JP2013167667A - 反射型結像素子および光学システム - Google Patents

反射型結像素子および光学システム Download PDF

Info

Publication number
JP2013167667A
JP2013167667A JP2012029208A JP2012029208A JP2013167667A JP 2013167667 A JP2013167667 A JP 2013167667A JP 2012029208 A JP2012029208 A JP 2012029208A JP 2012029208 A JP2012029208 A JP 2012029208A JP 2013167667 A JP2013167667 A JP 2013167667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elements
reflective
light
reflective element
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012029208A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5921243B2 (ja
Inventor
kentaro Imamura
健太郎 今村
Takafumi Shimatani
貴文 嶋谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2012029208A priority Critical patent/JP5921243B2/ja
Priority to US14/378,149 priority patent/US9645403B2/en
Priority to PCT/JP2013/053358 priority patent/WO2013122085A1/ja
Publication of JP2013167667A publication Critical patent/JP2013167667A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5921243B2 publication Critical patent/JP5921243B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B30/00Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images
    • G02B30/50Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images the image being built up from image elements distributed over a 3D volume, e.g. voxels
    • G02B30/56Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images the image being built up from image elements distributed over a 3D volume, e.g. voxels by projecting aerial or floating images
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B17/00Systems with reflecting surfaces, with or without refracting elements
    • G02B17/006Systems in which light light is reflected on a plurality of parallel surfaces, e.g. louvre mirrors, total internal reflection [TIR] lenses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B17/00Systems with reflecting surfaces, with or without refracting elements
    • G02B17/008Systems specially adapted to form image relays or chained systems
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/08Mirrors
    • G02B5/0816Multilayer mirrors, i.e. having two or more reflecting layers
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/08Mirrors
    • G02B5/09Multifaceted or polygonal mirrors, e.g. polygonal scanning mirrors; Fresnel mirrors

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Lenses (AREA)

Abstract

【課題】簡便な方法で製造し得、高品位な空中映像が得られる反射型結像素子を提供する。
【解決手段】本発明の反射型結像素子100Aは、被投影物70からの光を受ける受光面2と、受光面2に平行であって、被投影物70からの光が出射する出射面4とを有する第1反射型素子10aおよび第2反射型素子10bとを備える。被投影物70からの光のうち結像に寄与する光の割合を光量割合とし、光量割合が最も高いときの前記被投影物からの光が前記受光面に入射する角度を最大入射角度とするとき、第1反射型素子10aの最大入射角度と第2反射型素子10bの最大入射角度とは、互いに異なる。
【選択図】図1

