JP2016177603A - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】操作負担を軽減することのできる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供すること。【解決手段】実施形態に係る情報処理装置は、受付部と、検出部と、処理部とを備える。受付部は、ユーザによる情報の設定を受け付ける。検出部は、受付部によって情報を受け付けた後のユーザによるスワイプ操作またはフリック操作を検出する。処理部は、検出部によって検出した操作の方向に応じたアプリケーションに情報の処理を実行させる。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
従来、情報処理装置の一例として、例えば、スマートフォンなどに代表される携帯端末がある。これらの携帯端末では、ユーザが直感的に操作できるように工夫がなされていることが多い。
例えば、タッチパネルが設けられた表示部に所定のデータに対応するアイコンが表示されているときに、所定のタッチ操作により送信操作を受け付け、記憶された電話帳データに登録されている特定の通信情報に基づいて、アイコンに対応するデータを送信する通信端末がある(例えば、特許文献1を参照)。
特開2014−135578号公報
しかしながら、近年の携帯端末では、データ送信のみならず、例えば様々な情報検索を行う際の操作性の向上が求められる。従来、情報検索を実行しようとすると、例えば、検索する情報を選択する操作、検索アプリケーションを選択するための選択画面を表示する操作、アプリケーションを選択する操作など、少なくとも3回の操作が必要となる。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザ操作の負担を軽減することができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、受付部と、検出部と、処理部とを備える。受付部は、ユーザによる情報の設定を受け付ける。検出部は、前記受付部によって前記情報を受け付けた後の前記ユーザによるスワイプ操作またはフリック操作を検出する。処理部は、前記検出部によって検出した前記操作の方向に応じたアプリケーションに前記情報の処理を実行させる。
実施形態の一態様によれば、ユーザによる操作負担を軽減する情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理装置の概要を示す説明図である。 図2は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図である。 図3は、アプリケーションと操作方向とが関連付けられる設定情報を示す説明図である。 図4は、実施形態に係る情報処理装置の処理の一例を示すフローチャートである。 図5Aは、実施形態に係る情報処理装置のカスタマイズ操作を含む操作例の一部を示す説明図である。 図5Bは、実施形態に係る情報処理装置のカスタマイズ操作を含む操作例の一部を示す説明図である。 図5Cは、実施形態に係る情報処理装置のカスタマイズ操作を含む操作例の一部を示す説明図である。 図6Aは、表示レイヤーの一例を示す説明図である。 図6Bは、表示レイヤーを用いた表示態様の一例を示す説明図である。 図7は、他の実施形態に係る情報処理装置による検索処理の一例を示す説明図である。 図8は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムの実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態においては、同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[1.情報処理装置の概要]
まず、実施形態に係る情報処理装置の概要について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理装置の概要を示す説明図である。なお、以下においては、実施形態に係る情報処理装置を、いわゆる「スマートフォン」と呼ばれる携帯端末1として説明するが、タブレットコンピュータなどのスマートデバイスであっても構わない。
図1に示すように、携帯端末1は、筐体の主面側にタッチパネル100が設けられる。タッチパネル100は、入力部および表示部としての機能を有し、携帯端末1のユーザは、タッチパネル100の画面上を指Fで操作することで様々な処理を実行することができる。なお、画面操作は、指Fに代えてタッチペン(不図示)などの入力デバイスを用いることもできる。
携帯端末1は、それぞれが特定の処理を実行することのできる複数のアプリケーションソフトウェア(以下「アプリケーション」あるいは「アプリ」とする場合がある)がインストールされている。アプリケーションとしては、例えば、通話アプリ、ブラウザアプリ、検索アプリ、メールアプリ、メモアプリ、ゲームアプリ、音楽再生アプリ、画像再生アプリ、撮像アプリなど、様々な種類のものがある。
タッチパネル100に表示される画面のうち、いわゆる「ホーム画面」と呼ばれる画面には、複数のアプリケーションにそれぞれ対応する画像(以下では「アイコン」と記す場合がある)が配置される。携帯端末1のユーザは、かかるアイコンをタップすることでアプリケーションを選択して起動させたり、画面上におけるスワイプ操作やフリック操作により表示ページをめくったりするなど、各種操作を行うことができる。ここで、タップ操作とは、画面を指やタッチペンなどの入力デバイスで軽く叩く動作であり、スワイプ操作、フリック操作とは、共に画面に触れた状態で指や入力デバイスを一定の方向へ滑らせる操作を指す。なお、以下では、スワイプ操作およびフリック操作を併せてスライド操作と呼ぶ場合がある。
本実施形態に係る携帯端末1は、タッチパネル100の画面上におけるユーザのスワイプ操作またはフリック操作を検出し、検出したユーザによる操作の方向に応じたアプリケーションにユーザが設定した情報の処理を実行させることができる。
