JP2016177351A - プログラム、情報処理装置、画面表示方法 - Google Patents

プログラム、情報処理装置、画面表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】機器と通信することにより取得した情報に合わせて機能制限の内容を変更するプログラムを提供する。
【解決手段】PCにインストールされるプリンタドライバのプリンタアイコン40は、プリンタ50の機能が記載された第1機器情報をプリンタ50から取得する機器情報取得手段(双方向モジュール43)と、プリンタ50へ要求される処理を制限するための処理制限情報を、機器情報取得手段が取得した第1機器情報に基づいて変更する変更手段(アイコン共通設定反映部44)と、変更手段が変更した処理制限情報により制限された処理を除いて、機器への処理を受け付ける設定画面を表示装置に表示する表示手段(UIモジュール41)と、として機能する。
【選択図】図8

Description

本発明は、プログラム、情報処理装置及び画面表示方法に関する。
PC(Personal Computer)がプリンタに印刷指示する場合、一般的には使用されるプリンタ用のプリンタドライバがPCに組み込まれており、プリンタドライバがユーザの印刷設定に従って印刷データを作成する。また、プリンタの機能をより適切に引き出すためにプリンタドライバはプリンタと通信して取得したプリンタの機能(後述する機器情報)に基づいて印刷設定画面を表示する。
また、近年、企業において複数機種に対応している機種共通ドライバが導入されるようになってきている。ユーザが出力先として選んだプリンタに応じて機種共通ドライバはその機能を切り替えることができ、ユーザにより選択されたプリンタと通信してこのプリンタの機種に応じた印刷設定画面を表示する。これにより、ユーザは適切な設定をすることが可能である。そのため複数のプリンタを保有するユーザ環境でよく利用されている。
図1は、機種共通ドライバが利用された印刷システムを表す図の一例である。サーバPC100のみが複数のプリンタ50と接続しており、サーバPC100には機種共通ドライバがインストールされている。サーバPC100では複数のプリンタ50に対応させた複数のプリンタアイコン(プリンタアイコンはプリンタ50と対応づけられたプリンタドライバの実体である。)が機種共通ドライバから作成されており、管理者は1つのプリンタドライバをインストールするだけで、複数の種類のプリンタ50に接続できる。機種共通ドライバであるためこのプリンタ50は同一機種でも異なる機種でもよい。管理者は各プリンタアイコンにプリンタ50のIPアドレスを設定することで、プリンタ50とプリンタアイコンを紐づける。
また、図1ではポイントアンドプリントという仕組みによりプリンタドライバがインストールされる。ポイントアンドプリントではサーバPC100のプリンタドライバをクライアントPC99が共有するため、クライアントPC99にプリンタドライバがコピーされる。したがって、クライアントPC99の各ユーザがプリンタドライバをインストールしたりポート(IPアドレス)等の設定をすることなくサーバPC100を介してプリンタ50に印刷することができる。
サーバPC100ではプリンタアイコンごと、つまり接続しているプリンタ50ごとに印刷設定を設定することができる。クライアントPC99でもポイントアンドプリントによりプリンタアイコンが共有されるが、さらに、クライアントPC99のユーザはサーバPC100とは異なるユーザ独自の印刷設定をプリンタアイコンに設定することができる。
機種共通ドライバは、接続した機種に応じた印刷設定画面を表示することが可能であるため、上記のように使われること(機種を特定しない使われ方)が多い。しかし、機種別のプリンタドライバも上記のような使われ方をする場合もある。例えば、顧客が複数の同じ機種のプリンタ50を導入した場合、下記の理由から複数の機種別のプリンタドライバのプリンタアイコンを作成してプリンタ50を使用する。
・両面用や白黒用、A3印刷用など、プリンタアイコンによって出力機器を振り分けることができるようにする。
・他拠点に点在しているプリンタ50をサーバで一括管理する。
このように大規模な環境でプリンタ50が利用される場合は少なくない。中には、顧客がサーバPC100に何百ものプリンタアイコンを作成しておき、それを、クライアントPC99のユーザがポイントアンドプリントの仕組みにより利用することもある。
ところで、プリンタドライバは対応しているプリンタ50の機種が持っている機能の設定を受け付けることができる。つまり、対応している機種によって、ユーザがプリンタドライバで設定できる項目は異なる。さらに、その対応しているプリンタ50の状態によっても、プリンタドライバでユーザが設定できる項目は異なる。プリンタ50の状態とは、例えばプリンタ50へのオプションの接続状態である。プリンタアイコンは出力ポート(IPアドレス)に設定されているプリンタ50と双方向通信を行い、オプションの情報(機器情報として取得される)を取得する。例えばフィニッシャーがプリンタ50に接続されているという機器情報が取得できた場合のみ、ユーザはパンチやステープルが設定可能になる。これにより、ユーザが遠隔から特定のプリンタ50に印刷する場合や、プリンタ50の状態を確認しないまま印刷する場合に、誤って印刷不可能な設定で印刷開始してしまうことを防ぐことができる。自動的にプリンタ50の状態をユーザに知らせることで、プリンタ50はユーザの期待通りの印刷をすることができる。
機種共通ドライバの場合も同様に、機種共通ドライバは接続されているプリンタ50と双方向通信を行うことにより機器情報を取得し、そのプリンタ50が有する設定項目のみを印刷設定画面に表示する。
このように、ユーザが正しく印刷できるよう、プリンタドライバが接続しているプリンタ50に合わせて印刷設定画面を表示するためにはプリンタ50から機器情報を取得するための双方向通信が不可欠である。したがって、機器情報の取得はプリンタドライバのインストール時だけでなくインストール後にも行われる。インストール後の場合、管理者はプリンタドライバのデバイスプロパティ画面を開いて、手動で双方向通信を開始することで、機器情報をプリンタドライバに反映させる。
しかし、手動での操作が必要になってしまうと、インストールとは別に手間を要することで、上記のようにプリンタ数が多い場合などには特に時間がかかってしまう。一方、双方向通信を実施せずに印刷しようとした場合、印刷設定画面がプリンタ50に専用のものになっていないため、ユーザの意図した印刷ができないことや、印刷不可能な設定で印刷してしまい、本体でジョブリセットされるおそれもある。
一方、機器情報によれば印刷設定が可能でもすべての機能をクライアントPCのユーザに使用させたくないと管理者が考える場合がある。例えば、コスト低減のためにカラープリンタに対しモノクロ印刷しか許可したくない場合などである。このため、プリンタドライバではカスタマイズと呼ばれるプリンタの機能の制限が可能になっている。なお、カスタマイズは、プリンタが有する機能のうち使用してよい機能がカスタマイズ情報に記載されることで行われる。元々、プリンタにない機能がカスタマイズ情報に記載されていてもよいが、この場合、カスタマイズ情報は作用しない。
プリンタアイコンのカスタマイズについて説明する。管理者はプリンタドライバのインストール時に設定可能な印刷設定をプリンタアイコンごとにカスタマイズすることが可能である。カスタマイズは永続的に有効となり、管理者がアンインストールしない限りカスタマイズの内容を変更できない。プリンタAの機器情報が以下の場合に、管理者は次のようなカスタマイズをすることができる。
<プリンタAの機器情報>
・トレイ1、2、手差しトレイが付いている。
・オプションでトレイ3を装着することが可能。
・フィニッシャー1が付いている。
・オプションでフィニッシャー2を装着することが可能。
・サポートしている紙種は普通紙、再生紙、カラー紙、厚紙、薄紙
・サポートしている用紙サイズは、A4,A3,封筒、不定形
・サポートしているパンチはoff,右2穴、左3穴
