さらに詳細に後述される種々の実施形態は、コンテンツをダウンロードするのを許可する前に、その配信元の検査を実施する技術を提供する。その実施には、集中分析に関するリソースの「クラウド」を使用可能である。クラウドと相関する個々のダウンロード要求は、クラウド内のリソースの内部構造について心配する必要はなく、インターネット上の潜在的な脅威「不正ホスト」および「認可配信」を区別する協調的な方法に参加できる。開示を簡潔および明瞭にするために、主に、映画のダウンロードについて実施形態を開示する。しかしながら、(実行ファイル、歌、動画、ソフトウェアなどの)ウェブページまたはコンテンツに関するユーザの要求は、同様に、ユーザの要求を満たす前に、ブロックされるか警告を発することがある。これらの例示的な場合の各々において、内部ネットワークおよびユーザは、所与の内部ネットワークまたはユーザのリスク許容度外にあるとみなされてもよいダウンロード(すなわち、コンテンツ)から保護され得る。
また、この詳細な記述は、ウェブおよびコンピュータ技術分野の当業者に、インターネットからのコンテンツの違法購入を検出し防止するための開示された方法およびシステムを理解させる情報を提示するであろう。以上に説明したように、コンピュータのユーザは、多くのタイプの項目をインターネットからダウンロードする。ダウンロードされた項目は、とりわけ、歌、映画、動画、およびソフトウェアを含む。消費者は、様々な方法で、このようなダウンロードを開始できる。例えば、ユーザは、メッセージ(例えば、電子メール、テキストまたはインスタントメッセージ(IM))内に提供されたリンク上を「クリック」できる。代替的に、ユーザは、ダウンロードに関する資料を見つけるためにウェブブラウザ内の検索を実行できる。さらに別の選択肢は、ユーザが(意図的にまたは無意識に)ダウンロードを開始するポップアップ式メッセージ上を「クリック」することであり得る。これらおよび他の場合に取り組むために、「違法」ダウンロードを開始する前にユーザに知らせ、任意で、そのユーザを所望のコンテンツに関する代替的な認可配信サイトに導くことが可能なシステムおよび方法が本明細書において開示されている。所与の組み合わせの環境または機械に関して「違法」であるとみなされるものを定義すべく、業務規則がユーザおよび/または管理者により定義され得る。
図1は、一実施形態によるネットワークアーキテクチャ100を示す。図示されるように、複数のネットワーク102が提供される。本ネットワークアーキテクチャ100との関連で、各ネットワーク102は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ネットワーク、インターネットなどの広域ネットワーク(WAN)などを含むがこれらに限定されないいずれかの形態を取る。
ネットワーク102を介して通信可能なデータ・サーバ・コンピュータ104がネットワーク102に結合されている。また、ネットワーク102およびデータ・サーバ・コンピュータ104には複数のエンド・ユーザ・コンピュータ106が結合されている。このようなデータ・サーバ・コンピュータ104および/またはクライアントコンピュータ106はそれぞれ、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯型コンピュータ、携帯電話、周辺機器(例えば、プリンタなど)、コンピュータのいずれかの構成要素、および/またはいずれかの他のタイプの論理回路を備えてもよい。ネットワーク102間の通信を促進させるために、少なくとも1つのゲートウェイまたはルータ108が任意でネットワーク102間に結合される。
