JP2016168257A - 眼科装置及びその制御方法、並びに、プログラム - Google Patents

眼科装置及びその制御方法、並びに、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】被検眼の視細胞における詳細な状態を把握することが可能な仕組みを提供する。
【解決手段】被検眼Eの共焦点画像及び非共焦点画像を撮像する撮像手段と、共焦点画像を用いて被検眼Eの視細胞を検出する第1の検出手段と、非共焦点画像を用いて被検眼Eの視細胞を検出する第2の検出手段と、第1の検出手段で検出された視細胞と第2の検出手段で検出された視細胞とを比較し、当該比較の結果を画面上に表示する表示手段を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、被検眼の画像を撮像する眼科装置及びその制御方法、並びに、当該制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。
生活習慣病や失明原因の上位を占める疾病の早期診療を目的として、眼部の検査が広く行われている。共焦点レーザー顕微鏡の原理を利用した眼科装置である走査型レーザー検眼鏡(Scanning Laser Ophthalmoscope:SLO)は、測定光であるレーザーを被検眼の眼底に対してラスタースキャンし、その戻り光の強度から平面画像を高分解能かつ高速に得る装置である。この装置では、例えばピンホール内を通過した光のみを検出することで、特定の深度位置の戻り光のみを画像化でき、一般的な眼底カメラ等に比べてコントラストの高い平面画像を取得できる。以下、このような平面画像を撮像する装置を「SLO装置」、当該平面画像を「SLO画像」と記す。
近年、SLO装置において、測定光のビーム径を大きくすることにより、横分解能を向上させた網膜のSLO画像を取得することが可能になってきた。しかしながら、測定光のビーム径の大径化に伴い、網膜のSLO画像の取得において、被検眼の収差によるSLO画像のS/N比及び分解能の低下が問題になってきた。
この問題を解決するために、被検眼の収差を波面センサでリアルタイムに測定し、被検眼において発生する測定光やその戻り光の収差を波面補正デバイスで補正する補償光学(Adaptive Optics:AO)系を有する補償光学SLO装置が開発された。以下、この補償光学系を有する補償光学SLO装置を「AO−SLO装置」と記す。
このAO−SLO装置は、高横分解能なSLO画像の取得を可能にしている。また、AO−SLO装置は、このような高横分解能なSLO画像を動画像として取得することができ、例えば血流動態を非侵襲に観察するために、各フレームから網膜血管を抽出した上で毛細血管における血球の移動速度等を計測できる。また、視細胞を観察する場合には、フォーカス位置を網膜外層付近に設定してSLO画像を撮影する。
しかしながら、SLO画像において、網膜内層を撮影した共焦点画像では、神経線維層から反射する光の影響でノイズ信号が強く、血管壁の観察や壁境界の検出が難しい場合があった。そこで、近年では、例えば受光部の手前に設けたピンホールの径や形状、位置を変えることにより散乱光を取得して得られた非共焦点画像を観察する方法が用いられるようになってきている(例えば、下記の非特許文献1参照)。SLO画像において、非共焦点画像では、フォーカス深度が大きいために血管のように深度方向に凹凸のある物体の観察がしやすく、また神経線維層からの反射光を直接受光し難くなるため、ノイズが低減される。
また、網膜外層の視細胞を観察する場合でも、これまで共焦点画像では主に視細胞の外節が画像化されていたのに対し、非共焦点画像では視細胞の内節の凹凸が画像化されることが分かってきている(例えば、下記の非特許文献2参照)。これまで、AO−SLO装置を用いて網膜血管の非共焦点画像を取得する技術が非特許文献1に開示され、また、AO−SLO装置を用いて共焦点画像と非共焦点画像を同時に取得する技術が非特許文献2に開示されている。
Sulai, Dubura et al.;"Visualization of retinal vascular structure and perfusion with a nonconfocal adaptive optics scanning light ophthalmoscope", J. Opt. Soc. Am. A, Vol.31, No.3, pp.569-579, 2014. Scoles, Dubura et al.; "In vivo Imaging of Human Cone Photoreceptor Inner Segment", IOVS, Vol.55, No.7, pp.4244-4251, 2014.
眼底の微細画像を撮像する場合、非共焦点光学系を用いた撮像装置よりも共焦点光学系を用いた撮像装置の方が、得られる画像の信号強度がはるかに大きいため、眼底画像を撮像する場合には、共焦点光学系を用いた撮像装置で撮像を行うことが一般的である。
しかしながら、共焦点光学系を用いた撮像装置では、焦点深度が浅いため、撮像した眼底画像を解析する場合、視細胞の深さ方向の狭い領域のみの画像情報しか得られず、被検眼の視細胞における詳細な状態を把握することが困難であるという問題がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、被検眼の視細胞における詳細な状態を把握することが可能な仕組みを提供することを目的とする。
本発明の眼科装置は、被検眼の共焦点画像および非共焦点画像を撮像する撮像手段と、前記共焦点画像を用いて前記被検眼の視細胞を検出する第1の検出手段と、前記非共焦点画像を用いて前記被検眼の視細胞を検出する第2の検出手段と、前記第1の検出手段で検出された視細胞と前記第2の検出手段で検出された視細胞とを比較する第1の比較手段と、前記第1の比較手段による比較の結果を画面上に表示する表示手段とを有する。
本発明の眼科装置における他の態様は、第1の時点において、前記第1の比較手段によって得られた、前記第1の検出手段で検出された視細胞と前記第2の検出手段で検出された視細胞との比較の結果である第1の比較結果と、前記第1の時点とは異なる第2の時点において、前記第1の比較手段によって得られた、前記第1の検出手段で検出された視細胞と前記第2の検出手段で検出された視細胞との比較の結果である第2の比較結果とを比較する第2の比較手段を更に有し、前記表示手段は、更に、前記第2の比較手段による比較の結果を画面上に表示する。
また、本発明の眼科装置におけるその他の態様は、被検眼の共焦点画像および非共焦点画像を撮像する撮像手段と、前記共焦点画像を用いて前記被検眼の視細胞の外節を検出する第1の検出手段と、前記非共焦点画像を用いて前記被検眼の視細胞の内節および外節を検出する第2の検出手段と、前記第1の検出手段による検出結果と前記第2の検出手段による検出結果とに基づいて前記被検眼の各視細胞の状態を表示する表示手段とを有する。
