JP2016189322A - Led照明装置 - Google Patents

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佳史 藤本
Yoshifumi Fujimoto
佳史 藤本
裕剛 清水
Hirotake Shimizu
裕剛 清水
英治 大澤
Eiji Osawa
英治 大澤
裕貴 米田
Hiroki Yoneda
裕貴 米田
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Abstract

【課題】 煩雑さを伴うことなく省電力化を図ることが可能なLED照明装置を提供すること。【解決手段】 複数のLEDチップを具備するLED発光部と、電波の送信、物体によって反射された電波の受信、物体の移動に伴うドップラー効果による受信電波の波長変化に基づいて、物体の移動を検出するレーダー検出手段と、を備えており、レーダー検出手段の検出結果に基づいてLED発光部の発光状態が制御され、LED発光部から出射される光の中央部分が進行する方向である主出射方向においてLED発光部を覆い、且つLED発光部からの光およびレーダー検出手段からの電波を透過させる透光カバーをさらに備えており、主出射方向視において、レーダー検出手段は、LED発光部に囲まれている。【選択図】 図5

Description

本発明は、LED照明装置に関する。
特許文献1には、住宅における天井や壁に取り付けられる照明器具であって、光源としてLEDチップを採用した照明器具が開示されている。このような照明器具は、LEDチップと、このLEDチップからの光を透過させる透光カバーと、LEDチップを保持するケースなどを備えている。光源としてLEDチップを採用することにより、省電力化や取替期間の延長などを図ることができる。
しかしながら、LEDチップによって省電力化を図るとしても、必要なときに点灯させ、不要なときには消灯するといった作業が必要である。このような作業を頻繁に行うことは不便である。一方、このような作業を怠ると、省電力化の効果が薄れてしまう。
特開2013−171650号公報
本発明は、前記した事情のもとで考え出されたものであって、煩雑さを伴うことなく省電力化を図ることが可能なLED照明装置を提供することをその課題とする。
本発明の第1の側面によって提供されるLED照明装置は、複数のLEDチップを具備するLED発光部と、電波の送信、物体によって反射された電波の受信、前記物体の移動に伴うドップラー効果による前記受信電波の波長変化に基づいて、前記物体の移動を検出するレーダー検出手段と、を備えており、前記レーダー検出手段の検出結果に基づいて前記LED発光部の発光状態が制御され、前記LED発光部から出射される光の中央部分が進行する方向である主出射方向において前記LED発光部を覆い、且つ前記LED発光部からの光および前記レーダー検出手段からの電波を透過させる透光カバーをさらに備えており、前記主出射方向視において、前記レーダー検出手段は、前記LED発光部に囲まれている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記透光カバーは、前記LED発光部からの光を拡散させつつ透過させる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記透光カバーは、樹脂またはガラスからなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記レーダー検出手段と、該レーダー検出手段の検出結果に基づいて開閉されるスイッチ部と、を具備するレーダースイッチ手段を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LED発光部に電力を供給する電源部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記レーダースイッチ手段は、前記電源部と前記LED発光部との間に電気的に介在する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LED発光部は、前記複数のLEDチップを支持するLED基板を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LED基板は、前記主出射方向視環状である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LED発光部は、各々が前記LEDチップ、このLEDチップを覆う透光樹脂、および実装端子を有する複数のLEDモジュールを有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記レーダースイッチ手段は、前記レーダー検出手段が搭載されたセンサ基板と、前記スイッチ部が搭載されたメイン基板と、を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記センサ基板は、前記メイン基板に対して前記主出射方向前方に配置されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記メイン基板と前記センサ基板とは、前記主出射方向視において互いに重なる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記センサ基板は、前記LED基板よりも前記主出射方向前方に位置する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LEDチップの正面光度の1/2の光度が出射される方位である配光角を避けた位置に、前記センサ基板が配置されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記メイン基板は、前記LED基板よりも前記主出射方向後方に位置する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記センサ基板と、前記LED基板とは、同一の基板をなしている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LED発光部、前記透光カバーおよび前記電源部を支持するケースと、前記ケースに固定されており、且つ給電部に対して着脱可能である口金と、を備えている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記口金と前記給電部との着脱は、前記口金を前記給電部に対して相対回転させる動作を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記口金は、前記主出射方向に対して直角である径方向において互いに離間する一対のピンを含んでいる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記主出射方向において、前記レーダー検出手段は、前記一対のピンに挟まれた配置とされている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記主出射方向において、前記レーダースイッチ手段は、前記一対のピンに挟まれた配置とされている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記主出射方向において、前記LED基板は、前記一対のピンと重なる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記口金は、前記一対のピンの間に位置しており、且つ前記主出射方向後方に突出する凸部を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記凸部は、前記電源部を収容している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記電源部は、前記一対のピンよりも前記主出射方向後方に位置する部位を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、開口部を有し、前記LED発光部、前記透光カバーおよび前記電源部を支持する有底筒状のケースを備えており、前記透光カバーは、前記開口部を覆っている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記ケースは、金属からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LED発光部と前記電源部と前記レーダースイッチ手段とを具備するLEDユニットを備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LEDユニットは、前記LED発光部が取り付けられた放熱部材を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記放熱部材は、前記LED発光部が取り付けられた天板部と、この天板部から前記LED発光部が取り付けられた側とは反対側に延びる筒状部と、を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記筒状部の外面には、複数のフィンが設けられている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記電源部は、前記放熱部材の前記筒状部に収容されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LEDユニットは、前記放熱部材に取り付けられており、且つ前記LED発光部からの光を透過させる内部カバーを有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記内部カバーは、前記LED発光部からの光を拡散させつつ透過させる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記内部カバーは、樹脂またはガラスからなる。
