JP2016179061A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】各ゴルファーに対して優れた飛距離性能を発揮しうるゴルフクラブヘッドの提供。
【解決手段】ヘッド2は、ヘッド本体と、少なくとも1つのウェイトとを有している。ヘッド本体は、フェースと、ヘッド本体の重心HGよりも上側に位置する上側ウェイト配置部Waと、ヘッド本体の重心HGよりも下側に位置する下側ウェイト配置部Wbとを有している。上側ウェイト配置部Wa及び下側ウェイト配置部Wbの少なくともいずれかが、トウ−ヒール方向における質量配分の変更を可能とするように構成されている。上側ウェイト配置部Waは、第1ウェイトポートWP1と第2ウェイトポートWP2とで構成されていてもよい。下側ウェイト配置部Wbは、第3ウェイトポートWP3と第4ウェイトポートWP4とで構成されていてもよい。
【選択図】図4

Description

本発明は、ゴルフクラブヘッドに関する。
飛距離性能に優れたゴルフクラブが望まれている。飛距離性能を高める手段として、フェースの反発係数を高めること、ヘッド重量を大きくすること、クラブを長くすること、ヘッド重心の位置を考慮すること、等が知られている(特許文献1〜3参照)。
一方、ゴルファーの打点にバラツキがあることを考慮し、平均的な飛距離を向上させる試みがなされている(特許文献4参照)。
米国特許公開公報2013/0109501号 米国特許公開公報2013/0324299号 米国特許公開公報2014/0106901号 特許第3063967号公報
ルールの規制に起因して、フェースの反発係数を高めることには限界がある。振りやすさの観点から、ヘッド重量を大きくすること及びクラブを長くすることには限界がある。ヘッド体積等の制約から、ヘッド重心の設計自由度には限界がある。
特許第3063967号公報では、慣性主軸が考慮されている。これは平均飛距離の増大に有効であるが、改善の余地がある。本発明者は、ヘッドの飛距離性能を高めうる重量配分に関して、新たな発明を完成した。
本発明の目的は、個々のゴルファーに対して優れた飛距離性能を発揮しうるゴルフクラブヘッドの提供にある。
好ましいゴルフクラブヘッドは、ヘッド本体と、少なくとも1つのウェイトとを有している。前記ヘッド本体は、フェースと、前記ヘッド本体の重心よりも上側に位置する上側ウェイト配置部と、前記ヘッド本体の重心よりも下側に位置する下側ウェイト配置部とを有している。前記上側ウェイト配置部及び前記下側ウェイト配置部の少なくともいずれかが、トウ−ヒール方向における質量配分の変更を可能とするように構成されている。
好ましくは、前記上側ウェイト配置部は、第1ウェイトポートと第2ウェイトポートとで構成されている。好ましくは、前記下側ウェイト配置部は、第3ウェイトポートと第4ウェイトポートとで構成されている。
所定のライ角及びロフト角でヘットを水平面上に配置した基準状態において、前記ヘッド本体の前記重心が原点とされ、この原点を通るトウ−ヒール方向の直線がx軸とされ、この原点を通る上下方向の直線がy軸とされ、前記x軸及び前記y軸に平行な平面がxy平面とされる。好ましくは、前記ヘッドには、以下の(a)から(d)の全てを満たすような特定xy平面が存在する。
(a)前記特定xy平面と前記第1ウェイトポートとの距離が20mm以下である。
(b)前記特定xy平面と前記第2ウェイトポートとの距離が20mm以下である。
(c)前記特定xy平面と前記第3ウェイトポートとの距離が20mm以下である。
(d)前記特定xy平面と前記第4ウェイトポートとの距離が20mm以下である。
フェース側からの平面視において、前記x軸及び前記y軸によりxy座標系が構成される。好ましくは、この平面視において、前記第1ウェイトポートが前記xy座標系の第1象限に位置し、前記第2ウェイトポートが前記xy座標系の第2象限に位置し、前記第3ウェイトポートが前記xy座標系の第3象限に位置し、前記第4ウェイトポートが前記xy座標系の第4象限に位置する。
互いに直交する3つの慣性主軸のうち、前記y軸との成す角度が最も小さい慣性主軸を前記xy平面に投影した直線が基準線とされ、この基準線と前記y軸との成す角度が慣性主軸の傾きとされる。ヘッド重心の高さがGyとされ、ヘッド重心のトウ−ヒール方向位置がGxとされる。好ましくは、前記ヘッドは、前記高さGy及び前記位置Gxを変えずに前記慣性主軸の傾きを変えることができるように構成されている。
ヘッド重心の高さがGyとされ、ヘッド重心のトウ−ヒール方向位置がGxとされる。好ましくは、前記ヘッドは、前記高さGyを変えずに前記位置Gxを変えることができるように構成されている。好ましくは、前記ヘッドは、前記位置Gxを変えずに前記高さGyを変えることができるように構成されている。
好ましくは、ヘッド重量が一定であるとの条件下において、前記高さGyの調整幅が1mm以上10mm以下である。
好ましくは、ヘッド重量が一定であるとの条件下において、前記位置Gxの調整幅が1mm以上15mm以下である。
好ましくは、ヘッド重量が一定であるとの条件下において、前記慣性主軸の傾きの調整幅が1度以上20度以下である。
個々のゴルファーに対して優れた飛距離性能を発揮しうるゴルフクラブヘッドが提供されうる。