また、本発明の眼科装置におけるその他の態様は、被検眼の共焦点画像および非共焦点画像を撮像する撮像手段と、前記共焦点画像を用いて前記被検眼の視細胞を検出する第1の検出手段と、前記非共焦点画像を用いて前記被検眼の視細胞を検出する第2の検出手段と、前記第1の検出手段による視細胞の検出結果と前記第2の検出手段による視細胞の検出結果とを同一画面上に表示する表示手段とを有する。
また、本発明は、上述した眼科装置の制御方法、並びに、当該制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを含む。
本発明によれば、被検眼の視細胞における詳細な状態を把握することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る眼科装置の全体構成の一例を示す図である。 図1に示すヘッド部の光学系の概略構成の一例、及び、図1に示す制御PCに接続される構成の一例を示す図である。 図2(a)に示す受光部の概略構成の一例を示す図である。 図3に示す遮光部の概略構成の一例を示す図である。 図2(a)に示すディテクターの配置関係の一例を示す図である。 図2(a)に示す固視灯の表示面の一例を示す図である。 図2(a)に示すAO−SLO装置、WF−SLO装置、ビーコン装置、固視灯表示装置、及び、前眼部観察装置に用いられている光源の波長分布を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る眼科装置の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る眼科装置の制御方法において用いる制御ソフトウェア画面の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、被検眼の視細胞の概略構造を示す図である。 本発明の実施形態に係る眼科装置の制御方法における画像処理の結果の一例を示す図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
本実施形態では、本発明に係る眼科装置として、上述したAO−SLO装置を備えた装置について説明する。このAO−SLO装置は、補償光学系を備え、被検眼の眼底における高横分解能のSLO画像(AO−SLO画像)の撮像を行う装置である。また、本実施形態に係る眼科装置は、AO−SLO画像の取得を補助する目的で、AO−SLO画像よりも広画角のSLO画像(WF−SLO画像)の撮像を行うWF−SLO装置、被検眼において発生する収差を測定するためのビーコン装置、撮像箇所を調整するために被検眼の視線を誘導する固視灯表示装置、及び、測定光の入射位置を把握するための前眼部観察装置を備えている。
具体的に、本実施形態に係る眼科装置には、被検眼による光学収差を空間光変調器を用いて補正してSLO画像を取得するAO−SLO装置が構成され、被検眼の視度や、被検眼による光学収差によらずに良好なSLO画像が得られるようになっている。なお、本実施形態では、高横分解能のSLO画像を撮像するために、補償光学系を備えたAO−SLO装置を用いるが、高解像度を実現できる光学系の構成であれば、補償光学系を備えていないSLO装置を用いてもよい。
<眼科装置の全体構成>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る眼科装置100の全体構成の一例を示す図である。具体的に、図1(a)は、本実施形態に係る眼科装置100を上から見た図であり、図1(b)は、本実施形態に係る眼科装置100を横から見た図である。
本実施形態に係る眼科装置100は、図1に示すように、ヘッド部110、ステージ部120、顔受け部130、液晶モニター140、制御PC150、及び、ジョイスティック160を有して構成されている。
ヘッド部110は、ステージ部120の上方に設置されており、主要な光学系を内蔵する。このヘッド部110は、ジョイスティック160を傾倒させることによって水平方向に移動し、また、ジョイスティック160を回転させることによって垂直方向に移動する。ステージ部120は、ジョイスティック160の操作に伴って、ヘッド部110を水平方向/垂直方向に移動させる。顔受け部130は、被検者の顔の位置を調整する。この顔受け部130は、顎を乗せる顎受け部131と、電動ステージによって顎受け部131を移動させる顎受け駆動部132を有して構成されている。液晶モニター140は、各種の操作画面や各種の情報等を表示する。制御PC150は、眼科装置100の動作を統括的に制御するとともに、各種の処理を行う。ジョイスティック160は、検者により操作され、ヘッド部110を水平方向/垂直方向に移動させるためのものである。
<ヘッド部110の光学系の概略構成>
図2は、図1に示すヘッド部110の光学系の概略構成の一例、及び、図1に示す制御PC150に接続される構成の一例を示す図である。具体的に、図2(a)は、図1に示すヘッド部110の光学系の概略構成の一例を示す図であり、図2(b)は、図1に示す制御PC150に接続される構成の一例を示す図である。
図2(a)に示すように、ヘッド部110には、AO−SLO装置111、WF−SLO装置112、ビーコン装置113、固視灯表示装置114、及び、前眼部観察装置115が構成されている。
光源201−1から出射した光は、光カプラー231によって参照光205と測定光206−1とに分割される。測定光206−1は、シングルモード光ファイバ230−4、空間光変調器259、XYスキャナ219−1、ダイクロイックミラー270−1等を介して、観察対象である被検眼Eに導かれる。また、固視灯256からの光束257は、被検眼Eの固視或いは回旋を促す役割を有する。
測定光206−1は、被検眼Eによって反射或いは散乱された戻り光208となり、光路を逆行し、ビームスプリッタ258−3を介して、ディテクター704−1〜5に入射される。ディテクター704−1〜5は、戻り光208の光強度を電圧信号に変換し、その電圧信号を用いて、被検眼EのSLO画像が構成される。本実施形態では、ヘッド部110の光学系の全体を主にレンズを用いた屈折光学系を用いて構成しているが、レンズの代わりに球面ミラーを用いた反射光学系によっても構成することができる。また、本実施形態では、収差補正デバイスとして反射型の空間光変調器を用いるが、透過型の空間光変調器や、可変形状ミラーを用いても構成することができる。
≪AO−SLO装置111≫
まず、図2(a)に示すAO−SLO装置111について説明する。
ここでは、まず、光源201−1の周辺について説明する。
