JP2016178258A - 光学素子および太陽電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】光学素子に光が斜めに入射すると、光学素子内の凹部や切欠きで光が全反射せずに光学素子の外に出てしまう光が増加して、太陽電池に向かう光量が小さくなり、発電効率の低下につながっていた。【解決手段】 基板上に配置された太陽電池セルに光を集めるための集光型太陽電池モジュール用の光学素子であって、光学素子は、スリットを備え、光学素子のスリット構成面と載置面のなす角が、光学素子の外側面と載置面のなす角よりも大きいものである太陽光入射角の変化による集光効率の低下を軽減できる太陽電池モジュールを提供することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池モジュールに使用される光学素子および太陽電池モジュールに関するものである。
太陽エネルギを電力に変換する太陽光発電装置が実用化されているが、プリズムやレンズなどの集光手段で太陽光を太陽電池モジュールよりも小さい太陽電池セルに集光して発電する集光型太陽電池モジュールが提案されている。
集光型太陽光発電装置は、太陽光を集光手段で集光することから、太陽電池セルは、光学系で集光された太陽光を受光できる小さい受光面積を備えていれば良い。つまり、集光手段の受光面積より小さいサイズの太陽電池セルで良いことから、太陽電池セルのサイズを縮小することができ、太陽光発電装置において高価な構成物である太陽電池セルの使用量を減らすことにより、省資源化、低コスト化を目指している。
しかしながら、一般的に、集光型太陽電池モジュールは、太陽電池モジュール受光面の法線方向に太陽が位置するときに集光手段によって最も効率良く太陽電池セルに光が入射するように作られており、太陽の方向が前記太陽電池モジュール受光面の法線方向からずれるにしたがって集光効率が低下する。そのため、高精度な2軸追尾架台を使って太陽を高精度に追尾するシステムが採用されているが、コスト高になっている。また、高精度の2軸追尾架台を採用した場合でも、太陽の方向から入射する直達光のみを利用することができ、一般に全方位から照射される散乱光を利用することはできないため、特に薄曇りの天候のような、散乱光成分が支配的な気象条件下では、高い性能を発揮することができないという課題があった。
一方、比較的集光倍率の低い集光型太陽電池においては、固定架台や水平角だけを制御する1軸追尾などのコストの低い架台を用いることが多い。これらの太陽光発電システムにおいては、太陽の方向と太陽電池モジュールの法線方向とがずれている場合、および散乱光が多い気象条件の場合に、太陽電池モジュールに対して斜めに光が入射した際の発電効率が問題となり、例えば、太陽電池モジュールの受光面に光学素子を配置して、斜めの光に対する集光効率の低下を軽減する構造が提案されている。特許文献1には基板上に配置された太陽電池セルとセルとの間の位置に凹部を有する透明部材を備えた太陽電池モジュールが記載されている。また、特許文献2には基板上に配置された複数の太陽電池セルの間隙に対応するようにスリット上の凹部空間を有する透明部材を有する太陽電池が記載されている。
特開2010−192468号公報 特開2014−67925号公報
しかしながら、光が斜めに入射すると、光学素子内の凹部や凹部空間との境界で光が全反射しない光が増加して、太陽電池セルに向かう光量が小さくなり、発電効率の低下につながっていた。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、斜めからの光に対して集光効率の低下を軽減できる太陽電池モジュールを得ることを目的とする。
本発明の光学素子は、基板上に配置された太陽電池セルに光を集めるための集光型太陽電池モジュール用の光学素子であって、光学素子は、スリットを備え、光学素子のスリット構成面と載置面のなす角が、光学素子の外側面と載置面のなす角よりも大きいものである。
また、本発明の光学素子は、スリットを2つ以上備えたものを含む。
本発明の太陽電池モジュールは、基板上に配置された太陽電池セルと、太陽電池セル上に配置され、太陽電池セルに光を集めるための光学素子を備えた集光型の太陽電池モジュールにおいて、光学素子のスリット構成面と太陽電池セルの面のなす角が、光学素子の外側面と前記太陽電池セルの面となす角よりも大きいものである。
また、本発明の太陽電池モジュールは、光学素子の前記スリットを2つ以上備えたものを含む。
