JP2016181767A - ウェアラブルカメラ及びウェアラブルカメラシステム - Google Patents

ウェアラブルカメラ及びウェアラブルカメラシステム Download PDF

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Abstract

【課題】現場の映像データに関する属性情報を簡易に付与し、撮像された映像データを取扱う上での利便性を向上する。【解決手段】ウェアラブルカメラは、撮像部11と、撮像部11により撮像された映像データを記憶する記憶部15と、ユーザの音声を収音するマイクロホンMCと、映像データの撮像状況を示す属性情報に関する音声がユーザにより発話された場合に、マイクロホンMCにより収音された属性情報に関する音声データを、映像データに付与して記憶部15に記憶するMCU19と、を備える。【選択図】図10

Description

本発明は、例えば人の身体又は着用した衣服等に装着可能なウェアラブルカメラ、及びウェアラブルカメラを含むウェアラブルカメラシステムに関する。
近年、例えば警察官や警備員の業務を支援するために、警察官や警備員が身体又は着用した衣服等にウェアラブルカメラを装着して現場等の映像を撮像する運用が導入されている。
ここで、ウェアラブルカメラを用いた先行技術として、例えば特許文献1に記載されたウェアラブル監視カメラシステムがある。このウェアラブル監視カメラシステムは、身体に装着するCCDカメラ手段及びマイク手段からの映像信号及び音声信号、並びに内蔵のクロック手段からの日時情報信号を、身体に装着するポーチ手段に収納するエンコードサーバー手段によりエンコードし、また文字情報に変換した日時情報を撮像した映像にスーパーインポーズして記録する。
特開2006−148842号公報
警察官や警備員の業務にウェアラブルカメラを使用する場合、撮像により得られた映像データを録画して保存する際、例えば特許文献1に記載のウェアラブルカメラ監視システムのように映像信号と日時情報とを関連づけて保存する等、後日録画した映像データを再生する場合に目的の映像データの抽出、検索ができることが求められる。例えば日時情報の他に、映像がどんな事件に関するかを示す属性情報等、各種情報を映像データに関連付けて付与しておくと、目的の映像データの抽出、検索が容易にできて便利である。
しかし、特許文献1を含む従来技術では、属性情報を映像データに付与する場合、属性情報を付与する担当者が、ウェアラブルカメラが撮像した映像データを後でPC(Personal Computer)等を用いて再生して映像内容を確認してから付与する。このため、属性情報の付与に手間がかかり、利便性が低下するという課題があった。特に、警察官や警備員の業務に使用されるウェアラブルカメラは、例えば緊急時の映像を撮像することが多い。このため、現場での業務の終了後にPCを用いて属性情報を付与する場合、PCを用いた属性情報の付与処理自体を失念し、又は後でどの属性情報が適する映像であるかの判別が困難である等、現場の状況が撮像された映像データの管理面での課題があった。また、ウェアラブルカメラは警察官や警備員等のユーザが携行し易くするために筐体が小型なので、操作ボタン等の入力部の配置上の制約もある上、多様な現場の映像がどんな事件に関するかを示す属性情報の入力時の利便性も求められる。
本発明は、上述した課題を解決するために、現場の映像データに関する属性情報を簡易に付与し、撮像された映像データを取扱う上での利便性を向上するウェアラブルカメラ及びウェアラブルカメラシステムを提供することを目的とする。
本発明は、撮像部と、前記撮像部により撮像された映像データを記憶する記憶部と、ユーザの音声を収音する収音部と、前記映像データの撮像状況を示す属性情報に関する音声が前記ユーザにより発話された場合に、前記収音部により収音された前記属性情報に関する音声データを、前記映像データに付与して前記記憶部に記憶する制御部と、を備える、ウェアラブルカメラを提供する。
また、本発明は、ウェアラブルカメラとサーバとが接続されたウェアラブルカメラシステムであって、前記ウェアラブルカメラは、撮像部と、前記撮像部により撮像された映像データを記憶する第1記憶部と、ユーザの音声を収音する収音部と、前記映像データの撮像状況を示す属性情報に関する音声が前記ユーザにより発話された場合に、前記収音部により収音された前記属性情報に関する音声データを、前記映像データに付与して前記第1記憶部に記憶する制御部と、前記属性情報に関する音声データが付与された前記映像データを前記サーバに送信する送信部と、を備え、前記サーバは、前記属性情報に関する音声データが付与された前記映像データを受信する受信部と、前記映像データに付与された前記属性情報に関する音声データを音声認識する音声認識部と、前記属性情報に関する音声データの前記音声認識部における音声認識結果を、前記受信部により受信された前記映像データと対応付けて記憶する第2記憶部と、を備える、ウェアラブルカメラシステムを提供する。
本発明によれば、現場の映像データに関する属性情報を簡易に付与でき、撮像された映像データを取扱う上での利便性を向上できる。
本実施形態のウェアラブルカメラシステムの概要とウェアラブルカメラにより撮像された映像データの使用に関する説明図 本実施形態のウェアラブルカメラの内部構成の一例を示すブロック図 本実施形態のバックエンドサーバの内部構成の一例を示すブロック図 本実施形態のウェアラブルカメラをユーザが装着した状態を示す図 本実施形態のウェアラブルカメラの外観の一例を示す正面図 本実施形態のウェアラブルカメラの外観の一例を示す左側面図 本実施形態のウェアラブルカメラの外観の一例を示す右側面図 ウェアラブルカメラにより撮像された録画データのデータ構造の一例を示す図 属性選択スイッチと属性情報との対応関係の一例を示す図 属性選択スイッチと属性情報付与モードと属性情報との対応関係の一例を示す図 録画映像リストのデータ構造の一例を示す図 連続録画時に属性情報を付与する動作の一例を示すタイムチャート プレ録音及びプレ録画が無い時に属性情報を付与する動作の一例を示すタイムチャート プレ録音及びプレ録画がある時に属性情報を付与する動作の一例を示すタイムチャート プレ録画がある時に属性情報を付与する動作の一例を示すタイムチャート 本実施形態のウェアラブルカメラにおける属性情報付与動作に関する手順の一例を示すフローチャート
以下、本発明に係るウェアラブルカメラ及びウェアラブルカメラシステムを具体的に開示した実施形態(以下、「本実施形態」という)について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態では、ユーザ(例えば警察官(Officer)7。以下同様。)が装着可能なウェアラブルカメラ(BWC:Body Worn Camera)とバックエンドサーバとが接続されたウェアラブルカメラシステムにおいて、ウェアラブルカメラ10は、ユーザの音声を収音するマイクロホンMCを有し、撮像部11により撮像された映像データの撮像状況を示す属性情報に関する音声がユーザにより発話された場合に、マイクロホンMCにより収音された属性譲歩に関する音声データを、映像データに付与して記憶部15に記憶し、更に、属性情報に関する音声データが付与された映像データをバックエンドサーバSVに送信する。バックエンドサーバSVは、属性情報に関する音声データが付与された映像データを受信した後、映像データに付与された属性情報に関する音声データを音声認識し、その結果を映像データと対応付けてストレージ308に保存する。
