JP2016179344A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
上記演出の一つに予告演出があり、更に予告演出には、例えば画像表示装置に表示される扉画像によって画像表示装置に表示された背景画像や装飾図柄等を覆い隠すシャッター予告演出などがある。
本発明は、上記したような点を鑑みてなされたものであり、新たな予告演出を備えた遊技機を提供することを目的とする。
第1の形態の遊技機は、遊技者に有利な特別遊技に当選したか否かの判定に基づいて、表示手段を用いて演出を行わせる演出制御手段を備えた遊技機であって、前記演出制御手段は、前記特別遊技に当選した可能性があることを示すリーチ状態において、前記表示手段に所定の画像を表示させる特定演出(リーチ演出)を行わせることが可能であり、前記特定演出を行わせているときに、遊技者が前記所定の画像を視認困難または視認不能となる予告画像を表示させる予告演出を複数回行わせることが可能であり、前記予告演出において、所定の形状を表す前記予告画像であって通常の表示色の前記予告画像を表示させる通常予告演出を行なわせるときと、前記所定の形状を表す前記予告画像であって前記通常の表示色とは異なる特定の表示色の前記予告画像を表示させる第1特定予告演出を行なわせるときと、前記所定の形状とは異なる特定の形状を表す前記予告画像を表示させる第2特定予告演出を行なわせるときと、があり、前記予告演出において前記第1特定予告演出を行わせた場合、その後に前記通常予告演出を行わせず、前記予告演出において前記第2特定予告演出を行わせた場合、その後に前記通常予告演出および前記第1特定予告演出の何れも行わせず、前記通常予告演出が行われたときよりも、前記第1特定予告演出または前記第2特定予告演出が行われたときの方が、前記特別遊技に当選した可能性が高く、且つ、前記第1特定予告演出が行われたときと、前記第2特定予告演出が行われたときとで、前記特別遊技に当選した可能性が異なることを特徴とする。
図1は、本発明の実施形態に係る遊技機の一例であるパチンコ機の構成例を示した正面図、図2は本発明の実施形態に係る遊技機の遊技盤の正面図である。
ガラス枠310は、遊技盤2の前方(遊技者側)において遊技領域3を視認可能に覆うガラス板(図示しない)を支持している。
また、ガラス枠310には、回動操作されることにより遊技領域3に向けて遊技球を発射させる操作ハンドル311と、音声出力装置(スピーカ)8と、複数のランプを有する上下の演出用照明装置313a、313bと、押圧操作により演出態様を変更させるための演出ボタン314と、左右の演出用可動照明装置320L、320Rが設けられている。
演出用可動照明装置320L、320Rは、ガラス枠310の左上隅及び右上隅に設けられている。
演出用可動照明装置320L、320Rは、図示しない可動照明部を備えており、可動照明部を収納(閉塞)した状態から可動照明部を開放(突出)した状態に自動的に変動させることができるように構成されている。
上記のようにして発射された遊技球がレール5a、5b間を上昇して球戻り防止片5cを超えると、遊技領域3に到達し、その後、遊技領域3内を落下する。このとき、遊技領域3に設けられた複数の釘や風車によって、遊技球は予測不能に落下することとなる。
図1、図2において、遊技領域3の中央には開口部3Aが形成されており、開口部3Aの周縁に沿って遊技球の流下に影響を与える飾り部材6が設けられている。この飾り部材6の略中央部分(開放部)であって遊技盤2の背面側には、液晶表示装置等からなる画像表示装置7が設けられている。
第2始動口14は、第2始動口開閉扉14bを有しており、第2始動口開閉扉14bが閉状態に維持される第1の態様と、第2始動口開閉扉14bが開状態となる第2の態様とに可動制御される。従って、第2始動口14は、第1の態様にあるときには遊技球の入賞機会がなく、第2の態様にあるときには遊技球の入賞機会が増すこととなる。
そして、第1始動口SW13aまたは第2始動口SW14aにおいて遊技球の入球が検知された場合には、後述する大当たり判定用乱数値等の各種乱数値を取得し、大当たり遊技や小当たり遊技等の特別遊技を実行する権利を獲得したか否かの判定(以下、「特別遊技判定」という)等が行われる。
なお、本実施形態の遊技機1では、第1始動口13または第2始動口14に遊技球が入球した場合、例えば3個程度の払い出しを行うようにしているが、第1始動口13または第2始動口14への遊技球の入球に伴う賞球は必ずしも行う必要は無い。
第1大入賞口16には、第1大入賞口16への遊技球の入球個数をカウントするための第1大入賞口スイッチ(SW)16aが設けられており、第1大入賞口SW16aにおいて遊技球の入球が検知されると、予め設定された賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。
第2大入賞口17には第2大入賞口スイッチ(SW)17a(図3参照)が設けられており、第2大入賞口SW17aにおいて遊技球の入球が検知されると、予め設定された賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。
一般入賞口18に遊技球が入賞すると、所定の賞球(例えば10個の遊技球)が払い出される。
上記第1特別図柄表示装置20は、第1始動口13に遊技球が入球したことを契機として行われた特別遊技判定の判定結果を報知する。
第2特別図柄表示装置21は、第2始動口14に遊技球が入球したことを契機として行われた特別遊技判定の判定結果を報知する。
大当たり遊技においては、第1大入賞口16または第2大入賞口17が、例えば一定期間、もしくは遊技球が規定個数入賞するまで開放状態となるラウンド遊技を所定のラウンド回数(例えば16回)行う。
各ラウンド遊技における第1大入賞口16または第2大入賞口17の最大開放時間は予め定められており、この間に第1大入賞口16または第2大入賞口17に規定個数(例えば10個)の遊技球が入球すると、1回のラウンド遊技が終了となる。つまり、大当たり遊技では、第1大入賞口16または第2大入賞口17に入球した遊技球の入球個数に応じた賞球を遊技者が獲得できる遊技である。なお、大当たり遊技には、複数種類の大当たりが設けられている。
