JP2016181763A - 移動体通信システムおよび移動体通信方法 - Google Patents

移動体通信システムおよび移動体通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】移動機とマクロセル基地局との間の無線ネットワークにおける通信品質を保障すること。【解決手段】移動機(10)との無線通信を制御するホーム基地局(20)と、一つ以上の移動機との無線通信を制御し、かつ、ホーム基地局との無線通信を制御するマクロセル基地局(30)と、マクロセル基地局と接続し、マクロセル基地局とホーム基地局との間の通信品質を管理する品質管理サーバQCS(45)と、を備え、品質管理サーバQCS(45)は、セッション生成要求をホーム基地局から受信した場合には、ホーム基地局とマクロセル基地局との間のセッションを追加生成し、セッション解放要求をホーム基地局から受信した場合には、ホーム基地局とマクロセル基地局との間のセッションを解放する。【選択図】図1

Description

本発明は、移動機とマクロセル基地局との間でパケット通信を中継する移動体通信システムに関する。
通信システムの標準化規格として、第3世代移動通信システム(3G:rd eneration)に代わってLTE(ong erm volution)が普及してきている。LTEはパケット通信のみをサポートする通信規格であり、音声はVoIP(oice ver nternet rotocol)でパケットに変換されて送受信される。特にLTE規格におけるVoIPはVoLTE(oice ver LTE)と呼ばれている。
移動体通信システムでは、建物内での通信品質を確保するため、ホーム基地局(フェムトセル基地局)を設置し、移動機とマクロセル基地局との間の通信を中継させている。従来、ホーム基地局からマクロセル基地局を含むコアネットワークへの通信には固定回線が利用されていた(例えば、特許文献1参照)。
特許第5456874号公報
ここで、特許文献1記載の技術のように固定回線をバックホールとして用いると、固定回線の敷設に時間を要し、固定回線のランニングコストが掛かってしまうという問題があった。このため、本願出願人の先願(特願2015−051496号)に記載されているように、バックホール通信に無線を利用することが提案されている。
しかしながら、マクロセル基地局は移動機と直接的に無線通信を実施するものでもあるため、ホーム基地局のバックホール通信にも無線を利用すると、マクロセル基地局と直接接続する移動機へ割り当てるリソースが減少して通信品質が劣化する可能性がある。逆に、マクロセル基地局に直接的に接続する移動機のトラフィックが高くなると、ホーム基地局のバックホール通信へ割り当てるリソースが不足し、ホーム基地局経由で接続する移動機の品質が劣化するという問題が生じうる。
そこで本発明は、上記の事情に鑑みて創案されたものであり、移動機とマクロセル基地局との間の無線ネットワークにおける通信量を動的に制御して通信品質を保障することを目的の一つとする。
(1)上記目的を達成するために、本発明に係る移動体通信システムは、移動機との無線通信を制御するホーム基地局と、一つ以上の移動機との無線通信を制御し、かつ、前記ホーム基地局との無線通信を制御するマクロセル基地局と、前記マクロセル基地局と接続し、前記マクロセル基地局と前記ホーム基地局との間の通信品質を管理する品質管理サーバと、を備え、前記品質管理サーバは、セッション生成要求を前記ホーム基地局から受信した場合には前記ホーム基地局と前記マクロセル基地局との間のセッションを生成し、セッション解放要求を前記ホーム基地局から受信した場合には前記ホーム基地局と前記マクロセル基地局との間のセッションを解放することを特徴とする。
本発明に係る移動体通信方法は、移動機との無線通信を制御するホーム基地局と、一つ以上の移動機との無線通信を制御し、かつ、前記ホーム基地局との無線通信を制御するマクロセル基地局と、前記マクロセル基地局を制御するコアネットワークと、を備え、前記コアネットワークにおいて、セッション生成要求を前記ホーム基地局から受信した場合には前記ホーム基地局と前記マクロセル基地局との間のセッションを生成し、セッション解放要求を前記ホーム基地局から受信した場合には前記ホーム基地局と前記マクロセル基地局との間のセッションを解放することを特徴とする。
本発明は所望により以下の構成を備えていてもよい。
(2)前記マクロセル基地局と接続するパケットデータ回線網交換機をさらに備え、前記品質管理サーバは、前記セッション生成要求を受信した場合には前記パケットデータ回線網交換機を制御して前記セッションを生成させ、前記セッション解放要求を受信した場合には前記パケットデータ回線網交換機を制御して前記セッションを解放させる。
(3)前記品質管理サーバは、前記ホーム基地局との通信が成功しなかった場合には確立されていた前記セッションを解放する。
(4)前記ホーム基地局は、前記移動機からの呼が開始する場合には前記セッション生成要求を前記品質管理サーバに送信し、前記移動機からの呼が終了した場合には前記セッション解放要求を前記品質管理サーバに送信する。
(5)前記品質管理サーバは、前記移動体からの呼数の増加に伴うセッション変更要求を前記ホーム基地局から受信した場合には前記セッションの保障帯域を増加させ、前記移動体からの呼数の減少に伴うセッション変更要求を前記ホーム基地局から受信した場合には前記セッションの保障帯域を減少させる。
