JP2016170198A - 立体視構造体、意匠付タッチセンサ、タッチパネル及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】文字等の絵柄が浮き出るような見た目を実現することができる立体視構造体、タッチパネル及び電子機器を提供すること。【解決手段】本発明の立体視構造体は、内部に複数の反射面を有して一部の光を反射するとともに透光性を有する多層反射構造体と、光を反射する反射層と、多層反射構造体と反射層との間に設けられた導光層と、導光層内に設けられ、導光層と光の散乱の程度が異なる意匠形成層と、を備えたことを特徴とする。多層反射構造体は、隣り合う層で互いに異なる屈折率を有していてもよい。【選択図】図1

Description

本発明は、意匠形成層に形成された文字等の絵柄を立体的に見せることができる立体視構造体、意匠付タッチセンサ、タッチパネル及び電子機器に関する。
電子機器の表面などに設けられる意匠パネルとして文字等の絵柄が立体的に表示して装飾効果を高めるものが使用されることがある。特許文献1には、対向して配置したミラーの少なくともいずれか一方を表示面とする表示装置が開示される。この表示装置は、表示面を構成するミラーを半透過型ミラーとして、ミラー間に光射出部を備えた構成となっている。
また、特許文献2には、鏡面と、透光性層を介して鏡面の上方に形成されたハーフミラー層と、鏡面とハーフミラー層との間で、かつ鏡面から離間した位置において所望の形状を発光させる発光手段と、を備えた表示装置が開示される。この表示装置では、鏡像の生成及び反射を繰り返すことで、手前から奥へと連続的に連なる複数の発光像がハーフミラー層を介して観察されるようになる。
観察される。
特開2006−058394号公報 特開2008−070697号公報
しかしながら、いずれの技術においても、表示は文字等の絵柄が重なって表示される多重表示であり、浮き出るような見た目にはならない。
本発明は、文字等の絵柄が浮き出るような見た目を実現することができる立体視構造体、意匠付タッチセンサ、タッチパネル及び電子機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の立体視構造体は、内部に複数の反射面を有して一部の光を反射するとともに透光性を有する多層反射構造体と、光を反射する反射層と、多層反射構造体と反射層との間に設けられた導光層と、導光層内に設けられ、導光層と光の散乱の程度が異なる意匠形成層と、を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、導光層で導かれた光が意匠形成層で散乱及び反射して多層反射構造体に向かう。散乱光及び反射光は多層反射構造体の複数の反射面で反射及び透過を繰り返して多層反射構造体の外側へ透過していく。これにより、多層反射構造体の外側から見ると、意匠形成層に形成された文字等の絵柄が特定の方向に尾を引くように見えて、立体的に浮き出て見えるようになる。
本発明の立体視構造体において、多層反射構造体は、隣り合う層で互いに異なる屈折率を有していてもよい。これにより、隣り合う層の屈折率差に基づいて意匠形成層で散乱した光の反射及び透過の特性が設定される。
本発明の立体視構造体において、多層反射構造体は、複数のハーフミラー層と複数の光透過性層とが交互に積層された構造を有していてもよい。これにより、ハーフミラー層と光透過性層との光の反射及び透過の特性によって意匠形成層で散乱した光の反射および透過の特性が設定される。
本発明の立体視構造体において、意匠形成層は、導光層よりも光を散乱しやすくなっていてもよい。これにより、導光層に導かれた光が意匠形成層で散乱して多層反射構造体へ向かうようになる。
本発明の立体視構造体において、意匠形成層は、導光層よりも光を散乱しにくくなっていてもよい。これにより、導光層で散乱した光が意匠形成層で反射して多層反射構造体へ向かうようになる。
本発明の立体視構造体において、前記導光層の端部から光を入射可能とされた光源をさらに備え、導光層は、光源から出射された光を導光層の端部から内部に向けて導くようにしてもよい。このような構成によれば、光源から出射された光が導光層に導かれ、意匠形成層で散乱及び反射して多層反射構造体へ向かう。すなわち、光源から光を出射した際には意匠形成層に形成された文字等の絵柄が特定の方向に尾を引くように見え、立体的に浮き出て見える。一方、光源から光を出射しない場合には、意匠形成層で散乱及び反射する光が少ないため、意匠形成層に形成された文字等の絵柄はほとんど浮き出ないようになる。