図1は、本実施形態のウェアラブルカメラシステム100の概要とウェアラブルカメラにより撮像された映像データの使用に関する説明図である。本実施形態のウェアラブルカメラ10は、ユーザ(例えば警察官7)が身体、衣服、帽子等に装着可能な撮像装置である。ウェアラブルカメラ10は、車両(例えば警察官が乗車するパトカー)に搭載された車載システム60、又は警察官7が所属する警察署5内のバックエンドサーバSVとの間で通信(例えば無線通信)を行う通信機能を有する。
図1に示すウェアラブルカメラシステム100において、ウェアラブルカメラ10、車載システム60がフロントエンドシステム100Aを構成し、ネットワーク上の管理ソフトウェア70、バックエンドサーバSV、警察署内のPCである署内PC71がバックエンドシステム100Bを構成する。管理ソフトウェア70は、例えば署内PC71又はバックエンドサーバSVにより実行される。
以下、本実施形態では、例えばウェアラブルカメラシステム100が警察署5において使用される場合を想定して説明する。警察官7は、ウェアラブルカメラ10を装着してから操作し、定期的なパトロールや緊急時の出動先となる現場の状況又は特定の被写体(例えば事件の被害者、容疑者、現場周囲にいる見学者)の撮像を行う。ウェアラブルカメラ10は、警察官7の操作に応じて、例えば警察署5内のバックエンドシステム100Bに、撮像により得られた映像データを転送する。なお、ウェアラブルカメラ10は、ユーザが警察官7に限定されず、その他様々な事業所(例えば、警備会社)において使用されてもよい。本実施形態では、ユーザとして現場に駆け付ける警察官7を主に例示する。
フロントエンドシステム100Aは、最前線の現場に出動する警察官7が装着可能なウェアラブルカメラ10と、警察官が保持又は警察官が乗用するパトカー内に配置された携帯端末(例えばスマートフォンであるが図示を省略)と、パトカー内に設置された車載システム60とを含む構成である。車載システム60は、車載カメラ(不図示)、車載レコーダ(不図示)、車載PC(不図示)、通信ユニット等を有し、車載カメラシステム、映像管理システム等を構成する。
車載カメラは、パトカーの所定位置に設置され、パトカーの周囲(例えばパトカーの前方又はパトカー内のバックシート)を常時又は所定のタイミング毎に映像を撮像する。つまり、車載カメラは、例えばパトカーの前方を撮像するためのフロント用カメラ(不図示)、パトカー内のバックシート(例えば容疑者を座らせているシート)を撮像するためのバックシート用カメラ(不図示)と、を含む構成である。車載カメラにより撮像された映像データは、例えば録画動作の実行によって車載レコーダに蓄積される。なお、車載カメラは、複数台設けられてもよい。
また、車載カメラは、フロント用カメラやバックシート用カメラとして、パトカーの車内外の音を収音するマイク(不図示)を有してもよい。この場合、パトカー内の警察官7又は容疑者の発する音声も収音(録音)可能である。
車載レコーダは、車載カメラにより撮像された映像データを蓄積する。車載レコーダは、ウェアラブルカメラ10により撮像された映像データを取得し、蓄積可能である。また、車載レコーダは、映像データに対して付与される属性情報などのメタ情報を管理してもよい。
車載PCは、パトカー内に固定的に搭載されるPCでもよいし、パトカー外で使用される携帯可能なPC、スマートフォン、携帯電話機、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)等の無線通信装置でもよい。
車載PCは、図示しない管理ソフトウェアを実行することで、車載システム60とウェアラブルカメラ10との連携(具体的には、車載システム60とウェアラブルカメラ10との間の通信)を可能にする。また、車載PCのUI(User Interface)(例えば、操作デバイス、表示デバイス、音声出力デバイス)は、車載レコーダを操作するためのUIとしても用いられる。
警察官7は、所定の用件(例えばパトロール)で警察署5から出動する際、例えばウェアラブルカメラ10を装着し、車載システム60を搭載したパトカーに乗車して現場に向かう。フロントエンドシステム100Aにおいて、例えばパトカーが到着した現場の映像を車載システム60の車載カメラにより撮像し、警察官7がパトカーから降車して現場のより身近で詳細な映像をウェアラブルカメラ10により撮像する。
ウェアラブルカメラ10が撮像した動画又は静止画の映像データは、例えばウェアラブルカメラ10のメモリ等による記憶部15に保存される。ウェアラブルカメラ10は、ウェアラブルカメラ10の記憶デバイスから、ウェアラブルカメラ10により撮像された映像データを含む各種データを、バックエンドシステム100Bに転送(アップロード)する。なお、ウェアラブルカメラ10により撮像された映像データを含む各種データは、ウェアラブルカメラ10からバックエンドシステム100Bに直接に転送されてもよいし、車載システム60を介してバックエンドシステム100Bに転送されてもよい。
車載カメラが撮像した動画又は静止画の映像データは、例えば車載システム60の車載レコーダが備えるハードディスク(HDD(Hard Disk Drive))、SSD(Solid State Drive)等によるストレージに保存される。車載システム60(例えば車載レコーダ)は、車載システム60のストレージから、車載カメラにより撮像された映像データを含む各種データを、バックエンドシステム100Bに転送(アップロード)する。
バックエンドシステム100Bへのデータ転送は、例えば現場から無線通信により接続して行うか、或いは、パトロールが終了して警察署5に戻った際に、無線通信、有線通信、又は手動(例えば記憶媒体の持ち運び)により行う。
本実施形態では、ウェアラブルカメラ10により撮像した映像データは、例えば車載システム60経由でバックエンドシステム100Bに転送(アップロード)される。この場合、ウェアラブルカメラ10により撮像した動画又は静止画の映像データは、ウェアラブルカメラ10から車載システム60の車載レコーダに転送されて保存される。ウェアラブルカメラ10又は車載カメラにより撮像され、車載レコーダに保存された動画又は静止画の映像データは、車載レコーダからバックエンドシステム100Bに転送(アップロード)される。なお、ウェアラブルカメラ10により撮像した映像データは、車載PCのストレージ等に保存され、車載PCからバックエンドシステム100Bに転送(アップロード)されてもよい。
バックエンドシステム100Bは、警察署5内又は他の場所に設置されたバックエンドサーバSVと、フロントエンドシステム100Aとの間で通信するための管理ソフトウェア70と、署内PC71とを含む構成である。
バックエンドサーバSVは、内部(図3参照)又は外部にHDD、SSD等を用いて構成されるストレージ308を備える。バックエンドシステム100Bにおいて、バックエンドサーバSVは、フロントエンドシステム100Aから転送された映像データ及び他のデータを、ストレージ308に蓄積し、警察署内の各部署において使用されるデータベースを構築する。バックエンドサーバSVは、例えばウェアラブルカメラ10又は車載システム60(例えば車載レコーダ)から転送された映像データを受信し、ストレージ308に保存する。
バックエンドシステム100Bに蓄積された映像データは、例えば警察署5内の関係部署の担当者により事件の操作・検証等に利用され、必要に応じて、所定の記憶媒体(例えばDVD:Digital Versatile Disk)に映像データがコピーされて、所定のシーン(例えば裁判)において証拠品として提出される。本実施形態では、警察官7が装着したウェアラブルカメラ10を用いて、現場の証拠映像をより的確に取得及び保存することが可能である。
