JP2016188613A - 管部材の接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】流路を形成する管部材の接続構造であって、流路を意図的に分断する場合には破壊しなくてはならず、かつ、一度破壊された後は再利用することができない接続構造を実現する。【解決手段】突起嵌合部12を備える内側コネクタ10と、係合突起42を備え、内側コネクタ10に対して上方から被せられる外側コネクタ40と、を有する管部材の接続構造であって、外側コネクタ40に設けられている第1脆弱部46を破壊して該第1脆弱部46よりも下方の外側コネクタ40の一部を除去した上で、第1脆弱部46よりも上方の外側コネクタ40の他の一部を押し下げると、係合突起42が突起嵌合部12から離脱する。【選択図】図2

Description

本発明はホースやチューブ等の管部材の接続構造に関するものであり、特に車両のエンジンルーム内において各種流路を形成する管部材の接続構造に関する。
車両のエンジンルーム内には、ホース,チューブ,パイプ等の管部材を用いて様々な流路が設けられており、これら流路を形成している管部材はコネクタその他の接続構造を介して互いに接続されている。例えば、車両のエンジンルーム内には、エンジンのクランクケース内に洩れ出たブローバイガスを吸気系に戻すためのブローバイガス還流流路が設けられており、該流路を形成しているホースの一端は接続構造を介してエンジンブロックに接続され、ホースの他端は接続構造を介してスロットルバルブよりも上流側において吸気管に接続されている。
上記のような各種流路の中には、安全上の理由や法規制上の理由等により、流路を形成している管部材の接続不良や接続忘れが確実に報知される構造が求められる流路があり、ブローバイガス還流流路もそのような流路の一つである。
特開2000−161040号公報 特開2002−155722号公報
車両のエンジンルーム内において各種流路を形成する管部材の接続構造には、通常使用の範疇では容易に破壊されたり、外れたりしない構造であることが求められる一方、流路を意図的に分断する場合には、これを破壊しなくてはならず、かつ、一度破壊された後は再利用することができない構造であることが求められる場合がある。
本発明の目的は、上記要求に応える管部材の接続構造を提供することである。
本発明の管部材の接続構造は、一方の管部材の端部に設けられる筒状の内側コネクタと、他方の管部材の端部に設けられ、前記内側コネクタに対して第1方向に被せられ、前記内側コネクタに対して前記第1方向と反対の第2方向に抜去される筒状の外側コネクタと、前記内側コネクタの側壁に設けられた突起嵌合部と、前記外側コネクタの側壁内面に設けられた係合突起と、前記外側コネクタの側壁上であって前記係合突起から前記第1方向に離反した位置に、該外側コネクタの周方向に沿って設けられた第1脆弱部と、前記内側コネクタの側壁外面と前記外側コネクタの側壁内面との間であって前記突起嵌合部及び前記係合突起から前記第1方向に離反した位置に配置されたシール部材と、を有する。そして、前記外側コネクタが前記内側コネクタに被せられると、前記係合突起が前記突起嵌合部に嵌合すると共に、前記シール部材によって前記内側コネクタと前記外側コネクタとの間の気密性が確保される。また、前記第1脆弱部を破壊して該第1脆弱部よりも前記第1方向寄りの前記外側コネクタの一部を除去した上で、前記第1脆弱部よりも前記第2方向寄りの前記外側コネクタの他の一部を前記第1方向に押し込むと、前記係合突起が前記突起嵌合部から離脱する。
本発明によれば、流路を形成する管部材の接続構造であって、流路を意図的に分断する場合には破壊しなくてはならず、かつ、一度破壊された後は再利用することができない接続構造が実現される。