次に図2を参照すると、一実施形態による、違法コンテンツのダウンロード防止の協調を提供する際に用いられる処理装置200の一例が、ブロック図の形式で示されている。処理装置200は、ゲートウェイまたはルータ108、クライアントコンピュータ106、またはサーバコンピュータ104としての役割を果たしてもよい。一例としての処理装置200は、システム260用の入力装置(例えば、キーボード、マウス、タッチスクリーンなど)に任意で接続されてもよいシステムユニット210と、ディスプレイ270とを備える。非一時的なプログラム記憶装置(PSD)280(例えば、ハードディスクまたはコンピュータ読み取り可能媒体)は、システムユニット210に含まれる。システムユニット210には、ネットワークを介して他のコンピュータおよび企業インフラ装置(図示せず)と通信するためのネットワークインターフェース240も含まれる。ネットワークインターフェース240は、システムユニット210内に含まれてもよく、またはシステムユニット210の外部にあってもよい。どちらにしても、システムユニット210は、ネットワークインターフェース240に通信可能に結合することになる。プログラム記憶装置280は、固体を含むあらゆる形態の光および磁気メモリや取り外し可能な媒体を含む記憶素子を含むがそれらに限定されない、いずれかの形態の不揮発性記憶装置を表し、システムユニット210内に含まれてもよいし、またはシステムユニット210の外部にあってもよい。プログラム記憶装置280は、システムユニット210を制御するソフトウェア、処理装置200により用いられるデータ、またはその両方を記憶するために用いられてもよい。
システムユニット210は、本開示(図5Aから図5Cに示される実施例)に従い方法を実行するためにプログラムされてもよい。システムユニット210は、プロセッサユニット(PU)220、入出力(I/O)インターフェース250、およびメモリ230を備える。処理装置220は、例えば、大型汎用プロセッサ、またはインテル社のプロセッサ系であるIntel Atom(登録商標)、Core(登録商標)、Pentium(登録商標)およびCeleron(登録商標)と、アーム社のプロセッサ系であるCortexおよびARM(INTEL、INTEL ATOM、CORE、PENTIUM(登録商標)、およびCELERONは、インテル社の登録商標である。CORTEXはアーム社の登録商標である。ARMはアーム社の登録商標である。)の1つ以上の要素を含む、いずれかのプログラム可能な制御装置を含んでもよい。メモリ230は1つ以上のメモリモジュールを備えてもよく、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、プログラム可能読み取り専用メモリ(PROM)、プログラム可能読み取り書き込み用メモリ、および固体メモリを備える。PU220も、例えば、キャッシュメモリを含むいくつかの内部メモリを含んでもよい。
処理装置200は、その中に常駐するいずれかの所望のオペレーティングシステムを有してもよい。実施形態はいずれかの所望のプログラミング言語を用いて実施されてもよいし、違法コンテンツをブロックするソフトウェアのプロバイダ、オペレーティングシステムのプロバイダ、または適切なライブラリルーティンのいずれかの他の所望のプロバイダにより提供され得る実行可能なルーティンの外部ライブラリにリンクしてもよい、1つ以上の実行可能プログラムとして実施されてもよい。本明細書において用いられるように、「コンピュータシステム」という用語は、コンピュータシステム上で実行されるまたはコンピュータシステムにより実行されるものとして記載された機能を実行する単一のコンピュータまたは協働する複数のコンピュータを意味し得る。
処理装置200上での開示された実施形態の実行に備えて、開示された実施形態を実行するように処理装置200を構成するためのプログラム指示は、いずれかのタイプの非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体上に格納されて提供されてもよいし、またはサーバコンピュータ104からプログラム記憶装置280にダウンロードされてもよい。