(6)前記ホーム基地局は、前記移動機からの呼数が増加する場合には前記呼数の増加に伴うセッション変更要求を前記品質管理サーバに送信し、前記移動機からの呼数が減少した場合には前記呼数の減少に伴うセッション変更要求を前記品質管理サーバに送信する。
本発明によれば、無線ネットワーク側からのセッション生成要求によってコアネットワーク側でセッション生成の必要性を認識してホーム基地局とマクロセル基地局との間にセッションが生成され、また、無線ネットワーク側からのセッション削除要求によってコアネットワーク側でセッションが不要になったことを認識してホーム基地局とマクロセル基地局との間のセッションが解放される。よって、本発明によれば、ホーム基地局における発呼の有無に応じてセッションの生成・解放が管理され、ホーム基地局に接続する移動機の通信品質およびマクロセル基地局に接続する移動機の通信品質をともに適切に制御することが可能である。
本発明の実施形態における移動体通信システムの構成図。 実施形態におけるIPsec確立までの手順を説明するシーケンス図。 実施形態におけるデータ通信用のセッションを生成するまでの手順を説明するシーケンス図。 実施形態における音声通信用のセッションをさらに生成するまでの手順を説明するシーケンス図。 実施形態における音声通信用のセッションの保障帯域を増加させる手順を説明するシーケンス図。 実施形態における音声通信用のセッションの保障帯域を減少させる手順を説明するシーケンス図。 実施形態における音声通話用のセッションを解放する手順を説明するシーケンス図。 実施形態におけるホーム基地局との通信が成功しない場合にセッションを解放する手順を説明するシーケンス図。 QCIパラメータの説明図。
以下、図面を参照して、本発明に係る一つの実施形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、一連の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付して表している。
〔移動体通信システム構成〕
図1に本発明の実施形態に係る移動体通信システムの構成図を示す。本実施形態に係る移動体通信システムは、無線ネットワークとコアネットワークとを備えて構成されている。
(無線ネットワーク)
図1に示すように、本実施形態に係る移動体通信システム1は、無線ネットワークに係る構成として、移動体10、ホーム基地局20、顧客構内機器CPE22、マクロセル基地局(MCC:ro ell)30を備える。無線ネットワークは、LTE規格では、E−UTRAN(volved niversal errestrial adio ccess etwork)と呼ばれている。
移動体10は、スマートフォン、携帯電話等の移動携帯通信端末であり、UE(ser quipment)と呼ばれる。図1では、ホーム基地局20の通信可能範囲に在圏し当該ホーム基地局20に接続されるものが移動体10a、マクロセル基地局30の通信可能範囲に在圏し当該マクロセル基地局30に直接接続されるものが移動体10bとして示している。以下、移動体10aと10bとを総称するときは移動体10と表記する。
ホーム基地局20は、フェムト基地とも呼ばれ、LTE規格ではHeNB(ome eNode)とも呼ばれており、無線ネットワークにおける一つのノードを構成する。ホーム基地局20は、移動機10との無線通信を確立し、移動機10に対しパケット通信サービス(例えば音声パケット通信サービス、マルチメディアサービス等)を提供する。ホーム基地局20と移動機10との間の無線通信をアクセスリンクAC(Access Link)とも呼ぶ。ホーム基地局20が形成するセルは、そのセルサイズがマクロセル基地局30よりも小規模であり、半径数メートルから数十メートルの通信エリアを構築する。ホーム基地局20は、顧客構内機器CPE(ustomer remises quipment)22を介してマクロセル基地局30との間で無線通信を確立する。顧客構内機器CPE22とマクロセル基地局30との間の無線通信をバックホールBH(ackaul)とも呼ぶ。顧客構内機器CPE22は、ホーム基地局20と一体として構成されていてもよい。
マクロセル基地局30は、eNB(eNode)とも呼ばれており、顧客構内機器CPE22を介してホーム基地局20との間で無線通信を確立する。マクロセル基地局30は、半径数百メートルから十数キロメートルの通信エリアを構築する。
(コアネットワーク)
また図1に示すように、移動体通信システム1は、コアネットワークに係る構成として、第1コアネットワークEPC(volved acket ore)40、第2コアネットワークEPC50、およびIPマルチメディアサブシステムIMS(ultimedia ubsystem)60を備えている。なお、本実施形態では、第1コアネットワーク40と第2コアネットワーク50とを備えるものとして説明するが、コアネットワークは一つだけで構成してもよい。
第1コアネットワークEPC40は、信号交換機SGW(ignaling ateay)41、パケットデータ回線網交換機PGW(acket Data Network ateay)42、セキュリティ交換機SeGW(Security ateay)43、移動管理装置MME(Mobility Management Entity)44、および品質管理サーバQCS(Quality Control Server)45を備える。
