JP2016170297A - 制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体のコンパクト化(表示スペースの減少)と視認性の向上という二律相反する課題を解決することが要望されている。【解決手段】制御装置は、制御対象の制御または監視に関する情報を表示する。制御装置は、制御対象の制御または監視に関する第1の情報を示す第1の数値、および、制御対象の制御または監視に関する第2の情報を示す第2の数値を表示可能な表示部と、表示部での表示を制御する制御部とを含む。制御部は、第1および第2の数値の間で互いに異なる表示態様を維持しつつ、第1の数値を第2の数値に比較してより大きなサイズで表示する第1の表示状態と、第2の数値を第1の数値に比較してより大きなサイズで表示する第2の表示状態とを時間的に切り替える。【選択図】図3

Description

本発明は、制御対象の制御または監視に関する情報を表示する制御装置に関する。
今般の生産現場では、様々な制御装置が導入されて自動化が図られている。このような制御装置の一例として、PID(Proportional Integral Derivative)制御に従って温度などを調整するデジタル調節計などが知られている(特開2011−191139号公報(特許文献1)など参照)。その他にも、制御対象の状態値を取得するとともに、その取得した状態値が予め定められた正常値の範囲から外れた場合に、アラームを報知する警報器などもある。
特開2011−191139号公報
設置スペースなどの制約から、デジタル調節計や警報器に対する筐体のコンパクト化が要望される一方で、視認性の向上も要望されている。筐体がコンパクト化することで、表示スペースが必然的に減少し、視認性を維持することが難しくなりつつある。すなわち、表示スペースの減少に伴って、表示に用いられる文字を小さくせざるを得ない。そのため、デジタル調節計や警報器に近寄らないと、その表示内容を確認できないような場合が発生し、オペレーションの効率性を低下させる要因になり得る。
このように、筐体のコンパクト化(表示スペースの減少)と視認性の向上という二律相反する課題を解決することが要望されている。
本発明のある局面に係る制御装置は、制御対象の制御または監視に関する情報を表示する。制御装置は、制御対象の制御または監視に関する第1の情報を示す第1の数値、および、制御対象の制御または監視に関する第2の情報を示す第2の数値を表示可能な表示部と、表示部での表示を制御する制御部とを含む。制御部は、第1および第2の数値の間で互いに異なる表示態様を維持しつつ、第1の数値を第2の数値に比較してより大きなサイズで表示する第1の表示状態と、第2の数値を第1の数値に比較してより大きなサイズで表示する第2の表示状態とを時間的に切り替える。
好ましくは、制御部は、第1の数値を第1の表示色で表示させ、第2の数値を第2の表示色で表示させる。
好ましくは、制御部は、第1の数値とともに第1の数値の意味を示す第1の識別情報を表示させ、第2の数値とともに第2の数値の意味を示す第2の識別情報を表示させる。
さらに好ましくは、制御部は、第1の数値と第2の数値との間の表示サイズの関係に応じて、第1の識別情報および第2の識別情報の表示サイズを変更する。
さらに好ましくは、制御部は、第1の数値と第2の数値との間の表示サイズの関係に依存することなく、第1の数値および第1の識別情報と第2の数値および第2の識別情報と
の間の表示の位置関係を維持する。
好ましくは、第1の表示状態と第2の表示状態との間の切り替え過程に、第1の数値が第1の表示状態における表示サイズより小さいサイズで表示され、かつ、第2の数値が第2の表示状態における表示サイズより小さいサイズで表示される、第3の表示状態が存在する。
好ましくは、第1の表示状態が維持される期間は、第2の表示状態が維持される期間に比較して長い。
本実施の形態に係る制御装置によれば、筐体のコンパクト化(表示スペースの減少)と視認性の向上という二律相反する課題を解決できる。
本発明の関連技術に係るデジタル調節計の一例を示す模式図である。 本実施の形態に係るデジタル調節計の装置構成を示す模式図である。 本実施の形態に係るデジタル調節計の表示処理を説明するための図である。 本実施の形態に係るデジタル調節計の別の表示処理を説明するための図である。 本実施の形態に係るデジタル調節計のさらに別の表示処理を説明するための図である。 本実施の形態に係るデジタル調節計のさらに別の表示処理を説明するための図である。 本実施の形態に係るデジタル調節計における情報の表示周期の一例を説明するための図である。 本実施の形態に係るデジタル調節計における処理手順を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
