JP2016172373A - ヘッド維持回復装置、液体吐出装置、および画像形成装置 - Google Patents

ヘッド維持回復装置、液体吐出装置、および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】装置サイズを大きくすることなく、メンテナンス時の吸引において記録液の無駄を省く。【解決手段】液体吐出ヘッドのノズルから液体を吸引するヘッド維持回復装置において、液体吐出ヘッドのノズルが形成された吐出面のノズル列の一部または全部のノズルをキャッピングする吸引用キャップ82a(メインキャップ)と、吸引用キャップ82aの内部に設けられ、吸引用キャップ82aがキャッピングするノズル数よりも少ないノズルをキャッピングするサブキャップ92と、吸引用キャップ82a内およびサブキャップ92内を吸引する吸引手段と、を有し、サブキャップ92は、吸引用キャップ82aの内部において、ノズル列方向に移動可能に設けられている。【選択図】図9

Description

本発明は、ヘッド維持回復装置、液体吐出装置、および画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、これらの複合機等の画像形成装置として、例えば、液体を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッドともいう)で構成した記録ヘッド(以下、単にヘッドともいう)を含む液体吐出装置を用いて、媒体(以下「用紙」ともいうが材質を限定するものではなく、また、被記録媒体、記録媒体、転写材、記録紙なども同義で使用する。)を搬送しながら、液体としての記録液(以下、インクともいう)を用紙に付着させて画像形成(記録、印刷、印写、印字も同義語で用いる)を行なうものがある。
なお、画像形成装置は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与することをも意味する。また、液体とは記録液、インクに限るものではなく、画像形成を行うことができる液体であれば特に限定されるものではない。また、液体吐出装置とは、液体吐出ヘッドから液体を吐出する装置を意味し、画像を形成するものに限らない。
液体吐出ヘッドから液滴を吐出する液体吐出装置や、これを含む画像形成装置においては、ヘッドのノズル外面に増粘あるいは乾燥したインクやほこり、ごみなどの異物が付着することによって、ノズルに目詰まりを起こしたり、ノズルの内部では気泡の発生などによりエアーダンパー現象が発生したりするなどして、正常な吐出ができなくなることを防止するため、ヘッドの信頼性を維持回復するためのヘッド維持回復機構(ヘッド維持回復装置)が不可欠である。
このヘッド維持回復機構は、ヘッドのノズル面(液滴を吐出する面)を密閉するキャップ(キャップ部材、維持キャップともいう)を備えている。キャップは、ヘッドのノズル面を非印字時は保湿し、メンテナンス(クリーニング)動作の実行時には、インクを吸引する。例えば、適宜、キャップ内に連通する吸引ポンプなどの吸引手段により、ノズルからヘッド内に充填されているインクを吸引する動作(ヘッド吸引又はノズル吸引)、ゴムなどの弾性部材を用いたワイパーブレードによるヘッド表面のワイピング動作、および、画像形成に寄与しないようにインクを吐出しノズル孔内部及び入り口付近にある増粘インクや混色インクを排出する空吐出動作(予備吐出動作ともいう)などを組み合わせて、液室内の気泡や増粘インク、付着したごみなどを取り除き、安定した液滴吐出を行なえる状態に保持する動作を行なうようにしている。
キャップ部材やヘッド維持回復機構として、例えば、特許文献1にはノズルから液滴を吐出する液体吐出ヘッドのノズル面をキャップした状態で吸引するための吸引用キャップを備え、この吸引用キャップはチューブを介して吸引手段を接続し、吸引用キャップの短手方向に対しキャップ中央位置下方からチューブを這い回して接続している装置が記載されている。
しかしながら、従来のキャップ部材やヘッド維持回復装置では、ヘッドのうちの一部(例えば、1つ)のノズルが詰まって印字ができない場合にであっても、すべてのノズルをキャッピングして、インクを吸引しており、ノズル詰りのないノズルについては、インクを無駄にしてしまっていた。
これに対し、特許文献2には、ノズル面の特定領域に当接して封止し、封止空間を負圧吸引して封止空間に臨むノズルから流体を排出させるキャップ部材を備え、キャップ部材は、ノズル列を所定方向に複数に分割した分割領域の一つを特定領域として、複数のノズルのうち、分割領域に位置するノズルを部分的に負圧吸引する部分吸引部と、部分吸引部により非吸引となるノズルに当接して閉塞する閉塞部とを有するとともに、部分吸引部を複数の分割領域のそれぞれの位置に対応させて複数設けた液体噴射装置が開示されている。
しかしながら、特許文献2に記載の液体噴射装置では、それぞれが部分吸引部と閉塞部を有するキャップ部材を複数有するため、ヘッド維持回復機構のサイズが大きくなってしまうという問題があった。ヘッド維持回復機構のサイズの大型化は、これを搭載する画像形成装置の大型化にもつながってしまう。
