JP2016182632A - 片側スポット溶接装置及び片側スポット溶接方法 - Google Patents

片側スポット溶接装置及び片側スポット溶接方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アース電極体を最適なスポットポイントへ移動させるシフト機構を不要とし、且つ、アース電極体の交換サイクルを長期間化することで、ランニングコストの低減を図る。
【解決手段】ボディ集成ライン1に車両ボディWが搬送されるとラインブロック3に形成された段部3aに配設されているアース電極体13の加圧バッグ13aに、アース電極加圧ユニット14から貯留槽15に貯留されている流体を注入し、加圧バッグ13aを膨出させる。すると、加圧バッグ13aの外表面に被覆されているアース電極網13bが車両ボディWに圧接される。アース電極網13bは線材を編み組して変形自在な網状に形成されているため、車体ボディWの表面形状に倣って変形されるため、表面が曲面状に形成されていても接触不良が生じることは無い。
【選択図】図2

Description

本発明は、被溶接ワークの一方の面に溶接電極を押し当て、この溶接電極に対峙する位置とは異なる位置にアース電極を押し当ててスポット溶接を行う片側スポット溶接装置及び片側スポット溶接方法に関する。
従来、重畳された複数枚の板材からなる被溶接ワークを溶接電極とアース電極とで挟持し、加圧力を与えながら板厚方向に電流を流して接合するダイレクトスポット溶接が知られている。又、自動車のボディ(車体)等のように、プレス成型した複数枚のパネルを重畳させて被溶接ワークを形成するものでは、車両のデザインや機能上の理由から、溶接電極とアース電極とで被溶接ワークを挟み込むことが困難な部位が形成されているものが多い。このような場合は、溶接電極を、予め設定されている打点位置に押し当る一方、アース電極を溶接電極とは異なる位置に押し当てて接合する片側スポット溶接が多く採用される。
例えば、特許文献1(特開2012−76144号公報)には、被溶接ワークの背面に押し当てるアース電極を、軸部に対して揺動自在に支持させると共に、この軸部をロボットアームの先端に設けたシリンダユニットに連設させた技術が開示されている。
この文献に開示されている技術では、アース電極が軸部に揺動自在に支持されているため、シリンダユニットを突出動作させてアース電極をワークに押し当てると、ワークの表面形状に倣ってアース電極が傾斜し、常に正しい姿勢でアース電極をワークに当接させることができる。
特開2012−76144号公報
しかし、自動車車体等のように複雑な形状に曲げ形成され、或いは段差が形成されているワークでは、アース電極をワーク表面に正しく押し当てることが困難となり、電気抵抗が増加し、或いは接触不良が生じてしまう不都合がある。そのため、アース電極をワーク形状に応じて最適なアースポイントへ移動させるシフト機構が必要となり、設備費が嵩んでしまう不都合がある。
又、アース電極を銅線で編んだ銅網線とすれば、ワーク表面に押し当てた際に、アース電極をワーク表面の形状に倣って変形自在にさせることができる。しかし、銅網線は連続的な使用により、へたりが生じ易く、ワーク形状に沿って常に良好な変形性を確保するためには、アース電極の交換サイクルを短時間化しなければならず、ランニングコストが高くなる不都合がある。
本発明は、上記事情に鑑み、アース電極を最適なスポットポイントへ移動させるシフト機構を不要とし、又、アース電極をワークの表面形状に倣って変形させても、へたりが生じ難く、交換サイクルを長期間化することが可能で、ランニングコストの低減を図ることができ、アース電極とワーク表面との間の抵抗値を常に適正な値に設定することのできる片側スポット溶接装置及び片側スポット溶接方法を提供することを目的とする。
本発明の第1は、複数の板材を重畳して成る被溶接ワークに設定されている溶接部位に対して溶接電極を押し当て、又該溶接部位とは異なる位置にアース電極体を押し当てて、前記溶接部位をスポット溶接する片側スポット溶接装置において、前記アース電極体に流体を注入するアース電極加圧ユニットを有し、前記アース電極体が、前記アース電極加圧ユニットから注入される流体によって膨出自在な膨出部材と、前記膨出部材の外表面に被覆され、前記膨出部材の膨出に追従して前記被溶接ワークに圧接される変形自在なアース電極部材とを備える。