以下の説明では、制御対象の制御または監視に関する情報を表示する制御装置の一例として、デジタル調節計について例示するが、警報器についても同様に適用できる。ここで、デジタル調節計は、制御対象から制御量を取得するとともに、その取得した制御量が予め設定された目標値と一致するように、制御対象に与える操作量を調整する。一方、警報器は、制御対象から制御量を取得するとともに、その取得した制御量を表示する。併せて、警報器は、取得した制御量が予め設定された範囲内にあるか否か、上限値・下限値に到達しているか否かなどを表示または報知する。すなわち、本発明に係る制御装置は、制御対象の制御または監視に関する情報を表示する機能を有していれば、どのような装置として実装されていてもよい。
<A.関連技術および課題>
一般的なデジタル調節計は、制御対象に設けられた検出部(例えば、温度センサなど)によって検出された制御量(例えば、温度)を取得し、その値(PV:Process Value)を表示するとともに、予め設定された目標値(SV:Set Value)との差分を算出し、その差分に応じた操作量(MV:Manipulated Variable)を制御対象へ出力する。
図1は、本発明の関連技術に係るデジタル調節計の一例を示す模式図である。図1を参
照して、デジタル調節計10は、その表面に表示部120および操作部122が設けられており、オペレータは、表示部120に表示される情報を確認しつつ、操作部122を介して必要な操作を行なう。通常、表示部120には、制御量PVを示す数値12および目標値SVを示す数値14が表示される。
図1に示すデジタル調節計10では、表示部120は比較的広い範囲を占めているが、デジタル調節計10がコンパクト化されているため、情報を表示できる表示スペースはそれほど大きくない。そこで、本実施の形態に係る制御装置は、上述のような課題を考慮してなされたものであり、十分な表示スペースを確保することが難しい場合であっても、視認性を維持して、操作性を向上させる構成を実現することを目的とする。
<B.装置構成>
次に、本実施の形態に係るデジタル調節計10の装置構成について説明する。図2は、本実施の形態に係るデジタル調節計10の装置構成を示す模式図である。図2を参照して、デジタル調節計10は、入力回路110と、アナログ・デジタル変換部112(以下、「A/D変換部112」とも記す。)と、表示部120と、操作部122と、通信インターフェイス124と、制御部100と、デジタル・アナログ変換部114(以下、「D/A変換部114」とも記す。)と、出力回路116とを含む。
入力回路110は、検出部からの検出信号を受信し、予め定められた範囲の電圧/電流信号を出力する。例えば、検出部が熱電対である場合には、入力回路110は、その両端に発生する熱起電力を検出する回路を含む。あるいは、検出部が抵抗測温体である場合には、入力回路110は、当該抵抗測温体に生じる抵抗値を検出する回路を含む。さらに、入力回路110は、高周波成分を除去するためのフィルタ回路を含んでいてもよい。
A/D変換部112は、入力回路110からのアナログ信号をデジタル信号へ変換し、制御部100へ出力する。
操作部122は、図1に示す操作パネルに設けられたボタンやスイッチなどを含み、オペレータの操作を受け付け、その受け付けた操作を示す情報を制御部100へ出力する。典型的には、操作部122は、オペレータから目標値SVを受け付ける。
通信インターフェイス124は、外部の装置(典型的には、PLC(Programmable Logic Controller))との間で各種情報を遣り取りする。システム構成例として、上位に配置されたPLCからデジタル調節計10に対して目標値が入力される場合があり、このような場合に、PLCからの情報(例えば、SV)は通信インターフェイス124を介して、制御部100へ入力される。
表示部120は、図1に示す操作パネルに設けられたディスプレイやインジケータなどを含み、制御対象の制御または監視に関する情報を示す数値を表示する。より具体的には、表示部120は、制御対象の制御または監視に関する複数の情報(PV,SV,MV)を示すそれぞれの数値を表示可能になっている。表示部120は、液晶表示パネルや有機EL(Electro Luminescence)表示パネル、あるいは、7セグメント方式の液晶とLED(Light Emitting Diode)との組み合わせで構成されてもよい。