本発明の第2の側面によって提供されるLED照明装置は、LEDチップを具備するLED発光部と、電波の送信、物体によって反射された電波の受信、前記物体の移動に伴うドップラー効果による前記受信電波の波長変化に基づいて、前記物体の移動を検出するレーダー検出手段と、を備えており、前記レーダー検出手段の検出結果に基づいて前記LED発光部の発光状態が制御され、開口部を有する有底筒状のケースと、前記ケースの前記開口部を覆うとともに前記LED発光部からの光および前記レーダー検出手段からの電波を透過させる透光カバーと、をさらに備えており、前記レーダー検出手段は、前記LED発光部よりも深さ方向奥方において前記ケースに収容されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記透光カバーは、前記LED発光部からの光を拡散させつつ透過させる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記透光カバーは、樹脂またはガラスからなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記ケースは、金属からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記透光カバーは、前記ケースの前記開口部から、該開口部の開口方向に起立する内周面を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記レーダー検出手段と、該レーダー検出手段の検出結果に基づいて開閉されるスイッチ部と、を具備するレーダースイッチ手段を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LED発光部に電力を供給する電源部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記レーダースイッチ手段は、前記電源部と前記LED発光部との間に電気的に介在する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LED発光部と前記電源部とを具備するLEDユニットを備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記レーダースイッチ手段は、前記LEDユニットの外部に配置されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記電源部と前記レーダースイッチ手段とを接続する第1ケーブルを備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記レーダースイッチ手段と前記LED発光部とを接続する第2ケーブルを備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LEDユニットは、前記LED発光部が取り付けられた放熱部材を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記放熱部材は、前記LED発光部が取り付けられた天板部と、この天板部から前記LED発光部が取り付けられた側とは反対側に延びる筒状部と、を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記筒状部の外面には、複数のフィンが設けられている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記電源部は、前記放熱部材の前記筒状部に収容されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LEDユニットは、前記放熱部材に取り付けられており、且つ前記LED発光部からの光を透過させる内部カバーを有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記内部カバーは、前記LED発光部からの光を拡散させつつ透過させる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記内部カバーは、樹脂またはガラスからなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記内部カバーは、前記LED発光部に正対するとともに、前記LED発光部からの光が入射する入射平面を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記内部カバーは、前記入射平面とは反対側に位置するとともに、外方に膨出する出射曲面を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記内部カバーは、前記出射曲面から凹む凹面を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記凹面は、コーン状である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記凹面は、平面視において前記LED発光部と重なる位置に設けられている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記凹面の平面視中央と前記LED発光部の平面視中央が一致する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記入射平面は、粗面である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記出射曲面は、粗面である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記凹面は、平滑面である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LED発光部は、複数の前記LEDチップと、これらのLEDチップが搭載されたLED基板とを有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LED発光部は、前記LED基板に設けられ、且つ前記複数のLEDチップを囲む環状とされるとともに、前記LED基板の表面から突出する堰部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記堰部は、シリコーン樹脂からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LED発光部は、前記堰部に囲まれた領域に充填され、且つ前記複数のLEDチップを覆う封止樹脂を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記封止樹脂は、前記複数のLEDチップからの光によって励起されることにより、異なる波長の光を発する蛍光物質を含む。
本発明によれば、前記レーダー検出手段を用いることにより、使用者等が存在するか否かに応じて、前記LED発光部の発光を制御することができる。これにより、たとえば、使用者が前記LED照明装置を点灯させる作業を削減することが可能である。また、誰も存在しない空間を無駄に照らすことを防止すること可能である。したがって、煩雑さを伴うことなく省電力化を図ることができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態に基づくLED照明装置を示す斜視図である。 図1のLED照明装置を示す平面図である。 図1のLED照明装置を示す正面図である。 図1のLED照明装置を示す底面図である。 図2のV−V線に沿う断面図である。 図1のLED照明装置を示す要部平面図である。 図1のLED照明装置に用いられるLEDモジュールを示す断面図である。 図1のLED照明装置に用いられるレーダースイッチ手段を示す平面図である。 図8のIX−IX線に沿う断面図である。 図1のLED照明装置の使用状態を示す斜視図である。 図1のLED照明装置を示すシステム構成図である。 図1のLED照明装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に基づくLED照明装置の変形例を示すシステム構成図である。 本発明の第1実施形態に基づくLED照明装置の他の変形例を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に基づくLED照明装置の他の変形例を示す断面図である。 図15のLED照明装置を示す要部平面図である。 本発明の第1実施形態に基づくLED照明装置の他の変形例を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に基づくLED照明装置の他の変形例を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に基づくLED照明装置を示す平面図である。 図19のXX−XX線に沿う断面図である。 図19のLED照明装置に用いられるLEDユニットを示す斜視図である。 図19のLED照明装置に用いられるLEDユニットを示す斜視図である。 図21のXXIII−XXIII線に沿う断面図である。 本発明の第3実施形態に基づくLED照明装置を示すシステム構成図である。 図24のLED照明装置の動作例を示すフローチャートである。 図24のLED照明装置の他の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に基づくLED照明装置を示す平面図である。 図27のXXVIII−XXVIII線に沿う断面図である。 図27のLED照明装置に用いられるLEDユニットを示す斜視図である。 図27のLED照明装置に用いられるLEDユニットを示す斜視図である。 図27のLED照明装置に用いられるLEDユニットを示す平面図である。 図27のLED照明装置に用いられるLEDユニットを示す正面図である。 図27のLED照明装置に用いられるLEDユニットを示す側面図である。 図33のXXXIV−XXXIV線に沿う断面図である。 図27のLED照明装置に用いられるLED発光部を示す断面図である。 図27のLED照明装置に用いられるレーダースイッチ手段を示す平面図である。 図36のXXXVII−XXXVII線に沿う断面図である。 図27のLED照明装置の使用状態を示す斜視図である。 図27のLED照明装置を示すシステム構成図である。 図27のLED照明装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第5実施形態に基づくLED照明装置を示すブロック図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図26における符号と、これらの図を参照して説明する第1ないし第3実施形態のLED照明装置A1〜A3の符号および語句とはこれらの実施形態についてのみ有効であり、後述する図27〜図41における符号とこれらの図を参照して説明する第4および第5実施形態のLED照明装置A4,A5の符号および語句とは、独立している。
図1〜図6は、本発明の第1実施形態に基づくLED照明装置を示している。本実施形態のLED照明装置A1は、ケース1、LED発光部2、透光カバー3、電源部5およびレーダースイッチ手段8を備えている。LED照明装置A1は、図1に示すように、天井9に設けられた取り付け穴91の奥方に配置された給電部93に取り付けられることにより、いわゆるダウンライトを構成する照明装置である。本実施形態においては、LED照明装置A1は、軸方向長さが相対的に短い略円柱形状である。
図1は、LED照明装置A1を示す斜視図である。図2は、図1のLED照明装置A1を示す平面図である。図3は、図1のLED照明装置A1を示す正面図である。図4は、図1のLED照明装置A1を示す底面図である。図5は、図2のV−V線に沿う断面図である。図6は、図1のLED照明装置A1を示す要部平面図である。
ケース1は、LED発光部2、透光カバー3および電源部5を収容もしくは保持するものである。本実施形態においては、ケース1は、放熱部材11、絶縁部材12および中間部材15からなる。本実施形態においては、ケース1は、平面視円形状である。
放熱部材11は、LED発光部2からの熱を放散することが意図された部材であり、たとえばアルミなどの金属からなる。放熱部材11は、搭載面11a、複数のフィン11bおよび係合部11cを有する。搭載面11aは、LED発光部2から出射される光の中央部分が進行する方向である主出射方向前方(図5における図中上方)を向いており、円形の略平面である。複数のフィン11bは、LED発光部2からの熱の放散を促進するためのものであり、放熱部材11の外周部分全周にわたって設けられている。フィン11bは、LED照明装置A1の軸方向(主出射方向)および径方向に対して平行である。係合部11cは、搭載面11aを取り囲む円環状の部分である。係合部11cは、透光カバー3の取り付けに用いられる。
