignmentが載ったCCEインデックスに紐づくPUCCHリソースを使用してHARQ−ACKを送信する。
以上述べたように、実施例1によれば、非直交多元接続の際に複数の端末宛てのスケジューリング情報を1つに集約してPDCCHで送信した場合でも、下りデータに対する上りHARQ−ACKの無線リソースの競合を回避することが可能になる。さらに、最小CCE indexと非直交多重された下りデータの復調の順番とに基づいて上りHARQ−ACKの無線リソースを決定することで、少ない情報量でHARQ−ACKで使うPUCCHリソースを一意に決定できるという効果が得られる。
本発明の実施例2は、実施例1の変形例である。上記実施例1では、非直交多元接続HARQ−ACK用PUCCHリソースとして、端末間で共通にn(m−1)個のPUCCHリソースインデックスを割り当てたが、実施例2では、個々の端末それぞれに異なる非直交多元接続HARQ−ACK用PUCCHリソースを割り当てる。なお、実施例1と構成は同様であるため説明を省略し、ここでは、実施例1と異なる動作について説明を行う。
図8は、実施例2にかかる上りHARQ−ACKリソースの決定方法を示す図である。本実施例では、非直交多元接続を適用していない時のHARQ−ACK用PUCCHリソースのリソース量をn(PUCCHのCCEインデックスの総数)とする。また、例えば、非直交多元接続HARQ−ACK用PUCCHリソースとして、n個のPUCCHリソースインデックスを用意する。非直交多元接続で下りリンクのスケジューリングが指示された(スケジューリング情報が送信された)端末が、HARQ−ACKをフィードバックするために使用する非直交多元接続HARQ−ACK用PUCCHリソースは、上位レイヤのシグナリングと、物理レイヤのDL Assignment内の情報とによって決定する。
上位レイヤのシグナリングでは、基地局は、非直交多元接続HARQ−ACK用PUCCHリソースを端末毎に決定し、端末に通知する。この時の非直交多元接続HARQ−ACK用PUCCHリソースは、端末ごとに事前に決まった1以上の個数分だけ通知する。また、その際同一の非直交多元接続HARQ−ACK用PUCCHリソースを異なる端末に割り当てても良い。図8の例では、各端末に対して非直交多元接続HARQ−ACK用PUCCHリソースを4つずつ割り当てている。
端末は、上位レイヤのシグナリングで通知された複数の非直交多元接続HARQ−ACK用PUCCHリソースの情報を記憶部26に常に保持し、また新しい上位レイヤのシグナリングで新しい情報が通知された際には、新しい情報に更新する。
次に、基地局は、DL Assignmentによって非直交多元接続の割り当てを複数の端末に対して行う場合、上位レイヤで事前にシグナリングした非直交多元接続HARQ−ACK用PUCCHリソースのうち、各端末が今回のHARQ−ACK送信で使用するPUCCHリソースを指示する情報をDL Assignment内に含める。この情報は、UE毎に「各UEの非直交多元接続HARQ−ACK用PUCCHリソースの何番目」という直接の情報であっても良い。また、SIC処理を端末側で行う非直交多元接続の場合は、各端末に復調の順番を通知する必要があるので、この復調の順番から1を減算した値が「各端末の非直交多元接続HARQ−ACK用PUCCHリソースの何番目」とする。この際、復調の順番から1を減算した値が0の場合は、「従来のCCE indexに紐づくPUCCHリソースを使用する」という情報としても良い。また、それらの情報が無いDL Assignmentを受信したときは、従来のCCE indexに紐づくPUCCHリソースを使用するとしてもよい。それにより、後方互換性(backward compatibility)も維持することが可能である。
端末がDL Assignmentを受信した場合、上位レイヤのシグナリングで通知された複数の非直交多元接続HARQ−ACK用PUCCHリソースの中から、DL Assignment内の情報を用いてPUCCHリソースを選択し、同PUCCHリソースを使ってHARQ−ACKを送信する。
例えば、図1に示すように、基地局10に対し、端末#1および端末#2が非直交多元接続され、端末#1は基地局10の近傍に存在し、端末#2は基地局10のセルエッジに存在すると仮定する。この場合の復調の番号は、端末#1に2番目が通知され、端末#2に1番目が通知される(1番目には通知されない場合もある)ものとする。図8によれば、復調の番号が2番目の端末#1は、当該端末用に割り当てられた非直交多元接続HARQ−ACK用PUCCHリソース内のこの復調の番号(2番目)に対応するPUCCHでHARQ−ACKを送信する。復調の番号が1番目の端末#2は、従来どおりDL Assignmentが載ったCCEインデックスに紐づくPUCCHリソースを使用してHARQ−ACKを送信する。また、DL Assignment内に復調の番号などの付加的情報が無い場合は、端末は、従来どおりDL Assignmentが載ったCCEインデックスに紐づくPUCCHリソースを使用してHARQ−ACKを送信する。
以上述べたように、実施例2によれば、実施例1と同様に、非直交多元接続の際に複数の端末宛てのスケジューリング情報を1つに集約してPDCCHで送信した場合でも、下りデータに対する上りHARQ−ACKの無線リソースの競合を回避することが可能になり、非直交多元接続がサポートされていない場合の後方互換性(backward compatibility)も確保できる。また、実施例1に比べて、非直交多重されるユーザ数が増加しても、非直交多元接続HARQ−ACK用PUCCHリソースとして必要なリソース量が少なくても済むという効果がある。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。本発明は上述した実施例並びに各実施例の内容に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々に変形して実施をすることが可能である。上記実施例は例示であり、各実施例を組み合わせるなどして、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
10…基地局装置(BS)、20…端末装置(UE)、12…通信部、122…制御情報送信部、124…データ送信部、126…制御情報受信部、128…データ受信部、14…制御部、16…記憶部、22…通信部、222…制御情報送信部、224…データ送信部、226…制御情報受信部、228…データ受信部、24…制御部、242…リソース決定部、26…記憶部。

