JP2016185625A - 三次元造形装置及び三次元造形方法 - Google Patents

三次元造形装置及び三次元造形方法 Download PDF

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淳 片山
Atsushi Katayama
淳 片山
けん 筒口
Ken Tsutsuguchi
けん 筒口
慎吾 安藤
Shingo Ando
慎吾 安藤
秀典 田中
Hidenori Tanaka
秀典 田中
行信 谷口
Yukinobu Taniguchi
行信 谷口
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Abstract

【課題】造形材料を無駄にすることなく様々な色の三次元造形物を作製できる。【解決手段】三次元造形装置10は、三次元造形物が造形されるベッド12、ベッド12を昇降させるベッド昇降部14、フィラメントを吐出するメインノズル22、フィラメントを供給するフィラメント供給部30、フィラメントの供給量を調整するフィラメント供給量調整部32、フィラメントを加熱する加熱部34、メインノズル22の先端部の近傍に設けられたサブノズル28A〜28D、メインノズル22をベッド12上で二次元走査させるノズル走査部20、サブノズル28A〜28Dの各々に、異なる色の塗料を供給する塗料供給部24A〜24D、サブノズル28A〜28Dから、異なる色の塗料を噴射させるための噴射ポンプ26A〜26D、及びベッド12上に三次元造形物が造形されるように、三次元造形物の造形データに基づいて各部を制御する制御部を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、三次元造形装置及び三次元造形方法に係り、特に、様々な色の三次元造形物を作製可能な三次元造形装置及び三次元造形方法である。
三次元造形物を造形する技術として、AM(Additive Manufacturing)技術が知られている。AM技術は、二次元の層を積層することにより、三次元造形物を作製するものである。
様々な色の三次元造形物を作製する場合、例えば非特許文献1に記載された材料押出方式のAM技術及び予め着色された材料を用いることで様々な色の三次元造形物を作製することができる。
また、非特許文献1に記載された結合剤噴射方式のAM技術を用いる場合、例えば特許文献1に記載されたように、粉末の造形材料の特定位置に、着色した結合剤溶液を振りかけて固化することで様々な色の三次元造形物を作製することができる。
特表2004−538191号公報
"Additive Manufacturing現状と可能性", 日本機械学会誌, Vol.118 No.1154, pp12-17, 2015年1月
しかしながら、材料押出方式のAM技術では、予め着色された材料を、それぞれ異なるノズルから射出することで三次元造形物を作製しており、各色の材料が固化する前に十分に混ざることがない。このため、予め着色した材料の色のみしか三次元造形物に着色することができない、という問題があった。
また、結合剤噴射方式のAM技術では、固化せずに廃棄される粉末の材料が無駄になる、という問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、造形材料を無駄にすることなく様々な色の三次元造形物を作製することができる三次元造形装置及び三次元造形方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の三次元造形装置は、三次元造形物が造形されるベッドと、前記ベッドを昇降させるベッド昇降部と、前記三次元造形物の造形材料としてのフィラメントを吐出するメインノズルと、前記メインノズルに前記フィラメントを供給するフィラメント供給部と、前記フィラメントの供給量を調整するフィラメント供給量調整部と、前記メインノズル内の前記フィラメントを加熱する加熱部と、前記メインノズルの先端部の近傍に設けられた複数のサブノズルと、前記メインノズル及び前記複数のサブノズルを前記ベッド上で二次元走査させるノズル走査部と、前記複数のサブノズルの各々に、異なる色の塗料を各々供給する複数の塗料供給部と、前記複数のサブノズルの各々から、前記異なる色の塗料を各々噴射させるための複数の噴射ポンプと、前記ベッド上に前記三次元造形物が造形されるように、前記三次元造形物の造形データに基づいて、前記ベッド昇降部、前記ノズル走査部、前記フィラメント供給部、前記フィラメント供給量調整部、前記加熱部、前記複数の塗料供給部、及び前記複数の噴射ポンプを制御する制御部と、を備えた構成である。
