JP2016175143A - ロボット操作装置、及びロボット操作プログラム - Google Patents

ロボット操作装置、及びロボット操作プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】操作感覚の向上を図る。
【解決手段】ロボット操作装置40は、タッチパネルディスプレイ42と、操作検出部46と、動作指令生成部47と、表示制御部48と、を備える。動作指令生成部47は、操作検出部46の検出結果に基づいてロボット20、30を動作させるための動作指令を生成する。表示制御部48は、タッチパネルディスプレイ42の表示内容を制御する。動作指令生成部47は、ドラッグ操作の操作速度Vdに基づいてロボットの動作速度Vrを決定する。表示制御部48は、タッチパネルディスプレイ42に、ドラッグ操作の操作速度とロボットの動作速度との相関を示す速度図形62、64、65、67、69を表示させるとともに、ドラッグ操作の現在位置P1が速度図形においてロボットの動作速度を示すようにドラッグ操作に合わせて速度図形の表示位置を移動させる。
【選択図】図9

Description

本発明は、ロボットを手動操作する際に用いられるロボット操作装置、及びそのロボット操作装置に用いられるロボット操作プログラムに関する。
例えば産業用のロボットシステムでは、ロボットを手動で動作させるマニュアル動作が可能である。マニュアル動作は、例えば教示作業(ティーチング)などを行う際に利用される。この場合、ユーザは、ロボットを制御するコントローラに接続されたティーチングペンダントなどを用いて、手動でロボットの操作(手動操作又はマニュアル操作と称する)を行うことになる。
ティーチングペンダントの多くは、タッチ操作及び画像等の表示が可能なタッチパネルディスプレイを備えている。そして、タッチパネルディスプレイを備えたティーチングペンダントの中には、ユーザが、いわゆるドラッグ操作と称される操作、すなわちタッチパネルディスプレイ上を指や専用のペン等でなぞるような操作を行うことで、ロボットのマニュアル操作を行うことができるものがある。
特開平11−262883号公報
しかし、タッチパネルディスプレイに対するドラッグ操作は、平坦なタッチパネルディスプレイ上をユーザの指等でなぞる操作であるため、機械的な操作キーを操作する場合における操作キーの押圧や傾倒等といった物理的な変化が無い。そのため、ユーザは、タッチパネルディスプレイに対してドラッグ操作を行うティーチングペンダントにおいては、機械的な操作キーを操作するものに比べて、操作感覚を得にくい。したがって、ユーザは、自己のドラッグ操作が、ティーチングペンダントに正しく入力されているか否かを直接的に判断し難い。また、このようなティーチングペンダントにおいて、ユーザは、自己が行っているドラッグ操作と、そのドラッグ操作によって行われるロボットの動作との関連性を、直接的に判断し難い。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、タッチパネルディスプレイにドラッグ操作を入力してロボットの手動操作を行うものにおいて、ユーザの操作感覚の向上を図ることができるロボット操作装置、及びそのロボット操作装置に用いられるロボット操作プログラムを提供することにある。
(請求項1)
請求項1に記載のロボット操作装置は、ユーザからのタッチ操作及びドラッグ操作の入力を受けるとともに図形の表示が可能なタッチパネルディスプレイと、タッチパネルディスプレイに対するタッチ操作及びドラッグ操作を検出可能な操作検出部と、操作検出部の検出結果に基づいてロボットを動作させるための動作指令を生成する動作指令生成部と、タッチパネルディスプレイの表示内容を制御する表示制御部と、を備える。そして、動作指令生成部は、操作検出部で検出されたドラッグ操作の速度に基づいてロボットの動作速度を決定する動作速度決定処理を行うことができる。つまり、ロボット操作装置は、ロボットの手動操作をタッチ操作及びドラッグ操作により実現するものである。
ここで、タッチ操作とは、ユーザの指やペンデバイス等(以下、指等と称する)でタッチパネルディスプレイに触るつまりタッチする操作を言う。また、ドラッグ操作とは、タッチ操作に続けて行われるもので、ユーザの指等を、タッチパネルディスプレイを触った状態のままその指等をタッチパネルディスプレイ上に沿って移動させる操作を言う。すなわち、ドラッグ操作は、ユーザの指等がタッチパネルに接触した状態で一定距離連続して移動させる操作である。
そして、表示制御部は、操作検出部がドラッグ操作を検出した場合に、タッチパネルディスプレイに、ドラッグ操作の操作速度とロボットの動作速度との相関を示す速度図形を表示させるとともに、ドラッグ操作の現在位置が速度図形においてロボットの動作速度を示すようにドラッグ操作に合わせて速度図形の表示位置を移動させる追従表示処理を行うことができる。
つまり、この構成において、タッチパネルディスプレイに対してドラッグ操作が行われると、ドラッグ操作の操作速度とロボットの動作速度との相関を示す速度図形が、タッチパネルディスプレイに表示される。そして、その速度図形は、ドラッグ操作の現在位置が速度図形においてロボットの動作速度を示すようにドラッグ操作に合わせて移動する。すなわち、速度図形が、ドラッグ操作に追従するように移動する。この場合、ユーザは、自己のドラッグ操作によって速度図形を動かしているような感覚を得られる。そして、速度図形がドラッグ操作に追従することによって、ドラッグ操作の現在位置つまりユーザの指等は、速度図形中においてドラッグ操作の操作速度に対応したロボットの動作速度を示すことになる。
すなわち、ユーザがある操作速度でドラッグ操作を行うと、ドラッグ操作に係るユーザの指等が速度図形中においてドラッグ操作の操作速度に対応したロボットの動作速度を示すように、速度図形が移動する。つまり、ユーザがドラッグ操作している際、ドラッグ操作に係るユーザの指等は、速度図形中においてロボットの動作速度を指し示すことになる。そのため、ユーザは、ドラッグ操作に係る指等が、速度図形中において所望するロボットの動作速度を示す状態を維持するように、ドラッグ操作を行って速度図形を移動させることで、ロボットをそのドラッグ操作の操作速度に対応した動作速度で動作させることができる。
これによれば、ユーザは、速度図形を動かすような感覚でドラッグ操作をすることにより、ロボットを動作させることができる。したがって、ユーザは、自己のドラッグ操作に伴って速度図形が移動していることを確認することで、自己のドラッグ操作が正しく入力されていることを直接的で直感的に判断することができる。また、速度図形は、ドラッグ操作の操作速度とロボットの動作速度との相関を示す図形であるため、ユーザは、自己が行っているドラッグ操作と、そのドラッグ操作によって行われるロボットの動作との相関を直感的に判断し易い。これらのことから、ユーザは、自己のドラッグ操作によって行われるロボットの動作速度を視覚的に認識することができ、その結果、直感的な操作が可能になってユーザの操作感覚の向上を図ることができる。
(請求項2)
請求項2に記載のロボット操作装置において、動作指令生成部は、動作速度決定処理を行う前に、ロボットの駆動軸又は駆動軸の組み合わせによるロボットの動作態様を決定する動作態様決定処理を行うことができる。つまり、動作速度決定処理が実行されている最中は、ドラッグ操作の操作方向にかかわらず、ロボットの動作態様は変化しない。したがって、ユーザは、タッチパネルディスプレイ上を任意の方向へドラッグ操作することで、タッチパネルディスプレイのサイズに制約されることなく、ロボットを連続的に動作させることができる。これにより、例えばユーザのドラッグ操作が、タッチパネルディスプレイの端に到達し、これによりドラッグ操作が途切れてロボットの動作が不本意に終了する等の問題を回避することができる。その結果、更なる利便性の向上が図られる。
(請求項3)
請求項3に記載のロボット操作装置において、動作速度決定処理は、ドラッグ操作の操作速度に比例して段階的にロボットの動作速度を大きくする処理である。また、速度図形は、動作速度決定処理で決定されたロボットの動作速度に対応し、かつ速度図形の中心位置からの距離に比例して段階的にロボットの動作速度が大きくなるように設定されている。これによれば、ユーザは、ドラッグ操作の操作速度を連続的に変更した場合であっても、ロボットの動作速度を段階的に変更することができる。
すなわち、例えばマニュアル操作の習熟度が低いユーザにおいては、ユーザが一定速度でロボットを動作させようとした場合に、常に一定速度を維持してドラッグ操作を行うことは難しく、ドラッグ操作の操作速度にふらつきが生じることがある。この場合、ドラッグ操作の操作速度をそのままロボットの動作速度に反映させると、ドラッグ操作の操作速度のふらつきもロボットの動作速度に反映されてしまい、ロボットの動作速度にふらつきが生じることになる。これに対し、本ロボット操作装置によれば、ユーザがドラッグ操作の操作速度を連続的に変更した場合であっても、ロボットの動作速度を段階的に変更することができる。したがって、ユーザのドラッグ操作の操作速度のふらつきが吸収されるため、ユーザは、狙った動作速度でロボットを動作させ易くなる。その結果、例えば習熟度の低いユーザであっても、ロボットを安定してマニュアル動作させることができる。
