JP2016174628A - 加温器及び熱交換装置 - Google Patents

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寿 ▲浜▼野
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Abstract

【課題】
熱交換器の巻回チューブに加温を集中し、巻回チューブと加温器の接触部分の設定温度を制御して、加温効率を高めることができる加温器及び熱交換装置に関する。
【解決手段】
熱交換装置は、熱交換器11と加温器21を有する。熱交換器11と加温器21は、双方とも上部U側から見た形態が略円形ドーナツ状または略円形状を有する。
熱交換器11の直径は、加温器21の直径と実質的に同じに形成している。加温器21は、熱交換器11と接触する反対側の面に、略平面状の加温部23を装着し、加温器21と熱交換器11との接触部CPの間に温度センサーTSを配置している。 当該温度センサーTSに温度制御装置TCを接続し、接触部CPの位置で、熱交換器11の中を流通する液体の設定温度を制御する。
【選択図】図5

Description

本発明は、血液透析、血液浄化治療等において使用される血液浄化回路の途中に配置される熱交換器の加温器及び熱交換装置に関するものである。
熱交換器を構成する、いわゆる略スパイラル状に巻回したチューブ(以下、巻回チューブ)内に、血液(血漿)、透析液、補液等の液体を流しながら、巻回チューブを加温器で加温し、巻回チューブの熱伝導で熱交換を行い、内部の液体を加温するための加温器及び熱交換装置である。特に巻回チューブに加温を集中し、巻回チューブと加温器の接触部分の設定温度を制御することにより、加温効率を高めることができる加温器及び熱交換装置に関する。
血液浄化療法において、患者から取り出した血液を体外循環しながら血液浄化器(フィルターとして中空糸膜、粒状の吸着剤等が装填されている)に通し、膜分離や吸着による不要物質の除去を目的とする治療がなされている。その際、補液や透析液を前記血液浄化器に流入させたり、濾過された血漿をさらに別の血液浄化器に流入させる二重濾過療法などが行われている。
このとき、体外循環中に患者の血液を冷やさないため、血液を加温する必要がある。そこでチューブ、バッグ、シート等を用いて、液体流路を形成した熱交換器を、体外循環回路の途中に配置し、当該熱交換器を加温器に接触させて、熱交換を行い、血液や血漿あるいは補液、透析液等を加温するようにしている。
(従来技術1)
本願出願人は、特許文献1(登録実用第3096817号公報)に、略中心部Cにいわゆる「略S字状のループSLTE」を有し、当該ループSLTEの外周にいわゆる「略スパイラル状」に可撓性管体を巻回した(巻回チューブSTEを形成)熱交換器の発明を開示している。(特許文献に記載の発明の各部材をわかりやすく説明するために、図の番号、符号を記載した。特許文献の図の番号、符号は、本願発明の符号と区別するために、〈 〉をつけた。)
詳述すれば、図〈1〉に所定の長さの可撓性管体〈1〉の途中を一旦S字形に曲げてからS字書き出し方向の可撓性管体〈1〉をS字書き終わりの曲線に沿わせ接触させ、またS字書き終わり方向の可撓性管体〈1〉をS字書き出しの曲線に沿わせ接触させ、これを所定回数繰り返し、接触する可撓性管体〈1〉同士を接着している。
図〈2〉には、図〈1〉の可撓性管体〈1〉の液体流入口〈2〉および流体流出口〈3〉が略反対に向いている例を記載している。以下「可撓性管体」は記載を簡略化するために、単に「チューブ、チューブT」と記載する。
従来の熱交換装置601は、図11に例示するように略矩形状の加温器521を使用し、温度センサーTSを、熱交換器611の巻回チューブSTEが加温器521と接触していない箇所(以下、非接触部NCP)に装着して、熱交換器611を加温し、熱交換器611内を通過する液体の温度を所定の温度にコントロール(制御)していた。なお加温器521の熱交換器611と接触する面との反対側の面に加温部523(内部に金属線MLを埋設している。)を装着していた。(図中の符号の末尾の「U」、「D」はそれぞれ上部側、下部側の部材を意味する。)
さらに詳述すれば、熱交換器611の上部U方向と下部D方向の両側から加温器521で加温する場合は、一対の上部加温器521Uと下部加温器521Dを使用し、
図12に示すように、上部加温部523U/上部加温器521U/熱交換器611/下部加温器521D/下部加温部523Dのように重ねて配置していた。
温度センサーTSは、電熱線HLを介して温度制御装置TC(温度コントローラーともいう)に接続し、温度センサーTS近傍の加温器521の表面(非接触部NCP)が設定した温度となるようにコントロールしていた。
(従来技術2)