なお、前記メインノズル内に設けられたねじ状ポンプ羽根と、前記ねじ状ポンプ羽根を回転駆動する駆動モータと、を更に備えた構成としてもよい。
また、前記メインノズルの前記先端部は複数の先端部に分岐しており、前記複数の先端部から吐出された複数の前記フィラメントがねじり合って一条の流れとなるように前記複数の先端部がねじれて配置されている構成としてもよい。
また、前記複数のサブノズルの先端が、前記メインノズルから吐出された前記フィラメントの内部に位置するように前記複数のサブノズルが配置されている構成としてもよい。
また、前記複数のサブノズルの先端が、前記メインノズルから吐出された前記フィラメントの外部に位置するように前記複数のサブノズルが配置されている構成としてもよい。
また、前記異なる色は、シアン、イエロー、マゼンタ、及びブラックである構成としてもよい。
本発明の三次元造形方法は、三次元造形物が造形されるベッドと、前記ベッドを昇降させるベッド昇降部と、前記三次元造形物の造形材料としてのフィラメントを吐出するメインノズルと、前記メインノズルに前記フィラメントを供給するフィラメント供給部と、前記フィラメントの供給量を調整するフィラメント供給量調整部と、前記メインノズル内の前記フィラメントを加熱する加熱部と、前記メインノズルの出口の近傍に設けられた複数のサブノズルと、前記メインノズル及び前記複数のサブノズルを前記ベッド上で二次元走査させるノズル走査部と、前記複数のサブノズルの各々に、異なる色の塗料を各々供給する複数の塗料供給部と、前記複数のサブノズルの各々から、前記異なる色の塗料を各々噴射させるための複数の噴射ポンプと、制御部と、を備えた三次元造形装置における三次元造形方法であって、前記制御部が、前記三次元造形物の造形データに基づいて、前記三次元造形物の複数の層の各々に対する層データを生成するステップと、前記制御部が、前記層データに基づいて、前記ベッド上に前記三次元造形物の層を造形するように、前記メインノズル、前記ノズル走査部、前記フィラメント供給部、前記フィラメント供給量調整部、前記加熱部、前記複数のサブノズル、前記複数の塗料供給部、及び前記複数の噴射ポンプを制御するステップと、前記制御部が、前記ベッドが1層分下降するように前記ベッド昇降部を制御するステップと、前記制御部が、前記複数の層を造形するまで、前記層データを生成するステップ、前記三次元造形物の層を造形するように制御するステップ、及び前記ベッド昇降部を制御するステップを繰り返すステップと、を含む方法である。
以上説明したように、本発明の三次元造形装置及び三次元造形方法によれば、造形材料を無駄にすることなく様々な色の三次元造形物を作製することができる、という効果が得られる。
第1実施形態に係る三次元造形装置の側面図である。 第1実施形態に係る三次元造形装置のブロック図である。 メインノズルの内部構成図である。 メインノズルの先端部の近傍の側面図である。 メインノズルの先端部の近傍の底面図である。 三次元造形処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。 第2実施形態に係る三次元造形装置の側面図である。 第2実施形態に係る三次元造形装置のブロック図である。 メインノズルの先端部の近傍の側面図である。 メインノズルの先端部の近傍の底面図である。 メインノズルの先端部の近傍の側面図である。 メインノズルの先端部の近傍の底面図である。 第3実施形態に係る三次元造形装置の側面図である。 メインノズルの先端部の近傍の側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
本実施形態では、AM技術のうち、材料押出方式により様々な色の三次元造形物を作製可能な三次元造形装置について説明する。
(第1実施形態)
<システム構成>
図1には三次元造形装置10の側面図を、図2には、三次元造形装置10のブロック図を示した。図1に示すように、三次元造形装置10は、三次元造形物が造形されるベッド12を備えている。ベッド12は、ベッド昇降部14に取り付けられている。ベッド昇降部14は、筐体16の底面に取り付けられており、図1においてZ方向にベッド12を昇降させる。
筐体16の内側の側面には、走査軸18が取り付けられており、走査軸18には、ノズル走査部20が取り付けられている。ノズル走査部20には、メインノズル22及び塗料供給部24A〜24Dが取り付けられている。
塗料供給部24A〜24Dには、噴射ポンプ26A〜26Dが各々対応して取り付けられており、噴射ポンプ26A〜26Dには、サブノズル28A〜28Dが各々対応して取り付けられている。なお、図1においては、塗料供給部24C、24D、噴射ポンプ26C、24D、サブノズル28C、28Dの図示は省略している。