本発明の接続構造を実施形態の一例を示す斜視図である。 内側コネクタ及び外側コネクタの構造を示す一部切り欠きの斜視図である。 係合突起と突起嵌合部との嵌合状態を示す拡大横断面図である。 係合突起と突起嵌合部との嵌合状態を示す拡大縦断面図である。 内側コネクタに被せられる外側コネクタを示す斜視図である。 (a)〜(c)は、係合突起が突起嵌合部に嵌合する工程を示す拡大縦断面図である。 外側コネクタの上部と下部とを分離させる工程を示す斜視図である。 外側コネクタの下部を上部から引き剥がす工程を示す斜視図である。 下部が除去された後の外側コネクタを示す斜視図である。 外側コネクタの上部が押し下げられる前の係合突起と突起嵌合部との嵌合状態を示す拡大縦断面図である。 外側コネクタの上部が押し下げられ、係合突起が突起嵌合部から離脱した状態を示す拡大縦断面図である。 外側コネクタの上部を回転させる工程を示す斜視図である。 外側コネクタの上部が回転させられ、係合突起と突起嵌合部の位置がずれた状態を示す拡大横断面図である。 外側コネクタを引き上げて内側コネクタから抜去する工程を示す斜視図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態の一例について図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態に係る管部材の接続構造(以下、単に「接続構造」と呼ぶ。)は、車両に搭載されるエンジンと該エンジンの吸気系との間に設けられ、ブローバイガスが流通するブローバイガス還流流路を形成する管部材同士を接続する接続構造である。
図1に示されるように、本実施形態に係る接続構造は、一方の管部材(金属製のニップル1)の端部に設けられた内側コネクタ10と、ニップル1に接続される他方の管部材(ゴム製のホース4)の端部に設けられた外側コネクタ40と、を有する。図2に示されるように、ニップル1はシリンダブロック2に設けられた取付け穴3に装着されており、内側コネクタ10が設けられているニップル1の上部は、シリンダブロック2の表面2aから突出している。換言すれば、本実施形態における内側コネクタ10は、シリンダブロック2に装着されたニップル1の上部に形成されており、ニップル1の一部を構成している。
図示は省略されているが、取付け穴3の内周面には雌ねじが形成され、ニップル1の下部の外周面には雄ねじが形成されており、ニップル1に形成されている雄ねじが取付け穴3に形成されている雌ねじにねじ結合されている。一方、ホース4の図示されていない端部は、同じく図示されていない吸気管に接続されている。具体的には、ホース4の図示されていない端部は、吸気管のスロットルバルブよりも上流側に、本実施形態に係る接続構造と同様の接続構造を介して接続されている。
図1,図2に示されるように、内側コネクタ10及び外側コネクタ40は筒状、より詳しくは円筒状である。外側コネクタ40は内側コネクタ10よりも大径であり、内側コネクタ10に対して第1方向に被せられる。また、内側コネクタ10に被せられた外側コネクタ40は、内側コネクタ10に対して第1方向と反対の第2方向に抜去される。図2に示されるように、本実施形態における内側コネクタ10は、シリンダブロック2の表面2aから垂直に突出しており、外側コネクタ40は、内側コネクタ10に対して図2の紙面上方から紙面下方へ向けて被せられる。また、外側コネクタ40は、内側コネクタ10に対して図2の紙面下方から紙面上方へ向けて抜去される。すなわち、本実施形態では、図2の紙面上方から紙面下方へ向かう方向が第1方向であり、紙面下方から紙面上方へ向かう方向が第2方向である。例えば、ブローバイガス還流流路を意図的に分断する際に、外側コネクタ40が内側コネクタ10から抜去され、ニップル1とホース4との接続が解除される。もっとも、外側コネクタ40を内側コネクタ10から抜去するためには、つまりニップル1とホース4との接続を解除してブローバイガス還流流路を意図的に分断するためには、外側コネクタ40を破壊しなくてはならず、一度破壊された外側コネクタ40を再利用することはできない。この点に関しては後に詳しく説明する。
図2に示されるように、内側コネクタ10の側壁11には複数の突起嵌合部12が設けられている。具体的には、図3に示されるように、3つの突起嵌合部12が内側コネクタ10の周方向に所定ピッチで設けられている。それぞれの突起嵌合部12は、内側コネクタ10の側壁11を貫通する矩形穴である。また、3つの突起嵌合部12は、120度間隔つまり同ピッチで設けられている。
図2に示されるように、外側コネクタ40の側壁41には、突起嵌合部12と同数の係合突起42が設けられている。具体的には、図3に示されるように、外側コネクタ40の側壁41の内面41aには、3つの係合突起42が周方向に120度間隔つまり突起嵌合部12と同ピッチで設けられている。