・A3,厚紙,薄紙を入れられるのはトレイ3のみ
・不定形、封筒を入れられるのは手差しトレイのみ
・右2穴パンチを使えるのはフィニッシャー2のみ
管理者がこのプリンタAにプリンタドライバを接続させる場合、装着されているトレイで印刷可能な選択肢のみ選択可能にするようにカスタマイズする。
Figure 2016177351
表1は、プリンタAに対するカスタマイズ内容が記載されたカスタマイズ情報の一例である。カスタマイズ情報には選択可能な機能の選択肢が指定されている。カスタマイズ情報で記載がない機能をユーザは選択できない。表1のカスタマイズファイルにより、ユーザが印刷設定を設定する印刷設定画面には、用紙サイズとして「A4,封筒、不定形」が、紙種として「普通紙、再生紙、カラー紙」のみが表示される。したがって、プリンタAの機器情報によれば設定が可能なA3(実際には搭載されていない)や薄紙をユーザは選択できない。
印刷設定画面がカスタマイズされていない場合、用紙サイズや紙種がすべて印刷設定画面に表示されてしまうため、ユーザが間違って選択して、プリンタ50でジョブキャンセルになってしまうことを防止できる。したがって、カスタマイズは非常に有効である。
このように従来からプリンタドライバをカスタマイズする技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、インストールされたプリンタドライバの動作設定情報のデフォルト値をプリンタの構成や環境に整合させてカスタマイズするため、デフォルト値とデバイスから得られるデバイス構成情報の整合性の有無を判断するか否かを決定し、判断結果をユーザに通知する情報処理方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載された情報処理方法では、デフォルト値とデバイスから得られるデバイス構成情報に整合性がない場合でも、機器情報をデフォルト値に反映させたカスタマイズができないという問題がある。
例えば、管理者が新しくトレイ3をプリンタ50に装着した場合に上記問題に伴う不都合が生じる。プリンタドライバがプリンタ50から機器情報を取得してトレイ3の選択が可能になっても、カスタマイズ内容は変更されないため、トレイ3で可能な印刷設定画面にA3、厚紙、薄紙は表示されない。このため、ユーザも設定できない。
なお、プリンタドライバがプリンタ50と双方向通信するタイミングとしては例えばプリンタドライバのアップグレード時が挙げられる。これは、ユーザ権限のクライアントPC99ではプリンタ50と双方向通信できない(プリンタ50が機器情報を送信しない)ように設定されている場合があるためである。管理者権限を持つ管理者(例えばサーバ管理者)がアップグレードするタイミングであれば双方向通信できるため、機器情報を取得できる。
アップグレード時に生じうる不都合として、機種共通ドライバがインストールされている場合が挙げられる。機種共通ドライバを管理者が新しいバージョンにアップグレードする場合も、カスタマイズ内容と適合しなくなる場合がある。例えば、ユーザが新発売の機種を導入した場合、古いバージョンの機種共通ドライバのままでは、その最新機種をサポートしていないため、その機種に固有の印刷設定を使用できない。しかし、先に述べたように管理者は大規模環境で多くのプリンタアイコンを作成して運用しているため、新しい機種を導入してすぐに新しいバージョンのプリンタドライバにアップグレードすることができない場合がある(元からあるプリンタの使用に不具合が発生するなどのおそれがあるため)。
このようなユーザのために機種共通ドライバには、機種共通にユーザが最低限の機能のみ設定可能なジェネリックモードが用意されている。管理者はジェネリックモードもカスタマイズすることが可能である。ここで、ユーザが最新機種を機種共通ドライバのジェネリックモードで使用していたとする。
Figure 2016177351
表2は、プリンタAをジェネリックモードで使用することを前提に作成されたカスタマイズファイルの一例である。ジェネリックモードでは多くの機種で使用できるようにカスタマイズしなくても選択肢の許容範囲が制限されている。このためパンチ(Punch)のように機種によって機能が異なる項目の選択肢はoff、右、左のように、簡易的な設定のみがカスタマイズにより許可されている。表2のカスタマイズファイルがジェネリックモードに適用された場合、印刷設定画面にはPunchの選択肢に「Off,左」のみが表示されるため、ユーザは右を選択できなくなる。こうすることで間違った設定で印刷して本体でジョブキャンセルになることが防止される。
次に、機種共通ドライバが新しくアップグレードされ、プリンタAに対応したとする。アップグレードされた機種共通ドライバはプリンタAから機器情報を取得して、上記のプリンタAの機能(プリンタAの機器情報)を利用可能になる。しかし、機種共通ドライバはカスタマイズされているため、印刷設定画面では「off」「左」のみしか表示されず、ユーザは導入されたプリンタ50に固有の「右2穴」や「左3穴」を選択できない。同時にプリンタAの機器情報によればプリンタAには「左」という選択肢がないため「off」しか選択できず、アップグレードしてもユーザはパンチ機能自体を使えないままである。
以上のように、従来の技術では、機器情報をカスタマイズファイルに反映させないので、ユーザが設定できる印刷設定をカスタマイズファイルの作成時の意図を超えて制限してしまう。この問題を解消するためには管理者が手動でカスタマイズ内容を変更しなければならないが、多くのプリンタアイコンのカスタマイズ内容を変更することは容易でない。
本発明は、機器と通信することにより取得した情報に合わせて機能制限の内容を変更するプログラムを提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、機器へ処理を要求する情報処理装置を、機器の機能が記載された第1機器情報を機器から取得する機器情報取得手段と、前記機器へ要求される処理を制限するための処理制限情報を、前記機器情報取得手段が取得した前記第1機器情報に基づいて変更する変更手段と、前記変更手段が変更した前記処理制限情報により制限された処理を除いて、前記機器への処理を受け付ける設定画面を表示装置に表示する表示手段と、として機能させるプログラムを提供する。
機器と通信することにより取得した情報に合わせて機能制限の内容を変更するプログラムを提供することができる。
機種共通ドライバが利用された印刷システムを表す図の一例である。 プリンタドライバのアップグレードの概略の手順を模式的に示す図の一例である。 本実施形態のプリンタドライバによるカスタマイズ情報の更新について説明する図の一例である。 本実施形態に係る印刷システムの構成図の一例である。 PCのハードウェア構成図の一例である。 PCの機能ブロック図の一例である。 プリンタアイコンについて説明する図の一例である。 プリンタアイコンの機能構成図の一例である。 プリンタアイコンがアイコン共通設定DBのオプション情報を更新する処理を示すフローチャート図の一例である。 アイコン共通設定反映部が、自身のプリンタアイコンの持つオプション情報と機器情報を比較しオプション情報を変更する必要があるか判定する手順を示すフローチャート図の一例である。 図9のフローチャートに続いて行われる印刷設定の更新処理を示すフローチャート図の一例である。 ダイアログ画面の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
<アップグレード手順>
まず、図2を用いてプリンタドライバのアップグレード手順を説明する。図2は、プリンタドライバのアップグレードの概略の手順を模式的に示す図の一例である。アップグレード手順を説明するのは、プリンタドライバがプリンタ50から機器情報を取得するタイミングはアップグレード時が多いためである。しかし、アップグレード時以外でも機器情報を取得することが可能であるため、本実施形態のカスタマイズファイルの変更方法がアップグレード時に制限されるものではない。