特許文献2は、流路部等がプラスチックによりシート状に一体的かつ平面的に形成され、且つ少なくとも下流側の蛇行状に形成した流路部(第二の流路部)の断面は略半円弧形状であり、該第二の流路部が加温/冷却プレートに密着するための平面を有している液体加温/冷却用の体外循環回路及び体外循環システムの発明を開示している。
登録実用新案3096817号公報(段落[0016]、[0021]、図1、図2参照) 特開2008−173139号公報(要約の欄、図1参照。)
特許文献1に記載の発明は、次の課題が挙げられる。
加温する液体は、血液(血漿)、血液に添加される補液、膜などを通して間接的に血液と接触する透析液である。
血液は42℃以上になると血中蛋白の変性が起こるので、設定温度は最高でもおよそ42℃であり、最高温になる箇所に、温度センサーTSを装着し、この位置がおよそ42℃以下になるように制御しなくてはならない。
最も高温になるのが前記非接触部NCPであり、この最高温になる部分を設定温度にする必要があった。
加温器521の温度を、正確に設定値にコントロールできるのは前記非接触部NCPで、かつ温度センサーTSの装着位置近傍の表面(NCPTS)である。
このため前記接触部CPにおける熱交換器611の内部の液体は、例え設定温度を42℃に設定しても、実際にはこれらよりもかなり低い温度でしか加温されず、また温度が自然に低下する(冷却される)傾向があり、加温効率が悪かった。
特許文献2に記載の発明は、次の課題が挙げられる。
蛇行状に形成した(第二の)流路部の平面部のみに加温/冷却プレートを密着させて、加温/冷却するため両側(上部U側と下部D側)から加温する場合と比較して、
平面部(下部D側)と反対側(上部U側)の加温効率が劣ることは自明である。
また、硬質プラスチックで平面に成型したシートは、成型時の収縮により完全な平面にはならず、流路を形成している部分でわずかな凹凸が生じやすいのが現実であり、硬質材料ゆえに圧による変形には強いが、加温プレートとの密着性が悪くなってしまう。
そこで本発明者は、以上の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、以下の・・の発明に到達した。
[1]本発明は、熱交換器(11、111、211、511)と加温器(21、121)を有し、
当該熱交換器(11、111、211、511)と加温器(21、121)は、双方とも上部(U)側から見た形態が略円形ドーナツ状または略円形状を有し、
熱交換器(11、111、211、511)の直径は、加温器(21、121)の直径と実質的に同じに形成し、
加温器(21、121)は、熱交換器(11、111、211、511)と接触する反対側の面に、略平面状の加温部(23、123)を装着し、
加温器(21、121)と熱交換器(11、111、211、511)との接触部(CP)の間に温度センサー(TS)を配置し、当該温度センサー(TS)に温度制御装置(TC)を接続し、
前記接触部(CP)の位置で、前記熱交換器(11、111、211、511)の中を流通する液体の設定温度を制御する熱交換装置(1、101)を提供する。
[2]本発明は、熱交換器(11、111、211、511)は、略中心部(C)の外周に略スパイラル状の巻回チューブ(STE)を形成し、
液体流入口(12)と液体流出口(13)を、略同一または略反対の側部(S)の一方向に向けて配置し、
前記巻回チューブ(STE)、前記液体流入口(12)及び前記液体流出口(13)は、実質的に同一平面上に配置した[1]に記載の熱交換装置(1、101)を提供する。
[3]本発明は、加温器(21、121)は、熱交換器(11、111、211、511)を両側から挟持できるように、一対の上部加温器(21U、121U)と下部加温器(21D、121D)を有し、
当該上部加温器(21U、121U)と下部加温器(21D、121D)の前記熱交換器(11、111、211、511)と接触する反対側の面に、上部加温部(23U、123U)と下部加温部(23D、123D)を装着した[1]または[2]に記載の熱交換装置(1、101)を提供する。
[4]本発明は、熱交換器(11、111、211、511)と加温器(21、121)を固定するハウジング(31)を有し、
当該ハウジング(31)は、一対の上部ハウジング(31U)と下部ハウジング(31D)を有し、熱交換器(11、111、211、511)と加温器(21、121)は、前記ハウジング(31)に、
上部ハウジング(31U)/上部加熱部(23U、123U)/上部加温器(21U、121U)/熱交換器(11、111、211、511)/下部加熱部(23D、123D)/下部加温器(22D、122D)/下部ハウジング(31D)の順に重ねて配置した[1]から[3]のいずれか1つに記載の熱交換装置(1、101)を提供する。