光源201−1は、例えば、代表的な低コヒーレント光源であるSLD(Super Luminescent Diode)である。光源201−1から出射された光の波長は840nm程度でバンド幅は50nm程度である。ここでは、光源201−1として、スペックルノイズの少ないSLO画像を取得するために低コヒーレント光源を選択している。また、光源201−1の種類としては、ここでは、SLDを採用したが、低コヒーレント光が出射できればよく、例えばASE(Amplified Spontaneous Emission)等も用いることも可能である。また、光源201−1から出射された光は、被検眼Eを測定することを鑑みると、近赤外光が適する。さらに、光源201−1から出射された光の波長は、得られるSLO画像の横方向の分解能に影響するため、なるべく短波長であることが望ましく、このため、ここでは840nm程度としている。なお、観察対象の測定部位によっては、他の波長を選んでもよい。光源201−1から出射された光は、シングルモード光ファイバ230−1と光カプラー231とを介して、参照光205と測定光206−1とに、例えば90:10の割合で分割される。また、光ファイバ230−2及びシングルモード光ファイバ230−4には、それぞれ、偏光コントローラ253−2及び253−4が設けられている。
次いで、参照光205の光路について説明する。
光カプラー231によって分割された参照光205は、光ファイバ230−2を介して、光量測定器264に入射される。光量測定器264は、参照光205の光量を測定し、測定光206−1の光量をモニターする用途に用いられる。
次いで、測定光206−1の光路について説明する。
光カプラー231によって分割された測定光206−1は、シングルモード光ファイバ230−4を介してレンズ235−1に導かれ、ビーム径が4mm程度の平行光になるように調整される。測定光206−1は、ビームスプリッタ258−1を通過し、レンズ235−5〜235−6を通過し、空間光変調器259に入射する。ここで、空間光変調器259は、制御PC150から図2(b)に示すドライバ部280内の空間光変調器駆動ドライバ281を介して制御される。続いて、測定光206−1は、空間光変調器259において変調され、レンズ235−7〜235−8を通過し、XYスキャナ219−1のミラーに入射される。図2(a)では簡略化のため、XYスキャナ219−1は1つのミラーとして記したが、実際にはXスキャナとYスキャナとの2枚のミラーが近接して配置され、網膜Er上を光軸に垂直な方向にラスタースキャンするものである。また、測定光206−1の中心は、XYスキャナ219−1のミラーの回転中心と一致するように調整されている。
XYスキャナ219−1の構成要素であるXスキャナは、測定光206−1を紙面に平行な方向に走査するスキャナであり、ここでは共振型スキャナを用いている。このXスキャナの駆動周波数は、約7.9kHzである。また、XYスキャナ219−1の構成要素であるYスキャナは、測定光206−1を紙面に垂直な方向に走査するスキャナであり、ここではガルバノスキャナを用いている。このYスキャナの駆動波形はのこぎり波であり、駆動周波数は約32Hz、デューティ比は84%程度である。このYスキャナの駆動周波数は、AO−SLO装置111により撮像されるAO−SLO画像のフレームレートを決定する重要なパラメータである。XYスキャナ219−1は、制御PC150から図2(b)に示すドライバ部280内の光スキャナ駆動ドライバ282を介して制御される。
レンズ235−9〜235−10は、網膜Erを走査するための光学系であり、測定光206−1を被検眼Eの瞳孔中心を支点として、網膜Erをスキャンする役割がある。本実施形態では、測定光206−1のビーム径を4mm程度としているが、より高分解能な画像を取得するためにビーム径をより大径化してもよい。また、電動ステージ217−1は、矢印で図示する方向に移動することができ、付随するレンズ235−10の位置を動かし、フォーカスを調整することができる。電動ステージ217−1は、制御PC150から図2(b)に示すドライバ部280内の電動ステージ駆動ドライバ283を介して制御される。
レンズ235−10の位置を調整することで、被検眼Eの網膜Erの所定の層に、測定光206−1を合焦し観察することが可能になる。また、被検眼Eが屈折異常を有している場合にも対応できる。また、本実施形態に係る眼科装置100では、後述するように、眼底Erの共焦点画像と非共焦点画像を撮像することが可能であるが、フォーカス調整機構であるレンズ235−10は共通の光路であるため、共焦点画像と非共焦点画像のフォーカス位置は同じ位置となる。
続いて、測定光206−1が被検眼Eに入射すると、網膜Erからの反射や散乱により戻り光208となり、受光部700へ入射する。受光部700へ入射した戻り光208は、分岐部によって分光されてディテクター704−1〜5にそれぞれ到達する。このディテクター704−1〜5は、例えば、高速・高感度な光センサであるAPD(Avalanche Photo Diode)やPMT(Photomultiplier Tube)が用いられる。
次いで、受光部700の概略構成について説明する。
図3は、図2(a)に示す受光部700の概略構成の一例を示す図である。
戻り光208は、図3に示すように、結像面に配置された遮光部710に入射した一部光は反射してディテクター704−1へ入射する。ここで、図4を用いて遮光部710の概略構成について説明を行う。
図4は、図3に示す遮光部710の概略構成の一例を示す図である。
遮光部710は、図4に示すように、透過領域711、遮光領域712、及び、反射領域713を有して形成されており、その中心は戻り光208の光軸中心に位置するように配置されている。遮光部710は、戻り光208の光軸に対して斜めに配置されたときに、光軸方向から見て円形になるような楕円形状のパターンを持っている。遮光部710の反射領域713反射された光708は、図3に示すように、ディテクター704−1に入射する。また、遮光部710の透過領域711を通過した光709は、図3に示すように、結像面に配置された四角錐プリズム706によって分割され、図5に示すように、ディテクター704−2、704−3、704−4及び704−5へそれぞれ入射する。ここで、図5は、図2(a)に示すディテクター704−2、704−3、704−4及び704−5の配置関係の一例を示す図である。図5において、ディテクター704−2及び704−3は、XYスキャナ219−1のXスキャナの走査方向と同軸上に配置され、ディテクター704−4及び704−5は、XYスキャナ219−1のYスキャナの走査方向と同軸上に配置される。
そして、各ディテクター704−1〜704−5で得られた電圧信号は、制御PC150内のADボード276−1においてデジタル値に変換された後に、制御PC150において2次元画像であるAO−SLO画像に変換される。このうち、ディテクター704−1に入射された光708に基づいて画像化された被検眼EのAO−SLO画像は、特定の狭い範囲に焦点を合わせた共焦点画像となる。また、ディテクター704−2〜704−5に入力される光709に基づいて画像化された被検眼EのAO−SLO画像は、広い範囲に焦点を合わせた非共焦点画像となる。
