JP2016168812A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流路基板のサイズアップを抑えつつ、圧電素子の特性検査用の端子部の面積を大きくすることが可能な液体吐出装置を提供する。
【解決手段】第1流路基板22には、第1方向に配列された複数の圧電素子40と、第1方向における一方側において圧電素子40と並ぶ検査用圧電素子41が配置されている。複数の圧電素子40からは、前記第1方向と直交する第2方向に、複数の個別配線55がそれぞれ引き出されている。第1方向における一方側に位置する一部の圧電素子40に接続された個別配線55は、第1方向と第2方向の両方と交差する方向に沿って、第1方向の他方側に向けて延びている。検査用圧電素子41から第2方向に引き出された端子部57の少なくとも一部分は、検査用圧電素子41よりも第1方向における前記他方側に位置している。
【選択図】図3

Description

本発明は、液体を吐出する液体吐出装置に関する。
特許文献1には、複数のノズルからそれぞれインクを吐出する液体吐出ヘッドを備えた、インクジェット記録装置が開示されている。特許文献1の液体吐出ヘッドは、ノズルプレートと、ノズルプレートに接合された流路形成基板と、流路形成基板の、ノズルプレートとは反対側の面に設けられた複数の圧電素子とを有する。
ノズルプレートには、所定のノズル配列方向に沿って配列された複数のノズルが形成されている。流路形成基板には、複数のノズルに対応して前記ノズル配列方向に沿って配列された複数の圧力室が形成されている。複数の圧力室は振動膜(弾性膜)によって覆われている。複数の圧電素子は、流路形成基板の振動膜の上に、複数の圧力室にそれぞれ対応して設けられ、複数の圧力室と同様に前記ノズル配列方向に沿って配列されている。
流路形成基板には、複数の圧電素子の個別電極から、前記ノズル配列方向と交差する方向にそれぞれ引き出された複数の配線(導電パターン)が形成されている。尚、複数の配線の延在方向は、ノズル配列方向における位置に応じて傾きが変化して、複数の配線は、全体的に扇形となるように配置されている。具体的には、ノズル配列方向の中央側に位置する配線の延在方向は、ノズル配列方向とほぼ直交する一方で、ノズル配列方向の端側に位置する配線の延在方向は、ノズル配列方向と直交する方向に対して傾いている。複数の配線の端部にはCOF(フレキシブル基板)が接合されている。これにより、複数の圧電素子と、COFに実装されたドライバICとが電気的に接続されている。
特開2011−67998号公報
上記特許文献1に開示されているような液体吐出ヘッドにおいて、各圧電素子の特性(例えば、圧電素子によって変形する振動膜の変位、圧電素子の共振周波数や静電容量等)を検査することが可能になっていると、製造段階や検査段階において、各ヘッドの性能評価や不良品検出などを容易に行える。また、上記の特性検査では、測定対象の圧電素子から引き出された配線にプローブを当てて圧電素子に電圧を印加することができれば、検査が簡便になるため好ましい。
しかし、近年のインクジェットヘッドでは、小型化等の観点から、各圧電素子から引き出される配線の幅は狭く、また、配線間のピッチも小さくなっている。また、配線の先端部に設けられた、COFと接続される部分の面積も小さい。それゆえ、特性検査の際に、圧電素子から引き出された、COFとの接続のための配線に、プローブを当てることが難しくなっている。従って、ノズルから液体を吐出させる圧電素子の特性を、直接的に検査することは容易ではない。
そこで、ノズルから液体を吐出させるための圧電素子とは別に、特性を検査するための専用の圧電素子と、この特性検査用の圧電素子に接続され、プローブを接触させるための端子部とを流路形成基板に設けることが考えられる。ここで、上記の特性検査用の端子部は、プローブを当てることを容易にするために面積をできるだけ大きくしたい。しかし、端子部の面積を大きくすることによって、流路形成基板の平面的なサイズが大きくなると、コストアップに繋がる。
本発明の目的は、流路基板のサイズアップを抑えつつ、圧電素子の特性検査用の端子部の面積を大きくすることが可能な液体吐出装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の液体吐出装置は、第1方向に沿って配列された複数のノズルが形成されたノズルプレートと、前記ノズルプレートに積層され、且つ、前記複数のノズルにそれぞれ連通し前記第1方向に配列された複数の第1圧力室と、前記複数の第1圧力室よりも前記第1方向における一方側において前記第1圧力室と並んで配置された第2圧力室と、前記複数の第1圧力室及び前記第2圧力室を覆う振動膜と、を有する流路基板と、前記流路基板の前記ノズルプレートとは反対側の面において、前記複数の第1圧力室にそれぞれ対応して前記第1方向に配列された複数の第1圧電素子と、前記流路基板の前記ノズルプレートとは反対側の面において、前記第2圧力室に対応して、前記複数の第1圧電素子よりも前記第1方向における前記一方側において前記第1圧電素子と並んで配置された第2圧電素子と、前記流路基板の前記ノズルプレートとは反対側の面において、前記複数の第1圧電素子から、前記第1方向と直交する第2方向における一方側にそれぞれ引き出された複数の個別配線と、前記流路基板の前記ノズルプレートとは反対側の面において、前記第2圧電素子から前記第2方向の前記一方側に引き出された第1端子部と、を有し、
少なくとも、前記第1方向における前記一方側に位置する一部の前記第1圧電素子に接続された前記個別配線は、前記第1圧電素子から、前記第1方向及び第2方向の両方とそれぞれ交差する方向に沿って、前記第1方向の他方側へ向けて延び、前記第1端子部の少なくとも一部分が、前記第2圧電素子よりも前記第1方向における前記他方側に位置していることを特徴とするものである。
複数のノズルにそれぞれ連通する複数の第1圧力室は、ノズルの配列に従って第1方向に配列されている。さらに、複数の圧力室にそれぞれ対応する複数の第1圧電素子も、第1方向に配列されている。第1圧電素子は、第1圧力室を覆う振動膜を変位させることにより、ノズルから液体を吐出させるためのものである。また、第1方向における一方側の端に位置する第1圧電素子に隣接して、第2圧力室に対応した第2圧電素子が配置されている。そして、第2圧電素子に接続された第1端子部にプローブを当てて、第2圧電素子に電圧を印加することで、第2圧力室を覆う振動膜を変位させて測定することができる。また、振動膜の変位の他、第2圧電素子の共振周波数や静電容量を測定することも可能である。このように、第2圧電素子についての様々な特性を測定することにより、第1圧電素子の特性を評価(推定)することができる。