[5]本発明は、熱交換器(11、111、211)は巻回チューブ(STE)の断面を、略楕円状に形成し、当該略楕円の偏平率は、最大70%に形成した[1]から[4]のいずれか1つに記載の熱交換装置(1、101)を提供する。
[6]本発明は、断面を略円形状に形成した巻回チューブ(STE)よりなる熱交換器(511)を、上部加温器(21U、121U)と下部加温器(21D、121D)よりプレスして、巻回チューブ(STE)の断面を略楕円状に形成し、
当該略楕円の偏平率は、最大70%に形成した[1]から[4]のいずれか1つに記載の熱交換装置(1、101)を提供する。
[7]本発明は、加温器(21、121)は、上部(U)側から見た形態が略円形ドーナツ状または略円形状を有し、直径は、上部(U)側から見た形態が略円形状を有する熱交換器(11、111、211、511)の直径と実質的に同じに形成し、
前記熱交換器(11、111、211、511)と接触する反対側の面に、略平面状の加温部(23、123)を装着し、
前記熱交換器(11、111、211、511)との接触部(CP)の位置に、温度センサー(TS)を配置した加温器(21、121)を提供する。
[8]本発明は、熱交換器(11、111、211、511)を両側から挟持できるように、一対の上部加温器(21U、121U)と下部加温器(21D、121D)を有し、
当該上部加温器(21U、121U)と下部加温器(21D、121D)の前記熱交換器(11、111、211、511)と接触する反対側の面に、上部加温部(23U、123U)と下部加温部(23D、123D)を装着し、
前記熱交換器(11、111、211、511)との接触部(CP)の位置に、温度センサー(TS)を配置した[7]に記載の加温器(21、121)を提供する。
(1)熱交換器11(以下、熱交換器111、211、511も同じ)と加温器21(以下、加温器121も同じ)は、双方とも略円形状を有し、実質的に同じ大きさ(直径)(熱交換器11の直径を100とすると、加温器21の直径は、90〜110)に形成しているので、熱交換器11と加温器21とを重ねて配置するとき、または加温中に、回転方向にずれても、熱交換器11の加温領域は一定であり、均一に加温することができる。
これにより、熱交換器11のみに加温を集中することができ加温効率を高めることができる。
(2)加温器21と熱交換器11との接触部CPの間に、温度センサーTSを配置し、接触部CPの位置で設定温度を制御することにより、液体(血液等)を実際の設定温度に保つことができ、液体(血液等)が過剰に暖められることを防ぐことができる。さらにいえば熱交換器11の加温温度を低下させることなく、加温効率を高めることができる。
(3)熱交換器11を構成する巻回チューブSTEの断面を略楕円形状にすることで、
さらに加温効率を高めることができる。
図1は本発明の熱交換装置1の一部拡大断面図である。(A)は断面図、(B)は(A)のA−A´断面図である。 図2は本発明の加温器21の一部拡大断面である。 図3は本発明の加温器21の分解図である。 図4は本発明の加温器121の分解図である。 図5は本発明の熱交換装置1と当該熱交換装置1を加温試験に使用するところの概略図である。 図6は図5のその他の実施例を示す概略図である。 図7は本発明に使用する熱交換器11、111の全体図(平面概略図)である。(A)は熱交換器11。(B)は熱交換器111 図8は本発明に使用する熱交換器211の全体図(平面概略図)である。 図9は本発明に使用する熱交換器1、111、211の製造方法の一例を示す概略図である。 図10は本発明に使用する熱交換器1、111、211、511を構成する巻回チューブの断面図である。(A)は熱交換器1、111、211。(B)は熱交換器511。 図11は本発明に使用する熱交換器1、111、211を構成する巻回チューブSTEの拡大断面図である。 図12は従来の熱交換装置601と当該熱交換装置601を加温試験に使用するところの概略図である。 図13は従来の加温器521の一部拡大断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
以下、本発明を明確に説明するため、次の定義をおく。
(定義1)「基端PE側」とは、図7(A)、図8に例示するように液体流入口12と液体流出口13を装着した側の端部を意味する。なお本願の説明で、「・・・側」とは、「・・・方向」と記載する場合がある。(以下の「・・・側」の場合も同じ。)
(定義2)「末端DE側」とは、図7(A)、図8に例示するように「基端PE側」と反対側の端部を意味する。
(定義3)「上部U側」とは、図7(A)、図8に例示するように紙面の表側を意味する。
(定義4)「下部D側」とは、図7(A)、図8に例示するように紙面の裏側を意味する。
(定義5)「長手L方向」とは、図7(A)、図8に例示するように熱交換器の基端PE側から末端DE側の方向を意味する。