また、本発明の太陽電池モジュールは、基板上に前記太陽電池セルを複数個に配置し、複数個の太陽電池セルに対応する光学素子を配置したものを含む。
本発明により、太陽光入射角の変化による集光効率の低下を軽減できる太陽電池モジュールを提供することができる。
本発明の太陽電池モジュールを示す部分断面図である。 本発明の光学素子を示す断面図である。 本発明の太陽電池モジュールを示す平面図である。 本発明の太陽電池モジュールを示す斜視図である。 太陽電池モジュールの比較例を示す断面図である。 太陽電池モジュールに入射する光の経路を示す説明図である。 太陽電池モジュールに入射する光の経路を示す説明図である。 本発明の太陽電池モジュールに入射する光の経路をシミュレーションした結果を示す光線追跡図である。 本発明の太陽電池モジュールに入射する光の経路をシミュレーションした結果を示す光線追跡図である。 本発明の太陽電池モジュールに入射する光の経路をシミュレーションした結果を示す光線追跡図である。 本発明の太陽電池モジュールに入射する光の経路をシミュレーションした結果を示す光線追跡図である。 本発明の太陽電池モジュールを示す部分断面図である。 本発明の太陽電池モジュールに入射する光の経路をシミュレーションした結果を示す光線追跡図である。 本発明の太陽電池モジュールに入射する光の経路をシミュレーションした結果を示す光線追跡図である。 本発明の太陽電池モジュールを示す斜視図である。 本発明の太陽電池モジュールを示す部分断面図である。 本発明の光学素子を示す斜視図である。 本発明の光学素子を示す断面図である。 本発明の太陽電池モジュールを示す斜視図である。 本発明の太陽電池モジュールを示す平面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に関し説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについて詳細な説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の太陽電池モジュールを示す部分断面図であり、1つの太陽電池セルに対応する構造を示している。太陽電池モジュール10において、正方形状の基板11上に太陽電池セル12が載置されている。基板11としては、例えば、金属板の表面に絶縁膜を形成したものや、レジスト付き樹脂基板、セラミック基板、ガラス基板などを用いることができる。
太陽電池セル12は一辺12mm程度の正方形状であり、太陽電池セル12としては、シリコン系太陽電池や、GaAs、InGaP、CuInGaSeなどを使用した化合物半導体太陽電池などを用いることができる。
太陽電池セル12は、透明なシリコーン樹脂からなる封止材13で封止されている。封止材13は、アクリル、エポキシ、EVAなどの透明な樹脂であってもよい。封止材13上には光学素子14が配置されている。光学素子14は3つの光学素子15、16、17からなり、光学素子15と光学素子16は、所定の間隔をおいて配置され、スリット18aが形成されている。また、光学素子16と光学素子17は、所定の間隔をおいて配置され、スリット18bが形成されている。シリコーン樹脂の封止材13には接着性があり光学素子14を固定することができる。光学素子14はガラスなどの透明な部材で構成されている。
図2は、本発明の光学素子を示す断面図である。光学素子14の太陽光が入射する側(上側)の幅は20mmであり、太陽電池側(下側)の幅は12mmである。また、高さHは、10mmである。光学素子の高さHは、大きいほうが集光倍率を高くすることができるが、光学素子が重くなるために厚さは制限される。光学素子の厚さは5mm以上30mm以下が好ましい。
光学素子15は、光学素子14の外側面である面15aと、光学素子14のスリット18aを構成する外側のスリット構成面である面15bと、太陽電池セル上に載置される側にあって、太陽電池セルと略平行な載置面である面15cと、光入射面である面15dを有している。
光学素子16は、光学素子14のスリット18a、18bをそれぞれ構成する内側のスリット構成面である面16a、16bと、太陽電池セル上に載置される側にあって、太陽電池セルと略平行な載置面である面16cと、光入射面である面16dを有している。
光学素子17は、光学素子14の外側面である面17aと、光学素子14のスリット18bを構成する外側のスリット構成面である面17bと、太陽電池セル上に載置される側にあって、太陽電池セルと略平行な載置面である面17cと、光入射面である面17dを有している。
