JP2016189087A - 基盤ソフト運用管理システム、基盤ソフト運用管理装置、制御方法およびプログラム - Google Patents

基盤ソフト運用管理システム、基盤ソフト運用管理装置、制御方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2016189087A
JP2016189087A JP2015068451A JP2015068451A JP2016189087A JP 2016189087 A JP2016189087 A JP 2016189087A JP 2015068451 A JP2015068451 A JP 2015068451A JP 2015068451 A JP2015068451 A JP 2015068451A JP 2016189087 A JP2016189087 A JP 2016189087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machine
version
base software
software
operation verification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015068451A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6265435B2 (ja
Inventor
信也 久保
Shinya Kubo
信也 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Biglobe Inc
Original Assignee
Biglobe Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Biglobe Inc filed Critical Biglobe Inc
Priority to JP2015068451A priority Critical patent/JP6265435B2/ja
Publication of JP2016189087A publication Critical patent/JP2016189087A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6265435B2 publication Critical patent/JP6265435B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】基盤ソフトウェアのバージョンを更新する際の作業工数を低減する。【解決手段】本発明にかかる基盤ソフト運用管理システムは、本番機10と、動作検証機12と、基盤ソフト運用管理装置5と、を有し、基盤ソフト運用管理装置5は、本番機10の基盤ソフトウェアのバージョンを、動作検証機12の動作検証時の基盤ソフトウェアのバージョンと同じバージョンに更新するように制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、基盤ソフトウェアのバージョンを更新する技術に関する。
近年では、ソフトウェアに対して、各ベンダから配布されるパッチを適用し、ソフトウェアのバージョンを更新し、ソフトウェアを最新のセキュリティ状態にすることが所望されている。このため、ソフトウェアに対してパッチを適用し、ソフトウェアのバージョンを更新する技術がある。
例えば、特許文献1(特開2010−250749号公報)には、マシンの状況に応じてパッチの適用方法や適用時期を柔軟に変化させることを可能にする技術について開示されている。
特許文献1では、パッチ適用対象マシンの負荷状況を取得し、パッチの緊急度とパッチ適用対象マシンの負荷状況に基づいて、当該パッチの適用時期および適用方法を決定する。そして、その決定した適用時期にパッチが適用されるようなスケジュールでパッチ適用ジョブネットワークを作成し、該作成したパッチ適用ジョブネットワークを実行してパッチを適用している。
特開2010−250749号公報
サーバのOSやミドルウェア等の基盤ソフトウェアに対して新たなパッチを適用し、基盤ソフトウェアのバージョンを更新すると、更新後の基盤ソフトウェア上で動作し、サービスを提供するアプリケーションに何かしらの影響が発生する可能性がある。このため、アプリケーションの管理者やアプリケーションの利用者等は、更新後の基盤ソフトウェア上において、アプリケーションの動作を検証する必要がある。
今までは、基盤ソフトウェアに新たなパッチを適用する際に、上記サーバを提供するサーバ管理者が、アプリケーションの管理者やアプリケーションの利用者等との間で新たなパッチ適用に関するスケジュール調整等の作業を行い、基盤ソフトウェアのバージョンを更新していた。このため、基盤ソフトウェアのバージョンを更新する際の作業工数が増大してしまう問題があった。
本発明の目的は、基盤ソフトウェアのバージョンを更新する際の作業工数を低減することである。
本発明にかかる基盤ソフト運用管理システムは、
アプリケーションを実行する本番機と、
前記本番機にインストールされている前記アプリケーションの動作検証を行う動作検証機と、
前記本番機に適用されている基盤ソフトウェアのバージョン情報と、前記動作検証機に適用されている基盤ソフトウェアのバージョン情報と、を管理する基盤ソフト運用管理装置と、を有し、
前記基盤ソフト運用管理装置は、
前記本番機の基盤ソフトウェアのバージョンを、前記動作検証機の動作検証時の基盤ソフトウェアのバージョンと同じバージョンに更新するように制御する制御手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、基盤ソフトウェアのバージョンを更新する際の作業工数を低減することができる。
本実施形態の基盤ソフト運用管理システムのシステム構成例を示す図である。 基盤ソフト運用管理装置の構成例を示す図である。 バージョン情報記憶部に記憶される情報例を示す図である。 動作検証状況記憶部に記憶される情報例を示す第1の図である。 動作検証状況記憶部に記憶される情報例を示す第2の図である。 本実施形態の基盤ソフト運用管理システムの処理動作例を示す第1の図である。 本実施形態の基盤ソフト運用管理システムの処理動作例を示す第2の図である。 本実施形態の基盤ソフト運用管理システムの処理動作例を示す第3の図である。 本実施形態の基盤ソフト運用管理システムの別のシステム構成例を示す図である。 第2の実施形態の基盤ソフト運用管理システムの処理動作例を示す図である。 第3の実施形態の基盤ソフト運用管理システムの処理動作例を示す図である。 第4の実施形態の基盤ソフト運用管理システムのシステム構成例を示す図である。 第4の実施形態の基盤ソフト運用管理システムの処理動作例を示す第1の図である。 第4の実施形態の基盤ソフト運用管理システムの処理動作例を示す第2の図である。 第4の実施形態の基盤ソフト運用管理システムの処理動作例を示す第3の図である。
(本発明の一態様にかかる基盤ソフト運用管理システムの概要)
まず、図1を参照しながら、本発明の一態様にかかる基盤ソフト運用管理システムの概要について説明する。図1は、本発明の一態様にかかる基盤ソフト運用管理システムのシステム構成例を示す。
本発明の一態様にかかる基盤ソフト運用管理システムは、アプリケーションを実行する本番機10と、本番機10にインストールされているアプリケーションの動作検証を行う動作検証機12と、本番機10に適用されている基盤ソフトウェアのバージョン情報と、動作検証機12に適用されている基盤ソフトウェアのバージョン情報と、を管理する基盤ソフト運用管理装置5と、を有して構成する。
本発明の一態様にかかる基盤ソフト運用管理装置5は、本番機10の基盤ソフトウェアのバージョンを、動作検証機12の動作検証時の基盤ソフトウェアのバージョンと同じバージョンに更新するように制御する。
これにより、本発明の一態様にかかる基盤ソフト運用システムは、本番機10の基盤ソフトウェアのバージョンを自動的に更新することができる。その結果、基盤ソフトウェアのバージョンを更新する際の作業工数を低減することができる。以下、添付図面を参照しながら、本発明の一態様にかかる基盤ソフト運用管理システムについて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
<基盤ソフト運用管理システムのシステム構成例>
まず、図1を参照しながら、本実施形態の基盤ソフト運用管理システムのシステム構成例について説明する。図1は、本実施形態の基盤ソフト運用管理システムのシステム構成例を示す図である。
本実施形態の基盤ソフト運用管理システムは、複数の仮想化ハイパーバイザ1、2、リポジトリ装置3、ハイパーバイザ管理装置4、基盤ソフト運用管理装置5、アプリケーション管理者端末6を有して構成する。各装置は、運用ネットワークNWに接続している。
仮想化ハイパーバイザ1、2は、バーチャルマシーン(仮想サーバともいう)である仮想機械を実現するものである。仮想化ハイパーバイザ1、2は、コンピュータのハードウェアのように振る舞う仮想機械をソフトウェアによって作り出し、その仮想機械で各種のOSやミドルウェア等の基盤ソフトウェアを稼動させることができる。仮想化ハイパーバイザ1は、仮想機械である本番機10、評価機11、動作検証機12を有して構成する。図1では、本番機10は、複数有しているが、1つでも構わない。
本番機10は、各種のアプリケーションがインストールされており、その各種のアプリケーションを動作させて、インターネット等のネットワークを介して各種のサービスを提供する仮想機械である。本番機10にインストールされたアプリケーションは、本番機10に適用されている基盤ソフトウェア上で実行され、各動作を行う。基盤ソフトウェアは、高度なアプリケーションを構築するための基盤となるソフトウェアであり、OSやミドルウェアなどを意味する。