Description

本発明は、空間に被投影物の像を結像させることができる反射型結像素子およびその反射型結像素子を有する光学システムに関する。
最近、反射型結像素子を用いて空間に被投影物を結像させる光学システムが提案されている(例えば、特許文献1〜3)。光学システムは反射型結像素子と被投影物とを有し、空間に表示される像(以下、「空中映像」という。)は、反射型結像素子を対称面とする面対称な位置に、被投影物の像が結像したものである。この光学システムは、反射型結像素子の鏡面反射を利用しており、原理上、被投影物の像と空間に映し出される像との大きさの比は、1:1である。
反射型結像素子としては、平板状の基板の厚さ方向に貫通させた穴を備え、各穴の内壁に直交する2つの鏡面要素から構成される光学素子(「単位結像素子」ともいう。)を有するもの(例えば、特許文献1の図4参照)、あるいは基板の厚さ方向に突出させた複数の透明な筒状体を備え、各筒状体の内壁面に直交する2つの鏡面要素から構成される光学素子を有するものが開示されている(例えば、特許文献1の図7参照)。
特許文献1および2に開示されている反射型結像素子は、厚さが50μm〜200μmの基板に、一辺が約50μm〜200μmの正方形の穴が数万から数十万個形成されており、各穴の内面には、電鋳法、ナノプリント法やスパッタ法によって鏡面コーティングが施されている。特に、特許文献2は、空中映像を多人数で様々な方向から観察できる反射型結像素子を開示している。
特許文献3に開示されている反射型結像素子は、反射型結像素子の厚さを連続的に変化させてくさび形状とし、それにより空中映像の視野角を広げている。
参考のために、特許文献1および2の開示内容の全てを本明細書に援用する。
特開2008−158114号公報 国際公開第2008/111426号 国際公開第2009/136578号
しかしながら、特許文献3に開示されている反射型結像素子は、鏡面要素を形成したガラス基板を積層した後、ワイヤーソーなどで切断して形成されているが、厚さを変化させながら切断することは製造上極めて困難である。また、切断した後、切断面を研磨するが、くさび形の反射型結像素子を鏡面研磨することも非常に困難である。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、簡便な方法で製造し得、視野角が広い空中映像が得られる反射型結像素子を提供することにある。
本発明による実施形態における反射型結像素子は、被投影物からの光を受ける受光面と、前記受光面に平行であって、前記被投影物からの光が出射する出射面とを有する第1反射型素子および第2反射型素子を備え、前記第1反射型素子は、前記被投影物からの光を、前記第1反射型素子を対称面とする面対称な位置に結像させ、前記第2反射型素子は、前記被投影物からの光を、前記第2反射型素子を対称面とする面対称な位置に結像させ、前記被投影物からの光のうち結像に寄与する光の割合を光量割合とし、前記光量割合が最も高いときの前記被投影物からの光が前記受光面に入射する角度を最大入射角度とするとき、前記第1反射型素子の最大入射角度と前記第2反射型素子の最大入射角度とは、互いに異なる。
ある実施形態において、前記第1反射型素子は、第1単位反射型素子と、前記第1単位反射型素子上に配置された第2単位反射型素子とを有し、前記第1単位反射型素子は、複数の第1鏡面要素と、複数の第1透光要素とを有し、前記複数の第1透光要素のそれぞれは前記複数の第1鏡面要素の内の隣接する2つの第1鏡面要素の間に設けられており、前記複数の第1鏡面要素および前記複数の第1透光要素は第1の方向に延設されており、前記第2単位反射型素子は、複数の第2鏡面要素と、複数の第2透光要素とを有し、前記複数の第2透光要素のそれぞれは前記複数の第2鏡面要素の内の隣接する2つの第2鏡面要素の間に設けられており、前記複数の第2鏡面要素および前記複数の第2透光要素は前記第1の方向に直交する第2の方向に延設されており、前記第2反射型素子は、第3単位反射型素子と、前記第3単位反射型素子上に配置された第4単位反射型素子とを有し、前記第3単位反射型素子は、複数の第3鏡面要素と、複数の第3透光要素とを有し、前記複数の第3透光要素のそれぞれは前記複数の第3鏡面要素の内の隣接する2つの第3鏡面要素の間に設けられており、前記複数の第3鏡面要素および前記複数の第3透光要素は前記第1の方向に延設されており、前記第4単位反射型素子は、複数の第4鏡面要素と、複数の第4透光要素とを有し、前記複数の第4透光要素のそれぞれは前記複数の第4鏡面要素の内の隣接する2つの第4鏡面要素の間に設けられており、前記複数の第4鏡面要素および前記複数の第4透光要素は前記第2の方向に延設されている。
ある実施形態において、前記第1反射型素子の厚さと前記第2反射型素子の厚さとは、互いに異なる。
ある実施形態において、前記複数の第1透光要素および前記複数の第2透光要素の少なくともいずれか一方のそれぞれの屈折率は、前記複数の第3透光要素および前記複数の第4透光要素の少なくともいずれか一方のそれぞれの屈折率と異なる。
ある実施形態において、前記第1単位反射型素子の厚さ方向の前記複数の第1鏡面要素のそれぞれの長さおよび前記第2単位反射型素子の厚さ方向の前記複数の第2鏡面要素のそれぞれの長さの少なくともいずれか一方は、前記第3単位反射型素子の厚さ方向の前記複数の第3鏡面要素のそれぞれの長さおよび前記第4単位反射型素子の厚さ方向の前記複数の第4鏡面要素のそれぞれの長さの少なくともいずれか一方と異なる。
本発明による実施形態における光学システムは、上述の反射型結像素子と、前記反射型結像素子の光入射側に配置された表示パネルとを有し、前記表示パネルの表示面に表示される映像を、前記反射型結像素子を対称面とする面対称な位置に結像する光学システムであって、前記第1反射型素子は、前記第2反射型素子よりも前記表示パネル側に位置し、前記第1反射型素子の厚さは、前記第2反射型素子の厚さより大きい。
