JP2016188584A - エンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】尿素水を噴射して排気ガスに含まれるNOxを低減するエンジンにおいて、アンモニア酸化触媒の容量を低減可能であるとともに、固体付着物の堆積を防止する構成を提供する。【解決手段】エンジンは、尿素水噴射部と、SCR触媒と、制御部と、を備える。尿素水噴射部は、排気ガスが通過する経路に尿素水を噴射する。SCR触媒は、排気ガスが通過する経路に配置され、尿素水噴射部が噴射した尿素から得られるアンモニアを取り込むことで、通過する排気ガスに含まれる窒素酸化物を除去する。制御部は、噴射される尿素水から得られるアンモニアの物質量と、排気ガスに含まれる窒素酸化物の物質量と、の比に基づいて相対上限値を算出し、尿素水噴射部が噴射する尿素水の噴射量又は当該噴射量から得られるアンモニア量が相対上限値を超えないように、尿素水噴射部による尿素水の噴射量を決定する。【選択図】図7

Description

本発明は、尿素水を噴射して排気ガスに含まれる窒素酸化物を除去するエンジンに関する。
従来から、選択触媒還元(Selective Catalytic Reduction、SCR)を用いて排気ガスに含まれるNOx(窒素酸化物)を除去するエンジンが知られている。この種のエンジンは、尿素水を噴射する尿素水噴射部と、SCR触媒と、を備える。尿素水噴射部は、排気ガスが通る経路に尿素水を噴射する。尿素水に含まれる尿素は、高温の排気ガスに触れることで、加水分解してアンモニアとなる。SCR触媒は、アンモニアを吸着するゼオライト又はセラミック等の素材で構成されている。排気ガスに含まれるNOxは、アンモニアを吸着したSCR触媒に触れることで還元され、窒素と水に変化する。これにより、NOxの排出量を低減することができる。特許文献1は、この種の技術を開示する。
特許文献1のSCRシステムは、SCR触媒の上流と下流に配置したNOxセンサの検出量に基づいて尿素水の噴射量を制御する。なお、SCRシステムは、NOxセンサが利用できない場合(エンジンの始動後等)においては、エンジン回転数及び燃料噴射量に加え、大気圧、外気温度、及び冷却水温度に基づいて尿素水の噴射量を決定する。
特開2013−72391号公報
しかし、特許文献1では、NOxセンサが検出したNOx量に基づいて尿素水の噴射量を決定する旨は記載されているが、尿素水の噴射量の具体的な算出方法は記載されていない。仮に尿素水の噴射量が多過ぎる場合、アンモニアが過剰に生成される。この場合、アンモニアが外部に排出されることを防止するために、アンモニア酸化触媒を大量に配置する必要がある。また、尿素水の噴射量が多過ぎる場合には、尿素又はその化合物の固体付着物(デポジット)が排気管に堆積する可能性がある。なお、尿素水の噴射量が少な過ぎる場合は、SCR触媒のアンモニアの吸着量が少なくなるため、NOxの排出量をあまり低減できない可能性がある。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、尿素水を噴射して排気ガスに含まれるNOxを低減するエンジンにおいて、アンモニア酸化触媒の容量を低減可能であるとともに、固体付着物の堆積を防止する構成を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成のエンジンが提供される。即ち、このエンジンは、尿素水噴射部と、SCR触媒と、制御部と、を備える。前記尿素水噴射部は、排気ガスが通過する経路に尿素水を噴射する。前記SCR触媒は、排気ガスが通過する経路に配置され、前記尿素水噴射部が噴射した尿素から得られるアンモニアを取り込むことで、通過する排気ガスに含まれる窒素酸化物を除去する。前記制御部は、噴射される尿素水から得られるアンモニアの物質量と、排気ガスに含まれる窒素酸化物の物質量と、の比に基づいて相対上限値を算出し、前記尿素水噴射部が噴射する尿素水の噴射量又は当該噴射量から得られるアンモニア量が前記相対上限値を超えないように、前記尿素水噴射部による尿素水の噴射量を決定する。
これにより、尿素水の噴射量が過剰になることを防止できる。特にアンモニアと窒素酸化物の物質量の比を用いることで、アンモニアがSCR触媒に吸着されずにSCR触媒を通過することを防止できる。そのため、アンモニア酸化触媒の容量を低減したりアンモニア酸化触媒を省略したりすることができる。
