JP2016178574A - 復号装置、受信装置、送受信システムおよび復号方法 - Google Patents

復号装置、受信装置、送受信システムおよび復号方法 Download PDF

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Abstract

【課題】デスクランブル化に用いる初期値および生成多項式を判断する算術回路を単純化・小規模化することを可能とする復号装置を提供する。【解決手段】最長系列を用いてスクランブル化されたデジタルデータ系列を復号する復号装置であって、スクランブル化されたデジタルデータ系列を含む復調データ系列から復号データ系列を推定するための推定式の生成多項式係数系列および初期値系列を格納し、推定式の正誤の判定結果を受けて生成多項式係数系列および初期値系列を変更する符号生成要素格納手段と、生成多項式係数系列および初期値系列を取得し、推定式を用いて復調データ系列から復号データ系列を復号する復号計算手段と、復号データ系列に関して連のランダム性に関する統計量を計算する統計量計算手段と、統計量を基に推定式の正誤を判定し、推定式の正誤に関する判定結果を符号生成要素格納手段に出力する判定手段とを備える復号装置とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、暗号化された信号を復号する復号装置、受信装置、送受信システムおよび復号方法に関する
秘匿通信においては、送信側でスクランブル化された送信データを、受信側でデスクランブルすることによって復号化する。送信データをスクランブル化する方法として、最長系列(以下、M系列)を用いる方法がある(M:Maximal length)。一般的なM系列を用いたスクランブル化においては、送信側のスクランブラと受信側のデスクランブラに同一の生成多項式と初期値の組を設定しておく。そのため、送信側は、送信データとともに、スクランブル化で使用した生成多項式と初期値を常時受信側に送信する必要があった。
特許文献1には、M系列を用いて暗号化されたデジタルデータを推定するデスクランブラが開示されている。特許文献1のデスクランブラは、デジタルデータを復号化する際に、復号データのエントロピー値が所定の閾値と比較することによって、送信データをデスクランブルするための生成多項式と初期値の組を推定する。
また、特許文献2〜4にも、スクランブル化されたデジタルデータをデスクランブルする技術が開示されている。
特許文献2には、スクランブラの初期値か生成多項式が異なる複数のスクランブラチェック回路を有するデータ同期検出装置について開示されている。
特許文献3では、CDMA(Code Division Multiple Access)通信において、PN(Pseudo Noise)コード同期によって受信信号を逆拡散する方法が開示されている。
特許文献4には、ワイヤレス・ネットワークを構成するノード間のチャネルを、受信した信号強度のパワー・エンベロープの統計的性質に基づいて分類する方法が開示されている。
特開2008−245185号公報 特開2002−133793号公報 特開2001−7734号公報 特表2014−534425号公報
特許文献1のデスクランブラによれば、送信側のスクランブル化で使用した生成多項式と初期値を、送信側から受信側に常時送信する必要はなくなる。特許文献1のデスクランブラでは、生成多項式と初期値の組を推定するためのエントロピーを算出する数式に対数が含まれているため、デジタル回路で推定式を計算する際には近似計算を行う必要がある。その結果、特許文献1のデスクランブラをデジタル回路で実現すると、算術回路が複雑で大規模になる。
特許文献2の装置では、スクランブラの初期値か生成多項式を複数用意することによって、スクランブル後のデータでデータ同期検出できなくなることを防ぐことはできる。しかし、特許文献2の装置では、スクランブラの初期値か生成多項式を複数用意する必要があるという問題点があった。
特許文献3の方法では、チャンネル電流が変化する条件化においても正確なコード位相を得ることができる。しかし、特許文献3の方法では、コード位相の適正を判定するために、複数の複素デジタル信号に関して並列して計算処理を行う必要があるという問題点があった。
特許文献4では、信号の生データに対して分散に関する検定を行っているため、計算量が多くなるという問題点があった。
本発明の目的は、デスクランブル化に用いる初期値および生成多項式を判断する算術回路を単純化・小規模化することを可能とする復号装置を提供することにある。
本発明の復号装置は、最長系列を用いてスクランブル化されたデジタルデータ系列を復号する復号装置であって、デジタルデータ系列を含む復調データ系列から復号データ系列を推定するための推定式の生成多項式係数系列および初期値系列を格納し、推定式の正誤の判定結果を受けて生成多項式係数系列および初期値系列を変更する符号生成要素格納手段と、生成多項式係数系列および初期値系列を取得し、推定式を用いて復調データ系列から復号データ系列を復号する復号計算手段と、復号データ系列に関して連のランダム性に関する統計量を計算する統計量計算手段と、統計量を基に推定式の正誤を判定し、推定式の正誤に関する判定結果を符号生成要素格納手段に出力する判定手段とを備える。