ある実施形態において、前記複数の第1透光要素および前記複数の第2透光要素の少なくともいずれか一方のそれぞれの屈折率は、前記複数の第3透光要素および前記複数の第4透光要素の少なくともいずれか一方のそれぞれの屈折率より大きい。
ある実施形態において、前記第1単位反射型素子の厚さ方向の前記複数の第1鏡面要素のそれぞれの長さおよび前記第2単位反射型素子の厚さ方向の前記複数の第2鏡面要素のそれぞれの長さの少なくともいずれか一方は、前記第3単位反射型素子の厚さ方向の前記複数の第3鏡面要素のそれぞれの長さおよび前記第4単位反射型素子の厚さ方向の前記複数の第4鏡面要素のそれぞれの長さの少なくともいずれか一方より大きい。
本発明による他の実施形態における光学システムは、上述の反射型結像素子と、前記反射型結像素子の光入射側に配置された表示パネルとを有し、前記表示パネルの表示面に表示される映像を、前記反射型結像素子を対称面とする面対称な位置に結像する光学システムであって、前記第1反射型素子は、前記第2反射型素子よりも前記表示パネル側に位置し、前記複数の第1透光要素および前記複数の第2透光要素の少なくともいずれか一方のそれぞれの屈折率は、前記複数の第3透光要素および前記複数の第4透光要素の少なくともいずれか一方のそれぞれの屈折率より大きい。
本発明によるさらに他の実施形態における光学システムは、上述の反射型結像素子と、前記反射型結像素子の光入射側に配置された表示パネルとを有し、前記表示パネルの表示面に表示される映像を、前記反射型結像素子を対称面とする面対称な位置に結像する光学システムであって、前記第1反射型素子は、前記第2反射型素子よりも前記表示パネル側に位置し、前記第1単位反射型素子の厚さ方向の前記複数の第1鏡面要素のそれぞれの長さおよび前記第2単位反射型素子の厚さ方向の前記複数の第2鏡面要素のそれぞれの長さの少なくともいずれか一方は、前記第3単位反射型素子の厚さ方向の前記複数の第3鏡面要素のそれぞれの長さおよび前記第4単位反射型素子の厚さ方向の前記複数の第4鏡面要素のそれぞれの長さの少なくともいずれか一方より大きい。
本発明によると、簡便な方法で製造し得、視野角の広い空中映像が得られる反射型結像素子が提供される。
(a)は、本発明による実施形態における反射型結像素子100Aの模式的な斜視図であり、(b)は、反射型素子10および20の模式的な斜視図であり、(c)は、鏡面要素14a〜14dおよび透光要素15a〜15dを説明する模式的な斜視図である。 (a)および(b)は、単位反射型素子25の製造方法を説明する模式的な斜視図である。 (a)は反射型結像素子100Aおよび比較例の反射型素結像素子のそれぞれの入射角度θと光量割合との関係を説明するグラフであり、(b)は各反射型素子10〜50の入射角度θと光量割合との関係を説明するグラフである。 光学システム1000の模式的な側面図である。 本発明による他の実施形態における反射型結像素子100Bの模式的な斜視図である。 本発明によるさらに他の実施形態における反射型結像素子100Cの模式的な斜視図である。 (a)は鏡面要素14aおよび14bを説明する模式的な斜視図であり、(b)は鏡面要素14cおよび14dを説明する模式的な斜視図である。 (a)〜(c)は、反射型結像素子100Cの単位結像素子25の製造方法を説明する模式的な斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明するが、本発明は例示する実施形態に限定されない。
図1を参照して、本発明による実施形態における反射型結像素子100Aを説明する。図1(a)は、反射型結像素子100Aの模式的な斜視図である。図1(b)は、反射型素子10〜50を説明する斜視図である。図1(c)は、鏡面要素14a〜14dと透光要素15a〜15dとを説明する模式的な斜視図である。図1(a)に示すvは、表示パネル(例えば、液晶表示パネル)70からの光である。
図1(a)に示す反射型結像素子100Aは、被投影物70からの光を受ける受光面2と、受光面2に平行であって、被投影物70からの光が出射する出射面4とを有する反射型素子10および反射型素子20とを備える。反射型素子10は、被投影物70からの光を、反射型素子10を対称面とする面対称な位置に結像させる。反射型素子20は、被投影物70からの光を、反射型素子20を対称面とする面対称な位置に結像させる。被投影物70からの光のうち結像に寄与する光の割合を光量割合とし、光量割合が最も高いときの被投影物70からの光が前記受光面に入射する角度を最大入射角度とするとき、反射型素子10の最大入射角度と反射型素子20の最大入射角度とは、互いに異なる。例えば、反射型素子10の最大入射角度と反射型素子20の最大入射角度との差は、40°以下である。なお、光量割合と最大入射角度については後述する。
詳細は後述するが、このような構造を有する反射型結像素子100Aは簡便な方法で製造し得、視野角の広い空中映像が得られる。
さらに、図1(b)および図1(c)に示すように、反射型素子10は、第1単位反射型素子10aと、第1単位反射型素子10a上に配置された第2単位反射型素子10bとを有する。
第1単位反射型素子10aは、複数の第1鏡面要素14aと、複数の第1透光要素15aとを有し、複数の第1透光要素15aのそれぞれは複数の第1鏡面要素14aの内の隣接する2つの第1鏡面要素14aの間に設けられており、複数の第1鏡面要素14aおよび複数の第1透光要素15aは第1の方向L1に延設されている。
第2単位反射型素子10bは、複数の第2鏡面要素14bと、複数の第2透光要素15bとを有し、複数の第2透光要素15bのそれぞれは複数の第2鏡面要素14bの内の隣接する2つの第2鏡面要素14bの間に設けられており、複数の第2鏡面要素14bおよび複数の第2透光要素15bは第1の方向L1に直交する第2の方向L2に延設されている。