(請求項4)
請求項4に記載のロボット操作装置において、動作速度決定処理は、ドラッグ操作の操作速度に比例して連続的にロボットの動作速度を大きくする処理である。また、速度図形は、動作速度決定処理で決定されたロボットの動作速度に対応し、かつ速度図形の中心位置からの距離に比例して連続的にロボットの動作速度が大きくなるように設定されている。
すなわち、例えばマニュアル操作の習熟度が高いユーザにおいては、ドラッグ操作の操作速度を一定に維持することは比較的容易である。逆に、ロボットの微調整を行う場合には、自己のドラッグ操作の操作速度の変化が、ロボットの動作速度に正確に反映されないと不便である。これに対し、本ロボット操作装置によれば、ユーザがドラッグ操作の操作速度を連続的に変更することで、ロボットの動作速度を連続的に変更することができる。つまり、ユーザは、ドラッグ操作の操作速度の変化を、ロボットの動作速度に直接的に反映させることができる。その結果、例えば習熟度の高いユーザでれば、より正確なロボットの微調整を行うことができるため、利便性が向上する。
(請求項5)
請求項5に記載のロボット操作装置において、速度図形は、ロボットの動作速度に応じた径を有する複数の同心円の図形である。これによれば、速度図形が円形であることから、ユーザは、ドラッグ操作を開始する際に、そのドラッグ操作の操作方向を気にする必要が無くなる。また、速度図形を構成する各円の径がロボットの動作速度に対応している。このため、ユーザは、所望するロボットの動作速度に応じた径の円を目がけてドラッグ操作を行い、その後、ドラッグ操作に係る指等の現在位置が、ロボットの動作速度に対応した円から外れないように一定速度を維持してドラッグ操作を行うことで、その円に対応する動作速度でロボットを動作させることができる。これらの結果、ドラッグ操作によるロボットの動作速度の調整が、更に容易になる。
(請求項6)
請求項6に記載のロボット操作装置において、表示制御部は、操作検出部がタッチ操作を検出した場合に、追従表示処理を実行する前に、速度図形をタッチパネルディスプレイに表示させる初期表示処理を行うことができる。これによれば、ユーザが、ドラッグ操作をするためにタッチパネルディスプレイをタッチ操作した場合に、タッチパネルディスプレイ上に速度図形が表示される。そのため、ユーザは、ドラッグ操作を開始する前に、速度図形を見ることによって、ドラッグ操作の操作速度とロボットの動作速度との相関を確認することができる。したがって、ユーザは、実際にドラッグ操作を行う前に、ドラッグ操作の操作速度の目安が分かり、その結果、操作性が更に向上する。
(請求項7)
請求項7に記載のロボット操作プログラムは、請求項1に記載のロボット操作装置を実現するものである。このロボット操作プログラムを、例えばタッチパネルディスプレイを備える汎用のタブレットPCやスマートフォン等によって実行することで、汎用のタブレットPCやスマートフォン等に、上述したロボット操作装置としての機能を付加することができる。
第1実施形態について、4軸型の水平多関節ロボットを用いたロボットシステムの一例を示す全体構成図 第1実施形態について、6軸型の垂直多関節ロボットを用いたロボットシステムの一例を示す全体構成図 第1実施形態によるティーチングペンダントの電気的構成の一例を示すブロック図 第1実施形態について、制御部が行う各種処理の内容の一例を示すフローチャート(その1) 第1実施形態について、制御部が行う各種処理の内容の一例を示すフローチャート(その2) 第1実施形態について、手動操作を開始した直後のタッチパネルディスプレイの表示内容の一例を示す図 第1実施形態について、手動操作時にタッチパネルディスプレイに表示される動作態様選択画面の一例を示す図 第1実施形態について、手動操作時にタッチパネルディスプレイに表示される手動操作画面の一例を示す図(その1) 第1実施形態について、手動操作時にタッチパネルディスプレイに表示される手動操作画面の一例を示す図(その2) 第1実施形態について、手動操作時にタッチパネルディスプレイに表示される手動操作画面の一例を示す図(その3) 第1実施形態について、手動操作時にタッチパネルディスプレイに表示される手動操作画面の一例を示す図(その4) 第1実施形態について、手動操作時にタッチパネルディスプレイに表示される手動操作画面の一例を示す図(その5) 第1実施形態について、第1速度図形の半径とロボットの動作速度との相関の一例を示す図 第1実施形態について、ドラッグ操作の操作速度とロボットの動作速度との相関の一例を示す図 第1実施形態について、図9の他の例を示す図 第2実施形態について、手動操作時にタッチパネルディスプレイに表示される手動操作画面の一例を示す図 第2実施形態について、第2速度図形の半径とロボットの動作速度との相関の一例を示す図 第2実施形態について、ドラッグ操作の操作速度とロボットの動作速度との相関の一例を示す図 第3実施形態について、手動操作時にタッチパネルディスプレイに表示される手動操作画面の一例を示す図(その1) 第3実施形態について、手動操作時にタッチパネルディスプレイに表示される手動操作画面の一例を示す図(その2) 第3実施形態について、手動操作時にタッチパネルディスプレイに表示される手動操作画面の一例を示す図(その3) 第3実施形態について、手動操作時にタッチパネルディスプレイに表示される手動操作画面の一例を示す図(その4) 第3実施形態について、手動操作時にタッチパネルディスプレイに表示される手動操作画面の一例を示す図(その5) 第3実施形態について、手動操作時にタッチパネルディスプレイに表示される手動操作画面の他の例を示す図 第4実施形態について、手動操作時にタッチパネルディスプレイに表示される手動操作画面の一例を示す図 第4実施形態について、第4速度図形の半径とロボットの動作速度との相関の一例を示す図 第4実施形態について、ドラッグ操作の操作速度とロボットの動作速度との相関の一例を示す図 第5実施形態について、手動操作時にタッチパネルディスプレイに表示される手動操作画面の一例を示す図 第5実施形態について、第5速度図形の半径とロボットの動作速度との相関の一例を示す図 第4実施形態について、ドラッグ操作の操作速度とロボットの動作速度との相関の一例を示す図
以下、本発明の複数の実施形態について説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図15を参照しながら説明する。
図1及び図2は、一般的な産業用ロボットのシステム構成を示している。ロボットシステム10は、例えば図1に示す4軸型の水平多関節ロボット20(以下、4軸ロボット20と称する)や、図2に示す6軸型の垂直多関節ロボット30(以下、6軸ロボット30と称する)等を動作させるものである。なお、ロボットシステム10の動作対象となるロボットは、上述の4軸ロボット20や6軸ロボット30に限られない。
まず、図1に示す4軸ロボット20の概略構成について説明する。4軸ロボット20は、固有のロボット座標系(X軸、Y軸およびZ軸からなる三次元直交座標系)に基づいて動作する。本実施形態において、ロボット座標系は、ベース21の中心を原点Oとし、作業台Pの上面をX−Y平面とし、そのX−Y平面と直交する座標軸をZ軸として定義されている。作業台Pの上面は、4軸ロボット20を設置するための設置面である。この場合、その設置面が動作基準面に相当する。なお、動作基準面としては、設置面に限らずともよく、任意の平面であってもよい。
4軸ロボット20は、ベース21、第1アーム22、第2アーム23、シャフト24、及びフランジ25を有している。ベース21は、作業台Pの上面(以下、設置面とも称す)に固定される。第1アーム22は、ベース21の上部に対して、Z軸(垂直軸)方向の軸心を持つ第1軸J21を中心に水平方向に回転可能に連結されている。第2アーム23は、第1アーム22の先端部の上部に対して、Z軸方向の軸心を持つ第2軸J22を中心に回転可能に連結されている。シャフト24は、第2アーム23の先端部に対して、上下動可能で且つ回転可能に設けられている。また、シャフト24を上下動させる際の軸が第3軸J23であり、シャフト24を回転させる際の軸が第4軸J24である。フランジ25は、シャフト24の先端部つまり下端部に着脱可能に取り付けられている。