ノズル走査部20は、メインノズル22及びサブノズル28A〜28Dをベッド12上で図1においてX方向及びY方向に移動させる。すなわち、ノズル走査部20は、メインノズル22及びサブノズル28A〜28Dをベッド12上で二次元走査させる。
メインノズル22には、フィラメント供給部30から三次元造形物の造形材料としてのフィラメントが供給される。フィラメントは、線状の固形樹脂であり、例えばポリ酢酸ビニル又はABS樹脂(アクリロニトリル、ブタジエン、スチレン共重合合成樹脂)を用いることができるが、これに限られるものではなく、常温で固体化し、加熱することで液体化する材料であればよい。
フィラメント供給部30は、メインノズル22にフィラメントを供給する。フィラメント供給部30からメインノズル22に供給されるフィラメントの供給量は、フィラメント供給量調整部32によって調整される。
メインノズル22のフィラメントの入口側には、フィラメント供給部30から供給されたフィラメントを加熱する加熱部34が設けられている。これにより、フィラメント供給部30からメインノズル22に供給されたフィラメントは、メインノズル22内で加熱溶融されて液状樹脂となる。
図1に示すように、加熱部34は、メインノズル22の周囲を覆うようにパイプ状となっており、一例として電熱によってメインノズル22内のフィラメントを加熱溶融する。
また、図3に示すように、メインノズル22の胴体部22A内には、ねじ状ポンプ羽根36が設けられている。ねじ状ポンプ羽根36は、駆動モータ38によって回転駆動される。
メインノズル22の先端部22Bは、胴体部22Aから先端部22Bの出口に向かうに従って先細り形状となっている。
メインノズル22内に供給されたフィラメントは加熱溶融されて液状樹脂となり、ねじ状ポンプ羽根36の回転によって攪拌されてメインノズル22の先端部22Bから噴射される。
ここで、メインノズル22の胴体部22Aの内径d1は、本実施形態では一例として12mm、メインノズル22の先端部22Bの出口の内径d2は2mm、ねじ状ポンプ羽根36の外径d3は10mm、ねじ状ポンプ羽根36の軸径d4は5mm、ねじ状ポンプ羽根36のねじ山間のピッチd5は1.5mmである。なお、図3において、d5は図面の見やすさを考慮して長めに記載している。また、d1〜d5の値は、これに限られるものではなく、例えば±50%の範囲内で変更してもよい。
次に、サブノズル28A〜28Dの配置について具体的に説明する。
図4A、4Bに示すように、サブノズル28A〜28Dは、メインノズル22の先端部22Bの出口の近傍に設けられている。より具体的には、サブノズル28A〜28Dの先端が、フィラメントがメインノズル22内で加熱溶融されて吐出された液体樹脂40の内部に位置するように、サブノズル28A〜28Dが配置されている。なお、メインノズル22の中心軸Cからサブノズル28A〜28Dの先端までの距離d6は、本実施形態では一例として0.75mmであるが、これに限られるものではない。
塗料供給部24Aは、噴射ポンプ26Aを介してサブノズル28Aにシアンの塗料を供給する。噴射ポンプ26Aは、塗料供給部24Aから供給されたシアンの塗料に圧力を加える。これにより、サブノズル28Aからシアンの塗料が、メインノズル22から吐出された液体樹脂40に向けて噴射される。
同様に、塗料供給部24Bは、噴射ポンプ26Bを介してサブノズル28Bにイエローの塗料を供給する。噴射ポンプ26Bは、塗料供給部24Bから供給されたイエローの塗料に圧力を加える。これにより、サブノズル28Bからイエローの塗料が、メインノズル22から吐出された液体樹脂40に向けて噴射される。
同様に、塗料供給部24Cは、噴射ポンプ26Cを介してサブノズル28Cにマゼンタの塗料を供給する。噴射ポンプ26Cは、塗料供給部24Cから供給されたマゼンタの塗料に圧力を加える。これにより、サブノズル28Cからマゼンタの塗料が、メインノズル22から吐出された液体樹脂40に向けて噴射される。
同様に、塗料供給部24Dは、噴射ポンプ26Dを介してサブノズル28Dにブラックの塗料を供給する。噴射ポンプ26Dは、塗料供給部24Dから供給されたブラックの塗料に圧力を加える。これにより、サブノズル28Dからブラックの塗料が、メインノズル22から吐出された液体樹脂40に向けて噴射される。
サブノズル28A〜28Dに供給する塗料は、メインノズル22から噴射される材料と親和性が高い塗料であれば任意の塗料を用いることができる。
図2に示すように、ベッド昇降部14、ノズル走査部20、フィラメント供給部30、フィラメント供給量調整部32、加熱部34、駆動モータ38、塗料供給部24A〜24D、噴射ポンプ26A〜26D、及び記憶部42は、制御部44に接続されている。