普通図柄の判定によって当たりに当選すると普通図柄表示装置22が点灯し、その後、上記第2始動口14が所定時間、第2の態様に制御される。即ち、第2始動口14が遊技球の入賞し難い閉状態から遊技球が入賞し易い開状態に制御される。
ここで、普通図柄判定とは、遊技球がゲート15を通過したときに、普通図柄判定用乱数値を取得し、取得した普通図柄判定用乱数値が「当たり」に対応する乱数値であるかどうかの判定する処理をいう。
この普通図柄判定の結果についても、ゲート15を遊技球が通過して即座に抽選結果が報知されるわけではなく、普通図柄表示装置22において普通図柄用のLEDが点滅等の変動表示を行い、所定の変動時間を経過したところで、普通図柄の判定結果に対応する普通図柄が停止表示して遊技者に判定結果が報知される。
これら両保留は、それぞれ上限保留個数を4個に設定し、その保留個数は、第1保留表示手段である表示領域9の第1特別図柄保留表示器23と第2特別図柄保留表示器24とに表示される。
演出ボタン314の内部には、演出ボタンスイッチ(SW)314a(図3参照)が設けられており、例えば遊技中において特定の演出を実行するに際し、演出ボタン314の操作を遊技者に促す演出画像を画像表示装置7に表示するとともに、演出ボタン314が操作されたときは操作検知信号を出力する。この操作検知信号は、演出ボタンSW314aが有効期間中であれば、後述する演出制御基板221において有効な操作検知信号と見なすようにしている。
本実施形態では、画像表示装置7の表示画面の下方を第2表示領域7bとしているが、これはあくまでも一例であり、画像表示装置7の表示画面の側方等を第2表示領域7bとしてもよい。
画像表示装置7の表示画面7aには、第1特別図柄表示装置20において変動表示が行われる第1特別図柄、または第2特別図柄表示装置21において変動表示が行われる第2特別図柄に対応した演出図柄31が表示される。
演出図柄31は、特定の組合せ(例えば、777等)で停止表示されることにより、特別遊技である大当たり等を遊技者に報知する。
アイコン40は、特別図柄の変動開始時に特別図柄の保留が一つ消化されたことを遊技者に報知する画像であり、例えば第1特別図柄を変動表示する権利が記憶されている場合は、第1特別図柄の変動開始時に第1保留アイコン41aをアイコン40の表示位置に移動させるようにしている。
なお、図示していないが、画像表示装置7の表示画面7bには、第2特別図柄保留表示器24において表示されている第2特別図柄の保留個数(最大4個)に対応した第2保留球画像も表示可能とされる。
この図3に示す遊技制御装置には、遊技の進行を制御するメイン制御基板として遊技制御基板211が設けられている。
またサブ制御基板として、演出制御基板221、画像制御基板231、ランプ制御基板241、払出制御基板251等が設けられている。
遊技制御基板211は、CPU212、ROM213、及びRAM214等を有し、当該遊技機の主たる制御を行う。
遊技制御基板211には、第1始動口13内に設けられた第1始動口SW13a、第2始動口14内に設けられた第2始動口SW14a、第2始動口14の第2始動口開閉扉14bを開閉動作させるための第2始動口ソレノイド(SOL)14c、ゲート15内に設けられたゲートSW15a、第1大入賞口16に入賞した遊技球を検知する第1大入賞口SW16a、第1大入賞口開閉扉16bを開閉動作させるための第1大入賞口ソレノイド(SOL)16c、第2大入賞口17に入賞した遊技球を検知する第2大入賞口SW17a、第2大入賞口開閉扉17bを開閉動作させるための第2大入賞口ソレノイド(SOL)17c、一般入賞口18内に設けられた一般入賞口SW18a等が接続されている。
第1特別図柄表示装置20及び第2特別図柄表示装置21は、特別図柄を変動表示させ、所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより特別図柄が大当たりまたは小当たりに当選したか否かを表示する。
また、普通図柄表示装置22は、遊技球がゲート15内のゲートSW15aを通過したときに、普通図柄を変動表示させ、所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより普通図柄が当たりに当選したか否かを表示する。
演出制御基板221は、CPU222、ROM223、RAM224、RTC(リアルタイムクロック)225等を有し、遊技演出全体の制御を行う。
演出制御基板221には、画像及び音声の制御を行う画像制御基板231、各種ランプ及び演出役物の制御を行うランプ制御基板241、及び演出ボタンSW314aが接続されている。
画像制御基板231は、CPU232、ROM233、RAM234等を有し、演出制御基板221の指示に基づいて、画像及び音声の制御を行う。このため、画像制御基板231には画像表示装置7と、音声出力装置(スピーカ)8とが接続されている。
ROM233は、CGROM(Character Generator Read Only Memory)を含み、画像表示装置7に表示する演出用の図柄画像や各種演出画像等の画像データが記憶されている。
また、ランプ制御基板241は、演出制御基板221の指示に基づいて可動役物装置などの制御も行う。このため、ランプ制御基板241には、図1、図2には示していない演出用可動役物装置331も接続される。
また払出制御基板251には、枠用外部情報端子基板270が接続されている。
盤用外部情報端子基板260は、遊技盤の各種情報を外部に出力するための端子基板である。また枠用外部情報端子基板270は、枠の各種情報を外部に出力するための端子基板である。
次に、本実施形態の遊技機1のメイン制御部である遊技制御基板211が実行する動作について説明する。
図4は、遊技機1の遊技制御基板211において各種判定を行うために使用する判定テーブルの一例を示した図であり、(a)は大当たり判定用テーブル、(b)は大当たり図柄判定用テーブル、(c)はリーチ判定用テーブル、(d)は普通図柄判定用テーブルの一例をそれぞれ示した図である。