評価機11は、本番機10に適用されている基盤ソフトウェアと同じ環境の基盤ソフトウェアが適用されており、その同じ環境の基盤ソフトウェア上で、アプリケーションの評価を行うための仮想機械である。本番機10と同じ基盤ソフトウェアの環境とは、評価機11に適用されている基盤ソフトウェアのバージョンと、本番機10に適用されている基盤ソフトウェアのバージョンと、が同じであることを意味する。評価機11は、本番機10に適用されている基盤ソフトウェアと同じバージョンの基盤ソフトウェアであるため、本番機10と同じ環境下でアプリケーションの評価を行うことができる。図1では、評価機11は、インターネット等のネットワークに接続されているが、接続されていなくても構わない。
動作検証機12は、本番機10に新たに適用するバージョンの基盤ソフトウェアが適用されており、その新しいバージョンの基盤ソフトウェア上で、アプリケーションの動作検証を行うための仮想機械である。動作検証機12は、リポジトリ装置3に格納されている最新のパッチが適用されており、動作検証機12は、最新のパッチが適用された基盤ソフトウェア上で本番機10にインストールされている各種のアプリケーションを実行し、アプリケーションの動作に何かしらの影響が発生するかを検証する。動作検証機12に適用されている最新の基盤ソフトウェア上で本番機10にインストールされているアプリケーションを動作させても何の影響も発生しない場合は、動作検証機12に適用されているバージョンの基盤ソフトウェアを本番機10に適用しても支障がないことになる。この場合、基盤ソフト運用管理装置5は、動作検証機12に適用されているパッチを本番機10にも適用することになる。図1では、動作検証機12は、インターネット等のネットワークに接続されているが、接続されていなくても構わない。
仮想化ハイパーバイザ2は、仮想機械である作業機20を有して構成する。作業機20は、本番機10の基盤ソフトウェアとその基盤ソフトウェア上で動作しているアプリケーション等をそのままコピーしたものであり、本番機10の基盤ソフトウェアのバージョンを更新する際に用いる仮想機械である。作業機20は、ハイパーバイザ管理装置4が基盤ソフト運用管理装置5からマイグレーション命令を受け付けた場合に、そのハイパーバイザ管理装置4の管理配下の仮想化ハイパーバイザ2に作成されることになる。
リポジトリ装置3は、基盤ソフトウェアの最新のパッチを記憶する。ただし、リポジトリ装置3には、最新のパッチだけでなく、過去に記憶した歴代のパッチも記憶しておく。動作検証機12は、リポジトリ装置3に記憶されている最新のパッチを取得し、最新のパッチを適用することになる。リポジトリ装置3は、例えば、サーバまたはNAS(Network Attached Storage)などで実現される。
ハイパーバイザ管理装置4は、仮想化ハイパーバイザ1、2を管理する。ハイパーバイザ管理装置4は、例えば、サーバまたはパーソナルコンピュータなどで実現される。
基盤ソフト運用管理装置5は、仮想化ハイパーバイザ1、2に存在する各仮想機械の基盤ソフトウェアのバージョン情報を管理し、各仮想機械の基盤ソフトウェアの運用を管理する。基盤ソフト運用管理装置5は、例えば、サーバまたはパーソナルコンピュータなどで実現される。
アプリケーション管理者端末6は、アプリケーションの管理者が使用する。アプリケーション管理者端末6は、例えば、VPN経由で運用ネットワークNWに接続する。アプリケーション管理者端末6は、例えば、パーソナルコンピュータまたはスマートフォンなどで実現される。
本実施形態の基盤ソフト運用管理システムを構成する仮想化ハイパーバイザ1、2に存在する各仮想機械には、エージェントソフトウェア7がインストールされており、そのエージェントソフトウェア7は、各仮想機械上で実行し、各動作を行う。本実施形態では、仮想化ハイパーバイザ1に本番機10、評価機11、動作検証機12が存在しており、その各機10、11、12にエージェントソフトウェア7がインストールされている。また、仮想化ハイパーバイザ2に作業機20が存在しており、その作業機20にエージェントソフトウェア7がインストールされている。本実施形態では、仮想化ハイパーバイザ1、2が仮想機械を作成した際に、その作成した仮想機械にエージェントソフトウェア7をインストールすることになる。
<基盤ソフト運用管理装置5の構成例>
次に、図2を参照しながら、本実施形態の基盤ソフト運用管理装置5の構成例について説明する。図2は、本実施形態の基盤ソフト運用管理装置5の構成例を示す図である。
本実施形態の基盤ソフト運用管理装置5は、ネットワークインタフェース50、入出力部51、制御部52、記憶部53を有して構成する。
ネットワークインタフェース50は、運用ネットワークNWに接続するためのインタフェースである。
入出力部51は、各種情報を入力したり出力したりする。例えば、アプリケーション管理者端末6にGUIを提供し、アプリケーション管理者端末6に各種画面を表示し、各種画面から入力された各種の情報を取得する。
制御部52は、プログラムの実行により各部を制御する。
記憶部53は、各種情報やプログラムを記憶する。
本実施形態の記憶部53は、バージョン情報記憶部54と、動作検証状況記憶部55と、を有している。
バージョン情報記憶部54は、図3に示すように、仮想化ハイパーバイザ1、2に存在する各仮想機械の基盤ソフトウェアのバージョン情報を記憶する。バージョン情報は、少なくとも基盤ソフトウェアのバージョンを含む情報である。図3では、サーバ名、基盤ソフトウェアの種類、名称、バージョンを対応付けて記憶する。サーバ名は、各仮想機械を一意に特定するための情報である。基盤ソフトウェアの種類は、OSやミドルウェアの種類を特定するための情報である。名称は、基盤ソフトウェアの名称を特定するための情報である。バージョンは、基盤ソフトウェアのバージョンを特定するための情報である。ここで、バージョンは、ソフトウェアのバージョンを表す番号等で構成された識別子だけでなく、適用済みのパッチプログラムの名称などでもよい。
動作検証状況記憶部55は、図4に示すように、動作検証時の動作検証機12の情報を記憶する。図4では、図3と同様に、サーバ名、基盤ソフトウェアの種類、名称、バージョンを対応付けて記憶する。また、動作検証状況記憶部55は、図5に示すように、動作検証を行う本番機10の情報を記憶する。図5では、サーバ名、アプリ名、検証終了の情報を記憶する。サーバ名は、本番機10を一意に特定するための情報である。アプリ名は、本番機10にインストールされているアプリケーションを一意に特定するための情報である。検証終了は、アプリケーションの動作検証が終了したか否かを特定するための情報である。未終了は動作検証が終了していないことを意味し、終了済は動作検証が終了したことを意味する。図5では、動作検証が終了した場合に、未終了から終了済に更新する。動作検証状況記憶部55で記憶する図4に示す情報と図5に示す情報とは対応付けられて記憶され、動作検証機12で動作検証を行う本番機10のアプリケーションを管理する。
<基盤ソフト運用管理システムの処理動作例>
次に、図6〜図8を参照しながら、本実施形態の基盤ソフト運用管理システムの一連の処理動作例について説明する。図6は、動作検証機12のパッチを最新のパッチにするための処理動作例を示す。図7は、各仮想機械の基盤ソフトウェアのバージョン情報をバージョン情報記憶部54に記憶する処理動作例を示す。各仮想機械とは、図1に示す本番機10、評価機11、動作検証機12、作業機20を意味する。本実施形態では、作業機20は、図8に示す処理で新たに作成されるため、図7の処理の段階では、本番機10、評価機11、動作検証機12の情報をバージョン情報記憶部54に記憶することになる。図8は、本番機10の基盤ソフトウェアをバージョンアップする場合の処理動作例を示す。
<動作検証機12のパッチを最新のパッチにするための処理動作例>
まず、図6を参照しながら、動作検証機12のパッチを最新のパッチにするための処理動作例について説明する。
動作検証機12は、既定のタイミングでリポジトリ装置3に接続し、動作検証機12の基盤ソフトウェアに適用していない最新のパッチがあるか否かを確認する(ステップA1)。動作検証機12は、最新のパッチがある場合は、その最新のパッチをダウンロードし(ステップA2)、動作検証機12に最新のパッチを適用する(ステップA3)。これにより、動作検証機12のパッチを常に最新のパッチにすることができる。パッチには、基盤ソフトウェアの修正だけでなく、基盤ソフトウェアのバージョンアップ等も含まれる。動作検証機12は、新たなパッチを適用することで、基盤ソフトウェアのバージョンが更新されることになる。
動作検証機12がパッチを確認するタイミングは特に限定せず、例えば、定期間隔毎に行ったり、予め決められた時刻等に行ったりすることが可能である。
動作検証機12は、最新のパッチを適用した場合に、パッチを更新した旨をアプリケーション管理者端末6に通知する(ステップA4)。例えば、動作検証機12は、アプリケーション管理者端末6のメールアドレスを予め記憶し、そのメールアドレスを基にアプリケーション管理者端末6に更新した旨を通知する。これにより、アプリケーション管理者端末6を使用するアプリケーション管理者は、動作検証機12に最新のパッチが適用されたことを把握することができる。
<各仮想機械の基盤ソフトウェアのバージョン情報をバージョン情報記憶部54に記憶する処理動作例>
次に、図7を参照しながら、各仮想機械の基盤ソフトウェアのバージョン情報をバージョン情報記憶部54に記憶する処理動作例について説明する。