次に図3を参照すると、ブロック図(300)はGTIクラウド310の1つの実施例を示す。GTIクラウド310は、クラウドのクライアントに対して、クラウドリソースの複雑性についての理解を求めることなく、またはクラウドリソースに関する支援の提供を求めることなく、複数のクライアント(加入者と呼ばれることもある)のための集中機能を提供することができる。GTIクラウド310の内部には、典型的に複数のサーバ(例えば、サーバ1 320およびサーバ2 340)が存在する。各々のサーバは、今度は、専用データストア(例えば、330および350)、おそらく集中DB360などの集中データストアに典型的に接続される。各通信路は典型的には、ネットワークまたは通信路325、345、361、362および370に代表されるような直接接続である。図(300)は、2つのサーバおよび単一の集中データベースを示すものの、比較実施は、個々のデータベースを持つまたは持たない多数のサーバ、論理集中データベースを形成するデータベースの階層、または両者の組み合わせの形態を取ってもよい。さらにまた、複数の通信路および複数の種類の通信路(例えば、有線ネットワーク、無線ネットワーク、直結ケーブル、交換ケーブルなど)は、GTIクラウド310内の各構成要素間に存在し得る。このような変形例は当業者に知られているため、本明細書においてさらに説明はしない。また、本明細書においてクラウドリソースとして開示されてはいるものの、代替的な実施形態において、組織の内部にある従来的に構成された(すなわち、クラウドとしては構成されていない)リソースにより、GTIクラウド310の機能の本質が実行されることが可能である。
コンテンツのブロックおよび認可配信情報を促進するために、GTIクラウド310は、ウェブクローラにより発見された、または認可コンテンツのプロバイダにより提供された「ホワイトリスト」364内に提供されたような、認可配信情報を含み得る。ホワイトリストは、GTIクラウド310により提供されるサービスが事前に決定された良い情報により拡大され得るように、アドレス情報(例えば、IPアドレス、ホスト名、ドメイン名など)をリストアップできる。さらに、ウェブクローラまたは「ブラックリスト」(図示せず)は、そこからのコンテンツのダウンロードを阻止すべき、またはブロックすべき拒否されたホストのリストを識別できる。また、インターネットコンテンツは、ニュース(速報、国際、地域、金融)、娯楽、スポーツ、音楽(ラップ、クラシック、ロック、軽音楽)などを含むがそれらに限定されないコンテンツのタイプに分類され得る。潜在的なダウンロードがどのように扱われ得るか(すなわち、カテゴリによって異なる)をさらに設定するために、コンテンツタイプは、管理者とユーザの両方により使用され得る。
次に図4を参照すると、ブロック図(400)は、接続リンク401によりインターネット410に接続され、また(インターネット410を介して)互いに接続される複数のユーザタイプ(420および430)を示している。ユーザタイプ420および430は、(この実施例においては)2つのはっきりと異なるユーザの組(例えば、消費者410およびプロバイダ420)を表す。消費者グループ410は、多数の異なる方法でプロバイダからコンテンツを要求してもよい複数のコンテンツ要求者(例えば、432から435)を含む。例えば、コンテンツ要求者1(432)は検索要求を検索エンジンに提供してもよい。コンテンツ要求者2(433)は受信したメッセージに埋め込まれたリンクを選択してもよい。コンテンツ要求者3(434)は、ウェブブラウザまたはファイル移動インターフェースに直接、アドレス(例えば、ユニバーサル・リソース・ロケータURL)をタイプしてもよい。コンテンツ要求者4からN(435)は、他のタイプの要求を表してもよい。1つの実施例におけるタイプ1から3の要求に関するプロセスの流れは、図5Aから図5Cを参照して下記に概説される。グループ420は、本物の信頼できるコンテンツを、インターネット410に接続した412などのウェブサーバを介して、インターネット消費者(すなわち、グループ430)に提供する認可配信業者(422および424)の簡略化した図を示す。
インターネット410は、実際のインターネットの非常に簡略化した図を示す。インターネット410は、複数のウェブクローラ414、複数のウェブサーバ1からN412、潜在的な不正サーバ1からN417、および図3からのGTIクラウド310を含む。当業者に知られているように、インターネット410における各サーバは、独自のアドレスおよび識別情報を有し、そのうち一部は合法サーバであり、無認可コンテンツを提供する他のサーバ(本明細書において不正サーバ417として言及される)は、違法でありおそらく有害なコンテンツを潜在的にホスティングするだろう。