以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1に本発明の実施形態に係る情報送信装置を含むシステムを示す。このシステムは、同報配信装置(情報送信装置)であるCBC(Cell Broadcast Center)10とCBE(Cell BroadcastEntity)20とSGSN(Serving General packet radio Servicesupport Node)30とを含んで構成される。CBC10は、CBE20と通信接続可能な装置である。CBE20は、気象庁等に配置され、津波等の各種災害時に災害に関する電文(災害に関する情報を含む報知情報)を送信する。SGSN30は、移動体通信網である3G(3rdGeneration)網において、パケット通信のためのセッションを設定し、パケット交換の制御を行う。
このシステムは、CBE20から送信される電文に基づいた配信情報(一斉同報する情報であって、災害の警告を示す情報等)を図示しない端末(例えば、携帯電話等)へ移動体通信網を介して提供するシステムである。当該配信情報は、例えば、テキスト形式の情報である。具体的には、津波等の災害が発生する可能性を検知したタイミング又は災害が発生したタイミングで、CBE20が災害に関する電文を生成し、当該電文をCBE20からCBC10へ送信する。CBC10は、当該電文を受信して、当該電文に基づいた配信情報を端末に提供する。本実施形態では、CBC10が、災害に関する電文として、津波に関する電文を受信した場合の処理について説明する。
この電文は、津波ID(津波を識別する情報である識別情報)と、報知する内容を示す報知内容と、当該報知情報の重要度を示す重要度情報とを含む。報知内容及び重要度情報として、災害の警告を示す情報(例えば、津波無し、津波注意報、津波警報、大津波警報を示す情報)である災害警告情報が電文に含まれる。また、津波に関する電文は、上記配信情報を送信する範囲(配信範囲)である移動体通信網におけるエリアを識別するエリアIDも含める。上記エリアは、CBC10及びCBE20で予め定められている。電文は、複数のエリアIDを含めることができる。また、電文では、エリアID毎に災害警告情報が定められている。すなわち、各エリアIDに災害警告情報が対応付けられる。また、津波に関する情報は、ある程度長期的な期間の中で複数回の情報更新がなされることが考えられる。そこで、CBE20は、同一原因(例えば、同一地震)による初報の津波IDと、続報(第2報以降)の津波IDが同一となるように電文を生成し、当該電文をCBC10へ送信する。このように、CBE20は、電文間における報知内容が、同一原因の津波であるか否かを識別できるように津波IDを生成する。すなわち、津波IDは、報知内容の集合を識別する情報となる。
CBC10は、CBE20から電文を受信すると、当該電文から各エリアIDに対応する災害警告情報を抽出し、抽出した内容に基づいて配信情報を生成し、当該配信情報の配信先となるエリア(当該配信情報に対応するエリアIDに対応するエリア)に関連付けられたSGSN30へ配信情報を送信する。SGSN30は、CBE20から受信した配信情報を図示しない無線制御装置であるRNC(Radio Network Controller)へ送信し、RNCが配信情報をRNCの配信範囲内に位置する全ての端末へ、例えばブロードキャストで送信する。SGSN30及びRNCは、公知の装置により実現できる。また、CBC10からRNCまでの通信経路にはコアネットワークが設けられ、CBC10とRNCとの間の通信区間については、3GPP(3rdGeneration Partnership Project)の標準規格であるTS25.419によるSABP(Service Area Broadcast Protocol)が適用される。
CBC10は、送信済みの配信情報を記憶して、所定のタイミングで当該配信情報を、当該配信情報の配信先のエリアに属するSGSN30へ再送する。このように、CBC10は、所定のタイミングで配信情報を再送することにより、例えば、初回送信時に津波警報対象の地域外に位置する端末が、後に津波警報対象の地域へ移動した場合に、当該端末へ配信情報を送信することができる。これにより、当該端末のユーザへ津波警報を通知することができ、ユーザを避難させることができる。
図2は、本実施形態のCBC10のハードウェア構成を示す図である。CBC10は、物理的には、図2に示すように、1又は複数のCPU101、主記憶装置であるRAM102及びROM103、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである通信モジュール104、半導体メモリ等の補助記憶装置105などを含むコンピュータシステムとして構成されている。