本発明の第2は、複数の板材を重畳して成る被溶接ワークに設定されている溶接部位に対して溶接電極を押し当て、又該溶接部位とは異なる位置にアース電極体を押し当てて、前記溶接部位をスポット溶接する片側スポット溶接方法において、前記アース電極体に設けた膨出部材に流体を注入して該膨出部材を膨出させて、該膨出部材の外周に被覆したアース電極部材を前記被溶接ワークに圧接させる第1工程と、前記膨出部材の膨出により前記アース電極部材を前記被溶接ワークに圧接させる際の前記流体の圧力が予め設定した加圧下限値を超えた後、スポット溶接作業を開始させる第2工程とを備える。
本発明の第3は、複数の板材を重畳して成る被溶接ワークに設定されている溶接部位に対して溶接電極を押し当て、又該溶接部位とは異なる位置にアース電極体を押し当てて、前記溶接部位をスポット溶接する片側スポット溶接方法において、前記アース電極体に設けた膨出部材に注入する流体の目標圧を、前記被溶接ワークの前記溶接電極が接触する打点位置と前記アース電極の接触位置との通電距離に基づいて求める第3工程と、前記アース電極体に設けた膨出部材に流体を注入して該膨出部材を膨出させて、該膨出部材の外表面に被覆したアース電極部材を前記被溶接ワークに圧接させる第4工程と、前記膨出部材に注入する流体圧が前記目標圧に達した後、スポット溶接作業を開始させる第5工程とを備える。
本発明によれば、被溶接ワークに押し当てるアース電極体を、アース電極加圧ユニットから注入される流体によって膨出自在な膨出部材と、この膨出部材の外表面に被覆されて膨出部材の膨出に追従して被溶接ワークに圧接させる変形自在なアース電極部材とで構成したので、膨出部材を膨出させてアース電極部材を被溶接ワークに圧接させた際には、このアース電極部材が被溶接ワークの表面形状に倣って変形するため、最適なアースポイントへ移動させるシフト機構が不要となり、設備費を軽減することができる。
又、膨出部材はアース電極加圧ユニットから注入される流体によって膨出されるため、経年的なへたりが生じ難く、従って、アース電極体の交換サイクルを長期間化でき、ランニングコストの低減を図ることができる。更に、膨出部材を膨出させる流体の圧力を調整することで、アース電極部材を被溶接ワークに圧接する際の圧力を可変設定することができるため、アース電極部材と被溶接ワーク表面との間の抵抗値を常に適正な値に設定することができる。
第1実施形態による車体集成ラインの溶接工程に設けた片側スポット溶接装置の概略平面図 同、片側スポット溶接装置に設けたアース電極加圧ユニットの概略構成図 同、アース電極接触体の断面平面図 同、(a)は減圧時のアース電極接触体の断面図、(b)は加圧時のアース電極接触体の断面図 同、アース電極圧力制御系の構成図 同、アース電極圧力設定ルーチンを示すフローチャート 同、アース電極網を車両ボディに圧接させる流体圧とその接触面の抵抗値との関係を示す特性図 第2実施形態による片側スポット溶接装置に設けたアース電極加圧ユニットの概略構成図 同、アース電極圧力設定ルーチンを示すフローチャート
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。
[第1実施形態]
図1〜図7に本発明の第1実施形態を示す。図1には車体組立ラインの中途に設けたボディ集成ライン1が示されている。ボディ集成ライン1では、所定にプレス成型された複数の板材(パネル)を重畳して構成された被溶接ワークとしての車両ボディWを、主にスポット溶接により接合するものである。このボディ集成ライン1に、前後の作業ラインに延在されているチェーンコンベヤ等の搬送コンベヤ2が貫通されており、この搬送コンベヤ2上に、車両ボディWが載置されている。