ここで、ユーザが設定した情報とは、例えば、ユーザが入力したテキストや画像などの各種情報、タッチパネル100の画面上に表示されたテキストや画像などの各種情報からユーザが選択した情報が含まれる。
また、アプリケーションに情報の処理を実行させるというのは、検索アプリであれば、処理用情報(ユーザが設定した情報)の検索処理を指す。なお、情報処理が検索処理の場合、例えば、「ウェブ検索」、「辞書検索」、「画像検索」、「動画検索」、または「地図検索」など、より細分化された検索処理が含まれる。
また、メールアプリであれば、例えばメール作成フォームに含まれる「件名」や「本文」への特定情報の入力処理や、特定情報が画像などであればメールへの添付処理を指す。
ここで、例えば、特定の言葉の意味を検索しようとする場合について説明する。すなわち、ユーザが携帯端末1を用いて所定のウェブサイトを閲覧している際に、タッチパネル100の画面上に表示されたウェブページに含まれるテキスト情報の中から、特定の言葉の意味を検索しようとする場合である。
従来であれば、ユーザは、特定の言葉を示す文字列の選択操作、検索アプリの表示操作、複数表示された検索アプリの中から辞書アプリを選択する操作などが必要であった。
そこで、本実施形態に係る携帯端末1では、所定のアプリに対し、より簡便な操作で所望する処理を実行させることができるようにした。
すなわち、図1に示すように、画面中の選択範囲210には文字列「abcd」が含まれている。かかる文字列「abcd」は、ユーザにより設定された処理用情報の一例であり、ユーザが画面上において、指Fによる操作によって選択したものである。ユーザによる選択操作時に、タッチパネル100の上側および下側の表示領域には、それぞれ、横長のアイコン列220,230が表示される。
アイコン列220,230に含まれる各アイコンは、設定されたアプリケーションに対応する画像であり、上側のアイコン列220にアイコンA,B,Cが表示され、下側のアイコン列230にはアイコンD,E、Fが表示される。
そして、表示部であるタッチパネル100上には、操作の方向を示す矢印画像240が各アイコンにそれぞれ対応付けられて表示される。本実施形態では、操作方向を示す矢印画像240が、対応するアイコンの直下あるいは直上に近接表示される。
このように、本実施形態に係る携帯端末1では、ユーザにより処理用情報が選択されて情報設定がなされると、その情報設定に基づき、画面上には、それぞれアプリケーションに対応するアイコンA〜C、D〜Fを含むアイコン列220,230が表示される。このように、アイコン列220,230は、必要時に自動的に表示されるため、通常は、かかる画像が表示画面の視認性を低下させることがない。しかも、ユーザは、次のステップでは、自身で設定した処理用情報を表示されたアイコンA〜Fに受け渡せばいいことを直感的に把握しやすくなる。
アイコン列220,230に含まれる6つのアプリのうち、例えば、上側のアイコン列220の右側に位置するアイコンCが辞書アプリであったとする。ユーザは、アイコンCの方向に向けて、すなわち、右斜め上を指す矢印画像240に倣って、指Fを右斜め上方向に向けてスライド操作すれば、辞書アプリによって「abcd」の文字列からなる情報の検索を行うことができる。また、上側のアイコン列220の中央に位置するアイコンBが画像検索アプリであって、ユーザが指Fを直上方向にスライド操作して画像検索アプリに処理を実行させると、処理用情報である「abcd」と画像検索のURLとがブラウザに引き渡されて画像検索が行われることになる。
このように、本実施形態に係る携帯端末1は、ユーザによる情報の設定を受け付け、情報を受け付けた後のユーザによるスライド操作(スワイプ操作またはフリック操作)を検出し、検出された操作の方向に応じたアプリケーションに情報の処理を実行させることができる。
また、処理用情報について処理を実行したアプリは、処理結果をタッチパネル100の画面上に表示する。例えば、ユーザによるスライド操作の方向に応じたアプリが画像検索アプリであれば、画像検索アプリが起動して「abcd」の文字列からなる情報に関して検索し、その検索結果が画面上に表示される。
こうして、本実施形態に係る携帯端末1では、「選択操作」から所望するアプリによる検索処理までを、指Fによる一連の動作で素早く行うことができ、操作性を向上させることができる。また、アプリによる処理結果も自動的に表示されるため、利便性も高めることができる。
また、本実施形態に係る携帯端末1では、図示するように、6つのアイコンA〜Fが、タッチパネル100の表示領域中、上側領域および下側領域に配置されているため、指Fによるスライド操作は、右の指F(R)でも左の指F(L)でもいずれでも支障なく操作可能である。
さらに、上側領域および下側領域の各アイコン列に含ませるアイコンを3つとし、操作方向についても、左右各斜め方向、上下方向と大きく区分されるため、誤操作のおそれも少ない。なお、ここでは6つのアプリが割付けられているが、数は限定されるものではなく、スライド操作に特に支障のない限り、6つ以上であっても6つ以下であってもよい。
ところで、上述した例では、処理用情報は、所定のウェブサイトの中で設定されたが、例えば、検索アプリを実行中に表示された言葉などを、同じ検索アプリに処理させることも可能である。すなわち、処理用情報が設定されるアプリと、処理用情報を引き渡されて処理するアプリとは同じアプリであっても構わない。
また、検索処理結果が表示された際に、例えば画面最上部に表示された戻り操作ボタン17、あるいはタッチパネル100の下方に配置された物理的なホームボタン18などを操作することにより、文字列「abcd」を選択中の画面に戻ることができる。したがって、例えばアイコンCに対応する「辞書アプリ」で満足する検索結果が得られず、さらなる他の検索結果を得たい場合などは、改めて他のアプリに検索処理を行わせることができる。すなわち、他のアイコンA,B,D〜Fの中で、検索アプリに対応するアイコンがあれば、それに対応する方向にスライド操作を行うことで、引き続き他のアプリによる検索処理を行うことができる。