絶縁部材12は、放熱部材11に対して前記主出射方向前方とは反対側の前記主出射方向後方に取り付けられており、本実施形態においては、平面視円形状である。絶縁部材12は、絶縁性材料からなり、本実施形態においては、たとえばポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂からなる。絶縁部材12は、凸部12aを有している。凸部12aは、前記出射方向後方に突出する円柱形状部分である。図3に示すように、凸部12aには、溝部12bが形成されている。溝部12bは、前記主出射方向に延びる部分と、これに続いて前記周方向に延びる部分とを有している。また、絶縁部材12には、一対のピン13が設けられている。一対のピン13は、凸部12aを挟んで前記径方向において互いに反対側に位置しており、前記出射方向後方に突出している。この凸部12aと一対のピン13とによって口金14が構成されている。口金14は、後述するように、LED照明装置A1をたとえば天井9に設けられた給電部93に装着するためのものであり、たとえばIEC規格のGX53型である。この場合、一対のピン13の中心間距離は、53mmである。
中間部材15は、放熱部材11と絶縁部材12との間に設けられている。中間部材15は、絶縁性材料からなり、本実施形態においては、たとえばポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂からなる。中間部材15は、一対のピン13および電源部5の固定保持や、一対のピン13、LED発光部2および電源部5を接続する配線などを保持する機能を果たす。
LED発光部2は、LED照明装置A1の光源をなす部位である。LED発光部2は、LED基板28および複数のLEDモジュール20を備えている。
図6に示すように、LED基板28は、平面視(主出射方向視)環状である。本実施形態においては、LED基板28は、複数の小片からなり、全体として平面視(主出射方向視)六角環状である。LED基板28には、複数のLEDモジュール20が搭載されている。このようなLED基板28の一例としては、ガラスエポキシ樹脂からなる基材と、この基材上に形成された配線パターンとを有する構成が挙げられる。
複数のLEDモジュール20は、LED照明装置A1の光源をなす構成要素である。図7は、本実施形態のLEDモジュール20を示す拡大断面図である。LEDモジュール20は、LEDチップ21、一対のリード22、ケース23および透光樹脂24を具備している。
LEDチップ21は、たとえばGaN系半導体からなり、たとえば青色光を発する。透光樹脂24は、LEDチップ21を覆っており、たとえば透明樹脂に蛍光材料が混入された材質からなる。この蛍光材料は、LEDチップ21からの青色光によって励起されることにより黄色光を発する。この蛍光材料の種類および濃度は、LEDチップ21からの青色光とこの蛍光材料からの黄色光とが混色することにより昼白色などの白色を呈するように調整されている。
一対のリード22は、LEDチップ21を支持し、かつLEDチップ21への導通経路となるものであり、たとえばCu合金などからなる。一対のリード22の図中下面が、本発明で言う実装端子を構成する。LEDモジュール20は、LED基板28に面実装によって搭載されている。
ケース23は、たとえば白色樹脂からなり、LEDチップ21を囲む枠状である。ケース23の内側面は、LEDチップ21からの光を反射することによりこの光を出射させるリフレクタとして機能している。
図2から理解されるように、前記主出射方向視(平面視)において、LED発光部2のLED基板28は、一対のピン13に重なる。
透光カバー3は、ケース1に対して前記主出射方向前方に位置するように取り付けられている。透光カバー3は、LED発光部2からの光を透過させる。また、本実施形態においては、透光カバー3は、LED発光部2からの光を拡散させつつ透過させる。透光カバー3の材質としては、透光性を有する樹脂またはガラスに拡散材を混入した材質が挙げられる。このような構成により、透光カバー3は、たとえば乳白色を呈する。
透光カバー3は、本実施形態においては、平面視円形状であり、膨出部31、係合部32および高摩擦部33を有している。膨出部31は、前記主出射方向前方に膨出する部分である。本実施形態においては、膨出部31は、全体がドーム上に膨出している。膨出部31は、傾斜面31aを有している。傾斜面31aは、膨出部31の外周部分の表面であり、前記径方向および前記周方向、すなわちケース1の放熱部材11の搭載面11aが広がる方向に対して傾斜した面である。係合部32は、透光カバー3の外周端に設けられており、ケース1の放熱部材11の係合部11cと係合することにより、透光カバー3をケース1に取り付ける機能を果たす。
高摩擦部33は、人間の指が触れた場合に、透光カバー3のその他の部分よりも高い摩擦力を発揮することが意図された部分である。ただし、ここで言う摩擦力は、物体の表面において、この表面に垂直な方向に作用する純粋な摩擦力に加えて、一方の物体の形状的な特徴(たとえば凹凸など)によって生じる力も含む概念である。高摩擦部33は、膨出部31の傾斜面31aに設けられており、本実施形態においては、前記周方向全周にわたって設けられている。
図1〜図3に示すように、本実施形態においては、高摩擦部33は、複数のリブ34によって構成されている。リブ34は、平面視において前記径方向に延びており、傾斜面31aから出射方向に起立している。また、本実施形態においては、高摩擦部33が、透光カバー3の周方向において互いに離間した複数のグループに分けられている。すなわち、複数のリブ34は、透光カバー3の周方向において互いに離間した3つのグループに分けられている。これらのグループは、たとえば周方向において120°の角度を隔てて配置されている。
図1に示すように、天井9には、取り付け穴91が設けられており、その内部にリフレクタ92が備え付けられている。また、取り付け穴91の奥方には、給電部93が設けられている。給電部93は、IEC規格のGX53型の口金が装着可能に構成されている。取り付け穴91の下方からLED照明装置A1を上昇させ、取り付け穴91の奥方に位置させる。
次いで、LED照明装置A1を給電部93に対して相対回転させる。これにより、口金14の一対のピン13が給電部93に係合する。また、絶縁部材12の凸部12aの溝部12bが給電部93に係合する。この相対回転は、平面視円形状であるLED照明装置A1を軸方向に延びる軸周りに回転させるものである。この際、使用者は、指を透光カバー3の高摩擦部33に触れさせた姿勢で、LED照明装置A1を回転させる。LED照明装置A1を給電部93に取り付けることにより、LED照明装置A1は、給電部93からの給電が可能であり、かつリフレクタ92に囲まれた状態となる。これにより、いわゆるダウンライトが構成される。図外のスイッチによって電源投入されると、LED照明装置A1のLED発光部2が点灯する。LED発光部2からの光は、透光カバー3を透過して一部が直接床面を照らし、他の一部がリフレクタ92によって反射されることにより、床面や壁面を照らす。
LED照明装置A1を天井9から取り外す際には、使用者は、指を透光カバー3の高摩擦部33に触れさせた姿勢で、LED照明装置A1を取り付けた際とは反対方向にLED照明装置A1を回転させる。これにより、口金14と給電部93との係合が解かれ、LED照明装置A1が取り外される。
電源部5は、たとえば商用の100V交流電力をLED発光部2の複数のLEDチップ21を点灯させるのに適した直流電力に変換するものである。電源部5は、口金14の凸部12aに収容されている。
本実施形態の電源部5は、電源基板51および複数の電子部品52からなる。
電源基板51は、電源部5の土台となるものであり、複数の電子部品52を支持している。また、複数の電子部品52同士を適宜導通させる導通経路を有する。本実施形態においては、図5に示すように、電源基板51は、凸部12aにおける図中下側(主出射方向後方)に偏って配置されている。
複数の電子部品52は、電源部5の機能を実現するための電源回路を構成する要素である。複数の電子部品52の種類や仕様は特に限定されないが、代表的なものとして、トランス、コンデンサ、抵抗器、ダイオードなどが挙げられる。
電源部5には、ケーブル59が接続されている。ケーブル59は、外部から受けた電力を電源部5へと導くものであり、電源部5とケース1のピン13とに接続されている。
図5に示すように、本実施形態においては、口金14の凸部12aは、一対のピン13よりも前記主出射方向後方に突出している。また、電源部5は、一対のピン13よりも前記主出射方向後方に位置する部位を有する。
図8は、レーダースイッチ手段8を示す平面図である。図9は、図8のIX−IX線に沿う断面図である。図11は、LED照明装置A1を示すシステム構成図である。
レーダースイッチ手段8は、レーダー検出手段80、メイン基板81、センサ基板82、コネクタ83、スイッチ部84および制御部85を具備している。
レーダー検出手段80は、電波の送信、物体によって反射された電波の受信、物体の移動に伴うドップラー効果による受信電波の波長変化に基づいて、物体の移動を検出する。本実施形態においては、レーダー検出手段80の送信デバイスおよび受信デバイスは、センサ基板82に搭載されている。
メイン基板81は、たとえばスイッチ部84および制御部85が搭載された基板である。メイン基板81は、たとえばガラスエポキシ樹脂からなる基材を有する配線基板である。
センサ基板82は、たとえばレーダー検出手段80の送信デバイスおよび受信デバイスが搭載された基板である。センサ基板82は、たとえばガラスエポキシ樹脂からなる基材を有する配線基板である。
コネクタ83は、レーダースイッチ手段8とLED発光部2や電源部5とを接続するための部品である。本実施形態においては、コネクタ83は、メイン基板81に取り付けられており、図中下方に突出している。
スイッチ部84は、電流経路に介在することにより、この電流経路の導通をON/OFFするものである。本実施形態においては、スイッチ部84は、メイン基板81に搭載されている。
制御部85は、レーダースイッチ手段8の果たすべき機能を駆動制御するためのものであり、典型的にはたとえばICからなる。制御部85は、たとえばレーダー検出手段80の検出信号を受けることにより、この検出信号に基づいて、スイッチ部84のON/OFFを切り替える制御を行う。
図6に示すように、レーダースイッチ手段8は、前記主出射方向視(平面視)において、LED発光部2に囲まれている。また、図5に示すように、本実施形態においては、センサ基板82は、LED発光部2のLED基板28よりも前記主出射方向前方に位置している。メイン基板81は、LED発光部2のLED基板28よりも前記主出射方向後方に位置している。また、前記主出射方向視(平面視)において、メイン基板81とセンサ基板82とは重なっている。さらに、レーダースイッチ手段8は、前記主出射方向視(平面視)において、一対のピン13の間に位置している。すなわち、メイン基板81およびセンサ基板82は、いずれも前記主出射方向視(平面視)において、一対のピン13の間に位置している。
図11に示すように、レーダースイッチ手段8は、電源部5とLED発光部2との間に電気的に介在する。すなわち、電源部5とLED発光部2とを繋ぐ導通経路は、レーダースイッチ手段8のスイッチ部84によって導通状態と遮断状態とが切り替えられる。