図1は、第1実施形態に係るゴルフクラブヘッドの正面図である。 図2は、図1のヘッドの平面図である。図2では、2つのウェイトポートが簡略化されている。 図3は、図1のヘッドの底面図である。図3では、ウェイトの記載が省略されている。 図4は、図1のヘッドの内部を示す正面図である。 図5は、図1のヘッドをソール側から視た斜視図である。 図6は、第2実施形態に係るヘッドの平面図である。図6では、2つのウェイトポートの位置がハッチングで示されている。 図7は、第2実施形態に係るヘッドの底面図である。図7では、2つのウェイトポートの位置がハッチングで示されている。 図8は、第3実施形態に係るヘッドの平面図である。 図9は、第3実施形態に係るヘッドの底面図である。図9では、4つのウェイトポートの位置がハッチングで示されている。 図10は、第3実施形態に係るヘッドの側面図である。図10では、1つのウェイトポートの位置がハッチングで示されている。 図11は、第4実施形態に係るヘッドの平面図である。図11では、2つのウェイトポートの位置がハッチングで示されている。 図12は、第4実施形態に係るヘッドの底面図である。 図13は、第5実施形態に係るヘッドの平面図である。図13では、1つのウェイトポートの位置がハッチングで示されている。 図14は、第5実施形態に係るヘッドの底面図である。 図15は、第6実施形態に係るヘッドの平面図である。図15では、2つのウェイトポートの位置がハッチングで示されている。 図16は、第6実施形態に係るヘッドの底面図である。図16では、2つのウェイトポートの位置がハッチングで示されている。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の第1実施形態に係るゴルフクラブヘッド2(ヘッド本体h1)の正面図である。図2は、ヘッド2の平面図である。図3は、ヘッド2の底面図である。図3のソールでは、2つのウェイトポート以外の記載が省略されている。ヘッド2のソールの詳細は、後述の図5に示されている。
ヘッド2は、ウッド型ヘッドである。ヘッド2は、いわゆるドライバーヘッドである。ヘッド2は、ユーティリティ型(ハイブリッド型)であってもよい。ヘッド2は、アイアン型であってもよい。ヘッド2は、パター型であってもよい。
ヘッド2は、ヘッド本体h1とウェイトとを有する。ウェイトは、1つであってもよいし、2以上であってもよい。図2においてウェイトは、単純な円柱に簡略化されて描かれている。図3では、ウェイトの記載が省略されている。これらのウェイトの詳細は、後述される。
ヘッド本体h1は、クラウン4、ソール6、ホーゼル8及びフェース10を有する。クラウン4は、フェース10の上縁からバック側に向かって延びている。ソール6は、フェース10の下縁からバック側に向かって延びている。フェース10の外面は、打球面である。この打球面は、フェース面とも称される。図2が示すように、ホーゼル8は、ホーゼル孔12を有する。
更に、ヘッド本体h1は、サイド部14を有する。サイド部14は、クラウン4とソール6との間に延びている。サイド部14は、スカートとも称される。サイド部14は、無くてもよい。
ヘッド本体h1の内部は、空間である。換言すれば、ヘッド本体h1は中空である。
[用語の定義]
本願では、以下の用語が定義される。
[基準状態、基準垂直面]
水平面Hに対して垂直な基準垂直面が設定される(図示省略)。シャフト孔の中心軸線Z1が前記基準垂直面に含まれ、且つ規定のライ角及びリアルロフト角で前記水平面H上にヘッドが載置された状態が、基準状態と定義される(図示省略)。規定のライ角及びリアルロフト角は、例えば、製品のカタログに掲載されている。
[トウ−ヒール方向]
トウ−ヒール方向とは、前記基準垂直面と前記水平面Hとの交線の方向である。
[フェース−バック方向]
フェース−バック方向とは、前記トウ−ヒール方向に対して垂直であり且つ前記水平面Hに対して平行な方向である。
[上下方向]
上下方向とは、前記水平面Hに対して垂直な方向である。
[ヘッド本体の重心HG]
本願においてヘッド本体とは、着脱可能なウェイトを除く部分を意味する。よって、ヘッド本体の重心HGは、着脱可能な全てのウェイトが取り外された状態での重心である。
[ヘッド重心]
ヘッド重心は、着脱可能なウェイトが取り付けられた状態での重心である。よってこのヘッド重心は、ヘッド本体の重心HGとは必ずしも一致しない。
[x軸]
前記ヘッド本体の重心HGを通り且つトウ−ヒール方向に対して平行な直線が、x軸と定義される。x座標は、前記重心HGにおいてゼロであり、ヒール側がプラスであり、トウ側がマイナスである。
[y軸]
前記ヘッド本体の重心HGを通り且つ前記上下方向に対して平行な直線が、y軸と定義される。y座標は、前記重心HGにおいてゼロであり、上側がプラスであり、下側がマイナスである。y軸は、x軸に対して垂直である。
[z軸]
前記ヘッド本体の重心HGを通り且つ前記フェース−バック方向に対して平行な直線が、z軸と定義される。z座標は、前記重心HGにおいてゼロであり、バック側がプラスであり、フェース側がマイナスである。z軸は、x軸に対して垂直であり、且つ、y軸に対して垂直である。
[xy平面]
前記x軸に平行であり且つ前記y軸に平行な平面が、xy平面である。xy平面のz座標は限定されない。xy平面は無数に存在する。
[特定xy平面]
特定xy平面は、無数に存在しうる前記xy平面から選ばれる1つのxy平面である。特定xy平面のz座標は限定されない。
[平面視]
フェース側から前記xy平面に投影された投影像が、平面視である。この投影の方向は、xy平面に対して垂直な方向である。図4は、この平面視の一例である。
[xy座標系]
前記xy平面に前記x軸及び前記y軸を投影して得られる平面座標系が、xy座標系である。この投影の方向は、xy平面に対して垂直な方向である。
図4は、ヘッド2(ヘッド本体h1)の内部を示す正面図である。ヘッド2の内部を示すため、図4では、フェース10の一部が除去されている。ヘッド本体h1は、第1ウェイトポートWP1と、第2ウェイトポートWP2と、第3ウェイトポートWP3と、第4ウェイトポートWP4とを有する。更に他のウェイトポートが設けられてもよい。
ウェイトポートには、ウェイトが配置されうる。ウェイトポートには、ウェイトが取り外し可能に取り付けられうる。ウェイトポートWP1、WP2、WP3及びWP4のそれぞれには、ウェイトが取り外し可能に取り付けられうる。
