JP2016187172A - 画像撮像装置、画像撮像装置の制御方法および画像処理装置の制御プログラム - Google Patents

画像撮像装置、画像撮像装置の制御方法および画像処理装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】気軽にNDハーフフィルタ効果を楽しめる撮像装置を提供すること。
【解決手段】撮像装置であって、被写体から入射した光に基づいて画像信号を生成する撮像処理部を備えている。またこの撮像装置は、回転可能な第1ダイヤル操作部と、境界線を挟む第1、第2部分領域において、異なる方法で画像信号を生成するように撮像処理部を制御する撮像制御部と、第1ダイヤル操作部の回転操作に応じて、境界線を変更する境界変更部と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像撮像装置、画像撮像装置の制御方法および画像処理装置の制御プログラムに関する。
上記技術分野において、特許文献1には、特殊なフィルタユニットを用いることにより、複数のND(Neutral Density)フィルタを取り替えることなく、撮像画像中の部分的な光量調整を行なうことのできる撮像装置が開示されている。特許文献1では、構図の明るさを部分的に抑えたり、色味を部分的に変えたりするためのNDハーフフィルタが開示されている。平面フィルタをスライドしたり回転したりすることで、構図のどの部分にフィルタリング効果を与えるかを決めることができる。
特開昭54−130121号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、特殊なレンズフィルタを購入して取り付ける必要があり、気軽にNDハーフフィルタ効果を楽しめるものではなかった。
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明にかかる撮像装置は、
被写体から入射した光に基づいて画像信号を生成する撮像処理部と、
回転可能な第1ダイヤル操作部と、
境界線を挟む第1、第2部分領域において、異なる方法で前記画像信号を生成するように前記撮像処理部を制御する撮像制御部と、
前記第1ダイヤル操作部の回転操作に応じて、前記境界線を変更する境界変更部と、
を備えた。
上記目的を達成するため、本発明にかかる方法は、
被写体から入射した光に基づいて画像信号を生成する撮像処理部と、
回転可能なダイヤル操作部と、
を備えた撮像装置の制御方法であって、
境界線を挟む第1、第2部分領域において、異なる方法で前記画像信号を生成するように前記撮像処理部を制御する撮像制御ステップと、
前記ダイヤル操作部の回転操作に応じて、前記境界線を変更する境界変更ステップと、
を含む。
上記目的を達成するため、本発明にかかるプログラムは、
被写体から入射した光に基づいて画像信号を生成する撮像処理部と、
回転可能なダイヤル操作部と、
を備えた撮像装置の制御プログラムであって、
境界線を挟む第1、第2部分領域において、異なる方法で前記画像信号を生成するように前記撮像処理部を制御する撮像制御ステップと、
前記ダイヤル操作部の回転操作に応じて、前記境界線を変更する境界変更ステップと、
を含む。
本発明によれば、気軽にNDハーフフィルタ効果を楽しめる撮像装置を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る撮像装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像装置による撮像処理の概要を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像装置の外観を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像装置でのフィルタ効果と操作との関係を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像装置でのフィルタ効果と操作との関係を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像装置でのフィルタ効果と操作との関係を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像装置でのフィルタリング処理の詳細を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像装置の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る撮像装置の機能構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る撮像装置でのフィルタリング処理の詳細を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る撮像装置でのフィルタリング処理の詳細を説明する図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。