図4に示されるように、それぞれの係合突起42は、外側コネクタ40の側壁内面41aに対して垂直な上面43及び下面44と、これら上面43と下面44とを繋ぐ側面45と、を備えている。上面43及び下面44は外側コネクタ40の側壁内面41aから外側コネクタ40の中心に向かって延びている点で共通しているが、上面43は下面44よりも長い。よって、上面43の縁(係合突起42の上端42a)と下面44の縁(係合突起42の下端42b)とを繋いでいる側面45は、第1方向(上下方向)に対して傾いた傾斜面となっている。さらに、本実施形態における側面45は、係合突起42の上端42aから下端42bに向かって緩やかに湾曲する傾斜曲面とされている。
図4に示されるように、内側コネクタ10の側壁外面11bと外側コネクタ40の側壁内面41aとの間であって、係合突起42よりも下方には環状部材60が配置されている。環状部材60は、外側コネクタ40の内径と略同一の外径を有するリング状の部材であって、外側コネクタ40の側壁内面41aに装着されている。本実施形態における環状部材60は、外側コネクタ40と同一又は同種の合成樹脂材料によって成形されており、外側コネクタ40の側壁内面41aに振動溶着(超音波溶着)されている。
環状部材60の上面61と係合突起42の下面44とは、第1方向(上下方向)に離反している。この結果、係合突起42と環状部材60との間には段差が生じている。換言すれば、外側コネクタ40の側壁内側には、係合突起42の下面44と環状部材60の上面61とによって、環状の保持溝62が形成されており、この保持溝62にシール部材としてのOリング70が嵌め込まれている。保持溝62の深さはOリング70の直径よりも僅かに浅く、Oリング70の一部は保持溝62から突出して内側コネクタ10の側壁外面11bに密着している。図示されているように、環状部材60の上面61と係合突起42の下面44とによって形成される保持溝62によって保持されているOリング70は、係合突起42及び該係合突起42が嵌合している突起嵌合部12に対して第1方向に離反している。すなわち、Oリング70は、係合突起42及び該係合突起42が嵌合している突起嵌合部12よりも下方に位置している。よって、Oリング70によって内側コネクタ10と外側コネクタ40との間の気密性が確保される。
再び図2を参照すると、外側コネクタ40の側壁上には、外側コネクタ40の周方向に沿って第1脆弱部46が形成されている。図4に示されるように、第1脆弱部46は、他の部分よりも厚みが薄く成形された外側コネクタ40の側壁41の一部である。換言すれば、第1脆弱部46は、外側コネクタ40の側壁41に形成された薄肉部である。第1脆弱部46は、係合突起42よりも下方に設けられており、また、外側コネクタ40の全周に亘って設けられている。すなわち、第1脆弱部46は、外側コネクタ40の側壁上であって係合突起42よりも下方に形成された環状溝である。
図1に示されるように、外側コネクタ40の側壁上には、第1脆弱部46に加えて第2脆弱部47が形成されている。第2脆弱部47は、第1脆弱部46と外側コネクタ40の端面との間において第1方向(上下方向)に延びており、一端(上端)は第1脆弱部46に連接され、他端(下端)は外側コネクタ40の端面に連接されている。この第2脆弱部47は、第1脆弱部46と同様の溝である。つまり、第2脆弱部47は、他の部分よりも厚みが薄く成形された外側コネクタ40の側壁41の一部である。
次に、本実施形態に係る接続構造によって図1,図2に示されているニップル1とホース4とを接続し、ブローバイガス還流流路を形成する工程について説明する。まず、図5に示されるように、ホース4の端部に設けられている外側コネクタ40をシリンダブロック表面2aから突出している内側コネクタ10の上方から該内側コネクタ10に被せる。尚、外側コネクタ40には予め環状部材60が装着されており、保持溝62にはOリング70が嵌め込まれている(図2)。
外側コネクタ40を内側コネクタ10に被せると、図6(a)に示されるように、外側コネクタ40の内側に設けられている係合突起42の側面45が内側コネクタ10の縁に当接する。ここで、係合突起42の側面45は図示されているような傾斜曲面なので、図6(a)に示されている外側コネクタ40に下向きの力を加えると、外側コネクタ40は、弾性変形によって次第に拡径しながら下方へ移動する。然る後、図6(b)に示されるように、係合突起42の上端42aが内側コネクタ10の縁を乗り越えて内側コネクタ10の側壁外面11b上に移行する。この間、係合突起42の側面45は、内側コネクタ10の縁の上を摺動する。その後、外側コネクタ40をさらに下方へ移動させると、図6(c)に示されるように、係合突起42の上端42aが突起嵌合部12に到達する。すると、外側コネクタ40は弾性復元力によって縮径する。外側コネクタ40が縮径すると、図4に示されるように、係合突起42が突起嵌合部12に嵌合する。この間、係合突起42の上端42aは、内側コネクタ10の側壁外面11bの上を摺動する。
