JP2016175385A - テープ印刷装置 - Google Patents

テープ印刷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016175385A
JP2016175385A JP2015059220A JP2015059220A JP2016175385A JP 2016175385 A JP2016175385 A JP 2016175385A JP 2015059220 A JP2015059220 A JP 2015059220A JP 2015059220 A JP2015059220 A JP 2015059220A JP 2016175385 A JP2016175385 A JP 2016175385A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
printing apparatus
magnet
tape printer
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015059220A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016175385A5 (ja
Inventor
友之 久保田
Tomoyuki Kubota
友之 久保田
明広 新谷
Akihiro Shintani
明広 新谷
泰志 佐々木
Yasushi Sasaki
泰志 佐々木
陽輝 菅原
Akiteru Sugawara
陽輝 菅原
直也 西村
Naoya Nishimura
直也 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2015059220A priority Critical patent/JP2016175385A/ja
Priority to CN201680015512.2A priority patent/CN107428176B/zh
Priority to US15/560,974 priority patent/US10131158B2/en
Priority to EP16767916.6A priority patent/EP3275671B1/en
Priority to PCT/JP2016/000763 priority patent/WO2016152003A1/ja
Publication of JP2016175385A publication Critical patent/JP2016175385A/ja
Publication of JP2016175385A5 publication Critical patent/JP2016175385A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/36Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for portability, i.e. hand-held printers or laptop printers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/12Guards, shields or dust excluders
    • B41J29/13Cases or covers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/407Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
    • B41J3/4075Tape printers; Label printers

Abstract

【課題】置く場所の自由度を高め得るテープ印刷装置を提供する。
【解決手段】手持ち操作可能なテープ印刷装置1であって、表面21に、操作部43,71および表示部41を有する印刷装置本体1と、印刷装置本体1の裏面に着脱可能に装着され、設置対象物に吸着させるための一対のマグネットと、を備え、印刷装置本体は、縦長に形成されると共に長手方向の先端側に重心を有し、一対のマグネットは、先端側の裏面に長手方向に交差する幅方向に離間して配設した。
【選択図】図1

