JP2016185311A - ぱちんこ遊技機 - Google Patents

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Kazunori Yamamoto
和典 山本
芝野 憲司
Kenji Shibano
憲司 芝野
洋平 小西
Yohei Konishi
洋平 小西
大樹 庄子
Daiki Shoji
大樹 庄子
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Abstract

【課題】遊技進行の保全性を高め、且つ、遊技をスムーズに進行させる。
【解決手段】アタッカー内に特定領域を設けたぱちんこ遊技機において、特定領域への入球を企んだ不正な振動により特定領域に入球した場合と、特定領域への入球を企んだものでない軽微な振動により特定領域に入球した場合とで、エラー報知条件、エラー報知態様等に差異を設けることで、遊技者及び遊技場運営者側を困惑させないよう構成されているぱちんこ遊技機。
【選択図】図61

Description

ぱちんこ遊技機に関する。
近年のぱちんこ遊技機としては、遊技盤面(遊技領域)上の始動口に遊技球が入球したことを契機として所定確率の大当り抽選がなされ、当該大当り抽選に当選した場合には大当り(特別遊技)状態へと移行し、遊技盤面に備えられた大入賞口が開放して大量の賞球を獲得できるぱちんこ遊技機が主流である。このように構成されたぱちんこ遊技機の内には、特別遊技の際に開放する大入賞口の開放態様等に工夫を凝らすことで、特別遊技中における遊技の興趣性を向上させている遊技機も存在している。また、遊技盤面(遊技領域)上の始動口に遊技球が入球したことを契機として、大入賞口を短期間開放する特別遊技への移行契機付与遊技を実行し、当該実行した特別遊技への移行契機付与遊技中において、大入賞口内に設けられた特定領域(いわゆるVゾーン)へ遊技球が入球した場合には、大当り(特別遊技)状態へと移行し、遊技盤面に備えられた大入賞口が長期間開放して大量の賞球を獲得できるぱちんこ遊技機(いわゆる羽根モノタイプ、2種タイプ)も存在している。そして、これらの遊技進行時において発生したエラーを適切に検出、報知、解除することで、遊技進行の保全性を高めている。
特開2008−200223 特開2013−39286 特開2004−73541
しかしながら、近年の遊技機においては遊技性や内部構造の複雑さ等に伴い、発生するエラーも多様化しており、遊技進行の保全性を高め、且つ、遊技をスムーズに進行させるための改善が望まれているという課題が存在する。
本態様に係るぱちんこ遊技機は、
遊技球が入球可能な始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)と、
閉状態と開状態とを採り得る可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)と、
可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)に入球した遊技球が入球し得る、可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)の内部に設けられた特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)と、
遊技の進行を制御する主遊技部(例えば、主制御基板1000)と、
遊技者が認識可能な遊技情報を出力する遊技情報出力部(例えば、演出表示装置2140)と、
遊技情報出力部(例えば、演出表示装置2140)への遊技情報の出力制御を司る副遊技部(例えば、副制御基板2320)と
を備え、
主遊技部(例えば、主制御基板1000)は、
始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)への遊技球の入球に基づき、乱数を取得する乱数取得手段(例えば、乱数取得判定実行手段1120)と、
前記乱数に基づく所定条件を充足した場合、可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)への所定個数の入球があるか又は所定期間が経過するまで可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)を遊技者にとって有利な状態とし得る遊技を単位遊技とし、単位遊技を一回又は複数回実行する特別遊技を実行可能な特別遊技実行手段(例えば、特別遊技実行手段1173)と、
前記特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)に入球した場合には、遊技者に対して特典を付与し得る特典付与制御手段(例えば、特別遊技実行手段1173)と、
遊技機に加えられた振動に係る異常発生の有無を検出可能な振動異常発生検出手段(例えば、振動センサ監視手段1065)と
を備え、
副遊技部(例えば、副制御基板2320)は、
主遊技部(例えば、主制御基板1000)側から送信された情報に基づき、遊技情報出力部へ出力すべき遊技情報内容を制御する遊技情報出力制御手段(例えば、情報送受信制御手段2400)
を備え、
単位遊技の実行中において前記振動に係る異常発生があったことを検出した場合には第一エラー状態となり、単位遊技の実行中以外において前記振動に係る異常発生があったことを検出した場合には第二エラー状態となるよう構成されており、
第一エラー状態である場合及び第二エラー状態である場合のいずれであっても、副遊技部(例えば、副制御基板2320)は所定のエラー情報を遊技情報出力部へ出力するよう構成されており、
第一エラー状態である場合と第二エラー状態である場合とで、前記所定のエラー情報として出力すべき出力内容が異なるよう構成されている
ことを特徴とするぱちんこ遊技機である。
本態様に係るぱちんこ遊技機によれば、エラーを適切に検出しながら遊技をスムーズに進行させることができる。
図1は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の正面図である。 図2は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、遊技盤の構成図である。 図3は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、大入賞口の構造に係る正面図及び斜視図である。 図4は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、特別遊技中の大入賞口及び遮蔽部材の開閉に係る作用図である。 図5は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、特別遊技中の大入賞口及び遮蔽部材の開閉に係る作用図である。 図6は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、特別遊技中の大入賞口及び遮蔽部材の開閉に係る作用図である。 図7は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、特別遊技中の大入賞口及び遮蔽部材の開閉に係る作用図である。 図8は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の背面図である。 図9は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、振動センサの平面図及び断面図である。 図10は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、振動センサにおけるピックアップの平面図及び側面図である。 図11は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の電気的全体構成図である。 図12は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の機能ブロック図である。 図13は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側でのメインフローチャートである。 図14は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での振動センサ監視処理のフローチャートである。 図15は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での補助遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。 図16は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での電動役物駆動判定処理のフローチャートである。 図17は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。 図18は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技図柄表示処理のフローチャートである。 図19は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での第1(第2)主遊技図柄表示処理のフローチャートである。 図20は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での第1(第2)主遊技図柄表示処理にて用いられるテーブル構成図である。 図21は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特定遊技終了判定処理のフローチャートである。 図22は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。 図23は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技制御処理のフローチャートである。 図24は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技開始制御処理のフローチャートである。 図25は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での振分大入賞口制御処理のフローチャートである。 図26は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での開閉態様決定テーブルである。 図27は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での振分大入賞口開閉制御処理のフローチャートである。 図28は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での振分準備時間制御処理のフローチャートである。 図29は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での振分入賞制御処理のフローチャートである。 図30は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での排出球異常検出処理のフローチャートである。 図31は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での遮蔽部材駆動制御処理のフローチャートである。 図32は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での振分ラウンド制御終了処理のフローチャートである。 図33は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での通常大入賞口制御処理のフローチャートである。 図34は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での通常大入賞口開閉制御処理のフローチャートである。 図35は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での通常準備時間制御処理のフローチャートである。 図36は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での通常入賞制御処理のフローチャートである。 図37は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での通常ラウンド制御終了処理のフローチャートである。 図38は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技終了制御処理のフローチャートである。 図39は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。 図40は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側でのメインフローチャートである。 図41は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での保留情報管理処理のフローチャートである。 図42は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。 図43は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。 図44は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。 図45は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での特別遊技中演出実行処理のフローチャートである。 図46は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での特別遊技終了演出実行処理のフローチャートである。 図47は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技実行時における振分大入賞口が長開放B、且つ排出球異常非検出時の作用図である。 図48は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技実行時における振分大入賞口が長開放B、且つ排出球異常検出時の作用図である。 図49は、本実施形態からの変更例1に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側でのメインフローチャートである。 図50は、本実施形態からの変更例1に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での振動センサ監視処理のフローチャートである。 図51は、本実施形態からの変更例1に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での振分入賞制御処理のフローチャートである。 図52は、本実施形態からの変更例1に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での排出球異常検出処理のフローチャートである。 図53は、本実施形態からの変更例1に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊終了制御処理のフローチャートである。 図54は、本実施形態からの変更例1に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側でのメインフローチャートである。 図55は、本実施形態からの変更例2に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での振動センサ監視処理のフローチャートである。 図56は、本実施形態からの変更例2に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側でのメインフローチャートである。 図57は、本実施形態からの変更例2に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側でのエラー表示実行制御処理のフローチャートである。 図58は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機の正面図である。 図59は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機の第2大入賞口に係る作用図である。 図60は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側でのメインフローチャートである。 図61は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での振動センサ監視処理のフローチャートである。 図62は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での第1(第2)主遊技図柄表示処理のフローチャートである。 図63は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での第1(第2)主遊技図柄表示処理にて用いられるテーブル構成図である。 図64は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特定遊技終了判定処理のフローチャートである。 図65は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。 図66は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技制御処理のフローチャートである。 図67は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。 図68は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での小当り遊技制御処理のフローチャートである。 図69は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での上遮蔽部材駆動制御処理のフローチャートである。 図70は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での下遮蔽部材駆動制御処理のフローチャートである。 図71は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側でのV入賞口入球判定処理のフローチャートである。 図72は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側でのエラー表示実行制-御処理のフローチャートである。 図73は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での特別遊技関連表示制御処理のフローチャートである。 図74は、第2実施形態からの変更例1に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での振動センサ監視処理のフローチャートである。 図75は、第2実施形態からの変更例1に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側でのエラー表示実行制御処理のフローチャートである。 図76は、第2実施形態からの変更例2に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での振動センサ監視処理のフローチャートである。 図77は、本例のぱちんこ遊技機における、振動エラー実行態様の一例である。 図78は、本例のぱちんこ遊技機における、振動エラー以外のエラー実行態様の一例1である。 図79は、本例のぱちんこ遊技機における、振動エラー以外のエラー実行態様の一例2である。 図80は、本例のぱちんこ遊技機における、振動エラー以外のエラー実行態様の一例3である。 図81は、本例のぱちんこ遊技機における、振動エラー以外のエラー実行態様の一例4である。 図82は、本例のぱちんこ遊技機における、振動エラー以外のエラー実行態様の一例5である。 図83は、本例のぱちんこ遊技機における、振動エラー以外のエラー実行態様の一例6である。 図84は、本例のぱちんこ遊技機における、エラー制御一覧表1である。 図85は、本例のぱちんこ遊技機における、エラー制御一覧表2である。 図86は、本例のぱちんこ遊技機における、外部端子送信内容決定テーブル1である。
実施するための形態
はじめに、本明細書における各用語の意義について説明する。「開状態、開放状態」及び「閉状態、閉鎖状態」とは、例えば、一般的な大入賞口(所謂、アタッカー)の構成においては、開状態=入賞容易状態であり、閉状態=入賞非容易状態となる。また、例えば、遊技盤(遊技者側)から突き出した状態(以下、進出状態と呼ぶことがある)と遊技盤内(遊技者側と反対側)に引っ込んだ状態(以下、退避状態と呼ぶことがある)とを採り得る構成(所謂、ベロ型アタッカー)においては、進出状態=入賞容易状態であり、退避状態=入賞非容易状態となる。「入球」とは、賞球が払い出される入賞のみならず、賞球払い出しの無い「スルーチャッカー」への通過も含む。「乱数(乱数値)」とは、ぱちんこ遊技機において何らかの遊技内容を決定するための抽選(電子計算機によるくじ)に使用される乱数である限り特に限定されず、例えば、狭義の乱数の他に擬似乱数も含む(例えば、乱数としてはハード乱数、擬似乱数としてはソフト乱数)。例えば、遊技の結果に影響を与えるいわゆる「基本乱数」、具体的には、特別遊技の移行と関連した「当選乱数(当否抽選用乱数)」、識別図柄の変動態様(又は変動時間)を決定するための「変動態様決定乱数」、停止図柄を決定する「図柄決定乱数」、特別遊技後に特定遊技(例えば確率変動遊技)に移行するか否かを決定する「当り図柄決定乱数」等を挙げることができる。尚、変動態様の内容や確定識別情報の内容等を決定する際、これらすべての乱数を使用する必要はなく、互いに同一又は相違する、少なくとも一つの乱数を使用すればよい。また、本明細書では、乱数の数とか複数個の乱数、といった形で乱数を個数表示していることがあるが、乱数取得の契機となる入球口(例えば始動入球口)の一回の入球により取得された乱数を一個と称している(即ち、前記の例だと、当選乱数+変動態様決定乱数+図柄決定乱数・・・という乱数の束を一個の乱数と称している)。また、例えば、一種の乱数(例えば当選乱数)が、別種の乱数(例えば図柄決定乱数)を兼ねていてもよい。また、単位遊技終了条件を充足したことを契機として可変入賞口が閉状態となった時点から当該一定時間が経過した以降は、当該或る単位遊技における特定領域入球検出手段による入球検出を「実質的に無効とする」とは、基本的には、可変入賞口や特定領域等の構造物の機構上及び単位遊技に係る制御処理上、これらの設計上において入球検出がなされるはずのない状況下における入球検出をすべて無効とすることを趣旨としているが、例えば、当該状況下であっても一瞬だけ(例えば、数〜数十msといった短期間だけ)入球検出を有効とする期間を設けることや、当該状況が無限に(例えば、10時間或いは遊技機の電源断まで)継続し得る状況下において、当該無限期間中(例えば、10時間経過時或いは遊技機の電源断直前)における入球検出を有効とすること、等をも含み、即ち、当該趣旨を大きく逸脱しない限りにおいては、このような態様をも「無効とする」との趣旨に含まれることを意図として「実質的に」としたものである。また、「動作状態情報」とは、遊技機の動作状態に関する情報であり、遊技機の外部に出力される情報(信号)となっている。
尚、以下の実施形態は、従来の第1種ぱちんこ遊技機を二つ混在させたような機種(第1種第1種複合機)である。但し、これには何ら限定されず、他の遊技機(例えば、従来の第1種、第2種、第3種、一般電役等のぱちんこ遊技機)に応用された場合も範囲内である。尚、本実施形態は、あくまで一例であり、各手段が存在する場所や機能等、各種処理に関しての各ステップの順序、フラグのオン・オフのタイミング、各ステップの処理を担う手段名や具体的な数値等に関し、以下の態様に限定されるものではない。また、上記した実施形態や変更例は、特定のものに対して適用されると限定的に解すべきでなく、どのような組み合わせであってもよい。例えば、ある実施形態についての変更例は、別の実施形態の変更例であると理解すべきであり、また、ある変更例と別の変更例が独立して記載されていたとしても、当該ある変更例と当該別の変更例を組み合わせたものも記載されていると理解すべきである。また、本実施形態では、各種テーブルに関し、抽選テーブルと参照テーブルとが存在するが、これらも限定的ではなく、抽選テーブルを参照テーブルとしたり或いはこの逆としてもよい{例えば、本実施形態においては、後述するように、第1主遊技図柄の変動態様を決定する際に参照されるテーブルと第2主遊技図柄の変動態様を決定する際に参照されるテーブルとを夫々別の参照テーブル(変動パターンテーブル)として設けるよう構成されているが、これには限定されず、第1主遊技図柄の変動態様及び第2主遊技図柄の変動態様として選択され得るすべての変動態様を一の変動パターンテーブルとして設けるよう構成してもよく、また、第1主遊技図柄と第2主遊技図柄とで参照範囲が異なる際には夫々別の参照テーブルとして設けるよう構成してもよい}。
ここで本発明の詳細な説明に先立ち、本発明に係る簡潔な構成を説明する。
本発明に係るぱちんこ遊技機のうち、特別遊技において、奇数ラウンドにて振分大入賞口が開放し、偶数ラウンドにて通常大入賞口が開放する。また、奇数ラウンド終了時に排出確認(入賞球数と排出球数の整合性が取れているかの確認)を実行し、排出球異常が検出されなかった場合には、遮蔽部材の駆動を終了し、準備時間を経て次ラウンドが開始される一方、排出球異常が検出された場合には、遮蔽部材の駆動を継続すると共に、排出球異常が解消されるまで次ラウンドが開始されない構成を(本実施形態)にて詳細に説明する。
本発明に係るぱちんこ遊技機のうち、(本実施形態)の構成に、電源断を経ずに排出球異常が解消できる構成を付加した構成を(本実施形態からの変更例1)にて詳細に説明する。
本発明に係るぱちんこ遊技機のうち、(本実施形態)の構成から、振分大入賞口が閉鎖するタイミングから所定時間の経過で特定領域が無効となるよう変更した構成を(本実施形態からの変更例2)にて詳細に説明する。
本発明に係るぱちんこ遊技機のうち、(本実施形態)の構成に、振動センサを設け、当該振動センサの監視を排出確認がとれるまで(排出球異常が解消するまで)とした構成を(第2実施形態)にて詳細に説明する。
本発明に係るぱちんこ遊技機のうち、特別遊技実行中は常に排出球の検知が可能であり、且つ、排出確認タイミングを、遮蔽部材が駆動するラウンドの開始直前と特別遊技終了デモ時間の終了時とした構成を(第2実施形態からの変更例1)にて詳細に説明する。
(本実施形態)
本実施形態の特徴部分の説明に先立ち、まず、図1を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の前面側の基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。以下、これらを順に説明する。
はじめに、ぱちんこ遊技機の遊技機枠は、外枠102、前枠104、透明板106、扉108、上球皿110、下球皿112及び発射ハンドル116を含む。まず、外枠102は、ぱちんこ遊技機を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠104は、外枠102の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構を介して外枠102に開閉可能に取り付けられる。前枠104は、遊技球を発射する機構、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導又は回収するための機構等を含む。透明板106は、ガラス等により形成され、扉108により支持される。扉108は、図示しないヒンジ機構を介して前枠104に開閉可能に取り付けられる。上球皿110は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿112への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿112は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。また、前枠104の右上部及び左上部にはスピーカ114が設けられており、遊技状態等に応じた効果音が出力される。
次に、遊技盤100は、外レール122と内レール124とにより区画された遊技領域120が形成されている。そして、当該遊技領域120には、図示しない複数の遊技釘及び風車等の機構や各種一般入賞口の他、遊技球誘導レール130、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110、補助遊技始動口2410、振分大入賞口2220、通常大入賞口2120、センター飾り192及びアウト口142が設置されている。更に、詳細図示は省略するが、遊技盤前面には、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230、補助遊技図柄表示装置2420等も備えられている。以下、本実施形態に係る構成を説明する。
まず、第1主遊技始動口2210は、第1主遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、第1主遊技始動口2210は、第1主遊技始動口入球検出装置(第1入球検出装置)2211(不図示)を備える。ここで、第1主遊技始動口入球検出装置2211は、第1主遊技始動口2210への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1主遊技始動口入球情報を生成する。
次に、第2主遊技始動口2110は、第2主遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、第2主遊技始動口2110は、第2主遊技始動口入球検出装置(第2入球検出装置)2111(不図示)と、第2主遊技始動口電動役物(電動役物)2112と、を備える。ここで、第2主遊技始動口入球検出装置2111は、第2主遊技始動口2110への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第2主遊技始動口入球情報を生成する。次に、電動役物2112は、第2主遊技始動口2110に遊技球が入賞し難い閉鎖状態と当該通常状態よりも遊技球が入賞し易い開放状態に可変する。
尚、本実施形態では、第2主遊技始動口2110側に電動役物を設けるよう構成したが、これには限定されず、第1主遊技始動口2210側に電動役物を設けるよう構成してもよい。更には、本実施形態では、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110とが離隔して配置され、遊技領域120の左側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球が、第1主遊技始動口2210に誘導され易い一方、第2主遊技始動口2110に誘導され難いよう構成すると共に、遊技領域120の右側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球は、第1主遊技始動口2210に誘導され難い一方、第2主遊技始動口2110に誘導され易いよう構成しているが、これにも限定されず、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110とを隣接して配置してもよい。尚、「誘導され易い」及び「誘導され難い」は、例えば、遊技球を右側及び左側にそれぞれ10000球発射した際の、入球数の大小で決定するものとする。
次に、補助遊技始動口2410は、補助遊技始動口入球検出装置(入球検出装置)2411(不図示)を備える。ここで、補助遊技始動口入球検出装置2411(不図示)は、補助遊技始動口2410への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す補助遊技始動口入球情報を生成する。尚、補助遊技始動口2410への遊技球の入球は、第2主遊技始動口2110の電動役物2112を拡開させるための抽選の契機となる。
ここで、本実施形態においては、遊技領域120の右側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球が、補助遊技始動口2410に誘導され易い一方、遊技領域120の左側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球は、補助遊技始動口2410に誘導され難いよう構成されている{但し、これには限定されず、遊技領域120の左側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球をも、補助遊技始動口2410に誘導され易いよう構成してもよい}。
次に、本実施形態においては、遊技領域120の右側下方(遊技領域中央を基準)であって、第2主遊技始動口2110の右上方の位置に振分大入賞口2220と通常大入賞口2120とが設けられている。本実施形態においては、振分大入賞口2220と通常大入賞口2120とが縦方向(遊技者から見て)に近接して設けられており、振分大入賞口2220が通常大入賞口2120の上(遊技者から見て)に位置している。以下、振分大入賞口2220と通常大入賞口2120とについて詳述する。
まず、図2を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機において、特別遊技中に発射した遊技球が大入賞口(振分大入賞口2220又は通常大入賞口2120)に入球する態様を説明する。
同図(a)は振分大入賞口2220に遊技球が入球する様子を表しており、同図(b)は通常大入賞口2120に遊技球が入球する様子を表している。同図(a)及び(b)に示されるように、特別遊技の実行中において遊技者が遊技盤100の右側(遊技者から見て)に向けて遊技球を発射した場合、当該発射された遊技球は、遊技球誘導レール130の入口を介し、遊技球1球よりも幅が広く遊技球2球よりも幅が狭くなっている遊技球誘導レール130内に進入する。その後、当該遊技球誘導レール130の出口から放出された遊技球は、大入賞口(振分大入賞口2220又は通常大入賞口2120)に向けて流下する。その結果、同図(a)に示されているように、振分大入賞口2220が開放しているときには振分大入賞口2220に入球し、同図(b)に示されているように、通常大入賞口2120が開放しているときには通常大入賞口2120に入球する。
ここで、本形態に係るぱちんこ遊技機は、連続発射させている場合(発射ハンドルを捻回し続けている場合)、所定の発射間隔(「発射速度」ともいい、本例では、1分間あたり100発)で遊技球が発射されるよう構成されている。このような構成下、本形態に係るぱちんこ遊技機では、後述するように、振分大入賞口2220の開放に続いて通常大入賞口2120の開放(又は通常大入賞口2120の開放に続いて振分大入賞口2220の開放)が実行される場合、両大入賞口の閉鎖時間(一方の大入賞口が閉鎖した後、他方の大入賞口が開放するまでの時間)が、前記所定の発射間隔よりも短く設定されている。よって、両大入賞口の閉鎖時間に起因した、いずれの大入賞口へも入賞しない無駄球を防止することが可能となる。
次に、図3を参照しながら、振分大入賞口2220及び通常大入賞口2120の構造を詳述する。まず、振分大入賞口2220の内部には、概略、振分入賞検出装置2221、特定領域2224、遮蔽部材2224a、特定領域入球検出装置2224−1及び排出球検出装置2224−2が設けられており、通常大入賞口2120内部には、概略、通常入賞検出装置2121が設けられている。以下、これら大入賞口の構造について説明する。
まず、図3に示されるように、振分大入賞口2220は、第1主遊技図柄(特別図柄)又は第2主遊技図柄(特別図柄)が大当り図柄で停止した場合に開状態となる、横長方形状を成し通常大入賞口2120の上方(遊技者から見て)に位置した、主遊技に対応した入賞口である。具体的構成としては、振分大入賞口2220は、遊技球の入球を検出するための振分入賞検出装置2221と、振分電動役物2222と、特定領域2224と、特定領域2224への遊技球の入球を遮蔽する遮蔽部材2224aと、特定領域への遊技球の入球を検出するための特定領域入球検出装置2224−1と、排出球を検出するための排出球検出装置2224−2と、を備える。ここで、振分入賞検出装置2221は、振分大入賞口2220への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す振分大入賞口入球情報を生成する。振分電動役物2222は、振分大入賞口2220に遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態に振分大入賞口2220を可変させる。特定領域2224は遊技球の入球の有無によって特別遊技終了後の遊技状態の決定要素となり、遮蔽部材2224aが開状態(退避状態)である場合、当該特定領域2224への遊技球の入球が可能(又は、容易)となり、遮蔽部材2224aが閉状態(進出状態)である場合、当該特定領域2224への遊技球の入球が不可能(又は、困難)となるよう構成されている。また、特定領域入球検出装置2224−1は特定領域2224への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す特定領域入球情報を生成する。また、振分大入賞口2220に入球した遊技球は、特定領域入球検出装置2224−1と排出球検出装置2224−2とのどちらか一方を通過することとなるよう構成されているため、特定領域入球検出装置2224−1は、排出球を検出するセンサをも兼ねている(入球時には排出球入球情報をも生成する)。排出球検出装置2224−2は振分大入賞口2220に入球した後特定領域2224に入球せず排出された遊技球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す排出球入球情報を生成する。尚、本実施形態では、大入賞口の態様を、横長方形状を成し遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態とに可変させる態様(傾倒型アタッカー)としているが、これには限定されない。その場合には、例えば、大入賞口内に設けられた棒状部材が遊技者側に突き出した状態である進出状態と遊技者側に対して引っ込んだ状態である退避状態とを採り得る態様(いわゆる、ベロ型アタッカー)としてもよく、大入賞口への入球数を所定数(例えば、10個)とすることを担保したい場合において好適である。
次に、通常大入賞口2120は、第1主遊技図柄(特別図柄)又は第2主遊技図柄(特別図柄)が大当り図柄で停止した場合に開状態となる、横長方形状を成し振分大入賞口2220の下方(遊技者から見て)に位置した、主遊技に対応した入賞口である。具体的構成としては、通常大入賞口2120は、遊技球の入球を検出するための通常入賞検出装置2121と、通常電動役物2122と、を備える。ここで、通常入賞検出装置2121は、通常大入賞口2120への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す通常大入賞口入球情報を生成する。通常電動役物2122は、通常大入賞口2120に遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態に通常大入賞口2120を可変させる。尚、本実施形態では、大入賞口の態様を、横長方形状を成し遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態とに可変させる態様(傾倒型アタッカー)としているが、これには限定されない。その場合には、例えば、大入賞口内に設けられた棒状部材が遊技者側に突き出した状態である進出状態と遊技者側に対して引っ込んだ状態である退避状態とを採り得る態様(いわゆる、ベロ型アタッカー)としてもよく、大入賞口への入球数を所定数(例えば、10個)とすることを担保したい場合において好適である。
尚、振分入賞検出装置2221、振分流路132、特定領域入球検出装置2224−1、排出球検出装置2224−2、通常入賞検出装置2121及び通常流路134の、遊技球の流路方向と垂直な断面の断面積は遊技球1球が滑らかに通過可能であるが遊技球2球は通過不能(又は困難)であることが望ましい。このように構成することにより、複数の遊技球が流路(振分流路132、通常流路134)にて詰まってしまい流下できなくなる事態を減少させることができる。
また、2つの大入賞口が略接近しているため、特別遊技時には振分大入賞口2220又は通常大入賞口2120のどちらか一方が入球容易状態である状況でも、遊技者は同じ箇所を狙えばよいため、遊技球の打ち出し強度を変化させずに遊技が可能となる。この場合、更に、どちらの大入賞口が入球容易状態であるかを遊技者が視認し易いため、遊技者にとって違和感や負担の少ない遊技を実行出来る。
また、後述するように、入球可否が遊技者の利益に大きく関係する振分大入賞口2220を通常大入賞口2120の上とすることで、通常大入賞口2120に遊技球が挟まる等のアクシデントで閉鎖しない場合(通常大入賞口2120の下方への遊技球の流下を遮る場合)にも、振分大入賞口2220が開放されれば遊技球を入球させることができることとなる。また、本例では、振分入賞検出装置2221よりも下方に特定領域2224及び特定領域入球検出装置2224−1(排出球検出装置2224−2)を設けているため、振分大入賞口2220を通常大入賞口2120の上に設けた方が省スペースとなるのである。
次に、図3を参照しながら、本実施形態に係る大入賞口(振分大入賞口2220及び通常大入賞口2120)に入球した遊技球の流下態様を詳述する。
まず、振分大入賞口2220に入球した遊技球は、振分入賞検出装置2221を通過し、振分流路132を流下し、特定領域2224に設けられている特定領域入球検出装置2224−1と排出球検出装置2224−2とのどちらか一方を通過することとなる。遮蔽部材2224aが閉状態(進出状態)である場合には、流下してきた遊技球は特定領域入球検出装置2224−1を通過することはできず、すべて排出球検出装置2224−2を通過することとなる。他方、遮蔽部材2224aが開状態(退避状態)である場合には、流下してきた遊技球は振分流路132の形状によりほぼ特定領域入球検出装置2224−1を通過することとなる。尚、遮蔽部材2224aが開状態(退避状態)である場合には、流下してきた遊技球はすべて特定領域入球検出装置2224−1を通過することが望ましい(遊技者の利益を損なわないため)。従って、流下してきた遊技球が特定領域入球検出装置2224−1を通過し易いよう振分流路132の形状(特に、振分流路右側面の形状)を構成することが好適である。尚、後述するように、本実施形態においては、特定領域入球検出装置2224−1又は排出球検出装置2224−2を通過した遊技球の数の和と振分入賞検出装置2221を通過した遊技球の数とが等しいかどうかによって排出球異常であるか否かを判定している。
他方、通常大入賞口2120に入球した遊技球は、通常入賞検出装置2121を通過し、通常流路134を流下し排出される。尚、通常大入賞口2120内には排出球を検出する装置は設けられていない。
次に、図4〜図7を参照しながら、ある特別遊技中における各部材(振分大入賞口2220、通常大入賞口2120及び遮蔽部材2224a)の動作パターンを説明する。ここで、これらの図は、本実施形態における3A図柄に係る特別遊技時の第7ラウンドにおいて排出球異常が検出されなかった場合と排出球異常が検出された場合とを例示している。尚、3A図柄に係る特別遊技時の第7ラウンドにおける振分大入賞口2220の開放態様は長開放Aであり、第8ラウンドにおける通常大入賞口2120の開放態様は長開放Bである(開放態様の詳細については後述する)。
まず、図4(a)は、3A図柄に係る特別遊技の第7ラウンドが開始され、振分大入賞口2220及び遮蔽部材2224aが同時に開放(52msの開放)した状態を表している。本タイミングではまだ遊技球は振分大入賞口2220に入球していない。
次に、図4(b)は、(a)のタイミングから所定時間A(本例では、52ms)経過し、振分大入賞口2220及び遮蔽部材2224aが同時に閉鎖した状態を表している。所定時間A(本例では、52ms)は、振分大入賞口2220の開放時間としては非常に短い時間となっているため、本タイミングではまだ遊技球は振分大入賞口2220に入球していない。
次に、図5(c)は、(b)のタイミングから所定時間B(本例では、2600ms)経過し、振分大入賞口2220及び遮蔽部材2224aが再度同時に開放した後、遊技球が振分大入賞口2220に入球した状態を表している(大入賞口への所定数の入球によって大入賞口の開放が終了されない場合において、振分大入賞口2220の開放時間は28800ms、遮蔽部材2224aの開放時間は31400ms)。振分入賞検出装置2221を通過して遮蔽部材2224aまで到達した遊技球は、特定領域2224に入球し特定領域入球検出装置2224−1に検出されることとなる。
次に、図5(d)は、振分大入賞口2220の開放期間が終了し、振分大入賞口2220が閉鎖した状態を表している。尚、遊技球は振分大入賞口2220の内部に残存している。また、遮蔽部材2224aは開放したままである。
次に、図6(e)は、振分大入賞口2220の開放期間の終了から所定時間B(本例では、200ms)経過し、第8ラウンドが開始されると共に通常大入賞口2120が開放した状態を表している。尚、遊技球は振分大入賞口2220の内部に残存している。また、遮蔽部材2224aは開放したままである。
次に、図6(f)は、(e)以降のタイミングにて、遮蔽部材2224aが閉鎖し排出球異常の検出がないことにより遮蔽部材2224aの駆動が終了した状態を表している。尚、通常大入賞口2120は開放したままである。
次に、図7(g)は、(e)以降のタイミングにて、遮蔽部材2224aが閉鎖した時に振分大入賞口2220の内部に残存していた遊技球が当該遮蔽部材2224aに挟まれて振分流路132に停留している状態を表している。これにより排出球異常が検出されることとなる。尚、通常大入賞口2120は開放したままである。
次に、図7(h)は、(g)以降のタイミングにて、排出球異常が検出されたために遮蔽部材2224aの駆動が継続され、当該遮蔽部材2224aが再度開放(52msの短開放)した状態を表している。当該遮蔽部材2224aの開放によって遮蔽部材2224aに挟まれて振分流路132に停留していた遊技球は排出されることとなり、排出球異常から解消されることとなる。尚、通常大入賞口2120は開放したままである。
以上が大入賞口に関する説明であるが、残る構成に関し、再び図1を参照しながら説明する。まず、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)は、第1主遊技(第2主遊技)に対応する第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)に関連した表示等を実行する装置である。具体的構成としては、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)は、第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)と、第1主遊技図柄保留表示部2132(第2主遊技図柄保留表示部2232)とを備える。ここで、第1主遊技図柄保留表示部2132(第2主遊技図柄保留表示部2232)は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、第1主遊技(第2主遊技)に係る乱数の保留数(実行されていない主遊技図柄の変動数)に相当する。尚、第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)は、例えば7セグメントLEDで構成され、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)は、「0」〜「9」の10種類の数字及びハズレの「−」で表示される{但し、これには限定されず、いずれの主遊技図柄が表示されたかのかを遊技者が認識困難となるよう、7セグメントLEDを用いて記号等によって表示することが好適である。また、保留数表示においても、4個のランプから構成されていることには限定されず、最大4個分の保留数を表示可能に構成(例えば、1個のランプから構成されており、保留数1:点灯、保留数2:低速点滅、保留数3:中速点滅、保留数4:高速点滅、するよう構成)されていればよい}。
尚、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)は必ずしも演出的な役割を持つ必要が無いため、本実施形態では、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)の大きさは、目立たない程度に設定されている。しかしながら、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)自体に演出的な役割を持たせて第1装飾図柄(第2装飾図柄)を表示させないような手法を採用する場合には、後述する演出表示装置2140のような液晶ディスプレーに、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)を表示させるように構成してもよい。
次に、演出表示装置2140は、第1主遊技図柄・第2主遊技図柄と連動して変動・停止する装飾図柄を含む演出画像の表示等を実行する装置である。ここで、具体的構成としては、演出表示装置2140は、装飾図柄の変動表示等を含めて演出が実行される装飾図柄表示領域2311と、第1保留表示部2312aと、第2保留表示部2312bと、を備える。ここで、装飾図柄表示領域2311は、例えば、スロットマシンのゲームを模した複数列の装飾図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。尚、演出表示装置2140は、本実施形態では液晶ディスプレーで構成されているが、機械式のドラムやLED等の他の表示手段で構成されていてもよい。次に、保留表示部2312は、4個のランプから構成され、当該ランプは、主遊技図柄の保留ランプと連動している。
次に、補助遊技図柄表示装置2420は、補助遊技図柄に関する表示等を実行する装置である。具体的構成としては、補助遊技図柄表示装置2420は、補助遊技図柄表示部2421と、補助遊技図柄保留表示部2422とを備える。ここで、補助遊技図柄保留表示部2422は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、補助遊技図柄変動の保留数(実行されていない補助遊技図柄変動の数)に相当する。
最後に、センター飾り192は、演出表示装置2140の周囲に設置され、遊技球の流路、演出表示装置2140の保護、装飾等の機能を有する。また、遊技効果ランプ190は、遊技領域120又は遊技領域120以外の領域に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。また、遊技効果ランプ190(不図示)は、遊技領域120又は遊技領域120以外の領域に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。また、スピーカ114は、音声や音楽等の音響を出力する機能を果たす。
次に、図8を参照しながら、ぱちんこ遊技機の背面側における基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機は、ぱちんこ遊技機の全体動作を制御し、特に第1主遊技始動口2210(第2主遊技始動口2110)へ入球したときの抽選等、遊技動作全般の制御(即ち、遊技者の利益と直接関係する制御)を行う主制御装置(メイン基板)1000と、遊技内容に興趣性を付与する演出表示装置2140上での各種演出に係る表示制御等を行う演出制御手段(サブメイン制御部)2320と、主に演出表示を実行する演出表示装置(サブサブ制御部)2310と、賞球タンク212、賞球レール214及び各入賞口への入賞に応じて賞球タンク212から供給される遊技球を上球皿110へ払い出す払出ユニット216等を備える賞球払出機構(セット基盤)210と、払出ユニット216による払出動作を制御する賞球払出制御装置(賞球払出制御基板)3000と、上球皿110の遊技球(貯留球)を遊技領域120へ1球ずつ発射する発射装置232と、発射装置232の発射動作を制御する発射制御基板230と、ぱちんこ遊技機の各部へ電力を供給する電源供給ユニット290と、ぱちんこ遊技機の電源をオンオフするスイッチである電源スイッチ292等が、前枠104裏面(遊技側と反対側)に設けられている。