本発明の受信装置は、最長系列を用いてスクランブル化されたデジタルデータ系列が変調された変調データを含む送信波を受信し、受信した送信波に含まれる変調データから復調データ系列を復調し、復調した復調データ系列を出力する受信手段と、復調データ系列から復号データ系列を推定するための推定式の生成多項式係数系列および初期値系列を格納し、推定式の正誤の判定結果を受けて生成多項式係数系列および初期値系列を変更する符号生成要素格納手段と、生成多項式係数系列および初期値系列を取得し、推定式を用いて受信手段から受信した復調データから復号データ系列を復号する復号計算手段と、復号データ系列に関して連のランダム性に関する統計量を計算する統計量計算手段と、統計量を基に推定式の正誤を判定し、推定式の正誤に関する判定結果を出力する判定手段とを有する復号装置と、復号装置によって復号された復号データ系列を受信し、受信した復号データ系列を出力する出力手段とを備える。
本発明の通信システムは、任意のデジタルデータ系列を受信し、受信したデジタルデータ系列をスクランブル化できる形式に変換して出力する変換手段と、変換手段からスクランブル化できる形式に変換されたデジタルデータ系列を受信し、デジタルデータ系列に対して最長系列を用いてスクランブル化し、スクランブル化したデジタルデータ系列を出力するスクランブラと、スクランブラからスクランブル化されたデジタルデータ系列を受信し、スクランブル化されたデジタルデータ系列の搬送波を変調し、変調した変調データを送信波として送信する送信手段を含む送信装置と、送信装置から送信波を受信し、受信した送信波に含まれる変調データから復調データ系列を復調し、復調した復調データ系列を出力する受信手段と、復調データ系列から復号データ系列を推定するための推定式の生成多項式係数系列および初期値系列を格納し、推定式の正誤の判定結果を受けて生成多項式係数系列および初期値系列を変更する符号生成要素格納手段と、生成多項式係数系列および初期値系列を取得し、推定式を用いて受信手段から受信した復調データから復号データ系列を復号する復号計算手段と、復号データ系列に関して連のランダム性に関する統計量を計算する統計量計算手段と、統計量を基に推定式の正誤を判定し、推定式の正誤に関する判定結果を符号生成要素格納手段に出力する判定手段とを含む復号装置と、復号装置によって復号された復号データ系列を受信し、受信した復号データ系列を出力する出力手段とを有する受信装置とを備える。
本発明の復号方法は、最長系列を用いてスクランブル化されたデジタルデータ系列を復号する復号方法であって、デジタルデータ系列を含む復調データ系列から復号データ系列を推定するための推定式の生成多項式係数系列および初期値系列を符号生成要素格納装置に格納し、推定式を用いて復調データ系列から復号データ系列を復号し、復号データ系列に関して連のランダム性に関する統計量を計算し、統計量を基に推定式の正誤を判定し、推定式の正誤の判定結果に応じて、符号生成要素格納装置に格納した生成多項式係数系列および初期値系列を変更する。
本発明によれば、連のランダム性に関する統計量を用いることによって、受信データをデスクランブル化するための初期値および生成多項式を判断する算術回路を単純化・小規模化することができる復号装置を提供することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る復号装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る復号装置におけるデータの授受を示す概念図である。 本発明の第2の実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る通信システムの復号装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る復号装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る通信システムの復号装置の構成を示すブロック図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい限定がされているが、発明の範囲を以下に限定するものではない。なお、以下の実施形態の説明に用いる全図においては、特に理由が無い限り、同様箇所には同一符号を付す。また、以下の実施形態において、同様の構成・動作に関しては繰り返しの説明を省略する場合がある。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る復号装置10について説明する。
まず、本実施形態に係る復号装置10において、復調データ系列をデスクランブルすることによって得られた復号データ系列の判定に用いる連について説明する。