なお、本明細書中、「ライブビュー」とは、撮影時に表示部をファインダー代わりに使う表示状態をいう。一方、「スルー画」とは、レンズを通った光を直接、撮像素子に当てることにより、取得したライブビュー用の画像とする。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としての撮像装置100について、図1を用いて説明する。図1は、撮像装置100の機能構成を示すブロック図である。図1に示すとおり、撮像装置100は、撮像処理部101と、ダイヤル操作部102、107、108と、撮像制御部103と、境界変更部104とを含む。
撮像処理部101は、撮像素子を含む撮像部111と、撮像部111から出力された画像信号を処理する画像信号処理部112と、撮像処理の露出補正量を設定する補正量設定部113とを含み、被写体120から入射した光に基づいて画像信号を生成する。
ダイヤル操作部102、107、108は、回転可能に設けられている。
撮像制御部103は、境界線114を挟む部分領域115、116において、異なる方法で画像信号を生成するように撮像処理部101を制御する。本実施形態において、撮像処理部101は、部分領域115と部分領域116とで、異なる露出で撮影処理を行なう。
境界変更部104は、ダイヤル操作部102の回転操作に応じて、境界線114を変更する。
特に、境界変更部104は、ダイヤル操作部102の回転操作に応じて、境界線114の位置を変更し、ダイヤル操作部107の回転操作に応じて境界線114の傾きを変更する。
撮像装置100は、部分領域115と部分領域116との間で、処理の境目がはっきりしたハードフィルタモードと、処理の境目が緩やかなグラデーションで構成されたソフトフィルタモードとを切り替えるための操作部としてのフィルタタイプ切替レバー109をさらに備えている。このフィルタタイプ切替レバー109は、部分領域115に対する処理と部分領域116に対する処理との中間的な処理を行なう部分領域117の有無を変更する。
具体的に、ソフトフィルタモードでは、撮像処理部101は、部分領域115と部分領域116との間にある部分領域117に対して、部分領域115に対する露出値と、部分領域116に対する露出値との間の値である露出値で撮影処理を行なう。
撮像装置100は、ダイヤル操作部102とは異なるダイヤル操作部108をさらに有し、補正量設定部113は、ダイヤル操作部108の回転操作に応じて、部分領域115に対する露出値または部分領域116に対する露出値を変更する。つまり、ダイヤル操作部108の回転操作により、撮像処理部101での、フィルタリング処理の強さ(フィルタの濃さ)を変更することができる。
画像信号処理部112は、撮像部111での撮像によって得た画像信号に対して処理を加える。例えば2度の撮像で得た2枚の撮像画像の合成処理などを行なう。
表示部105は、撮像され、処理を加えられた画像を表示し、記録部106は、撮像され、処理を加えられた画像を記録する。なお、ここでは、タッチパネルやレリーズボタンは図示していない。
図2は、本実施形態の撮像処理部101による撮像処理を説明するための図である。ここでは、海と空との間の水平線に太陽が存在する風景を撮影した場合について説明する。何の処理も行なわずに撮像した場合、画像201に示すように、海211の暗さに合わせてオーバー気味に露出を決めると、空212が明るすぎてしまう。一方、空212の明るさに合わせてアンダー気味に露出を決めると、海211が「黒つぶれ」してしまう。
これに対し、HDR(High Dynamic Range)処理を加えてダイナミックレンジを単純に広くしてしまうと、画像202に示すとおり、空222の部分は明るさが抑えられてグラデーションが表現されるが、同時に、海211が明るく処理されてしまう。このため、暗い部分の締まりがなくなり、全体として、ユーザが求める画像を得られない場合がある。結果として、水平線223にある太陽224の色が、空222と海221においてそれぞれグラデーションで変化する様子は画像に表われない。
そこで、本実施形態の撮像装置100においては、NDハーフフィルタモードの選択に応じて、NDハーフフィルタ203が撮像部111の撮像素子の前に置かれた場合と同様に、境界線231を挟む2つの領域で、異なるフィルタリング効果を実行する。具体的には、境界線231の下側の画像領域である海241の暗さには手を加えず、境界線231の上側の画像領域である空242の部分の露出を抑えた撮像を実行し、空242の明るさのみ抑えた画像204を出力する。この例では、ダイヤル操作部102、107による境界線231の回転調整232および上下動調整233で、水平線243と、境界線231とを一致させればよい。