尚、本実施形態に係る遊技機は、遊技機が不正に振動した(正常に遊技している場合には起こりえない強度又は加速度の振動が生じた)場合に、当該振動を検出し得る振動センサ500を有しており、振動センサ500は、振動センサ500を保護するケース501と、振動によって発生した機械エネルギーを電気エネルギーに変換するためのピックアップ502と、ピックアップ502を固定するためのピックアップ保持部503と、電気回路が実装されたプリント基板505と、プリント基板505を固定するためのネジ506と、ピックアップ502とプリント基板505とを電気的に接続するためのリード線507a、507bと、プリント基板505から出力された信号を外部に送信するためのコネクタ508と、から構成されている。また、ピックアップ502は、金属板504と、圧電セラミックス板502aと、を有しており、ピックアップ保持部503は、ピックアップ保持部本体503aを有している。また、本実施形態に係る遊技機は、振動センサ500が振動エラーを検出したのかを監視するための振動センサ監視手段1065を有しており、振動センサ監視手段1065は、振動センサ500の監視に係る情報を一時記憶する振動センサ監視関連情報一時記憶手段1065aと、電源投入後から振動センサ500の監視を終了するまでの時間を計時する振動センサ監視タイマ1165bと、を更に有している。
はじめに、振動センサ500の構成及び振動エラー検出方法について詳述する。振動センサ500は、遊技領域120の右側下方(遊技領域中央を基準)であって、振分大入賞口2220及び通常大入賞口2120を含む大入賞口ユニット2500(図3に示されている大入賞口に係る装置の全体を示す)の奥側(遊技者から見て)に設けられており、遊技者からは視認できない(又は、し難い)ような位置に配置されている(振動センサ500は、正常に遊技が進行していれば振動エラーを検出しない装置であるため)。
ここで、図9は、第2実施形態に係る振動センサ500の構造を示す図であり、図9(a)は、当該振動センサ500の平面図、図9(b)は、当該振動センサ500の断面図である。同図に示されるように、ケース501内には、ピックアップ502が、大きな振動(衝撃)を受けても破壊されないようにゴムでできたリング状のピックアップ保持部503に収納されている。当該ピックアップ保持部503は、O型のリング状のゴム製のピックアップ保持部本体503aからなり、当該リング状の内側中央部分に凹部が形成されており、当該凹部にピックアップ502がはめ込まれて固定されている。また、当該ピックアップ保持部503の上{図9(b)の上方向}のケース501に、図9(a)に示されるプリント基板505が、ネジ506によって固定されており、当該プリント基板505によって、ピックアップ保持部503及びピックアップ502が押さえられている。
次に、図10(a)は、本実施形態に係る振動センサ500のピックアップ502の平面図、図10(b)は、当該ピックアップ502の側面図である。図10(b)に示されるように、ピックアップ502は、圧電セラミックス板502aが、薄い円盤状の金属板504に貼り付けられて構成されている。また、同図に示されるように、圧電セラミックス板502a及び金属板504は、夫々に接続されたリード線507a、507bを介してプリント基板505に実装された電気回路に接続されるよう構成されている。
尚、プリント基板505には、リード線507a、507bを介して入力された信号の周波数特性を加工及び増幅するためのフィルタ回路及び増幅回路が実装されており、当該フィルタ回路又は増幅回路を経て出力される信号は、図9(b)に示されるコネクタ508より外部(例えば、主制御装置1000)へ出力するよう構成されている。また、図9(a)に示すように、コネクタ508はプリント基板505上に実装されている。
ここで、振動センサ500における圧電セラミックス板502aの作用を以下に詳述する。
セラミックスは一般的に細かい結晶の集合であり、当該結晶の1つ1つは、正の電荷を持つ原子と負の電荷を持つ原子から構成されている。セラミックスには、自然状態で結晶中の正負の電荷の釣り合いが取れておらず、電荷の偏り(自発分極)を生じている強誘電体セラミックスが存在する。
強誘電体セラミックスは、自発分極の向きがバラバラになっているが、高い電圧を加えることにより、自発分極の向きが一様の方向に揃い、電圧を取り除いても元に戻らなくなる。このように、自発分極の向きをそろえることを分極処理といい、強誘電体セラミックスに当該分極処理を実行すると、圧電体セラミックスとなる。
圧電体セラミックスに外部から電圧を加えると、当該圧電体セラミックス内部の正負夫々の電荷の中心が、外部電圧と引き合ったり、退け合ったりして、セラミックス本体が伸縮する。また、圧電体セラミックスに圧力を加えると、一方の面には正の、他方の面には負の電荷が出現し、逆に当該圧電体セラミックスを引っ張ると、両面には、圧力を加えた場合と反対の電荷が発生する。このように、圧電体セラミックスは、結晶の分極を利用して、電気エネルギーと機械エネルギーとの交換が実行できるよう構成されているのである。
本実施形態における、振動センサ500は、前記圧電体セラミックスを板状に形成した、圧電セラミックス板502aにより、振動(衝撃)による機械的エネルギーを電気的エネルギーに変換し、前述したように当該変換した電気的エネルギーが、リード線507a、507bを介し、プリント基板505に実装されたフィルタ回路及び増幅回路を経て、コネクタ508より外部(例えば、主制御装置1000)へ出力されることにより、ぱちんこ遊技機に、振動エラーである信号を送信することができるよう構成されている。
尚、本実施形態にて用いられている振動センサはあくまで一例であり、ぱちんこ遊技機のエラー検出に使用できるものであればどのような振動センサでも問題ない。
次に、図11のブロック図を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の電気的な概略構成を説明する。はじめに、本実施形態に係るぱちんこ遊技機は、前述したように、遊技の進行を制御する主制御装置1000と、主制御装置1000からの情報(信号、コマンド等)に基づいて遊技球の払出を制御する賞球払出制御基板3000と、主制御装置1000からの情報(信号、コマンド等)に基づいて装飾図柄の変動・停止等の演出表示装置2140上での各種演出、スピーカ114からの音響、遊技効果ランプ190(図1には不図示)の点灯、エラー報知等の実行を制御する副制御基板2000と、これらの制御基板を含む遊技機全体に電源を供給する電源供給ユニット290と、を主体として構成されている。尚、副制御基板2000は、装飾図柄の変動・停止等の演出表示装置2140上での各種演出、スピーカ114からの音響、遊技効果ランプ190の点灯、エラー報知を制御するサブメイン制御部2320と、演出表示装置2140上での装飾図柄の変動表示・停止表示及び保留表示や予告表示等の表示処理を実行するサブサブ制御部2310の2つの制御部とを備えている。ここで、主制御装置1000、賞球払出制御基板3000、サブメイン制御部2320及びサブサブ制御部2310には、様々な演算処理を行うCPU、CPUの演算処理を規定したプログラムを予め記憶するROM、CPUが取り扱うデータ(遊技中に発生する各種データやROMから読み出されたコンピュータプログラム等)を一時的に記憶するRAMが搭載されている。以下、各基板の概略構成及び各基板・装置間の電気的な接続態様について概説する。
まず、主制御装置1000は、入球センサS{前述した第1主遊技始動口入球検出装置2211、第2主遊技始動口入球検出装置2111、補助遊技始動口入球検出装置2411、通常入賞検出装置2121、振分入賞検出装置2221、特定領域入球検出装置2224−1、排出球検出装置2224−2、一般入賞検出装置(不図示であるが、一般入球口とは、賞球はあるが図柄抽選を行わない入球口である)等}、図示略する駆動ソレノイド(通常大入賞口電動役物ソレノイド2122a、振分大入賞口電動役物ソレノイド2222a等)、情報表示LED(不図示)等、遊技の進行に必須となる入出力装置と電気的に接続され、各入力装置からの入力信号に基づいて遊技の進行を制御している。更に、主制御装置1000は、賞球払出制御基板3000と、副制御基板2000(サブメイン制御部2320・サブサブ制御部2310)とも電気的に接続されており、遊技進行に基づいて、賞球払出等に関する情報(コマンド)を賞球払出制御基板3000に、演出・遊技の進行状態等に関する情報(コマンド)を副制御基板2000にそれぞれ送信可能に構成されている。尚、主制御装置1000は、外部端子板(不図示)を介してホールコンピュータH等と接続可能となっており、外部端子板を介してホールコンピュータHと配線接続することで、主制御装置1000から外部の装置に対して遊技関連情報を出力できるよう構成されている。また、本実施形態にかかる遊技機には振動センサ500が設けられており、当該振動センサ500は、主制御装置1000と電気的に接続されており、前述したように、検知した振動(衝撃)を電気的エネルギーに変換して、主制御装置1000に送信し得るよう構成されている。
また、本実施形態では、図11の矢印表記の通り、主制御装置1000と賞球払出制御基板3000とは、双方向通信が可能となるよう構成されている一方、主制御装置1000とサブメイン制御部2320とは、主制御装置1000からサブメイン制御部2320への一方向通信が可能となるよう構成されている(通信方法は、シリアル通信、パラレル通信のいずれを用いてもよい)。尚、制御基板間(制御装置間)の通信については一方向通信でも双方向通信でもよい。また、主制御装置1000とホールコンピュータHとは、主制御装置1000からホールコンピュータへの一方通信が可能となるよう構成されており、遊技関連情報、排出球異常情報、不正検知信号等が送信される。
次に、賞球払出制御基板3000は、遊技球の払出を実行する賞球払出機構210と、遊技者によって操作可能な装置であって遊技球の貸出要求を受付け賞球払出制御基板3000に伝達する遊技球貸出装置200とに接続されている。また、図示略するが、本実施形態では、賞球払出制御基板内に、発射装置の制御回路部が併設されており、賞球払出制御基板と発射装置(発射ハンドル・発射モータ・球送り装置等)とも接続されている。尚、本実施形態では、遊技球貸出装置200を別体として遊技機に隣接する形態を採用しているが、遊技機と一体としてもよく、その場合には、賞球払出制御基板3000により貸出制御及び電子マネー等貸出用の記録媒体の管理制御等を統括して行ってもよい。
次に、副制御基板2000は、前述したように装飾図柄等を表示する演出表示装置2140と、スピーカ114と、遊技効果ランプ190、その他演出用の駆動装置(不図示)と接続されている。本実施形態では、前述の通り、副制御基板2000内にサブメイン制御部2320とサブサブ制御部2310とを有しており、サブメイン制御部2320によりスピーカ114から出力させる音声の制御、遊技効果(電飾)ランプ190の点灯制御並びに、演出表示装置上で表示する表示内容の決定制御が行われ、サブサブ制御部2310により、演出表示装置上の表示制御(実体的な表示制御)が行われるように構成されている。尚、本実施形態では、サブメイン制御部2320とサブサブ制御部2310とを、副制御基板2000にて一体化されるよう構成されているが、これに限定されるわけではない(別基板として構成してもよいが、一体化するよう構成することでスペースメリットや配線等にノイズが混入してしまう事態を低減できるといったメリットが生ずる)。また、両制御部での作業分担についても、例えばサブサブ制御部2310により音声制御を実行させる(VDPに音声制御回路が一体化されたものを採用する場合に好適)等、適宜変更できる。また、賞球として物理的な賞球を付与せずに電子的な価値を付与してもよい。
次に、図12のブロック図を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の各種機能について説明する。はじめに、主制御装置1000は、遊技に係る遊技周辺機器(第1主遊技周辺機器A、第2主遊技周辺機器B、第1・第2主遊技共用周辺機器C、補助遊技周辺機器D)、演出に係るサブメイン制御部2320(演出表示制御手段2320)、主制御装置1000からの払出指示に基づき所定数の賞球の払出制御を行う賞球払出制御基板3000と、情報伝達可能に接続されている。また、サブメイン制御部2320(演出表示制御手段2320)は、画像演出を実行するサブサブ制御部2310(演出表示手段2310)、各種遊技効果ランプ190(例えばサイドランプ)やスピーカ114等とも電気的に接続されている。更に、賞球払出制御基板3000は、ステッピングモータやスプロケット等を備えた賞球払出装置と電気的に接続されている。尚、主制御装置1000、サブメイン制御部2320(演出表示制御手段2320)、サブサブ制御部2310(演出表示手段2310)、賞球払出制御基板3000等は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子等から構成される。尚、以下で主制御装置1000に含まれるとする各手段を周辺機器{例えば、遊技周辺機器}に搭載される形で構成してもよい。例えば、周辺機器{例えば、遊技周辺機器}に含まれるとする各手段を主制御装置1000に搭載される形で構成してもよい。以下、上記各手段(装置)の詳細を説明する。
まず、主制御装置1000は、主遊技(第1主遊技、第2主遊技、特別遊技)・補助遊技・一般遊技に関する主たる制御を司る遊技制御手段1100と、副制御基板2000側に各種遊技情報{例えば、停止図柄情報、停止図柄の属性情報{例えば、16R大当り、8R大当り、4R大当り、ハズレ}、変動態様に関する情報(例えば、変動時間)、特別遊技の開始信号・状態情報・終了信号、保留情報等}を送信するための情報送信制御手段1300(及び未送信コマンドを蓄積するコマンド送信用バッファ1301)と、各種入賞口への遊技球の入賞に基づき所定の賞球の払出を行うように賞球払出制御基板3000を制御する賞球払出決定手段1400と、を有している。
ここで、遊技制御手段1100は、各入球口(始動口等)への遊技球の流入を判定するための入球判定手段1110と、各乱数の取得可否を判定し、当該判定結果に基づき当該各乱数を取得するための乱数取得判定実行手段1120と、変動表示中における各始動口への入球を保留球として上限個数以内で一時記憶するための保留制御手段1130と、後述する第1主遊技側乱数・第2主遊技側乱数・補助遊技側乱数に基づき特別遊技の当否及び電動役物2112の開放可否を抽選する当否抽選手段1135と、各乱数に基づき、各図柄の停止図柄及び変動態様(変動時間等)を決定するための図柄内容決定手段1140と、各図柄の変動及び停止表示する制御を行うための表示制御手段1150と、第2主遊技始動口2110の電動役物2112の開閉決定に直接関連する各種処理を行うための電動役物開閉制御手段1160と、通常遊技よりも遊技者に有利な特別遊技に関する制御を司る特別遊技制御手段1170と、第1主遊技及び第2主遊技並びに補助遊技に関し、現在の遊技状態をどの遊技状態に移行させるかの決定と、当該決定に基づき遊技状態を移行させる処理を行うための特定遊技制御手段1180と、現在及び過去の遊技状態[例えば、主遊技に関する状態{通常遊技状態、特定遊技状態(確率変動遊技状態、時間短縮遊技状態)、特別遊技状態}、補助遊技に関する状態(易開放状態、非易開放状態)、主遊技図柄や補助遊技図柄に係る停止図柄及び変動態様情報、各種フラグのオンオフ状況、特別遊技中の遊技状態(例えばラウンド数や入賞個数情報)]等を一時記憶するための遊技状態一時記憶手段1190と、を有している。以下、各手段について詳述する。
まず、入球判定手段1110は、第1主遊技始動口2210へ遊技球が入球したか否かを判定する第1主遊技始動口入球判定手段1111と、第2主遊技始動口2110へ遊技球が入球したか否かを判定する第2主遊技始動口入球判定手段1112と、補助遊技始動口2410に遊技球が流入したか否かを判定する補助遊技入球口入球判定手段1113とを有している。
次に、乱数取得判定実行手段1120は、第1主遊技始動口2210への遊技球の入球に基づき第1主遊技側乱数を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、第1当選乱数、第1変動態様決定乱数、第1主遊技図柄決定乱数等)を取得する第1主遊技乱数取得判定実行手段1121と、第2主遊技始動口2110への遊技球の入球に基づき第2主遊技側乱数を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、第2当選乱数、第2変動態様決定乱数、第2主遊技図柄決定乱数等)を取得する第2主遊技乱数取得判定実行手段1122と、補助遊技側選乱数の取得の可否を判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を取得するための補助遊技乱数取得判定実行手段1123とを有している。
ここで、上記を含め本特許請求の範囲及び本明細書における「乱数」は、例えば、乱数の種類(例えば、当選乱数や変動態様決定乱数)により割り振られた「0」〜「65535」や「0」〜「255」といった所定範囲からランダムに選択された値である。また、乱数としては、数学的に発生させる乱数でなくともよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数等により発生させる擬似乱数でもよい。例えば、乱数にある夫々の値の発現方式が、乱数の数列に沿って順々に値を発現させる方式(プラスワン方式)、乱数の数列の最終値が発現したときの次の値(初期値)を偶然性のある値によって定める方式(初期値更新方式)、これらの組み合わせ等を挙げることができる。
次に、保留制御手段1130は、第1主遊技図柄変動許可が下りていない状況で取得した当該第1主遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aに保留するための第1主遊技図柄保留手段1131と、第2主遊技図柄変動許可が下りていない状況で取得した当該第2主遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aに保留するための第2主遊技図柄保留手段1132と、補助遊技図柄変動許可が下りていない状況で取得した補助遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を図柄変動許可が下りるまで補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aに保留するための補助遊技図柄保留手段1133と、を有している。ここで、第1主遊技図柄保留手段1131、第2主遊技図柄保留手段1132及び補助遊技図柄保留手段1133は、最大4個まで記憶可能な、前記乱数を保留順序と結合した形で一時記憶するための、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132a及び補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aを夫々有している。
次に、当否抽選手段1135は、当否抽選の結果、当りである場合に特別遊技への移行決定をする(例えば、内部的に当りフラグをオンにする)特別遊技移行決定手段1135aと、当否抽選を行う際に参照される当否抽選用テーブル1135bとを、有している。ここで、当否抽選用テーブル1135bは、第1主遊技図柄に関しての当否抽選を行う際に参照される第1主遊技用当否抽選テーブル1135b−1と、第2主遊技図柄に関しての当否抽選を行う際に参照される第2主遊技用当否抽選テーブル1135b−3と、を有している。尚、詳細なテーブル構成の一例については後述する。
次に、図柄内容決定手段1140は、取得した遊技内容決定乱数(第1主遊技乱数)に基づき、第1主遊技図柄の停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する第1主遊技内容決定手段1141と、取得した遊技内容決定乱数(第2主遊技乱数)に基づき、第2主遊技図柄の停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する第2主遊技内容決定手段1142と、取得した補助遊技図柄当選乱数に基づき補助遊技図柄の停止図柄を決定する補助遊技内容決定手段1143とを有している。
ここで、第1主遊技内容決定手段1141は、第1主遊技図柄に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141aを有しており、当該第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141aは、当否結果・遊技状態に応じて異なる各種抽選テーブルを備えている(例えば、遊技状態に関しては、通常遊技→第1主遊技通常遊技状態用抽選テーブル、確率変動遊技→第1主遊技確率変動遊技状態用抽選テーブル、時間短縮遊技→第1主遊技時間短縮遊技状態用抽選テーブル)。また、第2主遊技内容決定手段1142は、第2主遊技図柄に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142aを有しており、当該第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142aは、当否結果・遊技状態に応じて異なる各種抽選テーブルを備えている(例えば、遊技状態に関しては、通常遊技→第2主遊技通常遊技状態用抽選テーブル、確率変動遊技→第2主遊技確率変動遊技状態用抽選テーブル、時間短縮遊技→第2主遊技時間短縮遊技状態用抽選テーブル)。尚、詳細なテーブル構成の一例については後述する。更に、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技図柄に係る停止図柄を決定する際に参照される補助遊技内容決定用抽選テーブル1143aを有しており、当該補助遊技内容決定用抽選テーブル1143aは、遊技状態に応じて異なる各種当選テーブルを備えている(通常遊技→補助遊技通常用抽選テーブル、確率変動遊技及び時間短縮遊技→補助遊技時間短縮用抽選テーブル)。
次に、表示制御手段1150は、第1主遊技図柄表示装置2130の第1主遊技図柄表示部2131上で、所定時間第1主遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う第1主遊技図柄制御手段1151と、第2主遊技図柄表示装置2230の第2主遊技図柄表示部2231上で、所定時間第2主遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う第2主遊技図柄制御手段1152と、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a及び第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aのいずれにも乱数が一時記憶されている場合には、いずれの乱数保留手段に一時記憶された乱数に基づく主遊技図柄の変動を優先するかを決定する主遊技図柄保留解除制御手段1154と、補助遊技図柄表示装置2420の補助遊技図柄表示部2421上で、所定時間補助遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う補助遊技図柄制御手段1153とを有している。
ここで、第1主遊技図柄制御手段1151は、前記第1主遊技内容決定手段1141により決定された変動態様に係る変動時間を管理するための第1主遊技図柄変動時間管理手段1151aを更に有している。また、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151aは、ゼロクリア可能な第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(デクリメントカウンタ)を更に有している。次に、第2主遊技図柄制御手段1152は、前記第2主遊技内容決定手段1142により決定された変動態様に係る変動時間を管理するための第2主遊技図柄変動時間管理手段1152aを更に有している。また、第2主遊技図柄変動時間管理手段1152aは、ゼロクリア可能な第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1(デクリメントカウンタ)を更に有している。更に、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技図柄表示装置2420の補助遊技図柄表示部2421上での補助遊技図柄の変動時間を管理するための補助遊技図柄変動時間管理手段1153aを有している。また、補助遊技図柄変動時間管理手段1153aは、時間を計測可能な補助遊技図柄変動管理用タイマ1153a−1を更に備えている。
次に、電動役物開閉制御手段1160は、第2主遊技始動口2110の電動役物2112を開閉する処理を行うための条件を充足しているか否かを判定するための条件判定手段1161と、第2主遊技始動口2110の電動役物2112の駆動(開放)時間を計測する開放タイマ1162とを有している。
次に、特別遊技制御手段1170は、特別遊技に移行するための条件を充足しているか否か、具体的には、大当りに当選している{特別遊技(大当り)実行許可フラグが発生している}か否かを判定する条件判定手段1171と、特別遊技移行条件を充足している場合、当該特別遊技の内容(具体的には、開状態となる大入賞口、ラウンド数、ラウンド間時間等)を特別遊技関連情報一時記憶手段1194中にセットする特別遊技内容決定手段1172と、通常大入賞口2120又は振分大入賞口2220を所定条件で開状態にするという特別遊技(大当り)を実行するための特別遊技実行手段1173と、振分大入賞口2220を所定条件で開状態にするという特別遊技(大当り)を実行するための振分大入賞口制御手段1174と、通常大入賞口2120を所定条件で開状態にするという特別遊技(大当り)を実行するための通常大入賞口制御手段1175と、を有している。ここで、特別遊技内容決定手段1172は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194にセットされるべき前記特別遊技の内容を特定する際に参照される特別遊技内容参照テーブル1172aと、特別遊技実行時における振分大入賞口2220及び通常大入賞口2120の開閉態様を決定するための開閉態様決定テーブル1172bと、を更に有している(特別遊技内容参照テーブル1172aの詳細については不図示)。また、特別遊技実行手段1173は、ラウンド数を計測するラウンド数カウンタ1173aと、終了デモ表示の実行時間を計時するための終了デモ実行タイマ1173bと、を更に有している。また、振分大入賞口制御手段1174は、振分大入賞口2220の開閉タイミングを管理するための振分ラウンドタイマ1174aと、振分入賞待機時間を計測するための振分入賞待機タイマ1174bと、ラウンド終了待機時間を計時するための振分ラウンド終了タイマ1174cと、振分大入賞口2220に入球した遊技球を排出する時間を計時するための排出待機タイマ1174dと、振分入賞検出装置2221が検出した遊技球を計測する振分入賞数カウンタ1174eと、特定領域入球検出装置2224−1及び排出球検出装置2224−2が検出した遊技球を計測する排出数カウンタ1174fと、遮蔽部材2224aの変位駆動を制御するための遮蔽部材駆動制御手段1174−1と、を更に有している。また、遮蔽部材駆動制御手段1174−1は、特定領域入賞待機時間を計測するための特定領域入賞待機タイマ1174−1aを更に有している。また、通常大入賞口制御手段1175は、通常大入賞口2120の開閉タイミングを管理するための通常ラウンドタイマ1175aと、通常入賞待機時間を計測するための通常入賞待機タイマ1175bと、ラウンド終了待機時間を計時するための通常ラウンド終了タイマ1175cと、通常入賞検出装置2121が検出した遊技球を計測する通常入賞数カウンタ1175dと、を更に有している。
次に、特定遊技制御手段1180は、特定遊技状態の終了条件を充足しているか否かを判定する特定遊技終了条件判定手段1181を有している。ここで、特定遊技終了条件判定手段1181は、確率変動遊技回数をカウント可能な確変回数カウンタ1181aと、時短回数をカウント可能な時短回数カウンタ1181bを更に有している。ここで、「特定遊技」とは、例えば、特別遊技への抽選確率が通常遊技時よりも高い確率変動遊技や、主遊技図柄の変動時間が通常遊技時よりも相対的に短い時間短縮遊技を指す。
ここで、本実施形態においては、時短中には、非時短中と比較して、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄の変動時間が相対的に短縮される(時間短縮機能)。更に、補助遊技図柄の変動時間も相対的に短縮されると共に、第2主遊技始動口2110の電動役物2112の開放延長時間が相対的に延長される(開放時間延長機能)。また、本実施形態における時短は、第1主遊技図柄の変動回数と第2主遊技図柄の変動回数の合計値が所定回数を超えた場合に終了する(時短回数制限無しの確率変動遊技を除く)。即ち、時短回数は、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄の変動(停止)毎に減算されるよう構成されている。尚、上記の特定遊技終了条件判定手段1181は、例えば、図柄変動の度に所定確率で特定遊技(例えば確率変動遊技や時間短縮遊技)から通常遊技への移行抽選を行う機能を有していてもよい(転落抽選機能を有するぱちんこ遊技機の場合)。
次に、遊技状態一時記憶手段1190は、第1主遊技(第1主遊技図柄の変動から停止に至るまでの遊技)における現在の遊技状態を一時記憶するための第1主遊技状態一時記憶手段1191と、第2主遊技(第2主遊技図柄の変動から停止に至るまでの遊技)における現在の遊技状態を一時記憶するための第2主遊技状態一時記憶手段1192と、補助遊技における現在の遊技状態を一時記憶するための補助遊技状態一時記憶手段1193と、特別遊技における現在の遊技状態(例えば、ラウンド数、任意のラウンドにおける遊技球の入賞個数、特別遊技に関する各種フラグのオンオフ等)を一時記憶するための特別遊技関連情報一時記憶手段1194と、特定遊技における現在の遊技状態(例えば、時短の残り回数、特定遊技に関する各種フラグのオンオフ等)を一時記憶するための特定遊技関連情報一時記憶手段1195と、振分遊技における現在の遊技状態(例えば、入賞の有無や、振分遊技に関する各種フラグのオンオフ等)を一時記憶するための振分遊技関連情報一時記憶手段1197と、を有している。
ここで、第1主遊技状態一時記憶手段1191は、第1主遊技に関する各種遊技状態における各種フラグのオンオフ情報を一時記憶するための第1フラグ一時記憶手段1191aと、現在変動中の第1主遊技図柄(変動開始条件が成立した第1主遊技図柄)に係る停止図柄及び変動態様情報を一時記憶するための第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191bとを有している。
また、第2主遊技状態一時記憶手段1192は、第2主遊技に関する各種遊技状態における各種フラグのオンオフ情報を一時記憶するための第2フラグ一時記憶手段1192aと、現在変動中の第2主遊技図柄(変動開始条件が成立した第2主遊技図柄)に係る停止図柄及び変動態様情報を一時記憶するための第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192bとを有している。
また、補助遊技状態一時記憶手段1193は、補助遊技に関する情報(例えば、補助遊技図柄当選フラグ・開放延長フラグ・時間短縮フラグ等の各種フラグのオンオフ情報)を一時記憶するための補助遊技関連情報一時記憶手段1193aと、現在変動中の補助遊技図柄(変動開始条件が成立した補助遊技図柄)に係る停止図柄等の情報を一時記憶するための補助遊技図柄情報一時記憶手段1193bとを有している。
次に、遊技周辺機器について説明する。尚、一部の周辺機器については既に詳細構成を述べたので、残る構成について簡潔に説明する。まず、遊技周辺機器は、第1主遊技側の周辺機器である第1主遊技周辺機器Aと、第2主遊技側の周辺機器である第2主遊技周辺機器Bと、第1主遊技側と第2主遊技側の共用周辺機器である第1・第2主遊技共用周辺機器Cと、補助遊技に関する補助遊技周辺機器Dと、サブメイン制御部2320(演出表示制御手段2320)、サブサブ制御部2310(演出表示装置2140)等、を有している。ここで、サブメイン制御部2320により制御される演出は、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄の変動と時間的に同期の取れた形での装飾図柄の変動を含め、遊技の結果に影響を与えない情報のみの表示に係るものである。以下、これらの周辺機器を順番に説明する。
まず、第1主遊技周辺機器Aは、特別遊技移行の契機となる第1主遊技始動口2210と、第1主遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な第1主遊技図柄表示装置2130と、を有している。
次に、第2主遊技周辺機器Bは、特別遊技移行の契機となる第2主遊技始動口2110と、第2主遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な第2主遊技図柄表示装置2230と、を有している。
次に、第1・第2主遊技共用周辺機器Cは、通常遊技の際には閉状態にあり、特別遊技(大当り)の所定ラウンド(例えば、奇数ラウンド)以外のラウンドの際には所定条件下で開状態となる通常大入賞口2120と、通常遊技の際には閉状態にあり、特別遊技の所定ラウンドにおける、振分遊技の際には所定条件下で開状態となる振分大入賞口2220と、を有する。尚、他の構成については前述したので省略する。
次に、補助遊技周辺機器Dは、第2主遊技始動口2110の電動役物2112の開放の契機となる補助遊技始動口2410と、補助遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な補助遊技図柄表示装置2420とを有している。
ここで、演出表示制御手段(サブメイン制御部)2320は、主制御装置1000側からの各種情報を受信するための表示情報受信手段2321と、装飾図柄の変動態様や停止図柄の決定処理及び表示制御処理を司る装飾図柄表示制御手段2322と、装飾図柄の保留個数管理や保留表示処理を司る装図保留情報表示制御手段2323と、演出制御全般に係る情報を一時記憶するための演出一般情報一時記憶手段2324と、各種エラーの報知に関する制御処理を司るエラー制御手段2325と、サブサブ制御部2310側との情報送受信を制御する情報送受信制御手段2400と、を有している。以下、上記各手段を詳述する。
まず、表示情報受信手段2321は、主制御装置1000側からの第1主遊技及び第2主遊技に関する図柄情報や表示指示情報を一時記憶するためのメイン側情報一時記憶手段2321aを有している。
次に、装飾図柄表示制御手段2322は、主制御装置1000側からの情報に基づいて、装飾図柄の停止図柄及び変動態様を決定する装図表示内容決定手段2322aと、装飾図柄の図柄変動に係る各種情報(変動態様情報、停止図柄情報、各種フラグ等)を一時記憶するための装図表示関連情報一時記憶手段2322cと、装飾図柄の変動時間を計時するための装図変動時間管理タイマ2322dと、を有している。ここで、装図表示内容決定手段2322aは、装飾図柄の停止図柄及び変動態様を決定する際に参照される装図変動内容決定用抽選(参照)テーブル2322a−1を有している。尚、詳細なテーブル構成の一例については後述する。
次に、装図保留情報表示制御手段2323は、装飾図柄に係る保留に関する情報を一時記憶するための装図保留情報一時記憶手段2323aを有している。
また、演出表示手段(サブサブ制御部)2310は、演出表示装置2140上表示領域である装飾図柄表示領域2311、第1保留表示部2312a、第2保留表示部2312bへ画像を表示する画像表示制御手段2313と、サブメイン制御部2320側との情報送受信を制御する副情報送受信制御手段2450と、を有している。ここで、画像表示制御手段2313は、サブメイン制御部2320側から受信したコマンドや各種画像表示に係る情報を一時記憶するための画像表示関連情報一時記憶手段2313aを更に有している。
尚、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230及び補助遊技図柄表示装置2420が、主制御装置1000と情報伝達可能に接続されており、残るサブサブ制御部2310(演出表示手段2310)が、演出表示制御手段2320と情報伝達可能に接続されている。即ち、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230及び補助遊技図柄表示装置2420は、主制御装置1000により制御され、サブサブ制御部2310(演出表示手段2310)は、演出表示制御手段2320により制御されることを意味する。尚、主制御装置1000と片方向通信(一方向通信)により制御される他の周辺機器を介して、別の周辺機器を制御するように構成してもよい。
次に、図13は、主制御装置1000が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。遊技機の電源投入後、同図(a)の処理が実行される。即ち、遊技機の電源投入後、初期設定を行った後(不図示)、ステップ4002で、主制御装置1000は、RAMクリアボタンの入力ポートを確認し、電源供給ユニット290のリセットボタン(RAMクリアボタン)が操作されたか否か、即ち、遊技場の管理者等によって意図的にRAMの内容をクリアさせる操作が行われたか否かを判定する。ステップ4002でYesの場合、ステップ4004で、主制御装置1000は、主制御装置1000側のRAM内容(例えば、遊技状態一時記憶手段1190内の情報等)を全てクリアする。次に、ステップ4006で、情報送信制御手段1300は、主制御装置1000のRAMをクリアしたことを示すラムクリア情報(コマンド)をサブメイン制御部2320側に送信し(当該タイミングにて送信してもよいし、当該タイミングではコマンドをセットしておき後述する制御コマンド送信処理にて送信するよう構成してもよい)、ステップ4017‐1の処理に移行する。他方、ステップ4002でNoの場合は、ステップ4008で、主制御装置1000は、主制御装置1000におけるRAM領域の内容をチェックする(例えば、電断時に記録されたチェックサムとRAM領域に保存されている情報量との比較を行う)。次に、ステップ4010で、主制御装置1000は、当該チェック結果に基づきRAMの内容が正常でないか否か(正確に電断時の情報がRAMにバックアップされていないか否か)を判定する。ステップ4010でYes、即ちRAMにバックアップされていたデータが異常な場合には、ステップ4004の処理(前述したRAMクリア処理)に移行する。他方、ステップ4010でNo、即ちRAMにバックアップされていたデータが正常な場合、ステップ4012で、主制御装置1000は、各種情報コマンドをサブメイン制御部2320側に送信する(当該タイミングにて送信してもよいし、当該タイミングではコマンドをセットしておき後述する制御コマンド送信処理にて送信するよう構成してもよい)。次に、ステップ4013で、主制御装置1000は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195のフラグエリアを参照し、確変移行予約フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ4013でYesの場合、ステップ4014で、主制御装置1000は、高利益再表示コマンドをサブメイン制御部2320側に送信し(当該タイミングにて送信してもよいし、当該タイミングではコマンドをセットしておき後述する制御コマンド送信処理にて送信するよう構成してもよい)、ステップ4015に移行する。他方、ステップ4013でNoの場合にも、ステップ4015に移行する。次に、ステップ4015で、主制御装置1000は、振分入賞数カウンタ1174e及び排出数カウンタ1174fをリセットし、ステップ4017‐1に移行する。尚、本処理で振分入賞数カウンタ値及び排出数カウンタ値をリセットすることによって排出球異常から回復することとなる。次に、ステップ4017‐1で、主制御装置1000は、振動センサタイマ1065b(減算タイマである)に所定時間(本例では、5秒)をセットしてスタートする。次に、ステップ4017‐2で、主制御装置1000は、振動センサ500の監視を開始する。次に、ステップ4017‐2で、主制御装置1000は、振動センサ監視関連情報一時記憶手段1065aのフラグエリア内にある電源投入時振動センサ監視中フラグをオンにする。次に、ステップ4018で、主制御装置1000は、同図のステップ1000によって示される主制御装置1000側のメイン処理に係る実行定時割り込み(例えば、約1.5ms毎のハードウェア割り込みを契機とするが、本例では、当該割り込み周期をTとする)を許可し(その結果、当該実行定時割り込みタイミング到達時には、同図のステップ1000が実行されることとなる)、ステップ4020の処理に移行する。尚、ステップ4020に移行後は、次の定時割り込みタイミングに到達するまで、主制御装置1000は、各種乱数更新処理(例えば、乱数カウンタのインクリメント処理)を繰り返し実行することとなる。
次に、タイマ割り込み処理について説明する。主制御装置1000は、定時割り込みタイミングに到達した場合に発生する割り込み要求に基づいて、同図(b)の処理を実行する。即ち、定時割り込み周期Tの到達時(例えば、約1.5ms毎のハードウェア割り込み)を契機として、ステップ1050で、主制御装置1000は、後述の振動センサ監視処理を実行する。次に、ステップ1100で、主制御装置1000は、後述の補助遊技内容決定乱数取得処理を実行する。次に、ステップ1200で、主制御装置1000は、後述の電動役物駆動判定処理を実行する。次に、ステップ1300で、主制御装置1000は、後述の主遊技内容決定乱数取得処理を実行する。次に、ステップ1400で、主制御装置1000は、後述の主遊技図柄表示処理を実行する。次に、ステップ2000で、主制御装置1000は、後述の特別遊技作動条件判定処理を実行する。次に、ステップ2100で、主制御装置1000は、後述の特別遊技制御処理を実行する。次に、ステップ3000で、主制御装置1000(特に賞球払出決定手段1400)は、遊技球が入賞した入賞口に基づき、賞球払出制御処理(賞球払出機構210の駆動制御等を賞球払出制御基板3000に実行させ、その結果を管理するための処理等)を実行する。次に、ステップ3100で、主制御装置1000は、外部信号の出力処理(外部端子板、ホールコンピュータH等への情報出力)を実行する(遊技関連情報、排出球異常情報、不正検知信号、振動検知に係る情報等を送信する)。次に、ステップ3200で、主制御装置1000は、制御コマンド送信処理(前述の各処理でセットされたコマンドをサブメイン制御部側に送信し、サブメイン制御部2320側では当該コマンドに従って演出が実行されることとなる)を実行し、本割り込み処理の実行直前に実行されていた処理に復帰する。
次に、NMI割り込み処理について説明する。前述の通り、主制御装置1000は、リセットICからの電断信号がCPUのNMI端子に入力されるように構成されており、遊技機における電源断時において、同図(c)の処理が実行される。即ち、遊技機の電源断時(本例では、NMI割り込み時)において、ステップ4604で、主制御装置1000は、RAM領域の情報に基づき電断時情報(例えば、チェックサム)をセットする。次に、ステップ4606で、主制御装置1000は、RAM領域への書き込みを禁止すると共に、タイマ割り込み処理を禁止し、電源断待ちループ処理に移行する。
次に、図14は、本実施形態における、図13のステップ1050のサブルーチンに係る、振動センサ監視処理のフローチャートである。まず、ステップ1052で、振動センサ監視手段1065は、振動センサ監視関連情報一時記憶手段1065aのフラグエリアを参照し、電源投入時振動センサ監視中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1052でYesの場合、ステップ1054で、振動センサ監視手段1065は、振動センサ500から出力されている信号を参照し、振動センサ500が、振動エラーとなる振動を検出しているか否かを判定する。尚、断線(電線が切れる)、短絡(コネクタ508とぱちんこ遊技機とをつなぐ電線が他の電線と接触する、等)、振動センサ500の故障の場合にも、振動センサ500は振動エラーであると判断する(振動エラーを検出する)よう構成されている。
ステップ1054でYesの場合、ステップ1056で、振動センサ監視手段1065は、振動エラーに係るコマンドを、サブメイン制御部2320へ送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセット(ステップ3200の制御コマンド送信処理によってサブメイン制御部2320側に送信される)する。次に、ステップ1058で、振動センサ監視手段1065は、振動エラーに係る信号を外部端子板へ送信する旨を記憶(ステップ3100の外部信号出力によって外部端子板に送信される)し、ステップ1060に移行する。尚、ステップ1054でNoの場合にもステップ1060に移行する。
尚、本実施形態においては、エラー報知は所定時間(例えば、30秒)継続し、当該所定時間の間は振動センサの監視が延長されることとなる。また、当該振動センサの監視の延長中に再度振動エラーが起こった場合には、当該再度エラーが起こったタイミングから前記所定時間エラー報知及び振動センサの監視を実行するよう構成されている。
次に、ステップ1060で、振動センサ監視手段1065は、振動センサ監視タイマ1165bを参照し、当該タイマ値が0であるか否かを判定する。ステップ1060でYesの場合、ステップ1062で、振動センサ監視手段1065は、振動センサ500の監視を終了する。次に、ステップ1064で、振動センサ監視手段1065は、振動センサ監視関連情報一時記憶手段1065aのフラグエリア内にある、電源投入時振動センサ監視中フラグをオフにし、次の処理(ステップ1100の処理)に移行する。
他方、ステップ1052でNoの場合、ステップ1066で、振動センサ監視手段1065は、振動センサ監視関連情報一時記憶手段1065aのフラグエリアを参照し、特別遊技中振動センサ監視中フラグ(ステップ2211にてオンとなるフラグ)がオンであるか否かを判定する。ステップ1066でYesの場合、ステップ1068で、振動センサ監視手段1065は、振動センサ500から出力されている信号を参照し、振動センサ500が、振動エラーとなる振動を検出しているか否かを判定する。ステップ1068でYesの場合、ステップ1070で、振動センサ監視手段1065は、振動エラーに係るコマンドを、サブメイン制御部2320へ送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセット(ステップ3200の制御コマンド送信処理によってサブメイン制御部2320側に送信される)する。次に、ステップ1072で、振動センサ監視手段1065は、振動エラーに係る信号を外部端子板へ送信する旨を記憶(ステップ3100の外部信号出力によって外部端子板に送信される)し、ステップ1074に移行する。尚、ステップ1068でNoの場合にも、ステップ1074に移行する。次に、ステップ1074で、振動センサ監視手段1065は、振動センサ監視関連情報一時記憶手段1065aのフラグエリアを参照し、振動センサ監視終了フラグ(ステップ2461にてオンとなるフラグ)がオンであるか否かを判定する。ステップ1074でYesの場合、ステップ1076で、振動センサ監視手段1065は、振動センサ監視関連情報一時記憶手段1065aのフラグエリア内にある振動センサ監視終了フラグをオフにする。次に、ステップ1078で、振動センサ監視手段1065は、振動センサ500の監視を終了する。次に、ステップ1080で、振動センサ監視手段1065は、振動センサ監視関連情報一時記憶手段1065aのフラグエリア内にある、特別遊技中振動センサ監視中フラグをオフにし、次の処理(ステップ1100の処理)に移行する。尚、ステップ1060、ステップ1066又はステップ1074でNoの場合にも次の処理(ステップ1100の処理)に移行する。
次に、図15は、図13におけるステップ1100のサブルーチンに係る、補助遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1102で、補助遊技入球口入球判定手段1113は、補助遊技始動口2410に遊技球が入球(流入、ゲートの場合は通過)したか否かを判定する。ステップ1102でYesの場合、ステップ1104で、補助遊技乱数取得判定実行手段1123は、補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1104でYesの場合、ステップ1106で、補助遊技乱数取得判定実行手段1123は、補助遊技内容決定乱数(例えば、補助遊技図柄当選乱数)を取得する。次に、ステップ1108で、補助遊技図柄保留手段1133は、何個目の保留であるかという情報と共に、当該乱数を補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aにセットする形で保留球を1加算し、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。尚、ステップ1102又はステップ1104でNoの場合も、次の処理(ステップ1200の処理)に移行する。
次に、図16は、図13におけるステップ1200のサブルーチンに係る、電動役物駆動判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1202で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193aのフラグエリアを参照して、電動役物開放中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1202でYesの場合、ステップ1204で、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193aのフラグエリアを参照して、補助遊技図柄変動中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1204でYesの場合、ステップ1206で、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aにアクセスし、補助遊技図柄に関する保留球があるか否かを判定する。ステップ1206でYesの場合、ステップ1216で、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技状態一時記憶手段1193を参照して補助遊技側の遊技状態(補助遊技時短フラグのフラグ状態)を取得すると共に、補助遊技内容決定用抽選テーブル1143aを参照し、当該取得した補助遊技側の遊技状態及び当該保留球に基づく補助遊技図柄乱数に基づき停止図柄を決定(例えば、補助遊技時短フラグがオンである場合には、オフである場合と比して高確率で当選図柄を選択)して補助遊技図柄情報一時記憶手段1193bに一時記憶する。次に、ステップ1218で、補助遊技図柄変動時間管理手段1153aは、補助遊技側の遊技状態(補助遊技時短フラグのフラグ状態)に基づき、補助遊技図柄変動管理用タイマ1153a−1に補助遊技図柄の変動時間に係る所定時間(例えば、補助遊技時短フラグがオンの場合には5秒、補助遊技時短フラグがオフの場合には30秒)をセットする。そして、ステップ1220で、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の補助遊技図柄変動中フラグをオンにする。次に、ステップ1222で、補助遊技図柄保留手段1133は、補助遊技図柄に関する当該保留球を1減算した上で補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aに記録されている保留情報を更新すると共に、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技図柄変動管理用タイマ1153a−1をスタートした後、補助遊技図柄表示部2421上で補助遊技図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1224で、補助遊技図柄変動時間管理手段1153aは、補助遊技図柄変動管理用タイマ1153a−1を参照して、補助遊技図柄の変動時間に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1224でYesの場合、ステップ1226で、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技図柄情報一時記憶手段1193bを参照して補助遊技図柄の停止図柄を取得すると共に、当該取得した補助遊技図柄の停止図柄を補助遊技図柄表示部2421上で確定表示する。そして、ステップ1228で、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の補助遊技図柄変動中フラグをオフにする。次に、ステップ1230で、条件判定手段1161は、当該補助遊技図柄の停止図柄が「当り」であるか否かを判定する。ステップ1230でYesの場合、ステップ1232で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技側の遊技状態(補助遊技時短フラグのフラグ状態)に基づき、開放タイマ1162に電動役物の開放時間に係る所定時間(例えば、補助遊技時短フラグがオンの場合には6秒、補助遊技時短フラグがオフの場合には0.5秒)をセットする。次に、ステップ1234で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の電動役物開放中フラグをオンにする。そして、ステップ1236で、電動役物開閉制御手段1160は、第2主遊技始動口2110の電動役物2112を開放する。次に、ステップ1238で、電動役物開閉制御手段1160は、開放タイマ1162を参照して、電動役物の開放時間に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1238でYesの場合、ステップ1240及びステップ1242で、電動役物開閉制御手段1160は、第2主遊技始動口2110の電動役物2112を閉鎖すると共に、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の電動役物開放中フラグをオフにし、次の処理(ステップ1300の処理)に移行する。