本発明の意匠付タッチセンサは、上記の立体視構造体と、立体視構造体と積層されたタッチセンサとを備えたことを特徴とする。また、本発明のタッチパネルは、表示パネルと、タッチセンサと、上記の立体視構造体と、の積層体を有することを特徴とする。このような構成によれば、タッチセンサおよびタッチパネルの意匠として、立体視構造体の意匠形成層に形成された文字等の絵柄が特定方向に尾を引くように浮き出て見えるようになり、意匠性を高めることができる。
本発明の電子機器は、上記の意匠付タッチセンサおよびタッチパネルのうち少なくとも一つを備えたことを特徴とする。このような構成によれば、タッチセンサ、タッチパネルを備えた電子機器の意匠として、立体視構造体の意匠形成層に形成された文字等の絵柄が特定方向に尾を引くように浮き出て見えるようになり、意匠性を高めることができる。
本発明によれば、文字等の絵柄が浮き出るような見た目を実現することができる立体視構造体、意匠付タッチセンサ、タッチパネル及び電子機器を提供することが可能になる。
(a)及び(b)は、第1実施形態に係る立体視構造体を例示する断面図である。 (a)〜(c)は、意匠形成層の見え方の例を示す図である。 (a)及び(b)は、第1実施形態の他の例に係る立体視構造体を例示する断面図である。 (a)及び(b)は、第2実施形態に係る立体視構造体を例示する断面図である。 (a)及び(b)は、適用例について示す模式図である。 (a)及び(b)は、適用例について示す模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1(a)及び(b)は、第1実施形態に係る立体視構造体を例示する断面図である。
図1(a)には立体視構造体1の構成が表され、図1(b)には多層反射構造体10の部分拡大断面図が表される。
図1に表したように、本実施形態に係る立体視構造体1は、多層反射構造体10と、反射層20と、導光層30と、意匠形成層40と、を備える。導光層30は、多層反射構造体10と反射層20との間に設けられる。意匠形成層40は、導光層30内に設けられる。このような立体視構造体1は、意匠形成層40に形成された文字等の絵柄を立体的に見せる構造体である。
多層反射構造体10は、内部に複数の反射面10rを有する。多層反射構造体10に向かう光の一部は反射面10rで反射する、他の一部は透過する。多層反射構造体10は複数の層の積層構造体である。本実施形態では、第1層10−1、第2層10−2、…、第n層10−n(nは自然数)が積層される。本実施形態において、多層反射構造体10の第1層10−1、第2層10−2、…、第n層10−nの積層方向を第1方向D1、第1方向D1と直交する方向を第2方向D2と言うことにする。
多層反射構造体10において、隣り合う層の光の屈折率は互いに異なっている。本実施形態における屈折率は、可視光領域の特定の波長の光についての屈折率のことである。また、本実施形態においては、可視光のことを単に「光」と言うことにする。
例えば、第1層10−1の屈折率は、第2層10−2の屈折率よりも低く、第2層10−2の屈折率は第3層10−3の屈折率よりも高い。第1層10−1〜第n層10−nのそれぞれの屈折率は、例えば、相対的に低い、相対的に高い、を繰り返す構成になっている。
第1層10−1〜第n層10−nのそれぞれの厚さは、数nm(ナノメートル)以上、数十μm(マイクロメートル)以下程度である。層数(n)は、数百以上、数千以下程度である。具体的な屈折率、層厚及び層数については、光の反射及び透過の特性に合わせて適宜設定される。例えば、東レ社製「PICASUS(登録商標)シリーズ」などを用いることもできる。
反射層20は光を反射する層である。反射層20によって反射された光は多層反射構造体10側に効率良く向かうことになる。反射層20には反射基板や反射フィルムが用いられる。また、基材の表面に反射材料が形成された構成でもよい。
導光層30は、層内の第2方向D2に光を導く。導光層30は、第1領域31と第2領域32とを有する。第1領域31は、例えばプラスチックやガラスによって形成される領域である。第2領域32は、第1領域31と反射層20との間の領域である。第1領域31の屈折率は、第1領域31と第1方向D1に隣接する層の屈折率よりも高い。これにより、導光層30の入射された光のうち、臨界角以内の光は全反射して層内の第2方向D2を進んでいくことになる。
意匠形成層40には文字等の絵柄である意匠が形成される。意匠形成層40の光の散乱の程度は、導光層30の光の散乱の程度とは異なっている。例えば、意匠形成層40が導光層30よりも光を散乱しやすくなっている場合、導光層30に導かれた光が意匠形成層40で散乱して多層反射構造体10へ向かうことになる。一方、意匠形成層40が導光層30よりも光を散乱しにくくなっている場合、導光層30で散乱しながら進んできた光が意匠形成層40で反射して多層反射構造体10へ向かうことになる。