前記のエンジンにおいては、前記制御部は、少なくとも、前記SCR触媒の温度と、排気ガスの質量流量と、に基づいて前記相対上限値を算出することが好ましい。
これにより、より適切な相対上限値を設定できるので、アンモニアがSCR触媒を通過することを一層確実に防止することができる。
前記のエンジンにおいては、前記制御部は、他物質の量に依存しない上限値である絶対上限値を算出し、前記尿素水噴射部が噴射する尿素水の噴射量又は当該噴射量から得られるアンモニア量が絶対上限値を超えないように、前記尿素水噴射部による尿素水の噴射量を決定することが好ましい。
これにより、尿素水の噴射量が過剰になることを一層確実に防止できる。特に、窒素酸化物との比率だけでなく、尿素水の噴射量(アンモニア量)にも上限を設けることで、尿素又はその化合物の固体付着物(デポジット)が排気管に堆積することを一層確実に防止できる。
前記のエンジンにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記SCR触媒に吸着されているアンモニア量の算出結果と、前記SCR触媒に吸着させるアンモニア量の目標値と、に基づいて、尿素水の噴射量又は当該噴射量から得られるアンモニア量の要求量を算出する。前記要求量と、前記相対上限値と、前記絶対上限値と、のうち最も少ない値に基づいて、尿素水の噴射量を決定する。
これにより、尿素水の噴射量が過剰になることを防止しつつ、要求量が上限値を下回る場合は、必要十分な尿素水を噴射することができる。
本発明の一実施形態に係るエンジンの斜視図。 エンジンの吸気及び排気の流れを模式的に示す説明図。 エンジン制御に係るブロック図。 要求されるアンモニアの流量をフィードバック制御及びフィードフォワード制御を用いて決定する処理を示す図。 SCR触媒へのアンモニア吸着量の変化量の時間変化を示すグラフ。 ANRの時間変化を示すグラフ。 ANRに基づくアンモニア流量の相対上限値を求める処理を示す図。 要求アンモニア流量、絶対上限値、及び相対上限値から尿素水の噴射量を決定する処理を示す図。 本実施形態のエンジンをトラクタに適用した様子を示す側面図。 本実施形態のエンジンをコンバインに適用した様子を示す側面図。 本実施形態のエンジンをスキッドステアローダに適用した様子を示す側面図。
次に、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。初めに図1から図3を参照して、本実施形態のエンジン100の基本的な構成について説明する。エンジン100は、ディーゼルエンジンであり、トラクタ等の農業機械及びスキッドステアローダ等の建設機械等に搭載される。
図1及び図2に示すように、エンジン100は、吸気系の部材として、吸入部11と、過給機12と、吸気スロットル(吸気絞り装置)14と、吸気マニホールド15と、を備える。吸入部11から吸入された気体は、過給機12にて圧縮された後に、吸気スロットル14を介して、吸気マニホールド15へ供給される。吸気マニホールド15には、図2に示すように、吸気温度センサ84が取り付けられている。吸気温度センサ84は、吸気マニホールド15内の気体の温度を検出してECU(Engine Control Unit)80へ出力する。
図3に示すように、エンジン100は、ECU80を備える。ECU80は、CPU等から構成される演算部と、ROM及びRAM等から構成される記憶部と、を備える。演算部は、センサ群の様々なセンサからの情報に基づいて、アクチュエータ群の様々なアクチュエータに制御指令を送り、エンジン100の動作に関する値(例えば、燃料噴射量や、空気吸入量や、排気ガス還元量等)を制御する。記憶部は、各種プログラムを記憶するとともに、エンジン100の制御に関して予め設定された複数の制御情報を記憶している。
図3に示すように、エンジン100は、冷却水の温度を検出してECU80へ出力する冷却水温度センサ81と、大気圧を検出してECU80へ出力する大気圧センサ82と、を備える。
吸気マニホールド15の下方には図略のコモンレールが配置されている。コモンレールは、燃料を高圧で蓄え、シリンダヘッドに配置されたインジェクタ23(燃料噴射装置、図2を参照)へ供給する。
インジェクタ23は、インジェクタ電磁弁24(図3を参照)を備える。インジェクタ電磁弁24は、ECU80の指示に応じたタイミングで開閉することにより、燃焼室に燃料を噴射する。
なお、エンジン100は、エンジン回転数(回転速度、所定時間あたりのクランクシャフトの回転数)を検出するエンジン回転数検出センサ83を備える。エンジン回転数検出センサ83は、検出したエンジン回転数をECU80へ出力する。