図10は、本発明の第1の実施形態を示し、被検眼Eの視細胞の概略構造を示す図である。視細胞1000は、図10に示すように、核1001、内節1002、及び、外節1003を有している。角膜Ecを通過した光は、図10に示すように、上部から視細胞1000に入射する。また、図10には、ディテクター704−1により撮像される焦点範囲1010と、ディテクター704−2〜704−5により撮像される焦点範囲1020を示している。図10に示す焦点範囲1010及び1020からもわかるように、ディテクター704−1を用いて撮像される共焦点画像は、ディテクター704−2〜704−5を用いて撮像される非共焦点画像よりも、焦点方向に狭い範囲の画像となる。図10に示すように、被検眼Eの共焦点画像の焦点を外節1003の位置に合わせると、共焦点画像としては、視細胞の外節1003の一部の範囲1010における画像が撮像され、非共焦点画像としては、視細胞の内節1002と外節1003の両方を含む範囲1020における画像が撮像される。
≪WF−SLO装置112≫
次に、図2(a)に示すWF−SLO装置112について説明する。
WF−SLO装置112の構成は、基本的には、AO−SLO装置111と同様の構成となっている。そのため、WF−SLO装置112の説明において、AO−SLO装置111と重複する部分ついては説明を省略する。
光源201−2から出射された光は、レンズ235−11〜235−12、レンズ235−2、XYスキャナ219−2、レンズ235−13〜235−14、ダイクロイックミラー270−3〜270−1等を介して観察対象である被検眼Eに導かれる。光源201−2は、AO−SLO装置111の光源201−1と同様にSLDである。光源201−2から出射された光の波長は920nm程度でバンド幅20nm程度である。
次いで、測定光206−2の光路について説明する。
光源201−2から出射された測定光206−2は、レンズ235−11〜235−12、レンズ235−2、XYスキャナ219−2、レンズ235−13〜235−14、ダイクロイックミラー270−3〜270−1等を介して被検眼Eに導かれる。XYスキャナ219−2の構成要素であるXスキャナは、測定光206−2を紙面に平行な方向に走査するスキャナであり、ここでは共振型スキャナを用いている。このXスキャナの駆動周波数は、約3.9kHzである。また、XYスキャナ219−2の構成要素であるYスキャナは、測定光206−2を紙面に垂直な方向に走査するスキャナであり、ここでは、ガルバノスキャナを用いている。このYスキャナの駆動波形はのこぎり波であり、駆動周波数は約15Hz、デューティ比は84%程度である。このYスキャナの駆動周波数は、WF−SLO装置112により撮像されるWF−SLO画像のフレームレートを決定する重要なパラメータである。測定光206−2のビーム径は1mmであるが、より高分解能な光画像を取得するために、測定光206−2のビーム径を、より大径化してもよい。測定光206−2は、被検眼Eに入射すると、網膜Erからの反射や散乱により戻り光208となり、ダイクロイックミラー270−1〜270−3、レンズ235−14〜235−13、XYスキャナ219−2、レンズ235−2〜235−4、ビームスプリッタ258−2等を介してディテクター238に到達する。
≪ビーコン装置113≫
次に、図2(a)に示す、被検眼Eにおいて発生する収差を測定するためのビーコン装置113について説明する。
光源201−3から出射された測定光206−3は、レンズ235−15〜235−16、ダイクロイックミラー270−4等を介して観察対象である被検眼Eに導かれる。ここで、測定光206−3は、角膜Ecからの反射を避けるために、被検眼Eの中心から偏心して入射される。測定光206−3に基づく戻り光208の一部は、ビームスプリッタ258−1、ピンホール298を介して、波面センサ255に入射され、被検眼Eで発生する戻り光208の収差が測定される。ここで、ピンホール298は、戻り光208以外の不要光を遮蔽する目的で設置されている。波面センサ255は、制御PC150に電気的に接続されている。波面センサ255は、シャックハルトマン方式の波面センサであり、測定レンジは−10D〜+5Dとなっている。得られた収差は、ツェルニケ多項式を用いて表現され、これは被検眼Eによる収差を示している。ツェルニケ多項式は、チルト(傾き)の項、デフォーカスの項、アスティグマ(非点収差)の項、コマの項、トリフォイルの項等からなる。なお、光源201−3から出射される測定光206−3の中心波長は760nm程度で波長幅は20nm程度である。ここで、角膜EcとXYスキャナ219−1と波面センサ255と空間光変調器259とは、光学的に共役になるようレンズ235−5〜235−10等が配置されている。そのため、波面センサ255は、被検眼Eによる収差を測定することが可能になっている。また、空間光変調器259は、被検眼Eによる収差を補正することが可能になっている。
≪固視灯表示装置114≫
固視灯256は、発光型のディスプレイモジュールからなり、表示面(□27mm、128画素×128画素)をXY平面に有する。ここでは、表示面として、液晶、有機EL、LEDアレイ等を用いることができる。被検眼Eが、固視灯256からの光束257を注視することで、被検眼Eの固視或いは回旋が促される。
図6は、図2(a)に示す固視灯256の表示面の一例を示す図である。
固視灯256の表示面には、例えば図6に示すように、任意の点灯位置265に十字のパターンが点滅して表示される。固視灯256からの光束257は、レンズ235−17〜235−18、ダイクロイックミラー270−3〜270−1等を介して、網膜Erに導かれる。また、レンズ235−17及び235−18は、固視灯256の表示面と網膜Erとが光学的に共役になるよう配置される。また、固視灯256は、制御PC150からドライバ部280内の固視灯駆動ドライバ284を介して制御される。
≪前眼部観察装置115≫
次に、図2(a)に示す前眼部観察装置115について説明する。
前眼部照明光源201−4から出射された光は、被検眼Eを照らし、その反射光がダイクロイックミラー270−1,270−2,270−4、レンズ235−19〜235−20を介してCCDカメラ260に入射する。前眼部照明光源201−4は、例えば、中心波長740nm程度の光を出射するLEDである。
≪フォーカス、シャッター、乱視補正≫
以上のように、ヘッド部110は、AO−SLO装置111、WF−SLO装置112、ビーコン装置113、固視灯表示装置114、及び、前眼部観察装置115の光学系を内蔵して構成されている。このうち、AO−SLO装置111、WF−SLO装置112、ビーコン装置113及び固視灯表示装置114は、それぞれ、個別に電動ステージ217−1〜217−4を持ち、4つの電動ステージを連動させて動かすことによりフォーカスを調整している。但し、個別にフォーカス位置を調整したい場合には、個別に電動ステージを動かすことで調整可能である。