そこで本発明は、装置サイズを大きくすることなく、メンテナンス時の吸引において記録液の無駄を省くことができるヘッド維持回復装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明に係るヘッド維持回復装置は、液体を吐出する複数のノズルが並べて配置されているノズル列を有する液体吐出ヘッドのノズルから液体を吸引するヘッド維持回復装置において、前記液体吐出ヘッドのノズルが形成された吐出面の前記ノズル列の一部または全部のノズルをキャッピングする第1キャップ部材と、前記第1キャップ部材の内部に設けられ、前記第1キャップ部材がキャッピングするノズル数よりも少ないノズルをキャッピングする第2キャップ部材と、前記第1キャップ部材内および前記第2キャップ部材内を吸引する吸引手段と、を有し、前記第2キャップ部材は、前記第1キャップ部材の内部において、前記ノズル列方向に移動可能に設けられているものである。
本発明によれば、装置サイズを大きくすることなく、メンテナンス時の吸引において記録液の無駄を省くことができる。
画像形成装置の全体構成を説明する側面図である。 画像形成装置の要部平面図である。 維持回復機構の斜視説明図である。 維持回復機構の要部平面説明図である。 維持回復機構の模式的概略構成図である。 キャップの昇降機構の側面図である。 ワイパ部材の昇降機構の側面説明図である。 クリーニング処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係るヘッド維持回復装置が備えるサブキャップが設けられた吸引用キャップの斜視図(1)である。 吸引用キャップの長手方向の断面図である。 吸引用キャップの短手方向の断面図である。 吸引用キャップが記録ヘッドをキャッピングしている状態での長手方向の断面図である。 サブキャップをノズル列方向へ移動させる様子を説明する模式図である。 本実施形態に係るヘッド維持回復装置が備える複数のサブキャップが設けられた吸引用キャップの斜視図(2)である。 吸引用キャップの短手方向の断面図である。 吸引用キャップ、サブキャップ、および吸引手段の説明図である。 吸引用キャップ内およびサブキャップ内の吸引処理のフローチャートである。
以下、本発明に係る構成を図1から図17に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
(画像形成装置)
先ず、本発明に係る画像形成装置の一例について図1および図2を参照して説明する。図1は画像形成装置の全体構成を説明する側面図、図2は画像形成装置の要部平面図である。
画像形成装置はシリアル型インクジェット記録装置であり、装置本体1の左右の側板21A,21Bに横架したガイド部材である主従のガイドロッド31,32でキャリッジ33を主走査方向に摺動自在に保持し、主走査モータによってタイミングベルトを介して図2で矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ33には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド34a,34b(区別しないときは、記録ヘッド34という)を複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド34は、それぞれ2つのノズル列を有し、記録ヘッド34aの一方のノズル列はブラック(K)の液滴を、他方のノズル列はシアン(C)の液滴を、記録ヘッド34bの一方のノズル列はマゼンタ(M)の液滴を、他方のノズル列はイエロー(Y)の液滴を、それぞれ吐出する。
また、キャリッジ33には、記録ヘッド34のノズル列に対応して各色のインクを供給するためのサブタンク35a,35b(区別しないときは、サブタンク35という)を搭載している。
このサブタンク35には、カートリッジ装填部4に着脱自在に装着される各色のインクカートリッジ10y,10m,10c,10kから、供給ポンプユニットによって各色の供給チューブ36を介して、各色のインクが補充供給される。
一方、給紙トレイ2の用紙積載部(圧板)41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部として、用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する給紙コロ43(半月コロ)及び給紙コロ43に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44を備え、この分離パッド44は給紙コロ43側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙42を記録ヘッド34の下方側に送り込むために、用紙42を案内するガイド部材45と、カウンターローラ46と、搬送ガイド部材47と、先端加圧コロ49を有する押さえ部材48とを備えるとともに、給送された用紙42を静電吸着して記録ヘッド34に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト51を備えている。この搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ52とテンションローラ53との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。