また、図1及び図2に示すように、エンジン100は、排気マニホールド31と、EGR装置32と、排気ガス浄化装置40と、を備える。
排気マニホールド31には、排気温度センサ85が取り付けられている。排気温度センサ85は、排気マニホールド31内の気体の温度を検出してECU80へ出力する。排気マニホールド31を通過した気体は、一部がEGR装置32へ供給されるとともに、残りが排気ガス浄化装置40へ供給される。
EGR装置32は、EGRクーラ33と、EGR管34と、EGRバルブ35と、を備えている。EGRバルブ35のバルブ開度は、ECU80によって制御される。
排気ガス浄化装置40は、DPF装置50と、SCR装置60と、を備える。エンジン100は、排気ガス浄化装置40の支持及び固定を行う部材として、支持台41と、ケース固定体42と、ケース締結バンド43と、を備える。
支持台41は、シリンダヘッドの上部に配置され、縁が下方に折り曲げられた矩形状の部材である。ケース固定体42は、支持台41の上部に配置され、DPF装置50及びSCR装置60の下方に接触する部材である。ケース締結バンド43は、ケース固定体42に取り付け可能に構成された可撓性を有する部材である。ケース固定体42及びケース締結バンド43でDPF装置50及びSCR装置60を挟み込むことで、DPF装置50及びSCR装置60が固定される。
DPF装置50は、排気ガスに含まれる粒子状物質(particulate matter、PM)を除去する。DPF装置50は、DPFケース51と、酸化触媒52と、フィルタ53と、を備える。
DPFケース51は、略円筒状の中空の部材であり、内部に酸化触媒52及びフィルタ53が配置される。酸化触媒52は、白金等で構成されており、排気ガスに含まれる未燃燃料、一酸化炭素、一酸化窒素等を酸化(燃焼)するための触媒である。フィルタ53は、例えばウォールフロー型のフィルタとして構成されており、酸化触媒52で処理された排気ガスに含まれる粒子状物質を捕集する。
また、DPFケース51には、酸化触媒温度センサ86と、フィルタ温度センサ87と、差圧センサ88と、が取り付けられている。酸化触媒温度センサ86は、DPFケース51の入口近傍(酸化触媒52の排気上流側)の温度を検出してECU80へ出力する。フィルタ温度センサ87は、酸化触媒52及びフィルタ53の間(フィルタ53の上流側)の温度を検出してECU80へ出力する。差圧センサ88は、フィルタ53の上流側(酸化触媒52の下流側)と、フィルタ53の下流側の圧力差を検出してECU80へ出力する。
DPF装置50を通過した排気ガスは、DPF出口管44、尿素混合管45、及びSCR入口管46を経由して、SCR装置60へ送られる。DPF出口管44は、DPF装置50の下流側の端部と接続されている。DPF出口管44には、排気ガスのNOx濃度を検出する上流NOxセンサ89が取り付けられている。上流NOxセンサ89は、検出したNOx濃度をECU80へ出力する。
尿素混合管45は、DPF出口管44と略直角をなすように接続されている。尿素混合管45の長手方向は、DPF装置50及びSCR装置60の長手方向と平行である。尿素混合管45の上流側の端部近傍には、尿素水噴射部47が取り付けられている。尿素水噴射部47は、尿素水を噴射する尿素水噴射ノズル47aと、尿素水噴射ノズル47aに尿素水を供給する尿素水噴射管47bと、を備える。尿素混合管45に尿素水を噴射することで、尿素が加水分解してアンモニアが発生する。
なお、尿素水噴射部47は、DCU(Dosing Control Unit)95によって、尿素水の噴射の有無及び噴射量が制御されている。DCU95は、例えば排気ガスの温度が、尿素がアンモニアに加水分解する温度を経過したときに、尿素水の噴射を開始する。以下では、ECU80及びDCU95をまとめて制御部98と称することがある。
SCR装置60は、SCR入口管46を介して導入された排気ガスに含まれるNOxを除去する。SCR装置60は、SCRケース61と、SCR触媒62と、アンモニア酸化触媒63と、を備える。
SCRケース61は、略円筒状の中空の部材であり、内部にSCR触媒62及びアンモニア酸化触媒63が配置される。SCR触媒62は、アンモニアを吸着するゼオライト又はセラミック等の素材で構成されている。尿素水噴射部47が尿素水を噴射することで生成されたアンモニアはSCR触媒62に吸着する。排気ガスに含まれるNOxは、アンモニアを吸着したSCR触媒62に触れることで還元され、窒素と水に変化する。