尚、ステップ1202でNoの場合にはステップ1238に移行し、ステップ1204でNoの場合にはステップ1224に移行し、ステップ1206、ステップ1224、ステップ1230又はステップ1238でNoの場合には、次の処理(ステップ1300の処理)に移行する。
また、本フローチャートでは、便宜上、ステップ1226での停止図柄表示後、すぐに次のステップに移行しているが、これには限定されない。その場合には、500ms程度の停止表示固定時間を経てから次の処理に移行するよう構成してもよい(例えば、停止表示固定中フラグ及びタイマを利用して分岐処理を行うことによりこの処理を達成可能である)。
次に、図17は、図13におけるステップ1300のサブルーチンに係る、主遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1302で、第1主遊技始動口入球判定手段1111は、第1主遊技始動口2210の第1主遊技始動口入球検出装置2211から第1主遊技始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1302でYesの場合、ステップ1304で、第1主遊技乱数取得判定実行手段1121は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aを参照し、主遊技(特に第1主遊技側)に関する保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1304でYesの場合、ステップ1306で、第1主遊技乱数取得判定実行手段1121は、第1主遊技内容決定乱数を取得する。なお、本実施例では、第1主遊技内容決定乱数として、当否を決定するための当否抽選乱数、当り時の図柄を決定するための図柄抽選乱数、特別図柄の変動パターン(変動時間)を決定するための変動態様抽選乱数の3つの乱数を取得している。ちなみに、これら3つの乱数は夫々更新周期・乱数範囲の異なる乱数生成手段から生成され、本タイミングで一連的に取得するようになっている。次に、ステップ1308で、第1主遊技図柄保留手段1131は、当該第1主遊技内容決定乱数を第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aに記憶する。次に、ステップ1310で、情報送信制御手段1300は、第1主遊技乱数が取得された旨の情報(保留発生コマンド)を、サブメイン制御部2320へ送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。次に、ステップ1311で、情報送信制御手段1300は、賞球払出制御基板3000への賞球コマンドをコマンド送信用バッファ1301にセット(ステップ3200の制御コマンド送信処理によって賞球払出制御基板3000側に送信される)し、ステップ1312に移行する。次に、ステップ1312で、第2主遊技始動口入球判定手段1112は、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口入球検出装置2111から第2主遊技始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1312でYesの場合、ステップ1314で、第2主遊技乱数取得判定実行手段1122は、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aを参照し、主遊技(特に第2主遊技側)に関する保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1314でYesの場合、ステップ1316で、第2主遊技乱数取得判定実行手段1122は、第2主遊技内容決定乱数を取得する。なお、本実施例では、第2主遊技内容決定乱数として、第1主遊技内容決定手段と同様に当否抽選乱数、図柄抽選乱数、変動態様抽選乱数の3つの乱数を取得している。ちなみに、第1主遊技内容決定乱数の各乱数の取得範囲と第2主遊技内容決定乱数の各乱数の取得範囲(例えば第1主遊技用の当否抽選乱数と第2主遊技用の当否抽選乱数の取得範囲)を同じに設定している。次に、ステップ1318で、第2主遊技図柄保留手段1132は、当該第2主遊技内容決定乱数を第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aに記憶する。次に、ステップ1320で、情報送信制御手段1300は、第2主遊技乱数が取得された旨の情報(保留発生コマンド)を、サブメイン制御部2320へ送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。次に、ステップ1321で、情報送信制御手段1300は、賞球払出制御基板3000への賞球コマンドをコマンド送信用バッファ1301にセット(ステップ3200の制御コマンド送信処理によって賞球払出制御基板3000側に送信される)し、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。尚、ステップ1302又はステップ1304でNoの場合にはステップ1312に移行し、ステップ1312又はステップ1314でNoの場合には、次の処理(ステップ1400の処理)に移行する。
尚、本実施形態では、ステップ1310、ステップ1320にてサブメイン制御部2320へ送信する情報として、乱数が取得された旨の情報を送信しているが、当該乱数値の情報や主遊技図柄の保留数を付帯して送信してもよく、これらの情報により乱数が取得された旨の情報として代用することも可能である。
次に、図18は、図13におけるステップ1400のサブルーチンに係る、主遊技図柄表示処理のフローチャートである。まず、ステップ1401で、主遊技図柄保留解除制御手段1154は、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aを参照し、第2主遊技図柄の保留が存在していないか否かを確認する。ステップ1401でYesの場合、ステップ1400(1)で、主制御装置1000は、後述の第1主遊技図柄表示処理を実行し、次の処理(ステップ2000の処理)に移行する。他方、ステップ1401でNoの場合、ステップ1400(2)で、主制御装置1000は、後述の第2主遊技図柄表示処理を実行し、次の処理(ステップ2000の処理)に移行する。このように、本実施形態においては、第2主遊技図柄の保留球が存在する場合には、第1主遊技図柄の保留球の存在に係らず(たとえ入賞順序が第1主遊技図柄の保留の方が先でも)、第2主遊技図柄の保留消化を優先して実行するよう構成されているが、これには限定されない(入賞順序に基づく保留消化や、双方の主遊技図柄を同時並行的に抽選する並列抽選を実行するよう構成してもよい)。
次に、図19は、図13におけるステップ1400(1){ステップ1400(2)}のサブルーチンに係る、第1主遊技図柄表示処理(第2主遊技図柄表示処理)のフローチャートである。尚、本処理は、第1主遊技図柄側と第2主遊技図柄とで略同一の処理となるため、第1主遊技図柄側について主に説明し、第2主遊技図柄側の処理については括弧書きとする。まず、ステップ1403で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、変動開始条件が成立しているか否かを判定する。ここで、この変動開始条件は、特別遊技中(又は条件装置作動中)でない、且つ、主遊技図柄変動中でない、且つ、主遊技図柄の保留があることが条件となる。
次に、ステップ1405及びステップ1406で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a(第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132a)に一時記憶されている、今回の図柄変動に係る第1主遊技内容決定乱数(第2主遊技内容決定乱数)を読み出すと共に、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a(第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132a)から削除すると共に、当該一時記憶されている残りの情報をシフトする(保留消化処理)。次に、ステップ1410−1で、当否抽選手段1135は、各遊技状態に対応する第1主遊技用当否抽選テーブル1135b−1(第2主遊技用当否抽選テーブル1135b−3)を参照し、第1主遊技内容決定乱数(第2主遊技内容決定乱数)(特に、当選抽選乱数)に基づき、主遊技図柄当否抽選を実行する。
ここで、図20(主遊技テーブル1)は、第1主遊技用当否抽選テーブル1135b−1(第2主遊技用当否抽選テーブル1135b−3)の一例である。本例に示されるように、本実施形態においては、確率変動遊技状態時における大当り当選確率は、非確率変動遊技状態時における大当り当選確率よりも高確率となるよう構成されている。尚、当選確率はあくまでも一例であり、これには何ら限定されない。また、本実施形態においては、遊技状態を移行させ得ない当り(いわゆる小当り)については例示していないが、小当りが発生(小当りに当選)するよう構成してもよい。
次に、ステップ1410−2で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)を参照し、主遊技図柄当否抽選結果及び第1主遊技内容決定乱数(第2主遊技内容決定乱数)(特に、図柄抽選乱数)に基づいて主遊技図柄に関する停止図柄を決定し、これらを第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に一時記憶する。
ここで、図20(主遊技テーブル2)は、第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)の一例である(特に、停止図柄決定用テーブルの一例)。本例に示されるように、本実施形態においては、大当りに当選した場合、複数の主遊技図柄候補(本例では、「4A・3A・5A・7A」及び「5B・7B・9B」)の内から一の主遊技図柄が大当り図柄として決定されるよう構成されている。尚、後述するように、本実施形態においては、大当り図柄の種類に基づき、ラウンド実行時における大入賞口(振分大入賞口及び通常大入賞口)の開放態様が決定される(ある大当り図柄と他の大当り図柄とでは、大入賞口の開放態様が異なり得る)よう構成されており、当該大入賞口の開放態様によって、確率変動遊技状態への移行し易さが、大当り図柄の種類に応じて異なり得るよう構成されている。尚、その他図柄の種類についても、あくまで一例であり、これには限定されない{例えば、ハズレ図柄は一種類の図柄であることには限定されず、複数種類の図柄を設けるよう構成してもよく、特定の図柄が停止表示された場合には当該特定の図柄が停止表示される前とは、主遊技図柄の変動態様の種類及び/又は選択率が異なる状態(限定頻度状態)へ移行するよう構成してもよい}。
次に、ステップ1410−3で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、各遊技状態に対応する第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)を参照し、主遊技図柄当否抽選結果及び第1主遊技内容決定乱数(第1主遊技内容決定乱数)(特に、変動態様抽選乱数)に基づいて主遊技図柄の変動態様を決定し、これらを第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に一時記憶して、ステップ1415に移行する。
ここで、図20(主遊技テーブル3)は、第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)の一例である(特に、変動態様決定用テーブルの一例)。本例に示されるように、本実施形態においては、主遊技図柄の当否抽選結果及び主遊技時短フラグ状態に基づき、主遊技図柄の変動態様(変動時間)が決定されるよう構成されている。即ち、主遊技図柄の当否抽選結果が当りの場合には相対的に変動時間が長時間となる変動態様が決定され易く、主遊技時短フラグがオフである場合(時短遊技状態)には相対的に変動時間が短時間となる変動態様が決定され易いよう構成されている。尚、本例はあくまでも一例であり、停止図柄の種類や選択率等には何ら限定されない。また、本実施形態では、説明の便宜上、保留球数に応じて異なるテーブルを有するよう構成しなかったが、保留球数に応じて異なるテーブルを有するように構成してもよいことはいうまでもない。更には、時間短縮遊技状態(主遊技時短フラグがオンの場合)における第1主遊技側の図柄変動時間が相対的に長時間となるよう構成してもよい(第2主遊技側での図柄変動が実行されることが遊技者にとって有利となるよう構成されていた際、第1主遊技側の図柄変動効率を低下させることで第2主遊技側の保留が生起し易い(遊技者にとって有利となる)状況を構築することを趣旨とするため、第1主遊技側の始動口と第2主遊技側の始動口とを打ち分けできない場合において特に効果を発揮する)。
次に、ステップ1415で、情報送信制御手段1300は、第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に一時記憶された主遊技図柄に係るコマンド(停止図柄情報、停止図柄の属性情報、変動態様情報等)及び現在の遊技状態に係るコマンド(図柄変動表示開始指示コマンド)を、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。次に、ステップ1416で、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151a(第2主遊技図柄変動時間管理手段1152a)が、主遊技図柄の変動時間に係る所定時間を第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1)にセットする。そして、ステップ1417で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)の第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)上で、第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に記憶された変動態様に従い、主遊技図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1418で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の変動中フラグをオンする。そして、ステップ1420で、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151a(第2主遊技図柄変動時間管理手段1152a)が、主遊技図柄の変動時間に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1420でYesの場合、ステップ1422で、情報送信制御手段1300は、図柄変動が終了する旨の情報(図柄確定表示指示コマンド)を、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。次に、ステップ1423で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)の第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)上での主遊技図柄の変動表示を停止し、第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に記憶されている停止図柄を確定停止図柄として表示制御する。次に、ステップ1424で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の変動中フラグをオフにする。
次に、ステップ1430で、特別遊技移行決定手段1135aは、当該主遊技図柄の停止図柄が大当り図柄であるか否かを判定する。ステップ1430でYesの場合、ステップ1432で、特別遊技移行決定手段1135aは、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある条件装置作動フラグをオンにする。他方、ステップ1430でNoの場合には、ステップ1432をスキップする。
次に、ステップ1450で、主制御装置1000は、後述の特定遊技終了判定処理を実行し、次の処理(ステップ2000の処理)に移行する。尚、ステップ1434でNoの場合には、次の処理(ステップ2000の処理)に移行する。
尚、ステップ1403でNoの場合には、ステップ1419で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)のフラグエリアを参照し、変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1419でYesの場合にはステップ1420に移行し、ステップ1419でNoの場合には、次の処理(ステップ2000の処理)に移行する。
次に、図21は、図19におけるステップ1500のサブルーチンに係る、特定遊技終了判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1502で、特定遊技制御手段1180は、確変回数カウンタ1181aを参照して当該カウンタ値が0よりも大きいか否かを判定する。ステップ1502でYesの場合、ステップ1504で、特定遊技制御手段1180は、確変回数カウンタ1181aのカウンタ値を1減算する。次に、ステップ1506で、特定遊技制御手段1180は、確変回数カウンタ1181aを参照して、当該カウンタ値が0であるか否かを判定する。ステップ1506でYesの場合、ステップ1510で、特定遊技制御手段1180は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195のフラグエリア内にある主遊技確変フラグをオフにし、ステップ1512に移行する。尚、ステップ1502又はステップ1506でNoの場合にもステップ1512に移行する。
次に、ステップ1512で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181bを参照して、当該カウンタ値が0よりも大きいか否かを判定する。ステップ1512でYesの場合、ステップ1514で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181bのカウンタ値を1減算する。次に、ステップ1516で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181bを参照して、当該カウンタ値が0であるか否かを判定する。ステップ1516でYesの場合、ステップ1518で、特定遊技制御手段1180は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195のフラグエリア内にある主遊技時短フラグをオフにする。次に、ステップ1520で、特定遊技制御手段1180は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195のフラグエリア内にある補助遊技時短フラグをオフにし、次の処理(ステップ2000の処理)に移行する。尚、ステップ1512又はステップ1516でNoの場合にも、次の処理(ステップ2000の処理)に移行する。
次に、図22は、図13におけるステップ2000のサブルーチンに係る、特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。まず、ステップ2002で、条件判定手段1171は、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)の第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)上に表示された主遊技図柄が停止したか否かを判定する。ステップ2002でYesの場合、ステップ2004で、条件判定手段1171は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリアを参照し、条件装置作動フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2004でYesの場合、ステップ2006で、条件判定手段1171は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリアを参照し、特別遊技実行フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ2006でYesの場合、ステップ2007で、現在停止中の主遊技図柄は長開放確定図柄(本例では、7A・7B)であるか否かを判定する。尚、長開放確定図柄とは、当該長開放確定図柄に係る特別遊技における振分大入賞口2220の開放態様が長開放Bであるラウンドが含まれており、遊技者が当該長開放確定図柄停止時に振分大入賞口2220の開放態様に長開放が含まれていることを認識できる主遊技図柄である。次に、ステップ2008で、特別遊技内容決定手段1172は、サブ側への長開放確定コマンドをセット(ステップ3200の制御コマンド送信処理にて、サブメイン制御部2320側に送信される)し、ステップ2009に移行する。他方、ステップ2007でNoの場合にもステップ2009に移行する。次に、ステップ2009で、特別遊技内容決定手段1172は、当該所定態様に基づき、特別遊技内容参照テーブル1172aを参照することにより、当該特別遊技の内容を特別遊技関連情報一時記憶手段1194にセットする。
次に、ステップ2010で、特定遊技関連情報一時記憶手段1195のフラグエリア内にある特定遊技フラグ(主遊技確変フラグ・主遊技時短フラグ・補助遊技時短フラグ)を一旦オフにする。次に、ステップ2012で、特定遊技制御手段1180は、確変回数カウンタ1181aのカウンタ値をリセット(ゼロクリア)する。次に、ステップ2014で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181bのカウンタ値をリセット(ゼロクリア)し、次の処理(ステップ2100の処理)に移行する。尚、ステップ2002、ステップ2004又はステップ2006でNoの場合にも、次の処理(ステップ2100の処理)に移行する。
次に、図23は、図13におけるステップ2100のサブルーチンに係る、特別遊技制御処理のフローチャートである。まず、ステップ2102で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリアを参照し、条件装置作動フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2102でYesの場合、ステップ2150で、特別遊技実行手段1173は、後述する特別遊技開始制御処理を実行する。次に、ステップ2200で、特別遊技実行手段1173は、後述する振分大入賞口制御処理を実行する。次に、ステップ2600で、特別遊技実行手段1173は、後述する通常大入賞口制御処理を実行する。次に、ステップ2900で、特別遊技実行手段1173は、後述する特別遊技終了制御処理を実行し、次の処理(ステップ3000の処理)に移行する。他方、ステップ2102でNoの場合、特別遊技実行手段1173は、特別遊技を実行するタイミングではないと判定し、次の処理(ステップ3000の処理)に移行する。
次に、図24は、図23におけるステップ2150のサブルーチンに係る、特別遊技開始制御処理のフローチャートである。まず、ステップ2152で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリアを参照し、特別遊技実行フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ2152でYesの場合、ステップ2156で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、特別遊技実行フラグをオンにする。次に、ステップ2158で、情報送信制御手段1300は、特別遊技を開始する旨の情報(特別遊技開始表示指示コマンド)を、サブメイン制御部側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。次に、ステップ2160で、特別遊技実行手段1173は、ラウンド数カウンタ1173aに1をセット(初期化)し、次の処理(ステップ2200の処理)に移行する。他方、ステップ2152でNoの場合にも、次の処理(ステップ2200の処理)に移行する。
次に、図25は、図23におけるステップ2200のサブルーチンに係る、振分大入賞口制御処理のフローチャートである。まず、ステップ2202で、振分大入賞口制御手段1174は、ラウンド数カウンタ1173aを参照し、当該カウンタ値が奇数であるか否か(当該特別遊技の終了後に確率変動遊技状態に移行するか否かを決定する振分遊技を実行する奇数ラウンドであるか否か)を判定する。ステップ2202でYesの場合、ステップ2204で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリアを参照し、振分制御継続中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2204でYesの場合、ステップ2300に移行する。他方、ステップ2204でNoの場合、ステップ2206で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリア内にある、振分制御継続中フラグをオンにする。次に、ステップ2208で、振分大入賞口制御手段1174は、開閉態様決定テーブル1172b(図26参照)を参照し、大当り図柄及びラウンド数カウンタ1173aのカウンタ値に基づき、当該ラウンドにおける振分大入賞口2220の開放態様をセットする。
ここで、図26は、大入賞口の開放態様を決定する際に参照される、開閉態様決定テーブル1172bの一例である。同図に示されるように、本実施形態における特別遊技では、振分大入賞口2220と通常大入賞口2120とが交互に開放されるよう構成されている。より具体的には、奇数ラウンドには振分大入賞口2220が開放され、当該振分大入賞口2220の開放が終了すると次ラウンド(偶数ラウンド)となり、偶数ラウンドには通常大入賞口2120が開放され、当該通常大入賞口2120の開放が終了すると次ラウンド(奇数ラウンド)になるという推移を最終ラウンドが終了するまで継続する。尚、本実施形態では、すべての大当り図柄に係る特別遊技が16ラウンドの特別遊技であるが、各ラウンドの開放態様(ほとんど出玉を獲得できない短開放並びに出玉を獲得し易い長開放A及び長開放B)の組み合わせと、内部に設けられた特定領域2224への入球によって特別遊技終了後に確率変動遊技状態に移行することが決定する振分大入賞口2220の開放時における特定領域2224への入球し易さ(奇数ラウンドでの振分大入賞口2220の開放態様)の組み合わせと、によって、大当り図柄ごとの遊技者への利益を異ならせている。例えば、大当り図柄4Aに係る特別遊技では、第2R・第4R・第6R・第8Rのみが長開放であるため、4ラウンド分の出玉を獲得でき(いわゆる、実質4ラウンド)、当該特別遊技終了後に確率変動遊技状態に移行しない(又は、移行し難い)。一方で、大当り図柄7A、7Bに係る特別遊技では、すべてのラウンドが長開放であるため、16ラウンド分の出玉を獲得でき、当該特別遊技終了後に確率変動遊技状態に移行する(又は、移行し易い)。
また、振分大入賞口2220と通常大入賞口2120とが交互に開放されるよう構成することで、一方の大入賞口閉鎖後に係る入賞待機時間の経過中に、次ラウンドに係る他方の大入賞口の開放を開始できることとなる。その結果、いずれの大入賞口も閉鎖されている期間が短くなることで、遊技者の打ち出した遊技球がいずれの大入賞口にも入球しないこと(いわゆる、ムダ球)を減少させることができると共に、特別遊技の消化に係る時間をも減少させることができることとなるのである。
また、振分大入賞口2220と通常大入賞口2120とが交互に開放される場合、振分大入賞口2220に遊技球を入球させる機会を与える(長開放となる)ラウンドを複数の奇数ラウンドから設定できる。例えば、大当り図柄「3A」に係る特別遊技では、第7Rに振分大入賞口2220が長開放Aの開放態様にて開放される一方、大当り図柄「5A」「5B」に係る特別遊技では、第9Rに振分大入賞口2220が長開放Aの開放態様にて開放される。このように、振分大入賞口2220の長開放となるタイミングにバリエーションを持たせることで、一旦、振分大入賞口2220が長開放され得るラウンドが短開放で終わったように見せて、次の奇数ラウンドで振分大入賞口2220が長開放されるような演出(いわゆる、逆転演出)を行うことができることとなる。また、振分大入賞口2220が長開放となるラウンドを特別遊技の後半と設定した場合には、遊技者の利益に大きく関わる当該振分大入賞口2220の長開放以前の特別遊技の実行中期間を、遊技者が振分大入賞口2220に遊技球を入球させるための準備(例えば、遊技球発射強度の調節や発射する遊技球の補充等)を行える期間とすることができることとなる。
また、振分大入賞口2220が複数回にわたって長開放されるように設定した場合には、より確実に特定領域2224に遊技球を入球させ得ることとなり、演出との齟齬が生じること{例えば、特別遊技終了後に確率変動遊技状態に移行する(又は移行し易い)ことを報知したにも拘わらず、球詰まり等によって、振分大入賞口2220が長開放される1ラウンド分の期間、遊技球を発射できず、確率変動遊技状態に移行しない事態}を防止できることとなる。尚、本例はあくまで一例であり、これには何ら限定されず、例えば、3ラウンド毎に振分大入賞口2220を開放させる等、本例とは異なる規則に基づいて振分大入賞口2220を開放させるよう構成してもよいし、不規則的な順序で振分大入賞口2220を開放させるよう構成してもよい。
また、図26の開閉タイミング対比イメージに示されるように、本例では、長開放A:52msの開放+2600msの閉鎖+28800msの開放、長開放B:29000msの開放、短開放:52msの開放という開放パターンで振分大入賞口2220が開放され得るよう構成されており、特に、長開放Aと短開放とでは、最初の52msは開放の仕方が略同一である(同図下に図示された、各開放態様の開閉タイミング対比イメージを参照)。従って、遊技者は、選択されている開放パターンが利益の高い長開放Aであるか利益の低い短開放であるかを認識できないが、その後に再度振分大入賞口2220が開放されれば長開放Aの開放態様での開放である(即ち、より多くの出玉獲得が望める)ことが判明する、という演出を兼ねた開放となる。例えば、本例では、大当り図柄「4A」は、振分大入賞口2220の開放態様が長開放とならない低利益な大当り図柄であるが、途中までは大当り図柄「3A」「5A」「5B」と同様の開放パターンであるため、第7R・第9Rの開放態様が判明するまでは遊技者の期待感を持続させることができるのである。他方、大当り図柄「7A」「7B」に係る特別遊技では、第1Rの振分大入賞口2220の開放態様も長開放であり、遊技者の利益が最大となることが第1Rの段階にて判明し得るため、遊技者の期待感を持続させる意味が希薄である。そこで、本例では、大当り図柄「7A」「7B」に係る特別遊技の場合、通常大入賞口2120と同様の、長開放Bの開放態様にて振分大入賞口2220を開放するよう構成している(短開放と長開放とで煽り演出を実行する必要が無いため)。尚、本例はあくまで一例であり、これには何ら限定されず、例えば、本例に図示していない長開放や短開放の態様を設けてもよいし、実行する特別遊技の最初の振分大入賞口2220の開放時のみ、長開放Aとなるよう構成してもよい。尚、本例においては、特別遊技中における大入賞口(通常大入賞口2120又は振分大入賞口2220)の開放期間が終了する以前に、当該大入賞口(通常大入賞口2120又は振分大入賞口2220)に所定個数(例えば、10個)の遊技球の入球があった場合には、実行中のラウンドが終了し、当該大入賞口(通常大入賞口2120又は振分大入賞口2220)は閉鎖するよう構成されている。
フローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ2210で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリア内にある、遮蔽部材駆動制御中フラグをオンにする。次に、振分大入賞口制御手段1174は、振動センサ監視関連情報一時記憶手段1065aのフラグエリア内にある、特別遊技中振動センサ監視中フラグをオンにする。次に、ステップ2212で、振分大入賞口制御手段1174は、振分入賞数カウンタ1174eのカウンタ値及び排出数カウンタ1174fのカウンタ値をリセット(ゼロクリア)する。次に、ステップ2214で、振分大入賞口制御手段1174は、振分ラウンドタイマ1174aをスタートさせ、ステップ2300に移行する。ステップ2202〜ステップ2214までが初期処理段階であり、特別遊技における振分大入賞口2220の開閉に係るラウンド実行時の初期処理を本処理にて行っている。
次に、ステップ2300で、振分大入賞口制御手段1174は、後述する振分大入賞口開閉制御処理を実行し、ステップ2350に移行する。次に、ステップ2350で、振分大入賞口制御手段1174は、後述する振分準備時間制御処理を実行する。次に、ステップ2400で、振分大入賞口制御手段1174は、後述する振分入賞制御処理を実行する。次に、ステップ2450で、振分大入賞口制御手段1174は、排出球異常検出処理を実行する。次に、ステップ2500で、振分大入賞口制御手段1174は、遮蔽部材駆動制御処理を実行する。次に、ステップ2550で、振分大入賞口制御手段1174は、後述する振分ラウンド制御終了処理を実行し、次の処理(ステップ2600の処理)に移行する。尚、ステップ2202でNoの場合、ステップ2350に移行する。
次に、図27は、図25におけるステップ2300のサブルーチンに係る、振分大入賞口開閉制御処理のフローチャートである。まず、ステップ2302で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリアを参照し、振分大入賞口開放終了フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ2302でYesの場合、ステップ2304で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリアを参照し、振分大入賞口開放制御中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2304でYesの場合、ステップ2310に移行する。他方、ステップ2304でNoの場合、ステップ2306で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリア内にある、振分大入賞口開放制御中フラグをオンにする。次に、ステップ2308で、振分大入賞口制御手段1174は、セットされた開放態様に基づき、振分大入賞口2220の開閉を開始し、ステップ2310に移行する。
次に、ステップ2310で、振分大入賞口制御手段1174は、振分入賞数カウンタ1174eを参照し、当該カウンタ値が所定個数(例えば、10個)に到達したか否かを判定する。ステップ2310でYesの場合、ステップ2314に移行する。他方、ステップ2310でNoの場合、ステップ2312で、振分大入賞口制御手段1174は、振分ラウンドタイマ1174aのタイマ値を参照し、振分大入賞口2220の開放期間が終了したか否かを判定する。ステップ2312でYesの場合、ステップ2314に移行する。ここで、振分大入賞口2220の開放期間とは、本例においては、開放態様が「短開放」である場合は52ms、「長開放A」である場合は31452ms、「長開放B」である場合は29000msとなっている。
次に、ステップ2314で、振分大入賞口制御手段1174は、振分大入賞口2220の最長開放制御を強制終了して閉鎖する。即ち、振分大入賞口2220に所定個数の入賞が検出された場合か、又はセットされた開放パターンが終了した場合に、振分大入賞口2220の開閉を終了して閉鎖するのである。次に、ステップ2316で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリア内にある、振分大入賞口開放制御中フラグをオフにする。次に、ステップ2318で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリア内にある、振分大入賞口開放終了フラグをオンにし、次の処理(ステップ2350の処理)に移行する。尚、ステップ2302又はステップ2312でNoの場合にも、次の処理(ステップ2350の処理)に移行する。
次に、図28は、図25におけるステップ2350のサブルーチンに係る、振分準備時間制御処理のフローチャートである。まず、ステップ2352で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリアを参照し、排出待機中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ2352でYesの場合、ステップ2354で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリアを参照し、振分大入賞口開放終了フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2354でYesの場合、ステップ2355で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリア内にある、振分大入賞口開放終了フラグをオフにする。次に、ステップ2357で、振分大入賞口制御手段1174は、振分入賞待機タイマ1174bに振分入賞待機時間(本例では、3000ms)をセットする。次に、ステップ2360で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリア内にある、振分入賞待機中フラグをオンにする。次に、ステップ2362で、振分大入賞口制御手段1174は、振分ラウンド終了タイマ1174cにラウンド終了待機時間(例えば、振分大入賞口2220を駆動するソレノイドの励磁を停止してから実際に振分大入賞口2220が閉鎖されるまでの時間を待機する閉鎖時間と、次ラウンドの開始を準備する準備時間との合計時間であり、本例では、140ms+60msの200ms)をセットしてスタートさせると共に、ステップ2364で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリア内にある、振分ラウンド終了待機フラグをオンにし、ステップ2366に移行する。尚、ステップ2352でNoの場合にも、ステップ2366に移行する。
ここで、本例においては、振分ラウンド終了待機時間を200msとしているが、これは振分大入賞口2220の振分電動役物2222の閉鎖(ソレノイドをオフにしてから略完全に閉鎖するまでに要する時間)に係る時間140msと、次回の開放までの準備時間60msの和である。このように準備時間を設けることで、大入賞口を開閉駆動させるソレノイドやモータの駆動を途切れさせ、発熱を抑えることにより故障等の不具合を防止できることとなる。また、本例では、振分ラウンド終了待機時間(200ms)が、排出待機時間(1900ms)より短くなるよう構成されており、大入賞口内の遊技球の排出を待機している期間内に次のラウンドに係る大入賞口(通常大入賞口2120)の開放を開始し得るため、特別遊技をスムーズに進行できるのである。尚、本例はあくまで一例であり、ここに挙げた具体的な数値や態様等には何ら限定されず、例えば、本例では特別遊技のラウンド実行中における大入賞口の閉鎖後に準備時間を設けるよう構成したが、特別遊技のラウンド実行中における大入賞口の開放前に準備時間を設けるよう構成してもよい。
次に、ステップ2366で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリアを参照し、振分ラウンド終了待機フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2366でYesの場合、ステップ2368で、振分大入賞口制御手段1174は、振分ラウンド終了タイマ1174cを参照し、当該タイマ値が0であるか否かを判定する。ステップ2368でYesの場合、換言すれば、前述したラウンド終了待機時間が終了した場合、ステップ2370で、振分大入賞口制御手段1174は、ラウンド数カウンタ1173aのカウンタ値に1を加算(インクリメント)する。この処理によって、当該カウンタ値が偶数となり、後述する次ラウンドの処理(例えば、S2600の通常大入賞口制御処理)が開始されることとなる。次に、ステップ2372で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリア内にある、振分ラウンド終了待機フラグをオフにし、ステップ2374に移行する。尚、ステップ2366又はステップ2368でNoの場合にも、ステップ2374に移行する。
次に、ステップ2374で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリアを参照し、振分入賞待機中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2374でYesの場合、ステップ2376で、振分大入賞口制御手段1174は、振分入賞待機タイマ1174bを参照し、当該タイマ値が0であるか否かを判定する。ステップ2376でYesの場合、換言すれば、前述した振分入賞待機時間が終了した場合、ステップ2378で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリア内にある、振分入賞待機中フラグをオフにする。津銀、ステップ2392‐1で、振分大入賞口制御手段1174は、排出待機タイマ1174dに排出待機時間(本例では、1000ms)をセットして、当該タイマをスタートする。次に、ステップ2392‐2で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリア内にある排出待機中フラグをオンにし、ステップ2392‐3に移行する。尚、ステップ2374又はステップ2376でNoの場合にも、ステップ2392‐3に移行する。尚、ステップ2374又はステップ2376でNoの場合にも、ステップ2392‐3に移行する。
次に、ステップ2392‐3で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリアを参照し、排出待機中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2392‐3でYesの場合、ステップ2392‐4で、振分大入賞口制御手段1174は、排出待機タイマ1174dを参照し、当該タイマ値が0であるか否かを判定する。ステップ2392‐4でYesの場合、ステップ2392‐5で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリア内にある排出待機中フラグをオフにする。次に、ステップ2392‐6で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリア内にある排出確認許可フラグをオンにし、次の処理(ステップ2400の処理)に移行する。尚、ステップ2392‐3又はステップ2392‐4でNoの場合にも、次の処理(ステップ2400の処理)に移行する。このように、本実施形態においては、振分大入賞口2220の入賞待機時間が終了した(振分入賞待機タイマ1174bのタイマ値が0となった)後において、排出待機時間(本例では、1000ms)が設けられている(尚、振分大入賞口2220の開放時間や入賞待機時間においても排出球の検出は有効となっている)。
次に、図29は、図25におけるステップ2400のサブルーチンに係る、振分入賞制御処理のフローチャートである。まず、ステップ2401で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリアを参照し、振分制御継続中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2401でYesの場合、ステップ2402で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリアを参照し、排出球異常フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ2402でYesの場合、ステップ2404で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリアを参照し、排出待機中フラグがオフであるか否かを判定する。
ステップ2404でYesの場合、換言すれば、振分大入賞口2220の開放中又は振分入賞待機時間中である場合、ステップ2405で、振分大入賞口制御手段1174は、振分入賞検出装置2221(振分大入賞口入球センサ)が新たな入球を検出したか否かを判定する。ステップ2405でYesの場合、ステップ2406で、振分大入賞口制御手段1174は、振分入賞数カウンタ1174eのカウンタ値に1を加算(インクリメント)する。次に、ステップ2407で、振分大入賞口制御手段1174は、賞球払出制御基板3000側への賞球コマンドをセットし、ステップ2408に移行する。他方、ステップ2405でNoの場合、ステップ2406及びステップ2407の処理を実行せずにステップ2408に移行する。
次に、ステップ2408で、振分大入賞口制御手段1174は、特定領域入球検出装置2224−1(特定領域入賞センサ)が新たな入球を検出したか否かを判定する。ステップ2408でYesの場合、ステップ2410で、振分大入賞口制御手段1174は、振分入賞数カウンタ1174eのカウンタ値が、排出数カウンタ1174fのカウンタ値よりも大きいか否かを判定する。ステップ2410でYesの場合、ステップ2411で、振分大入賞口制御手段1174は、当該特定領域2224への入球が実行中の特別遊技における最初の入球であるか否かを判定する。ステップ2411でYesの場合、ステップ2412で、振分大入賞口制御手段1174は、特定領域2224に遊技球が入球した旨の表示を行うための特定領域入球演出実行コマンドを、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。次に、ステップ2413で、振分大入賞口制御手段1174は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195のフラグエリア内にある、確変移行予約フラグをオンにし、ステップ2416に移行する。他方、ステップ2411でNoの場合、換言すれば、実行中の特別遊技における最初の入球でない場合、ステップ2412及びステップ2413の処理を実行せずにステップ2416に移行する。他方、ステップ2410でNoの場合、換言すれば、特定領域2224への入球時において、振分入賞数カウンタ1174eのカウンタ値が排出数カウンタ1174fのカウンタ値以下である場合(例えば、入球検知されていない遊技球が特定領域に入球した場合)、ステップ2414で、振分大入賞口制御手段1174は、エラーが発生した旨を表示するためのエラー報知コマンドを、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。次に、ステップ2415で、振分大入賞口制御手段1174は、不正を検知した旨を遊技場スタッフに報知するための不正検知信号をホールコンピュータHに送信する旨を記憶し、ステップ2416に移行する。次に、ステップ2416で、振分大入賞口制御手段1174は、排出数カウンタ1174fのカウンタ値に1を加算(インクリメント)し、ステップ2417に移行する。尚、ステップ2408でNoの場合にも、ステップ2417に移行する。
次に、ステップ2417で、振分大入賞口制御手段1174は、排出球検出装置2224−2(排出センサ)が新たな入球(排出)を検出したか否かを判定する。ステップ2417でYesの場合、ステップ2418で、振分大入賞口制御手段1174は、排出数カウンタ1174fのカウンタ値に1を加算(インクリメント)し、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。他方、ステップ2417でNoの場合、ステップ2418の処理を実行せずに、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。また、ステップ2401でNoの場合にも、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
ここで、本例では、排出球検出装置2224−2(排出センサ)又は特定領域入球検出装置2224−1(特定領域入賞センサ)に遊技球が入球した場合、排出数カウンタ1174fのカウンタ値に1を加算(インクリメント)するよう構成している。換言すれば、特定領域入賞センサが排出センサを兼ねていることで、排出確認に必要なセンサ数を減らし、遊技機の製造コストを削減することができる。更には、特定領域入賞センサを通過した先に排出センサを設ける場合に比べ、入賞センサと排出センサとの距離を短縮でき、遊技球の排出を待機する時間を短縮することで特別遊技をスムーズに進行することができるのである。尚、本例はあくまで一例であり、これには何ら限定されず、例えば、振分大入賞口2220に入球した遊技球が、最終的に1つの排出センサを通過するよう構成してもよい。
他方、ステップ2404でNoの場合、換言すれば、振分入賞待機時間終了後の排出待機時間中(1000ms)である場合、ステップ2419で、振分大入賞口制御手段1174は、特定領域入球検出装置2224−1(特定領域入賞センサ)が新たな入球を検出したか否かを判定する。ステップ2419でYesの場合、ステップ2420で、振分大入賞口制御手段1174は、振分入賞数カウンタ1174eのカウンタ値が、排出数カウンタ1174fのカウンタ値よりも大きいか否かを判定する。ステップ2420でYesの場合、ステップ2421で、振分大入賞口制御手段1174は、当該特定領域2224への入球が実行中の特別遊技における最初の入球であるか否かを判定する。ステップ2421でYesの場合、ステップ2422で、振分大入賞口制御手段1174は、特定領域2224に遊技球が入球した旨の表示を行うための特定領域入球演出実行コマンドを、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。次に、ステップ2423で、振分大入賞口制御手段1174は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195のフラグエリア内にある、確変移行予約フラグをオンにし、ステップ2426に移行する。他方、ステップ2421でNoの場合、換言すれば、実行中の特別遊技における最初の入球でない場合、ステップ2422及びステップ2423の処理を実行せずにステップ2426に移行する。他方、ステップ2420でNoの場合、換言すれば、特定領域2224への入球時において、振分入賞数カウンタ1174eのカウンタ値が排出数カウンタ1174fのカウンタ値以下である場合(例えば、入球検知されていない遊技球が特定領域に入球した場合)、ステップ2424で、振分大入賞口制御手段1174は、エラーが発生した旨を表示するためのエラー報知コマンドを、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。次に、ステップ2425で、振分大入賞口制御手段1174は、不正を検知した旨を遊技場スタッフに報知するための不正検知信号をホールコンピュータHに送信する旨を記憶し、ステップ2426に移行する。次に、ステップ2426で、振分大入賞口制御手段1174は、排出数カウンタ1174fのカウンタ値に1を加算(インクリメント)し、ステップ2427に移行する。尚、ステップ2419でNoの場合にも、ステップ2427に移行する。