また、この搬送ベルト51の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。この帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置されている。この搬送ベルト51は、副走査モータによってタイミングを介して搬送ローラ52が回転駆動されることによって図2のベルト搬送方向に周回移動する。
さらに、記録ヘッド34で記録された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪61と、排紙ローラ62及び排紙コロである拍車63とを備え、排紙ローラ62の下方に排紙トレイ3を備えている。
また、装置本体1の背面部には両面ユニット71が着脱自在に装着されている。この両面ユニット71は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度、カウンターローラ46と搬送ベルト51との間に給紙する。また、この両面ユニット71の上面は手差しトレイ72としている。
さらに、図2に示すように、キャリッジ33の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するためのヘッド維持回復装置である維持回復機構81を配置している。この維持回復機構81には、記録ヘッド34の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)82a,82b(区別しないときは、キャップ82という)と、ノズル面をワイピングするためのワイパ部材(ワイパブレード)83と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け84と、キャリッジ33をロックするキャリッジロック87などを備えている。
また、後述する図3にも示すように、この維持回復機構81の下方側には維持回復動作によって生じる廃液を収容するための交換されない廃液タンク100を、維持回復機構81の側方側には交換可能な廃液タンク101を、それぞれ備えている。
また、図2に示すように、キャリッジ33の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け88を配置し、この空吐出受け88には記録ヘッド34のノズル列方向に沿った開口部89などを備えている。
このように構成したこの画像形成装置においては、給紙トレイ2から用紙42が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙42はガイド部材45で案内され、搬送ベルト51とカウンターローラ46との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド部材47で案内されて先端加圧コロ49で搬送ベルト51に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。
このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙42にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙42を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
そして、記録ヘッド34のノズルの維持回復を行うときには、キャリッジ33をホーム位置である維持回復機構81に対向する位置に移動して、キャップ82によるキャッピングを行ってノズルからの吸引を行うノズル吸引、画像形成に寄与しない液滴を吐出する空吐出などの維持回復動作を行うことにより、安定した液滴吐出による画像形成を行うことができる。
(ヘッド維持回復装置)
<構成>
次に、画像形成装置におけるヘッド維持回復装置である維持回復機構81について図3〜図5を参照して説明する。図3は維持回復機構の斜視説明図、図4は維持回復機構の要部平面説明図、図5は維持回復機構の模式的概略構成図である。
維持回復機構81は、維持装置フレーム211に、キャップホルダ212に保持されたキャップ82a,82bと、弾性体を含むワイパ部材83と、ワイパクリーナ86と、がそれぞれ昇降可能(上下動可能)に保持されている。
そして、ワイパ部材83と吸引用となるキャップ82aとの間には筒状の空吐出受け84が配置され、この空吐出受け84のワイパ部材83側上端部はワイパ部材83に付着したインクを掻き落して除去するワイパクリーナ部85が形成されている。
ワイパ部材83のクリーニングを行うときにはワイパクリーナ86でワイパ部材83をワイパクリーナ部85に押し付けた状態でワイパ部材83を下降させることにより、ワイパ部材83に付着したインクを空吐出受け84側に掻き落す。
また、印字領域に最も近い側のキャップ82aには可撓性チューブ219を介して吸引手段であるメインポンプ220(吸引ポンプともいう)を接続し、キャップ82aのみを吸引(回復)及び保湿用キャップ(以下、単に「吸引用キャップ」という)とし、キャップ82bは単なる保湿用キャップとしている。
したがって、記録ヘッド34の回復動作を行うときには、回復動作を行う記録ヘッド34を吸引用キャップ82aによってキャッピング可能な位置に選択的に移動させる。