CBC10の機能は、図2に示すCPU101、RAM102等のハードウェア上に1又は複数の所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU101の制御のもとで通信モジュール104を動作させるとともに、RAM102や補助記憶装置105におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
続いて、図1に戻り、CBC10の機能の詳細を説明する。CBC10は、受信部11(取得手段)、制御部12(制御手段)、及び送信部13(送信手段)を含んで構成されている。
受信部11は、CBE20から電文を受信する部分である。また、受信部11は、CBE20から電文を受信すると、当該電文のフォーマットチェックをする。例えば、予め津波用の電文フォーマットが定められており、受信部11は、フォーマットチェックとして、当該電文フォーマットに該当するか否かを判断することにより、津波用の電文であるか否かをチェックする。また、受信部11は、フォーマットチェックした結果、受信した電文が津波用の電文であると判定した場合、当該電文の内容を解析する。具体的には、受信部11は、解析処理として、電文内容を参照し、津波IDと、エリアIDと、各エリアIDに対応する災害警告情報とを抽出する。
受信部11は、解析した結果(津波IDと、エリアIDと、各エリアIDに対応する災害警告情報)を制御部12へ送出する。
制御部12は、受信部11から解析した結果を受け取り、受け取った結果(解析結果)を参照して、当該解析結果に基づいた配信情報を送信対象とするか否かを制御する部分である。制御部12は、大きく分けて3つの処理を行う。制御部12は、解析結果に基づく配信情報が初報である場合に、当該配信情報を送信する処理を行う。また、制御部12は、所定のタイミングで送信済みの配信情報を再送する処理(再送制御)を行う。制御部12は、解析結果に含まれる津波IDと同一の津波ID、且つ解析結果に含まれるエリアIDと同一のエリアIDに対応する災害警告情報に基づいた配信情報が送信済みである場合、解析結果に基づく配信情報と、送信済みの配信情報との何れか一方を配信するように制御する処理を行う。ここで、初報とは、解析結果に含まれる津波ID、エリアIDに対応する災害警告情報についての配信情報が過去に送信されていないことを示す。
まず、解析結果に基づく配信情報が初報である場合の処理を説明する。前提として、制御部12は、送信済みの配信情報を含めた、配信情報の送信履歴の情報である履歴情報の集合であるバッファ情報を記憶手段(補助記憶装置105等)に記憶している。具体的には、履歴情報は、津波IDと、エリアIDと、当該エリアIDに対応する災害警告情報に基づくランク(詳細は後述する)と、送信済みの配信情報(再送対象の配信情報)と、配信情報の送出時刻と、配信情報のシリアルナンバーとを配信情報毎に有している。すなわち、1つの履歴情報に1つの配信情報が含まれる。また、バッファ情報は、送信済みの配信情報を含む履歴情報の集合を有しているので、再送対象となる配信情報全体を保有している。このシリアルナンバーは、新規に生成された配信情報毎に新たに割り当てられる値であり、配信情報を受信する端末に過去に受信した配信情報と同一内容か否かを判断させるための情報である。制御部12は、同一内容の配信情報には、同一のシリアルナンバーを対応付けて、配信情報を新たに生成する場合には、過去に生成されていないシリアルナンバーを新たに生成する。過去に生成されていないシリアルナンバーを新たに生成する方法として、過去に生成したシリアルナンバーを全て保有して、当該過去に生成したシリアルナンバーとは異なるシリアルナンバーを新たに生成する方法等がある。制御部12は、上記履歴情報を用いて、初報であるか否かを判断したり、後述の再送処理を行ったりする。
制御部12は、上述のバッファ情報を参照して、解析結果に含まれるエリアID毎に、解析結果に含まれる津波IDと同一の津波IDであり、解析結果に含まれるエリアIDと同一のエリアIDに対応する配信情報が履歴情報に含まれているか否かを判断し、当該配信情報が履歴情報に含まれていないと判断した場合、初報であると判断する。また、制御部12は、解析結果に含まれるエリアID毎に、解析結果に含まれる津波IDと同一の津波ID、且つ解析結果に含まれるエリアIDと同一のエリアIDに対応する配信情報が履歴情報に含まれている場合、初報でないと判断する。
制御部12は、解析結果に含まれる津波ID、エリアIDに対応する配信情報が初報(過去に当該配信情報が送信されていない状態)であると判断した場合、当該エリアIDに対応するエリアに属するSGSN30に対して配信情報を送信する旨決定する。そして、制御部12は、解析した結果の内、災害警告情報に基づいた配信情報を生成すると共に、当該配信情報のシリアルナンバーを生成する。具体的には、制御部12は、災害警告情報に基づいた配信情報として、災害警告情報を含む配信情報を生成する。制御部12は、判断対象のエリアIDと、配信情報と、シリアルナンバーとを送信部13へ送出する。なお、制御部12は、エリアIDに対応する配信情報が初報であっても、エリアIDに対応する災害警告情報が「津波無し」である場合、当該エリアIDに対応するエリアに属するSGSN30に対して配信情報を送信しない。これは、災害警告情報が「津波無し」であることを示すエリアに位置する端末のユーザへ避難を促す必要が無いためである。