Claims (8)

  1. 複数の端末に対するそれぞれの下り制御情報を同一の下り制御チャネル領域を用いて送信する制御情報送信部と、
    前記複数の端末に対するそれぞれの下りデータを非直交多重して送信するデータ送信部と、
    前記データ送信部によって送信された下りデータに対する上り制御情報が送信されるべき上り制御チャネル領域を決定するための情報を前記下り制御情報に含める制御部と、
    を備える基地局装置。
  2. 前記上り制御チャネル領域は、少なくとも、前記下り制御情報が割り当てられた下り制御チャネル領域に関する情報と、前記制御部によって下り制御情報に含められたいずれかの情報と、に基づいて決定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記制御情報送信部は、前記下り制御情報をブロードキャストまたはユニキャストで送信する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の基地局装置。
  4. 前記制御部は、非直交多元接続された各ユーザ宛の下りデータにおける復調の順番に関する情報を下り制御情報に含める
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の基地局装置。
  5. 同一の下り制御チャネル領域を用いて送信された下り制御情報を受信する制御情報受信部と、
    非直交多重された下りデータを受信するデータ受信部と、
    前記データ受信部によって受信された下りデータに対する上り制御情報が送信されるべき上り制御チャネル領域を決定するための情報を前記下り制御情報から取得する制御部と、
    前記制御部によって取得された情報と、前記制御情報受信部によって受信した下り制御情報が割り当てられた下り制御チャネル領域に関する情報と、を少なくとも用いて前記上り制御チャネル領域を決定する上りリソース決定部と、
    を備える端末装置。
  6. 前記制御部によって取得される情報には、非直交多元接続における復調の順番に関する情報が含められており、
    前記リソース決定部は、当該情報に含められた順番が所定の番号以下である場合は、当該情報を用いずに、上り制御チャネル領域を決定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の端末装置。
  7. 複数の端末との間で無線通信可能な基地局に用いられる通信方法であって、
    複数の端末に対するそれぞれの下り制御情報を同一の下り制御チャネル領域を用いて送信する制御情報送信ステップと、
    前記複数の端末に対するそれぞれの下りデータを非直交多重して送信するデータ送信ステップと、
    送信された下りデータに対する上り制御情報が送信されるべき上り制御チャネル領域を決定するための情報を前記下り制御情報に含める制御ステップと、
    を有する通信方法。
  8. 基地局と、前記基地局との間で無線通信を行う複数の端末とを備える通信システムであって、
    前記基地局は、
    複数の端末に対するそれぞれの下り制御情報を同一の下り制御チャネル領域を用いて送信する制御情報送信部と、
    前記複数の端末に対するそれぞれの下りデータを非直交多重して送信するデータ送信部と、
    前記データ送信部によって送信された下りデータに対する上り制御情報が送信されるべき上り制御チャネル領域を決定するための情報を前記下り制御情報に含める制御部と、
    を備え、
    前記端末は、
    同一の下り制御チャネル領域を用いて送信された下り制御情報を受信する制御情報受信部と、
    非直交多重された下りデータを受信するデータ受信部と、
    前記データ受信部によって受信された下りデータに対する上り制御情報が送信されるべき上り制御チャネル領域を決定するための情報を前記下り制御情報から取得する制御部と、
    前記制御部によって取得された情報と、前記制御情報受信部によって受信した下り制御情報が割り当てられた下り制御チャネル領域に関する情報と、を少なくとも用いて前記上り制御チャネル領域を決定する上りリソース決定部と、
    を備える通信システム。

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