アップグレードはWindows(登録商標。以下、省略する。)との親和性を確保するために推奨されている以下の手順で行われる。OSに標準搭載されているアップグレード用の機能が利用されるため、プリンタドライバの提供元やプリンタドライバの種類を問わず以下の手順で行われる。
1.管理者は図2(a)に示すプリンタドライバのデバイスプロパティ画面501を開く。デバイスプロパティ画面501は、アップグレード時に使用される他、管理者がオプション構成(接続されているフィニッシャー、保有しているトレイと各トレイに格納されている用紙などの対応などの情報)を変更したりするための画面である。
2.「新しいドライバ」ボタン503を押下する。
3.管理者は新しいバージョンのプリンタドライバパッケージに同梱されているinfファイル(ソフトウェアのインストール用の設定が記述されたファイル)へのパスを指定する(図2(b))。
4.アップグレードを開始する
5.アップグレードが終了したら、図2(c)のデバイスプロパティ画面501に戻るためOKボタン504を押下してデバイスプロパティ画面501を閉じる。
上記手順でアップグレードが実施された場合、アップグレード前の様々な設定がアップグレード後の新しいバージョンのプリンタドライバに引き継がれる。また、図1のように大規模なユーザ環境でクライアントPC99が多数存在している場合でも、サーバPC100のプリンタドライバさえアップグレードすれば、自動的にクライアントPC99も同期される。よって、各々のクライアントPC99のプリンタドライバの設定はそのまま引き継ぎつつ、プリンタドライバのバージョンをアップすることが可能である。このような利便性があることから、管理者が新しいバージョンのプリンタドライバを導入する際に古いバージョンのプリンタドライバをアンインストールしてから、新しいバージョンのプリンタドライバをインストールするという手順を踏むことはまれである。
<プリンタドライバの動作の概略>
図3を用いて本実施形態のプリンタドライバの動作の概略を説明する。図3は、本実施形態のプリンタドライバによるカスタマイズ情報の更新について説明する図の一例である。
(1)プリンタアイコン(詳細は図7にて説明する)40はプリンタ50から機器情報(第1機器情報)を取得する。
(2)プリンタアイコン40は例えばレジストリ21に記憶されている機器情報と同等の情報を有するオプション情報(第2機器情報)を読み出して機器情報と比較する。また、比較した結果、相違があるとレジストリ21のオプション情報に相違を反映させる。
(3)オプション情報が更新されるとプリンタアイコン40はカスタマイズ情報(処理制限情報)への影響があるか否かを判断し、影響がある場合にはカスタマイズ情報を更新する。
したがって、本実施例のプリンタアイコンは接続機器と双方向通信することにより取得した機器状態に合わせてカスタマイズ内容を変更することができる。
<構成例>
図4は、本実施形態に係る印刷システム1の構成図の一例を示す。印刷システム1は、ネットワーク2を介して接続されたPC10、及び、複数のプリンタ50を有している(図では、区別するためにそれぞれをプリンタ50−n(nは自然数)で示した)。このうちの1台がプリンタAである。
ネットワーク2は主に社内LANであるが、WAN又はインターネットを含んでいてもよい。また、ネットワーク2は全てが有線で構築されていてもよいし、一部又は全てが無線LAN、Bluetooth(登録商標)、などの無線にて構築されていてもよい。また、PC10とプリンタ50との間の接続は、ネットワーク2に限られず、例えばシリアル通信でPC10とプリンタ間を一連に接続してもよい。
PC10は図1におけるサーバPC100に相当する。しかし、クライアントPC99がプリンタ50から機器情報を取得できるのであれば、PC10はクライアントPC99でもよい。一方、PC10がサーバPC100であれば、プリンタドライバ30のアップグレードがクライアントPC99にも反映されるという優位性がある。また、本実施例では極力、サーバPC100を管理する者を管理者と、クライアントPC99を操作する者をユーザと称するが、両者は厳密に区別されなくてよい。
PC10ではOS(Operating System)及びプリンタドライバ30が動作すると共に文書作成ソフトなどの後述するアプリケーションソフトが動作する。ただし、アプリケーションソフトが動作するのは主にクライアントPC99である。PC10はプリンタドライバ30が動作する情報処理装置の一例である。したがって、PC10以外でもプリンタドライバ30が動作するのであれば、タブレット型端末、携帯電話、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、ウェアラブルPC、ゲーム機器、カーナビゲーション端末、プロジェクタなどの投影装置、又は、電子黒板などでもよい。
プリンタ50は、PC10からの印刷指示に従って動作する画像形成装置である。印刷方式は、電子写真方式又は液滴吐出方式のどちらでもよいし、これら以外でもよい。また、プリンタ50は画像形成機能を有していれば、スキャナ機能、コピー機能、複写機能、FAX機能などの1つ以上を備えていてよく、スキャナ装置、コピー機、複写装置、FAX装置又は複合機などと呼ばれていてもよい。
図4では、説明の便宜上、PC10は1台のみを示すものであるが、PC10の数はこれに限られず、PC10は複数台でもよい。
<<ハードウェア>>
図5は、PC10のハードウェア構成図の一例を示す。PC10は、それぞれバス110で相互に接続されているCPU101、ROM102、RAM103、外部I/F104、通信装置105、入力装置106、ディスプレイI/F107及び記憶装置108を有する。CPU101は、OS、アプリケーションソフト、及び、プリンタドライバ30を記憶装置108から読み出して、RAM103を作業メモリにして実行する。
RAM103は必要なデータを一時保管する作業メモリ(主記憶メモリ)であり、ROM102はIPL(Initial Program Loader)やBIOSなどを記憶している。
外部I/F104はUSBケーブル等のケーブルや、可搬型の記憶媒体111を装着するインタフェースである。通信装置105は、LANカードやイーサネット(登録商標)カードであり、CPU101からの指示によりプリンタ50に印刷データを送信する。
入力装置106は、キーボード、マウスなど、ユーザの様々な操作指示を受け付けるユーザインタフェースである。タッチパネルや音声入力装置を入力装置とすることもできる。ディスプレイI/F107は、アプリケーションソフトが指示する画面情報に基づき所定の解像度や色数等でディスプレイ120に画面を描画する。ディスプレイ120(表示装置)は、液晶や有機ELなどのFPD(Flat Panel Display)である。
記憶装置108は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの不揮発メモリを実体とし、OS、プリンタドライバ30、及び、アプリケーションソフトを記憶している。
記憶媒体111は、例えば、SDカードやUSBメモリ、CD−ROMなど不揮発性のメモリである。OS、アプリケーションソフト、及び、プリンタドライバ30は、記憶媒体111に記録された状態又はプログラム配信用のサーバからダウンロードされる態様で配布される。
<機能構成>
次に、図6を用いて、PC10の機能構成について説明する。図6は、PC10の機能ブロック図の一例である。
<<PCの各機能構成>>
PC10は、アプリケーションソフト11、OS12、プリンタドライバ30及び通信部13を有する。アプリケーションソフト11は、プリンタドライバ30を呼び出してプリンタ50に印刷要求するものであればよい。アプリケーションソフト11はアプリケーションソフト11に応じた機能を備えている。例えば、ワープロ機能、ブラウザ機能などであるがどのような機能を有していてもよい。
