JP2016173450A - プロジェクター、およびプロジェクターの制御方法 - Google Patents

プロジェクター、およびプロジェクターの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】放電灯の寿命を向上できるプロジェクターを提供する。【解決手段】プロジェクター500Aは、発光管を有し光を射出する放電灯90と、放電灯から射出される光を画像信号に応じて変調する光変調装置560R,560G,560Bと、光変調装置560R,560G,560Bにより変調された光を投射する投射光学系と、放電灯90から射出される光のうちの紫外線UVを検出する検出部11と、検出部11によって検出された紫外線UVの光量に基づいて、発光管の劣化状態を判断する制御部40と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、プロジェクター、およびプロジェクターの制御方法に関する。
例えば、特許文献1には、ランプ電圧が基準電圧以下の場合に、放電灯の状態を異常と
判断するプロジェクターが記載されている。
特開2007−59281号公報
放電灯の照度が低下する原因の一つとして失透が挙げられる。失透は、放電灯の発光管
内壁が高熱となることで結晶化し、白濁する現象である。発光管の失透した部分において
は光の透過率が低下するため、結果として放電灯の照度が低下する。
失透は、ランプ電圧の値によらず発生する。そのため、上記プロジェクターのように、
ランプ電圧の値のみを検出することによっては、失透が発生したことを検出することは困
難である。したがって、放電灯の劣化状態を正確に把握できず、放電灯の寿命が低下する
場合があった。
本発明の一つの態様は、上記問題点に鑑みて成されたものであって、放電灯の寿命を向
上できるプロジェクター、および放電灯の寿命を向上できるプロジェクターの制御方法を
提供することを目的の一つとする。
本発明のプロジェクターの一つの態様は、発光管を有し光を射出する放電灯と、前記放
電灯から射出される光を画像信号に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置により
変調された光を投射する投射光学系と、前記放電灯から射出される光のうちの紫外線を検
出する検出部と、前記検出部によって検出された紫外線の光量に基づいて、前記発光管の
劣化状態を判断する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明のプロジェクターの一つの態様によれば、紫外線の光量に基づいて発光管の劣化
状態を判断できるため、放電灯の劣化状態を正確に把握しやすい。これにより、劣化した
放電灯に対して適切に処置を行うことができる。したがって、本発明のプロジェクターの
一つの態様によれば、放電灯の寿命を向上できる。
前記放電灯を冷却可能な冷却装置をさらに備え、前記制御部は、判断した前記発光管の
劣化状態に基づいて前記冷却装置を制御する構成としてもよい。
この構成によれば、発光管の劣化状態に応じて、放電灯の冷却度合を適切に制御できる
ため、放電灯の寿命を向上できる。
前記放電灯に駆動電力を供給する放電灯駆動部をさらに備え、前記制御部は、判断した
前記発光管の劣化状態に基づいて前記放電灯駆動部を制御する構成としてもよい。
この構成によれば、発光管の劣化状態に応じて、放電灯駆動部による放電灯の駆動を適
切に制御できるため、放電灯の寿命を向上できる。
外部に前記発光管の劣化状態を示す状態信号を出力可能な外部出力装置をさらに備え、
前記制御部は、判断した前記発光管の劣化状態に基づいて前記外部出力装置に前記状態信
号を出力させる構成としてもよい。
この構成によれば、発光管の劣化状態を使用者に伝達することが可能である。
前記放電灯から射出される光の一部を所定方向へ反射する反射鏡をさらに備え、前記反
射鏡は、前記放電灯から射出された光のうちの紫外線を透過させ、前記検出部は、前記反
射鏡を透過する紫外線を検出する構成としてもよい。
この構成によれば、プロジェクターから射出される光の光量を低減させることなく、紫
外線の光量を検出できる。
前記検出部は、前記放電灯および前記反射鏡の鉛直方向上側に位置する構成としてもよ
い。
この構成によれば、より正確に発光管の劣化状態を判断できる。
前記検出部と前記反射鏡との間に配置され光を遮蔽する遮蔽部材をさらに備え、前記遮
蔽部材は、前記放電灯の鉛直方向上側に位置する開口部を有する構成としてもよい。
この構成によれば、より正確に発光管の劣化状態を判断できる。
前記放電灯から射出される光の少なくとも一部を所定方向へ反射する反射鏡をさらに備
え、前記反射鏡は、前記発光管の前記所定方向と反対方向側の第1端部に取り付けられ、
前記検出部は、前記第1端部に対して前記反対方向側に位置する構成としてもよい。
この構成によれば、プロジェクターから射出される光の光量を低減させることなく、紫
外線の光量を検出できる。
前記放電灯から射出された光の少なくとも一部を所定方向へ反射する反射鏡をさらに備
え、前記検出部は、前記反射鏡によって反射される光のうちの紫外線を検出する構成とし
てもよい。
この構成によれば、プロジェクターの光学系の光路上に検出部を配置することで、検出