Description

本発明は、手持ち操作可能なテープ印刷装置に関する。
従来、この種のテープ印刷装置として、手持ち式熱転写プリンターが知られている(特許文献1参照)。
この手持ち式熱転写プリンターは、ラベル材料および熱転写リボンを搭載したカセットと、カセットが着脱自在に装着され、これに印刷を行ってラベルを作成するプリンター本体と、を備えている。プリンター本体の表面には、先端側から順に、カセットが装着されるカセットベイと、ディスプレイと、キーパッドとが配設されている。カセットベイには、プリントヘッド、駆動ローラーおよびコネクターが配設されている。また、カセットベイの近傍には、カッターレバーが配設されている。プリンター本体の右側面には、インターフェースポートが、手前側面には電力線アダプターがそれぞれ配設されている。そして、プリンター本体内には、充電可能な電池が設けられている。
ユーザーは、キーパッドの裏側に手を添えてプリンター本体を手持ちし、ディスプレイを見ながら、キーパッドにより入力および編集を行う。入力・編集後、印刷が指令されると、駆動ローラーおよびプリントヘッドが駆動し、カセットから繰り出したラベル材料に印刷が行われる。そして、カッターレバーを操作することにより、ラベル材料の印刷済み部分が切り離されてラベルが作成される。
特許第4908493号公報
このような、従来の手持ち式熱転写プリンター(プリンター)を用いた現場での作業では、ラベルの作成と作成したラベルの貼着とを繰り返しながら作業を進める場合がある。かかる場合には、プリンターを持って作業を行う場合と、プリンターを置いて作業を行う場合とが生ずる。作業現場では、プリンターを置く場所に制約があり、置く場所が簡単に手の届かない足元や離れた場所となる場合には、作業効率が悪化する問題が生ずる。
本発明は、置く場所の自由度を高め得るテープ印刷装置を提供することを課題としている。
本発明のテープ印刷装置は、手持ち操作可能なテープ印刷装置であって、表面に、操作部および表示部を有する印刷装置本体と、印刷装置本体の裏面に着脱可能に装着され、設置対象物に吸着させるためのマグネット部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、印刷装置本体の裏面にマグネット部が装着されるため、水平な設置面が無くても設置対象物が磁性体であれば、テープ印刷装置を設置対象物に吸着するようにして設置することができる。すなわち、テープ印刷装置を置いておく場所の自由度を高めることができる。これにより、当該テープ印刷装置を利用した作業における作業性を向上させることができる。
この場合、印刷装置本体は、縦長に形成されると共に長手方向の先端側に重心を有し、マグネット部は、先端側の裏面に装着されていることが好ましい。
この場合、マグネット部は、長手方向に交差する幅方向に離間して配設した、一対のマグネットで構成されていることが好ましい。
これらの構成によれば、印刷装置本体の重心に近い位置で、且つ幅方向の2か所で、マグネット部による吸着を行うことができ、設置の安定性を図ることができる。
この場合、各マグネットは、印刷装置本体の裏面に螺合されていることが好ましい。
この構成によれば、印刷装置本体に対し、マグネットの着脱を簡単に行うことができる。すなわち、マグネットを印刷装置本体に対しアタッチメントとして位置づけることができる。したがって、マグネットが不要な場合には、これを簡単に取り外しておくことができる。
この場合、印刷装置本体の裏面には、螺合のための雌ねじが埋め込まれていることが好ましい。
この場合、印刷装置本体は、裏面を下にした平置き状態で設置面に設置可能に構成され、雌ねじは、印刷装置本体の裏面に突設した台座部に埋め込まれ、台座部は、グネットを取り去った状態で、平置き状態で机上に設置するための着座部を兼ねていることが好ましい。
これらの構成によれば、マグネットを取り外したときに、印刷装置本体側に突出部分が生ずることがなく、マグネット無しのテープ印刷装置における設置性が損なわれることがない。
また、各マグネットは、マグネット本体と、マグネット本体が収容されたヨークと、ヨークの中心部に突設され、雌ねじに螺合する雄ねじと、を有していることが好ましい。
この構成によれば。雄ねじをマグネットに無理なく取り付けることができる。また、雄ねじを螺合するときに、ヨークを利用すれば、工具を利用しなくても雄ねじを螺合することができ、マグネットの着脱を簡単に行うことができる。
この場合、各マグネットは、マグネット本体の表面およびヨークを覆う膜体を、更に有していることが好ましい。
この構成によれば、磁性物を含む塵埃等がマグネットに付着しても、膜体を取り外すことで塵埃等を簡単に取り去ることができる。したがって、磁性物を含む塵埃等が付着したマグネットにより、設置対象物を傷付ける等の不具合を回避することができる。また、設置対象物への吸着力が低下することを防止することができる。
一方、印刷装置本体は、縦長に形成されると共に、長手方向の基端部に持ち手部を有していることが好ましい。
この構成によれば、テープ印刷装置の持ち運びが容易になるだけでなく、設置対象物に対するテープ印刷装置の吸着および離脱を容易に行うことができる。
実施形態のテープ印刷装置を左斜め上方から見た外観斜視図である。 実施形態のテープ印刷装置を右斜め上方から見た外観斜視図である。 実施形態のテープ印刷装置を左斜め下方から見た外観斜視図である。 実施形態のテープ印刷装置を右斜め下方から見た外観斜視図である。 実施形態のテープ印刷装置を長手方向における縦断面図である。 実施形態のテープ印刷装置の主機構部を幅方向における横断面図である。 実施形態のテープ印刷装置を先端側から見た外観斜視図である。 マグネットアタッチメントを装着したテープ印刷装置を下方から見た外観斜視図である。 マグネットアタッチメントの構造図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態に係るテープ印刷装置について説明する。このテープ印刷装置は、例えば端子台におけるケーブルの系統を表示するためのラベルを作成するものであり、作業現場において手持ちして操作できるように小型縦長に形成されている。テープ印刷装置には、印刷テープを搭載したテープカートリッジが着脱自在に装着され、テープ印刷装置は、テープカートリッジから印刷テープを繰り出しながら印刷を行うと共に、印刷テープの印刷済み部分を切り離してラベルを作成する。
[テープ印刷装置の全体構成]
図1は、実施形態のテープ印刷装置を左斜め上方から見た外観斜視図である。図2は、実施形態のテープ印刷装置を右斜め上方から見た外観斜視図である。図3は、実施形態のテープ印刷装置を左斜め下方から見た外観斜視図である。図4は、実施形態のテープ印刷装置を右斜め下方から見た外観斜視図である。図5は、実施形態のテープ印刷装置を長手方向における縦断面図である。
なお、以降の説明では、図1に倣って、テープ印刷装置の長手方向の手前側を「手前」側或いは「基端」側と称呼し、先方側を「先方」側或いは「先端」側と称呼するものとする。すなわち、図1上でテープ印刷装置の縦横の長い方が長手方向であり、この長手方向における紙面の下側が「手前」側或いは「基端」側であり、紙面の上側が「先方」側或いは「先端」側である。また、長手方向に直交する方向を「幅」方向或いは「左右」方向と称呼するものとする。