LED照明装置A1は、第1ケーブル87および第2ケーブル88を備える。第1ケーブル87は、電源部5とレーダースイッチ手段8とを接続する。第2ケーブル88は、レーダースイッチ手段8とLED発光部2とを接続する。すなわち、電源部5から供給される電力は、第1ケーブル87によってレーダースイッチ手段8のスイッチ部84に入力される。そして、スイッチ部84から出力された電力は、レーダースイッチ手段8から第2ケーブル88を経由してLED発光部2に導かれる。
また、LED照明装置A1は、制御部89を備えている。制御部89は、たとえば電源部5の電力供給状態に関する指令を送信する。なお、制御部89の機能は、電源部5に組み込まれていてもよい。
次に、LED照明装置A1の動作について、図10〜図12を参照しつつ、以下に説明する。
図10は、LED照明装置A1が使用される環境の一形態を示している。同図においては、室内にLED照明装置A1が設置されている。図示された例においては、LED照明装置A1は、上述した手順によって天井9に取り付けられている。この室内に、使用者HMが訪れた場合のLED照明装置A1の動作例を以下に説明する。
図12は、LED照明装置A1の動作を示すフローチャートである。まず、ステップS0において、LED照明装置A1の電源が投入される。初期化処理として、ステップS1においてレーダー検出手段80がON状態とされ、電波の送受信が開始される。また、ステップS2においてレーダースイッチ手段8のスイッチ部84が制御部85によってOFF状態とされる。これにより、LED発光部2は、消灯状態となる。また、ステップS3において、電源部5は、LED発光部2を点灯させうる電力の供給を開始する。
次いで、ステップS4において、人体検出を行う。なお、レーダースイッチ手段8のレーダー検出手段80は、その原理から人体以外の物体であっても検出可能である。使用者HMがいまだ室内にいない場合(ステップS4:No)、制御部85は、スイッチ部84のOFF状態を維持したまま、ステップS4を再び実行する。
一方、室内を訪れた使用者HMを検出した場合(ステップS4:Yes)、レーダー検出手段80からの検出信号に基づいて、制御部85は、スイッチ部84をON状態へと切り替える。これにより、電源部5からの電力が第1ケーブル87、スイッチ部84、第2ケーブル88を経由してLED発光部2へと供給される。この結果、LED発光部2が点灯し、LED照明装置A1によって室内が照らされた状態となる。
次いで、ステップS6において、たとえば制御部85に内蔵されたタイマー回路をリセットし、ステップS7において、タイマーによるカウントを開始する。ステップS8において使用者HMが検出されなければ(ステップS8:No)、ステップS9において、タイマーのカウントが、予め定められた点灯満了期間に到達したかが判断される。カウントが店頭満了時間に到達していなければ(ステップS9:No)、ステップS8を繰り返す。
また、ステップS8において使用者HMが再び検出されると(ステップS8:Yes)、制御部85は、ステップS6を実行してタイマーをリセットし、ステップS7のタイマーによるカウントを再び開始する。
そして、ステップS9においてカウントが店頭満了時間に到達すると(ステップS9:Yes)、制御部85は、ステップS10においてスイッチ部84をOFF状態に切り替える。これにより、LED発光部2への電力供給が遮断され、LED照明装置A1が消灯する。
ステップS11において、電源OFFに該当する操作がなされなければ(ステップS11:No)、ステップS4以降を順次実行する。一方、電源OFFに該当する操作がなされれば(ステップS11:Yes)、ステップS99において、全処理を終了し、電源をOFF状態とする。
次に、LED照明装置A1の作用について説明する。
本実施形態によれば、レーダー検出手段80を用いることにより、使用者HM等が存在するか否かに応じて、LED発光部2の発光を制御することができる。これにより、たとえば、使用者HMがLED照明装置A1を点灯させる作業を削減することが可能である。また、誰も存在しない空間を無駄に照らすことを防止すること可能である。したがって、煩雑さを伴うことなく省電力化を図ることができる。
レーダー検出手段80が、LED発光部2によって囲まれた配置とされていることにより、LED照明装置A1によって照明すべき領域に対してレーダー検出手段80を正対させることが可能である。これにより、レーダー検出手段80による検出感度を高めることができる。
透光カバー3は、LED発光部2からの光だけでなく、レーダー検出手段80からの電波を透過させる。このため、LED照明装置A1の外観に、レーダー検出手段80の存在が顕著に現れることを回避することができる。また、透光カバー3が、光を拡散させることは、レーダー検出手段80が外観に現れることを防止するのに好ましい。
図5に示すように、センサ基板82が、LED発光部2のLED基板28よりも前記主出射方向前方に位置している。これにより、電波の送受信をより確実に行うことができる。また、メイン基板81は、LED基板28よりも前記主出射方向後方に位置している。これにより、レーダースイッチ手段8の全体が前記主出射方向前方に大きく突出してしまうことを防止することができる。
レーダー検出手段80と、レーダー検出手段80の検出結果に基づいて開閉されるスイッチ部84と、を具備するレーダースイッチ手段8を備えており、レーダースイッチ手段8は、電源部5とLED発光部2との間に電気的に介在する。このため、電源部5は、使用者HMの有無に関わらずLED発光部2を点灯させうる状態を維持しておけば、LED発光部2を実際に点灯させるか否かは、レーダースイッチ手段8のスイッチ部84によってすべて担うことができる。これは、たとえば、レーダー検出手段80を備えないLED照明装置とLED照明装置A1とにおいて電源部5を共通部品として用いることができるという利点がある。
図13〜図25は、本発明の変形例および他の実施形態を示している。なお、これらの図において、前記実施形態と同一または類似の要素には、前記実施形態と同一の符号を付している。
図13は、LED照明装置A1の変形例を示すシステム構成図である。本変形例においては、レーダースイッチ手段8のレーダー検出手段80の検出信号が、レーダースイッチ手段8の制御部85だけでなく、LED照明装置A1全体の制御部89に送信される。制御部89は、レーダー検出手段80からの検出信号が示す使用者HMなどの物体の有無を含む状態量に応じて、電源部5からの電力供給状態を制御する。たとえば、物体の有無に合わせて、時刻や周囲の明るさ等の状態量が得られる構成においては、たとえば日中であって周囲が十分に明るい場合には、使用者HMが検出されても、LED発光部2を点灯させない制御を行う。あるいは、夕方から宵の口の時間帯において、使用者HMが検出されていなくても、周囲の明るさが暗ければ、LED発光部2を適切な輝度で発光させる制御を行う。
このような変形例によっても、煩雑さを伴うことなく省電力化を図ることができる。
図14は、LED照明装置A1の他の変形例を示している。本変形例においては、メイン基板81およびセンサ基板82が、LED発光部2のLED基板28に対して前記主出射方向前方に位置している。このような変形例においては、図5に示した例における場合よりも、センサ基板82がLED基板28から前記主出射方向前方に突出する。本変形例においては、センサ基板82は、LEDモジュール20(リード22)の配光角αを避けた位置に配置されている。配光角αは、LEDモジュール20(リード22)の正面光度の1/2の光度が出射される方位である。配光角αの大きさは、たとえば、110°〜130°である。
このような変形例によっても、煩雑さを伴うことなく省電力化を図ることができる。また、メイン基板81およびセンサ基板82がLED発光部2のLED基板28よりも前記主出射方向前方に位置しているものの、レーダースイッチ手段8が配光角αを避けた配置とされている。したがって、レーダースイッチ手段8がLED発光部2(LEDモジュール20)からの光を遮断してしまうことを回避可能であり、高輝度化に適している。
図15および図16は、LED照明装置A1の他の変形例を示している。図15は、本変形例のLED照明装置A1を示す断面図であり、図16は、本変形例のLED照明装置A1を示す要部平面図である。本変形例においては、LED発光部2のLED基板28とレーダースイッチ手段8のセンサ基板82とが、同一の基板をなしている。すなわち、たとえば前記主出射方向視(平面視)六角形状の1枚の基板のうち、外周寄りの部分がLED基板28を構成しており、中央寄り部分がレーダースイッチ手段8のセンサ基板82を構成している。このため、本変形例においては、LED基板28とセンサ基板82とが、前記主出射方向において互いに位置が一致している。
このような変形例によっても、煩雑さを伴うことなく省電力化を図ることができる。また、LED基板28を独立した環状の基板とする必要がない。そして、LED基板28とセンサ基板82とを一体化させた基板を採用可能であることにより、コスト低減を図ることができる。なお、図2、図14および図15に示した例は、以下に述べる実施形態に適宜適用することができる。
図17は、LED照明装置A1の他の変形例を示している。本変形例においては、複数の電子部品52は、相対的に高さが高いものと相対的に高さが低いものとを含んでいる。相対的に高い電子部品52は、相対的に外方に配置されており、相対的に低い電子部品52は、相対的に内方に配置されている。また、レーダースイッチ手段8は、LED基板28の厚さ方向において複数の電子部品52の一部と重なる配置とされている。
このような変形例によっても、煩雑さを伴うことなく省電力化を図ることができる。また、LED基板28の厚さ方向においてレーダースイッチ手段8と複数の電子部品52の一部とが重なる構成とすることにより、電源部5とレーダースイッチ手段8との干渉を回避可能であり、LED照明装置A1全体の薄型化に有利である。
図18は、LED照明装置A1の他の変形例を示している。同図は、図1におけるV−V線とは、異なる方位における断面図であり、たとえば、図5等の断面とは90度の角度をなす断面を示している。本変形例においては、電源部5は、平面視においてレーダースイッチ手段8を挟んで両側に配置されている。また、複数の電子部品52のうち長手方向を有する細長状のものは、長手方向が電源基板51の厚さ方向と直角となる姿勢で配置されている。また、電源部5は、平面視においてレーダースイッチ手段8とは重ならない。このため、本変形例においては、絶縁部材12は、上述した例における凸部12aが形成されておらず、LED発光部2とは反対側の部分が平坦である。なお、図示された例とは異なり、絶縁部材12に凸部12aが形成された構成としてもよい。この場合、凸部12aには、たとえばレーダースイッチ手段8の一部あるいは電源部5およびレーダースイッチ手段8以外の他の構成要素を収容してもよい。
このような変形例によっても、煩雑さを伴うことなく省電力化を図ることができる。また、電源部5を凸部12aを挟んで両側に配置とすることにより、電源部5とレーダースイッチ手段8との干渉を回避可能であり、LED照明装置A1全体の薄型化に有利である。また、電源部5の複数の電子部品52が両側に離間して配置される。たとえば、相対的に発熱量が大きい2つの電子部品52を互いに離間して配置することにより、発熱源を分散する効果が得られる。
図19および図20は、本発明の第2実施形態に基づくLED照明装置を示している。本実施形態のLED照明装置A2は、LEDユニット4、ケース6、透光カバー3およびレーダースイッチ手段8を備えている。LED照明装置A2は、たとえば天井や壁に取り付けられる照明器具の一種である、いわゆる部材灯として用いられる。
