JP2016185280A - 画像処理装置及びx線診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像データにおける線状信号の視認性を向上させること。【解決手段】実施形態の画像処理装置は、第1の処理部と、第2の処理部と、合成部とを備える。第1の処理部は、所定範囲の注目画素の画素値を、前記所定範囲に含まれる画素の画素値を用いて算出した値に変換する変換処理を、入力画像データの各画素で行って第1の画像データを出力する。第2の処理部は、前記所定範囲における所定の画素の画素値を所定の値に置換する前処理を行った後に、前記変換処理を、前記入力画像データの各画素で行って第2の画像データを出力する。合成部は、前記第1の画像データと前記第2の画像データとを重み付け加算により合成した合成画像データを、表示部に出力する。【選択図】図13

Description

本発明の実施形態は、画像処理装置及びX線診断装置に関する。
従来、画像に含まれる観察対象をより観察しやすくするために種々の画像処理が施されている。例えば、画像処理として、線形空間フィルタを画像に適用する場合には、係数マトリクス(フィルタカーネル)を重みとして画素を重みつき平均する操作が行われる。
特開2001−111835号公報 特開2014−233606号公報 特開2014−233607号公報 特開2014−233608号公報
本発明が解決しようとする課題は、画像データにおける線状信号の視認性を向上させることを可能にする画像処理装置及びX線診断装置を提供することである。
実施形態の画像処理装置は、第1の処理部と、第2の処理部と、合成部とを備える。第1の処理部は、所定範囲の注目画素の画素値を、前記所定範囲に含まれる画素の画素値を用いて算出した値に変換する変換処理を、入力画像データの各画素で行って第1の画像データを出力する。第2の処理部は、前記所定範囲における所定の画素の画素値を所定の値に置換する前処理を行った後に、前記変換処理を、前記入力画像データの各画素で行って第2の画像データを出力する。合成部は、前記第1の画像データと前記第2の画像データとを重み付け加算により合成した合成画像データを、表示部に出力する。
図1は、第1の実施形態に係るX線診断装置の構成例を示す図である。 図2Aは、従来技術を説明するための図である。 図2Bは、従来技術を説明するための図である。 図2Cは、従来技術を説明するための図である。 図2Dは、従来技術を説明するための図である。 図3は、第1の実施形態に係る画像処理部の構成の一例を示す機能ブロック図である。 図4は、第1の実施形態に係る第2の処理部による第1の方法の前処理を説明するための図である。 図5は、第1の実施形態に係る合成部による処理を説明するための図である。 図6は、第1の実施形態に係る合成部により生成される画像データの一例を示す図である。 図7は、第1の実施形態に係る第2の処理部による処理の手順を示すフローチャートである。 図8は、第1の実施形態の変形例に係る第2の処理部による第2の方法の前処理を説明するための図である。 図9Aは、第1の実施形態の変形例に係る第2の処理部により生成される画像データの一例を示す図である。 図9Bは、第1の実施形態の変形例に係る第2の処理部により生成される画像データの一例を示す図である。 図10は、第2の実施形態に係る第2の処理部による第3の方法の前処理を説明するための図である。 図11Aは、第2の実施形態に係る第2の処理部により生成される線状信号でない領域の画像データの一例を示す図である。 図11Bは、第2の実施形態に係る第2の処理部により生成される線状信号でない領域の画像データの一例を示す図である。 図11Cは、第2の実施形態に係る第2の処理部により生成される線状信号でない領域の画像データの一例を示す図である。 図12Aは、その他の実施形態に係る第2の処理部による前処理を説明するための図である。 図12Bは、その他の実施形態に係る第2の処理部による前処理を説明するための図である。 図12Cは、その他の実施形態に係る第2の処理部による前処理を説明するための図である。 図13は、その他の実施形態に係る画像処理システムの構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、実施形態に係る画像処理装置及びX線診断装置の詳細について説明する。なお、実施形態は、以下の実施形態に限られるものではない。また、一つの実施形態に記載した内容は、原則として他の実施形態にも同様に適用される。
(第1の実施形態)
第1の実施形態では、X線診断装置を一例に挙げて説明する。図1は、第1の実施形態に係るX線診断装置100の構成例を示す図である。図1に示すように、第1の実施形態に係るX線診断装置100は、高電圧発生器111、X線管112、X線絞り装置113、天板114、X線検出器115、Cアーム116、Cアーム回転・移動機構117、天板移動機構118、Cアーム・天板機構制御部119、絞り制御部120、画像データ生成部121、画像データ記憶部122、画像処理部123、入力部124、表示部125、及びシステム制御部126を有する。
高電圧発生器111は、高電圧を発生し、発生した高電圧をX線管112に供給する装置である。また、X線管112は、高電圧発生器111から供給される高電圧を用いてX線を発生するX線源である。ここで、高電圧発生器111は、X線管112に供給する電圧を調整することで、被検体Eに対して照射されるX線量の調整や、被検体EへのX線照射のON/OFFの制御を行なう。
X線絞り装置113は、X線管112が発生したX線を被検体Eの関心領域に対して選択的に照射されるように絞り込む装置である。例えば、X線絞り装置113は、スライド可能な4枚の絞り羽根を有し、これら絞り羽根をスライドさせることで、X線管112が発生したX線を絞り込んで被検体Eに照射させる。
天板114は、被検体Eが載置されるベッドであり、図示しない寝台の上に配置される。
X線検出器115は、被検体Eを透過したX線を検出するための複数のX線検出素子がマトリックス状に配列された装置である。このX線検出器115が有する各X線検出素子は、被検体Eを透過したX線を電気信号に変換して蓄積し、蓄積した電気信号を後述する画像データ生成部121に送信する。
Cアーム116は、X線管112、X線絞り装置113およびX線検出器115を保持するC字状のアームである。このCアーム116は、被検体Eを挟むように、X線管112およびX線絞り装置113とX線検出器115とを対向させて保持する。なお、Cアーム116と、X線管112と、X線絞り装置113と、X線検出器115とからなる機構を撮影ユニットと呼ぶ。また、以下では、X線診断装置100が、Cアーム116を1つ有するシングルプレーン型のX線診断装置であるものとして説明する。
Cアーム回転・移動機構117は、Cアーム116を回転及び移動させる装置である。このCアーム回転・移動機構117は、X線管112とX線検出器115との間を通る回転軸を中心に、Cアーム116を回転させる。
天板移動機構118は、天板114を移動させる装置である。Cアーム・天板機構制御部119は、Cアーム回転・移動機構117および天板移動機構118を制御することで、Cアーム116の回転調整および移動調整と、天板114の移動調整とを行なう処理部である。