(定義6)「第1側部S1側」とは、図7(A)、図8に例示するように紙面の右側を意味する。
(定義7)「第2側部S2側」とは、図7(A)、図8に例示するように紙面の左側を意味する。
(定義8)単に「側部S(側または方向)」とは、「基端PE側」、「末端DE側」、「第1側部S1側」、「第2側部S2側」、「上部U側」、「下部D側」、これらの間の全ての方向を意味する。
[熱交換装置1]
本発明の熱交換装置1は、図1に例示するように熱交換器(11、111、211、511)(後述する)と加温器(21、121)(後述する)を有する。
以下、符号の煩雑化を避けるため、例えば「熱交換器11、111、211、511」等とあるのは、単に「熱交換器11」等と記載する。「熱交換器11」等と記載しても、「熱交換器11」に共通する部分は、「熱交換器11、111、211、511」も含む。加温器21、121の場合も同様である。
以下、発明の説明、図面において、説明、符号の煩雑化を防ぐために、主として熱交換器11について説明する。その他の熱交換器111、211、511は、熱交換器11と異なる部分(形状・構造)、使用方法のみ説明する。
熱交換器111、211、511は、熱交換器11と異なる部材のみに、異なる符号を記載した。共通する部材の符号はそのままとした。加温器21、121の場合も同様である。
熱交換器11は、加温器21で一方の側(例えば下部D側)から加温することができるが、両側(例えば上部U側と下部D側)から加温するほうが好ましい。
この場合、加温器21は上部加温器21Uと下部加温器21Dの一対から構成される。
加温器21(上部加温器21Uと下部加温器21D)の熱交換器(11、111、211、511)と接触する反対側の面に、加温部23(上部加温部23U、下部加温部23D)(後述する)を装着している。
以下、符号の煩雑化を避けるため、加温器21(上部加温器21Uと下部加温器21D)、加温部23(上部加温部23U、下部加温部23D)とあるのは、単に加温器21、加温部23と記載する。加温器21、加温部23と記載しても(上部加温器21Uと下部加温器21D)、(上部加温部23U、下部加温部23D)を含む。
以下、発明の説明、図面において、説明、符号の煩雑化を防ぐために、特に説明の必要がある場合を除いて、加温器21、加温部23について説明する。
熱交換器11、加温器21及び加温部23は、図1のように、ハウジング31(「固定冶具」ともいう)に固定して使用する。
ハウジング31は、上部ハウジング31Uと下部ハウジング31Dで構成される。
上部ハウジング31U/上部加温部23U/上部加温器21U/熱交換器11/下部加温器21D/下部加温部23D/下部ハウジング31Dのように、重ねて配置する。
ハウジング31は、加温部23から受けた熱が外部に拡散しなければ良いので、材質は金属、プラスチック、木材等の何でもよい。
また有蓋、有底でもよいし、無蓋、底なしでもよい。形状も略円状(略楕円状)、矩形状でもよい。
加温器21と熱交換器11のチューブT(巻回チューブSTE)との接触部CPに、温度センサーTSを配置して、接触部CPの温度を温度制御装置TCで設定温度になるようにコントロールする。
温度センサーTSは、例えば熱電対、測温抵抗体、サーミスタ、IC温度センサ等を使用することができる。
温度センサーTSは、上部加温器21Uの下部D側または下部加温部21Dの上部U側に装着する。すなわち上部加温器21U(下部加温部21D)の下部D側(上部U側)に、側部S方向から溝(孔)を形成し、当該溝(孔)に温度センサーTSを埋め込む。上部加温器21U(下部加温部21D)の下部D側(上部U側)と熱交換器11のチューブT(巻回チューブSTE)との間に挟んで固定してもよい。
熱交換器11(熱交換器111、211も同じ)を構成するチューブTの断面は、チューブの成型・加工時からいわゆる「略楕円状」に形成しても良いし、熱交換器511のようにチューブの成型・加工時において、「略円形状」(実質的に真円)に形成し、上部ハウジング31U/上部加温部23U/上部加温器21Uと下部加温器21D/下部加温部23D/下ハウジング31Dとの間で、プレス(加圧)して、略楕円状となるように変形させて良い。
前記のように温度センサーTSを配置した場合、チューブT(巻回チューブSTE)の断面は、「略円形状」(実質的に真円)でも加温効率は確実に上昇するが(後述する実施例参照)、「略楕円状」のほうが加温効率は顕著に上昇する。
「略楕円状」の場合、偏平率:fは30〜70%にするのがよい。理由は後述する。
またチューブT(巻回チューブSTE)の肉厚は、0.4〜1.5mm、好ましくは0.5〜0.8mmに形成するのが良い。理由は後述する。
[加温器21、121]
加温器21、121は、図3から図6に例示するように、熱交換器11の巻回チューブSTE部分のみを、集中して加温して熱電導を行うことのできる形態を有する。