さらに、第1方向における一方側に配置されている一部の第1圧電素子から引き出された個別配線は、圧電素子の配列方向である第1方向と、その直交方向である第2方向の両方と、交差した方向に沿って、第1方向における他方側(第2圧電素子とは反対側)に延びている。このように、第1方向における端に位置する第1圧電素子から引き出された個別配線が、第1方向における他方側に向けて、第2方向に対して斜めに延びている。個別配線が前記他方側に向けて斜めに延びていることにより、この個別配線よりも前記一方側に空いた領域が形成される。そこで、本発明では、上記の空いた領域に、第2圧電素子から引き出された第1端子部が配置され、さらに、第1端子部の少なくとも一部分が第2圧電素子よりも前記他方側に位置した構成となっている。これにより、流路基板のサイズアップを抑えつつ、第1端子部の面積を大きくすることができる。
本実施形態に係るプリンタの概略的な平面図である。 ヘッドユニットの平面図である。 ヘッドユニットの平面図(保護部材概略図示)ある。 図3のA部拡大図である。 図4のV-V線断面図である。 図4のVI-VI線断面図である。 変更形態のヘッドユニットの平面図である。 別の変更形態のヘッドユニットの平面図である。 別の変更形態のヘッドユニットの平面図である。 別の変更形態のヘッドユニットの平面図である。 別の変更形態のヘッドユニットの平面図である。 別の変更形態のヘッドユニットの平面図である。 別の変更形態のヘッドユニットの平面図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るプリンタの概略的な平面図である。尚、図1に示す前後左右の各方向をプリンタの「前」「後」「左」「右」と定義する。また、図1の紙面手前側を「上」、紙面向こう側を「下」とそれぞれ定義する。以下では、前後左右上下の各方向語を適宜使用して説明する。
(プリンタの概略構成)
図1に示すように、インクジェットプリンタ1は、プラテン2と、キャリッジ3と、インクジェットヘッド4と、カートリッジホルダ5と、搬送機構6と、制御装置7等を備えている。
プラテン2の上面には、被記録媒体である記録用紙100が載置される。キャリッジ3は、プラテン2と対向する領域において2本のガイドレール11,12に沿って左右方向(以下、走査方向ともいう)に往復移動可能に構成されている。キャリッジ3には無端ベルト13が連結されており、キャリッジ駆動モータ14が駆動されて無端ベルト13が走行することで、キャリッジ3が走査方向に移動する。
インクジェットヘッド4はキャリッジ3に搭載されており、キャリッジ3とともに走査方向に移動可能である。インクジェットヘッド4(本発明の液体吐出装置)は、走査方向に並ぶ4つのヘッドユニット20を備えている。各ヘッドユニット20は、その下面(図1の紙面向こう側の面)に複数のノズル25(図3〜図5参照)を有する。尚、インクジェットヘッド4のヘッドユニット20の詳細構成については後述する。
カートリッジホルダ5には、4色(ブラック、イエロー、シアン、マゼンタ)のインクカートリッジ15が、それぞれ取り外し可能に装着される。各インクカートリッジ15は、図示しないチューブによって、対応するヘッドユニット20とそれぞれ接続されている。インクカートリッジ15のインクは、チューブを介してヘッドユニット20に供給される。キャリッジ3の移動と合わせてヘッドユニット20の複数のノズル25から、プラテン2上の記録用紙100へ向けてインクが吐出される。
搬送機構6は、前後方向にプラテン2を挟むように配置された2つの搬送ローラ16,17を有する。2つの搬送ローラ16,17は、図示しない搬送モータによって互いに同期して駆動され、記録用紙100を前方(以下、搬送方向ともいう)に搬送する。
制御装置7は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び、各種制御回路を含むASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を備える。制御装置7は、ROMに格納されたプログラムをCPUで実行することにより、ASICに、記録用紙100への印刷処理などの各種処理を実行させる。例えば、印刷処理においては、制御装置7は、PC等の外部装置から入力された印刷指令に基づいて、インクジェットヘッド4やキャリッジ駆動モータ14、搬送機構6の搬送モータ等を制御して、記録用紙100に画像等を印刷させる。より具体的には、キャリッジ3とともにインクジェットヘッド4を走査方向に移動させながらインクを吐出させるインク吐出動作と、搬送ローラ16,17によって記録用紙100を搬送方向に所定量搬送する搬送動作とを、交互に行わせる。
(インクジェットヘッドのヘッドユニットの詳細構成)
次に、インクジェットヘッド4のヘッドユニット20について説明する。尚、本実施形態の4つのヘッドユニット20は、全て同じ構成を有するものであるため、そのうちの1つについて説明を行う。図2、図3は、ヘッドユニット20の平面図である。但し、図3では、図2では実線で明確に示されている保護部材60が、二点鎖線で概略的に示されている。図4は、図3のA部拡大図である。図5は、図4のV-V線断面図である。図6は、図4のVI-VI線断面図である。図2〜図6に示すように、ヘッドユニット20は、ノズルプレート21、第1流路基板22、及び、第2流路基板23、圧電アクチュエータ24などを備えている。
(流路部材:ノズルプレート、第1流路基板、及び、第2流路基板)
まず、ノズルプレート21、第1流路基板22、及び、第2流路基板23について説明する。それぞれインク流路が形成された流路部材であり、例えば、シリコン単結晶基板を好適に用いることができる。図5、図6に示すように、これら3つの流路部材は、下から、ノズルプレート21、第2流路基板23、第1流路基板22の順に積層されている。
ノズルプレート21には、複数のノズル25が形成されている。図3に示すように、複数のノズル25は、搬送方向(本発明の第1方向)に配列されて、走査方向(本発明の第2方向)に並ぶ2つのノズル列を構成している。また、左右のノズル列の間では、ノズル25の位置が、各ノズル列におけるノズル25の配列間隔の半分(P/2)だけ搬送方向にずれている。即ち、複数のノズル25は、2列の千鳥状に等間隔で配列されている。
第1流路基板22(本発明の流路基板)には、複数のノズル25にそれぞれ対応した複数の圧力室26が形成されている。複数の圧力室26は、搬送方向にP/2の等ピッチで並び、走査方向に並ぶ2つの圧力室列28a,28bを構成している。