第1ウェイトポートWP1は、クラウン4に設けられている。第2ウェイトポートWP2は、クラウン4に設けられている。第1ウェイトポートWP1は、第2ウェイトポートWP2よりもヒール側に設けられている。第1ウェイトポートWP1は、ヘッド本体h1の重心HGよりも上側に設けられている。第2ウェイトポートWP2は、重心HGよりも上側に設けられている。第1ウェイトポートWP1は、重心HGよりもヒール側に設けられている。第2ウェイトポートWP2は、重心HGよりもトウ側に設けられている。
第1ウェイトポートWP1と第2ウェイトポートWP2との間で、x軸方向位置が相違している。換言すれば、第1ウェイトポートWP1と第2ウェイトポートWP2との間で、トウ−ヒール方向位置が相違している。この位置の相違は、ヘッド重心の調整の自由度を高めうる。
第1ウェイトポートWP1と第2ウェイトポートWP2との間で、y軸方向位置が相違していてもよい。換言すれば、第1ウェイトポートWP1と第2ウェイトポートWP2との間で、上下方向位置が相違していてもよい。この位置の相違は、ヘッド重心の調整の自由度を高めうる。
第1ウェイトポートWP1と第2ウェイトポートWP2との間で、z軸方向位置が相違していてもよい。換言すれば、第1ウェイトポートWP1と第2ウェイトポートWP2との間で、フェース−バック方向位置が相違していてもよい。この位置の相違は、ヘッド重心の調整の自由度を高めうる。
第3ウェイトポートWP3は、ソール6に設けられている。第4ウェイトポートWP4は、ソール6に設けられている。第4ウェイトポートWP4は、第3ウェイトポートWP3よりもヒール側に設けられている。第3ウェイトポートWP3は、ヘッド本体h1の重心HGよりも下側に設けられている。第4ウェイトポートWP4は、重心HGよりも下側に設けられている。第3ウェイトポートWP3は、重心HGよりもトウ側に設けられている。第4ウェイトポートWP4は、重心HGよりもヒール側に設けられている。
第3ウェイトポートWP3と第4ウェイトポートWP4との間で、x軸方向位置が相違している。換言すれば、第3ウェイトポートWP3と第4ウェイトポートWP4との間で、トウ−ヒール方向位置が相違している。この位置の相違は、ヘッド重心の調整の自由度を高めうる。
第3ウェイトポートWP3と第4ウェイトポートWP4との間で、y軸方向位置が相違していてもよい。換言すれば、第3ウェイトポートWP3と第4ウェイトポートWP4との間で、上下方向位置が相違していてもよい。この位置の相違は、ヘッド重心の調整の自由度を高めうる。
第3ウェイトポートWP3と第4ウェイトポートWP4との間で、z軸方向位置が相違していてもよい。換言すれば、第3ウェイトポートWP3と第4ウェイトポートWP4との間で、フェース−バック方向位置が相違していてもよい。この位置の相違は、ヘッド重心の調整の自由度を高めうる。
第1ウェイトポートWP1は、重心HGよりもバック側に設けられている。第2ウェイトポートWP2は、重心HGよりもバック側に設けられている。第3ウェイトポートWP3は、重心HGよりもバック側に設けられている。第4ウェイトポートWP4は、重心HGよりもバック側に設けられている。
第1ウェイトポートWP1は、重心HGよりもフェース側に設けられていてもよい。第2ウェイトポートWP2は、重心HGよりもフェース側に設けられていてもよい。第3ウェイトポートWP3は、重心HGよりもフェース側に設けられていてもよい。第4ウェイトポートWP4は、重心HGよりもフェース側に設けられていてもよい。
ヘッド本体h1は、ヘッド本体h1の重心HGよりも上側に位置する上側ウェイト配置部Waを有している。本実施形態では、この上側ウェイト配置部Waが、第1ウェイトポートWP1と第2ウェイトポートWP2とで構成されている。この上側ウェイト配置部Waは、トウ−ヒール方向における質量配分の変更を可能とするように構成されている。第1ウェイトポートWP1に配置されるウェイトと第2ウェイトポートWP2に配置されるウェイトとの質量配分を変えることで、トウ−ヒール方向における質量配分が変更されうる。
ヘッド本体h1は、ヘッド本体h1の重心HGよりも下側に位置する下側ウェイト配置部Wbを有している。本実施形態では、この下側ウェイト配置部Wbが、第3ウェイトポートWP3と第4ウェイトポートWP4とで構成されている。この下側ウェイト配置部Wbは、トウ−ヒール方向における質量配分の変更を可能とするように構成されている。第3ウェイトポートWP3に配置されるウェイトと第4ウェイトポートWP4に配置されるウェイトとの質量配分を変えることで、トウ−ヒール方向における質量配分が変更されうる。
このように、本実施形態では、上側ウェイト配置部Wa及び下側ウェイト配置部Wbの両方が、トウ−ヒール方向における質量移動を可能とするように構成されている。上側ウェイト配置部Wa又は下側ウェイト配置部Wbのいずれかが、トウ−ヒール方向における質量移動を可能とするように構成されていてもよい。
図4は、フェース側からの平面視でもある。この平面視には、ヘッド本体h1(ヘッド2)が有するあらゆる構造が投影されているとみなされる。よって、この平面視には、ヘッド2の内部の構造も反映されている。この平面視では、xy座標系が構成されている。図4における二点鎖線Lxが、このxy座標系のx軸である。図4における二点鎖線Lyが、このxy座標系のy軸である。
図4が示すように、第1ウェイトポートWP1は、xy座標系の第1象限Q1に位置している。第2ウェイトポートWP2は、xy座標系の第2象限Q2に位置している。第3ウェイトポートWP3は、xy座標系の第3象限Q3に位置している。第4ウェイトポートWP4は、xy座標系の第4象限Q4に位置している。
このように、4つのウェイトポートのぞれぞれが、第1象限Q1、第2象限Q2、第3象限Q3及び第4象限Q4のそれそれに分配されている。この分配により、ヘッド重心の調整が高い自由度で実現しうる。この分配により、慣性主軸の傾きの調整が高い自由度で実現しうる。