基盤ソフト運用管理装置5は、既定のタイミングで、仮想化ハイパーバイザ1、2に存在する各仮想機械に対し、バージョン取得要求を送信する(ステップB1)。バージョン取得要求を受信した各仮想機械は、自身の仮想機械に適用されている基盤ソフトウェアのバージョン情報を基盤ソフト運用管理装置5に送信する(ステップB2)。これにより、基盤ソフト運用管理装置5は、各仮想機械からバージョン情報を取得し、図3に示すように、バージョン情報記憶部54に記憶して管理することができる(ステップB3)。なお、基盤ソフト運用管理装置5がバージョン取得要求を各仮想機械に送信するタイミングは特に限定せず、例えば、定期間隔毎に行ったり、予め決められた時刻等に行ったりすることが可能である。
なお、図5では基盤ソフト運用管理装置5が各仮想機械にバージョン取得要求を送信し、各仮想機械からバージョン情報を取得するようにしている。しかし、例えば、各仮想機械にインストールされているエージェントソフトウェア7が規定のタイミングでバージョン情報を基盤ソフト運用管理装置5に送信するようにしても良い。この場合も、基盤ソフト運用管理装置5は、各仮想機械に適用されている基盤ソフトウェアのバージョン情報を各仮想機械から取得し、バージョン情報記憶部54に記憶して管理することができる。
<本番機10の基盤ソフトウェアをバージョンアップする場合の処理動作例>
次に、図8を参照しながら、本番機10の基盤ソフトウェアをバージョンアップする場合の処理動作例について説明する。
アプリケーション管理者は、本番機10にインストールされているアプリケーションの動作検証を動作検証機12で行う場合に、アプリケーション管理者端末6から検証要求を基盤ソフト運用管理装置5に送信する(ステップC1)。
基盤ソフト運用管理装置5は、アプリケーション管理者端末6から検証要求を受け付けた場合に、アプリケーション管理者端末6のユーザに対し、動作検証機12へのアクセス権を与える(ステップC2)。これにより、アプリケーション管理者端末6は、動作検証機12にアクセスし、動作検証機12を用いて本番機10にインストールされているアプリケーションの動作検証を行うことができる。
また、基盤ソフト運用管理装置5は、検証要求を受け付けた場合に、その時点で動作検証機12に適用されている基盤ソフトウェアのバージョン情報を動作検証機12から取得し、動作検証状況記憶部55に記憶する(ステップC3)。これにより、基盤ソフト運用管理装置5は、図4に示すように、動作検証時の動作検証機12の情報を動作検証状況記憶部55に記憶することができる。
基盤ソフト運用管理装置5は、動作検証機12で適用されている基盤ソフトウェアのバージョン情報を動作検証状況記憶部55に記憶した際に、自動パッチ適用を停止する命令を動作検証機12に送信し、動作検証機12での自動パッチ適用を禁止する(ステップC4)。これにより、動作検証機12は、リポジトリ装置3から最新のパッチを取得するための図6に示す一連の処理動作を一時的に停止することになる。その結果、アプリケーション管理者が動作検証機12で動作検証を行っている最中に動作検証機12のパッチが最新のパッチに更新されることはなく、動作検証機12に適用されているパッチで各アプリケーションの動作検証を行うことになる。
なお、基盤ソフト運用管理装置5は、ステップC1でアプリケーション管理者端末6から検証要求を受け付けた際に、仮想化ハイパーバイザ1に本番機10が複数ある場合は、動作検証を行う検証対象の本番機10を選択するための選択画面をアプリケーション管理者端末6に送信し、アプリケーション管理者端末6に表示する。これにより、アプリケーション管理者は、複数の本番機10の中から検証対象の本番機10を選択画面上で選択することができる。アプリケーション管理者端末6で選択された本番機10の情報は動作検証状況記憶部55に記憶し、図5に示すように、検証対象の本番機10の情報を管理することになる。図5では、検証対象の本番機10のサーバ名を動作検証状況記憶部55に記憶している。
また、基盤ソフト運用管理装置5は、検証対象の本番機10にインストールされているアプリケーションが複数ある場合は、動作検証を行う検証対象のアプリケーションを選択するための選択画面をアプリケーション管理者端末6に送信し、アプリケーション管理者端末6に表示する。これにより、アプリケーション管理者は、複数のアプリケーションの中から検証対象のアプリケーションを選択画面上で選択することができる。アプリケーション管理者端末6で選択されたアプリケーションの情報は動作検証状況記憶部55に記憶し、検証対象のアプリケーションの情報を管理することになる。これにより、基盤ソフト運用管理装置5は、図5に示すように、検証対象のアプリケーションの情報を動作検証状況記憶部55に記憶して管理することができる。図5では、検証対象のアプリケーションのアプリ名を動作検証状況記憶部55に記憶している。
アプリケーション管理者端末6は、動作検証機12でアプリケーションの動作検証を行い(ステップC5)、動作検証が終了した場合に、検証終了通知を基盤ソフト運用管理装置5に送信する(ステップC6)。
基盤ソフト運用管理装置5は、検証終了通知を受け付けた場合に、自動パッチ適用開始命令を動作検証機12に送信し、自動パッチ適用を可能にする(ステップC7)。これにより、動作検証機12は、再び、図6に示す一連の処理動作例を再開し、リポジトリ装置3から最新のパッチを取得することができる。
また、基盤ソフト運用管理装置5は、検証終了通知を受け付けた場合に、バージョン情報記憶部54に記憶されている検証対象の本番機10のバージョン情報と、動作検証状況記憶部55に記憶されている動作検証機12のバージョン情報と、を比較する(ステップC8)。基盤ソフト運用管理装置5は、検証対象の本番機10の基盤ソフトウェアのバージョンよりも動作検証機12の基盤ソフトウェアのバージョンの方が新しいバージョンである場合は、検証対象の本番機10の複製である作業機20を作成するためのマイグレーション命令をハイパーバイザ管理装置4に送信する(ステップC9)。
ハイパーバイザ管理装置4は、マイグレーション命令を受け付けた場合に、該当する検証対象の本番機10の複製である作業機20を作成する(ステップC10)。本番機10の複製である作業機20を作成する方法としては、例えば、ハイパーバイザ管理装置4が、検証対象の本番機10の複製である作業機20の作成命令を仮想化ハイパーバイザ1に行う。そして、仮想化ハイパーバイザ1が、その仮想化ハイパーバイザ1自身が存在する物理サーバのメモリ上にある本番機10の情報を仮想化ハイパーバイザ2が存在する物理サーバのメモリにコピーし、本番機10の複製である作業機20を仮想化ハイパーバイザ2に作成する。また、ハイパーバイザ管理装置4が、検証対象の本番機10の複製である作業機20の作成命令を仮想化ハイパーバイザ2に行う。そして、仮想化ハイパーバイザ2が、仮想化ハイパーバイザ1が存在する物理サーバのメモリ上にある本番機10の情報を仮想化ハイパーバイザ2が存在する物理サーバのメモリにコピーし、本番機10の複製である作業機20を仮想化ハイパーバイザ2に作成する。これにより、検証対象の本番機10の複製である作業機20が仮想化ハイパーバイザ2に作成されることになる。なお、本番機10の複製である作業機20を作成する方法は特に限定せず、仮想化システムで実行可能なマイグレーション機能を用いて任意に作成することが可能である。ハイパーバイザ管理装置4は、作業機20を作成した際に、その作業機20を一意に特定するためのサーバ名を生成する。アプリケーションのサービスは、本番機10で継続して行う。
ハイパーバイザ管理装置4は、本番機10の複製である作業機20を作成した場合に、作業機20のサーバ名と共にマイグレーション完了通知を基盤ソフト運用管理装置5に送信する(ステップC11)。基盤ソフト運用管理装置5は、ハイパーバイザ管理装置4から作業機20のサーバ名を取得することで、作業機20の基盤ソフトウェアのバージョン情報をバージョン情報記憶部54に記憶して管理することができる。
基盤ソフト運用管理装置5は、マイグレーション完了通知を受け付けた場合に、動作検証状況記憶部55に記憶している動作検証機12のバージョン情報から動作検証機12の基盤ソフトウェアのバージョンを読み出し、その基盤ソフトウェアのバージョンを含めたパッチ適用指示を作業機20に送信する(ステップC12)。
作業機20は、パッチ適用指示を受け付けた場合に、リポジトリ装置3に接続し、リポジトリ装置3のパッチを確認し(ステップC13)、パッチ適用指示に含まれる動作検証機12の基盤ソフトウェアのバージョンに対応するパッチをダウンロードし(ステップC14)、作業機20にその基盤ソフトウェアのバージョンに対応するパッチを適用(バージョンアップ)する(ステップC15)。これにより、作業機20は、動作検証を行った動作検証機12と同じバージョンの基盤ソフトウェアに更新されることになる。作業機20は、パッチの適用が完了した場合に、パッチ適用終了通知を基盤ソフト運用管理装置5に送信する(ステップC16)。
基盤ソフト運用管理装置5は、パッチ適用終了通知を受け付けた場合に、作業機20の基盤ソフトウェアのバージョンが動作検証機12の基盤ソフトウェアと同じバージョンに更新されたと判断し、作業機20から本番機10へのマイグレーション命令をハイパーバイザ管理装置4に送信する(ステップC17)。
ハイパーバイザ管理装置4は、作業機20から本番機10へのマイグレーション命令を受け付けると、作業機20の少なくとも基盤ソフトウェアを本番機10にコピーする(ステップC18)。作業機20の少なくとも基盤ソフトウェアを本番機10にコピーする方法としては、例えば、ハイパーバイザ管理装置4が、作業機20の少なくとも基盤ソフトウェアを本番機10にコピーするコピー命令を仮想化ハイパーバイザ2に行い、仮想化ハイパーバイザ2が作業機20の少なくとも基盤ソフトウェアを本番機10にコピーさせるようにする。これにより、本番機10は、動作検証を行った動作検証機12と同じバージョンの基盤ソフトウェアに更新されることになる。なお、作業機20の基盤ソフトウェアを本番機10にコピーする方法は特に限定せず、仮想化システムで実行可能なマイグレーション機能を用いて任意にコピーすることが可能である。