絞り制御部120は、X線絞り装置113が有する絞り羽根の開度を調整することで、X線の照射範囲を制御する処理部である。
画像データ生成部121は、X線検出器115によって被検体Eを透過したX線から変換された電気信号を用いてX線画像データを生成し、生成したX線画像データを画像データ記憶部122に格納する処理部である。具体的には、画像データ生成部121は、X線検出器115から受信した電気信号に対して、電流・電圧変換、A/D変換およびパラレル・シリアル変換を行なってX線画像データを生成する。例えば、画像データ生成部121は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路、又は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などの電子回路である。
画像データ記憶部122は、画像データ生成部121によって生成されたX線画像データを記憶する記憶装置である。また、画像データ記憶部122は、画像処理部123によって画像処理されたX線画像データを記憶してもよい。例えば、画像データ記憶部122は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)などの半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスクなどである。
画像処理部123は、画像データ記憶部122が記憶するX線画像データに対して各種画像処理を実行する処理部である。例えば、画像処理部123は、X線画像データに対してノイズ低減のためのリカーシブフィルタ処理(時間フィルター処理)や等方性拡散フィルター(空間フィルター処理)を実行する。例えば、画像処理部123は、ASICやFPGAなどの集積回路、又は、CPUやMPUなどの電子回路である。
入力部124は、X線診断装置100を操作する医師や技師などの操作者から各種コマンドを受け付け、受け付けたコマンドをシステム制御部126に転送する入力装置である。例えば、入力部124は、操作者から各種コマンドを受け付けるためのマウス、キーボード、ボタン、トラックボール、ジョイスティックなどを有する。
表示部125は、入力部124を介して操作者からコマンドを受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)や、画像データ記憶部122に記憶されたX線画像データ、画像処理部123によって画像処理されたX線画像データなどを表示する表示装置である。例えば、表示部125は、液晶ディスプレイやCRT(Cathode-Ray Tube)ディスプレイなどである。表示部125には、撮像中のX線画像データを表示するために使用されるリアルタイムモニタ及び過去に撮像したX線画像データを表示するために使用される比較用モニタなどが含まれる。
システム制御部126は、X線診断装置100全体の動作を制御する処理部である。例えば、システム制御部126は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などの電子回路である。そして、このシステム制御部126は、例えば、入力部124から転送された操作者からのコマンドに基づいて、高電圧発生器111、Cアーム・天板機構制御部119、絞り制御部120を制御することで、X線量の調整およびX線照射のON/OFF制御や、Cアーム116の回転・移動の調整、天板114の移動調整などを行なう。
また、システム制御部126は、操作者からのコマンドに基づいて、画像データ生成部121における画像生成処理や後述する画像処理部123における画像処理の制御を行なう。また、システム制御部126は、操作者からコマンドを受け付けるためのGUIや、画像データ記憶部122が記憶するX線画像データおよび画像処理部123によって画像処理されたX線画像データなどを表示部125のモニタに表示するように制御する。
以上、第1の実施形態に係るX線診断装置100の構成の一例を説明した。かかる構成のもと、X線診断装置100の画像処理部123は、画像に含まれる観察対象をより観察しやすくするために種々の画像処理を実行する。例えば、X線診断装置100の画像処理部123は、X線透視により画像データ生成部121が生成した透視画像において、カテーテルやガイドワイヤなどの線状構造物を正確に検出して、表示させるために画像処理を実行する。ここで、従来技術においては、例えば、線形空間フィルタをX線画像データに適用する。これにより、係数マトリクス(フィルタカーネル)の重みでX線画像データの画素を重み付き平均する。図2Aから図2Dは、従来技術を説明するための図である。
図2Aでは、画像処理前のX線画像データの一例として透視画像を示す。図2Aに示す透視画像は、被検体内に挿入されたガイドワイヤを透視した場合のX線画像データである。図2Aに示すように、透視画像はノイズが多いので、術者は、ガイドワイヤのような線状信号を観察しにくい。そこで、従来技術では、図2Aに示す透視画像に線形空間フィルタを適用する。
図2Bでは、図2A中の矩形領域2aを拡大して示す。図2Bの矩形領域2aのサイズは、縦19画素×横19画素である場合を示す。図2Bにおいて画素2bを中心とした破線領域は、線状信号が存在しない領域であり、図2Bにおいて画素2cを中心とした破線領域は、線状信号が存在する領域である。例えば、従来技術では、図2Bに示す各画素に図2Cに示す線形空間フィルタを適用する。
図2Cでは、線形空間フィルタの一例を示す。図2Cでは、カーネルサイズが5×5である場合を示す。ここで、線形空間フィルタを適用する領域において線形空間フィルタの処理対象である画素のことを「注目画素」或いは「中心画素」と言う。図2Cに示す線形空間フィルタは、注目画素に位置するカーネルの係数が1.0以上であるハイパスフィルタである。言い換えると、ハイパスフィルタは、注目画素に乗ぜられる係数値が1.0以上である。例えば、従来技術では、図2Bにおいて画素2bを中心にした5×5の破線領域について、2次元フィルタ係数で重み付け平均を行い、画素2bの画素値を計算結果で置換する。従来技術では、ある注目画素で線形空間フィルタを適用した後は、注目画素を移動させて、同様に線形空間フィルタを適用する処理を、X線画像データの各画素で行う。例えば、画素2cを中心にした5×5の破線領域について、2次元フィルタ係数で重み付け平均を行い、画素2bの画素値を計算結果で置換する。なお、線形空間フィルタを適用する領域のことを「所定の範囲」とも言う。言い換えると、線形空間フィルタを適用する処理とは、所定範囲の注目画素の画素値を、所定範囲に含まれる画素の画素値を用いて算出した値に変換する変換処理を、入力画像データの各画素で行うことを示す。
図2Dでは、画像処理後のX線画像データの一例を示す。言い換えると、図2Aに示す透視画像の全画素に線形空間フィルタを適用した結果を示す。ところで、従来技術においては、線状信号を強調しようとするとノイズも強調される場合がある。また、ノイズを減らそうとすると線状信号も低減してしまう場合がある。このような場合、線状信号が低減することで治療時間が長くなる。また、この結果として被検体に対する被曝が増えることになる。