図3は、撮像装置100の外観を示す図である。これは撮像装置100とし一般的なデジタルカメラをユーザが構えた時の外観で、撮影レンズは、前面の107の部分に設けられている。向こう側の被写体を撮像できるようになっている。背面の表示パネル105を観察しながらユーザは撮像を行なう。図3に示すとおり、撮像装置100は、ダイヤル操作部102、108を筐体の上面に備え、ダイヤル操作部107としての、バーサタイルリングを前面側に備えている。さらに、フィルタタイプ切替レバー109を、右上背面側に備えている。境界線の角度調整をバーサタイルリングに割り当てたことにより、直感的な操作が可能になる。ダイヤル操作部のそれぞれは、ユーザの指によって回されて操作されるが、その回転可能方向を矢印で示している。
もちろん図3に示す構成は一例に過ぎず、これらの操作部をどのように配置してもよい。さらには、表示部105にタッチパネル機能を設け、そのタッチパネルを操作することにより、ダイヤル操作部102、107、108やフィルタタイプ切替レバー109による操作と同じ機能を実現させてもよい。また、接眼ファインダー(EVF)を有するカメラにも応用可能である。ここではEVFは図示していないが、ユーザがEVFを覗いている場合は、タッチパネル操作は困難で、手ぶれなどを防ぎながら、撮影に集中するには、こうした操作法が好ましい。
図4は、ダイヤル操作部107の回転角と、境界線231の角度との関係を示す図である。上側のグラフ401に示すとおり、ダイヤル操作部107の回転角に応じて、境界線231の角度はリニアに変化し、結果として、フィルタリング領域例402、403に示すように、フィルタ処理の効果が変化する。つまり、露出を抑える領域を様々に設定することができる。フィルタタイプ切替レバー109の操作により、境界線付近でのフィルタリング処理の効果を変化させることができる。ハードフィルタモード403の場合には処理の境目がはっきりし、ソフトフィルタモード402の場合には、処理の境目が緩やかになる。特にレリーズボタン301に人差し指をおいて構えた場合に、その右手人差し指でダイヤル操作部102、右手親指でダイヤル操作部108、フィルタタイプ切替レバー109を操作すれば、撮影に集中することができる。撮影レンズの周囲に設けられたバーサタイルリング(ダイヤル操作部107)を、左手の指で操作すれば、手ぶれを防ぐことができる。ユーザの操作量がそのまま境界線の傾きに反映されるので、レンズにつけた光学フィルタを回しているような操作が可能になり、直感的に操作できる。ただし、1回転させる場合などは、手ぶれなどを起こしうるので、露光間に行なう場合や補正時には少しの回転でたくさん回転制御が行なわれるような工夫があってもよい。
このように、画像404に示すような、山441の向こうに見える青空442の部分が明るく飛んでしまって青く見えない場合でも、境界線443の傾斜角度を山に合わせるだけで、面倒な画像処理を行なうことなく容易に所望の画像を得ることができる。画像405に示すとおり、山441の領域の明るさを変えることなく、青空442の青さを強調した画像を得ることができる。
図5は、ダイヤル操作部102の回転角と、境界線231の位置との関係を示す図である。上側のグラフ501に示すとおり、ダイヤル操作部102の回転角に応じて、境界線231の位置はリニアに変化し、結果として、フィルタリング領域例502、503に示すように、フィルタ処理の効果が変化する。つまり、露出を抑える領域を様々に設定することができる。フィルタタイプ切替レバー109の操作により、境界線付近でのフィルタリング処理の効果を変化させることができる。ハードフィルタモード503の場合には処理の境目がはっきりし、ソフトフィルタモード502の場合には処理の境目が緩やかになる。領域には制約があるのでここではリミッター効果を増大して所定量以上回しても位置変化をしないようにした。そのため、ユーザが回転方向を間違えることがない。
図6は、ダイヤル操作部108の回転角と、フィルタリングの補正率(本実施形態では露出)との関係を示す図である。上側のグラフ601に示すとおり、ダイヤル操作部108の回転角に応じて、補正率は段階的に変化し、結果として、フィルタリング領域例602、603に示すように、フィルタ処理の効果が変化する。つまり、露出を抑える程度を様々に設定することができる。フィルタタイプ切替レバー109の操作により、境界線付近でのフィルタリング処理の効果を変化させることができる。ハードフィルタモード603の場合には処理の境目がはっきりし、ソフトフィルタモード602の場合には処理の境目が緩やかになる。このほかにも、ダイヤル操作部108と他のボタンの組合せによりフィルタ処理の色を変更できる構成としてもよい。それにより、特定の色のみ、露出を抑えた画像とすることが可能となる。一般的な光学フィルタは光量を1/2、1/4、1/8と変更するものが販売されているので、その使用感に合わせて段階的にしている。ここで補正率を指数的に変更可能な構成としても良い。
