JP2016188563A - 開きドア用安全具 - Google Patents

Abstract

【課題】開きドアが強い風などで勢いよく閉まるときにドアの手先部とドア枠との間に指などを挟んでしまい大怪我をするような事故を安価な方法で防ぐ事を目的とする。
【解決手段】開きドアの手先側に取り付け板をビスなどで取り付け、その取り付け板にドアが閉まる時の遠心力によりドアの外側に傾くストッパーを設け、ドアが勢いよく閉まるときにその遠心力によりストッパーが外側へ傾きドアとドア枠の間にストッパーが挟まることにより５センチメートル前後の隙間をあけてドアを止める。
ドアが閉まる時の遠心力の強さによりストッパーの作動を制御することが出来るため、構造を簡略化でき、価格も安く製作できる。
【選択図】図５

Description

この発明は、開きドアが台風などの強風で勢いよく閉まった時にドアの手先側で指を挟んで怪我をしてしまう事を防ぐ為の安全具に関するものである。

従来、開きドア用安全具として、特開平１１−１２５０５９号公報に示されるものが知られている。この従来例はドアの吊り元側上部に複雑な構造の装置を取り付けてドアの開閉スピードを調節することにより強風などで勢いよく閉まるのを防ぐことが出来る。

特開平１１−１２５０５９号公報

しかしながら、上記従来例によれば、構造が複雑で価格も高価な上、取り付けも難易でした。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものである。

本発明は取り付け板にドアが勢いよく閉まる時の遠心力によりドアの外側に傾くストッパーを設け、平常時の遠心力が弱いときに、通常の位置に戻るための装置（ばね）を取り付け板とストッパーの間に設け、その取り付け板をドアの手先側にビスなどで取り付けて使用する開きドア用安全具である。
ドアが閉まる時の遠心力の強さによりストッパーの作動を制御することが出来るため、構造を簡略化できる。

本発明によればドアが強風などにより勢いよく閉まるときの遠心力を利用する為、構造が簡単で、価格も安く製作できる。
通常はゆっくりとドアを閉めることにより本安全具は作動せず、非常時にのみ作動する効果がある。

本発明の斜視図である。 本発明の通常時使用状態を示す側面図である。 本発明の通常時使用状態を示す平面図である。 本発明の非常時使用状態を示す平面図である。 本発明の使用状態を示す斜視図である。

以下、本発明の実施の形態を説明する。
（イ）ドア（８）の手先側上部に、取り付け板（１）をビスなどで取り付ける。
（ロ）取り付け板（１）の上部と下部に軸受け（２）を設ける。
（ハ）ストッパー（４）の一端部に穴を開け軸受け（２）の間に挟み、支え軸（３）をと おす。
（ニ）ストッパー（４）の先端に遠心力を増す為の重り（６）を設ける。
（ホ）ストッパー（４）と取り付け板（１）の間に通常の位置に戻る為の復旧用のばね（ ７）を設ける。
本発明は以上のような構造である。

本発明を使用するときは図５に示すように取り付け板（１）を開きドア（８）の手先側上部に、ドア枠（９）とのぎりぎりの位置にビス（５）などで取り付ける。ドア（８）が勢いよく閉まるときにその遠心力によりストッパー（４）が外側へ傾き図４のようにドア（８）とドア枠（９）の間にストッパー（４）が挟まることにより５センチメートル前後の隙間をあけてドア（８）を止める。
平常時、遠心力が弱くなると復旧用のばね（７）によりストッパー（４）が通常の位置に戻ることで普通にドア（８）を開閉することが出来る。

１取り付け板 ２軸受け ３支え軸 ４ストッパー ５ビス
６重り ７復旧用のばね ８ドア ９ドア枠

Claims (1)

1. 取り付け板の上下に軸受け部を設け、その軸受けの間に遠心力によりドアの外側に傾くストッパーを設け、ストッパーの先端部に遠心力を大きくするための重りを埋め込み、取り付け板とストッパーの間に遠心力が弱いときに、通常の位置に戻るための装置（ばね）を設け、開きドアの先端部にビスなどで取り付けて使用する開きドア用安全具。

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