コンテンツの提示に明らかな違法性はないため、心配していない消費者にとって、不正サーバは本物のように見えることがある。ウェブクローラ414は、概して持続的にウェブを「クロール」してインターネット410上のウェブサイトについて情報を収集するサーバを表している。ウェブクローラ414は、著作権保護の対象になるかもしれないダウンロード可能な資料を識別して、さらなる分析に関するホスティングサイトについての情報を提供するように、構成可能である。一度分析されると、自動あるいは手動のどちらかで、ウェブクローラ414によって収集された情報は、GTIクラウド310に既知のウェブサイトについての情報に付加され得る。
次に図5Aから図5Cを参照すると、プロセス500、550、および570は、開示された実施形態による、インターネットコンテンツ要求に関する例示的なプロセスの流れを示す。これらのプロセスの流れの側面を示す例示的なスクリーンショットは、図6から図13と関連して下記に説明される。
プロセス500が図5Aに示される。ブロック505から始まり、ユーザはインターネットコンテンツに関する検索を入力する。検索語は、ユーザが探している情報のタイプの状況を提供するために用いられ得る。例えば、クライアントコンピュータにおけるユーザは、戦闘機という題名の映画のダウンロード(インターネットコンテンツ)の要求を意味する「戦闘機映画」という語を入力してもよい。映画、歌、本、およびソフトウェアが概して無認可配信業者から入手可能なデータのタイプを表しているため、このタイプの検索は、さらに分析されるべきタイプを表している。検索クエリーの結果は(要求しているクライアントに応答する前あるいは応答と同時に)遮断され、さらに分析するために、GTIクラウド310などの中間サーバ(ブロック510)に送信され得る。GTIクラウド310(または同様の機能を行うように構成されたサーバ)において、検索結果の分析(ブロック515)は、要求された映画に関する認可および無認可配信サイトの判定を支援することが可能である。GTIクラウド310は、結果情報と、既知のウェブサイトについての情報とを比較し得る(ブロック520)。既知のウェブサイトについての情報は、ホワイトリスト、ブラックリストからの情報、およびウェブクロールにより判定された情報を含み得る。ブロック525において、GTIクラウド310は、検索結果内で識別された認可サイトに関する注釈情報と、やはり検索結果内で識別された無認可サイトについての警告や警告情報とを準備できる。ブロック525で準備された情報はその後、当初その検索を要求したクライアントの機械に送信され得る(ブロック530)。すでにその検索結果を受信した(または注釈情報と結合した検索結果を受信している)クライアントの機械は、結果と注釈情報とを処理して、表示するための結果スクリーンを準備し得る(ブロック535)。最終的に、ブロック540において、検索結果および対応する注釈を含む結果スクリーンがクライアントの機械上に提示され得る。
プロセス550が図5Bに示される。ブロック552から始まり、ユーザは、潜在的なコンテンツのダウンロードを表す埋め込まれたリンクにより、第1のクライアント機械でメッセージ(例えば、電子メール、IM、テキストなど)を受信する。ブロック554において、ユーザは、メッセージに埋め込まれたリンクを選択し、関連コンテンツをダウンロードしたいという欲求を示す。次に、ブロック556において、リンク選択の結果生成された要求は、実際のダウンロードを開始する前に、遮断され、分析のための中間サーバ(例えば、GTIクラウド310)にリダイレクトされ得る。分析の一部として、選択されたリンクにおいて参照されたアドレスは、ウェブサイトについての情報と比較され得る(558)。プロセス550とプロセス500との1つの差異は、ユーザによるリンクの選択が、分析に関して同量の「コンテキスト」を供給してもしなくてもよいことにある。例えば、埋め込まれたリンクが映画を指していると判定することは、そのリンク内で参照されたファイルタイプから判定され得るが、映画の題名は容易に認識できないこともある。さらなるコンテキストの提供を支援するために、予想される代替サイトの識別を支援するためのコンテキスト、解析可能なリンクのURL、そのURLのコンテンツをホスティングするサーバにおいて入手可能な情報が収集されてもよいし、またはそのリンクを含むメッセージが解析されてもよい。