警察官7が警察署5から現場へ出動し、ウェアラブルカメラ10を用いる際には、警察官7の識別情報(例えばユーザIDとしての機能を有するオフィサID(Officer ID))、警察官が使用するウェアラブルカメラ10の識別情報(例えばカメラID(Camera ID)、警察官7が使用するパトカーの識別情報(例えばカーID(Car ID)))等を、署内PC71等を用いて設定登録する。これにより、バックエンドサーバSVに蓄積された映像データについて、いつ、どの警察官がどのカメラを用いて撮像した映像であるかを明確に区別できる。
警察官7やウェアラブルカメラ10の設定登録は、例えば警察署5内の担当者や出動する警察官7が署内PC71の操作デバイス(不図示)を操作し、署内PC71が管理ソフトウェア70を実行することで行われる。この設定登録では、上記Officer ID,Camera ID,Car ID以外の情報が署内PC71の操作デバイスを介して入力されてもよい。
つまり、管理ソフトウェア70は、例えば警察官7の人員を管理するためのアプリケーション、パトカー等の配車を管理するためのアプリケーション、ウェアラブルカメラ10の持ち出しを管理するためのアプリケーションを含む。また、管理ソフトウェア70は、例えばバックエンドサーバSVに蓄積された複数の映像データから、属性情報に基づいて特定の映像データを検索し、抽出するためのアプリケーションを含む。
次に、本実施形態のウェアラブルカメラ10の内部構成及び外観について、図2、図4〜図7を参照して説明する。
図2は、本実施形態のウェアラブルカメラ10の内部構成の一例を示すブロック図である。図4は、本実施形態のウェアラブルカメラ10をユーザが装着した状態を示す図である。図5は、本実施形態のウェアラブルカメラ10の外観の一例を示す正面図である。図6は、本実施形態のウェアラブルカメラ10の外観の一例を示す左側面図である。図7は、本実施形態のウェアラブルカメラ10の外観の一例を示す右側面図である。
図2に示すウェアラブルカメラ10は、マイクロホンMCと、撮像部11と、GPIO12(General Purpose Input/Output)と、RAM13と、ROM14と、記憶部15と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)16と、RTC(Real Time Clock)17と、GPS(Global Positioning System)18と、MCU(Micro Controller Unit)19と、通信部21と、USB(Universal Serial Bus)22と、コンタクトターミナル23と、電源部24と、バッテリ25とを含む構成である。また、ウェアラブルカメラ10は、警察官7の操作を入力するために、録画スイッチSW1と、スナップショットスイッチSW2と、属性情報付与スイッチSW3と、属性選択スイッチSW4とを含む構成である。また、ウェアラブルカメラ10は、ウェアラブルカメラ10の動作状態を警察官7に報知するために、3つのLED(Light Emitting Diode)26a,26b,26cと、バイブレータ27とを含む構成である。
収音部の一例としてのマイクロホンMCは、ウェアラブルカメラ10を装着した警察官7の発話音声を収音し、収音により得られた音声データをMCU19に出力する。
撮像部11は、撮像レンズと、CCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型イメージセンサ等による固体撮像素子とを有し、撮像により得られた被写体の映像データをMCU19に出力する。
GPIO12は、シリアルパラレル変換用のインタフェースであり、録画スイッチSW1、スナップショットスイッチSW2、属性情報付与スイッチSW3、属性選択スイッチSW4、LED26a〜26c及びバイブレータ27と、MCU19との間の信号の入出力を行う。
RAM13は、MCU19の動作において使用されるワークメモリである。
ROM14は、MCU19を制御するためのプログラム及びデータを予め記憶するメモリである。
記憶部15は、例えばSDメモリ等の記憶媒体により構成され、撮像部11にて撮像して得られた映像データを記憶する。記憶部15としてSDメモリを用いる場合、ウェアラブルカメラ10の筐体本体に対して取付け及び取外しが可能である。
EEPROM16は、ウェアラブルカメラ10を識別する識別情報(例えばカメラID)、及び他の設定情報を記憶する。
RTC17は、現在の時刻情報をカウントしてMCU19に出力する。
GPS18は、現在のウェアラブルカメラ10の位置情報をGPS発信機(不図示)から受信してMCU19に出力する。
MCU19は、ウェアラブルカメラ10の動作制御部としての機能を有し、ウェアラブルカメラ10の各部の動作を全体的に統括するための制御処理、他の各部との間のデータの入出力処理、データの演算(計算)処理及びデータの記憶処理を行い、ROM14に記憶されたプログラム及びデータに従って動作する。MCU19は、動作時には、RAM13を使用するとともに、RTC17より現在の時刻情報を得るとともに、GPS18より現在の位置情報を取得する。
通信部21は、例えばOSI(Open Systems Interconnection)参照モデルの第1層である物理層において、通信部21とMCU19との接続を規定し、その規定に従って、例えば無線LAN(W−LAN)による無線通信(例えばWi−fi(登録商標))を行う。通信部21は、Bluetooth(登録商標)等の無線通信を用いてもよい。
USB22は、シリアルバスであり、ウェアラブルカメラ10と車載システム60、或いは警察署5内の署内PC71等との接続を可能とする。
コンタクトターミナル23は、クレードル(不図示)又は外付けアダプタ(不図示)等と電気的に接続するための端子であり、USB22を介してMCU19に接続されるともに、電源部24と接続される。コンタクトターミナル23を介して、ウェアラブルカメラ10の充電、及び映像データを含むデータの通信が可能となっている。コンタクトターミナル23は、例えば、「充電端子V+」、「CON.DET端子」、「データ端子D−,D+」及び「グランド端子」(いずれも図示省略)が設けられる。CON.DET端子は、電圧変化を検出するための端子である。データ端子D−,D+は、例えばUSBコネクタ端子を介して、外部PC等に対してウェアラブルカメラ10で撮像した映像データ等を転送するための端子である。コンタクトターミナル23とクレードル(不図示)又は外付けアダプタ(不図示)のコネクタとが接続されることにより、ウェアラブルカメラ10と外部機器との間でデータ通信が可能となる。
電源部24は、コンタクトターミナル23を介してクレードル又は外付けアダプタより供給される電源電力をバッテリ25に給電してバッテリ25を充電する。
バッテリ25は、充電可能な2次電池により構成され、ウェアラブルカメラ10の各部に電源電力を供給する。
録画スイッチSW1は、警察官7の押下操作による録画(動画の撮像)の開始/停止の操作指示を入力する押しボタンスイッチである。
スナップショットスイッチSW2は、警察官7の押下操作による静止画の撮像の操作指示を入力する押しボタンスイッチである。
属性情報付与スイッチSW3は、警察官7の押下操作による、映像データに属性情報を付与するための操作指示を入力する押しボタンスイッチである。