立体視構造体1において、多層反射構造体10と導光層30とは接着部材15を介して接続される。また、導光層30の第1領域31と反射層20とは接着部材15を介して接続される。接着部材15としては、例えば両面テープが用いられる。本実施形態において、第2領域32は接着部材15の厚さ分に相当する空間である。
立体視構造体1は、導光層30の端部から光を入射可能とされた光源50をさらに備えていてもよい。光源50には、例えばLED光源が用いられる。光源50から出射された光は、導光層30の端部から入射されて内部を第2方向D2に進んでいく。
導光層30に導かれた光が意匠形成層40まで達すると、意匠形成層40で散乱及び反射して多層反射構造体10へ向かう。多層反射構造体10に入射した光は、多層反射構造体10で反射するとともに透過して多層反射構造体10の外側に出て行く。
図1(b)には、導光層30側から多層反射構造体10に向かう光の反射及び透過の光路の例が示される。例えば、意匠形成層40で散乱及び反射した光C0が所定の角度で多層反射構造体10に入射したとする。光C0の一部は多層反射構造体10を透過して光C1となる。光C0の他の一部は多層反射構造体10の最も上(1番目)の反射面10rで反射し、2番目の反射面10rで反射して多層反射構造体10の外に出て光C2となる。同様に、光C0の一部は、1番目の反射面10rで反射し、3番目の反射面10r、4番目の反射面10r、…、n番目の反射面10rのそれぞれで反射して多層反射構造体10の外に出る光C3、C4、…、Cnとなる。
多層反射構造体10では、意匠形成層40で散乱及び反射する様々な角度の光が入射される。このため、光C0は多層反射構造体10で多重反射が発生し、合わせ鏡のように繰り返し反射する。そして、複数の反射面10rのそれぞれで反射及び透過を繰り返し、多層反射構造体10の外に出て行く。
多層反射構造体10の外側から意匠形成層40を見た場合、意匠形成層40で散乱及び反射した光は光C1〜Cnのように特定の方向に連続的にずれて見える。つまり、意匠形成層40に形成された文字等の絵柄は、特定の方向に尾を引くように浮き出て見える像40iとなって参照されることになる。
本実施形態に係る立体視構造体1では、導光層30から意匠形成層40に照射される光が強いほど、像40iにおける尾を引く長さが長くなる。一方、導光層30から意匠形成層40に照射される光が弱いと、ほとんど尾を引くような像40iは表れない。すなわち、光の強さに応じて像40iの尾を引く長さが変わることになる。また、多層反射構造体10の上から見る角度によっても像40iの尾を引く長さが変わる。
図2(a)〜(c)は、意匠形成層の見え方の例を示す図である。
図2(a)には意匠形成層40に照射される光が弱い場合の像40i−1が表される。この像40i−1においては、文字等の絵柄から尾を引く部分は非常に少ない。例えば、光源50から光を出射しない場合には、文字等の絵柄は立体的には見えない。
図2(b)には意匠形成層40に照射される光が強い場合の像40i−2が表される。この像40i−2においては、文字等の絵柄から尾を引く部分が多く表れている。これによって、文字等の絵柄は浮き出るように立体的に見えることになる。例えば、光源50から光を出射して導光層30に入射した場合、文字等の絵柄は立体的に見えることになる。
図2(c)には参考例の像40i−3が表される。ここでは、導光層30の上に多層反射構造体10を設けず、光源50から光を出射した場合の像40i−3の見え方が表される。光源50から光を出射して導光層30に入射した場合であっても、多層反射構造体10が設けられていないと文字等の絵柄は尾を引くような見え方にはならない。
本実施形態のように多層反射構造体10を設けることで、図2(b)に示す像40i−2のように、文字等の絵柄は特定の方向に尾を引くように表れる。この場合、同じ文字等の絵柄がずれて重なるような表示ではなく、連続的に尾を引くように表れる。この尾を引く部分が文字等の絵柄の高さを表しているかのように見えるため、文字等の絵柄を擬似的に立体視できることになる。
また、図2(a)に示す像40i−1のように、光が弱いとき(例えば、光源50から光を出射しない場合)には平面的な表示となり、図2(b)に示す像40i−2のように、光が強いとき(例えば、光源50から光を出射した場合)には立体的な表示となる。つまり、光の強弱によって立体像のように見せるか、平面像のように見せるかの切り替えを行うことができる。光の強弱で文字等の絵柄の浮きで方が変わるため、特徴的な意匠を提供できるようになる。
本実施形態のように多層反射構造体10を用いることで、マイクロレンズやプリズム等の微細加工など複雑な光学要素を形成することなく立体的な像40iを表示できる立体視構造体1を構成することが可能になる。