このようなことから、第1の実施形態に係るX線診断装置100の画像処理部123は、線形空間フィルタを適用する操作において、各画素の画素値をそのまま使って線形空間フィルタを適用することに加えて、以下の処理を実行する。すなわち、第1の実施形態に係るX線診断装置100の画像処理部123は、線形空間フィルタを適用する操作において、各画素の画素値をそのまま使うのではなく、所定範囲における所定の画素の画素値を所定の値に置換する前処理を行った後に線形空間フィルタを適用する処理を、X線画像データの各画素で行う。そして、第1の実施形態に係るX線診断装置100の画像処理部123は、各画素の画素値をそのまま使って線形空間フィルタを適用したX線画像データと、前処理を行った後に線形空間フィルタを適用したX線画像データとを重み付して加算する。
図3は、第1の実施形態に係る画像処理部123の構成の一例を示す機能ブロック図である。図3に示すように、画像処理部123は、分離部123aと、第1の処理部123bと、第2の処理部123cと、合成部123dとを有する。以下では、画像データ記憶部122に記憶されるX線画像データ或いは画像データ生成部121によって生成されたX線画像データを入力画像データとする場合について説明する。
分離部123aは、入力画像データを高周波成分データと低周波成分データとに分離する。例えば、分離部123aは、入力画像データであるX線画像データに対して平滑化処理を施すことで、低周波成分データを生成する。そして、分離部123aは、入力画像データであるX線画像データから低周波成分データを減算することで、高周波成分データを生成する。なお、入力画像データを高周波成分データと低周波成分データとに分離する方法は、既知の他の技術を適用してもよい。
第1の処理部123bは、所定範囲の注目画素の画素値を、所定範囲に含まれる画素の画素値を用いて算出した値に変換する変換処理を、入力画像データの各画素で行って第1のX線画像データを出力する。例えば、第1の処理部123bは、高周波成分データの各画素で変換処理を行って、第1の高周波成分データを出力する。
第2の処理部123cは、所定範囲における所定の画素の画素値を所定の値に置換する前処理を行った後に、変換処理を、入力画像データの各画素で行って第2のX線画像データを出力する。例えば、第2の処理部123cは、高周波成分データの各画素で、前処理を行った後に、変換処理を行って、第2の高周波成分データを出力する。ここで、第2の処理部123cは、複数種類の方法で前処理を実行可能である。第1の実施形態では、第2の処理部123cが、第1の方法の前処理として、注目画素の走行方向に基づく方向領域内に含まれる画素から任意の画素を選択して、注目画素の画素値を選択した画素の画素値に置換する場合について説明する。図4を用いて、第2の処理部123cによる前処理について説明する。図4は、第1の実施形態に係る第2の処理部123cによる第1の方法の前処理を説明するための図である。
図4では、X線画像データから分離された高周波成分データのうち16画素×16画素の領域を図示している。なお、図4では、X線画像データに、図2Cに示した線形空間フィルタ2dを適用する場合の前処理を説明する。まず、第2の処理部123cは、X線画像データから分離された高周波成分データの全ての画素において、例えば、主成分分析を行って、各画素の走行方向を検出する。また、第2の処理部123cは、幅がP画素であり、長さがQ画素である矩形領域を方向領域として設定する。ここで、例えば、P画素は、1〜5画素もしくは1mm以下であり、Q画素は、5〜40画素もしくは1〜8mmの範囲であることが望ましい。図4では、第2の処理部123cは、P画素が2画素であり、Q画素が6画素である方向領域を設定したものとする。
そして、第2の処理部123cは、X線画像データにおいて、注目画素の走行方向に基づいて、方向領域の方向を決定する。言い換えると、第2の処理部123cは、方向領域を位置決めする。
ここで、図4中の画素4aを注目画素とした場合、画素4aの走行方向に基づいて、方向領域4bが位置決めされる。また、図4中の画素4cを注目画素とした場合、画素4cの走行方向に基づいて、方向領域4dが位置決めされる。そして、第2の処理部123cは、前処理として、方向領域内から任意の画素を選択して、注目画素の画素値を選択した画素の画素値に置換する。具体的には、第2の処理部123cは、方向領域4b内から任意の画素を選択して、注目画素4aの画素値を選択した画素の画素値に置換する。また、第2の処理部123cは、方向領域4d内から任意の画素を選択して、注目画素4cの画素値を選択した画素の画素値に置換する。すなわち、第2の処理部123cは、前処理として、方向領域の画素の中から任意の1つの画素をランダムに選択し、選択した画素の画素値を注目画素の画素値とする。
これにより、仮に線状信号にノイズが乗るような場合でも、注目画素は、線を構成する画素から選択される画素で置換されるので線が薄くなることはない。一方で、このような線状信号が実際には線が走行していないいわゆる背景領域である場合、方向領域内の画素はいわゆる背景上のノイズであり、ランダムに画素が選択されることで無相関化される。
ここで、第2の処理部123cは、入力画像データに対して、前処理と変換処理とを複数回実行してX線画像データから複数の第2の画像データを出力する。例えば、第2の処理部123cは、1秒間に10コマで画像収集した場合に、1コマにつき3回の前処理と変換処理とを行って、1秒間に30コマの画像を表示する。このように、第2の処理部123cが、表示用のフレームレートを高めることにより、フィルタを適用するたびにノイズが高速に変動し、ノイズパターンが変わる効果が生じる。すなわち、原画が同じでもフィルタをかけるたびにノイズだけが動いているように見える。この結果、人間の知覚過程でノイズの平滑化が発生して信号を観察しやすくなる。
そして、第2の処理部123cは、前処理を行った後に、変換処理を、X線画像データの各画素で行って第2のX線画像データを合成部123dに出力する。
合成部123dは、第1のX線画像データと第2のX線画像データとを重み付け加算により合成した合成X線画像データを、表示部125に出力する。例えば、合成部123dは、第1の高周波成分データと第2の高周波成分データとを重み付け加算により合成高周波成分データを合成し、更に、合成高周波成分データと低周波成分データとを合成した合成X線画像データを、表示部125に出力する。
図5は、第1の実施形態に係る合成部123dによる処理を説明するための図である。図5では、X線画像データを原画とする。図5に示すように、この原画から低周波成分データと高周波成分データとが分離部123aによって抽出される。そして、第1の処理部123bによって、前処理を経ずに単純線形処理が実行され、第1の高周波成分データが得られる。また、第2の処理部123cによって、前処理を経て非線形処理が実行され、第2の高周波成分データが得られる。
合成部123dは、図5に示すように、例えば、第1の高周波成分データに係数Bを乗じ、第2の高周波成分データに係数Aを乗じて合成することで合成高周波成分データを得る。ここで、合成部123dは、第1の画像データに用いる係数Bよりも値の大きい係数Aを、第2の画像データに用いる。より具体的には、合成部123dは、例えば、第1の画像データを3割、第2の画像データを7割となるように係数Aの値及び係数Bの値を設定する。また、線形空間フィルタの注目画素に対する係数と、第1の画像データの重み付けに用いる係数Bとを乗じた値が1.0以下となることが望ましい。なお、第1の高周波成分データの重み付けに用いる係数Bのことを第1の重み係数とも言い、第2の高周波成分データの重み付けに用いる係数Aのことを第2の重み係数とも言う。
