JP2016185559A - フィンパスロール及びスクイズロール並びにそれらを用いた溶接管製造方法 - Google Patents

フィンパスロール及びスクイズロール並びにそれらを用いた溶接管製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高い強度を有する金属を素材とする場合でも、ひずみの発生を抑えつつ、より確実に金属帯の板厚方向全域に渡って良好な溶接状態を得ることができるフィンパスロールを提供する。
【解決手段】上ロール体130の外周面130bは、挿通孔132内におけるフィン130aの根元位置130cと下ロール131の外周面131bの下端位置131cとの上下方向に沿う中心位置13Cよりも下方に曲率中心130dを有する曲面とされている。下ロール体131の外周面131bは、中心位置13Cよりも上方に曲率中心131dを有する曲面とされている。挿通孔132にオープンパイプ3が通されることで、オープンパイプ3の側部3bが溶接管4の管外面平均曲率よりも大きく湾曲されるように構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、オープンパイプの突合部を溶接することで溶接管を製造する溶接管製造設備におけるフィンパスロール及びスクイズロール並びにそれらを用いた溶接管製造方法に関する。
従来用いられていたこの種のフィンパスロールとしては、例えば下記の特許文献1等に示されている構成を挙げることができる。すなわち、従来のフィンパスロールは、オープンパイプを構成する金属帯の幅方向両端部をオーバーベンドするように形成されている。このように幅方向両端部をオーバーベンドすることで、フィンパスロールの後段に配置されたスクイズロールにおいて幅方向両端部の端面が突き合わされた際に幅方向両端部の端面同士が互いに全体的に接触するようにしている。幅方向両端部の端面同士が互いに全体的に接触されることで、金属帯の板厚方向全域に渡って良好な溶接状態を得ることが可能となる。
特許第4236918号公報
例えばステンレス鋼等の高い強度を有する金属では、端部領域に大きな加工を加えようとすると、極めて大きな力が必要となる。上記のような従来のフィンパスロールでは、金属帯の幅方向両端部をオーバーベンドしようとしているが、高強度の金属を素材とする場合には、幅方向両端部をオーバーベンドできず、良好な溶接状態を得ることができないことがある。また、金属帯の幅方向両端部をオーバーベンドするために端部領域に大きな力を加えると、溶接管にひずみが生じる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、高い強度を有する金属を素材とする場合でも、ひずみの発生を抑えつつ、より確実に金属帯の板厚方向全域に渡って良好な溶接状態を得ることができるフィンパスロール及びスクイズロール並びにそれらを用いた溶接管製造方法を提供することである。
本発明に係るフィンパスロールは、金属帯を湾曲させてオープンパイプを形成し、オープンパイプの突合部を溶接することで溶接管を製造する溶接管製造設備において、オープンパイプの形状を整えるフィンパスロールであって、金属帯の幅方向両端部が突き当てられるフィンが設けられた上ロール体と、上ロール体の下方に配置された下ロール体とを備え、上ロール体の外周面及び下ロール体の外周面は、オープンパイプが通される挿通孔を形成しており、上ロール体の外周面は、挿通孔内におけるフィンの根元位置と下ロールの外周面の下端位置との上下方向に沿う中心位置よりも下方に曲率中心を有する曲面であり、下ロール体の外周面は、中心位置よりも上方に曲率中心を有する曲面であり、挿通孔にオープンパイプが通されることで、オープンパイプの側部が溶接管の管外面平均曲率よりも大きく湾曲されるように構成されている。