ウェイトポートには、通常、ウェイトを配置するための凹部が設けられる。ウェイトポートの位置は、そのウェイトポートが形成する前記凹部を比重が一定の物質で充填したときの、当該充填物の重心位置と見なすことができる。この充填物の重心位置は、通常、ウェイトポートに装着されるウェイトの重心位置に実質的に等しい。例えば、ウェイトポートの位置は、そのウェイトポートに重量4gのステンレス製ウェイトが取り付けられたときの当該ウェイトの重心位置と見なすことができる。
図2が示すように、ヘッド2には、以下の(a)から(d)の全てを満たす特定xy平面SP1が存在する。図2では、特定xy平面SP1が1本の直線(二点鎖線)で示されている。
(a)特定xy平面SP1と第1ウェイトポートWP1との距離が20mm以下である。
(b)特定xy平面SP1と第2ウェイトポートWP2との距離が20mm以下である。
(c)特定xy平面SP1と第3ウェイトポートWP3との距離が20mm以下である。
(d)特定xy平面SP1と第4ウェイトポートWP4との距離が20mm以下である。
上記(a)から(d)を満たすヘッド2では、4つのウェイトポートのフェース−バック方向位置が近い。よって、フェース−バック方向におけるヘッド重心の移動を抑えつつ、質量配分が変更されうる。例えば、重心深さの変動を抑制しつつ、スイートスポットの位置を変えることができる。例えば、ヘッド重心のフェース−バック方向位置を実質的に移動させずに、慣性主軸の傾きを変えることができる。
本実施形態では、多数の特定xy平面SP1が存在する。特定xy平面SP1は、多数のxy平面のなかから選択される。図2では、特定xy平面SP1として、平面SP11及び平面SP12が示されているが、これらは多数の特定xy平面SP1のうちの2つの例である。
上述の観点から、より好ましくは、以下の(a1)から(d1)の全てを満たす特定xy平面SP1が存在する。
(a1)特定xy平面SP1と第1ウェイトポートWP1との距離が15mm以下である。
(b1)特定xy平面SP1と第2ウェイトポートWP2との距離が15mm以下である。
(c1)特定xy平面SP1と第3ウェイトポートWP3との距離が15mm以下である。
(d1)特定xy平面SP1と第4ウェイトポートWP4との距離が15mm以下である。
上述の観点から、より好ましくは、以下の(a2)から(d2)の全てを満たす特定xy平面SP1が存在する。
(a2)特定xy平面SP1と第1ウェイトポートWP1との距離が10mm以下である。
(b2)特定xy平面SP1と第2ウェイトポートWP2との距離が10mm以下である。
(c2)特定xy平面SP1と第3ウェイトポートWP3との距離が10mm以下である。
(d2)特定xy平面SP1と第4ウェイトポートWP4との距離が10mm以下である。
なお、特定xy平面SP12(図2参照)は、以下の(a3)から(d3)の全てを満たしている。
(a3)特定xy平面SP12と第1ウェイトポートWP1との距離が3mm以下である。
(b3)特定xy平面SP12と第2ウェイトポートWP2との距離が3mm以下である。
(c3)特定xy平面SP12と第3ウェイトポートWP3との距離が3mm以下である。
(d3)特定xy平面SP12と第4ウェイトポートWP4との距離が3mm以下である。
本願において、ヘッド重心の高さがGyとされる。高さGyは、ヘッド重心のy座標により特定されうる。本願において、ヘッド重心のトウ−ヒール方向位置がGxとされる。位置Gxは、ヘッド重心のx座標により特定されうる。
ヘッド2は、高さGyを変えずに位置Gxを変えることができるように構成されている。4つのウェイトポートに配置されるウェイトの重量配分を変えることで、高さGyを(実質的に)変えずに位置Gxを変えることができる。よって、調整の自由度が高まる。例えば、各ゴルファーが、自分の打点位置に合わせて、スイートスポットを容易に調整することができる。なお、「高さGyを変えずに」とは、高さGyの変化が1.0mm以下であることを意味する。
ヘッド2は、位置Gxを変えずに高さGyを変えることができるように構成されている。4つのウェイトポートに配置されるウェイトの重量配分を変えることで、位置Gxを(実質的に)変えずに高さGyを変えることができる。よって、調整の自由度が高まる。例えば、各ゴルファーが、自分の打点位置に合わせて、スイートスポットを容易に調整することができる。なお、「位置Gxを変えずに」とは、位置Gxの変化が1.0mm以下であることを意味する。
本願では、ヘッドの慣性主軸が考慮される。あらゆる物体は、互いに直交する3本の慣性主軸を有することが知られている。ヘッド2も、互いに直交する3本の慣性主軸を有している。ウェイトの重量及び位置に起因して、ヘッド2の重量配分が変化し、慣性主軸の向きも変化する。
互いに直交する3つの慣性主軸のうち、前記y軸との成す角度が最も小さい慣性主軸を前記xy平面に投影した直線が基準線とされ、この基準線と前記y軸との成す角度が慣性主軸の傾きと定義される。この角度は、前記平面視における角度である。
ヘッド2では、高さGy及び位置Gxを(実質的に)変えずに慣性主軸の傾きを変えることができる。よって、調整の自由度が高まる。例えば、各ゴルファーが、自分の打点分布に合わせて、慣性主軸の傾きを容易に調整することができる。なお、「高さGy及び位置Gxを変えずに」とは、高さGyの変化が1.0mm以下であり且つ位置Gxの変化が1.0mm以下であることを意味する。
好ましくは、ヘッド重量が一定であるとの条件下において、前記高さGyの調整幅が1mm以上10mm以下である。1mm以上とされることで、高さGyに起因する効果が高まる。10mmを超える場合、ウェイトが重くなるため、ヘッド重量が過大となる場合がある。このような好ましい調整幅を得る観点から、複数のウェイトを用いるのが好ましい。調整の自由度の観点から、複数のウェイトは、互いに重量が相違するウェイトを含んでいてもよい。