[2.携帯端末1の構成]
次に、情報処理装置としての携帯端末1の具体的な構成について説明する。図2は、実施形態に係る携帯端末1の構成例を示すブロック図、図3は、アプリケーションと操作方向とが関連付けられる設定情報を示す説明図である。
図2に示すように、携帯端末1は、制御部10と、第1通信部11と、第2通信部12と、位置情報取得部13と、入力部14と、表示部15と、記憶部16とを備える。なお、入力部14としての機能の一部と表示部15としての機能は、タッチパネル100により実現される。
第1通信部11は、ネットワーク4に接続され、ネットワーク4を介してサーバ5との間で通信を行う。また、第2通信部12は、携帯電話通信網2に接続され、携帯電話通信網2を介して携帯電話基地局3との間で通信を行う。なお、第1通信部11および第2通信部12は、ネットワーク4および携帯電話通信網2との接続をそれぞれ無線で行う。
位置情報取得部13は、たとえばGPS(Global Positioning System)受信部であり、GPS衛星から送出される電波を受信し、受信した電波に基づいて携帯端末1の現在位置を示す位置情報(例えば、緯度及び経度)を取得する。
入力部14は、ユーザから各種操作を受け付ける入力デバイスであり、その機能の一部はタッチパネル100により実現されるが、例えば、電源ボタン、ホームボタン18(図1参照)、ユーザの発話を受け付けるマイクなどによっても実現される。なお、ホームボタン18は、ホーム画面へ遷移するためのボタンであるが、所定のアプリなどが起動している場合は、「戻る」ボタンとして機能する場合もある。
表示部15は、各種情報を表示するための表示デバイスであり、ここでは、タッチパネル100により実現される。すなわち、タッチパネル100は、表示デバイスである液晶パネルなどの表示パネルと、バックライトなどの光源と、タッチセンサなどを備える。
記憶部16は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子などによって実現される。記憶部16には、上述した複数のアプリケーションのそれぞれと、ユーザによるスライド操作の方向のそれぞれとを関連付ける関連設定情報を記憶するとともに、携帯端末1に必要な各種情報が記憶される。また、記憶部16は、記憶されている各種アプリの使用回数を記憶する。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などによって、記憶部16に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部10は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により実現される。
かかる制御部10は、主制御部110と、受付部120と、検出部130と、処理部140と、アプリ部150と、設定部160と、アプリ表示制御部170と、通話制御部180と、音声認識部190とを有する。
そして、制御部10は、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行することができる。なお、制御部10の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
主制御部110は、たとえば記憶部16に記憶されているOS(Operating System)が制御部10によって実行されることにより実現される。主制御部110は、例えば、携帯端末1の電話機としての基本機能を制御する他、タッチパネル100により各種操作が受け付けられて様々なイベントが発生した場合に、イベントの発生を予め登録されたアプリ部150へ通知する処理も行う。さらに、主制御部110は、タッチパネル100における光源の調整や音量調整などを含む制御を行う。
受付部120は、記憶部16に記憶されている設定受付プログラムが制御部10によって実行されることにより実現され、ユーザによる情報の設定を受け付ける。本実施形態におけるユーザによる情報の設定とは、例えば、タッチパネル100を介したユーザのタッチ操作に応じて特定された情報を選択し、これを一時的に保持する処理である。
検出部130は、受付部120によってユーザが設定した情報(処理用情報)を受け付けた後のユーザによるスライド操作(スワイプ操作またはフリック操作)を検出することができる。
処理部140は、記憶部16に記憶されている処理プログラムが制御部10によって実行されることにより実現され、検出部130によって検出したスライド操作の方向に応じたアプリに、受付部120で受付けられた処理用情報の処理を実行させる。
このとき、処理部140は、記憶部16に記憶された関連設定情報、すなわち、複数のアプリのそれぞれとスライド操作の方向のそれぞれとが関連付けられた情報に基づき、検出部130によって検出したスライド操作の方向に応じたアプリを選択する。
すなわち、図3に示すように、記憶部16には、アプリケーションとスライド操作方向との関連情報を示すテーブルが記憶されている。かかるテーブルには、アプリの配置を示す識別番号[1]〜[6]と、アプリIDと、操作方向を示す識別符号(矢印で表示)とが含まれる。識別番号[1]〜[6]とアプリIDと識別符号とは、それぞれ関連付けられている。処理部140は、かかるテーブルに基づいて、ユーザによるスライド操作方向に対応するアプリケーションを特定し、特定したアプリケーションに所定の処理を実行させる。
例えば、本実施形態においては、タッチパネル100の表示領域の上部に横一列に配置されたアプリA〜C(図1を参照)は検索アプリ群を構成しており、図3に示すように、操作方向が斜め左上方向に対応付けられたアプリAはウェブ検索処理を実行する。また、操作方向が直上方向に対応付けられたアプリBは画像検索処理を実行する。そして、操作方向が斜め右上方向に対応付けられたアプリCは辞書検索処理を実行する。