低確率遊技状態(通常遊技状態)では、大当たりの割合が1/300に設定され、取得した乱数値が「3」のときに大当たりと判定される。
一方、高確率遊技状態では、大当たりの割合が低確率遊技状態の10倍である10/300に設定され、取得した乱数値が「3」、「7」、「37」、「67」、「97」、「127」、「157」、「187」、「217」、「247」のときに大当たりと判定される。
また、図4(a)に示す大当たり判定用テーブルでは、ハズレの一種である小当たりの抽選も行っている。ここでは、小当たりの割合が3/300に設定され、取得した乱数値が「150」、「200」、「250」のときに小当たりと判定される。
本実施形態の遊技機1では、複数種類の大当たりとして、通常時短付き長当たり、通常時短付き短当たり、高確率時短付き長当たり、高確率時短付き短当たり、高確率時短無し短当たりの5種類の大当たりが用意されている。
通常時短付き短当たりは、例えば大当たり遊技時に第2大入賞口17が開放される。そして、大当たり遊技時における第2大入賞口17の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後、特別図柄が所定回数(例えば100回)変動するまでの期間、時短遊技を付与する大当たりである。
高確率時短付き短当たりは、例えば大当たり遊技時に第2大入賞口17が開放される。そして、大当たり遊技時における第2大入賞口17の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に高確率遊技と時短遊技の両方を付与する大当たりである。
高確率時短無し短当たりは、例えば大当たり遊技時に第2大入賞口17が開放される。そして、大当たり遊技時における第2大入賞口17の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に高確率遊技を付与する大当たりである。
例えば、通常時短付き長当たりが選択される割合は、遊技球が第1始動口13に入球した場合と、遊技球が第2始動口14に入球した場合のいずれも35/250で同一とされる。
同様に通常時短付き短当たりが選択される割合は、遊技球が第1始動口13に入球した場合と、遊技球が第2始動口14に入球した場合のいずれも15/250で同一とされる。
具体的には、図4(b)に示すように、遊技球が第1始動口13又は第2始動口14に入球したときに取得された大当たり図柄判定用の乱数値が「0」〜「34」であれば、通常時短付き長当たりが選択され、「35」〜「49」であれば、通常時短付き短当たりが選択される。
また、高確率時短付き短当たりが選択される割合は、遊技球が第1始動口13に入球した場合は75/250、遊技球が第2始動口14に入球した場合は25/250とされる。
また、高確率時短無し短当たりが選択される割合は、遊技球が第1始動口13に入球した場合のみ100/250とされる。
これに対して、遊技球が第2始動口14に入球したときに取得された大当たり図柄判定用の乱数値が「50」〜「224」であれば、高確率時短付き長当たりが選択され、「225」〜「249」であれば、高確率時短付き短当たりが選択される。
このため、本実施形態の遊技機1では、遊技球が第2始動口14に入球したときは、高確率時短無し短当たりを選択しないように構成することで、遊技者に不利な遊技状態に移行するのを防止している。
低確率非時短遊技状態または高確率非時短遊技状態のときは、例えば取得した普通図柄判定用の乱数値が「7」のときのみ当たりと判定する。
一方、低確率時短遊技状態または高確率時短遊技状態のときは、例えば取得した普通図柄判定用の乱数値が「0」〜「9」のときに当たりと判定する。
なお、図5(a)に示す通常遊技状態用変動パターンテーブルおよび図5(b)に示す確変遊技状態用変動パターンテーブルは、特別図柄ごとにそれぞれ設けられるものであり、図5(a)に示す通常遊技状態用変動パターンテーブルは、第1特別図柄用の変動パターンテーブル、図5(b)に示す確変遊技状態用変動パターンテーブルは、第2特別図柄用の変動パターンテーブルとされる。
図5(a)に示す通常遊技状態用変動パターンテーブルでは、大当たり判定用乱数値が「3」の大当たりであって、大当たり判定用乱数値とは別に取得した変動パターン決定用の変動パターン乱数値が「0」〜「99」のうち、「0」〜「49」のときは変動時間が90秒と長い変動パターン1を選択する。そして、変動パターン1に対応する変動パターン指定コマンドとして、「E6H」「01H」を演出制御基板221に対して送信するためにRAM214の所定領域にセットする。
大当たり判定用乱数値が「3」の大当たりであって、変動パターン乱数値が「50」〜「89」のときは変動時間が60秒とされる変動パターン2を選択し、変動パターン乱数値が「90」〜「99」のときは変動時間が18秒とされる変動パターン3を選択する。そして、変動パターン2、3にそれぞれ対応する変動パターン指定コマンドとして、「E6H」「02H」、「E6H」「03H」をセットする。
大当たり判定用乱数値がハズレであって遊技状態が通常遊技状態の場合は、第1特別図柄の保留球数、リーチ判定用乱数値、変動パターン乱数値等に基づいて変動パターンが決定される。
具体的には、第1特別図柄の保留球数が「0」〜「2」であって、リーチ判定用乱数値が「22」〜「249」のリーチ無しの場合は、変動パターン乱数値の値「0」〜「99」に関わらず、変動時間が10秒とされる変動パターン5を選択する。この場合は、変動パターン指定コマンドとして、「E6H」「05H」をセットする。
一方、第1特別図柄の保留球数が「0」〜「2」であって、リーチ判定用乱数値が「0」〜「21」のリーチ有り、変動パターン乱数値が「0」〜「19」の場合は、変動時間が90秒とされる変動パターン6を選択する。この場合は、変動パターン指定コマンドとして、「E6H」「06H」をセットする。
また、第1特別図柄の保留球数が「0」〜「2」であって、リーチ判定用乱数値が「0」〜「21」のリーチ有り、変動パターン乱数値が「50」〜「99」の場合は、変動時間が18秒とされる変動パターン8を選択する。この場合は、変動パターン指定コマンドとして、「E6H」「08H」をセットする。