次に、ステップ2427で、振分大入賞口制御手段1174は、排出球検出装置2224−2(排出センサ)が新たな入球(排出)を検出したか否かを判定する。ステップ2427でYesの場合、ステップ2428で、振分大入賞口制御手段1174は、排出数カウンタ1174fのカウンタ値に1を加算(インクリメント)し、次の処理(ステップ2450の処理)に移行する。他方、ステップ2427でNoの場合、ステップ2428の処理を実行せずに、次の処理(ステップ2450の処理)に移行する。
他方、ステップ2402でNoの場合、換言すれば、排出球異常中である場合、ステップ2429で、振分大入賞口制御手段1174は、特定領域入球検出装置2224−1(特定領域入賞センサ)が新たな入球を検出したか否かを判定する。ステップ2429でYesの場合、ステップ2430で、振分大入賞口制御手段1174は、振分入賞数カウンタ1174eのカウンタ値が、排出数カウンタ1174fのカウンタ値よりも大きいか否かを判定する。ステップ2430でYesの場合、ステップ2433に移行する。他方、ステップ2430でNoの場合、換言すれば、特定領域2224への入球時において、振分入賞数カウンタ1174eのカウンタ値が排出数カウンタ1174fのカウンタ値以下である場合(例えば、入球検知されていない遊技球が特定領域に入球した場合)、ステップ2431で、振分大入賞口制御手段1174は、エラーが発生した旨を表示するためのエラー報知コマンドを、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。次に、ステップ2432で、振分大入賞口制御手段1174は、不正を検知した旨を遊技場スタッフに報知するための不正検知信号をホールコンピュータHに送信する旨を記憶し、ステップ2433に移行する。次に、ステップ2433で、振分大入賞口制御手段1174は、排出数カウンタ1174fのカウンタ値に1を加算(インクリメント)し、ステップ2434に移行する。尚、ステップ2429でNoの場合にも、ステップ2434に移行する。
次に、ステップ2434で、振分大入賞口制御手段1174は、排出球検出装置2224−2(排出センサ)が新たな入球(排出)を検出したか否かを判定する。ステップ2434でYesの場合、ステップ2435で、振分大入賞口制御手段1174は、排出数カウンタ1174fのカウンタ値に1を加算(インクリメント)し、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。他方、ステップ2434でNoの場合、ステップ2435の処理を実行せずに、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
次に、図30は、図25におけるステップ2450のサブルーチンに係る、排出球異常検出処理のフローチャートである。まず、ステップ2452で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリアを参照し、排出確認許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2452でYesの場合、ステップ2454で、振分大入賞口制御手段1174は、振分入賞数カウンタ1174eのカウンタ値と、排出数カウンタ1174fのカウンタ値とが等しい(入賞した遊技球がすべて正常に排出されている)か否かを判定する。ステップ2454でYesの場合、ステップ2456及びステップ2458で、振分大入賞口制御手段1174は、排出球異常が無いと判断し、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリア内にある、排出確認許可フラグ及び排出球異常フラグをオフにする。次に、ステップ2460で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリア内にある、排出正常完了フラグをオンにする。次に、ステップ2461で、振分大入賞口制御手段1174は、振動センサ監視関連情報一時記憶手段1065aのフラグエリア内にある振動センサ監視終了フラグをオンにし、次の処理(ステップ2500の処理)に移行する。
他方、ステップ2454でNoの場合、ステップ2462で、振分大入賞口制御手段1174は、排出球異常が発生していると判断し、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリア内にある、排出球異常フラグをオンにする。次に、ステップ2464で、振分大入賞口制御手段1174は、排出球異常が発生している旨を報知するための排出球異常コマンドを、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットし、次の処理(ステップ2500の処理)に移行する。尚、ステップ2452でNoの場合にも、次の処理(ステップ2500の処理)に移行する。
次に、図31は、図25におけるステップ2500のサブルーチンに係る、遮蔽部材駆動制御処理のフローチャートである。まず、ステップ2502で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリアを参照し、遮蔽部材駆動制御中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2502でYesの場合、ステップ2503で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリアを参照し、排出正常完了フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ2503でYesの場合、ステップ2504に移行し、遮蔽部材2224aを駆動する処理を実行する。尚、ステップ2503でNoの場合には、ステップ2526及びステップ2528の処理を実行し、遮蔽部材2224aの駆動を強制終了することとなる。
次に、ステップ2504で、遮蔽部材駆動制御手段1174−1は、振分ラウンドタイマ1174aを参照し、当該タイマ値が所定期間A(例えば、0≦A<52ms)内の値であるか否かを判定する。ステップ2504でYesの場合、ステップ2506で、遮蔽部材駆動制御手段1174−1は、遮蔽部材2224aを開放し、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。他方、ステップ2504でNoの場合、ステップ2508で、遮蔽部材駆動制御手段1174−1は、振分ラウンドタイマ1174aを参照し、当該タイマ値が所定期間B(例えば、52≦B<2652ms)内の値であるか否かを判定する。ステップ2508でYesの場合、ステップ2510で、遮蔽部材駆動制御手段1174−1は、遮蔽部材2224aを閉鎖し、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。他方、ステップ2508でNoの場合、ステップ2512で、遮蔽部材駆動制御手段1174−1は、振分ラウンドタイマ1174aを参照し、当該タイマ値が所定期間C(例えば、2652≦C<34052ms)内の値であるか否かを判定する。ステップ2512でYesの場合、ステップ2514で、遮蔽部材駆動制御手段1174−1は、遮蔽部材2224aを開放し、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。他方、ステップ2512でNoの場合、ステップ2516で、遮蔽部材駆動制御手段1174−1は、振分ラウンドタイマ1174aを参照し、当該タイマ値が所定期間D(例えば、34052≦D<36052ms)内の値であるか否かを判定する。ステップ2516でYesの場合、ステップ2518で、遮蔽部材駆動制御手段1174−1は、遮蔽部材2224aを閉鎖し、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。他方、ステップ2516でNoの場合、ステップ2520で、遮蔽部材駆動制御手段1174−1は、振分ラウンドタイマ1174aを参照し、当該タイマ値が所定期間E(例えば、36052≦D<36104ms)内の値であるか否かを判定する。ステップ2520でYesの場合、ステップ2524で、遮蔽部材駆動制御手段1174−1は、遮蔽部材2224aを開放し、次の処理(ステップ2550の処理)に移行する。
ここで、S2520及びS2524の処理について説明する。本例において、図28に示すように、遮蔽部材2224aは、振分大入賞口2220の開閉態様に拘わらず、一定の駆動パターンに基づいて開閉する(このような構成とすることにより、プログラム容量を削減することが可能となる)。そして、遮蔽部材2224aが駆動している途中であっても、遊技球の排出が正常になされた場合には、遮蔽部材2224aの駆動を強制終了するよう構成されている。ここで、本形態において、排出球異常が起きずに遮蔽部材2224aの駆動が強制終了する最長時間は、振分大入賞口2220の開放パターンとして長開放Aの開放態様が選択された際の時間である{具体的には、開放時間(本例では、31452ms)+振分入賞待機時間(本例では、1900ms)+特定領域入賞待機時間(本例では、700ms)である期間(本例では、34052ms)}。このことから分かるように、S2512でYesとなる所定期間Cの終了後の処理(S2516〜S2524の処理)は、排出球異常が発生した場合にのみ実行される処理である。即ち、遮蔽部材2224aに遊技球が挟まる等、内部に遊技球が停留することによって排出球異常が発生した場合には、遮蔽部材2224aを駆動(開放)させることで内部の遊技球の停留を解消させるという趣旨の下に、遮蔽部材2224aを開状態に駆動するのである。尚、本例はあくまで一例であり、これには何ら限定されず、例えば、遮蔽部材2224aの開放と閉鎖が、排出球異常が解消されるまで繰り返されるよう構成してもよい。
ここで、前述のように、遮蔽部材2224aは、振分大入賞口2220の開閉態様に拘わらず、一定の駆動パターンに基づいて開閉する。この際、(1)短開放の場合には特定領域2224に入球しない(即ち、振分大入賞口2220が短開放であるにも拘わらず、特定領域2224へ入球してしまう結果、当該特別遊技の終了後に確率変動遊技状態に移行する事態が発生し得ることの回避)、且つ、(2)長開放時には特定領域2224に入球する(即ち、振分大入賞口2220が長開放であるにも拘わらず、特定領域2224へ入球しない結果、当該特別遊技の終了後に確率変動遊技状態に移行しない事態が発生し得ることの回避)、といった駆動パターンとすることが好適である。ここで、本例では、前述のように、図23の開閉タイミング対比イメージに示したように、まず、振分大入賞口2220と同時に遮蔽部材2224aを開放する。そして、その所定期間Aは、振分大入賞口2220が開放直後に入球した遊技球が特定領域2224に到達するより前に終了するよう設定されている(振分大入賞口2220から特定領域2224までの流下時間に基づき設定)。例えば、所定期間Aは、{遊技球1個の発射時間(遊技球の発射間隔)}未満又は以下の値に設定されている。このように構成することで、前述の(1)、即ち、振分大入賞口2220が短開放時(+長開放A時の最初の開放時)における特定領域2224への入球を防止することができる。次に、所定期間B(又は所定期間A+所定期間B)は、当該ラウンドの終了条件である所定個数のすべてが入賞検知されるより前(即ち、振分入賞検出装置2221で当該個数が検出されるより前)又は当該ラウンドの終了条件である所定個数のすべてが排出検知されるより前(即ち、排出球検出装置2224−2で当該個数が検出されるより前)、例えば、(所定個数×遊技球1個当りの発射速度)未満又は以下の値に設定されている。このように構成することで、長開放B時に、遮蔽部材2224aが再度開放される所定期間Cに到達する前に振分大入賞口2220に所定数(本例では10個)の入球がなされることを回避できる、その結果、引き続いての所定期間Cに特定領域2224への入球を担保できる、つまり、前述の(2)、即ち、長開放時に特定領域2224に入球することを担保できる。尚、所定期間Bが短すぎると、短開放時に入球した遊技球が、引き続いて実行される所定期間C内に特定領域2224に入球してしまう事態を招く。そのため、所定期間Bは、所定期間A中に振分大入賞口2220へ入球した遊技球が遮蔽部材2224aを通り過ぎるまでに要する時間よりも長い時間であることが望ましい。より具体的には、所定期間B(又は所定期間A+B)は、{遊技球1個の発射時間(遊技球の発射間隔)}超又は以上の値に設定されている。尚、本例では、開閉タイミングとして、所定期間Aを遮蔽部材2224aの開放期間としたが、これには限定されず、当該期間は閉鎖期間であってもよい。この場合、短開放時に入賞した遊技球が特定領域2224を通過する事態をより回避できる。
再び図31の説明に戻ると、ステップ2520でNoの場合、換言すれば、遮蔽部材2224aの駆動パターンの全てを実行し終わった場合、ステップ2526で、遮蔽部材駆動制御手段1174−1は、遮蔽部材2224aを閉鎖する。次に、ステップ2528で、遮蔽部材駆動制御手段1174−1は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリア内にある、遮蔽部材駆動制御中フラグをオフにし、次の処理(ステップ2550の処理)に移行する。尚、ステップ2502でNoの場合にも、次の処理(ステップ2550の処理)に移行する。
次に、図32は、図25におけるステップ2550のサブルーチンに係る、振分ラウンド制御終了処理のフローチャートである。まず、ステップ2552で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリアを参照し、排出正常完了フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2552でYesの場合、ステップ2554〜ステップ2556で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリア内にある、排出正常完了フラグ及び排出待機中フラグをオフにする。次に、ステップ2558で、振分大入賞口制御手段1174は、振分ラウンドタイマ1174aを停止し、リセットする。次に、ステップ2560で、振分大入賞口制御手段1174は、振分遊技関連情報一時記憶手段1197のフラグエリア内にある、振分制御継続中フラグをオフにし、次の処理(ステップ2600の処理)に移行する。他方、ステップ2552でNoの場合、ステップ2554〜ステップ2560の処理を実行せずに次の処理(ステップ2600の処理)に移行する。
次に、図33は、図23におけるステップ2600のサブルーチンに係る、通常大入賞口制御処理のフローチャートである。まず、ステップ2602で、通常大入賞口制御手段1175は、ラウンド数カウンタ1173aを参照し、当該カウンタ値が偶数であるか否かを判定する。ステップ2602でYesの場合、ステップ2604で、通常大入賞口制御手段1175は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリアを参照し、通常制御継続中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2604でYesの場合には、ステップ2650に移行する。他方、ステップ2604でNoの場合には、ステップ2606で、通常大入賞口制御手段1175は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、通常制御継続中フラグをオンにする。次に、ステップ2608で、通常大入賞口制御手段1175は、大当り図柄及びラウンド数カウンタ値に基づき、開閉態様決定テーブル1172b(図26参照)を参照し、通常大入賞口2120の開放態様をセットする。尚、本実施形態においては、通常大入賞口2120の選択し得る開放態様は長開放Bと短開放の2種類のみであるが、これには限定されず、どのような開放時間や開放パターンを選択しても何ら問題ない。
次に、ステップ2610で、通常大入賞口制御手段1175は、通常入賞数カウンタ1175dのカウンタ値をリセット(ゼロクリア)する。次に、ステップ2612で、通常大入賞口制御手段1175は、通常ラウンドタイマ1175aをスタートさせ、ステップ2650に移行する。ステップ2602〜ステップ2612までが初期処理段階であり、特別遊技における通常大入賞口2120の開閉に係るラウンド実行時の初期処理を本処理にて行っている。
次に、ステップ2650で、通常大入賞口制御手段1175は、後述する通常大入賞口開閉制御処理を実行し、ステップ2700に移行する。尚、ステップ2602でNoの場合にも、ステップ2700に移行する。次に、ステップ2700で、通常大入賞口制御手段1175は、後述する通常準備時間制御処理を実行する。次に、ステップ2750で、通常大入賞口制御手段1175は、後述する通常入賞制御処理を実行する。次に、ステップ2800で、通常大入賞口制御手段1175は、後述する通常ラウンド制御終了処理を実行し、次の処理(ステップ2900の処理)に移行する。
次に、図34は、図33におけるステップ2650のサブルーチンに係る、通常大入賞口開閉制御処理のフローチャートである。まず、ステップ2652で、通常大入賞口制御手段1175は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリアを参照し、通常大入賞口開放終了フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ2652でYesの場合、ステップ2654で、通常大入賞口制御手段1175は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリアを参照し、通常大入賞口開放制御中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2654でYesの場合、ステップ2660に移行する。他方、ステップ2654でNoの場合には、ステップ2656で、通常大入賞口制御手段1175は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、通常大入賞口開放制御中フラグをオンにする。次に、ステップ2658で、通常大入賞口制御手段1175は、セットされている開放態様に基づき、通常大入賞口2120の開閉を開始し、ステップ2660に移行する。
次に、ステップ2660で、通常大入賞口制御手段1175は、通常入賞数カウンタ1175dを参照し、実行中のラウンドにおいて通常大入賞口2120に所定個数(例えば、10個)の遊技球の入賞があったか否かを判定する。ステップ2660でYesの場合、ステップ2664に移行する。他方、ステップ2660でNoの場合、ステップ2662で、通常大入賞口制御手段1175は、通常ラウンドタイマ1175aを参照し、通常大入賞口2120の開放期間が終了したか否かを判定し、当該ステップでYesの場合には、ステップ2664に移行する。尚、本実施形態においては、通常大入賞口2120の開放時間は開閉態様が長開放Bの場合には29000ms、短開放の場合には52msとなっているが、変更しても何ら問題ない。
次に、ステップ2664で、通常大入賞口制御手段1175は、通常大入賞口2120を閉鎖する。次に、ステップ2666で、通常大入賞口制御手段1175は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、通常大入賞口開放制御中フラグをオフにする。次に、ステップ2668で、通常大入賞口制御手段1175は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、通常大入賞口開放終了フラグをオンにし、次の処理(ステップ2700の処理)に移行する。尚、ステップ2652又はステップ2662でNoの場合にも、次の処理(ステップ2700の処理)に移行する。
次に、図35は、図33におけるステップ2700のサブルーチンに係る、通常準備時間制御処理のフローチャートである。まず、ステップ2702で、通常大入賞口制御手段1175は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリアを参照し、通常入賞待機中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ2702でYesの場合、ステップ2704で、通常大入賞口制御手段1175は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリアを参照し、通常大入賞口開放終了フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2704でYesの場合、ステップ2706で、通常大入賞口制御手段1175は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、通常大入賞口開放終了フラグをオフにする。次に、ステップ2708で、通常大入賞口制御手段1175は、通常入賞待機タイマ1175bに通常入賞待機時間(例えば、通常大入賞口2120を閉鎖してから、内部に存在している遊技球が入賞センサによって検知されるのを待機する時間であり、本例では、1900ms)をセットしてスタートさせる。次に、ステップ2710で、通常大入賞口制御手段1175は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、通常入賞待機中フラグをオンにする。次に、ステップ2712で、通常大入賞口制御手段1175は、通常ラウンド終了タイマ1175cにラウンド終了待機時間(例えば、通常大入賞口2120を駆動するソレノイドの励磁を停止してから実際に通常大入賞口2120が閉鎖されるのを待機する閉鎖時間と、次ラウンドの開始を準備する準備時間との合計時間であり、本例では、140ms+60msの200ms)をセットしてスタートさせる。次に、ステップ2714で、通常大入賞口制御手段1175は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、通常ラウンド終了待機フラグをオンにし、ステップ2716に移行する。尚、ステップ2702でNoの場合にもステップ2716に移行する。
次に、ステップ2716で、通常大入賞口制御手段1175は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリアを参照し、通常ラウンド終了待機フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2716でYesの場合、ステップ2718で通常大入賞口制御手段1175は、通常ラウンド終了タイマ1175cを参照し、当該タイマ値が0であるか否か、換言するとラウンド終了待機時間が終了したか否かを判定する。ステップ2718でYesの場合、ステップ2720で、通常大入賞口制御手段1175は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリアを参照し、排出球異常フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ2720でYesの場合、ステップ2722で、通常大入賞口制御手段1175はラウンド数カウンタ1173aに1を加算(インクリメント)する。尚、本処理によって、ラウンド数カウンタ値が偶数から奇数になり振分大入賞口2220の開閉に係るラウンドが実行されることとなる。次に、ステップ2724で、通常大入賞口制御手段1175は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、通常ラウンド終了待機フラグをオフにする。次に、ステップ2726で、通常大入賞口制御手段1175は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、通常ラウンド終了待機完了フラグをオンにし、ステップ2728に移行する。尚、ステップ2716、ステップ2718又はステップ2720でNoの場合にもステップ2728に移行する。
次に、ステップ2728で、通常大入賞口制御手段1175は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリアを参照し、通常入賞待機中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2728でYesの場合、ステップ2730で、通常大入賞口制御手段1175は、通常入賞待機タイマ1175bを参照し、当該タイマ値が0であるか否か、換言すると通常入賞待機時間が終了したか否かを判定する。ステップ2730でYesの場合、ステップ2732で、通常大入賞口制御手段1175は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、通常入賞待機中フラグをオフにする。次に、ステップ2734で、通常大入賞口制御手段1175は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、通常入賞待機時間終了フラグをオンにし、次の処理(ステップ2750の処理)に移行する。尚、ステップ2704、ステップ2728又はステップ2730でNoの場合にも、次の処理(ステップ2750の処理)に移行する。
次に、図36は、図33におけるステップ2750のサブルーチンに係る、通常入賞制御処理のフローチャートである。まず、ステップ2752で、通常大入賞口制御手段1175は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリアを参照し、通常制御継続中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2752でYesの場合、ステップ2756で、通常大入賞口制御手段1175は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリアを参照し、通常入賞待機時間終了フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ2756でYesの場合、ステップ2758で、通常大入賞口制御手段1175は、通常入賞検出装置2121(通常大入賞口入球センサ)が新たな遊技球の入球を検出したか否かを判定する。ステップ2758でYesの場合、ステップ2760で、通常大入賞口制御手段1175は、通常入賞数カウンタ1175dのカウンタ値に1を加算する。次に、ステップ2762で、通常大入賞口制御手段1175は、賞球払出制御基板3000への賞球コマンドをセット(ステップ3200の制御コマンド送信処理によって賞球払出制御基板3000側に送信される)し、次の処理(ステップ2800の処理)に移行する。尚、ステップ2752、ステップ2756又はステップ2758でNoの場合にも、次の処理(ステップ2800の処理)に移行する。
次に、図37は、図33におけるステップ2800のサブルーチンに係る、通常ラウンド制御終了処理のフローチャートである。まず、ステップ2802で、通常大入賞口制御手段1175は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、通常ラウンド終了待機完了フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2802でYesの場合、ステップ2804で、通常大入賞口制御手段1175は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリアを参照し、通常入賞待機時間終了フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2804でYesの場合、ステップ2806で、通常大入賞口制御手段1175は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、通常ラウンド終了待機完了フラグをオフにする。次に、ステップ2808で、通常大入賞口制御手段1175は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、通常入賞待機時間終了フラグをオフにする。次に、ステップ2810で、通常大入賞口制御手段1175は、通常ラウンドタイマ1175aを停止しリセットする。次に、ステップ2812で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、通常制御継続中フラグをオフにし、次の処理(ステップ2900の処理)に移行する。尚、ステップ2802及び2804でNoの場合も、次の処理(ステップ2900の処理)に移行する。
次に、図38は、図23におけるステップ2900のサブルーチンに係る、特別遊技終了制御処理のフローチャートである。まず、ステップ2902で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリアを参照し、終了デモ実行中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2902でYesの場合、ステップ2912に移行する。他方、ステップ2902でNoの場合、ステップ2904で、特別遊技実行手段1173は、通常ラウンド終了タイマ1175cを参照し、最終ラウンドにおけるラウンド終了待機時間(本例では、200ms)が終了したか否かを判定する。尚、本実施形態では、特別遊技の最終ラウンドはすべて第16Rとなっているがこれには限定されず、大当りとなる主遊技図柄によって最終ラウンドを相違させても何ら問題ない。
ステップ2904でYesの場合、ステップ2906で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、終了デモ実行中フラグをオンにする。次に、ステップ2907で、特別遊技実行手段1173は、サブ側への終了デモ表示実行コマンドをセット(ステップ3200の制御コマンド送信処理にて、サブメイン制御部2320側に送信される)する。次に、ステップ2908で、特別遊技実行手段1173は、終了デモ実行タイマ1173bに終了デモ実行時間(例えば、3000ms)をセットしてスタートさせ、ステップ2912に移行する。
次に、ステップ2912で、特別遊技実行手段1173は、終了デモ実行タイマ1173bを参照し、当該タイマ値が0であるか否かを判定する。ステップ2912でYesの場合、ステップ2914で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリアを参照し、排出球異常フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ2914でYesの場合、ステップ2916で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリアを参照し、終了デモ延長フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ2916でYesの場合、ステップ2918で、特別遊技実行手段1173は、サブ側への終了デモ表示完了コマンドをセット(ステップ3200の制御コマンド送信処理にて、サブメイン制御部2320側に送信される)する。次に、ステップ2920で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、終了デモ実行中フラグをオフにする。次に、ステップ2922で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、特別遊技実行フラグをオフにする。次に、ステップ2924で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、条件装置作動フラグをオフにする。次に、ステップ2950で、特別遊技実行手段1173は、後述する特別遊技終了後の遊技状態決定処理を実行し、次の処理(ステップ3000の処理)に移行する。
他方、ステップ2914でNoの場合、ステップ2930で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリアを参照し、終了デモ延長フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ2930でYesの場合、ステップ2932で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある終了デモ延長フラグをオンにし、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。他方、ステップ2930でNoの場合にも、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。また、ステップ2916でNoの場合には、ステップ2928で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある終了デモ延長フラグをオフにし、次の処理(ステップ3000の処理)に移行する。尚、ステップ2904又はステップ2912でNoの場合にも、次の処理(ステップ3000の処理)に移行する。
このように本処理では、排出球の異常が検出された場合には、終了デモ延長フラグがオンとなり、排出球の異常が解消されるまで特別遊技終了デモ表示が延長される。更に、排出球の異常が解消された場合には、ステップ2928で終了デモ延長フラグをオフにする処理を実行することによって、ステップ2918〜ステップ2950の処理を、当該排出球の異常が解消された次の割り込み処理において実行するよう構成されている。
次に、図39は、図38におけるステップ2950のサブルーチンに係る、特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。まず、ステップ2952で、特定遊技制御手段1180は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195のフラグエリアを参照し、確変移行予約フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2952でYesの場合、ステップ2954で、特定遊技制御手段1180は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195のフラグエリア内にある、確変移行予約フラグをオフにする。次に、ステップ2955で、特定遊技制御手段1180は、確変回数カウンタ1181aに所定回数(例えば、70回)をセットする。次に、ステップ2956で、特定遊技制御手段1180は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195のフラグエリア内にある主遊技確変フラグをオンにし、ステップ2958に移行する。他方、ステップ2952でNoの場合も、ステップ2958に移行する。このように、本実施形態においては、特別遊技の実行中において、特定領域2224への入球があった場合には、当該特別遊技の終了後において、確率変動遊技状態(回数制限付きの確率変動遊技状態)へ移行するよう構成されているが、これには限定されず、次回大当りが発生するまで継続する確率変動遊技状態へ移行するよう構成してもよい。また、確率変動遊技状態への連続移行回数が所定回数に到達した場合、当該所定回数到達後の特別遊技終了後には強制的に非確率変動遊技状態へ移行させるよう構成してもよい。
次に、ステップ2958で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181bに所定回数(例えば、70回)をセットする。次に、ステップ2960で、特定遊技制御手段1180は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195のフラグエリア内にある主遊技時短フラグをオンにする。次に、ステップ2962で、特定遊技制御手段1180は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195のフラグエリア内にある補助遊技時短フラグをオンにし、次の処理(ステップ3000の処理)に移行する。このように、本実施形態においては、特別遊技の実行中における特定領域2224への入球有無に拘わらず、当該特別遊技の終了後には必ず回数制限付きの時間短縮遊技状態へ移行するよう構成されているが、これには限定されず、特別遊技の実行中において、特定領域2224への入球がなかった場合(換言すれば、当該特別遊技の終了後において、確率変動遊技状態へ移行しない場合)には、時間短縮遊技状態へ移行しないよう構成してもよい。また、確率変動遊技状態への移行有無に拘わらず、時間短縮遊技状態の制限回数(主遊技図柄の変動回数)は、大当り図柄や遊技状態に基づいて決定される(可変である)よう構成してもよい。
次に、図40〜図46を参照して、サブメイン制御部2320側で実行される制御処理を説明する。まず、図40は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、副制御基板2000側(特に、サブメイン制御部2320側)のメインフローチャートである。ここで、同図(a)の処理は、遊技機への電源投入時等のリセット後に実行されるサブ基板側での処理である。即ち、遊技機への電源投入時において、サブメイン制御部2320の繰り返し処理ルーチンであるステップ6000を繰り返し実行するループ処理に移行する。ここで、ステップ6000が実行された場合、同図(b)の処理に示されるように、まず、ステップ6002で、演出表示制御手段2320は、メイン側からのエラー報知コマンド及び排出球異常コマンドを受信した場合にエラーから回復するまでエラー報知を実行する。次に、ステップ6100で、演出表示制御手段2320は、後述する保留情報管理処理を実行する。次に、ステップ6200で、演出表示制御手段2320は、後述する装飾図柄表示内容決定処理を実行する。次に、ステップ6300で、演出表示制御手段2320は、後述する装飾図柄表示制御処理を実行する。次に、ステップ6400で、演出表示制御手段2320は、後述する特別遊技中表示制御処理を実行する。次に、ステップ6700で、演出表示制御手段2320は、表示コマンド送信制御処理(前述した各処理でセットされたコマンドをサブサブ制御部側に送信する)を実行し、本繰り返し処理ルーチンを終了する。
以上のように、サブメイン制御部は、リセット後、サブメイン側ルーチン(S6000〜S6700)をループ処理する形態を採用している。また、同図(c)の処理は、サブメイン制御部2320の割り込み処理であり、前述した主制御装置1000のSTB信号線からの信号がサブメイン制御部2320のCPUの一端子(本例では、NMI端子)に接続されていた場合における処理フロー(ステップ5700)である。即ち、サブメイン制御部2320のCPUにおいてNMI割り込みが発生した場合(STB信号線がオンとなった場合)、ステップ5800で、サブメイン制御部2320は、主制御装置1000側からのコマンド入力ポート(前述したデータ信号線の入力ポート)を確認する。そして、ステップ5900で、サブメイン制御部2320は、当該確認結果に基づき、サブメイン制御部2320側のRAM(本例では、メイン側情報一時記憶手段2321a)に、主制御装置1000側から送信されたコマンドを一時記憶し、本割り込み処理直前に実行されていた処理へ復帰する。
次に、図41は、図40におけるステップ6100のサブルーチンに係る、保留情報管理処理のフローチャートである。まず、ステップ6102で、装図保留情報表示制御手段2323は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から新たな保留発生コマンド(第1主遊技図柄又は第2主遊技図柄に係る保留情報)を受信したか否かを判定する。ステップ6102でYesの場合、ステップ6104で、装図保留情報表示制御手段2323は、装図保留情報一時記憶手段2323a内の装図保留カウンタ(本例では、第1主遊技用が最大4個、第2主遊技用が最大4個)に「1」を加算する。次に、ステップ6106で、装図保留情報表示制御手段2323は、主制御装置1000側から送信された保留発生コマンドに基づき、保留情報(特に、主遊技図柄抽選に係る乱数値)を、装図保留情報一時記憶手段2323aに一時記憶し、ステップ6116に移行する。他方、ステップ6102でNoの場合、ステップ6108で、装図保留情報表示制御手段2323は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から図柄変動表示開始指示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6108でYesの場合、ステップ6110で、装図保留情報表示制御手段2323は、装図保留情報一時記憶手段2323a内の装図保留カウンタから「1」を減算する。次に、ステップ6112で、装図保留情報表示制御手段2323は、当該図柄変動に係る保留情報を、装図保留情報一時記憶手段2323aから削除すると共に、残りの保留情報をシフトする。次に、ステップ6114で、演出表示制御手段2320は、装図表示関連情報一時記憶手段2322cのフラグ領域にアクセスし、図柄内容決定許可フラグをオンにし、ステップ6116に移行する。次に、ステップ6116で、装図保留情報表示制御手段2323は、サブサブ制御部2310(演出表示手段2310)を駆使して演出表示装置2140上(特に、第1保留表示部2312a、第2保留表示部2312b)に、装図保留情報一時記憶手段2323a内の装図保留カウンタ値と同数の保留表示ランプを点灯表示し、次の処理(ステップ6200の処理)に移行する。尚、ステップ6108でNoの場合には、ステップ6116に移行する。
次に、図42は、図40におけるステップ6200のサブルーチンに係る、装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。まず、ステップ6202で、装図表示内容決定手段2322aは、装図表示関連情報一時記憶手段2322cのフラグエリアを参照し、図柄内容決定許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ6202でYesの場合、ステップ6204で、装図表示内容決定手段2322aは、装図表示関連情報一時記憶手段2322cのフラグエリア内にある図柄内容決定許可フラグをオフにする。次に、ステップ6206で、装図表示内容決定手段2322aは、メイン側情報一時記憶手段2321a内に一時記憶された図柄情報(主遊技図柄に係る停止図柄・変動態様)と、装図変動内容決定用抽選テーブル2322a−1とを参照して、装飾図柄の停止図柄及び変動態様を決定し装図表示関連情報一時記憶手段2322cに一時記憶する。ここで、装飾図柄の停止図柄は、大当り(本例では、4A・3A・5A・7A・5B・7B・9B)の場合、3つの図柄が揃うこととなり、ハズレの場合、3つの図柄が揃わないこととなる。
次に、ステップ6208で、装図表示内容決定手段2322aは、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄内容決定フラグをオンにし、次の処理(ステップ6300の処理)に移行する。尚、ステップ6202でNoの場合にも、次の処理(ステップ6300の処理)に移行する。
次に、図43は、図40におけるステップ6300のサブルーチンに係る、装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6302で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄内容決定フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ6302でYesの場合、ステップ6304で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄内容決定フラグをオフにする。次に、ステップ6306で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄変動中フラグをオンにする。次に、ステップ6309で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図変動時間管理タイマ2322dをスタートし、ステップ6310に移行する。尚、ステップ6302でNoの場合にも、ステップ6310に移行する。
次に、ステップ6310で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ6310でYesの場合、ステップ6312で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図変動時間管理タイマ2322dと装図表示関連情報一時記憶手段2322cに一時記憶された変動態様に基づき、装飾図柄の変動開始タイミングに到達したか否かを判定する。ステップ6312でYesの場合、ステップ6314で、装飾図柄表示制御手段2322は、装飾図柄の変動表示コマンドをセットし、ステップ6330に移行する。他方、ステップ6312でNoの場合、ステップ6316で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図変動時間管理タイマ2322dと装図表示関連情報一時記憶手段2322cに一時記憶された変動態様に基づき、装飾図柄の停止表示タイミング(仮停止表示タイミング)に到達したか否かを判定する。ステップ6316でYesの場合、ステップ6318で、装飾図柄表示制御手段2322は、装飾図柄の停止表示コマンド(仮停止表示コマンド)をセットし、ステップ6330に移行する。他方、ステップ6316でNoの場合、ステップ6320で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図変動時間管理タイマ2322dと装図表示関連情報一時記憶手段2322cに一時記憶された変動態様に基づき、予告画像やリーチ画像の表示タイミングに到達したか否かを判定する。ステップ6320でYesの場合、ステップ6322で、装飾図柄表示制御手段2322は、当該予告画像やリーチ画像に係る画像表示コマンドをセットし、ステップ6330に移行する。尚、ステップ6320でNoの場合には、ステップ6330に移行する。
次に、ステップ6330で、装飾図柄表示制御手段2322は、主遊技図柄が停止表示されたか否かを判定する(例えば、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から主遊技図柄が停止表示される旨の情報を受信したか否かを判定する)。ステップ6330でYesの場合、ステップ6332で、装飾図柄表示制御手段2322は、装飾図柄の停止表示コマンド(確定表示コマンド)をセットする。次に、ステップ6334で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図変動時間管理タイマ2322dを停止すると共にリセット(ゼロクリア)する。次に、ステップ6340で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄変動中フラグをオフにし、次の処理(ステップ6400の処理)に移行する。尚、ステップ6310又はステップ6330でNoの場合にも、次の処理(ステップ6400の処理)に移行する。
次に、図44は、図40におけるステップ6400のサブルーチンに係る、特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6402で、演出表示制御手段2320は、演出一般情報一時記憶手段2324のフラグエリアを参照し、特別遊技中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ6402でYesの場合、ステップ6404で、演出表示制御手段2320は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、メイン側から特別遊技開始表示指示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6404でYesの場合、ステップ6406及びステップ6408で、演出表示制御手段2320は、演出一般情報一時記憶手段2324のフラグエリア内の特別遊技中フラグをオンにすると共に、大当り開始表示に係るコマンドをセット(演出表示装置2140上で大当りの種類に基づき適宜表示を行う)し、ステップ6500に移行する。尚、ステップ6402又はステップ6404でNoの場合にもステップ6500に移行する。
次に、ステップ6500で、演出表示制御手段2320は、後述する特別遊技中演出実行処理を実行する。次に、ステップ6600で、演出表示制御手段2320は、後述する特別遊技終了演出実行処理を実行し、次の処理(ステップ6700の処理)に移行する。
次に、図45は、図44におけるステップ6500のサブルーチンに係る、特別遊技中演出実行処理のフローチャートである。まず、ステップ6502で、演出表示制御手段2320は、演出一般情報一時記憶手段2324のフラグエリアを参照し、初期背景画像決定済フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ6502でYesの場合、ステップ6504で、演出表示制御手段2320は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、メイン側から長開放確定コマンドを受信していないか否かを判定する。ステップ6504でYesの場合、ステップ6506で、演出表示制御手段2320は、特別遊技中背景画像として高利益未報知画像(当該実行中の特別遊技後における遊技状態が確率変動遊技状態となる或いは確率変動遊技状態となり易い状況下であるか否かを、遊技者が認識不能又は困難な背景画像を意味する)をセットし、ステップ6512に移行する。他方、ステップ6504でNoの場合、ステップ6508で、演出表示制御手段2320は、演出一般情報一時記憶手段2324のフラグエリア内にある長開放確定演出実行フラグをオンにする。次に、ステップ6510で、演出表示制御手段2320は、特別遊技中背景画像として高利益報知済画像(当該実行中の特別遊技後における遊技状態が確率変動遊技状態となる或いは確率変動遊技状態となり易い状況下であることを、遊技者が認識可能な背景画像を意味する)をセットし、ステップ6512に移行する。次に、ステップ6512で、演出表示制御手段2320は、演出一般情報一時記憶手段2324のフラグエリア内にある、初期背景画像決定済フラグをオンにし、ステップ6514に移行する。尚、ステップ6502でNoの場合にもステップ6514に移行する。
次に、ステップ6514で、演出表示制御手段2320は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、メイン側から高利益再表示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6514でYesの場合、ステップ6516で、演出表示制御手段2320は、特定領域2224に遊技球が入球済みであると判断して特別遊技中背景画像として高利益報知済画像をセットし、ステップ6518に移行する。他方、ステップ6514でNoの場合にも、ステップ6518に移行する。
次に、ステップ6518で、演出表示制御手段2320は、演出一般情報一時記憶手段2324のフラグエリアを参照し、長開放確定演出実行フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ6518でYesの場合、ステップ6520で、演出表示制御手段2320は、逐次送信されている遊技情報に基づき、演出表示装置2140上にて入賞個数を逐次表示する。次にステップ6522で、演出表示制御手段2320は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、メイン側から特定領域入賞演出実行コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6522でYesの場合、ステップ6524で、演出表示制御手段2320は、演出一般情報一時記憶手段2324のフラグエリアを参照し、特定領域入球済フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ6524でYesの場合、ステップ6528で、演出表示制御手段2320は、演出一般情報一時記憶手段2324のフラグエリア内にある、特定領域入球済フラグをオンにする。次に、ステップ6530で、演出表示制御手段2320は、演出表示装置2140上で特定領域入球演出(特定領域に遊技球が入球した旨を遊技者に報知する演出)を所定時間(例えば、3秒)実行した後、特別遊技中背景画像として高利益報知済画像をセットし、ステップ6538に移行する。尚、ステップ6522又はステップ6524でNoの場合にもステップ6538に移行する。