部によって紫外線の光量を検出できる。そのため、検出部によってプロジェクターが大型
化しにくい。
前記反射鏡によって反射される光のうちの紫外線を反射する光学部品をさらに備え、前
記検出部は、前記光学部品によって反射される紫外線を検出する構成としてもよい。
この構成によれば、プロジェクターの光学系の光路上に検出部を配置することで、検出
部によって紫外線の光量を検出できる。そのため、検出部によってプロジェクターが大型
化しにくい。
前記検出部に入射する光の光路上に配置されるフィルターをさらに備え、前記フィルタ
ーは、紫外線を透過させ、かつ、紫外線以外の光の少なくとも一部を遮断する構成として
もよい。
この構成によれば、検出部による紫外線の検出精度を向上できる。
本発明のプロジェクターの制御方法の一つの態様は、発光管を有し光を射出する放電灯
と、前記放電灯から射出される光を画像信号に応じて変調する光変調装置と、前記光変調
装置により変調された光を投射する投射光学系と、を備えるプロジェクターの制御方法で
あって、前記放電灯から射出される光のうちの紫外線を検出することと、前記検出部によ
って検出された紫外線の光量に基づいて、前記発光管の劣化状態を判断することと、を含
むことを特徴とする。
本発明のプロジェクターの制御方法の一つの態様によれば、上述したのと同様に、放電
灯の寿命を向上できる。
本実施形態のプロジェクターの概略構成図である。 本実施形態の光源装置の構成を示す断面図である。 本実施形態の放電灯の部分拡大断面図である。 本実施形態のプロジェクターの各種構成要素を示すブロック図である。 光の波長ごとの発光管の直進透過率を示すグラフである。 本実施形態のプロジェクター他の一例における部分を示す図である。 本実施形態のプロジェクター他の一例における部分を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るプロジェクターについて説明する

なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的
思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりや
すくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
図1に示すように、本実施形態のプロジェクター500Aは、光源装置200と、平行
化レンズ305と、照明光学系310と、色分離光学系320と、3つの液晶ライトバル
ブ(光変調装置)330R,330G,330Bと、クロスダイクロイックプリズム34
0と、投射光学系(投射光学装置)350と、を備える。
光源装置200から射出された光は、平行化レンズ305を通過して照明光学系310
に入射する。平行化レンズ305は、光源装置200からの光を平行化する。
照明光学系310は、光源装置200から射出される光の照度を、液晶ライトバルブ3
30R,330G,330B上において均一化するように調整する。さらに、照明光学系
310は、光源装置200から射出される光の偏光方向を一方向に揃える。その理由は、
光源装置200から射出される光を液晶ライトバルブ330R,330G,330Bで有
効に利用するためである。照明光学系310は、例えば、2つのマルチレンズアレイ(光
学部品)311を有する。
照度分布と偏光方向とが調整された光は、色分離光学系320に入射する。色分離光学
系320は、入射光を赤色光(R)、緑色光(G)、青色光(B)の3つの色光に分離す
る。3つの色光は、各色光に対応付けられた液晶ライトバルブ330R,330G,33
0Bにより、画像信号に応じてそれぞれ変調される。液晶ライトバルブ330R,330
G,330Bは、後述する液晶パネル560R,560G,560Bと、偏光板(図示せ
ず)と、を有する。偏光板は、液晶パネル560R,560G,560Bのそれぞれの光
入射側および光射出側に配置される。
変調された3つの色光は、クロスダイクロイックプリズム340により合成される。合
成光は投射光学系350に入射する。投射光学系350は、入射光をスクリーン700(
図4参照)に投射する。これにより、スクリーン700上に映像が表示される。なお、平
行化レンズ305、照明光学系310、色分離光学系320、クロスダイクロイックプリ
ズム340、投射光学系350の各々の構成としては、周知の構成を採用することができ
る。
図2は、光源装置200の構成を示す断面図である。図2には、光源ユニット210の
断面図が示されている。図2においては、放電灯90から射出される光の照射方向(所定
方向)を矢印Dで示している。照射方向は、放電灯90の光軸AXと平行である。なお、
本明細書において照射方向とは、放電灯90から照射される光全体の照射方向を含む。ま
た、以下の説明においては、照射方向(+D方向)と反対方向(−D方向)を、単に反対
方向と呼ぶ。
光源装置200は、図2に示すように、放電灯点灯装置(放電灯駆動部)10と、光源
ユニット210と、を有する。光源ユニット210は、放電灯90と、主反射鏡(反射鏡
)112と、副反射鏡113と、を有する。
放電灯点灯装置10は、起動時に放電灯90の電極間に高電圧を発生し、絶縁破壊を生
じさせて放電路を形成する。以後、放電灯点灯装置10は、放電灯90が放電を維持する