又、このボディ集成ライン1の両側に一対のラインブロック3が対向配設されている。このラインブロック3は、ボディ集成ライン1の移動方向に沿って配設されており、図2に示すように、対向面の上部には、所定深さの位置に段部3aが形成されている。
更に、このボディ集成ライン1に、片側スポット溶接装置11が配設されている。この片側スポット溶接装置11は、溶接電極12とアース電極体13とアース電極加圧ユニット14とを備えている。
溶接電極12は、ボディ集成ライン1の両側に設置されている各溶接ロボット5のロボットアーム5a先端に取付けられている。又、ラインブロック3形成されている段部3aの内壁と車両ボディWの対向面との間に所定間隔が設けられ、この段部3aにアース電極体13が配設されている尚、図においては、一対のアース電極体13が左右のラインブロック3に対向配設されているが、何れか一方に1つのみ配設され、或いは、図1に破線で示すように、3個以上配設されていても良い。但し、本実施形態においては、アース電極体13が左右一対配設されているものとして説明する。
図1、図2に示すように、アース電極体13に対峙する段部3aの内表面には、セラミック等、電気絶縁性、耐熱性を有する材料を用いて形成した支持部材4が敷設されている。図3に示すように、このアース電極体13は、膨出部材としての加圧バッグ13aと、この加圧バッグ13aの外表面に被覆したアース電極部材としてのアース電極網13bとを有している。
加圧バッグ13aは、シリコンゴム等、高い伸縮性、耐熱性を有する材料を用いて、密閉性を保持した状態で形成されている。又、アース電極網13bは銅線、アルミ線等、高い導電性を有する線材を編み組して網状に形成されており、加圧バッグ13aに被覆された状態では、この加圧バッグ13aの伸縮に対応して変形自在にされる。
又、図2に示すように、アース電極加圧ユニット14は、貯留槽15に貯留されている水、オイル等の流体を加圧バッグ13aに注入することで、車両ボディWに対するアース電極網13bの押付圧を制御するものである。この各加圧バッグ13aに、後述する各分岐通路19aとドレーン通路20aとがそれぞれ接続されている。更に、アース電極網13bにアース線13cが接続されており、このアース電極網13bと溶接電極12とを車両ボディWに接触させることで溶接通電経路が形成される。
以下、アース電極加圧ユニット14の構成について具体的に説明する。水等の流体が貯留されている貯留槽15に、電動ポンプ16の吸入ポート側が吸入通路17aを介して臨まされ、又、この電動ポンプ16の吐出側に連通する送給通路17bが電磁切換バルブ18を介して圧力供給通路19に連通されている。
この電磁切換バルブ18は、圧力供給通路19に対して、送給通路17bと貯留槽15に臨まされているドレーン通路20aとを選択的に連通させるもので、後述する電極圧力制御ユニット31からの駆動信号によりON/OFF動作される。尚、図2には、OFF状態の電磁切換バルブ18が示されており、この状態では圧力供給通路19がドレーン通路20aに連通されている。一方、電磁切換バルブ18がON動作すると、送給通路17bと圧力供給通路19とが連通される。
又、この圧力供給通路19に、アース電極体13に設けた各加圧バッグ13aが、各分岐通路19aを介して連通されている。更に、この各加圧バッグ13aに、リリーフ通路20bの上流側がそれぞれ連通されており、各リリーフ通路20bの下流側は集合されて貯留槽15に臨まされている。更に、各リリーフ通路20bに、流体圧Pが予め設定されているリリーフ圧Pr(図7参照)を超えた際に、強制的にドレーンさせるリリーフバルブ21が介装されている。又、この圧力供給通路19に圧力センサ22が臨まされている。この圧力センサ22を代表とする情報入力手段23で検出したパラメータは、電極圧力制御ユニット31にて読込まれる。
この電極圧力制御ユニット31は、周知のマイクロコンピュータを主体に構成されており、図5に示すように、入力側に情報入力手段23、操作盤24が接続されており、又、出力側に電動ポンプ16、電磁切換バルブ18、及び表示盤25が接続されている。更に、溶接ロボット5を制御するロボット制御ユニット36に対して双方向通信可能に接続されている。