加温器21は上部U側から見た形態は、図3、図5に例示するようにいわゆる「略円形ドーナツ状」(中心部Cは、略円形状のスペースになっている)の形態を有する。
略円形部の幅W1は、巻回チューブSTEの幅W2と実質的に同じに形成している。これにより巻回チューブSTE部分のみを、集中して加温することができる。
また図4、図6の加温部121は、「略円形状」(中心部Cには、略円形状のスペースがない)の形態を有する。加温部21、121のこれらの形態は、熱交換器11の上部U側から見た形態(略円形状)と実質的に同一となるように一致させたものである。
さらに「略円形ドーナツ状」、「略円形状」の大きさ(直径)も、加温器21、121と熱交換器11は、実質的に同じ大きさに形成している。
実質的に同じ大きさとは、すなわち熱交換器11の直径を100とすると、加温器21、121の直径は、90〜110に形成するのが好ましい。あまり大きすぎる(110を超える)と無駄なスペースができてしまい、この部分が設定温度以上となり、内部の液体が過剰に加温されてしまう。
逆に加温器21、121の直径があまり小さい(90未満)と、加温されないチューブ長が出来てしまい、放熱が大きくなり、十分な加温ができない。
以上のように加温器21、121と熱交換器11の形状を略円形ドーナツ状、略円形状で、実質的に同じ大きさ(直径)に形成することにより、熱交換器11と加温器21、121とを重ねて配置するとき、または加温中に、回転方向にずれても、熱交換器11の加温領域は一定であり、均一に加温することができる。
これにより、熱交換器11のみに加温を集中することができ加温効率を高めることができる。
また加温器21、121は、側部S方向から見て、いわゆる「略板状」の形態を有する。
すなわち加温器21、121は、いわゆる略円形ドーナツ板状、略円形板状の形態を有する。
加温器21、121は、このような形態のため「加温プレート」ともいう。
以下符号を簡略化するために加温器21、121とあるのは加温器21と記載して説明する。
加温器21は、導電性の良い金属性(鉄、アルミニウム、銅)が好ましい。
加温器21は、熱交換器11を上部U側と下部D側の両側から挟持して加温する場合は、一対の上部加温器21Uと下部加温器21Dを有し、当該上部加温器21Uと下部加温器21Dの前記熱交換器11と接触する面と反対側の面に、それぞれ加温部23(上部加温部23U、下部加温部23D)を装着している。
[加温部23、123]
加温部23、123は、いわゆる略平面状ヒーター[ラバーヒーター、セラミックヒーター等で、内部に加温用の金属線ML(MLU、MLD)が配置されている]が使用される。
加温部23は、加温器21の形態に合わせて略円形ドーナツ状、加温部123は、加温器121の形態に合わせて略円形状に形成するのが好ましい。
以下符号を簡略化するために加温部23、123とあるのは、加温部23と記載して説明する。
加温部23も、上部U側から見て、熱交換器11、加温器21と実質的に同じ形状、直径(大きさ)に形成することで、少電力化することができる。余計な電力を必要としない。
しかし加温部23の形状は、必ずしも熱交換器11と同じ形状(略円形ドーナッツ状、略円形状)でなくても(例えば、略楕円、略矩形等)、熱交換器11は同じ形状(略円形ドーナッツ状、略円形状)に形成した場合と同様に加温され、同じ形状(略円形ドーナッツ状、略円形状)に形成した場合と比較しても加温効率は実質的に同じである。
加温部23(上部加温部23U、下部加温部23D)は、加温器21(上部加温器21Uと下部加温器21D)の熱交換器11と接触する面と反対側の面に貼り合わせることで加温器21を均一な温度にコントロールすることができる。
[熱交換器11、111、211、511]
本発明に使用する熱交換器(11、111、211、511)について説明する。
熱交換器11は、図7、図8に例示するように略中心部Cにいわゆる「略S字状のループSLTE」を形成し、当該ループSLTEの外周にいわゆる「巻回チューブSTE」を形成している。チューブの巻回数は自由に調整することができる。
巻回チューブSTEとは、いわゆる「略スパイラル状」に可撓性管体(以下記載を簡略化するために、単に「チューブ、チューブT」と記載する)を巻回した部分である。
(単にチューブTから成る)液体流入口12と液体流出口13は、基端部PE−末端部DE方向に沿うように、基端部PE−第2側部S2側に、略同一方向の側部Sの一方向に向いて配置している。
さらに詳述すれば、本願出願人の特許文献1に記載したように、所定の長さのチューブTの途中を一旦S字形に曲げてからS字書き出し方向のチューブTをS字書き終わりの曲線に沿わせ接触させ、またS字書き終わり方向のチューブTをS字書き出しの曲線に沿わせ接触させ、これを所定回数繰り返し、接触するチューブTの側部S同士は後述するように熱溶着して固定している。