(連)
本実施形態に係る復号装置10は、連のランダム性に関する統計量を用いてデスクランブルした復号データ系列を評価する。言い換えると、復号装置10は、連のランダム性に関する統計量を用いて推定式の判断を行う。連とは、同じ事象が連続して発生した場合に、連続して発生した事象を一括りにしたものを指す。以下に、デジタルデータ系列と、そのデジタルデータ系列に対応する連の例を示す。
デジタルデータ系列:001011111110100100111
連:00、1、0、1111111、0、1、00、1、00、111
連は、0と1からなるデジタルデータ系列において、連続して発生する0または1を一括りにしたものである。上記の例では、0の連は5つあって、それらの長さは、2、1、1、2、2である。また、1の連は5つあって、それらの長さは、1、7、1、1、3である。すなわち、上記の例では、長さ2の0の連が3つ、長さ1の0の連が2つ、長さ7の1の連が1つ、長さ3の1の連が1つ、長さ1の1の連が3つある。
送信機においてM系列を用いたスクランブラによって暗号化されたデジタルデータ系列では、0および1の各ビットの出現確率pは2分の1になる。そのため、受信機において連のランダム性に関する統計量を用いて判断を行うことによって、暗号化されたデジタルデータ系列をデスクランブルすることができる。
連に関する統計的検定の応用は、生物学の分野で一般的に行われている。本実施形態は、連に関する統計的検定を符号の分野に応用するものである。連に関する統計量を用いた推定法は、加減乗除の組み合わせのみで推定式を得ることができるため、一般的な方法と比較し、より単純で小規模な算術回路で実現することが可能である。
[構成]
次に、本実施形態に係る復号装置10の構成について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る復号装置10の構成を示すブロック図である。図1のように、本実施形態に係る復号装置10は、受信情報格納手段11、復号計算手段12、統計量計算手段13、判定手段14、符号生成要素格納手段15を備える。本実施形態に係る復号装置10は、受信機前段31から復調データ系列を受信し、受信した復調データ系列からデジタルデータ系列を復号し、復号したデジタルデータ系列を復号データ系列として受信器後段7に送信する。なお、復号装置10の構成要素は、回路やメモリなどを含むハードウェアによって実現される。
受信情報格納手段11は、受信機前段31から復調データ系列を受信し、受信した復調データ系列を格納する。また、受信情報格納手段11は、復号計算手段12による処理単位であるデータブロック長Rの指定を受ける。なお、データブロック長Rは、デジタルデータ系列のビット数を指し、復号計算手段12が一度に処理する計算単位となる。
復号計算手段12は、符号生成要素格納手段15に格納された受信機生成多項式係数系列{ht}および受信機初期値系列{nk}を呼び出し、受信情報格納手段11に格納されたデジタルデータ系列を復号する。なお、受信機生成多項式係数系列{ht}および受信機初期値系列{nk}については、後述する第2の実施形態において説明する。
復号計算手段12は、復調データ系列がデータブロック長R分だけ受信情報格納手段11に貯まったのを契機に、所定のデータブロック長R分の復調データ系列を読み出す。なお、復号計算手段12は、復調データ系列がデータブロック長Rを超えて受信情報格納手段11に貯まった後に、データブロック長R分の復調データ系列を読み出すようにしてもよい。また、復号計算手段12は、受信情報格納手段11に溜まった復調データ系列がデータブロック長Rに満たない段階で、それまでに溜まっていた復調データ系列を読み出し始めてもよい。
復号計算手段12は、復号されたデジタルデータ系列を復号データ系列として統計量計算手段13および受信機後段33に送信する。
復号計算手段2は、判定手段14によって生成多項式が正しいと判定された場合、現在の推定式を用いた復号を続行する。一方、復号計算部2は、判定手段14によって生成多項式が正しくないと判定された場合、変更された推定式を用いて復号を行う。
統計量計算手段13は、復号計算手段12から復号データ系列を受信し、受信した復号データ系列の統計量を計算する。統計量計算手段13は、受信した復号データ系列に関して、連のランダム性に関する統計量を計算する。言い換えると、統計量計算手段13は、復号計算手段12によって復号された復号データ系列に含まれるビットの状態(0、1)に関して連のランダム性に関する統計量を計算する。なお、統計量とは、データの要約値を示す。
統計量計算手段13は、算出した統計量を判定手段14に出力する。
判定手段14は、統計量計算手段13から統計量を受信し、受信した統計量を基に、デスクランブルに用いている推定式の正誤を判定する。
判定手段14は、統計量が閾値を超えるか否かによって、推定式が正しいか否かを判定する。統計量が閾値よりも小さい場合は、統計量がランダムであるため、推定式が正しいことになる。一方、統計量が閾値以上の場合は、統計量がランダムではないため、推定式が正しくないことになる。
