JP2016185223A - 便座昇降装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】便座昇降装置が、便座を昇降させる便座昇降装置であって、駆動することで前記便座を昇降させる駆動部と、前記駆動部の寿命より手前の点検時期に達したか否かを判定する判定部と、前記判定部が肯定判定したときに前記点検時期を報知し、且つ、前記報知が、前記便座の昇降時の昇降状態を報知前における昇降時の昇降状態に比べて変化させることによる報知である報知部と、を備える。
【選択図】 図2
Description
まず、本発明の実施形態に係る便座昇降装置の構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る便座昇降装置のハードウェア構成を示す斜視図である。
便座STをその上に載置し固定することで便座STを支持している。便座支持部16には一対の肘掛け18,18が取り付けられている。
次に、本発明の実施形態に係る便座昇降装置SAの作用について説明する。
記録部20は、電源投入直後(初回)であるか判定する。また、記録部20は、記録のリセット操作があるか否か判定する。そして、記録部20は、これら2つの判定のうち少なくとも何れか1つの判定で肯定判定した場合にはステップSP12の処理に移行し、否定判定した場合にはステップSP14の処理に移行する。
記録部20は、変数iを初期化する(i=0)。そして、記録部20は、ステップSP14の処理に移行する。
記録部20は、駆動部13の駆動を開始したか否か判定する。そして、記録部20は、肯定判定した場合にはステップSP16の処理に移行し、否定判定した場合にはステップSP10の処理に戻る。
記録部20は、使用状況を記録する。本実施形態では、使用状況は駆動回数であり、これを変数iで表しているため、当該変数iに「1」を加算する(i=i+1)。そして、記録部20は、ステップSP18の処理に移行する。
判定部22は、変数iが予め定められた定数C以上であるか否か判定する。この定数Cは、駆動部13の寿命となる駆動回数より前の点検時期を示す駆動回数である。この定数Cの決定の方法は、例えば、便座昇降装置SAにおいて、モータ12Aが故障したときの故障駆動回数を測る耐久試験を10回行なったときの、故障駆動回数の平均値である。判定部22は、上記判定を肯定判定した場合にはステップSP20の処理に移行し、否定判定した場合にはステップSP10の処理に戻る。
報知部24は、点検時期を報知する。この報知は、駆動部13を制御して便座STの昇降速度を報知前(例えば通常使用時)の速度よりも低下させることによる報知である。本実施形態では、報知部24は、便座STの昇降速度を、報知前における昇降時の昇降速度に比べて1/2以下に低下させる。この結果、使用者によっては、その速度の低下により異変を感じとり、点検時期であると想起するので、当該速度の低下が報知となり得る。報知後は、報知部24は、ステップSP10の処理に戻る。
以上、本発明の実施形態に係る便座昇降装置SAは、駆動部13の寿命より手前の点検時期を報知するので、使用者が点検時期を認識して、故障前に駆動部13の交換・修理依頼することができる。この結果、駆動部13の故障によって便座昇降装置SAが突然動作しなくなることを抑制することができる。また、報知が、便座STの昇降時の昇降状態を報知前における昇降時の昇降状態に比べて変化させることによる報知であるため、報知部24としてブザー、ランプ、液晶表示等の報知専用の装置を便座昇降装置SAに新たに設けなくてもよく、製造コストを抑制することができる。
以上、本願の開示する技術の実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものではない。
逆に、報知部24は、昇降時のうち下降時にのみ報知するようにしてもよい。この構成によれば、上昇時にのみ報知する構成に比べて、使用者に対して不快感を与えつつも、その分、報知精度を高めることができる。
10…装置本体
12…駆動機構部
12A…モータ
12B…ギア
13…駆動部
14…駆動リンク部
16…便座支持部
20…記録部
22…判定部
24…報知部
C…定数
i…変数
SA…便座昇降装置
ST…便座
TB…大便器
Claims (9)
- 便座を昇降させる便座昇降装置であって、
駆動することで前記便座を昇降させる駆動部と、
前記駆動部の寿命より手前の点検時期に達したか否かを判定する判定部と、
前記判定部が肯定判定したときに前記点検時期を報知し、且つ、前記報知が、前記便座の昇降時の昇降状態を報知前における昇降時の昇降状態に比べて変化させることによる報知である報知部と、
を備える便座昇降装置。 - 前記報知が、前記駆動部を制御して前記便座の昇降速度を変化させることによる報知を含む、
請求項1に記載の便座昇降装置。 - 前記報知が、前記駆動部を制御して前記便座の昇降速度を低下させることによる報知を含む、
請求項2に記載の便座昇降装置。 - 前記報知が、前記駆動部を制御して前記便座の昇降速度を前記報知前における昇降時の昇降速度に比べて1/2以下に低下させることによる報知を含む、
請求項3に記載の便座昇降装置。 - 前記報知部は、前記昇降時のうち上昇時にのみ報知する、
請求項3又は4に記載の便座昇降装置。 - 前記報知部は、前記昇降時のうち下降時にのみ報知する、
請求項3又は4に記載の便座昇降装置。 - 前記報知は、前記駆動部を制御して前記便座の昇降の途中で一時的に少なくとも1回昇降を止めることによる報知を含む、
請求項2乃至6の何れか1項に記載の便座昇降装置。 - 前記報知は、前記駆動部を制御して前記便座に振動を発生させる報知を含む、
請求項1乃至7の何れか1項に記載の便座昇降装置。 - 前記駆動部の使用状況を記録する記録部と、
をさらに備え、
前記判定部は、前記記録部で記録された前記使用状況に基づき、前記点検時期に達したか否か判定する、
請求項1乃至8の何れか1項に記載の便座昇降装置。
Priority Applications (1)
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JP2015066713A JP6459144B2 (ja) | 2015-03-27 | 2015-03-27 | 便座昇降装置 |
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ID=57202800
Family Applications (1)
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2015
- 2015-03-27 JP JP2015066713A patent/JP6459144B2/ja active Active
Patent Citations (5)
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JP6459144B2 (ja) | 2019-01-30 |
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