属性選択スイッチSW4は、映像データに付与する属性を選択するための操作指示を入力するスライドスイッチである。また、ウェアラブルカメラ10は、通信モードスイッチSW5及びインジケータスイッチSW6を設けてもよい。この通信モードスイッチSW5は、ウェアラブルカメラ10と外部機器との間の通信モードを設定するための操作指示を入力するスライドスイッチである。インジケータスイッチSW6は、LED26a〜26c及びバイブレータ27による動作状態表示モードを設定するための操作指示を入力するスライドスイッチである。録画スイッチSW1、スナップショットスイッチSW2、属性情報付与スイッチSW3、属性選択スイッチSW4は、緊急時においても容易に操作が可能に構成される。
LED26aは、点灯の有無に応じて、ウェアラブルカメラ10の電源投入状態(オンオフ状態)及びバッテリ25の状態を報知する。
LED26bは、点灯の有無に応じて、ウェアラブルカメラ10の撮像動作の状態(録画状態)を報知する。
LED26cは、点灯の有無に応じて、ウェアラブルカメラ10の通信モードの状態を報知する。
MCU19は、録画スイッチSW1、スナップショットスイッチSW2、属性情報付与スイッチSW3、属性選択スイッチSW4、通信モードスイッチSW5、インジケータスイッチSW6の各スイッチの入力検出を行い、操作があったスイッチ入力に対する処理を行う。録画スイッチSW1の操作入力を検出した場合、MCU19は、撮像部11における撮像動作の開始又は停止を制御し、撮像部11から得られた撮像データを動画像の映像データとして記憶部15に保存する。また、スナップショットスイッチSW2の操作入力を検出した場合、MCU19は、スナップショットスイッチSW2が操作されたときの撮像部11による撮像データを静止画の映像データとして記憶部15に保存する。
また、MCU19は、属性情報付与スイッチSW3の操作入力を検出した場合、予め設定された属性情報を映像データに付与し、映像データと対応付けて記憶部15に保存する。本実施形態では、MCU19は、例えば警察官7が発話した現場の状況又は事件の種別等の音声の音声データを、映像データに対応する属性情報として付与可能である。本実施形態では、属性選択スイッチSW4の状態と所定の属性情報との対応関係を示す対応情報がEEPROM16に保持され、MCU19は、属性選択スイッチSW4の状態を検出し、属性選択スイッチSW4の設定に応じた属性情報を付与する。また、MCU19は、通信モードスイッチSW5の状態を検出し、通信モードスイッチSW5の設定に応じた通信モードによって通信部21を動作させる。また、MCU19は、録画動作を開始した場合、インジケータスイッチSW6の状態を検出し、インジケータスイッチSW6の設定に応じて、LED表示及び/又はバイブレータ振動によって録画動作の状態を外部に示す報知を行う。
図4に示すように、ウェアラブルカメラ10は、ユーザである警察官7の胸部等、ユーザの視点に近い位置からの視野の映像を撮像するように、警察官7が着用した衣服又は身体に装着して使用され、又はクリップなどの留め具を介して帽子に取り付けられてもよい。警察官7は、ウェアラブルカメラ10を装着した状態で、録画スイッチSW1を操作して周囲の被写体の撮像を行う。
図5に示すように、ウェアラブルカメラ10は、略直方体状の筐体の正面に、撮像部11の撮像レンズ11a、録画スイッチSW1、スナップショットスイッチSW2が設けられる。マイクロホンMCは、図5では図示を省略しているが、例えば録画スイッチSW1の近傍に配置され、例えば警察官7が装着した状態で緊急時でも発話した際に収音し易くできるように警察官7の口からの距離が近い位置に配置されることが好ましい(例えば図5参照)。録画スイッチSW1は、例えば奇数回押下されることで録画(動画の撮像)が開始され、偶数回押下されることで録画が終了する。スナップショットスイッチSW2は、押下される度に、そのときの静止画の撮像が実行される。
図6に示すように、ウェアラブルカメラ10の筐体の正面から見て左側面には、属性情報付与スイッチSW3、属性選択スイッチSW4、USBコネクタ22aが設けられる。警察官7が属性情報付与スイッチSW3を押下操作することにより、現在録画中の映像データ又は直前に録画した映像データに対して、属性選択スイッチSW4の設定状態に応じた属性情報が付与される。属性選択スイッチSW4は、図示例ではC1,C2,C3の3段階の接点位置を有するスライドスイッチであり、C1〜C3にそれぞれ割り付け設定された属性情報をユーザが選択して指定する。USBコネクタ22aには、USBにより外部機器と接続するケーブルが接続され、ウェアラブルカメラ10を車載システム60又は警察署5内の署内PC71等と接続してデータの送受信が可能となっている。
図7に示すように、ウェアラブルカメラ10の筐体の正面から見て右側面には、通信モードスイッチSW5、インジケータスイッチSW6が設けられる。通信モードスイッチSW5は、図示例ではAP,STA1,STA2,OFFの4段階の接点位置を有するスライドスイッチであり、ウェアラブルカメラ10の通信モードをユーザが選択して指定する。APはアクセスポイントモードであり、ウェアラブルカメラ10が無線LANのアクセスポイントとして動作し、携帯端末(不図示)と無線接続して、ウェアラブルカメラ10と携帯端末との間で通信を行うモードである。アクセスポイントモードにおいて、携帯端末は、ウェアラブルカメラ10と接続することにより、ウェアラブルカメラ10による現在のライブ映像の表示、録画された映像データの再生、属性情報の付与、撮像された静止画の表示等を行うことができる。STA1,STA2はステーションモードであり、無線LANにより外部機器(例えば上述したパトカー内に配置されたスマートフォンである携帯端末)と接続する場合に、外部機器をアクセスポイントとして通信を行うモードである。STA1は警察署内のアクセスポイントと接続するモード、STA2は車載システム60と接続するモードである。ステーションモードにおいて、ウェアラブルカメラ10の設定、ウェアラブルカメラ10に録画した映像データの転送(アップロード)等を行うことができる。OFFは無線LANの通信動作をオフし、無線LANを未使用とするモードである。
インジケータスイッチSW6は、図示例ではLED、Vibration、LED&Vibration、OFFの4段階の接点位置を有するスライドスイッチであり、ウェアラブルカメラ10の報知モードをユーザが選択して指定する。LEDは、LED26a〜26cによってウェアラブルカメラ10の録画中等の動作状態を表示するモードである。Vibrationは、バイブレータ27の振動によってウェアラブルカメラ10の動作状態を報知するモードである。LED&Vibrationは、LED26a〜26cの表示とバイブレータ27の振動によってウェアラブルカメラ10の動作状態を報知するモードである。OFFは動作状態の報知動作をオフするモードである。
LED26a〜26cは、図示しないが、ウェアラブルカメラ10の筐体の正面から見て上面に配置されている。これにより、ユーザがウェアラブルカメラ10を装着した状態でLEDを容易に視認でき、また、ユーザ本人以外からはLEDが見えないようになっている。また、図示しないが、ウェアラブルカメラ10の筐体の正面から見て下面には、コンタクトターミナル23が設けられる。