ベース21、第1アーム22、第2アーム23、シャフト24、及びフランジ25は、4軸ロボット20のアームとして機能する。アーム先端であるフランジ25には、図示はしないが、エンドエフェクタ(手先)が取り付けられる。例えば4軸ロボット20を用いて部品の検査などが行われる場合、上記エンドエフェクタとしては、対象となる部品を撮影するためのカメラなどが用いられる。4軸ロボット20に設けられる複数の軸(J21〜J24)はそれぞれに対応して設けられるモータ(図示せず)により駆動される。各モータの近傍には、それぞれの回転軸の回転角度を検出するための位置検出器(図示せず)が設けられている。
多関節型のロボットを手動操作する場合、その動作は、各駆動軸を個別に駆動させる各軸系の動作と、複数の駆動軸を組み合わせて駆動させることでロボットの手先を任意の座標系上で移動させる手先系の動作と、がある。この場合、4軸ロボット20は、各軸系の動作において、各駆動軸J21〜J24を個別に駆動させることができる。また、4軸ロボット20は、手先系の動作において、例えば第1軸J21と第2軸J22とを組み合わせたX−Y平面方向への動作と、第3軸J23によるZ方向への動作と、第4軸J24によるRz方向への動作と、を行うことができる。
次に、図2に示す6軸ロボット30の概略構成について説明する。6軸ロボット30も、4軸ロボット20と同様に、固有のロボット座標系(X軸、Y軸およびZ軸からなる三次元直交座標系)に基づいて動作する。6軸ロボット30は、ベース31、ショルダ部32、下アーム33、第1上アーム34、第2上アーム35、手首36、及びフランジ37を有している。ベース31は、作業台Pの上面に固定される。ショルダ部32は、ベース31の上部に対して、Z軸(垂直軸)方向の軸心を持つ第1軸J31を中心に水平方向に回転可能に連結されている。下アーム33は、ショルダ部32に対して上方へ延びるように設けられている。下アーム33は、ショルダ部32に対して、Y軸方向の軸心を持つ第2軸J32を中心に垂直方向に回転可能に連結されている。
第1上アーム34は、下アーム33の先端部に対して、Y軸方向の軸心を持つ第3軸J33を中心に垂直方向に回転可能に連結されている。第2上アーム35は、第1上アーム34の先端部に対して、X軸方向の軸心を持つ第4軸J34を中心に捻り回転可能に連結されている。手首36は、第2上アーム35の先端部に対して、Y軸方向の軸心を持つ第5軸J25を中心に垂直方向に回転可能に連結されている。そして、フランジ37は、手首36に対し、X軸方向の軸心を持つ第6軸J36を中心に捻り回転可能に連結されている。
ベース31、ショルダ部32、下アーム33、第1上アーム34、第2上アーム35、手首36及びフランジ37は、ロボット30のアームとして機能する。アーム先端であるフランジ37(手先に相当)には、図示はしないが、例えばエアチャックなどのツールが取り付けられる。6軸ロボット30に設けられる複数の軸(J31〜J36)は、と4軸ロボット20と同様、それぞれに対応して設けられるモータ(図示せず)により駆動される。また、各モータの近傍には、それぞれの回転軸の回転位置を検出するための位置検出器(図示せず)が設けられている。
6軸ロボット30は、各軸系の動作において、各駆動軸J31〜J36を個別に駆動させることができる。また、6軸ロボット30は、手先系の動作において、4軸ロボット20が行う得る動作に加え、その手先を、Z軸とは異なる2つの軸回りに回転する動作を行うことができる。上記2つの軸とは、設置面Pに対して水平な互いに直交する2つの軸(X軸及びY軸)である。この場合、X軸回りの回転方向をRx方向とし、Y軸回りの回転方向をRy方向としている。すなわち、6軸ロボット30は、手先系の動作において、例えば、第1軸J31と第2軸J32と第3軸J33とを組み合わせたX−Y平面方向への動作と、第2軸J32及び第3軸J33を組み合わせたZ方向への動作と、第4軸J34によるRx方向への動作と、第5軸J35によるRy方向への動作と、第6軸によるRz方向への動作と、を行うことができる。
また、図1及び図2に示すロボットシステム10は、ロボット20、30の他、コントローラ11及びティーチングペンダント40(ロボット操作装置に相当)を備えている。コントローラ11は、各ロボット20、30を制御するものである。コントローラ11は、接続ケーブルを介してロボット20、30に接続されている。ティーチングペンダント40は、接続ケーブルを介してコントローラ11に接続されている。コントローラ11とティーチングペンダント40との間では、データ通信が行われる。これにより、ユーザの操作に応じて入力される各種の操作情報が、ティーチングペンダント40からコントローラ11に送信される。また、コントローラ11は、ティーチングペンダント40に対し、各種の制御信号や表示用の信号などを送信するとともに、駆動用の電力を供給する。なお、ティーチングペンダント40とコントローラ11とは、無線通信によって接続されていてもよい。
コントローラ11は、ティーチングペンダント40から手動動作を指令する信号が与えられると、ロボット20、30を手動で動作させる制御を行う。また、コントローラ11は、ティーチングペンダント40から自動動作を指令する信号が与えられると、予め記憶されている自動プログラムを起動することにより、ロボット20、30を自動動作させる制御を行う。
ティーチングペンダント40は、例えばユーザが携帯したり手に所持したりして操作可能な程度の大きさである。ティーチングペンダント40は、例えばケース41と、タッチパネルディスプレイ42と、スイッチ43と、を有している。ケース41は、例えば薄型の略矩形箱状であって、ティーチングペンダント40の外殻を構成している。タッチパネルディスプレイ42は、ケース41の表面側の大部分を占めるように設けられている。タッチパネルディスプレイ42は、図3に示すように、タッチパネル421とディスプレイ422とを有し、これらタッチパネル421とディスプレイ422とを重ねて配置したものである。
タッチパネルディスプレイ42は、タッチパネル421によってユーザからのタッチ操作及びドラッグ操作の入力を受けるとともに、ディスプレイ422によって文字や数字、記号、及び図形等の画像の表示が可能である。スイッチ43は、例えば物理的なスイッチであり、タッチパネルディスプレイ42の周囲に設けられている。なお、スイッチ43は、タッチパネルディスプレイ42に表示させたボタンで代用してもよい。ユーザは、タッチパネルディスプレイ42やスイッチ43を操作することで、種々の入力操作を実行する。
ユーザは、ティーチングペンダント40を用いてロボット20、30の運転や設定などの各種機能を実行可能であり、予め記憶されている制御プログラムを呼び出して、ロボット20、30の起動や各種のパラメータの設定などを実行できる。また、ロボット20、30をマニュアル操作すなわち手動操作で動作させて各種の教示作業も実行可能である。そして、タッチパネルディスプレイ42には、例えばメニュー画面、設定入力画面、状況表示画面などが必要に応じて表示される。
次に、ティーチングペンダント40の電気的な構成について図3を参照して説明する。
ティーチングペンダント40は、タッチパネルディスプレイ42、スイッチ43に加え、通信インターフェース(I/F)44、制御部45、操作検出部46、動作指令生成部47、及び表示制御部48を有している。通信インターフェース44は、ティーチングペンダント40の制御部45と、コントローラ11とを通信可能に接続している。
制御部45は、例えばCPU451や、ROM、RAM、及び書き換え可能なフラッシュメモリなどの記憶領域452を有するマイクロコンピュータを主体に構成されており、ティーチングペンダント40の全体を制御する。記憶領域452は、ロボット操作プログラムを記憶している。制御部45は、CPU451においてロボット操作プログラムを実行することにより、操作検出部46、動作指令生成部47、及び表示制御部48等を、ソフトウェアによって仮想的に実現する。なお、これら操作検出部46、動作指令生成部47、及び表示制御部48は、例えば制御部45と一体の集積回路としてハードウェア的に実現してもよい。
操作検出部46は、タッチパネル421に対するタッチ操作及びドラッグ操作を検出することができる。操作検出部46は、タッチ操作の検出として、ユーザの指等が、タッチパネルディスプレイ42に接触したかどうか、及びその接触した指等の位置(タッチ位置)を検出することができる。また、操作検出部46は、ドラッグ操作の検出として、ドラッグ操作に係る指等の現在位置、移動方向、移動速度、及び移動量を検出することができる。
動作指令生成部47は、操作検出部46の検出結果に基づいてロボット20、30を動作させるための動作指令を生成する。動作指令生成部47により生成された動作指令は、通信イーターフェース44を通じてコントローラ11に与えられる。表示制御部48は、スイッチ43に対する操作や、操作検出部46の検出結果等に基づいて、ディスプレイ422に表示させる表示内容を制御する。このような構成のティーチングペンダント40を用いることにより、ユーザは、ロボット20、30の手動操作を、タッチ操作及びドラッグ操作によって行うことができる。