送信部13は、制御部12からエリアIDと、配信情報と、シリアルナンバーとを受け取ると、配信情報の送信先のエリア(制御部12から受け取ったエリアIDに対応するエリア)に対応するSGSN30に対して配信情報及びシリアルナンバーを送信する。なお、送信部13は、配信情報の送信先のエリアと、当該エリアに対応するSGSN30を定義した情報を記憶しており、当該情報を用いて、送信先のSGSN30を特定している。制御部12は、配信情報と、シリアルナンバーと送信部13へ送出することにより、配信情報とシリアルナンバーとをSGSN30を介して端末に受信させる。端末は、シリアルナンバーを参照し、過去に受信したシリアルナンバーと同一であるか否かを判断し、過去に受信したシリアルナンバーと異なる場合、過去に受信した配信情報とは異なると判断し、受信した配信情報を出力する。また、端末は、今回受信したシリアルナンバーと過去に受信したシリアルナンバーとが同一である場合、過去に受信した配信情報と同一の配信情報を受信したと判断し、当該配信情報を出力しない。このように、端末は、重複する内容の配信情報を複数回出力してしまうことを防止する。
また、制御部12は、制御部12自身に組み込まれているタイマを用いて、判断対象のエリアIDと、配信情報と、シリアルナンバーとを送信部13へ送出した時刻(送出時刻)を特定する。制御部12は、判断対象のエリアIDに対応する災害警告情報のランクを特定する。このランクとは、災害警告情報のレベル(災害警告情報の重要度)を示す値である。制御部12は、災害警告情報に対応するランクの判定表であるランク判定表を記憶している。制御部12は、当該ランク判定表を参照し、災害警告情報に対応するランクを特定する。ここで、ランク判定表を図3に示す。ランク判定表は、災害警告情報と、当該災害警告情報のランクとを有している。すなわち、ランク判定表は、災害警告情報と、ランクとを対応付けて記憶している。図3に示す例では、ランクの数値が高い程、災害警告情報の重要度が高いことを示す。
続いて、再送制御について説明する。具体的に、制御部12は、生成した配信情報と、当該配信情報の送信先となるエリアIDとを送出したタイミング(当該配信情報を含む履歴情報に記憶されている送出時刻)から所定期間(例えば5分)経過すると、記憶されている履歴情報に含まれる配信情報を送信部13へ再送する。制御部12は、例えば1分毎に、バッファ情報中の各履歴情報に含まれる送信時刻を参照し、再送タイミングであるか否かを判断し、再送タイミングであると判断した履歴情報に含まれる配信情報を送信部13へ再送する。制御部12は、配信情報を再送する際に、送信部13へ再送タイミングである配信情報、当該配信情報に対応するエリアID、及び当該配信情報のシリアルナンバーを送信部13へ送出する。なお、制御部12は、再送回数に制限(再送上限)を設けている。本実施形態では、再送回数の制限を2回とする。制御部12は、再送回数の制限を示す情報を予め記憶している。制御部12は、配信情報を再送回数分送信すると、当該配信情報を含む履歴情報に再送不要である旨の情報を含めるようにする。例えば、制御部12は、当該履歴情報に、再送不要である旨の情報として、再送不要フラグ情報を追加する。制御部12は、バッファ情報中の履歴情報に含まれる送信時刻を参照して、再送タイミングであるか否かを判断する際に、再送不要フラグ情報が追加されているか否かを判断し、再送不要フラグ情報が追加されている場合には、再送対象から除外する。このように、制御部12は、履歴情報に含まれる配信情報であって、当該履歴情報に再送不要フラグが追加されていない配信情報が、再送対象の配信情報になる。
続いて、解析結果に基づく配信情報が初報でない場合(すなわち、続報である場合)、解析結果に基づく配信情報と、配信済みの配信情報との何れか一方を配信するように制御する処理の説明をする。制御部12は、何れかの履歴情報に含まれる津波IDと同一の津波IDを含み、且つ当該履歴情報に含まれるエリアIDと同一のエリアIDを含む解析結果を受信部11から取得した場合、当該履歴情報に含まれるランクと、解析結果に含まれる当該エリアIDに対応する災害警告情報のランクとを比較する。
制御部12が、新たに受信した解析結果に含まれるエリアIDに対応する災害警告情報のランクと、上記の履歴情報(再送対象の配信情報を含む履歴情報)に含まれるランクとを比較して、その比較結果に基づいて、新たに受信した解析結果に含まれるエリアIDに対応する災害警告情報に基づく配信情報を送信する必要が有るか否かを判断する。新たに受信した解析結果に含まれるエリアIDに対応する災害警告情報のランクが、上記履歴情報に含まれる災害警告情報のランクを超えている場合、制御部12は、新たに受信した解析結果に含まれるエリアIDに対応する災害警告情報を用いた配信情報を生成する。一方、新たに受信した解析結果の災害警告情報のランクが、再送対象の災害警告情報のランク以下である場合、新たに受信した解析結果の災害警告情報を用いた配信情報を送信対象としない。