制御部100は、PID制御に係る処理に加えて、表示部120における表示に係る処理を実現するための演算主体であり、プロセッサ102と、メモリ104と、プログラムモジュール106とを含む。すなわち、制御部100は、表示部120での表示を制御する。
プロセッサ102は、プログラムモジュール106を実行することで、後述するような処理を実現する。この際、読み出されたプログラムモジュール106および処理に必要なデータ(PVおよびSVなど)は、メモリ104に一次的に格納される。プロセッサ102としては、汎用のCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro-Processing Unit)を用いてもよいし、デジタル信号処理に向けられたDSP(Digital Signal Processor)を用いてもよい。プログラムモジュール106は、フラッシュメモリなどの不揮発性記憶媒体に格納される。プログラムモジュール106については、各種の記録媒体を介して、アップデータできるように構成されてよい。そのため、プログラムモジュール106自体も本発明の技術的範囲に含まれ得る。制御部100については、FPGA(Field-Programmable Gate Array)を用いて構成してもよい。FPGAを採用する場合には、プログラムモジュール106を保持しないようにしてもよい。
D/A変換部114は、制御部100で算出された操作量を示すデジタル信号をアナログ信号に変換し、出力回路116へ出力する。
出力回路116は、D/A変換部114からのアナログ信号を制御対象に応じた信号に成形して出力する。例えば、操作量の0〜100[%]が0〜10[V]の電圧信号に対応する場合には、出力回路116は、この電圧範囲の信号が出力されるように調整する。あるいは、出力回路116は、操作量の値に応じたデューティー比を有するPWM信号を発生する。
<C.表示処理>
図3は、本実施の形態に係るデジタル調節計10の表示処理を説明するための図である。本実施の形態に係るデジタル調節計10は、図3(A)に示すように、本発明の関連技術に係るデジタル調節計と同様の表示を行なうようにしてもよい。すなわち、表示部120には、制御量PVを示す数値12および目標値SVを示す数値14が並べて表示される。
それに加えて、デジタル調節計10は、図3(B)に示すように、表示部120に表示される、制御量PVを示す数値22および目標値SVを示す数値24の大きさを交互に変化させることもできる。例えば、ある期間T1に亘って数値22を数値24に比較してより大きく表示し、続く期間T2に亘って数値24を数値22に比較してより大きく表示する。この期間T1および期間T2の表示処理が繰返される。
各期間において、表示される数値がどの値を意味するのかを一見して把握できるように、それぞれの数値の表示態様を異ならせることが好ましい。一例として、数値22と数値24とは互いに異なる表示色で表示される。例えば、数値22は白色で表示され、数値24は緑色で表示される。表示色を異ならせる場合には、任意の表示色の組み合わせを採用することができるが、視認性が相対的に高い色が好ましい。さらに、異なる表示態様として、表示色を異ならせるだけではなく、例えば、一方を常時表示させ、他方を点滅させるといった方法を採用してもよいし、あるいは、表示に用いるフォントを互いに異ならせるようにしてもよい。
このように、デジタル調節計10の表示部120では、制御対象の制御または監視に関する制御量PVの情報を示す数値22、および、制御対象の制御または監視に関する目標値SVの情報を示す数値24が表示される。この表示処理に関して、デジタル調節計10の制御部100(図2)は、数値22および数値24の間で互いに異なる表示態様を維持しつつ、数値22を数値24に比較してより大きなサイズで表示する第1の表示状態(期間T1での表示)と、数値24を数値22に比較してより大きなサイズで表示する第2の表示状態(期間T2での表示)とを時間的に切り替える。
期間T1において表示される数値22、および、期間T2において表示される数値24は、図3(A)において表示される数値12に比較して、文字サイズがより大きくなっている。すなわち、制御対象の制御または監視に関する複数の数値の大きさを交互に変化させることで、より大きな文字サイズで情報を提示できる。このように、複数の情報を示す数値の大きさを交互に切り替えることで、より視認性を高めることができる。