そして、合成部123dは、合成高周波成分データと低周波成分データとを合成して、合成X線画像データを生成する。合成部123dは、生成した合成X線画像データを表示部125に出力する。
図6は、第1の実施形態に係る合成部123dにより生成される画像データの一例を示す図である。図6左図は、分離部123aによって抽出された高周波成分データを示す。図6左図に示すように、高周波成分データでは、ノイズが高いが、矢印で示す線状信号が視認可能である。
図6中図は、第2の処理部123cによって線形空間フィルタ処理された第2の高周波成分データを示す。図6中図に示すように、第2の高周波成分データでは、高周波成分データよりもノイズが低減しているが、矢印で示す線状信号の途切れが発生している。すなわち、第2の処理部123cによる線形空間フィルタ処理では、誤検出が発生している。この第2の高周波成分データをそのまま表示すると何らかの不自然さが残る。例えば、パターンのアーチファクト(False Positive)や線の途切れ(False Negative)が発生する。
図6右図は、合成部123dによって得られた合成高周波成分データを示す。図6右図に示すように、合成高周波成分データでは、第2の高周波成分データよりもノイズは高いものの、高周波成分データよりもノイズが低減している。更に、矢印で示す線状信号が途切れておらず視認可能である。すなわち、合成部123dは、第1の高周波成分データと第2の高周波成分データとを重み付け加算することで、パターンのアーチファクト(False Positive)や線の途切れ(False Negative)を軽減することが可能である。
次に、第1の実施形態に係るX線診断装置100の第2の処理部123cによる処理の手順について、図7を用いて説明する。図7は、第1の実施形態に係る第2の処理部123cによる処理の手順を示すフローチャートである。
図7に示すように、第1の実施形態に係るX線診断装置100においては、第2の処理部123cは、高周波成分のX線画像データを取得すると(ステップS101)、高周波成分のX線画像データからパターン認識によって各画素の走行方向を検出する(ステップS102)。そして、第2の処理部123cは、注目画素を設定する(ステップS103)。すなわち、第2の処理部123cは、X線画像データにおいて、線形空間フィルタを適用する画素を設定する。
続いて、第2の処理部123cは、方向領域の走行方向を決定する(ステップS104)。そして、第2の処理部123cは、方向領域内の任意の画素を選択し(ステップS105)、選択した画素の画素値で注目画素の画素値を置換する(ステップS106)。その後、第2の処理部123cは、未処理の注目画素が存在するか否かを判定する(ステップS107)。
ここで、第2の処理部123cは、未処理の注目画素が存在すると判定した場合(ステップS107、Yes)、ステップS103に移行する。一方、第2の処理部123cは、未処理の注目画素が存在すると判定しなかった場合(ステップS107、No)、処理を終了する。
上述したように、第1の実施形態では、所定範囲における所定の画素の画素値を所定の値に置換する前処理を行った後に、変換処理を、画像データの各画素で行う。この結果、第1の実施形態によれば、画像データにおける線状信号の視認性を向上させることが可能となる。
また、第1の実施形態では、前処理を経ずに単純線形処理を実行して、第1の高周波成分データを得、前処理を経て非線形処理を実行して、第2の高周波成分データを得る。そして、第1の高周波成分データに係数Bを乗じ、第2の高周波成分データに係数Aを乗じて合成することで合成高周波成分データを得る。これにより、第1の実施形態によれば、パターンのアーチファクト(False Positive)や線の途切れ(False Negative)を軽減することが可能である。
(第1の実施形態の変形例)
ところで、上述した第1の実施形態では、第2の処理部123cは、前処理として、注目画素の走行方向に基づく方向領域内に含まれる画素から任意の画素を選択して、注目画素の画素値を選択した画素の画素値に置換するものとして説明した。しかしながら、第2の処理部123cは、例えば、第2の方法の前処理として、注目画素の走行方向に基づく方向領域内の画素値の平均値を算出して、注目画素の画素値を平均値に置換するようにしてもよい。図8を用いて、第1の実施形態の変形例に係る第2の処理部123cによる第2の方法の前処理について説明する。図8は、第1の実施形態の変形例に係る第2の処理部123cによる第2の方法の前処理を説明するための図である。
図8では、X線画像データのうち縦10画素×横12画素の領域を図示している。なお、図8では、X線画像データに、図2Cに示した線形空間フィルタ2dを適用する場合の前処理を説明する。また、図8では、画素8aを注目画素とした場合、方向領域8bが決定された場合を示す。そして、第2の処理部123cは、方向領域内の画素値の平均値を算出して、注目画素の画素値を平均値に置換する前処理を行う。具体的には、第2の処理部123cは、方向領域8b内の画素について画素値の平均値を算出し、算出した平均値を注目画素8aの画素値に置換する。すなわち、第2の処理部123cは、線形フィルタを適用するとき、この注目画素の濃度をそのまま使うのではなく、方向領域内の画素濃度の平均値で置き換える前処理を行う。
このように前処理を行うことで、実際に線が存在している領域に線形空間フィルタを適用する場合、注目画素は線状信号の画素値が適正でノイズの影響をそれほど受けていない画素値に置換される。このため、係数マトリクスがハイパスフィルタの場合に注目画素を強調しても、前処理を経ずに変換処理を行う場合に比べて、ノイズの増強が発生せず、線状信号だけを強調することが可能である。
図9A及び図9Bは、第1の実施形態の変形例に係る第2の処理部123cにより生成される画像データの一例を示す図である。図9Aは、分離部123aによって抽出された高周波成分データを示す。図9Aでは、ノイズによって線状信号が不鮮明である。図9Bは、第2の処理部123cによって線形空間フィルタ処理された第2の高周波成分データを示す。図9Bでは、ノイズが低減するため、線状信号が鮮明になる。
一般にノイズを低下させる場合にはローパスフィルタを用いる。また、線状信号が観察対象である場合、ノイズを細かくする作用があるハイパスフィルタを用いることで、線状信号を見やすくすることができる。しかし、ハイパスフィルタはノイズの大きさも増強させるため、通常は信号が見やすくならない。しかし、線状信号に沿った画素値の平均値を注目画素に用いる前処理を行うことで、画像自体のノイズを低減するためノイズの増強が抑えられ、かつ、線状信号を見やすくすることができる。
なお、第1の実施形態の変形例において、第2の処理部123cは、方向領域内の画素について画素値の平均値を算出する際に、注目画素からの距離に応じて、重み付けして平均値を算出するようにしてもよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、前処理として、所定範囲の注目画素の画素値を置換する第1の方法及び第2の方法について説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、X線診断装置100は、第3の方法の前処理として、所定範囲の注目画素以外の画素の画素値を置換してもよい。