光学素子15,17の外側面である面15aおよび面17aが載置面15c、16c、17cとなす角αは実施例においては65度である。光学素子の高さが一定の場合、角αが小さいほど集光倍率が高く小さな太陽電池セルを用いることができるが、外側面である面15aや面17aで全反射される入射光の角度の範囲が狭くなるので、発電に利用する入射光の角度の範囲に応じて適宜設定することになる。例えば、光学素子を構成する材料の屈折率の範囲が1.35〜1.80の場合には、角αは40度以上から80度以下が好ましい。
また、光学素子15、17のスリット構成面である面15b、17bが太陽電池セルの面となす角βは、実施例においては81度である。また、光学素子16の横面16a、16bが太陽電池セルの面となす角γとすると、角βおよび角γは、角αよりも大きい角度に設定されている。
さらに、光学素子14の上端におけるスリット18a、18bの幅は、0.4mmであり、光学素子の14の下端におけるスリット18a、18bの幅は、0.2mmである。実施例においては、スリット18a、18bは、下端よりも上端の方の幅が広くなっている。この場合は、角γは角βよりも大きい。角γは、角βと同じか、それよりも大きい角度から適宜選択することができる。
スリット18a、18bを構成するスリット構成面である光学素子14の面16a、16bが、太陽電池セルの面となす角γは、角αよりも大きい。そのため、スリットがない場合において光学素子の外側の面で全反射せずに透過する角度の光であっても、スリット構成面で太陽電池セルに向かう方向に全反射させることができる場合があるので、太陽電池モジュールに斜めに入射する光に対する光学効率を改善することができる。
図3は、本発明の太陽電池モジュールを示す平面図である。また、図4は、本発明の太陽電池モジュールを示す斜視図である。図3および図4において、基板11は一辺120mm程度の正方形状であり、基板11上に太陽電池セル12が基板の一辺と平行である横方向に10個並べられ、この太陽電池セル12の列が6列形成されている。太陽電池セル12を封止するための封止材13が太陽電池セル12上に配置され、光学素子14が封止材13を介して太陽電池セル12上に載置されている。横長の光学素子14は、基板11の一辺と平行に6個並べられ、ひとつの光学素子14に対して、1列10個の太陽電池セル12が対応している。
図5は、太陽電池モジュールの比較例を示す断面図である。1つの太陽電池セルに対応する構造を示している。太陽電池モジュール50において、基板51上に太陽電池セル52が載置されている。太陽電池セル52は、一辺12mm程度の正方形状であり、封止材53によって封止されている。基板51、太陽電池セル52、および封止材53は、実施の形態1と同様の形状である。封止材53上には光学素子54が載置されている。光学素子54は、透明なガラスであり、前述の光学素子14から、スリットを省略した形状となっている。
図6は、太陽電池モジュールに入射する光の経路を示す説明図であり、太陽電池セルの面に垂直な方向から30度傾いた方向から入射した光線の軌跡の一例を示すものである。図6(a)に示されるように、光学素子16の上面から入射した光線R1は、光学素子16の側面16bで全反射したのち、光学素子16の側面16aで全反射して、太陽電池セル12に入射する。一方、図6(b)に示されるスリットのない比較例においては、光線R2は、光学素子54内で全反射することなく、太陽電池セル52から外れた基板51上に入射する。
このように、スリットがない場合において光学素子の外側の面で全反射せずに透過する角度の光であっても、光学素子にスリットを設け、スリットがセル載置面となす角が、光学素子の外側面がセル載置面となす角よりも大きくすることにより、スリット構成面で太陽電池セルに向かう方向に全反射させることができる場合があり、太陽電池モジュールに斜めに入射する光に対する光学効率を改善することができる。
図7は、太陽電池モジュールに入射する光の経路を示す説明図であり太陽電池セルの面に垂直な方向から45度傾いた方向から入射した光線の軌跡の一例を示すものである。図7(a)に示されるように、光学素子16の上面から入射した光線R3は、光学素子16の側面16bで全反射して、太陽電池セル12に入射する。一方、図7(b)で示される、スリットのない比較例においては、光線R4は、光学素子54内で全反射することなく、太陽電池セル52から外れた基板51上に入射する。
図6、図7においては、図面の右側から光が斜めに入射することを想定したが、一般的に入射角のずれに偏りは生じないと想定するので、図の左側から光が斜めに入射すると、スリット18aを構成する面16aにおける全反射が集光効率の向上に寄与するので、スリットは複数個あることが望ましい。また、スリットが複数個あることにより、光学素子内部で全反射を繰り返して太陽電池セルに導かれる光も増加する。