これらの図に示すように、テープ印刷装置1は、厚肉幅広に形成され、テープ印刷装置1の先端側に設けられている主機構部3を備えている。テープ印刷装置1は、主機構部3の先端側と反対側の基端側に連なり、主機構部3より厚みが薄くて幅が狭いに形成されたハンドリング部5(手持ち支え部)を備えている。テープ印刷装置1は、ハンドリング部5の基端側に連なる持ち手部7を備えている。そして、主機構部3、ハンドリング部5および持ち手部7は、縦長に且つ一体に形成されている。また、主機構部3からハンドリング部5に亘るテープ印刷装置1の表面全域には、操作パネル9(表示部および操作部)が配設されている。すなわち、テープ印刷装置1は、長手方向の先端側に位置する主機構部3と、中間に位置するハンドリング部5と、基端側に位置する持ち手部7と、で一体に形成されている。そして、テープ印刷装置1の表面全域が操作パネル9となっている。言い換えれば、テープ印刷装置1の長手方向において、先端側に位置しているのが主機構部3であり、基端側に位置しているのが持ち手部7であり、その中間に位置しているのがハンドリング部5である。
一方、テープ印刷装置1の外殻は、その全幅と全長との比率が、略1:2となる縦長形状に形成されている。また、詳細は後述するが、テープ印刷装置1の重心は、長手方向の中間位置より主機構部3側に寄った位置となっている。このように構成されたテープ印刷装置1は、ハンドリング部5で、裏側から片手或いは両手で包み込むように手持ちされ、この状態で操作パネル9により、入力、編集、印刷等の操作が行われる。また、テープ印刷装置1は、持ち手部7の部分を手持ちして、持ち運びされる。
テープ印刷装置1の全体は、表面21(装置表面)、裏面23(装置裏面)および側面(装置側面)を含む周面25に加えて、表面21と周面25との間の表側傾斜周面27および裏面23と周面25との間の裏側傾斜周面29により、その外殻が形成されている。すなわち、テープ印刷装置1の外殻は、角張った意匠と丸みを帯びた意匠の中間的な意匠なるようにデザインされている。また、テープ印刷装置1の外殻は、平面視において、ハンドリング部5がくびれた形状に形成されている。詳細は後述するが、この中間的な意匠およびくびれた形状は、ハンドリング部5において、持ち易さと滑り難さを併せ持つものとなる。
このようなテープ印刷装置1の外殻は、主として装置ケース31と、後述する開閉蓋47および電池蓋77とで構成されている。装置ケース31は、蓋ケース的な上ケース33と、本体ケース的な下ケース35とを有している。そして、上ケース33により、上記の表面21および表側傾斜周面27が形成され、下ケース35により、上記の裏面23、裏側傾斜周面29および周面25が形成されている。
このような外観を呈するテープ印刷装置1は、裏面23側を下にして設置面、例えば机上Dに置く平置きと、主機構部3の先端を下にして机上Dに置く縦置きと、の2通りの設置形態を有している(図5参照)。机上Dに平置きしたテープ印刷装置1は、操作パネル9が先上がりに傾斜し、机上Dでの操作が考慮されている。縦置きのテープ印刷装置1では、パーソナルコンピューターとの接続を前提とした、狭い机上Dでの設置・保管が考慮されている。
また、詳細は後述するが、テープ印刷装置1には、マグネットアタッチメント11(マグネット部)が装着可能に構成されている(図8参照)。マグネットアタッチメント11を装着したテープ印刷装置1(印刷装置本体)は、磁性体の対象物に対し吸着による設置形態をも可能としている。そして、これらの設置形態において、安定した設置を可能とすべく、テープ印刷装置1の重心は、後述する電池221を搭載した状態で、長手方向の中間位置より主機構部3寄り、すなわち主機構部3とハンドリング部5の境界近傍に位置するよう設計されている。
主機構部3の表面21には、操作パネル9の一部として、ディスプレイ部41(表示部)が広く設けられると共に、ディスプレイ部41に隣接して副キーボード部43(操作部)が設けられている。また、主機構部3には、テープカートリッジ13を着脱自在に装着するためのカートリッジ装着部45が、窪入形成されると共に、カートリッジ装着部45を開閉する開閉蓋47が設けられている(図2参照)。本実施形態のテープ印刷装置1においては、ディスプレイ部41および副キーボード部43が、この開閉蓋47の表側に配設されている。
また、カートリッジ装着部45廻りには、テープカートリッジ13から印刷テープ83を繰り出すと共に、これに印刷を行う印刷機構部49(印刷部)が配設されている(図5参照)。なお、主機構部3の裏面23側に、カートリッジ装着部45および開閉蓋47を設ける構造としてもよい。
主機構部3の左側の周面25(左側面)には、印刷済みの印刷テープ83が排出されるテープ排出口51が設けられている(図1および図3参照)。また、テープ排出口51とカートリッジ装着部45との間には、印刷テープ83の印刷済み部分を切り離すカッター53が内蔵されている(図2参照)。さらに、テープ排出口51の近傍には、カートリッジ装着部45に装着したテープカートリッジ13を視認するための、覗き窓55が設けられている(図1および図2参照)。一方、主機構部3の右側の周面25(右側面)には、電源コネクター57が設けられている(図2および図4参照)。
一方、ハンドリング部5の表面21には、文字キー215aやカーソルキー217b等を配置した主キーボード部71(操作部)が設けられている(図1および図2参照)。また、ハンドリング部5には、電池収容部75を含む電源部アッセンブリー73が内蔵されている(図5参照)。そして、ハンドリング部5の裏面23には、電池収容部75を開閉する電池蓋77が設けられている(図4参照)。さらに、ハンドリング部5の右側の周面25(右側面)には、パーソナルコンピューターとのインターフェースを構成するUSBコネクター79が配設されている(図2および図4参照)。
[テープカートリッジの構成]
図2に示すように、テープカートリッジ13は、カートリッジケース81内に、印刷テープ83、インクリボン85およびプラテンローラー87を搭載して、構成されている。テープカートリッジ13をカートリッジ装着部45に装着すると、プラテンローラー87およびインクリボン85の巻取りコア91が印刷機構部49に係合され、印刷機構部49からの動力の伝達が可能になる。一方、テープカートリッジ13には、印刷テープ83の幅、材質、テープ色等の異なる複数種のものが用意されている。そして、カートリッジケース81には、その正面から側面に亘って、印刷テープ83の種別を表した帯状の識別ラベル93が貼着されている。
[主機構部の構成]
主機構部3は、テープカートリッジ13が装着される部位であり、主機構部3には、印刷テープ83に印刷を行う印刷機構部49等の各種の機構が内蔵されている。また、主機構部3の表面には、上記の操作パネル9の一部となるディスプレイ部41等が配設されている。
図2に示すように、テープカートリッジ13が装着されるカートリッジ装着部45廻りには、上記の印刷機構部49が設けられている。印刷機構部49は、サーマル形式の印刷ヘッド101(図示のものはカバーで覆われている)と、プラテンローラー87に係合するプラテン駆動軸103と、巻取りコア91に係合する巻取り駆動軸105と、を有し、これらはカートリッジ装着部45に立設されている。また、印刷機構部49は、プラテン駆動軸103や巻取り駆動軸105に動力を伝達するモーター107およびギヤ列109等を有しており、これらは、カートリッジ装着部45の下側空間に配設されている(図5参照)。さらに、カートリッジ装着部45廻りには、開閉蓋47の開閉に連動して、印刷ヘッド101を印刷位置と非印刷位置との間で回動させるヘッドリリース機構(図示省略)が内蔵されている。
テープカートリッジ13をカートリッジ装着部45に装着すると、プラテン駆動軸103にプラテンローラー87が係合し、巻取り駆動軸105に巻取りコア91が係合する。続いて、開閉蓋47を閉塞すると、印刷ヘッド101が、プラテンローラー87との間に印刷テープ83およびインクリボン85を挟み込むように回動する(印刷位置)。これにより、テープ印刷装置1は、印刷待機状態となる。