上述したように、数値22と数値24とを互いに異なる表示色で表示させることが好ましいが、これに代えて、あるいは、これに加えて、それぞれの数値が意味する情報を付加して表示させてもよい。より具体的には、図3(B)に示されるように、数値22とともに、数値22が制御量PVを意味することを示す「PV」との記号32が表示部120に表示される。同様に、数値24とともに、数値24が目標値SVを意味することを示す「SV」との記号34が表示部120に表示される。このように、デジタル調節計10の制御部100(図2)は、数値22とともに数値22の意味を示す記号32(第1の識別情報)を表示させ、数値24とともに数値24の意味を示す記号34(第2の識別情報)を表示させる。
このとき、数値22および数値24の大きさは交互に変化するので、この数値の大きさの変化に応じて、記号32および34の大きさも変化している。すなわち、数値22と記号32との組み合わせ、および、数値24と記号34との組み合わせの大きさが交互に変化する。このような大きさの変化を連動させることで、違和感が少なく、かつ、視認性を高めた表示を実現できる。このように、デジタル調節計10の制御部100(図2)は、数値22と数値24との間の表示サイズの関係に応じて、記号32(第1の識別情報)および記号34(第2の識別情報)の表示サイズを変更する。
本実施の形態において、数値22および数値24が示す文字だけでは、それぞれの数値の意味を一見して把握できないので、異なる表示色、および/または、識別情報の付加によって、表示態様を互いに異ならせることで、視認性を高めている。
以上のとおり、本実施の形態に係るデジタル調節計10は、数値22および数値24の間で互いに異なる表示態様を維持しつつ、数値22を数値24に比較してより大きなサイズで表示する第1の表示状態(期間T1)と、数値24を数値22に比較してより大きなサイズで表示する第2の表示状態(期間T2)とを時間的に切り替える。これによって、筐体のコンパクト化によって表示スペースが減少したとしても、それぞれの数値の文字サイズを相対的に大きく表示できるので、オペレータに対する視認性を向上させることができる。
<D.表示処理の変形例>
上述の実施の形態においては、表示色を異ならせるとともに、記号(識別情報)を付加することによって、それぞれの数値の表示態様を異ならせる実装例について説明した。これに対して、さらに識別性を高める表示態様のいくつかの別の例について説明する。
(d1:予め定められた表示位置関係)
図4は、本実施の形態に係るデジタル調節計10の別の表示処理を説明するための図である。図4に示されるデジタル調節計10では、制御量PVを示す数値22と目標値SVを示す数値24との表示される位置関係が維持されている。つまり、第1の表示状態(期間T1での表示)および第2の表示状態(期間T2での表示)のいずれにおいても、制御量PVを示す数値22および「PV」との記号32は、表示スペース内の相対的に右側に配置されており、目標値SVを示す数値24および「SV」との記号34は、表示スペース内の相対的に左側に配置されている。
すなわち、いずれの表示状態においても、制御量PVの情報については左側に表示され、目標値SVの情報については右側に表示される。なお、どちらの数値を左側/右側にするのかについては任意に設定できる。
このように、数値22と記号32(第1の識別情報)との組み合わせと、数値24と記号34(第2の識別情報)との組み合わせとの表示位置関係は、数値22および数値24の表示サイズに依存することなく、維持される。このような表示態様を採用することで、左側が制御量PVであり、右側が目標値SVであると一見して認識できるので、両者の識別性をより高めることができる。すなわち、このように、デジタル調節計10の制御部100(図2)は、数値22と数値24との間の表示サイズの関係に依存することなく、数値22および記号32(第1の識別情報)と数値24および記号34(第2の識別情報)との間の表示の位置関係を維持する。
(d2:表示サイズの順次変化)
図5は、本実施の形態に係るデジタル調節計10のさらに別の表示処理を説明するための図である。図5に示されるデジタル調節計10では、図4に示す2つの表示状態を選択的に切り替えるのではなく、徐々に表示サイズが変更される。例えば、制御量PVを示す数値22がより大きなサイズで表示されている表示状態1から目標値SVを示す数値24がより大きなサイズで表示されている表示状態2への変化、および、その逆方向への変化の過程で、数値22および数値24が徐々に拡大/縮小するような表示がなされる。