判定手段14は、推定式の正誤を指示関数の値として出力する。なお、指示関数は、推定式が正しい場合は1、推定式が正しくない場合は0を返す二値関数である。推定式が正しい場合、判定手段14は、指示関数の値として0を出力する。一方、推定式が正しくない場合、判定手段14は、指示関数の値として1を出力する。
符号生成要素格納手段15(符号生成要素格納装置とも呼ぶ)は、復号計算手段12における計算に必要となる変数である受信機生成多項式係数系列および受信機初期値系列を格納する。符号生成要素格納手段15は、受信機生成多項式係数系列および受信機初期値系列の初期値を受け付け、判定手段14による推定式の判定結果に応じて、受信機生成多項式係数系列および受信機初期値系列を更新する。
推定式が正しい場合、符号生成要素格納手段15は、指示関数の値として0を受信する。推定式が正しくない場合、符号生成要素格納手段15は、指示関数の値として1を受信する。そして、受信機初期値系列が0を含む場合、符号生成要素格納手段15は、受信した指示関数の値を受信機初期値系列にインクリメントする。一方、受信機初期値系列が1のみの場合、符号生成要素格納手段15は、受信した指示関数の値を受信機生成多項式係数系列にインクリメントし、受信機初期値系列を{0}にする。
すなわち、符号生成要素格納手段15は、推定式が正しい場合には受信機生成多項式係数系列および受信機初期値系列を変更せず、推定式が正しくない場合には受信機生成多項式係数系列および受信機初期値系列を変更する。
以上のように、本実施形態に係る復号装置によれば、デスクランブルされた復号データ系列から計算される統計量に基づいて指示関数の計算を行うことにより、受信機生成多項式係数系列および受信機初期値系列を更新する必要の有無を判断できる。また、本実施形態に係る復号装置によれば、受信機生成多項式係数系列または受信機初期値系列に指示関数を加算することにより、受信機生成多項式係数系列または受信機初期値系列を更新する処理が可能になる。
また、本実施形態に係る復号装置によれば、受信機前段で復調データ系列を受け取り、データブロック毎に上記の処理を実行すれば、逐次的に受信機生成多項式係数系列または受信機初期値系列を探索することが可能となる。
以上の方法により、本実施形態によれば、送信機側の生成多項式係数系列および初期値系列が未知である場合であっても、受信側で生成多項式係数系列および初期値系列を推定できるため、復調データ系列を正確にデスクランブルすることが可能になる。
すなわち、本実施形態に係る復号装置によれば、デスクランブル化に用いる初期値および生成多項式を判断する算術回路を単純化・小規模化することが可能となる。
また、本実施形態に係る復号装置によれば、無線通信において、生成多項式などのスクランブルを行う際に必要なデータが何らかの原因でやり取りできなかった場合でも、通信を継続することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る通信システムについて図面を参照しながら説明する。図3のように、本実施形態に係る通信システムは、送信機20と、受信機30とを含む。
(送信機)
送信機20は、送信機前段21と、スクランブラ23と、送信機後段25とを含む。
送信機前段21は、符号化前データのデジタルデータ系列を受信し、受信したデジタルデータ系列に対してスクランブラ23を用いて処理できる形式に変換して出力する変換手段である。
スクランブラ23は、送信機前段21から受信したデジタルデータ系列をスクランブル化し、スクランブル化したデジタルデータ系列を出力する。
スクランブラ23は、送信機生成多項式係数系列(以下、{gs})と、送信機初期値系列(以下、{mj})とを基に生成されるM系列C[{gs}、{mj}]を用いて、デジタルデータ系列に対してスクランブルを掛ける。ただし、gsおよびmjは、0または1である。また、{gs}のsは生成多項式の次数であり、{mj}のjは生成多項式の初期値の次数である。sおよびjは生成多項式の次数によって決まり、sとjとの間には以下の式1の関係が成り立つ。
s=j+1・・・(1)
送信機後段25は、スクランブル化されたデジタルデータ系列の搬送波を変調し、変調した変調データを送信波として送信する送信手段である。なお、送信機後段25における変調方式については限定しない。通常、送信機後段25は、無線信号として送信波を送信する。
(受信機)
受信機30は、受信機前段31と、復号装置10−2と、受信機後段33とを含む。
受信機前段31は、送信機20が送信した送信波を受信し、受信した送信波に含まれる変調データからスクランブル化されたデジタルデータ系列を復調し、復調したデジタルデータ系列を出力する受信手段である。受信機30が受信した段階においては、{gs}および{mj}は未知である。受信機30は、未知の{mj}を推定して復号する。