また、これらのキャップ82a,82b、ワイパ部材83などの下方には維持装置フレーム211に回転自在に支持したカム軸221を配置し、このカム軸221には、キャップホルダ212を昇降させるためのキャップカム222と、ワイパ部材83を昇降させるためのワイパカム224、空吐出受け84内で空吐出される液滴がかかる回転体としてのコロ226と、ワイパクリーナ86を揺動させるためのクリーナカム228と、キャリッジロック87を昇降させるためのキャリッジロックカム229をそれぞれ設けている。
そして、メインポンプ220及びカム軸221を回転駆動するために、モータ231の回転をモータ軸231aに設けたモータギヤ232に、メインポンプ220のポンプ軸220aに設けたポンプギヤ233を噛み合わせ、更にこのポンプギヤ233と一体の中間ギヤ234に中間ギヤ235を介して一方向クラッチ237付きの中間ギヤ236を噛み合わせ、この中間ギヤ236と同軸の中間ギヤ238に中間ギヤ239を介してカム軸221に固定したカムギヤ240を噛み合わせている。なお、一方向クラッチ237付きの中間ギヤ236,238の回転軸である中間軸241は維持装置フレーム211にて回転可能に保持している。
維持回復機構81においては、記録ヘッド34のノズルを形成した面(ノズル面)に付着したインクや不純物を取り除くときには、モータ231を駆動して、ワイパカム224を介してワイパ部材83を上昇させる。
この状態で、キャリッジ33を主走査方向に移動させることにより、ワイパ部材83によって記録ヘッド34のノズル面をワイピングして、不純物などを払拭する。
また、記録ヘッド34のノズルを外気に露呈した状態のまま放置すると、内部のインクが乾燥して増粘、固着し、インク吐出性能が低下してしまうことから、これを防ぐために、記録ヘッド34のノズル面をキャップ82で覆うときには、モータ231を回転させ、キャップカム222を介してキャップ82を上昇させ、記録ヘッド34のノズル面をキャッピングする。
<キャップ昇降機構>
次に、キャップ82の昇降機構について説明する。図6はキャップ82の昇降機構の側面図である。
キャップ82は、キャップ保持部材であるキャップホルダ212に昇降可能(上下動可能)に保持され、キャップ82とキャップホルダ212との間には、キャップホルダ212に対してキャップ82を上方に付勢するスプリング301が介装されている。
キャップホルダ212は、スライダ302に前後方向(記録ヘッド34のノズルの並び方向)に移動可能に保持され、このスライダ302が前後端に設けたガイドピン304,305を維持装置フレーム211に形成したガイド溝306に摺動可能に嵌め合わせることで、スライダ302に連結されるキャップカム222によって、スライダ302、キャップホルダ212及びキャップ82全体が上下動できる構成としている。
キャップ82の長手方向両端部にはガイドピン310,311が設けられ、キャップホルダ212にはガイドピン310,311が係合する係合穴312,313(凹部;溝を含む、であってもよい)が設けられている。
また、キャップ82の底面にはガイド軸315が設けられ、キャップホルダ212のフランジ部に上下動可能に挿通され、キャップ82はキャップホルダ212に対して上下動可能に装着保持されている。キャップ82とキャップホルダ212との間に介装したスプリング301はキャップ82を上方向(キャッピング時にノズル面側に押圧する方向)に付勢している。
さらに、吸引用キャップ82aにはスライダ302及びキャップホルダ212を挿通して、キャップ82aの短手方向に対してキャップ中央位置、長手方向で中央位置からずれた位置に下方から可撓性チューブ219を這い回して接続している。
また、キャップ82を昇降させるために、キャップホルダ212を保持するスライダ302にキャップカム222に係合するカムピン321が設けられ、キャップカム222が回転することによってスライダ302が昇降されてキャップ82が昇降される。
<ワイパ部材昇降機構>
次に、ワイパ部材83の昇降機構(上下動機構)について説明する。図7はワイパ部材83の昇降機構の側面説明図である。
ワイパ部材83は、ワイパホルダ341に取り付けている。このワイパホルダ341の両端部にはガイドピン342,343を設けて、このガイドピン342,343をガイド部材345(これは維持装置フレーム211自体でも良い)に形成したガイド溝346に嵌め合わせて、ガイド溝346に沿って上下動可能に配置している。
そして、ガイド溝346の上端部にはガイドピン342の上動終端を規制する規制部材であるストッパ347を設けている。これにより、ワイパ部材83の上昇位置が規制されることになる。
一方、ワイパホルダ341の2つの脚部341a間には可撓性を有する部材(以下、可撓性部材という)348取り付け、この可撓性部材348にワイパカム224のカム溝に移動自在に嵌合するカムピン349を設けた舌片348aを形成している。
<クリーニング処理>
次に、維持回復機構81によるヘッドメンテナンス動作(クリーニング処理ともいう)について説明する。図8は、クリーニング処理の一例を示すフローチャートである。