図5に示す表示例では、(1)表示状態1から表示状態3へ変化し、続いて、(2)表示状態3から表示状態2へ変化する。さらに、(3)表示状態2から表示状態3へ変化し、続いて、(4)表示状態3から表示状態1へ変化する。この(1)〜(4)が所定周期で繰返される。このような表示状態の変化によって、数値22および数値24は、表示位置を維持したまま、あたかも拡大または縮小するように見える。このとき、数値22および数値24の大きさの変化に応じて、記号32および34の大きさも変化する。
なお、表示状態1〜3の間の変化は、漸次的であってもよいし、段階的であってもよい。
第1の表示状態と第2の表示状態との間の切り替え過程に、数値22が表示状態1における表示サイズより小さいサイズで表示され、かつ、数値24が表示状態2における表示サイズより小さいサイズで表示される、表示状態3を存在させてもよい。このように、数値22および記号32(第1の識別情報)と、数値24および記号34(第2の識別情報)とのサイズを漸次的/段階的に変化させることで、例えば、オペレータがいずれかの数値に着目しているときに、その数値のサイズが急激に小さくなるといった事態を回避できる。これによって、それぞれの数値に対する視認性を確保でき、文字サイズの拡大と相まって、操作性を向上させることができる。
(d3:より多くの情報の表示)
上述の説明では、制御対象の制御または監視に関する情報として、制御量PVおよび目標値SVを表示する構成を例示したが、表示する情報としては、これらに限られず、操作量MVについても表示するようにしてもよいし、
図6は、本実施の形態に係るデジタル調節計10のさらに別の表示処理を説明するための図である。図6に示されるデジタル調節計10では、制御量PVおよび目標値SVに加えて、操作量MVを表示する。
表示部120の表示スペースには、制御量PVを示す数値22と「PV」との記号32
との組み合わせ、目標値SVを示す数値24と「SV」との記号34との組み合わせ、および、操作量MVを示す数値26と「SV」との記号36との組み合わせが表示される。
表示状態Aにおいては、制御量PVを示す数値22および記号32が他の数値および記号に比較してより大きなサイズで表示され、表示状態Bにおいては、目標値SVを示す数値24および記号34が他の数値および記号に比較してより大きなサイズで表示され、表示状態Cにおいては、操作量MVを示す数値26および記号36が他の数値および記号に比較してより大きなサイズで表示される。
なお、後述するように、それぞれの表示状態を維持する期間については、それぞれの数値の重要性などに応じて、適宜設定または変更すればよい。また、上述したような情報に加えて、カスケード制御におけるマスタ側PID制御系およびスレーブ側PID制御系のそれぞれの値を順次表示するようにしてもよい。
このように、本実施の形態に係るデジタル調節計10は、文字サイズを時間的に切り替えて複数の情報を表示するので、表示される情報の数に制約はなく、必要に応じて、表示対象となる情報の種類を適宜決定すればよい。すなわち、デジタル調節計10が制御・監視する制御対象の特定や重要度などに応じて、表示部120に表示される情報を自由に選択できるので、制御対象に対する適用度を高めることができる。
(d4:任意の組み合わせ)
図3〜6には、複数の表示態様について例示したが、これらの表示態様のすべてを選択可能にデジタル調節計10上に実装してもよいし、一部のみを実装してもよい。さらに、複数の表示態様を適宜組み合わせてもよい。
<E.表示周期>
上述したように、制御対象の制御または監視に関する情報の表示サイズを時間的に切り替える方式において、それぞれの情報を拡大表示する期間(すなわち、表示サイズの切り替え周期)については、用途や状況に応じて、各種の設定が可能である。図7は、本実施の形態に係るデジタル調節計10における情報の表示周期の一例を説明するための図である。
図7(A)を参照して、例えば、2つの情報(制御量PVおよび目標値SV)を表示する場合において、それぞれの情報を示す数値をより大きなサイズで表示する期間を同一にしてもよい。すなわち、図7(A)に示す例では、制御量PVおよび目標値SVのいずれについても、それぞれ期間T1に亘ってより大きなサイズで表示される。
ところで、実際の制御対象(例えば、何らかの製造プラント)の運転を想定すると、定常状態(通常時)においては、目標値SVは一定値に維持されることが多い。これに対して、制御量PVは、制御対象に対する操作量や外乱に応じて変動するので、目標値SVに比較してより高い頻度で確認する必要性がある。そこで、図7(B)に示すように、目標値SVがより大きなサイズで表示される期間T3に比較して、制御量PVがより大きなサイズで表示される期間T2を長くすることが好ましい場合がある。すなわち、図7(B)に示す例では、制御量PVを示す数値22がより大きなサイズで表示されている期間T2は、目標値SVを示す数値24がより大きなサイズで表示されている期間T3に比較して長く設定されている。