反射型素子20は、第3単位反射型素子20aと、第3単位反射型素子20a上に配置された第4単位反射型素子20bとを有する。
第3単位反射型素子20aは、複数の第3鏡面要素14cと、複数の第3透光要素15cとを有し、複数の第3透光要素15cのそれぞれは複数の第3鏡面要素14cの内の隣接する2つの第3鏡面要素14cの間に設けられており、複数の第3鏡面要素14cおよび複数の第3透光要素15cは第1の方向L1に延設されている。
第4単位反射型素子20bは、複数の第4鏡面要素14dと、複数の第4透光要素15dとを有し、複数の第4透光要素15dのそれぞれは複数の第4鏡面要素14dの内の隣接する2つの第4鏡面要素14dの間に設けられており、複数の第4鏡面要素14dおよび複数の第4透光要素15dは第2の方向L2に延設されている。
さらに、複数の第1透光要素15aおよび複数の第2透光要素15bの少なくともいずれか一方のそれぞれの屈折率は、複数の第3透光要素15cおよび複数の第4透光要素15dの少なくともいずれか一方のそれぞれの屈折率と異なることが好ましい。さらに、複数の第1透光要素15aおよび複数の第2透光要素15bのそれぞれの屈折率は、複数の第3透光要素15cおよび複数の第4透光要素15dのそれぞれの屈折率と異なることがより好ましい。
次に、反射型結像素子100Aを詳細に説明する。
図1(a)〜図1(c)に示したように、反射型結像素子100Aは、第1反射型素子10および第2反射型素子20を含む反射型素子10〜50を組み合わせて(「タイリング」という場合がある)形成されている。
反射型素子10〜50は、それぞれ互いに反射型素子10〜50の厚さのみが異なる。反射型結像素子100Aは、1つの反射型素子10と、2つの反射型素子20と、7つの反射型素子30と、3つの反射型素子40と、3つの反射型素子50とを有する。表示パネル70と反射型結像素子100Aとを用いて光学システムを構成したときに、表示パネル70側に近づくにつれて反射型素子10〜50の厚さが大きくなるように各反射型素子10〜50をタイリングして反射型結像素子100Aを構成することが好ましい。視野角がより広い空中映像が得られるからである。図1(a)に示した反射型結像素子100Aでは、おおよそ、図の右奥の角から手前の左角に行くに従って反射型素子10〜50の厚さが大きくなっている。反射型素子10の厚さは例えば1100μmである。反射型素子20の厚さは例えば1000μmである。反射型素子30の厚さは例えば900μmである。反射型素子40の厚さは例えば800μmである。反射型素子50の厚さは例えば700μmである。つまり、反射型結像素子10、反射型結像素子20、反射型結像素子30、反射型結像素子40、反射型結像素子50の順に厚さが小さくなっている。
図1(c)に示したように、複数の透光要素15a〜15dのそれぞれは、例えば直方体形状を有し、例えばガラス材料から形成されている。それぞれの複数の透光要素15a〜15dの1面に鏡面要素14a〜14dが形成されている。鏡面要素14a〜14dは、例えばアルミニウム(Al)から形成されている。図1(b)に示したように、各単位反射型素子10a、10b、20aおよび20b(以下、単位反射型素子25という)において、鏡面要素14a〜14dと透光要素15a〜15dとは交互にストライプ状に配列されている。
各透光要素15a〜15dは、幅a、厚さb、および長さXを有する。幅aは、例えば50μm以上1500μm以下である。幅aが小さくなるほど空中映像が高精細化する。厚さbは、例えば150μm以上10000μm以下である。厚さbは後述する光量割合に影響を与え、高い光量割合が得られるように設定することが好ましい。なお、幅aおよび厚さbは、b>aの関係を満たす。長さXは用いる用途により適宜決めればよい。反射型結像素子100Aにおいて、幅aは300μmであり、透光要素15a〜15dを含む全ての透光要素の屈折率nはそれぞれ例えば1.5である。厚さbは、上述した各反射型素子10〜50の厚さとなるように設定した。
次に、図2を参照しながら単位反射型素子25の製造方法を説明する。図2(a)および図2(b)は単位反射型素子25の製造方法を説明するための模式的な斜視図である。
まず、透光性の基板(例えば、ガラス基板)26の上に、上述した鏡面要素14a〜14dとなる金属薄膜(例えばアルミニウム薄膜)を例えばスパッタ法などに形成する。金属薄膜の厚さは例えば200nmである。そのような金属薄膜が形成された基板26を、透光性の基板26の間に金属薄膜が挟まれるように基板26を何層も重ねて、図2(a)に示すような積層構造体56を形成する。
次に、図2(b)に示すように、透光性の基板26の金属薄膜が形成された面に対して垂直な方向から、ワイヤーソーなどを用いて積層構造体56を切断して、単位反射型素子25を形成する。この時の切断ピッチにより、単位反射型素子25の厚さbが決まり、所望の厚さの単位反射型素子25を容易に得られる。
互いに厚さの異なる単位反射型素子25を組み合わせて、反射型結像素子100Aは得られる。従って、特許文献3に開示されている反射型結像素子のようにくさび形に切断しなくてもよいので、簡便な方法により反射型結像素子100Aを製造し得る。
次に、図3を参照しながら、反射型結像素子100Aの光学特性を説明する。図3(a)は、比較例の反射型結像素子および反射型結像素子100Aのそれぞれを用いた光学システムにおける光量割合と入射角度θとの関係を示したグラフである。グラフの破線は比較例の反射型結像素子を用いた光学システムにおける光量割合と入射角度θとの関係を示すグラフである。比較例の反射型結像素子とは、全面にわたり厚さが均一な反射型結像素子である。グラフの実線は反射型結像素子100Aを形成する厚みの異なる反射型素子をさらに増やした場合の光学システムにおける光量割合と入射角度θとの関係を示すグラフである。入射角度θとは、被投影物(例えば、表示パネル)からの光が各反射型結像素子に入射する角度である。光量割合とは、被投影物からの光のうち空中に結像された光の割合である。従って、光量割合が1に近いほど、非投影物からの光を効率良く結像させており、得られる空中映像の視認性が高い。また、光量割合が0.5以上であれば、得られる空中映像の視認性はよい。