また、タッチパネル100の表示領域の下部に横一列に配置されたアプリD〜F(図1を参照)は、それぞれ独立したアプリである。例えば、図3に示すように、操作方向が斜め左下方向に対応付けられたアプリDはメモ帳アプリであって、メモ機能を実行する。また、操作方向が直下方向に対応付けられたアプリEはメールアプリであって、メール作成機能を実行する。そして、操作方向が斜め右下方向に対応付けられたアプリFはゲームアプリであって、設定された複数のゲームの中から所望するゲームを実行する。なお、本実施形態に係る携帯端末1では、識別番号[1]〜[6]に対応する6つのアプリは、後述する設定部160により設定される。
また、処理部140は、実行した処理の結果を表示部15に表示させる。例えば、ユーザによるスライド操作がなされ場合に、スライド操作の方向に応じて選択したアプリが画像検索アプリの場合、処理部140は、画像検索アプリを起動させて表示部15に表示させるとともに、タッチパネル100の表示領域に、検索結果を示す複数の画像を表示させる。
アプリ部150は、例えば、記憶部16に記憶されたインストール済みの各種アプリケーションが制御部10によって実行されることにより実現されるもので、上述した検索アプリやメモ帳アプリ、メールアプリ、ゲームアプリや、撮像アプリなどその他さまざまなアプリケーションが主制御部110からの起動指示によって起動される。また、アプリ部150は、アプリケーション毎の起動回数を記憶部16に記憶する。
設定部160は、ユーザによるアプリケーションの使用頻度に応じて、スライド操作の方向に関連付けるアプリケーション(ここでは6つのアプリ)を設定する。すなわち、アプリ部150によって記憶部16に記憶されたアプリケーション毎の起動回数から使用頻度を求め、使用頻度の高い順に6つのアプリを選択する。そして、設定部160は、選択結果に基づいて、6つアプリのそれぞれと、ユーザによるスライド操作の方向のそれぞれとを関連付けた関連設定情報を記憶部16に記憶する。こうして、ユーザによるスライド操作の方向とアプリとが1対1で対応付けられて設定される。
また、6つのアプリのそれぞれと、スライド操作の方向のそれぞれとをどのように対応付けるかについては適宜定めることができる。本実施形態では、例えば、アプリの使用頻度の高い順に、真上方向、真下方向、左右斜め上方向、左右斜め下方向と優先順位を定めている。なお、後述するが、設定部160は、既に設定されたアイコンA〜Fの配置を、ユーザの操作に応じて適宜変更することができる。すなわち、携帯端末1は、アイコンA〜Fの配置をカスタマイズすることができる。かかるカスタマイズについては、後に詳述する。
アプリ表示制御部170は、例えば、第1通信部11を介してサーバ5から取得したウェブサイトが表示部15に表示されているとする。そのとき、タッチセンサが所定の操作を検出すると、表示部15(タッチパネル100)の表示領域の上側および下側に、それぞれ、横長のアイコン列を表示する。すなわち、上下3つずつのアプリを示す画像が、それぞれユーザによるスライド操作の方向に対応する位置に表示される。つまり、アプリ表示制御部170は、タッチセンサが所定の操作を検出すると、図1に示す態様でアイコンA〜Fを表示する。ここで、タッチセンサが検出する所定の操作とは、例えば、ユーザの指Fなどによるタッチパネル100上における長押し操作などである。
例えば、ユーザによる長押し操作などによって所定の処理用情報が選択され、受付部120が処理用情報の設定を受け付けた場合、アプリ表示制御部170は、図1に示したように、タッチパネル100の画面上に、それぞれアプリに対応するアイコンA〜C、D〜Fが含まれるアイコン列220,230を表示する。本実施形態では、イコンA〜C、D〜Fが含まれるアイコン列220,230をオーバーレイ表示するようにしている。すなわち、受付部120が処理用情報の設定を受け付けたことに基づいて、アプリ表示制御部170は、処理用情報の設定受付画面に、アイコン列220,230をオーバーレイ表示する。かかるオーバーレイ表示は、例えば、処理用情報の設定受付画面を表示するレイヤー上に、アイコン列220,230を表示するレイヤを積層することで表示可能である。また、このとき、アイコン列220,230を示す画像は透過性を有する画像とすることもできる。
通話制御部180は、発呼や着呼のほか、図示しない受話用スピーカや送話用マイクロホンなどの制御を行う。また、通話制御部180は、着信があった旨をユーザに通知する着信通知処理を行う。具体的には、通話制御部180は、着信を受けた場合に、表示部15に着信画面を表示させる。
音声認識部190は、記憶部16に記憶されている音声認識アプリが制御部10によって実行されることにより実現される。音声認識部190は、入力部14の一部をなすマイクロホンにより受け付けられたユーザの発話をテキストデータに変換する処理を行う。
〔3.携帯端末1による情報処理について〕
ここで、本実施形態に係る携帯端末1が行う情報処理の一例、すなわち、検出部130によって検出したユーザによるスライド操作の方向に応じたアプリに、ユーザが設定した情報の処理を実行させるまでの処理の流れについて説明する。図4は、実施形態に係る携帯端末1の処理の一例を示すフローチャートである。
図示するように、制御部10は、先ず、ユーザによる情報の設定を受け付けたか否かを判定する(ステップS10)。ここにおけるユーザによる情報の設定とは、タッチパネル100の画面上に表示されたテキスト情報の中から、ユーザが所定の操作により情報を選択することである。設定された情報は、テキスト情報であれば、例えば、文字列「abcd」などである(図1を参照)。
ユーザによる情報の設定を受け付けると(ステップS10:Yes)、制御部10は、記憶部16に記憶された関連設定情報(図3を参照)を読み出し、スライド操作方向がアプリの配置を示す識別番号[1]に合致するか否かを判定する(ステップS20)。スライド操作方向が識別番号[1]に合致すると判定した場合(ステップS20:Yes)、制御部10は、識別番号[1]に対応するアプリAに、ユーザが選択したテキスト情報「abcd」を引き渡す(ステップS30)。その後は、ウェブ検索機能を有するアプリAにより、テキスト情報「abcd」についてのウェブ検索が行われる。