本発明に係るスクイズロールは、金属帯を湾曲させてオープンパイプを形成し、オープンパイプの突合部を溶接することで溶接管を製造する溶接管製造設備において、金属帯の幅方向両端部の端面を互いに突き合わせて突合部を形成するようにオープンパイプの外周を拘束するスクイズロールであって、湾曲前の金属帯の板幅方向に沿って並べて配置された一対のサイドロール体を備え、一対のサイドロール体の外周面は、オープンパイプが通される挿通孔を形成しており、一対のサイドロール体の外周面には、金属帯の幅方向両端部に接する上部領域と、上部領域に対向する下部領域と、上部領域と下部領域との間に設けられた中間領域とが含まれており、上部領域は、挿通孔内における上部領域の上端位置と下部領域の下端位置との上下方向に沿う中心位置よりも下方に曲率中心を有する曲面であり、下部領域は、中心位置よりも上方に曲率中心を有する曲面であり、中間領域は、上部領域及び下部領域の曲率半径よりも小さな曲率半径を有する曲面であり、挿通孔にオープンパイプが通されることで、オープンパイプの側部が溶接管の管外面平均曲率よりも大きく湾曲されるように構成されている。
本発明に係る溶接管製造方法は、上述のフィンパスロールを用いてオープンパイプの形状を整えることを含む。
また、本発明に係る溶接管製造方法は、上述のスクイズロールを用いてオープンパイプの外周を拘束することを含む。
本発明のフィンパスロール及びスクイズロール並びにそれらを用いた溶接管製造方法によれば、上ロール体の外周面及び下ロール体の外周面、又は一対のサイドロール体の外周面により形成された挿通孔にオープンパイプが通されることで、オープンパイプの側部が溶接管の管外面平均曲率よりも大きく湾曲されるように構成されている。オープンパイプの側部を大きく湾曲させることで、金属帯の幅方向両端部をオーバーベンドしなくても、幅方向両端部の端面同士を互いに全体的に接触させることができる。これにより、ひずみの発生を抑えつつ、高い強度を有する金属を素材とする場合でも、より確実に金属帯の板厚方向全域に渡って良好な溶接状態を得ることができる。
本発明の実施の形態によるフィンパスロール及びスクイズロールを含む溶接管製造設備を示す説明図である。 図1のフィンパスロールを示す正面図である。 図1のスクイズロールを示す正面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態によるフィンパスロール及びスクイズロールを含む溶接管製造設備1を示す説明図である。図において、溶接管製造設備1は、金属帯2を湾曲させてオープンパイプ3を形成し、オープンパイプ3の突合部3aを溶接することで溶接管4を製造する設備である。
溶接管製造設備1は、第1成形サイドロール11、第2成形サイドロール12、フィンパスロール13及びスクイズロール14を有している。
第1及び第2成形サイドロール11,12は、金属帯2の搬送方向2aに沿って順に金属帯2を湾曲させてオープンパイプ3を形成する成形ロールである。
第1及び第2成形サイドロール11,12は、湾曲される前の金属帯2の板幅方向2b(左右方向)に並べて配置された一対のサイドロール体110,111,120,121をそれぞれ有している。金属帯2は、各成形サイドロール11,12のサイドロール体110,111,120,121の外周面によって挟み込まれることで湾曲される。このように2つの成形サイドロール11,12だけによりオープンパイプ3が形成されることで、オープンパイプ3に残る加工ひずみを少なくすることができる。
なお、溶接管製造設備によっては、金属帯2の湾曲加工初期に金属帯2の幅方向両端部2dの形状を整えるブレークダウンロールを用いる場合もある。しかしながら、本実施の形態の溶接管製造設備1では、オープンパイプ3に残る加工ひずみをより少なくするため、ブレークダウンロールは使用していない。
フィンパスロール13は、金属帯2の搬送方向2aに沿う第1及び第2成形サイドロール11,12の後段に配置されており、これら第1及び第2成形サイドロール11,12によって形成されたオープンパイプ3の形状を整えるためのロールである。
フィンパスロール13は、金属帯2の幅方向両端部2dが突き当てられるフィン130aが設けられた上ロール体130と、上ロール体130の下方に配置された下ロール体131とを有している。なお、溶接管製造設備1における上下方向とは、湾曲される前の金属帯2の板厚方向2cを指す。オープンパイプ3の形状は、互いに対向する上ロール体130及び下ロール体131の外周面によって形成される挿通孔にオープンパイプ3が通されることで整えられる。
スクイズロール14は、湾曲される前の金属帯2の板幅方向2bに並べて配置された一対のサイドロール体140,141により構成されており、金属帯2の搬送方向2aに沿うフィンパスロール13の後段に配置されている。スクイズロール14は、金属帯2の幅方向両端部2dの端面を互いに突き合わせて突合部3aを形成するようにオープンパイプ3の外周を拘束する。