次に、本実施形態のバックエンドサーバSVの内部構成について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態のバックエンドサーバの内部構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すバックエンドサーバSVは、CPU301と、メモリ302と、I/O制御部303と、通信部304と、入力部305と、出力部306と、ストレージ制御部307と、ストレージ308とを含む構成である。
CPU301は、例えばバックエンドサーバSVの各部の動作を全体的に統括するための制御処理、他の各部との間のデータの入出力処理、データの演算(計算)処理およびデータの記憶処理を行う。
音声認識部の一例としてのCPU301は、ウェアラブルカメラ10により撮像された映像データに対して属性情報に関する音声データが付与されていた場合に、ユーザ(例えばバックエンドシステム100Bを管轄する警察署5内の担当者)の操作に応じて、属性情報に関する音声データを音声認識する。音声認識の処理自体は公知技術であるため、ここでは詳細な説明は省略する。例えば、属性情報に関する音声データとして、警察官7によって「2015年3月4日、19時00分、飲酒検問の現場に到着した」との音声がウェアラブルカメラ10のマイクロホンMCにより収音されていたとする。この場合、CPU301は、音声認識結果の文章全体、又はその一部からストレージ308内の辞書データベース(不図示)に予め登録されている事件又は現場の状況を示す用語「飲酒検問」を、属性情報として該当する映像データに付与してストレージ308に記憶させる。これにより、バックエンドサーバSVは、例えば現場の状況を示す属性情報(例えば「飲酒検問」)がウェアラブルカメラ10の属性選択スイッチSW4に予め割り付けられていなかった場合でも、ウェアラブルカメラ10により現場に到着した警察官7の音声を属性情報として付与することで、その音声の音声認識結果を用いて、任意の現場の状況を示す属性情報を現場の映像データに適するように柔軟に付与できる。
メモリ302は、例えばRAM、ROM、不揮発性又は揮発性の半導体メモリを用いて構成され、CPU301の動作時のワークメモリとして機能し、CPU301を動作させるための所定のプログラムおよびデータを保存している。メモリ302は、例えばCPU301がストレージ308から読み出した録画データRCD1(図8参照)のメタデータMTD1に含まれる音声データ(つまり、ウェアラブルカメラ10によって属性情報に関する音声が収音された音声データ)を音声認識する際に、録画データRCD1を一時的に記憶する。
I/O制御部303は、CPU301とバックエンドサーバSVの各部(例えば通信部304、入力部305、出力部306)との間でデータの入出力に関する制御を行い、CPU301からのデータおよびCPU301へのデータの中継を行う。なお、I/O制御部303は、CPU301と一体的に構成されてもよい。
通信部304は、管理ソフトウェア70を介して、フロントエンドシステム100Aの車載システム60又はウェアラブルカメラ10との間で、有線又は無線による通信を行う。受信部の一例としての通信部304は、車載システム60から送信された録画データRCD1を受信する。また、通信部304は、ウェアラブルカメラ10から直接送信された録画データRCD1を受信してもよい。
入力部305は、バックエンドシステム100Bを管轄する警察署5内の担当者の入力操作を受け付け、I/O制御部303を介してCPU301に通知するためのUIであり、例えばマウス、キーボード等のポインティングデバイスである。入力部305は、例えば出力部306において出力される画面に対応して配置され、上記担当者の指又はスタイラスペンによって操作が可能なタッチパネル又はタッチパッドを用いて構成されてもよい。
出力部306は、例えばLCD又は有機ELを用いて構成される表示デバイスと音声を出力するスピーカの両方又はその一方を含む構成であり、各種データを画面に表示したり音声を出力したりする。出力部306は、例えばバックエンドシステム100Bを管轄する警察署5内の担当者の入力操作に応じて、ウェアラブルカメラ10により撮像(録画)された録画データRCD1が入力された場合には、CPU301の指示の下で、録画データRCD1の映像データに含まれる映像を画面に表示する。
ストレージ制御部307は、CPU301又はI/O制御部303の指示に応じて、ストレージ308に記憶された各種データの読み出し、又はストレージ308への各種データの書き込みを行う。
ストレージ308は、例えばSSD又はHDD等により構成され、ウェアラブルカメラ10により撮像されて録画された録画データRCD1を記憶して蓄積する。また、ストレージ308は、ウェアラブルカメラ10から録画データRCD1が直接転送された場合には、ウェアラブルカメラ10により撮像されて録画された録画データRCD1を記憶して蓄積する。また、ストレージ308は、録画データRCD1以外の各種データを蓄積してもよく、例えばCPU301が音声認識処理を行った結果として、例えば事件又は現場の状況を示す用語の辞書データベース(不図示)を蓄積してもよい。なお、ストレージ308は、複数設けられてもよい。
次に、本実施形態における映像データへの属性情報の付与について説明する。ウェアラブルカメラシステム100において、ウェアラブルカメラ10により録画し、バックエンドサーバSV1へ転送して蓄積した映像データを利用する場合を想定する。この場合、蓄積した映像データの中から、映像内容の種別、撮像した警察官7、日時、場所等、映像データに関連する何らかの属性情報を基にして対象の映像データを抽出し、再生する。映像データに属性情報が付与されていないと、後になって何を撮像した映像であるかの判別が困難であり、目的の映像データを抽出できず、映像データの利便性が劣化するため、多くの映像データを蓄積する場合には属性情報を付与することが必要になる。本実施形態では、ウェアラブルカメラ10は、映像内容の種別を示す分類情報を属性情報として映像データに付与したり、現場の状況又は事件の種別を警察官7が発話した場合の音声の音声データ自体を属性情報として映像データに付与したりする。なお、属性情報としては分類情報に限定されず、録画した映像データに関するあらゆる情報が含まれてもよい。また、属性情報としての分類情報は、階層構造としたり、分類を異なる複数の系統によってカテゴリ分けしてもよい。
警察官7がウェアラブルカメラ10により撮像した現場から警察署5に戻ってきた場合等、後で警察署5内の署内PC71等で属性情報を付与する場合、映像データを再生しながら種別を判断し、属性情報を付与することになるため、警察官7又は別の担当者の付与作業における時間及び手間がかかる。また、属性情報が未付与の映像データが溜まると、個々の映像データの確認に手間がかかり、種別の判断及び属性情報の付与に多くの労力を要する。そこで、本実施形態のウェアラブルカメラ10は、録画した直後、又は録画している間に属性情報を容易に付与できる。更に、ウェアラブルカメラ10は、属性情報の割付可能数(例えば3つ、図9参照)に限界があることから、例えば大規模な事件の種別について属性選択スイッチSW4の割付がされていて小規模な事件の種別について属性選択スイッチSW4の割付ができていない場合には、属性選択スイッチSW4を音声録音モード(後述参照)に対応するように設定した上で、警察官7が発した音声(例えば小規模な事件の種別を含む音声)の音声データ自体を属性情報として映像データに付与する。