図7は、撮像処理部101での露出補正について説明するための図である。この図は、横軸に時間をとり、縦軸に蓄積電荷をとり、露出によって蓄積電荷が増加(積分)されていくことを示したもので、一般的なBGRの各画素の蓄積電荷を分けて表現している。フィルタリング処理により、境界線を挟む2つの領域において、上側701に対して、下側702のようにシャッター速度を速くして、撮像素子の蓄積電荷が少なくなるように処理する。例えば、図2の例では、空212の領域のみシャッター速度を速くした撮影として、明るさを抑える。この制御で青(B)の成分が早く飽和するのを防止できる。具体的には、上側701に示す撮像と、下側702に示す撮像との2度の撮像を連続して(ほぼ同時に)行ない、2枚の撮像画像から、境界を挟む2つの領域をそれぞれ切り出し合成してもよい。空でない部分は、T4まで露光してもBGRとも飽和することがないので、T4のシャッタースピードの画像を採用する。あるいは、時間T2までの撮像と、時間T3から時間T4までの撮像の2度の撮像を行ない、明るく表示したい領域については、2度の撮像画像の画像信号を加算し、暗く表示したい領域については、いずれかの撮像画像のみを採用して、それぞれの領域の画像を合成してもよい。これはいわば、ハイダイナミックレンジ(HDR)処理を行なう際のエリア指定をダイヤルで行なうといった考え方である。合成の方法をダイヤルで変更できるようにしてもよい。例えば、合成前に増幅や減衰の処理を行なえばよい。ソフトタイプの場合は、領域に応じて補正の方法を変えればよい。
図8は、撮像装置100の処理の流れを説明するためのフローチャートである。まずステップS801で撮像モードが再生モードまたは撮影モードか判定する。再生モードの場合にはステップS803に進み、再生処理を行なう。撮影モードであれば、ステップS805に進み、スルー画像を表示する。
次にステップS807において、NDハーフフィルタモードか否か判定する。NDハーフフィルタモードでなければステップS809に進み、他の処理を行なって処理を終了する。NDハーフフィルタモードであれば、ステップS811に進み、NDハーフフィルタモード画像をスルー画として表示する。
次に、ステップS813において、NDハーフフィルタ処理のパラメータの初期化が必要か否か判定する。初期化が必要と判定すると、ステップS815において、NDハーフフィルタ処理のパラメータ(位置、傾き、効果、色など)を初期化する。ユーザの操作開始時ややり直し操作の時には、初期化が可能で連続操作時は前の操作を反映させる。
次に、ステップS817において、フィルタタイプ切替レバー109の状態を判定する。フィルタタイプ切替レバー109がハードタイプフィルタを選択する状態になっていればステップS819に進み、ハードタイプの効果を選択する。逆にフィルタタイプ切替レバー109がソフトタイプフィルタを選択する状態になっていればステップS821に進み、ハードタイプの効果を選択する。このステップによって、ユーザの好みに応じて、ソフトタイプ、ハードタイプを瞬時に見比べることができる。これは光学的なフィルタの付け替えでは困難なので、非常にユーザの負担を軽減することができる。撮影を連続して行なえる。
次に、ステップS823において、ダイヤル操作部107としてのコントロールリングの操作があったか否かを判定する。操作があれば、ステップS825に進み、コントロールリングの回転角度に合わせて境界線の角度を変更する。これは前述のようにレンズの周囲に設けられたダイヤルなので、光学フィルタ的な操作となる。
次に、ステップS827において、ダイヤル操作部102の操作があったか否かを判定する。操作があれば、ステップS829に進み、ダイヤル操作部102の回転角度に合わせて境界線の位置をシフトする。これによって構図の自由度をアップさせている。
次に、ステップS831において、ダイヤル操作部108の操作があったか否かを判定する。操作があれば、ステップS833に進み、ダイヤル操作部108の回転角度に合わせて画像信号の補正率を変更する。これによりシーンの輝度差にかかわらず、最適なフィルタ効果を簡単に設定することができ、撮影を中断しなくても良い。
さらにステップS835に進み撮影が行なわれたか否かを判定し、撮影が行なわれた場合にはステップS837に進んで撮影、記録処理を行なう。撮影以外が行なわれた場合にはステップS801に戻る。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、ダイヤル操作を行なうだけで光学フィルタの面倒な付け替えなしでシーンに応じてユーザの好みを反映させたリアルタイムに被写体を確認しながら直感的で気軽かつ自由度の高いNDハーフフィルタ効果を楽しむことができる。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態に係る撮像装置900について、図9を用いて説明する。図9は、本実施形態に係る撮像装置900の機能構成を説明するための図である。本実施形態に係る撮像装置900は、上記第1実施形態と比べると、撮像処理部901の補正量設定部913が撮像部111の露出ではなく画像信号処理部912の画像処理の補正量を設定する点で異なる。その他の構成および動作は、第1実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。この実施形態はHDR的な制御が必要ないので動いている被写体にも対応しやすい。複雑な合成技術も必要なく簡単なシステムにできる。