一方で、実際の制御対象の運転時には、処理を開始するための操作として、目標値SVを変更する場合がある。このような場合には、目標値SVの変更に伴って操作量MVが大きく変動することがあり、操作量MVの異状の有無を監視しておく必要がある。そこで、
例えば、目標値SVが変更された直後においては、上述の図6に示すような表示態様を採用することが好ましい。より具体的には、制御量PVが期間T4に亘ってより大きなサイズで表示され、続いて、操作量MVが期間T5に亘ってより大きなサイズで表示され、目標値SVが期間T6に亘ってより大きなサイズで表示される。このとき、表示される情報量の重要性に鑑みて、期間T4および期間T5は、期間T6に比較して長く設定されている。なお、図7(C)に示す状態において、制御量PVが目標値SVと略一致して、安定した制御状態になった後には、図3〜図6に示すような表示態様に戻してもよい。この場合には、図7(B)に示される表示態様で情報が表示される。
また、図7(D)および図7(E)には、制御対象から取得された制御量PVが予め設定された制限値に到達した場合の表示例を示す。
より具体的には、図7(D)には、制御量PVが予め設定された上限値を超過した場合には、一つの原因として、操作量MVの値が適切に出力されていないと想定されるので、制御量PVおよび操作量MVを表示するように表示内容を変更してもよい。この場合には、制御量PVが期間T7に亘ってより大きなサイズで表示され、続いて、操作量MVが期間T8に亘ってより大きなサイズで表示される。期間T7と期間T8とを同じ長さに設定してもよいが、期間T8を期間T7に比較してより長く設定してもよい。この場合、オペレータは、操作部122を操作して、PID制御に係るパラメータを調整することもある。
また、図7(E)には、制御量PVが予め設定された上上限値を超過した場合には、一つの原因として、目標値SVの値が適切に設定されていないと想定されるので、制御量PVおよび目標値SVを表示するように表示内容をさらに変更してもよい。この場合には、制御量PVが期間T9に亘ってより大きなサイズで表示され、続いて、目標値SVが期間T10に亘ってより大きなサイズで表示される。期間T9と期間T10とを同じ長さに設定してもよいが、期間T10を期間T9に比較してより長く設定してもよい。この場合、オペレータは、操作部122を操作して、目標値SVを変更することもある。
図7(A)〜(E)にいくつかの表示態様を例示したが、これらに限られず、制御対象の特性や操作上の要望などに応じて、表示内容・表示順・表示期間などについては、適宜設計すればよい。また、予め設定された任意のイベントが発生したことに応答して、表示内容・表示順・表示期間を適宜変更するようにしてもよい。
<F.処理手順>
次に、本実施の形態に係るデジタル調節計10における処理手順について説明する。図8は、本実施の形態に係るデジタル調節計10における処理手順を示すフローチャートである。図8に示す各ステップは、制御部100のプロセッサ102がプログラムモジュール106を実行することで実現される(いずれも図2参照)。
図8を参照して、PID制御の開始が指示されると、制御部100は、表示設定が指示されたか否かを判断する(ステップS100)。すなわち、制御部100は、図3〜図6に示すような、制御対象の制御または監視に関する情報の表示態様としていずれかの選択を受け付ける。表示設定が指示された場合(ステップS100においてYESの場合)には、制御部100は、選択可能な表示態様のリストを提示するとともに、提示されたリストに対する選択を受け付ける(ステップS102)。そして、制御部100は、選択に従って表示態様を設定する(ステップS104)。
ステップS104の実行後、または、表示設定が指示されていない場合(ステップS100においてNOの場合)には、通常のPID制御が実行される。より具体的には、制御
部100は、目標値SVの変更が指示されたか否かを判断する(ステップS106)。目標値SVの変更が指示された場合(ステップS106においてYESの場合)には、制御部100は、目標値SVを指示された値に更新する(ステップS108)。