図8から図11は本発明の太陽電池モジュールに入射する光の経路をシミュレーションした結果を示す光線追跡図である。図8は、光線の入射角0度の場合の例であり、すなわち、太陽電池セルの面に垂直な方向から光線が入射する条件で計算したものである。図8(a)は本実施の形態の光学素子を用いたモデルであり、入射光のうち太陽電池セルに入射した光の割合を示す光学効率は91%である。図8(b)はスリットの無い比較例の光学素子を用いたモデルであり、光学効率は94%である。
図9は、入射角20度で光線が入射する条件を計算したものである。図9(a)は本実施の形態の光学素子を用いたモデルであり、入射光のうち太陽電池セルに入射した光の割合を示す光学効率は85%である。図9(b)はスリットの無い比較例の光学素子を用いたモデルであり、光学効率は88%である。
図10は、入射角30度で光線が入射する条件を計算したものである。図10(a)は本実施の形態の光学素子を用いたモデルであり、光学効率は75%である。図10(b)はスリットの無い比較例の光学素子を用いたモデルであり、光学効率は68%である。
図11は、入射角45度で光線が入射する条件を計算したものである。図11(a)は本実施の形態の光学素子を用いたモデルであり、光学効率は66%である。図11(b)はスリットの無い比較例の光学素子を用いたモデルであり、光学効率は55%である。
このように、本実施の形態の太陽電池モジュールは、太陽光線の入射角が小さい場合には、スリットを設けない比較例よりも光学効率がやや低くなるが、光線の入射角が大きくなると、スリットの効果により、光学効率が比較例よりも高くなる。すなわち、入射角の大きくなる条件下であっても、光学効率の低下が小さいので、光学効率が一定レベル以上になる場合が多く、発電量を増やすことができる。
(実施の形態2)
図12は本発明の第2の実施の形態である太陽電池モジュールを示す部分断面図である。太陽電池モジュール20において、基板11、太陽電池セル12および封止材13は実施の形態1と同じである。光学素子24は、3つの光学素子25、26、27からなり、光学素子25と26の間にはスリット28aが形成されている。また、光学素子26と27の間にはスリット28bが形成される。実施の形態1と違って、光学素子25、26、27はスリット28a、28bで完全に分離されておらず、光学素子24の太陽電池セル12に面する側にあるブリッジ部29a、29bでつながっている。そのため、光学素子24を封止材13上に容易に配置でき、また、スリットの28a,28bの形状の精度が向上する。光学素子24において、太陽電池セル12の反対側にブリッジ部を設けると、ブリッジ部では光が反射しないので、太陽電池セルに向かう光の量が減少する恐れがあるが、太陽電池セル12と近い側にブリッジ部29a、29bを設けることにより、太陽電池セルに入射する光量の低下を軽減することができる。
図13および図14は、本発明の太陽電池モジュールに入射する光の経路をシミュレーションした結果を示す光線追跡図である。スリットは、光学素子の載置面から3mmの高さまで形成されている。図13は、入射角30度で光線が入射する条件を計算したものである。光学効率は71%であり比較例を上回っている。図14は、入射角45度で光線が入射する条件を計算したものである。光学効率は66%であり比較例を上回っている。
図15は本発明の太陽電池モジュールを示す斜視図である。本実施例においては、光学素子24の受光面側を連結して一体化した光学素子を用いている。1枚の太陽電池モジュールに一体化した光学素子を用いることで生産性を高めることができる。
(実施の形態3)
図16は本発明の第3の実施の形態である太陽電池モジュールを示す部分断面図である。太陽電池モジュール30において、基板11、太陽電池セル12および封止材13は実施の形態1と同じである。光学素子34は、封止材13を介して太陽電池セル12上に載置されている。光学素子34は3つの光学素子35、36、37からなり、光学素子35と光学素子36は、所定の間隔をおいて配置され、スリット38aが形成されている。また、光学素子36と37は、所定の間隔をおいて配置され、スリット38bが形成されている。光学素子35、36、37の上面は、レンズ部35a、36a、37aが形成されてなり、斜めのからの入射光に対し、太陽電池セル12への集光効率を高める効果がある。
(実施の形態4)