OS12は例えばWindows(登録商標。以下、省略する)シリーズのOSであり、PCがサーバPC100であればサーバ用のWindowsが動作しており、クライアントPC99ではクライアント用のWindowsが動作している。WindowsシリーズのOS12としたのは本願のプリンタドライバ30が奏する効果がWindowsシリーズのOSに対し有効であるためである。また、WindowsシリーズのOSであればポイントアンドプリントを利用できる。しかしながら、OS12が必ずWindowsシリーズのOSである必要はなく、本実施形態のプリンタドライバ30が行うアップグレードが可能なOSであればよい。
プリンタドライバ30は、アプリケーションソフト11が作成した文書データ(文書が記述されたものには限られず、印刷可能なすべてのデータをいう)やPC10の記憶装置108に記憶された文書データから印刷データを作成してプリンタ50に送信する。印刷データはPDL(Page Description Language)で記述されたものでもよいし、レンダリングされた画像データの形式でもよい。プリンタドライバの詳細についてはプリンタアイコン40と共に後述する。
通信部13は、図6に示されているCPU101からの命令及び通信装置105等によって実現され、ネットワーク2を介してプリンタ50と各種データの送受信を行う。
また、PC10は、図6に示されているCPU101及び記憶装置108等によって構築される不揮発性の記憶部14を有している。記憶部14にはアイコン共通設定DB15が構築されている。アイコン共通設定DB15にはオプション情報とカスタマイズ情報が記憶されるが詳細は後述する。
<<プリンタアイコン>>
図7はプリンタアイコン40について説明する図の一例である。プリンタアイコン40は、プリンタ50と対応づけられたプリンタドライバの実体である。プリンタアイコン40はプリンタ50のIPアドレスなどでプリンタ50と紐づけられ、プリンタ50から取得された機器情報(プリンタアイコン内ではオプション情報と呼ばれる)とユーザがプリンタ50に処理内容を指示する印刷設定が設定される。
PC10にプリンタドライバ30がインストールされた場合、プリンタ50を視覚的に表示するために図示するようなプリンタ50を表す画像データも例えばローカルファイルなどにインストールされる。あるいは、予めこのような画像がOS12に用意されている。
プリンタドライバ30は画像データに機器情報に含まれるプリンタ50のモデル名などを付与し、また、管理者側でモデル名などを編集できる。オプション情報は、インストール時双方向通信により機器情報として取得されプリンタドライバ30のインストールと共にPC10に格納される(本実施例ではレジストリ21に格納されるものとして説明する)。アップグレードされた場合、プリンタ50から取得された機器情報とオプション情報との相違点がオプション情報に反映される。印刷設定はインストールと共にレジストリ21に格納されたものか又はユーザが最後に設定したものがプリンタアイコン40に設定される。
このように本実施例で扱うプリンタアイコン40は、単なる画像データではなくプリンタドライバ30が対応するプリンタ50の機能や設定を保持するものであり、管理者やユーザはPC10のプリンタアイコン40を実際のプリンタ50のように扱うことができる。例えば、プリンタアイコン40をダブルクリックすることなどによりプリンタ50のオプション情報を表示させることができる。
また、プリンタアイコン40はプリンタドライバ30の実体なので、プリンタドライバ30のアップグレードは、プリンタアイコンのアップグレードを伴う。したがって、同一のプリンタドライバ30から複数のプリンタアイコンが作成されている場合は、すべてのプリンタアイコンがアップグレードされる。本実施形態ではプリンタドライバ30のアップグレードとプリンタアイコン40のアップグレードを特に区別しない場合がある。
図8は、プリンタアイコン40の機能構成図の一例を示す。プリンタアイコン40は、UIモジュール41、GRモジュール42、双方向モジュール43、アイコン共通設定反映部44、及び、印刷設定反映部45を有する。プリンタアイコン40が有する各部は、図5に示されている各構成要素のいずれかが記憶装置108からRAM103上に展開されたプリンタドライバ30やOS12に従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
UIモジュール41は、図5のCPU101及びディスプレイI/F107等により実現され、プリンタドライバ30に標準で搭載されているユーザインタフェースに関する処理を行う。印刷設定やデバイスプロパティ画面の立ち上げや印刷設定の保存、基本的なアップグレード処理などはこのモジュールが担う。
UIモジュール41はアップグレード処理が開始されたら、双方向モジュール43にプリンタアイコン40が接続している(紐づけられている)プリンタ50と双方向通信して機器情報を取得するように要求する。また、双方向モジュール43から受け取った機器情報をアイコン共通設定反映部44に送出する。
GRモジュール42は図5に示されているCPU101からの命令等により実現され、ユーザが設定した印刷設定を参照して、アプリケーションソフト11によって作成された印刷対象の文書データから印刷設定を反映した印刷データを作成する。印刷データには描画データ(例えばPDLデータ)と制御データ(例えばPJLの印刷コマンド)が含まれる。なお、GRモジュール42はOS12を介してUIモジュール41と通信する。
双方向モジュール43は図5に示されているCPU101からの命令及び通信装置105によって実現され、ネットワーク2を介してプリンタ50から機器情報などを取得する。双方向モジュール43が通信するプリンタ50はプリンタアイコン40のポートに設定されたIPアドレスにより特定できる。
アイコン共通設定反映部44は、図5に示されているCPU101からの命令等により実現され、同じプリンタドライバ30に紐付いているプリンタアイコン40に共通の情報を更新する。本実施形態では、アイコン共通設定DB15のオプション情報やカスタマイズ情報を更新する。具体的にはUIモジュール41から受け取った機器情報とオプション情報の相違点をオプション情報に反映する。さらに、オプション情報への反映結果に基づきカスタマイズ情報を更新する。
なお、アイコン共通設定反映部44は、UIモジュール41から受け取った機器情報と、機種依存ファイル47(機能リスト)を比較して、上記のオプション情報への相違点の反映が適切か否かを判断する。
印刷設定反映部45は図5に示されているCPU101からの命令等により実現され、オプション情報、カスタマイズ情報、及び、機種依存ファイルを印刷設定(機器設定情報の一例)に反映させる。なお、アイコン共通設定DB15は同じプリンタドライバ30に紐付いたプリンタアイコン40に共通であるが、印刷設定はユーザごとに設定が可能である。したがって、ユーザごとに印刷設定が変更されうる。
印刷設定DB46は、図5のRAM103や記憶装置108に構築され、サーバPC100にログインしたユーザがプリンタアイコン40に設定した印刷設定をユーザごとに記憶している。アイコン共通設定DB15に記憶されているオプション情報とカスタマイズ情報、機種依存ファイル47に記載されている機種の機能によって、印刷設定できる項目は異なる。このため、プリンタアイコン40が接続するプリンタ50の機種が変わったり、プリンタ50のオプション情報やカスタマイズ情報が変わることに伴って変更される。
なお、印刷設定は本実施例ではDevmodeに格納される。DevmodeはWindowsが提供する印刷に関する設定が格納される構造体である。Devmodeはアプリケーションソフト11、OS12、及びプリンタドライバ間で受け渡しが可能である。
アイコン共通設定DB15は図5のRAM103や記憶装置108に構築され、同じプリンタドライバ30に紐づくプリンタアイコン40により共通に参照されるデータベースである。例えば、アイコン共通設定DB15はプリンタドライバ30ごとに作成され、同じプリンタドライバ30から作成されたプリンタアイコン40の識別情報(例えば、重複しない番号)がアイコン共通設定DB15に登録されている。アイコン共通設定DB15はプリンタアイコン40ごとのオプション情報とカスタマイズ情報を個別に記憶している。オプション情報は、機器情報と同等な情報を有し、プリンタアイコン40が接続しているプリンタ50の状態に関する情報である。例えば、どのフィニッシャー、どのトレイがプリンタ50に装着されているか、どのトレイにどの用紙サイズの用紙が入っているのか、などの機器情報が格納される。カスタマイズ情報は、印刷設定画面で表示される印刷設定を制限する情報である。インストール時に管理者などが指定すると、管理者もプリンタドライバ30を一度アンインストールして再インストールしない限りカスタマイズ情報を再設定できない。