上記のようにして外側コネクタ40の係合突起42が内側コネクタ10の突起嵌合部12に嵌合すると、外側コネクタ40は内側コネクタ10に対して抜去不能となる。すなわち、内側コネクタ10と外側コネクタ40とが連結され、ニップル1とホース4とが接続される。また、図3に示されるように、突起嵌合部12に嵌合した係合突起42は、突起嵌合部12の対向する内側面の間に挟まれるので、内側コネクタ10に対する外側コネクタ40の回転が所定範囲内に規制される。換言すれば、内側コネクタ10と外側コネクタ40とは実質的に相対回転不能に連結される。
次に、図1,図2に示されているニップル1とホース4との接続を解除してブローバイガス還流流路を分断する工程について説明する。まず、図7に示されるように、外側コネクタ40の第1脆弱部46よりも第1方向寄りの一部と、外側コネクタ40の第1脆弱部46よりも第2方向寄りの他の一部と、に逆向きの回転力を加える。つまり、外側コネクタ40の第1脆弱部46よりも上方の部分と下方の部分とに、逆向きのトルクを加える。以下の説明では、外側コネクタ40の第1脆弱部46よりも上方の部分を“上部40a”と呼び、外側コネクタ40の第1脆弱部46よりも下方の部分を“下部40b”と呼ぶ。本実施形態では、外側コネクタ40の上部40a及び下部40bにそれぞれスパナやレンチ等の工具を掛け、上部40aを固定した状態で下部40bに右回りのトルクを加える。このため、図7に示されるように、外側コネクタ40の上部40a及び下部40bには、工具を掛けるための一対の平坦面48a,48bがそれぞれ形成されている。つまり、図7には現れていないが、図示されている平坦面48a,48bの反対側にも同様の平坦面がそれぞれ形成されている(図3参照)。
上記のようにして外側コネクタ40の下部40bに所定トルクよりも大きなトルクを加えると、第1脆弱部46がねじ切られる。換言すれば、外側コネクタ40が破壊され、上部40aと下部40bとに分離される。
その後、図8に示されるように、外側コネクタ40の下部40bにある第2脆弱部47(図7)を破壊し、それまで環状であった下部40bに端部を設ける。次いで、設けられた端部を引っ張って下部40bを上部40aから引き剥がす。この際、下部40bの内側に溶着されている環状部材60(図2)も一緒に引き剥がされ、Oリング70は脱落する。尚、第1脆弱部46が破壊される際に第2脆弱部47も同時に破壊されることもある。また、以後の工程においてOリング70が邪魔な場合には、Oリング70を切断する等して除去すればよい。
上記のようにして外側コネクタ40の下部40bが除去されると、図9に示されるように、外側コネクタ40の上部40aとシリンダブロック表面2aとの間に隙間80が生じ、内側コネクタ10の一部が露出する。具体的には、図10に示されるように、係合突起42の側面45が突起嵌合部12の縁に引っ掛かり、外側コネクタ40の上部40aは宙に浮いた状態となる。
次に、図9,図10に示されている外側コネクタ40の上部40aに下向きの力を加える。すると、外側コネクタ40の上部40aは弾性変形によって次第に拡径しながら下方へ移動する。すなわち、外側コネクタ40の上部40aが次第に押し下げられる。然る後、図11に示されるように、係合突起42の上端42aが突起嵌合部12の縁を乗り越えて内側コネクタ10の側壁外面11b上に移行する。すなわち、係合突起42が突起嵌合部12から離脱する。この間、係合突起42の側面45は、突起嵌合部12の縁の上を摺動する。
係合突起42が突起嵌合部12から離脱すると、外側コネクタ40の上部40aと内側コネクタ10とは相対回転可能となる。そこで、図12に示されるように、外側コネクタ40の上部40aを右回りに回転させる。すると、図13に示されるように、係合突起42の位置と突起嵌合部12の位置とが周方向にずれる。換言すれば、係合突起42と突起嵌合部12とが上下に重ならなくなる。よって、図14に示されるように、外側コネクタ40の上部40aを第2方向(上方)に引き上げても係合突起42が突起嵌合部12に再び嵌合することはなく、外側コネクタ40の上部40aが内側コネクタ10から抜去される。