クリーニング処理では、先ず、画像形成装置の待機状態であるキャッピング状態からデキャップする(S101)。次いで、対象となる記録ヘッド34をメンテナンス位置(吸引キャップ82aの位置)に移動するようキャリッジ33が主走査方向に移動し(S102)、キャップ82aをキャッピングする(S103)。
次いで、ノズル内の異物や増粘インク、気泡等を取り除くため、維持回復機構81のメインポンプ220が回転し、一定量にインクを吸引して(S104)、キャップ82aをデキャップする(S105)。
ここで、ヘッド吸引後はまだノズル面に不用なインクが付着しており、ノズルのメニスカスも適正ではないため、キャリッジ33を主走査方向に移動させ、ワイパ部材83でノズル面をワイピングし、インクを拭き取り、ノズルのメニスカスを形成する(S106)。
ワイピング終了間際には、維持回復機構81のワイパカム224が回転し、ワイパ部材83を下げる。また、上述のように、ワイパカム224に連動してワイパクリーナ86がワイパ部材83を加圧し、ワイパ部材83に付着したインクも落とす。
次いで、記録ヘッド34を印字領域側に退避させる(S107)。その後、ヘッド吸引で吸引した際のキャップ82a内に残ったインクを再度、維持回復機構81のメインポンプ220で吸い取る(S108)。
なお、キャップ内吸引(S108)の後、複数色のノズル列をもつ記録ヘッド34の場合、ワイピングによって混色するため、記録ヘッド34を駆動させキャップ内にインクを空吐出する(S109,S110)。
次いで、ヘッドを退避させた後(S111)、最後に空吐出したインクをキャップ内吸引で処理し(S112)、キャッピングする(S113)。以上がクリーニングの一連の動作となっている。
なお、クリーニング処理には、メンテナンス時に実行される場合に加え、印字中に出るミストや紙粉がノズルに入り込むことで印字中にノズルが抜けることを防ぐために、印字中にクリーニング処理を自動的に実行させる自動クリーニング処理がある。自動クリーニング処理は、例えば、メンテナンス後にノズルから吐出されたインク消費量をカウンタで加算しておき、一定の閾値を超えた場合や印刷枚数の累計が一定の閾値を超えた場合などに実行される。
<メインキャップおよびサブキャップ>
上述のように、従来のキャップ部材やヘッド維持回復装置では、ヘッドのうちの一部(例えば、1つ)のノズルが詰まって印字ができない場合にであっても、すべてのノズルをキャッピングして、インクを吸引しており、ノズル詰りのないノズルについては、インクを無駄にしてしまっていた。
また、それぞれが部分吸引部と閉塞部を有するキャップ部材を複数有する構成(特許文献2参照)では、維持回復機構のサイズが大きくなってしまう。例えば、1つのヘッドに対し、3つのキャップ部材を必要とするため、ヘッドの3倍の領域が必要となってしまう。維持回復機構のサイズが大きくなってしまうと、画像形成装置の大型化にもつながってしまうという問題があった。
そこで、本実施形態に係るヘッド維持回復装置は、液体(記録液、インク)を吐出する複数のノズルが並べて配置されているノズル列を有する液体吐出ヘッド(記録ヘッド34)のノズルから液体を吸引するヘッド維持回復装置(維持回復機構81)において、液体吐出ヘッドのノズルが形成された吐出面のノズル列の一部または全部のノズルをキャッピングする第1キャップ部材(吸引用キャップ82a(メインキャップ))と、第1キャップ部材の内部に設けられ、第1キャップ部材がキャッピングするノズル数よりも少ないノズルをキャッピングする第2キャップ部材(サブキャップ92)と、第1キャップ部材内および第2キャップ部材内を吸引する吸引手段(メインポンプ220、サブポンプ94)と、を有し、第2キャップ部材は、第1キャップ部材の内部において、ノズル列方向に移動可能に設けられているものである。なお、括弧内は実施形態での符号、適用例を示す。
[構成例(1)]
以下、図9〜図13を参照して、本実施形態に係るヘッド維持回復装置が備える吸引キャップ構成例(1)の詳細について説明する。なお、図9〜図13の例では、1列のノズル列を有する記録ヘッド34cの吸引について説明する。
図9は、維持回復機構81が備えるサブキャップ92が設けられた吸引用キャップ82aの斜視図である。また、図10は図9に示す吸引用キャップ82aの長手方向(ノズル列方向)の断面図、図11は短手方向の断面図である。
ここで、図11は、記録ヘッド34cがメンテナンス位置にあってキャッピングされていないデキャップ時の状態を示している。また、図12は、サブキャップ92を有する吸引用キャップ82aが記録ヘッド34cをキャッピングして、インクを吸引している状態での長手方向の断面図である。
第1キャップ部材としての吸引用キャップ82a(メインキャップともいう)は、上述のように、可撓性チューブ219を介してメインポンプ220に繋がれており、吸引用キャップ82aの内部側が吸引される。
この吸引用キャップ82aの内部側には、吸引用キャップ82aよりもノズル列方向の長さが短く、吸引用キャップ82aがキャッピングするノズル列の一部をキャッピングする第2キャップ部材としてのサブキャップ92が設けられている。サブキャップ92により、ノズル列においてメンテナンス動作が必要な一部のノズルのみをキャッピングし、吸引することが可能となっている。