左側の圧力室列28aは、複数の圧力室26a(本発明の第1圧力室)に加えて、搬送方向における両側にそれぞれ2つの検査用圧力室27(本発明の第2圧力室)を有する。圧力室26と検査用圧力室27は、共に、走査方向に長い矩形の平面形状を有し、平面的な大きさも同一である。また、複数の圧力室26のうちの前後両端に位置する圧力室26と、検査用圧力室27との間の距離は、複数の圧力室26の配列間隔(=ノズル25の配列間隔P)に等しい。尚、左側の圧力室列28aを構成する各圧力室26は、その走査方向における内側(右側)の端部においてノズル25と重なって配置され、次述の第2流路基板23に形成された連通孔34(図5参照)によってノズル25と連通している。これに対して、検査用圧力室27はノズル25と重なっておらず、ノズル25と連通していない。右側の圧力室列28bは、それぞれノズル25と連通する複数の圧力室26b(本発明の第3圧力室)のみを有し、検査用圧力室27は設けられていない。右側の圧力室列28bを構成する各圧力室26は、その走査方向における内側(左側)の端部においてノズル25と重なって配置されている。
第1流路基板22は、複数の圧力室26及び検査用圧力室27を覆う振動膜30を有する。第1流路基板22がシリコン単結晶基板である場合は、振動膜30は、シリコン単結晶基板の上面が酸化されてなるシリコン酸化膜、あるいは、窒化されてなるシリコン窒化膜によって形成される。振動膜30は、気相法(例えば、スパッタ法やCVD法等)で形成されたシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、あるいは、これらの積層体の何れかであってもよい。尚、図4に示すように、振動膜30の、検査用圧力室27を覆う部分には、連通孔31(本発明の連通部)が形成されている。この連通孔31によって、振動膜30の上方の空間と検査用圧力室27とが連通している。
第2流路基板23は、ノズルプレート21と第1流路基板22との間に配置されている。第2流路基板23は、図2、図3に示すように、第1流路基板22よりも一回り大きい。第2流路基板23の左右両端部の露出部上面には、それぞれ搬送方向に長く延びる2つのインク供給孔32が形成されている。また、この左右両端部には、2つのインク供給孔32とそれぞれ連通する2つのマニホールド33がそれぞれ形成されている。マニホールド33は、圧力室列28毎に設けられるものであり、対応する圧力室列28に属する複数の圧力室26に跨って搬送方向に延びている。
マニホールド33の走査方向における内側部分は、複数の圧力室26の外側の端部と重なって配置され、複数の圧力室26とマニホールド33とが連通している。尚、圧力室26と並んで配置されている検査用圧力室27は、マニホールド33とは連通しておらず、検査用圧力室27にはインクが供給されない。また、第2流路基板23は、各圧力室26の内側端部と重なる部分に、それぞれ連通孔34が形成されている。連通孔34は、ノズル25とも重なり、圧力室26とノズル35とを1対1で連通させる。
そして、図5に示すように、ノズルプレート21、第1流路基板22、及び、第2流路基板23には、インク供給孔32及びマニホールド33に加えて、マニホールド33から分岐して、圧力室26、及び、連通孔34を経てノズル25に至る個別流路が、複数形成されている。インクカートリッジ15のインクは、対応するインク供給孔32に流入する。インクは、インク供給孔32からマニホールド33に広がり、マニホールド33の内側端部と圧力室26の外側端部との重なり部分で、各圧力室26に分配される。さらにインクは、圧力室26内をその内側端部に向かって流れ、連通孔34を通ってノズル25に至る。ノズル25では、インクが、メニスカスを形成して止まる。
(圧電アクチュエータ)
圧電アクチュエータ24は、第1流路基板22の振動膜30の上面に配置されている。この圧電アクチュエータ24は、複数の圧力室26にそれぞれ対応して配置された複数の圧電素子40(本発明の第1圧電素子、第3圧電素子)を有する。さらに、圧電アクチュエータ24は、2つの検査用圧力室27にそれぞれ対応して配置された2つの検査用圧電素子41(本発明の第2圧電素子)も含む。検査用圧電素子41は、圧電素子40の特性(振動膜30の変位特性、圧電素子40の静電容量など)を検査するためのものである。以下、圧力室26に対応した圧電素子40、及び、検査用圧力室27に対応した検査用圧電素子41の構成について説明する。
図3、図4に示すように、振動膜30の上面の、複数の圧力室26とそれぞれ対向する領域には、複数の個別電極42(本発明の第1電極)がそれぞれ形成されている。同様に、振動膜30の上面の、検査用圧力室27と対向する領域には、検査用個別電極43(本発明の第3電極)が配置されている。個別電極42及び検査用個別電極43は、共に、圧力室26よりも一回り小さい矩形形状を有し、同じサイズである。図4に示すように、各個別電極42の、走査方向における内側の端部には、後述する個別配線35と接続される接続部42aが形成されている。検査用個別電極43の、走査方向における内側の端部にも、後述する配線56と接続される接続部43aが形成されている。個別電極42、及び、検査用個別電極43は、例えば、白金(Pt)で形成されている。
また、振動膜30の上面には、2つの圧力室列28にそれぞれ対応して、2つの圧電体44が帯状に形成されている。各圧電体44は、対応する圧力室列28を構成する複数の圧力室26に跨って搬送方向に延びており、複数の個別電極42を覆っている。左側の圧電体44は、複数の個別電極42に加えて、2つの検査用個別電極43をも覆っている。このとき、個別電極42の接続部42aと検査用個別電極43の接続部43aは、走査方向の外側が圧電体44に覆われるが、内側は露出している。圧電体44は、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を主成分とする圧電材料からなる。あるいは、圧電体44は、鉛が含有されていない非鉛系の圧電材料で形成されていてもよい。
さらに、図2〜図5に示すように、振動膜30の上面には、左右の圧電体44にそれぞれ対応して、2つの共通電極45が形成されている。各共通電極45は、対応する圧電体44の、走査方向における内側端部(個別電極42の接続部42aが設けられている側の端部)を除いて、圧電体44を覆っている。また、共通電極45は、圧電体44を挟んで複数の個別電極42と対向している。さらに、左側の共通電極45は、2つの検査用個別電極43と対向する領域をも覆っている。別の言い方をすれば、左側の共通電極45では、複数の個別電極42とそれぞれ対向する複数の電極部分46(本発明の第2電極)と、2つの検査用個別電極43とそれぞれ対向する2つの電極部分47(本発明の第4電極)とが、搬送方向に繋がっている。また、右側の共通電極45では、複数の個別電極42とそれぞれ対向する複数の電極部分46が、搬送方向に繋がっている。
図2、図3に示すように、各共通電極45は、対応する圧電体44の上面だけでなく、周囲の振動膜30の上面にも広がっている。また、2つの共通電極45の搬送方向における端部(前端部及び後端部)同士が、走査方向に沿って延びる2つの共通配線48でそれぞれ接続されている。