信号交換機SGW41は、第1コアネットワーク40内で顧客データのユーザープレーンを扱うゲートウェイとして機能する装置である。
パケットデータ回線網交換機PGW42は、第1コアネットワーク40内でインターネットや企業内イントラネットに接続するゲートウェイとして機能する装置である。
セキュリティ交換機SeGW43は、ホーム基地局30との間でIPsec(Security Architecture for Internet Protocol)を確立するためのセキュリティゲートウェイとして機能する装置である。
移動管理装置MME44は、第1コアネットワーク40内でマクロセル基地局30と信号交換機SGW41との双方に接続し、マクロセル基地局30を介して個々の移動体10の移動管理、認証、パケット通信データ経路の設定処理を管理する装置である。
品質管理サーバQCS45は、本発明に係る無線ネットワークにおける品質管理を実施する装置であり、通信ポリシー課金規約管理装置PCRF(olicy and harging ules unction)としての機能を備えている。品質管理サーバQCS45は、信号交換機SGW41およびパケットデータ回線網交換機PGW42に適用する品質管理(QoS:Quality of Service)等の通信ポリシー制御や課金規約に基づく制御を実行する制御装置である。特に本実施形態において、品質管理サーバQCS45は、本発明に係る移動体通信方法を実行可能に構成されている。
第2コアネットワークEPC50は、移動通信交換局MSC(obile ervices witching enter)51、関門交換ノードGMSC(ateway obile−services witching enter)52、信号交換機SGW53、パケットデータ回線網交換機PGW54、移動管理装置MME55、および通信ポリシー課金規約管理装置PCRF56を備える。
移動通信交換局MSC51は、移動通信サービスを提供するために呼の接続を制御したりサービスを制御したりする装置である。
関門交換ノードGMSC52は、外部のネットワークから無線ネットワーク内の契約加入者への、または無線ネットワーク内にローミング中の加入者への呼を受ける交換局である。
信号交換機SGW53は、第2コアネットワーク50内で顧客データのユーザープレーンを扱うゲートウェイとして機能する装置である。
パケットデータ回線網交換機PGW54は、第2コアネットワーク50内でインターネットや企業内イントラネットに接続するゲートウェイとして機能する装置である。
移動管理装置MME55は、第2コアネットワーク50内で個々の移動体10の移動管理、認証、パケット通信データ経路の設定処理を管理する装置である。
通信ポリシー課金規約管理装置PCRF56は、信号交換機SGW53およびパケットデータ回線網交換機PGW54に適用する品質管理(QoS:Quality of Service)等の通信ポリシー制御や課金規約に基づく制御を実行する制御装置である。
IPマルチメディアサブシステムIMS(ultimedia ubsystem)60は、インターネットプロトコルによる通信制御を実行するシステムで、VoIPによる音声通話やマルチメディアサービスを取り扱う基盤システムである。移動機10から音声通話の発呼があった場合には、移動機10と当該IMS60との間でVoLTEコールの発信・着信を開始し、音声通話が終了する場合にはVoLTEコールの発信・着信を解放する。
〔移動体通信システムの基本動作(移動体通信方法)〕
次に本実施形態に係る移動体通信システム1の基本動作を説明する。
(品質管理パラメータ)
LTE規格では、無線ネットワーク側およびコアネットワーク側におけるセッションの品質を制御するためのパラメータとしてQCI(QoS Class Identifier)が設定されている。セッションとは、DB(efault earer)とも呼ばれ、ネットワーク間通信において移動機からのデータに対する取り扱い方法を示す仮想的な概念的単位である。QCIパラメータの各々が一つのセッションを規定するものであり、帯域幅制御の有無や遅延許容時間、パケット損失率などに応じて9段階の優先度が定められている。
図9にQCIパラメータの一覧を示す。図9に示すように、QCI1〜4は帯域保障がされるGBR(Guarantieed Bit Rate)であり、QCI5〜9は帯域保障されないNon−GBRとなる。コアネットワークの通信ポリシー課金規約管理装置PCRFは、無線ネットワークにおける通信品質に応じてQCIパラメータを設定することができるようになっている。具体的にはGxインターフェース経由でQCIパラメータがパケット回路網交換機PGWに設定され、パケット回路網交換機PGWがホーム基地局側の顧客構内機器CPEとの間でQCIパラメータに対応するセッションを生成するようになっている。セッションは、DB(Default BearerまたはDedicated Bearer)と呼ばれており、それぞれがQCIで規定された帯域幅、遅延許容度、ビット損失度で一定の通信量を確保することができる。
(動作原理)
