JP2016184264A - 評価方法、評価プログラム、及び評価装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】評価方法の一観点では、件名及び/又は本文の項目と、差出人の項目とを含む複数の項目のうち特定の一又は複数の項目について特定の編集処理がなされた情報を表示し、前記複数の項目に含まれる一又は複数の項目についての選択を受け付け、選択された前記一又は複数の項目と、前記特定の編集がなされた項目との一致状況に応じた評価結果の出力を行う。
【選択図】図3
Description
一つの側面では、本発明は、編集処理された項目を、ユーザが正しく選択できるかを評価することを可能にすることを目的とする。
(第1実施形態)
評価装置100のハードウェア構成例について、図1を用いて説明する。図1は、評価装置100のハードウェア構成例を示す図である。評価装置100は、例えばPC(Personal Computer)やタブレット端末、スマートフォン等の情報処理装置である。評価装置100は、第1実施形態における評価プログラム(例えば、アプリケーション、ソフトウェア等)がインストールされている。評価装置100は、インストールされた評価プログラムを用いて、以下に説明する評価方法を実施する。
制御部10は、評価装置100を制御するデバイスである。制御部10としては、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の電子回路を用いても良い。制御部10は、OS(Operating System)等の制御プログラム、及び記憶部11に格納されている実行プログラムに基づいて、各種演算や各ハードウェア構成部とのデータの入出力等、評価装置の処理を制御して各種処理を実行する。プログラムの実行中に必要な各種情報等は、例えば記憶部11から取得することができる。制御部10は、記憶部11に記憶されている各種の処理が規定された評価プログラムを読み出し、読み出した評価プログラムを実行することで、各種の処理を実行する。なお、各種の処理を専用のハードウェアを用いて実現しても良い。
入力部13は、評価装置100を使用するユーザ等からのプログラムの実行指示、各種編集処理情報、ソフトウェア等を起動するための情報等の入力を受け付ける。入力部13は、評価装置100のユーザ等が編集処理するキーボード及びマウス等のポインティングデバイスを有する。なお、表示部12と入力部13は、タッチパネルディスプレイを採用するなどして一体のものであっても良い。
以下、第1実施形態に係る評価方法及び評価プログラムにおいて、評価プログラム実行時の評価装置100の制御部10の各種処理について詳述する。
図2は、制御部10が、記憶部11に記憶された標的型メールを模したメッセージを読み出して表示する場合における、そのメッセージの内容(以下、訓練画面21)の例を示す。
なお、訓練画面21に含まれる項目のうち特定の項目の内容には、標的型メールを模すための示唆を含める編集処理が行われている。ここで、示唆とは、ユーザが一見して違和感を抱くものであり、例えば、誤った漢字表記、必要な文字・記号の不足、不要な文字・記号の追加(例えば、図2の件名23の項目参照)等が挙げられるが、これらに限られるものではない。
制御部10は、ユーザにより画面上で選択操作が行われると、入力部13により、項目毎に選択を受け付ける。例えば、制御部10は、ユーザが件名23を選択した(例えば、件名23の項目に設けられたチェックボックス25にチェックを入力する)場合に、件名23についての選択を受け付ける。
まず、制御部10は、表示部12に訓練画面21を表示する(S101)。そこで、ユーザにより画面上で選択操作が行われると、入力部13から制御部10に操作内容が通知され、制御部10は、選択された項目を検出する(S102)。次に、制御部10は、選択を受け付けた項目と示唆を含める編集処理が行われた項目との一致状況に応じた評価結果の出力を行う(S103)。
以下、第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る評価方法及び評価プログラムにおいて、評価装置100の制御部10は、第1実施形態に係る評価方法及び評価プログラムにおける処理に加えて、更に、後に詳述する訓練画面21を作成する処理及びユーザの選択を評価する処理を行う。
訓練画面21を作成する際に、制御部10は、訓練画面21の複数の項目のうち特定の一又は複数の項目(例えば、件名のみ、本文のみ、差出人のみ、またはこれらの任意の組み合わせ)について、示唆を含める編集処理を行う。制御部10は、編集処理が施された項目の識別情報と対応付けて編集処理の内容を記憶部11に記憶させる。
次に、制御部10は、選択した項目に対して、示唆として、テンプレートに文字・記号などを追加する(S502)。文字・記号を追加する場合(S502Yes)は、制御部10は、文字・記号リストの中から一又は複数の文字・記号を選択し(S503)、選択した項目内のいずれかの位置に、選択した一又は複数の文字・記号を追加する(S504)。