次に、制御部45で行われる制御内容について、図4〜図12を参照して説明する。なお、以下の説明においては、主として4軸ロボット20を操作対象とした場合について説明するが、6軸ロボット30についても、4軸ロボット20と具体的な動作態様が異なる点を除いて同様である。
ティーチングペンダント40の制御部45は、ロボット20、30の手動操作を開始すると、図4及び図5に示す制御内容を実行する。具体的には、制御部45は、まず、図4のステップS11〜S13において、後述する動作速度決定処理(図5のステップS18)を実行する前に、動作態様決定処理(図4のステップS13)を実行する。動作態様決定処理は、ロボット20、30の駆動軸又は駆動軸の組み合わせによるロボット20、30の動作態様を決定する処理である。この場合、動作態様とは、上述した手先系や各軸系といった動作系において、その動作系における正(+)方向又は負(−)方向への移動方向を含めたものを意味する。
手動操作を開始する前は、図6に示すように、タッチパネルディスプレイ42上に何も表示されていない。そして、手動操作が開始されてステップS11が実行されると、制御部45は、表示制御部48の処理によって、図7に示すように動作態様選択画面50をタッチパネルディスプレイ42上に表示させる。動作態様選択画面50は、ユーザが、タッチ操作により、ロボット20、30の動作態様を選択するためのものである。
例えば図7に示す4軸ロボット20用の動作態様選択画面50は、各軸系の選択領域51と、手先系の選択領域52と、を有している。各軸系の選択領域51には、各軸系の選択ボタン511〜518が表示される。ユーザは、各軸系の選択ボタン511〜518のいずれかをタッチ操作することにより、正(+)方向又は負(−)方向を含めたロボット20の各軸系の動作態様を選択することができる。手先系の選択領域52には、ボタン521〜528が表示される。ユーザは、手先系の選択ボタン521〜528のいずれかをタッチ操作することにより、正(+)方向又は負(−)方向を含めたロボット20の手先系の動作態様を選択することができる。
制御部45は、図4のステップS12において、操作検出部46の検出結果に基づいて、選択ボタン511〜518、521〜528のいずれかに対して操作があったか否かを判断する。選択ボタン511〜518、521〜528のいずれも操作されていない場合(ステップS12でNO)、制御部45は、動作態様選択画面50を表示させたまま待機する。一方、選択ボタン511〜518、521〜528のいずれかが操作された場合(ステップS12でYES)、制御部45は、ステップS13へ移行する。そして、制御部45は、ステップS13を実行すると、動作指令生成部47の処理によって、手動操作によるロボット20、30の動作態様をステップS12で選択された動作態様に決定する。
その後、制御部45は、ステップS14を実行すると、表示制御部48の処理によって、タッチパネルディスプレイ42の画面を、図7に示す動作態様選択画面50から図8に示す手動操作画面60に切り替える。動作態様選択画面50から手動操作画面60に切り替わった後、タッチパネルディスプレイ42にタッチ操作が行われるまで、表示制御部48は、図8に示すように、例えばタッチパネルディスプレイ42の画面の隅に動作態様表示61のみを表示させる。図8の動作態様表示61は、図7の動作態様選択画面50において、手先系の選択ボタン521をタッチ操作して、X(+)方向への動作態様を選択した場合を示している。
次に、制御部45は、図4のステップS15において、操作検出部46の検出結果に基づいて、タッチ操作がされたか否かを判断する。タッチ操作がされていない場合(ステップS15でNO)、制御部45は、手動操作画面60を図8の状態にしたまま待機する。一方、図9に示すように、ユーザが指90等でタッチパネルディスプレイ42上の任意の点をタッチ操作すると、制御部45は、タッチ操作がされたと判断し(ステップS15でYES)、図5のステップS16を実行する。そして、制御部45は、後述する追従表示処理(ステップS20)を実行する前に、初期表示処理を実行する。この初期表示処理において、制御部45は、表示制御部48の処理によって、図9に示すように第1速度図形62をタッチパネルディスプレイ42に表示させる。第1速度図形62は、速度図形の一例である。なお、図9における二点鎖線は、第1速度図形62の円の径を示す補助線であって、タッチパネルディスプレイ42上に表示されるものではない。
第1速度図形62は、ユーザによるドラッグ操作の操作速度と、ロボット20、30の動作速度との相関を示す図形である。本実施形態の場合、第1速度図形62は、ロボット20、30の動作速度に応じた径を有する複数の同心円の図形である。具体的には、第1速度図形62は、後述する動作速度決定処理(ステップS18)で決定されるロボット20、30の動作速度Vrに対応し、かつ中心位置P0からの距離に比例して段階的にロボット20、30の動作速度Vrが大きくなるように設定されている。
具体的には、第1速度図形62は、その内部に複数の領域を有している。本実施形態の場合、第1速度図形62は、第1領域631、第2領域632、第3領域633、第4領域634、及び第5領域635を有している。第1領域631は、半径R1の第1円621の内側の領域である。第2領域632は、第1円621の外側でかつ半径R2の第2円622の内側の領域である。第3領域633は、第2円622の外側でかつ半径R3の第3円623の内側の領域である。第4領域634は、第3円623の外側でかつ半径R4の第4円624の内側の領域である。第5領域635は、第4円624の外側でかつ半径R5の第5円625の内側の領域である。各円621〜625は、共通の中心位置P0を有するもので、同心円に配置されている。
ここで、本実施形態において、手動操作によるロボット20、30の動作速度Vrは、停止状態(Vr=0)を含めて5段階に変更可能である。例えば、ロボット20、30の最大動作速度Vrmaxに対して0%の速度を第1動作速度Vr1とする。つまり、第1動作速度Vr1は、ロボット20、30の停止状態である。また、最大動作速度Vrmaxに対して25%の速度を第2動作速度Vr2とし、最大動作速度Vrmaxに対して50%の速度を第3動作速度Vr3とし、最大動作速度Vrmaxに対して75%の速度を第4動作速度Vr4とする。更に、最大動作速度Vrmaxに対して100%の速度を第5動作速度Vr5とする。この場合、第5動作速度Vr5は、ロボット20、30の最大動作速度Vrmaxである。
そして、第1速度図形62の第1領域631は、第1動作速度Vr1(0%)に割り当てられている。第2領域632は、第2動作速度Vr2(25%)に割り当てられている。第3領域633は、第3動作速度Vr3(50%)に割り当てられている。第4領域634は、第4動作速度Vr4(75%)に割り当てられている。第5領域635は、第5動作速度Vr5(100%)に割り当てられている。この場合の第1速度図形62における半径Rと、ロボット20、30の動作速度Vrとの相関は、図13に示す通りである。
次に、制御部45は、図5のステップS17において、図4のステップS15で検出したタッチ操作に続けてドラッグ操作が行われたか否かを判断する。制御部45は、ステップS17でドラッグ操作が検出されなかった場合、ステップS18〜S20を行うことなく、ステップS21へ移行する。一方、例えば図10に示すように、ユーザの指90等によって第1速度図形62をなぞるようなドラッグ操作がされると、制御部45は、ドラッグ操作があったと判断し(ステップS17でYES)、ステップS18を実行する。制御部45は、ステップS18において動作速度決定処理を実行し、操作検出部46で検出したドラッグ操作の操作速度Vdに基づいてロボット20、30の動作速度Vrを決定する。
この場合、ドラッグ操作の操作速度Vdと、ロボット20、30の動作速度Vrとは、図14に示すように相関している。すなわち、制御部45は、ドラッグ操作の操作速度Vdが0以上でかつ第1操作速度Vd1未満の範囲内である場合、動作指令生成部47の処理により、ロボット20、30の動作速度Vrを第1動作速度Vr1(0%)に決定する。制御部45は、ドラッグ操作の操作速度Vdが、第1操作速度Vd1以上でかつ第2操作速度Vd2未満の範囲内である場合、動作指令生成部47の処理により、ロボット20、30の動作速度Vrを第2動作速度Vr2(25%)に決定する。
同様に、制御部45は、ドラッグ操作の操作速度Vdが第2操作速度Vd2以上でかつ第3操作速度Vd3未満の範囲内である場合、動作指令生成部47の処理により、ロボット20、30の動作速度Vrを第3動作速度Vr3(50%)に決定する。制御部45は、ドラッグ操作の操作速度Vdが第3操作速度Vd3以上でかつ第4操作速度Vd4未満の範囲内である場合、動作指令生成部47の処理により、ロボット20、30の動作速度Vrを第4動作速度Vr4(75%)に決定する。そして、制御部45は、ドラッグ操作の操作速度Vdが第4操作速度Vd4以上である場合、動作指令生成部47の処理により、ロボット20、30の動作速度Vrを第5動作速度Vr5(100%)に決定する。