図3(a)から分かるように、比較例の反射型結像素子において、光量割合が0.5以上となる入射角度θはおおよそ10°以上45°以下である。一方、反射型結像素子100Aにおいては、光量割合が0.5以上となる入射角度θは10°以上65°以下である。
反射型結像素子を用いた光学システムにおいて得られる空中映像の視野角は、入射角度θによって決まる。従って、視認性の高い空中映像が得られる入射角度θの範囲が広いほど空中映像の視野角は大きくなるので、反射型結像素子100Aを用いると、得られる空中映像の視野角は大きくなる。
次に、図3(b)を参照しながら反射型結像素子100Aが有するそれぞれの反射型素子10〜50の光学特性を説明する。図3(b)は、各反射型素子10〜50の入射角度θと光量割合との関係を説明するグラフである。線T1は、反射型素子10の入射角度θと光量割合との関係を表すグラフである。線T2は、反射型素子20の入射角度θと光量割合との関係を表すグラフである。線T3は、反射型素子30の入射角度θと光量割合との関係を表すグラフである。線T4は、反射型素子40の入射角度θと光量割合との関係を表すグラフである。線T5は、反射型素子50の入射角度θと光量割合との関係を表すグラフである。
図3(b)から分かるように、各反射型素子10〜50の光量割合が最大(光量割合が1のとき)のときの入射角度(最大入射角度)は、それぞれ互いに異なる。具体的には、反射型素子10の最大入射角度は33°であり、反射型素子20の最大入射角度は36°であり、反射型素子30の最大入射角度は40°であり、反射型素子40の最大入射角度は45°であり、反射型素子50の最大入射角度は51°である。
このように、反射型結像素子100Aは、最大入射角度がそれぞれ互いに異なる反射型素子10〜50を有し、空中映像の広視野角化を実現している。
次に、反射型結像素子100Aを有する光学システム1000を図4を参照しながら説明する。図4は、光学システム1000の模式的な側面図である。図4のHは観察者であり、θは図3で説明した入射角度である。
光学システム1000は、反射型結像素子100Aと、反射型結像素子100Aの光入射側に配置された表示パネル70とを有し、表示パネル70の表示面に表示される映像を、反射型結像素子100Aを対称面とする面対称な位置に結像する光学システムである。上述の反射型素子10(図4には不図示)は、反射型素子20(図4には不図示)よりも表示パネル70側に位置し、反射型素子10の厚さは、反射型素子20の厚さより大きい。上述したように表示パネル70に近いほど反射型素子10〜50の厚さが厚くなるように、各反射型素子10〜50が配置されている。なお、光量割合が最も高くなるときの入射角度θと、各透光要素15a〜15dの幅a、厚さb、および屈折率nとの関係は式(1)を満たす。
Figure 2013167667
このような光学システム1000では、視野角の広い空中映像80が得られる。
次に、図5を参照しながら、本発明による他の実施形態による反射型結像素子100Bを説明する。図5は反射型結像素子100Bの模式的な斜視図である。反射型結像素子100Aと共通する構成要素には同じ参照符号を付し、説明の重複を避ける。
反射型結像素子100Bも反射型素子10〜50を有する。しかしながら、反射型結像素子100Aとは異なり、各反射型素子10〜50の厚さはそれぞれ同じであり、さらに、複数の第1透光要素15aおよび複数の第2透光要素15bの少なくともいずれか一方のそれぞれの屈折率は、複数の第3透光要素15cおよび複数の第4透光要素15dの少なくともいずれか一方のそれぞれの屈折率と異なる。また、複数の第1透光要素15aおよび複数の第2透光要素15bのそれぞれの屈折率は、複数の第3透光要素15cおよび複数の第4透光要素15dのそれぞれの屈折率と異なることがより好ましい。
反射型結像素子100Bにおいて、複数の第1透光要素15aおよび複数の第2透光要素15bの屈折率はそれぞれ例えば1.7であり、複数の第3透光要素15cおよび複数の第4透光要素15dの屈折率はそれぞれ例えば1.6である。さらに、反射型結像素子100Bにおいて、反射型素子30が有するすべての透光要素の屈折率は例えば1.5であり、反射型素子40が有する全て透光要素の屈折率は例えば1.4であり、反射型素子50が有する全ての透光要素の屈折率は例えば1.3である。つまり、反射型素子10、反射型素子20、反射型素子30、反射型素子40、反射型素子50の順で各反射型素子10〜50のそれぞれが有する全ての透光要素の屈折率は小さくなっている。なお、反射型結像素子100Bにおいて、反射型結像素子100Aのように各反射型素子10〜50の厚さを互いに異ならせてもよい。
反射型結像素子100Aの代わりに反射型結像素子100Bを用いた光学システム1000においても、図3(a)で示したグラフで示したような視野角の広い空中映像が得られる。このとき、反射型結像素子100Bの反射型素子10は、反射型素子20よりも表示パネル70側に位置することが好ましい。反射型素子10、反射型素子20、反射型素子30、反射型素子40、反射型素子50の順に表示パネル70側に位置するように反射型素子10〜50が配置されている。つまり、反射型素子10は表示パネル70に最も近い位置にあり、反射型素子50が表示パネル70から最も遠い位置にある。