アンモニア酸化触媒63は、SCR触媒62から脱離したりSCR触媒62に吸着されなかったアンモニアが外部に放出されることを防止する触媒である。アンモニア酸化触媒63は、アンモニアを酸化させる白金等の酸化触媒であり、アンモニアを酸化させて窒素、一酸化酸素、水等に変化させる。この酸化反応は比較的高温(例えば180℃以上)でないと生じにくい。排気ガスは、アンモニア酸化触媒63を通過した後に所定の排気管を通った後に外部へ放出される。以上のように尿素水噴射部47及びSCR触媒62を備えることで、排気ガスに含まれるNOxを除去することができる。
また、SCR触媒62の上流側には、SCR触媒入口温度センサ90が取り付けられている。SCR触媒入口温度センサ90は、SCR触媒62の直ぐ上流の温度(以下、SCR触媒入口温度)を検出してECU80へ出力する。SCR触媒入口温度は、SCR触媒62へ供給される排気ガスの温度を検出するため等に用いられている。なお、ECU80は、SCR触媒入口温度、SCR触媒62の触媒容積、及び排気ガス質量流量等に基づいて、SCR触媒62の温度を推定している(以下、SCR触媒推定温度)。ここで、排気ガスの質量流量はエンジンの運転状態等に基づいて演算によって求められる。
また、アンモニア酸化触媒63の下流側には、下流NOxセンサ91が取り付けられている。下流NOxセンサ91は、検出したNOx濃度をECU80へ出力する。
次に、図4から図8を参照して、尿素水の噴射量を算出する制御について説明する。なお、以下の処理では、「SCR触媒温度」として、上述のSCR触媒推定温度を用いても良いし、SCR触媒入口温度を用いても良い。また、SCR触媒62の下流に温度センサを設けてその温度センサの検出値をSCR触媒温度として用いても良いし、上流及び下流に温度センサを設けてそれらの検出値の平均値等をSCR触媒温度として用いても良い。
本実施形態では、尿素水の噴射量を決定する前段階として、現在の排気ガスに含まれるNOxを除去するために必要なアンモニアの流量(以下、要求アンモニア流量)を算出する。要求アンモニア流量は、単位時間あたりに流れるアンモニア量(質量又は物質量)を示している。初めに、図4を参照して、要求アンモニア流量の算出方法について説明する。
制御部98は、エンジン100の運転状況に基づいて、単位時間あたりに流れる排気ガスに含まれるNOx量(質量又は物質量)を算出する。そして、制御部98は、算出したNOx量を除去するためにSCR触媒62に吸着させる必要があるアンモニア量(目標アンモニア吸着量)を算出する。制御部98は、目標アンモニア吸着量と、SCR触媒62の現在のアンモニアの吸着量(現在アンモニア吸着量)と、の偏差をゼロに近づけるように尿素水の噴射量をフィードバック制御する。
ここで、現在アンモニア吸着量は、センサによって検出することはできないので、制御部98は、演算によって現在アンモニア吸着量を算出する。具体的に説明すると、初めに制御部98は、上流NOxセンサ89と下流NOxセンサ91の検出値の差分からNOx浄化率を算出する。NOx浄化率からはSCR触媒62に吸着したアンモニア量が推定できる。制御部98は、NOx浄化率と、尿素水の噴射量(即ちアンモニアの供給量)と、に基づいて現在アンモニア吸着量を算出する。なお、NOx浄化率は、NOxセンサを用いずに、例えばSCR触媒温度、排気ガスの質量流量、及びDPF装置50(酸化触媒52)の温度等に基づいて算出しても良い。
制御部98は、上記のようにして算出した目標アンモニア吸着量から現在アンモニア吸着量を減算して偏差を求める(処理P1)。次に、制御部98は、偏差に比例ゲインを乗じることで、吸着量を調整するためのアンモニア流量(吸着量調整用アンモニア流量)を算出する(処理P2)。
要求アンモニア流量の算出には、フィードバック制御に付加してフィードフォワード制御も行われている。制御部98は、フィードフォーワード制御によって得られたアンモニア流量に、処理P2で求めた吸着量調整用アンモニア流量を加算して、要求アンモニア流量を算出する(処理P3)。このように、現在アンモニア吸着量を目標アンモニア吸着量に近づけるようにフィードバック制御及びフィードフォワード制御を行うことで、尿素水の噴射量を適切にすることができる。