第2の実施形態に係るX線診断装置の構成は、第2の処理部123cの機能の一部が異なる点を除いて、図1に示した第1の実施形態に係るX線診断装置100の構成及び図2に示した画像処理部123の構成と同様である。このため、第2の実施形態では、第2の処理部123cの機能についてのみ説明する。
図10は、第2の実施形態に係る第2の処理部123cによる第3の方法の前処理を説明するための図である。図10では、X線画像データのうち縦10画素×横12画素の領域を図示している。なお、図10では、X線画像データに、図2Cに示した線形空間フィルタ2dを適用する場合の前処理を説明する。
第2の実施形態に係る第2の処理部123cは、図10中の画素10aを注目画素とする所定範囲10dに線形空間フィルタを適用する場合、例えば、前処理として、画素10bの画素値を所定の値に置換する。より具体的には、第2の実施形態に係る第2の処理部123cは、画素10bを中心とする方向領域10cの画素群から任意の画素を一つ選択する。図10に示す例では、第2の実施形態に係る第2の処理部123cは、画素10bを中心とする3画素×3画素の方向領域10cを設定する。そして、第2の実施形態に係る第2の処理部123cは、画素10bの画素値を、選択した画素の画素値で置換する。なお、第2の実施形態に係る第2の処理部123cは、注目画素である画素10a以外の画素であって、画素10b以外の全ての画素について、前処理を行うようにしてもよい。すなわち、第2の実施形態に係る第2の処理部123cは、前処理として、注目画素以外の画素の画素値を当該注目画素以外の画素の近傍の任意の画素の画素値に置換する。
このように、ランダムな画素を選択することによって、原画における相関性ノイズ(MTFでぼけてごつごつした感じのノイズ)の相関が減り、フィルタ出力画像のノイズはさらさらした粒の細かいノイズに近づく。この結果、第2の実施形態によれば、細い線状信号や細かい線状信号を観察しやすくすることが可能になる。
図11Aから図11Cは、第2の実施形態に係る第2の処理部123cにより生成される線状信号でない領域の画像データの一例を示す図である。図11Aは、分離部123aによって抽出された高周波成分データを示す。図11Aでは、ノイズが高い。図11Bは、第1の処理部123bによって線形空間フィルタ処理された第1の高周波成分データを示す。図11Bでは、図11Aに示した高周波成分データより、ノイズが低減している。図11Cは、第2の処理部123cによって線形空間フィルタ処理された第2の高周波成分データを示す。図11Cでは、図11Bに示した第1の高周波成分データより更にノイズが低減する。
一般に細いものや細かいものを観察するときは、相関ノイズ(Correlated noise)よりも無相関ノイズのほうがさらさらしていて視認性が良い。通常、ハイパスフィルタは無相関に近づけるが、ランダム選択を加えることで無相関化が更に深まる。また、第2の実施形態に係る第2の処理部123cは、画像データに対して、前処理と変換処理とを複数回実行してX線画像データのフレームレートを高めるようにしてもよい。例えば、第2の実施形態に係る第2の処理部123cは、1秒間に10コマで画像収集した場合に、1コマにつき3回の前処理と変換処理とを行って、1秒間に30コマの画像を表示する。このように、背景領域に前処理を経てから線形フィルタを適用すると、線形フィルタを適用するたびにノイズパターンが変わる。これにより、背景ノイズを高フレームレートで変動させることができる。この結果、第2の実施形態によれば、信号認識能を改善することが可能となる。
なお、第2の実施形態に係る第2の処理部123cは、第3の方法の前処理を、第1の方法の前処理又は第2の方法の前処理と組み合わせてもよい。例えば、第2の実施形態に係る第2の処理部123cは、第1の方法の前処理と第3の方法の前処理とを組み合わせた第4の方法の前処理として、以下の処理を実行する。すなわち、第2の実施形態に係る第2の処理部123cは、第4の方法の前処理として、注目画素の走行方向に基づく方向領域内に含まれる画素から任意の画素を選択して、注目画素の画素値を選択した画素の画素値に置換するとともに、注目画素以外の画素の画素値を当該注目画素以外の画素の近傍の任意の画素の画素値に置換する。かかる場合、第2の処理部123cは、入力画像データに対して、第4の方法の前処理と変換処理とを複数回実行してX線画像データから複数の第2の画像データを出力するようにしてもよい。
或いは、例えば、第2の実施形態に係る第2の処理部123cは、第2の方法の前処理と第3の方法の前処理とを組み合わせた第5の方法の前処理として、以下の処理を実行する。すなわち、第2の実施形態に係る第2の処理部123cは、第5の方法の前処理として、注目画素の走行方向に基づく方向領域内の画素値の平均値を算出して、注目画素の画素値を平均値に置換するとともに、注目画素以外の画素の画素値を当該注目画素以外の画素の近傍の任意の画素の画素値に置換する。
(前処理)
上述した第1の実施形態では、第2の処理部123cは、X線画像データにおいて、前処理として、注目画素を置換するものとして説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、第2の処理部123cは、前処理として、注目画素と隣接する画素であって、注目画素と同じ走行方向を有する画素についても、画素値を所定の値に置換してもよい。図12Aから図12Cは、その他の実施形態に係る第2の処理部123cによる前処理を説明するための図である。
図12Aでは、X線画像データのうち縦10画素×横12画素の領域を図示している。なお、図12Aでは、X線画像データに、図2Cに示した線形空間フィルタ2dを適用する場合の前処理を説明する。なお、図12Aに示す例では、方向領域12bが決定された場合を示す。
図12Bでは、走行方向の定義を示す。図12Bに示す例では、線形空間フィルタ2dのように5×5の領域において8方向の走行方向を定義する場合を説明する。図12Bに示すように、注目画素12aと、5×5の領域の最も外側の画素との方向を走行方向とする。また、各走行方向を方向0から方向7にて定義する。一例をあげると、注目画素12aに対して水平方向を方向0と定義し、注目画素12aに対して鉛直方向を方向4と定義する。
図12Cでは、注目画素12aの走行方向が方向2である場合を示す。また、図12Cでは、注目画素12aと隣接する8つの画素において、各走行方向を数字で示す。ここで、図12Cに示す例では、画素12c、画素12d及び画素12eの走行方向が方向2であり、注目画素12aの走行方向と同じである。なお、注目画素と隣接する画素であって、注目画素と同じ走行方向を有する画素のことを「類似画素」と言う。このようなことから、その他の実施形態に係る第2の処理部123cは、図12Cに示す例において、注目画素12aに加えて、類似画素である画素12c、画素12d及び画素12eについて画素値を所定の値に置換する。ここで、その他の実施形態に係る第2の処理部123cは、第1の方法の前処理と組み合わせた第6の方法の前処理又は第2の方法の前処理と組み合わせた第7の方法の前処理を実行する。