ステップS20において、スライド操作方向がアプリの配置を示す識別番号[1]に合致しない場合(ステップS20:No)、制御部10は、スライド操作方向がアプリの配置を示す識別番号[2]に合致するか否かを判定する(ステップS40)。スライド操作方向が識別番号[2]に合致すると判定した場合(ステップS40:Yes)、制御部10は、識別番号[2]に対応するアプリBにテキスト情報「abcd」を引き渡す(ステップS50)。その後は、画像検索機能を有するアプリBにより、テキスト情報「abcd」に関する画像検索が行われる。
ステップS40において、スライド操作方向がアプリの配置を示す識別番号[2]に合致しない場合(ステップS40:No)、制御部10は、スライド操作方向がアプリの配置を示す識別番号[3]に合致するか否かを判定する(ステップS60)。スライド操作方向が識別番号[3]に合致すると判定した場合(ステップS60:Yes)、制御部10は、識別番号[3]に対応するアプリCにテキスト情報「abcd」を引き渡す(ステップS70)。その後は、辞書検索機能を有するアプリCにより、テキスト情報「abcd」について辞書検索が行われる。
ステップS60において、スライド操作方向がアプリの配置を示す識別番号[3]に合致しない場合(ステップS60:No)、制御部10は、スライド操作方向がアプリの配置を示す識別番号[4]に合致するか否かを判定する(ステップS80)。スライド操作方向が識別番号[4]に合致すると判定した場合(ステップS80:Yes)、制御部10は、識別番号[4]に対応するアプリDにテキスト情報「abcd」を引き渡す(ステップS90)。アプリDは、メモ帳アプリであり、制御部10は、メモ帳アプリに対応する画面をタッチパネル100上に表示するとともに、テキスト情報「abcd」の入力処理を行う。
ステップS80において、スライド操作方向がアプリの配置を示す識別番号[4]に合致しない場合(ステップS80:No)、制御部10は、スライド操作方向がアプリの配置を示す識別番号[5]に合致するか否かを判定する(ステップS100)。スライド操作方向が識別番号[5]に合致すると判定した場合(ステップS100:Yes)、制御部10は、識別番号[5]に対応するアプリEにテキスト情報「abcd」を引き渡す(ステップS110)。アプリEは、メールアプリであり、制御部10は、メールアプリに対応する画面をタッチパネル100上に表示するとともに、テキスト情報「abcd」を、例えば「件名」の欄に入力する処理を行う。なお、処理を実行するアプリがメールアプリの場合、ユーザにより設定された(選択された)情報は「件名」の欄に入力するのか、あるいは「本文」の欄に入力するのかについては、予め設定しておくものとする。
ステップS100において、スライド操作方向がアプリの配置を示す識別番号[5]に合致しない場合(ステップS100:No)、制御部10は、スライド操作方向がアプリの配置を示す識別番号[6]に対応するアプリFにテキスト情報「abcd」を引き渡す(ステップS120)。アプリFは、ゲームアプリであり、例えば、テキスト情報「abcd」がゲームの名称であれば、制御部10が「abcd」という名称のゲームを起動してゲーム画面をタッチパネル100上に表示する。なお、「abcd」という名称のゲームが存在しない場合、対応するゲームは存在しない旨のメッセージを表示したり、テキスト情報「abcd」が名称に含まれるゲームを起動したり、テキスト情報「abcd」に関連すると推定されるゲームを起動したりすることもできる。
上述してきたように、本実施形態に係る携帯端末1によれば、ユーザの指Fの操作により、例えば文字列「abcd」がユーザにより設定された処理用情報として選択され、引き続いて指Fによるスライド操作方向に対応するアプリによって、処理用情報である「abcd」に関する処理が実行される。
このように、本実施形態に係る携帯端末1は、所定の情報を所望するアプリに処理させる際に、複数の操作を順次行うのではなく、タッチパネル100上において、一連の流れのような指Fによる操作で処理が可能となるため、操作性を向上させることができる。
前述したように、識別番号[1]〜[6]に対応する6つのアプリは、その使用頻度に応じて設定部160により設定されるが、この設定部160により、識別番号[1]〜[6]に対応する6つのアプリを適宜入れ替えるカスタマイズが可能である。
すなわち、ユーザは、携帯端末1に7つ以上のアプリがインストールされていれば、その中から必要に応じた6つのアプリを選択して設定することができる。また、アプリ同士をいつでも任意に入れ替えることもできる。このとき、アプリ表示制御部170は、カスタマイズ処理に連動して、タッチパネル100上に表示中のアイコンA〜Fを移動し、表示態様を変更する。
図5A〜5Cは、実施形態に係る携帯端末1のカスタマイズ操作を含む操作例の一部を示す説明図である。
図5A(a)に示すように、タッチパネル100の表示領域内のテキスト表示部200には、選択された文字列「abcd」が処理用情報として表示されている。また、表示領域の上側にはアイコンA〜Cが、下側にはアイコンD〜Fが表示されている。このとき、アイコンA〜Fで示されるアプリの中に、ユーザにとって、「abcd」の処理に適当なアプリがないと判断した場合、図示するように、表示領域内において、例えば、指Fにより長押し操作をする。
入力部14を兼ねるタッチパネル100が、指Fによる長押し操作による入力を受け付けると、アプリ表示制御部170は、図5A(b)に示すように、表示領域の略中央に、テキスト表示部200に重ねて表示枠300を表示する。さらに、アプリ表示制御部170は、この表示枠300中に、携帯端末1が有する他のアプリに対応するアイコンを表示する。ここでは、8つのアイコンG〜Nがアイコン群として表示されている。なお、携帯端末1として、さらに多くのアプリを有する場合、例えば、表示枠300を左右方向へスワイプするなどの操作を行うことで、次のアイコン群が表示されるようにすることができる。