この場合、ドラッグ操作の第5操作速度Vd5は、ロボット20、30の最大動作速度Vrmaxに対応するように設定されている。そして、第5操作速度Vd5を100%とした場合に、第5操作速度Vd5に対する第1操作速度Vd1の割合を10%とし、第5操作速度Vd5に対する第2操作速度Vd2の割合を25%とし、第5操作速度Vd5に対する第3操作速度Vd3の割合を50%とし、第5操作速度Vd5に対する第4操作速度Vd4の割合を75%としている。この場合、操作速度Vd1〜Vd5における増加の割合と、その動作速度Vr1〜Vr5における増加の割合と、第1速度図形62の各円621〜625の各半径R1〜R5の増加の割合とが、同一となっている。すなわち、ロボット20、30の動作速度Vr、第1速度図形62の各円621〜625の半径R、及びドラッグ操作の操作速度Vdは、相互に相関している。
次に、制御部45は、図5のステップS19において、ステップS18の速度決定処理で決定された動作速度Vrでロボット20、30を動作させるための動作指令を生成し、その動作指令をコントローラ11へ送信する。コントローラ11は、ティーチングペンダント40から受信した動作指令に基づいて、ロボット20、30を動作させる。そして、制御部45は、ステップS20へ移行する。
制御部45は、ステップS20において、追従表示処理を実行する。追従表示処理は、ユーザの指90等によるドラッグ操作の現在位置P1が第1速度図形62においてロボット20、30の動作速度Vrを示すように、ユーザのドラッグ操作に合わせて第1速度図形62の表示位置を移動させる処理である。例えばドラッグ操作の操作速度がVd3以上でかつVd4未満の範囲内となった場合、ロボット20、30の動作速度Vrは、第4動作速度Vr4(75%)に決定される。この場合、図11に示すように、制御部45は、表示制御部48の処理により、ドラッグ操作の現在位置P1が第1速度図形62の第4領域634を指し示すように、第1速度図形62全体を移動させる。つまり、第1速度図形62は、ドラッグ操作の現在位置P1に追従するように移動する。
また、例えば指90の停止等によって、ドラッグ操作の操作速度が0以上かつVd1未満の範囲内となった場合、ロボット20、30の動作速度Vrは、第1動作速度Vr1(0%)に決定される。つまり、ロボット20、30の動作は停止される。この場合、図12に示すように、制御部45は、表示制御部48の処理により、ドラッグ操作の現在位置P1が第1速度図形62の第1領域631、この場合中心位置P0を指し示すように、第1速度図形62全体を移動させる。
次に、制御部45は、ステップS21を実行し、操作検出部46の検出結果に基づいて、ドラッグ操作が終了されたか否かを判断する。この場合、ドラッグ操作の終了とは、ユーザの指90等がタッチパネルディスプレイ42から離間したことをいう。つまり、ドラッグ操作の操作速度が0になっただけでは、ドラッグ操作の終了とは判断されない。ドラッグ操作が継続している場合(ステップS21でNO)、制御部45は、ステップS18〜S20を繰り返す。なお、ステップS18〜S20の処理は、例えば0.5秒毎に繰り返される。そのため、ドラッグ操作の入力と、ロボット20、30の動作と、第1速度図形62の移動つまり追従の処理との間には、大きな時差は生じない。したがって、ユーザは、略リアルタイムでロボット20、30を手動操作しているとの印象を受け得る。
制御部45は、操作検出部46の検出結果に基づいて、ドラッグ操作が終了したと判断すると(ステップS21でYES)、ステップS22を実行し、動作指令生成部47の処理により、現在の動作態様の選択を解除する。その後、制御部45は、ステップS23を実行し、表示制御部48の処理により、第1速度図形62をタッチパネルディスプレイ42上から消去して、画面の表示内容を初期化する。これにより、一連の処理が終了する。そして、制御部45は、図4のステップS11へ戻り、再度ステップS11〜S23の処理を実行する。これにより、ユーザは、新たな動作態様での手動操作が可能になる。
本実施形態によれば、制御部45は、操作検出部46がドラッグ操作を検出した場合に、表示制御部48の処理によって追従表示処理を行う。制御部45は、追従表示処理を実行すると、タッチパネルディスプレイ42に、ドラッグ操作の操作速度Vdとロボット20、30の動作速度Vrとの相関を示す第1速度図形62を表示させる。そして、制御部45は、ドラッグ操作の現在位置P1が第1速度図形62においてロボット20、30の動作速度Vrを示すように、ドラッグ操作に合わせて第1速度図形62の表示位置を移動させる。
つまり、手動操作の際にタッチパネルディスプレイ42に対してドラッグ操作が行われると、ドラッグ操作の操作速度Vdとロボット20、30の動作速度Vrとの相関を示す第1速度図形62が、タッチパネルディスプレイ42に表示される。そして、その第1速度図形62は、ドラッグ操作の現在位置P1が第1速度図形62においてロボット20、30の動作速度Vrを示すようにドラッグ操作に合わせて移動する。すなわち、第1速度図形62が、ドラッグ操作に追従するように移動する。これにより、ユーザは、自己のドラッグ操作によって第1速度図形62を動かしているような感覚を得られる。そして、第1速度図形62がドラッグ操作に追従することによって、ドラッグ操作の現在位置P1つまりユーザの指90等が指し示す位置P1は、第1速度図形62中においてドラッグ操作の操作速度Vdに対応したロボット20、30の動作速度Vrを示すことになる。
すなわち、ユーザがある操作速度Vdでドラッグ操作を行うと、ドラッグ操作に係るユーザの指90等が第1速度図形62中においてドラッグ操作の操作速度Vdに対応したロボット20、30の動作速度Vrを示すように、第1速度図形62が移動する。つまり、ユーザがドラッグ操作している際、ドラッグ操作に係るユーザの指等は、第1速度図形62中においてロボット20、30の動作速度Vrを指し示すことになる。そのため、ユーザは、ドラッグ操作に係る指90等が、所望するロボット20、30の動作速度Vrを示す状態を維持するように、ドラッグ操作を行って第1速度図形62を移動させることで、ロボット20、30をそのドラッグ操作の操作速度Vdに対応した動作速度Vrで動作させることができる。
これによれば、ユーザは、第1速度図形62を動かすような感覚でドラッグ操作をすることにより、ロボット20、30を動作させることができる。したがって、ユーザは、自己のドラッグ操作に伴って第1速度図形62が移動していることを確認することで、自己のドラッグ操作が正しく入力されていることを直感的に判断することができる。また、第1速度図形62は、ドラッグ操作の操作速度Vdとロボット20、30の動作速度Vrとの相関を示す図形であるため、ユーザは、自己が行っているドラッグ操作の操作速度Vdと、そのドラッグ操作によって行われるロボット20、30の動作速度Vrとの相関を直感的に判断し易い。これらのことから、ユーザは、自己のドラッグ操作によって行われるロボット20、30の動作速度Vrを視覚的に認識することができ、その結果、直感的な操作が可能になってユーザの操作感覚の向上を図ることができる。
制御部45は、動作指令生成部47の処理によって、動作速度決定処理を行う前に、動作態様決定処理を行うことができる。動作態様決定処理は、ロボット20、30の駆動軸又は駆動軸の組み合わせによるロボット20、30の動作態様、つまり、各軸径又は手先系のいずれか、及びその動作系による正又は負方向を決定する処理である。この場合、動作速度決定処理が実行されている最中は、ドラッグ操作の操作方向にかかわらず、ロボット20、30の動作態様は変化しない。すなわち、ユーザは、タッチパネルディスプレイ42上を任意の方向へドラッグ操作することで、タッチパネルディスプレイ42のサイズに制約されることなく、ロボット20、30を連続的に動作させることができる。したがって、例えばユーザのドラッグ操作が、タッチパネルディスプレイ42の端に到達し、これによりドラッグ操作が途切れてロボット20、30の動作が不本意に終了する等の問題を回避することができる。その結果、更なる利便性の向上が図られる。
動作速度決定処理は、ドラッグ操作の操作速度Vdに比例して段階的にロボット20、30の動作速度Vrを大きくする処理を含んでいる。また、第1速度図形62は、動作速度決定処理で決定されたロボット20、30の動作速度Vrに対応し、かつ第1速度図形62の中心位置P0からの距離、この場合円の半径Rに比例して段階的にロボット20、30の動作速度Vrが大きくなるように設定されている。これによれば、ユーザは、ドラッグ操作の操作速度Vdを連続的に変更した場合であっても、ロボット20、30の動作速度Vrを段階的に変更することができる。