他方、ステップ6518でNoの場合、ステップ6532で、演出表示制御手段2320は、逐次送信されている遊技情報に基づき、演出表示装置2140上にて入賞個数及びラウンド数を逐次表示する。次に、ステップ6534で、演出表示制御手段2320は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、メイン側から特定領域入賞演出実行コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6534でYesの場合、演出表示制御手段2320は、演出一般情報一時記憶手段2324のフラグエリア内にある特定領域入球済フラグをオンにし、ステップ6538に移行する。他方、ステップ6534でNoの場合にも、ステップ6538に移行する。
次に、ステップ6538で、演出表示制御手段2320は、現在セットされている特別遊技中背景画像を演出表示装置2140上にて表示し、次の処理(ステップ6600の処理)に移行する。
尚、同図のステップ6520〜ステップ6530の処理は、長開放未確定図柄(本例では、7A、7B以外の大当り図柄)に係る特別遊技時での特別遊技中演出の処理である。本処理においては、当該特別遊技中において振分大入賞口2220が長開放となる開放態様が実行されるか否かが遊技者に認識できないように特別遊技開始時には特別遊技中背景画像として高利益未報知画像をセットし、当該特別遊技中において振分大入賞口2220が長開放となる開放態様が実行された場合には特定領域2224への遊技球の入球により特定領域入賞演出を実行すると共に、特別遊技中背景画像として高利益報知済画像をセットするよう構成している。他方、ステップ6532〜ステップ6536の処理は長開放確定図柄(本例では、7A、7Bの大当り図柄)に係る特別遊技時での特別遊技中演出の処理である。本処理においては、当該特別遊技中において振分大入賞口2220が長開放となる開放態様が実行されることを遊技者に認識可能とするため特別遊技開始時には特別遊技中背景画像として高利益報知済画像をセットしている。尚、長開放確定図柄に係る処理では、当該特別遊技中において振分大入賞口2220が長開放となる開放態様が実行されることを遊技者は認識しているため、特定領域入賞演出は実行しないよう構成されているが、これには限定されず、いずれの大当り図柄に係る特別遊技においても特定領域入球演出を実行するよう構成してもよい。
ここで、同図右上は特定領域入賞演出イメージ図である。前述したように、特別遊技中において演出表示装置2140上にて現在の大入賞口(振分大入賞口、又は通常大入賞口)への遊技球の入球数が逐次表示されている状況下、高利益未報知画像が表示される。次に、当該特別遊技中に特定領域2224へ遊技球が入球し、メイン側から特定領域入賞演出実行コマンドを受信すると、同イメージ図上段から2段目及び3段目に示されるように演出表示装置2140上にて特定領域入賞演出が所定時間(例えば、3秒)実行される。その後、特別遊技中背景画像として高利益報知済画像がセットされ、表示されることとなる。尚、当該特定領域入賞演出は大入賞口(振分大入賞口、又は通常大入賞口)への遊技球の入球数の表示と重ならないように実行することが望ましいが、これには限定されない。例えば、当該特定領域入賞演出を導光板を使った演出とし、当該演出の表示が透過性のある色彩にて実行されるよう構成し、大入賞口(振分大入賞口、又は通常大入賞口)への遊技球の入球数の表示と当該特定領域入賞演出とが重なって表示されても、すべての演出及び表示が視認できるように構成してもよい。尚、本例では、当該特定領域入賞演出の実行後に電源断が発生した場合、当該電源断からの復帰時にメイン側から高利益再表示コマンドを受信し、再度高利益報知済画像が表示されるよう構成されている(即ち、特定領域入賞演出の再表示を行うことなく高利益報知済画像を再表示することで、表示上において遊技者にとって違和感のない復帰を可能とするものである。但し、これには限定されず、特定領域入賞演出の再表示を行った後に高利益報知済画像を再表示するよう構成してもよい)。
次に、図46は、図44におけるステップ6600のサブルーチンに係る、特別遊技終了演出実行処理のフローチャートである。まず、ステップ6602で、演出表示制御手段2320は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、メイン側から終了デモ表示実行コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6602でYesの場合、ステップ6604で、演出表示制御手段2320は、演出一般情報一時記憶手段2324のフラグエリアを参照し、特定領域入球済フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ6604でYesの場合、ステップ6606で、演出表示制御手段2320は、確変移行終了デモ表示に係るコマンドをセット(演出表示装置2140上で確変移行終了デモ表示を行う)し、ステップ6610に移行する。他方、ステップ6604でNoの場合、ステップ6608で、演出表示制御手段2320は、通常移行終了デモ表示に係るコマンドをセット(演出表示装置2140上で通常移行終了デモ表示を行う)し、ステップ6610に移行する。尚、ステップ6602でNoの場合にもステップ6610に移行する。ここで、確変移行終了デモ表示は、実行中の特別遊技の終了後に確率変動遊技状態に移行する旨を遊技者に報知する特別遊技終了デモ表示であり、通常移行終了デモ表示は、実行中の特別遊技の終了後に通常遊技状態に移行する旨を遊技者に報知する特別遊技終了デモ表示である。
次に、ステップ6610で、演出表示制御手段2320は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、メイン側から終了デモ表示完了コマンド(特別遊技終了デモ表示を消去するコマンド)を受信したか否かを判定する。ステップ6610でYesの場合、ステップ6612で、演出表示制御手段2320は、表示されている特別遊技終了デモ表示を消去する。次に、ステップ6614で、演出表示制御手段2320は、演出一般情報一時記憶手段2324のフラグエリア内にある長開放確定演出実行フラグをオフにする。次に、ステップ6616で、演出表示制御手段2320は、演出一般情報一時記憶手段2324のフラグエリア内にある特定領域入球済フラグをオフにする。次に、ステップ6618で、演出表示制御手段2320は、演出一般情報一時記憶手段2324のフラグエリア内にある初期背景画像決定済フラグをオフにする。次に、ステップ6620で、演出表示制御手段2320は、演出一般情報一時記憶手段2324のフラグエリア内にある特別遊技中フラグをオフにし、次の処理(ステップ6700の処理)に移行する。他方、ステップ6610でNoの場合は、ステップ6612〜ステップ6620の処理を実行せずに、次の処理(ステップ6700の処理)に移行する。
ここで、同図右下部は特別遊技終了デモ表示イメージ図である。前述したように、特別遊技中において演出表示装置2140上にて現在の大入賞口(振分大入賞口、又は通常大入賞口)への遊技球の入球数が逐次表示されている状況下、メイン側から終了デモ表示実行コマンドを受信すると、同イメージ図下部に示されるように、特定領域入球済フラグのオン・オフの状況(実行中の特別遊技において特定領域への遊技球の入球があったか否か)に依存して、演出表示装置2140上にて特別遊技終了デモ表示が実行される。本例では、特定領域入球済フラグがオンの場合には、特別遊技終了デモ表示として、終了及び特別遊技後の遊技状態が確率変動遊技状態である旨を報知する表示(例えば、「おめでとう!」と表示)と、実行されていた特別遊技にて遊技者が獲得した遊技球を報知する表示(例えば、「GET2000!」と表示)とが実行される。他方、特定領域入球済フラグがオフの場合には、特別遊技終了デモ表示として、終了及び特別遊技後の遊技状態が通常遊技状態である旨を報知する表示(例えば、「END・・・」と表示)と、実行されていた特別遊技にて遊技者が獲得した遊技球を報知する表示(例えば、「GET400!」と表示)とが実行される。尚、当該表示はあくまで一例であり、どのような表示を実行しても何ら問題ない。
≪作用≫
次に、図47〜図48を参照しながら、本実施形態における作用について説明する。図47及び図48では、長開放Bの単位遊技を含む「ある特別遊技」における「ある複数ラウンド」に着目して説明する。具体的には、ある特別遊技(本例では7A図柄に係る特別遊技)の第9ラウンドから第10ラウンドを例に説明する。ここで、本例の場合、当該特別遊技の第9ラウンドでは、振分大入賞口2220は、「29000ms開放・閉鎖」の順に動作し(長開放B)、遮蔽部材2224aは、「52ms開放・2600ms閉鎖・31400ms開放・2000ms閉鎖・52ms開放・閉鎖(※振分入賞口の閉鎖後4000ms経過後に排出エラーが検知されなかった場合には動作を中断し閉鎖する)」の順に動作する。尚、本例においては、特別遊技中における大入賞口(通常大入賞口2120又は振分大入賞口2220)の開放期間が終了する以前に、当該大入賞口(通常大入賞口2120又は振分大入賞口2220)に所定個数(例えば、10個)の遊技球の入球があった場合には、実行中のラウンドが終了し、当該大入賞口(通常大入賞口2120又は振分大入賞口2220)は閉鎖するよう構成されている。
(長開放Bの場合/排出球異常非検知の場合)
まず、図47は、本実施形態に係る、振分大入賞口2220の開放態様が長開放Bの場合にて、排出球異常が検出されなかった場合の動作内容について示したタイミングチャートである。
はじめに、図中1のタイミング(特別遊技の第9ラウンドの開始タイミング)において、第9ラウンドが奇数ラウンドであることから振分大入賞口2220及び振分大入賞口2220内の遮蔽部材2224aの開放(52msの開放)が実行される。加えて、当該タイミングにて、振分大入賞口2220と特定領域2224との有効期間と排出球の検出期間と振動センサの監視とが開始される。
次に、図中2のタイミングにおいて、振分大入賞口2220及び遮蔽部材2224aの開放から52msが経過したことを契機として、振分大入賞口2220及び遮蔽部材2224aを閉鎖(2600msの閉鎖)する。
次に、図中3のタイミングにおいて、振分大入賞口2220及び遮蔽部材2224aの閉鎖から2600msが経過したことを契機として、振分大入賞口2220及び遮蔽部材2224aを開放(振分大入賞口2220は29000msの開放、遮蔽部材2224aは31400msの開放)する。
次に、図中4のタイミングにおいて、振分大入賞口2220の開放から29000msが経過したことを契機として、振分大入賞口2220を閉鎖する。
次に、図中5のタイミングにおいて、振分大入賞口2220の閉鎖からラウンド終了待機時間(閉鎖中時間と準備中時間を合わせた時間)である200msが経過したことを契機として第10ラウンドが開始されると共に、第10ラウンドが偶数ラウンドであることから通常大入賞口2120が開放(29000msの開放)することとなる。尚、各ラウンドの期間は、開放中、閉鎖中、準備中、の順に構成されている。
次に、図中6のタイミングにおいて、振分大入賞口2220の閉鎖から3000ms経過したことを契機として、振分大入賞口2220の有効期間及び特定領域2224の有効期間が終了する。
次に、図中7のタイミングにおいて、排出球の異常が検出されなかったため遮蔽部材2224aの駆動は強制的に終了し、排出球検出期間及び振動センサ500の監視も終了することとなる。
次に、図中8のタイミングにおいて、通常大入賞口2120の開放から29000ms経過したことを契機として通常大入賞口2120が閉鎖することとなる。
次に、図中9のタイミングにおいて、第10ラウンドが終了し、第11ラウンドが開始されると共に、第11ラウンドが奇数ラウンドであることから振分大入賞口2220が開放(52msの開放)することとなる。また、第11ラウンドが開始されたことを契機として遮蔽部材2224aが開放(52msの開放)すると共に、振分大入賞口2220の有効期間と特定領域2224の有効期間と排出球の検出期間と振動センサ500の監視とが開始される。
(長開放Bの場合/排出球異常検知の場合)
次に、図48は、本実施形態に係る、振分大入賞口2220の開放態様が長開放Bの場合にて、排出球異常が検出された場合の動作内容について示したタイミングチャートである。
はじめに、図中1のタイミング(特別遊技の第9ラウンドの開始タイミング)において、第9ラウンドが奇数ラウンドであることから振分大入賞口2220の開放(29000msの開放)及び振分大入賞口2220内の遮蔽部材2224aの開放(52msの開放)が実行される。加えて、当該タイミングにて、振分大入賞口2220と特定領域2224との有効期間及び排出球の検出期間が開始される。
次に、図中2のタイミングにおいて、振分大入賞口2220及び遮蔽部材2224aの開放から52msが経過したことを契機として、遮蔽部材2224aを閉鎖(2600msの閉鎖)する。
次に、図中3のタイミングにおいて、遮蔽部材2224aの閉鎖から2600msが経過したことを契機として、遮蔽部材2224aを開放(振分大入賞口2220は29000msの開放、遮蔽部材2224aは31400msの開放)する。
次に、図中4のタイミングにおいて、振分大入賞口2220の開放から29000msが経過したことを契機として、振分大入賞口2220を閉鎖する。
次に、図中5のタイミングにおいて、振分大入賞口2220の閉鎖からラウンド終了待機時間(閉鎖中時間と準備中時間を合わせた時間)である200msが経過したことを契機として第10ラウンドが開始されると共に、第10ラウンドが偶数ラウンドであることから通常大入賞口2120が開放(29000msの開放)することとなる。尚、各ラウンドの期間は、開放中、閉鎖中、準備中、の順に構成されている。
次に、図中6のタイミングにおいて、振分大入賞口2220の閉鎖から3000ms経過したことを契機として、振分大入賞口2220の有効期間及び特定領域2224の有効期間が終了する。
次に、図中7のタイミングにおいて、排出確認(入賞球数と排出球数の整合性が取れているかの確認)を実行し、排出球の異常が検出されたため遮蔽部材2224aの駆動と排出球検出期間と振動センサ500の監視とが継続することとなる。次に、図中8のタイミングにおいて、遮蔽部材2224aの開放から34052msが経過したことを契機として、遮蔽部材2224aを閉鎖(2000msの閉鎖)する。
次に、図中9のタイミングにおいて、排出球異常であり且つ遮蔽部材2224aの閉鎖から2000ms経過したことにより、遮蔽部材2224aを開放する。次に、図中10のタイミングにおいて、排出球異常であり且つ遮蔽部材2224aの開放から52ms経過したことにより、遮蔽部材2224aを閉鎖する。
次に、図中11のタイミングにおいて、通常大入賞口2120の開放から29000ms経過したことを契機として通常大入賞口2120が閉鎖することとなる。尚、本タイミングにおいても排出球異常が解消されていないため次ラウンドである第11ラウンドは開始されない。
次に、図中12のタイミングにおいて、排出球異常が解消されたため排出球検出期間及び振動センサ500の監視が終了し、4ms(1割り込み)の次ラウンド開始までの準備時間が開始される。次に、図中13のタイミングにおいて、排出球異常の解消から4ms(1割り込み)経過したことを契機として第10ラウンドが終了し、第11ラウンドが開始されると共に、第11ラウンドが奇数ラウンドであることから振分大入賞口2220が開放(52msの開放)することとなる。また、第11ラウンドが開始されたことを契機として遮蔽部材2224aが開放(52msの開放)すると共に、振分大入賞口2220の有効期間と特定領域2224の有効期間と排出球の検出期間と振動センサ500の監視とが開始される。
以上のように、本実施形態に係るぱちんこ遊技機は、振分大入賞口2220の有効期間及び特定領域2224の有効期間が終了しても、振動センサ500の監視は、排出待機時間まで継続し、且つ、排出球異常が検出された場合には、当該排出球異常が解消されるまで振動センサ500の監視が継続するよう構成されている。このように構成することにより、排出球異常が検出された場合に、当該排出球異常と同時に振動エラーが検出されている場合には、当該排出球異常の原因が振動によるチャタリング(振動が加えられたことにより、振分入賞検出装置2221又は排出球検出装置2224‐2が1球の通過であるのにも拘らず、複数球の通過を検知してしまうこと)であると推測でき、他方、当該排出球異常と同時に振動エラーが検出されなかった場合には、当該排出球異常の原因が玉詰まり(振分大入賞口2220内に遊技球が停留していること)であると推測できることとなり、詳細にエラー原因を判定することができることとなる。
尚、本実施形態に係る遊技機には、サブ入力ボタンを設けてもよい。そのように構成した場合、特別遊技中における遮蔽部材2224aが開放することとなるラウンドにおいては、演出としてサブ入力ボタンの押下を遊技者に促す演出は実行しないように構成することが望ましい。そのように構成することにより、サブ入力ボタンの押下を促す演出に従った遊技者が実行した当該サブ入力ボタンの押下を、振動センサ500が振動エラーとして検出してしまうという事態を防ぐことができる。
また、本実施形態に係る遊技機においては、振動エラーが検出された場合にエラー報知を実行するよう構成したが、これには限定されず、エラー報知と共に遊技を中断するよう構成してもよいし、当該処理を所定の振動エラー(例えば、強い衝撃を検知した、長時間の振動を検知した、等のエラー)が検出された場合にのみ実行するよう構成してもよい。
尚、本実施形態においては、振分大入賞口と通常大入賞口とが夫々独立して制御されているため、振分大入賞口において排出球異常が発生した場合であっても、通常大入賞口の開放が実行されるよう構成されており、円滑な遊技の進行を実行し易くなるという効果を奏する。
また、本実施形態においては、特別遊技中の振分大入賞口の開閉に係るすべてのラウンドにおいて、特定領域への遊技球の入球を検知するよう構成している。その結果、振分大入賞口の開放態様や特定領域に既に遊技球が入球しているか否かに拘わらず、同様の処理を使いまわすことができるため、プログラム容量を削減できることとなる。
また、本実施形態においては、電源断からの復帰時にサブ側へ各種情報コマンド(特に、高利益再表示コマンド)を送信するよう構成している。その結果、特別遊技中に特定領域への遊技球の入球があった後において電源断が発生した場合にも、当該電源断以前に実行されていた演出と同様の演出を開始できるため、電源断前後での演出に齟齬が生じ、遊技者にとっての利益が失われてしまったような演出を実行してしまうことを防止ができることとなる。
また、本実施形態においては、特別遊技中において振分大入賞口と通常大入賞口とを交互に開放するよう構成されているため、振分大入賞口が長開放の開放態様にて開放される(確率変動遊技状態に移行する機会が与えられる)ことへの期待感を遊技者に抱かせるラウンド数が多く、また、どのラウンドで振分大入賞口を長開放させるかといった遊技機の設計のバリエーションを増やすことができ、遊技の興趣性を向上できることとなる。尚、振分大入賞口の開放態様が長開放となるラウンドをどのラウンドとするかは本例には限定されず任意に設定してもよい。また、本実施形態においては、振分大入賞口の開閉に係るラウンドを奇数ラウンド、通常大入賞口の開閉に係るラウンドを偶数ラウンドとしたが、これには限定されず、通常大入賞口の開閉に係るラウンドを奇数ラウンド、振分大入賞口の開閉に係るラウンドを偶数ラウンドとしてもよく、また、振分大入賞口と通常大入賞口とを交互に開放するよう構成しなくともよい(一方の大入賞口の開閉に係るラウンドが連続してもよい)。
また、本実施形態においては、振分大入賞口の開閉に係るラウンドにおいて、振分大入賞口の開放が終了した後も、遮蔽部材が開放されている期間が存在するよう構成されており、振分大入賞口の開放終了直前に入球した遊技球であっても特定領域に入球し得ることで、振分大入賞口が長開放の開放態様にて開放された際に、より確実に特定領域に遊技球を入球させることができる、ユーザフレンドリーな遊技機を提供できることとなる。
また、本実施形態においては、特別遊技の終了デモ時間が経過した際、排出待機時間中である場合には、終了デモが終了しない(主遊技図柄変動が開始し得ない)よう構成することで、特別遊技の最終ラウンドにて排出球異常が発生した場合にも、エラー報知を実行する期間を担保できることとなる。
(本実施形態からの変更例1)
尚、本実施形態においては、電源投入後と特別遊技中且つ振分大入賞口2220に係るラウンド実行中にて振動エラーの監視を実行するよう構成したが、振動エラーの監視態様はこれには限定されない。そこで、本実施形態とは異なる振動エラーの監視態様となっている構成を本実施形態からの変更例1とし、以下、本実施形態からの変更点についてのみ詳述する。
はじめに、図49は、本実施形態からの変更例1に係る主制御装置1000が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。本実施形態からの変更点は、ステップ4016‐1(変1)であり、即ち、ステップ4015で振分入賞数カウンタ値及び排出数カウンタ値をリセット(ゼロクリア)した後、ステップ4016‐1(変1)で、主制御装置1000は、電動役物2112、通常大入賞口2120及び振分大入賞口2220の駆動と、主遊技図柄及び補助遊技図柄の変動及び表示との停止を解除して、エラー直前の状態を復元し、ステップ4018に移行する。
次に、図50は、本実施形態からの変更例1における、図49のステップ1050のサブルーチンに係る、振動センサ監視処理のフローチャートである。本実施形態からの変更点は、ステップ1069(変1)及びステップ1073‐1(変1)〜ステップ1073‐3(変1)であり、即ち、ステップ1068で振動センサ500がエラーとなる振動を検出中である場合に、ステップ1069(変1)で、振動センサ監視手段1065は、振動センサ監視関連情報一時記憶手段1065aのフラグエリアを参照し、特定領域入球検知フラグ(特定領域2224に遊技球が入球した場合にオンとなり得るフラグ)がオンであるか否かを判定する。ステップ1069(変1)でYesの場合、ステップ1070に移行する。
また、ステップ1072で外部端子板への振動エラーに係る信号をセットした後、ステップ1073‐1(変1)で、振動センサ監視手段1065は、補助遊技図柄情報一時記憶手段1193bを参照し、補助遊技図柄が変動中であるか否かを判定する。ステップ1073‐1(変1)でYesの場合、ステップ1073‐2(変1)で、振動センサ監視手段1065は、現在変動中である補助遊技図柄の図柄変動をハズレにて強制停止する。尚、振動エラー検出時においては、特別遊技が実行されており、主遊技図柄の変動は実行されていないため、実質的に振動の検知によって主遊技図柄の変動が強制停止することは起こり得ないよう構成されている{このような構成であるために、ステップ1073‐2(変1)等で、補助遊技図柄の変動のみを強制停止している}。尚、本実施形態からの変更例においては、振動センサ500が振動を検出中に特定領域への遊技球の入球が検出された場合に、補助遊技図柄変動をハズレにて強制停止するよう構成したが、補助遊技図柄変動の措置はこれには限定されず、当該補助遊技図柄変動がハズレに係る図柄変動であった場合には、当該補助遊技図柄変動をハズレにて強制停止し、当該補助遊技図柄変動が当りに係る図柄変動であった場合には、当該補助遊技図柄変動を一旦強制停止し、振動エラーが解除された後に当該補助遊技図柄変動が当りであることに起因した電動役物2112の開放を実行するよう構成してもよい。次に、ステップ1073‐3(変1)で、振動センサ監視手段1065は、電動役物2112、通常大入賞口2120及び振分大入賞口2220の駆動と、主遊技図柄及び補助遊技図柄の変動及び表示とを停止し、振動エラーからの解除を待機する。尚、ステップ1066、ステップ1068又はステップ1069(変1)でNoの場合には、次の処理(ステップ1100の処理)に移行する。尚、本実施形態からの変更例1においては、振動エラー発生時に主遊技図柄の変動を強制停止しないよう構成したが、これには限定されず、特別遊技実行中以外にも振動エラーが発生し得るよう構成し、主遊技図柄が変動している状況にて振動エラーが発生した場合には、当該主遊技図柄の変動を強制停止(例えば、ハズレにて強制停止)し得るよう構成してもよい。
次に、図51は、本実施形態からの変更例1における、図25のステップ2400のサブルーチンに係る、振分入賞制御処理のフローチャートである。本実施形態からの変更点はステップ2412‐1(変1)であり、即ち、ステップ2412でサブ側への特定領域入球演出実行コマンドをセットした後、ステップ2412‐1(変1)で、振分大入賞口制御手段1174は、振動センサ監視関連情報一時記憶手段1065aのフラグエリア内にある、特定領域入球検知フラグをオンにし、ステップ2413に移行する。
次に、図52は、本実施形態からの変更例1における、図25のステップ2450のサブルーチンに係る、排出球異常検出処理のフローチャートである。本実施形態からの変更点は、ステップ2461の処理を削除した点であり、このように構成することで、本実施形態からの変更例1に係る遊技機は、振動エラーを常時監視することとなる。
次に、図53は、本実施形態からの変更例1における、図23のステップ2900のサブルーチンに係る、特別遊技終了制御処理のフローチャートである。本実施形態からの変更点は、ステップ2925(変1)であり、即ち、ステップ2924で条件装置作動フラグをオフにした後、ステップ2925(変1)で、特別遊技制御手段1170は、振動センサ監視関連情報一時記憶手段1065aのフラグエリア内にある、特定領域入球検知フラグをオフにし、ステップ2950に移行する。
次に、図54は、本実施形態からの変更例1における、副制御基板2000側(特に、サブメイン制御部2320側)のメインフローチャートである。本実施形態からの変更点は、ステップ6001(変1)及びステップ6002(変1)であり、即ち、ステップ6001(変1)で、副制御基板2000は、LED(遊技機枠等すべてのLEDを含む)の点灯態様を通常点灯態様(エラーが発生していない場合の点灯態様)にて実行し、効果音を通常サウンド態様(エラーが発生していない場合のサウンド態様)にて実行する。次に、ステップ6002(変1)で、副制御基板2000は、メイン側からのエラー報知コマンド及び排出球異常コマンドを受信した場合、当該受信したエラーコマンドに対応するエラーから回復するまで、LED(遊技機枠等すべてのLEDを含む)の点灯態様をエラー時点灯態様(エラーが発生している場合の点灯態様であり、発生しているエラーの種類によって相違し得る)にて実行し、効果音をエラー時サウンド態様(エラーが発生している場合のサウンド態様であり、発生しているエラーの種類によって相違し得る)にて実行し、ステップ6100に移行する。
以上のように構成することで、本実施形態からの変更例1に係る遊技機においては、特別遊技実行中において異常な振動を検知し、且つ、特定領域2224に遊技球が入球した場合に振動エラーとして遊技の停止及びエラーの報知を実行するよう構成することにより、遊技が進行している状況にて発生し得る適切な強度の振動(例えば、サブ入力ボタンを押下することによって発生する振動)ではエラーとはならない一方、遊技の進行や出玉率に多大な影響を及ぼす特定領域2224への異常な入球発生時においてはエラーとなるよう構成することで、適切なエラー報知態様とすることができることとなる。
(本実施形態からの変更例2)
本実施形態変更例1において本実施形態とは異なる振動エラー監視態様である構成を詳述したが、本実施形態とも本実施形態からの変更例1とも異なる振動エラー監視態様となっている構成により、同様の効果を創出することができる。そこで、本実施形態とは異なる振動エラーの監視態様となっている構成を本実施形態からの変更例2とし、以下、本実施形態からの変更点についてのみ詳述する。
はじめに、図55は、本実施形態からの変更例2における、図13のステップ1050(変2)のサブルーチンに係る、振動センサ監視処理のフローチャートである。まず、ステップ1082で、振動センサ監視手段1065は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照し、現在特別遊技実行中、且つ、振分大入賞口2220が開放することとなるラウンド(本例では、奇数ラウンド)の実行中ではないか否かを判定する。ステップ1082でYesの場合、ステップ1083で、振動センサ監視手段1065は、振動センサ500から出力されている信号を参照し、振動センサ500が、振動エラーとなる振動を検出しているか否かを判定する。尚、断線(電線が切れる)、短絡(コネクタ508とぱちんこ遊技機とをつなぐ電線が他の電線と接触する、等)、振動センサ500の故障の場合にも、振動センサ500は振動エラーであると判断する(振動エラーを検出する)よう構成されている。ステップ1083でYesの場合、ステップ1084で、振動センサ監視手段1065は、第1振動エラーに係るコマンドを、サブメイン制御部2320へ送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセット(ステップ3200の制御コマンド送信処理によってサブメイン制御部2320側に送信される)し、次の処理(ステップ1100の処理)に移行する。
他方、ステップ1082でNoの場合、ステップ1085で、振動センサ監視手段1065は、振動センサ500から出力されている信号を参照し、振動センサ500が、振動エラーとなる振動を検出しているか否かを判定する。ステップ1085でYesの場合、ステップ1086で、振動センサ監視手段1065は、第2振動エラー(第1振動エラーとはエラー時の処理が異なる)に係るコマンド(第1振動エラーに係るコマンドとはエラー時の処理が異なる)を、サブメイン制御部2320へ送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセット(ステップ3200の制御コマンド送信処理によってサブメイン制御部2320側に送信される)する。次に、ステップ1087で、振動センサ監視手段1065は、振動エラーに係る信号を外部端子板へ送信する旨を記憶(ステップ3100の外部信号出力によって外部端子板に送信される)し、次の処理(ステップ1100の処理)に移行する。尚、ステップ1083又はステップ1085でNoの場合にも次の処理(ステップ1100の処理)に移行する。尚、当該外部端子板に送信される振動エラーに係る信号を動作状態情報と称することがある。また、本実施形態からの変更例2においては、振分大入賞口2220が開放するラウンド(本例では、奇数ラウンド)実行中以外に振動エラーとなった(振動センサ500がエラーとなる振動を検出した)場合には第1振動エラーとする一方、振分大入賞口2220が開放するラウンド(本例では、奇数ラウンド)実行中に振動エラーとなった(振動センサ500がエラーとなる振動を検出した)場合には第2振動エラーとするよう構成したが、第1振動エラーと第2振動エラーとの発生条件(どちらの振動エラーとするかを切り分ける条件)はこれには限定されず、例えば、特別遊技実行中に振動エラーとなった場合にはすべて第2振動エラーとしてもよいし(特別遊技実行中以外は第1振動エラーとする)、特別遊技における特定のラウンド実行中(例えば、4ラウンド目実行中)に振動エラーとなった場合には第2振動エラーとしてもよい(特別遊技実行中以外と特別遊技実行中における特定のラウンド以外のラウンド実行中とでは第1振動エラーとする)。
次に、図56は、本実施形態からの変更例2における、副制御基板2000側(特に、サブメイン制御部2320側)のメインフローチャートである。本実施形態からの変更点は、ステップ6001(変2)及びステップ6800(変2)であり、即ち、ステップ6001(変2)で、副制御基板2000は、LED(遊技機枠、扉枠、サブ入力ボタン、役物等に設けられたすべてのLEDを含む)の点灯態様を通常点灯態様(エラーが発生していない場合の点灯態様)にて実行し、効果音を通常サウンド態様(エラーが発生していない場合のサウンド態様)にて実行する。次に、ステップ6800(変2)で、副制御基板2000は、後述する、エラー表示実行制御処理を実行し、ステップ6100に移行する。
次に、図57は、本実施形態からの変更例2における、図56のステップ6800(変2)のサブルーチンに係る、エラー表示実行制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6802で、エラー制御手段2325は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、第1振動エラーに係るコマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6802でYesの場合、ステップ6804で、エラー制御手段2325は、当該第1振動エラーに係るコマンド受信タイミングから所定時間A(後述する所定時間Bよりも短時間であり、本例では、10秒)経過、又は、電源を再投入するまで、LEDの点灯態様をエラー時点灯態様に書き換えて実行し、次の処理(ステップ6100の処理)に移行する。
他方、ステップ6802でNoの場合、ステップ6806で、エラー制御手段2325は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、第2振動エラーに係るコマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6806でYesの場合、ステップ6808で、エラー制御手段2325は、当該第2振動エラーに係るコマンド受信タイミングから所定時間B(前述した所定時間Aよりも長時間であり、本例では、300秒)経過、又は、電源を再投入且つRAMクリアボタンの押下を実行するまで、LEDの点灯態様をエラー時点灯態様に書き換えて実行し、効果音をエラー時サウンド態様に書き換えて実行し、演出表示装置上(例えば、装飾図柄表示領域2311)にてエラー報知を実行し、次の処理(ステップ6100の処理)に移行する。このように、本実施形態からの変更例2においては、振動エラーに係るコマンドとして、第1振動エラーに係るコマンドを受信したか第2振動エラーに係るコマンドを受信したかによって、振動エラー発生時の報知態様が相違するよう構成されている。また、第2振動エラーは特定領域2224への入球が発生した場合に発生するエラーであり、即ち特別遊技終了後に確率変動遊技状態に移行するか否かという遊技者の獲得する出玉に重大な影響を及ぼす振動エラーであるため、第1振動エラーと比較して、エラーに係る報知時間が長時間であり、且つ、エラー発生時の報知うる要素が多くなるよう構成されている。尚、本実施形態からの変更例2においては、第1振動エラー発生時のLEDの点灯態様と第2振動エラー発生時のLEDの点灯態様とを同様の点灯態様としたが、これには限定されず、エラー発生時のLEDの点灯態様を相違するよう構成してもよい。そのように構成した場合には、第2振動エラー発生時のLEDの点灯態様は、第1振動エラー発生時のLEDの点灯態様よりも視覚的にエラーであることが認識し易い(例えば、通常点灯態様との色彩や点滅速度等の相違点が多い点灯態様)よう構成することが望ましい。
以上のように構成することで、本実施形態からの変更例2に係る遊技機においては、複数の報知態様となる振動エラーを設け、振分大入賞口2220の開放に係るラウンド(本理では、奇数ラウンド)実行時と、振分大入賞口2220の開放に係るラウンド(本例では、奇数ラウンド)非実行時とでエラーの報知態様及び外部端子基板への出力の有無を相違し得るよう構成することにより、本実施形態からの変更例1と同様に、適切なエラー報知態様とすることができると共に、重大であるエラー(本例では、第2振動エラー)と重大でないエラー(本例では、第1振動エラー)とを設けることによって、どのような振動エラーが発生しているかを推測し易いよう構成することができることとなる。
(第2実施形態)
尚、本実施形態においては、特別遊技実行中に特定領域2224に遊技球が入球することによって、当該特別遊技終了後に確率変動遊技状態に移行することとなるよう構成したが、本実施形態とは異なる構成の遊技機に対しても、振動エラーに係る構成を設けることが可能である。そこで、そのような構成を第2実施形態とし、以下、本実施形態との相違点についてのみ詳述する。
はじめに、図58を参照しながら、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機の前面側の基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。以下、これらを本実施形態との相違点のみ順に説明する。尚、本実施形態における通常大入賞口2120は第1大入賞口2120に、振分大入賞口2220は第2大入賞口2220になっている。
はじめに、第2実施形態においては、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110とが重ねるように配置されており、且つ、第1主遊技始動口2210の存在により、第2主遊技始動口2110の上部が塞がれている。また、遊技領域120の左側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球と、遊技領域120の右側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球のどちらもが、第2主遊技始動口2110に誘導され、遊技領域120の左側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球が第1主遊技始動口2210に誘導され易く、遊技領域120の右側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球が第1主遊技始動口2210に誘導され難いよう構成されている。尚、遊技領域120の左側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球と、遊技領域120の右側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球のどちらもが、第1主遊技始動口2210に誘導されるよう構成してもよい。
尚、第2実施形態では、第2主遊技始動口2110側に電動役物を設けるよう構成したが、これには限定されず、第1主遊技始動口2210側に電動役物を設けるよう構成してもよい。更には、本実施形態では、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110とが、上下に重ねるように配置されているが、これにも限定されず、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110とを離隔して配置するよう構成してもよい。そのように構成した場合、電動役物2112の上部を塞ぐ部材を設けてもよい。また、遊技領域120の左側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球が、第1主遊技始動口2210に誘導され易い一方、第2主遊技始動口2110に誘導され難く、遊技領域120の右側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球が、第1主遊技始動口2210に誘導され難い一方、第2主遊技始動口2110に誘導され易いように夫々の始動口を配置してもよい。尚、「誘導され易い」及び「誘導され難い」は、例えば、遊技球を右側及び左側にそれぞれ10000球発射した際の、入球数の大小で決定するものとする。
また、第2実施形態においては、補助遊技始動口2410は、遊技領域120の右側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球が、誘導され易く、遊技領域120の左側を流下する遊技球が誘導され難いよう構成されている{但し、これには限定されず、遊技領域120の左側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球が、補助遊技始動口2410に誘導され易いよう構成してもよい(例えば、遊技領域120左側と右側に夫々、補助遊技始動口2410を設けてもよい)}。
次に、アウト口142の右上方には、第1大入賞口2120と第2大入賞口2220とが配置されており、遊技領域120の右側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球は、アウト口142に到達する前に、第1大入賞口2120及び第2大入賞口2220が配置されている領域を通過し易いよう構成されている。
次に、第1大入賞口2120は、第1主遊技図柄(特別図柄)又は第2主遊技図柄(特別図柄)が大当り図柄にて停止した場合に開状態となる、横長方形状を成しアウト口142の右上方、且つ、第2大入賞口2220の下方に位置した、主遊技に対応した入賞口である。具体的構成としては、第1大入賞口2120は、遊技球の入球を検出するための第1大入賞口入賞検出装置2121と、第1大入賞口電動役物2122と、を備える。ここで、第1大入賞口入賞検出装置2121は、第1大入賞口2120への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1大入賞口入球情報を生成する。第1大入賞口電動役物2122は、第1大入賞口2120に遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態に第1大入賞口2120を可変させる。尚、第2実施形態では、大入賞口の態様を、横長方形状を成し遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態とに可変させる態様としているが、これには限定されない。その場合には、例えば、大入賞口内に設けられた棒状部材が遊技者側に突き出した状態である進出状態と遊技者側に対して引っ込んだ状態である退避状態とを採り得る態様(いわゆる、ベロ型アタッカー)としてもよく、大入賞口への入球数を所定数(例えば、10個)とすることを担保したい場合において好適である。
次に、第2大入賞口2220は、第1主遊技図柄(特別図柄)又は第2主遊技図柄(特別図柄)が大当り図柄で停止した場合に開状態となる、横長方形状を成しアウト口142の右上方、且つ、第1大入賞口2120の右上方に位置した、主遊技に対応した入賞口である。具体的構成としては、第2大入賞口2220は、遊技球の入球を検出するための第2大入賞口入賞検出装置2224‐1と、第2大入賞口電動役物2222と、小当り遊技開始時に駆動を開始し、遊技球の下遮蔽部材2226への流下を阻害し得る上遮蔽部材2225と、遊技機の電源投入時に駆動を開始し、遊技球のV入賞口2227への流下を阻害し得る下遮蔽部材2226と、小当り遊技時に入球することにより特別遊技に移行する契機となる入賞口であるV入賞口2227と、V入賞口2227への遊技球の入球を検出するためのV入賞口入球検出装置2227aと、第2大入賞口2220に入球した遊技球を排出するための第2大入賞口排出口2228と、第2大入賞口排出口2228への遊技球の入球を検出するための第2大入賞口排出検出装置2228aと、を備える。ここで、第2大入賞口入賞検出装置2224‐1は、第2大入賞口2220への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第2大入賞口入球情報を生成する。そして、第2大入賞口2220内に入球した遊技球は、第2大入賞口入賞検出装置2224‐1よって検出されるよう構成されている。次に、第2大入賞口電動役物2222は、第2大入賞口2220に遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態とに第2大入賞口2220を可変させる。尚、本実施形態では、大入賞口の態様を、横長方形状を成し遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態とに可変させる態様としているが、これには限定されない。その場合には、例えば、大入賞口内に設けられた棒状部材が遊技者側に突き出した状態である進出状態と遊技者側に対して引っ込んだ状態である退避状態とを採り得る態様(いわゆる、ベロ型アタッカー)としてもよく、大入賞口への入球数を所定数(例えば、10個)とすることを担保したい場合において好適である。尚、第2大入賞口2220の内部の構造については、後述することとする。
次に、図59は、第2大入賞口2220に係る作用図であり、より具体的には、第2大入賞口内C20内に設けられた上遮蔽部材2225及び下遮蔽部材2226の開放態様及び閉鎖態様に基づくV入賞口2227への遊技球の入球可否に係る作用図である。尚、第2実施形態においては、小当り遊技実行中(第2実施形態においては小当りが設けられている)に遊技球を第2大入賞口2220に向けて発射し続けていれば(右打ちし続けていれば)、第2大入賞口2220に遊技球が複数球入球するよう構成されている{例えば、第2大入賞口2220(第2大入賞口電動役物2222)の開放態様は「0.2秒開放→0.8秒閉鎖→1秒開放→1秒閉鎖→1秒開放→閉鎖」である}ため、V入賞口2227への遊技球の入球可否は、第2大入賞口2220内の遊技球が、上遮蔽部材2225と下遮蔽部材2226との開放タイミングとうまく合致するか否かによって決定される。以下、小当り遊技中にて、第2大入賞口2220に入球した遊技球の作用について詳述する。
まず、図59(a)に示されるように、第2大入賞口2220は、その内部に(第2大入賞口2220内部における遊技球の流路として)、第2大入賞口2220への入球を検出する第2大入賞口入賞検出装置2224‐1と、V入賞口2227と、V入賞口2227への入球を検出するV入賞口入球検出装置2227aと、V入賞口2227へ入球されなかった遊技球の排出流路である第2大入賞口排出口2228と、第2大入賞口排出口2228への入球を検出する第2大入賞口排出検出装置2228aと、を備え、更に、V入賞口2227の上方に設けられた下遮蔽部材2226と、下遮蔽部材2226の上方に設けられた上遮蔽部材2225と、を備え、上遮蔽部材2225及び下遮蔽部材2226は、遊技盤から(遊技者から見て手前側に)突き出した状態(進出状態)となることで遊技球の落下を阻害可能又は阻害容易となる閉鎖状態と、遊技盤内(遊技者から見て奥側)に引っ込んだ状態(退避状態)となることで遊技球の落下を阻害不可能又は阻害困難(遊技球が落下可能)となる開放状態と、を採り得るよう構成されている(いわゆる、ベロ型アタッカーのような構成である)。より詳細には、第2実施形態においては、上遮蔽部材2225が閉鎖状態の場合には、遊技球は下遮蔽部材2226まで到達不可能又は到達困難であり、上遮蔽部材2225が開放状態の場合には、遊技球は下遮蔽部材2226まで到達可能又は到達容易であり、下遮蔽部材2226が閉鎖状態の場合には、遊技球はV入賞口2227まで到達不可能又は到達困難であり、下遮蔽部材2226が開放状態の場合には、遊技球はV入賞口2227まで到達可能又は到達容易となるように構成されている。次に、小当り遊技実行中に第2大入賞口2220に入球した遊技球の具体的な流路に関して説明する。
図59(a)に示すように、小当り遊技実行中に第2大入賞口2220に入球した遊技球は、第2大入賞口入賞検出装置2224‐1を通過した後、閉鎖状態である上遮蔽部材2225まで誘導され、上遮蔽部材2225及び第2大入賞口2220の内壁面等で形成される領域(停留領域とする。)にて停留する(上遮蔽部材2225上に載置される)。第2実施形態では、当該停留領域は遊技球が一つのみ載置可能なように構成されているため、図59(a)に示されるように、或る遊技球が当該停留領域に載置されている場合には、当該或る遊技球の載置タイミング以降に第2大入賞口2220内部に誘導された遊技球は、上遮蔽部材2225上に載置された当該或る遊技球と衝突して、上遮蔽部材2225を通過せずに第2大入賞口排出検出装置2228a及び第2大入賞口排出口2228へ到達する流路(V入賞口2227への入球が不可能又は困難となる流路)へと誘導されるよう構成されている(尚、当該停留領域は、当該別の遊技球が衝突した際の衝撃によっては、当該或る遊技球が当該停留領域から抜出されないよう構成されている)。ここで、図59(a)右部は、図59(a)におけるX−X断面を模式的に示した断面図である。当該断面図に示されるように、図59(a)では、上遮蔽部材2225及び下遮蔽部材2226が共に閉鎖状態{遊技盤から(遊技者から見て手前側に)突き出した状態(当該断面図において左側に突出している状態)}となっており、この場合、上遮蔽部材2225上に遊技球が載置可能となっていることが理解される。
次に、図59(a)にて、上遮蔽部材2225が閉鎖状態から開放状態へ遷移した場合(本例においては、小当り遊技開始から5秒後に上遮蔽部材2225が閉鎖状態から開放状態へ遷移する。)の遊技球の流路(上遮蔽部材2225が開放状態となることで上遮蔽部材2225に載置されていた遊技球が上遮蔽部材2225の下方に落下した場合の遊技球の流路)を、図59(b)及び図59(c)を参照しながら説明する。
次に、図59(b)は、上遮蔽部材2225が開放状態となり(遊技球が上遮蔽部材2225の位置から落下し)、上遮蔽部材2225の位置まで到達したタイミングにおいて、下遮蔽部材2226が開放状態であった場合の遊技球の流路を示す図である。この場合、下遮蔽部材2226の位置まで到達した遊技球は、下遮蔽部材2226によって落下を阻害されることなく、下遮蔽部材2226の下流に設けられたV入賞口入球検出装置2227a及びV入賞口2227まで到達し得る。ここで、図59(b)下部は、図59(b)におけるY−Y断面を模式的に示した断面図である。当該断面図に示されるように、図59(b)においては、上遮蔽部材2225及び下遮蔽部材2226が共に開放状態{遊技盤内(遊技者から見て奥側)に引っ込んだ状態(当該断面図において右側の壁面内に収容されている状態}となっており、上遮蔽部材2225の位置から落下した遊技球は、下遮蔽部材2226に阻害されることなく下遮蔽部材2226の位置よりも下方に落下可能となっていることが理解される。
尚、上記態様{図59(b)に係る態様}をより詳細に説明すると、遊技球が上遮蔽部材2225の位置から下遮蔽部材2226の位置まで流下するまでには略一定の時間(本例では、0.2秒)が必要となり、上遮蔽部材2225の位置から落下し、下遮蔽部材2226の位置に達した遊技球がV入賞口2227に入球可能か否か(遊技球の落下が下遮蔽部材2226に阻害されないか否か)は、当該一定の時間(本例では、0.2秒)経過後に下遮蔽部材2226が開放状態であるか閉鎖状態であるかによって決定され得る。従って、本実施形態においては、上遮蔽部材2225が開放状態となるタイミングと下遮蔽部材2226が開放状態となるタイミングとが略同時である場合にV入賞口2227へ遊技球を入球することが可能となり得る(上遮蔽部材2225及び下遮蔽部材2226が共に1秒間開放状態となるため)と共に、下遮蔽部材2226が開放状態となるタイミングよりも、当該ある略一定の時間(本例では、0.2秒)だけ早く上遮蔽部材2225が開放状態となる場合も、V入賞口2227へ遊技球を入球することが可能となり得る。更には、下遮蔽部材2226が開放状態となるタイミングよりも、下遮蔽部材2226の開放時間(本例では、1秒)から当該略一定の時間(本例では、0.2秒)を減じた時間(本例では、0.8秒)分だけ遅く上遮蔽部材2225が開放状態となる場合にも、V入賞口2227へ遊技球を入球することが可能となり得る。
尚、上述のように、上記停留領域は遊技球が1個のみ停留可能な構造となっている。ここで、本例において、上遮蔽部材2225が開放状態となるタイミング(上遮蔽部材2225の位置から遊技球が落下し、停留領域を抜けだすタイミング)は、小当り遊技実行後に一定時間(本例では、5秒)経過した後である。停留領域に或る遊技球が載置している場合には、上述のように、当該或る遊技球の載置タイミング以降に第2大入賞口2220に入球した遊技球は、当該ある遊技球と衝突して第2大入賞口排出検出装置2228a及び第2大入賞口排出口2228側へと誘導される。従って、小当り遊技開始後、一定時間(本例では、5秒)が経過するまでは、停留領域に存在し得る遊技球(上遮蔽部材2225の位置まで到達し得る遊技球)は1個のみとなる。更に、本例においては、第2大入賞口2220に入球した遊技球が上遮蔽部材2225の位置まで到達するために要する時間は1秒未満となるよう構成されており、且つ、第2大入賞口2220(第2大入賞口電動役物2222)の開放態様は「0.2秒開放→0.8秒閉鎖→1秒開放→1秒閉鎖→1秒開放→閉鎖」であり、最後の3回目の開放(1秒開放)中に遊技球が第2大入賞口2220に入球したと仮定した場合でも、当該遊技球が上遮蔽部材2225の位置まで到達するのは、小当り遊技開始から5秒未満となる。即ち、上遮蔽部材2225が開放状態となる期間(本例においては、小当り開始後5秒後〜6秒後の1秒間)において、新たな遊技球は上遮蔽部材2225の位置まで到達不可能又は到達困難となる。以上説明したように、本例においては、或る小当り遊技が実行された際、上遮蔽部材2225の位置から下遮蔽部材2226の位置まで落下し得る(V入賞口2227に入球し得る)遊技球は1球のみ(1回の小当り遊技につき1球のみ)となるように構成されている。