しかし、このようにして算出された要求アンモニア流量のみに基づいて尿素水の噴射量を決定すると、以下で説明する課題が生じる。図5のグラフは、図4に示す処理に基づいて尿素水を噴射した場合におけるアンモニア吸着変化量の時間変化を示している。アンモニア吸着変化量とは、単位時間あたりにSCR触媒62に吸着するアンモニアの質量である。なお、SCR触媒62の吸着量が少ない場合(例えばエンジン始動直後)、アンモニア吸着変化量は、アンモニアの供給量(即ち尿素水の噴射量)と同様の挙動を示す。ここで、SCR触媒62の吸着量が少ない場合、目標アンモニア吸着量と現在アンモニア吸着量との差(偏差)が大きくなるため、尿素水が大量に噴射される。その結果、尿素又はその化合物の固体付着物(デポジット)が尿素混合管45又はSCR入口管46に堆積する可能性がある。
図6のグラフは、図4に示す処理に基づいて尿素水を噴射した場合におけるアンモニア窒素酸化物比率(以下、ANR)の時間経過を示している。ANRとは、噴射される尿素水から得られるアンモニアの物質量と、排気ガスに含まれる窒素酸化物の物質量と、の比を示す値である。ANRが大きい場合、SCR触媒62がアンモニアを吸着し切れずにSCR触媒62を通過することがある。SCR触媒62を通過したアンモニアはアンモニア酸化触媒63によって酸化されるが、アンモニアの排出を確実に防止するため、かつ、アンモニア酸化触媒63の容量を低減するため、アンモニアがSCR触媒62を通過しないことが好ましい。
次に、図7及び図8を参照して、アンモニアが大量に供給されることを防止する処理について説明する。
制御部98は、上記のANRを考慮してアンモニア流量の上限値を算出する。この上限値はNOxの物質量を考慮して決定される相対的な値であるため、以下ではこの上限値を相対上限値と称する。制御部98は、図4に示す処理で求めた要求アンモニア流量をアンモニアの分子量で除することで、単位時間あたりに供給されるアンモニアの物質量を算出する(処理P4)。また、制御部98は、上流NOxセンサ89から得られる値等からNOx流量を取得し、これをNOxの分子量で除することで、単位時間あたりに供給されるNOxの物質量を算出する(処理P5)。次に、制御部98は、処理P4で求めたアンモニアの物質量を、処理P5で求めたNOxの物質量で除することでANRを求める(処理P6)。
また、制御部98は、ANRの上限値(上限ANR)を算出する上限ANRマップを有している。制御部98は、SCR触媒温度と排気ガス質量流量とを上限ANRマップに適用することで、上限ANRを求める(処理P7)。ここで、SCR触媒温度が高いほど、SCR触媒62に吸着できるアンモニアの量が低減するため、アンモニアがSCR触媒62を通過し易くなる。そのため、上限ANRマップは、SCR触媒温度が高いほど、低い上限ANRが求められるように構成されている。また、例えば排気ガス流量が大きい場合、相対的に触媒の処理能力が低下するため、排気ガス流量が大きい場合は触媒出口からアンモニアが外部に排出されないように低い上限ANRが求められるように構成されている。
ここで、SCR触媒62は、主として以下の酸化還元反応によりNOxを除去する。
4NH3+4NO+02→4N2+6H2
2NH3+NO+N02→2N2+3H2
8NH3+6N02→7N2+12H2
このように、アンモニアとNOxは略1対1で反応するため、例えば2以上の値又は3以上の値を上限ANRとして採用することができる。
なお、大気圧が低い環境(高地)又は外気温度が低い環境でエンジン100が使用される場合、NOxの排出に関する規制が緩くなることがある。この場合、尿素水の噴射量を低くしてもNOxに関する規制を満たすことができる。そのため、制御部98は、大気圧及び外気温度のうち少なくとも何れかに基づいて、上限ANRを補正しても良い。なお、大気圧は大気圧センサ82によって検出され、外気温度は、吸気温度センサ84又は冷却水温度センサ81等によって検出される。
次に、制御部98は、処理P6で算出したANRと、処理P7で算出した上限ANRと、を比較し、小さい方を出力する(処理P8)。具体的には、制御部98は、処理P6で算出したANRが上限ANR以下である場合は、処理P6で算出したANRを出力し、処理P6で算出したANRが上限ANRより大きい場合は上限ANRを出力する。制御部98は、処理P8で出力された値をアンモニアの分子量で除するとともに(処理P9)、処理P5で算出されたNOxの物質量で除することで(処理P10)、上限ANRを考慮したアンモニア流量の相対上限値を算出する。