ハイパーバイザ管理装置4は、作業機20の少なくとも基盤ソフトウェアを本番機10にコピーした後にマイグレーション完了通知を基盤ソフト運用管理装置5に送信する(ステップC19)。
基盤ソフト運用管理装置5は、マイグレーション完了通知を受け付けた場合に、パッチ適用の作業完了通知をアプリケーション管理者端末6に送信する(ステップC20)。これにより、アプリケーション管理者は、本番機10の基盤ソフトウェアのバージョンが更新されたことを把握することができる。
ここで、基盤ソフト運用管理装置5は、作業機20の削除命令をハイパーバイザ管理装置4に送信し、ハイパーバイザ管理装置4が作業機20を削除するようにしても良い。また、ハイパーバイザ管理装置4は、ステップC18で作業機20の少なくとも基盤ソフトウェアを本番機10にコピーした後に、作業機20を削除するようにしても良い。これにより、作業機20の基盤ソフトウェアを本番機10にコピーして不要になった作業機20を削除することができる。
なお、基盤ソフト運用管理装置5は、仮想化ハイパーバイザ1に存在する全ての本番機10の基盤ソフトウェアをバージョンアップした場合は、評価機11の基盤ソフトウェアも本番機10と同じバージョンに更新することになる。この場合、基盤ソフト運用管理装置5は、バージョン情報記憶部54を参照し、仮想化ハイパーバイザ1に存在する全ての本番機10の基盤ソフトウェアをバージョンアップしたと判断した場合に、評価機11に対して本番機10の基盤ソフトウェアのバージョンを含めたパッチ適用指示を送信し、評価機11の基盤ソフトウェアを本番機10と同じバージョンに更新(バージョンアップ)することになる。
<本実施形態の基盤ソフト運用管理システムの作用・効果>
本実施形態の基盤ソフト運用管理システムでは、基盤ソフト運用管理装置5は、本番機10の基盤ソフトウェアのバージョン情報をバージョン情報記憶部54に記憶して管理する。また、基盤ソフト運用管理装置5は、動作検証時の動作検証機12の基盤ソフトウェアのバージョン情報を動作検証状況記憶部55に記憶して管理する。そして、基盤ソフト運用管理装置5は、バージョン情報記憶部54に記憶した本番機10のバージョン情報と、動作検証状況記憶部55に記憶した動作検証時の動作検証機12のバージョン情報と、を比較し、動作検証機12のバージョン情報に含まれる基盤ソフトウェアのバージョンが、本番機のバージョン情報に含まれる基盤ソフトウェアのバージョンよりも新しいバージョンになっている場合に、本番機10の複製である作業機20を作成するためのマイグレーション命令をハイパーバイザ管理装置4に送信し、作業機20を作成する。また、基盤ソフト運用管理装置5は、リポジトリ装置3のパッチを作業機20に適用し、作業機20の基盤ソフトウェアのバージョンを動作検証機12の基盤ソフトウェアのバージョンと同じバージョンに更新する。そして、基盤ソフト運用管理装置5は、作業機20の基盤ソフトウェアの情報を本番機10にコピーするためのマイグレーション命令をハイパーバイザ管理装置4に送信し、作業機20の少なくとも基盤ソフトウェアの情報を本番機10にコピーする。これにより、本番機10の基盤ソフトウェアをバージョンアップすることができる。
本実施形態の基盤ソフト運用管理システムでは、リポジトリ装置3の最新のパッチが適用されている動作検証機12を実装し、基盤ソフト運用管理装置5は、動作検証機12の基盤ソフトウェアのバージョン情報と、アプリケーションを実際に実行する本番機10の基盤ソフトウェアのバージョン情報と、を管理する。そして、基盤ソフト運用管理装置5は、動作検証機12の基盤ソフトウェアのバージョンが、本番機10の基盤ソフトウェアのバージョンよりも新しいバージョンになっている場合に、ハイパーバイザ管理装置4を制御し、本番機10の基盤ソフトウェアのバージョンを動作検証機12と同じバージョンにバージョンアップする。このため、本番機10、評価機11、動作検証機12等の仮想サーバを提供するサーバ管理者は、アプリケーション管理者等との間で新たなパッチ適用に関するスケジュール調整等の作業を行うことなく、本番機10の基盤ソフトウェアのバージョンを動作検証機12と同じバージョンに更新することができる。従って、基盤ソフトウェアのバージョンを更新する際の作業工数を低減することができる。
なお、上述した実施形態では、図8に示すように、アプリケーション管理者端末6は、アプリケーションの動作検証が終了した際に、検証終了通知を基盤ソフト運用管理装置5に送信するようにしている(ステップC6)。
この場合、アプリケーション管理者端末6は、全てのアプリケーションの動作検証が終了した後に、検証終了通知を基盤ソフト運用管理装置5に送信するようにしても良いし、個々のアプリケーションの動作検証が終了する毎に、そのアプリケーションを特定するためのアプリ識別子を含む検証終了通知を基盤ソフト運用管理装置5に送信するようにしても良い。アプリケーション管理者端末6が個々のアプリケーションの動作検証が終了する毎に、検証終了通知を送信する場合、基盤ソフト運用管理装置5は、検証終了通知に含まれるアプリ識別子を基に、動作検証が終了したアプリケーションを特定し、動作検証状況記憶部55に記憶しているアプリの検証終了を未終了から終了済に更新する。そして、基盤ソフト運用管理装置5は、動作検証状況記憶部55に記憶している全てのアプリの検証終了が終了済になった場合に、検証対象の全てのアプリの検証が終了したと判断し、バージョン情報記憶部54に記憶されている検証対象の本番機10のバージョン情報と、動作検証状況記憶部55に記憶されている動作検証機12のバージョン情報と、を比較するようにしても良い(ステップC8)。
また、上述した実施形態では、図8に示すように、基盤ソフト運用管理装置5は、アプリケーション管理者端末6から検証終了通知を受け付けた場合に、バージョン情報記憶部54に記憶されている検証対象の本番機10のバージョン情報と、動作検証状況記憶部55に記憶されている動作検証機12のバージョン情報と、を比較するようにしている(ステップC8)。
しかし、基盤ソフト運用管理装置5は、本番機10へのパッチ適用を要求するためのパッチ適用要求を受け付けた場合に、バージョン情報記憶部54に記憶されている検証対象の本番機10のバージョン情報と、動作検証状況記憶部55に記憶されている動作検証機12のバージョン情報と、を比較するようにしても良い(ステップC8)。
また、上述する実施形態では、仮想化ハイパーバイザ1とは異なる別の仮想化ハイパーバイザ2に作業機20を作成し、異なる物理サーバに作業機20を作成するようにしている。しかし、図9に示すように、仮想化ハイパーバイザ1と仮想化ハイパーバイザ2とを同じ物理サーバにし、同一の物理サーバに作業機20を作成するようにしても良い。図9に示す基盤ソフト運用管理システムは、図1に示す仮想化ハイパーバイザ1、2を同じ物理サーバにし、1つの仮想化ハイパーバイザ1で構成した場合を示している。また、仮想化ハイパーバイザ1、2を1つの仮想化ハイパーバイザ1にし、その仮想化ハイパーバイザ1を複数の物理サーバ上に構成してもよい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態では、本番機10の複製である作業機20を作成し、その作成した作業機20に対して動作検証機12と同じ基盤ソフトウェアのバージョンにするためのパッチを適用し、作業機20の基盤ソフトウェアのバージョンを動作検証機12の基盤ソフトウェアのバージョンと同じバージョンに更新している。そして、パッチを適用した後の作業機20の少なくとも基盤ソフトウェアを本番機10にコピーしている。これにより、本番機10の基盤ソフトウェアを動作検証機12と同じ基盤ソフトウェアのバージョンに更新(バージョンアップ)している。
第2の実施形態では、本番機10の複製である作業機20を作成し、その作成した作業機20に対して動作検証機12と同じ基盤ソフトウェアのバージョンにするためのパッチを適用し、作業機20の基盤ソフトウェアのバージョンを動作検証機12の基盤ソフトウェアのバージョンと同じバージョンに更新する。そして、パッチを適用した後の作業機20自体を新たな本番機10に変更する。この場合も、本番機10の基盤ソフトウェアを動作検証機12と同じ基盤ソフトウェアのバージョンに更新(バージョンアップ)することになる。以下、図10を参照しながら、本実施形態の基盤ソフト運用管理システムについて詳細に説明する。なお、本実施形態の基盤ソフト運用管理システムのシステム構成は、図1、図9に示す第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。また、本実施形態において第1の実施形態と同様の処理については説明を省略する。
第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に、本番機10の複製である作業機20を作成し(ステップC10)、その作成した作業機20に対して動作検証機12と同じ基盤ソフトウェアのバージョンにするためのパッチを適用することになる(ステップC15)。これにより、作業機20は、動作検証機12と同じバージョンの基盤ソフトウェアに更新することになる。作業機20は、パッチの適用が完了した場合に、パッチ適用終了通知を基盤ソフト運用管理装置5に送信する(ステップC16)。
本実施形態では、基盤ソフト運用管理装置5は、作業機20からパッチ適用終了通知を受け付けた場合に、作業機20自体を新たな本番機10に変更するためのマイグレーション命令をハイパーバイザ管理装置4に送信する(ステップD1)。