ための駆動電流Iを供給する。これにより、放電灯点灯装置10は、放電灯90を点灯さ
せる。
放電灯90は、光を射出する。放電灯90は、発光管510と、第1電極92および第
2電極93と、を有する。
発光管510の形状は、照射方向に沿って延びる棒状である。発光管510の反対方向
(−D方向)側の端部を第1端部90e1とする。発光管510の照射方向(+D方向)
側の端部を第2端部90e2とする。発光管510の材料は、例えば、石英ガラス等の透
光性材料である。発光管510の中央部は球状に膨らんでおり、その内部は放電空間91
である。放電空間91には、水銀、希ガス、金属ハロゲン化合物等を含む放電媒体である
ガスが封入されている。
放電空間91には、第1電極92および第2電極93の先端が突出している。第1電極
92は、放電空間91の第1端部90e1側(−D方向側)に配置されている。第2電極
93は、放電空間91の第2端部90e2側(+D方向側)に配置されている。第1電極
92および第2電極93の形状は、光軸AXに沿って延びる棒状である。放電空間91に
は、第1電極92および第2電極93の電極先端部が、所定距離だけ離れて対向するよう
に配置されている。第1電極92および第2電極93の材料は、例えば、タングステン等
の金属である。
図3は、放電灯90の部分を示す拡大断面図である。
第1電極92は、図3に示すように、芯棒533と、コイル部532と、本体部531
と、突起531pと、を有する。第1電極92は、発光管510への封入前の段階におい
て、芯棒533に電極材(タングステン等)の線材を巻き付けてコイル部532を形成し
、形成されたコイル部532を加熱・溶融することにより形成される。これにより、第1
電極92の先端側には、熱容量が大きい本体部531と、アークARの発生位置となる突
起531pが形成される。
第2電極93は、芯棒543と、コイル部542と、本体部541と、突起541pと
、を有する。第2電極93は、第1電極92と同様にして形成される。
図2に示すように、発光管510の第1端部90e1には、第1端子536が設けられ
ている。第1端子536と第1電極92とは、放電灯90の内部を貫通する導電性部材5
34により電気的に接続されている。同様に、発光管510の第2端部90e2には、第
2端子546が設けられている。第2端子546と第2電極93とは、放電灯90の内部
を貫通する導電性部材544により電気的に接続されている。第1端子536および第2
端子546の材料は、例えば、タングステン等の金属である。導電性部材534,544
の材料としては、例えば、モリブデン箔が利用される。
第1端子536および第2端子546は、放電灯点灯装置10に接続されている。放電
灯点灯装置10は、第1端子536および第2端子546に、放電灯90を駆動するため
の駆動電力を供給する。その結果、第1電極92および第2電極93の間でアーク放電が
起きる。アーク放電により発生した光(放電光)は、破線の矢印で示すように、放電位置
から全方向に向かって放射される。
図3に示すように、放電灯90を点灯すると、放電空間91内に封入されたガスは、ア
ークARの発生により加熱され、放電空間91内において対流する。詳細には、アークA
Rおよびその付近の領域は極めて高温となるため、放電空間91内において、アークAR
から鉛直方向上側に流れる対流AF(図3に一点鎖線の矢印で示す)が形成される。対流
AFは、発光管510の内壁に当たって発光管510の内壁に沿って移動し、第1電極9
2および第2電極93の芯棒533,543等を通過することによって冷却されつつ降下
する。
降下した対流AFは、発光管510の内壁に沿って更に降下するが、アークARの鉛直
方向下側で互いに衝突して上方のアークARに戻されるように上昇する。対流AFが、発
光管510の内壁を沿って移動することによって、発光管510は加熱される。
ここで、対流AFは、アークARの鉛直方向上側において最も温度が高く、アークAR
の鉛直方向下側において最も温度が低い。そのため、アークARの鉛直方向上側において
対流AFと接触する発光管510の頂部510aが、発光管510において最も高温とな
る最熱部となる。また、アークARの鉛直方向下側において対流AFと接触する発光管5
10の底部510bが、発光管510において最も低温となる最冷部となる。
主反射鏡112は、図2に示すように、固定部材114により、発光管510の第1端
部90e1に取り付けられている。主反射鏡112は、放電灯90側の面(反射面)に設
けられた反射膜112aを有する。反射膜112aは、可視光線を反射する。反射膜11
2aは、紫外線を透過する。すなわち、主反射鏡112は、放電灯90から射出された光
のうちの紫外線を透過させる。また、主反射鏡112は、放電灯90から射出された光(
放電光)の一部を照射方向(+D方向)へ反射する。主反射鏡112は、放電灯90から
射出された光のうち、反対方向(−D方向)に向かって進む光を照射方向(+D方向)に
向かって反射する。
なお、本明細書において紫外線とは、例えば、波長が10nm以上、400nm以下程
度の光を含む。
主反射鏡112の反射面の形状は、放電光を照射方向(+D方向)に向かって反射でき
る範囲内において、特に限定されず、例えば、回転楕円形状であっても、回転放物線形状