また第1特別図柄の保留球数が「3」であって、リーチ判定用乱数値が「0」〜「21」のリーチ有り、変動パターン乱数値が「0」〜「9」の場合は、上記変動パターン6が選択され、変動パターン乱数値が「10」〜「49」の場合は、上記変動パターン7が選択され、変動パターン乱数値が「50」〜「99」の場合は、上記変動パターン8が選択される。
なお、遊技球が第2始動口14に入球して第2始動口SW14aを通過した場合も特別図柄の始動条件が成立する。そして、この場合もCPU212は、上記と同様の処理を実行する。
具体的には、図4(a)に示した大当たり判定用テーブルを利用して、取得した大当たり判定用乱数値が大当たりに当選しているか否かの判定を行い、大当たりに当選していると判定した場合は、図4(b)に示した大当たり図柄判定用テーブルと、取得した大当たり図柄判定用乱数値とに基づいて、大当たり図柄を決定する。
一方、特別遊技判定処理において、大当たりに当選していないと判定した場合はハズレ図柄に決定する。
この後、CPU212は、第1特別図柄表示装置20または第2特別図柄表示装置21において特別図柄の変動を開始させるための処理を実行する。
なお、遊技制御基板211が演出制御基板221に対して送信する変動開始コマンドには、上記した特別図柄の変動時間を示す変動パターン指定コマンド、大当たり(小当たりを含む)の判定結果を示す大当たりコマンド、大当たり図柄の判定結果を示す大当たり図柄コマンド、リーチの判定結果を示すリーチ判定コマンド、現在の遊技状態を示す遊技状態コマンド等が含まれる。
なお、演出制御基板221は、変動開始コマンドに含まれる変動パターン指定コマンドから特別図柄の変動が停止するタイミングを認識できるため、遊技制御基板211のCPU212は、必ずしも演出制御基板221に対して、変動停止コマンドを送信する処理を実行する必要はない。
従って、長当たり遊技中は、遊技者は開状態になっている第1大入賞口16を狙って遊技球を発射することで出球を獲得することができる。
なお、短当たりまたは小当たり遊技中は、ラウンド遊技が極めて短時間であるため、ラウンド遊技開始コマンド及びラウンド遊技終了コマンドを送信する処理は実行しないものとする。
なお、遊技球の第1大入賞口16への入球は、第1大入賞口16内の第1大入賞口SW16aにおいて検知される。また、遊技球の第2大入賞口17への入球は、第2大入賞口17内の第2大入賞口SW17aにおいて検知される。
時短遊技状態(低確率時短遊技状態または高確率時短遊技状態)に移行した場合、CPU212は、遊技球がゲート15を通過するのを契機に行われる普通図柄の当選確率が、非時短遊技状態より高確率になると共に、第2始動口14の第2始動口開閉扉14bの開放時間が通常遊技中より長く設定される。
このような時短遊技は、上記したように特別図柄の変動回数が予め設定した設定回数(例えば低確率時短遊技状態であれば100回、高確率時短遊技状態であれば10000回)に達するか、或いは再度大当たりに当選するまで継続して行われる。
遊技演出の一つとして、特別図柄の変動が停止する前に大当たり期待度を予告する予告演出がある。予告演出では、一般的に予告演出の種類や演出の内容によって大当たりの期待度が異なる。
この図6に示す予告演出は、図6(a)〜図6(c)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの両側からそれぞれ扉画像51a、51bが閉められる様子を表示し、当該扉画像51a、51bによって画像表示装置7の表示画面7aに表示される背景画像(図示していない)や、後述する演出図柄31等を覆い隠す扉予告演出である。
この図7に示すように、本実施形態の遊技機1では、扉予告演出において使用する扉画像として、表示態様(形状)が異なる2種類の画像を有している。
具体的には、図7(a)に示す襖を模した襖画像61と、図7(b)に示す襖より頑丈な鉄扉を模した鉄扉画像62とを有している。
すなわち、本実施形態の遊技機1では、大当たり当選時に予告演出として扉演出が選択された場合は、襖画像61よりも鉄扉画像62が選択される割合が高くなるように構成される一方、ハズレ時に扉演出が選択された場合は、鉄扉画像62よりも襖画像61が選択される割合が高くなるように構成されている。
本実施形態の遊技機1では、扉予告演出において使用する扉画像として、上記図7に示した表示態様(形状)の他に表示色が異なる画像を有している。
具体的には、図8(a)に示す通常の表示色とされる白色Wと、図8(b)に示す特定の表示色とされる青色Bと、図8(c)に示す特定の表示色とされる赤色Rという3色の扉画像を有している。
そして、図8に示す扉画像の表示色では、白色(W)<青色(B)<赤色(B)の順で大当たり当選の可能性が高いことを示唆している。
具体的には、図9(a)に示す襖画像61と白色Wとを組み合わせた白襖画像61Wと、図9(b)に示す襖画像61と青色Bとを組み合わせた青襖画像61Bと、図9(c)に示す襖画像61と赤色Rとを組み合わせた赤襖画像61Rとを有している。さらに、図9(d)に示す鉄扉画像62と青色Bとを組み合わせた青鉄扉画像62Bと、図9(e)に示す鉄扉画像62と赤色Rとを組み合わせた赤鉄扉画像62Rとを有している。
なお、本実施形態では、鉄扉画像62と白色Wとを組み合わせた白鉄扉画像62Wを有していないが、白鉄扉画像62Wを有しても良いことは言うまでもない。
また、図9(b)に示す青襖画像61Bを表示させる予告演出、及び図9(c)に示す赤襖画像61Rを表示させる予告演出のことを第1特定予告演出という。
また、図9(d)に示す青鉄扉画像62Bを表示させる予告演出、及び図9(e)に示す赤鉄扉画像62Rを表示させる予告演出のことを第2特定予告演出という。
例えば、図10(a)に示すような「くじら」のキャラクタ画像55や、図10(b)に示すような「いるか」のキャラクタ画像55を、画像表示装置7の表示画面7aに出現させて、当該キャラクタ画像55によって表示画面7aに表示される演出図柄31や図示しない背景画像が遊技者から視認困難となるように構成しても良い。