ここで、新たに受信した解析結果に含まれるエリアIDに対応する災害警告情報のランクと、再送対象の配信情報を含む履歴情報に含まれるランクとを比較した結果に基づく判断結果を図4に示す。図4に示す縦軸は、再送対象の配信情報に対応する災害警告情報を示し、横軸は、新たに受信した解析結果(今回報)に含まれる災害警告情報を示す。新たに受信した解析結果の災害警告情報のランクが、再送対象(前回報)の災害警告情報のランクを超えている場合、今回報に対応する配信情報を送信対象とすることを意味する「要」とし、今回報の災害警告情報のランクが前回報の災害警告情報のランク以下である場合、今回報に対応する配信情報を送信対象としないことを意味する「不要」としている。
制御部12は、解析結果に含まれる判断対象のエリアIDに対応する災害警告情報に対応するランクの方が上回っている場合、新たに解析結果として取得した当該エリアIDに対応する災害警告情報を用いた配信情報を生成し、当該配信情報と当該エリアIDと、当該履歴情報に含まれる新たに生成したシリアルナンバーとを、送信部13へ送出する。また、制御部12は、制御部12自身に組み込まれているタイマを用いて、判断対象のエリアIDと、配信情報と、シリアルナンバーとを送信部13へ送出した時刻(送出時刻)を特定する。
そして、制御部12は、上記履歴情報に含まれるランクを解析結果の災害警告情報のランクに更新し、上記履歴情報に含まれる配信情報を、新たに解析結果として取得した当該エリアIDに対応する災害警告情報を用いた配信情報に更新し、履歴情報に含まれるシリアルナンバーを上記の新たに生成したシリアルナンバーに更新し、履歴情報に含まれる送出時刻を、上記の新たに特定した送出時刻に更新する。
このように、制御部12は、再送対象の配信情報を含む履歴情報に含まれるランクと、解析結果に含まれる災害警告情報のランクとを比較して、解析結果に含まれる災害警告情報のランクの方が上回っている場合に、履歴情報の配信情報等を更新してしまうことにより、更新前に記憶されていた配信情報を再送してしまうことを防止することができる。すなわち、新たに受信された解析結果に含まれる判断対象のエリアIDに対応する災害警告情報を用いた配信情報を配信した後に、当該配信情報より古い情報を送信してしまうことを防止することができる。
制御部12は、何れかの履歴情報に含まれる津波IDと同一の津波IDを含み、且つ当該履歴情報に含まれるエリアIDと同一のエリアIDを含む解析結果を受信部11から取得した場合、当該履歴情報に含まれるランクと、解析結果に含まれる災害警告情報のランクとを比較して、解析結果の災害警告情報に対応するランクの方が下回っている場合、解析結果に含まれる上記エリアIDに対応する災害警告情報に基づいて配信情報を生成することなく、当該履歴情報に含まれる配信情報を再送タイミングに再送する。
このように、制御部12は、再送対象の配信情報を含む履歴情報中の津波IDと同一の津波IDを含む解析結果が新たに受信部11によって受信された場合、当該再送対象の配信情報に対応するランクと、当該新たに取得されたランク(解析結果の内、配信情報に対応するエリアIDと同一のエリアIDに対応する災害警告情報のランク)とを比較して、当該比較した結果に基づいて、当該再送対象の配信情報及び当該新たに取得された解析結果に基づく配信情報の何れか一方の配信情報を送信させて、他方の配信情報を以後の送信対象から除外する。
また、制御部12は、再送対象であった配信情報が再送上限に達していた場合(当該配信情報を含む履歴情報に再送不要フラグが追加された場合)、再送上限に達した配信情報に対応する電文に含まれる津波IDと同一の津波IDを含む電文が新たに取得されたとき、当該再送上限に達した配信情報に対応する災害警告情報のランクと、当該新たに取得された電文に含まれる災害警告情報のランクとを比較する。制御部12は、比較した結果、当該新たに取得された電文に含まれる災害警告情報のランクが、当該再送上限に達した配信情報に対応する災害警告情報のランクを上回る場合、新たに取得された電文に含まれる災害警告情報に基づく配信情報を送信する。また、制御部12は、当該新たに取得された電文に含まれる災害警告情報のランクが、当該再送上限に達した配信情報に対応する災害警告情報のランク以下である場合は、当該新たに取得された電文に含まれる災害警告情報に基づく配信情報を送信しない。