であってもよい。例えば、主反射鏡112の反射面の形状を回転放物線形状とした場合、
主反射鏡112は、放電光を光軸AXに略平行な光に変換することができる。これにより
、平行化レンズ305を省略することができる。
副反射鏡113は、固定部材522により、発光管510の第2端部90e2側(+D
方向側)に固定されている。副反射鏡113の放電灯90側の面(反射面)の形状は、放
電空間91の第2端部90e2側(+D方向側)の部分を囲む球面形状である。副反射鏡
113は、放電光のうち、主反射鏡112が配置された側と反対側(+D方向側)に向か
って進む光を主反射鏡112に向かって反射する。これにより、放電空間91から放射さ
れる光の利用効率を高めることができる。
固定部材114,522の材料は、放電灯90からの発熱に耐え得る耐熱材料である範
囲内において、特に限定されず、例えば、無機接着剤である。
以下、プロジェクター500Aの回路構成について説明する。
図4は、本実施形態のプロジェクター500Aの回路構成の一例を示す図である。プロ
ジェクター500Aは、図1に示した構成の他、図4に示すように、画像信号変換部50
1と、画像処理装置570と、直流電源装置80と、液晶パネル560R,560G,5
60Bと、紫外線受光器(検出部)11と、冷却装置50と、外部出力装置550と、制
御装置(制御部)40と、を備える。
画像信号変換部501は、外部から入力された画像信号502(輝度−色差信号やアナ
ログRGB信号など)を所定のワード長のデジタルRGB信号に変換して画像信号512
R,512G,512Bを生成し、画像処理装置570に供給する。
画像処理装置570は、3つの画像信号512R,512G,512Bに対してそれぞ
れ画像処理を行う。画像処理装置570は、液晶パネル560R,560G,560Bを
それぞれ駆動するための駆動信号572R,572G,572Bを液晶パネル560R,
560G,560Bに供給する。
直流電源装置80は、外部の交流電源600から供給される交流電圧を一定の直流電圧
に変換する。直流電源装置80は、トランス(図示しないが、直流電源装置80に含まれ
る)の2次側にある画像信号変換部501、画像処理装置570およびトランスの1次側
にある放電灯点灯装置10に直流電圧を供給する。
液晶パネル560R,560G,560Bは、前述した液晶ライトバルブ330R,3
30G,330Bにそれぞれ設けられている。液晶パネル560R,560G,560B
は、それぞれ駆動信号572R,572G,572Bに基づいて、前述した光学系を介し
て各液晶パネル560R,560G,560Bに入射される色光の透過率(輝度)を変調
する。
紫外線受光器11は、図2に示すように、放電灯90および主反射鏡112の鉛直方向
上側に位置する。紫外線受光器11は、放電灯90から射出される光のうちの紫外線UV
を検出する。本実施形態において紫外線受光器11は、放電灯90から射出される光のう
ちの主反射鏡112を透過する紫外線UVを検出する。図4に示すように、紫外線受光器
11は、検出した紫外線UVの光量の情報を制御装置40に伝達する。紫外線受光器11
の構成は、紫外線UVを検出できるならば、特に限定されない。
図2に示すように、紫外線受光器11と主反射鏡112との間には、遮蔽部材20,2
1と、フィルター22と、が配置されている。遮蔽部材20,21は、鉛直方向に並んで
いる。遮蔽部材20,21は、光を遮蔽する。
遮蔽部材20,21には、それぞれアパーチャー(開口部)20a,21aが設けられ
ている。アパーチャー20a,21aは、共に放電空間91内のアークARの鉛直方向上
側に位置する。すなわち、遮蔽部材20,21は、放電灯90の鉛直方向上側に位置する
アパーチャー20a,21aを有する。
フィルター22は、遮蔽部材20,21と紫外線受光器11との間に位置する。より詳
細には、遮蔽部材21のアパーチャー21aの鉛直方向上側に位置する。フィルター22
は、紫外線UVを透過させ、かつ、紫外線UV以外の光の少なくとも一部を遮断する。
フィルター22には、アパーチャー20a,21aを介して遮蔽部材21の鉛直方向上
側に射出された光が入射される。本実施形態においてフィルター22に入射される光は、
主反射鏡112を透過した光である。例えば、主反射鏡112の反射膜112aは、紫外
線UVと共に、赤外線を透過させる。そのため、フィルター22は、例えば、赤外線を遮
断する。フィルター22を透過した紫外線UVは、紫外線受光器11に入射される。すな
わち、フィルター22は、紫外線受光器11に入射する光の光路上に配置されている。
図4に示す冷却装置50は、例えば、ファンにより構成されている。冷却装置50のフ
ァンは、例えば、シロッコファンで構成されている。冷却装置50のファンは、プロジェ
クター500Aの筐体内または筐体外の空気を吸引して、光源ユニット210に送風する
。冷却装置50は、光源ユニット210の放電灯90を冷却可能である。
外部出力装置550は、外部に発光管510の劣化状態を示す状態信号を出力可能であ
る。劣化状態を示す状態信号とは、例えば、発光管510に発生した失透度合いを示す信
号、発光管510が劣化したことに基づく放電灯90の交換時期を示す信号等、を含む。
状態信号は、例えば、光の明滅によるものでもよいし、画像であってもよいし、音であっ