機種依存ファイル47は図5のRAM103や記憶装置108に記憶され、プリンタ50の機種ごとに搭載している機能の一覧が記載されたファイルである。機種依存ファイル47はプリンタドライバ30のインストール時に、各ユーザごとにRAM103や記憶装置108に記憶される。プリンタドライバ30がサポートしている機種の数だけ機種依存ファイル47が存在する。
なお、機種依存ファイル47とアイコン共通設定DB15のオプション情報とカスタマイズ情報は複数のプリンタアイコン40に対し一意の記憶領域に保存されている。本実施例ではレジストリ21を例に説明する。レジストリ21の記憶領域の指定方法は以下のとおりである。
「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Print\Printers\プリンタアイコン名\PrinterDriverData
サーバPC100に作成されたプリンタアイコン40はポイントアンドプリントによりクライアントPC99にも作成される。このようなサーバPC100とクライアントPC99のプリンタアイコン40は互いに紐付いている。つまり、ユーザがクライアントPC99を操作してサーバPC100にログインした場合、クライアントPC99はこのユーザに紐付いたプリンタアイコン40をサーバPC100に同期させる。同期によりクライアントPC99はサーバPC100と同じレジストリ21を参照できるようになる。これにより、クライアントPC99はプリンタアイコン40を使用する際に元となるサーバPC100におけるプリンタアイコン40と同様の情報を取得できる。
<動作手順(オプション情報の更新)>
次に、図9、10、表3,4を用いてアイコン共通設定DB15のオプション情報の更新処理を説明する。図9は、プリンタアイコン40がアイコン共通設定DB15のオプション情報を更新する処理を示すフローチャート図の一例である。図9は管理者が任意のプリンタアイコン40からアップグレードを開始することでスタートする。例えばプリンタアイコン40を右クリックして図2のデバイスプロパティ画面501を開き「新しいドライバ」ボタン503を押下する。
なお、図9の処理は、アップグレードが開始されたプリンタアイコン40だけでなく、該プリンタアイコン40に紐付いているプリンタドライバ30から作成されたすべてのプリンタアイコン40に対し実行される。また、これらの処理はすべて、アップグレード後の新しいバージョンのプリンタドライバ30により行われる。
S101:UIモジュール41は、双方向モジュール43に双方向通信を要求し、双方向モジュール43がプリンタ50と双方向通信を行う。双方向通信に成功した場合、処理はステップS102に進む。失敗した場合は終了する。
S102:双方向モジュール43はプリンタ50から機器情報を取得し、機器情報をUIモジュール41に送出する(表3を参照)。
S103:双方向モジュール43から受け取った機器情報を、UIモジュール41がアイコン共通設定反映部44に送出してアイコン共通設定DB15への反映を依頼する。
S104:アイコン共通設定反映部44は、自分のプリンタアイコン40が持つオプション情報と機器情報を比較し相違点があるか否かを判定する。相違点がある場合、オプション情報を変更する必要がと判断する(表3,表4(a)を参照)。必要がなければ、処理を終了する。
S105:オプション情報を変更する必要がある場合、アイコン共通設定反映部44は機器情報とオプション情報の相違点をオプション情報に反映させる(表4(b)を参照。)。
S106:次に、アイコン共通設定反映部44は、自分のプリンタアイコン40の持つカスタマイズ情報と機種依存ファイル47、オプション情報を読み込み、カスタマイズ情報に変更が必要か判定する(表5参照。)。必要がなければ、処理を終了する。
S107:カスタマイズ情報に変更が必要な場合、アイコン共通設定反映部44はカスタマイズ情報をステップS106で判断した変更内容に変更する。
Figure 2016177351
表3は双方向モジュール43が取得する機器情報の一例である。表3は上記の<プリンタAの機器情報>に対しトレイ3が装着された状態の機器情報である。以下、各項目を説明する。
ModelName…プリンタ50のモデル名
プリンタAに接続していればプリンタAが記載される。
Tray…装着済みのトレイ名
プリンタAはトレイ1,2、3と手差しトレイを装着しているので、それぞれを表す1,2,3,Bypassが記載される。
Finisher1…Finisher1が付いているか否か
プリンタAはフィニッシャー1が装着されているので、onが対応づけられている。装着されていなければoffとなる。
Finisher2…Finisher2が付いているか否か
プリンタAはフィニッシャー2が装着されていないためoffが対応づけられている。装着されていればonとなる。
TrayX(Xは1,2,3)…トレイXに格納されている紙種と用紙サイズ
プリンタAはトレイ1,2に普通紙A4が、トレイ3に厚紙A3が格納されているので、それぞれを表す記載が対応づけられている。
Bypass…手差しトレイに格納されている紙種と用紙サイズ
プリンタAは手差しトレイに普通紙A4が格納されているので、それを表す記載が対応づけられている。
Figure 2016177351
表4(a)はアップグレード前にプリンタアイコン40が有するオプション情報の一例であり、表4(b)は機器情報の上書き後のオプション情報の一例である。まず、表4(a)について説明する。
ModelName…プリンタ50のモデル名
プリンタ50と双方向通信をしたときに取得できたModelNameを記載する。接続先がプリンタAであればプリンタAが記載される。
Option…プリンタ50(ここではプリンタA)に装着済みのOptionリスト
プリンタ50と双方向通信をしたときに取得できたTray,Finisher1,Finisher2の状態を元に、ひとつのリストにして記載されている。表4(a)ではトレイ1、トレイ2、手差しトレイ、及び、フィニッシャー1がプリンタ50に装着されている。
TrayX、Bypass:各トレイとそのトレイに格納されている紙種と用紙サイズの対応リスト
表4(a)ではトレイ1,2及び手差しトレイにA4の普通紙がセットされている。
<<図9のS104の判断>>
図10、表3,4を用いて、図9のステップS104の判断について説明する。図10は、アイコン共通設定反映部44が、自身のプリンタアイコン40の持つオプション情報と機器情報を比較しオプション情報を変更する必要があるか判定する手順を示すフローチャート図の一例である。以下では、双方向モジュール43が取得する表3の機器情報と、表4(a)の「プリンタアイコン40の持つオプション情報」とが比較される。比較結果により、表4(b)の上書き後のオプション情報が作成される。
S1041:ModelNameを比較する。異なっていれば表3の機器情報のモデル名で表4(a)のオプション情報のモデル名をアイコン共通設定反映部44が更新する。なお、更新は図9のステップS105で行われる。
S1042:表3の機器情報のTray(1,2,3,Bypass)と表4(a)のオプション情報のOption(Tray1,Tray2,Bypass,Finisher1)を比較し、相違を検出する。機器情報にはTray3があることが検出される。アイコン共通設定反映部44は図9のステップS105でオプション情報のOptionにTray3を追加する。なお、逆にオプション情報のOptionにだけ記載されているトレイがある場合はOptionから削除する。