送信部13は、受信部11によって受信された電文に含まれる災害警告情報に基づいた配信情報を送信する部分である。具体的には、送信部13は、制御部12から配信情報、エリアID、及びシリアルナンバーを受信する。続いて、送信部13は、エリアIDに対するエリアに含まれるSGSN30が定義されている情報を参照して、配信情報の送信先となるSGSN30を特定し、特定したSGSN30に対して配信情報及びシリアルナンバーを送信する。なお、送信部13は、制御部12から再送対象の配信情報、エリアID、及びシリアルナンバーを受信した場合も上述と同様の処理により、配信情報及びシリアルナンバーをSGSN30へ送信する。送信部13は、CBC10とSGSN30間のSABP回線のコネクションの接続/切断、及びTCP送受信・回線の状態管理を行うことにより、上述の機能を実現する。
続いて、図5のフローチャートを用いて、本実施形態に係るシステムで実行される処理及び動作(CBC10による情報送信方法)を説明する。図5に記載のフローチャートは、同一の津波IDを含む電文を複数回受信した場合に、配信情報の送信制御をする処理を示す図である。
まず、CBE20が、地震等により津波が発生する可能性があることを検知すると、CBE20は、電文を生成し、CBC10へ当該電文を送信する。受信部11は、これに応じて電文を受信する(ステップS1 取得ステップ)。受信部11は、受信した電文を解析し、解析結果を制御部12へ送出する(ステップS2)。
制御部12は、解析結果の内容及びバッファ情報中の履歴情報を参照し、解析結果に含まれる津波IDと同一の津波IDを含んでおり、且つ解析結果に含まれるエリアIDと同一のエリアIDを含む履歴情報がバッファ情報に含まれているか否かを判断する。当該履歴情報がバッファ情報に含まれていなければ、制御部12は、上記解析結果に含まれる津波IDについて、エリアIDに対応する災害警告情報を用いた配信情報が初報であると判断する。
制御部12は、初報であると判断した場合、配信情報を生成する。続いて、制御部12は、配信情報の送信先のエリアに対応するエリアIDと当該配信情報と、シリアルナンバーとを送信部13へ送出し、送信部13が送信先のエリアに対応するSGSN30へ配信情報を送信する(ステップS3 送信ステップ)。また、制御部12は、津波ID,エリアID、配信情報、及びシリアルナンバーを含む履歴情報をバッファ情報に含めて、当該バッファ情報を書き込む。
受信部11が、続いて新たな電文を受信すると(ステップS4;YES)、当該電文を解析し、解析結果を制御部12へ送出する。制御部12は、受信部11から受け取った解析結果を参照し、当該解析結果に含まれる津波IDと同一の津波IDを含み、且つ当該解析結果に含まれるエリアIDと同一のエリアIDを含む履歴情報があるか否かを判断する。制御部12は、当該履歴情報があると判断した場合(続報であると判断した場合)、当該履歴情報に含まれるランクと、解析結果に含まれる上記判断対象のエリアIDに対応する災害警告情報のランクとを比較する。当該比較の結果、解析結果に含まれる上記判断対象のエリアIDに対応する災害警告情報のランクの方が上である場合(ステップS5;YES)、制御部12は、上記判断対象のエリアIDに対応する災害警告情報を用いて配信情報を生成し、さらに新たなシリアルナンバーを生成する。続いて、制御部12は、上記判断対象のエリアIDと当該配信情報と当該シリアルナンバーを送信部13へ送出し、送信部13が送信先のエリアに対応するSGSN30へ配信情報を送信する(ステップS6 送信ステップ)。また、制御部12は、津波ID,エリアID、配信情報、及びシリアルナンバーを含む履歴情報をバッファ情報へ書き込む。なお、制御部12は、履歴情報における配信情報等の更新処理をする。
制御部12は、初報又は続報から5分経過した場合、再送タイミングに該当する履歴情報中の配信情報を送信部13へ送出し(ステップS7)、送信部13が当該配信情報を再送する(ステップS8)。
制御部12は、初報又は続報から10分経過した場合、再送タイミングに該当する履歴情報中の配信情報を送信部13へ送出し(ステップS9)、送信部13が当該配信情報を再送する(ステップS10)。
続いて、図6に示すCBC10の動作例を説明する。この動作例は、CBE20から、同一津波IDを含む電文を複数受信した場合における、CBC10の制御を示す例である。前提として、CBC10が履歴情報を有していないものとする。
最初に、CBC10は、CBE20からエリアAに対応する災害警告情報が「警報」、エリアBに対応する災害警告情報が「警報」、エリアCに対応する災害警告情報が「津波無し」を示す津波に関する電文51を9時に受信したものとする。CBC10は、履歴情報を有していないため、初報である。よって、CBC10は、電文51に基づいた配信情報をエリアA及びエリアBに対応するSGSN30へ送信する。なお、エリアCに対応する災害警告情報が「津波無し」であるため、CBC10は、エリアCへ配信情報を送信しない。
この時点で、CBC10は、エリアAに送信した配信情報を含む履歴情報、及びエリアBに送信した配信情報を含む履歴情報をバッファ情報に含めて記憶する。