操作盤24には片側スポット溶接装置11をON/OFF動作させる電源スイッチ等か配設されている。又、表示盤25には車両ボディWの種別を示す車体番号等を表示する表示部、アース電極体13に供給する流体圧が設定圧に達したとき点灯し、或いは点灯色が赤から緑に変化する等して、流体の加圧状態を示すランプ等が配設されている。尚、情報入力手段23には、圧力センサ22以外に、車両ボディWがボディ集成ライン1に搬入されて定位置で停止した状態を検出する光電管センサ等からなる位置検知手段等が含まれる。
電極圧力制御ユニット31は、車両ボディWがボディ集成ライン1に搬入されて定位置で停止すると、先ず、アース電極体13の加圧バッグ13aに流体を注入して膨出させ、外表面に被覆されているアース電極網13bを車両ボディWに押し当て、その後、溶接ロボット5によるスポット溶接を開始する。
電極圧力制御ユニット31で実行されるアース電極網13bを車両ボディWに押し当てる制御動作は、具体的には、図6に示すアース電極圧力設定ルーチンに従って行われる。
このルーチンでは、先ず、ステップS1で、位置検知手段からの位置検知信号等に基づき、車両ボディWがボディ集成ライン1に搬入されて定位置で停止されるまで待機する。そして、車両ボディWがボディ集成ライン1に定位置で停止された状態が検知されると、ステップS2へ進み、電動ポンプ16をON動作させた後、ステップS3で、電磁切換バルブ18をON動作させる。
すると、電動ポンプ16の駆動により貯留槽15に貯留されている水、オイル等の流体が吸引され、又、電磁切換バルブ18のON動作により電動ポンプ16の吐出側に接続されている送給通路17bと圧力供給通路19とが連通される。その結果、電動ポンプ16により吸い上げられた流体が、電磁切換バルブ18を経て圧力供給通路19に流入され、各分岐通路19aを介して、アース電極体13の加圧バッグ13aに供給される。尚、このステップS3での処理が、本発明の第1工程に対応している。
アース電極体13はボディ集成ライン1の両側に配設されているラインブロック3の段部3aと車両ボディWとの間に配設されており、加圧バッグ13aに流体が供給されると、図4(a)に示す収縮した状態から次第に膨出する。すると、同図(b)に示すように、アース電極体13がラインブロック3に固定されている支持部材4に押し付けられ、その反力で車両ボディWを押圧し、外表面に被覆されているアース電極網13bが車両ボディWに圧接される。アース電極体13は変形自在であるため、車両ボディWのアースポイント(アース電極体13が接触する位置)が曲面を有しており、或いは段差が形成されていても、膨出した際には、車両ボディWの表面形状に倣って変形するため、接触不良、或いは接触面積不足が生じることはない。
次いで、ステップS4へ進み、圧力センサ22で検出した圧力供給通路19に供給された流体圧Pを検出して、予め設定した加圧下限値P0と比較する。そして、流体圧Pが予め設定した加圧下限値P0以上となるまで待機し、P0≧Pとなった場合、ステップS5へ進む。
図7に示すように、例えば、車両ボディWが第1被溶接パネルW1と第2被溶接パネルW2との2枚を接合して構成され、第1被溶接パネルW1の溶接部位である打点位置に溶接電極12の先端が押し付けられ、第2被溶接パネルW2にアース電極体13のアース電極網13bが押し当てられている場合、両被溶接パネルW1,W2間の接合部を適正に溶接するには、この接合部の抵抗値R0に比し、溶接電極12と第1被溶接パネルW1との間の接触面の抵抗値R1、及び第2被溶接パネルW2とアース電極体13に設けたアース電極網13bとの間の接触面の抵抗値R2を低い値に調整する必要がある。
ここで、抵抗値R1は溶接電極12の第1被溶接パネルW1に対する加圧力で容易に調整することができる。一方、抵抗値R2はアース電極網13bの第2被溶接パネルW2に対する押付力で調整する。図7に示す特性値は、加圧バッグ13aに印加される流体圧Pと抵抗値R2の変化を示すものであり、加圧バッグ13aに印加される流体圧Pが増加するに従い抵抗値R2が反比例曲線的に低下する。