すなわち、例えばマニュアル操作の習熟度が低いユーザにおいては、ユーザが一定速度でロボット20、30を動作させようとした場合に、一定速度を維持してドラッグ操作を行うことは難しく、ドラッグ操作の操作速度Vdにふらつきが生じることがある。この場合、ドラッグ操作の操作速度Vdをそのままロボット20、30の動作速度Vrに反映させると、ドラッグ操作の操作速度Vdのふらつきもロボット20、30の動作速度Vrに反映されてしまい、ロボット20、30の動作速度Vrにふらつきが生じることになる。これに対し、本実施形態によれば、ユーザは、ロボット20、30の動作速度Vrを段階的に変更することができる。したがって、ユーザのドラッグ操作の操作速度Vdのふらつきが吸収されるため、ユーザは、狙った動作速度Vrでロボット20、30を動作させ易くなる。その結果、例えば習熟度の低いユーザであっても、ロボット20、30を安定してマニュアル動作させることができる。
第1速度図形62は、ロボット20、30の動作速度Vrに応じた半径Rを有する複数の同心円の図形である。この場合、第1速度図形62は、半径R1〜R5の第1円621〜第5円625から構成されている。そして、各円621〜625のうち、隣接する2つの円で構成された各領域631〜635は、第1速度図形62の中心位置P0から遠くなる程、対応するロボット20、30の動作速度Vrが大きくなっている。これによれば、第1速度図形62が円形であることから、ユーザは、ドラッグ操作を開始する際に、そのドラッグ操作の操作方向を気にする必要が無くなる。
また、第1速度図形62を構成する各円621〜625の半径R1〜R5がロボット20、30の動作速度Vrに対応している。このため、ユーザは、所望するロボット20、30の動作速度Vrに応じた径の円を目がけてドラッグ操作を行うことで、その円に対応する動作速度Vrでロボット20、30を動作させることができる。例えば、ユーザがロボット20、30を第4動作速度Vr4(75%)で動作させようとする場合、ユーザは、第1速度図形62のうち第4動作速度Vr4に対応する第4領域634に目がけてドラッグ操作し、その後指90等の現在位置P1が第4領域634から外れないように一定速度でドラッグ操作を行えば良い。これらの結果、ドラッグ操作によるロボット20、30の動作速度Vrの調整が、更に容易になる。
制御部45は、操作検出部46がユーザの指90等によるタッチ操作を検出した場合に、追従表示処理を実行する前に、初期表示処理を行う。初期表示処理は、第1速度図形62をタッチパネルディスプレイ42に表示させる処理である。これによれば、ユーザが、ドラッグ操作をするためにタッチパネルディスプレイ42をタッチ操作した場合に、タッチパネルディスプレイ42上に第1速度図形62が表示される。そのため、ユーザは、ドラッグ操作を開始する前に、第1速度図形62を見ることによって、ドラッグ操作の操作速度Vdとロボット20、30の動作速度Vrとの相関を確認することができる。したがって、ユーザは、実際にドラッグ操作を行う前に、ドラッグ操作の操作速度Vdの目安が分かり、その結果、操作性が更に向上する。
また、本実施形態によるロボット操作プログラムを、例えばタッチパネルディスプレイを備える汎用のタブレットPCやスマートフォン等によって実行することで、汎用のタブレットPCやスマートフォン等に、上述したティーチングペンダント40と同等の機能を付加することができる。
ちなみに、図5に示す初期表示処理において、例えば図15に示すように、ユーザの指90等のタッチ位置が、タッチパネルディスプレイ42の画面の端寄りとなることがある。この場合、第1速度図形62の全体が、タッチパネルディスプレイ42の画面内に収まりきらない。そこで、タッチパネルディスプレイ42の画面内に第1速度図形62の全体が収まりきらない場合、制御部45は、表示制御部48の処理により、第1速度図形62全体のうち画面内に収まる部分のみを表示させる。この場合、第1速度図形62の全体のうち、タッチパネルディスプレイ42の画面上からはみ出た部分は表示されない。
これによれば、例えば、ユーザは、初期表示処理によって第1速度図形62を表示させる際に、敢えてタッチパネルディスプレイ42の画面の端寄りをタッチ操作することで、一方への操作領域を広く確保することができる。つまり、例えば図15において、ユーザは、タッチパネルディスプレイ42の画面の端寄り、この場合紙面の左寄りをタッチ操作しているため、紙面の右側の領域を広く確保することができる。これにより、多様な操作が可能になり、ユーザの利便性が更に向上する。
また、上記実施形態において、ユーザは、タッチパネルディスプレイ42に対するタッチ操作及びドラッグ操作によって、ロボット20、30を動作させることができる。これによれば、ユーザは、物理的な操作キーを操作する場合に比べて、直感的で容易にマニュアル操作を行うことができる。更に、これによれば、例えばマニュアル操作を行うための物理的な操作キーを削減することができる。その結果、ティーチングペンダント40の小型化やタッチパネルディスプレイ42の画面サイズの拡大、低価格化などを実現できるといった効果が期待できる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について、図16〜図18を参照して説明する。
本実施形態において、制御部45は、表示制御部48の処理により、第1実施形態の第1速度図形62に換えて、図16に示す第2速度図形64をタッチパネルディスプレイ42上に表示させる。第2速度図形64は、速度図形の一例である。この第2速度図形64では、ドラッグ操作の操作速度Vdとロボット20、30の動作速度Vrとの対応関係が、上記第1実施形態による第1速度図形62と異なる。
本実施形態において、動作速度決定処理は、ドラッグ操作の操作速度Vdに比例して連続的にロボット20、30の動作速度Vrを大きくする処理である。また、第2速度図形64は、動作速度決定処理で決定されたロボット20、30の動作速度Vrに対応し、かつ第2速度図形64の中心位置P0からの距離つまり半径Rに比例して連続的にロボット20、30の動作速度Vrが大きくなるように設定されている。
すなわち、本実施形態において、第2速度図形64は、例えば半径R2の第2円642と、半径R3の第3円643と、半径R4の第4円644と、半径R5の第5円645と、から構成されている。これら各円642〜645のうち、第2円642〜第4円644は、例えば破線等で表示されている。また、各円642〜645のうち、第5円645は、例えば太い実線等で表示され、他の円642〜644よりも目立つように表示されている。
第2速度図形64における半径Rと、ロボット20、30の動作速度Vrとの相関は、図17に示す通りである。ロボット20、30の動作速度Vrは、第2速度図形64における半径Rが大きくなるのに比例して連続的この場合一次関数的に増大する。したがって、ロボット20、30の動作速度Vrは、図18に示すように、ドラッグ操作による操作速度Vdが大きくなるのに比例して連続的この場合一次関数的に増大する。
ここで、例えばマニュアル操作の習熟度が高いユーザにおいては、一定速度を維持してドラッグ操作を行うことは比較的容易である。逆に、ロボット20、30の微調整を行う場合には、自己のドラッグ操作の操作速度Vdの変化が、ロボット20、30の動作速度Vrに正確に反映されないと不便である。これに対し、本実施形態によれば、ドラッグ操作の操作速度Vd、ロボット20、30の動作速度Vr、及び第2速度図形64の半径Rは、相互に一次関数的な正比例関係を有している。これにより、ユーザは、ドラッグ操作の操作速度Vdを連続的に変更することで、ロボット20、30の動作速度Vrを連続的に変更することができる。つまり、ユーザは、ドラッグ操作の操作速度Vdの変化を、ロボット20、30の動作速度Vrに直接的に反映させることができる。その結果、例えば習熟度の高いユーザでれば、より正確なロボット20、30の微調整を行うことができるため、利便性が向上する。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について、図19〜図24を参照して説明する。
本実施形態において、制御部45は、表示制御部48の処理により、第3速度図形65をタッチパネルディスプレイ42上に表示させる。第3速度図形65は、速度図形の一例である。この第3速度図形65は、具体的な表示の態様が、上記各実施形態の第1速度図形62及び第2速度図形64と異なる。すなわち、第3速度図形65は、例えば1つの円で構成されており、その円の半径Rxは、ドラッグ操作の操作速度Vdに比例して、0〜R5の範囲で段階的又は連続的に可変する。
具体的には、制御部45は、図5のステップS16で初期表示処理を実行すると、表示制御部48の処理により、図19に示すように、半径Rx=R1の円で構成した第3速度図形65をタッチパネルディスプレイ42上に表示させる。また、制御部45は、例えば第3速度図形65の近傍に、現在速度表示66を表示させる。現在速度表示66は、ロボット20、30の現在の動作速度Vrを示すものである。ドラッグ操作の入力が無い場合又は停止している場合、動作速度Vr=0であるため、現在速度表示66は、例えばロボット20、30の停止を示す「STOP」となる。