図19は、LED照明装置A2を示す平面図である。図20は、図19のXVIII−XVIII線に沿う断面図である。
ケース6は、有底筒状であり、開口部61、底板部62および土台部63を有する。本実施形態においては、ケース6は、円筒状である。ケース6は、たとえばアルミなどの金属からなる。本実施形態においては、開口部61が開口する方向(図中上方、前記主出射方向)を開口方向と呼ぶことがある。また、本実施形態のケース6は、ベース69によって支持されている。ベース69は、金属または樹脂などからなるプレート状の部材であり、LED照明装置A1を天井や壁に取り付ける際の土台として用いられる。
底板部62は、開口方向反対側に位置している。底板部62は、平面視円環形状の略板状部分である。土台部63は、平面視において底板部62に囲まれた部分に位置しており、平面視円形状である。土台部63は、底板部62に対して開口方向に位置している。土台部63には、LEDユニット4が取り付けられている。
透光カバー3は、ケース6の開口部61を覆うとともにLED発光部2からの光およびレーダー検出手段からの電波を透過させる。透光カバー3は、LED発光部2からの光を拡散させつつ透過させ、たとえば半透明の乳白色の材質からなる。透光カバー3は、樹脂またはガラスからなる。なお、このような材質からなる透光カバー3は、レーダー検出手段80からの電波を完全に透過するものではなく、一部を透過させつつ、他の一部を反射する。
本実実施形態においては、透光カバー3は、略円筒形状のケース6に対応して、同様の略円筒形状とされている。透光カバー3は、ケース6の開口部61から、開口部61の開口方向に起立する内周面371を有する。本実施形態の内周面371は、略円筒形状の面である。また、透光カバー3は、開口方向においてケース6から離間するほど断面寸法(直径)が徐々に小となる形状とされている。透光カバー3は、ケース6に対して螺合、接合、締結等の様々な手段によって取り付けられる。また、透光カバー3は、内筒部372を有する。内筒部372は、内周面371に対して開口方向とは反対側に位置しており、内周面371よりも直径が小である。内筒部372のほとんどは、ケース6に収容されている。
LEDユニット4は、LED発光部2、放熱部材38、内部カバー39および電源部5を備えている。図20に示すように、LEDユニット4は、ケース6の底部に固定されており、ケース6および透光カバー3に収容されている。また、本実施形態においては、LEDユニット4の一部が、ケース6の開口部61から開口方向に突出している。図19に示すように、平面視において、ケース6および透光カバー3の中心と、LEDユニット4の中心とは略一致している。
図21および図22は、LEDユニット4を示す斜視図である。図23は、図21のXXIII−XXIII線に沿う断面図である。
LED発光部2は、LEDユニット4の光源部分である。LED発光部2は、上述したLED照明装置A1におけるLED発光部2と略同様の構成とされている。
放熱部材38は、LED発光部2が取り付けられており、点灯時にLED発光部2から発せられる熱の放熱を促進する機能を果たす。放熱部材38は、天板部381および筒状部382を有する。
天板部381は、ケース6の開口方向に直角である平板状部分である。本実施形態においては、天板部381は、平面視略矩形状とされている。天板部381の図中上面には、LED発光部2が取り付けられている。
筒状部382は、天板部381からLED発光部2が取り付けられた側とは反対側に延びる筒状の部分である。本実施形態においては、筒状部382は、略角筒状とされている。また、筒状部382には、複数のフィン383が形成されている。複数のフィン383は、筒状部382から外方に突出している。複数のフィン383は、各々が開口方向に沿っており、互いに平行に配置されている。
内部カバー39は、放熱部材38に取り付けられており、且つLED発光部2からの光を透過させる。また、本実施形態においては、内部カバー39は、LED発光部2からの光を拡散させつつ透過させるものであり、たとえば半透明の乳白色の材質からなる。このような内部カバー39は、樹脂またはガラスからなる。また、内部カバー39は、レーダー検出手段80からの電波を少なくとも部分的に透過する。
内部カバー39は、入射平面391および出射曲面392を有する。
入射平面391は、LED発光部2に正対するとともに、LED発光部2からの光が入射する平面である。本実施形態においては、入射平面391は、粗面である。
出射曲面392は、入射平面391とは反対側(図中上側)に位置するとともに、外方に膨出する曲面である。出射曲面392は、入射平面391と同程度の粗面である。
電源部5は、たとえば商用の100V交流電力をLED発光部2の複数のLEDチップ22を点灯させるのに適した直流電力に変換するものである。電源部5は、放熱部材38の筒状部382に収容されている。
本実施形態の電源部5は、電源基板51および複数の電子部品52からなる。
電源基板51は、電源部5の土台となるものであり、複数の電子部品52を支持している。また、複数の電子部品52同士を適宜導通させる導通経路を有する。本実施形態においては、図8に示すように、電源基板51は、筒状部382における図中上側(天板部381側)に偏って配置されている。
複数の電子部品52は、電源部5の機能を実現するための電源回路を構成する要素である。複数の電子部品52の種類や仕様は特に限定されないが、代表的なものとして、トランス、コンデンサ、抵抗器、ダイオードなどが挙げられる。
電源部5には、ケーブル57、ケーブル58およびケーブル59が接続されている。ケーブル57は、電源部5とレーダースイッチ手段8とを接続している。ケーブル58は、電源部5からLED発光部2へと電力を供給するものであり、電源部5とLED発光部2とに接続されている。ケーブル59は、外部から受けた電力を電源部5へと導くものである。
レーダースイッチ手段8は、上述したLED照明装置A1におけるレーダースイッチ手段8と同様の構成である。レーダースイッチ手段8のメイン基板81およびセンサ基板82とLED発光部2のLED基板28との関係は、図2、図14および図15に示した構成が適宜採用される。
このような実施形態によっても、煩雑さを伴うことなく省電力化を図ることができる。また、LEDユニット1が放熱部材38を備えることにより、LED発光部2からの放熱を促進することが可能である。このような放熱部材38は、アルミなどの金属からなる。かかる構成の放熱部材38の外部にレーダースイッチ手段8のセンサ基板82を配置することは、レーダースイッチ手段8の検出感度の低下を抑制するのに好ましい。
図24は、本発明の第3実施形態に基づくLED照明装置を示すシステム構成図である。本実施形態のLED照明装置A3は、照度センサ71を備えている点が、上述した実施形態と異なっている。照度センサ71は、LED照明装置A3が置かれた環境の明るさを検出するセンサである。照度センサ71の具体例としては、たとえばフォトトランジスタ、フォトダイオード等、およびこれらが実装されたセンサIC等が挙げられる。
照度センサ71の検出信号は、制御部89に入力される。本実施形態の制御部89は、照度センサ71の検出信号を利用して、LED発光部2の発光状態を制御する。
図25は、LED照明装置A3の動作例を示すフローチャートである。上述したステップS0〜S3を実行した後に、制御部89は、モード確認を行う(ステップS31)。通常モードに設定されている場合(ステップS32:Yes)、ステップS4以降を実行する。
通常モードに設定されていない場合(ステップS32:No)、制御部89は、所定照度以下であるかいなかを判断する(ステップS33)。この判断は、照度センサ71からの検出信号に基づいて、LED照明装置A3が置かれた環境の照度が所定の照度以下であるかいなかを比較することによって行う。所定照度は、たとえば夕方あるいは夜間に相当する照度である。
所定照度以下でない場合(ステップS33:No)、ステップS32に戻る。所定照度以下であった場合(ステップS33:Yes)、ON/OFFモードであるかを確認する(ステップS34)。ON/OFFモードに設定されていた場合(ステップS34:Yes)、ステップS4以降を実行する。
ON/OFFモードに設定されていない場合(ステップS34:No)、6時間タイマーモードであるかを確認する(ステップS35)。6時間タイマーモードに設定されていた場合(ステップS35:Yes)、制御部89は、LED発光部2を6時間連続して点灯させる(ステップS36)。ただし、この6時間は、あらかじめ設定された連続点灯時間の一例であり、たとえば8時間などの他の時間が採用されてもよい。LED発光部2を6時間連続して点灯させた(ステップS36)後は、ステップ4以降を実行する。6時間タイマーモードに設定されていない場合(ステップS35:No)、ステップS32に戻る。このような実施形態によっても、煩雑さを伴うことなく省電力化を図ることができる。
図26は、LED照明装置A3の他の動作例を示すフローチャートである。本動作例においては、上述したステップS8:Yesの場合にステップS81を実行する。
ステップS81においては、制御部89は、照度センサ71からの検出信号に基づいて、LED照明装置A3が置かれた環境の照度が所定の照度以下であるかいなかを比較する。所定照度は、たとえば夕方あるいは夜間に相当する照度である。
所定照度以下であった場合(ステップS81:Yes)、上述したステップS6を実行する。所定照度以下でない場合(ステップS81:No)、上述したステップS10を実行する。
このような動作例によれば、ステップS8において使用者HMが検出された場合に、環境の照度が所定の照度以下であれば点灯を続行し、環境の照度が所定の照度以下でないならば点灯を中止する。したがって、環境の照度が所定の照度よりも明るい場合に、無駄な点灯を抑制することが可能であり、省電力に有利である。
本発明に係るLED照明装置は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係るLED照明装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
図27〜図41における符号とこれらの図を参照して説明する第4および第5実施形態のLED照明装置A4,A5の符号および語句とは、これらの実施形態についてのみ有効であり、上述した図1〜26における符号と、これらの図を参照して説明する第1ないし第3実施形態のLED照明装置A1〜A3の符号および語句とは、独立している。
図27および図28は、本発明の第4実施形態に基づくLED照明装置を示している。本実施形態のLED照明装置A4は、LEDユニット1、ケース6、透光カバー7およびレーダースイッチ手段8を備えている。LED照明装置A4は、たとえば天井や壁に取り付けられる照明器具の一種である、いわゆる部材灯として用いられる。
図27は、LED照明装置A4を示す平面図である。図28は、図27のXXVIII−XXVIII線に沿う断面図である。
ケース6は、有底筒状であり、開口部61、底板部62および台座部63を有する。本実施形態においては、ケース6は、円筒状である。ケース6は、たとえばアルミなどの金属からなる。本実施形態においては、開口部61が開口する方向(図中上方)を開口方向と呼ぶことがある。また、本実施形態のケース6は、ベース69によって支持されている。ベース69は、金属または樹脂などからなるプレート状の部材であり、LED照明装置A4を天井や壁に取り付ける際の土台として用いられる。