更に、制御部10は、入力部13により選択が受け付けられた項目と、示唆を含める編集処理が行われた項目との一致状況を判定する。例えば、ユーザからの指示を契機とし、制御部10は、示唆を含める編集処理が行われた項目の識別情報が記憶された記憶部11を参照し、訓練画面21の項目毎に示唆を含める編集処理が行われた項目と、入力部13により選択が受け付けられた項目との一致不一致を判定する。判定方法ついてはこれに限られるものではなく、制御部10は、示唆を含める編集処理が行われた項目のみについて、選択の一致不一致を判定しても良い。
ユーザの指示や、スケジュール管理された日時をトリガとして、制御部10は処理を開始する。まず、制御部10は、記憶部11に記憶されたテンプレートに基づき訓練画面21を作成する(S104)。制御部10は、表示部12に訓練画面21を表示する(S101)。そこで、ユーザにより画面上で選択操作が行われると、入力部13から制御部10に操作内容が通知され、制御部10は、選択された項目を検出する(S102)。制御部10は、選択を受け付けた項目と示唆を含める編集処理が施された項目との一致性を判定し、一致状況を基に選択の評価結果情報を作成する(S105)。続いて、制御部10は、表示部12に評価結果の出力を行う(S103)。
ところで、制御部10は、編集処理する対象を受信メールとすることもできる。即ち、制御部10は、受信メールを取得し、そのメールに含まれている複数の項目のうち一又は複数の項目について編集処理を施して訓練画面を作成し、表示させても良い。また、制御部10は、編集処理後、直ぐに訓練画面を表示させるのではなく、受信メールとして追加保存させ、メールが開かれる操作がなされた際に、表示させることとしても良い。
また、制御部10は、訓練画面21のテンプレートの各項目に抽出した記載内容を埋め込んでも良いし、編集処理後の訓練画面21をメールとしてメーラの受信ボックスに格納させても良い。この際、ユーザが、受信ボックス内の訓練画面21を開けると、項目毎に選択オブジェクトを有する訓練画面21が表示されることとなる。
ところで、評価装置100の訓練画像21の作成処理及び選択の評価処理の機能をサーバ71が果たしても良い。この場合、サーバ71は訓練画面21を作成し、作成した訓練画面21の画面情報を評価装置100に送信する。評価装置100は、受信した画像情報に基づき、訓練画面21を表示し、選択を受け付ける。評価装置100は、選択を受け付けた項目の情報をサーバ71に送信する。サーバ71は受信した項目の情報を基に、示唆を含める編集処理が行われた項目との一致状況を判定し、選択の評価結果情報を作成し、評価結果情報を評価装置100に送信する。評価装置100は受信した評価結果情報に基づき、評価結果の出力を行う。以上のように、評価装置100は、サーバ71において訓練画面21の作成及び選択の評価が行われる形態によっても、選択の評価を行うことができる。これにより、評価装置100における処理負担が軽減される。
また、サーバ71は、評価装置100から評価結果を収集し、各種解析を行うためのデータベースを構築しても良い。サーバ71は、訓練が行われる度に評価装置100から選択の評価結果を受け取り、評価結果を蓄積し、集計しても良い。ここで、選択の評価結果とは、例えば、ユーザの習熟度や選択の適切数及び不適切数を含むが、これらに限られるものではない。サーバ71に蓄積された集計結果は、管理者などの第三者が、例えば自社の従業員別や部門別に標的型メールに対する耐性を把握することに利用可能である。
以下、第3実施形態について説明する。第3実施形態に係る評価方法及び評価プログラムにおいて、評価装置100の制御部10は、第2実施形態に係る評価方法及び評価プログラムにおける処理に加えて、更に、後に詳述する習熟度に応じた訓練画面21を作成する処理及び習熟度を算出する処理を行う。
図9は作成基準テーブルの一例を示す図である。図9に示すように、習熟度別に作成基準を定義しておくことにより、評価装置100は、ユーザの習熟度に応じた訓練画面21を提供することができる。
更に、制御部10は、選択の評価結果に基づいて、ユーザ毎の習熟度を算出する。算出された習熟度は、新しい習熟度として記憶部11に記憶される。例えば、習熟度は、習熟度=前回習熟度+1−a(見落とした項目数)−b(誤って選択した項目数)の式により計算される。なお、a、bは係数であり、任意の数値を設定可能である。例えば、a=0.5、b=1としても良いが、これに限られるものではない。また、訓練未実施のユーザには、予め習熟度の最低値(例えば1)が設定される。
ユーザの指示や、スケジュール管理された日時をトリガとして、制御部10は処理を開始する。まず、制御部10は、記憶部11からユーザの習熟度を取得する(S106)。次に、制御部10は、作成基準テーブルを参照して、取得した習熟度に応じた作成基準を特定し、特定した作成基準に基づき、訓練画面21を作成する(S104)。制御部10は、表示部12に作成された訓練画面21を表示する(S101)。そこで、ユーザにより画面上で選択操作が行われると、入力部13から制御部10に操作内容が通知され、制御部10は、選択された項目を検出する(S102)。制御部10は、選択を受け付けた項目と示唆を含める編集処理が施された項目との一致性を判定し、一致状況を基に選択の評価結果情報を作成する(S105)。続いて、制御部10は、表示部12に評価結果の出力を行う(S103)。更に、制御部10は、評価結果に基づいて、習熟度を算出する(S107)。算出された習熟度は、新たな習熟度として記憶部11に記憶される。