図8は、ウェアラブルカメラ10により撮像された録画データRCD1のデータ構造の一例を示す図である。本実施形態のウェアラブルカメラ10は、映像を撮像して録画を行う場合、図8に示すように、撮像した映像データVDO1とともに、この映像データVD1に関連する属性情報を含むメタ情報MTD1を生成し、両者のデータを関連付けた録画データRCD1として記憶部15に保存する。言い換えると、ウェアラブルカメラ10により撮像されて録画された録画データRCD1には、映像データVDO1とメタ情報MTD1とが含まれる。なお、録画データRCD1は、通信環境(例えば回線速度)の点において、ウェアラブルカメラ10から車載システム60経由でバックエンドサーバSVに転送されることが好ましい。言い換えると、ウェアラブルカメラ10により撮像されて録画された録画データRCD1は、ウェアラブルカメラ10から直接転送されてもよいが、転送時間を短縮するためには、車載システム60がバックエンドサーバSVへ映像データ等を転送していない期間(例えば警察官7のパトロールのシフト勤務時間が終わり、警察署5に戻るまでの移動時間)にウェアラブルカメラ10から車載システム60へ録画データRCD1を転送しておき、その後車載システム60からバックエンドサーバSVに転送される方が好ましい。
図9は、属性選択スイッチSW4と属性情報との対応関係の一例を示す図である。図10は、属性選択スイッチSW4と属性情報付与モードと属性情報との対応関係の一例を示す図である。
図9に示すように、例えば初期設定において、ウェアラブルカメラ10の属性選択スイッチSW4の状態(つまり、接点位置)を示すC1〜C3にそれぞれ対応して、ウェアラブルカメラ10の属性情報付与モードが「固定モード」に設定され、属性情報の割り付けが設定される。属性情報の割り付けは、複数(例えば10個)定義された属性情報の中から、ユーザにとって使用頻度の高い属性情報が選択して設定される。属性情報の設定内容は、ウェアラブルカメラ10のEEPROM16において保持される。図9では、警察官7が事件現場の様子を撮像する場合を想定し、C1に「交通事故」、C2に「飲酒運転」、C3に「速度超過」がそれぞれ割り付けられている。この場合には、C1〜C3はそれぞれ固定の属性情報が割り付けされているので、ウェアラブルカメラ10の属性情報付与モードは「固定モード」となる。固定モードは、映像データの属性情報として、予め割り付けられた固定の属性情報(テキストデータ)を付与する動作状態を示す。
一方、図10に示すように、例えば属性情報が最大10個程度ある場合、図9に示すように属性情報を固定に割り付けてしまうと、「交通事故」、「飲酒運転」、「速度超過」以外の属性情報の付与ができない。従って、例えば初期設定において、ウェアラブルカメラ10の属性選択スイッチSW4の状態(つまり、接点位置)を示す例えばC3に対応して、ウェアラブルカメラ10の属性情報付与モードを「音声録音モード」に設定しておけば、属性情報として「音声」が設定される。音声録音モードは、映像データの属性情報として、警察官7が発話した音声自体の音声データを付与可能にする動作状態を示す。
図11は、録画映像リストLSTのデータ構造の一例を示す図である。映像データVDO1に関連するメタ情報MTD1は、例えば図11に示す録画映像リストLSTとして記憶される。録画映像リストLSTは、イベントID、時間情報、カメラID、ユーザID、属性情報、GPS情報等の各データが含まれる。イベントIDは、録画のイベントを識別するための識別情報である。本実施形態では、録画開始から録画終了までの1つの録画動作が1つのイベントとして規定され、ウェアラブルカメラ10は、個々の録画動作のイベント(以下、録画イベントとも称する)についてイベントIDを付与する。イベントIDとしては、映像データのファイル名などを用いてもよい。時間情報は、個々の録画イベントの時間情報であり、例えば録画開始時刻を付与する。時間情報としては、録画開始時刻だけでなく、録画開始時刻と録画終了時刻、録画開始時刻と録画継続時間などを用いてもよい。
カメラIDは、個々のウェアラブルカメラ10を識別するための識別情報である。ユーザIDは、ウェアラブルカメラ10を使用する警察官7の識別情報である。ウェアラブルカメラ10を使用する際に、録画した映像データについて、どの個体のカメラを誰が使用して録画したものであるかを判別できるように、カメラIDとユーザIDを設定しておく。
属性情報は、映像データの種別を識別するための分類情報であり、図9又は図10に示した属性情報の設定内容に基づき、警察官7による属性情報付与スイッチSW3及び属性選択スイッチSW4の操作に従って付与される。GPS情報は、映像データの録画が行われた場所を示す位置情報であり、例えば録画開始時の現在位置情報をGPS18から取得して付与する。上記の各メタ情報は、録画開始時又は録画終了の直後に、MCU19の処理によって付与され、映像データと関連付けて記憶部15に記憶される。
また、図11のイベントIDが「Event10」では、属性情報として、警察官7が発した音声の音声データであることが示されている。また、属性情報が音声データである場合には、マイクロホンMCによって収音された音声の音声データのファイル名と当該音声の録音開始時刻及び録音終了時刻の各情報とが付帯情報として付与される。これにより、バックエンドサーバSVは、映像データに付与された属性情報としての音声データを音声認識する際に、間違った音声データを音声認識することなく、音声認識処理の対象としての音声データを正確に特定できる。
次に、本実施形態のウェアラブルカメラ10において、属性情報が付与されるタイミングのバリエーションについて、図12〜図15を参照して説明する。図12は、連続録画時に属性情報を付与する動作の一例を示すタイムチャートである。図13は、プレ録音及びプレ録画が無い時に属性情報を付与する動作の一例を示すタイムチャートである。図14は、プレ録音及びプレ録画がある時に属性情報を付与する動作の一例を示すタイムチャートである。図15は、プレ録画がある時に属性情報を付与する動作の一例を示すタイムチャートである。
図12〜図15では、横軸は時間を示し、マイクロホンMCにおける音声の収音に関するタイムチャートと、撮像部11における映像の撮像(録画)に関するタイムチャートとが平行に示されている。また、図12〜図15の説明では、ウェアラブルカメラ10は「音声録音モード」に設定され、属性選択スイッチSW4の例えば接点位置のC3が「音声」に設定されているとする。
図12では、例えば現場の映像がウェアラブルカメラ10により連続的に撮像(録画)されている状態が示されている。つまり、ウェアラブルカメラ10の電源がONされてから警察官7が発した音声あるいは周囲の音が連続的に収音され、更に、警察官7が録画スイッチSW1を押下した等によって撮像部11により映像が連続的に撮像(録画)されている。ウェアラブルカメラ10の電源がONされてから一定時間経過後に、属性選択スイッチSW4がC3に選択された上で属性情報付与スイッチSW3が操作された場合には、ウェアラブルカメラ10は、ウェアラブルカメラに予め登録された一定時間又は警察官7が属性情報付与スイッチSW3を長押しした時間分の音声を属性情報として映像データに付与する。
図13では、映像の撮像(録画)がされている期間に、警察官7が音声あるいは周囲の音が録音されている状態を示している。録画開始トリガOP1a,OP2a(例えば、警察官7が録画スイッチSW1を1回押下したこと)により、撮像部11により撮像された現場の映像の録画が開始され、マイクロホンMCによって警察官7の発する音声あるいは周囲の音の収音が開始される。録画終了トリガOP1b,OP2b(例えば、警察官7が録画スイッチSW1を一定時間長押ししたこと)により、撮像部11により撮像された現場の映像の録画が終了する。映像の録画が開始されてから一定時間経過後に、属性選択スイッチSW4がC3に選択された上で属性情報付与スイッチSW3が操作された場合には、ウェアラブルカメラ10は、ウェアラブルカメラに予め登録された一定時間又は警察官7が属性情報付与スイッチSW3を長押しした時間分の警察官の音声を属性情報として映像データに付与する。