なお図7(B)の熱交換器111は、基端部PE−末端部DE方向に沿うように、液体流入口12を、基端部PE−第2側部S2側に、流体流出口13を、末端部DE−第1側部S1側に、略反対の側部Sの一方向に向いている例を記載している。
図8の熱交換器211は、略S字状のループSLTEを無くして、巻回チューブSTEのみにより形成したものである。
基端部PE−末端部DE方向に沿うように、液体流入口12を、基端部PE−第2側部S2側に、流体流出口13を、基端部PE側の略中央寄りに配置し、略反対の側部Sの一方向に向けて配置している。
熱交換器1、111では、ループSLTE、巻回チューブSTE、液体流入口12及び液体流出口13は、実質的に同一平面上に配置される。
熱交換器211では、巻回チューブSTE、液体流入口12及び液体流出口13は、実質的に同一平面上に配置される。
図7、図8のように形成した熱交換器11、111、211は、巻回チューブSTEの断面をいわゆる「略楕円状」(偏平状)に成形し、隣り合うチューブTの側部S同士を熱溶着して固定している。
図11に示すように略楕円の長半径:a、短半径:bとすると、
偏平率:fは、f=[1−b/a]×100で定義される。
偏平率:fは、30〜70%が好ましい。
あまり小さい(30%未満)では加温効率が小さく、あまり大きい(70%を超える)と上部U−下部D方向の液体流路が小さく(狭く)なりすぎて、巻回チューブSTEが途中で閉塞する可能性がある。
なお図5のように、熱交換装置1に装着して使用する場合は、偏平率:fは、最大70%まで形成すればよい。
チューブTは、例えば軟質ポリ塩化ビニルで代表されるような熱溶着可能な熱可塑性の材料が好ましいが、その他ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエチレンテレフタレートのような熱溶着可能な材料であれば何で良い。
チューブTの肉厚は、0.4〜1.5mm、好ましくは0.5〜0.8mmである。
あまり薄い(0.4mm未満)と熱溶着する時に破損して液体がリークするリスクが高くなる。逆にあまり厚い(1.5mmを超える)と熱加工が困難となり、加温効率(熱電導性)も低下するので好ましくない。
(巻回チューブSTEの作成方法)
例えば、図9のように金属板MP(上金属板MPUと下金属板MPD)の間に、図7から図8の巻回チューブSTEを挟み込み、当該巻回チューブSTEを上金属板MPUと下金属板MPDとの間でプレス(加圧)して略楕円状(偏平状)に成形する。
巻回チューブSTEを構成するチューブTの隣同士は接着されていないので、事前に隙間をあけなくても、上金属板MPUと下金属板MPDとの間で、徐々にプレス(加圧)されることで、チューブTの隣同士が密着した状態で均等に広がりながら略楕円状(偏平状)に変形させることができる。
続いて、例えば加温チャンバー内で、所定の熱処理温度(100℃〜130℃)と処理時間(0.5〜2時間)で、上下の金属板MPU、MPDに挟んだ状態で加温する。
チューブTは、熱によって半溶融し、接触している隣のチューブTの側部S同士は、溶着して固定される。
偏平率:fの制御は上下の金属板MPU、MPDのクリアランスで規制することができる。図9の例示では、クリアランスは、ボルトB(頭BH含む)、ナットN、ワッシャーWで規制することができる。
以上のように加工した断面が略楕円状の巻回チューブSTEを、図11のように、いわゆる「略板状」の加温器21(上部加温器21Uと下部加温器21D)に挟んで密着させ、巻回チューブSTEの内部に液体を流通して加温する。
断面を略楕円状(偏平)に形成した巻回チューブSTEは、略板状の加温器21との密着性が良く、接触部CPの面積(接触面積)も大きくなる(図10(A)、図11参照)、また巻回チューブSTEの断面(液体流路)の中心部LCまでの距離が短くなるので、加温効率は良くなる。
なお図8の熱交換器211のように、巻回チューブSTEのみのものは、中心部Cから突出するチューブT(液体流出口13)は、加温器21(上部加温器21U)に溝等を形成して挟みこめば、巻回チューブSTE、液体流入口12と実質的に同一平面上に配置することができる。
[熱交換装置1、熱交換器11の使用方法]
本発明の熱交換装置1、熱交換器11の使用方法の一例について説明する。
(加温器21への固定、ハウジング31の記載は省略)
熱交換器11を、略板状の加温器21(上部加温器21U、下部加温器21D)の間に挟んで固定する。
上部加温器21Uと下部加温器21Dは、それぞれヒーター線HLを介して、温度制御装置TCと接続している。
(プライミング)
液体流入口12から、液体を巻回チューブST、ループSLTE内に流入する。