ここで問題となるのは、コアネットワーク側の通信ポリシー課金規約管理装置PCRFでは、無線ネットワーク側、例えばホーム基地局における通信量や移動機の呼数を把握することができないことである。ホーム基地局HeNBにおける通信量や移動機の呼数を把握できなければ、適時に適切な数のセッションを追加したり解放したりすることができない。
そこで、本実施形態では、ホーム基地局20が、特別のプロトコルで通信ポリシー課金規約管理装置PCRFとして動作する品質管理サーバ45に向けて、セッションを追加するためのセッション生成要求CReqを送信したりセッションを解放するためのセッション解放要求DReqを送信したりすることが可能なように構成することによって、上記問題を解決した。
すなわち、本実施形態に係る移動体通信システム1において、品質管理サーバQCS45は、セッション生成要求CReqをホーム基地局20から受信した場合には、ホーム基地局20とマクロセル基地局30との間のセッションを生成するように動作する。また本実施形態に係る移動体通信システム1において、品質管理サーバQCS45は、セッション解放要求DReqをホーム基地局20から受信した場合には、ホーム基地局20とマクロセル基地局30との間のセッションを解放するように動作する。
具体的に、品質管理サーバQCS45は、上記セッション生成要求CReqを受信した場合には、パケットデータ回線網交換機PGW42を制御して追加のセッションを生成させるように動作する。
また、品質管理サーバQCS45は、上記セッション解放要求DReqを受信した場合には、パケットデータ回線網交換機PGW42を制御してセッションを削除させるように動作する。例えば、図1に示すように、パケットデータ回線網交換機PGW42へのセッションの追加生成および解放の制御はGxインターフェースを経由して行う。
さらに、品質管理サーバQCS45は、移動体10aからの呼数の増加に伴うセッション変更要求DMReqをホーム基地局20から受信した場合にはセッションの保障帯域を増加させる。さらにまた、品質管理サーバQCS45は、移動体10aからの呼数の減少に伴うセッション変更要求DMReqをホーム基地局20から受信した場合にはセッションの保障帯域を減少させる。
ここで、本実施形態に係るホーム基地局20は、移動体10aからの呼が開始する場合には上記セッション生成要求CReqを送信する。また、本実施形態に係るホーム基地局20は、移動体10aからの呼が終了した場合には上記セッション解放要求DReqを送信する。
さらにホーム基地局20は、移動機10aからの呼数が増加する場合には上記呼数の増加に伴うセッション変更要求DMReqを品質管理サーバQCS45に送信する。さらにまた、ホーム基地局20は、移動機10aからの呼数が減少した場合には上記呼数の減少に伴うセッション変更要求DMReqを品質管理サーバQCS45に送信する。
さらに、品質管理サーバQCS45は、ホーム基地局20との通信が成功しなかった場合に、確立されていたセッションを解放する。この制御もGxインターフェースを経由して行う。
〔動作シーケンス具体例〕
次に図2〜図8を参照しながら、本実施形態に係る移動体通信システム1の具体的な動作シーケンスを順番に説明する。図2〜図8において、太字に示してある白抜き矢印に係る制御は、本実施形態において新規のものである。
<図2:接続開始からIPsec確立まで>
図2に、接続開始からIPsec確立までの手順を説明するシーケンス図を示す。IPsecは、パケット通信においてパケットデータ単位で秘匿機能を付与するプロトコルである。図2に示す各ステップは、従来のものと相違なく、パケット通信の最初の段階で設定される。
(ST1:Wifi用セッション生成)
顧客構内機器22にWifi通信のみを行う移動機10が接続されている場合には、図2には示していないが、最初にWifi用のセッションが生成される。Wifi用セッションには、多少のデータ遅延を許容する相対的に優先度の低いセッション、例えば、QCI9パラメータに基づくセッションが利用される。
(ST2:品質管理用セッション生成)
顧客構内機器22がマクロセル基地局30経由で第1コアネットワーク40に接続すると、第1コアネットワーク40内において、セッション生成要求CCR−I(redit ontrol equest−nstruction)が通信ポリシー課金規約管理装置PCRFとして動作する品質管理サーバQCS45に送信される。品質管理サーバQCS45は、セッション生成要求CCR−Iに対して、ホーム基地局20の位置確認および認証を行って、接続承認を示すCCR−A(CCRcknowledge)を返す。このとき、CCR−Aとともに、IMS60に対する通信開始のために最も高い優先度1に指定されているQCI5パラメータとセッション情報を含むTFT(Traffic Template)を指定する。
(ST3:IPsec確立)
パケットデータ回路網交換機PGW42は、CCR−Aを受けて、QCI5パラメータに沿ったセッションの生成を開始する。同時にセキュリティ交換機SeGW43は、当該セッションの暗号化方式、暗号鍵、セキュリティプロトコルに沿ってIPSecを確立する。QCI5パラメータに沿ったセッション(以下「DB5」というように表記する。)が確立されると、制御データの送受信が可能となる。
<図3:データ通信用セッションの生成>