次に、図6〜図8を参照しながら、本発明によるさらに他の実施形態による反射型結像素子100Cを説明する。図6は反射型結像素子100Cの模式的な斜視図である。図7(a)は、反射型素子10が有する鏡面要素14aおよび14bを説明するための模式的な斜視図であり、図7(b)は、反射型素子20が有する鏡面要素14cおよび14dを説明するための模式的な斜視図である。反射型結像素子100Aと共通する構成要素には同じ参照符号を付し、説明の重複を避ける。
反射型結像素子100Cも反射型素子10〜50を有する。しかしながら、反射型結像素子100Aとは異なり、各反射型素子10〜50の厚さはそれぞれ同じである。さらに、第1単位反射型素子10aの厚さ方向の複数の第1鏡面要素14aのそれぞれの長さcおよび第2単位反射型素子20aの厚さ方向の複数の第2鏡面要素14bのそれぞれの長さcの少なくともいずれか一方は、第3単位反射型素子10bの厚さ方向の複数の第3鏡面要素14cのそれぞれの長さcおよび第4単位反射型素子20bの厚さ方向の複数の第4鏡面要素14dのそれぞれの長さcの少なくともいずれか一方と異なる。また、第1単位反射型素子10aの厚さ方向の複数の第1鏡面要素14aのそれぞれの長さcおよび第2単位反射型素子20aの厚さ方向の複数の第2鏡面要素14bのそれぞれの長さcは、第3単位反射型素子10bの厚さ方向の複数の第3鏡面要素14cのそれぞれの長さcおよび第4単位反射型素子20bの厚さ方向の複数の第4鏡面要素14dのそれぞれの長さcと異なっていることがより好ましい。
反射型結像素子100Cにおいて、第1単位反射型素子10aの厚さ方向の複数の第1鏡面要素14aのそれぞれの長さcおよび第2単位反射型素子20aの厚さ方向の複数の第2鏡面要素14bのそれぞれの長さcは、例えば1100μmである。第3単位反射型素子10bの厚さ方向の複数の第3鏡面要素14cのそれぞれの長さcおよび第4単位反射型素子20bの厚さ方向の複数の第4鏡面要素14dのそれぞれの長さcは、例えば1000μmである。さらに、反射型結像素子100Cにおいて、反射型素子30が有する単位反射型素子の厚さ方向の複数の鏡面要素のそれぞれの長さcは例えば900μmであり、反射型素子40が有する単位反射型素子の厚さ方向の複数の鏡面要素のそれぞれの長さcは例えば800μmであり、反射型素子50が有する単位反射型素子の厚さ方向の複数の鏡面要素のそれぞれの長さcは例えば700μmである。なお、反射型結像素子100Cにおいて、反射型結像素子100Aのように各反射型素子10〜50の厚さを互いに異ならせてもよいし、反射型結像素子100Bのように各反射型素子10〜50が有する透光要素の屈折率を異ならせてもよいし、これらを組み合わせてもよい。
反射型結像素子100Aの代わりに反射型結像素子100Cを用いた光学システム1000においても、図3で示したグラフのような視野角の広い空中映像が得られる。このとき、反射型結像素子100Bの反射型素子10は、反射型素子20よりも表示パネル70側に位置することが好ましい。反射型素子10、反射型素子20、反射型素子30、反射型素子40、反射型素子50の順に表示パネル70側に位置するように反射型素子10〜50が配置されている。つまり、反射型素子10は表示パネル70に最も近い位置にあり、反射型素子50が表示パネル70から最も遠い位置にある。なお、反射型結像素子100Cを用いた場合、光量割合が最も高くなるときの入射角度θと、各透光要素15a〜15dの幅aおよび屈折率n、鏡面要素の14a〜14dの長さc(図7(a)および図7(b)参照)との関係は式(2)を満たす。
Figure 2013167667
次に、図8を参照しながら、反射型結像素子100Cが有する単位反射型素子の製造方法を説明する。図8(a)〜(c)は、単位反射型素子の製造方法を説明する模式的な斜視図である。反射型結像素子100Aと共通する構成要素には同じ参照符号を付し、説明の重複を避ける。
図8(a)に示すように、透光性の基板(例えば、ガラス基板)26の上に、上述した鏡面要素14a〜14dとなる金属薄膜(例えばアルミニウム薄膜)を例えばスパッタ法などで形成する。この後、フォトリソグラフィ法などを用いて、金属薄膜を例えば長方形状パターニングする。パターニングされた金属薄膜の形状は、長方形に限らず、台形やそれ以外の形状でもよい。金属薄膜をパターニングにより所望の幅を有するストライプ状の鏡面要素14a〜14dが形成される。そのようなストライプ状の鏡面要素14a〜14dが形成された基板26を、透光性の基板26の間にストライプ状の鏡面要素14a〜14dが挟まれるように基板26を何層も重ねて、図8(b)に示すような積層構造体56を形成する。
次に、図8(c)に示すように、図8(c)に示された破線に沿って、ワイヤーソーなどを用いて積層構造体56を切断して、単位反射型素子25を形成する。この時の切断の仕方により、単位反射型素子25の厚さbが決まり、所望の厚さの単位反射型素子25を容易に得られる。
互いに鏡面要素14a〜14dの長さcの異なる単位反射型素子25を組み合わせて、反射型結像素子100Cは得られる。従って、特許文献3に開示されている反射型結像素子のようにくさび形に切断しなくてもよいので、簡便な方法により反射型結像素子100Cを製造し得る。
以上、本発明の実施形態による反射型光学素子は、簡便な方法で製造でき、これを用いた光学システムにおいて視野角の広い空中映像が得られる。
本発明は、空間に被投影物の像を結像させることができる反射型結像素子と、表示パネルとを有する光学システムに、広く適用することができる。
2 受光面
4 出射面
10、20、30、40、50 反射型素子
10a、10b、20a、20b、25 単位反射型素子
14a、14b、14c、14d 鏡面要素
15a、15b、15c、15d 透光要素
70 被投影物(表示パネル)
100A 反射型結像素子
v 光
a、X 幅
2b 厚さ
L1、L2 方向