この場合も、予告演出に使用する予告画像として、例えば図10(a)(b)に示した2種類のキャラクタ画像55に、白、青、赤という3色を組み合わせた5種類のキャラクタ画像(白いるか画像、青いるか画像、赤いるか画像、青くじら画像、赤くじら画像)が用意されることになる。
なお、以下において説明する予告演出では、予告画像として扉画像を用いる場合を例に挙げて説明する。
<第1実施例>
図11は、本実施形態の遊技機1が実行可能な予告演出の第1実施例を示した図である。なお、ここでは、大当たり当選時またはリーチハズレ時の扉予告演出を例に挙げて説明する。
図11(a)に示す画像表示装置7の表示画面7aには、3つの演出図柄31がハズレ並び(例えば「246」)で停止表示されている。
ここで、遊技球が第1始動口13に入球するといった始動条件が成立すると、図11(b)に示すように、3つの演出図柄31が変動表示状態に移行する。この後、図11(c)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aに、第1演出としてリーチ前演出画像71を表示する。
そして、第1実施例では、上記リーチ前演出画像71の表示が行われているときに、遊技者が当該リーチ前演出画像71を視認不能となるよう扉画像により覆い隠す扉予告演出を行うようにしている。
第1実施例では、図11(d)に示すように、扉画像として白襖画像61Wを表示させる通常予告演出が行われている。
そして、所定時間経過後、図11(g)に示すように、3つの演出図柄31を大当たりの図柄揃い(例えば「777」)で停止表示させる、或いは図11(h)に示すように、3つの演出図柄31をハズレの図柄揃い(例えば「767」)で停止表示させるようにしている。
このように構成すると、扉予告演出の発生の有無、扉予告演出における扉画像の形状や表示色によって、大当たりの当選期待度をより多彩に示唆することが可能になる。なお、図11に示した例では、扉予告演出における扉の種類が白襖画像61Wであったので、大当たり当選の期待度は最も低いとされる。
図12は、本実施形態の遊技機1が実行可能な扉予告演出の第2実施例を示した図である。なお、第2実施例では、上記第1実施例と異なる部分についてのみ説明する。
図12に示す第2実施例では、図12(d)に示すように、扉予告演出として赤襖画像61Rを表示させる第1特定予告演出が行われている点が、扉予告演出として白襖画像61Wを表示させる通常予告演出が行われている第1実施例とは異なる。
この場合は、扉予告演出として、図11に示した通常予告演出が行われたときよりも、図12に示した第1特定予告演出が行われたときのほうが、大当たりの当選期待度が高いことを示唆している。
図13は、本実施形態の遊技機1が実行可能な扉予告演出の第3実施例を示した図である。なお、第3実施例では、上記第1、第2実施例と異なる部分についてのみ説明する。
図13に示す第3実施例では、図13(d)に示すように、扉予告演出として赤鉄扉画像62Rを表示させる第2特定予告演出が行われている点が、上記、第1、第2実施例とは異なる。
さらに、図12に示した第1特定予告演出が行われたときと、図13に示した第2特定予告演出が行われたときとでは、大当たりの当選期待度が異なり、本実施形態の遊技機1では、図13に示した第2特定予告演出のほうが、図12に示した第1特定予告演出より大当たりの当選期待度が高いことを示唆している。
図14は、本実施形態の遊技機1が実行可能な扉予告演出の第4実施例を示した図である。なお、第4実施例では、上記第1〜第3実施例と異なる部分についてのみ説明する。
上記第1〜第3実施例では、演出図柄31がリーチに移行する前に行うリーチ前演出(第1演出)とリーチに移行した後に行うリーチ演出(第2演出)との間で扉予告演出を行うようにしていた。
これに対して、図14に示す第4実施例では、図14(c)〜(e)に示すように、演出図柄31がリーチに移行する前に、第1演出画像73を表示する第1演出と、第2演出画像74を表示する第2演出とを行い、この第1演出と第2演出との間で扉予告演出を行うようにしている。
この場合も、リーチ移行前に行う第1演出と第2演出との間に行われる扉予告演出によって、大当たりの当選期待度を示唆することが可能になる。
次に、上記したような予告演出を実現するために、本実施形態の遊技機1のサブ制御基板が実行する各種処理について説明する。
図15は、演出制御基板のCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。
なお、図15に示すタイマ割込処理は、演出制御基板221のCPU222がROM223に格納されているプログラムを実行することにより実現できる。また、タイマ割込処理は、所定の周期(4ms)毎に実行される。
図16は、演出制御基板のCPUが実行するコマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU222は、ステップS701において、遊技制御基板211から送信されてくる保留数増加コマンドを受信したか否かの判定を行い、保留数増加コマンドを受信したと判定した場合は、ステップS702において、保留数増加コマンドを設定する保留数増加コマンド設定処理を実行する。
保留数増加コマンド設定処理では、受信した保留数増加コマンドに基づいて、演出制御基板221のRAM224に保留個数を記憶すると共に、画像表示装置7の表示画面7bに保留アイコン41を表示させるための処理を実行する。
次いで、CPU222は、ステップS706において、予告演出を選択する予告演出選択処理を実行する。なお、予告演出選択処理の詳細については後述する。
変動演出終了中処理としては、変動停止コマンドの解析結果に基づいて、変動演出を終了させるための変動演出終了コマンドを画像制御基板231やランプ制御基板241に対して送信するために、RAM224の所定領域にセットする処理などがある。
ステップS707において、変動停止コマンドを受信していないと判定した場合は、変動演出終了中処理を実行することなくステップS709に移行する。
ステップS709において、オープニングコマンドを受信していないと判定した場合は、オープニング演出選択処理を実行することなくステップS711に移行する。