図3に、IPsecが確立した後に、データ通信用のセッションを追加生成するまでの手順を説明するシーケンス図を示す。
(ST4:移動機の登録要求)
ホーム基地局20が移動機10aの接続を検出すると、ホーム基地局20は顧客構内機器CPE22およびマクロセル基地局30経由で第1コアネットワーク40に対して移動機10aの登録要求を送信する。品質管理サーバQCS45は、当該登録要求を受けて、ホーム基地局20に接続した移動機10aの位置確認および認証を行う。移動機10aがコアネットワーク側に登録されることで、移動管理装置MME55からの移動管理が可能となる。
(ST5:データ通信用セッション生成)
ホーム基地局20からの登録要求を受けた品質管理サーバQCS45は、データ通信用のセッションを生成するための開設要求RAR(outer dvertisement equest)を送信する。パケットデータ回路網交換機42はこれを受けて、データ通信用のセッションDB9を生成し、開設承認RAA(RA cknowledge)を返す。
(ST6:データ通信用セッション生成完了)
品質管理サーバQCS45に対する移動機10aの登録処理が完了すると、ホーム基地局20は、品質管理サーバQCS45に対してデータ通信用セッション生成完了を報知する(ST6)。
以上の処理により、移動機10aのパケットデータはセッションDB9を介して第2コアネットワーク50へ送出可能となる。さらに、S1インターフェースを用いた設定が実施すると、移動機10aからの呼処理を受け付けることが可能となる。
<図4:音声通信用セッションの生成>
図4に、データ通信用セッションDB9の確立後、音声通信用セッションをさらに追加生成するまでの手順を説明するシーケンス図を示す。ここでは、図4に記載された移動機10Aおよび10Bのうち移動機10Aのみが発呼するものとしている。
(ST10:VoLTE確立開始)
移動機10Aから発呼があると、移動機10AとIPマルチメディアサブシステムIMS60(図1参照)との間でVoLTEコールの発信・着信処理を開始する。
(ST11:音声通信用セッション生成要求)
VoLTEコールの発信・着信処理が開始されると、IMS60から音声通信開始を要求するE−RAB(−UTRAN adio ccess earer)生成要求がホーム基地局20に対して送信される。
(ST12:音声通信用セッション生成開始)
ホーム基地局20は、E−RAB生成要求を受けて、品質管理サーバQCS45に対してセッション生成要求CReqを送信する。このセッション生成要求CReqは、顧客構内機器CPE22と第1コアネットワーク40との間に音声通信用のセッションを追加することを要求するものである。
(ST13:音声通信用セッション生成)
ホーム基地局20からのセッション生成要求CReqを受けて、品質管理サーバQCS45は、音声通信用のセッションを生成するための開設要求RARを通信ルールの管理に用いるGxインターフェースを介して送信する。パケットデータ回路網交換機42はこれを受けて、音声通信用のセッションDB1を生成し、開設承認RAAを返す。
(ST14:音声通信用セッション生成完了)
音声通信用のセッションDB1を含めたセッションの変更が完了すると、ホーム基地局20は、品質管理サーバQCS45に対して音声通信用セッション生成完了を報知する。こさらに、ホーム基地局20は、音声通信の生成完了を告知するE−RAB生成完了をコアネットワーク側に返信する(ST15)。以上の処理により、ホーム基地局20に接続する移動機10Aとコアネットワーク側との間にVoLTEが確立する。
(ST16:VoLTE確立完了)
VoLTEによる音声通信に必要な処理が完了すると、ホーム基地局20とIMS60との間におけるVoLTEコールの発信・着信処理が完了し、移動機10Aからコアネットワークを介した音声通信が可能となる。
<図5:音声通信用セッション帯域増加>
図5に、データ通信用セッションDB1の確立後、移動機からの呼数の増加に応じて音声通信用セッションの帯域を増加するまでの手順を説明するシーケンス図を示す。上述した図4では移動機10Aのみから発呼・着信があったが、今度は図5に示すように、移動機10Bからも発呼・着信があった場合である。
(ST20:VoLTE確立開始)
移動機10Aに引き続き、移動機10Bから発呼があると、今度は移動機10BとIMS60(図1参照)との間でVoLTEコールの発信・着信処理を開始する。
(ST21:音声通信用セッション生成要求)
移動機10BについてのVoLTEコールの発信・着信処理が開始されると、IMS60から移動機10Bについての音声通信開始を要求するE−RAB生成要求がホーム基地局20に対して送信される。
(ST22:音声通信用セッション生成開始)
ホーム基地局20は、移動機10BについてのE−RAB生成要求を受けて、品質管理サーバQCS45に対して、今度はセッションの帯域を増加させるためのセッション変更要求CMReqを送信する。このセッション変更要求CMReqは、顧客構内機器CPE22と第1コアネットワーク40との間で既に確立している音声通信用セッションDB1の保障帯域を増加させることを要求するものである。
(ST23:音声通信用セッション帯域増加)