図3〜図5に示すように、各共通電極45は、第1電極層45aと、第1電極層45aの上に積層された第2電極層45bの2層構造を有する。第1電極層45aは、圧電体44の走査方向における内側の端部を除いて、圧電体44の上面全域を覆っている。また、第1電極層45aは、圧電体44の上面から、走査方向における外側と、搬送方向における上流側、及び、下流側にそれぞれ広がっている。第1電極層45aは、例えば、イリジウム(Ir)で形成されている。第2電極層45bは、圧電体44の中央部と重なる領域(圧電素子40,41の主な活性領域)を除き、第1電極層45aを覆っている。第2電極層45bは、例えば、金(Au)で形成されている。
図5に示すように、第2電極層45bの厚みは、第1電極層45aの厚みよりも大きい。厚みの小さい第1電極層45aに、厚みの大きい第2電極層45bが積層されることにより、共通電極45の電気抵抗が低下する。第1電極層45aのみの領域では、場所による電気抵抗の違いも抑制される。また、厚みの大きい第2電極層45bは、圧電体44の中央部には配置されていないことで、この第2電極層45bによって圧電体44の変形が阻害されにくくなっている。
また、図6に示すように、2つの共通配線48も、第1配線層48aの上に第2配線層48bが積層された2層構造を有する。第1配線層48aは、共通電極45の第1電極層45aと同じ厚み、及び、同じ材料(例えば、イリジウム(Ir))で形成されている。第1電極層45aと第1配線層48aは、同一の成膜プロセス(例えばスパッタリングなど)によって、同時に形成される。また、第2配線層48bは、共通電極45の第2電極層45bと同じ厚み、及び、同じ材料(例えば、金(Au))で形成されている。第2電極層45bと第2配線層48bも、同一の成膜プロセスによって、同時に形成される。
以上の構成において、図4、図5に示すように、1つの圧力室26と対向する1つの個別電極42(本発明の第1電極)と、共通電極45のうちの前記1つの個別電極42と対向する電極部分46(本発明の第2電極)と、圧電体44のうちの前記1つの個別電極42と対向する圧電部分50(本発明の第1圧電膜)とによって、1つの圧電素子40が構成されている。また、1つの検査用圧力室27と対向する1つの検査用個別電極43(本発明の第3電極)と、共通電極45のうちの前記1つの検査用個別電極43と対向する電極部分47(本発明の第4電極)と、圧電体44のうちの前記1つの検査用個別電極43と対向する圧電部分51(本発明の第2圧電膜)とによって、1つの検査用圧電素子41が構成されている。
即ち、本実施形態では、搬送方向に配列された複数の圧電素子40と2つの検査用圧電素子41の間で、圧電体44が連続的に繋がっており、また、圧電体44の上側の電極(本発明の第2電極及び第4電極)も連続的に繋がっている。また、上述したように、圧電素子40の個別電極42と、検査用圧電素子41の検査用個別電極43は、同じ材料で同じ形状、及び、同じサイズに形成されている。つまり、圧電素子40と検査用圧電素子41とで素子の構造が同一である。尚、2つの素子の構造が同一とは、少なくとも、圧力室26と対向する領域において、電極及び圧電膜の平面形状、サイズ、厚み、及び、材質がそれぞれ同一であることを言う。
複数の圧電素子40及び2つの検査用圧電素子41が、複数の圧力室26及び2つの検査用圧力室27に対応して搬送方向に配列されることによって、走査方向に並ぶ2つの圧電素子列52(52a,52b)が構成されている。尚、左側の圧電素子列52aを構成する圧電素子40aが本発明の第1圧電素子に相当し、右側の圧電素子列52bを構成する圧電素子40bが本発明の第3圧電素子に相当する。また、左側の圧電素子列52aにおいて、搬送方向における端に位置する圧電素子40の個別電極42と、この圧電素子40と並ぶ検査用圧電素子41の検査用個別電極43との、搬送方向における距離は、複数の圧電素子40の個別電極42の配列間隔(=ノズル25の配列間隔P)と等しい。つまり、複数の圧電素子40と前後2つの検査用圧電素子41が、搬送方向において等間隔に配置されている。
尚、圧電体44の、共通電極45と個別電極42又は検査用個別電極43とに挟まれた圧電部分50,51は、それぞれ、厚み方向において上向き、即ち、下側の個別電極42又は検査用個別電極43から、上側の共通電極45に向かう方向に分極されている。
上記の圧電素子40の個別電極42には、個別配線55が接続されている。左側の圧電素子列52aでは、図5に示すように、個別配線55aが、圧電体44の右側端部の上面に端を発し、走査方向の内側に引き出されている。その途中部は、露出した接続部42aと接続し、個別電極42と導通している。図3、図4に示すように、各個別配線55aは、右側の圧電素子列52b近傍まで延びている。右側の圧電素子列52bでも、複数の個別配線55bが、これと同様に引き出され、左側の圧電素子列52a近傍まで延びている。また、後述するが、2つの検査用圧電素子41からも、それぞれ左側に配線56が引き出され、配線56の先端部には端子部57が形成されている。
尚、複数の個別配線55の延在方向は同一ではなく、搬送方向における位置に応じて、個別配線55の延在方向が変化している。搬送方向における中央側では、個別配線55は、走査方向とほぼ平行に延びる。一方、搬送方向の端側では、個別配線55は、途中で少し屈曲した後、走査方向に対して傾いた方向に延びている。より具体的には、左側の圧電素子列52aでは、複数の個別配線55a(本発明の第1個別配線)が、一旦、内側へ屈曲した後、外側に広がるように走査方向に対して傾斜して延びている。これに対して、右側の圧電素子列52bでは、複数の個別配線55b(本発明の第2個別配線)が、一旦、外側へ屈曲した後、内側に集まるように走査方向に対して傾斜して延びている。これにより、複数の個別配線55は、全体的に、左側から右側へ扇状に広がっている。また、2つの圧電素子列52a、52bの間(中間領域)では、複数の個別配線55が、左右から集まり、搬送方向に等間隔で配置されている。この中間領域で、後述のCOF63が、複数の個別配線55に接続される。尚、各個別配線55は、金(Au)などの、電気抵抗率の低い金属材料で形成されている。
以上より、振動膜30の上面の、走査方向において2つの圧電体44(2つの圧電素子列52)の間の領域には、複数の個別配線55、2本の配線56、2つの端子部57、及び、複数の個別配線55の前後両側に配置された2つの共通配線48が配置されている。
振動膜30の上面には、圧電素子40を保護するカバー部材60が配置されている。カバー部材60は、中央の開口部60cを挟んで、走査方向両側にカバー部60a、60bを有する。開口部60cは、図2に示すように矩形状の中空部分であって、複数の個別配線55、2つの端子部57、2つの共通配線48等を露出させている。カバー部60a、60bには、凹部が形成され、振動膜30側に凹部が開口している。凹部の開口は、図3に示すように、搬送方向に長い矩形状であり、1つの圧力室列28を内包可能なサイズを持つ。開口部60cを区画する四方の壁部のうち、左右の壁部はカバー部60a、60bと共有され、前後の壁部は2つのカバー部60a、60bを連結している。カバー部材60は、熱硬化性接着剤61で振動膜30の上面に接着される。このとき、左側の第1カバー部60aでは、平面視で圧力室列28aが凹部の開口に内包され、圧電素子列52aが凹部に収容される。右側の第2カバー部60bでは、平面視で圧力室列28bが凹部の開口に内包され、圧電素子列52bが凹部に収容される。