まず、第6の方法の前処理について説明する。例えば、その他の実施形態に係る第2の処理部123cは、第1の方法の前処理と組み合わせた第6の方法の前処理として、方向領域12bの任意の画素を選択し、選択した画素の画素値で、注目画素12a、画素12c、画素12d及び画素12eの画素値を置換する。すなわち、その他の実施形態に係る第2の処理部123cは、第6の方法の前処理として、注目画素の走行方向に基づく方向領域内に含まれる画素から任意の画素を選択して、注目画素の画素値を選択した画素の画素値に置換するとともに、更に、注目画素と隣接する画素であって、注目画素と同じ走行方向を有する画素である類似画素の画素値を、選択した画素の画素値に置換する。ここで、その他の実施形態に係る第2の処理部123cは、方向領域内に含まれる画素から1つの画素を選択して、注目画素と類似画素とを、同一の画素の画素値で置換してもよい。或いは、その他の実施形態に係る第2の処理部123cは、方向領域内に含まれる画素から複数の画素を選択して、注目画素と類似画素とを、各々異なる画素の画素値で置換してもよい。なお、かかる場合、その他の実施形態に係る第2の処理部123cは、入力画像データに対して、第6の方法の前処理と変換処理とを複数回実行してX線画像データから複数の第2の画像データを出力するようにしてもよい。
続いて、第7の方法の前処理について説明する。その他の実施形態に係る第2の処理部123cは、第2の方法の前処理と組み合わせた第7の方法の前処理として、方向領域12b内の画素値の平均値を算出して、注目画素12a、画素12c、画素12d及び画素12eの画素値を算出した平均値に置換する。すなわち、その他の実施形態に係る第2の処理部123cは、第7の方法の前処理として、注目画素の走行方向に基づく方向領域内の画素値の平均値を算出して、注目画素の画素値を平均値に置換するとともに、更に、注目画素と隣接する画素であって、注目画素と同じ走行方向を有する画素である類似画素の画素値を、選択した画素の画素値に置換する。ここで、その他の実施形態に係る第2の処理部123cは、注目画素の走行方向に基づく方向領域12b内の画素値の平均値を算出して、注目画素と類似画素とを、同一の平均値で置換してもよい。或いは、その他の実施形態に係る第2の処理部123cは、類似画素の走行方向に基づく方向領域をそれぞれ決定して、決定した方向領域内の画素値の平均値を算出し、注目画素と類似画素とを、各々異なる平均値で置換してもよい。なお、かかる場合、その他の実施形態に係る第2の処理部123cは、入力画像データに対して、第7の方法の前処理と変換処理とを複数回実行してX線画像データから複数の第2の画像データを出力するようにしてもよい。
(その他の実施形態)
実施形態は、上述した実施形態に限られるものではない。
(前処理の組み合わせ)
上述した実施形態では、第2の処理部123cは、前処理として、第1の方法の前処理から第7の方法の前処理のいずれかを実行するものとして説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、第2の処理部123cは、第8の方法の前処理として、第3の方法の前処理と第6の方法の前処理とを組み合わせてもよい。より具体的には、第2の処理部123cは、第8の方法の前処理として、第6の方法の前処理を実行するとともに、更に、注目画素及び類似画素以外の画素である他画素の画素値を、他画素の近傍の任意の画素の画素値に置換する。なお、かかる場合、その他の実施形態に係る第2の処理部123cは、入力画像データに対して、第8の方法の前処理と変換処理とを複数回実行してX線画像データから複数の第2の画像データを出力するようにしてもよい。
また、例えば、第2の処理部123cは、第9の方法の前処理として、第3の方法の前処理と第7の方法の前処理とを組み合わせてもよい。より具体的には、第2の処理部123cは、第9の方法の前処理として、第7の方法の前処理を実行するとともに、更に、注目画素及び類似画素以外の画素である他画素の画素値を、他画素の近傍の任意の画素の画素値に置換する。なお、かかる場合、その他の実施形態に係る第2の処理部123cは、入力画像データに対して、第9の方法の前処理と変換処理とを複数回実行してX線画像データから複数の第2の画像データを出力するようにしてもよい。
なお、上述した実施形態では、分離部123aは、X線画像データを高周波成分データと低周波成分データとに分離するものとして説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、画像処理部123は、X線画像データを高周波成分データと低周波成分データとに分離せずに、画像処理を実行してもよい。かかる場合、第1の処理部123bは、高周波成分データと低周波成分データとに分離せずに、X線画像データに対して変換処理を行って、第1のX線画像データを出力する。また、第2の処理部123cは、高周波成分データと低周波成分データとに分離せずに、X線画像データに対して前処理を行ってから、変換処理を行って、第2のX線画像データを出力する。そして、合成部123dは、第1のX線画像データと第2のX線画像データとを合成した合成画像データを生成し、生成した合成画像データを表示部125に出力する。
また、上述した実施形態では、第1のX線画像データと第2のX線画像データとを合成した合成画像データを生成し、生成した合成画像データを表示部125に出力するものとして説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、第2のX線画像データを表示部125に出力するようにしてもよい。かかる場合、画像処理部123は、前処理として、注目画素の走行方向に基づく方向領域内に含まれる画素から選択した任意の画素の画素値に置換する。そして、画像処理部123は、前処理を行った後に、入力画像データにおいて、所定範囲の注目画素の画素値を、所定範囲に含まれる画素の画素値を用いて算出した値に変換する変換処理を、入力画像データの各画素で行う。その後、システム制御部126は、変換処理された画像データを表示部125に表示させる。
(方向領域の大きさ)
なお、第2の処理部123cは、方向領域の走行方向を注目画素ごとに決定する際に、全ての注目画素で同じ大きさの方向領域を用いてもよいし、注目画素ごとに方向領域の大きさや形状を変更してもよい。例えば、第2の処理部123cは、線状信号の存在確率に応じて、方向領域の大きさを変更してもよい。より具体的には、第2の処理部123cは、線状信号の存在確率が所定の閾値以上と判定された注目画素では、方向領域の大きさを大きくし、線状信号の存在確率が所定の閾値未満と判定された注目画素では、方向領域の大きさを小さくする。
(線形空間フィルタ適用範囲)
なお、上述した実施形態では、全ての画素について線形空間フィルタを適用するものとして説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、第2の処理部123cは、操作者から事前に選択された領域についてのみ前処理と変換処理とを実行してもよい。或いは、第2の処理部123cは、線状信号の存在確率が所定の閾値以上である注目画素についてのみ前処理と変換処理とを実行してもよい。
(画像処理装置)