なお、カートリッジ装着部45と上記のテープ排出口51との間には、スリット状のテープ排出経路61が設けられており、このテープ排出経路61の部分には、上記のカッター53が内蔵されている(図2参照)。また、テープ排出口51から送り出される印刷テープ83の印刷済み部分は、カートリッジ装着部45におけるテープカートリッジ13と印刷ヘッド101との位置関係から、手前側に印刷面83aが向いた状態で送り出される(図1参照)。すなわち、ハンドリング部5を持って操作する際に、利用者が印刷結果を確認し易いように印刷面83aが持ち手部7側となるように排出される。
図2および図5に示すように、カートリッジ装着部45には、これを開閉する開閉蓋47が設けられ、開閉蓋47は、奥側を中心に開閉される。開閉蓋47は、カートリッジ装着部45を含んで主機構部3の上部空間を覆う蓋本体121と、蓋本体121を内包するように覆う蓋カバー123と、蓋カバー123の手前側端部に設けた指掛け部125と、指掛け部125の近傍に位置して蓋本体121に設けた閉止フック127と、を有している。また、開閉蓋47は、蓋本体121から奥側に湾曲するように延びる蓋支持部131と、蓋支持部131の先端部に設けた円筒状のヒンジ受け部133と、を有している。一方、ヒンジ受け部133に対応して、上ケース33にはヒンジシャフト135が設けられている(図6参照)。
指掛け部125は、主機構部3とハンドリング部5との境界部分に位置しており、左右幅方向に延在すると共に、斜め基端側に向かって突出している(図1参照)。また、この指掛け部125に対応して、ハンドリング部5の先端部表面には、窪み部137が設けられている。ユーザーは、この窪み部137と指掛け部125との間に指を差し入れ、指掛け部125を引き上げるようにして開閉蓋47を開放する。一方、開閉蓋47の開閉に際し、閉止フック127は適宜撓んで、ハンドリング部5側の上ケース33に対し係脱する。なお、指掛け部125は、ディスプレイ部41や副キーボード部43を越えて突出しており(図5参照)、詳細は後述するが、ディスプレイ部41や副キーボード部43のプロテクターとしても機能している。
蓋支持部131およびヒンジ受け部133は、蓋本体121に対し幅狭に形成されており、蓋支持部131は、先端側の周面25の位置まで「L」字状に湾曲するように延びている(図5参照)。詳細は後述するが、主機構部3の先端には、縦置きのための左右一対の縦置き着座部181が突設されており、蓋支持部131およびヒンジ受け部133は、この一対の縦置き着座部181の間のスペースに配設されている(図7参照)。これにより、開閉蓋47が、左右の縦置き着座部181に干渉することなく、大きく開放できるようになっている。
一方、ヒンジシャフト135は、ヒンジ受け部133に挿通し、この状態で、両端部を上ケース33に固定されている(図6参照)。ヒンジシャフト135とヒンジ受け部133とは、適度な回動負荷を生ずる嵌め合いとなっており、開閉蓋47は、開閉動作における任意の位置で停止可能に構成されている。
図1および図2に示すように、蓋カバー123は、蓋本体121を大きく覆っており、テープ印刷装置1の外殻の一部を構成している。すなわち、蓋カバー123は、テープ印刷装置1の表面21の一部である蓋表面123a、および表側傾斜周面27の一部である蓋傾斜面123bを有している。そして、左側の蓋傾斜面123bには、上記の覗き窓55が形成されている。覗き窓55は、台形形状に形成され、透光性の樹脂で構成されている。覗き窓55越しにカートリッジ装着部45の覗きこむことにより、テープカートリッジ13が装着されているか否かが確認できると共に、装着されたテープカートリッジ13の識別ラベル93が視認できるようになっている。
また、覗き窓55の手前側近傍に位置して、蓋カバー123には、「U」字状の切欠き部141が形成されている。詳細は後述するが、主機構部3の左側の周面25(左側面)には、「U」字状に凹設するようにテープ排出口51が設けられており、このテープ排出口51に倣うように切欠き部141が凹設されている。上述のように、印刷テープ83は、手前側に印刷面83aが向いた状態で、テープ排出口51から送り出される。しかし、テープ排出口51が凹設されているため、印刷結果を確認し難くなるが、切欠き部141により、印刷結果を斜め上方から確認できるようになっている(図1参照)。
ディスプレイ部41は、基板を含む主要部41aが、蓋本体121と蓋カバー123との間の蓋内空間151に配設される一方、本体表面部153が、蓋カバー123に形成された表示開口部155から露出するように配設されている(図5参照)。ディスプレイ部41の本体表面部153は、横長の矩形に形成され、これに対応して表示開口部155も矩形に形成されている。また、蓋カバー123における表示開口部155の開口縁部157(表示枠部)は、額縁状に形成され、本体表面部153の表面に対し僅かに突出している(図1参照)。詳細は後述するが、この開口縁部157は、ディスプレイ部41(本体表面部153)のプロテクターとして機能している。
同様に、副キーボード部43は、基板を含む主要部43aが、蓋本体121と蓋カバー123との間の蓋内空間151に配設される一方、各キーが、蓋カバー123に形成された複数のキー開口部161から露出するように配設されている(図5参照)。副キーボード部43に配設された複数のキーは、右奥の電源キー163、左奥のカッターキー165の他、各種の選択キー167で構成されている。
図1および図3に示すように、テープ排出口51は、主機構部3の左側の周面25(左側面)に「U」字状に凹設されている。テープ排出口51は、上記のテープ排出経路61に連なるスリット状の排出開口部171と、排出開口部171を縁取る縁取り部173とを有している。排出開口部171は、テープ排出経路61に倣って上端部が開放されており、これに倣って縁取り部173は、「U」字状に形成されている。また、縁取り部173は、テープ排出口51が目立つように蛍光色(実施形態のものは、黄緑の蛍光色)の樹脂で構成されている。これにより、テープ排出口51が障害物に接するように設置形態とならないように注意を喚起し得るようになっている。
上述のように、本実施形態のテープ印刷装置1は、平置きおよび縦置き可能に構成されている。このため、テープ印刷装置1の先端側である主機構部3の先端側の周面25には、縦置き用の一対の縦置き着座部181が突設され、裏面23には、平置き用の一対の平置き着座部183が突設されている。
図7に示すように、一対の縦置き着座部181は、上記した開閉蓋47の蓋支持部131を挟んで、その両側に突設されている。主機構部3の先端部は、耳状にデザインされており、一対の縦置き着座部181は、この耳状の部分としてデザインに取り込まれている。テープ印刷装置1を縦置きにすると、一対の縦置き着座部181が机上Dに着座し、テープ印刷装置1は、持ち手部7を上にして起立した状態で設置される(図5参照)。本実施形態のテープ印刷装置1は、重心が長手方向の中間位置より先端側に位置しているため、縦置き状態であっても安定に設置される。
図3および図4に示すように、一対の平置き着座部183は、主機構部3の裏面23先端寄りにおいて、左右に離間して配設されている。テープ印刷装置1の平置きでは、この一対の平置き着座部183と、後述するハンドリング部5の一対のサブ着座部225とが机上Dに着座する(図5参照)。各平置き着座部183は、側面視台形形状に形成され、平置きした机上Dの面に倣って、傾斜した着座面183aを有している。
そして、上述のようにテープ印刷装置1を平置きした状態では、操作パネル9が先上がりに傾斜すると共に、下面側が幾分浮き上がり、持ち手を掬い上げるときに指を挿入することができるようになっている。この場合、平置き着座部183は、テープ印刷装置1を平置きとした場合に、机上Dとディスプレイ41(操作パネル9)との為す角度が、8°程度となるように設計されている。これにより、テープ印刷装置1を平置きした際のディスプレイ41等の視認性を高めることができる。