Claims (10)

  1. 被投影物からの光を受ける受光面と、前記受光面に平行であって、前記被投影物からの光が出射する出射面とを有する第1反射型素子および第2反射型素子を備え、
    前記第1反射型素子は、前記被投影物からの光を、前記第1反射型素子を対称面とする面対称な位置に結像させ、
    前記第2反射型素子は、前記被投影物からの光を、前記第2反射型素子を対称面とする面対称な位置に結像させ、
    前記被投影物からの光のうち結像に寄与する光の割合を光量割合とし、前記光量割合が最も高いときの前記被投影物からの光が前記受光面に入射する角度を最大入射角度とするとき、
    前記第1反射型素子の最大入射角度と前記第2反射型素子の最大入射角度とは、互いに異なる、反射型結像素子。
  2. 前記第1反射型素子は、第1単位反射型素子と、前記第1単位反射型素子上に配置された第2単位反射型素子とを有し、
    前記第1単位反射型素子は、複数の第1鏡面要素と、複数の第1透光要素とを有し、前記複数の第1透光要素のそれぞれは前記複数の第1鏡面要素の内の隣接する2つの第1鏡面要素の間に設けられており、前記複数の第1鏡面要素および前記複数の第1透光要素は第1の方向に延設されており、
    前記第2単位反射型素子は、複数の第2鏡面要素と、複数の第2透光要素とを有し、前記複数の第2透光要素のそれぞれは前記複数の第2鏡面要素の内の隣接する2つの第2鏡面要素の間に設けられており、前記複数の第2鏡面要素および前記複数の第2透光要素は前記第1の方向に直交する第2の方向に延設されており、
    前記第2反射型素子は、第3単位反射型素子と、前記第3単位反射型素子上に配置された第4単位反射型素子とを有し、
    前記第3単位反射型素子は、複数の第3鏡面要素と、複数の第3透光要素とを有し、前記複数の第3透光要素のそれぞれは前記複数の第3鏡面要素の内の隣接する2つの第3鏡面要素の間に設けられており、前記複数の第3鏡面要素および前記複数の第3透光要素は前記第1の方向に延設されており、
    前記第4単位反射型素子は、複数の第4鏡面要素と、複数の第4透光要素とを有し、前記複数の第4透光要素のそれぞれは前記複数の第4鏡面要素の内の隣接する2つの第4鏡面要素の間に設けられており、前記複数の第4鏡面要素および前記複数の第4透光要素は前記第2の方向に延設されている、請求項1に記載の反射型結像素子。
  3. 前記第1反射型素子の厚さと前記第2反射型素子の厚さとは、互いに異なる、請求項1または2に記載の反射型結像素子。
  4. 前記複数の第1透光要素および前記複数の第2透光要素の少なくともいずれか一方のそれぞれの屈折率は、前記複数の第3透光要素および前記複数の第4透光要素の少なくともいずれか一方のそれぞれの屈折率と異なる、請求項2または3に記載の反射型結像素子。
  5. 前記第1単位反射型素子の厚さ方向の前記複数の第1鏡面要素のそれぞれの長さおよび前記第2単位反射型素子の厚さ方向の前記複数の第2鏡面要素のそれぞれの長さの少なくともいずれか一方は、前記第3単位反射型素子の厚さ方向の前記複数の第3鏡面要素のそれぞれの長さおよび前記第4単位反射型素子の厚さ方向の前記複数の第4鏡面要素のそれぞれの長さの少なくともいずれか一方と異なる、請求項2から4のいずれかに記載の反射型結像素子。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の反射型結像素子と、
    前記反射型結像素子の光入射側に配置された表示パネルとを有し、
    前記表示パネルの表示面に表示される映像を、前記反射型結像素子を対称面とする面対称な位置に結像する光学システムであって、
    前記第1反射型素子は、前記第2反射型素子よりも前記表示パネル側に位置し、
    前記第1反射型素子の厚さは、前記第2反射型素子の厚さより大きい、光学システム。
  7. 前記複数の第1透光要素および前記複数の第2透光要素の少なくともいずれか一方のそれぞれの屈折率は、前記複数の第3透光要素および前記複数の第4透光要素の少なくともいずれか一方のそれぞれの屈折率より大きい、請求項6に記載の光学システム。
  8. 前記第1単位反射型素子の厚さ方向の前記複数の第1鏡面要素のそれぞれの長さおよび前記第2単位反射型素子の厚さ方向の前記複数の第2鏡面要素のそれぞれの長さの少なくともいずれか一方は、前記第3単位反射型素子の厚さ方向の前記複数の第3鏡面要素のそれぞれの長さおよび前記第4単位反射型素子の厚さ方向の前記複数の第4鏡面要素のそれぞれの長さの少なくともいずれか一方より大きい、請求項6または7に記載の光学システム。
  9. 請求項4に記載の反射型結像素子と、
    前記反射型結像素子の光入射側に配置された表示パネルとを有し、
    前記表示パネルの表示面に表示される映像を、前記反射型結像素子を対称面とする面対称な位置に結像する光学システムであって、
    前記第1反射型素子は、前記第2反射型素子よりも前記表示パネル側に位置し、
    前記複数の第1透光要素および前記複数の第2透光要素の少なくともいずれか一方のそれぞれの屈折率は、前記複数の第3透光要素および前記複数の第4透光要素の少なくともいずれか一方のそれぞれの屈折率より大きい、光学システム。
  10. 請求項5に記載の反射型結像素子と、
    前記反射型結像素子の光入射側に配置された表示パネルとを有し、
    前記表示パネルの表示面に表示される映像を、前記反射型結像素子を対称面とする面対称な位置に結像する光学システムであって、
    前記第1反射型素子は、前記第2反射型素子よりも前記表示パネル側に位置し、
    前記第1単位反射型素子の厚さ方向の前記複数の第1鏡面要素のそれぞれの長さおよび前記第2単位反射型素子の厚さ方向の前記複数の第2鏡面要素のそれぞれの長さの少なくともいずれか一方は、前記第3単位反射型素子の厚さ方向の前記複数の第3鏡面要素のそれぞれの長さおよび前記第4単位反射型素子の厚さ方向の前記複数の第4鏡面要素のそれぞれの長さの少なくともいずれか一方より大きい、光学システム。
JP2012029208A 2012-02-14 2012-02-14 反射型結像素子および光学システム Active JP5921243B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012029208A JP5921243B2 (ja) 2012-02-14 2012-02-14 反射型結像素子および光学システム
US14/378,149 US9645403B2 (en) 2012-02-14 2013-02-13 Reflective imaging element and optical system
PCT/JP2013/053358 WO2013122085A1 (ja) 2012-02-14 2013-02-13 反射型結像素子および光学システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012029208A JP5921243B2 (ja) 2012-02-14 2012-02-14 反射型結像素子および光学システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013167667A true JP2013167667A (ja) 2013-08-29
JP5921243B2 JP5921243B2 (ja) 2016-05-24