吸引用キャップ82aの内部側には、サブキャップ92のノズル列方向への往復動作を案内するガイド部であるガイドレール90が設けられており、サブキャップ92は短手方向の両端側がガイドレール90に係合するように設けられている。そして、図10に示すように、サブキャップ92はガイドレール90に案内されて、ノズル列方向への往復動作が可能となっている。図10では、サブキャップ92の往復動作を点線にて示している。なお、サブキャップ92はノズル列方向に往復動作可能に設けられていればよく、ガイド部の構成は特に限られるものではない。
また、サブキャップ92は、吸引用キャップ82aと同様に、サブキャップ用チューブ93を介してサブキャップ用ポンプ(図16参照、以下、サブポンプ94ともいう)に繋がれており、吸引用キャップ82aが吸引可能なノズル列の一部のノズルを吸引することができる。吸引動作については後述する。なお、吸引用キャップ82aにはサブキャップ用チューブ93を挿通する挿通部91が設けられている。
[サブキャップ変位部材]
次に、サブキャップ92を吸引用キャップ82a内でノズル列方向に往復動作させる機構について説明する。
キャリッジ33または記録ヘッド34cは、サブキャップ92の内周面に当接して、サブキャップ92をノズル列方向に移動させるサブキャップ変位部材95、およびその駆動手段を備えている。ここではキャリッジ33がサブキャップ変位部材95を備える場合について説明する。
サブキャップ変位部材95は、ノズルの吐出面からインク吐出方向への突出量および副走査方向(ノズル列方向)の位置の調整が可能な部材である。サブキャップ変位部材95は、ソレノイドやモータなどの駆動手段により、インク吐出方向への突出量および副走査方向位置の調整が可能であればよく、その駆動機構は特に限られるものではない。
図13(a)〜(d)は、サブキャップ変位部材95によりサブキャップ92をノズル列方向へ移動させる様子を説明する模式図である。
サブキャップ変位部材95によるサブキャップ92の移動は、記録ヘッド34cが吸引用キャップ82aによるメンテナンス位置にあってキャッピングされていない状態において実行される。
先ず、図13(a)に示すように、キャリッジ33はガイドロッド31に保持されており、主走査方向に移動走査することで、記録ヘッド34cは吸引用キャップ82aによるメンテナンス位置に移動する。
サブキャップ変位部材95は、ノズル面からの突出量を少なくとも2段階に制御可能な棒状の部材であって、突出量が少ない場合(図13(a))はサブキャップ92の内周面には当接せず、突出量が大きい場合はサブキャップ92の内周面に当接する突出量に調整されている。
そして、図13(b)に示すように、メンテナンス位置でサブキャップ変位部材95の突出量を大きくして、サブキャップ92の内周面に当接させる。
また、サブキャップ変位部材95は、記録ヘッド34cにおけるノズル列方向に往復動作可能であって、所望の位置に調整可能となっている。そして、図13(c)に示すように、サブキャップ変位部材95をサブキャップ92の内周面に引っ掛けた状態でノズル列方向に動作させることで、サブキャップ92はガイドレール90に案内されてノズル列方向に移動する。サブキャップ92を所望の位置に移動させた後は、図13(d)に示すように、再び、サブキャップ変位部材95は、ノズル面からの突出量を少ない状態に戻される。
なお、本実施形態では、キャリッジ33または記録ヘッド34cがサブキャップ変位部材95を備えて、サブキャップ92を引っ掛けた状態でノズル列方向に移動させる例について説明したが、サブキャップ92を変位させるための機構はこれに限られるものではない。例えば、吸引キャップ82a側やサブキャップ92自体にサブキャップ92を移動させる変位手段を設けてもよい。
[構成例(2)]
次に、図14および図15を参照して、本実施形態に係るヘッド維持回復装置の吸引キャップ構成例(2)の詳細について説明する。なお、図14および図15の例では、複数列(4列)のノズル列を有する記録ヘッド34dの吸引について説明する。
図14は、維持回復機構81が備える複数のサブキャップ92a〜92dが設けられた吸引用キャップ82aの斜視図である。また、図15は図14に示す吸引用キャップ82aの短手方向の断面図である。図15は、記録ヘッド34dがメンテナンス位置にあってキャッピングされていないデキャップ時の状態を示している。なお、長手方向(ノズル列方向)の断面図については図10と同様であるので省略する。
ノズル列を4列有する記録ヘッド34dの場合、全てのノズル列をキャッピングするとともに、吸引する吸引用キャップ82aが設けられる。そして、吸引用キャップ82a内に、ノズル列ごとにノズル列の一部をキャッピングして、吸引することができるサブキャップ92a,92b,92c,92dが設けられている。なお、1つのサブキャップ92が2以上のノズル列をキャッピング可能であってもよい。例えば、ノズル列4列に対し、2つのサブキャップ92を有するものであってもよい。
サブキャップ92a〜92dはそれぞれ短手方向の両端側がガイドレール90に係合するように設けられている。そして、サブキャップ92a〜92dはそれぞれガイドレール90に案内されて、ノズル列方向への往復動作が可能となっている。
また、サブキャップ92a〜92dは、それぞれサブキャップ用チューブ93a〜93dを介してサブポンプ94a〜94d(図16参照)に繋がれており、吸引用キャップ82aが吸引可能なノズル列の一部を吸引することができる。