ホーム基地局20からのセッション変更要求CMReqを受けて、品質管理サーバQCS45は、音声通信用セッションDB1の保障帯域を増加するための変更要求RARをGxインターフェース経由で送信する。パケットデータ回路網交換機42はこれを受けて、音声通信用セッションDB1の保障帯域を増加させ、変更承認RAAを返す。
(ST24:音声通信用セッション変更完了)
音声通信用セッションDB1の帯域変更が完了すると、ホーム基地局20は、品質管理サーバQCS45に対して音声通信用セッション変更完了を報知する。さらに、ホーム基地局20は、音声通信の変更完了を告知するE−RAB変更完了をコアネットワーク側に返信する(ST25)。以上の処理により、ホーム基地局20に新たに発呼した移動機10Bとコアネットワーク側との間にVoLTEが確立する。
(ST26:VoLTE確立完了)
移動機10BについてのVoLTEによる音声通信に必要な処理が完了すると、ホーム基地局20とIMS60との間におけるVoLTEコールの発信・着信処理が完了し、移動機10Bからコアネットワークを介した音声通信が可能となる。
なお、移動機10aからの呼数の増加に応じて音声通信用セッションDB1の保障帯域をどのように増加させていくかは任意に設定することが可能である。例えば、呼数が一つ増えるたびに保障帯域を増加させていってもよく、また呼数がまとまった設定数増えた場合にそれに応じて保障帯域を増加させていってもよい。保障帯域を頻繁に増加させる方が、ホーム基地局20に直接接続する移動機10bのリソースへの圧迫を少なくできるというメリットがある一方、処理数が増えるというデメリットがある。逆に、保障帯域を大きな単位で増加させる方が、処理数が減るというメリットがある一方、ホーム基地局20に直接接続する移動機10bのリソースへの圧迫が大きくなる場合が生じるというデメリットがある。メリットとデメリットを勘案して適宜適切な帯域の増加方法を設定すべきである。
<図6:音声通信用セッション帯域減少>
図6に、移動機からの呼数の減少に応じて音声通信用セッションの帯域を減少させるまでの手順を説明するシーケンス図を示す。上述した図5では移動機10Aと移動機10Bの双方からの発呼・着信が確立していたが、今度は図6に示すように、移動機10Aからの発呼・着信が終了する場合である。
(ST30:VoLTE解放開始)
移動機10BのVoLTE確立完了に引き続き、今度は移動機10Aからの発呼・着信が終了する際に、移動機10AとIMS60(図1参照)との間で確立していたVoLTEコールの解放処理を開始する。
(ST31:音声通信用セッショ解放要求)
移動機10AについてのVoLTEコールの解放処理が開始されると、IMS60から移動機10Aについての音声通信の終了を要求するE−RAB解放要求がホーム基地局20に対して送信される。
(ST32:音声通信用セッション変更開始)
ホーム基地局20は、移動機10AについてのE−RAB解放要求を受けて、品質管理サーバQCS45に対して、今度はセッションの帯域を減少させるためのセッション変更要求CMReqを送信する。このセッション変更要求CMReqは、顧客構内機器CPE22と第1コアネットワーク40との間で既に確立し、複数の移動機10の音声通話に適合した保障帯域で運営されていた音声通信用セッションDB1の保障帯域を減少させることを要求するものである。
(ST33:音声通信用セッション帯域減少)
ホーム基地局20からのセッション変更要求CMReqを受けて、品質管理サーバQCS45は、音声通信用セッションDB1の保障帯域を減少させるための変更要求RARをGxインターフェース経由で送信する。パケットデータ回路網交換機42はこれを受けて、音声通信用セッションDB1の保障帯域を減少させ、変更承認RAAを返す。
(ST34:音声通信用セッション変更完了)
音声通信用セッションDB1の帯域変更が完了すると、ホーム基地局20は、品質管理サーバQCS45に対して音声通信用セッション変更完了を報知する。さらに、ホーム基地局20は、音声通信の変更完了を告知するE−RAB変更完了をコアネットワーク側に返信する(ST35)。
(ST36:VoLTE解放完了)
移動機10AについてのVoLTEコールの解放に必要な処理が完了すると、移動機10Aについてのホーム基地局20とIMS60との間に確立していたVoLTEコールの解放処理が完了し、移動機10Aからの音声通信が終了する。
なお、移動機10aからの呼数の減少に応じて音声通信用セッションDB1の保障帯域をどのように減少させていくかは任意に設定することが可能である。例えば、呼数が一つ減るたびに保障帯域を減少させていってもよく、また呼数がまとまった設定数減少した場合にそれに応じて保障帯域を減少させていってもよい。保障帯域を頻繁に減少させる方が、ホーム基地局20に直接接続する移動機10bのリソースへの圧迫を少なくできるというメリットがある一方、処理数が増えるというデメリットがある。逆に、保障帯域を大きな単位で減少させる方が、処理数が減るというメリットがある一方、ホーム基地局20に直接接続する移動機10bのリソースへの圧迫が大きくなる場合が生じるというデメリットがある。メリットとデメリットを勘案して適宜適切な帯域の減少方法を設定すべきである。
<図7:音声通信用セッション解放>
図7に、音声通信用セッションを解放する手順を説明するシーケンス図を示す。
(ST40:VoLTE解放開始)