Family

ID=48984195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012029208A Active JP5921243B2 (ja) 2012-02-14 2012-02-14 反射型結像素子および光学システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9645403B2 (ja)
JP (1) JP5921243B2 (ja)
WO (1) WO2013122085A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9864178B2 (en) * 2013-04-12 2018-01-09 Sharp Kabushiki Kaisha Reflection imaging device and method of producing reflection imaging device
TWI471610B (zh) * 2013-07-02 2015-02-01 Chunghwa Picture Tubes Ltd 立體顯示裝置
JP6773393B2 (ja) * 2015-03-18 2020-10-21 コニカミノルタ株式会社 光学素子の製造方法およびマイクロミラーアレイの製造方法
WO2017146017A1 (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 コニカミノルタ株式会社 結像素子およびその製造方法
KR20210134364A (ko) * 2019-05-15 2021-11-09 안후이 이스피드 테크놀로지 컴퍼니 리미티드 광도파로 유닛, 어레이 및 평판렌즈
EP3926373B1 (en) * 2019-06-26 2024-04-24 Anhui Easpeed Technology Co., Ltd. Optical waveguide unit, optical waveguide array, and flat lens

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009131128A1 (ja) * 2008-04-22 2009-10-29 Fujishima Tomohiko 光学結像装置及びそれを用いた光学結像方法
WO2009136578A1 (ja) * 2008-05-09 2009-11-12 パイオニア株式会社 空間映像表示装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH095503A (ja) * 1995-06-23 1997-01-10 Nittetsu Elex Co Ltd 光学結像装置
JP4734652B2 (ja) 2006-12-21 2011-07-27 独立行政法人情報通信研究機構 光学システム
WO2008111426A1 (ja) 2007-03-05 2008-09-18 National Institute Of Information And Communications Technology 多視点空中映像表示素子

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009131128A1 (ja) * 2008-04-22 2009-10-29 Fujishima Tomohiko 光学結像装置及びそれを用いた光学結像方法
WO2009136578A1 (ja) * 2008-05-09 2009-11-12 パイオニア株式会社 空間映像表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20150029585A1 (en) 2015-01-29
US9645403B2 (en) 2017-05-09
WO2013122085A1 (ja) 2013-08-22
JP5921243B2 (ja) 2016-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5921243B2 (ja) 反射型結像素子および光学システム
JP5437436B2 (ja) 光学結像装置
US8941800B2 (en) Reflective image forming element and optical system
JP6452815B2 (ja) 画像表示装置
US10067369B2 (en) Display apparatus with a prism module including a corner prism set disposed on a corner region
JP6405462B2 (ja) 画像表示装置
WO2012133403A1 (ja) 反射型結像素子、反射型結像素子の製造方法、および光学システム
JP5462443B2 (ja) 反射スクリーン、表示装置及び移動体
JP2018081138A (ja) 画像表示装置
US20120081788A1 (en) Display device
JP2012155345A5 (ja)
WO2011136214A1 (ja) 光学システム
JP2013109211A (ja) 空間映像表示装置
JP2008310259A (ja) 光路偏向板、面光源装置及び透過型画像表示装置
JP2008003172A (ja) 反射型立体表示スクリーン、反射型立体表示システム
JP6953728B2 (ja) スクリーン、映像表示装置
US9513486B2 (en) Optical imaging apparatus
JP4498987B2 (ja) 照明装置及び表示装置
JP6593201B2 (ja) スクリーン、映像表示装置
JP2002107833A (ja) スクリーンとそれを用いた立体表示システム
JP5667729B2 (ja) 光学結像装置
JP2015166845A (ja) 光学結像素子及びその製造方法
JP2013167670A (ja) 反射型結像素子、反射型結像素子の製造方法、および光学システム
JP2014139596A (ja) 指向性反射スクリーン、画層表示装置
JP5318242B2 (ja) 反射型面対称結像素子の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150929

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5921243

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150