続いて、CBC10は、エリアAに対応する災害警告情報が「注意報」、エリアBに対応する災害警告情報が「大津波警報」、エリアCに対応する災害警告情報が「警報」であることを示す津波に関する電文52を9時3分にCBE20から受信する。この場合、電文52は、第2報になり、エリアAに対応する災害警告情報のランクは、初報のエリアAに対応する災害警告情報のランクより下がる。よって、CBC10は、電文52に含まれるエリアAに対応する災害警告情報を含む配信情報を送信対象から外す。電文52のエリアBに対応する災害警告情報のランクが、初報のエリアBに対応する災害警告情報のランクより上であるので、CBC10は、電文52に含まれるエリアBに対応する災害警告情報を含む配信情報を送信対象とする。電文52のエリアCに対応する災害警告情報が「警報」であり、電文51について、エリアCに対応する災害警告情報を含む配信情報を送信対象としていなかったので、CBC10は、電文52についてエリアCに対応する災害警告情報を含む配信情報を送信対象とする。
この時点では、CBC10は、電文51の津波ID、エリアAに対応する災害警告情報のランク、エリアAに送信した配信情報を履歴情報に記憶している。また、エリアBに対応する履歴情報を電文52のエリアBに対応する災害警告情報のランク、電文52のエリアBに対する配信情報に更新する。また、CBC10は、エリアCに対応する履歴情報をエリアCに対応する災害警告情報のランク、エリアCに対する配信情報に更新する。このように、エリアB及びエリアCに関する情報を更新することにより、更新された情報を送信した後に、更新された情報より古い情報を配信してしまうことを回避することができる。従来の場合、電文52のエリアBに対する配信情報を送信した後に、初報(電文51)のエリアBに対応する災害警告情報を含む配信情報を継続して再送してしまうので、更新された情報を送信した後に、更新された情報より古い情報を配信してしまうことになる。
9時5分となると、CBC10は、電文51に基づく配信情報を配信してから5分が経過しているので、この時点で電文51に基づく配信情報を配信してから他の電文に基づく配信情報を配信していないエリアに対して、配信情報を再送する。この場合、CBC10は、エリアAに対してのみ配信情報を配信する。
9時8分となると、CBC10は、電文52に基づく配信情報を配信してから5分が経過しているので、この時点で電文52に基づく配信情報を配信してから他の電文に基づく配信情報を配信していないエリアに対して、配信情報を再送する。この場合、CBC10は、エリアB及びエリアCに対して配信情報を再送する。
9時10分となると、CBC10は、電文51に基づく配信情報を配信してから10分が経過しているので、この時点で電文51に基づく配信情報を配信してから他の電文に基づく配信情報を配信していないエリアに対して、配信情報を再送する。この場合、CBC10は、エリアAに対してのみ配信情報を配信する。また、この時点で電文51に基づく配信情報の再送回数が2回となるので、電文51に基づく配信情報の再送をしないように上述の再送不要フラグ情報を付加する。
続いて、CBC10は、エリアAに対応する災害警告情報が「大津波警報」、エリアBに対応する災害警告情報が「大津波警報」、エリアCに対応する災害警告情報が「警報」であることを示す津波に関する報知内容を含む電文53を9時12分にCBE20から受信する。この場合、電文53は、第3報になる。エリアAに対応する災害警告情報は、「大津波警報」であるので、当該災害警告情報のランクは、エリアAに対する過去の再送対象の配信情報の災害警告情報のランクより上である。よって、CBC10は、電文53に含まれるエリアAに対応する災害警告情報を含む配信情報を送信対象とする。なお、エリアB及びエリアCのランクについては、電文52の各エリアのランクと変化が無いため、CBC10は、エリアB及びエリアCに対応する災害警告情報を含む配信情報を送信対象としない。
この時点では、CBC10は、エリアAに対応する履歴情報を電文53の内容に基づいて更新する。
9時13分となると、CBC10は、電文52に基づく配信情報を配信してから10分が経過しているので、この時点で電文52に基づく配信情報を配信してから他の電文に基づく配信情報を配信していないエリアに対して、配信情報を再送する。この場合、CBC10は、エリアB及びエリアCに対してのみ配信情報を配信する。また、この時点で電文52に基づく配信情報の再送回数が2回となるので、電文52に基づく配信情報の再送をしないようにする。すなわち、エリアB及びエリアCについての電文52に基づく配信情報の再送をしないように上述の再送不要フラグ情報を付加する。
9時17分となると、CBC10は、電文53に基づく配信情報を配信してから5分が経過しているので、この時点で電文53に基づく配信情報を配信してから他の電文に基づく配信情報を配信していないエリアに対して、配信情報を再送する。この場合、CBC10は、エリアAに対してのみ配信情報を配信する。