なお、録画開始トリガOP1a,OP2aは、警察官7が録画スイッチSW1を1回押下した操作に限定されず、例えば所定の条件が満たされた場合に自動録画が開始されることでもよく、以下同様である。同様に、録画終了トリガOP1b,OP2bは、警察官7が録画スイッチSW1を一定時間長押しした操作に限定されず、例えば所定の条件が満たされた場合に自動録画が終了することでもよく、以下同様である。
図14では、例えばウェアラブルカメラ10の動作テストのために、一定時間(例えば10秒又は30秒)の映像の事前撮像(プレ映像)及び警察官7の音声の事前収音(プレ音声)が行われた後で、映像の撮像(録画)がされている期間に、警察官7あるいは周囲の音が録音されていることが示されている。録画開始トリガOP1a(例えば、警察官7が録画スイッチSW1を1回押下したこと)により、撮像部11により撮像された現場の映像の録画が開始され、マイクロホンMCによって警察官7の発する音声あるいは周囲の音の収音が開始される。録画終了トリガOP1b(例えば、警察官7が録画スイッチSW1を一定時間長押ししたこと)により、撮像部11により撮像された現場の映像の録画が終了する。映像の録画が開始されてから一定時間経過後に、属性選択スイッチSW4がC3に選択された上で属性情報付与スイッチSW3が操作された場合には、ウェアラブルカメラ10は、ウェアラブルカメラに予め登録された一定時間又は警察官7が属性情報付与スイッチSW3を長押しした時間分の音声を属性情報として映像データに付与する。
図15では、例えばウェアラブルカメラ10の動作テストのために、一定時間(例えば10秒又は30秒)の映像の事前撮像(プレ映像)が行われた後で、映像の撮像(録画)がされている期間に、警察官7の音声あるいは周囲の音が録音されていることが示されている。録画開始トリガOP1a,OP2a(例えば、警察官7が録画スイッチSW1を1回押下したこと)により、撮像部11により撮像された現場の映像の録画が開始され、マイクロホンMCによって警察官7の発する音声あるいは周囲の音の収音が開始される。録画終了トリガOP1b,OP2b(例えば、警察官7が録画スイッチSW1を一定時間長押ししたこと)により、撮像部11により撮像された現場の映像の録画が終了する。映像の録画が開始されてから一定時間経過後に、属性選択スイッチSW4がC3に選択された上で属性情報付与スイッチSW3が操作された場合には、ウェアラブルカメラ10は、ウェアラブルカメラに予め登録された一定時間又は警察官7が属性情報付与スイッチSW3を長押しした時間分の音声を属性情報として映像データに付与する。
次に、本実施形態のウェアラブルカメラ10における属性情報の付与動作について、図16を参照して説明する。図16は、本実施形態のウェアラブルカメラ10における属性情報付与動作に関する手順の一例を示すフローチャートである。
図16において、ウェアラブルカメラ10のMCU19は、録画動作に先立って、初期設定を実行する(S1)。ウェアラブルカメラ10の初期設定は、例えば警察官7が出動する際に、警察署5内の署内PC71に接続し、署内PC71を操作して設定情報を転送することによって行う。初期設定としては、カメラID及びユーザIDの付与(図11参照)、属性情報付与スイッチSW3及び属性選択スイッチSW4の有効化、属性選択スイッチSW4への複数の属性情報の割り付け(図9参照)又は属性選択スイッチSW4の一部(例えば接点位置を示すC3)に属性情報「音声」を付与可能な「音声録音モード」の設定(図10参照)が実行される。
MCU19は、警察官7による録画スイッチSW1の第1回目の入力を検出すると、録画動作を開始し、撮像部11による撮像を実行して動画の映像データを記憶部15に記憶(つまり、映像データを録画)する(S2)。
MCU19は、警察官7による録画スイッチSW1の第2回目の入力を検出すると、1つの録画イベントの録画動作を終了する(S3)。続いて、MCU19は、属性選択スイッチSW4の選択状態を入力し(S4)、属性情報付与スイッチSW3の入力の有無を判定する(S5)。なお、属性情報付与スイッチSW3の入力があるまで(S5、NO)、属性選択スイッチSW4の選択状態が維持されてもよいし、変更されてもよい。
属性情報付与スイッチSW3の入力があった場合(S5、YES)、MCU19は、ウェアラブルカメラ10の属性情報付与モードが「音声録音モード」であるか否かを判定する(S6)。ここで、ウェアラブルカメラ10が「音声録音モード」である場合とは、例えばステップS1の初期設定において属性選択スイッチSW4の一部(例えば接点位置を示すC3)に属性情報「音声」が割り当てられた場合に限らず、例えばステップS5における属性情報付与スイッチSW3が所定時間(例えば5秒)長押しされた場合も含まれてもよい。つまり、属性情報付与スイッチSW3が所定時間(例えば5秒)長押しされた場合には、MCU19は、属性情報付与モードを、「音声録音モード」に簡易に切り替えできる。
ウェアラブルカメラ10の属性情報付与モードが「音声録音モード」である場合には(S6、YES)、MCU19は、指定された時間分、マイクロホンMCにより収音された警察官7の音声を収音し、収音により得られた音声の音声データを記憶部15に記憶(つまり、録音)する(S7)。ここで、指定された時間には、初期設定において属性選択スイッチSW4の一部に属性情報「音声」が割り付けられた場合には所定時間(例えば5秒又は10秒)としてもよいし、例えば属性情報付与スイッチSW3が所定時間(例えば5秒)長押しされた場合には長押しされた時間(例えば5秒)でもよい。なお、後者の場合には、ウェアラブルカメラ10は、警察官7が長押しした期間の長さに応じて、録音された期間分の音声を属性情報として柔軟に付与可能である。
更に、MCU19は、属性選択スイッチSW4の状態に対応する属性情報をEEPROM16から読み込み、ステップS7において録音された音声データ(つまり、警察官7がウェアラブルカメラ10に向かって発話した音声の音声データ)を、ステップS2〜ステップS3において録画された映像データに対する属性情報として付与する(S8)。
一方、ウェアラブルカメラ10の属性情報付与モードが「音声録音モード」ではない場合(S6、NO、つまり「固定モード」である場合)、MCU19は、属性選択スイッチSW4の状態に対応する属性情報をEEPROM16から読み込み、ステップS2〜ステップS3において録画された映像データに対して付与する(S9)。
MCU19は、付与した属性情報を含むメタ情報MTD1を記憶部15に出力し、直前に録画動作を終了して記憶した映像データVDO1と関連付けて記憶する(S10)。メタ情報には、イベントID、時間情報、属性情報、カメラID、ユーザID、GPS情報が含まれる(図11参照)。そして、MCU19は、属性情報付与処理を終了する。
なお、上記の例では、1つの録画イベントが終了してから属性情報を付与する手順を示したが、録画動作を継続している間に属性情報付与スイッチSW3の入力を検出し、録画中に属性情報を付与する手順としてもよい。