以上により、内側コネクタ10と外側コネクタ40との連結が解除され、ニップル1とホース4との接続が解除される。また、外側コネクタ40は破壊されているので、これを再利用することはできない。
尚、本実施形態における外側コネクタ40の全長は80mm〜100mm、直径は20mm〜25mm、側壁41の厚みは2mm前後である。また、内側コネクタ10の直径は16mm〜20mmである。もっとも、これら寸法は一例であり、外側コネクタ40及び内側コネクタ10の寸法は適宜変更することができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施形態における外側コネクタ40と環状部材60とは振動溶着によって固定されていた。そこで、上記実施形態では、外側コネクタ40及び環状部材60が同一又は同種の合成樹脂材料に成形されていた。しかし、外側コネクタ40と環状部材60との固定方法は振動溶着に限定されない。よって、外側コネクタ40と環状部材60とを振動溶着以外の固定方法によって固定する場合には、外側コネクタ40及び環状部材60を同一又は同種の材料によって成形する必要はない。
内側コネクタ10と外側コネクタ40との間の気密性を確保するためのシール部材(例えば、上記実施形態におけるOリング70)は、内側コネクタ10に装着されていてもよい。この場合、外側コネクタ40の上部40aが図11に示されるように押し下げられた際に、係合突起42の上端42aがシール部材よりも下方に至ると、その後に上部40aの抜去するときに係合突起42がシール部材に引っ掛かる虞がある。よって、シール部材を内側コネクタ10に装着する場合には、外側コネクタ40の上部40aが図11に示されるように押し下げられた際に、係合突起42の上端42aがシール部材よりも下方に至らないように、シール部材の位置を設定することが好ましい。換言すれば、シール部材が外側コネクタ40に装着されている場合、シール部材は外側コネクタ40と一緒に移動するので、シール部材の位置に特段の制限はない。
第2脆弱部47を設けなくても外側コネクタ40の下部40bを上部40aから引き剥がすことが可能な場合には第2脆弱部47を省略してもよい。
第1脆弱部46をねじ切るために外側コネクタ40の上部40aと下部40bとに加える回転力の方向は上記方向に限られない。例えば、外側コネクタ40の上部40aを固定した状態で下部40bに左回りの回転力を加えてもよい。また、上記実施形態では、係合突起42の位置と突起嵌合部12の位置とを周方向にずらすために外側コネクタ40の上部40aを右回りに回転させた(図12)。しかし、外側コネクタ40の上部40aを左回りに回転させても係合突起42の位置と突起嵌合部12の位置とが周方向にずれることは自明である。また、この際の上部40aの回転量(回転角)は、係合突起42と突起嵌合部12とが再び重ならない回転量(回転角)であればよく、特に制限はない。
上記実施形態では、係合突起42の側面45が傾斜曲面とされていたが、側面45は平坦な傾斜面(テーパ面)としてもよい。一方、上記実施形態では、内側コネクタ10の側壁外面11bと対向する環状部材60の内側面は平坦な傾斜面とされていたが(図4参照)、係合突起42の側面45のような傾斜曲面としてもよい。
突起嵌合部12及び係合突起42は少なくとも一組あればよく、組数に制限はないが、二組以上設けられていることが好ましく、三組以上設けられていることがより好ましい。
上記実施形態では、外側コネクタ40は、上方から下方に向けて内側コネクタ10に装着され、下方から上方に向けて内側コネクタ10から抜去された。しかし、外側コネクタ40の内側コネクタ10に対する装着方向及び抜去方向は上下方向に限られない。例えば、外側コネクタ40が右側から左側に向けて内側コネクタ10に装着され、左側から右側に向けて内側コネクタ10から抜去される形態やその逆の形態もある。また、外側コネクタ40が斜め下方に向けて内側コネクタ10に装着され、斜め上方に向けて内側コネクタ10から抜去される形態もある。