また、主機構部3の裏面23には、一対の平置き着座部183の手前側近傍に位置して、一対の第6滑り止め部187が配設されている。各第6滑り止め部187は、相互に平行を為す3本の突条187aで構成されている。そして、一対の第6滑り止め部187は、全体として「ハ」字状を為すように斜めに延在している。詳細は後述するが、3本の突条187aは、テープ印刷装置1を手持ちしたときの、人差し指が接する部分であり、人差し指の滑り止めとして機能する。
[マグネットアタッチメントの構成]
図8および図9に示すように、上記の一対の平置き着座部183には、マグネットアタッチメント11(マグネット部)が着脱自在に装着される。すなわち、一対の平置き着座部183は、マグネットアタッチメント11を取り付けるための台座を兼ねている。マグネットアタッチメント11は、一対の平置き着座部183に対応して、一対のマグネット191で構成されている。上述のようにテープ印刷装置1の重心は、長手方向の中間位置より主機構部3寄りに位置しており、一対のマグネット191も長手方向の中間位置より主機構部3寄りに位置している。このため、テープ印刷装置1の吸着姿勢を安定させることができる。各マグネット191は、フェライト磁石等で構成された円板状のマグネット本体193と、マグネット本体193が収容された有底円筒状のヨーク195と、ヨーク195の下面中心部に突設した雄ねじ197と、を有している。
一方、平置き着座部183には、その着座面183aの中心部に、上記の雄ねじ197が螺合する雌ねじ201が埋め込まれている(図3および図4参照)。雄ねじ197は、段付きねじで構成され、雌ねじ201は、六角のガイド穴203の奥に埋め込まれている。マグネット191を把持し、その雄ねじ197を着座面183aの雌ねじ201にねじ込んでゆくと、雄ねじ197の基部がガイド穴203に嵌合してゆく。さらに、ねじ込みを進めると、ヨーク195の下面が着座面183aに圧接されるようにして、マグネット191の平置き着座部183への装着が完了する。なお、ヨーク195の外周面には、滑り止め加工としてローレット加工等を施すことが好ましい。
マグネットアタッチメント11を装着したテープ印刷装置1は、例えばスチール製制御盤の筐体に吸着される。すなわち、マグネットアタッチメント11を介してテープ印刷装置1を、磁性体である設置対象物に自由度を持って設置できるようになっている。なお、吸着したマグネット191により、設置対象物の表面を傷付けないように、マグネット191をキャップなどの膜体で覆うことが好ましい(図示省略)。これにより、マグネット191(膜体)の表面に磁性体を含む塵埃等が付着しても、これを簡単に取り除くことができる。
[ハンドリング部の構成]
ハンドリング部5は、手持ち操作されるテープ印刷装置1において、これを手持ちする部位であると共に、入力等の操作を行う部位である。手持ちしたときのテープ印刷装置1の重量バランスを考慮して、この部分に電池221を内蔵している(図4および図5参照)。
図1および図2に示すように、ハンドリング部5の表面21には、その全域に操作パネル9の一部を構成する主キーボード部71が設けられている。また、ハンドリング部5の基端部の表面21には、左右一対の突片211(突出部)が設けられている。各突片211は、左右方向に延在すると共に、主キーボード部71を越えて山形に突出している。これにより、上記の指掛け部125と同様に、主キーボード部71のプロテクターとして機能している。
すなわち、指掛け部125と一対の突片211とは、ハンドリング部5の先端位置および基端位置において、操作パネル9における2箇所の突出部位を構成している。このため、テープ印刷装置1を表裏反転して机上Dに置いた場合、指掛け部125および一対の突片211が机上Dに着地し、操作パネル9を構成するディスプレイ部41、副キーボード部43および主キーボード部71が直接、机上Dに接しないようにこれを保護する。同様に、開閉蓋47の開口縁部157は、ディスプレイ部41を個別に保護する。なお、このような突出部位は、主機構部3における先端部にあってもよい。
主キーボード部71には、複数のキー群が配設されている。複数のキー群は、先端側の半分の部分に配設された文字キー群215と、基端側の半分の部分に配設されたカーソル/実行キー群217および機能キー群219と、で構成されている。言うまでもないが、文字キー群215は、カーソル/実行キー群217および機能キー群219に比して、その操作頻度が高い。そこで、手持ち状態での操作性を考慮し、操作頻度の高い文字キー群215を、テープ印刷装置1の重心に近い位置に配置し、操作頻度の低いカーソル/実行キー群217および機能キー群219を、重心から遠い近い位置に配置している。
主キーボード部71の手持ち操作では、一方の手でテープ印刷装置1を支えるように把持し、他方の手でキー操作を行う場合と、両手でテープ印刷装置1を支え、両手の親指でキー操作を行う場合とが想定されている。そこで、この両手の親指でキー操作を行う場合を考慮し、特に文字キー群215においては、ほぼ左右対称性を有するキー配置が為されている。また、特に図示しないが、文字キー群215、カーソル/実行キー群217および機能キー群219を、色彩的に区別可能となるように、各キーの表面に設けた文字表示が、キー群別に異なる配色となっている。
また、文字キー群215、カーソル/実行キー群217および機能キー群219のキートップには、それぞれのキーの主機能および副機能に関連付けられた文字や図記号が表示されている(いずれも図示省略)。それぞれのキーにおいて、キートップの配色と、主機能に関連付けられた文字や図記号の配色との明度差は、最大となるように配色されている。また、主機能に関連付けられた文字や図記号の配色と、副機能に関連付けられた文字や図記号の配色との明度差は、最小と最大との明度差を百分率で表した場合には、40%程度であることが望ましい。これにより、各キーが小さくても、そのキーの有する主機能および副機能を容易に視認することができる。
文字キー群215は、相互に間隔を存してマトリクス状に配設した複数の文字キー215aと、左手間のシフトキー215bとを有している。この場合、文字キー215aは、誤操作を抑制し且つ文字キー群215全体の幅を押えるべく、縦長に形成されている。カーソル/実行キー群217は、実行キー217aと、実行キー217aを囲むように配設した4つのカーソルキー217bとを有している。また、機能キー群219は、カーソル/実行キー群217の3方を囲むように配設した複数の機能キー219aを有している。
図4および図5に示すように、ハンドリング部5の裏面23側には、電池221を収容する電池収容部75と、電池収容部75を開閉する電池蓋77とが設けられている。電池収容部75には、充電可能な電池221(バッテリー)が着脱可能に装着されている。電池収容部75の基端側は、装置ケース31(下ケース35)大きく切り欠かれており、ユーザーは、この手前側の開放部分から電池221を着脱する。そして、電池蓋77は、この手前側の開放部分を含んで電池収容部75の開放部分に倣った形状に形成されている。
上述のように、テープ印刷装置1の外殻は、表面21、裏面23、周面25、表側傾斜周面27および裏側傾斜周面29で構成され、ハンドリング部5においても、その周囲が、ハンドリング部表面21A、ハンドリング部裏面23A、左右のハンドリング部側面25A、左右のハンドリング部表傾斜面27Aおよび左右のハンドリング部裏傾斜面29Aで構成されている(図1ないし図4参照)。ハンドリング部表面21Aは、上記の主キーボード部71で構成され、ハンドリング部裏面23Aおよびハンドリング部裏傾斜面29Aの一部は、電池蓋77で構成されている。