従って、本実施形態では抵抗値R2が抵抗値R0と等しくなる流体圧Pをシミュレーション等から求め、これを、加圧下限値P0として設定する。尚、流体圧Pがリリーフ圧Prを超えた場合、リリーフバルブ21が開弁し、余剰の流体がリリーフ通路20bを通り、貯留槽15に還元されて調圧される。従って、後述する溶接ロボット5による溶接作業は、流体圧Pが加圧下限値P0とリリーフ圧Prとの間にある状態で行われる。その後、ステップS5へ進み、ロボット制御ユニット36に対して、溶接作業開始信号を送信し、溶接作業を開始させる。尚、このステップS4,S5での処理が、本発明の第2工程に対応している。
すると、待機位置で待機している各溶接ロボット5のロボットアーム5aが稼動し、先端に取付けられている溶接電極12を予め設定されている車両ボディWの打点位置に所定加圧力で押し当てて、スポット溶接作業を開始する。次いで、ステップS6へ進み、全ての溶接ロボット5による溶接作業が終了したか否かを調べる。溶接作業が終了したか否かは、例えば、ロボット制御ユニット36からの溶接終了信号に基づいて判定する。
そして、溶接作業が終了していない場合は、ステップS5へ戻り、溶接作業を継続させる。一方、全ての溶接ロボット5によるスポット溶接が所定に終了した場合は、ステップS7へ進み、電磁切換バルブ18をOFF動作させ、続く、ステップS8で電動ポンプ16をOFF動作させて、ルーチンを終了させる。尚、各溶接ロボット5は溶接作業が終了すると、ロボットアーム5aを予め設定されている待機位置に戻し、次の溶接作業に備える。
又、電磁切換バルブ18がOFF動作すると、圧力供給通路19の上流側がドレーン通路20aに連通されるため、加圧バッグ13a内の流体は、この加圧バッグ13aの収縮圧にて圧力供給通路19を逆流し、ドレーン通路20aを経て貯留槽15に還元される。すると、アース電極体13は、図4(b)に示す支持部材4と車両ボディWとを押圧している状態から収縮されて、同図(a)に示すように、支持部材4と車両ボディWから離間される。尚、この場合、アース電極体13は支持部材4側を固定し、車両ボディW側からのみ離間させるようにしても良い。
このように、本実施形態では、アース電極体13を、伸縮性を有する加圧バッグ13aと、その外表面を被覆するアース電極網13bとで構成し、この加圧バッグ13aに流体を供給して膨出させることで、アース電極網13bを車両ボディWに圧接させるようにし、しかも、このアース電極体13が車両ボディWの表面形状に倣って変形自在にされているため、アース電極を機種毎の最適なアースポイントへいちいち移動させる必要がない。その結果、従来のようなシフト機構が不要となり、設備費を軽減させることができる。
更に、加圧バッグ13aに流体を供給することで、アース電極体13を膨出させるようにしたので、アース電極加圧ユニット14を断続的に長期間稼動させても、アース電極体13にへたりが生じ難く、交換サイクルの長期間化が可能となり、ランニングコストの低減を図ることができると共に、高い信頼性を得ることができる。
又、加圧バッグ13aに供給する流体圧Pを調整することで、アース電極網13bと車両ボディWとの間の抵抗値R2を、常に適正な範囲に保持させることができる。又、スポット溶接作業時は加圧バッグ13aに、水、オイル等の流体が常時供給され、流体圧Pがリリーフ圧Prを超えることで、循環されるため、この流体によってアース電極網13bを冷却して加熱を抑制することができるため、アース電極体13の耐久性を高めることができる。
[第2実施形態]
図8、図9に本発明の第2実施形態を示す。上述した第1実施形態では、溶接作業時のアース電極体13に設けた加圧バッグ13aに供給する流体圧Pは、P0≦P≦Prの範囲に調圧されているが、本実施形態では、流体圧Pの目標圧Psを設定し、流体圧Pを目標圧Ps±αの範囲に納めた状態で、スポット溶接を行うようにしたものである。尚、第1実施形態と同一構成部分については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、図8に示すように、第1実施例の電磁切換バルブ18に代えて可変ソレノイドバルブ41が介装されている。この可変ソレノイドバルブ41は送給通路17bから送給される流体の一部を、ドレーン通路20aを介して貯留槽15へ還元させることで、圧力供給通路19へ供給する流体圧Pを制御するものである。尚、この可変ソレノイドバルブ41がOFFのときは、圧力供給通路19とドレーン通路20aとが連通される。