図示はしないが、スクイズロール14の上方には、レーザ溶接機及びTIG溶接機等の溶接機が配置されている。スクイズロール14によってオープンパイプ3の外周が拘束されているときに突合部3aの溶接が行われる。また、金属帯2の搬送方向2aに沿うスクイズロール14の後段には、溶接管4の形状を矯正するサイジングロールが配置され得る。形状矯正後の溶接管4の外径は、形状矯正前の溶接管4の外径よりも小さくなることもある。
次に、図2は、図1のフィンパスロール13を示す正面図である。図において、上ロール体130及び下ロール体131は、上ロール体130の外周面130bの下端位置と下ロール体131の外周面131bの上端位置とが近接するように配置されている。互いに対向する上ロール体130の外周面130bと下ロール体131の外周面131bとにより、オープンパイプ3が通される挿通孔132が形成されている。
上ロール体130の外周面130bは、挿通孔132内におけるフィン130aの根元位置130cと下ロール131の外周面131bの下端位置131cとの上下方向に沿う中心位置13Cよりも下方に曲率中心130dを有する曲面とされている。また、上ロール体130の外周面130bは、曲率半径r1が一定の曲面とされている。
下ロール体131の外周面131bは、上述の中心位置13Cよりも上方に曲率中心131dを有する曲面とされている。また、下ロール体131の外周面131bは、曲率半径r2が一定の曲面とされている。
このような曲面とされた上ロール体130の外周面130bと下ロール体131の外周面131bとが組み合わされることで、挿通孔132は、上下方向に圧縮された略円状(楕円状)とされている。上ロール体130の外周面130bの下端部と下ロール体131の外周面131bの上端部とによって形成される挿通孔132の左右両側の端部領域は、二つの曲面が角を有する状態で組み合わされたものであるが、オープンパイプ3のように一定の強度を有するものに対しては疑似的に曲面として作用する。この疑似的な曲面は、上ロール体130及び下ロール体131の外周面130b,131bの曲率半径r1,r2よりも小さな曲率半径を有する。
オープンパイプ3が挿通孔132を通されとき、オープンパイプ3が上下方向に圧縮されて、オープンパイプ3の側部3bが湾曲される。上ロール体130及び下ロール体131の外周面130b,131bの曲率半径r1,r2は、オープンパイプ3の側部3bが溶接管4の管外面平均曲率よりも大きく湾曲される(オーバーベンドされる)ように設定される。
曲率半径r1,r2は、必要周長とオーバル比とに基づいて設定することができる。必要周長とは、成形に必要なリダクション量(成形時に発生する絞り量)を製品周長(製品外径×円周率)に加えることで求められる周長である。オーバル比とは、挿通孔132(オープンパイプ3)の長軸をXとし、挿通孔132の短軸をYとしたときに、X/Yで表される比率であり、オープンパイプ3の上下方向の圧縮率、すなわちオープンパイプ3の側部3bの湾曲率に対応する比率である。
なお、オープンパイプ3の側部3bの湾曲の比較対象とされる溶接管4とは、スクイズロール14による拘束から解放された直後の溶接管4であり、サイジングロール等により形状が矯正される前の溶接管4を指す。
次に、図3は、図1のスクイズロール14を示す正面図である。図において、スクイズロール14を構成する一対のサイドロール体140,141の外周面は、オープンパイプ3が通される挿通孔142を形成している。サイドロール体140,141の外周面には、上部領域140a,141a、下部領域140b,141b及び中間領域140c,141cが含まれている。上部領域140a,141aは、金属帯2の幅方向両端部2dに接する領域である。下部領域140b,141bは、上部領域140a,141aに対向する領域である。中間領域140c,141cは、上部領域140a,141aと下部領域140b,141bとの間に設けられた領域である。
上部領域140a,141aは、挿通孔142内における上部領域140a,141aの上端位置14Aと下部領域140b,141bの下端位置14Bとの上下方向に沿う中心位置14Cよりも下方に曲率中心14Uを有する曲面とされている。