制御部98は、アンモニア流量の相対上限値だけでなく、アンモニア流量自体(他物質と比較した相対量ではなく絶対量)を用いてアンモニア流量の上限値(以下、絶対上限値)を算出する。この絶対上限値を算出する際にも、大気圧及び外気温度のうち少なくとも何れかを用いても補正を行っても良い。特に、外気温度が低い場合は尿素の化合物の固体付着物が発生し易くなるため、これを防止するためにも絶対上限値を小さくすることが好ましい。
制御部98は、アンモニア流量の相対上限値と、アンモニア流量の絶対上限値と、を比較して、小さい方の上限値を出力する(図8の処理P11)。次に、制御部98は、処理P3で算出した要求アンモニア流量と、処理P11で出力した小さい方の上限値と、を比較し、小さい方を確定アンモニア流量とする(処理P12)。制御部98は、この確定アンモニア流量に基づいて尿素水の噴射量を決定して尿素水噴射部47を制御する。なお、上記で説明した処理は所定のタイミング毎に行われており、SCR触媒62の吸着量、エンジン運転状態、各部の温度等に基づいて尿素水の噴射量が制御される。なお、以上の制御は、制御部98(ECU80及びDCU95)で行われるが、ECU80が単独で行っても良いし、DCU95が単独で行っても良い。
以上のようにして尿素水の噴射量を決定することにより、尿素水の噴射量が過剰になることを防止できる。特にANRを用いて相対上限値を設けることで、アンモニアがSCR触媒62に吸収されずに通過することを防止できる。また、相対上限値だけでなく、NOxの物質量に依存しない絶対上限値を設けることで、尿素又はその化合物の固体付着物が排気管に堆積することを防止できる。
次に、上記で説明したエンジン100を農業機械及び建設機械に適用した例について説明する。なお、以下の説明では、単に「左側」「右側」等というときは、車両が前進する方向に向かって左側及び右側を意味するものとする。
初めに、図9を参照して、上記のエンジン100を備えるトラクタ110について説明する。トラクタ110は、農業作業用の作業車両であり、ロータリ、ローダ、プラウ、ボックススクレーパー等の各種の作業機(アタッチメント)を必要に応じて装着し、作業機を用いた各種の作業を行うことができる。
トラクタ110は、車体111と、左右一対の前輪112と、左右一対の後輪113と、を備える。車体111の前部にはボンネット114が配置されており、当該ボンネット114の内部にはエンジン100が配置されている。
ボンネット114の内部であって、冷却ファン4の向かいにはラジエータ5が配置されている。また、ボンネット114の内部には、エアクリーナ122が配置されている。エアクリーナ122は、吸入された外気に含まれる塵等を除去する。
左右一対の後輪113の間には、ミッションケース115が配置されている。エンジン100の出力は、このミッションケース115内の変速装置によって変速されて、後輪113及び作業機へ伝達される。
ミッションケース115の後部には、ロワーリンク116、トップリンク117、及びPTO軸118が配置されている。また、ミッションケース115の上部には、作業機は、ロワーリンク116及びトップリンク117に連結され、PTO軸118によって駆動される。
ミッションケース115の上方であってボンネット114の後方には、オペレータが搭乗するためのキャビン119が配置されている。キャビン119の内部には、運転座席が設けられており、運転座席の近傍にはオペレータが操作するための多数の操作具が設けられている。
キャビン119の下方には、尿素水タンク120及び燃料タンク121が配置されている。尿素水タンク120は、尿素水噴射管47bによって尿素水噴射ノズル47aに接続されている。
次に、図10を参照して、上記のエンジン100を備えるコンバイン130について説明する。コンバイン130は、いわゆる自脱型コンバインとして構成されている。コンバイン130の機体131の下部には、機体131を走行させるためのクローラ部132が設けられている。また、コンバイン130は、稲、麦等の穀稈の株元を刈り取るための刈取部133を機体131の前方に備えている。
刈取部133は、複数の分草体と刈取刃を備えている。複数の分草体は、穀稈を刈り取るべき幅を規定したり、倒れた状態の穀稈をすくい上げたりするものである。分草体の間に差し込まれた穀稈は、その根元付近を刈取刃によって切断され、刈り取られる。