又、この可変ソレノイドバルブ41と電動ポンプ16とを連通する送給通路17bには、上流側から、逆止弁42、及びアキュムレータ43が設けられている。逆止弁42はアキュムレータ43から電動ポンプ16側へ流体が逆流することを防止するものである。又、アキュムレータ43は電動ポンプ16から送給される流体を蓄圧し、可変ソレノイドバルブ41へ供給する流体の大きな圧力変動を抑制するものである。尚、可変ソレノイドバルブ41は電極圧力制御ユニット31(図ご参照)からの駆動信号によって動作される。
次に、電極圧力制御ユニット31で実行されるアース電極網13bを車両ボディWに押し当てる制御動作を、図9に示すアース電極圧力設定ルーチンに沿って説明する。
このルーチンでは、先ず、ステップS11で、車両ボディWがボディ集成ライン1に搬入されて定位置で停止されるまで待機し、車両ボディWが定位置で停止された状態が、位置検知手段で検知されると、ステップS12へ進み、電動ポンプ16をON動作させる。
その後、ステップS13へ進み、予め設定されている車両ボディWの打点位置(溶接電極12によりスポット溶接を行う位置)からアースポイントまでの通電距離(打点・アース間距離)Lを求める。尚、打点位置が複数存在する場合は、アースポイントから最も離れた位置の打点位置を、今回の打点位置として抽出する。
次いで、ステップS14へ進み、打点・アース間距離Lに基づき、アース電極体13と車両ボディWとの間の抵抗値R2(図7参照)をマップ参照等で求める。打点・アース間距離Lが長い場合、当然、通電経路が長くなるため電気的損失が増加する。従って、打点・アース間距離Lが長くなるに従い、抵抗値R2を低い値に設定することで、アース電極網13aと車両ボディWとの間の通電性を良好にし、全体としての電気的損失を抑制する。
その後、ステップS15へ進むと、抵抗値R2に対応する流体圧Pの目標値(目標圧)Psをテーブル検索などにより求める。このテーブルには抵抗値R2が高いほど高い目標圧Psが設定されている。従って、流体圧Pを高く設定するに従い、アース電極網13bの車両ボディWに対する密着度が高くなり、抵抗値R2が低下する。尚、このステップS12〜S15までの処理が、本発明の第3工程に対応している。
次いで、ステップS16へ進み、可変ソレノイドバルブ41に対し、目標圧Psに対応する駆動信号を出力して、開弁動作させる。すると、電動ポンプ16から吐出した流体が逆止弁42を経てアキュムレータ43にて圧力変動が抑制された後、可変ソレノイドバルブ41に流入される。
可変ソレノイドバルブ41は駆動信号に対応して流路を絞り、ドレーン通路20aから貯留槽15へ排出させて、調圧した流体圧Pを圧力供給通路19へ送り出す。そして、この流体圧Pがアース電極体13の加圧バッグ13aに流入して、アース電極体13を膨出させ、アース電極体13にて、ラインブロック3に固定されている支持部材4を押圧し、その反力で車両ボディWを押圧する(図4(b)参照)。尚、このステップでの処理が、本発明の第4工程に対応している。
その後、ステップS17へ進み、流体圧Pが目標圧Psを中央値とする所定幅α内に達するまで待機する。そして、流体圧Pが目標流体圧領域Ps±αに達した場合、ステップS18へ進む。ステップS18へ進むと、ロボット制御ユニット36に対して、溶接作業開始信号を送信し、第1実施形態のステップS5での処理と同様に溶接作業を開始させる。尚、この所定幅αは実験等から求めた固定値である。又、このステップS17,S18での処理が、本発明の第5工程に対応している。