ハイパーバイザ管理装置4は、マイグレーション命令を受け付けた場合に、作業機20を新たな本番機10に変更する(ステップD2)。作業機20を新たな本番機10に変更する方法としては、例えば、ハイパーバイザ管理装置4が、作業機20を新たな本番機10に変更する変更命令を仮想化ハイパーバイザ2に行い、仮想化ハイパーバイザ2が作業機20自体を新たな本番機10に変更する。これにより、作業機20を新たな本番機10に変更することができる。作業機20を新たな本番機10に変更した場合は、その作業機20を本番機10と同様にインターネット等のネットワークに接続する。なお、作業機20自体を新たな本番機10に変更する方法は特に限定せず、仮想化システムで実行可能なマイグレーション機能を用いて任意に変更することが可能である。なお、ハイパーバイザ管理装置4は、作業機20を新たな本番機10に変更した場合は、作業機20を新たな本番機10に変更した旨の変更通知を本番機10に通知することになる(ステップD3)。この場合、ハイパーバイザ管理装置4は、新たな本番機10に変更した作業機20でアプリケーションのサービスを開始し、本番機10で行っていたアプリケーションのサービスを停止する。この時、ハイパーバイザ管理装置4は、本番機10をインターネット等のネットワークに接続しないようにしたり、本番機10を削除するようにしても良い。
本実施形態の基盤ソフト運用管理システムは、動作検証機12と同じ基盤ソフトウェアのバージョンにするためのパッチを適用した後の作業機20自体を新たな本番機10に変更し、その新たな本番機10とした作業機20でアプリケーションのサービスを継続的に行うことになる。また、基盤ソフト運用管理装置5は、新たな本番機10とした作業機20のバージョン情報をバージョン情報記憶部54で管理することになる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
第1の実施形態では、図8に示すように、検証対象の本番機10の複製である作業機20を作成するためのマイグレーション命令(ステップC9)と、動作検証機12と同じ基盤ソフトウェアのバージョンにするためのパッチを作業機20に適用するためのパッチ適用指示(ステップC12)と、の処理を別々に行っている。
第3の実施形態では、図11に示すように、検証対象の本番機10の複製である作業機20を作成するためのマイグレーション命令と、動作検証機12と同じ基盤ソフトウェアのバージョンにするためのパッチを作業機20に適用するためのパッチ適用指示と、を同時に行う(ステップE1)。これにより、本番機10の複製である作業機20を作成し、その作成した作業機20に対して動作検証機12と同じ基盤ソフトウェアのバージョンにするためのパッチを適用するまでの時間を短縮することができる。以下、図11を参照しながら、本実施形態の基盤ソフト運用管理システムについて詳細に説明する。なお、本実施形態の基盤ソフト運用管理システムのシステム構成は、図1、図9に示す第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。また、本実施形態において第1の実施形態と同様の処理については説明を省略する。
本実施形態では、図11に示すように、基盤ソフト運用管理装置5は、マイグレーション命令とパッチ適用指示とを同時に行う(ステップE1)。具体的には、基盤ソフト運用管理装置5は、動作検証状況記憶部55に記憶されている動作検証時の動作検証機12のバージョン情報を読み出し、基盤ソフトウェアのバージョンを含めて、本番機10のコピー作成と動作検証機12と同じ基盤ソフトウェアのバージョンにするためのパッチ適用とを要求するためのマイグレーション&パッチ適用命令をハイパーバイザ管理装置4に送信する(ステップE1)。
ハイパーバイザ管理装置4は、マイグレーション&パッチ適用命令を受け付けた場合に、検証対象の本番機10の複製である作業機20を作成する(ステップE2)。ステップE2で行う作業機20の作成は、図8に示すステップC10で行う作業機20の作成と同様な方法で作成することができる。次に、ハイパーバイザ管理装置4は、作業機20をリポジトリ装置3に接続させ、作業機20にリポジトリ装置3のパッチを確認させ(ステップE3)、マイグレーション&パッチ適用命令に含まれる動作検証機12の基盤ソフトウェアのバージョンに対応するパッチをダウンロードさせ(ステップE4)、作業機20に動作検証機12と同じ基盤ソフトウェアのバージョンにするためのパッチを適用させる(ステップE5)。これにより、作業機20の基盤ソフトウェアを動作検証機12と同じ基盤ソフトウェアのバージョンに更新(バージョンアップ)することができる。
ハイパーバイザ管理装置4は、作業機20にパッチを適用し、作業機20の基盤ソフトウェアを動作検証機12と同じ基盤ソフトウェアのバージョンに更新した場合に、マイグレーション&パッチ適用完了通知を基盤ソフト運用管理装置5に送信する(ステップE6)。
基盤ソフト運用管理装置5は、マイグレーション&パッチ適用完了通知を受け付けた場合に、作業機20の基盤ソフトウェアが動作検証機12と同じ基盤ソフトウェアのバージョンに更新したと判断することになる。基盤ソフト運用管理装置5は、マイグレーション&パッチ適用完了通知を受け付けた場合は、図8に示すステップC17の処理を行い、パッチを適用した後の作業機20の少なくとも基板ソフトウェアを本番機10にコピーする(ステップC18)。または、図10に示すステップD1の処理を行い、パッチを適用した後の作業機20自体を新たな本番機10に変更する(ステップD2)。
本実施形態では、検証対象の本番機10の複製である作業機20を作成するためのマイグレーション命令と、動作検証機12と同じ基盤ソフトウェアのバージョンにするためのパッチを作業機20に適用するためのパッチ適用指示と、を同時に行うようにしている。これにより、本番機10の複製である作業機20を作成し、その作成した作業機20に対して動作検証機12と同じ基盤ソフトウェアのバージョンにするためのパッチを適用するまでの時間を短縮することができる。
なお、図11に示す処理動作例では、ハイパーバイザ管理装置4は、マイグレーション&パッチ適用命令を受け付けた場合に、検証対象の本番機10の複製である作業機20を作成している。そして、作成後の作業機20に対し、動作検証機12と同じ基盤ソフトウェアのバージョンにするためのパッチを適用するようにしている。しかし、ハイパーバイザ管理装置4は、マイグレーション&パッチ適用命令を受け付けた場合に、本番機10の複製である作業機20を作成するマイグレーションだけでなく、動作検証機12と同じ基盤ソフトウェアのバージョンにするためのパッチを適用した作業機20を作成するようにしても良い。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。
評価機11、動作検証機12は、動作検証を行う際に使用するため、動作検証を行わない時に評価機11、動作検証機12を常時起動させておくことは無駄である。このため、評価機11、動作検証機12は、動作検証を行う際に起動して使用すれば良い。
第4の実施形態では、評価機11、動作検証機12の仮想機械をディスクイメージ化した情報を図12に示すネットワークストレージ部8に格納する。そして、動作検証を行う際に、ネットワークストレージ部8に格納した情報を取得し、その情報を用いて評価機11や動作検証機12を作成し、起動させるようにする。これにより、動作検証を行う際に評価機11や動作検証機12を作成して使用することができる。以下、図12〜図15を参照しながら、本実施形態の基盤ソフト運用管理システムについて詳細に説明する。なお、本実施形態において第1の実施形態と同様の処理については説明を省略する。ネットワークストレージ部8は、例えば、物理サーバ装置に内蔵/外付けされたHDD(Hard Disk Drive)もしくはSDD(Solid State Drive)、またはNAS(Network Attached Storage)などで実現される。
<基盤ソフト運用管理システムのシステム構成例>
まず、図12を参照しながら、本実施形態の基盤ソフト運用管理システムのシステム構成例について説明する。図12は、本実施形態の基盤ソフト運用管理システムのシステム構成例を示す図である。
本実施形態の基盤ソフト運用管理システムは、ネットワークストレージ部8を有して構成する。ネットワークストレージ部8は、仮想化ハイパーバイザ1に存在する仮想機械のディスクイメージ化した情報を記憶する。ネットワークストレージ部8は、評価機11や動作検証機12の情報をディスクイメージ化して記憶する。ディスクイメージ化して記憶することで、ネットワークストレージ部8に記憶した情報を用いて評価機11や動作検証機12を作成して、起動することができる。ネットワークストレージ部8に記憶する情報は、評価機11や動作検証機12の仮想機械を作成し、起動することが可能であれば特に限定せず、様々なファイル形式で記憶することが可能である。仮想機械をディスクイメージ化することをテンプレート化ともいう。
<基盤ソフト運用管理システムの処理動作例>
次に、図13、図14を参照しながら、本実施形態の基盤ソフト運用管理システムの一連の処理動作例について説明する。図13は、動作検証機12のパッチを最新のパッチにするための処理動作例を示す。図14は、本番機10の基盤ソフトウェアをバージョンアップする場合の処理動作例を示す。
<動作検証機12のパッチを最新のパッチにするための処理動作例>
まず、図13を参照しながら、動作検証機12のパッチを最新のパッチにするための処理動作例について説明する。
基盤ソフト運用管理装置5は、既定のタイミングで、リポジトリ装置3に接続し、リポジトリ装置3に格納されているパッチを確認する(ステップF1)。基盤ソフト運用管理装置5は、動作検証機12の基盤ソフトに適用していない新たなパッチがリポジトリ装置3にある場合は、ディスクイメージ化されている動作検証機12を作成し、起動する起動命令をハイパーバイザ管理装置4に送信する(ステップF2)。