ユーザがドラッグ操作を入力すると、第3速度図形65の半径Rxは、そのドラッグ操作の操作速度Vdに応じたものとなる。例えば、図20に示すように、ユーザが、第4操作速度Vd4によるドラッグ操作を入力した場合、第3速度図形65の半径Rxは、第4半径R4となる。この場合、現在速度表示66は、第4操作速度Vd4に対応する第4動作速度Vr4を示す「75%」となる。そして、ユーザが、第4操作速度Vd4でドラッグ操作を継続すると、第3速度図形65は、図21に示すように、半径R4を維持し、かつドラッグ操作の現在位置P1が第3速度図形65の外周側付近を示すように、ドラッグ操作に追従する。
その後、ドラッグ操作の操作速度Vdが減少されると、図22に示すように、その操作速度Vdの減少に合わせて、第3速度図形65の半径Rxも減少する。この場合、第3速度図形65は、第3速度図形65の中心位置P0がドラッグ操作の現在位置P1に近づくようにドラッグ操作に追従しながら縮小する。そして、ドラッグ操作が停止されると、ロボット20、30の動作が停止するとともに、図23に示すように、第3速度図形65の半径Rxが半径R1となる。そして、現在速度表示66も、図23に示すように再び「STOP」となる。
ここで、ロボット20、30の手動操作を行う際、ユーザは、ロボット20、30を注視することが多い。そのため、安全性を確保する観点からも、手動操作中にユーザがタッチパネルディスプレイ42を見る時間は、極力短い方が良い。この場合、ユーザが、少ない時間でタッチパネルディスプレイ42上に表示された情報を把握するためには、タッチパネルディスプレイ42上に表示される情報量を極力少なくし、その情報を一見して把握し易いものにすることが好ましい。
そこで、本実施形態の第3速度図形65は、半径Rxが可変する1つの円で構成することで、手動操作する際にタッチパネルディスプレイ42上に表示される第3速度図形65の情報を極力少なくしている。これによれば、ユーザは、ドラッグ操作の操作速度Vdつまりロボット20、30の動作速度Vrを、第3速度図形65の大きさによって直感的に把握し易い。
なお、第3速度図形65は、円形に限られず、例えば図24に示すように、例えばドラッグ操作の操作速度Vdに比例して断続的又は連続的に長さが変化する矩形の図形であってもよい。
また、上記各実施形態を説明する図において、白抜き矢印は、ドラッグ操作による指90等の移動を示すものであり、タッチパネルディスプレイ42に表示されるものではない。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について、図25〜図27を参照して説明する。
本実施形態において、制御部45は、表示制御部48の処理により、図25に示す第4速度図形67をタッチパネルディスプレイ42上に表示させる。第4速度図形67は、速度図形の一例である。この第4速度図形67は、ドラッグ操作の操作速度Vdの増減に対するロボット20、30の動作速度Vrの増減の仕方が、上記第1実施形態による第1速度図形62と異なる。
本実施形態において、動作速度決定処理は、ドラッグ操作の操作速度Vdの増加に伴って、段階的でかつ二次関数的にロボット20、30の動作速度Vrを大きくする処理である。この場合、第4速度図形67は、動作速度決定処理で決定されたロボット20、30の動作速度Vrに対応し、かつ第4速度図形67の中心位置P0からの距離つまり半径Rに対して二次関数的に比例して段階的にロボット20、30の動作速度Vrが大きくなるように設定されている。
すなわち、本実施形態において、第4速度図形67は、半径R1〜R6の6つの円で構成され、第1領域681〜第6領域686の6つの領域を有している。この場合、第1領域681は、半径R1の第1円671の内側の領域である。第2領域682は、第1円671の外側でかつ半径R2の第2円672の内側の領域である。第3領域683は、第2円672の外側でかつ半径R3の第3円673の内側の領域である。第4領域684は、第3円673の外側でかつ半径R4の第4円674の内側の領域である。第5領域685は、第4円674の外側でかつ半径R5の第5円675の内側の領域である。第6領域686は、第5円675の外側でかつ半径R6の第6円676の内側の領域である。各円671〜676は、共通の中心位置P0を有するもので、同心円に配置されている。
本実施形態において、手動操作によるロボット20、30の動作速度Vrは、停止状態(Vr=0)を含めて6段階に変更可能である。この場合、ロボット20、30の最大動作速度Vrmaxに対して0%の速度を第1動作速度Vr1とする。また、最大動作速度Vrmaxに対して10%の速度を第2動作速度Vr2とし、最大動作速度Vrmaxに対して20%の速度を第3動作速度Vr3とし、最大動作速度Vrmaxに対して50%の速度を第4動作速度Vr4とし、最大動作速度Vrmaxに対して70%の速度を第5動作速度Vr5とする。更に、最大動作速度Vrmaxに対して100%の速度を第6動作速度Vr6とする。この場合、第6動作速度Vr6は、ロボット20、30の最大動作速度Vrmaxである。
そして、第4速度図形67の第1領域681は、第1動作速度Vr1(0%)に割り当てられている。第2領域682は、第2動作速度Vr2(10%)に割り当てられている。第3領域683は、第3動作速度Vr3(20%)に割り当てられている。第4領域684は、第4動作速度Vr4(50%)に割り当てられている。第5領域685は、第5動作速度Vr5(70%)に割り当てられている。第6領域686は、第6動作速度Vr6(100%)に割り当てられている。
この場合の第4速度図形67における半径Rと、ロボット20、30の動作速度Vrとの相関は、図26に示す通りである。そして、ドラッグ操作の操作速度Vdと、ロボット20、30の動作速度Vrとは、図27に示すように相関している。つまり、本実施形態において、ロボット20、30の動作速度Vrは、操作速度Vdの増加に伴って、二次関数的でかつ段階的に増加するようになっている。
このような構成によれば、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。更に、本実施形態の構成によれば、図25に示すように、第4速度図形67の各領域681〜686は、中心位置P0に近い領域ほど、その領域の幅が広くなる。そして、ロボット20、30の動作速度Vrが遅くなるほど、その動作速度Vrに割り当てられる第4速度図形67の領域が広くなる。すなわち、動作速度Vrが低速になるほど、その動作速度Vrに対応する領域の幅が広くなってドラッグ操作の操作速度Vdの許容範囲が広くなる。これにより、ロボット20、30を低速で動作させる際のドラッグ操作がし易くなり、ロボット20、30を低速で動作させる微調整がし易くなる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態について、図28〜図30を参照して説明する。なお、本実施形態において、第1動作速度Vr1〜第6動作速度Vr6の定義は、上記第4実施形態と同様である。
制御部45は、表示制御部48の処理により、図28に示す第5速度図形69をタッチパネルディスプレイ42上に表示させる。第5速度図形69は、速度図形の一例である。この第5速度図形69は、ドラッグ操作の操作速度Vdの増減に対するロボット20、30の動作速度Vrの増減の仕方が、上記第2実施形態による第2速度図形64と異なる。
本実施形態において、動作速度決定処理は、ドラッグ操作の操作速度Vdの増加に伴って、連続的でかつ高次関数的この場合二次関数的にロボット20、30の動作速度Vrを大きくする処理である。この場合、第5速度図形69は、動作速度決定処理で決定されたロボット20、30の動作速度Vrに対応し、かつ第5速度図形69の中心位置P0からの距離つまり半径Rに対して二次関数的に比例して連続的にロボット20、30の動作速度Vrが大きくなるように設定されている。
すなわち、本実施形態において、第5速度図形69は、例えば半径R2の第2円692と、半径R3の第3円693と、半径R4の第4円694と、半径R5の第5円695と、半径R6の第6円696とから構成されている。これら各円692〜646のうち、第2円692〜第5円695は、例えば破線等で示すように薄く表示されている。また、各円692〜696のうち、第6円696は、例えば太い実線等で示すように濃く表示され、他の円692〜695よりも目立つように表示されている。
この場合の第5速度図形69における半径Rと、ロボット20、30の動作速度Vrとの相関は、図29に示す通りである。そして、ドラッグ操作の操作速度Vdと、ロボット20、30の動作速度Vrとは、図30に示すように相関している。つまり、本実施形態において、ロボット20、30の動作速度Vrは、操作速度Vdの増加に伴って、二次関数的でかつ連続的に増加するようになっている。