復号装置10−2は、図1に示す第1の実施形態に係る復号装置10と同様の構成を有する。復号装置10−2は、{gs}および{mj}を推定し、送信データを復号する。ただし、復号装置10−2の統計量計算手段13−2は、復号データ系列に対して仮説検定を行う仮説検定部132を有する。仮説検定部132は、統計量計算手段13を実現するための一形態である。
受信機後段33は、復号装置10−2によって復号された復号データ系列を受信し、復号されたデータを使用する装置に出力する出力手段である。
(復号装置)
次に、復号装置10−2の構成について、具体的な例を挙げて説明する。以下においては、受信機生成多項式係数系列を{ht}、受信機初期値系列を{nk}と記載する。ただし、受信機生成多項式係数系列htは条件式1を満たし、受信機初期値系列nkは条件式2を満たす。
Figure 2016178574

Figure 2016178574
なお、受信機30側では、送信機20側の生成多項式は未知である。そのため、生成多項式の次数は、受信器30側で推定する必要がある。また、uおよびlは、受信器30側で生成多項式の次数を推定するための上限値であり、ユーザによって定義されるものである。
復号計算手段12は、符号生成要素格納手段15に格納された受信機生成多項式係数系列{ht}および受信機初期値系列{nk}を読み込む。
復号計算手段12は、受信機生成多項式係数系列{ht}および受信機初期値系列{nk}を基に生成されるM系列D[{ht}、{nk}]を用いて、受信情報格納手段11に格納されている復調データ系列をデータブロック長R分読み込む。
そして、復号計算手段12は、データブロック長R分の復調データ系列に対してデスクランブルを掛ける。復号計算手段12は、デスクランブルされた復号データ系列{dk}を受信機後段33および統計量計算手段13に渡す。
統計量計算手段13は、復号計算手段12によってデスクランブルされた復号データ系列{dk}を受け取り、受け取った復号データ系列{dk}に対して、連のランダム性に関する統計量を計算する。
kは0または1である。連を表すパラメータmは復号データ系列{dk}における1の個数とし、連を表すパラメータnは復号データ系列{dk}における0の個数とする。連を表すパラメータmおよびnは、それぞれ式2および式3のように表記できる。また、データブロック長Rは、データdkの総数であるため、式4を満たす。
m=num(dk=1)・・・(2)
n=num(dk=0)・・・(3)
R=m+n・・・(4)
統計量計算手段13は、以下の式5によって統計量zを計算する。ただし、式5において、E(R)は平均値(式6)、Varは分散(式7)を示す。
Figure 2016178574

Figure 2016178574

Figure 2016178574
判定手段14は、統計量計算手段13によって計算された統計量zを読み込む。そして、判定手段14は、読み込んだ統計量zを閾値τ(所定の閾値とも呼ぶ)と比較し、指示関数χzを算出する(式8)。ただし、閾値τは、ユーザによって定義され、0よりも大きく、1以下の値である。また、指示関数χzは、条件を満たすならば1、条件を満たさないならば0を返す二値関数である。
式8のように、統計量zが閾値τよりも小さい場合、指示関数χzは0となる。一方、統計量zが閾値τ以上の場合、指示関数χzは1となる。
Figure 2016178574
指示関数χzが0の場合は、統計量zがランダムではないため、受信機生成多項式係数系列{ht}および受信機初期値系列{nk}が正しい。そのため、指示関数χzが0のときは、現在の推定式や初期値をそのまま使用すればよい。指示関数χzが1の場合は、統計量zがランダムであるため、受信機生成多項式係数系列{ht}および受信機初期値系列{nk}は正しくない。よって、指示関数χzが1のときは、現在の推定式や初期値を変更する必要がある。
符号生成要素格納手段15は、判定手段14が算出した指示関数χzを読み込む。そして、符号生成要素格納手段15は、受信機初期値系列{nk}の値に応じて、受信機生成多項式係数系列{ht}または受信機初期値系列{nk}に指示関数χzを加算する。
受信機初期値系列{nk}を構成するビットが0を含む場合は、受信機初期値系列{nk}に指示関数χzをインクリメントする(式9)。
12・・・nl+χz(9)
受信機初期値系列{nk}を構成するビットが0を含まない場合、すなわち1のみの場合は、受信機生成多項式係数系列{ht}に指示関数χzをインクリメントし(式10)、{nk}を{0}にする(式11)。
12・・・hl+χz(10)
12・・・nl=00・・・0(11)
例えば、受信機初期値系列{nk}が00101のときは、受信機初期値系列{nk}は0を含むので、式10に基づいて計算をする。指示関数χzが1の場合は、式12のように計算される。
12345+χz=00101+1=00110(12)
また、例えば受信機初期値系列{nk}が11111のときは、受信機初期値系列{nk}は1のみので、式11に基づいて計算する。なお、この例では、受信機生成多項式係数系列{ht}は100とする。指示関数χzが1の場合は、式13および式14のように計算される。