また、記録ヘッド34dは、サブキャップ92a〜92dのいずれかの内周面に当接して、当接したサブキャップをノズル列方向に移動させるサブキャップ変位部材95を備えている。なお、キャリッジ33を主走査方向に移動させることで、サブキャップ変位部材95は、主走査方向に配列されるサブキャップ92a〜92dのうちのいずれかのサブキャップに当接可能となり、所望のサブキャップのノズル列方向の位置が調整可能となっている。
[吸引処理]
次に、吸引用キャップ82aおよびサブキャップ92の吸引動作について説明する。図16は、吸引用キャップ82a、サブキャップ92、および吸引手段の説明図である。
吸引用キャップ82aは、上述のように可撓性チューブ219を介して第1吸引手段としてのメインポンプ220に接続されており、吸引した廃液(インク)は廃液タンク100,101に収容される。
また、サブキャップ92は、サブキャップ用チューブ93を介して第2吸引手段としてのサブポンプ94に繋がれており、吸引用キャップ82aが吸引可能なノズル列の一部を吸引し、吸引した廃液(インク)は廃液タンク100,101に収容される。
また、サブキャップ92を複数有する場合は、サブキャップ92a〜92dのそれぞれが、サブキャップ用チューブ93a〜93dを介してサブポンプ94a〜94dに繋がれる。
図17は、吸引用キャップ82a内およびサブキャップ92内の吸引処理のフローチャートである。なお、図17に示すフローチャーは、図8に示したクリーニング処理のフローチャートのヘッド吸引処理(S104)の詳細を示すものである。
なお、図17の例では、複数のサブキャップ92a〜92dを有し、そのうちの1つのサブキャップ92aでノズル抜け部分のノズルのメンテナンスを行う場合を例にするが、サブキャップ92が1つの場合は、ノズル抜け非対応のサブポンプ94がないこととなることを除き、処理内容は同一である。
ヘッド吸引処理では、先ず、メインポンプ220およびすべてのサブポンプ94a〜94dをオンにして、全てのノズルを同時に吸引開始する(S201)。
次いで、メインポンプ220と、ノズル抜けしていないノズル列に対応する位置のサブキャップ92b〜92dのサブポンプ94b〜94dについては、先に吸引を停止する(S202)。
所定時間後、ノズル抜けしているノズル列に対応する位置のサブキャップ92aのサブポンプ94aを停止させる(S203)。
このように、メンテナンスを実行したい箇所であるノズル抜けしているノズル周りをキャッピングしているサブキャップ92aのみポンプ停止を遅らせて、メインキャップよりも長い時間吸引することで、ノズル抜けしているノズル周りのみインク吸引量を増やすことで、ノズル抜け回復をより効果的に、無駄インクを消費することなく行なうことが可能となる。
また、メインポンプ220およびすべてのサブポンプ94a〜94dをオンにして全て同じ弱圧で吸引し、その状態のまま、ノズル抜けしているノズル列に対応する位置のサブキャップ92aのサブポンプ94aのみ吸引圧を上げて吸引をおこなった後、サブポンプ94aの吸引圧を元の弱圧に戻し、全てのポンプを停止させるようにしてもよい。
この場合、サブキャップ外のメインキャップ内も弱圧で吸引しているので、ノズル列のインクが逆流することを防止することができ好ましい。
以上説明した本実施形態に係る維持回復機構は、記録ヘッドの維持キャップ(メインキャップ)内に、ノズル列に沿って移動可能な少数ノズルのみを吸引可能なサブキャップを有するようにして、ノズル抜けした部分およびその近辺のみについて、インク吸引を可能としている。したがって、ヘッドのクリーニング処理において、必要最小限のノズルからインク吸引を行うことで、インクの無駄を省くことができる。
また、1つの維持キャップ内にサブキャップを構成することで、維持回復機構の装置サイズを大きくすることがなく、画像形成装置の本体サイズの大型化も回避することができる。
なお、上述の実施形態では、吸引用キャップ82aがノズル列全体をキャッピング可能な場合を例に説明したが、必ずしも吸引用キャップ82aがノズル列全体をキャッピング可能でなく、ノズル列の一部をキャッピング可能であって、サブキャップ92が吸引用キャップ82a内に設けられ、吸引用キャップ82aがキャッピング可能な範囲よりも小さい範囲のノズルをキャッピング可能であればよい。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
1 装置本体
2 給紙トレイ
3 排紙トレイ
4 カートリッジ装填部
10y,10m,10c,10k インクカートリッジ
21A,21B 側板
31,32 ガイドロッド
33 キャリッジ
34,34a,34b,34c,34d 記録ヘッド
35,35a,35b サブタンク
36 供給チューブ
41 用紙積載部
42 用紙
43 給紙コロ
44 分離パッド
45 ガイド部材
46 カウンターローラ
47 搬送ガイド部材
48 押さえ部材
49 先端加圧コロ
51 搬送ベルト
52 搬送ローラ
53 テンションローラ
56 帯電ローラ
61 分離爪
62 排紙ローラ
63 拍車
71 両面ユニット
72 手差しトレイ
81 維持回復機構
82 キャップ部材(キャップ)
82a キャップ(吸引用キャップ、第1キャップ部材)