てもよい。外部出力装置550の構成は、状態信号を外部に出力できるならば、特に限定
されない。外部出力装置550は、例えば、プロジェクター500Aの筐体表面に設けら
れるインジケーターランプまたはディスプレイであってもよいし、音を出力するスピーカ
ーであってもよい。
制御装置40は、プロジェクター500Aの点灯開始から消灯に至るまでの各種の動作
を制御する。制御装置40は、駆動電流Iの駆動電流波形に従って放電灯点灯装置10を
制御する。制御装置40は、点灯命令や消灯命令を放電灯点灯装置10に出力する。制御
装置40は、放電灯点灯装置10から放電灯90の点灯情報を受け取る。また、制御装置
40は、冷却装置50、および外部出力装置550を制御する。詳細については後述する
制御装置40には、紫外線受光器11から、検出された紫外線UVの光量の情報が入力
される。制御装置40は、入力された紫外線UVの光量の情報に基づいて、例えば、発光
管510に発生した失透DPの度合いを判断する。すなわち、制御装置40は、紫外線受
光器11によって検出された紫外線UVの光量に基づいて、発光管510の劣化状態を判
断する。なお、放電灯90の劣化要因として、発光管510の劣化や第1電極92,第2
電極93の劣化等を挙げることができるが、本発明は、発光管510の劣化状態を判断す
ることを目的の一つとしている。
次に、制御装置40による発光管510の劣化状態の判断について説明する。
図3に示すように、発光管510に失透DPが発生すると、失透DPを通る光Lは散乱
する。そのため、発光管510を直進して透過する光Lは減少する。散乱された散乱光S
Lは進行する角度が変わるため、散乱光SLの多くは、例えば、図1に示す平行化レンズ
305等の光学部品に入射されない。これにより、発光管510に失透DPが発生すると
プロジェクター500Aから射出される光の照度が低下する。
ここで、失透DPによって散乱される度合いは、入射する光の波長によって異なる。図
5は、波長ごとの発光管510を通る光の直進透過率を示すグラフの一例である。図5に
おいて、横軸は、波長[nm]を示しており、縦軸は、直進透過率[%]を示している。
図5には、失透前の発光管と失透後の発光管とのそれぞれについて示している。
図5に示すように、失透後における直進透過率は、光の波長が短いほど低くなる。すな
わち、短い波長の光ほど、失透DPによる光の散乱度合いは大きくなり、失透前と失透後
とにおける直進透過率の差が大きくなる。特に、波長が400nm以下の紫外線領域AU
Vにおいて、失透前と失透後とにおける直進透過率の差が大きくなる。
そのため、発光管510を直進して透過する光のうち、紫外線領域AUVの光、すなわ
ち、紫外線UVの光量の変化を検出することで、発光管510における失透DPが発生し
た度合いを精度よく検出することが可能である。このようにして、制御装置40は、発光
管510の劣化状態を判断する。
本実施形態においては、紫外線受光器11は、放電灯90および主反射鏡112の鉛直
方向上側に位置する。そのため、紫外線受光器11には、発光管510を鉛直方向上側に
直進して透過する紫外線UVが入射する。そして、失透DPが発生するほど、光の散乱に
より発光管510を鉛直方向上側に直進して透過する紫外線UVの光量は減少する。した
がって、本実施形態において制御装置40は、紫外線受光器11が検出する紫外線UVの
光量が減少した場合に、発光管510に失透DPが発生したと判断する。また、制御装置
40は、紫外線UVの光量が減少した量に応じて、失透DPの発生した度合いを判断する
次に、判断した発光管510の劣化状態に基づいた制御装置40の制御について説明す
る。
本実施形態において制御装置40は、判断した発光管510の劣化状態に基づいて冷却
装置50を制御する。具体的には、制御装置40は、例えば、発光管510に失透DPが
発生したと判断した場合、失透DPの程度に応じて、冷却装置50による放電灯90の冷
却度合を大きくする。
本実施形態において制御装置40は、判断した発光管510の劣化状態に基づいて放電
灯点灯装置10を制御する。具体的には、制御装置40は、例えば、発光管510に失透
DPが発生したと判断した場合、放電灯点灯装置10によって放電灯90に供給される駆
動電流Iの駆動電流波形を、高周波の割合が大きい駆動電流波形とする。放電灯点灯装置
10は、例えば1kHzより大きい周波数を有する駆動電流Iを放電灯90に供給する。
本実施形態において制御装置40は、判断した発光管510の劣化状態に基づいて外部
出力装置550に劣化状態を示す状態信号を出力させる。具体的には、制御装置40は、
例えば、発光管510に失透DPが発生し放電灯90を交換する必要があると判断した場
合、外部出力装置550によって、使用者に放電灯90を交換する必要があることを知ら
せる。
上記説明した構成は、プロジェクター500Aの制御方法としても表現できる。すなわ
ち、本実施形態のプロジェクター500Aの制御方法は、発光管510を有し光を射出す
る放電灯90と、放電灯90から射出される光を画像信号に応じて変調する液晶ライトバ
ルブ330R,330G,330Bと、液晶ライトバルブ330R,330G,330B
により変調された光を投射する投射光学系350と、を備えるプロジェクターの制御方法
であって、放電灯90から射出される光のうちの紫外線UVを検出することと、検出した