9時22分となると、CBC10は、電文53に基づく配信情報を配信してから10分が経過しているので、この時点で電文53に基づく配信情報を配信してから他の電文に基づく配信情報を配信していないエリアに対して、配信情報を再送する。この場合、CBC10は、エリアAに対してのみ配信情報を配信する。また、この時点で電文53に基づく配信情報の再送回数が2回となるので、CBC10は、電文53に基づく配信情報の再送をしないようにする。すなわち、エリアAについての電文53に基づく配信情報の再送をしないように上述の再送不要フラグ情報を付加する。
続いて、CBC10は、エリアAに対応する災害警告情報が「注意報」、エリアBに対応する災害警告情報が「警報」、エリアCに対応する災害警告情報が「注意報」であることを示す津波に関する報知内容を含む電文54を9時30分にCBE20から受信する。この場合、電文54は、第4報になる。いずれのエリアのランクも前回報のランク(再送不要フラグ情報が付加され、再送対象ではなくなった配信情報を含む履歴情報に含まれるランク)と比較して低いため、電文54に基づく配信情報を配信しない。
従来のようにCBCが、初報/続報を考慮することなく配信情報を送信したり、再送したりすると、端末が、最新の配信情報(続報の配信情報)を受信した後に、当該最新の配信情報の前の配信情報(初報の配信情報)を再送により受信してしまうことがある。すなわち、端末は、更新された情報と、古い情報(初報の配信情報)との受信順序が逆転した状態で受信してしまい、古い情報を新しい情報として端末のユーザに提供してしまう。
一方、本実施形態では、再送対象の配信情報に基づくランクと新たに受信した情報に基づくランクとを比較した結果に基づいて、何れか一方のみ送信するので、端末が、更新された情報と、以前の情報との受信順序が逆転した状態で受信してしまうことを防止することができる。
以上述べた本実施形態に係るCBC10では、受信部11によって災害警告情報の集合を識別する津波ID及び災害警告情報を含む情報である電文を受信し、送信部13によって、災害警告情報に基づいた配信情報が送信される。また、CBC10では、制御部12によって、送信済みの配信情報を所定のタイミングで送信部13に再送させると共に、再送対象の配信情報に対応する電文に含まれる津波IDと同一の津波IDを含む電文が新たに取得された場合、当該再送対象の配信情報に対応する電文に含まれる災害警告情報のランクと、当該新たに取得された電文に含まれる災害警告情報のランクとを比較して、当該比較した結果に基づいて、当該再送対象の配信情報及び当該新たに取得された電文に含まれる災害警告情報に基づく配信情報の何れか一方の配信情報を送信させて、他方の配信情報を以後の送信対象から除外される。
このように、CBC10は、送信済みの電文に含まれる津波IDと同一の津波IDを含む電文を新たに取得した場合、再送対象の配信情報に含まれるランクと、新たに取得した電文に含まれるランクとを比較して、一方の配信情報のみ送信することにより、再送対象の配信情報と新たに取得した電文に基づく配信情報との両方の情報を送信しないようにするので、再送対象の配信情報と新たに取得した電文に基づく配信情報とが混在してしまうことを回避することができる。
また、制御部12は、再送対象の配信情報に対応する災害警告情報のランクと、新たに取得した電文に含まれる災害警告情報のランクとを比較した結果、再送対象の配信情報に対応する電文に含まれる災害警告情報のランクと、新たに取得された電文に含まれる災害警告情報のランクとが異なる場合(例えば、新たに取得された電文に含まれる災害警告情報のランクが再送対象の配信情報に対応する電文に含まれる災害警告情報のランクを上回る場合)に、新たに取得された電文に含まれる災害警告情報に基づく配信情報を送信させる。この場合、CBC10は、災害警告情報のランクに変化がある場合のみ、新たに取得した電文の災害警告情報に基づいた配信情報を送信するので、送信先の装置(端末装置)のユーザに再送であるか否かを正確に判断させることができる。上述の実施形態において、制御部12は、新たに取得された電文に含まれる災害警告情報のランクが再送対象の配信情報に対応する電文に含まれる災害警告情報のランクを上回る場合に、新たに取得された電文に含まれる災害警告情報に基づく配信情報を送信させて、再送対象の配信情報の送信を抑止しているので、送信先の装置のユーザに最新の情報を正確に判断させることができる。
また、配信情報を送信する範囲であるエリアが予め定められており、電文の災害警告情報のランクは、エリア毎に定められている。制御部12は、受信部11によって、再送対象の配信情報に対応する津波IDと同一の津波IDを含む電文を新たに取得された場合、再送対象の配信情報に対応する災害警告情報のランクと、新たに取得した電文に含まれる災害警告情報のランクとをエリア毎で比較してもよい。この場合、CBC10は、エリア単位でランクを比較するので、エリア単位で再送するか否かを制御することができる。