また、AO−SLO装置111、WF−SLO装置112及びビーコン装置113は、それぞれシャッター(不図示)を備え、シャッターの開閉により個別に被検眼Eに光を入射させるか否かを制御できる。ここではシャッターを用いたが、光源201−1〜光源201−3を直接ON/OFFすることにより、制御することもできる。同様に、前眼部観察装置115及び固視灯表示装置114についても、それぞれ、前眼部照明光源201−4及び固視灯256をON/OFFにより制御可能である。また、レンズ235−10は交換可能になっており、被検眼Eによる収差(屈折異常)に合わせて球面レンズやシリンドリカルレンズを用いることができる。また1個のレンズに限らず、複数のレンズを組み合わせて設置することも可能である。
≪波長≫
図7は、図2(a)に示すAO−SLO装置111、WF−SLO装置112、ビーコン装置113、固視灯表示装置114、及び、前眼部観察装置115に用いられている光源の波長分布を示す図である。本実施形態では、それぞれの光をダイクロイックミラー270−1〜270−4で分けるために、それぞれ異なる波長帯になるようにしている。なお、図7は各光源の波長の違いを示すものであり、その強度及びスペクトル形状を規定するものではない。
<制御PC150による画像化>
次に、制御PC150による画像化の方法について説明する。
ディテクター704−1〜704−5に入射された光は、各ディテクター704−1〜704−5で光電変換され、制御PC150内のADボード276−1においてデジタル値に変換される。さらに、制御PC150において、XYスキャナ219−1の動作や駆動周波数と同期したデータ処理が行われ、AO−SLO画像が形成される。ディテクター704−1に入射された光、即ちピンホールに相当する遮光部710の反射領域713で反射された光708に基づき形成されたAO−SLO画像は共焦点画像である。また、ディテクター704−2〜704−5に入射された光、即ちピンホールに相当する遮光部710の反射領域713における近辺の透過領域711を透過した散乱光709に基づき形成されたAO−SLO画像は非共焦点画像である。この共焦点画像及び非共焦点画像を撮像する処理を行うディテクター704−1〜704−5並びに制御PC150は、撮像手段を構成する。
また、ディテクター704−2,704−3,704−4,704−5に入射したある時点の光から得たデジタル値を、それぞれIa,Ib,Ic,Idとすると、以下の(1)式及び(2)式から、X方向及びY方向の微分値I',I"を取得することができる。
I'=(Ia−Ib)/(Ia+Ib) ・・・(1)
I"=(Ic−Id)/(Ic+Id) ・・・(2)
X方向及びY方向の微分値I',I"によって生成した画像を用いて、輪郭強調したような画像を取得することができる。また、受光部700の構成として、ここではディテクターの数を4つとしてIa,Ib,Ic,Idを取得する構成を挙げたが、他の構成も考えられる。例えば、四角錐プリズムの分岐点に対して線対称に配置されたディテクターを2つ配置し、四角錐プリズムの分岐方向とディテクター2つを分岐点を中心に回転する駆動部を設ける構成である。この構成の場合、四角錐プリズムとディテクターを光709の光軸に対して回転させることで、I'の値と回転角度の情報を取得することができる。
また、WF−SLO装置112において、ディテクター238で得られた電圧信号は、制御PC150内のADボード276−2においてデジタル値に変換され、WF−SLO画像が形成される。
<眼科装置100の制御方法における処理手順>
次に、本実施形態に係る眼科装置100の制御方法における処理手順について説明する。
図8は、本発明の第1の実施形態に係る眼科装置100の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。また、図9は、本発明の第1の実施形態に係る眼科装置100の制御方法において用いる制御ソフトウェア画面の一例を示す図である。また、図11は、本発明の実施形態に係る眼科装置100の制御方法における画像処理の結果の一例を示す図である。以下、図8に示すフローチャートの説明に際して、必要に応じて、図2に示す構成や、図9に示す制御ソフトウェア画面、及び、図11(a)に示す画像処理の結果を用いて説明を行う。
≪S801:各種確認≫
検者が眼科装置100の電源を入れると、ステップS801において、制御PC150は、眼科装置100における各種確認動作を行う。次いで、制御PC150は、制御ソフトウェアを起動すると、図9に示す制御ソフトウェア画面を液晶モニター140に表示する。この際、被検者は、顔を顔受け部130にセットする。
≪S802:前眼部画像の取得≫
例えば検者が液晶モニター140に表示された制御ソフト画面の実行ボタン501を押すと、ステップS802において、制御PC150は、前眼部観察装置115を用いて被検眼Eの前眼部を撮像し、前眼部画像を取得する。そして、制御PC150は、取得した前眼部画像を、図9に示す前眼部画像表示モニター512に表示する。具体的に、前眼部画像は、CCDカメラ260で撮像される。図9に示す前眼部画像表示モニター512の画面中央に被検眼Eの瞳孔の中心が正しく表示されていない場合には、まず、検者は、ジョイスティック160を用いてヘッド部110を略正しい位置に動かす。さらに調整が必要な場合には、検者は、図9に示す制御ソフトウェア画面上の電動ステージボタン503を押し、顎受け駆動部132を微動させる。
≪S803:WF−SLO画像の取得>
続いて、ステップS803において、制御PC150は、WF−SLO装置112を用いて被検眼の網膜Erを撮像し、WF−SLO画像を取得する。ここでは、制御PC150は、XYスキャナ219−2のスキャン幅を調整し、被検者の眼底の網膜Erを8mm×6mmのサイズで撮像することとする。略正しい状態で前眼部画像が表示された場合、取得されたWF−SLO画像が、図9に示すWF−SLO画像表示モニター515に表示される。この際、検者は、固視灯位置表示モニター513で固視灯を中央位置に設定し、被検眼Eの視線を中心に誘導する。次いで、検者は、図9に示すWF−SLO強度モニター516を見ながらフォーカス調整ボタン504を調整して、WF−SLO画像の信号強度が大きくなるように調整する。ここで、WF−SLO強度モニター516には、横軸を時間とし、縦軸をWF−SLO画像の信号強度とし、WF−SLO装置112で検出された信号強度が時系列に表示されている。ここで、図9に示すフォーカス調整ボタン504を調整することで、レンズ235−10,235−14,235−16,235−18の位置が同時に調整される。図9に示すWF−SLO画像表示モニター515にWF−SLO画像が鮮明に表示された場合、検者は、WF−SLO画像記録ボタン517を押して、WF−SLO画像を取得して保存する。