ハイパーバイザ管理装置4は、動作検証機12の起動命令を受信すると、動作検証機12のディスクイメージ化された情報をネットワークストレージ部8から取得し、動作検証機12を作成し、起動する(ステップF3)。ハイパーバイザ管理装置4は、動作検証機12を起動した後は、起動完了通知を基盤ソフト運用管理装置5に送信する(ステップF4)。
基盤ソフト運用管理装置5は、起動完了通知を受け付けた場合に、動作検証機12に最新のパッチを適用させるためのパッチ適用指示を動作検証機12に送信する(ステップF5)。
動作検証機12は、パッチ適用指示を受信すると、リポジトリ装置3に接続し、リポジトリ装置3に格納されているパッチを確認し(ステップF6)、最新のパッチをダウンロードし(ステップF7)、動作検証機12に最新のパッチを適用する(ステップF8)。
動作検証機12は、動作検証機12に最新のパッチを適用した後に、パッチ適用終了通知を基盤ソフト運用管理装置5に送信する(ステップF9)。
基盤ソフト運用管理装置5は、動作検証機12からパッチ適用終了通知を受信すると、動作検証機12のディスクイメージ化命令をハイパーバイザ管理装置4に送信する(ステップF10)。
ハイパーバイザ管理装置4は、ディスクイメージ化命令を受信すると、動作検証機12をディスクイメージ化し、ディスクイメージ化した動作検証機12の情報をネットワークストレージ部8に格納する(ステップF11)。
ハイパーバイザ管理装置4は、ディスクイメージ化した動作検証機12の情報をネットワークストレージ部8に格納した場合に、ディスクイメージ化完了通知を基盤ソフト運用管理装置5に送信する(ステップF12)。
本実施形態の基盤ソフト運用管理システムは、上記処理を行うことで、動作検証機12のパッチを最新のパッチにすることができる。
なお、上記処理動作において、ステップF8の処理で動作検証機12に最新のパッチを適用した際に、動作検証機12がディスクイメージ化命令をハイパーバイザ管理装置4に送信し、ディスクイメージ化した動作検証機12の情報をネットワークストレージ部8に格納するようにしても良い。
また、上記処理動作において、ステップF3の処理で動作検証機12が起動した際に、動作検証機12にインストールされているエージェントソフトウェア7により、リポジトリ装置3に接続し、動作検証機12に新たなパッチを適用するようにしてもよい。
<本番機10の基盤ソフトウェアをバージョンアップする場合の処理動作例>
次に、図14を参照しながら、本番機10の基盤ソフトウェアをバージョンアップする場合の処理動作例について説明する。
アプリケーション管理者端末6が検証要求を基盤ソフト運用管理装置5に送信し(ステップG1)、基盤ソフト運用管理装置5が検証要求を受信すると、ディスクイメージ化されている動作検証機12を起動する起動命令をハイパーバイザ管理装置4に送信する(ステップG2)。
ハイパーバイザ管理装置4は、動作検証機12の起動命令を受信すると、動作検証機12のディスクイメージ化されている情報をネットワークストレージ部8から取得し、動作検証機12を作成し、起動する(ステップG3)。ハイパーバイザ管理装置4は、動作検証機12を起動した後は、起動完了通知を基盤ソフト運用管理装置5に送信する(ステップG4)。
基盤ソフト運用管理装置5は、起動完了通知を受け付けた場合に、アプリケーション管理者端末6のユーザに対し、動作検証機12へのアクセス権を与える(ステップG5)。これにより、アプリケーション管理者端末6は、動作検証機12にアクセスし、動作検証機12を用いて本番機10にインストールされているアプリケーションの動作検証を行うことができる。
また、基盤ソフト運用管理装置5は、起動完了通知を受け付けた場合に、その時点で動作検証機12に適用されている基盤ソフトウェアのバージョン情報を動作検証機12から取得し、動作検証状況記憶部55に記憶する(ステップG6)。これにより、基盤ソフト運用管理装置5は、図4に示すように、動作検証時の動作検証機12の情報を動作検証状況記憶部55に記憶することができる。
図14に示すステップG7〜ステップG20の処理は、第1の実施形態で説明した図8と同様な処理を行う。これにより、本番機10の基盤ソフトウェアを動作検証機12の基盤ソフトウェアと同じバージョンに更新(バージョンアップ)することになる。
基盤ソフト運用管理装置5は、ハイパーバイザ管理装置4からマイグレーション完了通知を受け付けた場合に、動作検証機12のディスクイメージ化命令をハイパーバイザ管理装置4に送信する(ステップG21)。
ハイパーバイザ管理装置4は、ディスクイメージ化命令を受信すると、動作検証機12をディスクイメージ化し、ディスクイメージ化した動作検証機12の情報をネットワークストレージ部8に格納する(ステップG22)。
ハイパーバイザ管理装置4は、動作検証機12をディスクイメージ化すると、ディスクイメージ化完了通知を基盤ソフト運用管理装置5に送信する(ステップG23)。
基盤ソフト運用管理装置5は、ディスクイメージ化完了通知を受け付けた場合に、アプリケーション管理者端末6に対し、パッチ適用の作業完了通知を送信する(ステップG24)。これにより、アプリケーション管理者は、本番機10の基盤ソフトウェアのバージョンが更新されたことを把握することができる。
なお、上述した図13、図14では、ディスクイメージ化された動作検証機12の情報をネットワークストレージ部8から取得して動作検証機12を作成し、起動する場合を例に説明した。しかし、評価機11についても上述した動作検証機12と同様に、ディスクイメージ化された評価機11の情報をネットワークストレージ部8から取得して評価機11を作成し、起動することになる。
例えば、アプリケーション管理者は、アプリケーションの評価を評価機11で行う場合に、アプリケーション管理者端末6から評価要求を基盤ソフト運用管理装置5に送信する(ステップH1)。
基盤ソフト運用管理装置5は、アプリケーション管理者端末6から評価要求を受信した場合に、ディスクイメージ化されている評価機11を起動する起動命令をハイパーバイザ管理装置4に送信する(ステップH2)。
ハイパーバイザ管理装置4は、評価機11の起動命令を受信すると、評価機11の情報をネットワークストレージ部8から取得し、評価機11を作成し、起動する(ステップH3)。ハイパーバイザ管理装置4は、評価機11を起動した後は、起動完了通知を基盤ソフト運用管理装置5に送信する(ステップH4)。
基盤ソフト運用管理装置5は、起動完了通知を受け付けた場合に、アプリケーション管理者端末6のユーザに対し、評価機11へのアクセス権を与える(ステップH5)。これにより、アプリケーション管理者端末6は、評価機11にアクセスし、評価機11を用いてアプリケーションの評価を行うことができる。
アプリケーション管理者端末6は、評価機11でアプリケーションの評価を行い(ステップH6)、評価が終了した場合に、評価終了通知を基盤ソフト運用管理装置5に送信する(ステップH7)。
基盤ソフト運用管理装置5は、アプリケーション管理者端末6から評価終了通知を受信すると、評価機11のディスクイメージ化命令をハイパーバイザ管理装置4に送信する(ステップH8)。
ハイパーバイザ管理装置4は、ディスクイメージ化命令を受信すると、評価機11をディスクイメージ化し、ディスクイメージ化した評価機11の情報をネットワークストレージ部8に格納する(ステップH9)。
ハイパーバイザ管理装置4は、評価機11をディスクイメージ化すると、ディスクイメージ化完了通知を基盤ソフト運用管理装置5に送信する(ステップH10)。
基盤ソフト運用管理装置5は、ディスクイメージ化完了通知を受け付けた場合に、アプリケーション管理者端末6に対し、作業完了通知を送信する(ステップH11)。これにより、評価機11についても動作検証機12と同様に、ディスクイメージ化された評価機11の情報をネットワークストレージ部8から取得して評価機11を作成し、起動し、評価機11でアプリケーションの評価を行うことができる。
なお、基盤ソフト運用管理装置5は、仮想化ハイパーバイザ1に存在する全ての本番機10の基盤ソフトウェアを動作検証機12と同じ基盤ソフトウェアのバージョンに更新(バージョンアップ)した場合も、ディスクイメージ化された評価機11の情報をネットワークストレージ部8から取得して評価機11を作成し、起動し、評価機11の基盤ソフトウェアも本番機10と同様に動作検証機12と同じ基盤ソフトウェアのバージョンに更新(バージョンアップ)することになる。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、上記実施形態の基盤ソフト運用管理システムを構成する各装置における制御動作は、ハードウェア、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成を用いて実行することも可能である。
なお、ソフトウェアを用いて処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリにインストールして実行させることが可能である。あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータ内のメモリにインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは、記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことが可能である。あるいは、プログラムは、リムーバブル記録媒体に一時的、あるいは、永続的に格納(記録)しておくことが可能である。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することが可能である。リムーバブル記録媒体は、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種記録媒体があげられる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールすることになる。また、ダウンロードサイトからコンピュータに無線転送することになる。また、ネットワークを介してコンピュータに有線で転送することになる。