記憶部42には、三次元造形物を造形するための造形データが記憶される。造形データは、三次元造形物の形状及び色が定義されたデータであり、例えば三次元造形装置10と接続されたパーソナルコンピュータ等から取得する。
制御部44は、ベッド12上に三次元造形物が造形されるように、三次元造形物の造形データに基づいて、ベッド昇降部14、駆動モータ38、ノズル走査部20、フィラメント供給部30、フィラメント供給量調整部32、加熱部34、塗料供給部24A〜24D、及び噴射ポンプ26A〜26Dを制御する。
制御部44は、例えばCPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、後述する三次元造形処理ルーチンを実行するための三次元造形処理プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)と、を備えたコンピュータにより実現される。なお、ROMに代えて不揮発性メモリを用いてもよい。
<三次元造形装置の作用>
次に、図5を参照して、本実施の形態に係る三次元造形装置10において実行される三次元造形処理の処理ルーチンについて説明する。図5に示す処理ルーチンは、三次元造形物の作製が指示された場合に実行される。
ステップS100では、制御部44が、記憶部42に記憶された三次元造形物の造形データを読み出す。
ステップS102では、制御部44が、造形データに基づいて定義される三次元造形物をXY平面でZ軸方向、すなわち積層方向にスライスした層データを生成する。これにより、三次元造形物をXY平面でスライスした二次元の層データが積層方向に複数生成される。
ステップS104では、制御部44が、1層分の造形処理を実行する。すなわち、制御部44は、ステップS104で生成した層データに基づいて、メインノズル22及びサブノズル28A〜28DがXY平面を走査するようにノズル走査部20を制御し、かつ、フィラメントが加熱溶融された液体樹脂40がメインノズル22から吐出されると共に、サブノズル28A〜28Dから各色の塗料が噴射されるように、フィラメント供給部30、フィラメント供給量調整部32、加熱部34、駆動モータ38、塗料供給部24A〜24D、及び噴射ポンプ26A〜26Dを制御する。これにより、メインノズル22からは液体樹脂40が吐出されると共に、サブノズル28A〜28Dからは、層データに基づく所望の色に応じた量の塗料が各々噴射される。サブノズル28A〜28Dから噴射された各色の塗料は、メインノズル22から吐出された液体樹脂40の中で攪拌される。このため、メインノズル22から吐出された液体樹脂40は、複数の塗料によって混色した状態でベッド12上に堆積される。
なお、制御部44は、メインノズル22から吐出される液体樹脂40の単位時間当たりの体積と、サブノズル28A〜28Dから噴射される塗料の単位時間当たりの体積との合計値が所望の値となるように、フィラメントの供給量を調整するようフィラメント供給量調整部32を制御する。これにより、ベッド12上に堆積される造形材料の単位時間当たりの堆積量が一定となる。メインノズル22を等速で移動させた場合、メインノズル22から吐出される液体樹脂40の単位時間当たりの体積が一定でないと、積層厚が変化してしまい、精密な造形ができない。そのため、制御部44は、液体樹脂40及び塗料の体積の合計値がメインノズル22の移動速度に合わせて適切な値となるように、フィラメント供給量調整部32を制御する。
ステップS106では、制御部44が、ベッド12が1層分下降するように、ベッド昇降部14を制御する。なお、液体樹脂40の固化に時間を要する場合は、液体樹脂40が固化するまで待機してからベッド12を下降させてもよい。
ステップS108では、制御部44が、全ての層を造形したか否かを判定し、全ての層を造形した場合は本ルーチンを終了し、全ての層を造形していない場合はステップS104へ戻って、次の層の造形処理を実行する。
このように、本実施形態では、メインノズル22から吐出された液体樹脂40とサブノズル28A〜28Dから噴射された塗料とを混合することで混色し、これをベッド12上に堆積させることを繰り返すことで三次元造形物を作製する。これにより、造形材料を無駄にすることなく様々な色の三次元造形物を作製することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図6には、第2実施形態に係る三次元造形装置10Aの側面図を、図7には、三次元造形装置10Aのブロック図を示した。
図6に示す三次元造形装置10Aは、メインノズル22が途中で二股に分岐して、2つの出口を備えている点が図1に示す三次元造形装置10と異なる。また、三次元造形装置10Aは、図3に示すようなねじ状ポンプ羽根36及びねじ状ポンプ羽根36を駆動する駆動モータを備えていない点も図1に示す三次元造形装置10と異なる(図7参照)。その他の構成は三次元造形装置10と同様であるので、詳細な説明は省略する。