次に、図59(c)は、上遮蔽部材2225が開放状態となり(遊技球が上遮蔽部材2225の位置から落下し)、下遮蔽部材2226の位置まで到達したタイミングにおいて、下遮蔽部材2226が閉鎖状態であった場合の遊技球の流路を示す図である。このような場合、下遮蔽部材2226の位置まで到達した遊技球は、遊技盤から(遊技者から見て手前側に)突き出した状態(閉鎖状態)である下遮蔽部材2226と衝突し、落下を阻害される(下遮蔽部材2226の下流に設けられたV入賞口2227への入球を阻害される)。その後、遊技球は下遮蔽部材2226上を転動し、第2大入賞口排出検出装置2228a及び第2大入賞口排出口2228へと誘導される。ここで、図59(c)下部は、図59(c)におけるZ−Z断面を模式的に示した断面図である。当該断面図に示されるように、図59(c)においては、上遮蔽部材2225が開放状態{遊技盤内(遊技者から見て奥側)に引っ込んだ状態(当該断面図において右側の壁面内に収容されている状態}であり、下遮蔽部材2226が閉鎖状態{遊技盤から(遊技者から見て手前側に)突き出した状態(当該断面図において左側に突出している状態)}であるため、上遮蔽部材2225の位置から落下した遊技球は、下遮蔽部材2226に落下を阻害され、下遮蔽部材2226の位置よりも下流には流下不可能又は流下困難となっていることが理解される。
以上説明したように、第2実施形態においては、上遮蔽部材2225は小当り遊技開始から一定時間後(本例では、小当り遊技開始から5秒後)に開放されるように設定されており、下遮蔽部材2226は電源投入時から一定周期(本例では、4秒周期)で閉鎖状態と開放状態との遷移を繰り返すよう構成されている(下遮蔽部材2226の開放タイミングは周期的なものとなる)状況下、V入賞口2227への入球の可否は、上遮蔽部材2225が開放状態となるタイミング(換言すれば、小当り遊技開始のタイミング)によって主に決定されるのである(下遮蔽部材2226が開放状態となるタイミングと上遮蔽部材2225が開放状態となるタイミングとが略一致する予定である小当り遊技が開始される場合に、V入賞口2227へ遊技球が入球し得る)。
尚、第2実施形態はあくまで一例であり、上遮蔽部材2225及び下遮蔽部材2226は、遊技球の落下を阻害不能又は阻害困難な状態と、遊技球の落下を阻害可能又は阻害容易な状態と、を遷移可能であればどのような構造であってもよいし、その他の構成に関しても何ら限定されるものではない。
次に、図60は、主制御基板1000が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。本実施形態との相違点は、ステップ1050(第2)及びステップ3300(第2)〜ステップ3700(第2)であり、即ち、遊技機の電源投入後、初期設定を行った後(不図示)、ステップ1050(第2)で、主制御基板1000は、後述する、振動センサ監視処理を実行し、ステップ1100に移行する。
また、ステップ1400で主遊技図柄表示処理を実行した後、ステップ3300(第2)で、主制御基板1000は、後述する、特別遊技作動条件判定処理を実行する。次に、ステップ3400(第2)で、主制御基板1000は、後述する、特別遊技制御処理を実行する。次に、ステップ3500(第2)で、主制御基板1000は、後述する、小当り遊技制御処理を実行する。次に、ステップ3600(第2)で、主制御基板1000は、後述する、上遮蔽部材駆動制御処理を実行する。次に、ステップ3650(第2)で、主制御基板1000は、後述する、下遮蔽部材駆動制御処理を実行する。次に、ステップ3700(第2)で、主制御基板1000は、後述する、V入賞口入球判定処理を実行し、ステップ3000に移行する。
次に、図61は、第2実施形態における、図60のステップ1050(第2)のサブルーチンに係る、振動センサ監視処理のフローチャートである。まず、ステップ1088で、振動センサ監視手段1065は、小当り遊技関連情報一時記憶手段1177aを参照し、小当り実行フラグがオンであるか否か、換言すると、現在小当り遊技中であるか否かを判定する。ステップ1088でYesの場合、ステップ1089で、振動センサ監視手段1065は、振動センサ500から出力されている信号を参照し、振動センサ500が、振動エラーとなる振動を検出中であるか否かを判定する。ステップ1089でYesの場合、ステップ1090で、振動センサ監視手段1065は、V入賞口2227への入球を検知したか否かを判定する。ステップ1090でYesの場合、ステップ1091で、振動センサ監視手段1065は、第2振動エラーに係るコマンドを、サブメイン制御部2320へ送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセット(ステップ3200の制御コマンド送信処理によってサブメイン制御部2320側に送信される)する。次に、ステップ1092で、振動センサ監視手段1065は、電動役物2112、第1大入賞口2120及び第2大入賞口2220の駆動と、主遊技図柄及び補助遊技図柄の変動及び表示とを停止し、振動エラーからの解除を待機する(扉開放、且つ、電源再投入を実行することにより、当該エラーから復帰することとなる)。他方、ステップ1090でNoの場合、ステップ1093で、振動センサ監視手段1065は、第1振動エラーに係るコマンドを、サブメイン制御部2320へ送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセット(ステップ3200の制御コマンド送信処理によってサブメイン制御部2320側に送信される)し、次の処理(ステップ1100の処理)に移行する。尚、ステップ1088又は、ステップ1089でNoの場合にも、次の処理(ステップ1100の処理)に移行する。
次に、図62は、第2実施形態に係る図18におけるステップ1400(1){ステップ1400(2)}のサブルーチンに係る、第1主遊技図柄表示処理(第2主遊技図柄表示処理)のフローチャートである。第2実施形態においては、変動開始条件として、小当り遊技中でないことが本実施形態から追加されている。その他の本実施形態との相違点は、ステップ1434及びステップ1436であり、即ち、ステップ1430で停止図柄が大当り図柄ではない場合、ステップ1434(第2)で、小当り遊技制御手段1177は、小当り遊技関連情報一時記憶手段1177aを参照し、当該主遊技図柄の停止図柄が小当り図柄であるか否かを判定する。ステップ1434(第2)でYesの場合、ステップ1436(第2)で、小当り遊技制御手段1177は、小当り遊技関連情報一時記憶手段1177aのフラグエリア内にある、小当りフラグをオンにし、ステップ1500に移行する。尚、ステップ1434(第2)でNoの場合にも、ステップ1500に移行する。
ここで、図63(主遊技テーブル1)は、第1主遊技用当否抽選テーブルMN11ta‐A(第2主遊技用当否抽選テーブルMN11ta‐B)の一例である。本実施形態との相違点は、第1主遊技側と第2主遊技側と共に小当りに当選し得るよう構成されており、第2主遊技側における当否抽選結果はほぼ(1020/1024の確率で)小当りとなる。尚、当選確率はあくまでも一例であり、これには何ら限定されない。
また、図63(主遊技テーブル2)は、第1主遊技図柄決定用抽選テーブルMN41ta‐A(第2主遊技図柄決定用抽選テーブルMN41ta‐B)の一例である。本実施形態との相違点は、小当り図柄を設けたことであり、小当りに当選した場合、第1主遊技側は1種類、第2主遊技側は2種類の主遊技図柄候補のうちから一つの主遊技図柄が小当り図柄として決定されるよう構成されている。尚、乱数値や停止図柄の種類についても、あくまで一例であり、これには限定されない{例えば、ハズレ図柄は一種類の図柄であることには限定されず、複数種類の図柄を設けるよう構成してもよく、特定の図柄が停止表示された場合には当該特定の図柄が停止表示される前とは、主遊技図柄の変動態様の種類及び/又は選択率が異なる状態(限定頻度状態)へ移行するよう構成してもよい}。
次に、図64は、第2実施形態に係る図63におけるステップ1500のサブルーチンに係る、特定遊技終了判定処理のフローチャートである。本実施形態との相違点は、確率変動遊技状態が主遊技図柄の変動回数によって終了しなくなったことであり、即ち、確変回数カウンタ1181aのカウンタ値や主遊技確変フラグに係る処理が削除されている。
次に、図65は、第2実施形態に係る図60におけるステップ3300(第2)のサブルーチンに係る、特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。まず、ステップ3302で、条件判定手段1161は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリアを参照し、条件装置作動フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ3302でYesの場合、ステップ3304で、特別遊技制御手段1170は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195のフラグエリア内にある、特定遊技フラグ(主遊技時短フラグ・補助遊技時短フラグ)をオフにする。次に、ステップ3306で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181bの値をクリアする。次に、ステップ3308で、特別遊技制御手段1170は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、特別遊技移行許可フラグをオンにする。次に、ステップ3310で、特別遊技制御手段1170は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、条件装置作動フラグをオフにし、次の処理{ステップ3400(第2)の処理}に移行する。尚、ステップ3302でNoの場合も、次の処理{ステップ3400(第2)の処理}に移行する。
次に、図66は、図60におけるステップ3400(第2)のサブルーチンに係る、特別遊技制御処理のフローチャートである。まず、ステップ3402で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリアを参照し、特別遊技移行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ3402でYesの場合、ステップ3404及びステップ3406で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、特別遊技移行許可フラグをオフにすると共に特別遊技実行フラグをオンにする。次に、ステップ3407で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内のラウンド数カウンタ(不図示)に初期値(本例では、1)をセットする。次に、ステップ3408で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技を開始する旨の情報(特別遊技開始表示指示コマンド)を、サブメイン制御部側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセット(ステップ3200の制御コマンド送信処理にて、サブメイン制御部2320側に送信される)し、ステップ3412に移行する。
他方、ステップ3402でNoの場合、ステップ3410で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照し、特別遊技実行フラグがオンであるか否かを判定する。そして、ステップ3410でYesの場合には、ステップ3412に移行する。尚、ステップ3410でNoの場合には、特別遊技実行手段1173は、特別遊技の許可が下りていないと判定し、次の処理{ステップ3500(第2)の処理}に移行する。
次に、ステップ3412で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリアを参照し、ラウンド継続フラグがオフであるか否か、換言すれば、各ラウンドの開始直前であるか否かを判定する。ステップ3412でYesの場合、即ち、各ラウンドの開始直前である場合、まず、ステップ3414で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194に開放パターンをセットする。次に、ステップ3416で、特別遊技実行手段1173は、入賞球カウンタのカウンタ値をゼロクリアする。次に、ステップ3418で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、ラウンド継続フラグをオンにする。次に、ステップ3420で、特別遊技実行手段1173は、第1大入賞口2120の第1大入賞口電動役物2122を駆動して第1大入賞口2120を開放し、特別遊技用タイマ1178(特に開放時間タイマ)に所定時間(例えば、30秒)をセットしてスタートし、ステップ3422に移行する。他方、ステップ3412でNoの場合、即ち、大入賞口が開放中である場合、ステップ3414〜3420の処理を行うことなく、ステップ3422に移行する。
次に、ステップ3422で、特別遊技実行手段1173は、現在の特別遊技中に係る遊技状態コマンド(例えば、現在のラウンド数や遊技球の入賞個数等)を、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセット(ステップ3200の制御コマンド送信処理にて、サブメイン制御部2320側に送信される)する。次に、ステップ3424で、特別遊技実行手段1173は、入賞球カウンタのカウンタ値を参照し、当該ラウンドで第1大入賞口2120に所定個数(例えば、10球)の入賞球があったか否かを判定する。ステップ3424でYesの場合には、ステップ3428に移行する。他方、ステップ3424でNoの場合、ステップ3426で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技用タイマ1178(特に開放時間タイマ)を参照して大入賞口開放に係る所定時間(例えば、30秒)が経過したか否かを判定する。ステップ3426でYesの場合にも、ステップ3428に移行する。尚、ステップ3426でNoの場合には、次の処理{ステップ3500(第2)の処理}に移行する。
次に、ステップ3428で、特別遊技実行手段1173は、第1大入賞口2120の第1大入賞口電動役物2122の駆動を停止して第1大入賞口2120を閉鎖する。次に、ステップ3430で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技用タイマ1178(特に開放時間タイマ)をリセットする。次に、ステップ3432で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、ラウンド継続フラグをオフにする。次に、ステップ3433で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内のラウンド数カウンタ1173aのカウンタ値に1を加算する。次に、ステップ3434で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照し、最終ラウンドが終了したか否か(例えば、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内のラウンド数カウンタ1173a)のカウンタ値が最大ラウンド数を超過したか否か)を判定する。ステップ3434でYesの場合、ステップ3436で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、特別遊技実行フラグをオフにする。次に、ステップ3438で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技を終了する旨の情報(特別遊技終了表示指示コマンド)を、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセット(ステップ3200の制御コマンド送信処理にて、サブメイン制御部2320側に送信される)する。そして、ステップ3450(第2)で、特定遊技制御手段1180は、後述の特別遊技終了後の遊技状態決定処理を実行し、次の処理{ステップ3500(第2)の処理}に移行する。尚、ステップ3434でNoの場合にも、次の処理{ステップ3500(第2)の処理}に移行する。
次に、図67は、図66におけるステップ3450(第2)のサブルーチンに係る、特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。まず、ステップ3452で、特定遊技制御手段1180は、表示制御手段1150を参照し、V入賞口2227への入球を契機とした特別遊技終了後ではないか否かを判定する(第2実施形態においては、小当り遊技中にV入賞口2227へ遊技球が入球することを契機として、特別遊技が実行されるよう構成されている)。ステップ3452でYesの場合、ステップ3454で、特定遊技制御手段1180は、表示制御手段1150を参照し、停止図柄が時短大当り図柄(特別遊技の実行終了後に時間短縮遊技状態に移行する大当り図柄であり、本例では、4B・5A・5B・7A・7B)であるか否かを判定する。ステップ3454でYesの場合、ステップ3458に移行する。他方、ステップ3452でNoの場合、ステップ3456で、特定遊技制御手段1180は、表示制御手段1150を参照し、時短小当り図柄(特別遊技の実行終了後に時間短縮遊技状態に移行することとなる、当該特別遊技への移行契機となる小当り図柄であり、本例では、7AK・7BK)を契機とした特別遊技終了後であるか否かを判定する。ステップ3456でYesの場合にはステップ3458に移行する。
次に、ステップ3458で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181bのカウンタ値に所定回数(本例では、100回)をセットする。次に、ステップ3460及びステップ3462で、特定遊技制御手段1180は、特定遊技関連情報一時記憶手段1195のフラグエリア内にある、主遊技時短フラグ及び補助遊技時短フラグをオンにし、次の処理{ステップ3500(第2)の処理}に移行する。尚、ステップ3454又はステップ3456でNoの場合にも次の処理{ステップ3500(第2)の処理}に移行する。
次に、図68は、図60におけるステップ3500(第2)のサブルーチンに係る、小当り遊技制御処理のフローチャートである。まず、ステップ3501で、小当り遊技制御手段1177は、小当り遊技関連情報一時記憶手段1177aのフラグエリアを参照し、排出待機中フラグ{後述するステップ3522でオンとなるフラグであり、即ち、予定されていた小当り遊技(特に、予定されていた第2大入賞口2220の開放パターン)の実行終了後において、第2大入賞口2220内に残存している遊技球の排出待ち期間(排出待機時間)中においてオンとなるフラグ}がオフであるか否かを判定する。ステップ3501でYesの場合、ステップ3502で、小当り遊技制御手段1177は、小当り遊技関連情報一時記憶手段1177aのフラグエリアを参照し、小当りフラグがオンであるか否かを判定する。ステップ3502でYesの場合、ステップ3504で、小当り遊技制御手段1177は、小当り遊技関連情報一時記憶手段1177aのフラグエリア内にある、小当りフラグをオフにする。次に、ステップ3505で、小当り遊技制御手段1177は、当該ラウンドの第2大入賞口2220の開放パターン(本例では、例えば、すべての小当り図柄において、「0.2秒開放→0.8秒閉鎖→1秒開放→1秒閉鎖→1秒開放→閉鎖」であり、遊技球を第2大入賞口2220に向けて発射し続けていれば、第2大入賞口2220に遊技球が複数球入球するよう構成されている)をセットする。次に、ステップ3506で、小当り遊技制御手段1177は、小当り遊技関連情報一時記憶手段1177aのフラグエリア内にある、小当り実行フラグをオンにする。次に、ステップ3507で、小当り遊技制御手段1177は、小当り実行開始コマンド(小当り遊技が開始された旨のコマンドであり、遊技者に第2大入賞口2220へ向けた遊技球の発射を促すためのコマンドである)を、サブメイン制御部2320へ送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセット(ステップ3200の制御コマンド送信処理によってサブメイン制御部2320側に送信される)する。次に、ステップ3508で、小当り遊技制御手段1177は、第2大入賞口2220を開放すると共に、小当り遊技用タイマ1177bをスタートする(タイマ値がカウントダウンされる)。次に、ステップ3509で、小当り遊技制御手段1177は、排出待機タイマ1177c(インクリメントタイマ)をスタートし、ステップ1712に移行する。尚、第2実施形態においては、当該排出待機タイマ1177cが小当り遊技開始時からの経過時間を計測することにより、当該小当り開始から所定時間(本例では、10秒)経過後に排出待機時間が終了するよう構成されている{勿論、排出待機時間の計測方法はこれには限定されず、例えば、予定されていた小当り遊技(特に、予定されていた第2大入賞口2220の開放パターン)の実行終了後から計測開始してもよい}。
他方、ステップ3502でNoの場合、ステップ3510で、小当り遊技制御手段1177は、小当り遊技関連情報一時記憶手段1177aのフラグエリアを参照し、小当り実行フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ3510でYesの場合、ステップ3512に移行する。
次に、ステップ3512で、小当り遊技制御手段1177は、第2大入賞口入賞検出装置2224‐1を参照し、第2大入賞口2220に遊技球の入賞(入球)があったか否かを判定する。ステップ3512でYesの場合、ステップ3514で、小当り遊技制御手段1177は、小当り遊技関連情報一時記憶手段1177aを参照して第2大入賞口2220に所定個数(例えば、10個)の入賞球があったか否かを判定する。ステップ3514でYesの場合には、ステップ3518に移行する。他方、ステップ3512又はステップ3514でNoの場合、ステップ3516で、小当り遊技制御手段1177は、小当り遊技用タイマ1177bを参照して大入賞口開放に係る所定時間(例えば、4秒)が経過したか否かを判定する。ステップ3516でYesの場合、ステップ3518に移行する。
次に、ステップ3518で、小当り遊技制御手段1177は、第2大入賞口電動役物2222の駆動を停止して第2大入賞口2220を閉鎖する。次に、ステップ3522で、小当り遊技制御手段1177は、小当り遊技関連情報一時記憶手段1177aのフラグエリア内にある、排出待機中フラグをオンにし(本処理実行タイミングから排出待機時間が開始されることとなる)、ステップ3524に移行する。尚、ステップ3501でNoの場合にも、ステップ3524に移行する。
次に、ステップ3524で、小当り遊技制御手段1177は、排出待機タイマ1177cを参照し、当該タイマ値が排出待機時間終了値(本例では、10秒)となったか否かを判定する。ステップ3524でYesの場合、ステップ3525で、小当り遊技制御手段1177は、排出待機タイマ1177cをゼロクリアする。次に、ステップ3526で、小当り遊技制御手段1177は、小当り遊技関連情報一時記憶手段1177aのフラグエリア内にある、排出待機中フラグをオフにする。次に、ステップ3528で、小当り遊技制御手段1177は、小当り遊技用タイマ1177bを停止してリセットする。次に、ステップ3530で、小当り遊技制御手段1177は、小当り遊技関連情報一時記憶手段1177aのフラグエリア内にある小当り実行フラグをオフにし、次の処理{ステップ3600(第2)の処理}に移行する。尚、ステップ3510、ステップ3516又はステップ3524でNoの場合にも次の処理{ステップ3600(第2)の処理}に移行する。
次に、図69は、図60におけるステップ3600(第2)のサブルーチンに係る、上遮蔽部材駆動制御処理のフローチャートである。まず、ステップ3602で、上遮蔽部材駆動制御手段1183は、小当り遊技関連情報一時記憶手段1177aのフラグエリアを参照し、小当り実行フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ3602でYesの場合、ステップ3604で、上遮蔽部材駆動制御手段1183は、所定の駆動パターン(本例では、「5秒閉鎖→1秒開放→24秒閉鎖」を繰り返すパターン)にて上遮蔽部材2225の駆動を開始し、次の処理{ステップ3650(第2)の処理}に移行する。尚、上遮蔽部材2225の駆動パターンは変更しても問題ないが、本例では、上遮蔽部材2225の開放タイミングと下遮蔽部材2226の開放タイミングとが一致した場合にのみ、遊技球がV入賞口2227に入球可能となるよう構成されているため、開放時間を3秒等の長時間としたり、駆動開始から10秒以上開放しないよう構成する等として、V入賞口2227に入球不可能には構成しないことが望ましい。他方、ステップ3602でNoの場合、ステップ3606で、上遮蔽部材駆動制御手段1183は、上遮蔽部材2225を閉鎖状態(初期位置)にして駆動を終了し、次の処理{ステップ3650(第2)の処理}に移行する。このように、第2実施形態においては、上遮蔽部材2225は小当り遊技の開始(小当りに係る第2大入賞口2220の開放開始)を契機として駆動を開始し、小当り遊技の終了を契機として駆動を終了するよう構成されており、前記上遮蔽部材2225の開放パターンにて1回駆動するよりも前に小当り遊技が終了し、上遮蔽部材2225の駆動は終了するよう構成されている。尚、小当り遊技には排出待機時間が設けられているため、小当り遊技に係る第2大入賞口2220の開放が終了した以降も、当該排出待機時間が終了するまで小当り遊技は終了しないこととなる。
次に、図70は、図60におけるステップ3650(第2)のサブルーチンに係る、下遮蔽部材駆動制御処理のフローチャートである。まず、ステップ3652で、下遮蔽部材駆動制御手段1185は、電源投入後から常時一定の駆動パターン(本例では、「3秒閉鎖→1秒開放」を繰り返すパターン)にて下遮蔽部材2226を駆動し、次の処理{ステップ3700(第2)の処理}に移行する。このように、上遮蔽部材2225が小当り遊技の開始を契機として駆動を開始することに対して、下遮蔽部材2226は遊技機の電源投入を契機として駆動を開始するよう構成されている。
次に、図71は、図60におけるステップ3700(第2)のサブルーチンに係る、V入賞口入球判定処理のフローチャートである。まず、ステップ3702で、V入賞口制御手段1187は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリアを参照し、条件装置作動予約フラグ(後述するステップ3710でオンとなるフラグであり、即ち、排出待機時間中においてV入賞口2227に遊技球が入球した場合にオンとなるフラグ)がオフであるか否かを判定する。ステップ3702でYesの場合、ステップ3704で、V入賞口制御手段1187は、V入賞口入球判定手段1114を参照し、V入賞口2227への遊技球の入球があったか否かを判定する。ステップ3704でYesの場合、ステップ3706で、V入賞口制御手段1187は、V入賞口有効期間(小当り遊技の開始タイミングから、当該小当り遊技に係る排出待機時間終了タイミングまでの期間)内であるか否かを判定する。ステップ3706でYesの場合、ステップ3710で、V入賞口制御手段1187は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、条件装置作動予約フラグをオンにし、次の処理(ステップ3000の処理)に移行する。
他方、ステップ3702でNoの場合、ステップ3712で、V入賞口制御手段1187は、V入賞口有効期間(小当り遊技の開始タイミングから、当該小当り遊技に係る排出待機時間終了タイミングまでの期間)が終了したか否かを判定する。ステップ3712でYesの場合、ステップ3714で、V入賞口制御手段1187は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194のフラグエリア内にある、条件装置作動フラグをオンにし、次の処理(ステップ3000の処理)に移行する。尚、ステップ3704、ステップ3706又はステップ3712でNoの場合にも、次の処理(ステップ3000の処理)に移行する。また、ステップ3706でNoの場合、換言すれば、小当り遊技が実行されていないにも拘わらずV入賞口2227に遊技球が入球する等の不正入球の危険性が高まる場合においては、適宜エラー処理を実行するよう構成しておくことが好適である。尚、V入賞口2227への入球に係る特別遊技のラウンド数は「15R」となっており、「小当り遊技→V入賞口2227への入球に係る特別遊技」の一連の流れを合計すると、小当り遊技に係るラウンド数の「1R」と特別遊技に係るラウンド数の「15R」とで、「16R」となっている。
次に、図72は、第2実施形態における、図56のステップ6800(変2)のサブルーチンに係る、エラー表示実行制御処理のフローチャートである。同図においては本実施形態からの変更例2との相違点について詳述する。本実施形態からの変更例2との相違点は、ステップ6810(第2)〜ステップ6814(第2)であり、即ち、ステップ6802で第1振動エラーに係る信号を受信した場合、ステップ6810(第2)で、エラー制御手段2325は、当該第1振動エラーに係るコマンド受信タイミングから所定時間A(本例では、300秒)経過、又は、電源を再投入するまで、LEDの点灯態様をエラー時点灯態様に書き換えて実行し、演出表示装置(例えば、装飾図柄表示領域2311)上にてエラー報知を実行する。次に、ステップ6812(第2)で、エラー制御手段2325は、当該第1振動エラーに係るコマンド受信タイミングから所定時間B(本例では、90秒)経過、又は、電源を再投入するまで、効果音をエラー時サウンド態様に書き換えて実行し、次の処理(ステップ6100の処理)に移行する。
また、ステップ6806で第2振動エラーに係る信号を受信した場合、ステップ6814(第2)で、エラー制御手段2325は、当該第2振動エラーに係るコマンド受信タイミングから当該第2振動エラーが解除される(扉を開放、且つ、電源の再投入を実行すると解除される)まで、LEDの点灯態様をエラー時点灯態様に書き換えて実行し、効果音をエラー時サウンド態様に書き換えて実行し、演出表示装置(例えば、装飾図柄表示領域2311)上にてエラー報知を実行し、次の処理(ステップ6100の処理)に移行する。尚、本例においては、第1振動エラーと第2振動エラーとで、エラー時点灯態様、エラー時サウンド態様及びエラー報知を、同様の演出態様としたがこれには限定されず、発生した振動エラーの種類によって相違し得るよう構成してもよい。
次に、図73は、図40におけるステップ6400のサブルーチンに係る、特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。本実施形態との相違点は、ステップ6410(第2)〜ステップ6418(第2)であり、即ち、ステップ6408で大当り開始表示に係るコマンドをセットした後、又は、ステップ6402で特別遊技中フラグがオンであった場合に、ステップ6410(第2)で、背景演出表示制御手段SM23は、メイン側から逐次送信されている遊技情報に基づき、演出表示装置(例えば、装飾図柄表示領域2311)上にてラウンド数と入賞個数を逐次表示する(遊技性や大当りの種類等に基づき、必要に応じて適宜実行すればよい)。
次に、ステップ6412(第2)で、背景演出表示制御手段SM23は、当該実行中の大当りの当選時の遊技状態と停止中の大当り図柄に基づき、実行中の特別遊技に係る演出を表示するコマンドをセット(ステップ6700の表示コマンド送信制御処理にてサブサブ制御部2310側に送信される)する。次に、ステップ6414(第2)で、背景演出表示制御手段SM23は、メイン側情報一時記憶手段SM11bを参照し、メイン側から特別遊技終了表示指示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6414(第2)でYesの場合、ステップ6416(第2)で、背景演出表示制御手段SM23は、演出表示装置(例えば、装飾図柄表示領域2311)上で、大当り終了表示を行う(大当りの種類に基づき適宜表示を行う)。次に、ステップ6418(第2)で、背景演出表示制御手段SM23は、背景演出関連情報一時記憶手段SM23bのフラグエリア内にある、特別遊技中フラグをオフにし、次の処理(ステップ6700の処理)に移行する。尚、ステップ6414(第2)でNoの場合にも、次の処理(ステップ6700の処理)に移行する。
以上のように構成することで、第2実施形態に係る遊技機においては、小当り遊技実行中にV入賞口2227に遊技球が入球することに起因して特別遊技が実行され得るよう構成し、複数の振動エラーを設け、振動を検知している状況下において小当り遊技実行中にV入賞口2227に遊技球が入球した場合に第1振動エラーよりも重大なエラーである第2振動エラーとするよう構成することにより、当該構成の遊技機においても適切な振動エラー報知態様とすることができることとなる。
尚、第2実施形態においては、第1振動エラーは電源再投入又は当該エラー発生から所定時間経過により解除される一方、第2振動エラーは扉開放且つ電源再投入により解除されるよう構成されており、即ち、第1振動エラーと第2振動エラーとで解除条件が相違するよう構成したが、当該解除条件は変更しても問題なく、第1振動エラーと第2振動エラーとで解除条件が相違していれば問題ない。
(第2実施形態からの変更例1)
尚、第2実施形態においては、小当り遊技実行中にV入賞口2227に遊技球が入球することに起因して特別遊技が実行されるような遊技機において、振動エラーを複数設け、発生した振動エラーによって、エラー報知態様が相違し得るよう構成したが、当該構成の遊技にて異なる振動エラー態様となる構成にて同様の効果を創出することができる。そこで、そのような構成を第2実施形態からの変更例1とし、以下、第2実施形態との相違点についてのみ詳述する。
はじめに、図74は、図60におけるステップ1050(第2変1)のサブルーチンに係る、振動センサ監視処理のフローチャートである。まず、ステップ1094で、振動センサ監視手段1065は、振動センサ500から出力されている信号を参照し、振動センサ500が、振動エラーとなる振動を検出しているか否かを判定する。尚、詳細は後述するが、第2実施形態からの変更例1においては、振動エラーとして検出される振動として、弱振動と、弱振動よりも振動の強度が強い及び又は衝撃が強い強振動とが存在し、本処理においては弱振動と強振動とのいずれかが検出されていれば、Yesとなる。尚、弱振動と強振動との判別方法としては、(1)振動又は衝撃の強弱を判別可能な1つの振動センサにて判別する、(2)振動センサを2つ設け、一方は振動又は衝撃が伝わり易い位置(例えば、遊技機の遊技者から見て手前側から近い位置)に配置し、他方は振動又は衝撃が伝わり難い(振動又は衝撃が伝わり易い位置の振動センサよりも振動又は衝撃が伝わり難ければよい)位置(例えば、遊技機の遊技者から見て手前側から遠い位置)に配置し、当該2つの振動センサの双方が振動を検知した場合には強振動とし、当該2つの振動センサのいずれかが振動を検知した場合には弱振動とする、等のように構成してもよい。ステップ1094でYesの場合、ステップ1095で、振動センサ監視手段1065は、振動エラーに係るコマンドを、サブメイン制御部2320へ送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセット(ステップ3200の制御コマンド送信処理によってサブメイン制御部2320側に送信される)する。次に、ステップ1096で、振動センサ監視手段1065は、振動センサ500から出力されている信号を参照し、当該検出した振動は強振動であるか否かを判定する。ステップ1096でYesの場合、ステップ1097で、振動センサ監視手段1065は、V入賞口2227へ遊技球が入球したか否かを判定する。ステップ1097でYesの場合、ステップ1098で、振動センサ監視手段1065は、振動エラーに係る信号を外部端子板へ送信する旨を記憶(ステップ3100の外部信号出力によって外部端子板に送信される)し、次の処理(ステップ1100の処理)に移行する。尚、ステップ1094、ステップ1096又はステップ1097でNoの場合にも、次の処理(ステップ1100の処理)に移行する。
次に、図75は、第2実施形態からの変更例1における、図56のステップ6800(第2変1)のサブルーチンに係る、エラー表示実行制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6816で、エラー制御手段2325は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、振動エラーに係るコマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6816でYesの場合、ステップ6818で、エラー制御手段2325は、当該振動エラーに係るコマンド受信タイミングから所定時間(例えば、100秒)経過まで、LEDの点灯態様をエラー時点灯態様に書き換えて実行し、効果音をエラー時サウンド態様に書き換えて実行し、演出表示装置(例えば、装飾図柄表示領域2311)上にてエラー報知を実行する。次に、ステップ6812(第2)で、エラー制御手段2325は、当該第1振動エラーに係るコマンド受信タイミングから所定時間B(本例では、90秒)経過、又は、電源を再投入するまで、次の処理(ステップ6100の処理)に移行する。尚、ステップ6816でNoの場合にも次の処理(ステップ6100の処理)に移行する。
以上のように構成することで、第2実施形態からの変更例1においては、振動エラーとして検出される振動として、弱振動と、弱振動よりも振動の強度が強い及び又は衝撃が強い強振動とを設け、弱振動と強振動とのどちらが発生してもサブ側にはエラーに係るコマンドを出力する一方、今日振動が発生した場合にのみ外部端子板にエラーに係る信号を出力し得るよう構成しているため、重大なエラーと重大でないエラーとでエラー報知態様を相違させることができることとなり、適切なエラー報知を実行することができることとなる。
(第2実施形態からの変更例2)
尚、第2実施形態からの変更例1においては、振動エラーが発生した場合には、振動エラーの種類(弱振動であるか強振動であるか)に拘らず、サブ側にてエラーである旨の報知を実行するよう構成したが、このような構成とせずに適切な振動エラー報知態様である遊技機を創出することができる。そこで、そのような構成を第2実施形態からの変更例2とし、以下、第2実施形態からの変更例1との変更点についてのみ詳述する。
はじめに、図76は、図60におけるステップ1050(第2変1)のサブルーチンに係る、振動センサ監視処理のフローチャートである。第2実施形態からの変更例1からの変更点は、ステップ1099‐1(第2変2)及びステップ1099‐2(第2変2)であり、即ち、ステップ1098で振動エラーに係る信号を外部端子板へ送信する旨を記憶(ステップ3100の外部信号出力によって外部端子板に送信される)した後、ステップ1099(第2変2)で、振動センサ監視手段1065は、振動エラーに係るコマンドを、サブメイン制御部2320へ送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセット(ステップ3200の制御コマンド送信処理によってサブメイン制御部2320側に送信される)する。次に、ステップ1099‐2(第2変2)で、振動センサ監視手段1065は、当該振動エラーから復帰するまで遊技の進行を停止する。
以上のように構成することで、第2実施形態からの変更例1に係る遊技機においては、主制御基板1000側では、振動を常時検出可能となっていることに対して、副制御基板2320側では、強振動が検出されている状況下で、V入賞口2227に遊技球が入球した場合にのみ振動を検出可能となっており、そのように構成することにより、遊技の結果に影響を及ぼす振動が発生した場合以外には、エラーである旨の報知が実行されず、遊技者を不必要に不安にさせることのない遊技機を創出することができることとなる。
また、本例の構成に適用可能な振動エラーに係る構成としては、(1)主制御基板側は常時(又は、特別遊技実行中のみ)振動検知を監視しており、振動を検知した場合には副制御基板側に振動検知に係るコマンドを送信し、副制御基板側が当該振動検知に係るコマンドを受信した場合には、副制御基板側にて当該コマンドに係るエラー報知を実行するか否かを決定する、(2)主制御基板側は常時(又は、特別遊技実行中のみ)振動検知を監視しており、振動を検知した場合且つ所定の条件(例えば、遊技球が所定の検出装置に検出された)を満たした場合には副制御基板側に振動検知に係るコマンドを送信し、副制御基板側が当該振動検知に係るコマンドを受信した場合には、必ずエラー報知を実行する、等の構成としてもよい。
ここで、本例に係る遊技機の振動エラーの実行態様に係る構成を図77に例示する。同図においては、「エラー時の報知」、「エラー発生原因」、「エラー中の遊技機の状態」、「エラー時の措置」について、本例の構成に適用可能な構成を例示している。また、前述した振動エラー実行態様の各項目については、該当する処理(ステップ)を「該当処理」にて示している。振動エラー実行態様の具体例としては、
(1)エラー時の報知:枠装飾LED、上皿電飾LED、枠演出LEDの点灯、演出表示装置における表示、効果音により報知、メイン側のエラー表示灯が点灯→ステップ6002(変1)に該当、
エラー発生原因:振分大入賞口の開放時間中、振分大入賞口の開放終了から所定時間(例えば、2秒)経過まで及び通常大入賞口の開放時間中に入賞した遊技球がすべて排出されるまでの期間にて、振動を検出、断線、短絡又は故障した場合→ステップ1085に該当、
エラー中の遊技機の状態:エラー前と変化なし、
エラー時の措置:所定時間経過又は電源再投入でエラー表示終了→ステップ6808に該当、
(2)エラー時の報知:枠装飾LED、装飾LEDの点灯→ステップ6804に該当、
エラー発生原因:振分大入賞口の開放中以外の状況にて振動が検出された場合→ステップ1083に該当、
エラー中の遊技機の状態:エラー前と変化なし、
エラー時の措置:電源を再投入、又は、エラー発生から所定時間A(例えば、10秒)経過後にエラー表示終了→ステップ6804に該当、
(3)エラー時の報知:→枠装飾LED、装飾LEDの点滅、演出表示装置において「台をたたかないでください」と表示、効果音を出力→ステップ6808に該当、
エラー発生原因:振分大入賞口の開放中にて振動が検出された場合→ステップ1085に該当、
エラー中の遊技機の状態:エラーを表示、
エラー時の措置:RAMクリアボタンを押下した状態で電源を再投入、又は、エラー発生から所定時間B(例えば、300秒)経過後にエラー表示終了→ステップ6808に該当、
(4)エラー時の報知:枠装飾LED1、枠装飾LED2及び盤面装飾LEDが点灯→ステップ6818に該当、
エラー発生原因:振動センサが振動を検知→ステップ1094に該当、
エラー中の遊技機の状態:エラーの表示、振動センサが強振動を検知中に、遊技球がV入賞口に入球した場合には遊技停止となる→ステップ1099‐2(第2変2)、
エラー時の措置:所定時間経過まで表示する→ステップ6818に該当、
(5)エラー時の報知:扉左LED、扉右LED、扉上LED、受け皿奥LED、受け皿LEDが赤色点灯、
回転体ベースLED、受け皿右下LED、サブ入力ボタンLED、回転体LEDが白色点滅、エラー効果音を出力、エラー報知を表示→ステップ6810(第2)、ステップ6814(第2)に該当、
エラー発生原因:小当り遊技実行中に振動センサが振動を感知したため→ステップ1089に該当、
エラー中の遊技機の状態:振動センサを感知し、且つ、V入賞口への入球を検知した場合に遊技状態を中断する→ステップ1092に該当、
エラー時の措置:遊技が中断した場合は扉を開放させながら電源を再投入する、上記の手順で電源を再投入しない場合は報知を続ける、遊技が中断しなかった場合は電源を再投入する、電源を再投入しない場合は異常発生後所定時間A(300秒)経過時にエラー表示を終了し、所定時間B(90秒)秒経過時に異常報知音の出力を終了する→ステップ6810(第2)〜ステップ6814(第2)に該当、
(6)エラー時の報知:演出表示装置(演出表示制御手段)に「衝撃検知」と表示、エラー効果音を出力、及び枠装飾ランプ点灯→ステップ6002(変1)に該当、
エラー発生原因: ある大入賞口が開放している間、当該ある大入賞口への入賞がない場合は、当該ある大入賞口の閉鎖から所定時間(1.2秒)秒経過するまでの間に遊技機が振動を検知、また、当該ある大入賞口への入賞があった場合は、当該ある大入賞口に入賞した遊技球が全て排出されるまでの間に遊技機が振動を検知、
エラー中の遊技機の状態:エラー前と変化なし、
エラー時の措置:異常発生後所定時間A(300秒)経過時にエラーの表示及び枠装飾ランプによる報知を終了する、但し、効果音による報知については所定時間B(30秒)経過時に終了する→ステップ6810(第2)〜ステップ6814(第2)に該当、
(7)エラー時の報知:演出表示器に「衝撃検知」を表示、効果音を出力、及び枠装飾ランプに報知→ステップ6002(変1)に該当、
エラー発生原因:内枠、ガラス枠閉鎖時にある大入賞口が開放している間、当該ある大入賞口への入賞がない場合は、当該ある大入賞口の閉鎖から所定時間(1.2秒)経過するまでの間に遊技機が振動を検知、また、当該ある大入賞口への入賞があった場合は、当該ある大入賞口に入賞した遊技球が全て排出されるまでの間に遊技機が振動を検知、
エラー中の遊技機の状態:エラー前と変化なし、
エラー時の措置:異常発生後所定時間A(300秒)経過時にエラーの表示及び枠装飾ランプによる報知を終了する、但し、効果音による報知については所定時間B(30秒)経過時に終了する→ステップ6810(第2)〜ステップ6814(第2)に該当、
(8)エラー時の報知:遊技枠装飾LEDによる報知、異常報知音を出力→ステップ6002(変1)に該当、
エラー発生原因:ある大入賞口開放時に、異常な振動を検出→ステップ1069(変1)に該当、
エラー中の遊技機の状態:入賞口への入賞、ゲートへの通過を無効にする、普通電動役物、特別電動役物、普通図柄表示装置、特別図柄表示装置の作動を停止→ステップ1073‐3(変1)に該当、
エラー時の措置:異常振動を停止し電源を再投入する、電源を再投入しない場合は、バックアップクリアスイッチ(RAMクリアボタン)を押す→ステップ1073‐3(変1)に該当、
(9)エラー時の報知:演出表示装置に「振動検出異常1」と表示、ガラス枠LEDを点灯、効果音を出力→ステップ6808に該当、
エラー発生原因:振分大入賞口の開放中にて振動が検出された→ステップ1085に該当、
エラー中の遊技機の状態:エラー前と変化なし、
エラー時の措置:異常発生後所定時間A(30秒)経過時にエラーの表示を終了する→ステップ6808に該当、
(10)エラー時の報知:演出表示装置に「振動検出異常2」と表示→ステップ6804に該当、
エラー発生原因:振分大入賞口の開放中以外の状況にて振動が検出された場合→ステップ1083に該当、
エラー中の遊技機の状態:エラー前と変化なし、
エラー時の措置:異常発生後所定時間B(10秒)経過時にエラーの表示を終了する→ステップ6804に該当、
(11)エラー時の報知:演出表示装置に「エラー36、振動検出異常1」と表示、異常報知LEDを点灯、効果音を出力→ステップ6808に該当、
エラー発生原因:振分大入賞口の開放中にて振動が検出された場合→ステップ1085に該当、
エラー中の遊技機の状態:エラー前と変化なし、
エラー時の措置:異常発生後所定時間A(30秒)経過時にエラーの表示を終了する→ステップ6808に該当、
(12)エラー時の報知:演出表示装置に「エラー37、振動検出異常2」と表示→ステップ6804に該当、
エラー発生原因:振分大入賞口の開放中以外の状況にて振動が検出された場合→ステップ1083に該当、
エラー中の遊技機の状態:エラー前と変化なし、
エラー時の措置:異常発生後所定時間B(10秒)経過時にエラーの表示を終了する→ステップ6804に該当、
のように構成してもよい。尚、これら振動エラーの実行態様における各項目は、夫々を組み合わせても問題ないし、各種数値や表示を変更しても問題ない。
ここで、本例に係る遊技機の振動エラー以外エラーの実行態様に係る構成を図78〜図86に例示する。同図においては、「エラーの種類」、「エラー時の報知」、「エラー発生原因」、「エラー中の遊技機の状態」、「エラー時の措置」について、本例の構成に適用可能な構成を例示している。振動エラー以外のエラーの実行態様の具体例としては、
(1)エラーの種類:スイッチ異常エラー、
エラー時の報知:遊技枠装飾LEDにより報知、異常報知音を出力、
エラー発生原因:遊技球の入賞感知スイッチ及び通過感知スイッチが断線または短絡状態になったため、
エラー中の遊技機の状態:スイッチが断線または短絡している入賞口への入賞、ゲートヘの通過を感知しない、
エラー時の措置:断線または短絡している入賞感知スイッチ及び通過感知スイッチを正常な状態に戻す、
(2)エラーの種類:電動役物不正入賞エラー、
エラー時の報知:遊技枠装飾LEDにより報知、異常報知音を出力、
エラー発生原因:電動役物に係る入賞口(第2主遊技始動口)が開放していない時に第2主遊技始動口スイッチ(第2主遊技始動口入球検出装置)で遊技球を2個検出したため、
エラー中の遊技機の状態:電動役物に係る入賞口(第2主遊技始動口)の開放中を除き第2主遊技始動口への入賞を無効にする
エラー時の措置:電源を再投入する、電源を再投入しない場合は、エラー状態が60秒経過で終了する当該60秒間のエラー状態中に遊技球を再度検出した場合、最後の遊技球を検出後60秒経過時にエラー状態を終了する、
(3)エラーの種類:振分大入賞口不正入賞エラー、
エラー時の報知:遊技枠装飾LEDにより報知異常報知音を出力、
エラー発生原因:振分大入賞口が開放していない時に振分大入賞ロカウントスイッチ(振分入賞検出装置)で遊技球を5個検出したため、
エラー中の遊技機の状態:振分大入賞口の開放中を除いて振分大入賞口への入賞を無効にする、
エラー時の措置:電源を再投入する、電源を再投入しない場合は、エラー状態が60秒経過で終了する当該60秒間のエラー状態中に遊技球を再度検出した場合、最後の遊技球を検出後60秒経過時にエラー状態を終了する、
(4)エラーの種類:通常大入賞口不正入賞エラー、
エラー時の報知:遊技枠装飾LEDにより報知異常報知音を出力、
エラー発生原因:通常大入賞口が開放していない時に通常大入賞口カウントスイッチ(通常入賞検出装置)で遊技球を5個検出したため、
エラー中の遊技機の状態:通常大入賞口の開放中を除いて通常大入賞口への入賞を無効にする、
エラー時の措置:電源を再投入する、電源を再投入しない場合は、エラー状態が60秒経過で終了する、当該60秒間のエラー状態中に遊技球を再度検出した場合、最後の遊技球を検出後60秒経過時にエラー状態を終了する、
(5)エラーの種類:不正球エラー、
エラー時の報知:遊技枠装飾LEDにより報知、異常報知音を出力、
エラー発生原因:不正球スイッチによって遊技球の滞留を2個検出したため、
エラー中の遊技機の状態:遊技機の状態に変化はなし、
エラー時の措置:電源を再投入する、電源を再投入しない場合は、エラー状態が60秒経過で終了する、当該60秒間のエラー状態中に遊技球を再度検出した場合、最後の遊技球を検出後60秒経過時にエラー状態を終了する、
(6)エラーの種類:磁気エラー、
エラー時の報知:遊技枠装飾LEDにより報知、異常報知音を出力、
エラー発生原因:遊技機に異常な磁気を与えたため、
エラー中の遊技機の状態:入賞口への入賞、ゲートヘの通過を無効にする、電動役物、大入賞口、補助遊技図柄表示装置、主遊技図柄表示装置の作動を停止、
エラー時の措置:異常磁気を除去し電源を再投入する、電源を再投入しない場合は、バックアップクリアスイッチ(RAMクリアボタン)を押す、
(7)エラーの種類:電波エラー、
エラー時の報知:遊技枠装飾LEDにより報知、異常報知音を出力、
エラー発生原因:遊技機に異常な電波を与えた為、
エラー中の遊技機の状態:入賞口への入賞、ゲートヘの通過を無効にする、電動役物、大入賞口、補助遊技図柄表示装置、主遊技図柄表示装置の作動を停止、
エラー時の措置:異常電波を停止し電源を再投入する、電源を再投入しない場合は、バックアップクリアスイッチ(RAMクリアボタン)を押す、
(8)エラーの種類:異常排出エラー、
エラー時の報知:遊技枠装飾LEDにより報知、異常報知音を出力、
エラー発生原因:振分大入賞口に遊技球が入賞していない時に特定領域入球検出装置又は排出球検出装置で遊技球を検出したため、
エラー中の遊技機の状態:入賞口への入賞、ゲートヘの通過を無効にする、電動役物、大入賞口、補助遊技図柄表示装置、主遊技図柄表示装置の作動を停止、
エラー時の措置:電源を再投入する、電源を再投入しない場合は、バックアップクリアスイッチ(RAMクリアボタン)を押す、
(9)エラーの種類:残存球エラー、
エラー時の報知:遊技枠装飾LEDにより報知、異常報知音を出力、
エラー発生原因:振分入賞検出装置で遊技球を検出後(2個以上検出した場合はその最後となる検出後)から30秒経過しても、排出球検出装置と特定領域入球検出装置の遊技球の通過数の合計が振分入賞検出装置の遊技球の通過数に満たないため、
エラー中の遊技機の状態:主遊技図柄表示装置の作動を停止、通常大入賞口の作動を開始しない、
エラー時の措置:電源を再投入する、電源を再投入しない場合は、排出球検出装置と
特定領域入球検出装置の遊技球の通過数の合計が振分入賞検出装置の遊技球の通過数を満たす、
(10)エラーの種類:電動役物入賞異常、