プログラムの形態としては、クラウド等によるネット上のサーバからの利用もありえる。一部のプログラムのみをコンピュータに転送して利用する形態もありえる。
また、上記実施形態の基盤ソフト運用管理システムを構成する各装置は、上記実施形態で説明した処理動作に従って時系列的に処理を実行するだけに限定するものでない。例えば、処理を実行する装置の処理能力、あるいは、必要に応じて並列的にあるいは個別に処理を実行するように構築することも可能である。
1、2 仮想化ハイパーバイザ
3 リポジトリ装置
4 ハイパーバイザ管理装置
5 基盤ソフト運用管理装置
6 アプリケーション管理者端末
7 エージェントソフトウェア
8 ネットワークストレージ部
10 本番機
11 評価機
12 動作検証機
20 作業機
50 ネットワークインタフェース
51 入出力部
52 制御部
53 記憶部
54 バージョン情報記憶部
55 動作検証状況記憶部

Claims (12)

  1. アプリケーションを実行する本番機と、
    前記本番機にインストールされている前記アプリケーションの動作検証を行う動作検証機と、
    前記本番機に適用されている基盤ソフトウェアのバージョン情報と、前記動作検証機に適用されている基盤ソフトウェアのバージョン情報と、を管理する基盤ソフト運用管理装置と、を有し、
    前記基盤ソフト運用管理装置は、
    前記本番機の基盤ソフトウェアのバージョンを、前記動作検証機の動作検証時の基盤ソフトウェアのバージョンと同じバージョンに更新するように制御する制御手段を有することを特徴とする基盤ソフト運用管理システム。
  2. パッチを記憶するリポジトリ装置を有し、
    前記動作検証機は、
    前記リポジトリ装置に記憶されているパッチを取得し、該取得したパッチを適用し、前記動作検証機の基盤ソフトウェアのバージョンを更新しており、
    前記動作検証機の基盤ソフトウェア上で、前記本番機にインストールされている前記アプリケーションの動作検証を行う、ことを特徴とする請求項1記載の基盤ソフト運用管理システム。
  3. 前記基盤ソフト運用管理装置は、
    動作検証時に前記動作検証機に適用されている基盤ソフトウェアのバージョン情報を記憶する動作検証状況記憶手段を有し、
    前記制御手段は、
    動作検証後に、前記本番機の基盤ソフトウェアのバージョンを、前記動作検証状況記憶手段に記憶されている前記動作検証機のバージョン情報と同じバージョンに更新するように制御する、ことを特徴とする請求項1または2記載の基盤ソフト運用管理システム。
  4. 前記基盤ソフト運用管理装置は、
    前記本番機に適用されている基盤ソフトウェアのバージョン情報を記憶するバージョン情報記憶手段と、
    動作検証時に前記動作検証機に適用されている基盤ソフトウェアのバージョン情報を記憶する動作検証状況記憶手段と、を有し、
    前記制御手段は、
    前記バージョン情報記憶手段に記憶されている前記本番機のバージョン情報と、前記動作検証状況記憶手段に記憶されている前記動作検証機のバージョン情報と、を比較し、前記本番機のバージョン情報よりも前記動作検証機のバージョン情報が新しい場合に、前記本番機の基盤ソフトウェアのバージョンを、前記動作検証状況記憶手段に記憶されている前記動作検証機のバージョン情報と同じバージョンに更新するように制御する、ことを特徴とする請求項1または2記載の基盤ソフト運用管理システム。
  5. 仮想機械を作成するハイパーバイザ管理装置を有し、
    前記制御手段は、
    前記ハイパーバイザ管理装置を制御し、前記本番機の複製である仮想機械の作業機を前記ハイパーバイザ管理装置により作成し、
    作成した前記作業機に、前記動作検証機の基盤ソフトウェアのバージョンに対応するパッチを適用し、前記作業機の基盤ソフトウェアのバージョンを前記動作検証機の基盤ソフトウェアのバージョンに更新し、
    前記ハイパーバイザ管理装置を制御し、前記作業機を前記本番機にコピーし、
    前記本番機の基盤ソフトウェアのバージョンを前記動作検証機の基盤ソフトウェアのバージョンと同じバージョンに更新する、ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の基盤ソフト運用管理システム。
  6. 仮想機械を作成するハイパーバイザ管理装置を有し、
    前記制御手段は、
    前記ハイパーバイザ管理装置を制御し、前記動作検証機の基盤ソフトウェアのバージョンと同じバージョンの基盤ソフトウェアが適用された仮想機械の作業機を前記ハイパーバイザ管理装置により作成し、作成した前記作業機を前記本番機にコピーし、
    前記本番機の基盤ソフトウェアのバージョンを前記動作検証機の基盤ソフトウェアのバージョンと同じバージョンに更新する、ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の基盤ソフト運用管理システム。
  7. 仮想機械を作成するハイパーバイザ管理装置を有し、
    前記制御手段は、
    前記ハイパーバイザ管理装置を制御し、前記本番機の複製である仮想機械の作業機を前記ハイパーバイザ管理装置により作成し、
    作成した前記作業機に、前記動作検証機の基盤ソフトウェアのバージョンに対応するパッチを適用し、前記作業機の基盤ソフトウェアのバージョンを前記動作検証機の基盤ソフトウェアのバージョンに更新し、
    前記ハイパーバイザ管理装置を制御し、前記作業機自体を新たな本番機に変更し、
    前記本番機の基盤ソフトウェアのバージョンを前記動作検証機の基盤ソフトウェアのバージョンと同じバージョンに更新する、ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の基盤ソフト運用管理システム。
  8. 仮想機械を作成するハイパーバイザ管理装置を有し、
    前記制御手段は、
    前記ハイパーバイザ管理装置を制御し、前記動作検証機の基盤ソフトウェアのバージョンと同じバージョンの基盤ソフトウェアが適用された仮想機械の作業機を前記ハイパーバイザ管理装置により作成し、作成した前記作業機自体を前記本番機に変更し、
    前記本番機の基盤ソフトウェアのバージョンを前記動作検証機の基盤ソフトウェアのバージョンと同じバージョンに更新する、ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の基盤ソフト運用管理システム。
  9. 前記動作検証機のディスクイメージ化された情報を記憶するストレージ部を有し、
    前記基盤ソフト運用管理装置は、
    前記ハイパーバイザ管理装置を制御し、前記ストレージ部に記憶されている前記動作検証機のディスクイメージ化された情報を基に、前記動作検証機を作成する、ことを特徴とする請求項5から8の何れか1項に記載の基盤ソフト運用管理システム。
  10. アプリケーションを実行する本番機の基盤ソフトウェアのバージョンを、前記本番機にインストールされている前記アプリケーションの動作検証を行う動作検証機の動作検証時の基盤ソフトウェアのバージョンと同じバージョンに更新するように制御する制御手段を有することを特徴とする基盤ソフト運用管理装置。
  11. 基盤ソフト運用管理装置の制御方法であって、
    アプリケーションを実行する本番機の基盤ソフトウェアのバージョンを、前記本番機にインストールされている前記アプリケーションの動作検証を行う動作検証機の動作検証時の基盤ソフトウェアのバージョンと同じバージョンに更新するように制御する制御工程を有することを特徴とする制御方法。
  12. コンピュータに実行させるプログラムであって、
    アプリケーションを実行する本番機の基盤ソフトウェアのバージョンを、前記本番機にインストールされている前記アプリケーションの動作検証を行う動作検証機の動作検証時の基盤ソフトウェアのバージョンと同じバージョンに更新するように制御する制御処理を有することを特徴とするプログラム。
JP2015068451A 2015-03-30 2015-03-30 基盤ソフト運用管理システム、基盤ソフト運用管理装置、制御方法およびプログラム Active JP6265435B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015068451A JP6265435B2 (ja) 2015-03-30 2015-03-30 基盤ソフト運用管理システム、基盤ソフト運用管理装置、制御方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015068451A JP6265435B2 (ja) 2015-03-30 2015-03-30 基盤ソフト運用管理システム、基盤ソフト運用管理装置、制御方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016189087A true JP2016189087A (ja) 2016-11-04
JP6265435B2 JP6265435B2 (ja) 2018-01-24

Family