なお、ハンドリング部裏面23Aの基端部において、電池蓋77の両側には、一対のサブ着座部225が形成されている。サブ着座部225は、電池蓋77より僅かに突出している。上述のように、テープ印刷装置1を平置きすると、この一対のサブ着座部225と、上記一対の平置き着座部183とが机上Dに着座する(図5参照)。
ハンドリング部5の外殻は、上方から見てくびれ形状に形成されている。具体的には、ハンドリング部5において文字キー群215に対応する部分が最も幅狭にくびれており、この部分から主機構部3に向かって急な角度で拡開する一方、持ち手部7に向かって緩い角度で拡開している。これにより、テープ印刷装置1を手持ちしたときに、フィット感をもってこれを把持することができる。
さらに、ハンドリング部5の周囲を構成する、ハンドリング部表面21A、ハンドリング部裏面23A、左右のハンドリング部側面25A、左右のハンドリング部表傾斜面27Aおよび左右のハンドリング部裏傾斜面29Aは、相互の交会部分が鈍角の頂部を構成しており、テープ印刷装置1を手持ちしたときに、周方向の滑り止めとして機能する。したがって、ハンドリング部5は、持ち易さと滑り難さを併せ持つ外殻を有している。
加えて、ハンドリング部5の周囲には、手持ちしたときの指の位置等を考慮した複数の滑り止めが設けられている。ハンドリング部5のハンドリング部裏面23Aには、第1滑り止め部231が形成されている。第1滑り止め部231は、電池蓋77に形成された浅い溝部231aで構成され、ハンドリング部5を両手で把持したときの小指或いは薬指の位置となる(図3および図4参照)。すなわち、小指或いは薬指が、溝部231aの縁(段部)に引っ掛かることで滑り止めとなる。またこの場合、両手の人差し指が上記一対の第6滑り止め部187に接触する。
同様に、左右のハンドリング部裏傾斜面29Aには、それぞれ第2滑り止め部233が形成されている。第2滑り止め部233は、細長く且つ低い突条233aで構成され、電池蓋77に沿って延在している(図3および図4参照)。この第2滑り止め部233は、ハンドリング部5を片手で把持したときの小指および薬指の腹の部分が接触する。この場合も、人差し指は第6滑り止め部187に接触する。
左右のハンドリング部側面25Aには、それぞれ第3滑り止め部235が形成されている。第3滑り止め部235は、浅い溝部235aで構成されている。また、左右のハンドリング部側面25Aの先端側には、それぞれ第3滑り止め部235に隣接して第4滑り止め部237が形成されている(いずれも図1ないし図4参照)。この場合も、第4滑り止め部237は、浅い溝部237aで構成されている。ハンドリング部5を片手で把持したときに、一方の第3滑り止め部235に親指が接触し、他方の第3滑り止め部235に小指および薬指が、そして、第4滑り止め部237に中指が接触する。
また、左右のハンドリング部裏傾斜面29Aの先端側には、それぞれ第5滑り止め部239が形成されている。第5滑り止め部239は、第2滑り止め部233と同様に、細長く且つ低い突条239aで構成されている(図3および図4参照)。この第5滑り止め部239は、手の小さい人がハンドリング部5を片手或いは両手で把持したときに、その人差し指が接触する。すなわち、手の大きい人は、人差し指が第6滑り止め部187に接触し、手の小さい人は、人差し指が第5滑り止め部239に接触する。
[持ち手部の構成]
持ち手部7は、テープ印刷装置1を吊り下げるように把持する部位であり、テープ印刷装置1の持ち運び時に使用する。
図2および図4に示すように、持ち手部7は、指を挿入する指挿入間隙241を隔てて、ハンドリング部5の基端に対峙する握り部243と、握り部243の両端からハンドリング部5の基端まで延びる左右一対の握り支持部245と、を有している。一対の握り支持部245は、手前側に向かって逆「ハ」字状に延在しており、一対の握り支持部245、ハンドリング部5および握り部243は、一体に形成されている。
握り部243は、外側にあてがった親指と、指挿入間隙241側に宛がった親指以外の4本の指とで握るように把持される。握り部243の裏面側は、断面円弧状に形成されており、この部分に4本の指の腹が接触する。これにより、持ち易い握り部243が構成されている。また、指挿入間隙241は、握り部243を把持する際に、4本の指が挿入される空間であり、ハンドリング部5との間に十分な間隙寸法を有すると共に、平面視において逆台形形状に、すなわち、握り部243側を上辺とする台形状に形成されている。これにより、握り部243を無理なく握り得るようになっている。また、上述のように、指挿入間隙241は、電池221を電池収容部75に対し着脱するときの指の挿入間隙をも兼ねている。
さらに、握り部243は、平置きした状態で、机上Dとの間に十分な間隙が生ずるように、表側に寄せて配設されている。これにより、握り部243を把持する指或いは把持した指が机上Dに接し難くなり、平置きに際し、握り部243を把持し易い或いは握り部243から手を放しやすい構造となっている。
[作用効果]
以上のように、本実施形態のテープ印刷装置1によれば、平置き着座部183に、一対のマグネット191から成るマグネットアタッチメント11を装着可能に構成されている。このため、水平な設置面(机上D)が無くても設置対象物が磁性体であれば、テープ印刷装置1を吸着することができる。すなわち、テープ印刷装置1を平置きおよび縦置きの他、吸着による設置が可能となる。したがって、テープ印刷装置1における設置場所の自由度を高めることができる。このことはまた、現場作業等における作業性の向上に寄与する。
また、マグネット191は、ねじ止めにより平置き着座部183に装着することができるだけでなく、工具無しでねじ止めすることができる。したがって、マグネット191の着脱を簡単に行うことができる。
なお、本実施形態のマグネットアタッチメント11は、一対のマグネット191で構成したが、これに限らず、マグネットアタッチメント11を、単一のマグネット191、好ましくは単一帯状のマグネット191で構成することも可能である。また、マグネット191は、平置き着座部183に装着するものでなくてもよく、専用の台座部に装着する構成であってもよい。
1 テープ印刷装置、3 主機構部、5 ハンドリング部、7 持ち手部、9 操作パネル、11 マグネットアタッチメント、13 テープカートリッジ、21 表面、21A ハンドリング部表面、23 裏面、23A ハンドリング部裏面、25 周面、25A ハンドリング部側面、27 表側傾斜周面、27A ハンドリング部表傾斜面、29 裏側傾斜周面、29A ハンドリング部裏傾斜面、41 ディスプレイ部、43 副キーボード部、45 カートリッジ装着部、47 開閉蓋、49 印刷機構部、51 テープ排出口、55 覗き窓、57 電源コネクター、71 主キーボード部、75 電池収容部、77 電池蓋、79 USBコネクター、83 印刷テープ、83a 印刷面、101 印刷ヘッド、121 蓋本体、123 蓋カバー、125 指掛け部、133 ヒンジ受け、135 ヒンジシャフト、141 切欠き部、157 開口縁部、173 縁取り部、181 縦置き着座部、183 平置き着座部、183a 着座面、187 第1滑り止め部、191 マグネット、193 マグネット本体、195 ヨーク、197 雄ねじ、201 雌ねじ、211 突片、215 文字キー群、215a 文字キー、217 カーソル/実行キー群、219 機能キー群、211 電池、231 第1滑り止め部、233 第2滑り止め部、235 第3滑り止め部、237 第4滑り止め部、239 第5滑り止め部、241 指挿入間隙、243 握り部、245 握り支持部、D 机上。