また、上述した実施形態では、X線診断装置100によって画像処理が実行される場合について説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、画像処理装置が、上述した実施形態と同様の画像処理を実行するようにしてもよい。その他の実施形態では、画像処理装置を含む画像処理システムを一例に挙げて説明する。図13は、その他の実施形態に係る画像処理システムの構成の一例を示す図である。
図13に示すように、その他の実施形態に係る画像処理システムは、医用画像診断装置200と、画像保管装置300と、画像処理装置400とを有する。図13に例示する各装置は、例えば、病院内に設置された院内LAN(Local Area Network)により、直接的、又は間接的に相互に通信可能な状態となっている。例えば、画像処理システムにPACS(Picture Archiving and Communication System)が導入されている場合、各装置は、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格に則って、医用画像等を相互に送受信する。
医用画像診断装置200は、例えば、X線診断装置、X線CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、超音波診断装置、SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置、PET(Positron Emission Computed Tomography)装置、SPECT装置とX線CT装置とが一体化されたSPECT−CT装置、PET装置とX線CT装置とが一体化されたPET−CT装置、又はこれらの装置群等である。そして、医用画像診断装置200は、それぞれの技師の操作に応じて医用画像を収集する。
そして、医用画像診断装置200は、収集した画像データを画像処理装置100や、画像保管装置300に送信する。なお、医用画像診断装置200は、画像データを画像保管装置300に送信する際に、付帯情報として、例えば、患者を識別する患者ID、検査を識別する検査ID、医用画像診断装置200を識別する装置ID、医用画像診断装置200による1回の撮影を識別するシリーズID等を送信する。
画像保管装置300は、医用画像を保管するデータベースである。具体的には、画像保管装置300は、医用画像診断装置200から送信された画像データや、各画像データの付帯情報などを記憶部に格納し、これを保管する。
画像処理装置400は、医用画像診断装置200、或いは、画像保管装置300から画像データを取得する。そして、画像処理装置400は、取得した画像データに線形空間フィルタを適用することで、画像データにおける線状信号の視認性を向上させる。
図13に示すように、画像処理装置400は、入力部410と、表示部420と、通信部430と、記憶部440と、制御部450とを有する。例えば、画像処理装置400は、ワークステーションや、任意のパーソナルコンピュータなどであり、医用画像診断装置200や、画像保管装置300などとネットワークを介して接続される。
入力部410は、マウス、キーボード、トラックボール等であり、画像処理装置400に対する各種操作の入力を操作者から受け付ける。具体的には、入力部410は、画像データなどを取得するための入力などを受付ける。
表示部420は、モニタとしての液晶パネル等であり、各種情報を表示する。具体的には、表示部420は、操作者から各種操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)や、後述する制御部450による処理結果を表示する。通信部430は、NIC(Network Interface Card)等であり、他の装置との間で通信を行う。
記憶部440は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置などであり、後述する制御部450によって取得された医用画像の画像データなどを記憶する。また、記憶部440は、後述する制御部450によって用いられる種々の情報を記憶する。
制御部450は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の電子回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路であり、画像処理装置400の全体制御を行なう。制御部450は、図13に示すように、例えば、分離部451と、第1の処理部452と、第2の処理部453と、合成部454とを有する。以下では、医用画像診断装置200、或いは、画像保管装置300から取得した画像データを入力画像データとする場合について説明する。
分離部451は、入力画像データを高周波成分データと低周波成分データとに分離する。
第1の処理部452は、所定範囲の注目画素の画素値を、所定範囲に含まれる画素の画素値を用いて算出した値に変換する変換処理を、入力画像データの各画素で行って第1の画像データを出力する。例えば、第1の処理部452は、高周波成分データの各画素で変換処理を行って、第1の高周波成分データを出力する。
第2の処理部453は、所定範囲における所定の画素の画素値を所定の値に置換する前処理を行った後に、変換処理を、入力画像データの各画素で行って第2の画像データを出力する。例えば、第2の処理部453は、高周波成分データの各画素で、前処理を行った後に、変換処理を行って、第2の高周波成分データを出力する。
合成部454は、第1の画像データと第2の画像データとを重み付け加算により合成した合成画像データを、表示部420に出力する。例えば、合成部454は、第1の高周波成分データと第2の高周波成分データとを重み付け加算により合成した合成高周波成分データと、低周波成分データとを合成した合成画像データを、表示部420に出力する。
(その他の適用)
上述した実施形態では、X線診断装置などの医用画像診断装置によって生成された医用画像データに対して、線形空間フィルタを適用して、画像データにおける線状信号の視認性を向上させる場合について説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、画像処理装置は、トンネル内を撮影した画像データにおいて、線状信号としてひび割れの有無の判定や、自動車を撮影した画像データにおいて、線状信号としてナンバープレートの読み取りにも適用可能である。
上記の実施形態の説明において、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、或いは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、上記の実施形態で説明した制御方法は、予め用意された制御プログラムをパーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することによって実現することができる。この制御プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することができる。また、この制御プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、画像データにおける線状信号の視認性を向上させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
400 画像処理装置
450 制御部
451 分離部
452 第1の処理部