下部領域140b,141bは、上述の中心位置14Cよりも上方に曲率中心14Dを有する曲面とされている。
中間領域140c,141cは、上部領域140a,141a及び下部領域140b,141bの曲率半径ru,rdよりも小さな曲率半径rmを有する曲面とされている。
このような一対のサイドロール体140,141の外周面が組み合わされることで、挿通孔142が上下方向に圧縮された略円状(楕円状)とされている。
オープンパイプ3が挿通孔142を通されとき、オープンパイプ3が上下方向に圧縮されて、オープンパイプ3の側部3bが湾曲される。上部領域140a,141a、下部領域140b,141b及び中間領域140c,141cの曲率半径ru,rd,rmは、オープンパイプ3の側部3bが溶接管4の管外面平均曲率よりも大きく湾曲される(オーバーベンドされる)ように設定される。このオープンパイプ3の側部3bの湾曲の比較対象とされる溶接管4も、溶接機による溶接が行われた直後の溶接管4であり、サイジングロール等により形状が矯正される前の溶接管4を指す。
すなわち、本実施の形態の溶接管製造設備1では、フィンパスロール13及びスクイズロール14の両方においてオープンパイプ3の側部3bをオーバーベンドする。オープンパイプ3の側部3bのオーバーベンドは、金属帯2の幅方向両端部2dをオーバーベンドする場合よりも小さな力で実現可能である。すなわち、例えばステンレス鋼等の高い強度を有する金属帯であっても、フィンパスロール13及びスクイズロール14における挟持により、オープンパイプ3の側部3bのオーバーベンドを行うことができる。
オープンパイプ3の側部3bをオーバーベンドすることで、金属帯2の幅方向両端部2dをオーバーベンドしなくても、幅方向両端部2dの端面同士を互いに全体的に接触させることができる。
なお、必要とされるオープンパイプ3の側部3bのオーバーベンド量が小さい場合には、フィンパスロール13及びスクイズロール14のいずれか一方のみを本実施の形態のように構成して、他方においてはオープンパイプ3の側部3bをオーバーベンドしなくてもよい。
また、実施の形態ではフィンパスロール13及びスクイズロール14の数は1つずつであったが、必要とされるオープンパイプ3の側部3bのオーバーベンド量に応じてフィンパスロール13及びスクイズロール14の数を2以上としてもよい。
このようなフィンパスロール13及びそれを用いた溶接管製造方法では、上ロール体130の外周面130b及び下ロール体131の外周面131bにより形成された挿通孔132にオープンパイプ3が通されることで、オープンパイプ3の側部3bが溶接管4の管外面平均曲率よりも大きく湾曲されるので、オープンパイプ3の側部3bを大きく湾曲させることで、金属帯2の幅方向両端部2dをオーバーベンドしなくても、幅方向両端部2dの端面同士を互いに全体的に接触させることができる。これにより、ひずみの発生を抑えつつ、高い強度を有する金属を素材とする場合でも、より確実に金属帯2の板厚方向2cの全域に渡って良好な溶接状態を得ることができる。このような構成は、例えばステンレス鋼等の高い強度を有する金属を用いて溶接管を製造する場合に特に有用である。
特に、上ロール体130の外周面130bの曲率半径r1が一定とされるとともに、下ロール体131の外周面131bの曲率半径r2が一定とされているので、上ロール体130及び下ロール体131の外周面130b,131bの設計及び製造を容易にすることができる。
また、上記のようなスクイズロール14及びそれを用いた溶接管製造方法では、一対のサイドロール体140,141の外周面により形成された挿通孔142にオープンパイプ3が通されることで、オープンパイプ3の側部3bが溶接管4の管外面平均曲率よりも大きく湾曲されるように構成されている。オープンパイプ3の側部3bを大きく湾曲させることで、金属帯2の幅方向両端部2dをオーバーベンドしなくても、幅方向両端部2dの端面同士を互いに全体的に接触させることができる。これにより、ひずみの発生を抑えつつ、高い強度を有する金属を素材とする場合でも、より確実に金属帯2の板厚方向2cの全域に渡って良好な溶接状態を得ることができる。