ID=57239689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015068451A Active JP6265435B2 (ja) 2015-03-30 2015-03-30 基盤ソフト運用管理システム、基盤ソフト運用管理装置、制御方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6265435B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022239060A1 (ja) * 2021-05-10 2022-11-17 日本電信電話株式会社 システム検証装置、システム検証方法、及び、システム検証プログラム

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010039548A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Fujitsu Ltd 情報処理装置、装置管理システム、装置管理方法及び、プログラム
WO2010038307A1 (ja) * 2008-10-03 2010-04-08 富士通株式会社 仮想計算機システムのテスト方法、テストプログラム並びにその記録媒体、仮想計算機システム
JP2012168710A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Fujitsu Ltd 情報処理システム、情報処理方法、及び制御プログラム
JP2013206114A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Nifty Corp 情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、及び、プログラム
JP2014203234A (ja) * 2013-04-04 2014-10-27 日本電気株式会社 仮想マシン管理方法及び装置
JP2015049876A (ja) * 2013-09-05 2015-03-16 株式会社日立製作所 テストシステムおよび方法
US20150089479A1 (en) * 2013-09-23 2015-03-26 Institute For Information Industry Method for pre-testing software compatibility and system thereof

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010039548A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Fujitsu Ltd 情報処理装置、装置管理システム、装置管理方法及び、プログラム
WO2010038307A1 (ja) * 2008-10-03 2010-04-08 富士通株式会社 仮想計算機システムのテスト方法、テストプログラム並びにその記録媒体、仮想計算機システム
JP2012168710A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Fujitsu Ltd 情報処理システム、情報処理方法、及び制御プログラム
JP2013206114A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Nifty Corp 情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、及び、プログラム
JP2014203234A (ja) * 2013-04-04 2014-10-27 日本電気株式会社 仮想マシン管理方法及び装置
JP2015049876A (ja) * 2013-09-05 2015-03-16 株式会社日立製作所 テストシステムおよび方法
US20150089479A1 (en) * 2013-09-23 2015-03-26 Institute For Information Industry Method for pre-testing software compatibility and system thereof

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
並河祐貴、安達輝雄: "クラウドきほんのき[最終回]Amazon EC2/S3[運用編]テスト環境の整備は容易、情報はサイト", 日経SYSTEMS, vol. 第203号, JPN6017012326, 26 February 2010 (2010-02-26), JP, pages 79 - 80, ISSN: 0003534977 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022239060A1 (ja) * 2021-05-10 2022-11-17 日本電信電話株式会社 システム検証装置、システム検証方法、及び、システム検証プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6265435B2 (ja) 2018-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8606892B2 (en) Deployment and updating of applications and drivers on a client device using an extensible markup language (XML) configuration file
WO2016078417A1 (zh) 一种虚拟化网络功能管理升级方法、装置及服务器
US9792141B1 (en) Configured generation of virtual machine images
EP3182678A1 (en) Method for upgrading network function virtualization application, and method and device for forwarding service
US9880836B2 (en) System and method for deploying a software program
EP2696532A2 (en) Method, server and system for starting application
JP2011060035A (ja) アプリケーションデプロイシステム、アプリケーションデプロイ方法及びプログラム
EP2786248A1 (en) Automatic updating of an application or a driver on a client device using a deployment configuration file
US9921882B2 (en) Information processing system, deployment method, processing device, and deployment device
US20150264198A1 (en) Automatic installation system and method, information processing apparatus, and image forming apparatus
JP2012252704A (ja) 仮想マシンテンプレートの更新システム及びその方法
US20190303213A1 (en) Orchestrator and console agnostic method to deploy infrastructure through self-describing deployment templates
CN108021427A (zh) 基于Docker的信息系统部署及升级管理方法
JP2015205499A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法およびプログラム
US9760364B2 (en) Checks for software extensions
JP6668658B2 (ja) ジョブ管理方法、ジョブ管理装置及びプログラム
JP6265435B2 (ja) 基盤ソフト運用管理システム、基盤ソフト運用管理装置、制御方法およびプログラム
CN111399866B (zh) Vnf包的更新方法及装置
CN115051846B (zh) 基于超融合平台的k8s集群的部署方法及电子设备
JP6102441B2 (ja) 仮想マシン管理方法及び装置
JP5403445B2 (ja) 仮想マシン管理装置、仮想マシン管理方法、及びプログラム
US11526468B2 (en) Management system and control method
JP2017062537A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム
JP5403446B2 (ja) 仮想マシン管理装置、仮想マシン管理システム、仮想マシン管理方法、及びプログラム
US11836478B2 (en) Virtual network function and physical network function software upgrade

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20161212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170411

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6265435

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250