付加的コンテキストが判定され得る場合、その付加的コンテキストは、予想される代替サイトを見つける際、中間サーバにおいて使用され得る。次に、ブロック560において、中間サーバは、リンクに参照されたアドレスについての情報によりリンクの選択要求に応答可能である。リンクのアドレスが認可配信サイト(562の「はい」に進む)に関連付けられていると判定された場合、リンクに対するアクセスとコンテンツのダウンロード開始とは、付加的なユーザの相互作用なしで開始され得る(ブロック564)。しかしながら、要求された情報が疑わしいまたは問題のあるサイトから来ていると判定された場合(562の「いいえ」に進む)、ユーザは、種々の情報を提示され得る(ブロック565)。種々の情報は、第1のクライアントの機械のタイプに適していると判定されたユーザおよび/または管理者の好みの設定(例えば、法人、個人、保護されたアクセスなど)により構成され得る。ユーザに提示される選択肢は、疑わしいアドレスにつながる選択肢を有する警告、参照されたコンテンツの認可版を含むことが知られていてもよい予想される代替アドレスを有する警告、予想されるブロックされていない代替アドレスのリストを有するリンクのアドレスのブロック、または既知の代替配信サイトを有しないリンクのアドレスのブロックを含む。ユーザのためのこれらおよび他の潜在的な選択肢の様々な種類および組み合わせもまた可能である。
プロセス570が図5Cに示される。ブロック572から始まり、ユーザは、URLアドレスを直接タイプして、潜在的なコンテンツのダウンロードを要求する。ブロック574において、生成された要求は、実際のダウンロードを開始する前に、遮断され、分析のための中間サーバ(例えば、GTIクラウド310)にリダイレクトされ得る。分析の一部として、タイプされたURLリンクにて参照されたアドレスは解析され(576)、ウェブサイトについての情報と比較され得る(578)。プロセス570と、プロセス500および550との間の1つの差異は、ユーザがURLを直接タイプすることにより、分析するために最も少ない量の「コンテキスト」が提供され得ることである。したがって、上述の方法は、予想される代替サイトの識別を支援するためのコンテキスト情報を収集することが可能な程度まで用いられてもよい。付加的コンテキストが判定され得る場合、付加的コンテキストは、予想される代替サイトを見つける際、中間サーバにおいて用いられ得る。次に、ブロック580において、中間サーバは、URLに参照されたアドレスについての情報により、URLのダウンロード要求に応答可能である。リンクのアドレスが認可配信サイト(582の「はい」に進む)に関連付けられていると判定された場合、リンクに対するアクセスとコンテンツのダウンロード開始とは、付加的なユーザの相互作用なしで開始され得る(ブロック584)。しかしながら、要求された情報が疑わしいまたは問題のあるサイトから来ていると判定された場合(582の「いいえ」に進む)、ユーザは、種々の情報を提示され得る(ブロック585)。種々の情報は、図5Bのブロック565について上述されている情報と類似し得る。
次に図6から図13を参照すると、プロセス500、550、および570により構成された、コンピュータおよびモバイル機器用の例示的なスクリーンショットが示される。図6は、インターネット検索エンジンによって提示されることもある、検索結果のスクリーンの一部を表すスクリーンショット600を示す。アイコン615は、対応リンクが認可配信資料を含まない場合があることを示す感嘆符(すなわち、「!」)を示している。ダイアログ(または吹き出し型のポップアップ)610は、疑わしいリンクについての情報をさらに提供する。ダイアログ610は、ユーザが警告アイコン615にカーソルを合わせることに応答して提示されてもよい。ダイアログ610は、アイコン615の警告に対応する警告シンボル620を含み、サイト報告を読み取るリンク625および特定の警告または警告タイプについてのさらなる情報を学習するリンク630を提供する。