紫外線UVの光量に基づいて、発光管510の劣化状態を判断することと、を含むことを
特徴とする。
本実施形態によれば、制御装置40は、紫外線UVの光量に基づいて発光管510の劣
化状態を判断する。そのため、放電灯90の劣化状態をより正確に把握することができる
。これにより、劣化した放電灯90に対して適切に処置することが可能であり、放電灯9
0の寿命を向上させることができる。
また、発光管510に失透DPが発生すると、発光管510の内部、すなわち、放電空
間91内の温度が上昇する。これは、失透DPによって散乱した光が発光管510の内部
に照射されるためであると考えられる。発光管510の内部の温度が上昇し、高温となる
と発光管510が損傷する虞がある。
これに対して、本実施形態によれば、制御装置40は、判断した発光管510の劣化状
態に基づいて冷却装置50を制御する。そのため、失透DPが発生したことを検出した場
合に、放電灯90の冷却度合を大きくすることで、発光管510の内部が高温となること
を抑制できる。したがって、本実施形態によれば、発光管510が高温となって損傷する
ことを抑制できる。
また、本実施形態によれば、制御装置40は、判断した発光管510の劣化状態に基づ
いて放電灯点灯装置10を制御する。そのため、失透DPが発生した場合に、放電灯点灯
装置10によって放電灯90に供給される駆動電流Iの駆動電流波形を、高周波の割合が
大きい駆動電流波形とできる。これにより、失透DPがさらに進行することを抑制できる
また、本実施形態によれば、制御装置40は、判断した発光管510の劣化状態に基づ
いて、外部出力装置550に発光管510の劣化状態を示す状態信号を出力させる。その
ため、発光管510に失透DPが発生し放電灯90を交換する必要が生じた場合に、放電
灯90を交換する必要があることをプロジェクター500Aの使用者に伝えることができ
る。これにより、使用者は、適切なタイミングで放電灯90を交換することができる。
また、本実施形態によれば、紫外線受光器11は、主反射鏡112を透過する紫外線U
Vを検出する。そのため、主反射鏡112によって反射される光、すなわち、平行化レン
ズ305等の光学部品を介してプロジェクター500Aから射出される光の光量を低減す
ることがない。また、放電灯90から射出される光のうちの可視光は、主反射鏡112の
反射膜112aによって反射されるため、紫外線受光器11には紫外線UV以外の光が入
射しにくい。これにより、紫外線受光器11による紫外線UVの検出精度を向上できる。
また、上述したように発光管510においては、発光管510の頂部510aが最も高
温となる最熱部となる。そのため、図3に示すように、失透DPは、発光管510の頂部
510aにおいて最も発生しやすい。
これに対して、本実施形態によれば、紫外線受光器11は、放電灯90および主反射鏡
112の鉛直方向上側に位置する。そのため、紫外線受光器11には、発光管510の頂
部510aを透過した紫外線UVが入射される。これにより、制御装置40は、失透DP
が最も発生しやすい発光管510の頂部510aにおいて、失透DPが発生したか否かを
判断できる。したがって、本実施形態によれば、失透DPが発生したことを迅速かつ適切
に検出することができる。
また、例えば、主反射鏡112を透過する光には、例えば、失透DPによって散乱した
紫外線UVも含まれる。失透DPによって散乱された紫外線UVが紫外線受光器11に入
射する場合、発光管510を直進して透過する紫外線UVの光量を正確に検出することが
困難である。そのため、失透DPの発生を正確に判断できない虞がある。
これに対して、本実施形態によれば、紫外線受光器11と主反射鏡112との間には、
アパーチャー20a,21aを有する遮蔽部材20,21が設けられている。これにより
、発光管510を直進して透過する紫外線UVは、アパーチャー20a,21aを介して
紫外線受光器11に入射し、かつ、失透DPにより散乱した紫外線UVは、遮蔽部材20
,21によって遮断される。したがって、本実施形態によれば、発光管510を直進して
透過する紫外線UVの光量を正確に検出しやすく、結果として、失透DPの発生を正確に
判断しやすい。
また、本実施形態によれば、紫外線受光器11に入射される光の光路上には、フィルタ
ー22が設けられている。そのため、主反射鏡112の反射膜112aを透過した光に、
紫外線UV以外の光、例えば、赤外線が含まれているような場合であっても、赤外線を遮
断することができる。これにより、紫外線受光器11に紫外線UV以外の光が入射するこ
とを抑制でき、紫外線受光器11による紫外線UVの検出精度を向上できる。
なお、本実施形態においては、以下の構成および方法を採用することもできる。
上記説明においては、制御装置40は、判断した発光管510の劣化状態に基づいて、
冷却装置50、放電灯点灯装置10、および外部出力装置550を制御する構成としたが
、これに限られない。本実施形態においては、制御装置40は、判断した発光管510の
劣化状態に基づいて、冷却装置50、放電灯点灯装置10、および外部出力装置550の
うちのいずれか1つまたは2つを制御する構成としてもよい。
また、本実施形態においては、例えば、図6および図7に示すような構成を採用するこ
ともできる。