これまでの実施の形態でおいて、1方向に集光効果のある棒状の光学素子を示したが、さらに、2方向に集光効果のある略逆四角錐台形状の光学素子を、1個の太陽電池セルに1個の光学素子が対応するように、縦横に配列した太陽電池モジュール形成することもできる。
図17は、本発明の第4の実施の形態である光学素子を示す斜視図であり、ひとつの太陽電池セルに対応する部分を示したものである。略逆四角錐台形状の光学素子44は、光学素子45と光学素子46からなる。光学素子44の外辺部である光学素子45は、中央に方形の穴を有し、穴の内壁がスリット48の外側の面を形成している。光学素子44の中央部である光学素子46は、光学素子45の穴の部分に位置し、光学素子46の側壁は、スリット48の内側の面を形成している。光学素子45と光学素子46の間隙であるスリット48は、受光面側から見て正方形状である。光学素子45は、底面が太陽電池セルの面と平行になるように設置される。
光学素子44の直線L1を含む断面を示す断面図を図18に示す。断面形状は、図2における光学素子14と同様の形状を有する。すなわち、スリット48を構成する面46aと光学素子46の底面46cがなす角は、光学素子45の外側面である面45aと光学素子46の底面46cがなす角よりも大きく設定されている。また、スリット48を構成する面46bと光学素子46の底面46cがなす角は、光学素子45の外側面である面45bと光学素子46の底面46cがなす角よりも大きく設定されている。そのため、スリットがない場合に比べて、斜めからの入射光に対して光学素子44内で全反射して太陽電池セルに向かう光の割合が増加し、斜めからの入射光に対する光学効率の低下が小さくなる。
図19は、本発明第4の実施の形態である太陽電池モジュールを示す斜視図である。多一用電池セルを配置した基板11上に封止材13を介して光学素子44が縦横に36個並べて載置され太陽電池モジュール40が構成されている。本例では1つの太陽電池セル1つに対し光学素子44が1つ対応している。図15に示した光学素子と同様に、光学素子44の受光面側を連結して一体化した形状の光学素子を用いても良い。
図20は、本発明の第4の実施の形態である太陽電池モジュールを示す平面図である。基板11上に太陽電池セル12が載置され封止材11で封止されている。略逆四角錐台形状の光学素子44は、一つの太陽電池セル12に対応し、光学素子44のスリット48は、太陽電池セル12上に位置している。太陽電池セル12および光学素子44は、基板11上に縦横に各36個並べられている。
図3に例示したのと同じ太陽電池セルおよび太陽電池モジュールのサイズを想定した場合においては、1方向に集光効果のある棒状の光学素子を使用した場合、太陽電池モジュール1つあたり、60個の太陽電池セルを必要とするが、2方向に集光効果を持たせた逆四角錐台形状の光学素子を用いることにより、36個の太陽電池セルで1つの太陽電池モジュールを形成することができ、使用する太陽電池セル材料を低減し、コストダウンを図ることができる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10、20、30、40…太陽電池モジュール
11…基板
12…太陽電池セル
13…封止材
14、24、34、44…光学素子
15、25、35、45…光学素子
16、26、36、46…光学素子
17、27、37…光学素子
18a,18b、28a、28b、38a、38b、48…スリット

Claims (5)

  1. 基板上に配置された太陽電池セルに光を集めるための集光型太陽電池モジュール用の光学素子であって、
    前記光学素子は、スリットを備え、
    前記光学素子のスリット構成面と載置面のなす角が、前記光学素子の外側面と載置面のなす角よりも大きい光学素子。
  2. 前記光学素子の前記スリットを2つ以上備えた請求項1記載の光学素子。
  3. 基板上に配置された太陽電池セルと、前記太陽電池セル上に配置され、前記太陽電池セルに光を集めるための光学素子を備えた集光型の太陽電池モジュールにおいて、
    前記光学素子のスリット構成面と太陽電池セルの面のなす角が、前記光学素子の外側面と前記太陽電池セルの面となす角よりも大きい太陽電池モジュール。
  4. 前記光学素子の前記スリットを2つ以上備えた請求項3記載の太陽電池モジュール。
  5. 前記基板上に前記太陽電池セルを複数個に配置し、複数個の前記太陽電池セルに対応する前記光学素子を配置した請求項4記載の太陽電池モジュール。
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