123+χz=100+1=101(13)
12345=00000(14)
以上が、本実施形態に係る復号装置10−2の構成についての説明である。
[動作]
次に、本実施形態に係る復号装置10−2の動作について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、図5において、復号装置10は、受信機前段31が送信波を受信する前に、ユーザからデータブロック長Rと閾値τの指定を受ける(ステップS01)。
そして、復号装置10は、復調データ系列から送信データを復号するための符号生成要素を初期化する(ステップS02)。すなわち、復号装置10は、符号生成要素格納手段15に格納された受信機生成多項式係数系列{ht}、受信機初期値系列{nk}および指示関数χzを初期化する。なお、復号装置10は、ユーザから受信機生成多項式係数系列{ht}および受信機初期値系列{nk}の初期値の指定を受けてもよい。
ここで、受信機30は、送信波を受信すると、受信機前段31において受信した送信波を復調し、復調によって生成した復調データ系列を復号装置10に送信する。
復号装置10は、受信機前段31から復調データ系列を受信し、受信した復調データ系列を受信情報格納手段11に格納する(ステップS03)。ここから、復号装置10は、受信機生成多項式係数系列{ht}および受信機初期値系列{nk}の推定を開始する。
復号計算手段12は、受信情報格納手段11にデータブロック長R分の復調データが溜まったら、受信機生成多項式係数系列{ht}、受信機初期値系列{nk}、データブロック長Rおよび復調データブロックを読み込む。そして、復号計算手段12は、デスクランブルを行う(ステップS04)。
統計量計算手段13は、デスクランブルされた復号データ系列に対して統計量zを計算する(ステップS05)。
ここで、判定手段14は、統計量zと閾値τを比較する(ステップS06)。
z>τ(ステップS05でYes)ならば、判定手段14は、指示関数χzを0とする(ステップS07)。
一方、z>τではない(ステップS06でNo)ならば、判定手段14は、指示関数χzを1とする(ステップS08)。
そして、符号生成要素格納手段15は、受信機初期値系列{nk}を確認する(ステップS09)。
受信機初期値系列{nk}が{1}ならば(ステップS09でYes)、符号生成要素格納手段15は、χzを用いて受信機生成多項式係数系列{ht}を更新し、受信機初期値系列{nk}を初期化する(ステップS10)。一方、受信機初期値系列{nk}が{1}ではないならば(ステップS09でYes)、符号生成要素格納手段15は、指示関数χzを用いて受信機初期値系列{nk}を更新する(ステップS11)。
受信機初期値系列{nk}および受信機生成多項式係数系列{ht}の更新が終了したら、ステップS04に戻り、復号計算手段12は、更新された符号生成要素を用いてデスクランブルを行う。なお、図5では、処理を継続する場合(ステップS12でYes)にステップS04に戻り、処理を継続しない場合(ステップS12でNo)は動作を終了しているが、ステップS12を省き、ステップS11の後にステップS04に戻るループとしてもよい。
図5のステップS04〜ステップS12のループを繰り返すことにより、復号装置10は、受信機初期値系列{nk}および受信機生成多項式係数系列{ht}を推定しながらデスクランブルを行う。
以上が、本実施形態に係る復号装置10−2の動作についての説明である。
[効果]
本実施形態においては、受信機において送信機生成多項式係数系列と送信機初期値系列を推定する際の尺度として、連の数を使用している。そのため、加減乗除の組み合わせのみで計算が可能になる。また、同様の理由で、送信機生成多項式係数系列と送信機初期値系列を推定する際に必要となるパラメータが、復調データ系列でのビット出現確率とビットの総数のみであるため、簡易な処理のフローを実現することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る通信システムについて説明する。本実施形態に係る通信システムは、第2の実施形態に係る通信システムと同様の構成(図3)をもつ。
本実施形態に係る復号装置は、統計量計算手段13−3以外は、第2の実施形態に係る復号装置10−2と同様の構成を有する。本実施形態の復号装置の統計量計算手段13−3は、一標本のKS検定で使用されるKS統計量を用いて判定するKS検定部133を有する。KS検定部133は、統計量計算手段13を実現するための一形態である。
ここで、標本xi(i=1、・・・、n)について、以下のような仮説を一例として挙げる(ただし、xiは0または1)。H0(帰無仮説)は標本がランダムであることを示し、H1(対立仮説)は標本がランダムではないことを示す。
統計量zは、以下の式15から求める。
Figure 2016178574
なお、式15のS1(x)は、任意の累積密度関数である。S1(x)は以下の式16によって求められる。なお、nは標本xiのデータ数である。