液体流出口13からエアーを抜きながら、巻回チューブST、ループSLTE内に流体を満たす。
(加温)
加温器21で加温しながら、液体を液体流入口12から巻回チューブSTE、ループSLT内へ流し、液体流出口13から排出する。
(温度制御)
巻回チューブSTEと上部加温器21Uとの接触部CPとの間に配置した温度センサーTPで、温度が設定温度となるように加温を行う。
加温器21と熱交換器11の形状が、いずれも略円形状で、両者を上部と下部にして重ねると、ほとんど重なりあうので、熱交換器11(巻回チューブSTE)と加温器21(上部加温器21U)の接触部CPの温度をモニターすることで、液体(血液等)を実際の設定温度に保つことができ、液体(血液等)が過剰に暖められることを防ぐことができる。
巻回チューブSTEとしてチューブ長2.6mを使用し、実施例1は、φ3.4mm(内径)×4.9mm(外径)のチューブの断面を略楕円加工したものを使用し、実施例2、比較例は、φ3.4mm(内径)×4.9mm(外径)のチューブ(断面が円形、実質的に真円)を使用した。
実施例1の巻回チューブSTEは、図9に示すように、四隅に穴(図示せず)をあけた金属板MP(2枚の上部金属板MPUと下部金属板MPD)の間に挟み、金属板MPをボルトBとナットNで締めながら、60%の偏平率になるように巻回チューブSTEを挟んでプレスし成形した。
巻回チューブSTEを挟んだ金属板MPを、そのまま加温チャンバー(図示せず)に入れ、110℃にて90分加温し、巻回チューブSTEを構成するチューブTの側部S同士を、熱溶着して固定した。
実施例1は、熱交換器11の巻回チューブ(断面:略楕円形)−温度測定[加温器(略円形ドーナツ状)と熱交換器との接触部]
実施例2は、熱交換器511の巻回チューブ(断面:略円形)−温度測定[加温器(略円形ドーナツ状)と熱交換器との接触部]
比較例は、熱交換器511の巻回チューブ(断面:略円形)−温度測定[加温器(略円形ドーナツ状)の表面(熱交換器との非接触部]
となるように設定した。
実施例1、実施例2、比較例の熱交換器11、511を図1のように加温器21(上部加温器21Uの下部D側に、側部S方向から溝を形成し、当該溝に温度センサーTSとして熱電対を埋め込んだ。加温部23は平面状のシリコンラバーヒーターを使用した。)に設置して、常温(入口側温度:24℃の水)とぬるま湯(入口側温度:34℃の水)で、各流速20、50、80mL/minで流しながら42℃にコントロールした加温器21で加温し、出入り口(液体流入口12、液体流出口13)の温度を測定する加温試験を行った。(表1、表2参照)
熱交換器11の温度は、
常温(入口側温度:24℃の水)の場合
実施例1は7.9〜14.8℃上昇し、実施例2は4.8〜11.0℃上昇し、比較例の上昇温度1.1〜3.5℃よりも、高くなることが確認できた。
ぬるま湯(入口側温度:34℃の水)の場合
実施例1は4.5〜7.0℃上昇し、実施例2は2.8〜5.9℃上昇し、前記常温(入口側温度:24℃の水)の場合の比較例の上昇温度1.1〜3.5℃よりも、高くなることが確認できた。
以上より、実施例1と実施例2は、比較例と比較して、熱交換器11のみに加温を集中することができ加温効率を高めることができることが確認できた。
また実施例1[巻回チューブ(断面:略楕円形)]のほうが、実施例2[巻回チューブ(断面:略円形)]よりもさらに加温効率を高めることができることが確認できた。
以上より、加温後(出口側)の温度において、同じ目標値を求める場合、実施例1、実施例2のほうが比較例よりもチューブの液体流路が短くてすむことが確認できた。
言い換えれば、実施例1、実施例2のほうが比較例よりも加温効率が良く、加温後(出口側)の温度において、同じ目標値を求める場合、実施例1、実施例2のほうが比較例よりもチューブの液体流路が短くてすむことが確認できた。
1、101、601 熱交換装置
11、111、211、511、611 熱交換器
a 長半径
b 短半径
LC 流路の中心部迄の距離
C 中心部
CP 接触部
T チューブ
SLTE 略S字状のループ
STE 略スパイラル状の巻回チューブ
12 液体流入口
13 液体流出口
MP 金属板
MPU上部金属板
MPD下部金属板
B ボルト
BH 頭
N ナット
W ワッシャー
21、121、521 加温器
21U、121U、521U 上部加温器
21D、121D、521D 下部加温器
23、123、523 加温部
23U、123U、523U 上部加温部
23D、123D、523D 下部加温部
ML 金属線
MLU 上部金属線
MLD 下部金属線
31 ハウジング
31U 上ハウジング
31D 下ハウジング
TS 温度センサー
TC 温度制御装置
HL 電熱線
P ポンプ

Claims (8)

  1. 熱交換器(11、111、211、511)と加温器(21、121)を有し、