好ましくは、ヘッド重量が一定であるとの条件下において、前記位置Gxの調整幅が1mm以上15mm以下である。1mm以上とされることで、位置Gxに起因する効果が高まる。15mmを超える場合、ウェイトが重くなるため、ヘッド重量が過大となる場合がある。このような好ましい調整幅を得る観点から、複数のウェイトを用いるのが好ましい。調整の自由度の観点から、複数のウェイトは、互いに重量が相違するウェイトを含むのが好ましい。
好ましくは、ヘッド重量が一定であるとの条件下において、慣性主軸の傾きの調整幅が1度以上20度以下である。1mm以上とされることで、慣性主軸の傾きに起因する効果が高まる。20度を超える場合、ウェイトが重くなるため、ヘッド重量が過大となる場合がある。このような好ましい調整幅を得る観点から、複数のウェイトを用いるのが好ましい。調整の自由度の観点から、複数のウェイトは、互いに重量が相違するウェイトを含むのが好ましい。
[ウェイト]
ヘッド2は、少なくとも1つのウェイトを有する。ウェイトは、1つであってもよい。1つのウェイトが複数の位置に移動されることで、ヘッド2における重量配分が大きく変化する。1つのウェイトが複数の位置に移動されることで、ヘッド重心が大きく移動しうる。
好ましいウェイトは、第1ウェイトポートWP1に取り外し可能に取り付けられ、且つ、第2ウェイトポートWP2に取り外し可能に取り付けられる。好ましいウェイトは、第3ウェイトポートWP3に取り外し可能に取り付けられ、且つ、第4ウェイトポートWP4に取り外し可能に取り付けられる。より好ましいウェイトは、第1ウェイトポートWP1、第2ウェイトポートWP2、第3ウェイトポートWP3及び第4ウェイトポートWP4の全てに、取り外し可能に取り付けられる。
ヘッド2は、複数のウェイトを有していてもよい。ウェイトの数は、2つであってもよいし、3つであってもよいし、4つであってもよいし、5つ以上であってもよい。複数のウェイトの間で、互いに重量が相違していてもよい。複数のウェイトのそれぞれが、第1ウェイトポートWP1、第2ウェイトポートWP2、第3ウェイトポートWP3及び第4ウェイトポートWP4の全てに取り外し可能に取り付けられうるのが好ましい。
図5は、ヘッド2をソール側から視た斜視図である。第3ウェイトポートWP3には、ウェイト着脱機構M1が設けられている。このウェイト着脱機構M1は、R&A(Royal and Ancient Golf Club of Saint Andrews;全英ゴルフ協会)が定めるゴルフ規則を満たしている。即ち、このウェイト着脱機構は、R&Aが定める、「付属規則II クラブのデザイン」の「1 クラブ」における「1b 調整性」で規定される要件を満たしている。この「1b 調整性」が規定する要件は、下記の(i)、(ii)及び(iii)である。
(i)容易に調整できるものでないこと。
(ii)調整可能部分はすべてしっかりと固定され、ラウンド中に緩むことの合理的な可能性がないこと。
(iii)調整後のすべての形状が規則に適合すること。
第4ウェイトポートWP4にも、上述のウェイト着脱機構M1が設けられている。
図5は、ウェイト着脱機構M1の分解斜視図を含む。2つのウェイト着脱機構M1のうちの1つが、分解斜視図で示されている。この分解斜視図が示すように、ウェイト着脱機構M1は、ソケット20及びウェイト22を備えている。第1のウェイト着脱機構M1は、第3ウェイトポートWP3に固定されている。第3ウェイトポートWP3は凹部を形成しており、第1のソケット20はこの凹部に収容されている。第2のウェイト着脱機構M1は、第4ウェイトポートWP4に固定されている。第4ウェイトポートWP4は凹部を形成しており、第2のソケット20はこの凹部に収容されている。
ソケット20は、本体部20a及び底面形成部20bを有している。本体部20aは、孔24を有している。孔24は、本体部20aを貫通している。ソケット20は、接着剤を用いて前記凹部に固定されている。
ウェイト22を孔24に差し込み、ウェイト22に所定角度θの回転を与えると、ウェイト22がソケット20に固定される。打球の衝撃を受けても、ウェイト22の固定は維持される。このウェイト22に角度θの逆回転を与えると、ウェイト22がソケット20から外される。ウェイト22の回転は、トルクレンチによって実施されうる。ソケット20は、ウェイト22の上記着脱が実施されうるように構成されている。
ウェイト着脱機構M1は、アタッチメント式の着脱機構である。上述の通り、ウェイト着脱機構M1では、角度θの回転によりウェイトを取り付けることができ、且つ、角度θの逆回転によりウェイトを取り外すことができる。このウェイト着脱機構M1では、ウェイトの取り付け及び取り外しが容易である。このようなウェイト着脱機構M1は公知である。このウェイト着脱機構M1は、ダンロップスポーツ社製の商品名「スリクソンZ925ドライバー」等に採用されている。
このように、ウェイト22は、ソケット20に、取り外し可能に取り付けられうる。したがって、ウェイト22は、第3ウェイトポートWP3に、取り外し可能に取り付けられている。同様に、ウェイト22は、第4ウェイトポートWP4に、取り外し可能に取り付けられている。
図示されていないが、第1ウェイトポートWP1及び第2ウェイトポートWP2のそれぞれにも、このウェイト着脱機構M1が適用されてもよい。
ウェイト着脱機構は、上述の機構M1に限定されない。他のウェイト着脱機構として、ネジ式の機構が例示される。
図6は第2実施形態に係るヘッド30の平面図であり、図7はこのヘッド30の底面図である。第1ウェイトポートWP1、第2ウェイトポートWP2、第3ウェイトポートWP3及び第4ウェイトポートWP4の配置を除き、ヘッド30は、前述のヘッド2と同じである。図6及び図7では、ウェイトポートのそれぞれが、ハッチングで簡略的に示されている。