S1043:表3の機器情報のTray1,Tray2,Tray3と表4(a)のオプション情報のTray1,Tray2を比較し、相違を検出する。機器情報にはTray3=thick,A3という記載があることが検出される。アイコン共通設定反映部44は図9のステップS105でオプション情報にTray3=thick,A3を追加する。なお、逆にオプション情報のOptionにだけ記載されているTrayXがある場合はTrayXを削除する。
S1044:表3の機器情報のFinisher1(on)と表4(a)のオプション情報のOptionを比較し、相違を検出する。ここでは相違がないことが分かる。相違がある場合、図9のステップS105で、オプション情報に追加するか又は削除する。
S1045:表3の機器情報のFinisher2(off)とオプション情報のOption(Tray1,Tray2,Bypass,Finisher1)を比較し相違を検出する。機器情報のFinisher2はoffなので、相違がないことが検出される。相違がある場合は、図9のステップS105で、オプション情報に追加するか又は削除する。
図10の手順により得られたオプション情報が表4(b)である。下線部が追加された記載を示す。モデル名及びフィニッシャーについては追加や削除がされていないが、トレイについてはTray3の追加が行われている。
<<カスタマイズ情報の更新>>
続いて、表5を用いてアイコン共通設定DB15のカスタマイズ情報の更新について説明する。
Figure 2016177351
表5は、アイコン共通設定反映部44によって更新されたプリンタAに対するカスタマイズ情報を示す。更新前のカスタマイズ情報としては表1を参照されたい。<プリンタAの機器情報>に記載されているように「A3,厚紙,薄紙を入れられるのはトレイ3のみ」である。一方、表1のカスタマイズ情報ではTray3でしか使えない用紙サイズや紙種は印刷設定画面に表示させないように記載されている。
これに対し表4(b)のオプション情報によればTray3が増加し、Tray3にはA3の厚紙が入っている。さらにアイコン共通設定反映部44がプリンタAの機種依存ファイル47を確認した場合に、Tray3はA3と厚紙のどちらもサポートしているものとする。したがって、アップグレード後はプリンタA(プリンタAを表すプリンタアイコン40)から、ユーザはA3の厚紙を選択可能でなければならない。しかし、インストール時のカスタマイズにより、A3と厚紙は使用できないよう選択肢が固定されてしまったため、印刷設定画面にこれらの選択肢が表示されずユーザは設定できない。
アイコン共通設定反映部44はこのように、オプション情報に記載され、機種依存ファイル47にも記載され機種としてサポートしている機能にも関わらず、インストール時のカスタマイズによって使えなくなっている機能やその選択肢があった場合、カスタマイズ情報の更新が必要であると判断する。本実施例では、用紙サイズの固定値にA3を追加し、紙種の固定値に厚紙を追加すると決定する。また、図9のステップS107でカスタマイズ情報に決定した内容を記載する。
より具体的には、オプション情報に追加された記載を記録しておき、機種依存ファイル47を確認すればよい。オプション情報にはTray3とTray3=thick,A3が追加されたので、この機能が機種依存ファイル47でサポートされていれば、カスタマイズファイルにthick,A3を追加すべきことを判断できる。
なお、機種依存ファイル47による確認はなくてもよい。これは管理者が機種依存ファイル47で規定されているオプションしかプリンタ50に装着しないという前提である。通常、管理者は機種依存ファイル47で規定されているオプションしか装着しないと考えられるので、機種依存ファイル47による確認はなくてもよい場合がある。また、カスタマーサービスが機種依存ファイル47で規定されているオプションしかプリンタ50に装着しないように推奨するはずである。しかしながら、機種依存ファイル47による確認を行うことで、プリンタ50で使用できることが保証されたオプションのみをユーザが使用できるようにカスタマイズ情報を更新できる。
また、オプション情報から削除された項目(減少した設定)がある場合、アイコン共通設定反映部44は特にカスタマイズ情報は更新しなくてよい。これは、オプション情報に記載されていない構成は印刷設定画面に表示されないので、オプションの構成がカスタマイズ情報に記載されていても、印刷設定画面に表示されないためである。
しかし、オプション情報からの削除に伴いカスタマイズ情報に項目を削除する更新を行うっても支障は少ない。例えば、管理者がオプションを一時的に外しておき、次回、管理者がいったん外したオプションをプリンタ50に追加した場合、本実施例の作用によりユーザが選択可能になる(カスタマイズ情報に追加される)。したがって、オプション情報から削除された記載がある場合も、カスタマイズ情報を更新してよい。こうすることで、オプションの装着とカスタマイズ情報の記載を連動させることができる。
以上のようなカスタマイズ情報の更新により、管理者がオプションを装着した場合に、カスタマイズ情報を更新できる。すなわち、プリンタドライバ30としてはどの機種のどのトレイでどの用紙サイズや紙種の使用が可能かという情報を持っていない。このため、管理者が手動でカスタマイズした場合に、プリンタドライバ30は適切なオプションが適切に使用されているかどうか判断できない。そこで、本実施例のようにオプション情報と機種依存ファイル47を用いてカスタマイズ情報を更新することが有効になる。
なお、本実施例は、アイコン共通設定反映部44が自動的にカスタマイズ情報を更新する方法を述べたが、ユーザインタフェースを活用してもよい。例えば、図9のステップS106で変更のあったオプションと、それに関連するカスタマイズ情報をディスプレイ120にUIモジュール41が表示する。関連するカスタマイズ情報とは現在のカスタマイズ情報の他、オプションの変更点に対し追加可能なオプション及び削除できるオプションに関する情報である。管理者はユーザインタフェースから手動でカスタマイズ内容を変更し、その情報をUIモジュール41からアイコン共通設定反映部44が受け取ってアイコン共通設定DB15に反映させる。
この方法を使えば、より柔軟にカスタマイズ内容を変更することが可能である、例えば、プリンタAについてトレイ3でユーザが薄紙も使えるようになるため、ユーザはユーザインタフェースから薄紙を使用可能とするカスタマイズ情報に更新することで、薄紙も選択可能となる。
<印刷設定の更新>
次に、図11を用いて、アイコン共通設定DB15の更新後の処理を説明する。図11は、図9のフローチャートに続いて行われる印刷設定の更新処理を示すフローチャート図の一例である。なお、図9のフローチャート図で、アイコン共通設定DB15が更新されなかった場合(途中で処理が終了した場合)、図11のフローチャートは実施されない。また、図11は、アップグレードが開始されたプリンタアイコン40だけでなく、該プリンタアイコン40に紐付いているプリンタドライバから作成されたすべてのプリンタアイコン40に対し実行される。
S201:アイコン共通設定反映部44は、アイコン共通設定DB15を更新したか否かを判定する。更新がなかった場合には印刷設定にも変更はないと分かるため、処理を終了する。
S202:アイコン共通設定反映部44は、アイコン共通設定DB15に変更があったことを印刷設定反映部45に通知する。
S203:印刷設定反映部45は、アイコン共通設定DB15に変更があったという通知をアイコン共通設定反映部44から受け取り、印刷設定とオプション情報を比較して、印刷設定を変更する必要があるかを判定する。変更の必要があれば処理はステップS204に進み、必要がなければステップS205に進む。
例えば、アップグレード前は、印刷設定で「給紙トレイ」の設定が、「トレイ4」だったとする。このときオプション情報の「Option」リストには「Tray4」が記載されているはずである。しかしアップグレード時の双方向通信で取得した機器情報で取得できた情報はTray=1,2,3のみであったとする。そうすると、オプション情報のOptionからは図9のフローで「Tray4」が削除されてしまう。このような場合、印刷設定でも「トレイ4」は設定不可能となるため、印刷設定を変更する必要がある。