    当該熱交換器(11、111、211、511)と加温器(21、121)は、双方とも上部(U)側から見た形態が略円形ドーナツ状または略円形状を有し、
    熱交換器(11、111、211、511)の直径は、加温器(21、121)の直径と実質的に同じに形成し、
    加温器(21、121)は、熱交換器(11、111、211、511)と接触する反対側の面に、略平面状の加温部(23、123)を装着し、
    加温器(21、121)と熱交換器(11、111、211、511)との接触部(CP)の間に温度センサー(TS)を配置し、当該温度センサー(TS)に温度制御装置(TC)を接続し、
    前記接触部(CP)の位置で、前記熱交換器(11、111、211、511)の中を流通する液体の設定温度を制御する、ことを特徴とする熱交換装置(1、101)。
  2. 熱交換器(11、111、211、511)は、略中心部(C)の外周に略スパイラル状の巻回チューブ(STE)を形成し、
    液体流入口(12)と液体流出口(13)を、略同一または略反対の側部(S)の一方向に向けて配置し、
    前記巻回チューブ(STE)、前記液体流入口(12)及び前記液体流出口(13)は、実質的に同一平面上に配置した、ことを特徴とする請求項1に記載の熱交換装置(1、101)。
  3. 加温器(21、121)は、熱交換器(11、111、211、511)を両側から挟持できるように、一対の上部加温器(21U、121U)と下部加温器(21D、121D)を有し、
    当該上部加温器(21U、121U)と下部加温器(21D、121D)の前記熱交換器(11、111、211、511)と接触する反対側の面に、上部加温部(23U、123U)と下部加温部(23D、123D)を装着した、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱交換装置(1、101)。
  4. 熱交換器(11、111、211、511)と加温器(21、121)を固定するハウジング(31)を有し、
    当該ハウジング(31)は、一対の上部ハウジング(31U)と下部ハウジング(31D)を有し、熱交換器(11、111、211、511)と加温器(21、121)は、前記ハウジング(31)に、
    上部ハウジング(31U)/上部加熱部(23U、123U)/上部加温器(21U、121U)/熱交換器(11、111、211、511)/下部加熱部(23D、123D)/下部加温器(22D、122D)/下部ハウジング(31D)の順に重ねて配置した、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の熱交換装置(1、101)。
  5. 熱交換器(11、111、211)は巻回チューブ(STE)の断面を、略楕円状に形成し、
    当該略楕円の偏平率は、最大70%に形成したことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の熱交換装置(1、101)。
  6. 断面を略円形状に形成した巻回チューブ(STE)よりなる熱交換器(511)を、上部加温器(21U、121U)と下部加温器(21D、121D)よりプレスして、巻回チューブ(STE)の断面を略楕円状に形成し、
    当該略楕円の偏平率は、最大70%に形成したことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の熱交換装置(1、101)。
  7. 加温器(21、121)は、上部(U)側から見た形態が略円形ドーナツ状または略円形状を有し、直径は、上部(U)側から見た形態が略円形状を有する熱交換器(11、111、211、511)の直径と実質的に同じに形成し、
    前記熱交換器(11、111、211、511)と接触する反対側の面に、略平面状の加温部(23、123)を装着し、
    前記熱交換器(11、111、211、511)との接触部(CP)の位置に、温度センサー(TS)を配置したことを特徴とする加温器(21、121)。
  8. 熱交換器(11、111、211、511)を両側から挟持できるように、一対の上部加温器(21U、121U)と下部加温器(21D、121D)を有し、
    当該上部加温器(21U、121U)と下部加温器(21D、121D)の前記熱交換器(11、111、211、511)と接触する反対側の面に、上部加温部(23U、123U)と下部加温部(23D、123D)を装着し、
    前記熱交換器(11、111、211、511)との接触部(CP)の位置に、温度センサー(TS)を配置したことを特徴とする請求項7に記載の加温器(21、121)。
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