表示枠300内に新たに表示された8つのアイコンG〜Nの中で、「abcd」の処理にアイコンJに対応するアプリが適切であるとユーザが判断すると、ユーザは、図5B(a)に示すように、指FがアイコンJの上に重なるまで移動して軽く押す。これにより、アイコンJに対応するアプリが選択される。
次に、ユーザは、図5B(b)に示すように、指FをアイコンJに重ねた状態で、例えばアイコンCの位置まで移動して(矢印f参照)指Fを離す。すなわち、いわゆる「ドラッグ&ドロップ」と呼ばれる操作を行う。
かかる操作により、図5C(a)に示すように、これまでアイコンCが表示されていた位置に、新たにユーザが選択したアイコンJが表示され、反対にアイコンJが表示されていた位置にアイコンCが入れ替わって表示される。そして、かかる状態で、ユーザが指Fを用いてタッチパネル100の表示領域中のいずれかの位置をタップ操作すると、図5C(b)に示すように、文字列「abcd」が処理用情報として表示された状態(図5A(a)参照)に戻る。そして、アイコンJに対応するアプリに処理用情報「abcd」の処理を行わせるために、ユーザは、アイコンJに対応付けられた矢印画像240に応じて、斜め右上方向に指Fをスライド操作する(矢印f参照)。この操作により、アイコンJに対応するアプリが処理用情報「abcd」に関する処理を実行することになる。なお、このとき、アイコンJに対応するアプリがこの時点で起動していない場合は、検出部130によるスライド操作の検出に基づいてアプリ部150が起動させることになる。
なお、アイコンA〜Cをカスタマイズする際に、上述したようなドラッグ&ドロップではなく、例えば、所定のアイコン上でタップ操作すれば、他のアイコンが表示されるようにしたり、所定のアイコンを選択した状態でシェイク操作(携帯端末1を振る)すれば他のアイコンに置き換わるなどの処理も採用することができる。
[4.他の実施形態]
上述してきた実施形態においては、処理用情報(例えばテキスト情報である「abcd」)の処理を実行させるアプリを1つとした。しかし、複数のアプリに処理を略同時に実行させることもできる。
例えば、図1に示した状態から、斜め左上方向、直上方向、斜め右上方向、さらには斜め左下方向に指Fを連続してスライド操作すると、各操作方向に応じたアプリによる処理が実行されるのである。ここでは、アイコンA〜Dに応じたアプリが起動して処理を行うことになる。
このとき、図6Aに示すように、タッチパネル100に表示される処理画面は、各アプリにそれぞれ対応する複数の表示レイヤL1〜L4で構成される。表示レイヤL1〜L4のうち、表示レイヤL1が最下層の表示レイヤであり、ユーザの最初のスライド操作方向である斜め左上方向に位置するアイコンAに対応するウェブ検索アプリの処理画面が表示されている。
かかる表示レイヤL1上に表示レイヤL2が積層され、表示レイヤL2上に表示レイヤL3が積層され、表示レイヤL3上に表示レイヤL4が積層される。すなわち、ユーザによる最後のスライド操作方向である斜め左下方向に位置するアイコンDに対応するメモ帳アプリが表示された表示レイヤL4が最上層に位置し、視認可能な状態となっている。
処理用情報「abcd」に対するメモ帳アプリによる処理はメモ処理であり、図6Bに示すように、表示レイヤL4で表されるメモ欄には「abcd」がテキスト表記される。また、表示領域の下部には、新たなメモを入力するための入力キーボード部250が表示されており、各キーをタップ操作することによって、適宜テキスト入力することも可能である。
また、ここでは4つのアプリが「abcd」に関する処理を行っている。したがって、図6Bに示すように、タッチパネル100の表示領域の上部にはタブ部260が表示されて4つのアプリがタブ表示される。
また、さらなる他の実施形態として、アプリに処理用情報の処理を実行させる際に、ユーザが予め設定した付加情報を加味して処理させるようにすることもできる。すなわち、携帯端末1の制御部10は、以下の処理を実行する。受付部120がユーザによる付加情報の設定を受け付けると、処理部140は、検出部130によって検出したスライド操作の方向に応じたアプリに処理用情報と付加情報の処理を実行させるのである。
図7は、他の実施形態に係る情報装置としての携帯端末1による検索処理の一例を示す説明図である。図示するように、携帯端末1のタッチパネル100の表示領域中に表示された選択範囲210の中に、ユーザによる設定情報の一例である「飛行機」という文字列が含まれているとする。すなわち、制御部10の受付部120が、ユーザにより選択された「飛行機」という文字列をユーザにより設定された処理用情報として受け付けた状態とする。
他方、アプリが検索アプリであった場合、図示するように、アプリ部150における検索条件テーブルの付加情報欄270には、ユーザが予め設定してあった付加情報が登録されている。付加情報として登録されるのは、主に、ユーザが検索時に関連付ける情報である。例えば、特許に関する検索を頻繁に行うユーザであれば、図示するように、「特許」というテキスト情報が付加情報として登録されている。
そして、これまで説明したように、「飛行機」という処理用情報が受付けられている状態で、ユーザが所望するアプリに対応するアイコンの方向に向けて指Fをスライド操作すると、所望するアプリによる処理が開始される。すなわち、図示するように、検索条件テーブル内に、処理用情報(選択された「飛行機」というテキスト情報)が登録される。
こうして、検索アプリは、検索条件テーブルに登録された「特許」と「飛行機」という情報に基いて、両者が関連する情報を検索結果として表示する。例えば、飛行機に関連した特許申請に関する情報などが検索結果として表示される。したがって、ユーザが設定した情報と、やはりユーザが設定した付加情報とを併せた処理を簡単な操作で実行させることができる。