図7は、スクリーンショット600に類似した検索結果に対応するスクリーンショットの異なる部分を表すスクリーンショット700を示す。この場合、リンク705は、既知の認可配信業者に対するリンクを表している。アイコン710は、リンク705により参照されたコンテンツが審査に通ったことを示すための緑色の検査シンボルを示し、注釈720は、対応するコンテンツが「認可配信業者」に由来することをユーザに説明する。図8は、ダイアログ810およびその内部シンボル820を示すスクリーンショット800を示す。これも吹き出し型のポップアップであってもよいダイアログ810は、アイコン710に対応し、付加情報に関する欲求を示すためにユーザがカーソルを合わせる際、さらなる情報をユーザに供給する。さらにダイアログ810は、よりさらなる情報に関するリンク625および630を取得する。
図9は、ユーザが検索結果スクリーンを通して(例えば、プロセス550または570)よりさらに直接的に、リンクにアクセスしているときユーザに提示され得る、すきまページ900を示す。スクリーン・ポップ・アップ910には、警告アイコン920などのインジケータアイコン、完全な報告書925に対するリンク、警告自身930についての情報リンク、推奨する代替サイト935を要求するリンク、およびセクション940において出来る限り生成された予想される推奨代替サイト(限定的なコンテキストを有する)が提示される。ユーザがこのタイプのすきまページからブロックされた要求に関する付加的な代替サイトを望む場合、ユーザは推奨された代替サイト935を選択し得る。その後、ユーザはおそらく、所望のコンテンツについての付加情報(例えば、より多くのコンテキスト)を提供し、代替認可配信サイトを見つける支援をする。しかしながら、有効な代替サイトがすでに判定されている場合、推奨された代替サイト935の選択は、ダイアログ1010を示す図10のスクリーン1000を提示し得る。ダイアログ1010は、複数の認可配信業者(リンク1015)の例と各配信業者についての短い記載を含む。
図11は、やはり警告アイコン1120と、リンク925および930とを有する警告ダイアログ1110を示す。さらに、ダイアログ1110は安全な代替サイト入力場所1130に関する検索を表示し、ユーザに、所望のコンテンツを認可配信業者から探すためのコンテキストを備えた検索を入力させる。
図12は、モバイル機器のブラウザ上に提示されてもよいような、スクリーン部1210および警告アイコン1220を含むスクリーンショット1200を示す。スクリーンショット1200は、本来、上述のスクリーンショット900に類似しており、リンク925、930、および935を含む。
図13は、モバイル機器のブラウザ上に提示されてもよいような、スクリーン部1310を含むスクリーンショット1300を示す。スクリーンショット1300は、本来、スクリーンショット1100に類似しており、代替の配信業者に関するリンク1115を含む。
次に、スクリーンショット1400を示す図14を参照する。ウェブブラウザの検索結果スクリーン上の注釈情報と同様の方法で、FacebookまたはLinkedIn(Facebookはフェースブック(登録商標)社の商標であり、LinkedInはリンクトイン社の商標である)などのソーシャル・ネットワーキング・サイトに対するユーザのスクリーンアクセスにも注釈を付けることが可能である。違法コンテンツ配信およびブロックに関する注釈および情報は、上述の方法と類似した方法で実施され得る。例えば、ソーシャル・メディア・サイト上に提示されたリンクを選択しているユーザは、GTIクラウド310などの中間サーバにより遮断されることもあり、ホバー・ポップ・アップ吹き出し(1410)を有する注釈アイコン(1420)は、ソーシャル・メディア・サイトにアクセスしているユーザに、コンテンツリンクと一緒に提示され得る。もちろん、注釈はエンドユーザによる実際の選択の前に提示され得る。スクリーンショット1400は、これがユーザにどのように見えるかについての1つの実施例を示す。