図6は、本実施形態の他の一例であるプロジェクター500Bの部分を示す図である。
プロジェクター500Bは、図6に示すように、紫外線受光器12を備える。紫外線受
光器12は、発光管510の第1端部90e1の反対方向(−D方向)側に位置する。
例えば、失透DPによって散乱した散乱光SLの一部は、発光管510の壁部内を通っ
て発光管510の第1端部90e1に到達する。第1端部90e1に到達した散乱光SL
は、発光管510の外部に射出され、紫外線受光器12に入射する。
上述したように波長が短い光、すなわち、例えば、紫外線UVは、失透DPによって散
乱されやすい。そのため、第1端部90e1から紫外線受光器12に入射する散乱光SL
の多くは、紫外線UVである。紫外線受光器12は、散乱光SLのうちの紫外線UVを検
出する。
第1端部90e1に到達する散乱光SL、すなわち、紫外線UVの光量は、失透DPの
発生度合いが大きいほど大きくなる。したがって、この構成においては、紫外線受光器1
2によって検出される紫外線UVの光量が増加した場合に、制御装置40は、発光管51
0に失透DPが発生したと判断する。
この構成によれば、上述したプロジェクター500Aと同様にして、放電灯90の寿命
を向上できる。
なお、この構成においては、主反射鏡112は、放電灯90から射出された光のすべて
を照射方向に反射する構成であってもよい。
図7は、本実施形態の他の一例であるプロジェクター500Cの部分を示す図である。
プロジェクター500Cは、図7に示すように、紫外線受光器13を備える。紫外線受
光器13は、例えば、主反射鏡112と平行化レンズ305との間の光路上に配置される
紫外線受光器13には、主反射鏡112で反射され平行化レンズ305に入射する光L
の一部が入射される。紫外線受光器13は、入射された光Lのうちの紫外線UVを検出す
る。すなわち、紫外線受光器13は、主反射鏡112によって反射される光Lのうちの紫
外線UVを検出する。
上述したように、失透DPによって散乱した光は光路上から外れるため、失透DPが発
生すると、光Lに含まれる紫外線UVの光量が減少する。したがって、この構成において
制御装置40は、紫外線受光器13によって検出される紫外線UVが減少した場合に、発
光管510に失透DPが発生したと判断する。
この構成によれば、プロジェクター500Cの光学系の光路上に紫外線受光器13が配
置される。すなわち、光路として設けられている光学部品間の隙間に紫外線受光器13を
配置できるため、紫外線受光器13によってプロジェクター500Cが大型化しにくい。
なお、この構成においては、紫外線受光器13は、照明光学系310から反射される紫
外線UVを検出してもよい。平行化レンズ305によって平行化された光Lは、照明光学
系310のマルチレンズアレイ311に入射する。マルチレンズアレイ311は、反対方
向(−D方向)側の面に紫外線反射膜312を有する。紫外線反射膜312は、入射した
紫外線UVを反射する。これにより、マルチレンズアレイ311に入射した光Lのうちの
紫外線UVは反射される。すなわち、マルチレンズアレイ311は、主反射鏡112によ
って反射される光Lのうちの紫外線UVを反射する。
マルチレンズアレイ311によって反射された紫外線UVは、マルチレンズアレイ31
1に入射した光Lと同様の光路を逆向きに進む。この構成においては、この紫外線UVを
紫外線受光器13よって検出してもよい。すなわち、紫外線受光器13は、マルチレンズ
アレイ311によって反射される紫外線UVを検出してもよい。
また、この構成においては、マルチレンズアレイ311以外の光学部品が紫外線UVを
反射する構成としてもよい。
また、この構成においては、主反射鏡112によって反射される光Lのうちの紫外線U
Vを検出できるならば、紫外線受光器13はどこに配置されていてもよい。
また、この構成においては、紫外線受光器13で紫外線UVの光量を検出する代わりに
、発光管510の内部に戻る紫外線UVの光量を検出してもよい。マルチレンズアレイ3
11の紫外線反射膜312によって反射された紫外線UVは、発光管510の内部に戻る
。失透DPが発生することで紫外線反射膜312によって反射される紫外線UVの光量が
減少すると、発光管510の内部に戻る紫外線UVの光量も減少する。そのため、発光管
510の内部に戻る紫外線UVの光量を観測することによって、失透DPの発生を判断で
きる。なお、この場合、紫外線UVの光量を観測する機器が検出部に相当する。
なお、図7の構成においては、主反射鏡112の反射膜112aは紫外線UVの一部、
またはすべてを反射する。紫外線UVのすべてを反射する構成の場合においては、主反射
鏡112は、放電灯90から射出された光のすべてを照射方向に反射する構成であっても
よい。また、図2の構成においても、主反射鏡112の反射膜112aは紫外線UVの一
部を反射する構成であってもよい。
また、本実施形態においては、紫外線受光器は、複数設けられていてもよい。この場合
においては、制御装置40は、複数の紫外線受光器から得られる情報に基づいて、発光管
510の劣化状態を判断できる。これにより、発光管510の劣化状態をより正確に判断
することが可能である。
なお、上記の実施形態において、透過型のプロジェクターに本発明を適用した場合の例