また、制御部12は、再送対象ではなくなった配信情報に対応する電文に含まれていた津波IDと同一の津波IDを含む電文が新たに取得されたとき、当該再送対象ではなくなった配信情報に対応する電文に含まれる災害警告情報のランクと、当該新たに取得された電文に含まれる配信情報の災害警告情報のランクとを比較して、当該比較した結果に基づいて、新たに取得された電文に含まれる災害警告情報に基づく配信情報を送信する。この場合、再送対象の配信情報が再送対象ではなくなった場合に、当該再送対象ではなくなった配信情報の災害警告情報のランクを用いて、新たに取得された報知情報に基づいた配信情報を送信するか否かを判断するので、再送対象であった時(再送上限に達する前)と同等の比較結果に基づいて送信制御することができる。また、履歴情報に含まれる配信情報が再送対象であった時は、災害警告情報のランクが高くなった場合のみに送信していたにも関わらず、再送対象でなくなった途端に、再送対象であった配信情報に対応するランク(配信情報を含む履歴情報に含まれるランク)以下のランクを示す配信情報(例えば、「津波注意報」である災害警告情報を用いた配信情報)を送信してしまうことを防止できる。これにより、端末が、ユーザにとって不要な配信情報(再送対象だった時の条件に合致しない配信情報)を受信してしまうことを防止することができる。
上述の実施形態では、新たに取得された電文に含まれるランクが再送対象の配信情報に対応する電文に含まれるランクを上回る場合に、新たに取得された電文に含まれる災害警告情報に基づく配信情報を送信させる場合について述べたが、新たに取得された電文に含まれるランクが再送対象の配信情報に対応する電文に含まれるランクを下回る場合に、新たに取得された電文に含まれる災害警告情報に基づく配信情報を送信させてもよい。この場合も、災害警告情報に変化がある場合のみ、新たに取得した災害警告情報に基づいた配信情報を送信するので、送信先の装置のユーザに再送であるか否かを正確に判断させることができる。
上述の実施形態では、津波に関する電文を用いる場合について述べたが、地震等の他の災害情報に適用してもよい。
上述の実施形態では、CBC10は、配信情報をSGSN30へ送信する場合について述べたが、LTEのパケット交換機(MME(Mobility Management Entity))へ送信するようにしてもよい。また、本発明は、3G、LTE等の無線方式(世代)に限られない任意の移動体通信網によるシステムに適用することができる。
上述の実施形態では、CBC10の制御部12がシリアルナンバーを生成する場合について述べたが、CBE20が各電文にシリアルナンバーを含めるようにしてもよい。例えば、CBE20が、同一津波IDの電文間において異なるシリアルナンバーを含めることが考えられる。
上述の実施形態では、再送できなくなった場合として、再送回数の制限に達した場合について述べたが、再送可能期間(例えば、送信してから所定期間)を超えた場合に再送できなくなった場合や再送を所定の条件で中断したことにより再送できなくなった場合も含んでもよい。
上述の実施形態では、再送対象の配信情報に対応する電文に含まれる津波IDと同一の津波IDを含む電文が新たに取得された場合、当該再送対象の配信情報に対応する電文に含まれる災害警告情報のランクと、当該新たに取得された電文に含まれる災害警告情報のランクとを比較する場合について述べたが、再送対象の配信情報に対応する電文に含まれる津波IDに対応する津波IDを含む電文が新たに取得された場合に上記比較をするようにしてもよい。再送対象の配信情報に対応する電文に含まれる津波IDに対応する津波IDの例としては、再送対象の配信情報に対応する電文に含まれる津波IDの一部が一致する津波IDが該当する。この場合、津波IDは、対応する個々の電文(報知内容)一意に対応付けられたものであってもよい。
上述の実施形態では、初報の際、エリアIDに対応する災害警告情報が「津波無し」以外である場合に、配信情報を送信する場合について述べたが、災害警告情報のランクが一定以上(例えば、警報のランク以上)の場合に、配信情報を送信するようにしてもよい。
上述の実施形態では、新たに取得された電文に含まれるランクが再送対象の配信情報に対応する電文に含まれるランクを上回る場合に、新たに取得された電文に含まれる災害警告情報に基づく配信情報を送信させる場合について述べたが、新たに取得された電文に含まれるランクが再送対象の配信情報に対応する電文に含まれるランク以上である場合に、新たに取得された電文に含まれる災害警告情報に基づく配信情報を送信させてもよい。すなわち、新たに取得された電文に含まれるランクと再送対象の配信情報に対応する電文に含まれるランクとが同一の場合も、新たに取得された電文に含まれる災害警告情報に基づく配信情報を送信させてもよい。あるいは、新たに取得された電文に含まれるランクが再送対象の配信情報に対応する電文に含まれるランク以下である場合に、新たに取得された電文に含まれる災害警告情報に基づく配信情報を送信させてもよい。