ステップS711において、エンディングコマンドを受信していないと判定した場合は、エンディング演出選択処理を実行することなくステップS713に移行する。
客待ちコマンド受信処理では、特別図柄の変動が停止したときに遊技制御基板211から送信されてくる客待ちコマンドを受信したか否かの判定を行い、客待ちコマンドを受信したと判定した場合は、客待ち演出処理を実行する。
客待ち演出処理では、画像表示装置7に客待ち画面を表示する客待ち演出開始コマンドを画像制御基板231に送信するための処理が行われる。
図17は、演出制御基板のCPUが実行する演出選択処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU222は、ステップS721において、遊技制御基板211から送信されてきた変動開始コマンドの解析を行い、続くステップS722において、RAM224に記憶されている保留数を減算する保留数減算処理を実行する。
次に、CPU222は、ステップS725において、選択した変動演出パターンに対応した変動演出開始コマンドを画像制御基板231やランプ制御基板241に対して送信するためにRAM224の所定領域にセットする。
この図18に示す変動演出パターン決定テーブルは、遊技制御基板211から受信した変動開始コマンドに含まれている変動パターン指定コマンドと、演出用乱数値1と、変動演出パターンと、が対応付けて構成されている。
この場合、CPU222は、図18に示した変動演出パターン決定テーブルを参照し、変動パターン指定コマンドと、取得した演出用乱数値1とに基づいて、変動演出パターンを決定する。
図19は、演出制御基板のCPUが実行する扉予告演出選択処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU222は、ステップS731において、遊技制御基板211から送信されてきた変動開始コマンドの解析を行い、続くステップS732において、演出用乱数値2を取得する。
次に、CPU222は、ステップS733において、変動開始コマンドの解析結果と、取得した演出用乱数値2と、図20に示す扉予告演出パターン決定テーブルと、に基づいて、扉予告演出パターンを決定する扉予告演出パターンを決定する。
次に、CPU222は、ステップS734において、扉予告演出パターンに対応した予告演出開始コマンドを画像制御基板231やランプ制御基板241に対して送信するためにRAM224の所定領域にセットする。
この図20に示す扉予告演出パターン決定テーブルは、遊技制御基板211から受信した変動開始コマンドに含まれている変動パターン指定コマンドと、演出用乱数値2と、予告演出パターンと、が対応付けて構成されている。
図20に示す扉予告演出パターン決定テーブルでは、変動パターン指定コマンドが「E6H」「01H」〜「E6H」「03H」の大当たりのときは、扉画像として、赤鉄扉画像62Rが選択される割合が最も高く、以下、「青鉄扉画像62B」>「赤襖画像61R」>「青襖画像61B」>「白襖画像61W」>「扉画像なし」の順で選択される割合が低くなるように構成されている。
一方、変動パターン指定コマンドが「E6H」「06H」〜「E6H」「08H」のリーチハズレのときは、上記大当たりの場合とは逆に、「扉画像なし」が選択される割合が最も高く、以下、「白襖画像61W」>「青襖画像61B」>「赤襖画像61R」>「青鉄扉画像62B」>「赤鉄扉画像62R」の順で選択される割合が低くなるように構成されている。
次に、画像制御基板231が実行する処理について説明する。
図21は、画像制御基板のCPUが実行する画像表示処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、画像制御基板231のCPU232は、ステップS811において、演出制御基板221から演出図柄表示コマンドを受信したか否かの判定を行う。ステップS811において、演出図柄表示コマンドを受信したと判定したときは、ステップS812において、受信した演出図柄表示コマンドに基づいて、画像表示装置7に演出図柄を表示する表示制御を実行する。
ステップS811において、演出図柄表示コマンドを受信していないと判定したときは、ステップS812の処理を行うことなく、ステップS813に移行する。
ステップS813において、変動演出開始コマンドを受信していないと判定したときは、ステップS814の処理を行うことなく、ステップS815に移行する。
そして、演出制御基板221は、演出選択処理により変動演出を選択することにより、リーチ前演出画像や第1演出画像等の第1の画像を表示させる第1演出を行わせた後に、リーチ演出画像や第2演出画像等の第2の画像を表示させる第2演出を行わせることが可能とされる。
このように構成すれば、扉予告演出が発生するだけで、遊技者の大当たり期待度を高めることができる。
図22は、本実施形態の遊技機1が実行可能な扉予告演出の第5実施例を示した図である。
図22(a)に示す画像表示装置7の表示画面7aには、3つの演出図柄31がハズレ並びで停止表示されている。
ここで、遊技球が第1始動口13に入球するといった始動条件が成立すると、図22(b)に示すように、3つの演出図柄31が変動表示状態に移行した後、図22(c)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aに第1演出としてリーチ前演出画像81を表示する。
第5実施例では、上記リーチ前演出画像81の表示が行われているときに、遊技者が、当該リーチ前演出画像81を視認不能となるよう扉画像により覆い隠す扉予告演出を行うようにしている。そして、図22(d)に示すように、扉画像として白襖画像61Wを表示させる通常予告演出を行う。
そして、SPリーチ演出画像83が表示されているときに、所定のタイミングで、図22(i)に示すように、3つの演出図柄31を大当たりの図柄揃いで停止表示させるか、或いは図22(j)に示すように、3つの演出図柄31をハズレの図柄揃いで停止表示させるようにしている。
図23は、本実施形態の遊技機1が実行可能な扉予告演出の第6実施例を示した図である。