さらに、実施の形態で説明したフィンパスロール13及びスクイズロール14が組み合わされて用いられることで、オープンパイプ3の側部3bをより大きく湾曲させることができ、より確実に金属帯2の板厚方向2cの全域に渡って良好な溶接状態を得ることができる。
なお、実施の形態では、上ロール体130の外周面130b及び下ロール体131の外周面131bは一定の曲率半径を有する曲面であると説明しているが、上ロール体の外周面及び下ロール体の外周面には異なる曲率半径をそれぞれ有する複数の曲面が含まれていてよい。
1 溶接管製造設備
2 金属帯
3 オープンパイプ
3a 突合部
3b 側部
4 溶接管
11,12 第1及び第2成形サイドロール
13 フィンパスロール
130 上ロール体
130a フィン
130b 外周面
130c 下端位置
130d 曲率中心
131 下ロール体
131b 外周面
131c 上端位置
131d 曲率中心
132 挿通孔
14 スクイズロール
140,141 一対のサイドロール体
140a,141a 上部領域
140b,141b 下部領域
140c,141c 中間領域
142 挿通孔

Claims (6)

  1. 金属帯を湾曲させてオープンパイプを形成し、前記オープンパイプの突合部を溶接することで溶接管を製造する溶接管製造設備において、前記オープンパイプの形状を整えるフィンパスロールであって、
    前記金属帯の幅方向両端部が突き当てられるフィンが設けられた上ロール体と、
    前記上ロール体の下方に配置された下ロール体と
    を備え、
    前記上ロール体の外周面及び前記下ロール体の外周面は、前記オープンパイプが通される挿通孔を形成しており、
    前記上ロール体の外周面は、前記挿通孔内における前記フィンの根元位置と前記下ロールの外周面の下端位置との上下方向に沿う中心位置よりも下方に曲率中心を有する曲面であり、
    前記下ロール体の外周面は、前記中心位置よりも上方に曲率中心を有する曲面であり、
    前記挿通孔に前記オープンパイプが通されることで、前記オープンパイプの側部が前記溶接管の管外面平均曲率よりも大きく湾曲されるように構成されている
    ことを特徴とするフィンパスロール。
  2. 前記上ロール体の外周面及び前記下ロール体の外周面は、一定の曲率半径を有する曲面である
    ことを特徴とする請求項1記載のフィンパスロール。
  3. 金属帯を湾曲させてオープンパイプを形成し、前記オープンパイプの突合部を溶接することで溶接管を製造する溶接管製造設備において、前記金属帯の幅方向両端部の端面を互いに突き合わせて前記突合部を形成するように前記オープンパイプの外周を拘束するスクイズロールであって、
    湾曲前の前記金属帯の板幅方向に沿って並べて配置された一対のサイドロール体
    を備え、
    前記一対のサイドロール体の外周面は、前記オープンパイプが通される挿通孔を形成しており、
    前記一対のサイドロール体の外周面には、
    前記金属帯の幅方向両端部に接する上部領域と、
    前記上部領域に対向する下部領域と、
    前記上部領域と下部領域との間に設けられた中間領域と
    が含まれており、
    前記上部領域は、前記挿通孔内における前記上部領域の上端位置と前記下部領域の下端位置との上下方向に沿う中心位置よりも下方に曲率中心を有する曲面であり、
    前記下部領域は、前記中心位置よりも上方に曲率中心を有する曲面であり、
    前記中間領域は、前記上部領域及び下部領域の曲率半径よりも小さな曲率半径を有する曲面であり、
    前記挿通孔に前記オープンパイプが通されることで、前記オープンパイプの側部が前記溶接管の管外面平均曲率よりも大きく湾曲されるように構成されている
    ことを特徴とするスクイズロール。
  4. 前記金属帯の搬送方向に関し、請求項1又は請求項2に記載のフィンパスロールの後段に配置されていることを特徴とする請求項3記載のスクイズロール。
  5. 請求項1又は請求項2に記載のフィンパスロールを用いて前記オープンパイプの形状を整えること
    を含むことを特徴とする溶接管製造方法。
  6. 請求項3又は請求項4に記載のスクイズロールを用いて前記オープンパイプの外周を拘束すること
    を含むことを特徴とする溶接管製造方法。
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