移動機10Aに引き続いて移動機10Bについても音声通信が終了すると、ホーム基地局20はコアネットワークに対して移動機10Bについての音声通信の終了を告知する。コアネットワーク側からは、VoLTEコールの解放を要求するE−RAB解放要求が送信される(ST41)。これに対して、ホーム基地局20はVoLTEコールの解放を承認するE−RAB解放応答を返信する(ST42)。以上により、ホーム基地局20とIMS60との間に確立されていた移動機10BについてのVoLTEコールの解放が完了する。
(ST43:音声通信用セッション解放要求)
全ての移動機10からの音声通信が終了すると、ホーム基地局20はコアネットワークに対し音声通信に係るセッションの解放を要求する。ホーム基地局20からのセッション解放要求を受けて、品質管理サーバQCS45は、音声通信用セッションDB1を解放するための解放要求RARをGxインターフェース経由で送信する。パケットデータ回路網交換機42はこれを受けて、音声通信用セッションDB1を解放し、解放承認RAAを返す(ST44)。
(ST45:セッション解放完了)
音声通信用セッションDB1の解放が完了すると、ホーム基地局20は品質管理サーバQCS45に対し音声通信用セッションの解放が完了したことを報知する。以上により、音声通信用セッションの解放処理が全て終了する。
<図8:ホーム基地局の死活判断>
図6に、ホーム基地局20との通信が成功しない場合にセッションを解放する手順を説明するシーケンス図を示す。
セッションはホーム基地局20の要求に基づいて解放されるものであるため、万一ホーム基地局20が故障等の局所的な事情で機能不全に陥った場合には、一度確立されたセッションは継続的に利用され続けることになり、マクロセル基地局30に直接的に接続する移動機10bのリソースが制限されたままになってしまう。そこで本実施形態では、以下のシーケンスによって、ホーム基地局20が機能しているか否かを判定して、機能していない場合にはセッションの解放を行う。
(ST50:死活判定)
品質管理サーバQCS45は、定期的にまたは不定期にホーム基地局20との通信を実行している。ホーム基地局20からの通信が途絶えた場合、例えば品質管理サーバQCS45からの問い合わせに対する回答が所定期間返信されないときや、所定回数の問い合わせに対する回答が得られなかったときには、品質管理サーバQCS45はホーム基地局20が機能不全に陥っていると判断する。
(ST51:セッション解放)
ホーム基地局20が機能不全に陥っていると判断したら、品質管理サーバQCS45は、データ通信用のセッションDB9や音声通信用のセッションDB1を解放するための解放要求RARを送信する。パケットデータ回路網交換機42はこれを受けて、当該ホーム基地局20との間に確立されているセッションを全て解放し、品質管理サーバQCS45に解放承認RAAを返す。
以上の処理により、機能不全に陥ったホーム基地局20によって生成されたセッションは全て解放されるので、マクロセル基地局30に直接的に接続する移動機10bのリソースが確保される。また、ホーム基地局20に対して在圏している移動機10aも当該ホーム基地局20が機能不全になっていれば、マクロセル基地局30に直接的に接続するか、他のホーム基地局20経由で接続することになり、通信が確保される。
〔本実施形態の効果〕
以上説明したように、実施形態に係る移動体通信システムによれば、ホーム基地局20への移動体10aの呼数が増加していた場合にはマクロセル基地局30とホーム基地局20との間のセッションの保障帯域を増加させるので、ホーム基地局20と接続する移動体10aの通信品質を保障することができる。
一方、ホーム基地局20への移動体10aの呼数が減少していた場合にはマクロセル基地局30とホーム基地局20との間に確立していたセッションの保障帯域を減少させるので、マクロセル基地局30と移動体10bとの間の通信に多くのリソースを割り当てることができ、マクロセル基地局30に直接的に接続する移動体10bの通信品質を保障することができる。
さらにホーム基地局20が何らの事情で故障をしており機能不全に陥った場合には、既に確立されていたセッションを解放するので、無駄なリソースの割り当てを回避することが可能である。
〔その他の実施の形態〕
上記のように本発明を実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす記述及び図面はこの発明を限定するものであると理解するべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかになるはずである。
例えば、上記実施形態では、図3においてデータ通信用セッションを追加する場合を例示的に説明し、図4において音声通信用セッションを追加する場合を例示的に説明したが、これに限定されない。また図5において音声通信用セッションの帯域を増加する場合を例示的に説明し、図6において音声通信用セッションの帯域を減少させる場合を例示的に説明したが、これに限定されない。さらに図7において音声通信用セッションを解放する場合を例示的に説明したが、これに限定されない。ホーム基地局20において在圏する移動機10aからの呼数の増減および移動機10aにおける通信状態に応じて任意のセッションを追加したり解放したりすることでき、また、任意のセッションの保障帯域を増加したり減少させたりすることが可能であることは当然である。