≪S804:AO−SLO画像取得位置の設定≫
検者が、図9に示すWF−SLO画像表示モニター515に表示されたWF−SLO画像を確認し、AO−SLO画像を取得したい位置を後述の手法を用いて決定すると、ステップS804において、制御PC150は、当該位置をAO−SLO画像取得位置として設定する。そして、制御PC150は、AO−SLO画像取得位置がWF−SLO画像表示モニター515の中央にくるように被検眼Eの視線を誘導する。ここで、AO−SLO画像取得位置を決定する手法は2通りあり、1つ目の手法は固視灯位置表示モニター513において固視灯256の位置を指示する方法、2つ目の手法はWF−SLO画像表示モニター515において所望の位置をクリックする方法である。本実施形態では、WF−SLO画像表示モニター515上の画素と固視灯256の位置を関連付けており、固視灯256の位置が自動的に移動し、被検眼Eの視線を所望の位置に誘導することができる。そして、検者は、AO−SLO画像取得位置がWF−SLO画像表示モニター515の中央に移動したのを確認して、次の工程に移る。
≪S805:収差補正≫
検者が、図9に示す収差測定ボタン506を押すと、ステップS805において、制御PC150は、まず、WF−SLO装置112で用いる測定光206−2を遮断し、ビーコン装置113によるシャッターを開いてビーコン光である測定光206−3を被検眼Eに照射する。これにより、図9に示す波面センサモニター514に波面センサ255で検出されたハルトマン画像が表示される。そして、制御PC150は、このハルトマン画像から計算した収差を収差補正モニター511に表示する。この際、収差は、デフォーカス(defocus)成分(μm単位)と、全ての収差量(μmRMS単位)とに分けて表示される。ここで、ステップS803において、測定光206−1と測定光206−3のフォーカスレンズであるレンズ235−10とレンズ235−16の位置が調整されているため、本ステップでは収差測定の準備が整っている。
具体的には、測定光206−3に対する戻り光208が、ピンホール298でけられることなく通過し、波面センサ255に到達する状態になっている。ここで、検者が、図9に示す自動フォーカスボタン521を押すと、制御PC150は、デフォーカスの値が小さくなるように、レンズ235−10,235−14,235−16及び235−18の位置を自動的に調整する。次いで、検者が、図9に示す収差補正ボタン522を押すと、制御PC150は、収差量が小さくなる方向に自動的に空間光変調器259を調整し、リアルタイムに収差量の値を表示する。ここで、収差量の値が事前に決めておいた閾値(例えば0.03μmRMS)以下になると、自動的にAO−SLO測定ボタン507が押され、次の工程に移る。ここでは、収差量の閾値は任意に設定できる。また、閾値以下にならない場合には、検者が収差補正一時停止ボタン508を押して収差補正を停止した後、AO−SLO測定ボタン507を押すことにより次の工程に移る。
≪S806:AO−SLO画像の取得≫
本実施形態に係る眼科装置100では、図9に示す撮像条件設定ボタン523によって、撮像画角、フレームレート、撮像時間を指定することができる。撮像画角は、XYスキャナ219−1のスキャン幅を制御することにより調整することができる。ここでは、被検者の眼底の網膜Erを200μm×200μmのサイズで400画素×400画素の解像度で撮像することとする。
検者が、図9に示すAO−SLO測定ボタン507が押すと、ステップS806において、制御PC150は、まず、ビーコン光である測定光206−3を遮断し、測定光206−1のシャッターを開いて測定光206−1を被検眼Eに照射する。次いで、制御PC150は、AO−SLO装置111を用いて被検眼の網膜Erを撮像し、AO−SLO画像を取得する。そして、制御PC150は、AO−SLO画像表示モニター518に、収差補正済みのAO−SLO画像を表示する。ここで表示されるAO−SLO画像は、ディテクター704−1で検出された信号に基づく共焦点画像とする。なお、本ステップでは、制御PC150は、ディテクター704−1で検出された信号に基づくAO−SLO画像である共焦点画像に加えて、ディテクター704−2〜704−5で検出された信号に基づくAO−SLO画像である非共焦点画像も取得する。また、制御PC150は、図9に示すAO−SLO強度モニター519に、WF−SLO強度モニター516と同様に、AO−SLO装置111で検出された信号強度を時系列で表示する。この際、信号強度が不十分な場合には、検者は、AO−SLO強度モニター519を見ながら、顔を顔受け部130の位置を調整し、信号強度が大きくなるように調整する。
また、検者は、図9に示す深さ調整ボタン524を調整して、レンズ235−10を移動させ、被検眼Eの深さ方向の撮像位置を調整することができる。具体的には、AO−SLO画像表示モニター518に表示される共焦点画像を確認し、眼底の網膜Erの視細胞が明確に見える位置、ここでは視細胞の外節1003に焦点が合うようにフォーカス位置を調整する。被検眼Eの眼底の断層画像を予めOCT(Optical Coherence Tomography:光干渉断層撮影)装置で撮像してある場合には、眼底の断層情報を用いて視細胞のフォーカス位置を視細胞の外節1003に合わせてもよい。
AO−SLO画像が鮮明に表示された場合、検者は、AO−SLO記録ボタン520を押し、制御PC150は、撮像により得られたAO−SLO画像を保存する。その後、制御PC150は、測定光206−1を遮断する。ここで、制御PC150内では、上述したように、ディテクター704−1に入射された光708に基づく共焦点画像と、ディテクター704−2〜704−5に入射された光709に基づく非共焦点画像を形成する。この際、画像化の項目で説明したX方向の微分値I'を用いて非共焦点画像を形成する。
≪S807:視細胞解析≫
次いで、検者が、図9に示す視細胞解析ボタン525が押すと、ステップS807において、制御PC150は、ステップS806で取得されたAO−SLO画像の共焦点画像と非共焦点画像に対して、公知の画像処理に基づき、視細胞の検出を行う。この際、上述したように、共焦点画像は視細胞の外節1003の一部の範囲1010における画像であり、非共焦点画像は視細胞の内節1002と外節1003の両方を含む範囲1020における画像である。
そして、本ステップでは、具体的に、制御PC150は、共焦点画像を用いて被検眼Eの視細胞を検出する。より詳細に、制御PC150は、共焦点画像を用いて被検眼Eの視細胞の外節1003を検出する。この共焦点画像を用いて被検眼Eの視細胞(より詳細には視細胞の外節1003)を検出する制御PC150は、第1の検出手段を構成する。