エラー時の報知:扉左LED、扉右LED、扉上LED、受け皿奥LED、受け皿LEDが赤色点灯、
エラー時の報知:回転体(遮蔽部材と同様にV入賞口への入球の可否を左右する部材)ベースLED、受け皿右下LED、サブ入力ボタンLED、回転体LEDが白色点滅、エラー効果音を出力、エラー報知を表示、
エラー発生原因:電動役物の開放開始から作動終了(又は、作動終了待機デモ時間経過)までの期間に第2主遊技始動口に6個以上入賞したため、又は、上記以外の期間に第2主遊技始動口に遊技球が5個以上入賞したため、又は、入賞異常発生後に第2主遊技始動口に遊技球が1個以上入賞したため、
エラー中の遊技機の状態:遊技状態を中断する 、
エラー時の措置:扉を開放した状態で電源を再投入、
(11)エラーの種類:排出異常、
エラー時の報知:扉左LED、扉右LED、扉上LED、受け皿奥LED、受け皿LEDが赤色点灯、回転体ベースLED、受け皿右下LED、サブ入力ボタンLED、回転体LEDが白色点滅、エラー効果音を出力、エラー報知を表示、
エラー発生原因:V入賞口及び排出口を通過した遊技球の合計が大入賞口に入賞した遊技球の個数の合計と異なる状態が60秒継続したため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:電源を再投入する、又は、大入賞口の入球数とV入賞口及び排出口の通過数の合計が合致した場合、
(12)エラーの種類:第2大入賞口動作異常、
エラー時の報知:扉左LED、扉右LEDが赤色点灯、
エラー発生原因:第2大入賞口ソレノイドが予め定めらえた動作をしなかったため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:電源を再投入する、電源を投入しない場合には異常発生後30秒経過時にエラーの表示を終了する、
(13)エラーの種類:遮蔽部材動作異常、
エラー時の報知:扉左LED、扉右LEDが赤色点灯、
エラー発生原因:遮蔽部材ソレノイドが予め定められた動作をしなかったため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:電源を再投入する、電源を投入しない場合には異常発生後30秒経過時にエラーの表示を終了する、
(14)エラーの種類:指定図柄特定領域通過、
エラー時の報知:扉左LED、扉右LED、扉上LED、受け皿奥LED、受け皿LEDが赤色点灯、回転体ベースLED、受け皿右下LED、サブ入力ボタンLED、回転体LEDが白色点滅、エラー効果音を出力、エラー報知を表示、
エラー発生原因:第2大入賞口の開放態様が短開放(V入賞口に遊技球が入球しないはずの開放態様)である場合に、V入賞口へ遊技球が入球した場合、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:電源を再投入する、電源を投入しない場合には異常発生後300秒経過時に異常ランプ表示を終了し、180秒経過後に異常報知音と異常報知画面の表示を終了する、
(15)エラーの種類:非時短時電動役物入賞、
エラー時の報知:扉左LED、扉右LED、扉上LED、受け皿奥LED、受け皿LEDが赤色点灯、回転体ベースLED、受け皿右下LED、サブ入力ボタンLED、回転体LEDが白色点滅、エラー効果音を出力、エラー報知を表示、
エラー発生原因:非時間短縮遊技状態時に電動役物の開放開始から作動終了(又は、作動終了待機デモ時間経過)までの期間に第2主遊技始動口に1個以上入賞したため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:電源を再投入する、電源を投入しない場合には異常発生後300秒経過時にエラーの表示を終了する、
(16)エラーの種類:大入賞口入賞異常、
エラー時の報知:扉左LED、扉右LED、扉上LED、受け皿奥LED、受け皿LEDが赤色点灯、回転体ベースLED、受け皿右下LED、サブ入力ボタンLED、回転体LEDが白色点滅、エラー効果音を出力、エラー報知を表示、
エラー発生原因:小当り遊技開始から当該小当り遊技終了デモ時間終了までの期間に大入賞口への入賞数の合計が15個以上入賞したため、V入賞口への入賞を契機とした特別遊技の最初のラウンド終了後に大入賞口への入賞数と排出数の整合性が取れたタイミングから、当該特別遊技終了までに大入賞口に所定数A以上入賞したため、大当り図柄の停止を契機とした特別遊技における最初のラウンド終了後から特別遊技終了までの期間に当該特別遊技終了までに大入賞口に所定数B以上入賞したため、又は、上記以外の期間に大入賞口に所定数C以上入賞したため、入賞異常発生後に大入賞口に所定数D以上入賞したため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:電源を再投入する、電源を投入しない場合には異常発生後300秒経過時に異常ランプ表示を終了し、90秒経過後に異常報知音と異常報知画面の表示を終了する、
(17)エラーの種類:磁気センサ異常、
エラー時の報知:扉左LED、扉右LED、扉上LED、受け皿奥LED、受け皿LEDが赤色点灯、回転体ベースLED、受け皿右下LED、サブ入力ボタンLED、回転体LEDが白色点滅、エラー効果音を出力、エラー報知を表示、
エラー発生原因:磁気センサが磁気を感知したため、
エラー中の遊技機の状態:遊技状態を中断する、
エラー時の措置:扉を開放した状態で電源を再投入、
(18)エラーの種類:断線・短絡異常、
エラー時の報知:扉左LEDが青色点灯、
エラー発生原因:各種始動口入球検出装置、V入賞口入球検出装置、各大入賞口入球検出装置及び排出球検出装置断線又は短絡状態となったため、
エラー中の遊技機の状態:入球検出装置が断線又は短絡している入賞口への入賞を感知しない、
エラー時の措置:スイッチを正常な状態に戻す、断線又は短絡発生後60秒経過でエラー表示を終了する、
(19)エラーの種類:第1主遊技始動口入賞異常、
エラー時の報知:扉左LED、扉右LED、扉上LED、受け皿奥LED、受け皿LEDが赤色点灯、回転体ベースLED、受け皿右下LED、サブ入力ボタンLED、回転体LEDが白色点滅、エラー効果音を出力、エラー報知を表示、
エラー発生原因:電源投入時から第1主遊技始動口への入賞数と不正防止スイッチの検知回数を監視し、第1主遊技始動口への入賞数が100個以上多かったため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:電源を再投入する、電源を投入しない場合には異常発生後300秒経過時に異常ランプ表示を終了し、90秒経過後に異常報知音と異常報知画面の表示を終了する、
(20)エラーの種類:第2主遊技始動口入賞異常、
エラー時の報知:扉左LED、扉右LED、扉上LED、受け皿奥LED、受け皿LEDが赤色点灯、回転体ベースLED、受け皿右下LED、サブ入力ボタンLED、回転体LEDが白色点滅、エラー効果音を出力、エラー報知を表示、
エラー発生原因:電源投入時から第2大入賞口への入賞数と不正防止スイッチの検知回数を監視し、第2大入賞口への入賞数が10個以上多かったため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:電源を再投入する、電源を投入しない場合には異常発生後300秒経過時に異常ランプ表示を終了し、90秒経過後に異常報知音と異常報知画面の表示を終了する、
(21)エラーの種類:特定領域通過異常、
エラー時の報知:扉左LED、扉右LED、扉上LED、受け皿奥LED、受け皿LEDが赤色点灯、回転体ベースLED、受け皿右下LED、サブ入力ボタンLED、回転体LEDが白色点滅、エラー効果音を出力、エラー報知を表示、
エラー発生原因:電源投入時から特定領域入球検出装置通過数と不正防止スイッチの検知回数を監視し、特定領域入球検出装置通過数が3個以上多かった場合に報知(報知後、又は、電源再投入で当該個数をクリアする)、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:電源を再投入する、電源を投入しない場合には異常発生後300秒経過時に異常ランプ表示を終了し、90秒経過後に異常報知音と異常報知画面の表示を終了する、
(22)エラーの種類:残存球整合異常、
エラー時の報知:枠装飾LED1が赤色点灯及び枠装飾LED2が点灯、演出表示装置 にエラーを表示、音声を出力、
エラー発生原因:振分大入賞口に入賞した遊技球が一定時間経過するまでの間にV入賞口又は排出口を通過しないため、
エラー中の遊技機の状態:エラーの表示、
エラー時の措置:電源を再投入、又はRAMクリアをする、振分大入賞口に遊技球が残存する場合は当該遊技球を排出口に通過させる、
(23)エラーの種類:振分大入賞口ソレノイド作動異常、
エラー時の報知:枠装飾LED1が赤色点灯及び枠装飾LED2、盤面装飾LEDが点灯、演出表示装置にエラーを表示、効果音を出力、
エラー発生原因:振分大入賞ロソレノイドの作動に異常が発生したため、
エラー中の遊技機の状態:エラーの表示、ホールコンピュータに異常情報を出力、
エラー時の措置:一定時間経過するまで表示、
(24)エラーの種類:誘導レバーソレノイド作動異常 、
エラー時の報知:枠装飾LED1が赤色点灯及び枠装飾LED2、盤面装飾LEDが点灯、演出表示装置にエラーを表示、効果音を出力、
エラー発生原因:誘導レバーソレノイドの作動に異常が発生したため、
エラー中の遊技機の状態:エラーの表示、ホールコンピュータに異常情報を出力、
エラー時の措置:一定時間経過するまで表示、
(25)エラーの種類:通常時右打ち大当り、
エラー時の報知:枠装飾LED1が赤色点灯及び枠装飾LED2、盤面装飾LEDが点灯、演出表示装置にエラーを表示、
エラー発生原因:非時間短縮遊技状態において、主遊技図柄表示装置に大当り図柄が表示、又は振分大入賞口に入賞した遊技球がV入賞口に入球したため、
エラー中の遊技機の状態:エラーの表示、ホールコンピュータに異常情報を出力、
エラー時の措置:大当りが終了するまで表示、
(26)エラーの種類:振分大入賞口不正入賞、
エラー時の報知:枠装飾LED1が赤色点灯及び枠装飾LED2、盤面装飾LED、右上枠LEDが点灯、演出表示装置にエラーを表示、音声及び効果音を出力、
エラー発生原因:有効時間外において、遊技球が振分大入賞口に入賞又はV入賞口又は排出口を通過したため、遊技球が振分大入賞口に入賞又はV入賞口もしくは排出口を通過したため、
エラー中の遊技機の状態:エラーの表示、ホールコンピュータに異常情報を出力、
エラー時の措置:一定時間経過するまで表示、
(27)エラーの種類:通常大入賞口不正入賞、
エラー時の報知:枠装飾LEDが赤色点灯及び枠装飾LED2、盤面装飾LED、右上枠LEDが点灯、演出表示装置にエラーを表示、音声及び効果音を出力、
エラー発生原因:有効時間外において、遊技球が通常大入賞口に入賞したため、
エラー中の遊技機の状態:エラーの表示、ホールコンピュータに異常情報を出力、
エラー時の措置:一定時間経過するまで表示、
(28)エラーの種類:電波検知、
エラー時の報知:枠装飾LED1が赤色点滅及び枠装飾LED2、盤面装飾LED、右上枠LEDが点灯、演出表示装置にエラーを表示、モニターLED3が点滅、音声及び効果音を出力、
エラー発生原因:遊技機外部より異常な電波を検知したため、
エラー中の遊技機の状態:エラーの表示、ホールコンピュータに異常情報を出力、
エラー時の措置:一定時間経過するまで表示、ただし、検知後1秒間は検知無効、
(29)エラーの種類:遊技停止、
エラー時の報知:枠装飾LED1が赤色点灯及び枠装飾LED2、盤面装飾LEDが点灯、演出表示装置にエラーを表示、主制御基板上のLEDが全消灯、可動部が稼動、モニターLED3が点灯、状態表示が「5」を点滅、音声及び効果音を出力、
エラー発生原因:磁気センサが磁石を検知したため、振動センサが強振動を検知中に、遊技球が振分入賞検出装置、排出球検出装置又はV入賞口入球検出装置を通過したため、
エラー中の遊技機の状態:遊技に関わる機能の停止、エラーの表示、ホールコンピュータに異常情報を出力、
エラー時の措置:電源を再投入、又はRAMクリアをする"
(30)エラーの種類:異常入賞、
エラー時の報知:演出表示装置に「不正入賞エラー」と表示、枠装飾表示灯、装飾表示灯を点灯、効果音を出力、
エラー発生原因:振分大入賞口の開放中に通常大入賞口に入賞、又は、通常大入賞口の開放中に振分大入賞口に入賞、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:RAMクリアボタンを押下した状態にて電源を再投入する、電源を再投入しない場合は、異常発生後30秒経過時にエラーの表示を終了する、
(31)エラーの種類:スイッチ異常エラー、
エラー時の報知:演出表示装置に「エラー1」と表示、枠装飾表示灯、装飾表示灯を点滅、効果音を出力、
エラー発生原因:入賞口の入球検出装置を通過した遊技球が入賞確認検出装置の通過を検出しないため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:RAMクリアボタンを押下した状態にて電源を再投入する、電源を再投入しない場合は、異常発生後300秒経過時にエラーの表示を終了する、
(32)エラーの種類:第2主遊技始動口異常入賞、
エラー時の報知:表示なし、
エラー発生原因:電動役物の駆動中以外に第2主遊技始動口に遊技球が2個以上入球したため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:電動役物が正常に動作するか確認する、
(33)エラーの種類:副制御基板エラー、
エラー時の報知:周辺電源表示灯が消灯、
エラー発生原因:副制御基板の異常が検出されたため、
エラー中の遊技機の状態:演出表示装置の表示が停止する、
エラー時の措置:電源を再投入し、同様のエラーが発生するか否かにより、副制御基板の故障であるかどうかを確認する、
(34)エラーの種類:磁石センサエラー、
エラー時の報知:演出表示装置に「磁石エラー」と表示、枠装飾表示灯、装飾表示灯を点滅、効果音を出力、
エラー発生原因:磁石センサが異常な磁気を検出したため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:異常な磁気の原因を除去し、RAMクリアスイッチを押下した状態にて電源を再投入する、電源を再投入しない場合には異常発生後300秒経過時にエラーの表示を終了する、
(35)エラーの種類:電波センサエラー、
エラー時の報知:演出表示装置に「電波エラー」と表示、枠装飾表示灯、装飾表示灯を点滅、効果音を出力、
エラー発生原因:電波センサが異常な電波を検出したため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:異常な電波の原因を除去し、RAMクリアスイッチ(RAMクリアボタン)を押下した状態で電源を再投入する、
(36)エラーの種類:振動モータ異常エラー、
エラー時の報知:演出表示装置に「遊技機故障エラー電源をお切りください」と表示、枠装飾表示灯、装飾表示灯を点滅、効果音を出力、
エラー発生原因:振動モータの異常を検出したため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:電源を再投入し、同様のエラーが発生するか否かにより、振動モータが故障であるかを確認する、
(37)エラーの種類:大入賞口異常排出エラー、
エラー時の報知:演出表示装置に「大入賞口入賞異常排出エラー」を表示、
枠装飾表示灯、装飾表示灯を点灯、
エラー発生原因:振分大入賞口の開放中に入賞した遊技球よりも多くの遊技球が振分大入賞口内の排出口又は特定領域を通過したため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:RAMクリアスイッチを押下した状態で電源を再投入する、電源を再投入しない場合は異常発生後300秒経過後にエラーの表示を終了する、
(38)エラーの種類:大入賞口入出球不一致エラー、
エラー時の報知:演出表示装置に「大入賞口入出球不一致エラー」を表示、枠装飾表示灯、装飾表示灯を点灯、効果音を出力、
エラー発生原因:振分大入賞口の開放中に入賞した遊技球よりも多くの遊技球が振分大入賞口内の排出口又は特定領域を通過したため主遊技図柄表示装置及び大入賞口の作動を停止する、
エラー中の遊技機の状態:主遊技図柄表示装置及び大入賞口の作動を停止する、
エラー時の措置:振分大入賞口内の球詰まりを解除し、RAMクリアボタンを押下した状態で電源を投入する、
(39)エラーの種類:コマンド異常、
エラー時の報知:エラー表示LEDが「6」を表示、
エラー発生原因:主制御基板と払出制御基板が正しく接続されていないため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:主制御基板と払出制御基板との接続を確認する、
(40)エラーの種類:主制御接続異常、
エラー時の報知:エラー表示LEDが「6」を表示、
エラー発生原因:主制御基板と払出制御基板が接続されていないため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:主制御基板と払出制御基板との接続を確認する、
(41)エラーの種類:遊技球等貸出装置未接続異常、
エラー時の報知:エラー表示LEDが「7」を表示、
エラー発生原因:遊技球等貸出装置が遊技機に接続されていないため、
エラー中の遊技機の状態:発射装置の作動を停止、
エラー時の措置:遊技球等貸出装置を接続する、
(42)エラーの種類:遊技球等貸出装置通信異常、
エラー時の報知:報知なし、
エラー発生原因:遊技球等貸出装置が遊技機に正しく接続されていないため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:遊技機と遊技球等貸出装置との接続を確認する、
(43)エラーの種類:磁気検出異常1、
エラー時の報知:演出表示装置に「係員をお呼び下さい、エラー13、磁気検出異常1、電源を再投入して下さい」と表示、異常報知LEDを点灯、効果音を出力、
エラー発生原因:磁気センサ1-1〜 1-3が磁気を検出したため、
エラー中の遊技機の状態:遊技を停止、
エラー時の措置:電源を再投入する、
(44)エラーの種類:磁気検出異常2、
エラー時の報知:演出表示装置に「係員をお呼び下さい、エラー14、磁気検出異常2、電源を再投入して下さい」と表示、異常報知LEDを点灯、効果音を出力、
エラー発生原因:磁気センサ2-1、2-2が磁気を検出したため、
エラー中の遊技機の状態:遊技を停止、
エラー時の措置:電源を再投入する、
(45)エラーの種類:大入賞口異常入賞、
エラー時の報知:演出表示装置に「エラー20、大入賞口異常入賞」と表示、異常報知LEDを点灯、不正報知LEDを点灯、
エラー発生原因:通常大入賞口の作動開始から作動終了後一定時間経過するまでの期間以外に通常大入賞口に遊技球が入賞又は振分大入賞口の作動開始から作動終了後一定時間経過するまでの期間以外に振分大入賞口に遊技球が入賞したため、
エラー中の遊技機の状態:遊技球が大入賞口に入賞しても、遊技球の払い出しは行わない、
エラー時の措置:異常発生後10秒経過時にエラーの表示を終了する、
(46)エラーの種類:普通電動役物異常入賞、
エラー時の報知:演出表示装置に「エラー26、電動役物異常入賞」と表示、異常報知LEDを点灯、不正報知LEDを点灯、
エラー発生原因:電源投入時から電動役物が作動するまでの期間に第2主遊技始動口に遊技球が入賞又は電動役物の作動終了から次回の作動開始までの期間に第2主遊技始動口に一定個数以上の遊技球が入賞したため、
エラー中の遊技機の状態:遊技球が第2主遊技始動口に入賞しても、遊技球の払い出しは行わない、
エラー時の措置:異常発生後10秒経過時にエラーの表示を終了する、
(47)エラーの種類:確変領域異常通過、
エラー時の報知:演出表示装置に「エラー29、確変領域異常通過」と表示、異常報知LEDを点灯、不正報知LEDを点灯、
エラー発生原因:遮蔽部材が作動を開始してから一定動作終了後の一定時間経過するまでの期間以外に特定領域を遊技球が通過したため、
エラー中の遊技機の状態:遊技球が特定領域を通過しても、通過は無効となる、
エラー時の措置:異常発生後10秒経過時にエラーの表示を終了する、
(48)エラーの種類:大入賞口同時入賞、
エラー時の報知:演出表示装置に「エラー33、大入賞口同時入賞」と表示、異常報知LEDを点灯、効果音を出力、
エラー発生原因:通常大入賞口への入賞及び排出口への遊技球の通過を同時に検出したため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:異常発生後30秒経過時にエラーの表示を終了する、
(49)エラーの種類:大入賞口異常排出、
エラー時の報知:演出表示装置に「エラー34、大入賞口異常排出」と表示、異常報知LEDを点灯、効果音を出力、
エラー発生原因:振分大入賞口に入賞していないにも拘らず、特定領域又は排出口への遊技球の通過を検出したため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:異常発生後30秒経過時にエラーの表示を終了する、
(50)エラーの種類:大入賞口入出球不一致、
エラー時の報知:演出表示装置に「エラー35、大入賞口入出球不一致」と表示、異常報知LEDを点灯、効果音を出力、
エラー発生原因:振分大入賞口開鎖後も、振分大入賞口内に遊技球が残っていたため、
エラー中の遊技機の状態:主遊技図柄表示装置及び大入賞口の動作を停止、
エラー時の措置:振分大入賞口内の遊技球が全て排出された場合にエラーの表示を終了する、
(51)エラーの種類:不正電波検出、
エラー時の報知:演出表示装置に「エラー40、不正電波検出」と表示、異常報知LEDを点灯、効果音を出力、
エラー発生原因:電波センサ1、2が電波を検出したため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:異常発生後30秒経過時にエラーの表示を終了する、
(52)エラーの種類:大入賞口過剰入賞異常、
エラー時の報知:演出表示装置に「エラー41、大入賞口過剰入賞異常」と表示、異常報知LEDを点灯、効果音を出力、
エラー発生原因:特別遊技中に開放している大入賞口に一定個数以上の遊技球が入賞したラウンドが一定回数以上あったため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:異常発生後30秒経過時にエラーの表示を終了する、
(53)エラーの種類:コマンド異常、
エラー時の報知:エラー表示LEDが「6」を表示、
エラー発生原因:主制御基板と払出制御基板が正しく接続されていないため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:主制御基板と払出制御基板との接続を確認する、
(54)エラーの種類:遊技球等貸出装置未接続異常、
エラー時の報知:エラー表示LEDが「7」を表示、
エラー発生原因:遊技球等貸出装置が遊技機に接続されていないため、
エラー中の遊技機の状態:発射装置の作動を停止、
エラー時の措置:遊技球等貸出装置を接続する、
(55)エラーの種類:遊技球等貸出装置通信異常、
エラー時の報知:報知なし、
エラー発生原因:遊技球等貸出装置が遊技機に正しく接続されていないため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:遊技機と遊技球等貸出装置との接続を確認する、
(56)エラーの種類:磁気検出異常、
エラー時の報知:演出表示装置に「係員をお呼びください、磁気検出異常、電源を再投入してください」と表示、ガラス枠LEDを点灯、効果音を出力、
エラー発生原因:磁気センサ1〜6が磁気を検出したため、
エラー中の遊技機の状態:遊技を停止、
エラー時の措置:電源を再投入する、
(57)エラーの種類:電動役物過剰入賞、
エラー時の報知:演出表示装置に「係員をお呼びください、電動役物過剰入賞 電源を再投入してください」と表示、ガラス枠LEDを点灯、効果音を出力、
エラー発生原因:電動役物の作動開始から次回の電動役物の作動開始までの期間に第2主遊技始動口に遊技球が14個以上入賞したため、
エラー中の遊技機の状態:遊技を停止、
エラー時の措置:電源を再投入する、
(58)エラーの種類:開放報知、
エラー時の報知:演出表示装置に「扉が開放しています」又は「枠が開放しています」と表示、ガラス枠LEDを点灯、効果音を出力、
エラー発生原因:ガラス扉が開放しているため、又は、内枠が開放しているため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:電源を再投入する、ガラス扉を開鎖する、又は、内枠を開鎖する、
(59)エラーの種類:振分大入賞口開放異常、
エラー時の報知:演出表示装置に「振分大入賞口開放異常」と表示、ガラス枠LEDを点灯、効果音を出力、
エラー発生原因:振分大入賞口の開放契機が成立しても振分大入賞口が開放しなかったため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:異常発生後30秒経過時にエラーの表示を終了する、
(60)エラーの種類:大入賞口同時入賞、
エラー時の報知:演出表示装置に「大入賞口同時入賞」と表示、ガラス枠LEDを点灯、効果音を出力、
エラー発生原因:通常大入賞口と振分大入賞口とに同時に入賞したため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:異常発生後30秒経過時にエラーの表示を終了する、
(61)エラーの種類:振分大入賞口異常排出、
エラー時の報知:演出表示装置に「振分大入賞口異常排出」と表示、ガラス枠LEDを点灯、効果音を出力、
エラー発生原因:振分大入賞口に入賞していないにも拘らず、特定領域入球検出装置及び排出球検出装置に遊技球の通過を検出したため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:異常発生後30秒経過時にエラーの表示を終了する、
(62)エラーの種類:振分大入賞口入出球不一致、
エラー時の報知:演出表示装置に「係員をお呼びください、振分大入賞口入出球不一致」と表示、ガラス枠LEDを点灯、効果音を出力、
エラー発生原因:振分大入賞口閉鎖後も、振分大入賞口内に遊技球が残っていたため、
エラー中の遊技機の状態:主遊技図柄表示装置及び大入賞口の動作を停止、
エラー時の措置:振分大入賞口内の遊技球が全て排出された場合にエラーの表示を終了する、
(63)エラーの種類:電動役物異常入賞、
エラー時の報知:演出表示装置に「電動役物異常入賞」と表示、ガラス枠LEDを点灯、
エラー発生原因:非時間短縮遊技状態且つ電動役物が未作動時に第2主遊技始動口に遊技球が入賞したため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:異常発生後10秒経過時にエラーの表示を終了する、
(64)エラーの種類:特定領域異常通過、
エラー時の報知:演出表示装置に「特定領域異常通過」と表示、ガラス枠LEDを点灯、
エラー発生原因:特定領域の有効期間外に特定領域に遊技球が通過したため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:異常発生後10秒経過時にエラーの表示を終了する、
(65)エラーの種類:振分大入賞口異常入賞、
エラー時の報知:演出表示装置に「振分大入賞口異常入賞」と表示、ガラス枠LEDを点灯、
エラー発生原因:振分大入賞口閉鎖時に振分大入賞口に遊技球が入賞したため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:異常発生後10秒経過時にエラーの表示を終了する、
(66)エラーの種類:通常大入賞口異常入賞 、
エラー時の報知:演出表示装置に「通常大入賞口異常入賞」と表示、ガラス枠LEDを点灯、
エラー発生原因:通常大入賞口閉鎖時に通常大入賞口に遊技球が入賞したため、
エラー中の遊技機の状態:変化なし、
エラー時の措置:異常発生後10秒経過時にエラーの表示を終了する、
等のように構成してもよい。
尚、本例に係る振動エラー発生時の報知態様として、透過液晶を用いてもよく、例えば、演出表示装置2140から奥側(遊技者から見て)に光源及び役物が設けられており、当該光源から光を出力することにより演出表示装置2140にて演出の表示が可能となる。また、透過演出が実行された際には、演出表示装置2140における演出が表示されなくなり、演出表示装置2140内部の役物が視認可能となるよう構成されている。尚、演出表示装置2140に演出を表示する構成は、これには限定されず、演出表示装置2140が透過状態と非透過状態とに切り替えられるよう構成されていればよく、例えば、光源の位置を変更してもよいし(例えば、演出表示装置2140の斜め後方から光を出力する、等)、導光板(側面から入射した発光素子から発せられた光を垂直方向に散乱させる透過可能な板状の部材)を介して表示を行う表示領域(いわゆる、エッジライト型)、有機ELからなる表示領域、等としてもよい。また、導光板を用いたエラー報知態様の例としては、演出表示装置2140の手前側(遊技者から見て手前側)に導光板を配置して、第1振動エラー(第2振動エラーよりも重大ではない振動エラー)発生時には、演出表示装置2140の装飾図柄表示領域2311にて実行されていた演出はエラー発生後も実行が継続され、導光板においてのみエラー報知に係る演出が実行される一方、第2振動エラー(第1振動エラーよりも重大である振動エラー)発生時には、枠LEDがエラー時点灯態様となり、且つ、装飾図柄表示領域2311にてエラー報知演出が実行され、且つ、導光板においてエラー報知に係る演出が実行されるよう構成してもよい。
(エラー制御)
次に、図84及び図85は、本例に係る遊技機に適用可能な、エラー発生時の処理の一例である。同図を参照しながら、エラー発生時の処理の一例について説明する。
まず、図84について説明する。遊技球排出に係るエラーとして;払出制御基板は;自身が有するカウンタを参照し;前記カウンタが所定数に到達(過剰な払出し分の累積数が許容数を超えた)した場合;払出動作の停止、及びエラー表示器(7セグ表示器へのエラー番号(1)の表示を実行する。また、電源断後からの復帰により;払出動作の解除、及び前記エラー番号を非表示とする。尚、他の遊技球払出に係るエラーと重複した場合には、払出動作の停止を維持、及び報知制御に関しては、優先度の高いものを優先表示するよう構成されている。また、演出表示装置にてエラー表示、枠装飾LED点滅、エラー報知音声再生にてエラー報知を実行してもよい。
次に、遊技球払出に係るエラーとして;払出制御基板は;カウントセンサを参照し;前記センサからの異常な信号を検出した場合;払出動作の停止、及びエラー表示器(7セグ表示器)へのエラー番号(3)の表示を実行する。また、電源断後からの復帰により;払出動作の再開、及び前記エラー表示を非表示とする。尚、他の遊技球払出に係るエラーと重複した場合には、払出動作の停止を維持、及び報知制御に関しては、優先度の高いものを優先表示するよう構成されている。また、エラー表示器(7セグ表示器)へ表示されるエラー番号は、あくまで一例であり、各項目毎にエラー番号を異ならせてもよい。
次に、遊技球払出に係るエラーとして;払出制御基板は;カウントセンサを参照し;払出制御の非実行時において前記センサからの入球信号を検出した場合;払出動作の停止、及びエラー表示器(7セグ表示器)へのエラー番号(5)の表示を実行する。また、エラー解除スイッチの操作により;払出動作の再開、及び前記エラー表示を非表示とする。尚、他の遊技球払出に係るエラーと重複した場合には、払出動作の停止を維持、及び報知制御に関しては、優先度の高いものを優先表示するよう構成されている。また、エラー表示器(7セグ表示器)へ表示されるエラー番号は、あくまで一例であり、各項目毎にエラー番号を異ならせてもよい。
次に、遊技球払出に係るエラーとして;払出制御基板は;カウントセンサを参照し;所定数分の払出制御の実行完了前において前記センサから当該所定数分を超える入球信号を検出した場合;払出動作の停止、及びエラー表示器(7セグ表示器)へのエラー番号(5)の表示を実行する。また、エラー解除スイッチの操作により;払出動作の再開、及び前記エラー表示を非表示とする。尚、他の遊技球払出に係るエラーと重複した場合には、払出動作の停止を維持、及び報知制御に関しては、優先度の高いものを優先表示するよう構成されている。また、エラー表示器(7セグ表示器)へ表示されるエラー番号は、あくまで一例であり、各項目毎にエラー番号を異ならせてもよい。
次に、遊技球払出に係るエラーとして;払出制御基板は;払出モータセンサを参照し;遊技球1個分の払出モータ駆動完了時において、スプロケットが所定角度分の回転変位をしていない場合;払出動作の停止(又はリトライ動作の実行)、及びエラー表示器(7セグ表示器)へのエラー番号(7)の表示を実行する。また、また、エラー解除スイッチの操作、又はエラー発生後から所定期間(例えば、2分)の経過により;払出動作の再開、及び前記エラー表示を非表示とする。尚、他の遊技球払出に係るエラーと重複した場合には、払出動作の停止を維持、及び報知制御に関しては、優先度の高いものを優先表示するよう構成されている。また、エラー表示器(7セグ表示器)へ表示されるエラー番号は、あくまで一例であり、各項目毎にエラー番号を異ならせてもよい。
次に、遊技球払出に係るエラーとして;払出制御基板は;カウントセンサを参照し;所定数分の払出制御の実行完了時(又は完了後の所定期間経過時)において前記センサから当該所定数分未満の入球信号を検出した場合;払出動作の停止(又は低速な払出動作の実行)、及びエラー表示器(7セグ表示器)へのエラー番号(7)の表示を実行する。また、エラー解除スイッチの操作、又はエラー発生後から所定期間(例えば、2分)の経過により;払出動作の再開、及び前記エラー表示を非表示とする。尚、他の遊技球払出に係るエラーと重複した場合には、払出動作の停止を維持、及び報知制御に関しては、優先度の高いものを優先表示するよう構成されている。また、エラー表示器(7セグ表示器)へ表示されるエラー番号は、あくまで一例であり、各項目毎にエラー番号を異ならせてもよい。
次に、異常入賞に係るエラーとして;主制御基板は;第1(第2)大入賞口センサを参照し;第1(第2)大入賞口有効期間外における、第1(第2)大入賞口への遊技球入球を検出した場合(※但し、特別遊技実行中においては、1回の特別遊技実行中に所定回数、当該入球を検出した場合としてもよい);枠装飾LEDの点灯、演出表示装置にてエラー表示、及びエラー報知音再生を実行する。また、RAMクリアボタンを押下した状態で電源再投入、又はエラー発生から所定時間(30秒間)経過により;前記エラー報知を終了する。
次に、扉開放に係るエラーとして;払出制御基板は;扉開放センサを参照し;扉開放センサが、オフからオンに変化した場合;払出動作の停止、球貸出の禁止、及び枠装飾LEDの点滅、演出表示装置にてエラー表示、エラー報知音再生、第1(第2)主遊技始動口又は補助遊技始動口への入球を検出した場合には専用の入球効果音の再生、を実行する。また、扉開放センサがオンからオフに変化することにより;払出動作を再開、球貸出を許可、及び前記エラー表示、エラー報知音再生、入球効果音の再生を終了する(エラー解除後も、所定時間経過まで枠装飾LEDの点滅は継続)。尚、他の大入賞口異常検知に係るエラーと重複した場合には、払出動作の停止及び球貸出の禁止を維持、及び報知制御に関しては、大入賞口異常検知を優先するよう構成されている。また、検出主体は主制御基板でもよいし、優先度の高いエラー(例えば、大入賞口異常検知)発生時には、当該優先度の高いエラーに係る処置を優先して実行してもよい。また、エラー解除からエラー報知音再生を終了するまでの時間は、主遊技図柄の最短変動時間以内となり得る一方、エラー解除から枠装飾LEDの点滅を終了までの時間は、主遊技図柄の最短変動時間を超過するよう構成されていることを補足しておく。
次に、枠に係るエラーとして;払出制御基板は;枠開放センサを参照し;枠開放センサが、オフからオンに変化した場合;払出動作の停止、球貸出の禁止、及び枠装飾LEDの点滅、演出表示装置にてエラー表示、エラー報知音再生、を実行する。また、前枠ユニットの開放検知センサがオンからオフに変化することにより;前記エラー表示、エラー報知音の再生を終了する(エラー解除後も、所定時間経過まで枠装飾LEDの点滅は継続)。尚、検出主体は主制御基板でもよい。
次に、大入賞口異常検知に係るエラーとして;主制御基板は;第1(第2)大入賞口センサを参照し;第1(第2)大入賞口有効期間外における、第1(第2)大入賞口への遊技球の入球を検出した場合;当該エラー発生に係る入球を無効とする、及び枠装飾LED・盤面装飾LED・モニターLEDの点灯、演出表示装置にてエラー表示、エラー報知音再生、を実行する。また、電源再投入、又は前枠ユニットの開放検知センサがオンからオフに変化することより;前記エラー報知を終了する。尚、枠装飾LED(及び盤面装飾LED)は点滅ではなく点灯である。また、枠開放におけるエラー解除条件と同一だが、枠装飾LEDの消灯条件が異なる。
次に、入賞口異常検知に係るエラーとして;主制御基板は;電波センサ、全入球口の入球センサ、第1(第2)大入賞口センサを参照し;異常電波検知や、入賞センサ又はアウトスイッチで一定時間ONが継続したことを検出、特別遊技中において大入賞口への所定数以上の遊技球の入球を検出した場合;当該エラー発生に係る入球を無効とする、及び枠装飾LED・盤面装飾LED・モニターLEDの点灯、演出表示装置SGにてエラー表示、エラー報知音再生、を実行する。また、電源再投入、又は前枠ユニットの開放検知センサがオンからオフに変化することより;前記エラー報知を終了する。尚、全入球口とは、第1(第2)主遊技始動口、一般入賞口、第1(第2)大入賞口、アウト口のことである。
次に、普通電動役物入賞異常に係るエラーとして;主制御基板は;第2主遊技始動口センサを参照し;第2主遊技始動口有効期間中フラグオフ→オン→オフの期間に第2主遊技始動口に所定数A(15球)以上の遊技球が入球した場合、又は第2主遊技始動口有効期間中フラグオフの状態で第2主遊技始動口に所定数B(10球)以上の遊技球が入球した場合、又は普通電動役物入賞異常発生中(例えば、当該エラー発生中)に第2主遊技始動口に遊技球が所定数C(1球)以上入球した場合;サブ入力ボタン、サブ入力ボタン装飾LED、その他の各種LEDが点滅又は点灯、及び演出表示装置にてエラー表示{※エラー解除しない場合には、所定時間A(300秒)後に終了}、エラー報知音再生{※エラー解除しない場合には、所定時間B(90秒)後に終了}を実行する。また、電源再投入により;前記エラー報知を終了する。尚、エラーの発生は遊技の進行に影響しない所定数A>所定数B>所定数Cとなっている。また、サブ入力ボタン系LEDの表示態様が演出に依存しない一方、演出表示装置の表示態様は演出に依存しつつエラー表示も実行されるよう構成されている。
次に、図85について説明する。大入賞口入賞異常に係るエラーとして;主制御基板は;第1(第2)大入賞口センサを参照し;小当り実行中において小当り実行フラグオンから小当り入球待機中フラグオン→オフの期間に大入賞口に所定数A(11球)の遊技球が入球した場合、特別遊技の実行中に大入賞口に停止中の主遊技図柄に基づいた所定数Nの遊技球が入球した場合、小当り実行フラグオフ且つ条件装置作動フラグオフ時{第1(第2)大入賞口有効期間中フラグがオフである期間中}に大入賞口に所定数B(3球)の遊技球が入球した場合、大入賞口入賞異常中発生中(例えば、当該エラー発生中)に大入賞口に遊技球が所定数C(1球)入球した場合;サブ入力ボタンセンサ、サブ入力ボタン装飾LED、その他の各種LEDが点滅又は点灯、演出表示装置にてエラー表示{※エラー解除しない場合には、所定時間A(300秒)後に終了}、エラー報知音再生{※エラー解除しない場合には、所定時間B(90秒)後に終了}を実行する。また、電源再投入により;前記エラー報知を終了する。尚、エラーの発生は遊技の進行に影響しない。また、所定数Nは停止中の主遊技図柄によって決定され、同一ラウンド数で構成されている特別遊技であっても所定数Nは相違し得る。また、所定数A>所定数B>所定数Cとなるよう構成されている。また、同一の大入賞口を開放する場合において、所定数Nの最小値は、所定数Aの値と同値となることを補足しておく。
次に、始動口入賞異常に係るエラーとして;主制御基板は;第1主遊技始動口センサ及び第1主遊技始動口確認センサを参照し;第1主遊技始動口入球数カウンタ値が第1主遊技始動口確認カウンタ値よりも所定数(100球)以上多い場合;ジョグセンサ、ジョグ装飾LED、その他の各種LEDが点滅又は点灯、演出表示装置にてエラー表示{※エラー解除しない場合には、所定時間A(300秒)後に終了}、エラー報知音再生{※エラー解除しない場合には、所定時間B(90秒)後に終了}を実行する。また、電源再投入により;前記エラー報知を終了する。尚、エラーの発生は遊技の進行に影響しない。また、第1主遊技始動口センサは非接触センサであり第1主遊技始動口確認センサは接触センサであるよう構成することが好適である。また、第1主遊技始動口センサを接触センサに、第1主遊技始動口確認センサを非接触センサにしてもよい。
次に、皿満タンエラーに係るエラーとして;払出制御基板は;下球皿満タンセンサを参照し;賞球払出装置又は遊技球貸出装置の作動によって受け皿満タンエラーフラグがオフ→オンとなった場合;払出動作の停止、及び演出表示装置にてエラー表示、エラー報知音再生を実行する。また、受け皿満タンエラーフラグがオン→オフとなった場合;払出動作の再開、及び前記エラー報知を終了する。尚、エラー報知音は所定の主遊技図柄(大当り図柄)停止時且つ条件装置作動フラグオン時(特に、同一ラウンド数で構成されている特別遊技であっても、賞球の獲得が容易である、長開放大当りに係る特別遊技時)にのみ再生されるよう構成されている。また、検出主体は主制御基板でもよい。
次に、扉開放エラーに係るエラーとして;払出制御基板は;扉開放センサ及び枠開放センサを参照し;枠開放センサが、オフ→オンに変化した場合;払出動作の停止、サブ制御の演出用役物(他のエラー報知の視認性を阻害しないような役物)を初期位置に移動、及び枠装飾LEDの点灯、演出表示装置にてエラー表示、エラー報知音再生{※エラー発生から所定時間(300秒)後に再生終了}を実行する。また、扉開放センサが、オン→オフに変化した場合、又は枠開放センサが、オン→オフに変化した場合;払出動作の再開、及びエラー解除後所定時間A(30秒)後に枠装飾LEDを消灯、前記エラー表示を終了、エラー解除後所定時間B(5秒)後にエラー報知音の再生を終了する。尚、サブ制御の演出用役物がエラー表示を視認し難くなり得るよう構成している場合には、エラー発生時には初期位置に移動することで、他のエラー表示を視認し易くするよう構成してもよい。また、検出主体は主制御基板でもよい。
次に、異常入賞に係るエラーとして;主制御基板は;第2主遊技始動口センサ及び第1(第2)大入賞口センサを参照し;第2主遊技始動口有効期間中フラグオフ時に第2主遊技始動口に遊技球が所定数A(10球)以上入球した場合、又は第1(第2)大入賞口有効期間中フラグオフ時に第1(第2)大入賞口に遊技球が所定数A(10球)以上入球した場合;枠装飾LEDの点灯{※エラー発生から所定時間A(1秒)後に消灯}を実行する。;また、第2主遊技始動口有効期間中フラグオフ時に第2主遊技始動口に遊技球が所定数B(30球)以上入球した場合、又は第1(第2)大入賞口有効期間中フラグオフ時に第1(第2)大入賞口に遊技球が所定数B(30球)以上入球した場合;枠装飾LEDの点灯{※エラー発生から所定時間B(30秒)後に消灯}を実行する。尚、エラーの発生は遊技の進行に影響しない。また、2つのエラー報知態様に付随して、夫々のエラー発生条件が異なる且つエラー報知の終了契機が2つ以上存在することが特徴である。
次に、排出エラーに係るエラーとして;主制御基板は;全入球口の入球センサ及び入球確認用のスイッチ(各入球口に入球した遊技球が通過するスイッチであって、各入球口への入球を検出するためのスイッチとは異なる一又は複数のスイッチ)を参照し;入球数カウンタ値(例えば、全入球口の入球センサによって検出された遊技球数)と入球確認用のスイッチが検出した遊技球数との差が所定数(100)を超えた場合;演出表示装置にてエラー表示{※エラー発生から所定時間(30秒)後にエラー報知終了}、エラー報知音再生{※エラー発生から所定時間(30秒)後にエラー報知終了}、枠装飾LED点灯{※エラー発生から所定時間(30秒)後にエラー報知終了}を実行する。尚、エラーの発生は遊技の進行に影響しない。また、異常入賞エラーよりもエラー報知態様が多く、エラー報知終了条件が少ない。
次に、図86を参照しながら、本例に適用可能な外部端子板への送信信号について更に例示する。尚、本例にて示す信号の具体的な内容(数値、報知態様、重複時の処置等)はあくまで一例であり、本例の概念を大きく逸脱しない限りは、変更可能であることを補足しておく。
まず、その他の信号である;常にオフであることを出力する予備的な信号は;電源投入後の任意のタイミングから;常時、オフ信号を出力する信号である。尚、当該信号は、開発機種(遊技性の複雑さ)毎に応じて使用有無が異なる信号である。
次に、IN/OUT係の信号である;遊技領域上に配置された全ての入球口(アウト口を含む)へ入球した遊技球個数(≒遊技領域に打ち込まれた遊技球個数)を出力する信号は;総排出確認センサにて検出された遊技球数が所定数(10)の倍数に達する毎に;0.2秒間に亘ってオン信号を出力した後、0.2秒間に亘ってオフ信号を出力する信号である。尚、出力期間が重複した場合には、今回出力している1信号の出力期間が満了するまで、次回の出力を待機するよう構成されている。
次に、IN/OUT係の信号である;遊技機が払い出した遊技球個数を出力する信号は;払出カウントセンサにて検出された遊技球数が所定数(10)の倍数に達する毎に;0.2秒間に亘ってオン信号を出力した後、0.2秒間に亘ってオフ信号を出力する信号である。尚、出力期間が重複した場合には、今回出力している1信号の出力期間が満了するまで、次回の出力を待機するよう構成されている。また、前記出力タイミングを初めて満たす場合には、所定期間の経過後(1割り込み分=0.004秒)から出力開始するよう構成してもよく、且つ、次回の出力を待機している場合には、今回の出力期間が満了した直後に(前記した所定期間が経過せずとも)出力開始するよう構成してもよい。
次に、ユニット監視系の信号である;遊技機のガラス扉(透明板が着装された枠体で)が開放中であることを出力する信号は;扉ユニット開放検知センサが、オフ→オンに変化した場合{※但し、オフ→オンに変化した後、所定期間(0.1秒間)オンが連続したことを出力タイミングとしてもよい};当該検知センサがオンである期間中(例えば、扉開放中フラグがオンである期間中)は、常時オン信号を出力する信号である{※但し、オン→オフに変化した後、所定期間(0.1秒間)が経過するまではオン信号を出力し続けてもよい}。
次に、ユニット監視系の信号である;遊技機の前枠(遊技盤が着装された枠体であり、例えば、前枠ユニット)が開放中であることを出力する信号は;前枠ユニット開放検知センサが、オフ→オンに変化した場合{※但し、オフ→オンに変化した後、所定期間(0.1秒間)オンが連続したことを出力タイミングとしてもよい};当該検知センサがオンである期間中(例えば、枠開放中フラグがオンである期間中)は、常時オン信号を出力する信号である{※但し、オン→オフに変化した後、所定期間(0.1秒間)が経過するまではオン信号を出力し続けてもよい}。
次に、ユニット監視系の信号である;遊技機の受け皿枠(球受け皿が着装された枠体)が開放中であることを出力する信号は;球皿ユニット開放検知センサが、オフ→オンに変化した場合{※但し、オフ→オンに変化した後、所定期間(0.1秒間)オンが連続したことを出力タイミングとしてもよい};当該検知センサがオンである期間中は、常時オン信号を出力する信号である{※但し、オン→オフに変化した後、所定期間(0.1秒間)が経過するまではオン信号を出力し続けてもよい}。
ここで、上記3種類のユニット監視系の信号は、各ユニット間の構成に応じて、同一の出力信号としてもよい。その場合には、いずれかの開放検知センサがオンである期間中は、オン信号を出力し続ければよい。また、各ユニットの開放検知センサは、主制御基板に接続していてもよいし、賞球払出制御基板側に接続されていてもよい(主制御基板と賞球払出制御基板とは、双方向通信可能であるため)。
次に、図柄変動系の信号である;大入賞口(アタッカー)を開放させる契機となる図柄変動の全てを対象とし、その図柄変動回数を出力する信号は;第1主遊技図柄又は第2主遊技図柄の変動表示が終了した場合{※尚、変動表示が終了した後、図柄を固定表示している期間が終了した場合(又は開始した場合、期間中である場合)を出力タイミングとしてもよい};0.5秒間に亘ってオン信号を出力する信号である。尚、出力期間は、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄の変動表示期間が採り得る最短期間よりも短くなるよう構成しておくことが好適となる。また、主遊技図柄の変動固定時間中である期間、当該信号を出力するよう構成してもよい。
次に、図柄変動系の信号である;大入賞口(アタッカー)を開放させる契機となる図柄変動の一部(例えば、第2主遊技側の図柄変動)を対象とし、その図柄変動回数を出力する信号は;第2主遊技図柄の変動表示が終了した場合{※尚、変動表示が終了した後、図柄を固定表示している期間が終了した場合(又は開始した場合、期間中である場合)を出力タイミングとしてもよい};0.5秒間に亘ってオン信号を出力する信号である。尚、出力期間は、第2主遊技図柄の変動表示期間が採り得る最短期間よりも短くなるよう構成しておくことが好適となる。
次に、大当り系の信号である;大入賞口(アタッカー)を開放させ得る期間中(役物連続作動装置作動中)であることを出力する信号は;特別遊技が開始された場合(※尚、開始デモ期間の開始前、期間中、終了後を出力タイミングとしてもよい);特別遊技が実行中である期間中は、常時オン信号を出力する信号である。
次に、大当り系の信号である;大入賞口(アタッカー)を開放させ得る期間中(役物連続作動装置作動中)である、及び、大入賞口(アタッカー)を開放させる契機となる図柄変動の時間短縮遊技中(変動時間短縮機能作動中)であることを出力する信号は;特別遊技が開始された場合、及び、時間短縮遊技が開始された場合;特別遊技が実行中である期間中、及び、時間短縮遊技が実行されている期間中は、常時オン信号を出力する信号である。
次に、その他の信号である;遊技機を一意に識別するための情報を出力する{※遊技機製造業者の識別コード(2バイト)、遊技機型式名識別コード(64バイト)、メイン基板CPUの固有情報(チップコードレジスタ値=4バイト)を順に出力する}信号は;電源投入後の任意のタイミング(例えば、電源投入後から約10秒後);当該固有情報を1フレーム(スタートビット1ビット+データビット8ビット+パリティビット1ビット+ストップビット1ビット)毎に分割したものを、シリアル伝送方式(調歩同期、200bps)にてすべて出力するまでの期間、出力する信号である。尚、他の信号種別とは、信号形式(定格電圧、定格電流)を異ならせておくことが好適である。
次に、IN/OUT系の信号である;遊技機からの払い出し予定である遊技球個数を出力する信号は;賞球払出し対象となる各入賞口の入球センサにて遊技球の入球を検出した際に、払出すべき賞球数を合計し、当該合計した賞球数(例えば、賞球数カウンタMHcの値)が所定数(10)の倍数に達する毎に;0.1秒間に亘ってオン信号を出力した後、0.1秒間に亘ってオフ信号を出力する信号である。尚、出力期間が重複した場合には、今回出力している1信号の出力期間が満了するまで、次回の出力を待機するよう構成されている。また、前記出力タイミングを初めて満たす場合には、所定期間の経過後(1割り込み分=0.004秒)から出力開始するよう構成してもよく、且つ、次回の出力を待機している場合には、今回の出力期間が満了した直後に(前記した所定期間が経過せずとも)出力開始するよう構成してもよい。
次に、セキュリティ系の信号である;遊技機にてRAM初期化操作が行われたことを出力する信号は;RAM初期化操作を伴う、電源投入後の任意のタイミング{電源投入後から所定期間(1割り込み分=0.004秒)の経過後}から;0.2秒間に亘ってオン信号を出力する信号である。尚、IN/OUT系や入賞検知系における出力期間と同一の出力期間となるよう構成してもよい。
次に、セキュリティ系の信号である;大入賞口(アタッカー)を開放させ得る期間中(特別電動役物の作動から作動終了後における所定期間経過まで)以外の期間{例えば、第1(第2)大入賞口有効期間中フラグがオフである期間}において、大入賞口への入球を検出したことを出力する信号は;特別遊技中における各ラウンドの実行期間(排出待ち期間やラウンド間期間を含む)以外において、大入賞口の入球センサにて遊技球の入球を検出した場合;0.2秒間に亘ってオン信号を出力した後、0.2秒間に亘ってオフ信号を出力する信号である。尚、出力期間が重複した場合には、今回出力している1信号の出力期間が満了するまで、次回の出力を待機するよう構成されている。
次に、セキュリティ系の信号である;磁石センサエラー(磁石の接近を感知するセンサが異常な磁気を検出)があったことを出力する信号は;磁石センサからの信号がオンとなった場合{※但し、当該オンとなった後から所定期間(1秒)以内に、再度オンとなった場合には出力タイミングを満たさない};0.2秒間に亘ってオン信号を出力する信号である。尚、出力タイミングと、出力期間との関係性から、出力期間は重複し得ないよう構成されている。