図8Aに示すように、第2実施形態に係るメインノズル22の先端部は、2つの先端部22B1、22B2に分岐している。そして、図8Bに示すように、先端部22B1、先端部22B2から各々吐出された液体樹脂40がねじり合って一条の流れとなるように、先端部22B1、先端部22B2がねじれて配置されている。これにより、先端部22B1、先端部22B2から各々吐出された液体樹脂40は、表面張力によって途中でねじり合って一条の流れとなる。ここで、先端部22B1、先端部22B2の内径d7は、一例として2mm、先端部22B1、先端部22B2の中心間の距離d8は、一例として3mmであるが、これに限られるものではなく、例えば±50%の範囲内で変更してもよい。
図9A、9Bに示すように、サブノズル28A〜28Dは、メインノズル22の先端部22B1、先端部22B2の近傍に設けられている。より具体的には、サブノズル28A〜28Dの先端が、メインノズル22の先端部22B1、先端部22B2から吐出された液体樹脂40の内部に位置するように、サブノズル28A〜28Dが配置されている。なお、メインノズル22の先端部22B1、先端部22B2の中間位置からサブノズル28A〜28Dの先端までの距離d9は、本実施形態では一例として0.75mmであるが、これに限られるものではない。
このように、第2実施形態では、先端部22B1、先端部22B2から各々吐出された液体樹脂40がねじり合って一条の流れとなるように、先端部22B1、先端部22B2がねじれて配置されている。これにより、液体樹脂40及び塗料が混ざり合うので、第1実施形態に示したようなねじ状ポンプ羽根36及びねじ状ポンプ羽根36を駆動する駆動モータを省略することができる。
なお、第2実施形態では、メインノズル22の先端部が二股に分岐して2つの先端部22B1、22B2を有する場合について説明したが、3つ以上の先端部に分岐していてもよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図10には、第3実施形態に係る三次元造形装置10Bの側面図を示した。なお、三次元造形装置10Bのブロック図は図7に示した三次元造形装置10Aと同様であるので説明は省略する。
図10に示すように、三次元造形装置10Bは、図3に示すようなねじ状ポンプ羽根36及びねじ状ポンプ羽根36を駆動する駆動モータを備えていない点が図1に示す三次元造形装置10と異なる。また、サブノズル28A〜28Dが、Z軸方向に沿って配置されている点が図1に示す三次元造形装置10と異なる。
また、図11に示すように、サブノズル28A〜28Dの先端が、メインノズル22から吐出された液体樹脂40の外部に位置するようにサブノズル28A〜28Dが配置されている。その他の構成は図1に示した三次元造形装置10と同様であるので、説明は省略する。
サブノズル28A〜28Dから噴射された塗料は、メインノズル22から吐出された液体樹脂40とは混合せず、液体樹脂40の表面に付着するだけである。サブノズル28A〜28Dの先端が十分に細い場合、例えば0.1mm径以下の場合、独立に付着した各塗料は、離間した位置から見ると、あたかも混色しているよう見える。このため、第1実施形態に示したようなねじ状ポンプ羽根36及びねじ状ポンプ羽根36を駆動する駆動モータを省略することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
例えば、上記各実施形態では、メインノズル22及びサブノズル28A〜28DがXY平面上を走査しながらベッド12がZ軸方向に徐々に下降する場合について説明したが、ベッド12を固定とし、メインノズル22及びサブノズル28A〜28DがXY平面上を走査しながらZ軸方向に徐々に上昇するようにしてもよい。また、両者がZ軸方向に離間するように移動してもよい。
また、上記各実施形態では、サブノズルの数が4個の場合について説明したが、サブノズルの数はこれに限られるものではなく、1〜3個又は5個以上でもよい。また、上記各実施形態では、サブノズル28A〜28Dから噴射される塗料の色がイエロー、マゼンタ、シアン、及びブラックの場合について説明したが、これに限られるものではなく、任意の色とすることができる。
また、本願明細書中において、プログラムが予めインストールされている実施形態として説明したが、当該プログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えばCD−ROMやメモリーカード等に格納して提供することも可能である。
10、10A、10B 三次元造形装置