なお、上記では、多層反射構造体10として、隣り合う層の光の屈折率が互いに異なる第1層10−1〜第n層10−nを有する例を示したが、多層反射構造体10は、複数のハーフミラー層と複数の光透過性層とが交互に積層された構造を有していてもよい。これにより、ハーフミラー層と光透過性層との光の反射及び透過の特性によって像40iの尾を引くような見え方が設定される。
(第1実施形態の他の例)
図3(a)及び(b)は、第1実施形態の他の例に係る立体視構造体を例示する断面図である。
図3(a)に表した立体視構造体1Bでは、光源50が多層反射構造体10の斜め上方に配置されている。光源50から多層反射構造体10に斜め方向に入射した光は、多層反射構造体10を透過して導光層30に達する。導光層30に達した光は第2方向D2に進み、意匠形成層40を照射する。意匠形成層40に照射された光は散乱及び反射して、多層反射構造体10に向かう。立体視構造体1と同様に、多層反射構造体10に向かった光によって意匠形成層40に形成された文字等の絵柄の尾を引くような像40iが形成される。
図3(b)に表した立体視構造体1Cでは、導光層30に多層反射構造体10が直接形成されている。例えば、多層反射構造体10は、プラスチックやガラスからなる導光層30の上に直接積層される。多層反射構造体10の第1層10−1〜第n層10−nのそれぞれは、導光層30の上に例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法によって順に積層される。
このような立体視構造体1Cであっても、立体視構造体1と同様に意匠形成層40に形成された文字等の絵柄の尾を引くような像40iが形成される。予め導光層30の上に多層反射構造体10を形成しておくことで、立体視構造体1Cを容易に組み立てることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の説明を行う。
図4(a)及び(b)は、第2実施形態に係る立体視構造体を例示する断面図である。
図4(a)に表した立体視構造体1Dでは、導光層30が第1領域31のみで構成され、意匠形成層40が第1領域31内に埋め込まれる。この立体視構造体1Dにおいては、導光層30(第1領域31)内における意匠形成層40の第1方向D1の位置によって立体視の見え方が相違することになる。
立体視構造体1Dの第1領域31内に意匠形成層40を埋め込む方法は任意である。例えば、第1領域31が2層のOCA(Optical Clear Adhesive)の積層構造を有し、この積層構造を形成する際に、1層目のOCA上に意匠形成層40を配置し、これらの上にもう1層のOCAを配置することにより、OCAからなる第1領域31内に意匠形成層40が埋め込まれた構造が形成される。第1領域31が多層のOCAから積層構造を有する場合には、異なる層間界面に意匠形成層40を配置することにより、第1方向D1の位置が異なる意匠形成層40を備える立体視構造体1Dが得られる。
図4(b)に表した立体視構造体1Eでは、導光層30の第2領域32がOCA35によって構成されている。意匠形成層40はOCA35内に埋め込まれる。これにより、OCA35の光透過性や屈折率などの光学特性によって立体視の見え方が相違することになる。なお、OCA35は多層膜になっていてもよい。OCA35の多層膜の光学特性によって、像40iの尾の引き方が変わることになる。
(適用例)
次に、本実施形態に係る立体視構造体1、1B、1C、1D及び1Eの適用例について説明する。
図5(a)〜図6(b)は適用例について示す模式図である。なお、図4及び図5では立体視構造体1の適用例を示すが、立体視構造体1B、1C、1D及び1Eでも同様である。
図5(a)には立体視構造体1をタッチパネル200に適用した例が表される。タッチパネル200は、表示パネル210と、この表示パネル210の上に設けられた立体視構造体1とを備える。表示パネル210としては、例えば液晶表示パネルが用いられる。液晶表示パネルからなる表示パネル210は、互いに対向配置された駆動基板211及び対向基板212を有し、駆動基板211と対向基板212との間に液晶層213が設けられる。タッチセンサ220は、対向基板212の表側に設けられる。また、表示パネル210を設けずに、タッチセンサ220と立体視構造体1とを積層することにより意匠付きのタッチセンサやタッチスイッチなどを形成することも可能である。
図5(b)にはタッチパネル200を備えた電子機器300の例が表される。電子機器300は、例えばテレビである。電子機器300は、筐体310と表示部320とを備える。この表示部320の表面にタッチパネル200が設けられる。なお、電子機器300はテレビに限定されず、スマートフォン、携帯電話、タブレット型端末など他の機器であってもよい。