本発明の接続構造は、ニップルとホースとの接続部のみでなく、ニップルとチューブとの接続部、金属パイプや樹脂パイプとホースやチューブとの接続部、継手や口金とホースやチューブとの接続部その他の管部材同士の接続部に適用することができる。また、本発明の接続構造によって接続される管部材は、ブローバイガス還流流路を形成する管部材に限定されない。
1 ニップル
2 シリンダブロック
2a 表面(シリンダブロック表面)
3 取付け穴
4 ホース
10 内側コネクタ
11 側壁
11b 側壁外面
12 突起嵌合部
40 外側コネクタ
40a 上部
40b 下部
41 側壁
41a 側壁内面
42 係合突起
42a 上端
42b 下端
43 上面
44 下面
45 側面
46 第1脆弱部
47 第2脆弱部
48a,48b 平坦面
60 環状部材
61 上面
62 保持溝
70 Oリング
80 隙間

Claims (7)

  1. 管部材の接続構造であって、
    一方の管部材の端部に設けられる筒状の内側コネクタと、
    他方の管部材の端部に設けられ、前記内側コネクタに対して第1方向に被せられ、前記内側コネクタに対して前記第1方向と反対の第2方向に抜去される筒状の外側コネクタと、
    前記内側コネクタの側壁に設けられた突起嵌合部と、
    前記外側コネクタの側壁内面に設けられた係合突起と、
    前記外側コネクタの側壁上であって前記係合突起から前記第1方向に離反した位置に、該外側コネクタの周方向に沿って設けられた第1脆弱部と、
    前記内側コネクタの側壁外面と前記外側コネクタの側壁内面との間であって前記突起嵌合部及び前記係合突起から前記第1方向に離反した位置に配置されたシール部材と、を有し、
    前記外側コネクタが前記内側コネクタに被せられると、前記係合突起が前記突起嵌合部に嵌合すると共に、前記シール部材によって前記内側コネクタと前記外側コネクタとの間の気密性が確保され、
    前記第1脆弱部を破壊して該第1脆弱部よりも前記第1方向寄りの前記外側コネクタの一部を除去した上で、前記第1脆弱部よりも前記第2方向寄りの前記外側コネクタの他の一部を前記第1方向に押し込むと、前記係合突起が前記突起嵌合部から離脱する、
    管部材の接続構造。
  2. 請求項1に記載の管部材の接続構造において、
    前記第1方向に延びる第2脆弱部を有し、
    前記第2脆弱部の一端は前記第1脆弱部に連接され、他端は前記外側コネクタの端面に連接されている、
    管部材の接続構造。
  3. 請求項2に記載の管部材の接続構造において、
    前記第1脆弱部及び前記第2脆弱部は、他の部分よりも厚みが薄く成形された前記外側コネクタの側壁の一部である、
    管部材の接続構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の管部材の接続構造において、
    前記外側コネクタの側壁内面に装着され、前記外側コネクタの側壁内側に前記シール部材を保持する保持溝を形成する環状部材を有する、
    管部材の接続構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の管部材の接続構造において、
    複数の前記突起嵌合部が前記内側コネクタの周方向に所定ピッチで設けられ、
    前記突起嵌合部と同数の前記係合突起が前記外側コネクタの周方向に前記突起嵌合部と同ピッチで設けられている、
    管部材の接続構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の管部材の接続構造において、
    前記係合突起は、前記第1方向に対して傾斜した側面を備え、
    前記側面は、前記外側コネクタの前記他の一部が前記第1方向に押し込まれる際に、前記突起嵌合部の縁の上を摺動する、
    管部材の接続構造。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の管部材の接続構造において、
    前記一方の管部材は、エンジンのシリンダブロックに設けられたニップルであり、
    前記他方の管部材は、ブローバイガスが流通するホースであり、
    前記内側コネクタは、前記シリンダブロックから突出している前記ニップルの端部に設けられ、
    前記外側コネクタは、前記ニップルに接続される前記ホースの端部に設けられる、
    管部材の接続構造。
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