Figure 2016178574
また、式14のS(x)は、以下の式17によって求められる。
Figure 2016178574
このとき、有意水準をaとする(0≦a≦1)。
以下の式18が成り立つとき、H0(帰無仮説)が採択され、標本はランダムである。そのため、判定手段14は、デスクランブルに用いた推定式は正しくないと判定する。
z×sqrt(n)<a・・・(18)
一方、以下の式19が成り立つとき、H0(帰無仮説)は棄却され、標本はランダムではない。そのため、判定手段14は、デスクランブルに用いた推定式は正しいと判定する。
z×sqrt(n)≧a・・・(19)
[効果]
本実施形態によれば、送信機生成多項式係数系列と送信機初期値系列を推定する際の推定式に着目し、ランダム性の検定方法で使用される統計量としてKS統計量を用いることによって、第1および第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上の各実施形態に係る復号装置が実行する処理をコンピュータに実行させる復号プログラムも本発明の範囲に含まれる。さらに、本発明の実施形態に係る復号プログラムを記録したプログラム記録媒体も本発明の範囲に含まれる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
10 復号装置
11 受信情報格納手段
12 復号計算手段
13 統計量計算手段
14 判定手段
15 符号生成要素格納手段
20 送信機
21 送信機前段
23 スクランブラ
25 送信機後段
30 受信機
31 受信機前段
33 受信機後段
132 仮説検定部
133 KS検定部

Claims (10)

  1. 最長系列を用いてスクランブル化されたデジタルデータ系列を復号する復号装置であって、
    前記スクランブル化されたデジタルデータ系列を含む復調データ系列から復号データ系列を推定するための推定式の生成多項式係数系列および初期値系列を格納し、前記推定式の正誤の判定結果を受けて前記生成多項式係数系列および前記初期値系列を変更する符号生成要素格納手段と、
    前記生成多項式係数系列および前記初期値系列を取得し、前記推定式を用いて前記復調データ系列から前記復号データ系列を復号する復号計算手段と、
    前記復号データ系列に関して連のランダム性に関する統計量を計算する統計量計算手段と、
    前記統計量を基に前記推定式の正誤を判定し、前記推定式の正誤に関する判定結果を前記符号生成要素格納手段に出力する判定手段とを備える復号装置。
  2. 受信機前段から前記復調データを受信して格納する受信情報格納手段を備え、
    前記復号計算手段は、
    前記受信情報格納手段から所定のデジタルデータブロック長分の前記復調データ系列を取得し、前記推定式を用いて前記所定のデジタルデータブロック長分の復調データ系列から前記復号データ系列を復号し、復号した前記復号データ系列を前記統計量計算手段に出力し、
    前記統計量計算手段は、
    前記復号計算手段から前記復号データ系列を受信し、受信した前記復号データ系列に関して前記統計量を計算し、計算した前記統計量を前記判定手段に出力し、
    前記判定手段は、
    前記統計量計算手段から前記統計量を受信し、受信した前記統計量を基に前記復号計算手段が用いた前記推定式の正誤を判定し、前記推定式の正誤に関する判定結果を前記符号生成要素格納手段に出力し、
    前記符号生成要素格納手段は、
    前記判定手段から前記判定結果を受信し、前記判定結果に応じて前記生成多項式係数系列および前記初期値系列を変更する請求項1に記載の復号装置。
  3. 前記判定手段は、
    受信した前記統計量を基に前記推定式の正誤を判定し、前記推定式の正誤に応じた指示関数を前記符号生成要素格納手段に出力し、
    前記符号生成要素格納手段は、
    前記判定手段から受信した前記指示関数の値に応じて、格納された前記生成多項式係数系列および前記初期値系列を変更する請求項2に記載の復号装置。
  4. 前記統計量計算手段は、
    前記復号計算手段によって復号された前記復号データ系列に含まれるビットの状態に関して連のランダム性に関する前記統計量を計算する請求項3に記載の復号装置。
  5. 前記統計量計算手段は、
    Figure 2016178574
    ただし、
    z:統計量
    R=m+n
    m:ビット状態が0の個数
    n:ビット状態が1の個数
    Figure 2016178574

    Figure 2016178574
    なる式によって、デジタルデータブロック長がRである前記復調データ系列の統計量zを算出する請求項4に記載の復号装置。
  6. 前記判定手段は、
    前記統計量計算手段によって算出された前記統計量zを読み込み、
    前記統計量zが所定の閾値よりも大きい場合は指示関数として0を出力し、