上述の説明から明らかなように、本明細書において開示された実施形態は、ユーザ、中間サーバ、ウェブクローラ、および配信業者が協働することを可能にし、インターネットからのコンテンツの違法購入を検出し防止する。また、本明細書において具体的に開示された実施形態において、実施例のコンテンツオブジェクトは映画を含むが、他のタイプのオブジェクトが検討され、本開示の概念から利益を得ることが可能である。また、不正ホストの識別と不正ホストのブロックの両方が、URL、リンク、検索結果、FTP/HTTP/VOIP/IM(インスタントメッセージ)などを含み得るいずれかの数のIP技術のみではなくそれ以上のものに適用されてもよいことが注目されてもよい。
前述の記載において、開示された実施形態を十分に理解するために、多くの特定の詳細が説明目的で明記される。しかしながら、当業者にとって、開示された実施形態がこれらの特定の詳細なしで実践されてもよいことは自明であろう。他の例では、開示された実施形態が曖昧になることを避けるために、構造と装置がブロック図の形式で示される。添字または接尾辞なしの数字の言及は、参照番号に対応する添字および接尾辞のすべての事例に言及するものと理解される。さらに、本開示で使用される言語は、主に読みやすさと教育の目的のために選択され、発明の主題を詳述する、または制限するために選択されていなくてもよく、このような発明の主題を判定するのに必要な特許請求の範囲を採用する。本明細書における「一実施形態」または「ある実施形態」への言及は、実施形態と関連して記載された特定の特性、構造、または特徴が少なくとも1つの開示された実施形態に含まれることを意味し、「一実施形態」または「ある実施形態」への複数の言及は、同一の実施形態に対する必ずしもすべての記述として理解されるべきではない。
上記の記載は例示的であるが限定的ではないことを意図することも理解願いたい。例えば、上述の実施形態は、互いに組み合わされて用いられてもよく、例示的な処理工程は図示されたものとは異なる順序で行われてもよい。他の多くの実施形態は、上述の記載を再検討する際に、当業者にとって自明となるであろう。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲およびこのような特許請求の範囲の権利が与えられる同等物の全範囲を参照して決定されるべきである。添付の特許請求の範囲において、用語「含む(including)」および「in which」は、それぞれ「含む(comprising)」および「wherein」の各用語に対応する簡易な英語として用いられている。
本明細書において記載されるように、開示された実施形態は、コンテンツに関するインターネット要求を分析するように構成されたコンピュータシステムを含み、上記コンピュータシステムは、プロセッサと、上記プロセッサに通信可能に結合されて、ウェブサイトについて既知の情報を格納するメモリと、を備え、上記プロセッサは、第1のクライアントのコンテンツ要求であって、識別可能なインターネットホストからダウンロードするコンテンツおよび上記識別可能なインターネットホストの第1のアドレスを示す、要求を受信し、ウェブサイトについて既知の上記情報について上記コンテンツの上記アドレスを分析し、上記第1のアドレスが上記要求に関する無認可配信サイトを表していることを判定し、上記要求に関する認可配信サイトに関連付けられる1つ以上の第2のアドレスを識別し、上記要求に応答する応答メッセージであって、上記識別された1つ以上の第2のアドレスのうちの少なくとも1つを含み、上記1つ以上の第2のアドレスが上記第1のアドレスとは異なる、応答メッセージを準備し、上記応答メッセージを上記第1のクライアントに送信するように構成される。上記コンピュータシステムはまた、ウェブサイトについて既知の上記情報がホワイトリスト情報を含み、上記ホワイトリスト情報が認可配信場所を示すようにも構成され得る。上記コンピュータシステムはまた、ウェブサイトについて既知の上記情報がブラックリスト情報を含み、上記ブラックリスト情報が無認可配信場所を示すようにも構成され得る。上記コンピュータシステムはまた、ウェブサイトについて既知の上記情報がウェブクローラにより自動的に取得される情報を含むようにも構成され得る。上記コンピュータシステムはまた、上記要求に関する認可配信サイトに関連付けられる1つ以上の第2のアドレスを識別するように構成された上記プロセッサが、上記第1のアドレスにおける上記無認可配信サイトから付加的コンテキスト情報を取り出すようにさらに構成されるようにも、構成され得る。