また、本ステップでは、具体的に、制御PC150は、非共焦点画像を用いて被検眼Eの視細胞を検出する。より詳細に、制御PC150は、非共焦点画像を用いて被検眼Eの視細胞の内節1002及び外節1003を検出する。この非共焦点画像を用いて被検眼Eの視細胞(より詳細には視細胞の内節1002及び外節1003)を検出する制御PC150は、第2の検出手段を構成する。
≪S808:視細胞表示≫
続いて、ステップS808において、制御PC150は、まず、共焦点画像を用いて検出した被検眼Eの視細胞と非共焦点画像を用いて検出した被検眼Eの視細胞を比較する。この比較を行う制御PC150は、比較手段を構成する。次いで、制御PC150は、当該比較の結果を図9に示す制御ソフトウェア画面上(具体的にはAO−SLO画像表示モニター518)に表示する。この表示を行う制御PC150は、表示手段を構成する。
図11(a)は、共焦点画像を用いて検出した被検眼Eの視細胞と非共焦点画像を用いて検出した被検眼Eの視細胞との比較の結果をAO−SLO画像表示モニター518に表示した例を示す図である。図11(a)において、視細胞1101は、共焦点画像及び非共焦点画像の双方から検出された視細胞を示す。また、視細胞1102は、非共焦点画像からは検出されたが、共焦点画像からは検出されなかった視細胞を示す。上述したように、共焦点画像は視細胞の外節1003を撮像したものであり、非共焦点画像は視細胞の内節1002と外節1003の両方を撮像したものである。即ち、図11(a)において、視細胞1101は、内節1002と外節1003がともに健全な状態である視細胞を示し、視細胞1102は、内節1002は健全であるが外節1003は障害を受けている状態の視細胞を示している。通常、視細胞の障害に関しては、初期段階では視細胞の外節1003が欠損し、障害が進行すると引き続き内節1002も欠損していく。
即ち、本ステップは、共焦点画像を用いた視細胞の外節1003の検出結果と非共焦点画像を用いた視細胞の内節1002及び外節1003の検出結果とに基づいて、被検眼Eの各視細胞の状態を表示するものである。また、本ステップは、共焦点画像を用いた視細胞の検出結果と非共焦点画像を用いた視細胞の検出結果とを同一画面上(AO−SLO画像表示モニター518)に表示するものである。
≪S809:撮像継続判断≫
続いて、ステップS809において、制御PC150は、例えば検者からの操作指示に基づいて、当該被検眼Eの撮像を継続するか否かを判断する。この判断の結果、被検眼Eの撮像を継続する場合には(S809/Yes)、ステップS804に戻り、ステップS804以降の処理を再度行う。
一方、ステップS809の判断の結果、被検眼Eの撮像を継続しない場合には(S809/No)、比較の結果を、被検眼を特定する情報、撮像位置に関する情報及び各画像と共に保存部(不図示)に保存し、図8に示すフローチャートの処理を終了する。
本実施形態によれば、共焦点画像を用いて検出した視細胞と非共焦点画像を用いて検出した視細胞との比較の結果を表示するようにしたので、被検眼Eの視細胞における詳細な状態を把握することが可能となる。
より詳細には、共焦点画像は視細胞の内節1002または外節1003といった焦点方向に狭い範囲の状態を観測しやすく、また、非共焦点画像は視細胞の内節1002及び外節1003を合わせた焦点方向に広い範囲の状態を観測しやすいという特徴がある。このため、本実施形態によれば、視細胞の障害具合をより詳細に把握することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、以下の第2の実施形態の説明においては、上述した第1の実施形態と同様の処理内容については説明を省略し、上述した第1の実施形態と異なる処理内容について説明を行う。
上述したように、図11は、本発明の実施形態に係る眼科装置100の制御方法における画像処理の結果の一例を示す図である。
第2の実施形態では、制御PC150は、まず、ある時点(第1の時点)において、図8に示すフローチャートの処理を行う。そして、図11(a)に示す、共焦点画像を用いて検出した視細胞と非共焦点画像を用いて検出した視細胞との比較の結果(第1の比較結果)を取得する。この共焦点画像を用いて検出した視細胞と非共焦点画像を用いて検出した視細胞との比較の結果を取得する制御PC150は、第1の比較手段を構成する。
次いで、図11(a)を取得した時点から例えば3ヶ月が経過した時点(第2の時点)において、保存部に保存された位置情報等に基づいて同じ被検眼Eに同じ撮像領域について、図8に示すフローチャートの処理を行う。そして、図11(b)に示す、共焦点画像を用いて検出した視細胞と非共焦点画像を用いて検出した視細胞との比較の結果(第2の比較結果)を取得する。具体的に、図11(b)において、視細胞1101は、内節1002と外節1003がともに健全な状態である視細胞を示し、視細胞1102は、内節1002は健全であるが外節1003は障害を受けている状態の視細胞を示している。そして、図11(b)では、図11(a)に対して、視細胞の状態が変化した領域を領域1103として示している。
そして、第2の実施形態では、制御PC150は、図11(a)に示す第1の時点において取得した第1の比較結果と、図11(b)に示す第2の時点において取得した第2の比較結果とを比較する。この異なる時期に得られた第1の比較結果と第2の比較結果とを比較する制御PC150は、第2の比較手段を構成する。そして、制御PC150は、この比較の結果をAO−SLO画像表示モニター518に更に表示する。この表示の様子を図11(c)に示す。
図11(c)において、視細胞1104は、図11(a)に示す第1の時点では共焦点画像及び非共焦点画像の双方の画像で検出できていたが、図11(b)に示す第2の時点では非共焦点画像でのみ検出できた視細胞である。即ち、3ヵ月前には(図11(a)に示す第1の時点では)健全な状態だったが、現時点(図11(b)に示す第2の時点)では内節1002は健全な状態であるが外節1003は障害が生じている視細胞を示している。
図11(c)において、視細胞1105は、図11(a)に示す第1の時点では共焦点画像からは検出できず非共焦点画像からは検出できていたが、図11(b)に示す第2の時点では共焦点画像及び非共焦点画像の双方から検出できなくなった視細胞である。即ち、3ヵ月前には(図11(a)に示す第1の時点では)外節1003は障害を受けていたが内節1002は健全な状態だったが、現時点(図11(b)に示す第2の時点)では内節1002にも障害が生じている視細胞を示している。
図11(c)において、視細胞1106は、図11(a)に示す第1の時点では共焦点画像及び非共焦点画像の双方から検出できていたが、図11(b)に示す第2の時点では共焦点画像及び非共焦点画像の双方から検出できなくなった視細胞である。即ち、3ヵ月前には(図11(a)に示す第1の時点では)外節1003及び内節1002ともに健全な状態だったが、現時点(図11(b)に示す第2の時点)では外節1003及び内節1002ともに障害が生じている視細胞を示している。