ところで、共通電極45は、走査方向に関して、圧電体44の外側に広がっている。この走査方向外側領域で、図5に示すように、カバー部材60の左右外側の壁部が共通電極45上に接合されている。また、共通配線48は、搬送方向における圧電体44の外側で広がり、走査方向に延びている。この搬送方向外側領域で、図6に示すように、カバー部材60の前後両側の壁部が共通配線48上に接合されている。複数の個別配線55は、走査方向に関して、2つの圧電体44の内側に配置されている。図6に示すように、カバー部材60の左右内側の壁部が共通配線48上に接合されている。ここで、共通電極45および共通配線48は、共に2層構造を有し、総厚はほぼ等しい。さらに、上層は、共に下層よりも数倍から数十倍厚く、個別配線55と厚みがほぼ同じである。そのため、図3において、カバー部材60が接合される領域のうち、個別配線55が配置される2つの圧電体44の間の領域を除く、2つの圧電体44を取り囲む領域の接合面の高さをほぼ均一にすることができる。また、共通電極45及び共通配線48と、個別配線55とでは、接合面の高さの差が小さいと言える。これにより、カバー部材60を第1流路基板22に良好に接合できる。
また、カバー部材60は、第1流路基板22の振動膜30に、熱硬化性の接着剤61によって接合される。その接合時の加熱の際に、カバー部材60の凹部内の圧力が上昇すると、カバー部材60と第1流路基板22との間で接着不良が生じる虞がある。この点、本実施形態では、接着剤61による接着作業が、第2流路基板23やノズルプレート21を第1流路基板22に接合する前に行われる。そして、図4に示すように、第1流路基板22の振動膜30には、連通孔31が形成されている。カバー部材60を接合する際に、凹部内の圧力が、連通孔31を介して検査用圧力室27(大気側)へ逃がされる。尚、検査用圧力室27は、第2流路基板23のマニホールド33とは連通しておらず、検査用圧力室27にはインクが導入されない。そのため、カバー部材60の内部空間と検査用圧力室27とが連通孔31で連通していても、特に問題は生じない。
図2、図3に示すように、カバー部材60が第1流路基板22に接合された状態では、複数の個別配線55と2つの共通配線48の一部が、開口部60cにおいて露出している。そして、図5に示すように、開口部60cから露出した領域には、COF63(本発明の配線部材)が接合されている。COF63には、その途中部にドライバIC64が実装されている。また、図示は省略するが、COF63は、プリンタ1の制御装置7(図1参照)にも接続されている。複数の個別配線55は、COF63の配線(図示省略)を介してドライバIC64と接続されている。また、2つの共通配線48は、COF63のグランド配線(図示省略)と接続されている。
ドライバIC64は、制御装置7から送られてきた制御信号に基づいて、各圧電素子40を駆動するための駆動信号を生成して出力する。出力された駆動信号は、COF63の配線及び個別配線55を介して、各圧電素子40の個別電極42に供給される。駆動信号に対応して、個別電極42の電位は、所定の駆動電位とグランド電位との間で変化する。また、2つの共通電極45の電位は、常に、共通配線48と同じグランド電位に維持されている。
ドライバIC64から駆動信号が供給されたときの、圧電素子40の動作について説明する。駆動信号が供給されていない状態では、個別電極42はグランド電位にある。この状態から駆動信号が供給され、個別電極42が駆動電位になると、個別電極42と共通電極45との間に電位差が生じる。圧電体44の活性部(個別電極42と共通電極45とに挟まれた圧電部分50)には、厚み方向の電界が作用する。活性部の分極方向は電界の方向と一致するために、活性部が面方向に収縮する。このとき、活性部と振動膜30との間で歪み差が生じるため、振動膜30が圧力室26側に凸となるように撓む。これにより、圧力室26の容積が減少し、圧力室26に連通するノズル25からは、インクの液滴が吐出される。
(検査用圧電素子の端子部)
図2〜図4に示すように、2つの検査用圧電素子41の検査用個別電極43にはそれぞれ配線56が接続され、これらの配線56は、走査方向の内側(右側)に引き出されている。そして、2つの配線56の右端部には、端子部57(本発明の第1端子部)がそれぞれ形成されている。尚、図4に示すように、個別配線55は、左から右に向かって広がる扇状に配置されている。端子部57は、この個別配線55と共通配線48が作る略三角形状の隙間領域に配置され、搬送方向の幅が配線56よりも大きい。端子部57の左側の縁は、右側から引き出された個別配線55bの左端よりも左側にある。COF63が接合されたときに、端子部57の左端部が部分的にCOF63から露出する。尚、配線56及び端子部57は、個別配線55と同じ材料(例えば、金)で形成されており、個別配線55と同じプロセスで形成される。
圧電体44の電気的検査に関して、検査用圧電素子41に接続された端子部57と共通電極45(又は共通配線48)とに、それぞれプローブを当てて、その間に電圧を印加する。カバー部材60の接着前であれば、電圧印加時の振動膜30の変位量を、レーザー変位計によって測定することができる。カバー部材60の接着後であっても、検査用圧電素子41に所定の周波数で電圧を印加したときの電流を計測することにより、活性部の静電容量を測定することもできる。さらに、電圧の周波数を変化させれば、電流値のピークを計測することにより、活性部の共振周波数を測定することもできる。このように、検査用圧電素子41に電圧を印加して、振動膜30の変位等に関する特性を測定することにより、圧電素子40の様々な特性を評価(推定)することができる。
しかし、端子部57の面積が小さいと、検査用圧電素子41への電圧印加の際に、プローブを端子部57に当てることが難しくなる。従って、圧電素子40の特性検査を容易にするには、端子部57の面積はできるだけ大きいことが好ましい。
この点、本実施形態では、先に述べたように、複数の個別配線55は、全体的に右側へ広がる扇形状に配置されている。つまり、前端側に位置する一部の個別配線55は、走査方向に対して前側に傾斜している。また、後端側に位置する一部の個別配線55は、走査方向に対して後側に傾斜している。このように、端に位置する個別配線55が外側に傾斜していることで、この端に位置する個別配線55aよりも外側、即ち、個別配線55と共通配線48との間に、空いた領域が形成される。