[5.ハードウェア構成およびプログラム]
なお、実施形態における携帯端末1は、例えば、図8に示すような構成のコンピュータ70によって実現される。図8は、携帯端末1の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ70は、CPU71、RAM72、ROM(Read Only Memory)73、通信インターフェース(I/F)75、入出力インターフェース(I/F)76、およびメディアインターフェース(I/F)77を備える。
CPU71は、ROM73に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM73は、コンピュータ70の起動時にCPU71によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ70のハードウェアに依存するプログラムなどを格納する。
通信インターフェース(I/F)75は、第1通信部11や第2通信部12に対応し、通信ネットワークを介して他の機器からデータを受信してCPU71へ送り、CPU71が生成したデータを、通信ネットワークを介して他の機器へ送信する。
CPU71は、入出力インターフェース(I/F)76を介して、ディスプレイなどの出力装置、および、各種ボタンなどの入力装置を制御する。CPU71は、入出力インターフェース76を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU71は、生成したデータを、入出力インターフェース76を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェース77(I/F)は、記録媒体78に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM72を介してCPU71に提供する。CPU71は、当該プログラムを、メディアインターフェース77を介して記録媒体78からRAM72上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体78は、例えば、磁気記録媒体や半導体メモリなどである。
コンピュータ70が携帯端末1として機能する場合、コンピュータ70のCPU71は、RAM72上にロードされたプログラムを実行することにより、主制御部110、受付部120、検出部130、処理部140、アプリ部150、設定部160、アプリ表示制御部170、通話制御部180、音声認識部190の機能を実現する。また、また、ROM73には、記憶部16内のデータが格納される。
コンピュータ70のCPU71は、これらのプログラムを、記録媒体78から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信ネットワークを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
[6.効果]
実施形態に係る携帯端末1は、受付部120と、検出部130と、処理部140とを備える。受付部120は、ユーザによる情報の設定を受け付ける。検出部130は、受付部120によって情報を受け付けた後のユーザによるスライド操作(スワイプ操作またはフリック操作)を検出する。処理部140は、検出部130によって検出したスライド操作の方向に応じたアプリケーションに情報の処理を実行させる。
このように、実施形態に係る携帯端末1では、ユーザが設定した情報(処理用情報)をアプリケーションに処理させる際のユーザの操作負担が軽減される。
また、携帯端末1は、複数のアプリケーションのそれぞれとユーザによるスライド操作の方向のそれぞれとを関連付ける関連設定情報を記憶する記憶部16を備え、処理部140は、記憶部16に記憶された関連設定情報に基づき、検出部130によって検出したスライド操作の方向に応じたアプリケーションを選択する。
これにより、ユーザは、極めて簡単な操作で、複数のアプリケーションの中から所望するアプリケーションを選択することができる。
また、携帯端末1は、ユーザによるアプリケーションの使用頻度に応じてスライド操作の方向に関連付けるアプリケーションを決定し、当該決定した結果に基づいて関連設定情報を記憶部16に記憶する設定部160を備える。
これにより、ユーザにとっては、使用頻度の高いアプリケーションによる処理を簡単な操作で行えるようになり、操作性がさらに向上する。
また、携帯端末1は、表示部15の表示領域のうちユーザによるスライド操作の方向に対応する位置にアプリケーションを示す画像(アイコン)を表示するアプリ表示制御部170を備える。
これにより、直感的な簡単な操作で所望するアプリケーションに所定の処理を実行させることができる。
また、携帯端末1のアプリ表示制御部170は、ユーザによる情報の設定が受付部120によって受け付けられた場合、アプリケーションを示す画像を表示部15に表示する。
これにより、必要時にアプリケーションを示す画像が表示されるため、通常表示されている画面の視認性を画像が低下させるおそれがなく、なおかつ、ユーザは、自身で設定した処理用情報をどのアプリケーションに処理させるかの選択を直感的に行うことが可能となる。
また、携帯端末1のアプリ表示制御部170は、所定の条件に応じて、アプリケーションを示す画像(アイコン)の表示部15への表示態様を変更する。
これにより、例えば、ユーザがアプリケーションに対応する画像についてカスタマイズした場合、カスタマイズに応じて表示部15上での画像の表示態様も自動的に変更されるようになり、ユーザの負担が軽減される。
また、携帯端末1のアプリ表示制御部170は、スライド操作の方向を示す画像(例えば、矢印画像240)を、画像に対応付けて表示部15に表示する。
これにより、ユーザはスライド操作方向を誤るおそれが少なくなるため、操作性の向上に寄与する。
また、受付部120は、ユーザによる付加情報の設定を受け付け、処理部140は、検出部130によって検出したスライド操作の方向に応じたアプリケーションにユーザが設定した情報と付加情報の処理を実行させる。