S204:印刷設定反映部45は、ステップS203の判定結果と機種依存ファイル47に記載されている内容に基づき印刷設定を変更する。ステップS203の例では、印刷設定のTray4の「給紙トレイ」に変更が必要なため、適切な値(デフォルト値)に変更する。デフォルト値は機種依存ファイル47に記載されている。機種依存ファイル47は表6にて説明する。機種依存ファイル47にはその機種がサポートしている各機能のデフォルト値や選択肢、排他情報などが記載されている。給紙トレイのデフォルト値はautoなので、印刷設定の「給紙トレイ」の設定をAutoに変更する。
S205:印刷設定反映部45はカスタマイズ情報の変更に影響を受ける項目があるか否かを判定する。変更の必要があれば処理はステップS206に進む。必要がなければ、処理を終了する。変更が必要な例については表7,8で説明する。
S206:印刷設定反映部45は、カスタマイズ情報に合わせて印刷設定を変更する。
Figure 2016177351
表6は機種依存ファイル47のうちトレイに関する記載の一例である。表6ではxml形式で記載されているが、フォーマットはxmlに限られない。タグや属性の意味について説明する。
・Feature name…機能名を意味する。給紙トレイの機能はinputtrayとなる。
・Default…feature nameに記載された機能のデフォルト値である。表6では給紙トレイの機能のデフォルト値はautoであることを示している。
・Name…設定可能な選択肢を意味する。Tray1から4まで選択可能であることを示している。
・Constraint…排他情報である。<constraint>タグで囲われたcondition expressionはtray4に排他情報があることを示す。表6ではoption(オプション情報)にtray4があるときのみtray4が選択可能という意味である。
<<カスタマイズ情報に基づく印刷設定の変更>>
表7,8を用いて、カスタマイズ情報の変更に基づく印刷設定の変更について説明する。以下では、説明の便宜上、表2に示したジェネリックモードのカスタマイズ情報を用いて説明する。
Figure 2016177351
表7は双方向通信によりジェネリックモードからプリンタAにモデル名が変更になった場合のオプション情報の一例を示す。表7(a)は図9のフローチャートによって更新される前のオプション情報を、表7(b)は図9のフローチャートによって更新された後のオプション情報を、それぞれ示している。
まず、アップグレード前は接続先のプリンタ50をプリンタドライバがサポートしていなかったため、ユーザはジェネリックモードとして使っていた。しかし、新しいバージョンのプリンタドライバではプリンタAをサポートしているため、図9の処理終了後はオプション情報のModelNameがプリンタAとなる。
また、ジェネリックモードとして使われている場合、フィニッシャーの名前に関わらず、フィニッシャーがついていればOption=Finisherとオプション情報に記載される。これに対し、プリンタアイコン40が機器情報を取得して図9のフローチャートでオプション情報が書き換えられた際には、プリンタAが持つフィニッシャーの正式名称であるFinisher1が記載される。<プリンタAの機器情報>に示すようにFinisher1はパンチを意味する。
Figure 2016177351
表8は、表7に示すオプション情報の変更に伴い、表2のカスタマイズ情報(Punchはoffと左のみ設定可能)が変更されたカスタマイズ情報を示す。オプション情報の相違点はFinisher1(パンチ)なので、カスタマイズ情報のうちパンチに関する記載が更新される。上記の<プリンタAの機器情報>によれば、プリンタAはoff、右2穴、左3穴のパンチが可能である。このため、カスタマイズ情報においてパンチの設定が変更され、off、2atright及び3atleftが記載されている。
カスタマイズ情報が変更されため、印刷設定を変更する必要がある。変更が必要なのはパンチの設定である。例えば、アップグレード前の印刷設定にPunch=左(left)と設定されていたとする。まず、印刷設定反映部45はleftという現在の印刷設定が可能か否かを判断する。アップグレード後のカスタマイズ情報にはPunch=leftという記載はない。次に、印刷設定のPunch=左(left)とカスタマイズ情報を比較すると、leftという言葉を含む3atleftに該当する(最も近い)ことが分かる。そこで図11のステップS206で、印刷設定反映部45は印刷設定のPunchの現在値を左3穴に変更する。これにより、カスタマイズ情報の変更の影響を印刷設定に反映させることができ、ユーザはカスタマイズ情報が許可する範囲で正しい設定を選ぶことができる。
なお、印刷設定の現在地のPunch=左(left)に対し、カスタマイズ情報にleftを含む設定(例えば、3atleftなど)がない場合、オプション情報に記載された何らかのパンチの設定をカスタマイズ情報に記載してよい(例えば2atright)。これにより、ユーザが開く印刷設定画面のPunchをOffにしないことができる。あるいは、管理者にカスタマイズ情報をどのように設定するかを問い合わせてもよい。
このようにすべての印刷設定についてアップグレード時双方向通信したことによる変更が完了したら、このプリンタアイコン40のアップグレード処理は終了し、同じフローを次のプリンタアイコン40のアップデート処理の中で実施する。すべてのプリンタアイコン40において本フローが終了したら、アップデート処理は完了である。
<本実施形態の作用効果>
以上のようにカスタマイズ情報を変更することで、プリンタ50に新しいオプションが装着されプリンタドライバをアップグレードしても、カスタマイズ情報によりアップグレード後も使用できないという不都合を解決できる。すなわち、本実施形態により変更のあったオプション情報に合わせてカスタマイズ内容を適切に変更するため、アップグレード時双方向通信によって印刷可能となった設定をユーザが選択して印刷できる。また、管理者がプリンタドライバをアンインストールしてからインストールし直してカスタマイズをしなおす必要もない。
また、ジェネリックモードで使用されていたプリンタ50が、アップグレード時の双方向通信により機種固有の選択肢をユーザが選択できるようになった場合も、カスタマイズ情報を更新することができる。すなわち、ジェネリックモードのカスタマイズ情報の選択肢が機種固有の選択肢のどれに該当するかを判断し、新たに機種固有の選択肢に固定することで、ユーザは機種固有の選択肢を選択できるようになる。
このため、アップグレードのタイミングでカスタマイズ情報を変更することで、プリンタアイコン40が接続しているプリンタ50の最新の状態に合わせた印刷設定でユーザは印刷することが可能となる。また、特定の選択肢で印刷設定を固定するなどユーザが意図したカスタマイズの運用を継続することができる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
なお、実施例では主に、管理者権限を持つ管理者がアップグレード処理を実行した際にカスタマイズ情報が変更される例を説明したが、それまでログインしていたユーザが別のユーザに切り替わった時でも、印刷設定を変更することができる。この場合、サーバPC100はポイントアンドプリントでインストールしている該ユーザのプリンタアイコン40(クライアントPC99)に印刷設定の変更を行う。つまり、あるプリンタアイコン40にひもづく別のプリンタアイコン40は、アイコン共通設定が変更された後、印刷設定のみ必要に応じて(例えばログイン時)変更すればよい。
また、上記の実施例ではカスタマイズ情報の変更について説明したが、本実施形態はほかにもさまざまな不都合を解決することができる。例えば、カスタマイズしていないプリンタアイコン40についてアップグレード時に双方向通信により取得された機器情報が意図しない情報を含む場合がある。その場合、機器情報の意図しない設定にオプション情報も更新されてしまう。