そこで、本実施形態では、上記の空いた領域に、検査用圧電素子41に接続される端子部57が配置される。また、端子部57は、検査用圧電素子41の検査用個別電極43よりも、搬送方向における内側に張り出すように形成されている。このように、端子部57の一部が、検査用圧電素子41よりも内側に位置しているため、第1流路基板22のサイズアップを抑えつつ、端子部57の面積を大きくすることができる。特に、後側の検査用圧電素子41に接続される端子部57は、検査用圧電素子41と隣接する、端の圧電素子40aと、走査方向に並ぶ位置にまで配置されているため、端子部57の面積をさらに大きくすることができる。
また、図3、図4に示すように、端子部57は、それぞれ、圧電素子40が並ぶ方向である搬送方向に平行な第1の辺57aと、共通配線48が延びる方向である走査方向に平行な第2の辺57bと、端に位置する圧電素子40から引き出された個別配線55に沿って延び、第1の辺57aと第2の辺57bの両方と交差する第3の辺57cを有する。そのため、個別配線55よりも外側の、個別配線55、検査用圧電素子41、及び、共通配線48によって囲まれた領域内において、この領域の境界の近くまで上記3つの辺57a〜57cを近接して配置することにより、端子部57の面積を極力大きくすることができる。
尚、端子部57は、2つの圧電体44の間の領域において、個別配線55と共通配線48との間に配置されているため、COF63によって覆われる。このとき、個別配線55及び共通配線48はCOF63と電気的に接続される一方で、端子部57は、COF63と電気的に接続されていない。
検査用圧電素子41の特性を測定することによって、インクを吐出するための圧電素子40の特性を評価するためには、検査用圧電素子41が、圧電素子40のすぐ近くに配置されることが好ましい。この点、本実施形態では、搬送方向における端に位置する圧電素子40と、この圧電素子40と並んで配置された検査用圧電素子41の距離が、複数の圧電素子40の配列間隔Pに等しくなっている。また、複数の圧電素子40と検査用圧電素子41が等間隔で配置されることから、圧電素子40と検査用圧電素子41との間で、素子の変形に関する条件が近くなることによっても、圧電素子40の特性評価の精度が高くなる。さらに、本実施形態では、圧電素子40と検査用圧電素子41とが同じ構造を有するものであるため、圧電素子40の特性評価の精度がさらに向上する。
また、本実施形態では、複数の圧電素子40aに対して、搬送方向における両側に2つの検査用圧電素子41が配置されているため、これら2つの検査用圧電素子41の特性をそれぞれ検査することで、それらの間に位置する圧電素子40aの特性評価の精度がさらに高まる。
尚、図3に示すように、第1流路基板22の上面にCOF63が接合された状態で、端子部57の一部がCOF63から露出している。そのため、COF63が接合された状態でも、検査用圧電素子41を用いた各種の測定を行うことが可能である。
次に、前記実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。但し、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付してその説明を適宜省略する。
1]前記実施形態では、検査用圧電素子41から、走査方向における一方側にのみ端子部57(本発明の第1端子部)が引き出されていたが、走査方向における他方側にも端子部(本発明の第2端子部)が引き出されてもよい。図7のヘッドユニット20Aでは、検査用圧電素子41よりも走査方向における外側(左側)の領域において、共通電極45に切欠部45cが形成され、この切欠部45c内に、検査用圧電素子41から左方に引き出された端子部67が配置されている。この構成では、2つの端子部57,67の間に電圧を印加することで、端子部57と端子部67との間の抵抗、即ち、個別電極42の抵抗を測定することができる。これにより、圧電素子40の個別電極42の抵抗を評価することが可能となる。
また、振動膜30の変位の測定など、端子部と共通電極45にそれぞれプローブを当てて行う検査の場合には、2つの端子部57,67のうちの何れにプローブを当ててもよい。端子部の面積にもよるが、外側に引き出されている端子部67は、スペース的な余裕があるので、端子部57よりも、比較的プローブを当てやすい。
2]前記実施形態では、複数の圧電素子40の、搬送方向(第1方向)における両側に、2つの検査用圧電素子41が配置されているが、搬送方向における一方側にのみ、検査用圧電素子41が配置されてもよい。
3]図8のヘッドユニット20Bのように、個別配線55が、圧電素子40の個別電極42から、走査方向と平行な方向に引き出されてもよい。また、前記実施形態と同様に、図8では、搬送方向における端に位置する圧電素子40aと、この圧電素子40aと並んで配置された検査用圧電素子41の距離が、複数の圧電素子40の配列間隔Pに等しくなっている。つまり、同一の構造を有する圧電素子40aと検査用圧電素子41が、等間隔で配置されている。従って、検査用圧電素子41の特性を検査することで、圧電素子40aの特性を高い精度で評価することができる。さらに、図9に示すヘッドユニット20Cのように、先の図7の形態と同様に、検査用圧電素子41から、走査方向における外側(左側)にも端子部67(本発明の第2端子部)が引き出されてもよい。
4]図10のヘッドユニット20Dでは、右側の圧電素子列52bの、前側の端に位置する圧電素子40bは、左側の圧電素子列52aの、前側の端に位置する圧電素子40aよりも後方に位置する。その上で、左側の圧電素子列52aの、前端に位置する検査用圧電素子41aから引き出された端子部77aの少なくとも一部が、右側の圧電素子列52bを構成する圧電素子40b(本発明の第3圧電素子)から引き出された個別配線55b(本発明の第2個別配線)と、走査方向において並んで配置されてもよい。この構成では、搬送方向の前方において、左側から引き出された個別配線55aの基端部近傍と、この個別配線55aと搬送方向の前方に隣接し、右側から引き出された個別配線55bの先端部とが作る隙間領域に、端子部77aの少なくとも一部が配置されるため、端子部77aを配置することによる第1流路基板22のサイズアップを抑えることができる。
また、図10の形態では、右側の圧電素子列52bの後端にも、検査用圧電素子41bが設けられている。この検査用圧電素子41bから引き出された端子部77bも、左側の圧電素子40aから引き出された個別配線55aと、走査方向に並んで配置されてもよい。このとき、端子部77aとその周囲は、端子部77bとその周囲と、点対称の配置関係にあってよい。
5]前記実施形態では、搬送方向の端に位置する圧電素子40に対して、1つの検査用圧電素子41が並べて配置されているが、2以上の検査用圧電素子41が並べて配置されてもよい。