また、刈取部133は、図略の昇降機構を介して、コンバイン130の機体131に連結されている。この昇降機構は、刈取部133を上下に昇降駆動することが可能に構成されている。これにより、圃場の傾斜等に応じて刈取部133の高さを適切な高さに調整し、刈取りを適切に行うことができる。
刈取部133の後方であってコンバイン130の左側には、脱穀装置134が設けられている。脱穀装置134は、刈取部133で刈り取った穀稈を脱穀する。脱穀装置134の下方には選別装置135が設けられている。選別装置135は、脱穀装置134で脱穀された穀粒を選別して取り出す。
刈取部133の後方であってコンバイン130の右側には、グレンタンク136が設けられている。グレンタンク136は、選別装置135で選別された穀粒を貯留する。グレンタンク136に貯留された穀粒は、排出オーガ137によって外部に排出される。
グレンタンク136の前方には、オペレータが搭乗するためのキャビン138が配置されている。このキャビン138の内部には、運転座席が設けられており、運転座席の近傍にはオペレータが操作するための多数の操作具が設けられている。
キャビン138の下方には、エンジン100が配置されている。エンジン100の冷却ファン4の向かいには図略のラジエータが配置されている。また、キャビン138の後方には、プリクリーナ139が配置されている。プリクリーナ139から吸入された外気は、図略のエアクリーナを経由することで塵等が除去される。なお、エンジン100の近傍には、尿素水タンク140が配置される。
穀稈から穀粒が取り除かれた藁屑は、後方へ搬送され、図略の排藁カッタ装置によって適宜の長さに切り刻まれ、機外へ排出される。
次に、図11を参照して、上記のエンジン100を備えるスキッドステアローダ150について説明する。スキッドステアローダ150は、後述するローダ装置151を装着し、ローダ作業を行うように構成されている。スキッドステアローダ150には、左右一対のクローラ部152が装着されている。クローラ部152の上方には、ボンネット153が配置されている。
ボンネット153の内部には、エンジン100が配置されている。また、ボンネット153の内部であって、エンジン100の冷却ファン4の向かいにはラジエータ5が配置されている。また、ボンネット153の内部であってエンジン100の前方には、尿素水タンク154が配置されている。
エンジン100の前方には、油圧ポンプ155と、トランスミッション装置156と、が配置されている。エンジン100の動力は、トランスミッション装置156を介して、クローラ部152に伝達される。
ボンネット153の前方には、オペレータが搭乗するキャビン157が配置されている。キャビン157の内部には運転座席が設けられており、運転座席の近傍にはオペレータが操作するための多数の操作具が設けられている。
また、ローダ装置151は、左右両側に配置されたローダポスト158と、各ローダポスト158の上部に回動可能に連結された左右一対のリフトアーム159と、リフトアーム159の先端部に回動可能に連結されたバケット160とを有している。
各ローダポスト158とリフトアーム159との間には、リフトアーム159を上下に回動させるためのリフトシリンダ161がそれぞれ設けられている。リフトアーム159とバケット160との間には、バケット160を上下に回動させるためのバケットシリンダ162が設けられている。オペレータが図略の操作具を操作することにより、油圧ポンプ155の油圧力が制御される。これにより、リフトシリンダ161又はバケットシリンダ162が伸縮して、リフトアーム159又はバケット160が回動する。オペレータは、このようにして土砂等の運搬作業を行うことができる。
以上に説明したように、本実施形態のエンジン100は、尿素水噴射部47と、SCR触媒62と、制御部98と、を備える。尿素水噴射部47は、排気ガスが通過する経路(尿素混合管45及びSCR入口管46等)に尿素水を噴射する。SCR触媒62は、排気ガスが通過する経路に配置され、尿素水噴射部47が噴射した尿素から得られるアンモニアを取り込むことで、通過する排気ガスに含まれる窒素酸化物を除去する。制御部98は、噴射される尿素水から得られるアンモニアの物質量と、排気ガスに含まれる窒素酸化物の物質量と、の比に基づいて相対上限値を算出し、尿素水噴射部47が噴射する尿素水の噴射量から得られるアンモニア量が相対上限値を超えないように、尿素水噴射部47による尿素水の噴射量を決定する。