本実施形態によれば、被検眼Eの同一領域の視細胞の状態を定期的に観察することにより、視細胞の障害の進行具合を画面上で簡単に把握することができる。
(その他の実施形態)
上述した第1及び第2の実施形態では、図11において、視細胞の状態を、○や△等の記号で区別する方法を用いて説明したが、他の方法を用いて表示してもよい。例えば、記号の代わりに、色や、色と形状の組み合わせ等、グループ毎に区別可能な方法を用いて表示する形態も、本発明に適用可能である。
また、上述した第1及び第2の実施形態ともに、AO−SLO画像表示モニター518には、視細胞を示す記号のみを表示する方法について説明したが、本発明においてはこの形態に限定されるものではない。例えば、AO−SLO画像表示モニター518に、共焦点画像または非共焦点画像を表示し、その画像上に視細胞の状態を表す記号等を重ねて表示する形態も、本発明に適用可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
このプログラム及び当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本発明に含まれる。
なお、上述した本発明の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、または、その主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
110 ヘッド部、111 AO−SLO装置、112 WF−SLO装置、113 ビーコン装置、114 固視灯表示装置、115 前眼部観察装置、150 制御PC、280 ドライバ部、E 被検眼、Ec 角膜、Er 網膜

Claims (9)

  1. 被検眼の共焦点画像および非共焦点画像を撮像する撮像手段と、
    前記共焦点画像を用いて前記被検眼の視細胞を検出する第1の検出手段と、
    前記非共焦点画像を用いて前記被検眼の視細胞を検出する第2の検出手段と、
    前記第1の検出手段で検出された視細胞と前記第2の検出手段で検出された視細胞とを比較する第1の比較手段と、
    前記第1の比較手段による比較の結果を画面上に表示する表示手段と
    を有することを特徴とする眼科装置。
  2. 第1の時点において、前記第1の比較手段によって得られた、前記第1の検出手段で検出された視細胞と前記第2の検出手段で検出された視細胞との比較の結果である第1の比較結果と、前記第1の時点とは異なる第2の時点において、前記第1の比較手段によって得られた、前記第1の検出手段で検出された視細胞と前記第2の検出手段で検出された視細胞との比較の結果である第2の比較結果とを比較する第2の比較手段を更に有し、
    前記表示手段は、更に、前記第2の比較手段による比較の結果を画面上に表示することを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
  3. 被検眼の共焦点画像および非共焦点画像を撮像する撮像手段と、
    前記共焦点画像を用いて前記被検眼の視細胞の外節を検出する第1の検出手段と、
    前記非共焦点画像を用いて前記被検眼の視細胞の内節および外節を検出する第2の検出手段と、
    前記第1の検出手段による検出結果と前記第2の検出手段による検出結果とに基づいて前記被検眼の各視細胞の状態を表示する表示手段と
    を有することを特徴とする眼科装置。
  4. 被検眼の共焦点画像および非共焦点画像を撮像する撮像手段と、
    前記共焦点画像を用いて前記被検眼の視細胞を検出する第1の検出手段と、
    前記非共焦点画像を用いて前記被検眼の視細胞を検出する第2の検出手段と、
    前記第1の検出手段による視細胞の検出結果と前記第2の検出手段による視細胞の検出結果とを同一画面上に表示する表示手段と
    を有することを特徴とする眼科装置。
  5. 撮像手段が、被検眼の共焦点画像および非共焦点画像を撮像する撮像ステップと、
    第1の検出手段が、前記共焦点画像を用いて前記被検眼の視細胞を検出する第1の検出ステップと、
    第2の検出手段が、前記非共焦点画像を用いて前記被検眼の視細胞を検出する第2の検出ステップと、
    第1の比較手段が、前記第1の検出手段で検出された視細胞と前記第2の検出手段で検出された視細胞とを比較する第1の比較ステップと、
    表示手段が、前記第1の比較ステップによる比較の結果を画面上に表示する表示ステップと
    を有することを特徴とする眼科装置の制御方法。
  6. 第2の比較手段が、第1の時点において、前記第1の比較ステップによって得られた、前記第1の検出手段で検出された視細胞と前記第2の検出手段で検出された視細胞との比較の結果である第1の比較結果と、前記第1の時点とは異なる第2の時点において、前記第1の比較ステップによって得られた、前記第1の検出手段で検出された視細胞と前記第2の検出手段で検出された視細胞との比較の結果である第2の比較結果とを比較する第2の比較ステップを更に有し、
    前記表示手段は、更に、前記第2の比較ステップによる比較の結果を画面上に表示することを特徴とする請求項5に記載の眼科装置の制御方法。
  7. 撮像手段が、被検眼の共焦点画像および非共焦点画像を撮像する撮像ステップと、
    第1の検出手段が、前記共焦点画像を用いて前記被検眼の視細胞の外節を検出する第1の検出ステップと、
    第2の検出手段が、前記非共焦点画像を用いて前記被検眼の視細胞の内節および外節を検出する第2の検出ステップと、
    表示手段が、前記第1の検出ステップによる検出結果と前記第2の検出ステップによる検出結果とに基づいて前記被検眼の各視細胞の状態を表示する表示ステップと
    を有することを特徴とする眼科装置の制御方法。
  8. 撮像手段が、被検眼の共焦点画像および非共焦点画像を撮像する撮像ステップと、
    第1の検出手段が、前記共焦点画像を用いて前記被検眼の視細胞を検出する第1の検出ステップと、
    第2の検出手段が、前記非共焦点画像を用いて前記被検眼の視細胞を検出する第2の検出ステップと、
    表示手段が、前記第1の検出ステップによる視細胞の検出結果と前記第2の検出ステップによる視細胞の検出結果とを同一画面上に表示する表示ステップと
    を有することを特徴とする眼科装置の制御方法。
  9. 請求項5乃至8のいずれか1項に記載の眼科装置の制御方法における各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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