これにより、ユーザが設定した情報とユーザが設定した付加情報との処理を、簡単な操作で実行させることができる。
また、処理部140は、アプリケーションによる情報の処理結果を表示部15に表示させる。
これにより、アプリによる処理結果を自動的に表示することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
[7.その他]
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
例えば、上述した実施形態では、ユーザによるスライド操作(スワイプ操作またはフリック操作)の方向に対応するアプリは一つであったが、同じスライド方向に複数のアプリを割り付けておき、スライド操作の回数で選択されるアプリを異ならせるようにすることもできる。
また、スライド操作であるスワイプ操作とフリック操作とを識別し、いずれの操作がなされたかによって、選択されるアプリを異ならせるようにすることもできる。
また、上述した実施形態では、アプリに対応する複数のアイコンを、表示部15の表示領域の上側と下側とに横一列に配置したが、表示部15におけるアイコン表示を、右手操作用と左手操作用とに設定可能とし、左手操作用であれば、表示部15の右側の操作領域にもアイコンを表示することができる。当然ではあるが、右手操作用であれば、表示部15の左側の操作領域にもアイコンを表示するのである。つまり、表示部15において、アイコンをコ字状に複数配置するのである。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、受付部は、受付手段や受付回路に読み替えることができる。
1 携帯端末
16 記憶部
120 受付部
130 検出部
140 処理部
160 設定部
170 アプリ表示制御部

Claims (11)

  1. ユーザによる情報の設定を受け付ける受付部と、
    前記受付部によって前記情報を受け付けた後の前記ユーザによるスワイプ操作またはフリック操作を検出する検出部と、
    前記検出部によって検出した前記操作の方向に応じたアプリケーションに前記情報の処理を実行させる処理部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 複数のアプリケーションのそれぞれと前記操作の方向のそれぞれとを関連付ける設定情報を記憶する記憶部を備え、
    前記処理部は、
    前記記憶部に記憶された設定情報に基づき、前記検出部によって検出した前記操作の方向に応じたアプリケーションを選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記ユーザによるアプリケーションの使用頻度に応じて前記操作の方向に関連付けるアプリケーションを決定し、当該決定した結果に基づいて前記設定情報を前記記憶部に記憶する設定部を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 表示部の表示領域のうち前記操作の方向に対応する位置に前記アプリケーションを示す画像を表示する表示制御部を備える
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  5. 前記表示制御部は、
    ユーザによる前記情報の設定が前記受付部によって受け付けられた場合、前記アプリケーションを示す前記画像を前記表示部に表示する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記表示制御部は、
    所定の条件に応じて、前記画像の前記表示部への表示態様を変更する
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の情報処理装置。
  7. 前記表示制御部は、
    前記操作の方向を示す画像を、前記画像に対応付けて前記表示部に表示する
    ことを特徴とする請求項4〜6のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  8. 前記受付部は、
    前記ユーザによる付加情報の設定を受け付け、
    前記処理部は、
    前記検出部によって検出した前記操作の方向に応じたアプリケーションに前記情報と前記付加情報の処理を実行させる
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  9. 前記処理部は、
    前記アプリケーションによる前記情報の処理結果を表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  10. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    ユーザによる情報の設定を受け付ける受付工程と、
    前記受付工程によって前記情報を受け付けた後の前記ユーザによるスワイプ操作またはフリック操作を検出する検出工程と、
    前記検出工程によって検出された前記操作の方向に応じたアプリケーションに前記情報の処理を実行させる処理工程と、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  11. コンピュータに、
    ユーザによる情報の設定を受け付ける受付手順と、
    前記受付手順によって前記情報を受け付けた後の前記ユーザによるスワイプ操作またはフリック操作を検出する検出手順と、
    前記検出手順によって検出された前記操作の方向に応じたアプリケーションに前記情報の処理を実行させる処理手順と、
    を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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