第6実施例の遊技機1では、図23(a)〜図23(c)に示すように、始動条件の成立により、画像表示装置7の表示画面7aにおいて停止表示されていた3つの演出図柄31が変動を開始する。そして、演出図柄31がリーチ状態に移行した後、図23(d)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aに第1演出画像91を表示する。
そして、第6実施例では、上記第1演出画像91の表示が行われているときに、遊技者が当該第1演出画像91を視認不能となるよう扉画像により覆い隠す扉予告演出を行うようにしている。
第6実施例では、図23(e)に示すように、扉画像として白襖画像61Wを表示させる通常予告演出が行われている。
そして、この第2演出画像92が表示されているときに、図23(g)に示すように、当該第2演出画像92を覆い隠すように扉画像を表示する。図23(g)には、扉画像として、赤鉄扉画像62Rが表示されている。
そして、第3演出画像93が表示されているときに、所定のタイミングで、図23(i)に示すように、3つの演出図柄31を大当たりの図柄揃いで停止表示させるか、或いは図23(j)に示すように、3つの演出図柄31をハズレの図柄揃いで停止表示させるようにしている。
図22に示した遊技演出は、リーチ前演出画像を表示させる第1演出を行わせた後に、ロングリーチ演出画像を表示させる第2演出を行わせ、その後にSPリーチ演出画像を表示させる第3演出を行わせる遊技演出である。
また図23に示した遊技演出は、第1演出画像を表示させる第1演出を行わせた後に、第2演出画像を表示させる第2演出を行わせ、その後に第3演出画像を表示させる第3演出を行わせる遊技演出である。
図24は、演出制御基板のCPUが実行する扉連続予告演出選択処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU222は、ステップS741において、遊技制御基板211から送信されてきた変動開始コマンドの解析を行い、続くステップS742において、演出用乱数値3を取得する。
次に、CPU222は、ステップS743において、変動開始コマンドの解析結果と、取得した演出用乱数値3と、図25に示す扉連続予告演出パターン決定テーブルと、に基づいて、予告演出パターンを決定する。
次に、CPU222は、ステップS744において、予告演出パターンに対応した予告演出開始コマンドを画像制御基板231やランプ制御基板241に対して送信するためにRAM224の所定領域にセットする。
この図25に示す扉連続予告演出パターン決定テーブルは、遊技制御基板211から受信した変動開始コマンドに含まれている変動パターン指定コマンドと、演出用乱数値3と、予告演出パターンと、が対応付けて構成されている。
図25に示す扉連続予告演出パターン決定テーブルでは、特別図柄の変動時間が長い変動パターン指定コマンドである「E6H」「01H」または「E6H」「06H」のときに連続回数が「3回」または「2回」の扉連続予告演出が選択可能とされる。
また、連続回数が2回の扉連続予告演出が選択された場合は、図示しないが、第1演出を第2演出に変化させるタイミングで青襖画像61Bを表示するように決定するといったことが考えられる。
また、上記した扉連続予告演出パターンとは別に、扉の形状や表示色、表示タイミングを決定するための決定テーブルを別途設けることも可能である。
そして、演出制御基板221は、演出選択処理により変動演出を選択することにより、リーチ前演出画像等の第1の画像を表示させる第1演出を行わせた後に、ロングリーチ演出画像等の第2の画像を表示させる第2演出を行わせ、その後にSPリーチ演出画像等の第3の画像を表示させる第3演出を行わせることが可能とされる。
このように構成すれば、扉予告演出が連続して発生すればするほど、遊技者の大当たり期待度を高めることができる。
図26は、本実施形態の遊技機1が実行可能な扉予告演出の第7実施例を示した図である。
第7実施例の遊技機では、図26(a)(b)に示すように、始動条件の成立により、画像表示装置7の表示画面7aにおいて停止表示されていた3つの演出図柄31が変動を開始した後、図26(c)に示すように、演出図柄31が視認不能となるよう扉画像により覆い隠す扉予告演出を行うようにしている。
第7実施例では、図26(c)に示すように、扉画像として赤襖画像61Rを表示させる第1予告演出が行われている。
ここで、仮停止表示とは、3つの演出図柄31のうち、1つの演出図柄乃至全部の演出図柄が完全に停止しておらず、例えば上下方向や水平方向に揺動して表示されている状態をいう。
そして、所定期間経過後、青鉄扉画像62Bが開放状態になると、青鉄扉画像62Bの背後に隠れていた3つの演出図柄31が遊技者から視認可能な状態となる。このとき、3つの演出図柄31は、図26(f)に示すように、再び、特定のハズレ図柄(例えば「778」)の組み合わせで仮停止表示させる。
そして、所定期間経過後、赤鉄扉画像62Rが開放状態になると、赤鉄扉画像62Rの背後に隠れていた3つの演出図柄31が遊技者から視認可能な状態となる。このとき、3つの演出図柄31は、図26(h)に示すように、リーチ状態に移行し、最終的には、図26(i)に示すように、3つの演出図柄31を大当たりの図柄揃いか、或いは図26(j)に示すように、3つの演出図柄31をハズレの図柄揃いで停止表示させるようにしている。
そして、このように構成すれば、疑似連続予告演出における疑似連回数だけでなく、扉画像の表示態様や表示色によっても大当たり期待度を示唆することができるので、大当たりの当選期待度をより多彩に示唆することが可能になる。
なお、これまで説明した本実施形態の遊技機1では、扉画像を利用した予告演出を例に挙げて説明したが、これはあくまでも一例であり、扉画像を利用した演出は、予告演出以外のリーチ演出にも適用可能である。
第8実施例の遊技機では、図27(a)〜図27(c)に示すように、始動条件の成立により、画像表示装置7の表示画面7aに停止表示されていた3つの演出図柄31が変動を開始した後、リーチ状態に移行する。