Claims (9)

  1. 手持ち操作可能なテープ印刷装置であって、
    表面に、操作部および表示部を有する印刷装置本体と、
    前記印刷装置本体の裏面に着脱可能に装着され、設置対象物に吸着させるためのマグネット部と、を備えたことを特徴とするテープ印刷装置。
  2. 前記印刷装置本体は、縦長に形成されると共に長手方向の先端側に重心を有し、
    前記マグネット部は、前記先端側の裏面に装着されていることを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷装置。
  3. 前記マグネット部は、前記長手方向に交差する幅方向に離間して配設した、一対のマグネットで構成されていることを特徴とする請求項2に記載のテープ印刷装置。
  4. 前記各マグネットは、前記印刷装置本体の裏面に螺合されていることを特徴とする請求項3に記載のテープ印刷装置。
  5. 前記印刷装置本体の裏面には、前記螺合のための雌ねじが埋め込まれていることを特徴とする請求項4に記載のテープ印刷装置。
  6. 前記印刷装置本体は、裏面を下にした平置き状態で設置面に設置可能に構成され、
    前記雌ねじは、前記印刷装置本体の裏面に突設した台座部に埋め込まれ、
    前記台座部は、前記マグネットを取り去った状態で、前記平置き状態で机上に設置するための着座部を兼ねていることを特徴とする請求項5に記載のテープ印刷装置。
  7. 前記各マグネットは、
    マグネット本体と、
    前記マグネット本体が収容されたヨークと、
    前記ヨークの中心部に突設され、前記雌ねじに螺合する雄ねじと、を有していることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のテープ印刷装置。
  8. 前記各マグネットは、前記マグネット本体の表面および前記ヨークを覆う膜体を、更に有していることを特徴とする請求項7に記載のテープ印刷装置。
  9. 前記印刷装置本体は、縦長に形成されると共に、長手方向の基端部に持ち手部を有していることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載のテープ印刷装置。
JP2015059220A 2015-03-23 2015-03-23 テープ印刷装置 Pending JP2016175385A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015059220A JP2016175385A (ja) 2015-03-23 2015-03-23 テープ印刷装置
CN201680015512.2A CN107428176B (zh) 2015-03-23 2016-02-15 带印刷装置
US15/560,974 US10131158B2 (en) 2015-03-23 2016-02-15 Tape printing device with detachable magnetic portion
EP16767916.6A EP3275671B1 (en) 2015-03-23 2016-02-15 Tape printing device
PCT/JP2016/000763 WO2016152003A1 (ja) 2015-03-23 2016-02-15 テープ印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015059220A JP2016175385A (ja) 2015-03-23 2015-03-23 テープ印刷装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019082088A Division JP6721080B2 (ja) 2019-04-23 2019-04-23 テープ印刷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016175385A true JP2016175385A (ja) 2016-10-06
JP2016175385A5 JP2016175385A5 (ja) 2018-04-26