底板部62は、開口方向反対側に位置している。底板部62は、平面視円環形状の略板状部分である。台座部63は、平面視において底板部62に囲まれた部分に位置しており、平面視円形状である。台座部63は、底板部62に対して開口方向に位置している。台座部63には、LEDユニット1が取り付けられている。
透光カバー7は、ケース6の開口部61を覆うとともにLED発光部2からの光およびレーダー検出手段からの電波を透過させる。透光カバー7は、LED発光部2からの光を拡散させつつ透過させ、たとえば半透明の乳白色の材質からなる。透光カバー7は、樹脂またはガラスからなる。なお、このような材質からなる透光カバー7は、レーダー検出手段80からの電波を完全に透過するものではなく、一部を透過させつつ、他の一部を反射する。
本実実施形態においては、透光カバー7は、略円筒形状のケース6に対応して、同様の略円筒形状とされている。透光カバー7は、ケース6の開口部61から、開口部61の開口方向に起立する内周面71を有する。本実施形態の内周面71は、略円筒形状の面である。また、透光カバー7は、開口方向においてケース6から離間するほど断面寸法(直径)が徐々に小となる形状とされている。透光カバー7は、ケース6に対して螺合、接合、締結等の様々な手段によって取り付けられる。また、透光カバー7は、内筒部72を有する。内筒部72は、内周面71に対して開口方向とは反対側に位置しており、内周面71よりも直径が小である。内筒部72のほとんどは、ケース6に収容されている。
LEDユニット1は、LED発光部2、放熱部材3、内部カバー4および電源部5を備えている。図28に示すように、LEDユニット1は、ケース6の底部に固定されており、ケース6および透光カバー7に収容されている。また、本実施形態においては、LEDユニット1の一部が、ケース6の開口部61から開口方向に突出している。図27に示すように、平面視において、ケース6および透光カバー7の中心と、LEDユニット1の中心とは略一致している。
図29および図30は、LEDユニット1を示す斜視図である。図31は、LEDユニット1を示す平面図である。図32は、LEDユニット1を示す正面図である。図33は、LEDユニット1を示す側面図である。図34は、図33のXXXIV−XXXIV線に沿う断面図である。
LED発光部2は、LEDユニット1の光源部分である。図35は、LED発光部2を示す拡大断面図である。同図に示すように、本実施形態のLED発光部2は、LED基板21、複数のLEDチップ22、堰部23および封止樹脂24を備える。
LED基板21は、複数のLEDチップ22を支持するとともに、これらへの導通経路を有する。LED基板21の具体的構成は特に限定されないが、たとえば基材および配線パターンからなる。前記基材は、絶縁性材料からなり、熱伝導率が高められたガラスエポキシ樹脂やセラミックスからなる。前記配線パターンは、複数のLEDチップ22を実装し、かつこれらのLEDチップ22への導通経路を構成する。前記配線パターンは、金属のメッキ層からなり、たとえばCu,Ni,Au,Agなどからなる。
複数のLEDチップ22は、LED発光部2の発光要素である。LEDチップ22は、たとえばGaNからなる半導体層を有しており、たとえば青色光を発する。本実施形態においては、複数のLEDチップ22がLED基板21に略マトリクス状に搭載されている。LEDチップ22は、いわゆる2ワイヤタイプのLEDチップであるが、いわゆる1ワイヤタイプのLEDチップ、あるいはフリップチップタイプのLEDチップであってもよい。
堰部23は、LED基板21上に形成されており、複数のLEDチップ22を囲んでいうる。本実施形態においては、堰部23は、平面視において矩形環状とされており、たとえば白色のシリコーン樹脂またはエポキシ樹脂からなる。堰部23の高さは、LEDチップ22よりも高い。
封止樹脂24は、複数のLEDチップ22を覆っており、堰部23によって囲まれた領域に充填されている。封止樹脂24は、たとえばシリコーン樹脂あるいはエポキシ樹脂などの透明な樹脂に、蛍光物質が混入された材質からなる。この蛍光物質は、LEDチップ22からの青色光によって励起されることにより黄色光を発する。また、LEDチップ22からの青色光によって励起されることにより、赤色光を発する蛍光物質と緑色光を発する蛍光物質とを混ぜて用いてもよい。これにより、LED発光部2からは、電球色、昼光色などの白色光が発せられる。
放熱部材3は、LED発光部2が取り付けられており、点灯時にLED発光部2から発せられる熱の放熱を促進する機能を果たす。放熱部材3は、天板部31および筒状部32を有する。
天板部31は、ケース6の開口方向に直角である平板状部分である。本実施形態においては、天板部31は、平面視略矩形状とされている。天板部31の図中上面には、LED発光部2が取り付けられている。
筒状部32は、天板部31からLED発光部2が取り付けられた側とは反対側に延びる筒状の部分である。本実施形態においては、筒状部32は、略角筒状とされている。また、筒状部32には、複数のフィン33が形成されている。複数のフィン33は、筒状部32から外方に突出している。複数のフィン33は、各々が開口方向に沿っており、互いに平行に配置されている。
内部カバー4は、放熱部材3に取り付けられており、且つLED発光部2からの光を透過させる。また、本実施形態においては、内部カバー4は、LED発光部2からの光を拡散させつつ透過させるものであり、たとえば半透明の乳白色の材質からなる。このような内部カバー4は、樹脂またはガラスからなる。
内部カバー4は、入射平面41、出射曲面42および凹面43を有する。
入射平面41は、LED発光部2に正対するとともに、LED発光部2からの光が入射する平面である。本実施形態においては、入射平面41は、粗面である。
出射曲面42は、入射平面41とは反対側(図中上側)に位置するとともに、外方に膨出する曲面である。出射曲面42は、入射平面41と同程度の粗面である。
凹面43は、出射曲面42から凹んでいる。本実施形態においては、凹面43は、コーン状である。また、図31に示すように、凹面43は、平面視においてLED発光部2と重なる位置に設けられている。さらに、本実施形態においては、凹面43の平面視中央とLED発光部2の平面視中央が一致する。凹面43は、入射平面41および出射曲面42に対して相対的に平滑である平滑面である。
電源部5は、たとえば商用の100V交流電力をLED発光部2の複数のLEDチップ22を点灯させるのに適した直流電力に変換するものである。電源部5は、放熱部材3の筒状部32に収容されている。
本実施形態の電源部5は、電源基板51および複数の電子部品52からなる。
電源基板51は、電源部5の土台となるものであり、複数の電子部品52を支持している。また、複数の電子部品52同士を適宜導通させる導通経路を有する。本実施形態においては、図34に示すように、電源基板51は、筒状部32における図中上側(天板部31側)に偏って配置されている。
複数の電子部品52は、電源部5の機能を実現するための電源回路を構成する要素である。複数の電子部品52の種類や仕様は特に限定されないが、代表的なものとして、トランス、コンデンサ、抵抗器、ダイオードなどが挙げられる。
電源部5には、ケーブル59が接続されている。ケーブル59は、外部から受けた電力を電源部5へと導くものである。
図36は、レーダースイッチ手段8を示す平面図である。図37は、図36のXXXVII−XXXVII線に沿う断面図である。図39は、LED照明装置A4を示すシステム構成図である。
レーダースイッチ手段8は、レーダー検出手段80、メイン基板81、センサ基板82、コネクタ83、スイッチ部84および制御部85を具備している。
レーダー検出手段80は、電波の送信、物体によって反射された電波の受信、物体の移動に伴うドップラー効果による受信電波の波長変化に基づいて、物体の移動を検出する。本実施形態においては、レーダー検出手段80の送信デバイスおよび受信デバイスは、センサ基板82に搭載されている。
メイン基板81は、たとえばスイッチ部84および制御部85が搭載された基板である。メイン基板81は、たとえばガラスエポキシ樹脂からなる基材を有する配線基板である。
センサ基板82は、たとえばレーダー検出手段80の送信デバイスおよび受信デバイスが搭載された基板である。センサ基板82は、たとえばガラスエポキシ樹脂からなる基材を有する配線基板である。
コネクタ83は、レーダースイッチ手段8とLED発光部2や電源部5とを接続するための部品である。本実施形態においては、コネクタ83は、メイン基板81に取り付けられており、図中下方に突出している。
スイッチ部84は、電流経路に介在することにより、この電流経路の導通をON/OFFするものである。本実施形態においては、スイッチ部84は、メイン基板81に搭載されている。
制御部85は、レーダースイッチ手段8の果たすべき機能を駆動制御するためのものであり、典型的にはたとえばICからなる。制御部85は、たとえばレーダー検出手段80の検出信号を受けることにより、この検出信号に基づいて、スイッチ部84のON/OFFを切り替える制御を行う。
図28に示すように、レーダー検出手段80は、LED発光部2よりもケース6の深さ方向奥方においてケース6に収容されている。また、レーダースイッチ手段8は、LEDユニット1の外部に配置されている。さらに、本実施形態においては、レーダースイッチ手段8は、ケース6の開口部61よりもケース6の深さ方向奥方に配置されている。すなわち、レーダースイッチ手段8は、透光カバー7のうちケース6から露出する部分よりも、ケース6の深さ方向奥方に配置されている。また、レーダースイッチ手段8は、LEDユニット1よりも深さ方向奥方に位置する部分を含む。具体的には、レーダースイッチ手段8のメイン基板81およびコネクタ83は、LEDユニット1の放熱部材3よりも図28における図中下方に位置している。
また、ケース6の台座部63に対して、センサ基板82は、開口方向(図28における図中上方)に位置しており、メイン基板81は、開口方向とは反対側(図中下方)に位置している。同様に、放熱部材3の図中下端に対して、センサ基板82は、開口方向(図中上方)に位置しており、メイン基板81は、開口方向とは反対側(図中下方)に位置している。さらに、透光カバー7の内筒部72の図中下端に対して、センサ基板82は、開口方向(図中上方)に位置しており、メイン基板81は、開口方向とは反対側(図中下方)に位置している。
図39に示すように、レーダースイッチ手段8は、電源部5とLED発光部2との間に電気的に介在する。すなわち、電源部5とLED発光部2とを繋ぐ導通経路は、レーダースイッチ手段8のスイッチ部84によって導通状態と遮断状態とが切り替えられる。
LED照明装置A4は、第1ケーブル87および第2ケーブル88を備える。第1ケーブル87は、電源部5とレーダースイッチ手段8とを接続する。第2ケーブル88は、レーダースイッチ手段8とLED発光部2とを接続する。すなわち、電源部5から供給される電力は、LEDユニット1の放熱部材3から第1ケーブル87によってLEDユニット1の外部に向かい、レーダースイッチ手段8のスイッチ部84に入力される。そして、スイッチ部84から出力された電力は、レーダースイッチ手段8から第2ケーブル88を経由してLEDユニット1の放熱部材3内に再び戻った後に、LEDユニット1内においてLED発光部2に導かれる。