第1ウェイトポートWP1は、重心HGよりもフェース側に設けられている。第2ウェイトポートWP2は、重心HGよりもフェース側に設けられている。第3ウェイトポートWP3は、重心HGよりもフェース側に設けられている。第4ウェイトポートWP4は、重心HGよりもフェース側に設けられている。これらのウェイトポートの位置はヘッド重心をフェース寄りとするのに寄与する。フェース寄りのヘッド重心は、スイートスポットを低くするのに役立つ。
図8は、第3実施形態に係るヘッド40の平面図であり、図9は、このヘッド40の底面図である。図10は、このヘッド40をトウ側から視た側面図である。第1ウェイトポートWP1、第2ウェイトポートWP2、第3ウェイトポートWP3及び第4ウェイトポートWP4の配置を除き、ヘッド40は、前述のヘッド2と同じである。図9及び図10では、ウェイトポートのそれぞれが、ハッチングで簡略的に示されている。
図9が示すように、第1ウェイトポートWP1は、サイド部14に設けられている。第1ウェイトポートWP1は、サイド部14の上部に設けられている。同様に、第2ウェイトポートWP2は、サイド部14に設けられている。図9及び図10が示すように、第2ウェイトポートWP2は、サイド部14の上部に設けられている。第3ウェイトポートWP3及び第4ウェイトポートWP4は、ソール6に設けられている。
このように、ヘッド40では、上側ウェイト配置部Waがサイド部に設けられている。下側ウェイト配置部Wbはソール部に設けられている。図8が示すように、ヘッド40では、アドレス時にウェイトポートは視認されない。ヘッド40では、アドレス時に上側ウェイト配置部は視認されない。
図11は、第4実施形態に係るヘッド50の平面図であり、図12はこのヘッド50の底面図である。図11では、ウェイトポートのそれぞれが、ハッチングで簡略的に示されている。
ヘッド50において、第1ウェイトポートWP1及び第2ウェイトポートWP2は、クラウン4に設けられている。前述したヘッド2と同様に、第1ウェイトポートWP1及び第2ウェイトポートWP2が、上側ウェイト配置部Waを構成している。一方、ヘッド50において、下側ウェイト配置部Wbは、ウェイトスライド機構である。図12が示すように、このウェイトスライド機構は、ウェイトw1と、スライド溝v1と、ネジt1とを有する。スライド溝v1の底面には、スリットs1が形成されている。スライド溝v1は、トウ−ヒール方向に略沿って延びている。ネジt1は、ウェイトw1及びスリットs1を貫通して、ナット部材(図示されない)とネジ結合している。このナット部材は、ヘッド本体h1の内側に配置されており、スリットs1を貫通しない寸法を有する。
ウェイトw1は、スライド溝v1の内部においてスライド移動しうる。ネジt1を締めることで、ウェイトw1は、スライド溝v1の内部の任意の位置で固定されうる。ウェイトw1の移動により、トウ−ヒール方向における質量配分の変更が可能とされている。このように、下側ウェイト配置部Wbは、ウェイトスライド機構であってもよい。同様に、上側ウェイト配置部Waは、ウェイトスライド機構であってもよい。上側ウェイト配置部Waがウェイトスライド機構であり、このウェイトスライド機構がサイド部14に設けられていてもよい。
図13は、第5実施形態に係るヘッド60の平面図であり、図14は、このヘッド60の底面図である。図13では、ウェイトポートが、ハッチングで簡略的に示されている。
ヘッド60では、クラウン4に第1ウェイトポートWP1が設けられている。前述のヘッド50と異なり、ヘッド60には、第2ウェイトポートWP2が設けられていない。ヘッド60のソール6には、ヘッド50と同じウェイトスライド機構が設けられている。
このヘッド60では、上側ウェイト配置部Waは、第1ウェイトポートWP1のみによって構成されている。この上側ウェイト配置部Waは、トウ−ヒール方向における質量配分の変更を可能とするように構成されていない。一方、下側ウェイト配置部Wbは、前述のウェイトスライド機構である。下側ウェイト配置部Wbは、トウ−ヒール方向における質量配分の変更を可能とするように構成されている。
図15は、第6実施形態に係るヘッド70の平面図であり、図16は、このヘッド70の底面図である。第1ウェイトポートWP1、第2ウェイトポートWP2、第3ウェイトポートWP3及び第4ウェイトポートWP4の配置を除き、ヘッド70は、前述のヘッド2と同じである。図15及び図16では、ウェイトポートのそれぞれが、ハッチングで簡略的に示されている。
図15が示すように、第1ウェイトポートWP1は、ヘッド本体h1の重心HGよりもフェース側に設けられている。同様に、第2ウェイトポートWP2は、重心HGよりもフェース側に設けられている。一方、図16が示すように、第3ウェイトポートWP3は、重心HGよりもバック側に設けられている。同様に、第4ウェイトポートWP4は、重心HGよりもバック側に設けられている。これらのウェイトポートの位置はヘッド重心のフェース−バック方向位置を調整するのに寄与する。
このヘッド70にも、前記特定xy平面SP1が存在する。前述の通り、この特定xy平面SP1は、次の(a)から(d)の全てを満たす。
(a)特定xy平面SP1と第1ウェイトポートWP1との距離が20mm以下である。
(b)特定xy平面SP1と第2ウェイトポートWP2との距離が20mm以下である。
(c)特定xy平面SP1と第3ウェイトポートWP3との距離が20mm以下である。
(d)特定xy平面SP1と第4ウェイトポートWP4との距離が20mm以下である。