Family

ID=56977216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015059220A Pending JP2016175385A (ja) 2015-03-23 2015-03-23 テープ印刷装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10131158B2 (ja)
EP (1) EP3275671B1 (ja)
JP (1) JP2016175385A (ja)
CN (1) CN107428176B (ja)
WO (1) WO2016152003A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019146107A (ja) * 2018-02-23 2019-08-29 ファナック株式会社 ハンディ機器

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003312062A (ja) * 2002-04-22 2003-11-06 Seiko Epson Corp テーププリンタ
US20050067106A1 (en) * 2003-09-25 2005-03-31 Melges Suzanne K. Food labeling device for printing time and date information on adhesive labels to track freshness
JP2005347294A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Icom Inc 筐体の取付け構造
JP2006272761A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Seiko Epson Corp 印刷/加工システム、印刷装置、加工装置、印刷/加工装置、印刷/加工システムの制御方法、プログラムおよび記録媒体
JP2007203690A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Seiko Epson Corp テープ印刷装置
US20100119278A1 (en) * 2008-11-10 2010-05-13 Ford Thomas D R Handheld Printer Assembly With A Removably Attached Accessory

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08337021A (ja) * 1995-06-14 1996-12-24 Hitachi Ltd 紙送り装置
JP2005347594A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Renesas Technology Corp 半導体装置
WO2006099625A2 (en) 2005-03-16 2006-09-21 Panduit Corporation Hand-held thermal transfer printer for labeling
US20080080918A1 (en) 2005-03-17 2008-04-03 Panduit Corp. Hand-held thermal transfer printer for labeling
JP4904826B2 (ja) * 2006-01-19 2012-03-28 リコープリンティングシステムズ株式会社 印字装置
CN202046009U (zh) * 2011-04-12 2011-11-23 山东金聚粉末冶金有限公司 一种磁轭总成
CN104369545A (zh) * 2013-08-13 2015-02-25 大连中盈科技有限公司 针式打印机头

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003312062A (ja) * 2002-04-22 2003-11-06 Seiko Epson Corp テーププリンタ
US20050067106A1 (en) * 2003-09-25 2005-03-31 Melges Suzanne K. Food labeling device for printing time and date information on adhesive labels to track freshness
JP2005347294A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Icom Inc 筐体の取付け構造
JP2006272761A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Seiko Epson Corp 印刷/加工システム、印刷装置、加工装置、印刷/加工装置、印刷/加工システムの制御方法、プログラムおよび記録媒体
JP2007203690A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Seiko Epson Corp テープ印刷装置
US20100119278A1 (en) * 2008-11-10 2010-05-13 Ford Thomas D R Handheld Printer Assembly With A Removably Attached Accessory

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019146107A (ja) * 2018-02-23 2019-08-29 ファナック株式会社 ハンディ機器
US10948126B2 (en) 2018-02-23 2021-03-16 Fanuc Corporation Hand-held device

Also Published As

Publication number Publication date
CN107428176B (zh) 2019-07-16
EP3275671A4 (en) 2018-12-05
US10131158B2 (en) 2018-11-20
US20180079225A1 (en) 2018-03-22
CN107428176A (zh) 2017-12-01
EP3275671A1 (en) 2018-01-31
EP3275671B1 (en) 2021-03-10
WO2016152003A1 (ja) 2016-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2016152002A1 (ja) テープ印刷装置
US20050248647A1 (en) Recording apparatus
WO2016152003A1 (ja) テープ印刷装置
JP6561524B2 (ja) テープ印刷装置
WO2016152014A1 (ja) テープ印刷装置
JP2019137065A (ja) テープ印刷装置
JP6554847B2 (ja) テープ印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180312

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190305

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190319