上記コンピュータシステムはまた、上記要求に関する認可配信サイトに関連付けられる1つ以上の第2のアドレスを識別するように構成された上記プロセッサが、上記第1のクライアントのコンテンツ要求に関する利用可能な情報から付加的コンテキスト情報を取り出すようにさらに構成されるようにも構成され得る。上記コンピュータシステムはまた、上記第1のクライアントのコンテンツ要求に関する上記利用可能な情報が、埋め込まれたリンクを含むメッセージ内で識別された情報を含み、上記埋め込まれたリンクが、上記第1のクライアントのコンテンツ要求に関連するようにも構成され得る。上記コンピュータシステムはまた、上記第1のクライアントのコンテンツ要求が、ユニバーサル・リソース・ロケータ(URL)の表示のみを含むようにも構成され得る。
さらに、コンテンツに関するインターネット検索を分析するように構成され得るコンピュータシステムが開示されており、上記コンピュータシステムは、プロセッサと、上記プロセッサに通信可能に結合されて、ウェブサイトについて既知の情報を格納するメモリ、とを備え、上記プロセッサは、第1のインターネットコンテンツに関する検索要求であって、第1のクライアントからの検索要求に関する情報を受信し、上記検索要求に応答した検索結果に関する情報を受信し、検索結果に関する上記情報内に反映された1つ以上のアドレスに関する拡大情報であって、上記第1のインターネットコンテンツの無認可配信業者に関連付けられる少なくとも1つのアドレスを識別する、拡大情報を判定し、上記拡大情報を上記第1のクライアントに送信するように構成される。上記コンピュータシステムはまた、上記拡大情報と上記検索要求に応答した上記検索結果とが、上記第1のクライアントに送信する前に共に統合されるようにも構成され得る。上記コンピュータシステムはまた、上記拡大情報が少なくとも1つの検索結果を認可配信業者として識別し、第2の検索結果を疑わしい配信業者として識別する情報を含むようにも構成され得る。上記コンピュータシステムはまた、上記疑わしい配信業者が無認可配信業者を含むようにも構成され得る。上記コンピュータシステムはまた、上記拡大情報が、識別された無認可配信業者の検索結果に関連して要求されたコンテンツに関する少なくとも1つの代替的な認可配信元を識別する情報を含むようにも構成され得る。上記コンピュータシステムはまた、上記プロセッサが上記検索結果において識別されたコンテンツのカテゴリタイプに基づき、拡大情報を判定するようにさらに構成されるようにも、構成され得る。
あるいは、上記コンピュータシステムはコンテンツに関するインターネット検索に対する応答を分析するように構成され、上記コンピュータシステムは、プロセッサと、上記プロセッサに通信可能に結合されて、検索応答についての情報を格納するメモリと、を備え、上記プロセッサは、インターネット検索により第1のインターネットコンテンツを要求し、上記インターネット検索に対する応答を受信し、上記インターネット検索に対する上記応答に関する拡大情報であって、上記第1のインターネットコンテンツの無認可配信業者に関連付けられる少なくとも1つのアドレスを識別する拡大情報を受信し、上記拡大情報の少なくとも一部から判定された注釈付きの結果情報を含む結果スクリーンを準備するように構成され得る。上記コンピュータシステムは、上記プロセッサが、注釈アイコンの選択の表示に応答した注釈アイコンに対応する付加情報を提示するようにさらに構成されるようにも、構成され得る。上記コンピュータシステムはまた、選択の上記表示が、上記注釈アイコン上のホバー動作を含むようにも構成され得る。上記コンピュータシステムはまた、注釈アイコンに対応する上記付加情報が、吹き出し型のポップアップ内に提示されるようにも構成され得る。上記コンピュータシステムはまた、上記拡大情報が、表示装置に提示された対応リンクに関する注釈情報に処理されるようにも構成され得る。もちろん、開示されたコンピュータシステムも、1つ以上のプロセッサに開示された方法のうちのいずれかを実行させるために、その上にもたらされる指示を含むコンピュータ読み取り可能媒体を用いて構成されることが可能である。