また、LED照明装置A4は、制御部89を備えている。制御部89は、たとえば電源部5の電力供給状態に関する指令を送信する。なお、制御部89の機能は、電源部5に組み込まれていてもよい。
次に、LED照明装置A4の動作について、図38および図39を参照しつつ、以下に説明する。
図38は、LED照明装置A4が使用される環境の一形態を示している。同図においては、床、壁、天井等を有する室内にLED照明装置A4が設置されている。図示された例においては、LED照明装置A4は、壁に取り付けられている。なお、図示された使用態様はLED照明装置A4の使用態様の一例である。LED照明装置A4は、屋内の様々な箇所、あるいは屋外の様々な箇所に取り付けてもよい。この室内に、使用者HMが訪れた場合のLED照明装置A4の動作例を以下に説明する。
図40は、LED照明装置A4の動作を示すフローチャートである。まず、ステップS0において、LED照明装置A4の電源が投入される。初期化処理として、ステップS1においてレーダー検出手段80がON状態とされ、電波の送受信が開始される。また、ステップS2においてレーダースイッチ手段8のスイッチ部84が制御部85によってOFF状態とされる。これにより、LED発光部2は、消灯状態となる。また、ステップS3において、電源部5は、LED発光部2を点灯させうる電力の供給を開始する。
次いで、ステップS4において、人体検出を行う。なお、レーダースイッチ手段8のレーダー検出手段80は、その原理から人体以外の物体であっても検出可能である。使用者HMがいまだ室内にいない場合(ステップS4:No)、制御部85は、スイッチ部84のOFF状態を維持したまま、ステップS4を再び実行する。
一方、室内を訪れた使用者HMを検出した場合(ステップS4:Yes)、レーダー検出手段80からの検出信号に基づいて、制御部85は、スイッチ部84をON状態へと切り替える。これにより、電源部5からの電力が第1ケーブル87、スイッチ部84、第2ケーブル88を経由してLED発光部2へと供給される。この結果、LED発光部2が点灯し、LED照明装置A4によって室内が照らされた状態となる。
次いで、ステップS6において、たとえば制御部85に内蔵されたタイマー回路をリセットし、ステップS7において、タイマーによるカウントを開始する。ステップS8において使用者HMが検出されなければ(ステップS8:No)、ステップS9において、タイマーのカウントが、予め定められた点灯満了期間に到達したかが判断される。カウントが店頭満了時間に到達していなければ(ステップS9:No)、ステップS8を繰り返す。
また、ステップS8において使用者HMが再び検出されると(ステップS8:Yes)、制御部85は、ステップS6を実行してタイマーをリセットし、ステップS7のタイマーによるカウントを再び開始する。
そして、ステップS9においてカウントが店頭満了時間に到達すると(ステップS9:Yes)、制御部85は、ステップS10においてスイッチ部84をOFF状態に切り替える。これにより、LED発光部2への電力供給が遮断され、LED照明装置A4が消灯する。
ステップS11において、電源OFFに該当する操作がなされなければ(ステップS11:No)、ステップS4以降を順次実行する。一方、電源OFFに該当する操作がなされれば(ステップS11:Yes)、ステップS99において、全処理を終了し、電源をOFF状態とする。
次に、LED照明装置A4の作用について説明する。
本実施形態によれば、使用者HMなどが対象とする環境に存在するか否かをレーダー検出手段80によって検出することができる。このレーダー検出手段80の検出信号に基づいてLED発光部2の発光状態を制御することにより、特別な操作を行うことなく必要なタイミングでLED発光部2を発光させる事ができる。したがって、LED照明装置A4によれば、煩雑さを伴うことなく省電力化を図ることができる。また、レーダー検出手段80は、LED発光部2よりもケース6の奥方に配置されている。このため、レーダー検出手段80を設けていることによって、LED発光部2の設置領域が不当に狭められることを回避することが可能である。これにより、物体の有無による点灯制御を実現しつつ、LED照明装置A4の輝度が低下することを抑制することができる。
透光カバー7は、LED発光部2からの光を拡散させつつ透過させる。このため、LED照明装置A4の外観を、レーダー検出手段80が内蔵されていることがほとんどわからない態様とすることができる。透光カバー7が、樹脂またはガラスからなることは、電波と光とを透過させるのに好ましい。
ケース6は、金属からなり、レーダー検出手段80は、ケース6の奥方に配置されている。金属からなるケース6は、電波をほとんど透過しない。しかしながら、透光カバー7は、ケース6の開口部61から、開口部61の開口方向に起立する内周面71を有する。このような構成により、レーダー検出手段80から送信された電波が物体に反射された後に、内周面71に到達した電波が内周面71によって反射される。内周面71が存在しない場合に、LED照明装置A4の外部へと進行してしまう電波を、内周面71における反射によって、レーダー検出手段80へと向かわせることが可能である。したがって、レーダー検出手段80をケース6の奥方に配置しつつ、レーダー検出手段80の検出感度の低下を抑制することができる。また、ケース6の台座部63よりもセンサ基板82を開口方向(図28における図中上方)に配置することにより、ケース6内に進行してきた電波をより感度良く受信することができる。一方、受信感度に直接寄与しないメイン基板81を、台座部63よりも図中下方に配置することにより、メイン基板81がセンサ基板82への電波の到達を阻害することを回避することができる。メイン基板81を透光カバー7の内筒部72の図中下端よりも下方に配置することにより、メイン基板81と透光カバー7とが干渉することを防止可能であり、メイン基板81を設置するためのスペースをより大きく確保することができる。
レーダースイッチ手段8が、ケース6の開口部61よりもケース6の深さ方向奥方に配置されている。すなわち、レーダースイッチ手段8は、透光カバー7のうちケース6から露出する部分よりも、ケース6の深さ方向奥方に配置されている。このような構成により、透光カバー7を透してより多くの光を外部へと出射することができる。特に、LEDユニット1から発せられた光の一部は、透光カバー7の内面によって反射される。この反射光が、レーダースイッチ手段8によって遮られることを回避することが可能であり、LED照明装置A4の高輝度化に有利である。
レーダー検出手段80と、レーダー検出手段80の検出結果に基づいて開閉されるスイッチ部84と、を具備するレーダースイッチ手段8を備えており、レーダースイッチ手段8は、電源部5とLED発光部2との間に電気的に介在する。このため、電源部5は、使用者HMの有無に関わらずLED発光部2を点灯させうる状態を維持しておけば、LED発光部2を実際に点灯させるか否かは、レーダースイッチ手段8のスイッチ部84によってすべて担うことができる。これは、たとえば、レーダー検出手段80を備えないLED照明装置とLED照明装置A4とにおいて電源部5を共通部品として用いることができるという利点がある。
LEDユニット1が放熱部材3を備えることにより、LED発光部2からの放熱を促進することが可能である。このような放熱部材3は、アルミなどの金属からなる。かかる構成のLEDユニット1の外部にレーダースイッチ手段8を配置することは、レーダースイッチ手段8の検出感度の低下を抑制するのに好ましい。
内部カバー4が入射平面41を有することにより、正対するLED発光部2からの光をより多く入射平面41に入射させることができる。出射曲面42が開口方向に向かって膨出していることにより、入射平面41から入射した光を屈折させつつ出射することでより広い領域を照らすことができる。
内部カバー4の凹面43は、LED発光部2中央から正面に進行してきた比較的高輝度の光を側方へと反射する機能を果たす。これにより、LED発光部2中央から正面に進行する過度に高輝度な光が、室内などの照明領域に直接到達してしまうことを回避することができる。
入射平面41および出射曲面42が粗面であることにより、入射平面41における入射および出射曲面42における出射において、光をより拡散させることが可能である。これは、より広範囲の照明に適している。また、凹面43が平滑面であることにより、LED発光部2中央から正面に向かう光の反射を、いわゆる全反射によって効率よく行う事ができる。
図41は、本発明の第5実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
本実施形態のLED照明装置A5は、レーダースイッチ手段8のレーダー検出手段80の検出信号が、レーダースイッチ手段8の制御部85だけでなく、LED照明装置A4全体の制御部89に送信される。制御部89は、レーダー検出手段80からの検出信号が示す使用者HMなどの物体の有無を含む状態量に応じて、電源部5からの電力供給状態を制御する。たとえば、物体の有無に合わせて、時刻や周囲の明るさ等の状態量が得られる構成においては、たとえば日中であって周囲が十分に明るい場合には、使用者HMが検出されても、LED発光部2を点灯させない制御を行う。あるいは、夕方から宵の口の時間帯において、使用者HMが検出されていなくても、周囲の明るさが暗ければ、LED発光部2を適切な輝度で発光させる制御を行う。
このような実施形態によっても、煩雑さを伴うことなく省電力化を図ることができる。
本発明に係るLED照明装置は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係るLED照明装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
本発明によって提供されるLED照明灯の技術的構成について、以下に付記する。
〔付記1〕
LEDチップを具備するLED発光部と、
電波の送信、物体によって反射された電波の受信、前記物体の移動に伴うドップラー効果による前記受信電波の波長変化に基づいて、前記物体の移動を検出するレーダー検出手段と、を備えており、
前記レーダー検出手段の検出結果に基づいて前記LED発光部の発光状態が制御され、
開口部を有する有底筒状のケースと、
前記ケースの前記開口部を覆うとともに前記LED発光部からの光および前記レーダー検出手段からの電波を透過させる透光カバーと、をさらに備えており、
前記レーダー検出手段は、前記LED発光部よりも深さ方向奥方において前記ケースに収容されている、LED照明装置。
〔付記2〕
前記透光カバーは、前記LED発光部からの光を拡散させつつ透過させる、付記1に記載のLED照明装置。
〔付記3〕
前記透光カバーは、樹脂またはガラスからなる、付記2に記載のLED照明装置。
〔付記4〕
前記ケースは、金属からなる、付記1ないし3のいずれかに記載のLED照明装置。
〔付記5〕
前記透光カバーは、前記ケースの前記開口部から、該開口部の開口方向に起立する内周面を有する、付記1ないし4のいずれかに記載のLED照明装置。
〔付記6〕
前記レーダー検出手段と、該レーダー検出手段の検出結果に基づいて開閉されるスイッチ部と、を具備するレーダースイッチ手段を備える、付記1ないし5のいずれかに記載のLED照明装置。
〔付記7〕
前記LED発光部に電力を供給する電源部を有する、付記6に記載のLED照明装置。
〔付記8〕
前記レーダースイッチ手段は、前記電源部と前記LED発光部との間に電気的に介在する、付記7に記載のLED照明装置。