撮像処理部901は、撮影処理を行なうことで出力された、部分領域115および部分領域116に対応する2つの画像信号のいずれか一方に補正処理を加える。画像信号処理部912では、補正処理として、信号減衰処理または信号増幅処理を行なう。図10は、減衰処理について説明する図である。境界線を挟む2つの画像領域の一方の画像信号にのみ、減衰処理を加えることにより、明るすぎる領域を暗く変化させることができる。一方、図11は、増幅処理について説明する図である。境界線を挟む2つの画像領域の一方の画像信号にのみ、増幅処理を加えることにより、暗すぎる領域を明るく変化させることができる。減衰処理、増幅処理としては、デジタル的な演算処理でもよいし、アナログ的な減衰処理、増幅処理でもよい。
ソフトフィルタモードでは、画像信号処理912は、部分領域117に対応する画像信号に対し、部分領域115および部分領域116に対応する2つの画像信号のいずれか一方に加えた補正処理よりも弱い補正処理、つまり弱い減衰処理、弱い増幅処理を加える。
補正量設定部913は、ダイヤル操作部108の回転操作に応じて、補正処理の補正量を変更する。増幅処理または減衰処理を特定の色成分にのみ加えても良く、いずれかの操作部の回転に応じて色成分を変更してもよい。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、ダイヤル操作を行なうことで気軽かつ自由度の高いNDハーフフィルタ効果を楽しむことができる。また、撮像時の露出ではなく画像信号の減衰、増幅で補正処理を行なうため、何度も撮像を行なう必要がないという効果もある。またNDハーフフィルタに限らずカラーフィルタ等への応用も可能である。このとき撮像素子それぞれのRGBカラーフィルタ通過後の信号を個別に処理してもよいし、特定の色域のみを強調・減衰させる画像処理を併用しても良い。
[他の実施形態]
以上、複数の実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、上述のカラーフィルタ効果やNDハーフフィルタリング効果の境界制御について説明したが、他の画像処理効果の境界制御をダイヤル操作部で行なってもよい。例えば、ジオラマ効果の境界線をダイヤル操作で変更したり、境界線を挟む2つの領域の一方のみを白黒画像やポップアート画像に変換したりすることが考えられる。ここで、ジオラマ効果は所謂トイフォトカメラで撮ったような、境界でボケ具合が変わるような効果であるが、範囲切替をダイヤルで行なう。
このようにデジタル的な手法で課題解決を行ないながら従来のカメラ操作からの違和感なく操作感を損なうことなく直感的な操作で作品作りに専念できるユーザインタフェースを提供できる。
なお、これまで説明したダイヤル操作については、一部スライド操作に変更しても良い。ダイヤル操作は、初期位置の自由度があり、回転量と制御量の関係を比較的自由に設定できる効果がある。また、従来型のカメラでも多く採用されているというメリットもある。しかし、タッチパネルの一部を用いたスライド操作に置き換えたり、スライド操作部を設けたりして代用することは可能である。ユーザが構えてカメラの持ち替えなく手ぶれなく、しっかり把持した状態で指を動かすだけで操作できるものであれば代用可能である。
上述の実施形態では3つのダイヤル操作部を備えた装置について説明したが、切替により1つのダイヤル操作部又は2つのダイヤル操作部を兼用して、少なくとも3つの機能を実現させてもよい。
もちろん光学フィルタの代用である場合は、レンズ周りのダイヤル操作部やリングを用いて境界の傾きを変換することができれば、スライド操作に比べて分かりやすく、好ましい。
本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の範疇に含まれる。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する情報処理プログラムが、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給される場合にも適用可能である。したがって、本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラム、あるいはそのプログラムを格納した媒体、そのプログラムをダウンロードさせるWWW(World Wide Web)サーバも、本発明の範疇に含まれる。特に、少なくとも、上述した実施形態に含まれる処理ステップをコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一時的コンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)は本発明の範疇に含まれる。