また、第3実施形態に係る評価装置100の制御部10は、更に過去の評価結果を参照して訓練画面21を作成しても良い。例えば、制御部10は、記憶部11に記憶された評価結果履歴データを参照して、過去に誤って選択された項目、または、過去に誤って選択された項目の編集処理内容を特定し、同じ項目について同じ又は異なる編集処理を施す、または、同じ又は他の項目について同じ編集処理内容を施す。
図11は、評価結果の表示画面111の一例を示す。制御部10は、図11に示すように、算出された習熟度や過去の評価結果の情報やアドバイス等を表記するコメント欄112を含む評価結果情報を作成しても良い。これにより、ユーザは、客観的な数値として標的型メールに対する耐性を認識することができ、更に、項目毎における選択の適切不適切の傾向を知ることができる。
10:制御部
11:記憶部
12:表示部
13:入力部
14:ネットワーク接続部
21:訓練画面
22:差出人
23:件名
24:本文
25:チェックボックス
51:表示画面
52:選択の適切不適切の情報
53:示唆を明示する情報
70:通信ネットワーク
71:サーバ
81:受信メール
82:差出人
83:件名
84:添付ファイル
85:本文
80:URL
111:表示画面
112:コメント欄
Claims (12)
- 件名及び/又は本文の項目と、差出人の項目とを含む複数の項目のうち特定の一又は複数の項目について特定の編集処理がなされた情報を表示し、
前記複数の項目に含まれる一又は複数の項目についての選択を受け付け、
選択された前記一又は複数の項目と、前記特定の編集処理がなされた項目との一致状況に応じた評価結果の出力を行う、
ことを特徴とする被編集処理項目の選択の評価方法。 - 前記複数の項目は、記憶部に記憶されたメールに含まれる項目であることを特徴とする請求項1に記載の被編集処理項目の選択の評価方法。
- 前記特定の編集処理は、文字を加える及び/又は文字を削除する編集処理であることを特徴とする請求項1又は2に記載の被編集処理項目の選択の評価方法。
- 前記特定の編集処理は、前記メールとは異なるメールに含まれる一又は複数の項目の情報を利用して行われることを特徴とする請求項2に記載の被編集処理項目の選択の評価方法。
- 前記評価結果の出力内容は、前記一致状況が完全一致の場合と部分一致の場合とで異なることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の被編集処理項目の選択の評価方法。
- 前記評価結果の出力内容は、一致していない項目を特定する情報を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の被編集処理項目の選択の評価方法。
- 前記評価結果の出力内容は、選択された前記一又は複数の項目と、前記特定の編集処理がなされた項目との一致度を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の被編集処理項目の選択の評価方法。
- パラメータに基づいて前記特定の編集処理がなされたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の被編集処理項目の選択の評価方法。
- 前記パラメータは、前記評価結果に応じて変更されることを特徴とする請求項8に記載の被編集処理項目の選択の評価方法。
- 前記選択は、前記複数の項目のそれぞれに対応付けられたオブジェクトの選択によりなされることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の被編集処理項目の選択の評価方法。
- コンピュータに、
件名及び/又は本文の項目と、差出人の項目とを含む複数の項目のうち特定の一又は複数の項目について特定の編集処理がなされた情報を表示し、
前記複数の項目に含まれる一又は複数の項目についての選択を受け付け、
選択された前記一又は複数の項目と、前記特定の編集処理がなされた項目との一致状況に応じた評価結果の出力を行う、
処理を実行させることを特徴とする被編集処理項目の選択の評価プログラム。 - 件名及び/又は本文の項目と、差出人の項目とを含む複数の項目のうち特定の一又は複数の項目について特定の編集処理がなされた情報を表示する表示部と、
前記複数の項目に含まれる一又は複数の項目についての選択を受け付ける受付部と、
選択された前記一又は複数の項目と、前記特定の編集処理がなされた項目との一致状況に応じた評価結果の出力を行う出力部と、
を備えることを特徴とする被編集処理項目の選択の評価装置。
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