6]前記実施形態では、右側の圧電素子列52aにのみ、検査用圧電素子41が含まれているが、左側の圧電素子列52bにも検査用圧電素子41が含まれていてもよい。例えば、前記実施形態の図3において、右側の圧電素子列52aにおいては、複数の圧電素子40よりも前側に検査用圧電素子41が並べて配置され、左側の圧電素子列52bにおいては、複数の圧電素子40よりも後側に検査用圧電素子41が並べて配置されてもよい。
7]前記実施形態では、搬送方向に配列された複数の圧力室26にそれぞれ対応する、複数の圧電素子40と2つの検査用圧電素子41の間で、圧電部分50(本発明の第1圧電膜)と圧電部分51(本発明の第2圧電膜)が繋がって1つの圧電体44が形成されているが、複数の圧電部分50及び2つの圧電部分51がそれぞれ分離されていてもよい。
8]前記実施形態では、各圧電素子40において、圧電体44(圧電膜)の下側に個別電極42が配置され、上側に共通電極45が配置されているが、個別電極42と共通電極45の配置が上下逆であってもよい。
9]前記実施形態では、図3のように、端側の圧電素子40から引き出された個別配線55が、途中で前側又は後側へ屈曲してから、屈曲と反対側(後側又は前側)へ傾斜して延びているが、図11のヘッドユニット20Eのように、途中で屈曲しない構成であってもよい。尚、この場合は、複数の個別配線55の、COF63との接合される部分が搬送方向に等間隔に配置されるようにするため、複数の個別配線55の間で、個別電極42との接続位置が搬送方向にずれている。
10]前記実施形態では、複数の圧電素子40が、複数の圧力室にそれぞれ対応して、2列に配列されているが、図12のヘッドユニット20F、及び、図13のヘッドユニット20Gのように、圧電素子40が1列に配列された構成に対しても本発明を適用することは可能である。
図12の構成では、複数の圧電素子40が搬送方向に配列し、各圧電素子40からは、個別配線55が走査方向の右方に引き出されている。複数の個別配線55は、全体として、搬送方向の中央側に傾いて配置されている。そのため、搬送方向の端にある個別配線55は、走査方向の右端部付近で、共通配線48との間に略三角形状の隙間領域を作っている。端子部57が、この隙間領域に配置され、圧電素子列の端に隣接した検査用圧電素子43と接続されている。走査方向について、端子部57の右端は、個別配線55の右端より右側にある。図13の構成では、個別配線55が、搬送方向の中央部に対して、外側に傾いて配置されている。そのため、搬送方向の端にある個別配線55は、その先端部(走査方向の右端部)付近で、共通配線48との間に略三角形状の隙間領域を作っている。この隙間領域に端子部57が配置され、圧電素子列の端に隣接した検査用圧電素子43と接続されている。走査方向について、端子部57の左端は、図示しないCOF63の左端より左側にある。
以上説明した実施形態及びその変更形態は、本発明を、記録用紙にインクを吐出して画像等を印刷するインクジェットヘッドの圧電アクチュエータに適用したものであるが、画像等の印刷以外の様々な用途で使用される液体吐出装置においても本発明は適用されうる。例えば、基板に導電性の液体を吐出して、基板表面に導電パターンを形成する液体吐出装置にも、本発明を適用することは可能である。
1 インクジェットプリンタ
4 インクジェットヘッド
21 ノズルプレート
22 第1流路基板
23 第2流路基板
25 ノズル
26 圧力室
27 検査用圧力室
30 振動膜
35 個別配線
40 圧電素子
41 検査用圧電素子
42 個別電極
43 検査用個別電極
44 圧電体
45 共通電極
45a 第1電極層
45b 第2電極層
48 共通配線
48a 第1配線層
48b 第2配線層
55 個別配線
57 端子部
57a 第1の辺
57b 第2の辺
57c 第3の辺
60 カバー部材
67 端子部
77 端子部

Claims (13)

  1. 第1方向に沿って配列された複数のノズルが形成されたノズルプレートと、
    前記ノズルプレートに積層され、且つ、前記複数のノズルにそれぞれ連通し前記第1方向に配列された複数の第1圧力室と、前記複数の第1圧力室よりも前記第1方向における一方側において前記第1圧力室と並んで配置された第2圧力室と、前記複数の第1圧力室及び前記第2圧力室を覆う振動膜と、を有する流路基板と、
    前記流路基板の前記ノズルプレートとは反対側の面において、前記複数の第1圧力室にそれぞれ対応して前記第1方向に配列された複数の第1圧電素子と、
    前記流路基板の前記ノズルプレートとは反対側の面において、前記第2圧力室に対応して、前記複数の第1圧電素子よりも前記第1方向における前記一方側において前記第1圧電素子と並んで配置された第2圧電素子と、
    前記流路基板の前記ノズルプレートとは反対側の面において、前記複数の第1圧電素子から、前記第1方向と直交する第2方向における一方側にそれぞれ引き出された複数の個別配線と、
    前記流路基板の前記ノズルプレートとは反対側の面において、前記第2圧電素子から前記第2方向の前記一方側に引き出された第1端子部と、を有し、
    少なくとも、前記第1方向における前記一方側に位置する一部の前記第1圧電素子に接続された前記個別配線は、前記第1圧電素子から、前記第1方向及び第2方向の両方とそれぞれ交差する方向に沿って、前記第1方向の他方側へ向けて延び、
    前記第1端子部の少なくとも一部分が、前記第2圧電素子よりも前記第1方向における前記他方側に位置していることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記第1端子部の少なくとも一部分が、前記第1方向における前記一方側の端に位置する前記第1圧電素子と、前記第2方向において並んでいることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記第2圧電素子と、前記第1方向における前記一方側の端に位置する前記第1圧電素子との前記第1方向における間隔が、前記複数の第1圧電素子の前記第1方向における配列間隔と等しいことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  4. 各第1圧電素子は、第1圧電膜と、前記第1圧電膜に設けられ、前記個別配線と接続された第1電極と、前記第1圧電膜を挟んで前記第1電極とは反対側に設けられた第2電極とを有し、
    前記第2圧電素子は、第2圧電膜と、前記第2圧電膜に設けられ、前記第1端子部と接続された第3電極と、前記第2圧電膜を挟んで前記第3電極とは反対側に設けられた第4電極とを有し、
    前記複数の第1圧電素子の前記第2電極と前記第2圧電素子の前記第4電極とが互いに導通することにより、前記第1方向において前記複数の第1圧電素子と前記第2圧電素子に跨って配置された共通電極が形成され、