次に、セキュリティ系の信号である;電波センサエラー(電波を感受するセンサが異常な電波を検出)があったことを出力する信号は;電波センサからの信号がオンとなった場合{※但し、当該オンとなった後から所定期間(1秒)以内に、再度オンとなった場合には出力タイミングを満たさない};0.2秒間に亘ってオン信号を出力する信号である。尚、出力タイミングと、出力期間との関係性から、出力期間は重複し得ないよう構成されている。
次に、セキュリティ系の信号である;払出制御基板側にて電波センサエラー(電波を感受するセンサが異常な電波を検出)があったことを出力する信号は;払出制御基板側に入力される電波センサからの信号がオンとなった場合{※但し、当該オンとなった後から所定期間(1秒)以内に、再度オンとなった場合には出力タイミングを満たさない};0.2秒間に亘ってオン信号を出力する信号である。尚、出力タイミングと、出力期間との関係性から、出力期間は重複し得ない。また、払出制御基板側から主制御基板側に対して、電波センサからの信号がオンとなった旨のコマンドを送信し、当該コマンドを受信した主制御基板が信号を出力するよう構成してもよい。
次に、セキュリティ系の信号である;賞球払い出しの対象となる各入賞口への不正な入球(例えば、所定時間内における所定回数以上の入球、入球検出センサが所定時間以上ON継続、特別遊技中における大入賞口への入球数が、特別遊技の実行態様毎に定められた所定個数以上、ある入球有効期間中における設計値を超える数の入球、等)があったことを出力する信号は;1.各入賞口への入球を検出するためのスイッチで一の入球を検出した後、各入賞口毎に定められた期間内に再度、一の入球を検出した事象が、合計して所定回数以上発生した場合、及び2.各入賞口への入球を検出するためのスイッチで、所定期間に亘って入球を検出し続けた場合、及び3.ある特別遊技(例えば、16ラウンド大当り)の実行中において、大入賞口への入球センサにて検出された入球数が、当該期間中を通して規定数(例えば、160)を超えた場合、の1〜3のいずれかを満たした場合;0.2秒間に亘ってオン信号を出力した後、0.2秒間に亘ってオフ信号を出力する信号である。尚、出力期間が重複した場合には、今回出力している1信号の出力期間が満了するまで、次回の出力を待機するよう構成されている。また、前記3の場合には、特別遊技の実行内容に応じて、規定数を異ならせておくことが好適である(例1:最大ラウンド数が10ラウンドの場合には、規定数=100。例2:大入賞口が短開放のみを行う場合には、前記3を適用しない)。
次に、セキュリティ系の信号である;遊技機にてRAM初期化操作が行われたこと、及び、遊技機にて検出可能な不正行為{例えば、不正入賞・・・大入賞口(アタッカー)を開放させ得る期間中(特別電動役物の作動時)以外の期間において、大入賞口(アタッカー)への入球を所定個数(5個)以上検出した、又は普通電動役物が開放し得ない期間中において、普通電動役物への入球を所定個数(5個)以上検出した。電波センサエラー・・・電波を感受するセンサが異常な電波を検出、又は、当該センサが未接続。盤面スイッチエラー・・・遊技盤面に設けられた、近接センサによって物体の接近を検出。磁石センサエラー・・・磁石の接近を感知するセンサが異常な磁気を検出、又は、当該センサが未接続、等}が行われていることを出力する信号は;1.RAM初期化操作が行われた後の任意のタイミング、及び2.前記不正行為(不正入賞1、電波センサエラー)の検出時、及び3.前記不正行為(盤面スイッチエラー、磁石センサエラー)の検出時、の1〜3のいずれかを満たした場合;前記1の場合には、第一期間(30秒間)に亘ってオン信号を出力し、前記2の場合には、第二期間(30秒間)に亘ってオン信号を出力し、前記3の場合には、第三期間(各不正行為の検出中)に亘ってオン信号を出力する信号である。尚、出力期間が重複した場合には、すべての出力期間を重複させ、すべての出力期間が満了するまで、オン信号の出力を維持するよう構成されている。また、前記1の場合と、前記2の場合とでは、出力期間を異ならせておいてもよい
次に、セキュリティ系の信号である;遊技機にてRAM初期化操作が行われたこと、及び、遊技機にて検出可能な不正行為{例えば、異常入賞エラー・・・大入賞口(アタッカー)を開放させ得る期間中(特別電動役物の作動時)以外の期間において、大入賞口(アタッカー)への入球を検出した、普通電動役物が開放し得ない期間中(閉鎖直後の所定期間を除く)において、普通電動役物への入球を検出した、等。磁石センサエラー・・・磁石の接近を感知するセンサが異常な磁気を検出、等。排出エラー・・・賞球払い出し対象となる各入球口への入球を検出するためのスイッチで検出された入球数と、当該スイッチよりも下流にある入球確認用のスイッチ(各入球口に入球した遊技球が通過するスイッチであって、各入球口への入球を検出するためのスイッチとは異なる一又は複数のスイッチ)にて検出された入球数との差が所定数(100)を超えた、等}が行われていることを出力する信号は;1.RAM初期化操作が行われた後の任意のタイミング、及び2.前記不正行為(異常入賞エラー、磁石センサエラー)の検出時、及び3.前記不正行為(排出エラー)の検出時;前記1、2の場合には、0.2秒間に亘ってオン信号を出力した後、0.2秒間に亘ってオフ信号を出力し、前記3の場合には、次回の前記1を満たすまでオン信号を出力する信号である。尚、出力期間が重複(前記3以外)した場合には、今回出力している1信号の出力期間が満了するまで、次回の出力を待機するよう構成されている。また、前記1、2に係る出力期間であっても、前記3に係る出力タイミングとなった時点でオン信号の出力を維持し、前記3に係る出力期間中において、前記1、2に係る出力タイミングとなった場合であっても、オン信号の出力を維持するよう構成されている。
次に、入賞検知系の信号である;大入賞口(アタッカー)を開放させる契機となる図柄変動に係る始動口の全てを対象とし、各始動口への入球回数を出力する信号は;第1主遊技始動口への入球を検出するためのスイッチで一の入球を検出した場合、及び、第2主遊技始動口(電動役物が搭載されているものが1つ、電動役物が搭載されていないものが一つ)への入球を検出するためのスイッチで一の入球を検出した場合;0.1秒間に亘ってオン信号を出力した後、0.1秒間に亘ってオフ信号を出力する信号である。尚、出力期間が重複した場合には、今回出力している1信号の出力期間が満了するまで、次回の出力を待機するよう構成されている。また、第2主遊技始動口(電動役物が搭載されているもの)への不正な入球を検出した場合には、当該入球を契機として出力タイミングを満たさないよう構成してもよい。
(まとめ)
尚、以上の実施例において示した構成に基づき、以下のような概念を抽出(列記)することができる。但し、以下に列記する概念はあくまで一例であり、これら列記した概念の結合や分離(上位概念化)は勿論のこと、以上の実施例において示した更なる構成に基づく概念を、これら概念に付加してもよい。
本概念(1)に係るぱちんこ遊技機は、
遊技球が入球可能な始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)と、
閉状態と開状態とを採り得る可変入賞口(例えば、振分大入賞口2220)と、
遊技機に加えられた振動に係る異常発生の有無を検出し得る振動異常検出手段(例えば、振動センサ500)と
を備え、
始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)への遊技球の入球に基づき、乱数を取得する乱数取得手段(例えば、第1主遊技乱数取得判定実行手段1121、第2主遊技乱数取得判定実行手段1122)と、
前記乱数に基づき、当否判定を実行する当否判定実行手段(例えば、当否抽選手段1135)と、
当否判定実行手段(例えば、当否抽選手段1135)による当否判定結果が当選である場合、可変入賞口(例えば、振分大入賞口2220)への所定個数の入球又は所定期間が経過するまでとなる単位遊技終了条件を充足するまで可変入賞口(例えば、振分大入賞口2220)を遊技者にとって有利な状態とし得る遊技を単位遊技とし、単位遊技を複数回実行する特別遊技を実行可能な特別遊技実行手段(例えば、特別遊技制御手段1170)と、
振動異常検出手段(例えば、振動センサ500)が検出した前記振動に係る異常発生の有無を監視し得る振動異常発生監視手段(例えば、振動センサ監視手段1065)と
を更に備え、
特別遊技の実行中における所定期間にて、前記振動に係る異常発生の有無を監視し得るよう構成されており、
特別遊技の非実行中、且つ、電源投入時から特定期間においては、前記振動に係る異常発生の有無を監視し得るよう構成されており、
特別遊技の非実行中、且つ、電源投入時から特定期間以外の期間においては、前記振動に係る異常発生の有無を監視しないよう構成されている
ことを特徴とするぱちんこ遊技機である。
<付記>
尚、本概念(1)に係るぱちんこ遊技機は、以下に示す構成であってもよいが、これらの構成を採用せずとも実施することが可能である。
可変入賞口(例えば、振分大入賞口2220)に入球した遊技球が入球し得る、可変入賞口(例えば、振分大入賞口2220)の内部に設けられた特定領域(例えば、特定領域2224)と、
特定領域(例えば、特定領域2224)への遊技球の入球を検出する特定領域入球検出手段(例えば、特定領域入球検出装置2224‐1)と、
前記当否判定における当選確率が所定確率である低確率抽選状態と前記当否判定における当選確率が当該所定確率よりも高確率である高確率抽選状態とを有し、特別遊技の実行終了後において低確率抽選状態及び高確率抽選状態のいずれかとする手段であって、特別遊技の実行中において、特定領域入球検出手段(例えば、特定領域入球検出装置2224‐1)による有効な入球検出があったことを条件として、当該特別遊技の実行終了後において高確率抽選状態とし得る遊技状態移行制御手段(例えば、特定遊技制御手段1180)と、
可変入賞口(例えば、振分大入賞口2220)内に入球した遊技球の個数と可変入賞口(例えば、振分大入賞口2220)外に排出された遊技球の個数とに基づき、可変入賞口(例えば、振分大入賞口2220)内での異常発生を検出し得る可変入賞口異常発生検出手段(例えば、振分大入賞口制御手段1174)と
を更に備え、
或る単位遊技の実行時において、少なくとも前記単位遊技終了条件を充足するまでは、当該或る単位遊技における特定領域入球検出手段(例えば、特定領域入球検出装置2224‐1)による入球検出を有効とし得るよう構成されており、前記単位遊技終了条件を充足したことを契機として可変入賞口(例えば、振分大入賞口2220)が閉状態となった時点から一定時間が経過するまでは、当該或る単位遊技における特定領域入球検出手段(例えば、特定領域入球検出装置2224‐1)による入球検出を有効とし得るよう構成されており、前記特定領域入球検出手段(例えば、特定領域入球検出装置2224‐1)による入球検出が有効となる期間の終了以降も、当該或る単位遊技における可変入賞口(例えば、振分大入賞口2220)内に入球した遊技球の個数と可変入賞口(例えば、振分大入賞口2220)外に排出された遊技球の個数を計測し得るよう構成されており、
特別遊技の実行中においては、前記可変入賞口(例えば、振分大入賞口2220)内に入球した遊技球の個数と可変入賞口(例えば、振分大入賞口2220)外に排出された遊技球の個数を計測し得る期間にて、前記振動に係る異常発生の有無を監視し得るよう構成されている。
本概念(2)に係るぱちんこ遊技機は、
遊技球が入球可能な始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)と、
閉状態と開状態とを採り得る可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)と、
可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)に入球した遊技球が入球し得る、可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)の内部に設けられた特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)と
を備え、
始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)への遊技球の入球に基づき、乱数を取得する乱数取得手段(例えば、乱数取得判定実行手段1120)と、
前記乱数に基づく所定条件を充足した場合、可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)への所定個数の入球があるか又は所定期間が経過するまで可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)を遊技者にとって有利な状態とし得る遊技を単位遊技とし、単位遊技を一回又は複数回実行する特別遊技を実行可能な特別遊技実行手段(例えば、特別遊技実行手段1173)と、
前記特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)に入球した場合には、遊技者に対して特典を付与し得る特典付与制御手段(例えば、特別遊技実行手段1173)と、
遊技機に加えられた振動に係る異常発生の有無を検出可能な振動異常発生検出手段(例えば、振動センサ監視手段1065)と
を備え、
前記振動に係る異常発生があったことを検出し且つ前記特定領域に入球していない場合には第一エラー状態となり、前記振動に係る異常発生があったことを検出し且つ前記特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)に入球した場合には第二エラー状態となるよう構成されており、
第一エラー状態である場合、遊技の進行を続行する一方で、第二エラー状態である場合、遊技の進行を中断するよう構成されている
ことを特徴とするぱちんこ遊技機である。
本概念(3)に係るぱちんこ遊技機は、
遊技球が入球可能な始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)と、
閉状態と開状態とを採り得る可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)と、
可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)に入球した遊技球が入球し得る、可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)の内部に設けられた特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)と
を備え、
始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)への遊技球の入球に基づき、乱数を取得する乱数取得手段(例えば、乱数取得判定実行手段1120)と、
前記乱数に基づく所定条件を充足した場合、可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)への所定個数の入球があるか又は所定期間が経過するまで可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)を遊技者にとって有利な状態とし得る遊技を単位遊技とし、単位遊技を一回又は複数回実行する特別遊技を実行可能な特別遊技実行手段(例えば、特別遊技実行手段1173)と、
前記特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)に入球した場合には、遊技者に対して特典を付与し得る特典付与制御手段(例えば、特別遊技実行手段1173)と、
遊技機に加えられた振動に係る異常発生の有無を検出可能な振動異常発生検出手段(例えば、振動センサ監視手段1065)と
を備え、
前記振動に係る異常発生があったことを検出し且つ前記特定領域に入球していない場合には第一エラー状態となり、前記振動に係る異常発生があったことを検出し且つ前記特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)に入球した場合には第二エラー状態となるよう構成されており、
第一エラー状態と第二エラー状態とではエラー状態の解除条件が異なるよう構成されている
ことを特徴とするぱちんこ遊技機である。
<付記>
尚、本概念(3)に係るぱちんこ遊技機は、以下に示す構成であってもよいが、これらの構成を採用せずとも実施することが可能である。
遊技球が入球可能な始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)と、
閉状態と開状態とを採り得る可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)と、
可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)に入球した遊技球が入球し得る、可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)の内部に設けられた特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)と
を備え、
始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)への遊技球の入球に基づき、乱数を取得する乱数取得手段(例えば、乱数取得判定実行手段1120)と、
前記乱数に基づく所定条件を充足した場合、可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)への所定個数の入球があるか又は所定期間が経過するまで可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)を遊技者にとって有利な状態とし得る遊技を単位遊技とし、単位遊技を一回又は複数回実行する特別遊技を実行可能な特別遊技実行手段(例えば、特別遊技実行手段1173)と、
前記特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)に入球した場合には、遊技者に対して特典を付与し得る特典付与制御手段(例えば、特別遊技実行手段1173)と、
遊技機に加えられた振動に係る異常発生の有無を検出可能な振動異常発生検出手段(例えば、振動センサ監視手段1065)と
を備え、
特別遊技の実行中において前記振動に係る異常発生があったことを検出し且つ前記特定領域に入球していない場合には第一エラー状態となり、特別遊技の実行中において前記振動に係る異常発生があったことを検出し且つ前記特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)に入球した場合には第二エラー状態となるよう構成されており、
第一エラー状態である場合、第一エラー状態となった後から特定時間が経過した際には自動的に第一エラー状態が解除される一方で、第二エラー状態である場合、第二エラー状態となった後から特定時間が経過しても自動的に第二エラー状態が解除されず、遊技機への電源断操作及び遊技機への電源投入操作が行われることで第二エラー状態が解除されるよう構成されている
ことを特徴とするぱちんこ遊技機であってもよい。
本概念(4)に係るぱちんこ遊技機は、
遊技球が入球可能な主遊技用始動口(例えば、第2主遊技始動口2110)と、
遊技球が入球可能な補助遊技用始動口(例えば、補助遊技始動口2410)と、
主遊技用始動口(例えば、第2主遊技始動口2110)に取り付けられた、開放状態及び閉鎖状態に変位可能な可変部材であって、開放状態に変位したときには閉鎖状態に変位したときと比較して主遊技用始動口(例えば、第2主遊技始動口2110)に遊技球が入球容易又は入球可能であると共に、閉鎖状態に変位したときには開放状態に変位したときと比較して主遊技用始動口(例えば、第2主遊技始動口2110)に遊技球が入球困難又は入球不能に構成されている可変部材(例えば、電動役物2112)と、
閉状態と開状態とを採り得る可変入賞口(例えば、振分大入賞口2220)と、
可変入賞口(例えば、振分大入賞口2220)に入球した遊技球が入球し得る、可変入賞口(例えば、振分大入賞口2220)の内部に設けられた特定領域(例えば、特定領域2224)と、
主遊技用識別情報を表示可能な主遊技用識別情報表示部(例えば、第2主遊技図柄表示装置2230)と、
補助遊技用識別情報を表示可能な補助遊技用識別情報表示部(例えば、補助遊技図柄表示装置2420)と
を備え、
主遊技用始動口(例えば、第2主遊技始動口2110)への遊技球の入球に基づき、主遊技用乱数を取得する主遊技用乱数取得手段(例えば、第2主遊技乱数取得判定実行手段1122)と、
主遊技用乱数に基づき、主遊技用識別情報表示部(例えば、補助遊技図柄表示装置2420)にて主遊技用識別情報を変動表示した後で主遊技用識別情報を停止表示するよう制御する主遊技用識別情報表示制御手段(例えば、第2主遊技図柄制御手段1152)と、
主遊技用識別情報が所定態様にて停止表示された後、可変入賞口(例えば、振分大入賞口2220)への所定個数の入球があるか又は所定期間が経過するまで可変入賞口(例えば、振分大入賞口2220)を遊技者にとって有利な状態とし得る遊技を単位遊技とし、単位遊技を一回又は複数回実行する特別遊技を実行可能な特別遊技実行手段(例えば、特別遊技実行手段1173)と、
前記特定領域(例えば、特定領域2224)に入球した場合には、遊技者に対して特典を付与し得る特典付与制御手段(例えば、特定遊技制御手段1180)と、
補助遊技用始動口(例えば、補助遊技始動口2410)への遊技球の入球に基づき、補助遊技用乱数を取得する補助遊技用乱数取得手段(例えば、補助遊技乱数取得判定実行手段1123)と、
補助遊技用乱数に基づき、補助遊技用識別情報表示部(例えば、補助遊技図柄表示装置2420)にて補助遊技用識別情報を変動表示した後で補助遊技用識別情報を停止表示するよう制御する補助遊技用識別情報表示制御手段(例えば、補助遊技図柄制御手段1153)と、
補助遊技用識別情報が特定態様にて停止表示された後、可変部材(例えば、電動役物2112)を閉鎖状態から開放状態へ変位させる易入球遊技を実行可能な易入球遊技実行手段(例えば、特定遊技制御手段1180)と、
遊技機に加えられた振動に係る異常発生の有無を検出可能な振動異常発生検出手段(例えば、振動センサ監視手段1065)と
を備え、
特別遊技の実行中において前記振動に係る異常発生があったことを検出した時点で、補助遊技用識別情報の変動表示が行われている場合には、補助遊技用識別情報の変動表示期間が満了するよりも前に、補助遊技用識別情報を停止表示させるよう構成されている
ことを特徴とするぱちんこ遊技機である。
本概念(5)に係るぱちんこ遊技機は、
遊技球が入球可能な始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)と、
閉状態と開状態とを採り得る可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)と、
可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)に入球した遊技球が入球し得る、可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)の内部に設けられた特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)と、
遊技の進行を制御する主遊技部(例えば、主制御基板1000)と、
遊技者が認識可能な遊技情報を出力する遊技情報出力部(例えば、演出表示装置2140)と、
遊技情報出力部(例えば、演出表示装置2140)への遊技情報の出力制御を司る副遊技部(例えば、副制御基板2320)と
を備え、
主遊技部(例えば、主制御基板1000)は、
始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)への遊技球の入球に基づき、乱数を取得する乱数取得手段(例えば、乱数取得判定実行手段1120)と、
前記乱数に基づく所定条件を充足した場合、可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)への所定個数の入球があるか又は所定期間が経過するまで可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)を遊技者にとって有利な状態とし得る遊技を単位遊技とし、単位遊技を一回又は複数回実行する特別遊技を実行可能な特別遊技実行手段(例えば、特別遊技実行手段1173)と、
前記特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)に入球した場合には、遊技者に対して特典を付与し得る特典付与制御手段(例えば、特別遊技実行手段1173)と、
遊技機に加えられた振動に係る異常発生の有無を検出可能な振動異常発生検出手段(例えば、振動センサ監視手段1065)と、
遊技機の動作状態に関する動作状態情報を、副遊技部及び遊技情報出力部を介することなく外部へ出力可能な動作状態情報出力制御手段(例えば、情報送信制御手段1300)と
を備え、
副遊技部(例えば、副制御基板2320)は、
主遊技部(例えば、主制御基板1000)側から送信された情報に基づき、遊技情報出力部へ出力すべき遊技情報内容を制御する遊技情報出力制御手段(例えば、情報送受信制御手段2400)
を備え、
前記振動に係る異常発生があったことを検出し且つ前記特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)に入球していない場合には第一エラー状態となり、前記振動に係る異常発生があったことを検出し且つ前記特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)に入球した場合には第二エラー状態となるよう構成されており、
第一エラー状態である場合、主遊技部(例えば、主制御基板1000)は所定の動作状態情報を外部へ出力せず且つ副遊技部(例えば、副制御基板2320)は所定のエラー情報を遊技情報出力部(例えば、演出表示装置2140)へ出力する一方で、第二エラー状態である場合、主遊技部(例えば、主制御基板1000)は当該所定の動作状態情報を外部へ出力するよう構成されている
ことを特徴とするぱちんこ遊技機である。
本概念(6)に係るぱちんこ遊技機は、
遊技球が入球可能な始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)と、
閉状態と開状態とを採り得る可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)と、
可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)に入球した遊技球が入球し得る、可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)の内部に設けられた特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)と、
遊技の進行を制御する主遊技部(例えば、主制御基板1000)と、
遊技者が認識可能な遊技情報を出力する遊技情報出力部(例えば、演出表示装置2140)と、
遊技情報出力部(例えば、演出表示装置2140)への遊技情報の出力制御を司る副遊技部(例えば、副制御基板2320)と
を備え、
主遊技部(例えば、主制御基板1000)は、
始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)への遊技球の入球に基づき、乱数を取得する乱数取得手段(例えば、乱数取得判定実行手段1120)と、
前記乱数に基づく所定条件を充足した場合、可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)への所定個数の入球があるか又は所定期間が経過するまで可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)を遊技者にとって有利な状態とし得る遊技を単位遊技とし、単位遊技を一回又は複数回実行する特別遊技を実行可能な特別遊技実行手段(例えば、特別遊技実行手段1173)と、
前記特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)に入球した場合には、遊技者に対して特典を付与し得る特典付与制御手段(例えば、特別遊技実行手段1173)と、
遊技機に加えられた振動に係る異常発生の有無を検出可能な振動異常発生検出手段(例えば、振動センサ監視手段1065)と
を備え、
副遊技部(例えば、副制御基板2320)は、
主遊技部(例えば、主制御基板1000)側から送信された情報に基づき、遊技情報出力部へ出力すべき遊技情報内容を制御する遊技情報出力制御手段(例えば、情報送受信制御手段2400)
を備え、
主遊技部(例えば、主制御基板1000)は少なくとも特別遊技の実行中は前記振動に係る異常発生の有無を検出可能であり、
副遊技部(例えば、副制御基板2320)は前記振動に係る異常発生があったことが検出され且つ所定のエラー発生条件を充足した場合において所定のエラー情報を遊技情報出力部(例えば、演出表示装置2140)へ出力するよう構成されている
ことを特徴とするぱちんこ遊技機である。
本概念(7)に係るぱちんこ遊技機は、
遊技球が入球可能な始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)と、
閉状態と開状態とを採り得る可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)と、
可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)に入球した遊技球が入球し得る、可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)の内部に設けられた特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)と、
遊技の進行を制御する主遊技部(例えば、主制御基板1000)と、
遊技者が認識可能な遊技情報を出力する遊技情報出力部(例えば、演出表示装置2140)と、
遊技情報出力部(例えば、演出表示装置2140)への遊技情報の出力制御を司る副遊技部(例えば、副制御基板2320)と
を備え、
主遊技部(例えば、主制御基板1000)は、
始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)への遊技球の入球に基づき、乱数を取得する乱数取得手段(例えば、乱数取得判定実行手段1120)と、
前記乱数に基づく所定条件を充足した場合、可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)への所定個数の入球があるか又は所定期間が経過するまで可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)を遊技者にとって有利な状態とし得る遊技を単位遊技とし、単位遊技を一回又は複数回実行する特別遊技を実行可能な特別遊技実行手段(例えば、特別遊技実行手段1173)と、
前記特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)に入球した場合には、遊技者に対して特典を付与し得る特典付与制御手段(例えば、特別遊技実行手段1173)と、
遊技機に加えられた振動に係る異常発生の有無を検出可能な振動異常発生検出手段(例えば、振動センサ監視手段1065)と
を備え、
副遊技部(例えば、副制御基板2320)は、
主遊技部(例えば、主制御基板1000)側から送信された情報に基づき、遊技情報出力部へ出力すべき遊技情報内容を制御する遊技情報出力制御手段(例えば、情報送受信制御手段2400)
を備え、
単位遊技の実行中において前記振動に係る異常発生があったことを検出した場合には第一エラー状態となり、単位遊技の実行中以外において前記振動に係る異常発生があったことを検出した場合には第二エラー状態となるよう構成されており、
第一エラー状態である場合及び第二エラー状態である場合のいずれであっても、副遊技部(例えば、副制御基板2320)は所定のエラー情報を遊技情報出力部へ出力するよう構成されており、
第一エラー状態である場合と第二エラー状態である場合とで、前記所定のエラー情報として出力すべき出力内容が異なるよう構成されている
ことを特徴とするぱちんこ遊技機である。
本概念(8)に係るぱちんこ遊技機は、
遊技球が入球可能な始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)と、
閉状態と開状態とを採り得る可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)と、
可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)に入球した遊技球が入球し得る、可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)の内部に設けられた特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)と
を備え、
始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)への遊技球の入球に基づき、乱数を取得する乱数取得手段(例えば、乱数取得判定実行手段1120)と、
前記乱数に基づく所定条件を充足した場合、可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)への所定個数の入球があるか又は所定期間が経過するまで可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)を遊技者にとって有利な状態とし得る遊技を単位遊技とし、単位遊技を一回又は複数回実行する特別遊技を実行可能な特別遊技実行手段(例えば、特別遊技実行手段1173)と、
前記特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)に入球した場合には、遊技者に対して特典を付与し得る特典付与制御手段(例えば、特別遊技実行手段1173)と、
遊技機に加えられた振動に係る異常発生の有無を検出可能な振動異常発生検出手段(例えば、振動センサ監視手段1065)と
を備え、
前記振動に係る異常発生があったことを検出し且つ前記特定領域に入球していない場合には第一エラー状態となり、前記振動に係る異常発生があったことを検出し且つ前記特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)に入球した場合には第二エラー状態となるよう構成されており、
第一エラー状態である場合、遊技の進行を続行する一方で、第二エラー状態である場合、遊技の進行を中断するよう構成されており、
第一エラー状態である場合、第一エラー状態となった後から特定時間が経過した際には自動的に第一エラー状態が解除される一方で、第二エラー状態である場合、第二エラー状態となった後から特定時間が経過しても自動的に第二エラー状態が解除されず、遊技機への電源断操作及び遊技機への電源投入操作が行われることで第二エラー状態が解除されるよう構成されている
ことを特徴とするぱちんこ遊技機である。
本概念(9)に係るぱちんこ遊技機は、
遊技球が入球可能な始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)と、
閉状態と開状態とを採り得る可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)と、
可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)に入球した遊技球が入球し得る、可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)の内部に設けられた特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)と、
遊技の進行を制御する主遊技部(例えば、主制御基板1000)と、
遊技者が認識可能な遊技情報を出力する遊技情報出力部(例えば、演出表示装置2140)と、
遊技情報出力部(例えば、演出表示装置2140)への遊技情報の出力制御を司る副遊技部(例えば、副制御基板2320)と
を備え、
主遊技部(例えば、主制御基板1000)は、
始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)への遊技球の入球に基づき、乱数を取得する乱数取得手段(例えば、乱数取得判定実行手段1120)と、
前記乱数に基づく所定条件を充足した場合、可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)への所定個数の入球があるか又は所定期間が経過するまで可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)を遊技者にとって有利な状態とし得る遊技を単位遊技とし、単位遊技を一回又は複数回実行する特別遊技を実行可能な特別遊技実行手段(例えば、特別遊技実行手段1173)と、
前記特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)に入球した場合には、遊技者に対して特典を付与し得る特典付与制御手段(例えば、特別遊技実行手段1173)と、
遊技機に加えられた振動に係る異常発生の有無を検出可能な振動異常発生検出手段(例えば、振動センサ監視手段1065)と、
遊技機の動作状態に関する動作状態情報を、副遊技部及び遊技情報出力部を介することなく外部へ出力可能な動作状態情報出力制御手段(例えば、情報送信制御手段1300)と
を備え、
副遊技部(例えば、副制御基板2320)は、
主遊技部(例えば、主制御基板1000)側から送信された情報に基づき、遊技情報出力部へ出力すべき遊技情報内容を制御する遊技情報出力制御手段(例えば、情報送受信制御手段2400)
を備え、
前記振動に係る異常発生があったことを検出し且つ前記特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)に入球していない場合には第一エラー状態となり、前記振動に係る異常発生があったことを検出し且つ前記特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)に入球した場合には第二エラー状態となるよう構成されており、
第一エラー状態である場合、主遊技部(例えば、主制御基板1000)は遊技の進行を続行する一方で、第二エラー状態である場合、主遊技部(例えば、主制御基板1000)は遊技の進行を中断し、
第一エラー状態である場合、主遊技部(例えば、主制御基板1000)は所定の動作状態情報を外部へ出力せず且つ副遊技部(例えば、副制御基板2320)は所定のエラー情報を遊技情報出力部(例えば、演出表示装置2140)へ出力する一方で、第二エラー状態である場合、主遊技部(例えば、主制御基板1000)は当該所定の動作状態情報を外部へ出力するよう構成されている
ことを特徴とするぱちんこ遊技機である。
本概念(10)に係るぱちんこ遊技機は、
遊技球が入球可能な始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)と、
閉状態と開状態とを採り得る可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)と、
可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)に入球した遊技球が入球し得る、可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)の内部に設けられた特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)と、
遊技の進行を制御する主遊技部(例えば、主制御基板1000)と、
遊技者が認識可能な遊技情報を出力する遊技情報出力部(例えば、演出表示装置2140)と、
遊技情報出力部(例えば、演出表示装置2140)への遊技情報の出力制御を司る副遊技部(例えば、副制御基板2320)と
を備え、
主遊技部(例えば、主制御基板1000)は、
始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)への遊技球の入球に基づき、乱数を取得する乱数取得手段(例えば、乱数取得判定実行手段1120)と、
前記乱数に基づく所定条件を充足した場合、可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)への所定個数の入球があるか又は所定期間が経過するまで可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)を遊技者にとって有利な状態とし得る遊技を単位遊技とし、単位遊技を一回又は複数回実行する特別遊技を実行可能な特別遊技実行手段(例えば、特別遊技実行手段1173)と、
前記特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)に入球した場合には、遊技者に対して特典を付与し得る特典付与制御手段(例えば、特別遊技実行手段1173)と、
遊技機に加えられた振動に係る異常発生の有無を検出可能な振動異常発生検出手段(例えば、振動エラー監視手段1065)と
を備え、
副遊技部(例えば、副制御基板2320)は、
主遊技部(例えば、主制御基板1000)側から送信された情報に基づき、遊技情報出力部へ出力すべき遊技情報内容を制御する遊技情報出力制御手段(例えば、情報送受信制御手段2400)
を備え、
主遊技部(例えば、主制御基板1000)は少なくとも特別遊技の実行中は前記振動に係る異常発生の有無を検出可能であり、
主遊技部(例えば、主制御基板1000)は前記振動に係る異常発生があったことが検出され且つ所定のエラー発生条件を充足した場合において遊技の進行を中断するよう構成されており、
副遊技部(例えば、副制御基板2320)は前記振動に係る異常発生があったことが検出され且つ前記所定のエラー発生条件を充足した場合において所定のエラー情報を遊技情報出力部(例えば、演出表示装置2140)へ出力するよう構成されている
ことを特徴とするぱちんこ遊技機である。
本概念(11)に係るぱちんこ遊技機は、
遊技球が入球可能な始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)と、
閉状態と開状態とを採り得る可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)と、
可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)に入球した遊技球が入球し得る、可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)の内部に設けられた特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)と、
遊技の進行を制御する主遊技部(例えば、主制御基板1000)と、
遊技者が認識可能な遊技情報を出力する遊技情報出力部(例えば、演出表示装置2140)と、
遊技情報出力部(例えば、演出表示装置2140)への遊技情報の出力制御を司る副遊技部(例えば、副制御基板2320)と
を備え、
主遊技部(例えば、主制御基板1000)は、
始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)への遊技球の入球に基づき、乱数を取得する乱数取得手段(例えば、乱数取得判定実行手段1120)と、
前記乱数に基づく所定条件を充足した場合、可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)への所定個数の入球があるか又は所定期間が経過するまで可変入賞口(例えば、第2大入賞口2220)を遊技者にとって有利な状態とし得る遊技を単位遊技とし、単位遊技を一回又は複数回実行する特別遊技を実行可能な特別遊技実行手段(例えば、特別遊技実行手段1173)と、
前記特定領域(例えば、V入賞口入球検出装置2227a)に入球した場合には、遊技者に対して特典を付与し得る特典付与制御手段(例えば、特別遊技実行手段1173)と、
遊技機に加えられた振動に係る異常発生の有無を検出可能な振動異常発生検出手段(例えば、振動センサ監視手段1065)と
を備え、
副遊技部(例えば、副制御基板2320)は、
主遊技部(例えば、主制御基板1000)側から送信された情報に基づき、遊技情報出力部へ出力すべき遊技情報内容を制御する遊技情報出力制御手段(例えば、情報送受信制御手段2400)
を備え、
主遊技部(例えば、主制御基板1000)は少なくとも特別遊技の実行中は前記振動に係る異常発生の有無を検出可能であり、前記振動に係る異常発生があったことが検出され且つ所定のエラー発生条件を充足した場合において所定のエラー情報に係るコマンドを副遊技部(例えば、副制御基板2320)側へ送信するよう構成されており、
副遊技部(例えば、副制御基板2320)は、主遊技部(例えば、主制御基板1000)側から前記所定のエラー情報に係るコマンドを受信した場合には前記所定のエラー情報を遊技情報出力部(例えば、演出表示装置2140)へ出力するよう構成されている
ことを特徴とするぱちんこ遊技機である。
100 遊技盤、102 外枠
104 前枠、106 透明板
108 扉、110 上球皿
112 下球皿、116 発射ハンドル
114 スピーカ、122 外レール
124 内レール、120 遊技領域
2210 第1主遊技始動口、2110 第2主遊技始動口
2410 補助遊技始動口、192 センター飾り
130 遊技球誘導レール、132 振分流路
134 通常流路、142 アウト口
1000 主制御装置、1100 遊技制御手段
1110 入球判定手段、1111 第1主遊技始動口入球判定手段
1112 第2主遊技始動口入球判定手段、1113 補助遊技入球口入球判定手段
1120 乱数取得判定実行手段、1121 第1主遊技乱数取得判定実行手段
1122 第2主遊技乱数取得判定実行手段、1123 補助遊技乱数取得判定実行手段
1130 保留制御手段、1131 第1主遊技図柄保留手段
1131a 第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段、1132 第2主遊技図柄保留手段
1132a 第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段、1133 補助遊技図柄保留手段
1133a 補助遊技図柄保留情報一時記憶手段、1135 当否抽選手段
1135a 特別遊技移行決定手段、1135b 当否抽選用テーブル
1135b−1 第1主遊技用当否抽選テーブル、1135b−3 第2主遊技用当否抽選テーブル
1140 図柄内容決定手段、1141 第1主遊技内容決定手段
1141a 第1主遊技内容決定用抽選テーブル、1142 第2主遊技内容決定手段
1142a 第2主遊技内容決定用抽選テーブル、1143 補助遊技内容決定手段
1143a 補助遊技内容決定用抽選テーブル、1150 表示制御手段
1151 第1主遊技図柄制御手段、1151a 第1主遊技図柄変動時間管理手段
1151a−1 第1主遊技図柄変動管理用タイマ、1152 第2主遊技図柄制御手段
1152a 第2主遊技図柄変動時間管理手段、1152a−1 第2主遊技図柄変動管理用タイマ
1154 主遊技図柄保留解除制御手段、1153 補助遊技図柄制御手段
1153a 補助遊技図柄変動時間管理手段、1153a−1 補助遊技図柄変動管理用タイマ
1160 電動役物開閉制御手段、1161 条件判定手段
1162 開放タイマ、1170 特別遊技制御手段
1171 条件判定手段、1172 特別遊技内容決定手段
1172a 特別遊技内容参照テーブル、1172b 開閉態様決定テーブル
1173 特別遊技実行手段1173a ラウンド数カウンタ
1173b 終了デモ実行タイマ、1174 振分大入賞口制御手段
1174a 振分ラウンドタイマ、1174b 振分入賞待機タイマ
1174c 振分ラウンド終了タイマ、1174d 排出待機タイマ
1174e 振分入賞数カウンタ、1174f 排出数カウンタ
1174−1 遮蔽部材駆動制御手段、1174−1a 特定領域入賞待機タイマ
1175 通常大入賞口制御手段、1175a 通常ラウンドタイマ
1175b 通常入賞待機タイマ、1175c 通常ラウンド終了タイマ
1175d 通常入賞数カウンタ、1180 特定遊技制御手段
1180 特定遊技制御手段、1181 特定遊技終了条件判定手段
1181b 時短回数カウンタ、1190 遊技状態一時記憶手段
1191 第1主遊技状態一時記憶手段、1191a 第1フラグ一時記憶手段
1191b 第1主遊技図柄情報一時記憶手段、1192 第2主遊技状態一時記憶手段
1192a 第2フラグ一時記憶手段、1192b 第2主遊技図柄情報一時記憶手段
1193 補助遊技状態一時記憶手段、1193a 補助遊技関連情報一時記憶手段
1193b 補助遊技図柄情報一時記憶手段、1194 特別遊技関連情報一時記憶手段
1195 特定遊技関連情報一時記憶手段、1197 振分遊技関連情報一時記憶手段
1300 情報送信制御手段、1301 コマンド送信用バッファ
1400 賞球払出決定手段
2210 第1主遊技始動口、2211 第1入球検出装置
2130 第1主遊技図柄表示装置、2131 第1主遊技図柄表示部
2132 第1主遊技図柄保留表示部、2110 第2主遊技始動口
2111 第2主遊技始動口入球検出装置、2112 電動役物
2230 第2主遊技図柄表示装置、2231 第2主遊技図柄表示部
2232 第2主遊技図柄保留表示部、2120 通常大入賞口
2121 通常入賞検出装置、2122 通常電動役物
2220 振分大入賞口、2221 振分入賞検出装置
2222 振分電動役物、2224、特定領域
2224a 遮蔽部材、2224−1 特定領域入球検出装置
2224−2 排出球検出装置、2410 補助遊技入球口
2411 入球検出装置、2420 補助遊技図柄表示装置
2421 補助遊技図柄表示部、2422 補助遊技図柄保留表示部
2320 演出表示制御手段(サブメイン制御基板)、2321 表示情報受信手段
2321a メイン側情報一時記憶手段、2322 装飾図柄表示制御手段
2322a 装図表示内容決定手段、2322a−1 装図変動内容決定用抽選テーブル
2322c 装図表示関連情報一時記憶手段、2322d 装図変動時間管理タイマ
2323 装図保留情報表示制御手段、2323a 装図保留情報一時記憶手段
2324 演出一般情報一時記憶手段、2400 情報送受信制御手段
2310 演出表示手段(サブサブ制御基板)
2450 副情報送受信制御手段、2313 画像表示制御手段
2311 装飾図柄表示領域、2312a 第1保留表示部
2312b 第2保留表示部
3000 賞球払出制御装置

Claims (1)

  1. 遊技球が入球可能な始動口と、
    閉状態と開状態とを採り得る可変入賞口と、
    可変入賞口に入球した遊技球が入球し得る、可変入賞口の内部に設けられた特定領域と、
    遊技の進行を制御する主遊技部と、
    遊技者が認識可能な遊技情報を出力する遊技情報出力部と、
    遊技情報出力部への遊技情報の出力制御を司る副遊技部と
    を備え、
    主遊技部は、
    始動口への遊技球の入球に基づき、乱数を取得する乱数取得手段と、
    前記乱数に基づく所定条件を充足した場合、可変入賞口への所定個数の入球があるか又は所定期間が経過するまで可変入賞口を遊技者にとって有利な状態とし得る遊技を単位遊技とし、単位遊技を一回又は複数回実行する特別遊技を実行可能な特別遊技実行手段と、
    前記特定領域に入球した場合には、遊技者に対して特典を付与し得る特典付与制御手段と、
    遊技機に加えられた振動に係る異常発生の有無を検出可能な振動異常発生検出手段と
    を備え、
    副遊技部は、
    主遊技部側から送信された情報に基づき、遊技情報出力部へ出力すべき遊技情報内容を制御する遊技情報出力制御手段
    を備え、
    単位遊技の実行中において前記振動に係る異常発生があったことを検出した場合には第一エラー状態となり、単位遊技の実行中以外において前記振動に係る異常発生があったことを検出した場合には第二エラー状態となるよう構成されており、
    第一エラー状態である場合及び第二エラー状態である場合のいずれであっても、副遊技部は所定のエラー情報を遊技情報出力部へ出力するよう構成されており、
    第一エラー状態である場合と第二エラー状態である場合とで、前記所定のエラー情報として出力すべき出力内容が異なるよう構成されている
    ことを特徴とするぱちんこ遊技機。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009178217A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Sammy Corp 弾球遊技機
JP2015012976A (ja) * 2013-07-04 2015-01-22 株式会社三共 遊技機

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