そして、所定期間経過後、3つの演出図柄31は、図27(d)に示すように、ハズレ図柄の並び(例えば「757」)で仮停止表示状態となる。この後、図27(e)に示すように、仮停止状態で表示されている演出図柄31が視認不能となるよう扉画像により覆い隠す扉演出を行う。この場合、扉画像として、例えば赤襖画像61Rを表示させる第1演出が行われる。
そして、所定期間経過後、赤襖画像61Rが開放状態になると、赤襖画像61Rの背後に隠れていた3つの演出図柄31が遊技者から視認可能な状態となる。このとき、3つの演出図柄31は、図27(f)に示すように、より大当たりに図柄の並びに近いハズレ図柄の並び(例えば「767」)で仮停止表示状態となる。
また、本発明の画像表示装置の表示態様は、パチンコ機のみならず、スロットマシン、その他、表示装置を有した遊技機、ゲーム機一般に適用することができる。
本発明の遊技機は、遊技者に有利な特別遊技に当選したか否かの判定に基づいて、表示手段(7)に所定の画像を表示させる演出を行わせる演出制御手段(221)を備えた遊技機であって、演出制御手段(221)は、第1の画像を表示させる第1演出を行わせた後に第2の画像を表示させる第2演出を行わせることが可能な第1演出制御手段(図17、図18)と、第1演出が行われているときに、遊技者が当該第1の画像を視認困難または視認不能となる予告画像を表示させる予告演出を行わせることが可能な第2演出制御手段(図19、図20)と、を有する。
そして、第2演出制御手段は、予告演出において、所定の形状を表す予告画像であって通常の表示色の前記予告画像を表示させる通常予告演出を行わせるときと、所定の形状を表す予告画像であって通常の表示色とは異なる特定の表示色の予告画像を表示させる第1特定予告演出を行わせるときと、所定の形状とは異なる特定の形状を表す前記予告画像を表示させる第2特定予告演出を行わせるときと、がある。
そして、通常予告演出が行われたときよりも、第1特定予告演出または第2特定予告演出が行われたときの方が、特別遊技に当選した可能性が高く、且つ、第1特定予告演出が行われたときと、第2特定予告演出が行われたときとで、特別遊技に当選した可能性が異なるようにしている。
そして、第2演出制御手段は、予告演出において、所定の形状を表す予告画像であって通常の表示色の予告画像を表示させる通常予告演出を行わせるときと、所定の形状を表す予告画像であって通常の表示色とは異なる特定の表示色の予告画像を表示させる第1特定予告演出を行わせるときと、所定の形状とは異なる特定の形状を表す予告画像を表示させる第2特定予告演出を行わせるときと、がある。
そして、通常予告演出が行われたときよりも、第1特定予告演出または第2特定予告演出が行われたときの方が、特別遊技に当選した可能性が高く、且つ、第1特定予告演出が行われたときと、第2特定予告演出が行われたときとで、特別遊技に当選した可能性が異なり、第1演出が行われているときに第1特定予告演出または第2特定予告演出を行わせた場合、第2演出が行われているときに行なわせる前記予告演出において、前記通常予告演出を行わせないようにしている。
Claims (2)
- 遊技者に有利な特別遊技に当選したか否かの判定に基づいて、表示手段を用いて演出を行わせる演出制御手段を備えた遊技機であって、
前記演出制御手段は、
前記特別遊技に当選した可能性があることを示すリーチ状態において、前記表示手段に所定の画像を表示させる特定演出を行わせることが可能であり、
前記特定演出を行わせているときに、遊技者が前記所定の画像を視認困難または視認不能となる予告画像を表示させる予告演出を複数回行わせることが可能であり、
前記予告演出において、所定の形状を表す前記予告画像であって通常の表示色の前記予告画像を表示させる通常予告演出を行なわせるときと、前記所定の形状を表す前記予告画像であって前記通常の表示色とは異なる特定の表示色の前記予告画像を表示させる第1特定予告演出を行なわせるときと、前記所定の形状とは異なる特定の形状を表す前記予告画像を表示させる第2特定予告演出を行なわせるときと、があり、
前記予告演出において前記第1特定予告演出を行わせた場合、その後に前記通常予告演出を行わせず、前記予告演出において前記第2特定予告演出を行わせた場合、その後に前記通常予告演出および前記第1特定予告演出の何れも行わせず、
前記通常予告演出が行われたときよりも、前記第1特定予告演出または前記第2特定予告演出が行われたときの方が、前記特別遊技に当選した可能性が高く、且つ、前記第1特定予告演出が行われたときと、前記第2特定予告演出が行われたときとで、前記特別遊技に当選した可能性が異なることを特徴とする遊技機。 - 遊技者に有利な特別遊技に当選したか否かの判定に基づいて、表示手段を用いて演出を行わせる演出制御手段を備えた遊技機であって、
前記演出制御手段は、
前記特別遊技に当選した可能性があることを示すリーチ状態になる前において、前記表示手段に所定の画像を表示させるリーチ前演出を行わせることが可能であり、
前記リーチ前演出を行わせているときに、遊技者が前記所定の画像を視認困難または視認不能となる予告画像を表示させる予告演出を複数回行なわせることが可能であり、
前記予告演出において、所定の形状を表す前記予告画像であって通常の表示色の前記予告画像を表示させる通常予告演出を行なわせるときと、前記所定の形状を表す前記予告画像であって前記通常の表示色とは異なる特定の表示色の前記予告画像を表示させる第1特定予告演出を行なわせるときと、前記所定の形状とは異なる特定の形状を表す前記予告画像を表示させる第2特定予告演出を行なわせるときと、があり、
前記予告演出において前記第1特定予告演出を行わせた場合、その後に前記通常予告演出を行わせず、前記予告演出において前記第2特定予告演出を行わせた場合、その後に前記通常予告演出および前記第1特定予告演出の何れも行わせず、
前記通常予告演出が行われたときよりも、前記第1特定予告演出または前記第2特定予告演出が行われたときの方が、前記特別遊技に当選した可能性が高く、且つ、前記第1特定予告演出が行われたときと、前記第2特定予告演出が行われたときとで、前記特別遊技に当選した可能性が異なることを特徴とする遊技機。
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