ステップS108の実行後、または、目標値SVの変更が指示されていない場合(ステップS106においてNOの場合)には、制御部100は、制御対象の検出部から検出信号を取得し、制御量PVを算出する(ステップS110)。そして、制御部100は、取得した制御量PVと設定されている目標値SVとの偏差を用いて、PIDパラメータに応じたPID制御演算を行なって、操作量MVを算出する(ステップS112)。最終的に、制御部100は、算出した操作量MVに応じた操作信号を制御対象へ出力する(ステップS114)。
制御部100は、現在のタイミングに応じて、設定されている表示態様に従って、目標値SV、制御量PV、操作量MVのいずれかを、他に比較してより大きなサイズで表示部120に表示させる(ステップS116)。
制御部100は、PID制御の中止が指示されたか否かを判断する(ステップS118)。PID制御の中止が指示されていない場合(ステップS118においてNOの場合)には、ステップS100以下の処理を繰返し実行する。
これに対して、PID制御の中止が指示された場合(ステップS118においてYESの場合)には、処理を終了する。
<G.利点>
本実施の形態に係る制御装置(デジタル調節計10や警報器)は、制御対象の制御または監視に関する第1の数値および第2の数値の間で互いに異なる表示態様を維持しつつ、第1の数値を第2の数値に比較してより大きなサイズで表示する第1の表示状態と、第2の数値を第1の数値に比較してより大きなサイズで表示する第2の表示状態とを時間的に切り替える。このような構成を採用することで、制御装置の筐体のコンパクト化(表示スペースの減少)と視認性の向上という二律相反する課題を解決できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 デジタル調節計、100 制御部、102 プロセッサ、104 メモリ、106 プログラムモジュール、110 入力回路、112 アナログ・デジタル(A/D)変換部、114 デジタル・アナログ(D/A)変換部、116 出力回路、120 表示部、122 操作部、124 通信インターフェイス。

Claims (7)

  1. 制御対象の制御または監視に関する情報を表示する制御装置であって、
    前記制御対象の制御または監視に関する第1の情報を示す第1の数値、および、前記制御対象の制御または監視に関する第2の情報を示す第2の数値を表示可能な表示部と、
    前記表示部での表示を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記第1および第2の数値の間で互いに異なる表示態様を維持しつつ、前記第1の数値を前記第2の数値に比較してより大きなサイズで表示する第1の表示状態と、前記第2の数値を前記第1の数値に比較してより大きなサイズで表示する第2の表示状態とを時間的に切り替える、制御装置。
  2. 前記制御部は、前記第1の数値を第1の表示色で表示させ、前記第2の数値を第2の表示色で表示させる、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御部は、前記第1の数値とともに前記第1の数値の意味を示す第1の識別情報を表示させ、前記第2の数値とともに前記第2の数値の意味を示す第2の識別情報を表示させる、請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記制御部は、前記第1の数値と前記第2の数値との間の表示サイズの関係に応じて、前記第1の識別情報および前記第2の識別情報の表示サイズを変更する、請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記制御部は、前記第1の数値と前記第2の数値との間の表示サイズの関係に依存することなく、前記第1の数値および前記第1の識別情報と前記第2の数値および前記第2の識別情報との間の表示の位置関係を維持する、請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記第1の表示状態と前記第2の表示状態との間の切り替え過程に、前記第1の数値が前記第1の表示状態における表示サイズより小さいサイズで表示され、かつ、前記第2の数値が前記第2の表示状態における表示サイズより小さいサイズで表示される、第3の表示状態が存在する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 前記第1の表示状態が維持される期間は、前記第2の表示状態が維持される期間に比較して長い、請求項1〜6のいずれか1項に記載の制御装置。
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