ヘッド本体h1の材質は限定されない。ヘッド本体h1の材質として、金属、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)等が例示される。この金属として、軟鉄、純チタン、チタン合金、ステンレス鋼、マレージング鋼、アルミニウム合金、マグネシウム合金及びタングステン−ニッケル合金から選ばれる一種以上が例示される。ステンレス鋼として、SUS630及びSUS304が例示される。チタン合金として、6−4チタン(Ti−6Al−4V)、Ti−15V−3Cr−3Sn−3Al、Ti−6−22−22S等が例示される。なお、軟鉄とは、炭素含有率が0.3wt%未満の低炭素鋼を意味する。
ウェイトの材質は限定されない。ウェイトの材質として、金属が例示される。この金属として、軟鉄、純チタン、チタン合金、ステンレス鋼、マレージング鋼、アルミニウム合金、マグネシウム合金、タングステン−ニッケル合金及びタングステンから選ばれる一種以上が例示される。ステンレス鋼として、SUS630及びSUS304が例示される。チタン合金として、6−4チタン(Ti−6Al−4V)、Ti−15V−3Cr−3Sn−3Al、Ti−6−22−22S等が例示される。
好ましいヘッドの一例は、ドライバーヘッドである。ドライバーとは、1番ウッド(W#1)を意味する。ドライバーには、高い飛距離性能が要求される。よって、本発明が好ましく適用される。通常、ドライバー用ヘッドは、以下の構成を有する。
(1a)曲面のフェース面
(1b)中空部
(1c)300cc以上460cc以下の体積
(1d)7度以上14度以下のリアルロフト
好ましいヘッドの他の例は、フェアウェイウッドである。フェアウェイウッドとして、3番ウッド(W#3)、4番ウッド(W#4)、5番ウッド(W#5)、7番ウッド(W#7)、9番ウッド(W#9)、11番ウッド(W#11)及び13番ウッド(W#13)が例示される。通常、フェアウェイウッド用ヘッドは、以下の構成を有する。
(2a)曲面のフェース面
(2b)中空部
(2c)100cc以上300cc未満の体積
(2d)14度よりも大きく33度以下のリアルロフト
より好ましくは、フェアウェイウッドのヘッド体積は、100cc以上200cc以下である。
好ましいヘッドの更に他の例は、ユーティリティ型ヘッド(ハイブリッド型ヘッド)である。通常、ユーティリティ型ヘッド(ハイブリッド型ヘッド)は、以下の構成を有する。
(3a)曲面のフェース面
(3b)中空部
(3c)100cc以上200cc以下の体積
(3d)15度以上33度以下のリアルロフト
より好ましくは、ユーティリティ型ヘッド(ハイブリッド型ヘッド)の体積は、100cc以上150cc以下である。
本発明は、アイアンヘッド及びパターヘッドにも好ましく用いられうる。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[ヘッド本体の作製]
前述したヘッド本体h1と同じ形状の三次元データを作成した。このヘッド本体h1の形状は、ダンロップスポーツ社製の商品名「スリクソンZ925ドライバー:ロフト9.5度」と同じとされた。前述のヘッド2と同じく、4つのウェイトポートWP1、WP2、WP3及びWP4が設定された。第3ウェイトポートWP3及び第4ウェイトポートWP4の位置は、「スリクソンZ925ドライバー」に設けられているウェイトポートの位置と同じとされた。
下記の表1は、各ウェイトポートに配置されたウェイトの重心位置を示す。配置Aは、第2ウェイトポートWP2のみに8gのウェイトが配置されたときの、当該ウェイトの重心の座標を示す。配置Bは、第1ウェイトポートWP1のみに8gのウェイトが配置されたときの、当該ウェイトの重心の座標を示す。配置Cは、第3ウェイトポートWP3のみに8gのウェイトが配置されたときの、当該ウェイトの重心の座標を示す。配置Dは、第4ウェイトポートWP4のみに8gのウェイトが配置されたときの、当該ウェイトの重心の座標を示す。
これらの座標が示すように、第1ウェイトポートWP1は平面視において上記第1象限Q1にあり、第2ウェイトポートWP2は平面視において上記第2象限Q2にあり、第3ウェイトポートWP3は平面視において上記第3象限Q3にあり、第4ウェイトポートWP4は平面視において上記第4象限Q4にある。表1に示される座標は、参考例の重心位置を原点としたときの値である。参考例は、ウェイトが取り付けられていないヘッドである。この参考例の重心は、ヘッド本体h1の重心HGである。
例えば、z座標が29.0である位置に特定xy平面SP1が設定されると、当該特定xy平面SP1と上記各座標との距離は、全て10mm以内(更には3mm以内)であった。
[実施例1]
前記ヘッド本体に、4つのウェイトが装着された。これらのウェイトの重量は、それぞれ、4gとされた。4箇所のウェイトポートの全てに、ウェイトが配置された。この実施例1のヘッド重心の位置を計算した。更に、慣性主軸の傾きを計算した。この結果が、下記の表2に示される。なお、慣性主軸の傾きの符号は、xy座標系における前記基準線のy軸に対する傾きの符号に等しく、右回りが正である。
[実施例2]
実施例2では、2つのウェイトが用いられた。これらのウェイトの重量は、それぞれ、8gとされた。ウェイトは、第2ウェイトポートWP2及び第3ウェイトポートWP3に配置された。その他は実施例1と同様にして、実施例2のヘッド重心の位置及び慣性主軸の傾きを得た。ヘッド重心の位置として、対ウェイト無し(対参考例)の重心位置と、対実施例1の重心位置とが計算された。これらの結果が、下記の表2に示される。
[実施例3から7]
実施例3から7でも、2つのウェイトが用いられた。ウェイトの配置が表2に示される通りとされた他は実施例2と同様にして、実施例3から7のヘッドの重心位置(2種類)及び慣性主軸の傾きを計算した。これらの結果が、下記の表2に示される。
Figure 2016179061

Figure 2016179061