これにより、尿素水の噴射量が過剰になることを防止できる。特にアンモニアと窒素酸化物の物質量の比を用いることで、アンモニアがSCR触媒62に吸着されずにSCR触媒62を通過することを防止できる。そのため、アンモニア酸化触媒63の容量を低減したりアンモニア酸化触媒63を省略したりすることができる。
また、本実施形態のエンジン100の制御部98は、SCR触媒温度と、排気ガス質量流量と、に基づいて相対上限値を算出する。
これにより、より適切な相対上限値を設定できるので、アンモニアがSCR触媒62を通過することを一層確実に防止することができる。
また、本実施形態のエンジン100の制御部98は、他物質の量に依存しない上限値である絶対上限値を算出し、尿素水噴射部47から噴射量される尿素から得られるアンモニア量が絶対上限値を超えないように尿素水の噴射量を決定する。
これにより、尿素水の噴射量が過剰になることを一層確実に防止できる。特に、窒素酸化物との比率だけでなく、尿素水の噴射量(アンモニア量)にも上限を設けることで、尿素又はその化合物の固体付着物(デポジット)が排気管に堆積することを一層確実に防止できる。
また、本実施形態のエンジン100の制御部98は、SCR触媒62に吸着されているアンモニア量の算出結果と、SCR触媒62に吸着させるアンモニア量の目標値と、に基づいて、アンモニア量の要求量を算出する。制御部98は、この要求量と、相対上限値と、絶対上限値と、のうち最も少ない値を確定アンモニア流量として、それに基づいて尿素水の噴射量を決定する。
これにより、尿素水の噴射量が過剰になることを防止しつつ、要求量が上限値を下回る場合は、必要十分な尿素水を噴射することができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記では、アンモニア流量について、要求値、相対上限値、及び絶対上限値を求めて比較する構成だが、尿素水の噴射量について要求値、相対上限値、及び絶対上限値を求めて比較しても良い。
上記実施形態では、DPF装置50及びSCR装置60がエンジン100の上部に位置しているが、DPF装置50及びSCR装置60の配置は任意であり、例えばシリンダブロックから比較的離れた位置に配置されていても良い。また、本明細書では、仮にDPF装置50及びSCR装置60がシリンダブロックから離れていても、それらを含めて「エンジン」に該当するものとする。
上記では、過給機を備えるディーゼルエンジンに本発明を適用する例を示したが、本発明は、自然吸気式のディーゼルエンジンにも適用することができる。
47 尿素水噴射部
50 DPF装置
60 SCR装置
61 SCRケース
62 SCR触媒
63 アンモニア酸化触媒
80 ECU
95 DCU
98 制御部
100 エンジン

Claims (4)

  1. 排気ガスが通過する経路に尿素水を噴射する尿素水噴射部と、
    排気ガスが通過する経路に配置され、前記尿素水噴射部が噴射した尿素から得られるアンモニアを取り込むことで、通過する排気ガスに含まれる窒素酸化物を除去するSCR触媒と、
    噴射される尿素水から得られるアンモニアの物質量と、排気ガスに含まれる窒素酸化物の物質量と、の比に基づいて相対上限値を算出し、前記尿素水噴射部が噴射する尿素水の噴射量又は当該噴射量から得られるアンモニア量が前記相対上限値を超えないように、前記尿素水噴射部による尿素水の噴射量を決定する制御部と、
    を備えることを特徴とするエンジン。
  2. 請求項1に記載のエンジンであって、
    前記制御部は、少なくとも、前記SCR触媒の温度と、排気ガスの質量流量と、に基づいて前記相対上限値を算出することを特徴とするエンジン。
  3. 請求項1又は2に記載のエンジンであって、
    前記制御部は、他物質の量に依存しない上限値である絶対上限値を算出し、前記尿素水噴射部が噴射する尿素水の噴射量又は当該噴射量から得られるアンモニア量が絶対上限値を超えないように、前記尿素水噴射部による尿素水の噴射量を決定することを特徴とするエンジン。
  4. 請求項3に記載のエンジンであって、
    前記制御部は、
    前記SCR触媒に吸着されているアンモニア量の算出結果と、前記SCR触媒に吸着させるアンモニア量の目標値と、に基づいて、尿素水の噴射量又は当該噴射量から得られるアンモニア量の要求量を算出し、
    前記要求量と、前記相対上限値と、前記絶対上限値と、のうち最も少ない値に基づいて、尿素水の噴射量を決定することを特徴とするエンジン。
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