82b キャップ(保湿用キャップ)
83 ワイパ部材(ワイパブレード)
84 空吐出受け
85 ワイパクリーナ部
86 ワイパクリーナ
87 キャリッジロック
88 空吐出受け
89 開口部
90 ガイドレール
91 挿通部
92,92a〜92d サブキャップ(第2キャップ部材)
93,93a〜93d サブキャップ用チューブ
94,94a〜94d サブポンプ(サブキャップ用ポンプ)
95 サブキャップ変位部材
100,101 廃液タンク
211 維持装置フレーム
212 キャップホルダ
219 可撓性チューブ
220 メインポンプ(吸引ポンプ)
220a ポンプ軸
221 カム軸
222 キャップカム
224 ワイパカム
226 コロ
228 クリーナカム
229 キャリッジロックカム
231 モータ
231a モータ軸
232 モータギヤ
233 ポンプギヤ
234,235,236,238,239 中間ギヤ
237 一方向クラッチ
240 カムギヤ
241 中間軸
301 スプリング
302 スライダ
304,305 ガイドピン
306 ガイド溝
310,311 ガイドピン
312,313 係合穴
315 ガイド軸
321 カムピン
341 ワイパホルダ
341a 脚部
342,343 ガイドピン
345 ガイド部材
346 ガイド溝
347 ストッパ
348 可撓性部材
348a 舌片
349 カムピン
特開2005−144910号公報 特開2011−148256号公報

Claims (10)

  1. 液体を吐出する複数のノズルが並べて配置されているノズル列を有する液体吐出ヘッドのノズルから液体を吸引するヘッド維持回復装置において、
    前記液体吐出ヘッドのノズルが形成された吐出面の前記ノズル列の一部または全部のノズルをキャッピングする第1キャップ部材と、
    前記第1キャップ部材の内部に設けられ、前記第1キャップ部材がキャッピングするノズル数よりも少ないノズルをキャッピングする第2キャップ部材と、
    前記第1キャップ部材内および前記第2キャップ部材内を吸引する吸引手段と、を有し、
    前記第2キャップ部材は、前記第1キャップ部材の内部において、前記ノズル列方向に移動可能に設けられていることを特徴とするヘッド維持回復装置。
  2. 前記液体吐出ヘッドが複数のノズル列を有しており、
    前記第1キャップ部材は、前記複数のノズル列に亘ってノズルをキャッピングし、
    前記第2キャップ部材は、前記第1キャップ部材の内部に複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載のヘッド維持回復装置。
  3. 前記第2キャップ部材は、前記第1キャップ部材の内部に設けられたガイド部に案内されて、前記ノズル列方向に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のヘッド維持回復装置。
  4. 前記第2キャップ部材は、前記第1キャップ部材が前記ノズル列をキャッピングしていない状態で、前記ノズル列方向に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載のヘッド維持回復装置。
  5. 前記吸引手段は、前記第1キャップ部材内を吸引する第1吸引手段と、前記第2キャップ部材内を吸引する第2吸引手段と、からなることを特徴とする請求項1に記載のヘッド維持回復装置。
  6. 前記吸引手段は、
    前記第1吸引手段および前記第2吸引手段を所定の吸引圧で吸引を開始し、
    前記第2吸引手段のみを前記所定の吸引圧よりも大きい吸引圧で吸引した後に、前記所定の吸引圧に戻し、
    前記第1吸引手段および前記第2吸引手段の吸引を停止することを特徴とする請求項5に記載のヘッド維持回復装置。
  7. 前記吸引手段は、前記第1キャップ部材内を吸引する第1吸引手段と、複数の前記第2キャップ部材ごとに設けられて、対応する第2キャップ部材内を吸引する複数の第2吸引手段と、からなり、
    前記吸引手段は、
    前記第1吸引手段およびすべての前記第2吸引手段を所定の吸引圧で吸引を開始し、
    メンテナンスを実行するノズル列に対応する第2吸引手段のみを前記所定の吸引圧よりも大きい吸引圧で吸引した後に、前記所定の吸引圧に戻し、
    前記第1吸引手段およびすべての前記第2吸引手段の吸引を停止することを特徴とする請求項2に記載のヘッド維持回復装置。
  8. 液体吐出ヘッドから液滴を吐出する液体吐出装置において、
    請求項1から7までのいずれかに記載のヘッド維持回復装置を備えることを特徴とする液体吐出装置。
  9. 前記液体吐出ヘッドは、前記第2キャップ部材の一部に当接して、前記第2キャップ部材を前記ノズル列方向に移動させる第2キャップ変位手段を備えることを特徴とする請求項8に記載の液体吐出装置。
  10. 液体吐出ヘッドから液滴を吐出して画像を形成する画像形成装置において、
    請求項1から7までのいずれかに記載のヘッド維持回復装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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