実施例1から7は、同一のヘッド重量を有していた。実施例2から7では、2つのウェイトが用いられており、重心位置の自由度は高かった。実施例2と3との比較では、y座標及びz座標の変化が0.4mm以下に抑制されつつ、x座標が4mm以上変化していた。すなわち、y座標及びz座標の変化量に対して、x座標の変化量が10倍以上であった。実施例4と5との比較では、x座標及びz座標の変化が0.1mm以下に抑制されつつ、y座標が2mm以上変化していた。すなわち、x座標及びz座標の変化量に対して、y座標の変化量が20倍以上であった。実施例6と7との比較では、x座標、y座標及びz座標の変化が0.2mm以下に抑制されつつ、慣性主軸の傾きが5度以上変化していた。このようにヘッド重心の調整が、高い自由度で達成された。この自由度により、個々のゴルファーに適合するような調整が可能となる。この自由度は、カスタムフィッティングを容易とする。
本発明は、ウッド型、ユーティリティ型、ハイブリッド型、アイアン型、パター型など、あらゆるゴルフクラブヘッドに適用されうる。
2、30、40、50、60、70・・・ゴルフクラブヘッド
4・・・クラウン
6・・・ソール
8・・・ホーゼル
10・・・フェース
12・・・ホーゼル孔
14・・・サイド部
h1・・・ヘッド本体
HG・・・ヘッド本体の重心
Wa・・・上側ウェイト配置部
Wb・・・下側ウェイト配置部
WP1・・・第1ウェイトポート
WP2・・・第2ウェイトポート
WP3・・・第3ウェイトポート
WP4・・・第4ウェイトポート
SP1、SP11、SP12・・・特定xy平面

Claims (9)

  1. ヘッド本体と、少なくとも1つのウェイトとを有しており、
    前記ヘッド本体が、前記ヘッド本体の重心よりも上側に位置する上側ウェイト配置部と、前記ヘッド本体の重心よりも下側に位置する下側ウェイト配置部とを有しており、
    前記上側ウェイト配置部及び前記下側ウェイト配置部の少なくともいずれかが、トウ−ヒール方向における質量配分の変更を可能とするように構成されているゴルフクラブヘッド。
  2. 前記上側ウェイト配置部が、第1ウェイトポートと第2ウェイトポートとで構成されており、
    前記下側ウェイト配置部が、第3ウェイトポートと第4ウェイトポートとで構成されている請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 所定のライ角及びロフト角でヘットを水平面上に配置した基準状態において、前記ヘッド本体の前記重心が原点とされ、この原点を通るトウ−ヒール方向の直線がx軸とされ、この原点を通る上下方向の直線がy軸とされ、前記x軸及び前記y軸に平行な平面がxy平面とされるとき、
    以下の(a)から(d)の全てを満たすような特定xy平面が存在する請求項2に記載のゴルフクラブヘッド。
    (a)前記特定xy平面と前記第1ウェイトポートとの距離が20mm以下である。
    (b)前記特定xy平面と前記第2ウェイトポートとの距離が20mm以下である。
    (c)前記特定xy平面と前記第3ウェイトポートとの距離が20mm以下である。
    (d)前記特定xy平面と前記第4ウェイトポートとの距離が20mm以下である。
  4. フェース側からの平面視において、前記x軸及び前記y軸によりxy座標系が構成され、
    前記平面視において、
    前記第1ウェイトポートが、前記xy座標系の第1象限に位置し、
    前記第2ウェイトポートが、前記xy座標系の第2象限に位置し、
    前記第3ウェイトポートが、前記xy座標系の第3象限に位置し、
    前記第4ウェイトポートが、前記xy座標系の第4象限に位置する請求項3に記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 互いに直交する3つの慣性主軸を有しており、
    3つの前記慣性主軸のうち、前記y軸との成す角度が最も小さい慣性主軸を前記xy平面に投影した直線が基準線とされ、この基準線と前記y軸との成す角度が慣性主軸の傾きとされ、
    ヘッド重心の高さがGyとされ、ヘッド重心のトウ−ヒール方向位置がGxとされるとき、
    前記高さGy及び前記位置Gxを変えずに前記慣性主軸の傾きを変えることができるように構成されている請求項3又は4に記載のゴルフクラブヘッド。
  6. ヘッド重心の高さがGyとされ、ヘッド重心のトウ−ヒール方向位置がGxとされるとき、
    前記高さGyを変えずに前記位置Gxを変えることができるように構成され、
    前記位置Gxを変えずに前記高さGyを変えることができるように構成されている請求項1から5のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  7. ヘッド重量が一定であるとの条件下において、前記高さGyの調整幅が1mm以上10mm以下である請求項5又は6に記載のゴルフクラブヘッド。
  8. ヘッド重量が一定であるとの条件下において、前記位置Gxの調整幅が1mm以上15mm以下である請求項5から7のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  9. 互いに直交する3つの慣性主軸を有しており、
    3つの前記慣性主軸のうち、前記y軸との成す角度が最も小さい慣性主軸を前記xy平面に投影した直線が基準線とされ、
    この基準線と前記y軸との成す角度が慣性主軸の傾きとされるとき、
    ヘッド重量が一定であるとの条件下において、前記慣性主軸の傾きの調整幅が1度以上20度以下である請求項1から8のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
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