その後、ステップS19へ進み、全ての溶接ロボット5の溶接作業が終了したか否かを、ロボット制御ユニット36からの信号に基づいて判定し、溶接作業が終了していない場合は、ステップS20へ分岐し、流体圧Pが目標流体圧領域Ps±αに収まっているか否かを調べ、収まっている場合(P=Ps±α)、ステップS18での溶接作業処理を繰り返し実行させる。一方、流体圧Pが目標流体圧領域Ps±αから外れている場合(P<Ps±α、或いはP>Ps±α)、ステップS16へ戻り、流体圧Pが目標流体圧領域Ps±αに収まるように可変ソレノイドバルブ41を駆動させて、圧力供給通路19へ流れる流体の流量を調整する。
又、ステップS19で、全ての溶接ロボット5による溶接作業が終了したと判定した場合、ステップS21へ進み、可変ソレノイドバルブ41をOFF動作させ、初期位置に戻させて、圧力供給通路19とドレーン通路20aとを連通させる。そして、ステップS22へ進み、電動ポンプ16をOFF動作させて、ルーチンを終了する。
可変ソレノイドバルブ41がOFF動作されると、圧力供給通路19とドレーン通路20aとが連通されるため、第1実施形態と同様、加圧バッグ13a内の流体が、加圧バッグ13aの収縮圧にて圧力供給通路19を逆流し、ドレーン通路20aを経て貯留槽15に還元される。その結果、アース電極体13は収縮し、支持部材4と車両ボディWから離間される(図4(a)参照)。
このように、本実施形態では、アース電極体13の加圧バッグ13aに供給する流体圧Pを、溶接ロボット5に保持されている溶接電極12が接触する打点位置とアース電極体13のアース電極網13bが接触するアースポイントとの通電距離(打点・アース間距離)Lに基づいて設定するようにしたので、打点・アース間距離Lが長い場合は、流体圧Pを高く設定して、アース電極網13bの車両ボディWに対する密着度を高くし、相対的に抵抗値R2を低下させることができる。その結果、上述した第1実施形態による効果に加え、電気的損失の低減を図ることができる。
更に、打点・アース間距離Lに基づいて加圧バッグ13aに供給する流体圧Pを可変するようにしたので、車両ボディWにバラツキが有り、或いは生産ラインの中途で、車種変更された車両ボディWがボディ集成ライン1に搬送されてきても、抵抗値R2を常に適正な値に保持させることができる。その結果、アース電極網13bの発熱、溶損が防止されるばかりでなく、溶接部を常に適正な形状に形成させることができる。
尚、本発明は、上述した各実施形態に限るものではなく、例えば、ボディ集成ライン1の両側に対向配設されているラインブロック3を、ボディ集成ライン1に対して直交する方向へ進退自在とし、異なる車両ボディWに対しても、車両ボディWと支持部材4との距離を常に一定に保つことができるようにしても良い。
又、加圧媒体である流体は、水、オイル等の液体に限らず、空気などの気体であっても良く、流体が空気の場合、貯留槽15は不要となる。更に、被溶接ワークは、3枚以上の板材を接合して構成されていても良い。
1…ボディ集成ライン、
3a…段部、
4…支持部材、
5…溶接ロボット、
5a…ロボットアーム、
11…片側スポット溶接装置、
12…溶接電極、
13…アース電極体、
13a…加圧バッグ、
13b…アース電極網、
13c…アース線、
14…アース電極加圧ユニット、
15…貯留槽、
16…電動ポンプ、
17a…吸入通路、
17b…送給通路、
18…電磁切換バルブ、
19…圧力供給通路、
20a…ドレーン通路、
20b…リリーフ通路、
21…リリーフバルブ、
22…圧力センサ、
23…情報入力手段、
31…電極圧力制御ユニット、
36…ロボット制御ユニット、
41…可変ソレノイドバルブ、
L…打点・アース間距離、
P…流体圧、
Ps…目標圧、
P0…加圧下限値、
Pr…リリーフ圧、
Ps±α…目標圧領域、
R0,R1,R2…抵抗値、
W…車両ボディ、
W1…第1被溶接パネル、
W2…第2被溶接パネル

Claims (10)

  1. 複数の板材を重畳して成る被溶接ワークに設定されている溶接部位に対して溶接電極を押し当て、又該溶接部位とは異なる位置にアース電極体を押し当てて、前記溶接部位をスポット溶接する片側スポット溶接装置において、
    前記アース電極体に流体を注入するアース電極加圧ユニット
    を有し、