について説明したが、本発明は、反射型のプロジェクターにも適用することも可能である
。ここで、「透過型」とは、液晶パネル等を含む液晶ライトバルブが光を透過するタイプ
であることを意味する。「反射型」とは、液晶ライトバルブが光を反射するタイプである
ことを意味する。なお、光変調装置は、液晶パネル等に限られず、例えばマイクロミラー
を用いた光変調装置であってもよい。
また、上記の実施形態において、3つの液晶パネル560R,560G,560B(液
晶ライトバルブ330R,330G,330B)を用いたプロジェクター500Aの例を
挙げたが、本発明は、1つの液晶パネルのみを用いたプロジェクター、4つ以上の液晶パ
ネルを用いたプロジェクターにも適用可能である。
また、上記説明した各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせるこ
とができる。
10…放電灯点灯装置(放電灯駆動部)、11…紫外線受光器(検出部)、20,21
…遮蔽部材、20a,21a…アパーチャー(開口部)、22…フィルター、40…制御
装置(制御部)、50…冷却装置、90…放電灯、112…主反射鏡(反射鏡)、311
…マルチレンズアレイ(光学部品)、330R,330G,330B…液晶ライトバルブ
(光変調装置)、350…投射光学系、500A,500B,500C…プロジェクター
、502,512R,512G,512B…画像信号、510…発光管、550…外部出
力装置、90e1…第1端部、UV…紫外線

Claims (12)

  1. 発光管を有し光を射出する放電灯と、
    前記放電灯から射出される光を画像信号に応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学系と、
    前記放電灯から射出される光のうちの紫外線を検出する検出部と、
    前記検出部によって検出された紫外線の光量に基づいて、前記発光管の劣化状態を判断
    する制御部と、
    を備えることを特徴とするプロジェクター。
  2. 前記放電灯を冷却可能な冷却装置をさらに備え、
    前記制御部は、判断した前記発光管の劣化状態に基づいて前記冷却装置を制御する、請
    求項1に記載のプロジェクター。
  3. 前記放電灯に駆動電力を供給する放電灯駆動部をさらに備え、
    前記制御部は、判断した前記発光管の劣化状態に基づいて前記放電灯駆動部を制御する
    、請求項1または2に記載のプロジェクター。
  4. 外部に前記発光管の劣化状態を示す状態信号を出力可能な外部出力装置をさらに備え、
    前記制御部は、判断した前記発光管の劣化状態に基づいて前記外部出力装置に前記状態
    信号を出力させる、請求項1から3のいずれか一項に記載のプロジェクター。
  5. 前記放電灯から射出される光の一部を所定方向へ反射する反射鏡をさらに備え、
    前記反射鏡は、前記放電灯から射出された光のうちの紫外線を透過させ、
    前記検出部は、前記反射鏡を透過する紫外線を検出する、請求項1から4のいずれか一
    項に記載のプロジェクター。
  6. 前記検出部は、前記放電灯および前記反射鏡の鉛直方向上側に位置する、請求項5に記
    載のプロジェクター。
  7. 前記検出部と前記反射鏡との間に配置され光を遮蔽する遮蔽部材をさらに備え、
    前記遮蔽部材は、前記放電灯の鉛直方向上側に位置する開口部を有する、請求項6に記
    載のプロジェクター。
  8. 前記放電灯から射出される光の少なくとも一部を所定方向へ反射する反射鏡をさらに備
    え、
    前記反射鏡は、前記発光管の前記所定方向と反対方向側の第1端部に取り付けられ、
    前記検出部は、前記第1端部に対して前記反対方向側に位置する、請求項1から4のい
    ずれか一項に記載のプロジェクター。
  9. 前記放電灯から射出された光の少なくとも一部を所定方向へ反射する反射鏡をさらに備
    え、
    前記検出部は、前記反射鏡によって反射される光のうちの紫外線を検出する、請求項1
    から4のいずれか一項に記載のプロジェクター。
  10. 前記反射鏡によって反射される光のうちの紫外線を反射する光学部品をさらに備え、
    前記検出部は、前記光学部品によって反射される紫外線を検出する、請求項9に記載の
    プロジェクター。
  11. 前記検出部に入射する光の光路上に配置されるフィルターをさらに備え、
    前記フィルターは、紫外線を透過させ、かつ、紫外線以外の光の少なくとも一部を遮断
    する、請求項1から10のいずれか一項に記載のプロジェクター。
  12. 発光管を有し光を射出する放電灯と、前記放電灯から射出される光を画像信号に応じて
    変調する光変調装置と、前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学系と、を
    備えるプロジェクターの制御方法であって、
    前記放電灯から射出される光のうちの紫外線を検出することと、
    検出した紫外線の光量に基づいて、前記発光管の劣化状態を判断することと、
    を含むことを特徴とするプロジェクターの制御方法。
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