〔付記9〕
前記LED発光部と前記電源部とを具備するLEDユニットを備える、付記6ないし8のいずれかに記載のLED照明装置。
〔付記10〕
前記レーダースイッチ手段は、前記LEDユニットの外部に配置されている、付記9に記載のLED照明装置。
〔付記11〕
前記電源部と前記レーダースイッチ手段とを接続する第1ケーブルを備える、付記10に記載のLED照明装置。
〔付記12〕
前記レーダースイッチ手段と前記LED発光部とを接続する第2ケーブルを備える、付記11に記載のLED照明装置。
〔付記13〕
前記LEDユニットは、前記LED発光部が取り付けられた放熱部材を備える、付記9ないし12のいずれかに記載のLED照明装置。
〔付記14〕
前記放熱部材は、前記LED発光部が取り付けられた天板部と、この天板部から前記LED発光部が取り付けられた側とは反対側に延びる筒状部と、を有する、付記13に記載のLED照明装置。
〔付記15〕
前記筒状部の外面には、複数のフィンが設けられている、付記14に記載のLED照明装置。
〔付記16〕
前記電源部は、前記放熱部材の前記筒状部に収容されている、付記15に記載のLED照明装置。
〔付記17〕
前記LEDユニットは、前記放熱部材に取り付けられており、且つ前記LED発光部からの光を透過させる内部カバーを有する、付記13ないし16のいずれかに記載のLED照明装置。
〔付記18〕
前記内部カバーは、前記LED発光部からの光を拡散させつつ透過させる、付記17に記載のLED照明装置。
〔付記19〕
前記内部カバーは、樹脂またはガラスからなる、付記18に記載のLED照明装置。
〔付記20〕
前記内部カバーは、前記LED発光部に正対するとともに、前記LED発光部からの光が入射する入射平面を有する、付記17ないし19のいずれかに記載のLED照明装置。
〔付記21〕
前記内部カバーは、前記入射平面とは反対側に位置するとともに、外方に膨出する出射曲面を有する、付記20に記載のLED照明装置。
〔付記22〕
前記内部カバーは、前記出射曲面から凹む凹面を有する、付記21に記載のLED照明装置。
〔付記23〕
前記凹面は、コーン状である、付記22に記載のLED照明装置。
〔付記24〕
前記凹面は、平面視において前記LED発光部と重なる位置に設けられている、付記23に記載のLED照明装置。
〔付記25〕
前記凹面の平面視中央と前記LED発光部の平面視中央が一致する、付記24に記載のLED照明装置。
〔付記26〕
前記入射平面は、粗面である、付記23ないし25のいずれかに記載のLED照明装置。
〔付記27〕
前記出射曲面は、粗面である、付記26に記載のLED照明装置。
〔付記28〕
前記凹面は、平滑面である、付記27に記載のLED照明装置。
〔付記29〕
前記LED発光部は、複数の前記LEDチップと、これらのLEDチップが搭載されたLED基板とを有する、付記1ないし28のいずれかに記載のLED照明装置。
〔付記30〕
前記LED発光部は、前記LED基板に設けられ、且つ前記複数のLEDチップを囲む環状とされるとともに、前記LED基板の表面から突出する堰部を有する、付記29に記載のLED照明装置。
〔付記31〕
前記堰部は、シリコーン樹脂からなる、付記30に記載のLED照明装置。
〔付記32〕
前記LED発光部は、前記堰部に囲まれた領域に充填され、且つ前記複数のLEDチップを覆う封止樹脂を有する、付記30または31に記載のLED照明装置。
〔付記33〕
前記封止樹脂は、前記複数のLEDチップからの光によって励起されることにより、異なる波長の光を発する蛍光物質を含む、付記32に記載のLED照明装置。
A1〜A3 LED照明装置
1 ケース
11 放熱部材
11a 搭載面
11b フィン
11c 係合部
12 絶縁部材
12a 凸部
12b 溝部
13 ピン
14 口金
15 中間部材
2 LED発光部
28 LED基板
20 LEDモジュール
21 LEDチップ
22 リード
23 ケース
24 透光樹脂
3 透光カバー
31 膨出部
32 係合部
31a 傾斜面
33 高摩擦部
34 リブ
371 内周面
372 内筒部
38 放熱部材
381 天板部
382 筒状部
383 フィン
39 内部カバー
391 入射平面
392 出射曲面
4 LEDユニット
5 電源部
51 電源基板
52 電子部品
59 ケーブル
6 ケース
61 開口部
62 底板部
63 土台部
69 ベース
71 照度センサ
8 レーダースイッチ手段
80 レーダー検出手段
81 メイン基板
82 センサ基板
83 コネクタ
84 スイッチ部
85 制御部
87 第1ケーブル
88 第2ケーブル
89 制御部
9 天井
91 取り付け穴
92 リフレクタ
93 給電部
HM 使用者
α 配光角
A4,A5 LED照明装置
1 LEDユニット
2 LED発光部
22 LEDチップ
21 LED基板
23 堰部
24 封止樹脂
3 放熱部材
31 天板部
32 筒状部
33 フィン
4 内部カバー
41 入射平面
42 出射曲面
43 凹面
5 電源部
51 電源基板
52 電子部品
59 ケーブル
6 ケース
61 開口部
62 底板部
63 台座部
69 ベース
7 透光カバー
71 内周面
72 内筒部
8 レーダースイッチ手段
80 レーダー検出手段
81 メイン基板
82 センサ基板
83 コネクタ
84 スイッチ部
85 制御部
87 第1ケーブル
88 第2ケーブル
89 制御部
HM 使用者

Claims (35)

  1. 複数のLEDチップを具備するLED発光部と、
    電波の送信、物体によって反射された電波の受信、前記物体の移動に伴うドップラー効果による前記受信電波の波長変化に基づいて、前記物体の移動を検出するレーダー検出手段と、を備えており、
    前記レーダー検出手段の検出結果に基づいて前記LED発光部の発光状態が制御され、
    前記LED発光部から出射される光の中央部分が進行する方向である主出射方向において前記LED発光部を覆い、且つ前記LED発光部からの光および前記レーダー検出手段からの電波を透過させる透光カバーをさらに備えており、
    前記主出射方向視において、前記レーダー検出手段は、前記LED発光部に囲まれている、LED照明装置。
  2. 前記透光カバーは、前記LED発光部からの光を拡散させつつ透過させる、請求項1に記載のLED照明装置。
  3. 前記透光カバーは、樹脂またはガラスからなる、請求項2に記載のLED照明装置。
  4. 前記レーダー検出手段と、該レーダー検出手段の検出結果に基づいて開閉されるスイッチ部と、を具備するレーダースイッチ手段を備える、請求項1ないし3のいずれかに記載のLED照明装置。
  5. 前記LED発光部に電力を供給する電源部を有する、請求項4に記載のLED照明装置。
  6. 前記レーダースイッチ手段は、前記電源部と前記LED発光部との間に電気的に介在する、請求項5に記載のLED照明装置。
  7. 前記LED発光部は、前記複数のLEDチップを支持するLED基板を有する、請求項6に記載のLED照明装置。
  8. 前記LED基板は、前記主出射方向視環状である、請求項7に記載のLED照明装置。
  9. 前記LED発光部は、各々が前記LEDチップ、このLEDチップを覆う透光樹脂、および実装端子を有する複数のLEDモジュールを有する、請求項7または8に記載のLED照明装置。
  10. 前記レーダースイッチ手段は、前記レーダー検出手段が搭載されたセンサ基板と、前記スイッチ部が搭載されたメイン基板と、を有する、請求項7ないし9のいずれかに記載のLED照明装置。
  11. 前記センサ基板は、前記メイン基板に対して前記主出射方向前方に配置されている、請求項10に記載のLED照明装置。
  12. 前記メイン基板と前記センサ基板とは、前記主出射方向視において互いに重なる、請求項11に記載のLED照明装置。
  13. 前記センサ基板は、前記LED基板よりも前記主出射方向前方に位置する、請求項12に記載のLED照明装置。
  14. 前記LEDチップの正面光度の1/2の光度が出射される方位である配光角を避けた位置に、前記センサ基板が配置されている、請求項13に記載のLED照明装置。
  15. 前記メイン基板は、前記LED基板よりも前記主出射方向後方に位置する、請求項13または14に記載のLED照明装置。
  16. 前記センサ基板と、前記LED基板とは、同一の基板をなしている、請求項12に記載のLED照明装置。
  17. 前記LED発光部、前記透光カバーおよび前記電源部を支持するケースと、
    前記ケースに固定されており、且つ給電部に対して着脱可能である口金と、を備えている、
    請求項7ないし16のいずれかに記載のLED照明装置。
  18. 前記口金と前記給電部との着脱は、前記口金を前記給電部に対して相対回転させる動作を含む、請求項17に記載のLED照明装置。
  19. 前記口金は、前記主出射方向に対して直角である径方向において互いに離間する一対のピンを含んでいる、請求項18に記載のLED照明装置。
  20. 前記主出射方向において、前記レーダー検出手段は、前記一対のピンに挟まれた配置とされている、請求項19に記載のLED照明装置。
  21. 前記主出射方向において、前記レーダースイッチ手段は、前記一対のピンに挟まれた配置とされている、請求項20に記載のLED照明装置。
  22. 前記主出射方向において、前記LED基板は、前記一対のピンと重なる、請求項20または21に記載のLED照明装置。
  23. 前記口金は、前記一対のピンの間に位置しており、且つ前記主出射方向後方に突出する凸部を含む、請求項19ないし22のいずれかに記載のLED照明装置。
  24. 前記凸部は、前記電源部を収容している、請求項23に記載のLED照明装置。
  25. 前記電源部は、前記一対のピンよりも前記主出射方向後方に位置する部位を有する、請求項24に記載のLED照明装置。
  26. 開口部を有し、前記LED発光部、前記透光カバーおよび前記電源部を支持する有底筒状のケースを備えており、
    前記透光カバーは、前記開口部を覆っている、請求項6ないし16のいずれかに記載のLED照明装置。
  27. 前記ケースは、金属からなる、請求項26記載のLED照明装置。
  28. 前記LED発光部と前記電源部と前記レーダースイッチ手段とを具備するLEDユニットを備える、請求項26または27に記載のLED照明装置。
  29. 前記LEDユニットは、前記LED発光部が取り付けられた放熱部材を備える、請求項28に記載のLED照明装置。
  30. 前記放熱部材は、前記LED発光部が取り付けられた天板部と、この天板部から前記LED発光部が取り付けられた側とは反対側に延びる筒状部と、を有する、請求項29に記載のLED照明装置。
  31. 前記筒状部の外面には、複数のフィンが設けられている、請求項30に記載のLED照明装置。
  32. 前記電源部は、前記放熱部材の前記筒状部に収容されている、請求項31に記載のLED照明装置。
  33. 前記LEDユニットは、前記放熱部材に取り付けられており、且つ前記LED発光部からの光を透過させる内部カバーを有する、請求項29ないし32のいずれかに記載のLED照明装置。
  34. 前記内部カバーは、前記LED発光部からの光を拡散させつつ透過させる、請求項33に記載のLED照明装置。
  35. 前記内部カバーは、樹脂またはガラスからなる、請求項34に記載のLED照明装置。
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