    前記アース電極体が、
    前記アース電極加圧ユニットから注入される流体によって膨出自在な膨出部材と、
    前記膨出部材の外表面に被覆され、前記膨出部材の膨出に追従して前記被溶接ワークに圧接される変形自在なアース電極部材と
    を備えることを特徴とする片側スポット溶接装置。
  2. 前記アース電極部材は導電性を有する線材を編み組して網状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の片側スポット溶接装置。
  3. 前記アース電極体は前記被溶接ワークの周囲に1つ、或いは複数配設されている
    ことを特徴とする請求項1或いは2記載の片側スポット溶接装置。
  4. 前記アース電極体は前記被溶接ワークと該被溶接ワークに対して所定間隔を開けて対峙する電気絶縁性を有する支持部材との間に配設されており、前記アース電極部材は前記膨出部材の膨出により該支持板に押し付けられる際の反力で前記被溶接ワークに圧接される
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の片側スポット溶接装置。
  5. 前記アース電極加圧ユニットは、前記溶接部位の接合部に発生する抵抗値よりも前記アース電極部材と前記被溶接ワークとの間の抵抗値が低くなるように圧接させる流体圧を前記膨出部材に注入する
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の片側スポット溶接装置。
  6. 前記アース電極加圧ユニットは、前記膨出部材に注入する流体圧を、前記被溶接ワークの前記溶接電極が接触する打点位置と前記アース電極体の接触位置との通電距離に基づいて設定する
    ことを特徴とする請求項5記載の片側スポット溶接装置。
  7. 複数の板材を重畳して成る被溶接ワークに設定されている溶接部位に対して溶接電極を押し当て、又該溶接部位とは異なる位置にアース電極体を押し当てて、前記溶接部位をスポット溶接する片側スポット溶接方法において、
    前記アース電極体に設けた膨出部材に流体を注入して該膨出部材を膨出させて、該膨出部材の外表面に被覆したアース電極部材を前記被溶接ワークに圧接させる第1工程と、
    前記膨出部材の膨出により前記アース電極部材を前記被溶接ワークに圧接させる際の前記流体の圧力が予め設定した加圧下限値を超えた後、スポット溶接作業を開始させる第2工程と
    を備えることを特徴とする片側スポット溶接方法。
  8. 前記加圧下限値は、前記アース電極部材を前記被溶接ワークに圧接させることにより変化する接触面の抵抗値が、前記溶接部位の抵抗値と等しくなる値に設定されている
    ことを特徴とする請求項7記載の片側スポット溶接方法。
  9. 複数の板材を重畳して成る被溶接ワークに設定されている溶接部位に対して溶接電極を押し当て、又該溶接部位とは異なる位置にアース電極体を押し当てて、前記溶接部位をスポット溶接する片側スポット溶接方法において、
    前記アース電極体に設けた膨出部材に注入する流体の目標圧を、前記被溶接ワークの前記溶接電極が接触する打点位置と前記アース電極の接触位置との通電距離に基づいて求める第3工程と、
    前記アース電極体に設けた膨出部材に流体を注入して該膨出部材を膨出させて、該膨出部材の外表面に被覆したアース電極部材を前記被溶接ワークに圧接させる第4工程と、
    前記膨出部材に注入する流体圧が前記目標圧に達した後、スポット溶接作業を開始させる第5工程と
    を備えることを特徴とする片側スポット溶接方法。
  10. 前記アース電極体は、前記被溶接ワークと該被溶接ワークに対して所定間隔を開けて対峙する電気絶縁性を有する支持部材との間に配設されており、前記アース電極部材は前記膨出部材の膨出により該支持板に押し付けられる際の反力で前記被溶接ワークに圧接される
    ことを特徴とする請求項7〜9の何れか1項に記載の片側スポット溶接方法。
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