    前記統計量zが所定の閾値以下の場合は指示関数として1を出力し、
    前記符号生成要素格納手段15は、
    前記判定手段によって出力された前記指示関数を読み込み、
    前記初期値系列を構成するビット状態が0を含む場合は、前記初期値系列に前記指示関数をインクリメントするとともに、前記初期値系列を構成するビット状態を全て0に初期化し、
    前記初期値系列を構成するビット状態が0を含まない場合は、前記初期値系列に前記指示関数をインクリメントする請求項5に記載の復号装置。
  7. 前記統計量計算手段は、
    Figure 2016178574
    ただし、
    z:統計量
    i:標本
    n:標本xiのデータ数
    i:1以上、n以下の自然数
    Figure 2016178574

    Figure 2016178574
    なる式によって、前記復調データ系列の統計量zを算出し、
    前記判定手段は、
    有意水準をaとすると、
    z×sqrt(n)<a
    なる不等式が成り立つときは、デスクランブルに用いた前記推定式は正しくないと判定し、
    z×sqrt(n)≧a
    なる不等式が成り立つときは、デスクランブルに用いた前記推定式は正しいと判定する請求項4に記載の復号装置。
  8. 最長系列を用いてスクランブル化されたデジタルデータ系列が変調された変調データを含む送信波を受信し、受信した前記送信波に含まれる前記変調データから前記スクランブル化されたデジタルデータ系列を含む復調データ系列を復調し、復調した前記復調データ系列を出力する受信手段と、
    前記復調データ系列から復号データ系列を推定するための推定式の生成多項式係数系列および初期値系列を格納し、前記推定式の正誤の判定結果を受けて前記生成多項式係数系列および前記初期値系列を変更する符号生成要素格納手段と、前記生成多項式係数系列および前記初期値系列を取得し、前記推定式を用いて前記受信手段から受信した前記復調データから前記復号データ系列を復号する復号計算手段と、前記復号データ系列に関して連のランダム性に関する統計量を計算する統計量計算手段と、前記統計量を基に前記推定式の正誤を判定し、前記推定式の正誤に関する判定結果を出力する判定手段とを有する復号装置と、
    前記復号装置によって復号された前記復号データ系列を受信し、受信した前記復号データ系列を出力する出力手段とを備える受信装置。
  9. 任意のデジタルデータ系列を受信し、受信した前記デジタルデータ系列をスクランブル化できる形式に変換して出力する変換手段と、
    前記変換手段から前記スクランブル化できる形式に変換されたデジタルデータ系列を受信し、前記デジタルデータ系列に対して最長系列を用いてスクランブル化し、スクランブル化したデジタルデータ系列を出力するスクランブラと、
    前記スクランブラから前記スクランブル化されたデジタルデータ系列を受信し、前記スクランブル化されたデジタルデータ系列の搬送波を変調し、変調した変調データを送信波として送信する送信手段を含む送信装置と、
    前記送信装置から前記送信波を受信し、受信した前記送信波に含まれる前記変調データから前記スクランブル化されたデジタルデータ系列を含む復調データ系列を復調し、復調した前記復調データ系列を出力する受信手段と、
    前記復調データ系列から復号データ系列を推定するための推定式の生成多項式係数系列および初期値系列を格納し、前記推定式の正誤の判定結果を受けて前記生成多項式係数系列および前記初期値系列を変更する符号生成要素格納手段と、前記生成多項式係数系列および前記初期値系列を取得し、前記推定式を用いて前記受信手段から受信した前記復調データから前記復号データ系列を復号する復号計算手段と、前記復号データ系列に関して連のランダム性に関する統計量を計算する統計量計算手段と、前記統計量を基に前記推定式の正誤を判定し、前記推定式の正誤に関する判定結果を前記符号生成要素格納手段に出力する判定手段とを含む復号装置と、
    前記復号装置によって復号された前記復号データ系列を受信し、受信した前記復号データ系列を出力する出力手段とを有する受信装置とを備える通信システム。
  10. 最長系列を用いてスクランブル化されたデジタルデータ系列を復号する復号方法であって、
    前記スクランブル化されたデジタルデータ系列を含む復調データ系列から復号データ系列を推定するための推定式の生成多項式係数系列および初期値系列を符号生成要素格納装置に格納し、
    前記推定式を用いて前記復調データ系列から前記復号データ系列を復号し、
    前記復号データ系列に関して連のランダム性に関する統計量を計算し、
    前記統計量を基に前記推定式の正誤を判定し、
    前記推定式の正誤の判定結果に応じて、前記符号生成要素格納装置に格納した前記生成多項式係数系列および前記初期値系列を変更する復号方法。
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