以上により、本実施形態のウェアラブルカメラシステム100では、ユーザである警察官7は、ウェアラブルカメラ10を用いて現場の状況の映像を撮像する場合に、ウェアラブルカメラ10単体の簡単な操作によって、録画した直後又は録画している間に、映像データに対して属性情報を容易に付与できる。このため、警察官7は、緊急時の撮像現場であっても、確実に映像データの属性情報を付与できる。また、ウェアラブルカメラ10は、警察官7の音声をマイクロホンMCにおいて収音できるので、例えば初期設定又は属性情報付与スイッチSW3の長押し操作によって属性情報付与モードを「音声録音モード」に簡易に設定変更できる。これにより、ウェアラブルカメラ10は、現場の映像の種別を示す属性情報として、警察官7が発した音声の音声データを用いて映像データに付与できるので、映像の種別や事件の種別等に限定されない広範な内容を有した属性情報を簡単に取得できる。
また、バックエンドサーバSVは、ウェアラブルカメラ10により収音された警察官7の音声の音声データが属性情報として付与された映像データを受信した後、音声データを音声認識処理する。これにより、バックエンドサーバSVは、音声データの音声認識結果又はその結果の一部から例えば事件又は現場の状況を示す用語を、ストレージ308に登録された辞書データベース(不図示)から抽出して映像データに対する属性情報を自動的に付与可能である。従って、警察署5においてバックエンドサーバSVに蓄積された映像データを利用する場合、属性情報を参照することによって、どの種別の映像データであるかを容易に判別して抽出できる。また、属性情報を含むメタ情報MTD1によって、いつ、どこで、どのカメラで、誰が撮像した、どのような内容の映像であるかを容易に識別でき、証拠映像としての信頼性を高めることができる。
本実施形態によれば、ウェアラブルカメラ10によって容易に映像データの属性を設定できるため、属性情報付与時の手間を削減でき、また、録画直後から映像データの識別を簡便に実施できる。これにより、ウェアラブルカメラシステム100において、撮像した映像データを取扱う際の利便性を向上できる。更に、警察官7が装着するウェアラブルカメラ10の携行性を考慮した場合、筐体の小型化が求められるため、操作ボタン等の入力部の配置上の制約もあるが、本実施形態のウェアラブルカメラ10によれば、警察官7が発する音声を属性情報として映像データに付与できるので、属性選択スイッチSW4の接点位置を多くとる必要もなく、設計上の制約も緩和される。
また、警察官7が発した音声に属性情報自体(例えば「速度超過」又は「家屋侵入」)のようなの音声が直接に含まれている場合には、バックエンドサーバSVにおける音声認識処理を行うことなく、ウェアラブルカメラ10は、映像データに関連する属性情報を簡易に取得できる。
また、本実施形態のウェアラブルカメラ10では、MCU19は、撮像部11による映像データの録画動作が終了してから次の録画動作が開始するまでの間、或いは、撮像部11による映像データの録画動作中に、属性情報付与スイッチSW3からの入力を検出し、直前に録画終了した録画データ又は録画中の録画データに対して、属性情報を付与する。これにより、ウェアラブルカメラ10単体の操作によって、録画した直後、又は録画している間に、映像データに対して属性情報を容易に付与することができる。
また、本実施形態のウェアラブルカメラ10では、属性情報付与モードが「固定モード」である場合には、属性選択スイッチSW4における複数の設定状態のそれぞれに対して異なる属性情報を割り付けて設定可能である。これにより、ウェアラブルカメラ10は、属性選択スイッチSW4の操作によって複数の属性情報の中から所望の属性情報を選択的に設定し、映像データに対して適切な属性を付与することができる。
以上、図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。また、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本発明は、現場の映像データに関する属性情報を簡易に付与でき、撮像された映像データを取扱う上での利便性を向上するウェアラブルカメラ及びウェアラブルカメラシステムとして有用である。
10 ウェアラブルカメラ
11 撮像部
12 GPIO
13 RAM
14 ROM
15 記憶部
16 EEPROM
17 RTC
18 GPS
19 MCU
21 通信部
22 USB
23 コンタクトターミナル
24 電源部
25 バッテリ
26a、26b、26c LED
27 バイブレータ
60 車載システム
100 ウェアラブルカメラシステム
SV バックエンドサーバ
SW1 録画スイッチ
SW2 スナップショットスイッチ
SW3 属性情報付与スイッチ
SW4 属性選択スイッチ

Claims (6)

  1. 撮像部と、
    前記撮像部により撮像された映像データを記憶する記憶部と、
    ユーザの音声を収音する収音部と、
    前記映像データの撮像状況を示す属性情報に関する音声が前記ユーザにより発話された場合に、前記収音部により収音された前記属性情報に関する音声データを、前記映像データに付与して前記記憶部に記憶する制御部と、を備える、
    ウェアラブルカメラ。
  2. 請求項1に記載のウェアラブルカメラであって、
    前記ユーザの前記属性情報の付与操作が入力される第1入力部と、
    前記第1入力部により入力された前記付与操作に応じた前記属性情報の選択操作が入力される第2入力部と、を更に備え、
    前記制御部は、前記第2入力部により入力された前記選択操作に応じた前記属性情報を、前記映像データに付与して前記記憶部に記憶する、
    ウェアラブルカメラ。
  3. 請求項1に記載のウェアラブルカメラであって、
    前記属性情報に関する音声に、前記属性情報自体の音声が含まれる、
    ウェアラブルカメラ。
  4. 請求項1に記載のウェアラブルカメラであって、
    前記制御部は、前記映像データの録画動作が終了してから次の録画動作が開始するまでの間又は前記映像データの録画動作中に、前記収音部により前記ユーザの前記属性情報に関する音声の収音を検出した場合に、直前に録画終了した映像データ又は録画中の映像データに、前記属性情報に関する音声データを前記属性情報として付与する、
    ウェアラブルカメラ。
  5. 請求項2に記載のウェアラブルカメラであって、
    前記第2入力部における複数の設定状態のそれぞれに対して異なる属性情報を割り付けて設定可能である、
    ウェアラブルカメラ。
  6. ウェアラブルカメラとサーバとが接続されたウェアラブルカメラシステムであって、
    前記ウェアラブルカメラは、
    撮像部と、
    前記撮像部により撮像された映像データを記憶する第1記憶部と、
    ユーザの音声を収音する収音部と、
    前記映像データの撮像状況を示す属性情報に関する音声が前記ユーザにより発話された場合に、前記収音部により収音された前記属性情報に関する音声データを、前記映像データに付与して前記第1記憶部に記憶する制御部と、
    前記属性情報に関する音声データが付与された前記映像データを前記サーバに送信する送信部と、を備え、
    前記サーバは、
    前記属性情報に関する音声データが付与された前記映像データを受信する受信部と、
    前記映像データに付与された前記属性情報に関する音声データを音声認識する音声認識部と、
    前記属性情報に関する音声データの前記音声認識部における音声認識結果を、前記受信部により受信された前記映像データと対応付けて記憶する第2記憶部と、を備える、
    ウェアラブルカメラシステム。
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