453 第2の処理部
454 合成部

Claims (20)

  1. 所定範囲の注目画素の画素値を、前記所定範囲に含まれる画素の画素値を用いて算出した値に変換する変換処理を、入力画像データの各画素で行って第1の画像データを出力する第1の処理部と、
    前記所定範囲における所定の画素の画素値を所定の値に置換する前処理を行った後に、前記変換処理を、前記入力画像データの各画素で行って第2の画像データを出力する第2の処理部と、
    前記第1の画像データと前記第2の画像データとを重み付け加算により合成した合成画像データを、表示部に出力する合成部と、
    を備える、画像処理装置。
  2. 前記入力画像データを高周波成分データと低周波成分データとに分離する分離部を更に備え、
    前記第1の処理部は、前記高周波成分データの各画素で前記変換処理を行って、第1の高周波成分データを出力し、
    前記第2の処理部は、前記高周波成分データの各画素で、前記前処理を行った後に、前記変換処理を行って、第2の高周波成分データを出力し、
    前記合成部は、前記第1の高周波成分データと前記第2の高周波成分データとを重み付け加算により合成高周波成分データを合成し、更に、前記合成高周波成分データと前記低周波成分データとを合成した合成画像データを、前記表示部に出力する、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第2の処理部は、前記前処理として、前記注目画素の走行方向に基づく方向領域内の画素値の平均値を算出して、前記注目画素の画素値を前記平均値に置換する、請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第2の処理部は、前記前処理として、更に、前記注目画素と隣接する画素であって、前記注目画素と同じ走行方向を有する画素である類似画素の画素値を、前記平均値に置換する、請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第2の処理部は、前記前処理として、前記注目画素の走行方向に基づく方向領域内に含まれる画素から任意の画素を選択して、前記注目画素の画素値を選択した画素の画素値に置換する、請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  6. 前記第2の処理部は、前記前処理として、更に、前記注目画素と隣接する画素であって、前記注目画素と同じ走行方向を有する画素である類似画素の画素値を、前記選択した画素の画素値に置換する、請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記第2の処理部は、前記前処理として、更に、前記注目画素及び前記類似画素以外の画素である他画素の画素値を、前記他画素の近傍の任意の画素の画素値に置換する、請求項4又は6に記載の画像処理装置。
  8. 前記第2の処理部は、前記前処理として、前記注目画素以外の画素の画素値を当該注目画素以外の画素の近傍の任意の画素の画素値に置換する、請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  9. 前記第2の処理部は、前記前処理として、更に、前記注目画素以外の画素の画素値を当該注目画素以外の画素の近傍の任意の画素の画素値に置換する、請求項3又は5に記載の画像処理装置。
  10. 前記第2の処理部は、前記前処理と前記変換処理とを複数回実行して前記入力画像データから複数の前記第2の画像データを出力する、請求項5〜9のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  11. 前記合成部は、前記第1の画像データに用いる第1の重み係数よりも値の大きい第2の重み係数を、前記第2の画像データに用いる、請求項1〜10のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  12. 入力画像データにおいて、所定範囲の注目画素の画素値を、前記注目画素の走行方向に基づく方向領域内に含まれる画素から選択した任意の画素の画素値に置換する前処理を行い、前記前処理を行った後に、前記注目画素の画素値を前記所定範囲に含まれる画素の画素値を用いて算出した値に変換する変換処理を、前記入力画像データの各画素で行う画像処理部と、
    前記変換処理された画像データを表示部に表示させる表示制御部と、
    を備える、画像処理装置。
  13. 前記画像処理部は、前記前処理として、更に、前記注目画素と隣接する画素であって、前記注目画素と同じ走行方向を有する画素である類似画素の画素値を、前記選択した任意の画素の画素値に置換する、請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 前記画像処理部は、前記前処理として、更に、前記注目画素及び前記類似画素以外の画素である他画素の画素値を、前記他画素の近傍の任意の画素の画素値に置換する、請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記画像処理部は、前記前処理として、更に、前記注目画素以外の画素の画素値を当該注目画素以外の画素の近傍の任意の画素の画素値に置換する、請求項12に記載の画像処理装置。
  16. 前記画像処理部は、前記前処理と前記変換処理とを複数回実行して前記入力画像データから複数の前記変換処理された画像データを出力する、請求項12〜15のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  17. 前記画像処理部は、
    前記前処理を実行せずに前記変換処理を実行して第1の画像データを出力する第1の処理部と、
    前記前処理を実行してから前記変換処理を実行して第2の画像データを出力する第2の処理部と、
    前記第1の画像データと前記第2の画像データとを重み付け加算により合成した合成画像データを、表示部に出力する合成部と、
    を備える、請求項12〜16のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  18. 前記画像処理部は、
    前記入力画像データを高周波成分データと低周波成分データとに分離する分離部を更に備え、
    前記第1の処理部は、前記高周波成分データの各画素で前記変換処理を行って、第1の高周波成分データを出力し、
    前記第2の処理部は、前記高周波成分データの各画素で、前記前処理を行った後に、前記変換処理を行って、第2の高周波成分データを出力し、
    前記合成部は、前記第1の高周波成分データと前記第2の高周波成分データとを重み付け加算により合成高周波成分データを合成し、更に、前記合成高周波成分データと前記低周波成分データとを合成した合成画像データを、前記表示部に出力する、請求項17に記載の画像処理装置。
  19. 前記合成部は、前記第1の画像データに用いる第1の重み係数よりも値の大きい第2の重み係数を、前記第2の画像データに用いる、請求項17又は18に記載の画像処理装置。
  20. 請求項1〜19のいずれか一つに記載の画像処理装置を備えた、X線診断装置。
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