このような構成によれば、第2実施形態と同様の作用効果が得られる。更に、ロボット20、30の動作速度Vrとドラッグ操作の操作速度Vdとは、図30に示すように、連続した二次関数的な相関関係となっている。したがって、ドラッグ操作の操作速度Vdが低速であるほど、その操作速度Vdの増減によって変化するロボット20、30の動作速度Vrの変化量が小さくなる。これにより、ロボット20、30を低速で動作させる際のドラッグ操作がし易くなり、ロボット20、30を低速で動作させる微調整がし易くなる。
すなわち、本実施形態によれば、第5速度図形69は、比較的遅い動作速度Vr(例えば、Vr=10%〜20%)が割り当てられた領域を、比較的速い動作速度Vr(例えば、Vr≧50%)が割り当てられた領域よりも広く確保している。つまり、第5速度図形69は、第5速度図形69の中心位置P0に近い領域を、第5速度図形69の外側に近い領域よりも広く確保している。このため、比較的遅い動作速度Vrにおいては、その動作速度Vrに対応するドラッグ操作の操作速度Vdの範囲が大きい。したがって、ユーザは、ロボット20、30を比較的遅い動作速度Vrで動作させる際に、第5速度図形69の広い領域に対してドラッグ操作をすることができる。この場合、ドラッグ操作の操作速度Vdの多少の変化によっても、ロボット20、30の動作速度Vrが変化しなくなる。その結果、ロボット20、30を低速で動作させる場合の操作性が向上する。
また、本実施形態によれば、第5速度図形69は、比較的速い動作速度Vr(例えば、Vr≧50%)が割り当てられた領域を、比較的遅い動作速度Vr(例えば、Vr=10%〜20%)が割り当てられた領域よりも小さくしている。つまり、第5速度図形69は、第5速度図形69の外側に近い領域を、第5速度図形69の中心位置P0に近い領域よりも小さくしている。このため、比較的速い動作速度Vrにおいては、その動作速度Vrに対応するドラッグ操作の操作速度Vdの範囲が小さい。したがって、ユーザは、ロボット20、30を比較的速い動作速度Vrで動作させる際に、大きなドラッグ操作を要せずに操作することができる。これらの結果、ユーザは、比較的遅い動作速度Vrと比較的速い動作速度Vrの両方について操作する際に、違和感無く操作することができ、更に操作性の向上を図ることができる。
なお、上記第4実施形態及び第5実施形態において、ロボット20、30の動作速度Vrが0%から50%のまでの範囲では、ドラッグ操作の操作速度Vdとロボット20、30の動作速度Vrとが一次関数的に比例し、ロボット20、30の動作速度Vrが50%を超えると、ドラッグ操作の操作速度Vdとロボット20、30の動作速度Vrとが二次関数的に比例するようにしてもよい。
これによれば、ロボット20、30を低速で動作させる際には、ドラッグ操作の操作速度Vdとロボット20、30の動作速度Vrとが正比例の関係となり、自己のドラッグ操作の操作速度Vdの増減を直接的にロボット20、30の動作速度Vrに反映することができるため、操作がし易い。一方、ロボット20、30を高速で動作させる際には、ドラッグ操作の操作速度Vdとロボット20、30の動作速度Vrとが二次関数に比例する関係となり、比較的遅いドラッグ操作でロボット20、30を高速に動作させることができるため、便利である。
(その他の実施形態)
なお、本発明の実施形態は、上記し且つ図面に記載した各実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。本発明の実施形態は、例えば次のような変形または拡張が可能である。
上記各実施形態において、各速度図形62、64、65、67、69は、円形に限られず、例えば多角形であってもよい。
上記実施形態によるティーチングペンダント40の操作対象となるロボットは、4軸ロボット20又は6軸ロボット30に限られない。例えば、いわゆるX−Yステージ(2軸ステージ)の上に4軸ロボット20又は6軸ロボット30を設置したものでもよい。また、ティーチングペンダント40の操作対象となるロボットには、例えば1つの駆動軸を有する直線型ロボットや、複数の駆動軸を有する直交型のロボットも含まれる。この場合、駆動軸には、機械的な回転軸に限られず、例えばリニアモータによって駆動する方式も含まれる。
図面中、10はロボットシステム、20は4軸型の水平多関節ロボット(ロボット)、30は6軸型の垂直多関節ロボット(ロボット)、40はティーチングペンダント(ロボット操作装置)、42はタッチパネルディスプレイ、46は操作検出部、47は動作指令生成部、48は表示制御部、62は第1速度図形(速度図形)、64は第2速度図形(速度図形)、65は第3速度図形(速度図形)、67は第4速度図形(速度図形)、69は第5速度図形(速度図形)を示す。

Claims (7)

  1. ユーザからのタッチ操作及びドラッグ操作の入力を受けるとともに図形の表示が可能なタッチパネルディスプレイと、
    前記タッチパネルディスプレイに対する前記タッチ操作及び前記ドラッグ操作を検出可能な操作検出部と、
    前記操作検出部の検出結果に基づいてロボットを動作させるための動作指令を生成する動作指令生成部と、
    前記タッチパネルディスプレイの表示内容を制御する表示制御部と、を備え、
    前記動作指令生成部は、前記操作検出部で検出されたドラッグ操作の操作速度に基づいて前記ロボットの動作速度を決定する動作速度決定処理を行うことができ、
    前記表示制御部は、前記操作検出部が前記ドラッグ操作を検出した場合に、前記タッチパネルディスプレイに、前記ドラッグ操作の操作速度と前記ロボットの動作速度との相関を示す速度図形を表示させるとともに、前記ドラッグ操作の現在位置が前記速度図形において前記ロボットの動作速度を示すように前記ドラッグ操作に合わせて前記速度図形の表示位置を移動させる追従表示処理を行うことができる、
    ロボット操作装置。
  2. 前記動作指令生成部は、前記動作速度決定処理を行う前に、前記ロボットの駆動軸又は駆動軸の組み合わせによる前記ロボットの動作態様を決定する動作態様決定処理を行うことができる、
    請求項1に記載のロボット操作装置。
  3. 前記動作速度決定処理は、前記ドラッグ操作の操作速度に比例して段階的に前記ロボットの動作速度を大きくする処理であり、
    前記速度図形は、前記動作速度決定処理で決定された前記ロボットの動作速度に対応し、かつ前記速度図形の中心位置からの距離に比例して段階的に前記ロボットの動作速度が大きくなるように設定されている、
    請求項1又は2に記載のロボット操作装置。
  4. 前記動作速度決定処理は、前記ドラッグ操作の操作速度に比例して連続的に前記ロボットの動作速度を大きくする処理であり、
    前記速度図形は、前記動作速度決定処理で決定された前記ロボットの動作速度に対応し、かつ前記速度図形の中心位置からの距離に比例して連続的に前記ロボットの動作速度が大きくなるように設定されている、
    請求項1又は2に記載のロボット操作装置。
  5. 前記速度図形は、前記ロボットの動作速度に応じた径を有する複数の同心円の図形である、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のロボット操作装置。
  6. 前記表示制御部は、前記操作検出部が前記タッチ操作を検出した場合に、前記追従表示処理を実行する前に、前記速度図形を前記タッチパネルディスプレイに表示させる初期表示処理を行うことができる、
    請求項5に記載のロボット操作装置。
  7. ユーザからのタッチ操作及びドラッグ操作の入力を受けるとともに画像の表示が可能なタッチパネルディスプレイと、
    前記タッチパネルディスプレイに対する前記タッチ操作及び前記ドラッグ操作を検出可能な操作検出部と、
    前記操作検出部の検出結果に基づいてロボットを動作させるための動作指令を生成する動作指令生成部と、
    前記タッチパネルディスプレイの表示内容を制御する表示制御部と、
    を備えるロボット操作装置に組み込まれたコンピュータに実行されるロボット操作プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記操作検出部で検出されたドラッグ操作の操作速度に基づいて前記ロボットの動作速度を決定する動作速度決定処理と、
    前記操作検出部が前記ドラッグ操作を検出した場合に、前記タッチパネルディスプレイに、前記ドラッグ操作の操作速度と前記ロボットの動作速度との相関を示す速度図形を表示させるとともに、前記ドラッグ操作の現在位置が前記速度図形において前記ロボットの動作速度を示すように前記ドラッグ操作に合わせて前記速度図形の表示位置を移動させる追従表示処理と、
    を実行させることができるロボット操作プログラム
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