    前記流路基板の前記ノズルプレートとは反対側の面において、前記共通電極の前記第1方向の前記一方側の端部から、前記第2方向に沿って、前記第2方向の前記一方側に延びる共通配線をさらに備え、
    前記第2圧電素子から引き出された前記第1端子部は、前記第1方向における前記一方側の端に位置する前記第1圧電素子の前記個別配線と、前記共通配線との間に配置されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の液体吐出装置。
  5. 前記共通電極は、第1電極層と、この第1電極層に積層された第2電極層とを有し、
    前記共通電極は、前記流路基板の、前記複数の第1圧電素子及び前記第2圧電素子に対して、前記第2方向における他方側の領域にも広がって配置され、
    前記流路基板の前記ノズルプレートとは反対側の面に接合され、前記複数の第1圧電素子と前記第2圧電素子とを覆うカバー部材をさらに備え、
    前記流路基板の、前記カバー部材が接合される領域には、前記共通電極の一部と、前記共通配線の一部が配置され、
    前記共通配線は、前記共通電極の前記第1電極層と同じ導電材料で形成された第1配線層と、前記第1配線層に積層され、前記第2電極層と同じ導電材料で形成された第2配線層とを有することを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
  6. 前記流路基板に、前記第2圧力室を、前記カバー部材で覆われた空間に連通させるための連通部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置。
  7. 前記流路基板の、前記複数の第1圧電素子及び前記第2圧電素子に対して前記第2方向における前記一方側に接合され、前記複数の個別配線及び前記共通配線と電気的に接続される、配線部材を有し、
    前記第2圧電素子から引き出された前記第1端子部は、前記配線部材とは接続されていないことを特徴とする請求項4〜6の何れかに記載の液体吐出装置。
  8. 前記第1端子部は、
    前記第1方向と平行な第1の辺と、
    前記第2方向と平行な第2の辺と、
    前記第1方向における前記一方側の端に位置する前記第1圧電素子から引き出された前記個別配線に沿って延び、前記第1の辺と前記第2の辺の両方と交差する第3の辺と、
    を有することを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の液体吐出装置。
  9. 前記流路基板は、前記複数の第1圧力室に対して前記第1方向における前記一方側と前記他方側にそれぞれ配置された、2つの前記第2圧力室を有し、
    前記流路基板の前記ノズルプレートとは反対側の面において、前記2つの第2圧力室に対応して、前記複数の第1圧電素子に対して前記第1方向における前記一方側と前記他方側に、2つの前記第2圧電素子がそれぞれ配置され、
    前記2つの第2圧電素子から、前記第2方向における前記一方側に、2つの前記第1端子部がそれぞれ引き出され、
    前記第1方向における前記他方側に位置する一部の前記第1圧電素子に接続された前記個別配線は、前記第1圧電素子から、前記第1方向及び第2方向の両方とそれぞれ交差する方向に沿って、前記第1方向の前記一方側へ向けて延び、
    前記第1方向における前記他方側の前記第2圧電素子から引き出された前記第1端子部の少なくとも一部分が、前記第2圧電素子よりも前記第1方向における前記一方側に位置していることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の液体吐出装置。
  10. 前記流路基板の前記ノズルプレートとは反対側の面において、前記第2圧電素子から前記第2方向の前記他方側に引き出された第2端子部をさらに有することを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の液体吐出装置。
  11. 第1方向に沿って配列された複数のノズルが形成されたノズルプレートと、
    前記ノズルプレートと積層され、且つ、前記複数のノズルにそれぞれ連通し前記第1方向に配列された複数の第1圧力室と、前記複数の第1圧力室よりも前記第1方向における一方側において前記第1圧力室と並んで配置された第2圧力室と、前記複数の第1圧力室及び前記第2圧力室を覆う振動膜と、を有する流路基板と、
    前記流路基板の前記ノズルプレートとは反対側の面において、前記複数の第1圧力室にそれぞれ対応して前記第1方向に配列された複数の第1圧電素子と、
    前記流路基板の前記ノズルプレートとは反対側の面において、前記第2圧力室に対応して、前記複数の第1圧電素子よりも前記第1方向における前記一方側において前記第1圧電素子と並んで配置された第2圧電素子と、
    前記流路基板の前記ノズルプレートとは反対側の面において、前記複数の第1圧電素子から、前記第1方向と直交する第2方向の一方側にそれぞれ引き出された複数の第1個別配線と、
    前記流路基板の前記ノズルプレートとは反対側の面において、前記第2圧電素子から前記第2方向の前記一方側に引き出された第1端子部と、を有し、
    前記第1圧電素子と前記第2圧電素子は、互いに同じ構造を有し、
    前記第2圧電素子と、前記第1方向における前記一方側の端に位置する前記第1圧電素子との前記第1方向における間隔が、前記複数の第1圧電素子の前記第1方向における配列間隔と等しいことを特徴とする液体吐出装置。
  12. 前記流路基板は、前記第2方向において、前記複数の個別配線及び前記第1端子部を挟んで、前記複数の第1圧力室及び前記第2圧力室と反対側に配置され、前記第1方向に配列された複数の第3圧力室を有し、
    前記流路基板の前記ノズルプレートとは反対側の面において、前記複数の第3圧力室にそれぞれ対応して前記第1方向に配列された複数の第3圧電素子と、
    前記複数の第3圧電素子から前記第2方向の他方側にそれぞれ引き出された複数の第2個別配線と、を有し、
    前記第1方向における前記一方側の端に位置する前記第3圧電素子は、前記第1方向における前記一方側の端に位置する前記第1圧電素子よりも、前記一方側に配置されており、
    前記第2圧電素子から引き出された前記第1端子部の少なくとも一部分が、前記第1方向における前記一方側の端に位置する前記第3圧電素子から引き出された前記第2個別配線と、前記第2方向において並んでいることを特徴とする請求項11に記載の液体吐出装置。
  13. 前記流路基板の前記ノズルプレートとは反対側の面において、前記第2圧電素子から前記第2方向の前記他方側に引き出された第2端子部をさらに有することを特徴とする請求項11又は12に記載の液体吐出装置。
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