例えば、どのトレイにどの用紙サイズが入っているかの情報を本体から取得しデバイスプロパティ画面に表示することができる(以下、PaperSizeSettingと呼ぶ)。しかし、トレイにセットする用紙サイズはユーザによって一時的に変えられることがある。一時的に用紙サイズを変更していた場合、たまたま双方向通信することでPaperSizeSettingにセットされていた用紙サイズを反映させなくてもよい。例えば、基本的にトレイ1にはA4,トレイ2にはA3をセットしておくものであると管理者が決めておき、PaperSizeSettingにもそのように表示させていたとする。しかし、アップグレード時にたまたま一時的にトレイ1に封筒をセットしていた場合、PaperSizeSettingには「トレイ1:封筒」と表示されてしまい、次にアップグレードするまで、トレイ1は封筒という表示のままになってしまう。
このような場合、デバイスプロパティ画面に反映させる前に1つダイアログ画面を表示すればよい。
図12はダイアログ画面601の一例を示す。アイコン共通設定反映部44がUIモジュール41から呼ばれたら機器情報とオプション情報で相違のある設定を、UIモジュールなどを介してダイアログ画面601に表示させる。図12では「以下の相違が検出されました。トレイ1:封筒」オプション情報に反映させますか?」というメッセージ602が記載されている。管理者はそれらの機器情報を反映するか否かを入力する。管理者はこの相違がある機器情報をオプション情報に反映させたい場合にだけ、はいボタン603を押下し、そうでない場合はいいえボタン604を押下する。したがって、管理者が決定した内容だけをアイコン共通設定DB15や印刷設定DB46に反映させることができる。
これにより、アップグレード時に適切でない状態のプリンタ50と双方向通信して機器情報を取得してしまった場合でも、管理者の意図どおりに機器情報をオプション情報に反映させることができる。
また、例えば、図6のプリンタアイコン40の機能ブロックは、PC10の処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。プリンタアイコン40の処理は、処理内容に応じてさらに多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。
また、図6で、アイコン共通設定反映部44と印刷設定反映部45はUIモジュール41ではなくGRモジュール42とやりとりしてもいいし、プリンタドライバの既存モジュールを介さずに外部モジュールと直接やり取りしてもよい。またプリンタドライバの外部モジュールとしてアイコン共通設定反映部44と印刷設定反映部45を配置し、プリンタドライバとやりとりしてもよい。
また、上記のカスタマイズ情報は使用できる機能が登録されたホワイトリスト形式であるが、使用できない機能が登録されたブラックリスト形式であってもよい。
また、各図6に示した各機能はソフトウェアにより実現される他、ICなどのハードウェアにより実現されてもよい。
また、本実施形態ではプリンタドライバ30を例にして説明したが、本実施形態はPC−FAXドライバにも同様に適用できる。
1 印刷システム
11 アプリケーションソフト
21 レジストリ
30 プリンタドライバ
40 プリンタアイコン
41 UIモジュール
43 双方向モジュール
44 アイコン共通設定反映部
45 印刷設定反映部
47 機種依存ファイル
50 プリンタ
99 クライアントPC
100 サーバPC
特開2006−277345号公報

Claims (10)

  1. 機器へ処理を要求する情報処理装置を、
    機器の機能が記載された第1機器情報を機器から取得する機器情報取得手段と、
    前記機器へ要求される処理を制限するための処理制限情報を、前記機器情報取得手段が取得した前記第1機器情報に基づいて変更する変更手段と、
    前記変更手段が変更した前記処理制限情報により制限された処理を除いて、前記機器へ要求する処理を受け付ける設定画面を表示装置に表示する表示手段と、として機能させるプログラム。
  2. 前記変更手段は、前記第1機器情報と同等の情報を含む第2機器情報が記憶された記憶部から前記第2機器情報を読み出し、前記第2機器情報に対する前記第1機器情報の相違点を取り出し、前記相違点を前記第2機器情報に反映させ、
    前記第2機器情報に反映された前記相違点に応じて前記処理制限情報を変更する請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記変更手段は、前記相違点が前記機器の機能の増加を示す場合、増加した機能に対応する処理が前記処理制限情報により制限されないように前記処理制限情報を変更し、前記相違点が機能の減少を示す場合、減少した機能に対応する処理が前記処理制限情報により制限されるように前記処理制限情報を変更する請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記変更手段は、前記機器の機種がサポートする機能リストが記憶された記憶部から前記機能リストを読み出し、前記相違点として増加される機能が前記機能リストに記載されている場合にのみ、増加した機能に対応する処理が前記処理制限情報により制限されないように前記処理制限情報を変更する請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記情報処理装置をさらに、
    前記設定画面を構築するための機器設定情報が記憶されている記憶部から前記機器設定情報を読み出し、前記相違点を前記機器設定情報に反映させる機器設定情報変更手段として機能させ、
    前記表示手段は、前記処理制限情報により制限された処理を除いて、前記機器設定情報変更手段により変更された前記機器設定情報を用いて前記設定画面を作成して前記表示装置に表示する請求項2〜4いずれか1項に記載のプログラム。
  6. 前記変更手段が前記処理制限情報を変更した場合、前記機器設定情報変更手段は、前記変更手段が変更した前記処理制限情報により処理が制限される前記機器設定情報の設定を検出し、前記変更手段が変更した前記処理制限情報により処理が制限されない設定に前記機器設定情報の設定を変更する請求項5に記載のプログラム。
  7. 前記変更手段は、前記相違点を前記表示装置に表示させ、前記相違点を前記第2機器情報に反映させる操作を受け付けた場合に、前記相違点を前記第2機器情報に反映させる請求項2〜6いずれか1項に記載のプログラム。
  8. 前記情報処理装置をさらに、
    前記プログラムのアップグレードを行うアップグレード手段として機能させ、
    前記アップグレード手段がアップグレードを開始することで、前記機器情報取得手段は前記第1機器情報を前記機器から取得し、
    前記変更手段は、前記処理制限情報を前記機器情報取得手段が取得した前記第1機器情報に基づいて変更する請求項1〜7いずれか1項に記載のプログラム。
  9. 機器へ処理を要求する情報処理装置であって、
    機器の機能が記載された第1機器情報を機器から取得する機器情報取得手段と、
    前記機器へ要求される処理を制限するための処理制限情報を、前記機器情報取得手段が取得した前記第1機器情報に基づいて変更する変更手段と、
    前記変更手段が変更した前記処理制限情報により制限された処理を除いて、前記機器への処理を受け付ける設定画面を表示装置に表示する表示手段と、
    を有する情報処理装置。
  10. 機器へ処理を要求する情報処理装置によって行われる画面表示方法であって、
    機器の機能が記載された第1機器情報を機器から取得する機器情報取得ステップと、
    前記機器へ要求される処理を制限するための処理制限情報を、前記機器情報取得ステップにより取得された前記第1機器情報に基づいて変更する変更ステップと、
    前記変更ステップによって変更された前記処理制限情報により制限された処理を除いて、前記機器への処理を受け付ける設定画面を表示装置に表示する表示ステップと、
    を有する画面表示方法。
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