また、上記実施形態における無線ネットワーク側およびコアネットワーク側の構成は一例であり、本発明を限定するものと捉えてはならない。要は、移動機における通信量を把握可能な無線ネットワーク側の装置の報知により、コアネットワーク側の装置が無線ネットワークにおけるセッションの生成・解放や帯域の増加・減少を制御可能に構成されたシステムであれば、本発明の移動体通信方法を適用することが可能である。
同様に、上記実施形態では、LTE規格の移動体通信システムを例示して説明したが、これに限定されず、他の通信規格や将来的に制定される通信規格に対しても本発明を適用可能である。
1…移動体通信システム
10…移動機
20…ホーム基地局(HeNB:ome eNode
22…顧客構内機器CPE(ustomer remises quipment)
30…マクロセル基地局(eNB:eNode
40…第1コアネットワークEPC(volved acket ore)
41…信号交換機SGW(ignaling ateay)
42…パケットデータ回線網交換機PGW(acket Data Network ateay)
43…セキュリティ交換機SeGW(Security ateay)
44…移動管理装置MME(Mobility Management Entity)
45…品質管理サーバQCS(Quality Control Server)
50…第2コアネットワークEPC
51…移動通信交換局MSC(obile ervices witching enter)
52…関門交換ノードGMSC(ateway obile−services witching enter)
53…信号交換機SGW
54…パケットデータ回線網交換機PGW
55…移動管理装置MME
56…通信ポリシー課金規約管理装置PCRF(olicy and harging ules unction)
60…IPマルチメディアサブシステムIMS(ultimedia ubsystem)

Claims (7)

  1. 移動機との無線通信を制御するホーム基地局と、
    一つ以上の移動機との無線通信を制御し、かつ、前記ホーム基地局との無線通信を制御するマクロセル基地局と、
    前記マクロセル基地局と接続し、前記マクロセル基地局と前記ホーム基地局との間の通信品質を管理する品質管理サーバと、を備え、
    前記品質管理サーバは、
    セッション生成要求を前記ホーム基地局から受信した場合には前記ホーム基地局と前記マクロセル基地局との間のセッションを生成し、
    セッション解放要求を前記ホーム基地局から受信した場合には前記ホーム基地局と前記マクロセル基地局との間のセッションを解放すること、
    を特徴とする移動体通信システム。
  2. 前記マクロセル基地局と接続するパケットデータ回線網交換機をさらに備え、
    前記品質管理サーバは、前記セッション生成要求を受信した場合には前記パケットデータ回線網交換機を制御して前記セッションを生成させ、
    前記セッション解放要求を受信した場合には前記パケットデータ回線網交換機を制御して前記セッションを解放させる、
    請求項1に記載の移動体通信システム。
  3. 前記品質管理サーバは、前記ホーム基地局との通信が成功しなかった場合には確立されていた前記セッションを解放する、
    請求項1または2に記載の移動体通信システム。
  4. 前記ホーム基地局は、前記移動機からの呼が開始する場合には前記セッション生成要求を前記品質管理サーバに送信し、
    前記移動機からの呼が終了した場合には前記セッション解放要求を前記品質管理サーバに送信する、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の移動体通信システム。
  5. 前記品質管理サーバは、前記移動体からの呼数の増加に伴うセッション変更要求を前記ホーム基地局から受信した場合には前記セッションの保障帯域を増加させ、
    前記移動体からの呼数の減少に伴うセッション変更要求を前記ホーム基地局から受信した場合には前記セッションの保障帯域を減少させる、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の移動体通信システム。
  6. 前記ホーム基地局は、前記移動機からの呼数が増加する場合には前記呼数の増加に伴うセッション変更要求を前記品質管理サーバに送信し、
    前記移動機からの呼数が減少した場合には前記呼数の減少に伴うセッション変更要求を前記品質管理サーバに送信する、
    請求項5に記載の移動体通信システム。
  7. 移動機との無線通信を制御するホーム基地局と、一つ以上の移動機との無線通信を制御し、かつ、前記ホーム基地局との無線通信を制御するマクロセル基地局と、前記マクロセル基地局を制御するコアネットワークと、を備え、
    前記コアネットワークにおいて、
    セッション生成要求を前記ホーム基地局から受信した場合には前記ホーム基地局と前記マクロセル基地局との間のセッションを生成し、
    セッション解放要求を前記ホーム基地局から受信した場合には前記ホーム基地局と前記マクロセル基地局との間のセッションを解放すること、
    を特徴とする移動体通信方法。
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