図6(a)にはタッチパネル200を備えたコンピュータ400の例(ノート型コンピュータ)が表される。コンピュータ400は、ディスプレイ410、キーボード420、入力パッド430などを備える。図6(b)に表したように、コンピュータ400は、中央演算部401、主記憶部402、副記憶部403、入力部404、出力部405及びインタフェース406を備える。キーボード420及び入力パッド430は入力部404の一例である。ディスプレイ410は出力部405の一例である。このディスプレイ410にタッチパネル200が含まれる。タッチパネル200は、入力部404及び出力部405の両方を兼ねた例である。
これらの機器に本実施形態の立体視構造体1を適用することで、意匠形成層40に形成された文字等の絵柄が尾を引くように立体的に見えて、意匠性の高い製品を提供することが可能になる。
以上説明したように、実施形態によれば、文字等の絵柄が浮き出るような見た目を実現することができる立体視構造体1、1B、1C、1D及び1E、タッチパネル200並びに電子機器300を提供することが可能になる。
なお、上記に本実施形態およびその適用例を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例えば、前述の各実施の形態またはその適用例に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、各実施の形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。
1,1B,1C…立体視構造体
10…多層反射構造体
10−1…第1層
10−2…第2層
10−3…第3層
10−n…第n層
10r…反射面
15…接着部材
20…反射層
30…導光層
31…第1領域
32…第2領域
40…意匠形成層
40i,40i−1,40i−2,40i−3…像
50…光源
200…タッチパネル
210…表示パネル
211…駆動基板
212…対向基板
213…液晶層
220…タッチセンサ
300…電子機器
310…筐体
320…表示部
400…コンピュータ
401…中央演算部
402…主記憶部
403…副記憶部
404…入力部
405…出力部
406…インタフェース
410…ディスプレイ
420…キーボード
430…入力パッド
C0,C1,C2,C3,C4…光
D1…第1方向
D2…第2方向

Claims (10)

  1. 内部に複数の反射面を有して一部の光を反射するとともに透光性を有する多層反射構造体と、
    光を反射する反射層と、
    前記多層反射構造体と前記反射層との間に設けられた導光層と、
    前記導光層内に設けられ、前記導光層と光の散乱の程度が異なる意匠形成層と、
    を備えたことを特徴とする立体視構造体。
  2. 前記多層反射構造体は、隣り合う層で互いに異なる屈折率を有する、請求項1記載の立体視構造体。
  3. 前記多層反射構造体は、複数のハーフミラー層と複数の光透過性層とが交互に積層された構造を有する、請求項1記載の立体視構造体。
  4. 前記意匠形成層は、前記導光層よりも前記光を散乱しやすい、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の立体視構造体。
  5. (意匠形成層、散乱しにくい)
    前記意匠形成層は、前記導光層よりも前記光を散乱しにくい、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の立体視構造体。
  6. 前記導光層の端部から光を入射可能とされた光源をさらに備え、
    前記導光層は、前記光源から出射された前記光を前記導光層の端部から内部に向けて導く、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の立体視構造体。
  7. 前記光源はLED光源である、請求項6記載の立体視構造体。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の立体視構造体と、
    前記立体視構造体と積層されたタッチセンサとを備えたことを特徴とする、意匠付タッチセンサ。
  9. 表示パネルと、
    タッチセンサと、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の立体視構造体と、
    の積層体を有することを特徴とするタッチパネル。
  10. 請求項8記載の意匠付タッチセンサ、請求項9記載のタッチパネルのうち少なくとも一つを備えたことを特徴とする電子機器。
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