12 ベッド
14 ベッド昇降部
16 筐体
18 走査軸
20 ノズル走査部
22 メインノズル
22A 胴体部
22B、22B1、22B2 先端部
24A、24B、24C、24D 塗料供給部
26A、26B、26C、26D 噴射ポンプ
28A、28B、28C、28D サブノズル
30 フィラメント供給部
32 フィラメント供給量調整部
34 加熱部
36 ねじ状ポンプ羽根
38 駆動モータ
40 液体樹脂
42 記憶部
44 制御部

Claims (7)

  1. 三次元造形物が造形されるベッドと、
    前記ベッドを昇降させるベッド昇降部と、
    前記三次元造形物の造形材料としてのフィラメントを吐出するメインノズルと、
    前記メインノズルに前記フィラメントを供給するフィラメント供給部と、
    前記フィラメントの供給量を調整するフィラメント供給量調整部と、
    前記メインノズル内の前記フィラメントを加熱する加熱部と、
    前記メインノズルの先端部の近傍に設けられた複数のサブノズルと、
    前記メインノズル及び前記複数のサブノズルを前記ベッド上で二次元走査させるノズル走査部と、
    前記複数のサブノズルの各々に、異なる色の塗料を各々供給する複数の塗料供給部と、
    前記複数のサブノズルの各々から、前記異なる色の塗料を各々噴射させるための複数の噴射ポンプと、
    前記ベッド上に前記三次元造形物が造形されるように、前記三次元造形物の造形データに基づいて、前記ベッド昇降部、前記ノズル走査部、前記フィラメント供給部、前記フィラメント供給量調整部、前記加熱部、前記複数の塗料供給部、及び前記複数の噴射ポンプを制御する制御部と、
    を備えた三次元造形装置。
  2. 前記メインノズル内に設けられたねじ状ポンプ羽根と、前記ねじ状ポンプ羽根を回転駆動する駆動モータと、
    を更に備えた請求項1記載の三次元造形装置。
  3. 前記メインノズルの前記先端部は複数の先端部に分岐しており、前記複数の先端部から吐出された複数の前記フィラメントがねじり合って一条の流れとなるように前記複数の先端部がねじれて配置されている
    請求項1記載の三次元造形装置。
  4. 前記複数のサブノズルの先端が、前記メインノズルから吐出された前記フィラメントの内部に位置するように前記複数のサブノズルが配置されている
    請求項1〜3の何れか1項に記載の三次元造形装置。
  5. 前記複数のサブノズルの先端が、前記メインノズルから吐出された前記フィラメントの外部に位置するように前記複数のサブノズルが配置されている
    請求項1記載の三次元造形装置。
  6. 前記異なる色は、シアン、イエロー、マゼンタ、及びブラックである
    請求項1〜5の何れか1項に記載の三次元造形装置。
  7. 三次元造形物が造形されるベッドと、
    前記ベッドを昇降させるベッド昇降部と、
    前記三次元造形物の造形材料としてのフィラメントを吐出するメインノズルと、
    前記メインノズルに前記フィラメントを供給するフィラメント供給部と、
    前記フィラメントの供給量を調整するフィラメント供給量調整部と、
    前記メインノズル内の前記フィラメントを加熱する加熱部と、
    前記メインノズルの出口の近傍に設けられた複数のサブノズルと、
    前記メインノズル及び前記複数のサブノズルを前記ベッド上で二次元走査させるノズル走査部と、
    前記複数のサブノズルの各々に、異なる色の塗料を各々供給する複数の塗料供給部と、
    前記複数のサブノズルの各々から、前記異なる色の塗料を各々噴射させるための複数の噴射ポンプと、
    制御部と、
    を備えた三次元造形装置における三次元造形方法であって、
    前記制御部が、前記三次元造形物の造形データに基づいて、前記三次元造形物の複数の層の各々に対する層データを生成するステップと、
    前記制御部が、前記層データに基づいて、前記ベッド上に前記三次元造形物の層を造形するように、前記メインノズル、前記ノズル走査部、前記フィラメント供給部、前記フィラメント供給量調整部、前記加熱部、前記複数のサブノズル、前記複数の塗料供給部、及び前記複数の噴射ポンプを制御するステップと、
    前記制御部が、前記ベッドが1層分下降するように前記ベッド昇降部を制御するステップと、
    前記制御部が、前記複数の層を造形するまで、前記層データを生成するステップ、前記三次元造形物の層を造形するように制御するステップ、及び前記ベッド昇降部を制御するステップを繰り返すステップと、
    を含む三次元造形方法。
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