Claims (15)

  1. 被写体から入射した光に基づいて画像信号を生成する撮像処理部と、
    回転可能な第1ダイヤル操作部と、
    境界線を挟む第1、第2部分領域において、異なる方法で前記画像信号を生成するように前記撮像処理部を制御する撮像制御部と、
    前記第1ダイヤル操作部の回転操作に応じて、前記境界線を変更する境界変更部と、
    を備えた撮像装置。
  2. 前記境界変更部は、前記第1ダイヤル操作部の回転操作に応じて、前記境界線の位置を変更することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1ダイヤル操作部とは異なる第2ダイヤル操作部をさらに有し、
    前記境界変更部は、前記第2ダイヤル操作部の回転操作に応じて前記境界線の傾きを変更することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像処理部は、前記第1部分領域と第2部分領域とで、異なる露出で撮影処理を行なうことを特徴とする請求項1、2または3に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像処理部は、前記第1部分領域と前記第2部分領域との間にある第3部分領域に対して、前記第1部分領域に対する第1露出値と、前記第2部分領域に対する第2露出値との間の値である第3露出値で撮影処理を行なうことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記第1ダイヤル操作部とは異なる第3ダイヤル操作部をさらに有し、
    前記第3ダイヤル操作部の回転操作に応じて、前記第1部分領域に対する第1露出値または第2部分領域に対する第2露出値を変更することを特徴とする請求項4または5に記載の撮像装置。
  7. 前記撮像処理部は、撮影処理を行なうことで出力された、前記第1部分領域および前記第2部分領域に対応する第1画像信号および第2画像信号について、前記第2画像信号に補正処理を加えることを特徴とする請求項1、2または3に記載の撮像装置。
  8. 前記撮像処理部は、前記第1部分領域と前記第2部分領域との間にある第3部分領域に対応する第3画像信号に対し、前記第2画像信号に加えた補正処理よりも弱い補正処理を加えることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記補正処理は、信号減衰処理または信号増幅処理であることを特徴とする請求項7または8に記載の撮像装置。
  10. 前記第1ダイヤル操作部とは異なる第3ダイヤル操作部をさらに有し、
    前記第3ダイヤル操作部の回転操作に応じて、前記補正処理の補正量を変更することを特徴とする請求項7、8または9に記載の撮像装置。
  11. 前記第2画像信号の特定の色成分にのみ補正処理を加えることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 前記第1ダイヤル操作部とは異なる第4ダイヤル操作部をさらに有し、
    前記第4ダイヤル操作部の回転に応じて、前記補正処理を加える色成分を変更することを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記第3部分領域の有無を変更するための操作部をさらに備えたことを特徴とする請求項5または8に記載の撮像装置。
  14. 被写体から入射した光に基づいて画像信号を生成する撮像処理部と、
    回転可能なダイヤル操作部と、
    を備えた撮像装置の制御方法であって、
    境界線を挟む第1、第2部分領域において、異なる方法で前記画像信号を生成するように前記撮像処理部を制御する撮像制御ステップと、
    前記ダイヤル操作部の回転操作に応じて、前記境界線を変更する境界変更ステップと、
    を含む撮像装置の制御方法。
  15. 被写体から入射した光に基づいて画像信号を生成する撮像処理部と、
    回転可能なダイヤル操作部と、
    を備えた撮像装置の制御プログラムであって、
    境界線を挟む第1、第2部分領域において、異なる方法で前記画像信号を生成するように前記撮像処理部を制御する撮像制御ステップと、
    前記ダイヤル操作部の回転操作に応じて、前記境界線を変更する境界変更ステップと、
    を含む撮像装置の制御プログラム。
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